短G『あなたと元の生活に戻りたい。』その1回
短G『あなたと元の生活に戻りたい。』その1回
(原題:妻の裏切りと告白 投稿者:不明 投稿日:2014/10/01)
僕(加藤栄一:かとう・えいいち)は大手家電メーカーに勤める34歳のサラリーマン。昨年の春から2年の予定で大阪に単身赴任をしている。月に1回、週末を家族と過ごすために東京晴海にある自宅マンションへ戻っていた。
妻の加藤奈津美(かとう・なつみ)は32歳。163㎝で45㎏。主観的にも客観的にも美人の範疇に入る。彼女が大学在学中の21歳の時に長女を妊娠して、出来ちゃった結婚。子供が大きくなってきたので、28歳から週に3日銀座のクラブでアルバイトをしていた。持ち前の容姿と色気で多くの指名客を持ち、今はチーママとして頑張っている。
妻が出勤する水曜日と金曜日は僕が早めに家に帰って子守役。土曜日は家族団欒のあと、妻が出勤。そんな平凡な毎日の繰り返しで3年の月日が流れていったが、僕の転勤を機に妻の仕事は一旦休止している。
僕は毎月第2週の週末に自宅へ戻っていたが、昨年のある夏の日、前の週に帰ったにも関わらず急に家族に会いたくなり、連絡もせずに金曜日の夜、最終の新幹線に飛び乗って自宅へ戻る。自宅のドアを開けると妻が驚いた顔で出迎えてくれるはずだった・・・。ところが家の中は、し~んと静まり返っている。私たちのベッドに寝ているはずの奈津美の姿がない。《どこへ行ったのだろう??》
子供部屋を覗くと二人の子供は熟睡していた。娘は小学生だから、夜中に目を覚まして母親がいなくても大丈夫だとは思う。しかし、こんな真夜中に子供をおいて一人で外出するなんておかしい・・・。探さなくっちゃ。僕は嫌な予感を感じつつ、探すあてもなくマンションの下に下りていった。
マンションの周辺を捜したが妻は居るはずもなく、喉が渇いたので入った隣のコンビニで缶コーヒーを買って出ようとしたその時、1台の白いベンツがマンションの前に滑り込んでくる。そして僕は目の前を通り過ぎる車の助手席に妻の姿をはっきりと目撃した。車はエントランスの明かりを避けるように少し前に移動し停車する。そして次の瞬間、街灯に照らし出された二人のシルエットが重なり合った。《あ~っ! キスしてる!》僕の心臓はバクバクだった。
しかし、すぐに助手席のドアが開き妻は運転席の男性に軽く会釈をすると足早にマンションの中に消えていく。お客さんと飲みに行って、送ってもらった御礼のキスだったのかと思うと一安心であった。ところが・・・ 車は停まったままである。酔っ払い運転は危ないので、酔いを醒ますために休んでいるのだろうと思いつつ、私も家に戻った。
その2回に続く
2018/11/26
(原題:妻の裏切りと告白 投稿者:不明 投稿日:2014/10/01)
僕(加藤栄一:かとう・えいいち)は大手家電メーカーに勤める34歳のサラリーマン。昨年の春から2年の予定で大阪に単身赴任をしている。月に1回、週末を家族と過ごすために東京晴海にある自宅マンションへ戻っていた。
妻の加藤奈津美(かとう・なつみ)は32歳。163㎝で45㎏。主観的にも客観的にも美人の範疇に入る。彼女が大学在学中の21歳の時に長女を妊娠して、出来ちゃった結婚。子供が大きくなってきたので、28歳から週に3日銀座のクラブでアルバイトをしていた。持ち前の容姿と色気で多くの指名客を持ち、今はチーママとして頑張っている。
妻が出勤する水曜日と金曜日は僕が早めに家に帰って子守役。土曜日は家族団欒のあと、妻が出勤。そんな平凡な毎日の繰り返しで3年の月日が流れていったが、僕の転勤を機に妻の仕事は一旦休止している。
僕は毎月第2週の週末に自宅へ戻っていたが、昨年のある夏の日、前の週に帰ったにも関わらず急に家族に会いたくなり、連絡もせずに金曜日の夜、最終の新幹線に飛び乗って自宅へ戻る。自宅のドアを開けると妻が驚いた顔で出迎えてくれるはずだった・・・。ところが家の中は、し~んと静まり返っている。私たちのベッドに寝ているはずの奈津美の姿がない。《どこへ行ったのだろう??》
子供部屋を覗くと二人の子供は熟睡していた。娘は小学生だから、夜中に目を覚まして母親がいなくても大丈夫だとは思う。しかし、こんな真夜中に子供をおいて一人で外出するなんておかしい・・・。探さなくっちゃ。僕は嫌な予感を感じつつ、探すあてもなくマンションの下に下りていった。
マンションの周辺を捜したが妻は居るはずもなく、喉が渇いたので入った隣のコンビニで缶コーヒーを買って出ようとしたその時、1台の白いベンツがマンションの前に滑り込んでくる。そして僕は目の前を通り過ぎる車の助手席に妻の姿をはっきりと目撃した。車はエントランスの明かりを避けるように少し前に移動し停車する。そして次の瞬間、街灯に照らし出された二人のシルエットが重なり合った。《あ~っ! キスしてる!》僕の心臓はバクバクだった。
しかし、すぐに助手席のドアが開き妻は運転席の男性に軽く会釈をすると足早にマンションの中に消えていく。お客さんと飲みに行って、送ってもらった御礼のキスだったのかと思うと一安心であった。ところが・・・ 車は停まったままである。酔っ払い運転は危ないので、酔いを醒ますために休んでいるのだろうと思いつつ、私も家に戻った。
その2回に続く
2018/11/26
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