名P〖彼女の恋(修正版)〗その43
その42← 20200206
僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳) 僕の恋人(今野奈々:こんの・なな:22歳)
僕は、奈々の言う『地獄の日々が始まった。』っていう言葉に納得できず、どういうことな
のか問い質します。海へ行った日に熊野健次(くまの・けんじ)に偶然会ってしまった。あの色の黒い、見事な腹筋をしていた男のことでした。熊野との事、子供の事、乱れていた性生活の事・・・。いろんなことが頭の中に浮かびあがったそうです。
子供のことや、大学中退のことは時期をみて僕に話すつもりだったようですが、この頃は僕に再会したばかりだったので、僕が空白の2年のことを知って奈々を嫌悪し、また捨てられるのが怖かったようでした。それから数日後のことです。奈々のスマホに知らない番号から電話が・・最初は出なかったのですが、何度となくかかって来ると番号を変えた友人や、かなり大事な用事のある知り合いかもという気になり、出てしまうと、それは熊野からでした。
熊野健次はもう数少なくなった大学の時代の友人を通じて奈々の電話番号を知ったそうです。熊野からの電話の内容は、久しぶりに見た奈々が綺麗だったとまず誉め、その後に当時の思い出という形で奈々との痴態の数々を言って来た。その後、海で見た僕のことに触れ、名前で奈々の元カレと気づいて[また付き合っているのか?]と聞かれます。早く電話を終わらせたい奈々は『(僕が)好きだ。』ってハッキリ伝えた。すると熊野は、[芝崎って奴は奈々の妊娠のこと知ってるの?]
奈々はこの言葉に固まった。[でもあんな気弱そうな奴じゃあ、ビックリすんだろな。また、フラれちゃうんじゃない? 黙っててやるから・・時間作れよ!]これで心がガタガタと崩れた奈々は住んでいる駅を教えてしまい、駅まで来た熊野に奈々のアパートで犯されました。この奈々の話しを聞いた時、僕はかなり動揺をしました。すぐには受け入れることが出来ずにいて、実際は、時間をかけて飲み込んだ感じです。そうしないといけないほど、奈々に惚れていたのでした。
アパートで犯された奈々は、その日のことは忘れようと思ったそうです。しかし、熊野はそれから何かにつけ奈々に連絡をしてきました。最初は駅やアパートで待ち伏せ、[周防が知ったら・・・。]と言われ、カラダの関係を迫られます。
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20200728
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