長Z《期待した妻の変貌が》第1話
(原題:夫婦交際から・・・ 投稿者:相馬 投稿日:2011/12/12)
私(田澤信宏)は40才、妻(田澤麻里子)は35才のどこにでもいる夫婦です。麻里子とは私の仕事先でバイトをしていた事で知り合い、何となく付き合い始め、私の転勤がきっかけで結婚しました。私が28、妻は23の時でした。
麻里子は目立った顔立ちではないものの、美人というより可愛い系の顔立ちで、160センチに満たない身長に比べてEカップと、夏などは胸元が目立つ女性でした。もっとも20代の二人ですから、それをことさら意識することも無く、社交的で黒髪な彼女に惹かれました。私はそれなりの女性経験はありましたが、当然つながるだけのセックスで、色々な意味でも性を理解していませんでした。そして麻里子は私が初めての男・・・初めての時に出血こそなかったものの、そのぎこちなさが処女を確信しました。
転勤をきっかけに結婚した私達・・・新婚ということもあり当時は毎日の様に当然セックスはありました。変わったことをする訳ではありませんが、セックスという行為だけでお互い昂ぶれた時代でした。男ならわかってもらえると思いますが、20代の男ならそれとは別でAVやエロ雑誌などを見たりするものです。
妻に不満などはなかったものの、受身で大人しく、当たり前ですが(私にテクニックがなかったこともあり)激しく乱れることもない性生活・・・私が初めてじゃなかったら昔の男とのセックスを聞いたり出来たのに・・・そんなことを漠然と考えてしまった私は、無意識に《他の男としたセックスを聞いてみたい》という願望が芽生えていたのかも知れません。
ある時にふざけて、「麻里子も他の男としてみる?」と訊くと、『う~ん・・・年とったらね^^。』と返ってきた言葉は予想外で、驚いたことを思い出します。ただその時は、麻里子も他の男に関心があった訳ではなく、私の軽口に合わせた感じでしたが・・・。
お互い20代の新婚時代を旅行などで満喫しようと思っていた矢先に、いきなりの妊娠・・・。そうそう赤ちゃんてデキるものじゃないと、真剣に考えていない時はすぐデキてしまうものです。結婚してまさに二年後には子持ちになっていました。それからは世の中の通例通り・・・妻は子育てに忙しい、というよりも子育てを楽しむ感覚になっていき、〖女〗の時代から一気に〖母親〗の時代へと・・・。私はと言えば、やはり子供は新鮮で、セックスの回数は減りこそすれレスまではいかなく、夫婦ともに“若い家族という状況を楽しんで過ごしました。
いつからか思い出せませんが、子供の成長とともに幼稚園の行事や地域の活動などが増え・・・自然に自然にセックスの回数が減り、気が付けば良くも悪くも麻里子とは“家族”になっていました。二人目は違う性別で・・・と、産み分けの本に沿ったセックスを繰り返したことも一因かも知れません。私も男です、いつしか自家発電(オナニー)が多くなり、妻は・・・・聞いたことはありませんが、性的欲求はなくなってしまったかの様に見えます。帰宅して日常の話をひとしきり聞いた後では、性欲も鎮まってしまうというのは男のエゴでしょうか・・・。
2015/12/15
長Z《期待した妻の変貌が》第2話
子供も小学校高学年になり、かれこれ6年近く?以上?レスだった私達ですが、ある晩ふと思い出して私(田澤信宏:40才)は「結婚をした頃に君が『年とったらね』って言ってたよね?どうする?」と、本当に唐突に口に出しました。私自身も何かを期待した訳ではなく、本当にふいに・・・それに『何の話?』と言われたら・・・「いやいや^^」と自分で苦笑していたでしょう。でも妻(田澤麻里子:35才)はピンときたらしく・・・『え・・?あなた、何急に~・・・^^』と・・・。
《通じた・・・・わかってるんだ・・・ということは妻にもまだ性的な欲求があるのか・・?》と私の頭の中は突然沸騰して・・・・今思えば、女性にも性欲はあって当たり前で、他人を意識するかどうかはともかく、ずっとレスだったことは事実なのです。妻にとっては30になるかならないか、の時からずっと・・・・。
肯定も否定もしなかった妻の反応に勝手に昂ぶって、その晩からインターネットのサイトを始め雑誌なども使って猛然と相手を探し始めていました。不思議と私の中では3Pなどは浮かばず、安心できるご夫婦を探しました。自分達が夫婦なことと、所帯持ちなら安心と思い、私も相手の奥様と・・・という感覚は本当にありませんでした。
何人もの方々とメールでのやり取りをし、時には妻にも意見を求め・・・すると『ホントに探しているの?』って呆れられましたが、何故か嫌悪や拒否はなく・・・私も妻も〖遊び〗の感覚だったのだと思います。
やがて・・・私達は・・40代半ばのご夫婦と知り合うことになりました。あくまでも紳士的で、写真など色々と注文を付けてくることもなく、いわゆるガッツいた雰囲気が全くなく、その雰囲気から経験ある事は窺えるものの、それを自慢することもなく、いわゆる“大人”の方でした。妻の麻里子も嫌悪感はなく、メル友みたいなやり取りの中で、最初はランチを・・・次には居酒屋で、という風にゆっくりと夫婦同士4人のお付き合いが始まりました。
会話も普通で、たまにエッチな話になっても一定の範囲内で打ち解けてゆき・・・〔次は渋谷のバーに行きましょうか。ちょっと早めにスタートして・・。〕そう言われ・・・私も妻もその意味をうっすらと理解しながらも当日を迎えました。渋谷のバーというのはシティホテルの中にあったのでした・・・。
流石に日が近づくにつれ、お互い何となく落ち着かなくなりましたが、この時点でも私達にセックスはありませんでした・・・。何だか、飲み友達との食事の延長みたいに感じていたんでしょう・・・そして当日・・・・私達4人はバーから部屋へと移動しました・・・。ごく自然に、でも心臓はバクバクして・・・・エレベーターで妻がギュッと手を握ってきたことを思い出します。
部屋は割と広いツインでした。割り勘?をいつ切り出したらいいのか・・・そんな事が気になっていました。〔まずは乾杯し直しましょう。〕そう切り出され、いつの間にか緊張していた私達夫婦もホッとしました。ドラマみたいに夜景が少しだけ見える部屋で、飲み直し・・・ホテルの部屋とは言え、少しも変わらない会話にだんだんと安心していきました。
やがて・・・飲み物を取りに行った奥さん(橋本奈美:なみ:44才)が私の横に座り・・・押し出されるみたいになった妻の麻里子に旦那さん(橋本徹:とおる:46才)が〔じゃあ奥さんはこっちに。〕とソファの横に・・・一気に緊張した私達でしたが、そこからも普段通りの会話で・・・・そのポジションも慣れてきて・・・。
2015/12/22
長Z《期待した妻の変貌が》第3話
橋本奈美(なみ:44才)さんの手が私の太ももに乗せられ、撫でながらのおしゃべり・・・同じ様に妻(田澤麻里子:35才)の太ももに手を乗せている橋本徹(とおる:46才)さん・・・自分の太ももを摩(さす)られる感覚にドキドキしながらも・・目は妻の太ももの橋本さんの手に・・・〔お先にどうぞ・・・。〕とシャワーを勧められ、何故だか一度落ち着こうと風呂場へ向かいました。麻里子は私のいた場所へ移動したので安心もして・・・。
妻を一人にしておくのが心配になり、ざっとシャワーを浴びていると奈美さんが入ってきます。男のくせにとっさに後ろを向いてしまって・・・そんな私(田澤信宏:40才)の後ろにそっと立った奈美さんは裸の体をそっと押し付けてきました。背中に当たるムニュッとした感覚・・・妻ほどではないにせよ、女性らしい柔らかい体・・・ゆっくり後ろから背中、お腹を通って手が滑り・・・私のペニスを包み込みました。そして、ゆっくり上下に刺激しながら体の横や乳首を舌で・・・・知り合ったとはいえ初めて過ごす・・・しかも人の奥さんと・・・という感覚が飲み込めずにいました・・・。
振り向いて驚きました・・・・奈美さんのあそこはツルツルでいわゆるパイパン・・・・それでいて、脇毛の手入れはしていなくて・・・〚ダンナの趣味なのよ、大丈夫?〛と、私の固くなったペニスを扱(しご)きながら上目使いで・・・夢中になりそうな自分と裏腹に、橋本さんと残してきた妻が気になりました。そんな私を気遣ったのか、〚そっと出ましょうね。〛と・・・。体を奈美さんが拭いてくれ、部屋にそっと戻りました・・・。何だか気付かれてはいけない様な感覚です・・・。
部屋に戻ると・・・ベッドに横たわる麻里子と、妻の体に覆い被さる橋本さんのシルエット・・・麻里子の声がかすかに聞こえ・・それ以上にペチャペチャと橋本さんの舐める音が・・・橋本さんは私に気付くと、余計に音を立てて麻里子の乳首を舐めました・・・。
橋本さんの手がスカートの中で動き・・・麻里子の腰がわずかに動いていて・・・・隣のベッドに移動しながら、何故か焦り?不安?の様なものが芽生えて・・・奈美さんがゆっくりと私のペニスを擦りますが・・・。
その時、妻の麻里子も私の存在に気付きました・・・『・・・・・!』と大きく目を開いて私を・・・そして私のペニスを握った奈美さんを見て・・・そこからは・・・お互いにチラチラとお互いを
見ながら集中力?が切れてしまって・・・頑張れば頑張るほどに萎えてゆく私のペニス・・・お互いの反応が気になり・・・むしろ私の方が妻が反応する度に萎えてしまい・・・それは橋本さんも奈美さんもわかったのでしょう・・・。
橋本さんが〔今日はもう帰りましょう。素敵な夜でしたね。〕と。いざ他の男に愛撫されている妻(麻里子)を目の前にして勃起しない私(田澤信宏)と、私の目を気にしてか頑なになった麻里子を気遣っての言葉でした。
それは、私も妻も、お互いにと言うよりも橋本さんご夫婦に悪い気がして気まずくなりそうな空気を和らげる様な言葉でした・・・。それ以上いても無理な感じだったので、その日は別れて帰りました。私も妻も、他の相手に・・・というよりも、あまりにも紳士的なご夫婦に、申し訳ない・・・みたいな感覚で帰宅しました。当然、興奮して抱き合うこともありませんでした・・・。
数日後、もう無理だなと思っていた私達に、気遣ってか再び食事のお誘いが橋本さん夫婦からありました。橋本さんご夫婦と顔を合わせるのは正直気まずかったです… 特に私は、勃起しなかった、という事実に男としてもしょげていましたから…。
居酒屋で待ち合わせて、座るなりまずは「この間はすいませんでした…どうも…。」って謝りました。橋本さんは何事もなかったかの様に〔いやいや、男ならよくある事ですよ。気にしないで下さい。意外と男の方がデリケートですからね。それよりもこれで飲み友達でもなくなってしまうのが残念で・・・。〕と言ってくれました。妻の麻里子も気まずそうでしたが、こちらは奈美さんがお相手をしてくれ、子供の話や芸能話などでだんだんと元の状態に戻ってきました。
私も麻里子もそこそこ飲める口で、お酒が進むと気分も解れてきて…「店を変えて飲み直しましょうか」との言葉で店を出ました。私と橋本さんが先に歩き、麻里子と奈美さんが後に続きます。女同士はどうしてすぐ友達みたいに話せるのか、今でも不思議です。敬語を使いながらも、「でしょ~?」とかになりますよね。
〔あそこの部屋で飲み直しましょう。〕」と言われた視線の先には有名なシティホテルがありました。一瞬驚き、前回の失敗が浮かんだ私に橋本徹さんが〔あんまり深く考えない様にしましょうよ。あくまで飲み直しで、それならそれでいいじゃないですか。場の雰囲気次第にして。〕と…《そう割り切ってくれるなら…》と私(田澤信宏)もプレッシャーが和らいだ気がしました。後ろでは麻里子も奈美さんから聞いたらしく『えぇ~…?でも…。』とチラチラとこちらを見てきます。《思いきるにはまだ飲み足りないな…》とも思い、「じゃあ…そうしましょう。」と麻里子の反応を気にしながら答えました。
今度は四人連なって歩きながら、橋本さんが〔実はもう一つ…別々の部屋で飲みませんか?ちょっと新鮮なドキドキもいいかもって感じで・・・。〕私は《えっ?!》と思いましたが、あまりにも普通な言い方だったのと、〚でも、悪さしちゃダメよ?〛と奈美さんがからかう雰囲気に笑わされ、変にいつまでも構えるのはおかしいなって気分になります。麻里子は奈美さんとの会話で気分上々のほろ酔いで、私の反応次第のゲームをしているみたいな表情でした。
2015/12/28
長Z《期待した妻の変貌が》第4話
一応…とふざけながら、部屋にチェーンはかけない事と、一人ずつ渡されたカードキーを一枚ずつ交換し、万一の時?には相手の部屋に入る事、を取り決めました。「じゃあ…10時30分に。」とロビーのカフェに集合にしてエレベーターに乗りました。
同じ階でしたが、エレベーターを降りて私(田澤信宏:40才)と橋本奈美(なみ:44才)さんは廊下を右へ、妻(田澤麻里子:35才)と橋本(徹:とおる:46才)さんは左へ進む部屋でした…ゲーム感覚は残りながらも、麻里子をギュッと抱きしめたくなったのを覚えています…。
廊下の角を曲がりながら横目で妻の麻里子を追い、奈美さんとの会話に笑いながら同じ様にこちらを見た麻里子と目が合った気がしましたが、その姿は廊下の壁に消えます。結局その日、私は奈美さんとセックスをしました。そして麻里子も、私以外の男を初めて知ります…。
妻に後ろ髪を引かれながら私は部屋に入りました。パチパチと電気を点けると、〚意外と狭いわね~。〛と奈美さん。彼女はカーテンを開けたかと思うと、夜景が見えないことにガッカリしている…(急に宿泊をリザーブしたので良い部屋が…)まずは備品などをチェックする人の様す。私はと言うと、身の置き所がなく奈美さんの動きを見ながらぼーっとしていました。
〚さ!田澤さん、飲みましょ。〛とすっかり奈美さんのペースで乾杯をします。さきほどコンビニで調達したワインを片手に、狭い部屋なのでベッドに並んで…ベッドに座るのは
まだ早すぎるような気が…奈美さんは、麻里子と橋本さんの事には一切触れず、ただ何気ない話にけらけら笑っています。最初は二人でいる事に緊張していた私も、酔いのせいもあり、自然とその場を楽しんでいました。
やがて奈美さんがグラスを置きながら上目使いに〚ね~。〛と…ほんのり赤見がさした目元が近付き…唇を重ねてきます…グラスを持ったまま私はキスを受け入れ…差し込まれる舌に口を開き…そのまま情熱的なキスを交わしました…。
奈美さんの舌が動き回り、追い掛ける私の舌に触れ…私は奈美さんの胸に手を…“くちゅっ“という音と共に奈美さんが離れ、〚シャワーを浴びるね。〛とバスルームへ消えていきます。
結婚の前から私は風俗などの経験はなく、正に久しぶりのキス、それも恋人や不倫相手で
はない橋本さんの奥さん(奈美)、という展開に高ぶると同時に、ふと麻里子が気になりました…。
自分(田澤信宏)のことは棚に上げて、まさか麻里子も…と不安?心配?になりながらも、ザーッと聞こえるシャワーの音に、奈美さんの裸体が浮かび、キスの余韻に支配されていました。所詮は男ってそういうものです…。
バスタオルを巻いて奈美さんが出てきた…素肌の肩を見るだけで私は目が泳いで…それで 〚来て…。〛と手を引かれ、ベッドの横で再びキスをしながら服を脱ぎます…久しぶりに抱き合う女性の身体でした…手順を思い出しながらの愛撫を受け入れながらも、奈美さんはキスを繰り返し、指で私の乳首や首、背中を刺激し…決まった手順など無視するかの様に肌を合わせてきました…。
私が柔らかい胸と乳首を舐めながらアソコに手を伸ばすと、ツルツルのアソコの下に熱いぬめり…指先を受け入れながらも奈美さんの手は私のペニスを握り、上になり口に…麻里子とは違う、ジュブジュブと音を立ててのフェラチオから…69になり、目の前にはっきりと見えるアソコはピンクに開き…夢中で目の前の性欲に浸ります…。
2016/01/05
長Z《期待した妻の変貌が》第5話
シティホテルなので備え付けのコンドームなどなく、〚中はダメよ…。〛そう言われながら、私(田澤信宏:40才)は生で挿入し…橋本奈美(なみ:44才)さんは私のぎこちない動きにも反応し、声をあげます…〚いい!…気持ちいい!…。〛そう口に出されると、何故だか自信が湧いてきてただひたすらセックスに没頭し…騎上位から正上位でお腹に出しました…。
生で射精するのは本当に久しぶりでした。奈美さんはお腹の精液がシーツに垂れるのを防ぐみたいに手を当て…横になった私に沿って身体を下げ…出したばかりのペニスを口で綺麗にしてくれます…。その全てが初めての経験で、正直私の頭の中には妻(田澤麻里子:35才)のことはよぎりませんでした…頭のどこかで、《麻里子は大丈夫。飲んでいるだけだ》と勝手に思い込んでいた気もします…。
〚見た目より激しいんですね…。〛と耳元で奈美さんに言われ、男として前回のリベンジ?ができた安心感がありました。《ちゃんとセックスできたじゃないか》と…横にいる奈美さんを抱きしめたくて手を伸ばしましたが、〚もう時間が…それに二回目は麻里子さんに。〛と… 約束の時間はあっという間で、情けない話ですがようやく麻里子を思い出しました…。
ロビーに着いてすぐに、エレベーターから麻里子と橋本徹(とおる:46才)さんが降りてきます。麻里子は橋本さんに隠れるみたいに後ろにいて、私に気付くとはにかんだ笑顔を見せました…この時でも私は麻里子と橋本さんがどうなったのかは計り知れずにいましたが、妻の麻里子はすぐに私がセックスしたと気付いたそうです… 私の後ろ髪がシャワーで濡れていたと…女性の観察眼には敵いません。
チェックアウトを済ませる橋本さんに支払いを、と近付いた時に〔奥さん、素敵でした。〕とコソッと言われ…私も麻里子がセックスをしたんだと知りました…でも、目の当たりにしていないせいか、不思議と現実感がなかったのです。
奈美さんと二言三言会話をしていた麻里子の傍に戻りました。《麻里子が遂に…》と頭で思っても現実味がなく、「・・大丈夫?」と今思えば間抜けな言葉しか出てきませんでした。『うん…。』とだけ麻里子は答え、恥ずかしそうに目を逸らします。そこへ橋本さんが戻ってきて、〔今夜はもう遅いから。〕と解散?になりました。今夜の行為に触れるでもなくスマートな別れでした。
この時、後に聞いたところ麻里子は奈美さんに〚よかったらまたね。〛と言われていたらしく、麻里子は、この〚よかったら〛という言葉に対して『橋本さんとのエッチが気持ち良かったなら、という意味かと思って答えに困ったの…過剰反応だよね。』と言っていました。当然奈美さんは単に〚また会いましょうね。〛という積もりだったと聞きましたが…
この話を聞いた時も、その思い込みをしてしまった麻里子に変に興奮してしまいました。
タクシーを拾い帰宅する間も当然話を切り出せる訳もなく、私(田澤信宏:40才)も妻(麻里子:35才)も自然と手を繋ぎながらも会話らしい会話もなく、でも不思議と落ち着いた雰囲気の中で流れる景色を眺めていました。不謹慎ながら、私はぼんやりと奈美さんとの行為を思い出し…橋本さんの言葉を思い出したりしていました。麻里子も同じだったのか…時折深く息を吐きながら窓の外を見ていました…横目で見る麻里子は普段と変わらない見慣れた姿で、私にはやはり現実味がありませんでした。
帰宅し家事を簡単に済ませた麻里子は、『お風呂に入るね…。』と。一瞬、シャワー浴びたんじゃ?とまた間抜けな疑問が浮かびました…くどいですが、本当に現実味がなかったのです…橋本徹(とおる:46才)さんとの痕跡を探そうと、脱衣所に忍び入り洗濯機を覗きました。嫉妬や疑念ではなく、現実としての事実を確認したくて…白を基調にしたお揃いの上下を見つけ、改めて麻里子がどんな下着を持っていたかを思い出せない事に気付きます。この日のために…と普通ならなるのでしょうが、それすらもわからない位セックスレスだったのです。下賎な話、ショーツを手にもしましたが、やや湿っぽいショーツがいわゆる痕跡としての濡れなのかどうかもわからずでした…。
2016/01/19
長Z《期待した妻の変貌が》第6話
お互いに口に出せぬままベッドに入りました。何だか聞いてはいけない様な、聞くのが不安な気持ち…《私(田澤信宏:40才)が進めた話なのに勝手ですね。》どちらからともなく身体を寄せ…私達は五年?六年?ぶりに抱き合いました。正直、橋本徹(とおる:46才)さんに抱かれたかどうかもわからない位に久しぶりの麻里子(35才)の身体…それは柔らかく、懐かしい反応の麻里子でした。首筋や胸を愛撫すると微かに声を洩らし、遠慮がちに腰が動き、挿入すれば目をつむり私の腕を握る妻の麻里子…。
私の脳裏に、チラチラと奈美さんが浮かび、無意識に比べながら抱きました…一日に二人とセックスするのは初めてでした。当然麻里子も…。お互いに口に出せぬまま抱き合い、射精が近付いた時…自分でも唐突に「麻里子…したのか…?」と口をついた言葉です…。『…うん…ごめんね…。』その答えに当然高ぶり、「良かったのか?イッたのか?」と訊く。『……あ……ん……イッちゃった…。』って…安物のAVみたいですが、その言葉にすぐに射精していまいます…こうして麻里子との久しぶりのセックスは再開しました。
これも後で聞いた話ですが、妻の麻里子は『この夜は純粋にあなた(信宏)に抱かれたかった。』と…橋本さんとしてしまった事で、『もうずっとあなたが抱いてくれなくなるのでは…。』って不安だったと聞きました。『二と三とか、三と四の違いはあんまりないけど、零と一の違いは全然違う…わたし、それならそれでもいいとも思っていた…。』結婚した相手(私)しか知らないのと、そうでないのと…それを麻里子はそう表現しました。
自家発電(オナニー)ならともかく、一日に二回もセックスした私達は眠りそうになりながらも、今しかない、という雰囲気の中で橋本さんとの一時間をようやく聞けました。…年甲斐もなくその日二度目のセックスをした私は気だるかったのですが、何となく今日の事を聞くのは今しかない…明日になればまた聞けなくなってしまう・・そんな気がしました。
隣に横たわる麻里子に少し顔を向けて「今日…どうだったの?」と聞きました。想像?妄想?していた癖に、いざとなると真正面から向き合えなかった私は、やっぱり単なる臆病者なのでしょう。妻の麻里子は私に引っ付くみたいに身を寄せ、私の胸に話す様に、問い掛けに答える形で話してくれます。
『…部屋に入ったらね…橋本さんがサーッとカーテンを開けてテーブルにビールとかおつまみを並べ始めたの。あんまり景色が良くないけどって笑いながら…。』(それでも私達の部屋よりはマシだったみたいです)『外から見えたらイヤだから。』とベッドサイドの明かりだけにしたらしいです。それでも十分な明かりで、変な雰囲気ではなかったと。〔緊張しないで下さいね。飲み直しだけでも十分ですよ。〕と言われる。
妻の麻里子はソファに、橋本さんは椅子に座って乾杯をすると…〔この間は残念でしたね。〕とごく普通に明るく言われたそうです。〔男は女の人が思っているより繊細ですからね。僕も経験ありますよ。他の人の前でどうこう、なんて普通じゃできないですからね。奥さんも気になったでしょう?〕といきなり切り込んだそうです。ただ、余りにもいきなりで普通の話し方だったのでイヤらしさは感じなかったと。私(田澤信宏:40才)はそれを聞きながら、決して前回のことに触れなかった奈美さんとの違いを感じていました。男と女の違いなのか、私を気遣ってくれたのか、今でもよくわかりません。
『〔奥さんも〕・・って言われて、何だかすごく違和感があって…橋本さんも思ったみたい。だって、(二人でいるのに〔奥さん〕って呼ばれると何だか悪いことみたいな変にいやらしいみたいで)…〔名前で呼んでもいいかな?〕って聞かれて、その方がいいかもって。』
四人で会っている時は、私が「奥さん」と言えば橋本奈美(なみ:44才)さんを指し、橋本さんがそう言えば妻の麻里子を指すのは当たり前でしたが、確かにホテルの部屋で面と向かって「奥さん」はいやらしいかも知れないですよね。私は「奥さん」でしたが…ちなみに女性陣はお互いを名前で呼ぶ様になっていて、私達男性陣は〔田澤さん〕、「橋本さん」と呼んでいました。女同士はどうしてすぐ名前で呼べるのか不思議ですが、確かに〔田澤さん〕と呼ばれれば麻里子も私も反応しますから、そういう面倒臭さもあるのかも知れません。
2016/01/28
長Z《期待した妻の変貌が》第7話
〔じゃあ、麻里子さん、なんか照れますけど、また乾杯。〕ってことでってなって、それからはワインになったの。(ビールはおなかがタプタプになるから)ちょっとおしゃべりしていたら・・・橋本徹(とおる:46才)さんが〔麻里子さん、この間はイヤだった?って聞かれて・・・妻(田澤麻里子:35才)が答えに困っていたら、〔だよね^^僕も^^〕ってなって・・・橋本さんがソファに座って肩に手を回してきたの・・・。
『のぶちゃん(私です)が気になったけど・・・。』
「うん・・・。」私(田澤信宏:40才)もしだいに興奮してくる。
『橋本さんが近付いてきて・・・。』
「うん・・・キス・・したの・・?」
『ううん・・・それはイヤだったから横を向いたの。キスは何だかイヤだったから・・・。』
麻里子のそれを聞いて、何の抵抗もなく橋本奈美(なみ:44才)さんと激しいキスをした自分に負い目?を感じました。
『そうしたら・・・首筋にキスされて・・だんだんと耳とか・・息が掛かって、肩の手が背中から胸に・・・首筋を刺激されながら両手で胸を触られて・・・ダメって思ったんだよ。でも・・・〔シャワー行く?〕って訊かれて・・・。』
麻里子はシャワーを浴びながら、気持ちが混乱している自分がいたそうです。(落ち着かなきゃ・・・そう思いながらも、じゃあ何で今シャワー浴びてるの?)と・・・迷った挙句、普通に洋服を着て部屋に戻ったそうです。橋本さんも期待外れ《私の妄想の中でですが》にもジャケットを脱いだだけのシャツにズボンのままで外を見ていた。
〔シワになっちゃうよ。〕と橋本さんは苦笑いをしながらワインのコップ(グラスじゃないのが興醒めですが・・)を飲みます。それから、麻里子を横から軽く抱きしめながらジャケットを脱がせ始めたそうです。あくまでもソフトに・・・部屋もベッドサイドの明かりだけで、(脱がされていく自分が自分じゃないみたいだった)と・・・。
『暗かったせいか、下着だけにされてもあまり恥ずかしくなかったの・・・〔飲んで〕って言われてワインを飲んで・・・ベッドに。夢みているみたいでフワフワしていて・・・橋本さんに・・・抱きしめられて・・・・ブラジャーを外されて〔やっぱりすごく大きいね・・・・〕って言われ・・。ごめんね・・・何だか信じられなくて・・・下も脱がされて・・・胸を下から持ち上げるみたいに何回も触られタ・・足に硬いのが当たって・・・すごくゆっくりで・・・胸も先っぽも舐めたり吸ったりされて・・・下も触られて・・・。』
「・・・どうだったの・・・・?」
『・・・〔よかった^^濡れてる^^〕って言われた・・・そんなんじゃなかったと思うよ。でも・・・お腹とか・・横とか・・背中とかをすごく舐めてきたの・・・口でチョロチョロしながら太ももとか耳とか、いつもどこか触られていて・・・・指で胸の先っぽをずっと・・・。』
「・・すごいね・・・・。」
『・・・うん・・・・止まんないの・・・それに・・・わざと?っていうくらい音立ててするの・・もう恥ずかしくて・・・でね・・下を舐められながら・・・ごめんね。』
胸や背中を舐められながら指先でも刺激され、橋本さんの舐め技?で逝った麻里子・・・私(田澤信宏:40才)は頭がカーッと興奮しながらも、二回も放出した下半身は硬くまではなりませんでした。むしろ自分では、硬くなってもう一度抱きたいと思っていたのですが、こればかりは自分の思い通りにはいかないものです。
『〔・・・逝く時にも声出さないんだね〕って・・・逝ったのがバレたって思って恥ずかしかったよ。でも、まだ終わらなくて、また・・・真ん中だけじゃなくてね、付け根とか・・・とにかく周り全部ずっと舐めるの・・・わざとおっきな音出したりして、〔おいしいよ〕とか言うの・・・・ものすごく恥ずかしくて・・・・そのまま、また・・・。』
クンニリングスで二回逝った麻里子・・・・舐めて興奮してきたら挿入してセックスとなる私(田澤信宏:40才)とは違います。《橋本さんの年だと勃たないのか・・・?》と思いマシタ・・・。
2016/02/24
長Z《期待した妻の変貌が》第8話
橋本徹(とおる:46才)さんはコンドームを用意していたらしく、妻(田澤麻里子:35才)の足の間でコンドームを付け、正常位で挿入したそうです。私以外の男を初めて受け入れた麻里子・・・二度逝かされ、もうその後の挿入は自然な流れだったそうです。それを聞きながら、生じゃなかったのだ・・・と2割の残念さと8割の安堵感を感じながら、橋本奈美(なみ:44才)さんと生でセックスに興じた私(田澤信宏:のぶひろ:40才)は後ろめたさを感じました。
妻の麻里子はフェラチオもしていないのに、自分は奈美さんの積極的なフェラチオに感じ、射精後のペニスを口で綺麗にしてくれたのです・・・。だから、『・・のぶちゃんは・・?』って聞かれ・・・奈美さんが積極的だったこと、パイパンで腋はそのままなこと、お腹に出したこと・・・を話しました。
ずるい、卑怯だと思われるでしょうが・・・・私はキスと生のことは言えませんでした・・・。“女性はキスには特別な意味がある”、と何処かで読んだ事を思い出したからです。それに、約束をしていた訳ではなくとも、橋本さんとのキスを拒んた麻里子には言えませんでした。コンドームのことも言い出せなかったが、妻の麻里子も聞きませんでした。でもお腹に出した、という事でわかっていたのか・・・あえて言葉で聞きたくなかったのかも知れません。
次の日の朝は、いつもと同じ妻がいました。朝食を用意し、遊びに行く子供を送り出し、後片付けをする麻里子・・・《昨日のことは夢だったのか?》と思う自分と、後ろ姿に勝手に何年ぶりかに“女”を感じてしまう自分がいて戸惑ったことを覚えています。
そしてその夕方、橋本さんから私と麻里子の両方を宛先に連絡がありました。
≪昨日は充実したな夜でした。しかしお二人がケンカしたりしていないかが気になっています。僕と奈美は、これでお付き合いが終わってしまうのは残念に思っています。よければ近い内にまた飲みましょう。≫
連絡が、片方だけでなく私達二人にきたことに感心しました。「また飲みましょうって・・・どうする?」聞き方も楽です。飲み、なのですから。何気なく聞いた積もりでも心臓がバクバクしていました・・。
『・・・奈美さんも面白いし・・・のぶちゃんに任せるわ。』
麻里子もおそらく、いや当然・・・飲みに会う=セックスする・・・とわかっていたはずです。
そして私は同時に奈美さんを思い浮かべていました。でも・・・麻里子が嫌と言えば会うこと
はなかったでしょう。これも男のエゴですよね、思えば・・・麻里子のせいにして・・・。
そしてわずか三日後に、私達四人はまた会うことになります。当日・・・夕方になり、出掛ける用意をする妻の麻里子を何気なく見ていました。明るい色のスカートとシャツに着替え、軽く化粧を直す麻里子・・・本当にどこにでもいる女の格好ですが、私には新鮮に眩しく見えます。
一度体を合わせた相手と会うために化粧をしている・・勝手にそんな風に思ってしまい、思わずシャツとスカートの腰の部分を引っ張り下着を確認してしまいました。『ちょ・・・何?』と驚く麻里子にあしらわれる間に、ややクリーム色をしたブラジャーとショーツを確認で
きます。
上下お揃いというだけでのドキドキ5割、刺激的な色合いでないことへの残念さ5割・・・麻里子がそんな種類の下着を持っているかもわからないのに、自分でも何を期待したのかわかりません。麻里子が、『ね・・・止めてもいいんだよ・・・?』と言った・・・・その言葉で、今夜の行く末を妻も予感していることに気付きます。いつもながら勝手な私は少しショックというか、動揺していました。
2016/03/04
長Z《期待した妻の変貌が》第9話
待ち合わせは先日と同じ居酒屋でした。《ここから始まったんだよな》・・・そんなことを思いながら店の暖簾(のれん)をくぐると、橋本さん夫婦がにこやかに待っていました。「・・・この間はどうも・・・。」私(田澤信宏:たざわ・のぶひろ:40才)は相変わらず間抜けな挨拶です。
〔良かった。ケンカとかはしてないみたいですね。〕と橋本徹(はしもと・とおる:46才)さん。〚まずは乾杯しましょ? ビールでいい?〛って橋本奈美(はしもと・なみ:44才)さん。何にかわからない乾杯? をした後で〔正直心配していたんですよ。やっぱり気まずくなったりすることもあるから。でも僕らはまたこうして飲んだりしたいねって話していたから。あ、迷惑とかだったらお互い遠慮しないで言いましょうね。〕と言われました。「いや~・・迷惑とかはないですよ本当に。でもやっぱり照れますよね・・。」
当たり前ですが、普段と変わらない橋本さんと奈美さんを前に、私も妻(田澤麻里子:たざわ・まりこ:35才)も身の置き場がないと言うか、目線をどこに合わせたらいいのかわからず・・・奈美さんから〚変に意識するのはやめましょうよね。〛って言われても・・・・。
それでもザワついた店内とアルコールが私達の緊張も解してくれたみたいです。対面で私は橋本さんと、麻里子は奈美さんともっぱら話す内に、徐々にその場にくつろげる様になりました。お互いが気になって前回のことを口に出せない私達を気遣ってなのかと思っていましたが、橋本さん夫婦はそれはそれ、と割り切っているのか、仕事やゴルフ、橋本Vやドラマの話で盛り上がっています。
私自身、数杯目を飲みながら先日のことが夢だったかの様に思い始めながらも奈美さんの髪や足をチラチラと見てしまいました。酔っていたのでしょう。奈美さんのストッキングは流行? 模様がちりばめられたストッキングで、普通のストッキングしか履かない麻里子と違いどうしても目が引き寄せられました。奈美さんは視線に気付くと、麻里子がメニューを見ている間にニコッと悪戯っぽく私に微笑みかけ、足を組み直します。無意識に・・・下半身に血液が集まる様な感覚でした・・・。
〔・・・今日はどうします?〕そう橋本徹さんに切り出され、ドキッとしました。横目で見ると麻里子は、メニューを見つめたきり固まって動きません。橋本さんの言葉は聞こえているはずでしたが、その表情からはイエスともノーとも読み取れませんでした。臆病な私はここでも麻里子に決定権を委ねてしまいます。「・・・どうする・・?」『・・・・どうって?・・・・。』妻の口調は少し強張っていました。
ここでイエスと言うことは、前回と異なり、店を出た後の行為を意味しますから。(・・・正直に書きます・・・)この時私の頭の半分は、さっき目にした奈美さんの足が浮かんでいました。「・・それじゃ出ましょうか・・。」と麻里子を視界に入れながらそう言ってしまいます。
〔出ましょう。〕と橋本さんが伝票を手に立ち上がります。私は慌てて追いかけ、今回こそはと割り勘で支払いました。こんな時でも男って、そういうものですね。歩きながら〔・・・部屋はどうします?〕と訊かれます。短い言葉でも通じるものですよね。前回奈美さんと成功? した私ですが、この時でも最初の時のトラウマを引きずっていました。
目の前で妻の麻里子が抱き合う姿を見たらまた勃たなくなるんじゃないか・・・いや、それよりも奈美さんとの行為に惹かれる私を見られたくなかったのか・・・・歩きながら歩調を緩め、麻里子と並びました。「・・・いいの・・?」『・・のぶちゃんは・・・?』お互いがお互いに、理由を相手に求めます。「・・・そうだね・・・一緒の部屋は・・・。」『うん・・・私もその方が・・のぶちゃんの前では・・・。』こうして二度目の別室プレイ? となりました。 第10話へ続く
2016/12/27
長Z《期待した妻の変貌が》第10話
第9話
不思議に思われるかも知れませんが、別室ということは私達にはあまり気になりませんでした。橋本さん夫婦ともそれなりに気心の知れた関係になっていましたし、やはり《セックスという行為は他の人の目があるところでするものではない》という思いがあったからだと思います。
〚チラチラ見ていたでしょ~?〛って部屋に入るなり橋本奈美(はしもと・なみ:44才)さんに私(田澤信宏:たざわ・のぶひろ:40才)は指摘されました。〚ねぇ・・・キスして。〛首に手を回され、奈美さんの顔が近付きます。酔った息が顔に掛かり、唇が重ねられました。《妻(田澤麻里子:たざわ・まりこ:35才)は断ったのに・・・》そう頭をよぎりましたが、積極的に唇を割り差し込まれる舌に私も舌を絡めていきます。
「シャワーは?」〚そんなの後で・・・。〛そのまま抱き合ったまま私の服のボタンに手をかけてくる奈美さん・・・私が彼女のボタンを外す頃には上半身を裸にされ、押し倒される様にベッドに横になった私の乳首に奈美さんが吸い付いて・・・さっきまでの彼女とは別人の様でした。
舌で乳首を刺激しながら、カチャカチャとベルトを外します・・・〚ほら、やっぱりこんなになってる。〛・・・硬くなった私のペニスを握り、上下に擦り、先っぽから出てくる液体を指先で伸ばしました。私もほとんど69の様な体勢のまま奈美さんの服を脱がすと、ピンクのTバック・・・その中心は色が変わり濡れています。
私は夢中で顔を埋め、溢れる蜜を舐め・・・奈美さんの口は私を刺激してきました。見えなくても相変わらずのフェラチオの音・・・彼女はそのまま私の上に跨り、腰を振り、声を上げます・・・。〚いい・・・信宏さんのチンポがいい・・・。〛女の人がはっきりと淫語を口にするのを初めて耳にしました。しかも私のことも名前で・・・。
〚ねぇ・・・言って・・・奈美のオマンコいいって・・・。〛そのギャップに戸惑いながらも、口にしました。口にするのは男でも恥ずかしいものです。それに、二度目とは言え人の奥さんを名前で・・・その私の戸惑いを感じたのか、〚もっと言って・・・アタシ達だけだから・・。〛って奈美さんは淫らな言葉を口にしながら高ぶってゆく感じでした。そして私も・・・〚どこに出したい・・・?〛そう聞かれ、この日・・・私は奈美さんに口内射精をします。・・・思い切り・・・・そして飲み込む奈美さん・・・麻里子を浮かべることはここでもありませんでした・・・。
〚麻里子さんをちゃんと抱いたんでしょ? 彼女、『嬉しかった』って言ってたわ。セックスはセックス、夫婦は夫婦よ。大事にしてあげてね。〛終わった後の奈美さんの言葉で麻里子を思い出します。この時の私は、自分のことは棚に上げて、『嬉しかった。』って言う麻里子の言葉に安心して満足して、〚セックスはセックス、夫婦は夫婦〛という言葉で奈美さんが伝えようとしていたことには意識が及びませんでした。 第11話へ続く
2017/01/07
長Z《期待した妻の変貌が》第11話
第10話
この晩も、当然妻(田澤麻里子:たざわ・まりこ:35才)と抱き合いました。私(田澤信宏:たざわ・のぶひろ:40才)は「・・・どうだったの・・・?」と聞くと、『ん・・・部屋で飲み直して・・・そしたら、〔お先に〕と橋本さんはシャワーに。ちょっと落ち着いてきたら、帰りたくなったよ・・・・でも、そしたら彼が出てきて・・〔待っているよ〕と。』
シャワーを浴びて・・・それから洋服を着て部屋に戻ったそうです。橋本徹(はしもと・とおる:46才)さんが、〔真理子さんは固いな~・・でもそういうところが好きだよ。〕と・・ソフトに抱き締められ、ベッドに座り、軽く飲み直したそうです。肩に置かれた手が肩と背中をさすり、落ちついて・・・と。もう片手でボタンが外されていくシャツを見ながら、私のことを思い出したそうで・・・『のぶちゃんはどうしているかな・・・奈美さんと・・って切なくなったよ。』って。私はすっかりのめり込んでいたのですから・・・胸が痛みました。
『下着だけにされて・・・座ったまま触られたの・・・背中にキスされて、手は胸と太ももとか・・・横になろうと思っても橋本さんが背中にいるから・・・。背後から背中や首筋を舐められながら、手は胸やお腹から太ももの内側とかを触られたの。』
『それから、そのまま下着の上から敏感な部分に触れられ・・・ブラジャーを外され、胸をクリクリされて・・・それから・・・下着の中に手を入れられて・・・指が入ってきて・・・〔こないだより濡れてるね〕って言われて・・・。』そう言う麻里子は明らかに興奮しているのがわかります。「また・・・舐められたの?」、『・・・うん・・・ベッドサイドに降りて・・・足の間に入ってきて・・・。』、「・・・イッたの・・?」、『・・・ごめんね・・・我慢したんだけど・・・。』
この後・・・麻里子は初めて他の男のペニスを口にしました。『〔僕も・・〕って言われて・・・。』、「大きかった・・・?」、『・・・よくわかんない・・・のぶちゃんと変わらないと思うよ・・・でも・・・。』、「ん・・?」、『色が・・・すごく・・・いやらしかった・・・。』
麻里子曰く、大きさや硬さとかはわからない? までも、橋本さんのペニスの色が黒いというか濃いと感じたらしく、私とは違う、別の男のペニスを舐めている、ということを強く意識したそうです・・・。
聞いているだけでイッてしまいそうな自分を抑えるためにゆっくりと動きながら、「それで・・・?」と訊きました。『横にされて・・・後ろから動きながらクリを触るの・・・足を抱えられて、指で触りながら・・・耳元でいやらしいこと言って・・・。』、「何て・・・?」、『・・〔いい・・アソコだ〕って・・・〔濡れてる〕って・・・〔声を出してご覧〕って・・・。』、「それで言ったの・・?」、
『ううん・・・でも・・・〔もっと、わざと声を出して〕って言われて・・わざと声出したら〔もっと〕って・・・。』、「うん・・・。」、『・・一回声出したら・・・橋本さんに激しくされて・・・クリでイかされた・・・。』
橋本さんにフェラチオをし・・・ベッドで横になりながら後ろから貫かれ、足を抱えられながらクリトリスを弄(いじ)られて逝く麻里子の姿が浮かび・・・私はこの日二回目の射精をしました・・・。 第12話へ続く
2017/03/09
長Z《期待した妻の変貌が》第12話
第11話
『・・・子供ができちゃうよ・・・。』落ち着いてから妻(田澤麻里子:たざわ・まりこ:35才)が私(田澤信宏:たざわ・のぶひろ:40才)にはなしかけます。『また・・アレ飲む?』一人目ができた後、産み分けをしている頃にはピルを飲んでいました。だから、男性用・女性用問わず避妊用具は常備しています。ただ、どちらもその準備に興醒めしてしまい、落ち着くところがピルでした。(最近は昔と違って一度の診察の後は申請するだけで診察なしでもらえます。)私は橋本(徹:はしもと・とおる:46才)さんに抱かれた後で麻里子を抱くのにコンドームなどを着けたくなかった。麻里子と私のセックスは夫婦の純粋なセックスだからこそ、コンドームやマイルーラなどをせずに抱き合いたかったのです。
それから3週間・・・私達の週末の逢瀬は続きました。夏場ということもあり、橋本奈美(はしもと・なみ:44才)さんの大人にしては露出度の多い? 服装に目を奪われます。麻里子はというと、相変わらず大人しい服装ではありましたが、橋本さんと交わす何気ない会話・・・『お醤油いりますか?』〔あ、ちょっとだけ・・・。〕こんな会話の中にも、今までとは違う親密さを感じながら嫉妬してしまう自分がいました。恐らく何も変わっていないのでしょう。ただ、肌を合わせた関係、というものが無言の内に雰囲気に滲み出るもので・・・そんな空気を感じていました。それは恐らく麻里子も同じだったでしょう。たまにふくれっ面で私を悪戯っぽく睨んでいましたから・・・。
何度目からは、昼間に買い物などを口実に会う様になります。ランチを一緒にとり、午後は別れて・・・私はウィンドウショッピングというものが苦手で、決めたものを直感的に買うタイプでしたが、麻里子は買い物そのものを楽しむ?タイプ。女の人はそういうものかと思っていましたが、橋本さんは根気よく麻里子に付き合っていた様です。奈美さんはどちらかと言うと私と同じタイプ。〚これどう?〛なんてミニのワンピースを見せつけながら私のドギマギする反応を楽しんでいたのでした。
ショッピングセンターで買い物をしている間、橋本さんと麻里子を見かけたことがあります。はたから見れば年の離れた? 夫婦よろしく、にこやかに話しながら・・・胸が締め付けられる様な嫉妬を感じました。何より、妻と橋本さんが手を繋いで歩き始めた時・・・麻里子はセックスの時でも手を握り合うことにこだわります。気持ちが通じているみたいに安心するのだと。その妻が手をつないでいる・・・それを目の当たりにすることはセックスの状況を聞かされるよりも衝撃的でした。
ですがその頃・・・私は正直、奈美さんに夢中で・・・。奈美さんというよりも、奈美さんとの刺激的なセックスに惹かれたのです。ミニスカートやガーターなどを着ては男としての私を刺激し、ホテルでは別人の様にセックスの快楽を求め・・・淫らな言葉を口にし、ひです。
麻里子は・・・相変わらず受身のセックスでしたが、フェラチオからバックをしたこと・・・上になったこと・・・など、いつも恥ずかしそうに、そして私の反応を確かめるかの様に話していました。お互いに隠し事のない様に話しながらも、内容の違いから、後ろめたさを感じた私はあまり赤裸々には語れなくなっていました。キスを拒み、当たり前ですが避妊してのセックスの麻里子に対し、私はあまりにも自由奔放なセックスだったからです・・・。正にこの頃・・・私は奈美さんに溺れていました。 第13話に続く
2017/06/16
長Z《期待した妻の変貌が》第13話
長Z《期待した妻の変貌が》第13話
第12話 20170616
ある時・・・。四人で会う約束の日でしたが、私(田澤信宏:たざわ・のぶひろ:40才)が仕事で遅れてしまう時がありました。すっかり遅くなり合流した時は、いつもならお開き?になる時刻・・・。橋本徹(はしもと・とおる:46才)さんが、〔今日は遅いから帰りましょう。田澤さんには悪いけど、楽しく飲めましたよ。〕とあっさり言います。そのスマートさに感心したのは妻(田澤麻里子:たざわ・まりこ:35才)でした。
会えば必ずセックス・・・という関係だけじゃない、と思ったそうです。私は、申し訳ない・・・と思いながらも、何か橋本さんにお株を奪われた様な、そして橋本奈美(はしもと・なみ:44才)さんと抱き合えなかった悶々さを抱えて帰宅しました。その晩は・・・麻里子とセックスしながらも頭の中には橋本さんへの妬み?やら奈美さんが浮かび・・・それでいて麻里子が気のせいか昔よりも反応が良いこともあり、何だか訳がわからないまま麻里子を抱きました。麻里子が心なしかいつもより声を出していた様な・・今にして思えば、麻里子も橋本さんとの行為を想定していた夜だったのかも知れません。
そして次の日・・・。会社帰りに連絡を受けた私は、初めて奈美さんと二人で会い、ホテルへ行きました。〚昨日はしたかったわ。〛って、積極的な奈美さんです。でも妻の麻里子には言えませんでした。何故だか今でもわかりません。でも、麻里子に内緒で奈美さんとホテルに行ったことは事実です。
そして次の約束の日・・・。今度は橋本さんが遅れてしまいました。そして奈美さんは生理に・・・。私は大人の態度で、前回の橋本さん同様「飲むだけでいいじゃないですか。」とその場をしのぎます。ですが・・奈美さんに悪戯っぽい眼で見つめられ、翌日にデイユースのホテルでフェラチオだけのために奈美さんに会い、口内射精で性欲を鎮めていました・・・。私にとっては奈美さんがそれほどまでに刺激的だったのです。そしてそれは妻には言えなかったものの、実は橋本さんには筒抜けだった。
私は170センチそこそこで65~70キロの間をウロウロしている平凡な中年男です。自分では中年ではないと思っていますが、世の中では40才は立派な中年。若い頃と体重は変わらないものの、ズボンがキツく感じると、筋肉が脂肪に変わってきたことを感じて何だか寂しい気持ちになりました。
妻の麻里子は158センチ?くらいで、体重は・・・わかりませんが、太ってはいません。いわゆる中肉中背。顔立ちは、美人というよりは、可愛い系です。芸能人で言えば・・あくまで「雰囲気、イメージ」という意味からしては国仲涼子でした。 第14話に続く
20190308
| ホーム |