短K〔夫以外の愛〕①
短K〔夫以外の愛〕①
(原題=妻の性体験 原作者=田中 投稿=2009年12月)
私39才(吉田直行:なおゆき)、妻37才(道子:みちこ)の夫婦です。結婚をして14年。子供は12歳の息子がいる。倦怠期になり何度か私は道子に浮気を勧めていたことがありました。道子はそんなことは考えられないと、まったく相手にする様子はなかったのですが、最近になって、インターネットの交際サイトで知り合った男性と際どいメールをするようになったようなのです。ある日、偶然ですが、かまをかけるように「誰が好きな人でも出来たの?」と訊いたところ、それが図星だったのです。
『サイトで知り合った。』ことや、『少し気になる相手である。』ことなど色々と話してくれました。そして、『その人と会ってもいい?』かと道子が尋ねてくる。私はもともと、その気だったので、即OKを出しました。
相手は独身男性で34才。妻より3つ年下ですが、〔エッチなことはしません。〕と言っているようです。ただ、そんな聖人君子的な考え方の人が交際サイトなど利用するはずがありません。私も全く信じていません。(そのような真面目人間も別の意味でおもしろい対象ではあるが・・・)今から、2人が会うのが気になって仕方ありません。
道子は夜になると頻繁にメールをしているようです。そして月末についに2人は会うことになったのです。道子は『会ってもどうなるかわからないよ。』と言っていますが、私の中ではもう道子がその男性に抱かれることしか想像出来ません。全裸にされた道子の姿や抱かれている姿ばかりを脳裏に描いてしまいます。待ち合わせは家から少し離れた神戸に決まったようです。
今日のデートについて、道子と約束をしました。ひとつは、相手の男性と会ったときと帰ってくるとき、そしてもし可能なら途中で一度、私のスマホにメールを入れること。もう一つは帰宅したら必ずその日にあったことを詳細に報告すること。『デートに行かせてくれてありがとう。約束は守ります。もしかしたら遅くなるかもしれないけど大丈夫?』、「うん大丈夫。楽しんできて。」と内心ドキドキなのに余裕のあるふりをしました。
当日になり、道子は私と息子の昼食と夕食の手配をして12時頃、出かけていきました。黒い膝丈のスカートと薄緑のセーターにコートといった服装です。妻は普段から大人しめの服装を好みます。身長は165㎝と同年代の平均より高いです。それに痩身(やせた身体)で顔が小さい。
もともと私が勧めたことですが、今日のデートの事は詳しい話を聞いていません。ただ、気持ちを確認したところ、『今日どうなるかは会ってみないとわからないわ。でも浮気してもいんでしょ。』とにっこり笑っていた。普段とは違う赤い口紅をしていたので気合いが入っているなと思いました。スカートもいつものとは違うものでした。ただ、下着は見せてくれませんでしたので“勝負下着”だったのかはわかりませんが…。
先ほど、午後2時ごろにやっとメールが来ました。内容は次の通りです。
≪少し前に会いました。今、ゆっくりとしています。またメールソウシン (*'-')o"_/|===((([\/]します。≫
しかし、その後はまだ連絡が来ていません。こちらからも返事はしませんでした。
午後6時をまわっても途中経過の連絡はありません。取り敢えず息子と一緒に夕食を済ませましたが、食欲が湧きません。それよりも色々なことを想像して、いてもたってもいられないというのが正直な気持ちでした。
午後9時を過ぎましたが未だに帰ってこないばかりかメールも電話もありません。こちらから≪どうなってるの?≫とメールを送りましたが返信がありません。
〖今、道子がどうなっているか、何をされているのか〗、そう考えるともうどうしていいかわからず、缶ビールを飲みながら色々なことを想像しています。じりじりとしたこの状況に強烈な嫉妬が襲ってきます。自分で撒いた種なのにイライラする。それとは逆にさまざまなシチュエーション(局面)が妄想のように脳内で再現される。これが興奮する材料なのだが・・・。
(原題=妻の性体験 原作者=田中 投稿=2009年12月)
私39才(吉田直行:なおゆき)、妻37才(道子:みちこ)の夫婦です。結婚をして14年。子供は12歳の息子がいる。倦怠期になり何度か私は道子に浮気を勧めていたことがありました。道子はそんなことは考えられないと、まったく相手にする様子はなかったのですが、最近になって、インターネットの交際サイトで知り合った男性と際どいメールをするようになったようなのです。ある日、偶然ですが、かまをかけるように「誰が好きな人でも出来たの?」と訊いたところ、それが図星だったのです。
『サイトで知り合った。』ことや、『少し気になる相手である。』ことなど色々と話してくれました。そして、『その人と会ってもいい?』かと道子が尋ねてくる。私はもともと、その気だったので、即OKを出しました。
相手は独身男性で34才。妻より3つ年下ですが、〔エッチなことはしません。〕と言っているようです。ただ、そんな聖人君子的な考え方の人が交際サイトなど利用するはずがありません。私も全く信じていません。(そのような真面目人間も別の意味でおもしろい対象ではあるが・・・)今から、2人が会うのが気になって仕方ありません。
道子は夜になると頻繁にメールをしているようです。そして月末についに2人は会うことになったのです。道子は『会ってもどうなるかわからないよ。』と言っていますが、私の中ではもう道子がその男性に抱かれることしか想像出来ません。全裸にされた道子の姿や抱かれている姿ばかりを脳裏に描いてしまいます。待ち合わせは家から少し離れた神戸に決まったようです。
今日のデートについて、道子と約束をしました。ひとつは、相手の男性と会ったときと帰ってくるとき、そしてもし可能なら途中で一度、私のスマホにメールを入れること。もう一つは帰宅したら必ずその日にあったことを詳細に報告すること。『デートに行かせてくれてありがとう。約束は守ります。もしかしたら遅くなるかもしれないけど大丈夫?』、「うん大丈夫。楽しんできて。」と内心ドキドキなのに余裕のあるふりをしました。
当日になり、道子は私と息子の昼食と夕食の手配をして12時頃、出かけていきました。黒い膝丈のスカートと薄緑のセーターにコートといった服装です。妻は普段から大人しめの服装を好みます。身長は165㎝と同年代の平均より高いです。それに痩身(やせた身体)で顔が小さい。
もともと私が勧めたことですが、今日のデートの事は詳しい話を聞いていません。ただ、気持ちを確認したところ、『今日どうなるかは会ってみないとわからないわ。でも浮気してもいんでしょ。』とにっこり笑っていた。普段とは違う赤い口紅をしていたので気合いが入っているなと思いました。スカートもいつものとは違うものでした。ただ、下着は見せてくれませんでしたので“勝負下着”だったのかはわかりませんが…。
先ほど、午後2時ごろにやっとメールが来ました。内容は次の通りです。
≪少し前に会いました。今、ゆっくりとしています。またメールソウシン (*'-')o"_/|===((([\/]します。≫
しかし、その後はまだ連絡が来ていません。こちらからも返事はしませんでした。
午後6時をまわっても途中経過の連絡はありません。取り敢えず息子と一緒に夕食を済ませましたが、食欲が湧きません。それよりも色々なことを想像して、いてもたってもいられないというのが正直な気持ちでした。
午後9時を過ぎましたが未だに帰ってこないばかりかメールも電話もありません。こちらから≪どうなってるの?≫とメールを送りましたが返信がありません。
〖今、道子がどうなっているか、何をされているのか〗、そう考えるともうどうしていいかわからず、缶ビールを飲みながら色々なことを想像しています。じりじりとしたこの状況に強烈な嫉妬が襲ってきます。自分で撒いた種なのにイライラする。それとは逆にさまざまなシチュエーション(局面)が妄想のように脳内で再現される。これが興奮する材料なのだが・・・。
短K〔夫以外の愛〕②
短K〔夫以外の愛〕②
午後11時半過ぎにやっと妻の道子が帰ってきました。結局、連絡が入ったのは地元の駅に着いてからで、≪いま駅なの。もうすぐ帰りますね。≫という短いメールを送ってくる。それから、しばらくして帰宅をしました。帰ってきてからはごく普通にふるまっています。それを簡単にやり取りを再現してみます。ちなみに私達はもともと東京から来ているので家では関西弁は使いません。
『ただいま。』
「お帰り。」
『ちょっと酔っちゃった。化粧落としてくるね。』
「どうだった?」
『ん?うん・・・。また後で報告するね。』
道子は決してお酒は弱い方ではありませんが、明らかに酔っているのがわかります。かなり飲んだのでしょう。『後で報告するね。』と言って洗面室に入ってからしばらく水の音が、どうやらシャワーも浴び始めたようです。確かに、外出から戻ると必ずシャワーは浴びるので、当たり前と言えば当たり前の行動なのですが、状況からすればどうしても色々なことを考えてしまいます。
まだ道子はシャワーを浴びていますが、あがってきたら少し飲んでから今日の話を聞いてみようと思いました。15分ほどして妻が戻ってきます。
「ビール飲む?」 私は道子に聞いてみました。
『うん。』
髪を乾かしながら、缶ビールで乾杯。
『なんの乾杯?』
「初めてのデートにかな?(笑)」
すると道子が今日のデートについて語り始める。『三ノ宮駅で待ち合わせしたの、そこから急な坂道を登って有名な「うろこの家」を見学したわ。あと山手八番館(旧サンセン邸)の“サタンのイス”(「サタン」というのは悪魔ではなく、農耕の神のことを指しています。部屋の中には左右に二つの椅子があり、それぞれ向かって左が男性用、向かって右が女性用)に座ったわ。普段は行列ができるそうだけど今日はすぐに座れてラッキーだった(^_^)。』と軽快に北野異人館街について報告をしてくれる。
でも私が「それからどうしたの?」と訊ねると、道子は『う、うん・・・。』と急に口が重くなる。『え~と、それから坂道を登ったり降ったりして足が棒のようになったし、ちょうどお腹も空いてきたので元町まで移動して南京町(中華街)で食事をしたわ。』
「それからどこへ行ったの?」と訊くと、『どこへ?・・・言わなきゃいけない?』と妻は渋る素振りをみせる。私が「約束だろ(帰宅したら必ずその日にあったことを詳細に報告すること)。」と催促すると、『直行さん、ごめんなさい。あのね・・・食事が大変おいしくて、ついつい紹興酒をたくさん飲み過ぎたの・・・。』私が少し腹が立ってきて強い口調で「だからどうした!」と問い詰めた。
『うん・・・歩けなくなったわたしを・・・三上さんが〔これじゃ帰れないからちょっと休憩していきませんか?〕と・・・。』また口を閉ざす。デートに行かせた張本人なのに私はきつい調子で「ホテルへ行ったのか!」と詰問すると妻の道子は頷いた。
2015/04/23
午後11時半過ぎにやっと妻の道子が帰ってきました。結局、連絡が入ったのは地元の駅に着いてからで、≪いま駅なの。もうすぐ帰りますね。≫という短いメールを送ってくる。それから、しばらくして帰宅をしました。帰ってきてからはごく普通にふるまっています。それを簡単にやり取りを再現してみます。ちなみに私達はもともと東京から来ているので家では関西弁は使いません。
『ただいま。』
「お帰り。」
『ちょっと酔っちゃった。化粧落としてくるね。』
「どうだった?」
『ん?うん・・・。また後で報告するね。』
道子は決してお酒は弱い方ではありませんが、明らかに酔っているのがわかります。かなり飲んだのでしょう。『後で報告するね。』と言って洗面室に入ってからしばらく水の音が、どうやらシャワーも浴び始めたようです。確かに、外出から戻ると必ずシャワーは浴びるので、当たり前と言えば当たり前の行動なのですが、状況からすればどうしても色々なことを考えてしまいます。
まだ道子はシャワーを浴びていますが、あがってきたら少し飲んでから今日の話を聞いてみようと思いました。15分ほどして妻が戻ってきます。
「ビール飲む?」 私は道子に聞いてみました。
『うん。』
髪を乾かしながら、缶ビールで乾杯。
『なんの乾杯?』
「初めてのデートにかな?(笑)」
すると道子が今日のデートについて語り始める。『三ノ宮駅で待ち合わせしたの、そこから急な坂道を登って有名な「うろこの家」を見学したわ。あと山手八番館(旧サンセン邸)の“サタンのイス”(「サタン」というのは悪魔ではなく、農耕の神のことを指しています。部屋の中には左右に二つの椅子があり、それぞれ向かって左が男性用、向かって右が女性用)に座ったわ。普段は行列ができるそうだけど今日はすぐに座れてラッキーだった(^_^)。』と軽快に北野異人館街について報告をしてくれる。
でも私が「それからどうしたの?」と訊ねると、道子は『う、うん・・・。』と急に口が重くなる。『え~と、それから坂道を登ったり降ったりして足が棒のようになったし、ちょうどお腹も空いてきたので元町まで移動して南京町(中華街)で食事をしたわ。』
「それからどこへ行ったの?」と訊くと、『どこへ?・・・言わなきゃいけない?』と妻は渋る素振りをみせる。私が「約束だろ(帰宅したら必ずその日にあったことを詳細に報告すること)。」と催促すると、『直行さん、ごめんなさい。あのね・・・食事が大変おいしくて、ついつい紹興酒をたくさん飲み過ぎたの・・・。』私が少し腹が立ってきて強い口調で「だからどうした!」と問い詰めた。
『うん・・・歩けなくなったわたしを・・・三上さんが〔これじゃ帰れないからちょっと休憩していきませんか?〕と・・・。』また口を閉ざす。デートに行かせた張本人なのに私はきつい調子で「ホテルへ行ったのか!」と詰問すると妻の道子は頷いた。
2015/04/23
短K〔夫以外の愛〕③
短K〔夫以外の愛〕③
『わたしは本当に歩けなくて、胸も苦しくなったので、三上さんに手伝ってもらって上着を脱いだの・・・。』
《さっきは気が付かなかったが男の名前は三上というのか。》
妻の道子はベッドの上で身を横たえていたそうだ。暫く(20分程度)すると落ち着いて来たら、
『喉が渇いたわ・・。』って呟いてしまう。
すると三上さんが、冷蔵庫からミネラルウォーターとコップを持ってきてくれる。それでも、道子は起きあがることが出来ずにいると、彼が突然、口移しで水を飲ましてくれた。そしてそれはディープキスとなる。
気付いたら二人は裸で抱き合っていました。『もちろん。直行さんの顔が浮かんだわ・・・。』と道子は申し訳ない顔をする。私が「それでセックスしたんだ。キモチ良かったの?」と意地悪じゃないが訊くと、『ゴメンナサイ。でも良かった・・。』と恥ずかしそうな様子の妻だった。《浮気を勧めたがイザしてしまうと惜しいというか嫉妬もあるが、どんなセックスして道子は逝ったのか期待と興奮が勝る》
「どんな体位でしたの?」と私は思わず訊ねてしまう。
『普通だよ・・最初は・・・。』
「え?・・・なに最初はって?・・」
『・・はじめは正常位で・バックと・・それから騎乗位っていうの・・ゴメン。』
「道子が上になったの?」
『三上さんがわたしに上になってほしい・・って・。』
「自分で腰を動かしたの?」
『最初、彼の手が私の腰にあててあって、その手に合わせるように動かしていたの。でも、そのうちに自分で動かしていたと思う。もう、そのときは私よくわかんなくなってた・・。』
《道子は私とのときにはほとんど上に乗ってくれません。何度かあったときも少し動いて終わりでした。我を忘れるほどのエッチはなかったと思います。》
「長い時間だった?」
『結構長かったかな。』
《道子が他の男性にペニスを埋め込まれ、その男性の上になり腰をくねらせる…。私には妖艶な道子の姿が脳裏に浮かんでいました。》
「最後は?どこに出したの?」
『最初はね、口…。』
「えっ、飲んだの?」
道子は黙って恐る恐る頷きます。《でも道子は私のを飲んだことは一度もありません。一度だけ冗談半分で頼んだときは普通に断られました。その道子が男性の精液を飲んだというのです。》
「彼は結局何回逝ったの?」
『3回‥。』
《私も一度だけ独身時代に3回逝ったことがありますが、それっきりでした。それを三上は初めてのセックスで道子を相手にやったのです。》
「中に出したりしなかったの?」
『それはない。だって困るもん‥。スキンをつけてもらったの。』
「中に出してもらいたいって気持ちはなかった?」
『女だもん。愛されていたら中にって思ったりもするけれど、それは現実無理でしょ?』
「じゃあ、中に出してもらいたいって気持ちはあったんだ?」
『いろんな心配がなかったら、あのときの私だったらそう思ったかな?』
「その後は?」
『それから帰ってきたよ。だってずっとしてたわけじゃなく、彼が3回出してからしばらく一緒に寝てたもん。』
「裸で?」
『・・う、うん・・・。』
その後2人は服を着て、部屋を出る前に再び長いキスをして別れたそうです。
2015/05/05
『わたしは本当に歩けなくて、胸も苦しくなったので、三上さんに手伝ってもらって上着を脱いだの・・・。』
《さっきは気が付かなかったが男の名前は三上というのか。》
妻の道子はベッドの上で身を横たえていたそうだ。暫く(20分程度)すると落ち着いて来たら、
『喉が渇いたわ・・。』って呟いてしまう。
すると三上さんが、冷蔵庫からミネラルウォーターとコップを持ってきてくれる。それでも、道子は起きあがることが出来ずにいると、彼が突然、口移しで水を飲ましてくれた。そしてそれはディープキスとなる。
気付いたら二人は裸で抱き合っていました。『もちろん。直行さんの顔が浮かんだわ・・・。』と道子は申し訳ない顔をする。私が「それでセックスしたんだ。キモチ良かったの?」と意地悪じゃないが訊くと、『ゴメンナサイ。でも良かった・・。』と恥ずかしそうな様子の妻だった。《浮気を勧めたがイザしてしまうと惜しいというか嫉妬もあるが、どんなセックスして道子は逝ったのか期待と興奮が勝る》
「どんな体位でしたの?」と私は思わず訊ねてしまう。
『普通だよ・・最初は・・・。』
「え?・・・なに最初はって?・・」
『・・はじめは正常位で・バックと・・それから騎乗位っていうの・・ゴメン。』
「道子が上になったの?」
『三上さんがわたしに上になってほしい・・って・。』
「自分で腰を動かしたの?」
『最初、彼の手が私の腰にあててあって、その手に合わせるように動かしていたの。でも、そのうちに自分で動かしていたと思う。もう、そのときは私よくわかんなくなってた・・。』
《道子は私とのときにはほとんど上に乗ってくれません。何度かあったときも少し動いて終わりでした。我を忘れるほどのエッチはなかったと思います。》
「長い時間だった?」
『結構長かったかな。』
《道子が他の男性にペニスを埋め込まれ、その男性の上になり腰をくねらせる…。私には妖艶な道子の姿が脳裏に浮かんでいました。》
「最後は?どこに出したの?」
『最初はね、口…。』
「えっ、飲んだの?」
道子は黙って恐る恐る頷きます。《でも道子は私のを飲んだことは一度もありません。一度だけ冗談半分で頼んだときは普通に断られました。その道子が男性の精液を飲んだというのです。》
「彼は結局何回逝ったの?」
『3回‥。』
《私も一度だけ独身時代に3回逝ったことがありますが、それっきりでした。それを三上は初めてのセックスで道子を相手にやったのです。》
「中に出したりしなかったの?」
『それはない。だって困るもん‥。スキンをつけてもらったの。』
「中に出してもらいたいって気持ちはなかった?」
『女だもん。愛されていたら中にって思ったりもするけれど、それは現実無理でしょ?』
「じゃあ、中に出してもらいたいって気持ちはあったんだ?」
『いろんな心配がなかったら、あのときの私だったらそう思ったかな?』
「その後は?」
『それから帰ってきたよ。だってずっとしてたわけじゃなく、彼が3回出してからしばらく一緒に寝てたもん。』
「裸で?」
『・・う、うん・・・。』
その後2人は服を着て、部屋を出る前に再び長いキスをして別れたそうです。
2015/05/05
短K〔夫以外の愛〕④
短K〔夫以外の愛〕④
「どう?彼のことを好きになったりした?」と私(吉田直行:なおゆき39才)が訊いた。
『好きっていうのじゃ・・・。』
「俺のときとどっちがよかった?」
『同じくらい・・。』って、妻の道子(みちこ37才)が曖昧に答える。
「でも俺との時には3回も逝ったりしないし、そんなに感じたりもしたことないだろう?」
『・・そうだけど・・。』
「凄かったって言ってたよね。」
『それは・・。確かに、あんな感覚になったのは初めてかもしれない。もうわけがわかんなくなってたし、自分でもあんなに激しくしちゃったのは初めてかもしれない。』
「それは彼が巧かったから?それとも彼との相性がよかったの?」
『わかんない。でも私、やっぱりあなたが一番好きよ。』
「ありがとう。でも彼のことも気になってるよね。」
『それは・・・。』
「もし、もう会うなって言ったらどうする?」
『・・・そうあなたが言うなら・・。』
「やっぱり好き?」
『まだ好きとかじゃないの。でもやっぱりあんな激しいことしたら・・・。うん、また会いたいかな。』
「彼の方はなんて言ってる?」
『三上さんは、また会いたいって言っていた。』
「何て答えた?」
『ごめんなさい。会うことになっているの。いつとかは決めてないけど・・・。』
「そうか・・・。」
これが昨夜の会話でした。そして彼とのメールも続いているようです。夜は特に私に隠れるでもなく、でもあまり見られないようにメールをしています。相手はおそらく三上なのでしょう。道子は私の前でもメールをすることもありますが、誰ととかは聞かないようにしています。
今日の昼間、道子が電話をしていたのです。それ自体はどうということはないのですが、私が近くを通りかかると、あわてたように電話を切りました。その後、いつもはリビングなどに置いているスマホがどこを見てもないのです。それはなんだかよそよそしい感じもしますし、状況からすれば当たり前かもしれませんが、いつもの道子とは明らかに違います。また誘われたのか?それとも何か別のことなのか?はわかりませんが、今夜、ゆっくり話をしてみたいと思っています。
昨夜に妻と話をすることが出来ました。道子は色々と話をしてくれました。メールについては、もともと私も知っているのですから、無理に隠す必要はないと道子も思っていたようです。そして昼間に道子が電話を聞かれないようにしたのは特に他意があってのことではなく、単純に会話を聴かれるのが恥ずかしかったからとのことでした。私も過敏になっていたようです。スマホが見当たらなかったのも単にバックに入れっぱなしにしていただけだったようです。それも単に偶然が重なっただけのようでした。
道子には私に隠す意図は全くないようで自分の思っていることとかも全部話してくれました。今回の件は道子にもやはり衝撃的だったようで、思うことも沢山あるようですが、『あくまで好きなのはあなただけ。』だと言ってくれます。口ぶりから妻の本音だと私は思っています。なにより今回の男性(三上)とは1度しか会ってないのです・・・・。
2015/09/13
「どう?彼のことを好きになったりした?」と私(吉田直行:なおゆき39才)が訊いた。
『好きっていうのじゃ・・・。』
「俺のときとどっちがよかった?」
『同じくらい・・。』って、妻の道子(みちこ37才)が曖昧に答える。
「でも俺との時には3回も逝ったりしないし、そんなに感じたりもしたことないだろう?」
『・・そうだけど・・。』
「凄かったって言ってたよね。」
『それは・・。確かに、あんな感覚になったのは初めてかもしれない。もうわけがわかんなくなってたし、自分でもあんなに激しくしちゃったのは初めてかもしれない。』
「それは彼が巧かったから?それとも彼との相性がよかったの?」
『わかんない。でも私、やっぱりあなたが一番好きよ。』
「ありがとう。でも彼のことも気になってるよね。」
『それは・・・。』
「もし、もう会うなって言ったらどうする?」
『・・・そうあなたが言うなら・・。』
「やっぱり好き?」
『まだ好きとかじゃないの。でもやっぱりあんな激しいことしたら・・・。うん、また会いたいかな。』
「彼の方はなんて言ってる?」
『三上さんは、また会いたいって言っていた。』
「何て答えた?」
『ごめんなさい。会うことになっているの。いつとかは決めてないけど・・・。』
「そうか・・・。」
これが昨夜の会話でした。そして彼とのメールも続いているようです。夜は特に私に隠れるでもなく、でもあまり見られないようにメールをしています。相手はおそらく三上なのでしょう。道子は私の前でもメールをすることもありますが、誰ととかは聞かないようにしています。
今日の昼間、道子が電話をしていたのです。それ自体はどうということはないのですが、私が近くを通りかかると、あわてたように電話を切りました。その後、いつもはリビングなどに置いているスマホがどこを見てもないのです。それはなんだかよそよそしい感じもしますし、状況からすれば当たり前かもしれませんが、いつもの道子とは明らかに違います。また誘われたのか?それとも何か別のことなのか?はわかりませんが、今夜、ゆっくり話をしてみたいと思っています。
昨夜に妻と話をすることが出来ました。道子は色々と話をしてくれました。メールについては、もともと私も知っているのですから、無理に隠す必要はないと道子も思っていたようです。そして昼間に道子が電話を聞かれないようにしたのは特に他意があってのことではなく、単純に会話を聴かれるのが恥ずかしかったからとのことでした。私も過敏になっていたようです。スマホが見当たらなかったのも単にバックに入れっぱなしにしていただけだったようです。それも単に偶然が重なっただけのようでした。
道子には私に隠す意図は全くないようで自分の思っていることとかも全部話してくれました。今回の件は道子にもやはり衝撃的だったようで、思うことも沢山あるようですが、『あくまで好きなのはあなただけ。』だと言ってくれます。口ぶりから妻の本音だと私は思っています。なにより今回の男性(三上)とは1度しか会ってないのです・・・・。
2015/09/13
短K〔夫以外の愛〕⑤
短K〔夫以外の愛〕⑤
妻の吉田道子(よしだ・みちこ:37才)は私(吉田直行:よしだ・なおゆき:39才)にこんな風に話していました。
『なんかね、好きとかじゃ全然ないんだけど、なんだかわかんないんだけど、あれから、いつも頭に彼(三上真一:みかみ・しんいち:34才)が浮かんでくるの。』
「それが好きってことじゃないの?」
『そうじゃないの。あなた以外の人を好きになることはないわ。ただ、なんだかわからないけど、正直に言うと凄く会いたいって思っている。』
「なんだろう? やっぱり1回抱かれたから?」
『それは・・ないとは言えないと思う。あなたには悪いけど、私もあなたが初めてじゃなかった。でも彼とは今までの人とは違う感じがするの。もしかしたらね、それはあんなことがあったからなのかもしれないけど・・。』
「今までの人とはそんな感じはなかったの?」
『なかったと思う。こんな感覚は初めて・・。』
「それってやっぱり、からだが合うってことなんじゃないかな。」
『う、うん。あなた、そう言うと思っていたわ。もしかしたらそうなのかなぁ。からだが合うってことがどういうことなのかわからないけど・・。』
「あれをするときの色々なタイミングとか、その時々のお互いの思いがぴったり合うんだろ。男女の仲では大事なことだと思うよ。」
『でもね、こんなこと言うといけないと思うけど、あなたとの時でもこんな感覚はなかった・・。でもあなたが一番好きなの。』
「いいじゃないか。そういう男の人と出会うことが出来たって、凄いことじゃない? なかなかそこまで言える相手とは出会えないと思うよ。」
『そうかなぁ?』
「俺は心配ないから、安心してその彼と会ったりしていいから。」
『うん。ありがとう。』
こんな感じだったと思います。そしてスマホについてはこんなことを言ってくれました。
『あなたに隠し事はしたくないから、いつ見てもいいよ。メールとかも・・。ただ恥ずかしいから私がいないときに見てね。』
そう言われてスマホを見せてもらいます。しかし、夫の私には衝撃的な内容でした。
〔道子さん、時間をとってくれてありがとう。凄く楽しかったよ。〕
『こちらこそありがとう。』
〔遅くなってしまったけれど大丈夫だった? 問題なかった?〕
『家は大丈夫よ。少しくらいなら遅くなっても大丈夫だから・・。』
〔そっか。ならいいんだけど・・。ちょっと心配になったから。〕
『真一さんて優しいんだ。』
〔道子さんに迷惑をかけられないから・・。〕
『ありがとう・・。』
〔今度いつ会えるかな?〕
『そうだねぇ・・。』
〔迷惑かけたらいけないってわかっているけど、でも早く会いたいって思ってしまう。〕
『会うってことは、またこの前みたいなところに行くってことよね・・。』
〔だめだった?〕
『真一さん、何もしないって言ってたし、本当に何かのお店だと思っていたんだから。着くまではね。』
〔だますとかそんなつもりじゃなかったんだけど。ごめん。〕
『わかっています。大丈夫よ。楽しかったし。』
〔今度会うときはどうしたらいいのかな?〕
『私は真一さんについていくだけだから・・。』
〔道子さんにそう言ってもらえると俺も嬉しいよ。次、計画していい?〕
『うん。』
〔楽しみにしてる。〕
『私も・・。』 ⑥へ続く
2017/01/10
妻の吉田道子(よしだ・みちこ:37才)は私(吉田直行:よしだ・なおゆき:39才)にこんな風に話していました。
『なんかね、好きとかじゃ全然ないんだけど、なんだかわかんないんだけど、あれから、いつも頭に彼(三上真一:みかみ・しんいち:34才)が浮かんでくるの。』
「それが好きってことじゃないの?」
『そうじゃないの。あなた以外の人を好きになることはないわ。ただ、なんだかわからないけど、正直に言うと凄く会いたいって思っている。』
「なんだろう? やっぱり1回抱かれたから?」
『それは・・ないとは言えないと思う。あなたには悪いけど、私もあなたが初めてじゃなかった。でも彼とは今までの人とは違う感じがするの。もしかしたらね、それはあんなことがあったからなのかもしれないけど・・。』
「今までの人とはそんな感じはなかったの?」
『なかったと思う。こんな感覚は初めて・・。』
「それってやっぱり、からだが合うってことなんじゃないかな。」
『う、うん。あなた、そう言うと思っていたわ。もしかしたらそうなのかなぁ。からだが合うってことがどういうことなのかわからないけど・・。』
「あれをするときの色々なタイミングとか、その時々のお互いの思いがぴったり合うんだろ。男女の仲では大事なことだと思うよ。」
『でもね、こんなこと言うといけないと思うけど、あなたとの時でもこんな感覚はなかった・・。でもあなたが一番好きなの。』
「いいじゃないか。そういう男の人と出会うことが出来たって、凄いことじゃない? なかなかそこまで言える相手とは出会えないと思うよ。」
『そうかなぁ?』
「俺は心配ないから、安心してその彼と会ったりしていいから。」
『うん。ありがとう。』
こんな感じだったと思います。そしてスマホについてはこんなことを言ってくれました。
『あなたに隠し事はしたくないから、いつ見てもいいよ。メールとかも・・。ただ恥ずかしいから私がいないときに見てね。』
そう言われてスマホを見せてもらいます。しかし、夫の私には衝撃的な内容でした。
〔道子さん、時間をとってくれてありがとう。凄く楽しかったよ。〕
『こちらこそありがとう。』
〔遅くなってしまったけれど大丈夫だった? 問題なかった?〕
『家は大丈夫よ。少しくらいなら遅くなっても大丈夫だから・・。』
〔そっか。ならいいんだけど・・。ちょっと心配になったから。〕
『真一さんて優しいんだ。』
〔道子さんに迷惑をかけられないから・・。〕
『ありがとう・・。』
〔今度いつ会えるかな?〕
『そうだねぇ・・。』
〔迷惑かけたらいけないってわかっているけど、でも早く会いたいって思ってしまう。〕
『会うってことは、またこの前みたいなところに行くってことよね・・。』
〔だめだった?〕
『真一さん、何もしないって言ってたし、本当に何かのお店だと思っていたんだから。着くまではね。』
〔だますとかそんなつもりじゃなかったんだけど。ごめん。〕
『わかっています。大丈夫よ。楽しかったし。』
〔今度会うときはどうしたらいいのかな?〕
『私は真一さんについていくだけだから・・。』
〔道子さんにそう言ってもらえると俺も嬉しいよ。次、計画していい?〕
『うん。』
〔楽しみにしてる。〕
『私も・・。』 ⑥へ続く
2017/01/10
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