中3〚三角関数〛1話
中3〚三角関数〛1話
(原題:超カジュアルな3Pの話 投稿者:不明 投稿日:2012/12/15)
僕(磯村耕平:いそむら こうへい)27才。顔は至って普通です。でも背が高くて細身なせいなのか、自分で言うのも恥ずかしいけど多少はモテてるかもって感じです。それ以外には特長なし。ただ、趣味というか趣向がいわゆるNTR(寝取られ)属性で、 この話の発端もそこから始まっています。
登場人物は僕を含めてたったの3人です。
ひとりは僕の彼女(加賀美遥:かがみ はるか)26才。結婚はしていないが、それを前提にして同棲をしています。顔は僕的補正なしでもかわいいと思う。ウエストがくびれていて僕的にはそこがかなりのツボです。そしてなんと言ってもおっぱいが超キレイいわゆる超美乳なのです。大きすぎず小さくもなく、形がとてつもなく整っていた。
彼女の性格は若干ツン(愛想がないこと)気味だけど、そんなに気にならない程度です。一見ガードがゆるそうな感じで昔からいつも男が寄ってきていた。それで僕がいつもやきもちをやいて、メンタル(精神面)的にやられはじめたことがきっかけでNTR属性に目覚めたという経緯があります。
もうひとりは僕の親友(村橋一翔:かずと)年齢は僕と同じ27歳。昔から趣味でやっていた音楽活動で知り合って、飲み会か何かで意気投合して、こっちもいつの間にか友達になっていた感じです。身長は僕よりもすこし低いのだけど、 筋肉とかガッシリしていて、正直男の僕もうらやむレベル。顔はそれなりに整っていてイケメンの部類の入るかも知れない。
ただ残念というか不思議なのが、一翔には浮いた話が全然出てこないってことだ。そいつが女の子とイチャイチャしているシーンなんて想像できない。というか、していたら笑ってしまう。 それくらいなぜか女の子に縁がなさそうなタイプです。どちらかと言えば大人しい性格であまりワイワイ騒いだりはしない。酒は好きなので僕とは仕事帰りに時間合わせて飲みに行ったりすることが多い。
さて、もう少し遥のことを説明します。
彼女と付き合い始めたきっかけは、学生時代にやっていた居酒屋のバイトでの出会いです。初めて見た時はびっくりして時間が止まったのを覚えている。たまたま同じ時間帯のシフトが多くて、勇気を奮って話しかけたら、不思議なことに波長が合った。それから6年間も付き合ってきた。
現在、遥はアパレルの広報みたいな仕事をやっていますから、いつ人に見られても恥ずかしくないように相当気合い入れて常に外見を磨いています。端から見ても超がんばっている。僕は、「女って大変なんだなー。」って、いつも感じていた。
2015/01/24
(原題:超カジュアルな3Pの話 投稿者:不明 投稿日:2012/12/15)
僕(磯村耕平:いそむら こうへい)27才。顔は至って普通です。でも背が高くて細身なせいなのか、自分で言うのも恥ずかしいけど多少はモテてるかもって感じです。それ以外には特長なし。ただ、趣味というか趣向がいわゆるNTR(寝取られ)属性で、 この話の発端もそこから始まっています。
登場人物は僕を含めてたったの3人です。
ひとりは僕の彼女(加賀美遥:かがみ はるか)26才。結婚はしていないが、それを前提にして同棲をしています。顔は僕的補正なしでもかわいいと思う。ウエストがくびれていて僕的にはそこがかなりのツボです。そしてなんと言ってもおっぱいが超キレイいわゆる超美乳なのです。大きすぎず小さくもなく、形がとてつもなく整っていた。
彼女の性格は若干ツン(愛想がないこと)気味だけど、そんなに気にならない程度です。一見ガードがゆるそうな感じで昔からいつも男が寄ってきていた。それで僕がいつもやきもちをやいて、メンタル(精神面)的にやられはじめたことがきっかけでNTR属性に目覚めたという経緯があります。
もうひとりは僕の親友(村橋一翔:かずと)年齢は僕と同じ27歳。昔から趣味でやっていた音楽活動で知り合って、飲み会か何かで意気投合して、こっちもいつの間にか友達になっていた感じです。身長は僕よりもすこし低いのだけど、 筋肉とかガッシリしていて、正直男の僕もうらやむレベル。顔はそれなりに整っていてイケメンの部類の入るかも知れない。
ただ残念というか不思議なのが、一翔には浮いた話が全然出てこないってことだ。そいつが女の子とイチャイチャしているシーンなんて想像できない。というか、していたら笑ってしまう。 それくらいなぜか女の子に縁がなさそうなタイプです。どちらかと言えば大人しい性格であまりワイワイ騒いだりはしない。酒は好きなので僕とは仕事帰りに時間合わせて飲みに行ったりすることが多い。
さて、もう少し遥のことを説明します。
彼女と付き合い始めたきっかけは、学生時代にやっていた居酒屋のバイトでの出会いです。初めて見た時はびっくりして時間が止まったのを覚えている。たまたま同じ時間帯のシフトが多くて、勇気を奮って話しかけたら、不思議なことに波長が合った。それから6年間も付き合ってきた。
現在、遥はアパレルの広報みたいな仕事をやっていますから、いつ人に見られても恥ずかしくないように相当気合い入れて常に外見を磨いています。端から見ても超がんばっている。僕は、「女って大変なんだなー。」って、いつも感じていた。
2015/01/24
中3〚三角関数〛2話
中3〚三角関数〛2話
僕のNTR属性については結構前に遥にカミングアウトしていて、 当然ながら遥のリアクションは、『は?』の一言。一度、冗談で「ほんと試しでいいからさ、ハプニングバーとか行ってみない?」ってお願いしたら、『耕平のその変な性癖自体が、わたしにとってはすでにハプニングだよ。』と適当にあしらわれたのを覚えている。
それから僕は何年我慢していたか分からないが、この煮え切らない気持ちの影でずっと忍びに忍んで、ようやくついにこの3Pまでたどり着いたのだけど、初めて遥が他の男とセックスをしている姿を見られたことに感動しすぎて、数カ月の間ずっと興奮しっぱなしだった。
それで、その日は何の前触れもなくて、仕事中に一翔から電話があって、〔耕平、今日ドームの試合チケットが取れたけど行かないか?」と、野球観戦のお誘いがあったものだから、僕も「ビール片手に野球観戦なんてサラリーマンの至高の贅沢だね。」とOKの返事をする。
試合が終わって、さあ帰ろうかってときに一翔が、〔耕平の部屋で飲み直さないか?〕って提案があった。それにOKを出して、球場から家に向かう途中、僕はとんでもないことに気がついてしまう。「…あ、今日、遥の誕生日だった…やばいな。」一翔も、〔マジ?それ超やばいんじゃない?〕って追い打ちをかけてくる。
僕はおそるおそる遥へ電話をして何コールかで電話に出た遥は、『なに、なんか用?』と、超素っ気ない返事です。これは確実に怒っている。僕は(なぜか一翔も)電話口で必死に謝罪をして、「今から急いで帰るので僕の部屋で待っていて!」と心からお願いをした。遥は本気で怒りながらも『ケーキとシャンパンとチーズを、有り金全部つぎ込んで一番高いの買ってきたら許すかも?』でガチャと電話が切られる。
僕と一翔は楽しかった野球の余韻などすっかり忘れて、急いで高級食料品店で一通り買い物をして家に着いたのが23時前だった。そして、奮発した高級なバースデーケーキで機嫌を直してくれる。それでシャンパンとチーズで乾杯をした。
遥は、シャンパンと一緒に買ってきたワインが随分気に入った様子です。普段あまり飲まないのに、この日は自分の誕生日で彼氏に祝ってもらいご機嫌でピッチを速めて飲んでいる。僕も一翔も遥のペースに合わせて飲んでいたから、夜中にハイテンションになってしまった。
飲んでいる最中に気になったのが、遥の顔が赤くなっていて、キャミソールの胸元から首にかけてもほんのりピンク色に染まってきいたことだ。そして、目も潤み気味で、色気というかフェロモンが出まくっている感じである。そんな遥を見ながら、《酔っぱらっている遥もかわいいなー。》と、一人でニヤニヤしていた。
2015/01/26
僕のNTR属性については結構前に遥にカミングアウトしていて、 当然ながら遥のリアクションは、『は?』の一言。一度、冗談で「ほんと試しでいいからさ、ハプニングバーとか行ってみない?」ってお願いしたら、『耕平のその変な性癖自体が、わたしにとってはすでにハプニングだよ。』と適当にあしらわれたのを覚えている。
それから僕は何年我慢していたか分からないが、この煮え切らない気持ちの影でずっと忍びに忍んで、ようやくついにこの3Pまでたどり着いたのだけど、初めて遥が他の男とセックスをしている姿を見られたことに感動しすぎて、数カ月の間ずっと興奮しっぱなしだった。
それで、その日は何の前触れもなくて、仕事中に一翔から電話があって、〔耕平、今日ドームの試合チケットが取れたけど行かないか?」と、野球観戦のお誘いがあったものだから、僕も「ビール片手に野球観戦なんてサラリーマンの至高の贅沢だね。」とOKの返事をする。
試合が終わって、さあ帰ろうかってときに一翔が、〔耕平の部屋で飲み直さないか?〕って提案があった。それにOKを出して、球場から家に向かう途中、僕はとんでもないことに気がついてしまう。「…あ、今日、遥の誕生日だった…やばいな。」一翔も、〔マジ?それ超やばいんじゃない?〕って追い打ちをかけてくる。
僕はおそるおそる遥へ電話をして何コールかで電話に出た遥は、『なに、なんか用?』と、超素っ気ない返事です。これは確実に怒っている。僕は(なぜか一翔も)電話口で必死に謝罪をして、「今から急いで帰るので僕の部屋で待っていて!」と心からお願いをした。遥は本気で怒りながらも『ケーキとシャンパンとチーズを、有り金全部つぎ込んで一番高いの買ってきたら許すかも?』でガチャと電話が切られる。
僕と一翔は楽しかった野球の余韻などすっかり忘れて、急いで高級食料品店で一通り買い物をして家に着いたのが23時前だった。そして、奮発した高級なバースデーケーキで機嫌を直してくれる。それでシャンパンとチーズで乾杯をした。
遥は、シャンパンと一緒に買ってきたワインが随分気に入った様子です。普段あまり飲まないのに、この日は自分の誕生日で彼氏に祝ってもらいご機嫌でピッチを速めて飲んでいる。僕も一翔も遥のペースに合わせて飲んでいたから、夜中にハイテンションになってしまった。
飲んでいる最中に気になったのが、遥の顔が赤くなっていて、キャミソールの胸元から首にかけてもほんのりピンク色に染まってきいたことだ。そして、目も潤み気味で、色気というかフェロモンが出まくっている感じである。そんな遥を見ながら、《酔っぱらっている遥もかわいいなー。》と、一人でニヤニヤしていた。
2015/01/26
中3〚三角関数〛3話
中3〚三角関数〛3話
そして、飲みも佳境にさしかかったかなーってときに、遥が『あ~誕生日が終わっちゃった~。それで、一翔くんからわたしに誕生日プレゼントはないの?』って笑いながらも真面目な口調で言い出した。それは日付が変わって30分くらい経ったころだと思う。
最初、一翔は戸惑いながらも、ここで思わぬ本気を出し始める。〔じゃ、マジックショーでもやりますかー。〕と、バッグの中からいきなりトランプを取り出した。当然、僕も遥も「なんでトランプを持ち歩いているの?」と突っ込んだところ、一翔曰く、今度友達の結婚式の余興でマジックを披露することになって仕事の休み時間に毎日練習をしているらしい 。
元々ギターやらベースやら上手いやつだったから、手先が器用なのは知っていたけれど、まさかトランプの手品までできるとは思っていなかったから驚く。それで、一翔がお披露目する。さっきまで手元にあったカードがいつの間にか山の中に紛れ込んでいたり、見ていないはずの絵柄と数字をかんたんに当てたり、どういう仕掛けなのか全く分からなかった。
遥はずっと目を輝かせながら、『どうなってるの!すごい!ありえない!』と、喜んでいた。一通りマジックが終わると、まだ酔いが廻ってテンションMAXな遥が、『もっとなにかないの?手品して!』と、トランプマジックに魅せられた様子で一翔におねだりし始めた
しかし、もうネタ切れの一翔が、困り果てて僕に目でヘルプを求めてくる。そのヘルプを受けとめた僕は酔った勢いでひとつ仕掛けてみようと思い立った。「じゃあさ、王様ゲームやろうよ、トランプで、ゲームといえば王様ゲームでしょ。」と僕が言うと、横で聞いていた一翔は、〔こいつは何言ってんだ〕的な目で僕を見てくるが、遥は意外にも『いいじゃない。いいよ、やろーやろー!』と乗ってくる。(遥はかなり酔っているな。)
「大丈夫?王様ゲームって言ったらエロくないとしらけるぜ?」調子に乗って僕が言うと、『それくらい知ってるっつーの!でも負けなきゃいいんでしょ?』と遥は珍しく酔っぱらっているせいなのか、機嫌がいいだけなのか分からないが、いつもだったら『絶対にありえない。』の一言で終わるはずの提案が、なぜかOKをもらった。
ここまで来て僕は初めて、この流れに期待を持ち始める。流れに置き去りの一翔がどうしたらいいか分からない顔で僕に視線を送ってくるが、僕からのエロいアイコンタクトで一瞬にして目つきが変わった。多分、この瞬間に一翔の中のスイッチが切り替わったのだと思う。
2015/01/29
そして、飲みも佳境にさしかかったかなーってときに、遥が『あ~誕生日が終わっちゃった~。それで、一翔くんからわたしに誕生日プレゼントはないの?』って笑いながらも真面目な口調で言い出した。それは日付が変わって30分くらい経ったころだと思う。
最初、一翔は戸惑いながらも、ここで思わぬ本気を出し始める。〔じゃ、マジックショーでもやりますかー。〕と、バッグの中からいきなりトランプを取り出した。当然、僕も遥も「なんでトランプを持ち歩いているの?」と突っ込んだところ、一翔曰く、今度友達の結婚式の余興でマジックを披露することになって仕事の休み時間に毎日練習をしているらしい 。
元々ギターやらベースやら上手いやつだったから、手先が器用なのは知っていたけれど、まさかトランプの手品までできるとは思っていなかったから驚く。それで、一翔がお披露目する。さっきまで手元にあったカードがいつの間にか山の中に紛れ込んでいたり、見ていないはずの絵柄と数字をかんたんに当てたり、どういう仕掛けなのか全く分からなかった。
遥はずっと目を輝かせながら、『どうなってるの!すごい!ありえない!』と、喜んでいた。一通りマジックが終わると、まだ酔いが廻ってテンションMAXな遥が、『もっとなにかないの?手品して!』と、トランプマジックに魅せられた様子で一翔におねだりし始めた
しかし、もうネタ切れの一翔が、困り果てて僕に目でヘルプを求めてくる。そのヘルプを受けとめた僕は酔った勢いでひとつ仕掛けてみようと思い立った。「じゃあさ、王様ゲームやろうよ、トランプで、ゲームといえば王様ゲームでしょ。」と僕が言うと、横で聞いていた一翔は、〔こいつは何言ってんだ〕的な目で僕を見てくるが、遥は意外にも『いいじゃない。いいよ、やろーやろー!』と乗ってくる。(遥はかなり酔っているな。)
「大丈夫?王様ゲームって言ったらエロくないとしらけるぜ?」調子に乗って僕が言うと、『それくらい知ってるっつーの!でも負けなきゃいいんでしょ?』と遥は珍しく酔っぱらっているせいなのか、機嫌がいいだけなのか分からないが、いつもだったら『絶対にありえない。』の一言で終わるはずの提案が、なぜかOKをもらった。
ここまで来て僕は初めて、この流れに期待を持ち始める。流れに置き去りの一翔がどうしたらいいか分からない顔で僕に視線を送ってくるが、僕からのエロいアイコンタクトで一瞬にして目つきが変わった。多分、この瞬間に一翔の中のスイッチが切り替わったのだと思う。
2015/01/29
中3〚三角関数〛4話
中3〚三角関数〛4話
王様ゲームのルールは超適当にその場で決定をした。カードを手配りで1枚ずつ渡して、一番数字が大きい人が王様。ちなみに絵札(トランプで、ジャック・クイーン・キングの描かれた12枚の札)のみ使用する。(ちなみに強い順はスペード〉ハート〉ダイヤ〉クラブとした。)
人数が三人しかいないから、勝った者が残った二人に何をさせるか命令を出す。勝率は平等に0.333になるはずだが、カードの手配りを一翔(かずと)にさせていたこともあって、はっきり言えば、勝負をコントロールできるのは一翔であり僕である。遥(はるか)にも少しは勝たせながら、じわじわと僕たちが勝つ流れを増やしていった。
実際の罰ゲームは、僕(耕平)や一翔が王様になったときはボディタッチを、10秒間膝枕をする。ハグをして好きと云う。そこから、徐々にエロい方向へ持っていくようにした。最初は一翔と遥に手を恋人つなぎしてもらったり、遥から一翔の背後から抱きついてもらったり、この辺から僕はだんだんおかしくなってきていた。(アルコールが正常な脳を溶かす?いやNTR(寝取られ)属性が活性化した?)
王様になった僕はゲームのお約束でもある、“キスしろキス!”を、遥と一翔に命令を下した。二人とも目を閉じて軽くキスした。(このあたりが一番ドキドキしていた頃だと思う。)この流れに乗るように一翔は僕を勝たせていった。遥は罰ゲームの度に、『えええ!やだー、はずかしくて死ぬ!』とか言っていたけど、なんだかんだでクリアをしていく。(遥もせっかく盛り上がっているところで自分が空気を壊したくないってのもあったのだと思うし、そんなに言うほど嫌がっているわけでもなさそうだ。)
そして意外にも一翔がこんな僕の悪ノリに付き合ってくれていた。ていうか、ちょっと嬉しそう。(なんだ、なんだ、そういうことか。)と、僕も無言の納得。その後いくつかの罰ゲームをこなしていきながら、このタイミングかな?って僕は一つ賭けに出てみる。一翔に指で合図「俺を勝たせて、2番に一翔な。分かった?」
一斉に札をオープンすると、当然僕がキングで一翔がジャックで遥もジャック。遥が『え~また、耕平が勝ったけどおかしく無い?』とごねている。間髪入れずに「一番弱い者が上半身裸な!」と命令した。遥と一翔が、お互いのカードを見せ合う。遥がハートのジャックで、一翔はスペードのジャック。(もう一翔のテクニックは神業!)
遥は『うっそ!無理!ムリムリ!絶対!』と叫びながら僕の顔をキッとにらむ。僕は顔を背(そむ)けそうになったけど「王様の命令は絶対だ、観念しろ。」と冷徹に告げる。怒るかなあと一瞬身構えたけど、意外なことに、遥は、『マジかー!マジかー!王様の命令ハンパないねー!』と言いながら、『わかった。』と一言うなずいた後、ワインをぐいと飲み干すと目を閉じた。僕も一翔も、“お?”って感じになり、なぜか二人とも正座の姿勢になる。遥は目を閉じたまま、ふーっと深呼吸をした後、キャミソールの裾を一気にまくり上げて、自分でブラジャーも一瞬で脱ぎとった。
2015/02/10
王様ゲームのルールは超適当にその場で決定をした。カードを手配りで1枚ずつ渡して、一番数字が大きい人が王様。ちなみに絵札(トランプで、ジャック・クイーン・キングの描かれた12枚の札)のみ使用する。(ちなみに強い順はスペード〉ハート〉ダイヤ〉クラブとした。)
人数が三人しかいないから、勝った者が残った二人に何をさせるか命令を出す。勝率は平等に0.333になるはずだが、カードの手配りを一翔(かずと)にさせていたこともあって、はっきり言えば、勝負をコントロールできるのは一翔であり僕である。遥(はるか)にも少しは勝たせながら、じわじわと僕たちが勝つ流れを増やしていった。
実際の罰ゲームは、僕(耕平)や一翔が王様になったときはボディタッチを、10秒間膝枕をする。ハグをして好きと云う。そこから、徐々にエロい方向へ持っていくようにした。最初は一翔と遥に手を恋人つなぎしてもらったり、遥から一翔の背後から抱きついてもらったり、この辺から僕はだんだんおかしくなってきていた。(アルコールが正常な脳を溶かす?いやNTR(寝取られ)属性が活性化した?)
王様になった僕はゲームのお約束でもある、“キスしろキス!”を、遥と一翔に命令を下した。二人とも目を閉じて軽くキスした。(このあたりが一番ドキドキしていた頃だと思う。)この流れに乗るように一翔は僕を勝たせていった。遥は罰ゲームの度に、『えええ!やだー、はずかしくて死ぬ!』とか言っていたけど、なんだかんだでクリアをしていく。(遥もせっかく盛り上がっているところで自分が空気を壊したくないってのもあったのだと思うし、そんなに言うほど嫌がっているわけでもなさそうだ。)
そして意外にも一翔がこんな僕の悪ノリに付き合ってくれていた。ていうか、ちょっと嬉しそう。(なんだ、なんだ、そういうことか。)と、僕も無言の納得。その後いくつかの罰ゲームをこなしていきながら、このタイミングかな?って僕は一つ賭けに出てみる。一翔に指で合図「俺を勝たせて、2番に一翔な。分かった?」
一斉に札をオープンすると、当然僕がキングで一翔がジャックで遥もジャック。遥が『え~また、耕平が勝ったけどおかしく無い?』とごねている。間髪入れずに「一番弱い者が上半身裸な!」と命令した。遥と一翔が、お互いのカードを見せ合う。遥がハートのジャックで、一翔はスペードのジャック。(もう一翔のテクニックは神業!)
遥は『うっそ!無理!ムリムリ!絶対!』と叫びながら僕の顔をキッとにらむ。僕は顔を背(そむ)けそうになったけど「王様の命令は絶対だ、観念しろ。」と冷徹に告げる。怒るかなあと一瞬身構えたけど、意外なことに、遥は、『マジかー!マジかー!王様の命令ハンパないねー!』と言いながら、『わかった。』と一言うなずいた後、ワインをぐいと飲み干すと目を閉じた。僕も一翔も、“お?”って感じになり、なぜか二人とも正座の姿勢になる。遥は目を閉じたまま、ふーっと深呼吸をした後、キャミソールの裾を一気にまくり上げて、自分でブラジャーも一瞬で脱ぎとった。
2015/02/10
中6〖不倫の代償〗第1章1話
中6〖不倫の代償〗第1章1話
(原題:ガラム 投稿者:異邦人 投稿日:2004/09/17)
最近になって私はたばこの銘柄を変えた。以前はガラム(インドネシア産のたばこ)を吸っていたのだが、匂いが営業に差し支えるので国産にしたところです。その日は土曜日でしたが妻の千遥(ちはる)は休日出勤でいません。前日、私は接待が深夜まで続き、起きたのが午前11時前で、食卓には朝食と昼食の用意がしてある。メモには『おはよう。昼食はレンジで温めてください。午後7時までには帰ります。』とあった。
前日の夕方から、娘の春香は妻の実家で預かってもらっている。義父母は「何日でも面倒をみるよ。」と孫娘を大事にしてくれる。それは今日の場合は助かるのだが、休日に一人で食事をするのは虚しい。食事を済ませ、リビングでパジャマ姿のまま、ぼんやりテレビを観ていたら、手の爪が伸びていることに気付いた。
「たしか爪切りは?千遥の寝室にあるドレッサーの引き出しかな?」とうろ覚え(確かでない記憶)だが、久しぶりに入ってみる。春香が生まれ、次第に夫婦の営みが少なくなっていた。爪切りはやはりそこにあったのだが、なにか違和感を感じる。そうだ芳香剤とは違う甘い匂いが、「そうだガラムだ。うん、間違いない。」「でもたばこを吸わないはずの千遥が?それもガラムを?」どこを探しても、ガラムも吸いがらもみつからなかった。
問いただせば簡単に済む問題も、自分が躊躇(ちゅうちょ)した瞬間から妻の千遥(ちはる)に対する疑いの形に変わって行った。疑いを解決する方法は色々有るのかもしれない、灰皿を見つけた時に妻に問い詰める方法、或いは吸っている現場を押さえる方法。いずれにしても、妻がガラムを吸っていた事は明白であり、この段階で私の中には妻の素行に興味が移っていたのかも知れません。
妻は長女の出産を期に一度勤めていた会社を退職したが、少しすると、前の上司の薦めもあり派遣社員の形で、また同じ会社に勤めだした。その会社は、名の知られた観光会社であり、二度目の時は経験も評価され、添乗の仕事もある事を妻は私に納得させていた。
元来家に閉じこもっているのが似合うタイプの女性ではないと思っていた私は、千遥の仕事に口を挟む気はなかったので行動を起こすでもなく、数日が過ぎたある日。仕事も早めに終わった私は同僚の誘いも断り、妻の勤める会社の近くに私は足を進めていた。
妻の素行(そこう:ふだんの行い。)が知りたいという私の気持ちは、気づいた時には探偵の真似事をしていました。市の目貫通りに面した妻の会社は人道通りも多く、人並みの影から様子を伺うにはさほどの苦労は無かった。
午後6時頃現場に着いた私は、15分位でしょうか、探偵気取りで道路の反対側にある千遥の会社の出入り口に神経を集中していると、突然聞きなれた女性の声で、私は出入り口から目を離すことになる。その女性は、妻の同僚の三嶋さんでした。
2015/02/19
(原題:ガラム 投稿者:異邦人 投稿日:2004/09/17)
最近になって私はたばこの銘柄を変えた。以前はガラム(インドネシア産のたばこ)を吸っていたのだが、匂いが営業に差し支えるので国産にしたところです。その日は土曜日でしたが妻の千遥(ちはる)は休日出勤でいません。前日、私は接待が深夜まで続き、起きたのが午前11時前で、食卓には朝食と昼食の用意がしてある。メモには『おはよう。昼食はレンジで温めてください。午後7時までには帰ります。』とあった。
前日の夕方から、娘の春香は妻の実家で預かってもらっている。義父母は「何日でも面倒をみるよ。」と孫娘を大事にしてくれる。それは今日の場合は助かるのだが、休日に一人で食事をするのは虚しい。食事を済ませ、リビングでパジャマ姿のまま、ぼんやりテレビを観ていたら、手の爪が伸びていることに気付いた。
「たしか爪切りは?千遥の寝室にあるドレッサーの引き出しかな?」とうろ覚え(確かでない記憶)だが、久しぶりに入ってみる。春香が生まれ、次第に夫婦の営みが少なくなっていた。爪切りはやはりそこにあったのだが、なにか違和感を感じる。そうだ芳香剤とは違う甘い匂いが、「そうだガラムだ。うん、間違いない。」「でもたばこを吸わないはずの千遥が?それもガラムを?」どこを探しても、ガラムも吸いがらもみつからなかった。
問いただせば簡単に済む問題も、自分が躊躇(ちゅうちょ)した瞬間から妻の千遥(ちはる)に対する疑いの形に変わって行った。疑いを解決する方法は色々有るのかもしれない、灰皿を見つけた時に妻に問い詰める方法、或いは吸っている現場を押さえる方法。いずれにしても、妻がガラムを吸っていた事は明白であり、この段階で私の中には妻の素行に興味が移っていたのかも知れません。
妻は長女の出産を期に一度勤めていた会社を退職したが、少しすると、前の上司の薦めもあり派遣社員の形で、また同じ会社に勤めだした。その会社は、名の知られた観光会社であり、二度目の時は経験も評価され、添乗の仕事もある事を妻は私に納得させていた。
元来家に閉じこもっているのが似合うタイプの女性ではないと思っていた私は、千遥の仕事に口を挟む気はなかったので行動を起こすでもなく、数日が過ぎたある日。仕事も早めに終わった私は同僚の誘いも断り、妻の勤める会社の近くに私は足を進めていた。
妻の素行(そこう:ふだんの行い。)が知りたいという私の気持ちは、気づいた時には探偵の真似事をしていました。市の目貫通りに面した妻の会社は人道通りも多く、人並みの影から様子を伺うにはさほどの苦労は無かった。
午後6時頃現場に着いた私は、15分位でしょうか、探偵気取りで道路の反対側にある千遥の会社の出入り口に神経を集中していると、突然聞きなれた女性の声で、私は出入り口から目を離すことになる。その女性は、妻の同僚の三嶋さんでした。
2015/02/19
中3〚三角関数〛5話
中3〚三角関数〛5話
その瞬間、僕たちの目の前に遥のキレイな乳房が露になる。一翔は呆気にとられながら、思わず遥の胸を見て、〔おおお…、こりゃすげえ!〕と感動の様子。そりゃそうだ、さんざん見慣れている僕ですら、今、とてつもなく感動しているのだ。
この時の僕の気持ちって何だか複雑で、《目の前で遥の胸を他人に見られるって経験はもちろん初めてだし、あんまり見ないでくれって気持ちと、もっと見てやってくれ!》って気持ちが入り交じって、ほんとどうしようもない胸の高鳴りが身体中を駆け巡っている。ありえないほど興奮していて、だんだん勃起しているのも分かった
その後は、内容がエスカレートしていく。遥が上半身を脱いでから間もなく、全員がパンツ一枚になるまで脱いでいた。遥にはもう脱いでいることを恥ずかしがっている様子はない。その間も相変わらずみんな飲み続けている。ワインのボトルは3本目に突入していた 。
遥は、『ちょっとタイムね。トイレへ行きたい。』って席を立った時に、一翔が僕に話しかけてくる。〔おれが今さら聞くのもどうかと思うんだけど、この流れ大丈夫なのか?〕と尋ねた。僕は「全然大丈夫、ていうか只今NTR満喫中だ。」と答えると、〔あ、なるほどね。〕と一翔は納得し、ここで一気にリミッター解除(能力制限を外す事)した様子。
。
遥が戻ってきてゲームを再開すると、いきなり一翔が積極的になる。僕が「じゃあ、二人でお互いの股間を摩(さす)り合いながらディープキスだ。」って命令を出すと、さっきまでの仕方なくやっていますオーラが一翔から一気に消えてなくなった。遥もその空気に気づいたのか、一翔が舌を絡めにくると、それに応えるように舌を絡み返している。
遥はだんだん目がトロンとなってきて、自分から一翔のちんこを触りはじめた。そして、一翔も遥の胸を触りだしたのを僕は見逃さない。「遥の胸を触っていいよ。」なんて命令を僕だしてないのに! って考えると、僕の胸の鼓動が早くなっていった。そのドキドキっぷりがなぜか気持ちいい。
しばらくの間、二人が舌を絡める音だけが部屋に響きわたっていた。二人は中腰になってお互いの身体に向かい合っている。遥は一翔のちんこをパンツの上から形が分かるようにさすっていて、 一翔は右手で遥の胸を揉みながら、左手で遥のクリトリスあたりを、ショーツの上からゆっくり円を描くように触っている。
僕はその様子を見ながら無意識のうちに自分のちんこを弄(いじ)りだしていた。先程の入り交じった変な気持ちは、もう目の前で起こっている出来事を処理するための燃料になっているとしか思えない。「あーもう!」って叫びたいのだけど、それを我慢して飲み込んでいるこの状態が気持ちよくてたまらない。
2015/02/20
その瞬間、僕たちの目の前に遥のキレイな乳房が露になる。一翔は呆気にとられながら、思わず遥の胸を見て、〔おおお…、こりゃすげえ!〕と感動の様子。そりゃそうだ、さんざん見慣れている僕ですら、今、とてつもなく感動しているのだ。
この時の僕の気持ちって何だか複雑で、《目の前で遥の胸を他人に見られるって経験はもちろん初めてだし、あんまり見ないでくれって気持ちと、もっと見てやってくれ!》って気持ちが入り交じって、ほんとどうしようもない胸の高鳴りが身体中を駆け巡っている。ありえないほど興奮していて、だんだん勃起しているのも分かった
その後は、内容がエスカレートしていく。遥が上半身を脱いでから間もなく、全員がパンツ一枚になるまで脱いでいた。遥にはもう脱いでいることを恥ずかしがっている様子はない。その間も相変わらずみんな飲み続けている。ワインのボトルは3本目に突入していた 。
遥は、『ちょっとタイムね。トイレへ行きたい。』って席を立った時に、一翔が僕に話しかけてくる。〔おれが今さら聞くのもどうかと思うんだけど、この流れ大丈夫なのか?〕と尋ねた。僕は「全然大丈夫、ていうか只今NTR満喫中だ。」と答えると、〔あ、なるほどね。〕と一翔は納得し、ここで一気にリミッター解除(能力制限を外す事)した様子。
。
遥が戻ってきてゲームを再開すると、いきなり一翔が積極的になる。僕が「じゃあ、二人でお互いの股間を摩(さす)り合いながらディープキスだ。」って命令を出すと、さっきまでの仕方なくやっていますオーラが一翔から一気に消えてなくなった。遥もその空気に気づいたのか、一翔が舌を絡めにくると、それに応えるように舌を絡み返している。
遥はだんだん目がトロンとなってきて、自分から一翔のちんこを触りはじめた。そして、一翔も遥の胸を触りだしたのを僕は見逃さない。「遥の胸を触っていいよ。」なんて命令を僕だしてないのに! って考えると、僕の胸の鼓動が早くなっていった。そのドキドキっぷりがなぜか気持ちいい。
しばらくの間、二人が舌を絡める音だけが部屋に響きわたっていた。二人は中腰になってお互いの身体に向かい合っている。遥は一翔のちんこをパンツの上から形が分かるようにさすっていて、 一翔は右手で遥の胸を揉みながら、左手で遥のクリトリスあたりを、ショーツの上からゆっくり円を描くように触っている。
僕はその様子を見ながら無意識のうちに自分のちんこを弄(いじ)りだしていた。先程の入り交じった変な気持ちは、もう目の前で起こっている出来事を処理するための燃料になっているとしか思えない。「あーもう!」って叫びたいのだけど、それを我慢して飲み込んでいるこの状態が気持ちよくてたまらない。
2015/02/20
中6〖不倫の代償〗第1章2話
中6〖不倫の代償〗第1章2話
〚千遥(ちはる)さんと待ち合わせですか?〛突然の会話に、答えを用意していない私は多少狼狽していたことでしょうが仕事の関係上帳尻を合わせて会話するのは容易でした。
「たまたま近くに居て、仕事が早く終わったので女房を驚かしてみようかと思って。」
〚それで待っていたんですか?〛
「そんなでも無いですよ、今来たばかりです。」
〚そうなんだ、でも連絡すれば良かったのに、千遥さんもう帰られましたよ。〛
「そうなんですか。」
〚今、わたしと別れたばかりですよ。会社の前で。〛
新婚当時、妻の千遥がまだ正社員の頃は何時も夕方6時ごろに会社に迎えに行きデートをした記憶があった私は、固定観念のみで行動を起こしていた。
〚あの頃とは違うんですよ。千遥さんは派遣なんだから残業はあまりしないのよ。〛
「そうなんだ、昔の癖が抜けなくて。」
〚お熱いことで、ご馳走様。今追いかければ、駅で追いつくかも?〛
「良いんです。別に急に思いついたことなんで。」
多少の落胆を感じながらも、私は好期に恵まれたような気になって会話を続けた。
「三嶋さんはこれからどうするんですか?」
〚特に用事もないし、帰るところですけど・・。〛
「この前一緒に飲んだの何時(いつ)でしたっけ?」
〚大分前よね、2月(ふたつき)位前かな?武井君の結婚式の2次会以来だから。〛
私たち夫婦は、お互いの会社の同僚や部下の結婚式の二次会には、夫婦で招待を受けるこ
とが多く、その時も夫婦で参加し、三次会を私たち夫婦と三嶋さんや他に意気投合した数名で明け方まで飲んだ記憶が蘇(よみがえ)る。
「あの時は、凄かったね?」
〚千遥さん凄く酔っていたみたいだったし、私には記憶がないと言っていましたよ。〛
「凄かったね、何か俺に不満でもあるのかな?」
頃あいを見た私は、本題の妻の素行を探るべく、三嶋さんにこう切り出した。
「もし三嶋さんさえ良かったら、ちょっとその辺で飲まない?」
〚二人だけで?千遥さんに怒られないかな?〛
「大丈夫だよ。この間の女房のお詫びもかねて。」
〚それじゃ、少しだけね。〛
とはいえ私は妻帯者であり、あまり人目につく所で飲むのは、お互い仕事の関係から顔見知りの多い事もあり、暗黙の了解で、人目をはばかる様に落ち着ける場所を考えていた。
「三嶋さん、どこか落ち着ける場所を知らない?」
〔あそこはどうかな?千遥さんに前に連れてきて貰った所なんだけど。〕
「うん。そこに行きましょう。」
三嶋さんとともに歩を進めた。千遥の会社から10分程の所にその店があった。約2メートル幅の路地の両脇に小さな店が並ぶ飲み屋街の奥まった所にある店の名前は“蜩(ひぐらし)”、入り口のドアの脇には一間程の一枚板のガラスがはめ込んであり、少し色は付いているものの、中の様子が見えるようになっている。
店の中は、喫茶店ともスナックとも言いがたい雰囲気で、マスターの趣味がいたる所に散りばめられた店という感じで、私にはその趣味の一貫性の無さに理解の域を超えるものが
あったが、席に着くと変に落ち着くところが不思議だった。とりあえずビールであまり意味の無い乾杯から始まり、結婚式の二次会の話で盛り上がり、一時間程して酔いも回った頃です。私はおもむろに、女房の素行調査に入った。
「三嶋さん、タバコを吸ってもいい?」
〔かまわないですよ、どうぞ。わたしも吸っていいかな?〛
「どうぞ!どうぞ!遠慮しないで。そういえば、女房はガラムを吸っているよね?」
〚うん。でもね、ガラムは正直言ってわたしは好きじゃないのよね。〛
あっけなく妻の喫煙は裏づけが取れた。にわか探偵にしては上出来であろう結果に、一瞬満足をしていた。しかし、この後続く彼女の言葉に私の心は更なる妻に対する疑惑が深まっていった。
2015/02/22
〚千遥(ちはる)さんと待ち合わせですか?〛突然の会話に、答えを用意していない私は多少狼狽していたことでしょうが仕事の関係上帳尻を合わせて会話するのは容易でした。
「たまたま近くに居て、仕事が早く終わったので女房を驚かしてみようかと思って。」
〚それで待っていたんですか?〛
「そんなでも無いですよ、今来たばかりです。」
〚そうなんだ、でも連絡すれば良かったのに、千遥さんもう帰られましたよ。〛
「そうなんですか。」
〚今、わたしと別れたばかりですよ。会社の前で。〛
新婚当時、妻の千遥がまだ正社員の頃は何時も夕方6時ごろに会社に迎えに行きデートをした記憶があった私は、固定観念のみで行動を起こしていた。
〚あの頃とは違うんですよ。千遥さんは派遣なんだから残業はあまりしないのよ。〛
「そうなんだ、昔の癖が抜けなくて。」
〚お熱いことで、ご馳走様。今追いかければ、駅で追いつくかも?〛
「良いんです。別に急に思いついたことなんで。」
多少の落胆を感じながらも、私は好期に恵まれたような気になって会話を続けた。
「三嶋さんはこれからどうするんですか?」
〚特に用事もないし、帰るところですけど・・。〛
「この前一緒に飲んだの何時(いつ)でしたっけ?」
〚大分前よね、2月(ふたつき)位前かな?武井君の結婚式の2次会以来だから。〛
私たち夫婦は、お互いの会社の同僚や部下の結婚式の二次会には、夫婦で招待を受けるこ
とが多く、その時も夫婦で参加し、三次会を私たち夫婦と三嶋さんや他に意気投合した数名で明け方まで飲んだ記憶が蘇(よみがえ)る。
「あの時は、凄かったね?」
〚千遥さん凄く酔っていたみたいだったし、私には記憶がないと言っていましたよ。〛
「凄かったね、何か俺に不満でもあるのかな?」
頃あいを見た私は、本題の妻の素行を探るべく、三嶋さんにこう切り出した。
「もし三嶋さんさえ良かったら、ちょっとその辺で飲まない?」
〚二人だけで?千遥さんに怒られないかな?〛
「大丈夫だよ。この間の女房のお詫びもかねて。」
〚それじゃ、少しだけね。〛
とはいえ私は妻帯者であり、あまり人目につく所で飲むのは、お互い仕事の関係から顔見知りの多い事もあり、暗黙の了解で、人目をはばかる様に落ち着ける場所を考えていた。
「三嶋さん、どこか落ち着ける場所を知らない?」
〔あそこはどうかな?千遥さんに前に連れてきて貰った所なんだけど。〕
「うん。そこに行きましょう。」
三嶋さんとともに歩を進めた。千遥の会社から10分程の所にその店があった。約2メートル幅の路地の両脇に小さな店が並ぶ飲み屋街の奥まった所にある店の名前は“蜩(ひぐらし)”、入り口のドアの脇には一間程の一枚板のガラスがはめ込んであり、少し色は付いているものの、中の様子が見えるようになっている。
店の中は、喫茶店ともスナックとも言いがたい雰囲気で、マスターの趣味がいたる所に散りばめられた店という感じで、私にはその趣味の一貫性の無さに理解の域を超えるものが
あったが、席に着くと変に落ち着くところが不思議だった。とりあえずビールであまり意味の無い乾杯から始まり、結婚式の二次会の話で盛り上がり、一時間程して酔いも回った頃です。私はおもむろに、女房の素行調査に入った。
「三嶋さん、タバコを吸ってもいい?」
〔かまわないですよ、どうぞ。わたしも吸っていいかな?〛
「どうぞ!どうぞ!遠慮しないで。そういえば、女房はガラムを吸っているよね?」
〚うん。でもね、ガラムは正直言ってわたしは好きじゃないのよね。〛
あっけなく妻の喫煙は裏づけが取れた。にわか探偵にしては上出来であろう結果に、一瞬満足をしていた。しかし、この後続く彼女の言葉に私の心は更なる妻に対する疑惑が深まっていった。
2015/02/22
中3〚三角関数〛6話
中3〚三角関数〛6話
〔なにこれ?めっちゃ濡れてんじゃん!〕って一翔の一言で、遥が身体を一瞬くの字に折り曲げる。『…ちょっと、やだよ、ショーツの中はダメ…。』と遥が嫌がる。一翔はショーツの脇から指を入れて直接遥のアソコを触っていた。一翔は〔もう脱いじゃいなよ。ショーツ汚れるよ。〕と言うが、それでも遥は、『そんなこと王様に命令されてないもん。』と微かな抵抗をしつつ、遥も遥で一翔のパンツの中に手を入れて、明らかにちんこを握っている。
それをただ見ている僕は完全にドキドキしすぎて無口な状態になる。あまりにも非現実的
すぎて、AVを観ているときと同じ感覚に陥っているのが分かった。〔王様、次はどうするんだ?〕と一翔が僕に向かって言う。もはやゲームの意味がなくなっている。「じゃ、じゃあ、続けて。」の僕の一言で、一気に遥は体勢を崩して一翔に身体のバランスを預けた。遥は『あ、あ、ちょっと、それやばい・・・。』とか言いながら、一翔の手がショーツの中に入ってきていることへの抵抗はそこにはもうなかった。
そこからは、もうあっという間です。一翔が遥のショーツを脱がそうとすると、遥は黙って自分からショーツを脱がしやすいように足を浮かせていた。一翔はショーツを脱がせながら遥の乳首を舌先でチョロチョロっと舐めている。遥は『あ、あ、あ、やばい。』って声を漏らした。
遥は明らかに気持ちよくなっているのを隠せないでいる。一翔はやっぱり器用で、右の乳首と左の乳首と交互に舌を転がしながら、右手で遥の腰を抱いて、左手で手マンをしていた。さっきまでキスの音が響いていたこの部屋は、今はクチャクチャってよりもヌチャヌチャっていうエロい水音が響いている 。
僕の部屋は間接照明なので、ちょっと暗めの明るさだったのだけど、遥のアソコから流れてくる液体が内股にそって流れてくるのがはっきりと見えた。いつも僕としているときはこんなに濡れていたっけ?と、普段のSEXを思い出そうとしても、全く思い出すことができなかったのが不思議だった。
遥が膝立ちをしながら足をちょっと開いて、腰をくいっと後ろに引き気味にして、顔を上に向けながら一翔のおっぱい攻めを受け入れているこの時の姿が、僕の中では強烈に印象に残った。(今思い出しても興奮をする。)
一翔の手マンはパワー任せではなくて、どちらかというと、じっくり中のツボを刺激するタイプらしい。実を言うと遥は激しいのよりも、そういう優しい攻められ方が好きで、付き合いはじめの頃は激しく攻める僕のやり方に対して不満だったようで、『もう少し優しくして。ほんとAVの見過ぎ。』って怒られたことがある。
もちろん、そういうことを知らないで一翔はやっているのだろうけど、遥の中では確実に合格点を出しているに違いなかった。その証拠に、もうさっきから確実に甘い声が漏れている。『あっ!あっ!気持ちいい!やばい、ちょっとコレもう我慢できないんだけど。』 一翔も〔いいよ、気持ちいいの我慢しないで。〕と優しく誘導していた。『ダメ、やばい、イクかも…。』遥は我慢できなくなっている。〔いいよ、いいよ。〕と一翔の手マンが早くなってきた。『あー、もうダメ!イキそうっ、イクっっ、ああっ…イクっっ!』って声の後で、遥の足が震えはじめた。
2015/02/25
〔なにこれ?めっちゃ濡れてんじゃん!〕って一翔の一言で、遥が身体を一瞬くの字に折り曲げる。『…ちょっと、やだよ、ショーツの中はダメ…。』と遥が嫌がる。一翔はショーツの脇から指を入れて直接遥のアソコを触っていた。一翔は〔もう脱いじゃいなよ。ショーツ汚れるよ。〕と言うが、それでも遥は、『そんなこと王様に命令されてないもん。』と微かな抵抗をしつつ、遥も遥で一翔のパンツの中に手を入れて、明らかにちんこを握っている。
それをただ見ている僕は完全にドキドキしすぎて無口な状態になる。あまりにも非現実的
すぎて、AVを観ているときと同じ感覚に陥っているのが分かった。〔王様、次はどうするんだ?〕と一翔が僕に向かって言う。もはやゲームの意味がなくなっている。「じゃ、じゃあ、続けて。」の僕の一言で、一気に遥は体勢を崩して一翔に身体のバランスを預けた。遥は『あ、あ、ちょっと、それやばい・・・。』とか言いながら、一翔の手がショーツの中に入ってきていることへの抵抗はそこにはもうなかった。
そこからは、もうあっという間です。一翔が遥のショーツを脱がそうとすると、遥は黙って自分からショーツを脱がしやすいように足を浮かせていた。一翔はショーツを脱がせながら遥の乳首を舌先でチョロチョロっと舐めている。遥は『あ、あ、あ、やばい。』って声を漏らした。
遥は明らかに気持ちよくなっているのを隠せないでいる。一翔はやっぱり器用で、右の乳首と左の乳首と交互に舌を転がしながら、右手で遥の腰を抱いて、左手で手マンをしていた。さっきまでキスの音が響いていたこの部屋は、今はクチャクチャってよりもヌチャヌチャっていうエロい水音が響いている 。
僕の部屋は間接照明なので、ちょっと暗めの明るさだったのだけど、遥のアソコから流れてくる液体が内股にそって流れてくるのがはっきりと見えた。いつも僕としているときはこんなに濡れていたっけ?と、普段のSEXを思い出そうとしても、全く思い出すことができなかったのが不思議だった。
遥が膝立ちをしながら足をちょっと開いて、腰をくいっと後ろに引き気味にして、顔を上に向けながら一翔のおっぱい攻めを受け入れているこの時の姿が、僕の中では強烈に印象に残った。(今思い出しても興奮をする。)
一翔の手マンはパワー任せではなくて、どちらかというと、じっくり中のツボを刺激するタイプらしい。実を言うと遥は激しいのよりも、そういう優しい攻められ方が好きで、付き合いはじめの頃は激しく攻める僕のやり方に対して不満だったようで、『もう少し優しくして。ほんとAVの見過ぎ。』って怒られたことがある。
もちろん、そういうことを知らないで一翔はやっているのだろうけど、遥の中では確実に合格点を出しているに違いなかった。その証拠に、もうさっきから確実に甘い声が漏れている。『あっ!あっ!気持ちいい!やばい、ちょっとコレもう我慢できないんだけど。』 一翔も〔いいよ、気持ちいいの我慢しないで。〕と優しく誘導していた。『ダメ、やばい、イクかも…。』遥は我慢できなくなっている。〔いいよ、いいよ。〕と一翔の手マンが早くなってきた。『あー、もうダメ!イキそうっ、イクっっ、ああっ…イクっっ!』って声の後で、遥の足が震えはじめた。
2015/02/25
中6〖不倫の代償〗第1章3話
中6〖不倫の代償〗第1章3話
「最近まで俺もガラム吸ってたけど。」
〚ごめんなさい。タバコは良いのだけど、それを吸っている在る人が嫌いって言ったほうが正解かな。〛
「誰なの?」
〚あなたも知っている人だから、いい難いな。〛
「なおさら話して別に喋らないから。」
〚國弘水産の勝谷専務さん。〛
「勝谷専務なら私も知ってる。」
國弘水産は、私たちの市では中堅の水産会社で、勝谷専務とは私も営業で何度か会社を訪問していて面識はあった。
「どうして嫌いなの?」
〚勝谷さんは自分好みの女性を見ると見境が無いのよね。私もしばらくしつこくされたけど、奥さんが復帰してからバトンタッチ。〛
「そうなんだ。そんなに凄いの?」
〚凄いの!そのとき私もあのタバコ勧められたんだけど、それで嫌いになったのかな、あのタバコ。〛
「女房も彼に薦められて、吸うようになったのかな?」
〚あなたじゃないとすれば、多分そうでしょうね。千遥(ちはる)さんはもともと吸わない人だったから。会社に復帰してからですもんね。この店も勝谷さんに教えてもらったらしいですよ。〛
そんな会話をしている内に、夜も10時を過ぎ、どちらからとも無く今日はおひらきとなり、割り勘と主張する彼女を制止し、会計を済ませた私は店の外で彼女の出て来るのを待つ間、一枚ガラスの向こう側に見えない何かを探しているようでした。
その後の私は、仕事も極力速めに切り上げるようにした。かといって家に早く帰るわけでもなく、探偵の続きをしていたのです。毎日はできませんが、できる限り妻の会社の出入り口を見張り、千遥の退社後の行動を掴もうと躍起でした。この頃になると、喫煙の有無は問題ではなくなっていました。妻の千遥がもしや浮気をしているのではないか、私の気持ちは一気に飛躍していました。だがそれが現実のものとなって自分に押し迫ってくるのに、さほどの時間はかかりませんでした。
長男が生まれた頃から、私は妻の千遥に対して新婚当時ほどの興味を示さなかったのは事実でしょう。それは妻のほうにも言えることだと思います。ですが、あのタバコの一件以来、私は千遥の言動の細部に渡って、観察集中するようになっていました。今まで何気なく聞き流していた、言葉が気になってしょうがありませんでした。
妻の行動が気になり始めて、1月程経った頃でしょうか。それは突然やってきました。
『あなた、今度の日曜休めない?』
「仕事か?」
『うん、私日帰りの添乗の仕事入ったから子供見ていてほしいの。無理かな?』
「何とかしてみる。」
私はとっさに承諾に近い返事をしていました。
私の仕事は、日曜がかきいれどきの仕事ですが、月に1度は、土日の休みがシフトで回ってきます。千遥の日帰り添乗という日は、後輩にシフトを交代してもらい、休みを取ることが出来た。そこで私はひとつの行動に出ました。帰宅した私は、妻に「予定の日休めない。」と伝えました。
「昨日の話だけど、日曜はやっぱり無理だ、ごめん。」
『そうわかったわ。お母さんに頼んでみる。』
「すまないな。ところでどこに行くんだ?」
『福島の方よ!』
「誰と、何時から?」
いつもはしない私の質問に、妻の千遥は少し怪訝そうに答えました。
『取引先の役員さん達と、社員旅行の下見。』
これ以上の質問を回避するかのように、千遥は続けた。
『9時頃に会社を出て、夕方までには戻れると思うよ。』
私もこれ以上の質問は、墓穴を掘りかねないと判断し、「気をつけて行って来い。」って言うと会話を打ち切った。
2015/03/02
「最近まで俺もガラム吸ってたけど。」
〚ごめんなさい。タバコは良いのだけど、それを吸っている在る人が嫌いって言ったほうが正解かな。〛
「誰なの?」
〚あなたも知っている人だから、いい難いな。〛
「なおさら話して別に喋らないから。」
〚國弘水産の勝谷専務さん。〛
「勝谷専務なら私も知ってる。」
國弘水産は、私たちの市では中堅の水産会社で、勝谷専務とは私も営業で何度か会社を訪問していて面識はあった。
「どうして嫌いなの?」
〚勝谷さんは自分好みの女性を見ると見境が無いのよね。私もしばらくしつこくされたけど、奥さんが復帰してからバトンタッチ。〛
「そうなんだ。そんなに凄いの?」
〚凄いの!そのとき私もあのタバコ勧められたんだけど、それで嫌いになったのかな、あのタバコ。〛
「女房も彼に薦められて、吸うようになったのかな?」
〚あなたじゃないとすれば、多分そうでしょうね。千遥(ちはる)さんはもともと吸わない人だったから。会社に復帰してからですもんね。この店も勝谷さんに教えてもらったらしいですよ。〛
そんな会話をしている内に、夜も10時を過ぎ、どちらからとも無く今日はおひらきとなり、割り勘と主張する彼女を制止し、会計を済ませた私は店の外で彼女の出て来るのを待つ間、一枚ガラスの向こう側に見えない何かを探しているようでした。
その後の私は、仕事も極力速めに切り上げるようにした。かといって家に早く帰るわけでもなく、探偵の続きをしていたのです。毎日はできませんが、できる限り妻の会社の出入り口を見張り、千遥の退社後の行動を掴もうと躍起でした。この頃になると、喫煙の有無は問題ではなくなっていました。妻の千遥がもしや浮気をしているのではないか、私の気持ちは一気に飛躍していました。だがそれが現実のものとなって自分に押し迫ってくるのに、さほどの時間はかかりませんでした。
長男が生まれた頃から、私は妻の千遥に対して新婚当時ほどの興味を示さなかったのは事実でしょう。それは妻のほうにも言えることだと思います。ですが、あのタバコの一件以来、私は千遥の言動の細部に渡って、観察集中するようになっていました。今まで何気なく聞き流していた、言葉が気になってしょうがありませんでした。
妻の行動が気になり始めて、1月程経った頃でしょうか。それは突然やってきました。
『あなた、今度の日曜休めない?』
「仕事か?」
『うん、私日帰りの添乗の仕事入ったから子供見ていてほしいの。無理かな?』
「何とかしてみる。」
私はとっさに承諾に近い返事をしていました。
私の仕事は、日曜がかきいれどきの仕事ですが、月に1度は、土日の休みがシフトで回ってきます。千遥の日帰り添乗という日は、後輩にシフトを交代してもらい、休みを取ることが出来た。そこで私はひとつの行動に出ました。帰宅した私は、妻に「予定の日休めない。」と伝えました。
「昨日の話だけど、日曜はやっぱり無理だ、ごめん。」
『そうわかったわ。お母さんに頼んでみる。』
「すまないな。ところでどこに行くんだ?」
『福島の方よ!』
「誰と、何時から?」
いつもはしない私の質問に、妻の千遥は少し怪訝そうに答えました。
『取引先の役員さん達と、社員旅行の下見。』
これ以上の質問を回避するかのように、千遥は続けた。
『9時頃に会社を出て、夕方までには戻れると思うよ。』
私もこれ以上の質問は、墓穴を掘りかねないと判断し、「気をつけて行って来い。」って言うと会話を打ち切った。
2015/03/02
中8【性の奈落】第1回
中8【性の奈落】第1回
(原題:貸し出しレポート 原作者:妻貸しサム 投稿日:2011/04/21)
〖報告①〗
昨年、数年越しの説得でようやく妻(茜音:あかね)の〖貸し出し〗にこぎつけました!茜音がどうしても3Pや私の同伴はだめというので、相手の方から事後報告をいただくようにしました。そうしたら、とても素晴らしい報告を送ってくれます。その詳細な描写にとても私は興奮をして、何度もこのメールで“お世話”になりました。当然、社交辞令も入っていると思いますが、妻を褒められると興奮します。
ちなみに茜音(36歳)は、164cmのスレンダー系です。相手(25歳)の誠也(せいや)君は、178cmの筋肉質の方でした。ちなみに大学院生です。インターネットの掲示板を使って、募集し、選らばせていただきました。つまり《文武両道タイプ》をチョイス。デート場所は、東京都内の某有名ホテルの一室を予約しました。(普通ならホテル代は相手持ちだが、事後報告を義務にして当方が払うことになっている。)
当日、妻の茜音はとても緊張した面持ちで、何度か『やっぱり、やめたいな。』と言っていましたが、どうにか送りだすことができました。前述のように、私には二人でいるところを見られたくないというので、一人で会いに行きます。
相手とはメールのやりとりで、その容姿は茜音も気にいってくれていました。誠也君はSっぽい。本日の注文は、ノーブラ、ノーパンでした。ちなみに当日の茜音の服装は、シャネルの濃いグレーのジャケットに白のナラカミーチェ(イタリア発「シャツ・ブラウス」ブランド)のブラウス、グレーのショート・パンツ、肌の透けない黒のタイツ、そしてヒールのあるショートブーツという格好。これで30歳前後には見られます。
もちろん結婚指環とおそろいのイヤリングも。香水は、私のお気に入りのランコム(人気の高い化粧品ブランド)の「トレゾワ」。要するに私のいま一番好きな格好をさせて送りだします。私の一番大事なものを、誰かに奪われる興奮と嫉妬に狂いそうでした。
以下が誠也君からのメールです。
--------------------------------------------------------------------------
201X年10月12日の受信。
萩原 保 様
先日は、奥様をお貸し頂き、ありがとうございました。とにかく感激の一言です。自分と同世代の女の子では味わえない、深い快楽を知ってしまいました。今思い出しても勃起します。ああ、茜音さんともう一度お会いしたのです。
さてお約束の報告ですが、途中夢中になりすぎて、何があったのか思い出せない部分もありますが、ご容赦下さい。
はじめてお会いした時点で、茜音さんの魅力にうちのめされました!大人の女性の魅力と可愛さが同居!しかも知的で、明るい!〔これからこの人とできる。〕と思うとウソのようで、思わず小さくガッツポーズしてしまいそうでした。
とても社交的な方でしたので、会話も弾み、楽しくお茶ができました。正直『今日は、ここまで。』と告げられても満足しちゃったかもしれません。(添付1)茜音さんとお茶をしているときの写真です。可愛いですよね!
30分ほどお話して、予約をしていただいたホテルに向いました。素敵なお部屋をとっていただき、ありがとうございました。部屋に入って、しばらく雑談が続きましたが、僕が上着を脱ぎはじめると、さすがに緊張されたのか、茜音さんはだんだん無口になってうつむいていきました。
2015/03/04
(原題:貸し出しレポート 原作者:妻貸しサム 投稿日:2011/04/21)
〖報告①〗
昨年、数年越しの説得でようやく妻(茜音:あかね)の〖貸し出し〗にこぎつけました!茜音がどうしても3Pや私の同伴はだめというので、相手の方から事後報告をいただくようにしました。そうしたら、とても素晴らしい報告を送ってくれます。その詳細な描写にとても私は興奮をして、何度もこのメールで“お世話”になりました。当然、社交辞令も入っていると思いますが、妻を褒められると興奮します。
ちなみに茜音(36歳)は、164cmのスレンダー系です。相手(25歳)の誠也(せいや)君は、178cmの筋肉質の方でした。ちなみに大学院生です。インターネットの掲示板を使って、募集し、選らばせていただきました。つまり《文武両道タイプ》をチョイス。デート場所は、東京都内の某有名ホテルの一室を予約しました。(普通ならホテル代は相手持ちだが、事後報告を義務にして当方が払うことになっている。)
当日、妻の茜音はとても緊張した面持ちで、何度か『やっぱり、やめたいな。』と言っていましたが、どうにか送りだすことができました。前述のように、私には二人でいるところを見られたくないというので、一人で会いに行きます。
相手とはメールのやりとりで、その容姿は茜音も気にいってくれていました。誠也君はSっぽい。本日の注文は、ノーブラ、ノーパンでした。ちなみに当日の茜音の服装は、シャネルの濃いグレーのジャケットに白のナラカミーチェ(イタリア発「シャツ・ブラウス」ブランド)のブラウス、グレーのショート・パンツ、肌の透けない黒のタイツ、そしてヒールのあるショートブーツという格好。これで30歳前後には見られます。
もちろん結婚指環とおそろいのイヤリングも。香水は、私のお気に入りのランコム(人気の高い化粧品ブランド)の「トレゾワ」。要するに私のいま一番好きな格好をさせて送りだします。私の一番大事なものを、誰かに奪われる興奮と嫉妬に狂いそうでした。
以下が誠也君からのメールです。
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201X年10月12日の受信。
萩原 保 様
先日は、奥様をお貸し頂き、ありがとうございました。とにかく感激の一言です。自分と同世代の女の子では味わえない、深い快楽を知ってしまいました。今思い出しても勃起します。ああ、茜音さんともう一度お会いしたのです。
さてお約束の報告ですが、途中夢中になりすぎて、何があったのか思い出せない部分もありますが、ご容赦下さい。
はじめてお会いした時点で、茜音さんの魅力にうちのめされました!大人の女性の魅力と可愛さが同居!しかも知的で、明るい!〔これからこの人とできる。〕と思うとウソのようで、思わず小さくガッツポーズしてしまいそうでした。
とても社交的な方でしたので、会話も弾み、楽しくお茶ができました。正直『今日は、ここまで。』と告げられても満足しちゃったかもしれません。(添付1)茜音さんとお茶をしているときの写真です。可愛いですよね!
30分ほどお話して、予約をしていただいたホテルに向いました。素敵なお部屋をとっていただき、ありがとうございました。部屋に入って、しばらく雑談が続きましたが、僕が上着を脱ぎはじめると、さすがに緊張されたのか、茜音さんはだんだん無口になってうつむいていきました。
2015/03/04
中9〖妻の写真集〗 Vol.1
中9〖妻の写真集〗 Vol.1
(原作名:30歳の記念撮影から 投稿者:マック 投稿日:2009/02/02)
8年という交際期間を経て夫婦となり、今年の10月に結婚2年目を迎える。私は水沢修平31歳と妻の名前は杏璃(あんり)です。それは妻のある一言からこれは始まりました。
『あのね、30歳の記念に写真を撮りたいんだ…。』それは私がリビングで寛いでいた時です。5月3日が杏璃の誕生日ですが、唐突な妻の言葉でしたが、特におかしな話でも無いので頷いて聞いていました。
「いいんじゃない。何、俺が撮るの?」新しいデジカメを購入したばかりだったので、私はそういう話だと思ったのです。『ううん。あなたじゃなくて、ちゃんとした…なんていうの、そうプロに撮ってもらいたいなぁって。』
杏璃の話では、同じ年の友人に聞いた話から影響を受けたらしく、その友人は30歳の記念に自分だけの写真集を作ったそうです。プロの撮影で写真集を作ってもらうとなれば、それなりに料金もかかるのでしょうが、普段はあまり、あれが欲しいこれが欲しいと、物をねだったりする事が無い妻なので、せっかく望む事ですから叶えてやりたいと思いました。
しかし、次の妻の言葉に、思わずワインを吹きそうになりました。『でね…その…言いづらいんだけど、実はね…ヌード?…を撮りたいなぁ…って…。』目を丸くする私に、杏璃は友人の話をします。
友人の美佳さんは、そのまた友人だか知人の紹介から彼女自身の写真集を作る流れになったそうです。出来上がった美佳さんの写真集を見せてもらった志織は、まさかの友人のヌード写真に、かなり動揺したそうです。
しかし、写真集を見ているうちに、杏璃は『厭らしさよりも、素直に綺麗だなぁ。』と感動したそうです。美佳さんはうちの杏璃と変わらない、パートの仕事と家事をこなす普通の主婦です。美佳さんには数回しか会った事は無いのですが、容姿を言えば不細工ではありませんが、特筆する程の美女でもない…そんな女性です。モデルなどの経験は無い本当の素人でした。
美佳さんが撮影を決意した動機は、30歳を過ぎて、この先自分がどんどん年老いていく前に、女性としての魅力を写真に残しておきたい…そういう事だそうです。妻の杏璃はその考えに強く共感を覚えた。
杏璃は当然、私が反対するか若しくは渋い反応をするだろうと考えていたようです。『ヌードなんて…だめ…だよね?』顔色を窺うように訊ねてきました。妻の話を聞くうちに、自分の中に仕舞っておいたその願望が甦ってきました。私自身は以前から【妻の杏璃を他人に抱かせたい。】という願望を持っていました。
もちろん杏璃がヌード写真を撮影するからと言って、単純に私が望むような形には進展しないでしょうが…それでも他人が妻の裸を見る…撮影するというシチュエーションだけでも、その時の私には十分すぎる興奮でした。
妻が突然30歳の記念に自らの裸の写真を残したいと言い出したときは正直面くらいましたが、自分の前ではなく他人の前で裸体を晒す杏璃の姿を想像して、正直言いようにないくらいの興奮を感じていました。
当然妻の杏璃は、私の考えているような猥褻な感情は少しもなく、昔からの友人であった美佳さんが作ったヌード写真集に感銘を覚え、自分も人生の節目の歳である30歳の記念に裸の姿を残しておきたいと考えただけだったのです。
2015/03/05
(原作名:30歳の記念撮影から 投稿者:マック 投稿日:2009/02/02)
8年という交際期間を経て夫婦となり、今年の10月に結婚2年目を迎える。私は水沢修平31歳と妻の名前は杏璃(あんり)です。それは妻のある一言からこれは始まりました。
『あのね、30歳の記念に写真を撮りたいんだ…。』それは私がリビングで寛いでいた時です。5月3日が杏璃の誕生日ですが、唐突な妻の言葉でしたが、特におかしな話でも無いので頷いて聞いていました。
「いいんじゃない。何、俺が撮るの?」新しいデジカメを購入したばかりだったので、私はそういう話だと思ったのです。『ううん。あなたじゃなくて、ちゃんとした…なんていうの、そうプロに撮ってもらいたいなぁって。』
杏璃の話では、同じ年の友人に聞いた話から影響を受けたらしく、その友人は30歳の記念に自分だけの写真集を作ったそうです。プロの撮影で写真集を作ってもらうとなれば、それなりに料金もかかるのでしょうが、普段はあまり、あれが欲しいこれが欲しいと、物をねだったりする事が無い妻なので、せっかく望む事ですから叶えてやりたいと思いました。
しかし、次の妻の言葉に、思わずワインを吹きそうになりました。『でね…その…言いづらいんだけど、実はね…ヌード?…を撮りたいなぁ…って…。』目を丸くする私に、杏璃は友人の話をします。
友人の美佳さんは、そのまた友人だか知人の紹介から彼女自身の写真集を作る流れになったそうです。出来上がった美佳さんの写真集を見せてもらった志織は、まさかの友人のヌード写真に、かなり動揺したそうです。
しかし、写真集を見ているうちに、杏璃は『厭らしさよりも、素直に綺麗だなぁ。』と感動したそうです。美佳さんはうちの杏璃と変わらない、パートの仕事と家事をこなす普通の主婦です。美佳さんには数回しか会った事は無いのですが、容姿を言えば不細工ではありませんが、特筆する程の美女でもない…そんな女性です。モデルなどの経験は無い本当の素人でした。
美佳さんが撮影を決意した動機は、30歳を過ぎて、この先自分がどんどん年老いていく前に、女性としての魅力を写真に残しておきたい…そういう事だそうです。妻の杏璃はその考えに強く共感を覚えた。
杏璃は当然、私が反対するか若しくは渋い反応をするだろうと考えていたようです。『ヌードなんて…だめ…だよね?』顔色を窺うように訊ねてきました。妻の話を聞くうちに、自分の中に仕舞っておいたその願望が甦ってきました。私自身は以前から【妻の杏璃を他人に抱かせたい。】という願望を持っていました。
もちろん杏璃がヌード写真を撮影するからと言って、単純に私が望むような形には進展しないでしょうが…それでも他人が妻の裸を見る…撮影するというシチュエーションだけでも、その時の私には十分すぎる興奮でした。
妻が突然30歳の記念に自らの裸の写真を残したいと言い出したときは正直面くらいましたが、自分の前ではなく他人の前で裸体を晒す杏璃の姿を想像して、正直言いようにないくらいの興奮を感じていました。
当然妻の杏璃は、私の考えているような猥褻な感情は少しもなく、昔からの友人であった美佳さんが作ったヌード写真集に感銘を覚え、自分も人生の節目の歳である30歳の記念に裸の姿を残しておきたいと考えただけだったのです。
2015/03/05
中9〖妻の写真集〗 Vol.2
中9〖妻の写真集〗 Vol.2
「ヌード写真集って、いったいどのくらいかかるんだ?」
私は自分の意とは反して何気なくそんな疑問を口にしていました。
『うん。それがね、美佳は10万くらいかかったみたい。』
「じゅ、10万も!」
『やっぱり無理だよね。』
妻の杏璃(あんり)は決して稼ぎの多くない私に気を使っているようでした。
「いいよ。杏璃がしたいというなら、そのくらいたいしたことないよ。俺も晩酌のビールを減らすからさ。」
『いいの?本当に?』杏璃は嬉しそう。
「それに、俺も杏璃のヌード写真集を見たいしね。」
『エッチね!』
妻は小さな声でそう言うと、ほほを赤らめてグラスのワインを口にしました。
「でも、ヌードなんて、本当にお前に出来るのか?」
確かに妻の杏璃は自分でいうのもなんですが、細身でスタイルもよく、世間的には美人に
属するタイプではあったが、性格はとても控えめで、人前に出るのを極力避けるようなと
ころがあった。
反面、杏璃の友人の美佳さんというのは妻とは正反対の性格で、何事にも積極的で活発な女性という印象だ。そんな杏璃が他人に裸を晒して写真を撮らせるなどということが、本当に出来るのだろうか?私は素直にそんな疑問をもちます。
『私も実際に撮影のことを考えると足がすくんじゃう気がするの。けどね、それ以上に美佳の写真を見せてもらったときに、私も今のうちに若い自分の姿を残しておきたいと本気でそう思ったの。』
杏璃と美佳さんとは小学校からの友人です。性格はお互いに違うが、何故か二人とも気が合い息の長い友人関係を続けていて、お互いに結婚後もその関係は続いていた。
「そっか、杏璃がそこまで思っているのだったら、思いっきりやってみればいい。」
『ありがとう。』
そう言うと二人は再びグラスをかさねた。
その日の夜は私の興奮が収まりませんでした。私たちは交際約一年で結婚しましたが、お互いに内向的な性格なためか夫婦になってからも、その性生活はとても淡白なものです。セックスに積極的になれない妻の杏璃に私も気を使いすぎ、自分の欲求を心の奥底に閉じ込めてしまっていました。
妄想の中では、杏璃を淫らに犯すことが出来るのに、実際には愛撫ですら極度に恥ずかしがり、さらには抵抗するので私はそんな妻を傷つけてはいけないものなんだと思い込み、いつの間にか自分の性的な欲求をしまい込んで杏璃と生活をしていました。
いつしか私は自己の欲求をマスターベーションで果たすだけになり、夫婦生活は月に一度、いや2~3カ月に一度くらいのセックスレス夫婦になっていました。だからと言って私の妻への愛情が減ったわけではありません。むしろ杏璃との満足なセックスが出来ない期間が続けば続くほど、私の妻への興味は増していきます。
それでも私の稚拙な性行為自体が杏璃の本当の欲求を引き出せないのだろう・・・と、自分を責める日々が続きました。次第に私ではなく、もっとセックスに精通した男性が杏璃の相手だったら・・・私はそんな妄想をする事が多くなっていました。
2015/03/10
「ヌード写真集って、いったいどのくらいかかるんだ?」
私は自分の意とは反して何気なくそんな疑問を口にしていました。
『うん。それがね、美佳は10万くらいかかったみたい。』
「じゅ、10万も!」
『やっぱり無理だよね。』
妻の杏璃(あんり)は決して稼ぎの多くない私に気を使っているようでした。
「いいよ。杏璃がしたいというなら、そのくらいたいしたことないよ。俺も晩酌のビールを減らすからさ。」
『いいの?本当に?』杏璃は嬉しそう。
「それに、俺も杏璃のヌード写真集を見たいしね。」
『エッチね!』
妻は小さな声でそう言うと、ほほを赤らめてグラスのワインを口にしました。
「でも、ヌードなんて、本当にお前に出来るのか?」
確かに妻の杏璃は自分でいうのもなんですが、細身でスタイルもよく、世間的には美人に
属するタイプではあったが、性格はとても控えめで、人前に出るのを極力避けるようなと
ころがあった。
反面、杏璃の友人の美佳さんというのは妻とは正反対の性格で、何事にも積極的で活発な女性という印象だ。そんな杏璃が他人に裸を晒して写真を撮らせるなどということが、本当に出来るのだろうか?私は素直にそんな疑問をもちます。
『私も実際に撮影のことを考えると足がすくんじゃう気がするの。けどね、それ以上に美佳の写真を見せてもらったときに、私も今のうちに若い自分の姿を残しておきたいと本気でそう思ったの。』
杏璃と美佳さんとは小学校からの友人です。性格はお互いに違うが、何故か二人とも気が合い息の長い友人関係を続けていて、お互いに結婚後もその関係は続いていた。
「そっか、杏璃がそこまで思っているのだったら、思いっきりやってみればいい。」
『ありがとう。』
そう言うと二人は再びグラスをかさねた。
その日の夜は私の興奮が収まりませんでした。私たちは交際約一年で結婚しましたが、お互いに内向的な性格なためか夫婦になってからも、その性生活はとても淡白なものです。セックスに積極的になれない妻の杏璃に私も気を使いすぎ、自分の欲求を心の奥底に閉じ込めてしまっていました。
妄想の中では、杏璃を淫らに犯すことが出来るのに、実際には愛撫ですら極度に恥ずかしがり、さらには抵抗するので私はそんな妻を傷つけてはいけないものなんだと思い込み、いつの間にか自分の性的な欲求をしまい込んで杏璃と生活をしていました。
いつしか私は自己の欲求をマスターベーションで果たすだけになり、夫婦生活は月に一度、いや2~3カ月に一度くらいのセックスレス夫婦になっていました。だからと言って私の妻への愛情が減ったわけではありません。むしろ杏璃との満足なセックスが出来ない期間が続けば続くほど、私の妻への興味は増していきます。
それでも私の稚拙な性行為自体が杏璃の本当の欲求を引き出せないのだろう・・・と、自分を責める日々が続きました。次第に私ではなく、もっとセックスに精通した男性が杏璃の相手だったら・・・私はそんな妄想をする事が多くなっていました。
2015/03/10
中6〖不倫の代償〗第1章4話
中6〖不倫の代償〗第1章4話
当日の朝私はいつもの時間に家を出て、妻の会社の最寄り駅の公衆トイレの影から千遥(ちはる)の到着を待つ。この時点では、また素行調査の域は脱していないが、8時45分頃に着いた電車から妻が降りてきてからは、ただの挙動不審の男になっていた。
日帰りの添乗なので、妻の千遥(ちはる)は軽装で荷物も手提げのバック1つだけ。駅から真っ直ぐ南に歩き、2目の信号を渡って左に曲がって200メートルほど行ったところに妻の会社がある。
時計を見て歩き出した千遥は、会社の方向へ歩き出したが、1つ目の信号を左に曲がり、目貫通りの一本手前の道路に入ったのでした。その道路は一方通行で、角から私が覗く50メートル程向こうでしょうか、一台のグレーの高級国産車がこちらを向いて止まっており、千遥がその車に乗り込みました。
車はおそらく数秒後には、私の居るこの交差点を通過していくだろう、そう思ったとき、重圧に押しつぶされそうになりながら、車内の構成を瞬時に想像していました。得意先の役員が数名、それに妻が同行で車の大きさから多くても5名位、まさか二人だけということは無いようにと願う自分も居ました。
考えているうちに、耳に車のエンジン音が聞こえて、その車はスピード落とし左折して行きます。そのとき車の中には、妻が助手席に一人、後部座席には誰も居らず、運転席には私の心のどこかで、そうはあってほしくない人間の顔がありました。そうです、やっぱり勝谷です。
左折しようと減速した車の助手席では、千遥が前髪で顔を隠すような仕草して俯いています。自分の顔を他人に見られたくないという行動に他ならない。一瞬私は吐き気を覚え、何故かは分かりませんが次の瞬間、冷や汗と同時に歩道の上にしゃがみ込んでいました。その日曜日を境に、私はより確信に迫ろうとするのではなく、逆に妻を自分から遠ざけるようになって行ったのです。
時折、通る人たちの冷たい視線を感じながらも、しばらくの間動けずにいた私は、体の自由が戻ると朝近くの駐車場に止めてあった車まで着くと、鉛のような重さを感じる体を、投げ出すように運転席に着いた。
しばらくそのままの状態が続き、その間に何本のタバコを吸ったのであろうか、手にしていた箱にはもう一本も残っていなかった。駐車場を出た私は、すぐ隣のタバコ屋の前に車を止めると、店先の販売機には目もくれず、店の中に入りあのタバコを注文していた。
おつりを受け取るとき、手からこぼれる小銭の感覚に気づきはしたが、しゃがみ込んで拾い上げる気力もない私は其のまま車へ向かった。後ろからタバコ屋の店員の呼び止める声がしたが、振り返ることもなく車に乗り込み走らせていた。
タバコ屋を出てから何分経ったであろうか、私の車は港の防波堤の所に移動していた。 最初私は思考のないマネキンのように海の方を身動きもしないで見つめているだけでしたが、時間が経つにつれて数時間前のあの光景が脳裏に蘇(よみがえ)りましたが、思考回路に命令を与えても、考えの整理がつきません。
その時、車の後ろのほうから子供の声が聞こえたような気がして、ルームミラーで声の主を探してみる。ミラーの端からその主は現れた、年のころは4才位だろうか、補助輪の付いた自転車を必死にこいでいた。
その自転車がミラーの反対側に消えるころ、両親らしき二人連れが、満面の笑みを浮かべその子に視線を送っている姿が、目に入って来る。次の瞬間私の目からは涙が溢れていたが嗚咽(おえつ)することもなく、両頬に一本の線として流れているだけでした。
2015/03/10
当日の朝私はいつもの時間に家を出て、妻の会社の最寄り駅の公衆トイレの影から千遥(ちはる)の到着を待つ。この時点では、また素行調査の域は脱していないが、8時45分頃に着いた電車から妻が降りてきてからは、ただの挙動不審の男になっていた。
日帰りの添乗なので、妻の千遥(ちはる)は軽装で荷物も手提げのバック1つだけ。駅から真っ直ぐ南に歩き、2目の信号を渡って左に曲がって200メートルほど行ったところに妻の会社がある。
時計を見て歩き出した千遥は、会社の方向へ歩き出したが、1つ目の信号を左に曲がり、目貫通りの一本手前の道路に入ったのでした。その道路は一方通行で、角から私が覗く50メートル程向こうでしょうか、一台のグレーの高級国産車がこちらを向いて止まっており、千遥がその車に乗り込みました。
車はおそらく数秒後には、私の居るこの交差点を通過していくだろう、そう思ったとき、重圧に押しつぶされそうになりながら、車内の構成を瞬時に想像していました。得意先の役員が数名、それに妻が同行で車の大きさから多くても5名位、まさか二人だけということは無いようにと願う自分も居ました。
考えているうちに、耳に車のエンジン音が聞こえて、その車はスピード落とし左折して行きます。そのとき車の中には、妻が助手席に一人、後部座席には誰も居らず、運転席には私の心のどこかで、そうはあってほしくない人間の顔がありました。そうです、やっぱり勝谷です。
左折しようと減速した車の助手席では、千遥が前髪で顔を隠すような仕草して俯いています。自分の顔を他人に見られたくないという行動に他ならない。一瞬私は吐き気を覚え、何故かは分かりませんが次の瞬間、冷や汗と同時に歩道の上にしゃがみ込んでいました。その日曜日を境に、私はより確信に迫ろうとするのではなく、逆に妻を自分から遠ざけるようになって行ったのです。
時折、通る人たちの冷たい視線を感じながらも、しばらくの間動けずにいた私は、体の自由が戻ると朝近くの駐車場に止めてあった車まで着くと、鉛のような重さを感じる体を、投げ出すように運転席に着いた。
しばらくそのままの状態が続き、その間に何本のタバコを吸ったのであろうか、手にしていた箱にはもう一本も残っていなかった。駐車場を出た私は、すぐ隣のタバコ屋の前に車を止めると、店先の販売機には目もくれず、店の中に入りあのタバコを注文していた。
おつりを受け取るとき、手からこぼれる小銭の感覚に気づきはしたが、しゃがみ込んで拾い上げる気力もない私は其のまま車へ向かった。後ろからタバコ屋の店員の呼び止める声がしたが、振り返ることもなく車に乗り込み走らせていた。
タバコ屋を出てから何分経ったであろうか、私の車は港の防波堤の所に移動していた。 最初私は思考のないマネキンのように海の方を身動きもしないで見つめているだけでしたが、時間が経つにつれて数時間前のあの光景が脳裏に蘇(よみがえ)りましたが、思考回路に命令を与えても、考えの整理がつきません。
その時、車の後ろのほうから子供の声が聞こえたような気がして、ルームミラーで声の主を探してみる。ミラーの端からその主は現れた、年のころは4才位だろうか、補助輪の付いた自転車を必死にこいでいた。
その自転車がミラーの反対側に消えるころ、両親らしき二人連れが、満面の笑みを浮かべその子に視線を送っている姿が、目に入って来る。次の瞬間私の目からは涙が溢れていたが嗚咽(おえつ)することもなく、両頬に一本の線として流れているだけでした。
2015/03/10
中10〚新しい夫婦の形〛1章第1話
中10〚新しい夫婦の形〛1章第1話
(原題:出張先の妻は 投稿者:飯坂 投稿日:2010/04/01)
僕と妻の希美(のぞみ)が結婚してもう7年がたつ。現在は僕が34歳で希美が32歳、お互いもう30歳を過ぎてしまった。社内では美人で有名だった希美を僕が射止めて、大恋愛の末結ばれた。新婚当初は毎日のように愛し合っていたが、最近はその回数もめっきり減ってしまった。夫婦仲が悪くなったわけではないが、何故だか最近話しをすることもなくなってきている。
今になっても子供ができない僕たちは共働きを続けていた。結婚後すぐに僕は本社から異動になり都内の営業所に勤務となり、希美は本社の企画部で相変わらず働いている。用事があって本社を訪れた時だった。仕事が終わり、妻の顔でも見て帰ろうかと思い企画部のフロアーに行くと、急に便意を催しトイレに駆け込んだ。便座に座ると、先ほどまでの腹痛が急になくなり排便の気配もなくなった。もうしばらく座っていたらまた排便したくなるだろうと思い、しばらくそこに居ることにした。
外から誰かが入ってくる気配がした。「なあ、今回のプロジェクト百瀬(ももせ)さんと組めたらいいなあ。」妻は社内では結婚後も旧姓を使っており、百瀬というのが妻のことを意味しているとすぐにわかった。
「なんで?」
「百瀬さんとプロジェクトを組んで、地方でのプレゼンの後にやらせて(・・・・)もらったことがある人が何人かいるらしいぜ。」
「うそだろ、あの百瀬さんが?誰がそんなこと言ってたの?」
「それは言えないけど、確からしいよ・・。」
「お前それ誰かに騙されてんだよ。だって百瀬さんなんて飲み会だってあまり出てこないし、それになんつたって人妻だろ。そんなおいしい話あるわけないじゃん。」
「普段は絶対にあり得ないけど、地方で百瀬さんと二人っきりっていうシチュエーションだけでも萌えるでしょ。」
「確かに百瀬さんは30過ぎには見えないくらい魅力的だけど、そんなことってあるかな?」
本社企画部の社員であろう男性二人はそう言うとトイレからいなくなり、声が聞こえなくなった。《妻が浮気?》僕はショックというより、にわかに信じられない話に心臓の鼓動が激しく脈打つのがわかった。たしかに妻の仕事は地方での地元説明会などのプレゼンで出張に帯同することが年に数回ある。しかし、妻が帯同するようなプレゼンは大低大掛かりなもので、男性社員と二人っきりなんてないと思っていた。
僕はそのままトイレの便座に座ったまま動けなかった。同時に自分のペニスの変化にとても不思議な違和感を感じている。結局その時は妻の顔を見ずに本社を出た。そして、頭の中ではさっきトイレで聞いた話がうずを巻くようにこびりついて離れないでいた。
結婚後も仕事を続けているが生活はいたって質素で、こっちは営業職なので付き合いなどから夜遅くなることもしばしばあるが、妻の希美は仕事が終わればまっすぐに帰宅する。休日に僕の知らない行動をとっているなどということもなかったので、希美が不倫をするなどということはこの7年間考えもしなかったことだった。
しかし冷静に考えてみたら、確かに希美はまだ充分に若いし美しい。そのような女性社員と二人っきりで出張ともなれば、不道徳にも少なからず一夜限りの不倫を妄想してしまうこともあるかもしれない。
その日私は営業所に戻らず、半日休暇を使って家に帰ることにした。普段の妻は午後6時に仕事を終えて7時には帰宅をする。それまでになんとか証拠を探したいと思った。しかし証拠となるようなものは一切家にはなかった。
2015/03/12
(原題:出張先の妻は 投稿者:飯坂 投稿日:2010/04/01)
僕と妻の希美(のぞみ)が結婚してもう7年がたつ。現在は僕が34歳で希美が32歳、お互いもう30歳を過ぎてしまった。社内では美人で有名だった希美を僕が射止めて、大恋愛の末結ばれた。新婚当初は毎日のように愛し合っていたが、最近はその回数もめっきり減ってしまった。夫婦仲が悪くなったわけではないが、何故だか最近話しをすることもなくなってきている。
今になっても子供ができない僕たちは共働きを続けていた。結婚後すぐに僕は本社から異動になり都内の営業所に勤務となり、希美は本社の企画部で相変わらず働いている。用事があって本社を訪れた時だった。仕事が終わり、妻の顔でも見て帰ろうかと思い企画部のフロアーに行くと、急に便意を催しトイレに駆け込んだ。便座に座ると、先ほどまでの腹痛が急になくなり排便の気配もなくなった。もうしばらく座っていたらまた排便したくなるだろうと思い、しばらくそこに居ることにした。
外から誰かが入ってくる気配がした。「なあ、今回のプロジェクト百瀬(ももせ)さんと組めたらいいなあ。」妻は社内では結婚後も旧姓を使っており、百瀬というのが妻のことを意味しているとすぐにわかった。
「なんで?」
「百瀬さんとプロジェクトを組んで、地方でのプレゼンの後にやらせて(・・・・)もらったことがある人が何人かいるらしいぜ。」
「うそだろ、あの百瀬さんが?誰がそんなこと言ってたの?」
「それは言えないけど、確からしいよ・・。」
「お前それ誰かに騙されてんだよ。だって百瀬さんなんて飲み会だってあまり出てこないし、それになんつたって人妻だろ。そんなおいしい話あるわけないじゃん。」
「普段は絶対にあり得ないけど、地方で百瀬さんと二人っきりっていうシチュエーションだけでも萌えるでしょ。」
「確かに百瀬さんは30過ぎには見えないくらい魅力的だけど、そんなことってあるかな?」
本社企画部の社員であろう男性二人はそう言うとトイレからいなくなり、声が聞こえなくなった。《妻が浮気?》僕はショックというより、にわかに信じられない話に心臓の鼓動が激しく脈打つのがわかった。たしかに妻の仕事は地方での地元説明会などのプレゼンで出張に帯同することが年に数回ある。しかし、妻が帯同するようなプレゼンは大低大掛かりなもので、男性社員と二人っきりなんてないと思っていた。
僕はそのままトイレの便座に座ったまま動けなかった。同時に自分のペニスの変化にとても不思議な違和感を感じている。結局その時は妻の顔を見ずに本社を出た。そして、頭の中ではさっきトイレで聞いた話がうずを巻くようにこびりついて離れないでいた。
結婚後も仕事を続けているが生活はいたって質素で、こっちは営業職なので付き合いなどから夜遅くなることもしばしばあるが、妻の希美は仕事が終わればまっすぐに帰宅する。休日に僕の知らない行動をとっているなどということもなかったので、希美が不倫をするなどということはこの7年間考えもしなかったことだった。
しかし冷静に考えてみたら、確かに希美はまだ充分に若いし美しい。そのような女性社員と二人っきりで出張ともなれば、不道徳にも少なからず一夜限りの不倫を妄想してしまうこともあるかもしれない。
その日私は営業所に戻らず、半日休暇を使って家に帰ることにした。普段の妻は午後6時に仕事を終えて7時には帰宅をする。それまでになんとか証拠を探したいと思った。しかし証拠となるようなものは一切家にはなかった。
2015/03/12
中9〖妻の写真集〗 Vol.3
中9〖妻の写真集〗 Vol.3
いつの間にか性的な話はタブーとなってしまっていた私たちの生活の中で、今回妻の杏璃(あんり)が突然『自分のヌード写真を撮りたい。』と言い出したことは、私にとってこれ以上ない刺激になりました。
今日なら妻を思いっきり抱ける。今までのような淡白なセックスではなく、動物の本能のままに愛する妻と性交渉が出来る。早く時間が過ぎないか、私はベッドにつくまでの時間、自らの興奮を抑えられないでいました。
寝室はシングルベッドを二つ、ナイトテーブルを隔ててあり、私のベッドは奥側と決まっていました。その日私は早めに寝室に入り、ひたすら妻の杏璃を待ちます。いつものように食事の後片付け、洗濯物のアイロンがけ、入浴を済ませてから寝室に入ってきたのは、私はベッドについてから1時間以上が経っていました。
その間、私は何度か睡魔に襲われたが、妻への性的欲求から眠りに付く事はありませんでした。『あら!まだ起きていたの?明日も早いんでしょ?』杏璃は寝室に入るなり明かりを消さずにベッドで寄りかかっている私を見てそう言いました。
「うん、なんか眠れなくて・・。」
『珍しいね。いつもこの時間なら鼾(いびき)かいてるのに。』
そう言うと妻は自分のベッドに入りナイトテーブルの電気を消そうしました。
「そっちに行っていいか?」
『えっ・・・?』
結婚してから平日の夜に私から妻を求めることなんて一度もなかったので妻は驚いた様子でした。
『どうしたの?』
「うん、今日は何か変な気分になったから、どうしても・・・その・・・。」
『いいよ・・。』
そう言うと杏璃は掛け布団を少しめくり私を向かい入れてくれます。私は抑えられない興奮のまま妻のベッドに入り込みました。
『ほんとにどうしたの?』
杏璃のパジャマを脱がし、一心不乱に覆い被さった私とは正反対に妻はいつものように冷
静な顔つきで私をなだめる様でした。杏璃の手がナイトテーブルにある電気スタンドのス
イッチに手を伸ばすと、私はその手をつかみます。
『お願い、電気消して・・・。』
「やだっ!」
妻との性交渉で初めて私は自分の要求を口にしました。
「今日は杏璃の裸をちゃんと見たいんだ。」
『あなた・・・。』
「頼む・・・。」
『わかったわ、でも恥ずかしい事はしないで・・・。』
妻とのセックスを明かりのあるところでするのはこの夜が初めてでした。スタンドの明かりに照らされて初めて見る妻の裸体は、息を飲み込むほど美しかった。恥ずかしながらその全身を見た瞬間に私は果ててしまったのです。
「ご、ごめん・・・。」
思いもよらない自分の身体の反応に、私は情けない気持ちで一杯になりました。
『いいわよ、久しぶりだったし、今日は少し飲みすぎたのよ。』
杏璃はそんな私にいつもと変わりないやさしい言葉をかけてくれます。私は自分のベッドに戻ると、静かにスタンドの明かりを消し目をつむりました。
《やっぱり俺ではダメなのか?杏璃の本当の姿を見てみたい。性欲に溺れ、乱れていく杏璃の姿を・・・・。》
隣に寝ている妻の杏璃は、無邪気な顔ですでに寝息をたてていました。その夜、私はそんな妻の寝姿を見ながら二度の自慰行為をしていました。
2015/03/12
いつの間にか性的な話はタブーとなってしまっていた私たちの生活の中で、今回妻の杏璃(あんり)が突然『自分のヌード写真を撮りたい。』と言い出したことは、私にとってこれ以上ない刺激になりました。
今日なら妻を思いっきり抱ける。今までのような淡白なセックスではなく、動物の本能のままに愛する妻と性交渉が出来る。早く時間が過ぎないか、私はベッドにつくまでの時間、自らの興奮を抑えられないでいました。
寝室はシングルベッドを二つ、ナイトテーブルを隔ててあり、私のベッドは奥側と決まっていました。その日私は早めに寝室に入り、ひたすら妻の杏璃を待ちます。いつものように食事の後片付け、洗濯物のアイロンがけ、入浴を済ませてから寝室に入ってきたのは、私はベッドについてから1時間以上が経っていました。
その間、私は何度か睡魔に襲われたが、妻への性的欲求から眠りに付く事はありませんでした。『あら!まだ起きていたの?明日も早いんでしょ?』杏璃は寝室に入るなり明かりを消さずにベッドで寄りかかっている私を見てそう言いました。
「うん、なんか眠れなくて・・。」
『珍しいね。いつもこの時間なら鼾(いびき)かいてるのに。』
そう言うと妻は自分のベッドに入りナイトテーブルの電気を消そうしました。
「そっちに行っていいか?」
『えっ・・・?』
結婚してから平日の夜に私から妻を求めることなんて一度もなかったので妻は驚いた様子でした。
『どうしたの?』
「うん、今日は何か変な気分になったから、どうしても・・・その・・・。」
『いいよ・・。』
そう言うと杏璃は掛け布団を少しめくり私を向かい入れてくれます。私は抑えられない興奮のまま妻のベッドに入り込みました。
『ほんとにどうしたの?』
杏璃のパジャマを脱がし、一心不乱に覆い被さった私とは正反対に妻はいつものように冷
静な顔つきで私をなだめる様でした。杏璃の手がナイトテーブルにある電気スタンドのス
イッチに手を伸ばすと、私はその手をつかみます。
『お願い、電気消して・・・。』
「やだっ!」
妻との性交渉で初めて私は自分の要求を口にしました。
「今日は杏璃の裸をちゃんと見たいんだ。」
『あなた・・・。』
「頼む・・・。」
『わかったわ、でも恥ずかしい事はしないで・・・。』
妻とのセックスを明かりのあるところでするのはこの夜が初めてでした。スタンドの明かりに照らされて初めて見る妻の裸体は、息を飲み込むほど美しかった。恥ずかしながらその全身を見た瞬間に私は果ててしまったのです。
「ご、ごめん・・・。」
思いもよらない自分の身体の反応に、私は情けない気持ちで一杯になりました。
『いいわよ、久しぶりだったし、今日は少し飲みすぎたのよ。』
杏璃はそんな私にいつもと変わりないやさしい言葉をかけてくれます。私は自分のベッドに戻ると、静かにスタンドの明かりを消し目をつむりました。
《やっぱり俺ではダメなのか?杏璃の本当の姿を見てみたい。性欲に溺れ、乱れていく杏璃の姿を・・・・。》
隣に寝ている妻の杏璃は、無邪気な顔ですでに寝息をたてていました。その夜、私はそんな妻の寝姿を見ながら二度の自慰行為をしていました。
2015/03/12
中8【性の奈落】第2回
中8【性の奈落】第2回
〖報告②〗
〔奥さん、じゃあ、おねがいします。〕と僕(誠也)が奥さん(茜音)の両手をとり、ソファから立ち上がってもらうと、頬をうっすら赤らめて、うつむいたまま、何も言わずに手を握り返してくれました。
奥さんのオシャレなジャケットを脱がせます。下に着た大きな襟の白いブラウスの手触りが素敵!でした。一つひとつボタンを外していくと、奥さんも、僕のTシャツのすそから手を入れて脱がしにかかってくれました。僕がデニムのジッパーを下げると、少し身体を硬くされたようです。
奥さんの白いブラウスの下は、黒いミニキャミ(ソール)。しかもブラ(ジャー)なし!(僕のリクエストに応えてくれている。)こぶりな胸にぷつんと乗った乳首が僕にむかって、立っているのが分かります!キャミのすそから両手をいれて、乳首を手の平でそっと抑えると、声が漏れます。すると奥さんも、ネイルアートの行き届いた爪で僕の乳首をはじいてくれました。
奥さんのショートパンツのホックを外し、ジッパーを下げて、ショートブーツの足元にポトリとパンツを落とします。上半身にはまだ白い可愛いブラウス。下半身は黒タイツとショートブーツ。フェチ心をくすぐる姿。(添付2)写真を見て下さい。
大人の落ち着きと、少女のような可愛さに、はやる気持ちをおさえて、僕は奥さんにそっと顔を近づけます・・・両手で頬をはさみ、耳から後ろにショートヘアをかきわけて、
ゆっくり彼女の唇に接近。潤んだ薄いピンクのルージュが可愛い。恋人同士のように優しくキス。あなたの奥さんの唇を奪いました。ためらいがちに舌を入れてくる奥さん・・・やっぱり大人の女性です。
その間に僕は、奥さんの手もかりてパンツを脱ぎ、黒のTバックもとって全裸です。〔フェラして。〕ってお願いしましたが、首を激しく横に振られちゃいました。そこで、膝をついてもらい、首筋から後ろの髪にかけて僕の長いペニスを押しつけることだけは許してもらいました。
ちょっとブラウンがかった美しい髪(地毛だそうですね。)の感触とやわらかい首筋を僕のペニスが触っていきます。この時点でもう我慢汁が出ていたので、奥さんの首筋と髪にきらきら光る液体が一筋ついてしまいました。
〔先っぽにキスだけ、お願い。〕と頼み込んだら、最初はNGでしたが、〔フェラは諦めますから、これだけお願い。〕と拝み倒したら。奥さんは、ぬらぬらと光る僕の先端に瞬間的にキスしてくれました。奥さんの唇に我慢汁が付着!もう爆発しそうでした。
僕も膝をついて、奥さんのブラウスを袖から落としにかかります。愛を誓い会う二人のように、膝間づいて正面で向き合いました。そして、優しく、でも今度は長くキス。オーデコロンの香りに勃起した僕のモノは天を突く勢いで奥さんの黒キャミに先端が触れます。
そっと奥さんを抱き寄せながら、〔奥さんを食べたい。〕〔やらして下さい。〕と耳元で何度も囁くと、奥さんは首を左右にふって、いやいやしながらも、高まっているのがわかります。抵抗することで、自分を高めているんですね。嫌らしい奥さんです。
そして、僕は旦那さんの名前を呼ばせました。『保(たもつ)さん。この人に食べられちゃう。』って言わせました。奥さんは、このやりとりに耳や頬を真っ赤にして興奮していました。両腕を僕の首にまわして、しがみつく奥さん。ああ、良い匂いです・・・。耳の金のイヤリングが可愛い。小刻みに体が震え、息が荒くなっているのが分かります。
2015/03/15
〖報告②〗
〔奥さん、じゃあ、おねがいします。〕と僕(誠也)が奥さん(茜音)の両手をとり、ソファから立ち上がってもらうと、頬をうっすら赤らめて、うつむいたまま、何も言わずに手を握り返してくれました。
奥さんのオシャレなジャケットを脱がせます。下に着た大きな襟の白いブラウスの手触りが素敵!でした。一つひとつボタンを外していくと、奥さんも、僕のTシャツのすそから手を入れて脱がしにかかってくれました。僕がデニムのジッパーを下げると、少し身体を硬くされたようです。
奥さんの白いブラウスの下は、黒いミニキャミ(ソール)。しかもブラ(ジャー)なし!(僕のリクエストに応えてくれている。)こぶりな胸にぷつんと乗った乳首が僕にむかって、立っているのが分かります!キャミのすそから両手をいれて、乳首を手の平でそっと抑えると、声が漏れます。すると奥さんも、ネイルアートの行き届いた爪で僕の乳首をはじいてくれました。
奥さんのショートパンツのホックを外し、ジッパーを下げて、ショートブーツの足元にポトリとパンツを落とします。上半身にはまだ白い可愛いブラウス。下半身は黒タイツとショートブーツ。フェチ心をくすぐる姿。(添付2)写真を見て下さい。
大人の落ち着きと、少女のような可愛さに、はやる気持ちをおさえて、僕は奥さんにそっと顔を近づけます・・・両手で頬をはさみ、耳から後ろにショートヘアをかきわけて、
ゆっくり彼女の唇に接近。潤んだ薄いピンクのルージュが可愛い。恋人同士のように優しくキス。あなたの奥さんの唇を奪いました。ためらいがちに舌を入れてくる奥さん・・・やっぱり大人の女性です。
その間に僕は、奥さんの手もかりてパンツを脱ぎ、黒のTバックもとって全裸です。〔フェラして。〕ってお願いしましたが、首を激しく横に振られちゃいました。そこで、膝をついてもらい、首筋から後ろの髪にかけて僕の長いペニスを押しつけることだけは許してもらいました。
ちょっとブラウンがかった美しい髪(地毛だそうですね。)の感触とやわらかい首筋を僕のペニスが触っていきます。この時点でもう我慢汁が出ていたので、奥さんの首筋と髪にきらきら光る液体が一筋ついてしまいました。
〔先っぽにキスだけ、お願い。〕と頼み込んだら、最初はNGでしたが、〔フェラは諦めますから、これだけお願い。〕と拝み倒したら。奥さんは、ぬらぬらと光る僕の先端に瞬間的にキスしてくれました。奥さんの唇に我慢汁が付着!もう爆発しそうでした。
僕も膝をついて、奥さんのブラウスを袖から落としにかかります。愛を誓い会う二人のように、膝間づいて正面で向き合いました。そして、優しく、でも今度は長くキス。オーデコロンの香りに勃起した僕のモノは天を突く勢いで奥さんの黒キャミに先端が触れます。
そっと奥さんを抱き寄せながら、〔奥さんを食べたい。〕〔やらして下さい。〕と耳元で何度も囁くと、奥さんは首を左右にふって、いやいやしながらも、高まっているのがわかります。抵抗することで、自分を高めているんですね。嫌らしい奥さんです。
そして、僕は旦那さんの名前を呼ばせました。『保(たもつ)さん。この人に食べられちゃう。』って言わせました。奥さんは、このやりとりに耳や頬を真っ赤にして興奮していました。両腕を僕の首にまわして、しがみつく奥さん。ああ、良い匂いです・・・。耳の金のイヤリングが可愛い。小刻みに体が震え、息が荒くなっているのが分かります。
2015/03/15
中11 〖家庭教師の誤算 第1回〗
中11 〖家庭教師の誤算 第1回〗
(原題:萌え 投稿者:不明 投稿日:2015年02月28日)
僕が香澄(かすみ)と出会ったのは大学3年の夏だった。当時彼女は受験を控えた高校生で、家庭教師の派遣元からの紹介で僕が家庭教師を務めることになる。夏休みを控えたある日、僕が香澄の家へ出向いた。高級住宅街の中でもひと際目立った大邸宅が僕の探している家だと気がついた時、愕然とする。
「どんなわがままなお嬢様が僕を待っているのだろう・・・。」来年大学受験を控えた夏になってようやく家庭教師をつけるなんて、よほど頭が悪いか勉強嫌いかに決まっている。そんなに勉強が嫌いなら進学なんかさせなければいいのに、お金持ちと言うのはとにかく見栄を張りたがるものらしい。
ベルを鳴らすとすぐに母親が出てきて、僕を出迎えてくれた。
〚二宮先生、お待ちしておりました。〛
「初めまして。」
僕は優等生らしさを強調しようと少しオーバーに頭を下げて見せる。
どこに座ったら良いのか躊躇うほど高級そうな皮張りのソファーとかが置いてあるリビン
グに通され、促(うなが)されてようやく座ると直ぐに教え子となる女の子が二階から降りてきた。
細身でストレートな長い髪にアーモンドアイという基本エレメントは良かったが、いかにもファンキーそうで、だらしない態度をした女子高生が登場した。お約束通りガムをくちゃくちゃ噛んでいて、挨拶もロクにできない。
それでも僕にとっては学生生活を支える貴重な収入源となるお客さまなので、僕は小娘相手にきちんと挨拶をした。
「こんにちは。今日から数学を教えることになりました二宮です。よろしく。」
女子高生は僕を値踏みするようにちょっと失礼なくらいジロジロ見ると、
『香澄です。』
とひと言だけ言うと、首だけで僕に会釈をした。
〚もう、香澄さん!きちんとご挨拶なさい!〛
「いえ、お母さん・・・。」
僕が母親を制すると、母親は申し訳なさそうに頭を下げてくれた。娘はともかく、親の方はきちんとしていそうだ。
〚この子はやればできる子なんです。〛
きちんとはしているが、親馬鹿だ。派遣元からは、《とにかくどこの大学にでもいいので入れるレベルにしてさえもらえればいい。》、そう言われてやってきた。
僕が香澄の部屋に入ってみると、服装ほどの乱れはなく、それなりに整理された部屋だっ
た。本らしきものはマンガしかなくて、あとはテレビゲームのソフトが一応片づけられている。僕は香澄の隣に座って教科書をカバンから取り出させた。
思った通り、教科書には書き込みも折り目もほとんどなくて綺麗なものだった。先が思いやられる・・・。それでも気を取り直して、教科書に載っている初歩的な練習問題を指して、
「これ、解いてみてください。」と言ってみる。
問題を解き始める気配がないので香澄の方に目を向けると、ジッと僕を見つめている。「ん?どうかしましたか?」そう尋ねると、香澄はおもむろに、『ねぇセンセ、どうして私なんかに丁寧語で話すの?』
「おかしいですか?」
『おかしいよ。念を押すまでもないけど、私、年下だよ。』
「香澄ちゃんは自分が年下だという自覚がありながら、どうして僕にタメ口で話すんですか?」
香澄はニヤリとしながらも、意外な質問を受けたという顔をしながら、『私が質問しているの。質問に質問で返すのは無しだよ。』これには僕が苦笑いをさせられた。
2015/03/15
(原題:萌え 投稿者:不明 投稿日:2015年02月28日)
僕が香澄(かすみ)と出会ったのは大学3年の夏だった。当時彼女は受験を控えた高校生で、家庭教師の派遣元からの紹介で僕が家庭教師を務めることになる。夏休みを控えたある日、僕が香澄の家へ出向いた。高級住宅街の中でもひと際目立った大邸宅が僕の探している家だと気がついた時、愕然とする。
「どんなわがままなお嬢様が僕を待っているのだろう・・・。」来年大学受験を控えた夏になってようやく家庭教師をつけるなんて、よほど頭が悪いか勉強嫌いかに決まっている。そんなに勉強が嫌いなら進学なんかさせなければいいのに、お金持ちと言うのはとにかく見栄を張りたがるものらしい。
ベルを鳴らすとすぐに母親が出てきて、僕を出迎えてくれた。
〚二宮先生、お待ちしておりました。〛
「初めまして。」
僕は優等生らしさを強調しようと少しオーバーに頭を下げて見せる。
どこに座ったら良いのか躊躇うほど高級そうな皮張りのソファーとかが置いてあるリビン
グに通され、促(うなが)されてようやく座ると直ぐに教え子となる女の子が二階から降りてきた。
細身でストレートな長い髪にアーモンドアイという基本エレメントは良かったが、いかにもファンキーそうで、だらしない態度をした女子高生が登場した。お約束通りガムをくちゃくちゃ噛んでいて、挨拶もロクにできない。
それでも僕にとっては学生生活を支える貴重な収入源となるお客さまなので、僕は小娘相手にきちんと挨拶をした。
「こんにちは。今日から数学を教えることになりました二宮です。よろしく。」
女子高生は僕を値踏みするようにちょっと失礼なくらいジロジロ見ると、
『香澄です。』
とひと言だけ言うと、首だけで僕に会釈をした。
〚もう、香澄さん!きちんとご挨拶なさい!〛
「いえ、お母さん・・・。」
僕が母親を制すると、母親は申し訳なさそうに頭を下げてくれた。娘はともかく、親の方はきちんとしていそうだ。
〚この子はやればできる子なんです。〛
きちんとはしているが、親馬鹿だ。派遣元からは、《とにかくどこの大学にでもいいので入れるレベルにしてさえもらえればいい。》、そう言われてやってきた。
僕が香澄の部屋に入ってみると、服装ほどの乱れはなく、それなりに整理された部屋だっ
た。本らしきものはマンガしかなくて、あとはテレビゲームのソフトが一応片づけられている。僕は香澄の隣に座って教科書をカバンから取り出させた。
思った通り、教科書には書き込みも折り目もほとんどなくて綺麗なものだった。先が思いやられる・・・。それでも気を取り直して、教科書に載っている初歩的な練習問題を指して、
「これ、解いてみてください。」と言ってみる。
問題を解き始める気配がないので香澄の方に目を向けると、ジッと僕を見つめている。「ん?どうかしましたか?」そう尋ねると、香澄はおもむろに、『ねぇセンセ、どうして私なんかに丁寧語で話すの?』
「おかしいですか?」
『おかしいよ。念を押すまでもないけど、私、年下だよ。』
「香澄ちゃんは自分が年下だという自覚がありながら、どうして僕にタメ口で話すんですか?」
香澄はニヤリとしながらも、意外な質問を受けたという顔をしながら、『私が質問しているの。質問に質問で返すのは無しだよ。』これには僕が苦笑いをさせられた。
2015/03/15
中9〖妻の写真集〗 Vol.4
中9〖妻の写真集〗 Vol.4
あれから数日が過ぎ、いよいよ杏璃の友人である美佳さんが撮影を行った《KOMATU写真館》に夫婦で出かける事にしました。今回は撮影の依頼と打ち合わせが目的です。写真館のオーナー兼カメラマンの小松という男性は50代後半の白髪で髭をたくわえた紳士でした。
私たち夫婦にコーヒーとお茶菓子を用意して笑顔で応対する姿は、とてもカメラマンという芸術家風ではなく、その物腰は丁寧な営業マンのような感じです。
〔浜崎美佳さんからお話は伺っていましたよ。〕
本題である写真撮影の話を始めると、小松氏は笑顔で語りました。
〔奥様は来月30歳になられるということで…それは、それは、おめでとうございます。〕
〔30歳おめでとう。〕と他人から言われ、気恥ずかしさで顔を赤らめて下を向く妻の杏璃とその横に座っている私に小松氏は話を続けます。〔わたしも昔はプロのカメラマンを志望していましたけど、上手くいくのは選ばれたほんの一握りの人間だけで、結局私はこのような写真館をするのが精一杯でしたよ。それでもいい写真を撮りたいという情熱は今でも少しも冷めていないですけどね。〕
小松氏は私立の有名な幼稚園や小学校での専属カメラマンでもあり、自宅を改装したスタジオでは記念撮影などをしているそうだ。最近はデジタルカメラの普及で、写真の現像などの仕事はほとんどなくなってしまったが、その分カメラマンとしての仕事に再び情熱をもって打ち込めるようになったと言いました。
「あの、ヌード写真の依頼って結構あるんですか?」私は興味本位ではなく、実際に妻のようなまったくの素人が本当にヌード撮影をお願いすることがあるのだろうかと、素直な疑問をぶつけてみました。
小松氏は〔そうですね。うちみたいな家族写真とかを主に扱っている所にはなかなかそのようなお客さんは来てくれませんけど、最近ではヌード写真を専門に扱っているスタジオが盛況を博していると聞きますよ。20歳の記念ヌードとか、奥様のように30歳の記念ヌードとかは全然珍しいことではないですね。それに還暦を記念して自分のヌード写真を撮る人もいるとか・・・。〕笑顔でそう語ります。
「か、還暦記念ヌードですか?」
〔女性はいくつになっても自分の美への欲求があるのでしょうね。〕
私は仕事で若い女性のヌードを見られるカメラマンをうらやましいとも思ったが、“60歳の還暦ヌードは”勘弁して欲しいとその時なんとなく思った。
「あのー、一つ質問なんですが、撮影の当日私も見学させてもらえますか?」
他人に撮影される妻の姿を生で見なければ、私の欲求を果たすことは出来ません。今回の
件で私が一番気にしていた事なので、はっきりとそのことだけは確認しておきたかったのです。〔もちろんですよ。大切な奥様の撮影なんですからご主人には立ち会ってもらわなくてはなりませんから。〕小松氏の言葉は私を安心させるには充分でした。
小松氏が〔それに女性は見られれば見られるほど美しくなるんですよ。だから撮影の時にはご夫婦が信頼できる安全な方ならどなたでも見学してもらってかまいませんよ。その方がきっと美しい写真ができるはずです。〕
書類を整理しながら話す小松氏の言葉に私たち二人はびっくりしました。私は「えっ!他の人に見学を?」思いもしない小松氏の言葉に心臓を一刺しされたくらいの衝撃を受けました。『そ、そんな・・・無理です・・。』妻の杏璃は消え入りそうな声でそう答えました。
〔確かに自分の裸をご主人以外の人間に見せるなんて日常ではあり得ませんよね。でも、あなたは今の姿を記録に残しておきたいと考えたんですよね。〕
『え、ええ・・』と杏璃が肯定をする。
〔だったら出来るだけ美しい姿を残しましょうよ。〕
小松氏は妻の正面に座りなおすと、真剣なまなざしを杏璃へ向けてそう語りました。
『でも、見学させるだなんて・・・。』
〔ちょっと乱暴な言い方でしたね。実際にはご家族や恋人以外の方を連れてこられる方は
いません。でも、見学者がいるくらいの方が緊張感があり、より美しい写真を残せるのです。それに、私自身への戒めのためでもあるんです。〕
「戒めって?」
私は小松氏の言葉の意味を問いただしました。
〔こう見えてましも私も男ですから。こんな美しいご婦人が自分の目の前で裸になれば、
変な気分になってしまうものです。でもギャラリーがいればカメラマンとしての自制心を失わなくてすみます。でも任してください。ギャラリーがご主人だけでも、あなたならきっと美しい写真が撮れる。私のカメラマンとしての直感でそう確信できます。〕
小松氏にそう言われると、杏璃は恥ずかしそうにうつむくばかりでした。
撮影の段取り、撮影が終わってから写真集が出来上がるまでの工程、費用のことなど、小松氏から諸々の説明を受け、私の不安も少しずつ解消していく。妻の杏璃も緊張がほどけて笑顔が見られるようになった時でした。
〚ただいまっ。花園小学校の音楽会の写真の件、打ち合わせをしてきました。〛
突然写真館に突然入ってきたのは、背の高い若い男性でした。
〚あっ、お客さんでしたか。失礼しました。〛
そう言うとその男性は私たちに頭を下げると、中に入っていきました。
〔彼はうちで働いてくれている広田くんです。大学を出てきちんとした会社に就職していたのに、カメラマンの夢が捨てられず、会社を辞めて専門学校で勉強しながらうちで働いているんですよ。〕小松氏は突然入ってきた若い男性の紹介をしました。
2015/03/16
あれから数日が過ぎ、いよいよ杏璃の友人である美佳さんが撮影を行った《KOMATU写真館》に夫婦で出かける事にしました。今回は撮影の依頼と打ち合わせが目的です。写真館のオーナー兼カメラマンの小松という男性は50代後半の白髪で髭をたくわえた紳士でした。
私たち夫婦にコーヒーとお茶菓子を用意して笑顔で応対する姿は、とてもカメラマンという芸術家風ではなく、その物腰は丁寧な営業マンのような感じです。
〔浜崎美佳さんからお話は伺っていましたよ。〕
本題である写真撮影の話を始めると、小松氏は笑顔で語りました。
〔奥様は来月30歳になられるということで…それは、それは、おめでとうございます。〕
〔30歳おめでとう。〕と他人から言われ、気恥ずかしさで顔を赤らめて下を向く妻の杏璃とその横に座っている私に小松氏は話を続けます。〔わたしも昔はプロのカメラマンを志望していましたけど、上手くいくのは選ばれたほんの一握りの人間だけで、結局私はこのような写真館をするのが精一杯でしたよ。それでもいい写真を撮りたいという情熱は今でも少しも冷めていないですけどね。〕
小松氏は私立の有名な幼稚園や小学校での専属カメラマンでもあり、自宅を改装したスタジオでは記念撮影などをしているそうだ。最近はデジタルカメラの普及で、写真の現像などの仕事はほとんどなくなってしまったが、その分カメラマンとしての仕事に再び情熱をもって打ち込めるようになったと言いました。
「あの、ヌード写真の依頼って結構あるんですか?」私は興味本位ではなく、実際に妻のようなまったくの素人が本当にヌード撮影をお願いすることがあるのだろうかと、素直な疑問をぶつけてみました。
小松氏は〔そうですね。うちみたいな家族写真とかを主に扱っている所にはなかなかそのようなお客さんは来てくれませんけど、最近ではヌード写真を専門に扱っているスタジオが盛況を博していると聞きますよ。20歳の記念ヌードとか、奥様のように30歳の記念ヌードとかは全然珍しいことではないですね。それに還暦を記念して自分のヌード写真を撮る人もいるとか・・・。〕笑顔でそう語ります。
「か、還暦記念ヌードですか?」
〔女性はいくつになっても自分の美への欲求があるのでしょうね。〕
私は仕事で若い女性のヌードを見られるカメラマンをうらやましいとも思ったが、“60歳の還暦ヌードは”勘弁して欲しいとその時なんとなく思った。
「あのー、一つ質問なんですが、撮影の当日私も見学させてもらえますか?」
他人に撮影される妻の姿を生で見なければ、私の欲求を果たすことは出来ません。今回の
件で私が一番気にしていた事なので、はっきりとそのことだけは確認しておきたかったのです。〔もちろんですよ。大切な奥様の撮影なんですからご主人には立ち会ってもらわなくてはなりませんから。〕小松氏の言葉は私を安心させるには充分でした。
小松氏が〔それに女性は見られれば見られるほど美しくなるんですよ。だから撮影の時にはご夫婦が信頼できる安全な方ならどなたでも見学してもらってかまいませんよ。その方がきっと美しい写真ができるはずです。〕
書類を整理しながら話す小松氏の言葉に私たち二人はびっくりしました。私は「えっ!他の人に見学を?」思いもしない小松氏の言葉に心臓を一刺しされたくらいの衝撃を受けました。『そ、そんな・・・無理です・・。』妻の杏璃は消え入りそうな声でそう答えました。
〔確かに自分の裸をご主人以外の人間に見せるなんて日常ではあり得ませんよね。でも、あなたは今の姿を記録に残しておきたいと考えたんですよね。〕
『え、ええ・・』と杏璃が肯定をする。
〔だったら出来るだけ美しい姿を残しましょうよ。〕
小松氏は妻の正面に座りなおすと、真剣なまなざしを杏璃へ向けてそう語りました。
『でも、見学させるだなんて・・・。』
〔ちょっと乱暴な言い方でしたね。実際にはご家族や恋人以外の方を連れてこられる方は
いません。でも、見学者がいるくらいの方が緊張感があり、より美しい写真を残せるのです。それに、私自身への戒めのためでもあるんです。〕
「戒めって?」
私は小松氏の言葉の意味を問いただしました。
〔こう見えてましも私も男ですから。こんな美しいご婦人が自分の目の前で裸になれば、
変な気分になってしまうものです。でもギャラリーがいればカメラマンとしての自制心を失わなくてすみます。でも任してください。ギャラリーがご主人だけでも、あなたならきっと美しい写真が撮れる。私のカメラマンとしての直感でそう確信できます。〕
小松氏にそう言われると、杏璃は恥ずかしそうにうつむくばかりでした。
撮影の段取り、撮影が終わってから写真集が出来上がるまでの工程、費用のことなど、小松氏から諸々の説明を受け、私の不安も少しずつ解消していく。妻の杏璃も緊張がほどけて笑顔が見られるようになった時でした。
〚ただいまっ。花園小学校の音楽会の写真の件、打ち合わせをしてきました。〛
突然写真館に突然入ってきたのは、背の高い若い男性でした。
〚あっ、お客さんでしたか。失礼しました。〛
そう言うとその男性は私たちに頭を下げると、中に入っていきました。
〔彼はうちで働いてくれている広田くんです。大学を出てきちんとした会社に就職していたのに、カメラマンの夢が捨てられず、会社を辞めて専門学校で勉強しながらうちで働いているんですよ。〕小松氏は突然入ってきた若い男性の紹介をしました。
2015/03/16
中10〚新しい夫婦の形〛1章第2話
中10〚新しい夫婦の形〛1章第2話
午後7時になると妻の希美(のぞみ)は帰ってきた。
『あら、今日は早かったのね。』
「ああ、営業先が近くだったから半日休暇を使って直帰したんだ。」
『ご飯まだなんでしょ?今から支度するから待っていて。』
妻はそういうといつもと同じように食事の支度をしてくれる。
「なあ、この前きみが出張した日っていつだった?」
『えっ、なに?急に?』
食事中におもむろに希美に聞いてみると、やはりこころなしか少し狼狽したような受け答えだった。(やっぱり何かある!)
「いや、別に、なんとなくいつだったろうかと思って・・・。」
『もう出張にはいかないつもり・・。』
「えっ、どうして?」
『わたしより若い子もだいぶ育ってきたし・・・わざわざ私が行かなくても・・。』
「きみのようなベテランの方が何かトラぶった時など対応が上手くいくんじゃ・・。」
『今まで一度も私の仕事のことを聞かなかったあなたが、どうしてそんなことを?』
「そ、そんなことはないけど・・。」
今度は逆にこっちの心を見透かされたようになり、この話はそこで終わりになる。
その晩、僕は久しぶりに希美を抱いた。何年ぶりなんだろう、こんなに興奮して激しく妻を抱いたのは。妻の身体は新婚の時と変わりなくとても綺麗だ。不倫をされた怒り以上にこみ上げてくるこの興奮する思いに違和感を覚えつつ、僕は妻の希美を抱きながら頭の中で(希美・・きみは本当に出張中に同僚に抱かれたのか?その時きみはどんな表情をしていたのだ?僕と交わるよりも激しく悶えたのか?どんな風に・・・。)繰り返していた。
希美が出張先で同僚と不倫をしたという話は、僕の心を激しくざわつかせたが結局その後は何も言い出すことができなかった。何度か妻に直接聞いてみようかと思ったが、そんなことを聞けば今まで二人で積み上げてきたものがいっきになくなってしまいそうで、とても直接聞くことなど出来なかった。
それでは周りの人間に確かめてみようと思い、それとなく本社の友人に電話もしてみたが、どんな風に聞き出したらよいのかわからないまま何日も経過していった。あの晩は妻と交わったが、その後はない。もともと希美はセックスが好きなタイプではない。僕と付き合う前に一人の男性と付き合ったがことがあったようだが、からだの関係はなかったらしい。
つまり僕が希美の最初の男性だった。そして最後の男性でもあると信じて疑わない。頭の中から妻の不倫が離れないまま数カ月が経過したある日、妻に出張の予定が入った。(よし、今度こそ決定的な証拠をつかんでやる)
「出張っていったいどこへ行くの?」
『新潟よ。』
「何泊なの?」
『一泊よ、今回はエキジビション(展示会)だから簡単に終わる予定。』
「そうなんだ、仕事は何時くらに終わるんだ?」
『なんか、今日はやけに私の出張のことを聞いてくるのね。』
「い、いや別に・・ほら、最近あまり話をしなくなったから・・。」
(妻の出張に関して勘ぐっているのがバレたか?とにかく証拠をつかむことを優先することにしよう、出張の話題はしばらく避けておこう。)僕はそれから先、出張に関する話は一切しないように努めた。
2015/03/18
午後7時になると妻の希美(のぞみ)は帰ってきた。
『あら、今日は早かったのね。』
「ああ、営業先が近くだったから半日休暇を使って直帰したんだ。」
『ご飯まだなんでしょ?今から支度するから待っていて。』
妻はそういうといつもと同じように食事の支度をしてくれる。
「なあ、この前きみが出張した日っていつだった?」
『えっ、なに?急に?』
食事中におもむろに希美に聞いてみると、やはりこころなしか少し狼狽したような受け答えだった。(やっぱり何かある!)
「いや、別に、なんとなくいつだったろうかと思って・・・。」
『もう出張にはいかないつもり・・。』
「えっ、どうして?」
『わたしより若い子もだいぶ育ってきたし・・・わざわざ私が行かなくても・・。』
「きみのようなベテランの方が何かトラぶった時など対応が上手くいくんじゃ・・。」
『今まで一度も私の仕事のことを聞かなかったあなたが、どうしてそんなことを?』
「そ、そんなことはないけど・・。」
今度は逆にこっちの心を見透かされたようになり、この話はそこで終わりになる。
その晩、僕は久しぶりに希美を抱いた。何年ぶりなんだろう、こんなに興奮して激しく妻を抱いたのは。妻の身体は新婚の時と変わりなくとても綺麗だ。不倫をされた怒り以上にこみ上げてくるこの興奮する思いに違和感を覚えつつ、僕は妻の希美を抱きながら頭の中で(希美・・きみは本当に出張中に同僚に抱かれたのか?その時きみはどんな表情をしていたのだ?僕と交わるよりも激しく悶えたのか?どんな風に・・・。)繰り返していた。
希美が出張先で同僚と不倫をしたという話は、僕の心を激しくざわつかせたが結局その後は何も言い出すことができなかった。何度か妻に直接聞いてみようかと思ったが、そんなことを聞けば今まで二人で積み上げてきたものがいっきになくなってしまいそうで、とても直接聞くことなど出来なかった。
それでは周りの人間に確かめてみようと思い、それとなく本社の友人に電話もしてみたが、どんな風に聞き出したらよいのかわからないまま何日も経過していった。あの晩は妻と交わったが、その後はない。もともと希美はセックスが好きなタイプではない。僕と付き合う前に一人の男性と付き合ったがことがあったようだが、からだの関係はなかったらしい。
つまり僕が希美の最初の男性だった。そして最後の男性でもあると信じて疑わない。頭の中から妻の不倫が離れないまま数カ月が経過したある日、妻に出張の予定が入った。(よし、今度こそ決定的な証拠をつかんでやる)
「出張っていったいどこへ行くの?」
『新潟よ。』
「何泊なの?」
『一泊よ、今回はエキジビション(展示会)だから簡単に終わる予定。』
「そうなんだ、仕事は何時くらに終わるんだ?」
『なんか、今日はやけに私の出張のことを聞いてくるのね。』
「い、いや別に・・ほら、最近あまり話をしなくなったから・・。」
(妻の出張に関して勘ぐっているのがバレたか?とにかく証拠をつかむことを優先することにしよう、出張の話題はしばらく避けておこう。)僕はそれから先、出張に関する話は一切しないように努めた。
2015/03/18
中11 〖家庭教師の誤算 第2回〗
中11 〖家庭教師の誤算 第2回〗
頭の回転は悪くないようなので、その日初めて、僕(二宮直記)は香澄(かすみ)に好感が持てた。「僕なりに理由はあるんですけど、こうしませんか。香澄ちゃんが問題を一問解いて正解をしたら、僕が香澄ちゃんの質問にひとつ答える。どうですか?」
『どんな質問でもいいの?』
「構わない。」
『それなら、するよ。』
香澄は涼しい顔で答えると教科書と僕を見比べて目で“どれ?”と尋ねる。僕がさっき言った練習問題を指すと、香澄はノートを取り出してサラサラと問題を解き始めた。一分も経たないうちに、『できたよ。』と言ってノートから顔を上げた。
僕は半信半疑でノートを覗き込むと答えは合っている。「じゃあ、これとこれを。」ちょっと悔しくて大人げないけど、授業ではまだ習っていないかもしれない教科書の真ん中あたりの練習問題を指してみるとこれも直ぐにサラサラと解いて見せた。
“ウソだろ?”信じられなかった。僕はムキになって、教科書の最後の方の問題を二つ選ぶ。「これとこれも解いてみて。」香澄は直ぐにノートに鉛筆を走らせると瞬く間に解いてしまった。
「香澄ちゃん、どうして・・・?」僕は脱帽だった。香澄が『ストップ!質問はわたし!先生、問題を解いたのはわたしだよ。』確かにそうだ。目で続きを促すと、『五つ解いたから、五つ質問できるよね?』と言うので僕は頷くしかない。
『嘘の答えはダメだよ。』
「わかっている。」
『先生、わたしを見てダメな子だと思ったでしょう?』
僕は正直に頷いた。
『どうして丁寧語じゃなくなったの?』
“しまった!”思わず我を忘れて普通に喋ってしまっていた・・・。
「多分驚いたからだと思う。」
僕が素直に告げると、香澄は満足そうに頷いて、
『あと三つはとっておくね。』
と言われた。
香澄が悪戯っぽい目をして、『先生、もっと問題出して!』と言ったが、僕は直ぐに白旗を上げた。勝てない勝負を続けたら、泥沼にハマる。香澄にどんどん問題を解かれたら、僕は何でも洗いざらい喋らされて香澄に丸裸にされてしまうと思った。
「ねぇ、どうして香澄ちゃん、勉強できないふりをしたの?」
香澄は少し悪戯っぽい笑みを浮かべると言った。
『先生の方は問題解いてないけど、特別サービスで答えてあげるね。』
“これはまた、一本取られた・・・。”
そう思ったのが顔に出たのか、香澄はクスリと笑うと続ける。
『でも、わたしは、出来ないふりなんかしてないよ。』
「えっ?」
『先生がわたしを見て勝手にそう思い込んだだけよ。』
言われてみればそうだ。確かに僕は香澄の見た目に惑わされてしまった。
「どうしてそんな風に思われるような態度を取っているの?」
『あの先生?もう質問の権利ないんですけどぉ。』
僕は苦笑しながら香澄にはっきりと言葉で白旗を揚げる。
「降参だよ。だから、普通に喋ってもいいかな?」香澄は特に僕をやり込めた風な態度は見せず、ニッコリ笑うとあっさり『いいよ。』と言った。「僕には聞きたいことは色々あるけど、しばらくお話しする?それとも勉強を続ける?」香澄は少し考える素振りを見せて、『わたし勉強するよ。先生はそこで好きなことしていてね。』と言った。
2015/03/18
頭の回転は悪くないようなので、その日初めて、僕(二宮直記)は香澄(かすみ)に好感が持てた。「僕なりに理由はあるんですけど、こうしませんか。香澄ちゃんが問題を一問解いて正解をしたら、僕が香澄ちゃんの質問にひとつ答える。どうですか?」
『どんな質問でもいいの?』
「構わない。」
『それなら、するよ。』
香澄は涼しい顔で答えると教科書と僕を見比べて目で“どれ?”と尋ねる。僕がさっき言った練習問題を指すと、香澄はノートを取り出してサラサラと問題を解き始めた。一分も経たないうちに、『できたよ。』と言ってノートから顔を上げた。
僕は半信半疑でノートを覗き込むと答えは合っている。「じゃあ、これとこれを。」ちょっと悔しくて大人げないけど、授業ではまだ習っていないかもしれない教科書の真ん中あたりの練習問題を指してみるとこれも直ぐにサラサラと解いて見せた。
“ウソだろ?”信じられなかった。僕はムキになって、教科書の最後の方の問題を二つ選ぶ。「これとこれも解いてみて。」香澄は直ぐにノートに鉛筆を走らせると瞬く間に解いてしまった。
「香澄ちゃん、どうして・・・?」僕は脱帽だった。香澄が『ストップ!質問はわたし!先生、問題を解いたのはわたしだよ。』確かにそうだ。目で続きを促すと、『五つ解いたから、五つ質問できるよね?』と言うので僕は頷くしかない。
『嘘の答えはダメだよ。』
「わかっている。」
『先生、わたしを見てダメな子だと思ったでしょう?』
僕は正直に頷いた。
『どうして丁寧語じゃなくなったの?』
“しまった!”思わず我を忘れて普通に喋ってしまっていた・・・。
「多分驚いたからだと思う。」
僕が素直に告げると、香澄は満足そうに頷いて、
『あと三つはとっておくね。』
と言われた。
香澄が悪戯っぽい目をして、『先生、もっと問題出して!』と言ったが、僕は直ぐに白旗を上げた。勝てない勝負を続けたら、泥沼にハマる。香澄にどんどん問題を解かれたら、僕は何でも洗いざらい喋らされて香澄に丸裸にされてしまうと思った。
「ねぇ、どうして香澄ちゃん、勉強できないふりをしたの?」
香澄は少し悪戯っぽい笑みを浮かべると言った。
『先生の方は問題解いてないけど、特別サービスで答えてあげるね。』
“これはまた、一本取られた・・・。”
そう思ったのが顔に出たのか、香澄はクスリと笑うと続ける。
『でも、わたしは、出来ないふりなんかしてないよ。』
「えっ?」
『先生がわたしを見て勝手にそう思い込んだだけよ。』
言われてみればそうだ。確かに僕は香澄の見た目に惑わされてしまった。
「どうしてそんな風に思われるような態度を取っているの?」
『あの先生?もう質問の権利ないんですけどぉ。』
僕は苦笑しながら香澄にはっきりと言葉で白旗を揚げる。
「降参だよ。だから、普通に喋ってもいいかな?」香澄は特に僕をやり込めた風な態度は見せず、ニッコリ笑うとあっさり『いいよ。』と言った。「僕には聞きたいことは色々あるけど、しばらくお話しする?それとも勉強を続ける?」香澄は少し考える素振りを見せて、『わたし勉強するよ。先生はそこで好きなことしていてね。』と言った。
2015/03/18
中11 〖家庭教師の誤算 第3回〗
中11 〖家庭教師の誤算 第3回〗
確かに香澄(かすみ)には家庭教師なんか必要無さそうだ。少なくとも数学について、僕の出る幕はない。教科書の基礎問題を普通に理解し、難なく解けるなら後は自分一人で問題集の応用問題をどんどん解いていけば、自然と学力はアップする。
《事情はよく解らないけど、初日で僕はお払い箱だな。どうせ今日でおしまいなんだ。》そんなことを思いながら、僕はマンガを読ませてもらうことにした。女の子のベッドに腰掛けるのは気が引けたので、フローリングの床に腰を下ろして読んでいると香澄は黙って部屋を出て行き、直ぐに座布団を持って戻ってくる。『先生、女の子のベッドにいきなり座らなかったのは偉いよ。』、「そりゃ、どうも。」
その日僕は、マンガを読み続け、香澄に促されて再び彼女の隣に座らされた時、ノックの音が聞こえた。すぐに扉が開かれて、母親がケーキと紅茶を持って入ってくる。
〚どう?お勉強は進んでいる?〛
『うん、先生が教えるの上手だから結構進んだよ。』
《何を言い出すのかと思えば・・・。》
驚いて声も出ない僕を尻目に、それを聞いた母親は満足そうに部屋を出て行った。僕はただそれを焦点の定まらない目でぼーっと見送る。
『先生?』
香澄の声で我に返ると、
『ケーキ食べなよ。』
と言って、香澄はフォークを渡してくれた。
時間はあっという間に過ぎて、“では、また来週もお願いします。”ということになった。
『ねぇ先生、この番号に掛けてみて。』部屋を出る前に、香澄に言われるがままに携帯から電話を掛けさせられる。香澄の携帯電話が短く鳴った。ディスプレイに表示された番号を満足そうに見ながら、香澄は自分の携帯に僕の番号を保存した。
僕はどうしてだか家庭教師を首にならず、それからも毎週香澄の部屋で“マンガや雑誌を読むアルバイト”が続いた。夏休みの間も相変わらずで、香澄は自習を続け、僕はマンガを読んで過ごしていたが、流石にこれではマズいだろうと思い、数学以外でもいいので見てあげようとしたら、逆に問題を出されてやり込められてしまう。
でも香澄にはそんな僕をバカにしている風なところは微塵もなくて、僕が困った顔をするのを単に楽しんでいるだけのようだった。香澄の態度は少し改まったものの相変わらずだったが、学力についていえば数学は僕の現役時代と同等で、それ以外は僕以上であることが夏休みを終わる頃には分かってきた。
そんな風にして二、三カ月が経ったある秋の土曜日、カップラーメンを啜りながらテレビ
を見ていると携帯が鳴った。『もしもし、二宮先生?』それは香澄からだった。「うん。」、
『今日、もしかしてヒマ?』と訊いてくる。いきなり失礼な奴だと思ったが、図星だったので素直に肯定をする。
『ねぇ、お買い物に付き合って!』
「いいけど、少しは接しやすい態度で僕に合わせてくれる?」
『うん、いいよ。』
そう言うと、香澄は待ち合わせ場所と時間だけを告げると電話を直ぐに切った。
香澄が指定してきたのは、人混みでごった返す待ち合わせ場所の代名詞みたいな場所だっ
た。《こんな人混みの中で、どうやって・・・見つける?》僕は時計と睨めっこをしながら香澄の姿を探した。間もなく待ち合わせ時刻というところで、僕の視線を遮るように目の前にすっと立ちはだかった女性がいた。
『二宮先生、お待たせ!』その声は間違いなく聞き覚えのある香澄だったが、風貌は一変
していた。初秋らしいフレアスカートに真っ白なブラウスを身に纏い、それはどこから見ても清楚で真面目な女子高校生だった。爪も透明のマニキュアだけで顔は薄化粧のナチュラルメイクだった。
「香澄・・・ちゃん?」
『どう?見違えたでしょ?』
「・・・うん、馬子にも衣装?」
『わっひっどーい!』
そう言いながらも香澄はニッコリ笑って僕に腕組みをしてきた。《おい、おい、僕の腕におっぱいが当たっているよ。》そんな小さな心配をよそに、僕は香澄に促されて一緒に歩き出した。
2015/03/20
確かに香澄(かすみ)には家庭教師なんか必要無さそうだ。少なくとも数学について、僕の出る幕はない。教科書の基礎問題を普通に理解し、難なく解けるなら後は自分一人で問題集の応用問題をどんどん解いていけば、自然と学力はアップする。
《事情はよく解らないけど、初日で僕はお払い箱だな。どうせ今日でおしまいなんだ。》そんなことを思いながら、僕はマンガを読ませてもらうことにした。女の子のベッドに腰掛けるのは気が引けたので、フローリングの床に腰を下ろして読んでいると香澄は黙って部屋を出て行き、直ぐに座布団を持って戻ってくる。『先生、女の子のベッドにいきなり座らなかったのは偉いよ。』、「そりゃ、どうも。」
その日僕は、マンガを読み続け、香澄に促されて再び彼女の隣に座らされた時、ノックの音が聞こえた。すぐに扉が開かれて、母親がケーキと紅茶を持って入ってくる。
〚どう?お勉強は進んでいる?〛
『うん、先生が教えるの上手だから結構進んだよ。』
《何を言い出すのかと思えば・・・。》
驚いて声も出ない僕を尻目に、それを聞いた母親は満足そうに部屋を出て行った。僕はただそれを焦点の定まらない目でぼーっと見送る。
『先生?』
香澄の声で我に返ると、
『ケーキ食べなよ。』
と言って、香澄はフォークを渡してくれた。
時間はあっという間に過ぎて、“では、また来週もお願いします。”ということになった。
『ねぇ先生、この番号に掛けてみて。』部屋を出る前に、香澄に言われるがままに携帯から電話を掛けさせられる。香澄の携帯電話が短く鳴った。ディスプレイに表示された番号を満足そうに見ながら、香澄は自分の携帯に僕の番号を保存した。
僕はどうしてだか家庭教師を首にならず、それからも毎週香澄の部屋で“マンガや雑誌を読むアルバイト”が続いた。夏休みの間も相変わらずで、香澄は自習を続け、僕はマンガを読んで過ごしていたが、流石にこれではマズいだろうと思い、数学以外でもいいので見てあげようとしたら、逆に問題を出されてやり込められてしまう。
でも香澄にはそんな僕をバカにしている風なところは微塵もなくて、僕が困った顔をするのを単に楽しんでいるだけのようだった。香澄の態度は少し改まったものの相変わらずだったが、学力についていえば数学は僕の現役時代と同等で、それ以外は僕以上であることが夏休みを終わる頃には分かってきた。
そんな風にして二、三カ月が経ったある秋の土曜日、カップラーメンを啜りながらテレビ
を見ていると携帯が鳴った。『もしもし、二宮先生?』それは香澄からだった。「うん。」、
『今日、もしかしてヒマ?』と訊いてくる。いきなり失礼な奴だと思ったが、図星だったので素直に肯定をする。
『ねぇ、お買い物に付き合って!』
「いいけど、少しは接しやすい態度で僕に合わせてくれる?」
『うん、いいよ。』
そう言うと、香澄は待ち合わせ場所と時間だけを告げると電話を直ぐに切った。
香澄が指定してきたのは、人混みでごった返す待ち合わせ場所の代名詞みたいな場所だっ
た。《こんな人混みの中で、どうやって・・・見つける?》僕は時計と睨めっこをしながら香澄の姿を探した。間もなく待ち合わせ時刻というところで、僕の視線を遮るように目の前にすっと立ちはだかった女性がいた。
『二宮先生、お待たせ!』その声は間違いなく聞き覚えのある香澄だったが、風貌は一変
していた。初秋らしいフレアスカートに真っ白なブラウスを身に纏い、それはどこから見ても清楚で真面目な女子高校生だった。爪も透明のマニキュアだけで顔は薄化粧のナチュラルメイクだった。
「香澄・・・ちゃん?」
『どう?見違えたでしょ?』
「・・・うん、馬子にも衣装?」
『わっひっどーい!』
そう言いながらも香澄はニッコリ笑って僕に腕組みをしてきた。《おい、おい、僕の腕におっぱいが当たっているよ。》そんな小さな心配をよそに、僕は香澄に促されて一緒に歩き出した。
2015/03/20
中9〖妻の写真集〗 Vol.5
中9〖妻の写真集〗 Vol.5
〚先生、今日の資料です。後で目を通しておいて下さい。〛奥から顔を出した広田君は、小松氏に書類のような物を手渡すと、写真館の機材の整理などをしていました。見た目にも清潔感のある彼とも私たちは会話を交わすようになり、笑い声なども混じって場がとてもなごやかになってきた。
〚みなさん、先生の作品、見せてもらいました?〛
突然広田君が私たちに訊いてきました。
〔おいおい、いいよ、そんなの・・。〕
〚こうやって口コミでも、先生の撮影を希望される方が増えてきたのは、あの受賞があっ
てからじゃないですか。〛
しかし、私たちは広田君が何を言っているのか、全く理解ができませんでした。ただ、小
松氏が写真で何らかの賞を貰う人だったということはそこで初めて解りました。〚このパネルを見て下さい。〛そう言うと広田君は一枚の大きなモノクロ写真が入ったパネルを私たちに見せてくれました。
それは男女が裸のまま向かい合って立っている写真でした。女性は言いようにない快楽の表情を浮かべ、天を仰いでいます。男女の腰の位置は密着していて、男性の引き締まった臀部が印象的でした。まさに立位で繋がっているようにも見えます。
〚これは先生が一年前にフランスの有名な写真展に出品した作品で、先生はこれで入賞をされたんですよ。〛
広田君は嬉しそうな顔でそう話しました。そしてさらに一冊の大きなアルバムを私たちの前に置きました。
〚これもその時の写真を収めたアルバムです。中をご覧になりますか?〛
私たちはそのアルバムを見てみる事にします。モノクロの写真で、男女が写っていました。どのポーズもセックスを連想させるような写真だったが、いわゆるアダルト雑誌などに載っているような猥褻感は一切なく、男女の芸術美に引き込まれるような写真ばかりでした。
どの写真も女性は歓喜の表情を浮かべていて、男性はその筋肉が強調されるものばかりです。女性は明らかに日本人のようなのに、まるでギリシャ彫刻を見ているようでした。
東洋人のきめ細かい肌がモノクロ写真でも良くわかり、とても美しく写っていました。
『すごくきれい・・。』
妻の杏璃は写真にみとれ、おもわず口にしました。
〚でしょ。先生は絶対に有名なカメラマンになれる人なんです。〛
〔まだまだ、それは未完なのだから、あまり大げさに宣伝しないでくれよ。〕
小松氏は照れながらそう言うとアルバムを持っていかれました。
「けど、さっきの写真、男の人は顔が写っていなかったですね。」
写真の美しさに魅了された妻とはまるで違う発想をしていた私は、やはり芸術を理解するセンスはなかったのでしょう。まるでトンチンカンな疑問を口にしてしまいました。
〚あれ、僕なんですよ。実はアルバイトでモデルの仕事をしているんです。〛
広田君の突然のカミングアウトに私たちは目をシロクロさせてしまいました。
〚ここでの仕事で、なんとか生活をすることはできるのですけど、僕も先生のように本気でカメラマンになりたいと思っていまして。撮影する側の立場だけじゃなく、モデルの気持ちも理解できるようになりたくて、いい勉強させてもらっています。若いうちにもっと自分の可能性を広めておきたいから。もちろん先生も賛成しています。〛
2015/03/22
〚先生、今日の資料です。後で目を通しておいて下さい。〛奥から顔を出した広田君は、小松氏に書類のような物を手渡すと、写真館の機材の整理などをしていました。見た目にも清潔感のある彼とも私たちは会話を交わすようになり、笑い声なども混じって場がとてもなごやかになってきた。
〚みなさん、先生の作品、見せてもらいました?〛
突然広田君が私たちに訊いてきました。
〔おいおい、いいよ、そんなの・・。〕
〚こうやって口コミでも、先生の撮影を希望される方が増えてきたのは、あの受賞があっ
てからじゃないですか。〛
しかし、私たちは広田君が何を言っているのか、全く理解ができませんでした。ただ、小
松氏が写真で何らかの賞を貰う人だったということはそこで初めて解りました。〚このパネルを見て下さい。〛そう言うと広田君は一枚の大きなモノクロ写真が入ったパネルを私たちに見せてくれました。
それは男女が裸のまま向かい合って立っている写真でした。女性は言いようにない快楽の表情を浮かべ、天を仰いでいます。男女の腰の位置は密着していて、男性の引き締まった臀部が印象的でした。まさに立位で繋がっているようにも見えます。
〚これは先生が一年前にフランスの有名な写真展に出品した作品で、先生はこれで入賞をされたんですよ。〛
広田君は嬉しそうな顔でそう話しました。そしてさらに一冊の大きなアルバムを私たちの前に置きました。
〚これもその時の写真を収めたアルバムです。中をご覧になりますか?〛
私たちはそのアルバムを見てみる事にします。モノクロの写真で、男女が写っていました。どのポーズもセックスを連想させるような写真だったが、いわゆるアダルト雑誌などに載っているような猥褻感は一切なく、男女の芸術美に引き込まれるような写真ばかりでした。
どの写真も女性は歓喜の表情を浮かべていて、男性はその筋肉が強調されるものばかりです。女性は明らかに日本人のようなのに、まるでギリシャ彫刻を見ているようでした。
東洋人のきめ細かい肌がモノクロ写真でも良くわかり、とても美しく写っていました。
『すごくきれい・・。』
妻の杏璃は写真にみとれ、おもわず口にしました。
〚でしょ。先生は絶対に有名なカメラマンになれる人なんです。〛
〔まだまだ、それは未完なのだから、あまり大げさに宣伝しないでくれよ。〕
小松氏は照れながらそう言うとアルバムを持っていかれました。
「けど、さっきの写真、男の人は顔が写っていなかったですね。」
写真の美しさに魅了された妻とはまるで違う発想をしていた私は、やはり芸術を理解するセンスはなかったのでしょう。まるでトンチンカンな疑問を口にしてしまいました。
〚あれ、僕なんですよ。実はアルバイトでモデルの仕事をしているんです。〛
広田君の突然のカミングアウトに私たちは目をシロクロさせてしまいました。
〚ここでの仕事で、なんとか生活をすることはできるのですけど、僕も先生のように本気でカメラマンになりたいと思っていまして。撮影する側の立場だけじゃなく、モデルの気持ちも理解できるようになりたくて、いい勉強させてもらっています。若いうちにもっと自分の可能性を広めておきたいから。もちろん先生も賛成しています。〛
2015/03/22
中10〚新しい夫婦の形〛1章第3話
中10〚新しい夫婦の形〛1章第3話
そして出張の前日になった。妻の希美(のぞみ)が『明日は前にも言っていた出張だから、何か食べて帰ってきてね。帰りは明後日土曜日のお昼過ぎになるわ。』僕は平静を装って「あーそーだったんだ、わかった。」そう答えた。
いよいよ出張当日になる。その日僕は朝から仕事が手につかなかった。妻の希美は昼過ぎの新幹線で新潟に向かうと言っていた。もうそろそろ会社を出たころだろうか。僕は1時過ぎに行動に出た。本社の企画部には知り合いがいないので、僕が昔所属していた総務部へ電話をかけてみた。後輩が出る。
「益岡だ、久しぶり。」
〔先輩ですか、営業所でご活躍と聞いていますよ。〕
「妻の希美に用事があってさっき企画部に電話したのだけど、今日出張に行ったらしいのだ。あいつ、携帯も忘れていって連絡がつかなくて困っているのだ。総務に企画部から出張の申請が出ていると思うんだけど、希美以外に企画部の人で行く人がわかれば教えてくれないか?」
〔ちょっと待ってください・・・わかりましたよ、園部大地です。〕
「園部大地?はじめて聞く名前だな。入社何年目くらいの社員なの?」
〔えーと、たしか6年目だったかと・・。〕
「わかった、ありがとう。」
入社6年目ということはまだ20代の後半で妻の希美よりも年下になる。本当に妻は今日園部という男に出張先で抱かれるのだろうか?さて、出張の相手が園部という若い男ということはわかったものの、この先の手を全く考えていなかった。
(何日も前から興信所に頼んで尾行をしてもらおうかと真剣に考えていたが、結局なにもしないままでいた。)いよいよ夜になり家で一人悶々とした時間をすごした。僕は何度も妻の携帯に電話をしようとしたが踏みとどまった。
ここで僕が電話をすれば、希美は警戒してしまうだろう。まずは証拠をつかむことが先決。そう自分自身に言い聞かせていた。しかし、不倫をしている妻の姿を想像すると、どうしようもなく身体がうずいてしまう。それを鎮めるように酒をあおるがなかなか酔うことも出来ない。悶々としたままその日は明け方まで深酒をしてそのままベッドで寝てしまった。
『ずいぶん昨日は一人で飲んだのね?』二日酔いのひどい頭痛の中、僕は妻の声で起こされた。時計を見てみるとまだ午前の10時だった。「あれ?まだ10時。早かったじゃない。」
『ええ、早く起きたから6時半発の新幹線で帰ってきたのよ。』
「一人でか?」
『そうよ。』
「会社の人は?」
『まだ新幹線の中じゃないかしら?』
(行きは園部という男性社員と一緒に行ったはずなのに、帰りはバラバラで帰ってくるなんて、やはり昨日の夜に何かあったのか?)
僕はひどい頭痛だったが頭の中を高速に回転させていろんなことを考えたが、結局答えを見つけることができず、本能の方が思考能力を上回っていた。僕はベッド脇に脱ぎ捨てた衣類を拾おうとした希美の手をつかむと、そのままベッドに引きずり込み、激しく唇を奪った。
2015/03/22
そして出張の前日になった。妻の希美(のぞみ)が『明日は前にも言っていた出張だから、何か食べて帰ってきてね。帰りは明後日土曜日のお昼過ぎになるわ。』僕は平静を装って「あーそーだったんだ、わかった。」そう答えた。
いよいよ出張当日になる。その日僕は朝から仕事が手につかなかった。妻の希美は昼過ぎの新幹線で新潟に向かうと言っていた。もうそろそろ会社を出たころだろうか。僕は1時過ぎに行動に出た。本社の企画部には知り合いがいないので、僕が昔所属していた総務部へ電話をかけてみた。後輩が出る。
「益岡だ、久しぶり。」
〔先輩ですか、営業所でご活躍と聞いていますよ。〕
「妻の希美に用事があってさっき企画部に電話したのだけど、今日出張に行ったらしいのだ。あいつ、携帯も忘れていって連絡がつかなくて困っているのだ。総務に企画部から出張の申請が出ていると思うんだけど、希美以外に企画部の人で行く人がわかれば教えてくれないか?」
〔ちょっと待ってください・・・わかりましたよ、園部大地です。〕
「園部大地?はじめて聞く名前だな。入社何年目くらいの社員なの?」
〔えーと、たしか6年目だったかと・・。〕
「わかった、ありがとう。」
入社6年目ということはまだ20代の後半で妻の希美よりも年下になる。本当に妻は今日園部という男に出張先で抱かれるのだろうか?さて、出張の相手が園部という若い男ということはわかったものの、この先の手を全く考えていなかった。
(何日も前から興信所に頼んで尾行をしてもらおうかと真剣に考えていたが、結局なにもしないままでいた。)いよいよ夜になり家で一人悶々とした時間をすごした。僕は何度も妻の携帯に電話をしようとしたが踏みとどまった。
ここで僕が電話をすれば、希美は警戒してしまうだろう。まずは証拠をつかむことが先決。そう自分自身に言い聞かせていた。しかし、不倫をしている妻の姿を想像すると、どうしようもなく身体がうずいてしまう。それを鎮めるように酒をあおるがなかなか酔うことも出来ない。悶々としたままその日は明け方まで深酒をしてそのままベッドで寝てしまった。
『ずいぶん昨日は一人で飲んだのね?』二日酔いのひどい頭痛の中、僕は妻の声で起こされた。時計を見てみるとまだ午前の10時だった。「あれ?まだ10時。早かったじゃない。」
『ええ、早く起きたから6時半発の新幹線で帰ってきたのよ。』
「一人でか?」
『そうよ。』
「会社の人は?」
『まだ新幹線の中じゃないかしら?』
(行きは園部という男性社員と一緒に行ったはずなのに、帰りはバラバラで帰ってくるなんて、やはり昨日の夜に何かあったのか?)
僕はひどい頭痛だったが頭の中を高速に回転させていろんなことを考えたが、結局答えを見つけることができず、本能の方が思考能力を上回っていた。僕はベッド脇に脱ぎ捨てた衣類を拾おうとした希美の手をつかむと、そのままベッドに引きずり込み、激しく唇を奪った。
2015/03/22
中11 〖家庭教師の誤算 第4回〗
中11 〖家庭教師の誤算 第4回〗
「どこへ行くの?」
『いいから、いいから。』
香澄は僕の腕にしっかり掴まりながら、身体を押し付けたり引っ張ったりしながら僕を目的地へと誘導していった。
高いビルの高層階に達し、僕たちが到着したのはプラネタリウムだった。二人分の入場料を払わされて中に入ると、すぐに係の人が扉を閉めて、上映が始まる。もう都会では見られない満天の星空だった。
久々に見る星空に何だか感激して、最後には流れ星まで流れていたので反射的に願い事を
してしまった。“香澄ちゃんが大学に受かりますように。”そう心の中で唱えた自分に驚い
た。“宝くじが当たりますように。”とか、“美人の彼女ができますよう。”とか、いくらでもあるだろうにどうして“香澄ちゃんの”・・・。
ちょっと後悔して願い事をし直そうと人口の空を見上げ続けたが、その後はどんなに目を凝らしていても、プラネタリウムの天井に流れ星は流れなかった。ゆっくりと夜明けを迎えて場内が明るくなった時、香澄ちゃんは僕の隣の席で音も立てずに眠っていた。
僕は“疲れているのかな?”そう思ってもう少し眠らせてあげたかったけど、係員のお姉さんの目が〚終わりましたよ。〛と言っていたので、香澄の肩を軽く揺すって起こす。『あっ、寝ちゃってた?もったいなーい!』
香澄は両手を頭上に突き上げて伸びをすると、僕の顔を見ながら目を瞬いてみせた。「退屈だった?僕は結構楽しんじゃったけどな・・。」、『先生、ごめん。私ね、昨日寝てなかったから眠くなっちゃった。』僕に質問を許す間を与えず、香澄は僕の腕を取って、『先生、パスタが食べたーい。』と言って歩き出す。
“買い物に付き合うんじゃなかったんだっけ?”そう思いながらも、髪を染め直した香澄の誠意に免じて僕は何も言わずに香澄に従った。イタリアンカフェで「細い身体でよくそんなに食べられるね。」って僕が感心すると、『うん。私、大食いコンテストの予選に出たことあるよ。』言葉が出ない僕に、『ねぇ、先生、もうひとつ注文していいかな?』
僕は“先週の家庭教師代が消えるな・・・。”と思ったが、構わなかった。元々マンガを読んでいるだけのバイトだったので文句も言えない。“それにしても、すごく美味しそうに食べるなぁ。”そう思って見ていると、何だか香澄がとても可愛らしく見えてきた。
『ごちそうさまでした!』手を合わせる香澄を見ながら、僕は財布の中身が少し気になっ
たが、香澄はちっとも気にしている様子はなかった。“金持ちの娘は、お金の心配なんかしたことないんだろうなぁ。”ちょっと羨ましい気もする。
「次はどうするの?」僕の問いに返事はなかったが、香澄に手を引かれて次に向かったのがマンガ喫茶だった。香澄はここでも僕にお金を払わせて、二人用のボックス席を選んで入ることになる。
しばらく二人で寝そべってマンガを読んでいたが、香澄は僕の耳元に唇を寄せると小声で、
『先生、キスしよっか?』
と言ってくる。
「僕は子供に興味はないよ。」
本当は股間の膨らみがMAXに到達しようとしていたけど、軽い男には見られたくなくて、
そんな返事をしてしまった。
2015/03/23
「どこへ行くの?」
『いいから、いいから。』
香澄は僕の腕にしっかり掴まりながら、身体を押し付けたり引っ張ったりしながら僕を目的地へと誘導していった。
高いビルの高層階に達し、僕たちが到着したのはプラネタリウムだった。二人分の入場料を払わされて中に入ると、すぐに係の人が扉を閉めて、上映が始まる。もう都会では見られない満天の星空だった。
久々に見る星空に何だか感激して、最後には流れ星まで流れていたので反射的に願い事を
してしまった。“香澄ちゃんが大学に受かりますように。”そう心の中で唱えた自分に驚い
た。“宝くじが当たりますように。”とか、“美人の彼女ができますよう。”とか、いくらでもあるだろうにどうして“香澄ちゃんの”・・・。
ちょっと後悔して願い事をし直そうと人口の空を見上げ続けたが、その後はどんなに目を凝らしていても、プラネタリウムの天井に流れ星は流れなかった。ゆっくりと夜明けを迎えて場内が明るくなった時、香澄ちゃんは僕の隣の席で音も立てずに眠っていた。
僕は“疲れているのかな?”そう思ってもう少し眠らせてあげたかったけど、係員のお姉さんの目が〚終わりましたよ。〛と言っていたので、香澄の肩を軽く揺すって起こす。『あっ、寝ちゃってた?もったいなーい!』
香澄は両手を頭上に突き上げて伸びをすると、僕の顔を見ながら目を瞬いてみせた。「退屈だった?僕は結構楽しんじゃったけどな・・。」、『先生、ごめん。私ね、昨日寝てなかったから眠くなっちゃった。』僕に質問を許す間を与えず、香澄は僕の腕を取って、『先生、パスタが食べたーい。』と言って歩き出す。
“買い物に付き合うんじゃなかったんだっけ?”そう思いながらも、髪を染め直した香澄の誠意に免じて僕は何も言わずに香澄に従った。イタリアンカフェで「細い身体でよくそんなに食べられるね。」って僕が感心すると、『うん。私、大食いコンテストの予選に出たことあるよ。』言葉が出ない僕に、『ねぇ、先生、もうひとつ注文していいかな?』
僕は“先週の家庭教師代が消えるな・・・。”と思ったが、構わなかった。元々マンガを読んでいるだけのバイトだったので文句も言えない。“それにしても、すごく美味しそうに食べるなぁ。”そう思って見ていると、何だか香澄がとても可愛らしく見えてきた。
『ごちそうさまでした!』手を合わせる香澄を見ながら、僕は財布の中身が少し気になっ
たが、香澄はちっとも気にしている様子はなかった。“金持ちの娘は、お金の心配なんかしたことないんだろうなぁ。”ちょっと羨ましい気もする。
「次はどうするの?」僕の問いに返事はなかったが、香澄に手を引かれて次に向かったのがマンガ喫茶だった。香澄はここでも僕にお金を払わせて、二人用のボックス席を選んで入ることになる。
しばらく二人で寝そべってマンガを読んでいたが、香澄は僕の耳元に唇を寄せると小声で、
『先生、キスしよっか?』
と言ってくる。
「僕は子供に興味はないよ。」
本当は股間の膨らみがMAXに到達しようとしていたけど、軽い男には見られたくなくて、
そんな返事をしてしまった。
2015/03/23
中8【性の奈落】第3回
中8【性の奈落】第3回
〖報告③〗
〔奥さん。あなたを僕に下さい。〕って言うと、今度はコックリうなずいてくれました。ああ、まつ毛の長い、可愛い奥さん!とても36には見えません。本当に好きになりそうでした。
大きな部屋だったので、その場で床に二人で倒れこみました。裸にしてしまうのがもったいないので、片腕を白ブラウスの袖に通したまま、黒のキャミソールをたくし上げて、可愛いお鍋のような乳房をあらわにし、タイツとショートブーツを履いたままの奥さんと淫らに抱き合います。僕のモノはもうはちきれそうになっていました。
奥さんは両腕を僕の首にいっそうつよく巻きつけながら、乳首を僕の胸におしつけてきます。コリコリになった硬く尖った乳首が僕の胸にあたりました。今度は僕が乳首を軽く噛むと、はじめて大きな声をあげました。
小動物の断末魔のような叫び。さっきまでのしとやかで知的な表情から理性を失いつつある女の表情に変わっています。(添付3)旦那さんとのときもこんな表情します?
僕の腿を奥さんの足の間に割り込ませ、あそこを圧迫します。密着しているため、奥さんの腰が僕のペニスを圧迫。そんな格好で、お互いに息を荒くしながらクネクネ抱き合いました。(添付4~6)
奥さんのタイツの中は、約束どおりのノーパン!脱がさなくとも、愛液が染み出て、テラテラと光り、洪水状態なのがわかります。僕の先端もヌルヌル。(すいません。この後没頭しちゃって、写真とれませんでした)
タイツの中に手を入れると、あそこは熱く、泉が湧いています。大きくなったクリ(トリス)をそっとさするだけで、声が大きくなり、スレンダーな身体をくねらせます。白い体にキャミとタイツの黒が綺麗にマッチ!
ゆっくり中指を入れていくと、声が獣のようになっていきます。中指が奥深くへ侵入していくと、突然、僕の首に巻いた手をほどいて、僕の手首を両手でつかんで、押さえるんです。止めようとします。『だめ、やめて。狂っちゃう。』と、僕の目を見て懇願する奥さん。
その潤んだ目、涙目は、興奮のためか、ご主人への罪悪感のためか、理性を奪われる恐怖のためか・・・懇願を振り切って奥さんを犯すことを考えると、異様に興奮しました。僕は奥さんを見つめ返して、〔だめ、もう僕のもの。奪いたい!〕と言って、一気に奥まで突きたてました。
奥さんは悲鳴に近い声をあげて、僕の手首をつかんだまま、のけぞり、のたうち回ります。奥がすきなんですね奥さん。子宮の入口周辺を指でいじりまくりました。緩急とりまぜて、30分近くせめまくりました。奥さんはもうぐったり状態です。そして、体全体が赤みを帯びて、身体も柔軟になり、なによりも表情が一変!性欲を全開した奥さんは可愛さが消え、女の欲望に燃える輝くような姿でした。
2015/03/24
〖報告③〗
〔奥さん。あなたを僕に下さい。〕って言うと、今度はコックリうなずいてくれました。ああ、まつ毛の長い、可愛い奥さん!とても36には見えません。本当に好きになりそうでした。
大きな部屋だったので、その場で床に二人で倒れこみました。裸にしてしまうのがもったいないので、片腕を白ブラウスの袖に通したまま、黒のキャミソールをたくし上げて、可愛いお鍋のような乳房をあらわにし、タイツとショートブーツを履いたままの奥さんと淫らに抱き合います。僕のモノはもうはちきれそうになっていました。
奥さんは両腕を僕の首にいっそうつよく巻きつけながら、乳首を僕の胸におしつけてきます。コリコリになった硬く尖った乳首が僕の胸にあたりました。今度は僕が乳首を軽く噛むと、はじめて大きな声をあげました。
小動物の断末魔のような叫び。さっきまでのしとやかで知的な表情から理性を失いつつある女の表情に変わっています。(添付3)旦那さんとのときもこんな表情します?
僕の腿を奥さんの足の間に割り込ませ、あそこを圧迫します。密着しているため、奥さんの腰が僕のペニスを圧迫。そんな格好で、お互いに息を荒くしながらクネクネ抱き合いました。(添付4~6)
奥さんのタイツの中は、約束どおりのノーパン!脱がさなくとも、愛液が染み出て、テラテラと光り、洪水状態なのがわかります。僕の先端もヌルヌル。(すいません。この後没頭しちゃって、写真とれませんでした)
タイツの中に手を入れると、あそこは熱く、泉が湧いています。大きくなったクリ(トリス)をそっとさするだけで、声が大きくなり、スレンダーな身体をくねらせます。白い体にキャミとタイツの黒が綺麗にマッチ!
ゆっくり中指を入れていくと、声が獣のようになっていきます。中指が奥深くへ侵入していくと、突然、僕の首に巻いた手をほどいて、僕の手首を両手でつかんで、押さえるんです。止めようとします。『だめ、やめて。狂っちゃう。』と、僕の目を見て懇願する奥さん。
その潤んだ目、涙目は、興奮のためか、ご主人への罪悪感のためか、理性を奪われる恐怖のためか・・・懇願を振り切って奥さんを犯すことを考えると、異様に興奮しました。僕は奥さんを見つめ返して、〔だめ、もう僕のもの。奪いたい!〕と言って、一気に奥まで突きたてました。
奥さんは悲鳴に近い声をあげて、僕の手首をつかんだまま、のけぞり、のたうち回ります。奥がすきなんですね奥さん。子宮の入口周辺を指でいじりまくりました。緩急とりまぜて、30分近くせめまくりました。奥さんはもうぐったり状態です。そして、体全体が赤みを帯びて、身体も柔軟になり、なによりも表情が一変!性欲を全開した奥さんは可愛さが消え、女の欲望に燃える輝くような姿でした。
2015/03/24
中6〖不倫の代償〗第1章5話
中6〖不倫の代償〗第1章5話
気が付くと、あたりは日もかげり時間は午後6時をまわっていました、私は急いで家へ帰りました。玄関を開けると、何時もより早い私の帰宅に気づいたのは義母でした。
〚隆弘さんお帰りなさい、早かったんですね。〛
「仕事の切も良かったので、早めに帰らせて貰いました。千遥(妻)はお風呂ですか?」
〚それがまだなのよ、日曜日で帰りの道路が込んでいるらしくて、電話がありました。〛
それを聞いた私は、初めて計り知れない怒りを覚えます。私の中では、今日の妻は日帰りの添乗の仕事ではないという前提の基に、遅れる理由を想像するのは容易い事でした。
「そうですか、お風呂先にいただきます。」
〚真奈ちゃんが入っているけど、隆弘さんご飯は?〛
「済ませました。」
そういい残して、リビングにも寄らず脱衣所へ向かいました。風呂場からは、娘の一人遊びの声が聞こえます、服を急いで脱いだ私は、努めて明るい笑顔を作り浴室のドアを開けました。「パパ!」娘は、不意の訪問者に諸手を上げて歓迎してくれます。思えば真奈と風呂に入ることなど暫く無かった様な気がしました。
湯船に浸かった私の膝に娘の真奈が腰掛けます、その時私は昼間の涙の意味を知りました。また涙が溢れ出て来ましたが、今度は嗚咽を伴い抑えることが出来ません。それを見た真奈か私を気遣い、一生懸命話しかけて来ます。
「パパ、今日ね、パパよりもっと悲しいことがあったよ…だからパパ泣かないで。」
私の耳にはそれ以上のことは聞こえませんでした、ただ娘を強く抱きしめる事しか出来ません。風呂場には暫くの間、嗚咽を堪える私の声、父親の悲しみを自分の悲しみのように泣きじゃくる幼い娘の声が響き渡っていました。
真奈を寝かしつけて、寝室に入ったのは20時ごろだったでしょう。妻の千遥はまだ帰って来ませんでした、多少冷静さを取り戻した私は、昼間買ったガラムを1本取り出し火をつけました。
机の上の灰皿を持ちベッドに腰掛けて、タバコを深く吸うと最近吸いなれないその味にむせ返りすぐに消してしまいました。独特の香りが立ち込める部屋に一人でいた私は、部屋の中を物色(ぶっしょく)し始めます。
何のためにそうするのか、何を探すのか解らないままその行動を続けます。しかし何時に妻が帰ってくるか解らない、階段の物音に聞き耳をたて、物の移動は最小限にし、クローゼットやベッドの飾り棚、考えられる場所全てに作業を行った。
だけど、1時間程の苦労も実らず、私の猜疑心を満足させるものは何も見つからなかった。心臓の高鳴りと、悶々とする気持ちを落ち着かせる為、ベッドに横になって暫くすると、誰かが階段を上がってくる足音がしました。多分妻の千遥であろうその音は、子供部屋の方へ進んで行った。
その時私は、先ほどの作業の形跡が残っていないか、部屋を見回していた、変化が有るとすれば灰皿の位置がベッドの上の20センチほどの出窓の上に変わっている位だ。程なくして、子供部屋のドアの閉まる音がし、寝室のドアが静かに開く。私の存在に気づいた妻は、目線を下に下ろしたまま後ろでに持ったドアノブを静かに引いた。
2015/03/25
気が付くと、あたりは日もかげり時間は午後6時をまわっていました、私は急いで家へ帰りました。玄関を開けると、何時もより早い私の帰宅に気づいたのは義母でした。
〚隆弘さんお帰りなさい、早かったんですね。〛
「仕事の切も良かったので、早めに帰らせて貰いました。千遥(妻)はお風呂ですか?」
〚それがまだなのよ、日曜日で帰りの道路が込んでいるらしくて、電話がありました。〛
それを聞いた私は、初めて計り知れない怒りを覚えます。私の中では、今日の妻は日帰りの添乗の仕事ではないという前提の基に、遅れる理由を想像するのは容易い事でした。
「そうですか、お風呂先にいただきます。」
〚真奈ちゃんが入っているけど、隆弘さんご飯は?〛
「済ませました。」
そういい残して、リビングにも寄らず脱衣所へ向かいました。風呂場からは、娘の一人遊びの声が聞こえます、服を急いで脱いだ私は、努めて明るい笑顔を作り浴室のドアを開けました。「パパ!」娘は、不意の訪問者に諸手を上げて歓迎してくれます。思えば真奈と風呂に入ることなど暫く無かった様な気がしました。
湯船に浸かった私の膝に娘の真奈が腰掛けます、その時私は昼間の涙の意味を知りました。また涙が溢れ出て来ましたが、今度は嗚咽を伴い抑えることが出来ません。それを見た真奈か私を気遣い、一生懸命話しかけて来ます。
「パパ、今日ね、パパよりもっと悲しいことがあったよ…だからパパ泣かないで。」
私の耳にはそれ以上のことは聞こえませんでした、ただ娘を強く抱きしめる事しか出来ません。風呂場には暫くの間、嗚咽を堪える私の声、父親の悲しみを自分の悲しみのように泣きじゃくる幼い娘の声が響き渡っていました。
真奈を寝かしつけて、寝室に入ったのは20時ごろだったでしょう。妻の千遥はまだ帰って来ませんでした、多少冷静さを取り戻した私は、昼間買ったガラムを1本取り出し火をつけました。
机の上の灰皿を持ちベッドに腰掛けて、タバコを深く吸うと最近吸いなれないその味にむせ返りすぐに消してしまいました。独特の香りが立ち込める部屋に一人でいた私は、部屋の中を物色(ぶっしょく)し始めます。
何のためにそうするのか、何を探すのか解らないままその行動を続けます。しかし何時に妻が帰ってくるか解らない、階段の物音に聞き耳をたて、物の移動は最小限にし、クローゼットやベッドの飾り棚、考えられる場所全てに作業を行った。
だけど、1時間程の苦労も実らず、私の猜疑心を満足させるものは何も見つからなかった。心臓の高鳴りと、悶々とする気持ちを落ち着かせる為、ベッドに横になって暫くすると、誰かが階段を上がってくる足音がしました。多分妻の千遥であろうその音は、子供部屋の方へ進んで行った。
その時私は、先ほどの作業の形跡が残っていないか、部屋を見回していた、変化が有るとすれば灰皿の位置がベッドの上の20センチほどの出窓の上に変わっている位だ。程なくして、子供部屋のドアの閉まる音がし、寝室のドアが静かに開く。私の存在に気づいた妻は、目線を下に下ろしたまま後ろでに持ったドアノブを静かに引いた。
2015/03/25
中10〚新しい夫婦の形〛1章第4話
中10〚新しい夫婦の形〛1章第4話
『い、いやっ・・なにっ・・・お酒くさっ・・。』
僕はそのまま妻の希美(のぞみ)に覆いかぶさった。
『ちょ、ちょっと・・・待って・・・スーツがしわになっちゃう・・・いやっ・・・。』
抵抗する妻のジャケットを脱がすと、その下のブラウスのボタンにも手をかけた。はだけたブラウスから白い刺繍が施されたブラジャーが見えると、希美の抵抗も次第に弱くなっていった。スカートのファスナーを下げてスカートを脱がすと、ストッキング越しに見える白いパンティが普段家にいる妻とは想像もつかないなまめかしい女を認識させる。
希美を下着姿にすると再び僕は妻の身体に唇を這わせていった。それまでは希美の下着など意識しなかったが、最近になって妻の下着を意識するようになった。普段希美はベージュなどで飾り気のない比較的シンプルな下着を身に着けていることが多かった。しかし、今日の下着はレースや淡いピンク色の刺繍が施されたセクシーなものだった。(園部に見せるためにわざわざ出張にこのような下着をもっていったのか?)
僕は希美の身体を愛撫しながら激しく嫉妬する。ブラジャーを取り小粒大の乳首を口の中に入れると妻は軽く『はぁぁ・・・・んっ・・・。』と吐息をもらすようになっていた。(昨日園部にもこうやって乳首を吸われたのか?)
希美の乳房の感触を充分に味わった僕の手は徐々にその下半身へと移動しパンティの中に滑り込んだ。恥毛の感触を味わいながら、指先でクリトリスを刺激すると、はっきりと希美は声も漏らすようになった。
『あっ・・んっ・・・はぁぁ・・。』
(昨日の晩も園部に愛撫され、そうやって悶えたのか?)
膣内はすで愛液であふれている。
(もうこんなに熱くなっているじゃないか。昨日のほてりがまだ冷めていないのか?)
パンティを脱がせて、溢れる愛液を舌ですくってみた。
『あんっ・・・いやっ・・・んっ・・・は、はやく・・・きて・・・。』
僕はいきり起ったペニスを膣口にあてがうと、ゆっくりとその中へ沈めていった。
(なんて温かいんだ・・・熱いくらいだ・・・き、気持ちいい・・)
すぐにペニスは希美の温かいひだに包み込まれると、その体温を心地よく感じる。
(昨日園部のペニスもこうやって受け入れたのか?)
『あんっ・・・んっ・・・んっ・・。』
「うっ・・。」
(そ、それにしても今日はなんて気持ちいいんだ・・・ペニスを出し入れするたびに温かく絡みつくこの感触・・・園部も昨夜この気持ちよさを何度も味わったのか?・・・ひょっとして今朝までしていたのじゃ?・・・そ、そうだ、そうに違いない!・・・だからこんなに早く帰ってきたのだ!・・・一晩中一睡もしないで二人でこの快楽をむさぼっていたのか?・・・・・・あっ・・!)
そう思うと、今までに味わったことのない快感が体中を駆け巡り、僕は妻の中で一気に果てた。
2015/03/25
『い、いやっ・・なにっ・・・お酒くさっ・・。』
僕はそのまま妻の希美(のぞみ)に覆いかぶさった。
『ちょ、ちょっと・・・待って・・・スーツがしわになっちゃう・・・いやっ・・・。』
抵抗する妻のジャケットを脱がすと、その下のブラウスのボタンにも手をかけた。はだけたブラウスから白い刺繍が施されたブラジャーが見えると、希美の抵抗も次第に弱くなっていった。スカートのファスナーを下げてスカートを脱がすと、ストッキング越しに見える白いパンティが普段家にいる妻とは想像もつかないなまめかしい女を認識させる。
希美を下着姿にすると再び僕は妻の身体に唇を這わせていった。それまでは希美の下着など意識しなかったが、最近になって妻の下着を意識するようになった。普段希美はベージュなどで飾り気のない比較的シンプルな下着を身に着けていることが多かった。しかし、今日の下着はレースや淡いピンク色の刺繍が施されたセクシーなものだった。(園部に見せるためにわざわざ出張にこのような下着をもっていったのか?)
僕は希美の身体を愛撫しながら激しく嫉妬する。ブラジャーを取り小粒大の乳首を口の中に入れると妻は軽く『はぁぁ・・・・んっ・・・。』と吐息をもらすようになっていた。(昨日園部にもこうやって乳首を吸われたのか?)
希美の乳房の感触を充分に味わった僕の手は徐々にその下半身へと移動しパンティの中に滑り込んだ。恥毛の感触を味わいながら、指先でクリトリスを刺激すると、はっきりと希美は声も漏らすようになった。
『あっ・・んっ・・・はぁぁ・・。』
(昨日の晩も園部に愛撫され、そうやって悶えたのか?)
膣内はすで愛液であふれている。
(もうこんなに熱くなっているじゃないか。昨日のほてりがまだ冷めていないのか?)
パンティを脱がせて、溢れる愛液を舌ですくってみた。
『あんっ・・・いやっ・・・んっ・・・は、はやく・・・きて・・・。』
僕はいきり起ったペニスを膣口にあてがうと、ゆっくりとその中へ沈めていった。
(なんて温かいんだ・・・熱いくらいだ・・・き、気持ちいい・・)
すぐにペニスは希美の温かいひだに包み込まれると、その体温を心地よく感じる。
(昨日園部のペニスもこうやって受け入れたのか?)
『あんっ・・・んっ・・・んっ・・。』
「うっ・・。」
(そ、それにしても今日はなんて気持ちいいんだ・・・ペニスを出し入れするたびに温かく絡みつくこの感触・・・園部も昨夜この気持ちよさを何度も味わったのか?・・・ひょっとして今朝までしていたのじゃ?・・・そ、そうだ、そうに違いない!・・・だからこんなに早く帰ってきたのだ!・・・一晩中一睡もしないで二人でこの快楽をむさぼっていたのか?・・・・・・あっ・・!)
そう思うと、今までに味わったことのない快感が体中を駆け巡り、僕は妻の中で一気に果てた。
2015/03/25
中11 〖家庭教師の誤算 第5回〗
中11 〖家庭教師の誤算 第5回〗
『ふぅん、そうなんだ。』香澄(かすみ)はつまらなそうに再びマンガに目を戻して読み始めた。気が付くと、香澄が身体を横にしたまま僕(二宮直記)の隣で再び眠り込んでいた。健康でピチピチの女子高生が僕の隣で眠りこけている。僕はとうとう我慢できなくて、香澄の背中の方に身体を密着させると後ろから抱きしめるようにした。
『クスッ!』と笑う声がして香澄は身体を反転させると、僕の目の前に香澄の顔が来た。
「・・・これは・・・。」って言い訳をしようとした僕の口に人差し指を当てて、出てこようとした僕の言葉を遮ると、『先生、キスして。』と香澄は目を閉じながら言った。
僕は香澄の華奢な身体を抱きしめるようにして、口づけをした。唇を離して香澄の顔を覗き込むと、香澄は上目づかいで僕を見ながら、ひと言、『ありがと。』と言った。僕がもう一度香澄を抱きしめると、香澄は僕の耳元で、『先生、三つ目の質問ね。』と言った。
僕が身体を少し離して不思議そうな顔をすると、『質問の権利に有効期限ってなかったよね?』と香澄は言って見せた。《あ、もう何ヶ月も前なのに、まだ覚えていたんだ。》そう思いながらも寝転んだまま先を促した。
『先生には彼女がいますか?』
《うわっ、直球だよ。》そう思ったが、約束は約束なので仕方なくゆっくり首を横に振ると、香澄は少し嬉しそうな顔をして、
『今、好きな人はいますか?」
と重ねて聞いてきた。僕が再び首を横に振ると、
『セックスしたことありますか?』
と訊ねてきた。
「五つ目の質問になるけど、いいの?」
僕が聞き返すと香澄はコクリと頷いて僕に目で答えを促した。言い辛かったけど、僕は素直に再び首を横に振ると、香澄は何も言わずに僕の首に抱きついてきた。
『私のこと、どう思っていますか?』
香澄は僕の耳元で囁くように訊いてきた。
「・・・・・・」
『先生?』
僕が答えられずにいると、香澄は腕の力を抜いて僕との間に少し距離を取ると、僕の顔を見ながら、
『好きなんでしょ!』
とやや断定的に言った。
無性に照れ臭くなった僕は、
「あ、それは六つ目の質問だから答えられないなぁ。」
と冗談ぽく言うと、香澄はこちらが驚くくらいの満面の笑顔で、
『ねぇ先生!セックスしよう!』
と言ってきた。
「表情と言ってることにギャップがありすぎるよ?」そんな切り返ししかできなくて、僕が少し戸惑った表情をして見せると、香澄はいつもの悪戯っぽい表情を見せて、『これは質問じゃないよ。』と言って僕が立ち上がるのを促した。
マンガ喫茶を出ると香澄は僕に再び腕組みをしてきて、僕たちはそのまま駅裏のホテル街へと向かった。何軒かホテルの前を通り過ぎて、どこに入るか僕が決められずにいると、香澄にグイと腕を引っ張られて壁の目隠しがついた入口を入っていった。
2015/03/27
『ふぅん、そうなんだ。』香澄(かすみ)はつまらなそうに再びマンガに目を戻して読み始めた。気が付くと、香澄が身体を横にしたまま僕(二宮直記)の隣で再び眠り込んでいた。健康でピチピチの女子高生が僕の隣で眠りこけている。僕はとうとう我慢できなくて、香澄の背中の方に身体を密着させると後ろから抱きしめるようにした。
『クスッ!』と笑う声がして香澄は身体を反転させると、僕の目の前に香澄の顔が来た。
「・・・これは・・・。」って言い訳をしようとした僕の口に人差し指を当てて、出てこようとした僕の言葉を遮ると、『先生、キスして。』と香澄は目を閉じながら言った。
僕は香澄の華奢な身体を抱きしめるようにして、口づけをした。唇を離して香澄の顔を覗き込むと、香澄は上目づかいで僕を見ながら、ひと言、『ありがと。』と言った。僕がもう一度香澄を抱きしめると、香澄は僕の耳元で、『先生、三つ目の質問ね。』と言った。
僕が身体を少し離して不思議そうな顔をすると、『質問の権利に有効期限ってなかったよね?』と香澄は言って見せた。《あ、もう何ヶ月も前なのに、まだ覚えていたんだ。》そう思いながらも寝転んだまま先を促した。
『先生には彼女がいますか?』
《うわっ、直球だよ。》そう思ったが、約束は約束なので仕方なくゆっくり首を横に振ると、香澄は少し嬉しそうな顔をして、
『今、好きな人はいますか?」
と重ねて聞いてきた。僕が再び首を横に振ると、
『セックスしたことありますか?』
と訊ねてきた。
「五つ目の質問になるけど、いいの?」
僕が聞き返すと香澄はコクリと頷いて僕に目で答えを促した。言い辛かったけど、僕は素直に再び首を横に振ると、香澄は何も言わずに僕の首に抱きついてきた。
『私のこと、どう思っていますか?』
香澄は僕の耳元で囁くように訊いてきた。
「・・・・・・」
『先生?』
僕が答えられずにいると、香澄は腕の力を抜いて僕との間に少し距離を取ると、僕の顔を見ながら、
『好きなんでしょ!』
とやや断定的に言った。
無性に照れ臭くなった僕は、
「あ、それは六つ目の質問だから答えられないなぁ。」
と冗談ぽく言うと、香澄はこちらが驚くくらいの満面の笑顔で、
『ねぇ先生!セックスしよう!』
と言ってきた。
「表情と言ってることにギャップがありすぎるよ?」そんな切り返ししかできなくて、僕が少し戸惑った表情をして見せると、香澄はいつもの悪戯っぽい表情を見せて、『これは質問じゃないよ。』と言って僕が立ち上がるのを促した。
マンガ喫茶を出ると香澄は僕に再び腕組みをしてきて、僕たちはそのまま駅裏のホテル街へと向かった。何軒かホテルの前を通り過ぎて、どこに入るか僕が決められずにいると、香澄にグイと腕を引っ張られて壁の目隠しがついた入口を入っていった。
2015/03/27
中9〖妻の写真集〗 Vol.6
中9〖妻の写真集〗 Vol.6
広田君は写真館での仕事、また専門学校に通う傍ら、女子美大などでデッサンのモデルのバイトもこなしていると言います。もちろん美術モデルなのでヌードになる事がほとんどとのようです。モデルについていろいろ語る広田君を見ていて、《若い女子大生の前で裸を晒す気分というのはいったいどういうものなのだろう?》私にはそんな疑問が浮かんできました。
屈託なく話す広田君に妻の杏璃もなんとなく心を許し始めています。「でも、女の人の前で裸になるってどんな気分なの?」私はついそんな疑問を口にしていました。〚もちろん興奮しますよ。考えても見て下さい、異性の前で裸になる時というのは、まあ病院での診察とか特殊な場合は除いたとして、そのほとんどは性交渉の時ですよね。〛あっけらかんと語る広田君とは反対に、私たちは何となく気恥ずかしい思いを感じてしまいました。
〚これは先生の受け売りなんですが・・・私たち地球に住む生物が神様から与えられた最大の使命って何だと思います?・・・それは子孫を残すことですよ。神様は私たち人間に、その子孫を残す行為に最大の悦びを与えてくださった。その時の表情にこそ、人間の本当の美の姿があるのです。だから僕はモデルをしている時に、たとえ性的に興奮してしまったとしても決して恥ずかしいとは思わないんです。それにデッサンしている方も筆がのるみたいですしね。カメラマンだって同じなんですよ。モデルが性的に興奮している時こそが最大のシャッターチャンスなんです。〛
〚杏璃さん、今度の撮影はすべて先生に任せて、いい写真にしてくださいね。〛広田君は申込書に書いてある妻の名前を見てそう言うと、その場を後にしてさがっていきました。
その日の夜は浜崎(美佳さん)夫妻と一緒に食事をすることになっていました。午後7時に待ち合わせた居酒屋に行くとすでに浜崎さん達は店にいました。店の奥にある小あがり の小部屋に通されると、美佳さんの旦那さんである浜崎満(みつる)さんが笑顔で迎えてくれました。
「久しぶりだね、相変わらず杏璃ちゃんは綺麗だね。」
「あなた、またやらしい目で・・・今日はご主人もいるんだからね。」
満さんのお世辞とも思える挨拶に美佳さんがすかさず“ちゃちゃを入れる(水を差す)。”
「ねえ、どうだったの?」
頼んだ料理もすべて運ばれ、一通り盛り上がって話しをした後、美佳さんが杏璃に今日の写真館での打ち合わせのことを尋ねてきます。
『う、うん、まあね・・・。』
妻は居酒屋の軽いカクテルを口にしながら言葉を濁してそう答えました。
「まあねって、なによ杏璃。それより小松先生の写真見せてもらった?」
美佳さんの言った写真というのは、あの海外での写真展で入賞した作品だということはすぐにわかりました。
2015/03/27
広田君は写真館での仕事、また専門学校に通う傍ら、女子美大などでデッサンのモデルのバイトもこなしていると言います。もちろん美術モデルなのでヌードになる事がほとんどとのようです。モデルについていろいろ語る広田君を見ていて、《若い女子大生の前で裸を晒す気分というのはいったいどういうものなのだろう?》私にはそんな疑問が浮かんできました。
屈託なく話す広田君に妻の杏璃もなんとなく心を許し始めています。「でも、女の人の前で裸になるってどんな気分なの?」私はついそんな疑問を口にしていました。〚もちろん興奮しますよ。考えても見て下さい、異性の前で裸になる時というのは、まあ病院での診察とか特殊な場合は除いたとして、そのほとんどは性交渉の時ですよね。〛あっけらかんと語る広田君とは反対に、私たちは何となく気恥ずかしい思いを感じてしまいました。
〚これは先生の受け売りなんですが・・・私たち地球に住む生物が神様から与えられた最大の使命って何だと思います?・・・それは子孫を残すことですよ。神様は私たち人間に、その子孫を残す行為に最大の悦びを与えてくださった。その時の表情にこそ、人間の本当の美の姿があるのです。だから僕はモデルをしている時に、たとえ性的に興奮してしまったとしても決して恥ずかしいとは思わないんです。それにデッサンしている方も筆がのるみたいですしね。カメラマンだって同じなんですよ。モデルが性的に興奮している時こそが最大のシャッターチャンスなんです。〛
〚杏璃さん、今度の撮影はすべて先生に任せて、いい写真にしてくださいね。〛広田君は申込書に書いてある妻の名前を見てそう言うと、その場を後にしてさがっていきました。
その日の夜は浜崎(美佳さん)夫妻と一緒に食事をすることになっていました。午後7時に待ち合わせた居酒屋に行くとすでに浜崎さん達は店にいました。店の奥にある小あがり の小部屋に通されると、美佳さんの旦那さんである浜崎満(みつる)さんが笑顔で迎えてくれました。
「久しぶりだね、相変わらず杏璃ちゃんは綺麗だね。」
「あなた、またやらしい目で・・・今日はご主人もいるんだからね。」
満さんのお世辞とも思える挨拶に美佳さんがすかさず“ちゃちゃを入れる(水を差す)。”
「ねえ、どうだったの?」
頼んだ料理もすべて運ばれ、一通り盛り上がって話しをした後、美佳さんが杏璃に今日の写真館での打ち合わせのことを尋ねてきます。
『う、うん、まあね・・・。』
妻は居酒屋の軽いカクテルを口にしながら言葉を濁してそう答えました。
「まあねって、なによ杏璃。それより小松先生の写真見せてもらった?」
美佳さんの言った写真というのは、あの海外での写真展で入賞した作品だということはすぐにわかりました。
2015/03/27
中10〚新しい夫婦の形〛1章第5話
中10〚新しい夫婦の形〛1章第5話
結局その後も僕は妻の希美(のぞみ)が不倫をした証拠をつかむことは出来なかった。ただ一人悶々と頭の中で妄想をめぐらせている日々が続くだけだった。これでは何も進展がないと思い、意を決して企画部の園部という男に直接電話をしてみる。
「東京第一営業所の益岡といいます。園部さんに直接お会いしてお話したいことがあるのですが。」
《第一営業所の方が私に?何のご用件でしょうか?》
「そうですね。第一営業所の益岡というより、本社企画部百瀬の亭主と言った方がわかりやすいかな。君にこの前の出張の件で聞きたいことがあるので会ってもらえないか?」
僕は意識をして園部君に強い口調でそう言った。
《えっ、も、百瀬さんの・・・は、はい・・わかりました・・。》
僕が希美の亭主だと口にすると園部君はあっさりと会うことを了承した。(やはり何かあったのだ!)その時僕はそう直感した。しかし、何があったのかはわからない。同じ社内のことだ。おおごとにしたら妻や僕の進退問題にもなりかねない。とにかく事は慎重に運ばなければならない。相手の出方によって僕はいくつもの対応を考えた。
営業先の関係もあり、午後3時に本社から程近い恵比寿の喫茶店で園部君と会うことにする。簡単に挨拶を済ませた後、園部君に「今回僕と会うことを妻に話したか?」を確認してみたところ、《話はしていない。》と言う。園部君が僕と会うことを妻に話していたなら、僕は園部君の話を聞いて帰った後に腹をくくって妻に今回の噂の真相を聞いてみる覚悟だった。
《いつも仕事では百瀬さんにとてもお世話になっています。また、先日の出張の際には、百瀬さんにとても失礼なことを申しまして反省しております。ご本人には次の週に何度もお詫びをしてお許しをいただいています。どうかご主人もお許しください。》
園部君は僕に頭を下げてそう言ってきた。
(失礼なこと?次の週に許してもらった?いったいどういうことなのだ?俺が知りたいのは、お前が妻を抱いたのかということだけなのだが・・・。人の女房を寝取っておきながら、許してもらっただと?)
「別に許すも許さないもない、僕は真実を知りたいだけなんだ。妻からはある程度話は聞いている。くい違いがないかを知りたい。出張の時のことを包み隠さずに全部話してほしい。」
僕はそう言って園部君の出方を待った。
《知っておられるなら仕方がないですね。全部お話しますよ。》
「ああ話してくれ。その日の朝から妻とどんな会話や行動をしたのかを。」
園部君は出張の日の当日のことをすべて話し始める。
《・・・・それで、仕事がすべて終わったのが夜の8時でした。それまで二人とも何も食べていなかったので、とりあえずホテル近くの居酒屋に行きました。一時間半くらいお酒を飲みながら食事をしました。百瀬さんがそろそろ休むと言い出したので、私たちは居酒屋の勘定を済ませてホテルにチェックインしました。当然部屋はフロアー違いの別々の部屋です。・・・・・・で、そのー・・・。》
今までとても流暢に話していたのに、園部君は急に口ごもりだした。
「で、どうしたんだ。」
《僕がもう少し飲みたいと言い、百瀬さんを自分の部屋に誘いました。》
「部屋に誘った?どういうことだね?」
《えっ、百瀬さんから聞いたんじゃ?》
「ああ、聞いているよ。だから具体的にどんな風に誘ったかを聞いているんだよ。」
僕は一瞬あせったが、再び冷静に戻り園部君に問い質した。
《つまり・・僕の部屋でもう少し飲みませんか?と誘いました。》
「・・・それで?」
《百瀬さんは『疲れたから早く休みたい。』と断ってきました。》
「・・・で?」
《ちょっとだけだからと、無理やり百瀬さんに頼み込みました・・・・。》
「・・・・じれったいな、いちいち話を止めないで全部言ってくれないかな?」
《わ、わかりました。僕たちはホテルの自販機で缶ビールやおつまみなどを買って僕の部屋へ行きました。でも30分くらいして百瀬さんは自分の部屋に帰りました。本当にそれだけです。何もありませんでした。》
「おかしいじゃないか?君は最初に失礼なことをしたと言ったのに、それだけで何が失礼なんだ。」
《す、すみません。最初に奥様から話を聞いていると益岡さんが言ったので、肝心な部分は言いませんでしたが、部屋に入ってから僕は百瀬さんを口説きました。酔っていたとはいえ、本当に申し訳ありませんでした。》
園部君の口からようやく核心部分を聞き出すことができた。
2015/03/28
結局その後も僕は妻の希美(のぞみ)が不倫をした証拠をつかむことは出来なかった。ただ一人悶々と頭の中で妄想をめぐらせている日々が続くだけだった。これでは何も進展がないと思い、意を決して企画部の園部という男に直接電話をしてみる。
「東京第一営業所の益岡といいます。園部さんに直接お会いしてお話したいことがあるのですが。」
《第一営業所の方が私に?何のご用件でしょうか?》
「そうですね。第一営業所の益岡というより、本社企画部百瀬の亭主と言った方がわかりやすいかな。君にこの前の出張の件で聞きたいことがあるので会ってもらえないか?」
僕は意識をして園部君に強い口調でそう言った。
《えっ、も、百瀬さんの・・・は、はい・・わかりました・・。》
僕が希美の亭主だと口にすると園部君はあっさりと会うことを了承した。(やはり何かあったのだ!)その時僕はそう直感した。しかし、何があったのかはわからない。同じ社内のことだ。おおごとにしたら妻や僕の進退問題にもなりかねない。とにかく事は慎重に運ばなければならない。相手の出方によって僕はいくつもの対応を考えた。
営業先の関係もあり、午後3時に本社から程近い恵比寿の喫茶店で園部君と会うことにする。簡単に挨拶を済ませた後、園部君に「今回僕と会うことを妻に話したか?」を確認してみたところ、《話はしていない。》と言う。園部君が僕と会うことを妻に話していたなら、僕は園部君の話を聞いて帰った後に腹をくくって妻に今回の噂の真相を聞いてみる覚悟だった。
《いつも仕事では百瀬さんにとてもお世話になっています。また、先日の出張の際には、百瀬さんにとても失礼なことを申しまして反省しております。ご本人には次の週に何度もお詫びをしてお許しをいただいています。どうかご主人もお許しください。》
園部君は僕に頭を下げてそう言ってきた。
(失礼なこと?次の週に許してもらった?いったいどういうことなのだ?俺が知りたいのは、お前が妻を抱いたのかということだけなのだが・・・。人の女房を寝取っておきながら、許してもらっただと?)
「別に許すも許さないもない、僕は真実を知りたいだけなんだ。妻からはある程度話は聞いている。くい違いがないかを知りたい。出張の時のことを包み隠さずに全部話してほしい。」
僕はそう言って園部君の出方を待った。
《知っておられるなら仕方がないですね。全部お話しますよ。》
「ああ話してくれ。その日の朝から妻とどんな会話や行動をしたのかを。」
園部君は出張の日の当日のことをすべて話し始める。
《・・・・それで、仕事がすべて終わったのが夜の8時でした。それまで二人とも何も食べていなかったので、とりあえずホテル近くの居酒屋に行きました。一時間半くらいお酒を飲みながら食事をしました。百瀬さんがそろそろ休むと言い出したので、私たちは居酒屋の勘定を済ませてホテルにチェックインしました。当然部屋はフロアー違いの別々の部屋です。・・・・・・で、そのー・・・。》
今までとても流暢に話していたのに、園部君は急に口ごもりだした。
「で、どうしたんだ。」
《僕がもう少し飲みたいと言い、百瀬さんを自分の部屋に誘いました。》
「部屋に誘った?どういうことだね?」
《えっ、百瀬さんから聞いたんじゃ?》
「ああ、聞いているよ。だから具体的にどんな風に誘ったかを聞いているんだよ。」
僕は一瞬あせったが、再び冷静に戻り園部君に問い質した。
《つまり・・僕の部屋でもう少し飲みませんか?と誘いました。》
「・・・それで?」
《百瀬さんは『疲れたから早く休みたい。』と断ってきました。》
「・・・で?」
《ちょっとだけだからと、無理やり百瀬さんに頼み込みました・・・・。》
「・・・・じれったいな、いちいち話を止めないで全部言ってくれないかな?」
《わ、わかりました。僕たちはホテルの自販機で缶ビールやおつまみなどを買って僕の部屋へ行きました。でも30分くらいして百瀬さんは自分の部屋に帰りました。本当にそれだけです。何もありませんでした。》
「おかしいじゃないか?君は最初に失礼なことをしたと言ったのに、それだけで何が失礼なんだ。」
《す、すみません。最初に奥様から話を聞いていると益岡さんが言ったので、肝心な部分は言いませんでしたが、部屋に入ってから僕は百瀬さんを口説きました。酔っていたとはいえ、本当に申し訳ありませんでした。》
園部君の口からようやく核心部分を聞き出すことができた。
2015/03/28
中12 《我儘と公認》 №01
中12 《我儘と公認》 №01
(原題:刺激を求めて 投稿者:江ノ島 投稿日:2013/02/13)
今年から私(小野寺宏一:おのでら・こういち:37歳)はパソコンを始めました。友人の嶋村圭吾に手取り足取り一から十まで教えて貰いながらの悪戦苦闘でした。しかし、そのうちにパソコンの面白さ、楽しさに夢中になり、分からない事があれば夜中でも電話して聞いていました。
インターネットの楽しさも覚え 無修正の画像に驚き興奮しました。私が それ以上に興奮した事がある体験サイトの“寝取られ・寝取らせ”の記事です。自分の妻を他人に抱かせる【貸し出し】の投稿記事に衝撃を受けました。
当時、私達夫婦は倦怠期で、おまけに私は仕事のストレスや人間関係などで性欲が減衰していました。SEXは月に一度有るか無しで それも途中で中折れしていました。妻(小野寺文香:おのでら・ふみか:33歳)は、何も言いませんでしたが、近頃、子供達に声を荒げ叱る様子を見ているとヒステリーの傾向がでている。やはり私が満足させてないのが原因でしよう。
そこで思い切って、妻にそのインターネットのサイトを見せたのです。「俺達もやってみないか?」と告げると、妻の顔色がさっと変わり、私をまるで汚い物でも見る目でした。変態扱いされたのです
しばらくは その話題から遠ざけましたがやはり私は【貸し出し】が頭から離れないのです。恐る恐る もう一度、文香にその話をすると以前のような嫌悪感は示しませ。それは意外でした。
「夫婦の性生活を取り戻す為だから。」と説得を続ける事半年あまり、ついに文香が折れてくれました。それも彼女が、『この人ならの条件付き。』で、そして、『一度だけなら。』と言ったのです。相手は、やはり知らない相手では怖いので友人の中から選びました飲み仲間で昔から女好きの朝井仁志(あさい・ひとし:38歳)を選びました
朝井を飲みに誘い、程合いを見計らい 私達の夫婦生活の話題を持ち出したのです。朝井は、〔それはどこも一緒じゃないの?おれ達の年齢ならどこも同じだよ。俺も妙子とは半年以上ご無沙汰だよ。〕と言われてしまいます。
「そうか~ そうだったのか。」と私は妙に納得してしまいました。もう一つ踏み込んで“寝取られ・寝取らせ”の話をすると、朝井に〔なんだお前、そんな事を考えていたのか?まさか、もうやってるのか?〕と訊いてきます。
私は、「恥を偲んで、その【貸し出し】をお前に頼みたい。」と思わず言ってしまったのです。朝井の表情が驚きの顔になり、〔お前んとこの奥さんとおれがか?〕私が「ああ~そうだ。いきなりは互いに気まずいから、最初はドライブくらいからどうだろう。」と提案すると、朝井が〔本気か~。〕と真剣な顔で言うもので「こんな事を冗談で言えるか?見ろよこの汗グッショリだ。」と言って汗染みの脇を見せたのです。
2015/03/29
(原題:刺激を求めて 投稿者:江ノ島 投稿日:2013/02/13)
今年から私(小野寺宏一:おのでら・こういち:37歳)はパソコンを始めました。友人の嶋村圭吾に手取り足取り一から十まで教えて貰いながらの悪戦苦闘でした。しかし、そのうちにパソコンの面白さ、楽しさに夢中になり、分からない事があれば夜中でも電話して聞いていました。
インターネットの楽しさも覚え 無修正の画像に驚き興奮しました。私が それ以上に興奮した事がある体験サイトの“寝取られ・寝取らせ”の記事です。自分の妻を他人に抱かせる【貸し出し】の投稿記事に衝撃を受けました。
当時、私達夫婦は倦怠期で、おまけに私は仕事のストレスや人間関係などで性欲が減衰していました。SEXは月に一度有るか無しで それも途中で中折れしていました。妻(小野寺文香:おのでら・ふみか:33歳)は、何も言いませんでしたが、近頃、子供達に声を荒げ叱る様子を見ているとヒステリーの傾向がでている。やはり私が満足させてないのが原因でしよう。
そこで思い切って、妻にそのインターネットのサイトを見せたのです。「俺達もやってみないか?」と告げると、妻の顔色がさっと変わり、私をまるで汚い物でも見る目でした。変態扱いされたのです
しばらくは その話題から遠ざけましたがやはり私は【貸し出し】が頭から離れないのです。恐る恐る もう一度、文香にその話をすると以前のような嫌悪感は示しませ。それは意外でした。
「夫婦の性生活を取り戻す為だから。」と説得を続ける事半年あまり、ついに文香が折れてくれました。それも彼女が、『この人ならの条件付き。』で、そして、『一度だけなら。』と言ったのです。相手は、やはり知らない相手では怖いので友人の中から選びました飲み仲間で昔から女好きの朝井仁志(あさい・ひとし:38歳)を選びました
朝井を飲みに誘い、程合いを見計らい 私達の夫婦生活の話題を持ち出したのです。朝井は、〔それはどこも一緒じゃないの?おれ達の年齢ならどこも同じだよ。俺も妙子とは半年以上ご無沙汰だよ。〕と言われてしまいます。
「そうか~ そうだったのか。」と私は妙に納得してしまいました。もう一つ踏み込んで“寝取られ・寝取らせ”の話をすると、朝井に〔なんだお前、そんな事を考えていたのか?まさか、もうやってるのか?〕と訊いてきます。
私は、「恥を偲んで、その【貸し出し】をお前に頼みたい。」と思わず言ってしまったのです。朝井の表情が驚きの顔になり、〔お前んとこの奥さんとおれがか?〕私が「ああ~そうだ。いきなりは互いに気まずいから、最初はドライブくらいからどうだろう。」と提案すると、朝井が〔本気か~。〕と真剣な顔で言うもので「こんな事を冗談で言えるか?見ろよこの汗グッショリだ。」と言って汗染みの脇を見せたのです。
2015/03/29
中13 《妻をコントロール》第1回
中13 《妻をコントロール》第1回
(原題:初めて・・・・体験。 原作者:GIG 投稿日:2006/05/17)
ここまでたどり着くまでにかなりの時間は掛かりました。妻の夏海(なつみ)が他人のペニスを咥えた姿に喜びと同時に激しい嫉妬と怒りが沸いてきて、妻のバックから狂ったように叩きつけ、咥えたペニスを口から外して喘ぐ妻に、必死で嫉妬に狂う自分をアピール・・・。しかし、すぐに果てた自分をよそ目に二人は濃厚なクンニリングス。ソファに腰掛け自分の妻が他の男と交わっている姿を見ている自分・・・・すごく複雑な気分でした・・・・。
私たち夫婦は結婚12年、共に38歳。結婚当初、私は妻の夏海が美人だったので、他の男と話すのさえ嫉妬するほど妻のことが好きでしたが、そんな妻も性に関しては私一筋、真面目な良い妻でした。後に、子供も二人生まれ、平穏な家庭でした。
しかし私が、インターネットを始めたのが波乱の始まりでした。最初は面白半分で見たり読んだりして楽しんでいました。関心がない夏海からは『あなたはエロエロね。』と冷たくあしらう。
今から5年前位でしょうか、温泉とプールがある施設に遊びに行ったときに、子供たちをプールや温泉にと夫婦でてんやわんや、昼を過ぎてはしゃぎ過ぎた子供たちは昼寝のタイム。妻と交代で温泉に入り上がってから二人でビールを飲み、くつろいでいました。
沢山の人がいる大広間でしたが雑魚寝は余裕で出来、周りの男性は寝転がっていました。私も少し離れて寝転がり夏海に目をやると壁を背にテーブルにヒザを当てたM字っぽい状態・・・。私は自分しか見ていないと思い「いいねぇ。」としばらく眺めてから、気分良く生ビールを買いに行きました。
戻って来る時に、妻の夏海は大広間に設置してあるテレビをさっきと同じ姿勢で見ていました。どんどん妻や寝ている子供に近づいて行くと大柄な男性二人が寝転がり妻の股間を覗いていたのです。
私はいつもの自分ではない自分の状態で、何も知らない振りでその場を過ごしました。それ以来、妻お夏海を他人に晒したい、触らせたい・・・。しかし、夏海をそのような行為にどうやって・・・・・。私の“妻洗脳?計画”の始まりです。
さすがに夏海にはその時の事は言い出せませんでした。妻の股間を食い入るように見ていた男たちに、まるで妻を生贄に捧げているかのような感じがしました。それ以来、妻が他の男に抱かれ喘ぐ姿を見てみたい・・・そんな欲望に獲りつかれ常に妻を妄想の中でレイプしていました。
現実は真面目な妻なので、見ず知らずの男に身体を捧げるなど無理です。少しでも夏海をエロい女にし、誰とでも寝る女に・・・とエロサイトを頻繁に見せたりしましたが、やはり『こういう事する人の気が知れない!』と拒絶でした。
しかし夫婦性活で変化があります。最初は嫌がりましたが妻の夏海に、目隠しをして、フェラチオやクンニリングスをしました。「これじゃ俺以外の男でも分からないだろ?」と喘ぐ妻に言葉を掛けます。次第に夏海も私に目隠しをして、『あなたもこうやってフェラされたら誰に舐められても気持ちいいでしょ。』と、夫婦でしばらくは楽しんでいました。しかし、私の中では早く妻の夏海が他の男に・・・そればかりを妄想する。七海には、どう説明しても非常識な事なので、言えませんでした。
2015/03/29
(原題:初めて・・・・体験。 原作者:GIG 投稿日:2006/05/17)
ここまでたどり着くまでにかなりの時間は掛かりました。妻の夏海(なつみ)が他人のペニスを咥えた姿に喜びと同時に激しい嫉妬と怒りが沸いてきて、妻のバックから狂ったように叩きつけ、咥えたペニスを口から外して喘ぐ妻に、必死で嫉妬に狂う自分をアピール・・・。しかし、すぐに果てた自分をよそ目に二人は濃厚なクンニリングス。ソファに腰掛け自分の妻が他の男と交わっている姿を見ている自分・・・・すごく複雑な気分でした・・・・。
私たち夫婦は結婚12年、共に38歳。結婚当初、私は妻の夏海が美人だったので、他の男と話すのさえ嫉妬するほど妻のことが好きでしたが、そんな妻も性に関しては私一筋、真面目な良い妻でした。後に、子供も二人生まれ、平穏な家庭でした。
しかし私が、インターネットを始めたのが波乱の始まりでした。最初は面白半分で見たり読んだりして楽しんでいました。関心がない夏海からは『あなたはエロエロね。』と冷たくあしらう。
今から5年前位でしょうか、温泉とプールがある施設に遊びに行ったときに、子供たちをプールや温泉にと夫婦でてんやわんや、昼を過ぎてはしゃぎ過ぎた子供たちは昼寝のタイム。妻と交代で温泉に入り上がってから二人でビールを飲み、くつろいでいました。
沢山の人がいる大広間でしたが雑魚寝は余裕で出来、周りの男性は寝転がっていました。私も少し離れて寝転がり夏海に目をやると壁を背にテーブルにヒザを当てたM字っぽい状態・・・。私は自分しか見ていないと思い「いいねぇ。」としばらく眺めてから、気分良く生ビールを買いに行きました。
戻って来る時に、妻の夏海は大広間に設置してあるテレビをさっきと同じ姿勢で見ていました。どんどん妻や寝ている子供に近づいて行くと大柄な男性二人が寝転がり妻の股間を覗いていたのです。
私はいつもの自分ではない自分の状態で、何も知らない振りでその場を過ごしました。それ以来、妻お夏海を他人に晒したい、触らせたい・・・。しかし、夏海をそのような行為にどうやって・・・・・。私の“妻洗脳?計画”の始まりです。
さすがに夏海にはその時の事は言い出せませんでした。妻の股間を食い入るように見ていた男たちに、まるで妻を生贄に捧げているかのような感じがしました。それ以来、妻が他の男に抱かれ喘ぐ姿を見てみたい・・・そんな欲望に獲りつかれ常に妻を妄想の中でレイプしていました。
現実は真面目な妻なので、見ず知らずの男に身体を捧げるなど無理です。少しでも夏海をエロい女にし、誰とでも寝る女に・・・とエロサイトを頻繁に見せたりしましたが、やはり『こういう事する人の気が知れない!』と拒絶でした。
しかし夫婦性活で変化があります。最初は嫌がりましたが妻の夏海に、目隠しをして、フェラチオやクンニリングスをしました。「これじゃ俺以外の男でも分からないだろ?」と喘ぐ妻に言葉を掛けます。次第に夏海も私に目隠しをして、『あなたもこうやってフェラされたら誰に舐められても気持ちいいでしょ。』と、夫婦でしばらくは楽しんでいました。しかし、私の中では早く妻の夏海が他の男に・・・そればかりを妄想する。七海には、どう説明しても非常識な事なので、言えませんでした。
2015/03/29
中11 〖家庭教師の誤算 第6回〗
中11 〖家庭教師の誤算 第6回〗
『先生、どれにする?』空き部屋の写真には電気が灯っていて、休憩と泊まりの値段が書いてある。ちょっと見栄を張って高い方から二番目の部屋のボタンを押すと、小窓の空いた受付で鍵を受け取る仕組みになっていた。
受付のおばちゃんらしき人の手が伸びてきて鍵を渡されると、僕たちは腕組みをしたまま黙ってエレベーターが降りてくるのを待った。エレベーターを待つ時間が異常に長く感じられたけど、実際は1分も待っていなかったのだと思う。
扉が開いた途端、頭の禿げあがった親父と女子高生風の女の子が出てきたので、香澄は壁の方に顔を向けると僕の背中に隠れた。「あたし、パスタ食べたーい。」女子高生風の女の子が親父に言っているのが聞こえてきて、僕はどこかで聞いたセリフだと思いながら香澄の手を取るとエレベーターに乗り込んだ。
部屋に入ってから香澄が、『へぇ~こんな風になっいてるんだぁ!』ベッドに上がって枕元にあるライトをつけたり消したりして部屋の電灯が点いたり消えたりしているのを確かめるようにして遊んでいた。
ベッドの端に腰を下ろして香澄を見つめていると、不意に僕の方を振り返って香澄が訊いてきた。
『先生、こういう所、よく来るの?』
「来るわけないだろ。」
『でも、来たことはあるんでしょう?』
「ないよ。」
『えっ?先生も初めて?マジ?』
「彼女なんていないって、言っただろ?」
『それって、今いないってことじゃないの?ずっといないの?』
「悪かったな・・・。」
高校生に痛い所を突かれて、僕は香澄を直視できずに言った。でも、さっきの質問の僕の答えを信じていなくてカマをかけたのかな、などとも思った。すると香澄はいったんベッドを降りて、僕の前に膝を着いて上目遣いで僕の顔を覗き込んだ。
『じゃ、私がなってあげる。』
「えっ?」
『彼女にね。』
僕が呆気に取られて返事をできずにいると、香澄は立ち上がって、『じゃ、決まりね。』
そう言うとバスルームに消えていった。シャワーの栓を捻って水が流れる音が聞こえてくる。
僕はどうしたらいいのかよくわからなくて、とりあえず洗面所にあった歯ブラシの封を切ると歯を磨き始めた。バスルームの扉は摺りガラスになっていて、香澄がシャワーを浴びているシルエットが見えた時、僕のジュニアはジーンズの中で硬くなって痛みを訴える。
バスタオルを身体に巻いて香澄がバスルームからでてくるのと入れ違いに洗面所で服を脱ごうとしたら、香澄が興味深そうに僕の方を見ていた。「おい、見るなよ!」マジで女の子に服を脱ぐところを見られるのが恥ずかしくて、僕は少しぶっきらぼうに言った。すると香澄はちょっと肩を竦(すく)めてベッドルームへと移っていった。
シャワーを浴びていると僕の屹立していたものが一旦落ち着いて、バスタオルを腰に巻いてベッドルームに戻ってみると、香澄がベッドに入って布団から頭だけを出していたが、目は閉じていた。僕はバスタオルを取ってベッドの上に置くと、掛け布団の端を少しめくってベッドに潜り込む。香澄はバスタオルを身体に巻いたままベッドに仰向けに横たわっていた。
2015/03/30
『先生、どれにする?』空き部屋の写真には電気が灯っていて、休憩と泊まりの値段が書いてある。ちょっと見栄を張って高い方から二番目の部屋のボタンを押すと、小窓の空いた受付で鍵を受け取る仕組みになっていた。
受付のおばちゃんらしき人の手が伸びてきて鍵を渡されると、僕たちは腕組みをしたまま黙ってエレベーターが降りてくるのを待った。エレベーターを待つ時間が異常に長く感じられたけど、実際は1分も待っていなかったのだと思う。
扉が開いた途端、頭の禿げあがった親父と女子高生風の女の子が出てきたので、香澄は壁の方に顔を向けると僕の背中に隠れた。「あたし、パスタ食べたーい。」女子高生風の女の子が親父に言っているのが聞こえてきて、僕はどこかで聞いたセリフだと思いながら香澄の手を取るとエレベーターに乗り込んだ。
部屋に入ってから香澄が、『へぇ~こんな風になっいてるんだぁ!』ベッドに上がって枕元にあるライトをつけたり消したりして部屋の電灯が点いたり消えたりしているのを確かめるようにして遊んでいた。
ベッドの端に腰を下ろして香澄を見つめていると、不意に僕の方を振り返って香澄が訊いてきた。
『先生、こういう所、よく来るの?』
「来るわけないだろ。」
『でも、来たことはあるんでしょう?』
「ないよ。」
『えっ?先生も初めて?マジ?』
「彼女なんていないって、言っただろ?」
『それって、今いないってことじゃないの?ずっといないの?』
「悪かったな・・・。」
高校生に痛い所を突かれて、僕は香澄を直視できずに言った。でも、さっきの質問の僕の答えを信じていなくてカマをかけたのかな、などとも思った。すると香澄はいったんベッドを降りて、僕の前に膝を着いて上目遣いで僕の顔を覗き込んだ。
『じゃ、私がなってあげる。』
「えっ?」
『彼女にね。』
僕が呆気に取られて返事をできずにいると、香澄は立ち上がって、『じゃ、決まりね。』
そう言うとバスルームに消えていった。シャワーの栓を捻って水が流れる音が聞こえてくる。
僕はどうしたらいいのかよくわからなくて、とりあえず洗面所にあった歯ブラシの封を切ると歯を磨き始めた。バスルームの扉は摺りガラスになっていて、香澄がシャワーを浴びているシルエットが見えた時、僕のジュニアはジーンズの中で硬くなって痛みを訴える。
バスタオルを身体に巻いて香澄がバスルームからでてくるのと入れ違いに洗面所で服を脱ごうとしたら、香澄が興味深そうに僕の方を見ていた。「おい、見るなよ!」マジで女の子に服を脱ぐところを見られるのが恥ずかしくて、僕は少しぶっきらぼうに言った。すると香澄はちょっと肩を竦(すく)めてベッドルームへと移っていった。
シャワーを浴びていると僕の屹立していたものが一旦落ち着いて、バスタオルを腰に巻いてベッドルームに戻ってみると、香澄がベッドに入って布団から頭だけを出していたが、目は閉じていた。僕はバスタオルを取ってベッドの上に置くと、掛け布団の端を少しめくってベッドに潜り込む。香澄はバスタオルを身体に巻いたままベッドに仰向けに横たわっていた。
2015/03/30
中12 《我儘と公認》 №02
中12 《我儘と公認》 №02
朝井(仁志)が、〔名前は文香(ふみか)さんだったよな。俺で大丈夫か~。〕と、もうその気になってるようです。私は「まだ相手は誰と言ってないけど、まあ大丈夫だと思う。メタボ以外ならOKするよ。」と言うと、〔何か酔い覚めちゃったな。〕って焼酎を注文していました。
その日から 一カ月二人で入念な計画(文香と朝井の二人だけでドライブへ行かせ、数回後に抱いて貰う計画)を立てたのです。計画の第一歩は我が家に朝井を呼んでは飲む機会を設けました。数回朝井を招くと妻の文香も悟ったらしく、『ねえ~あの事だけど?』と訊いてくる。私が「あの事って?」とトボけた振りをした。
『ほら【貸し出し】とか言っていたじゃない?』と云う文香に「ああ~あれの事?」と答える。文香は真剣な顔で『そうよ。そのアレよ。まさか朝井さんなの?』私は「うん。 まあアイツにしようと俺は思っている。」と正直に言ったのです
文香は『あとに後悔しても知らないよ。あの人を好きになってもいいのね。』と脅すような言葉を私に投げかけた。「これはプレイだと思ってくれ。大人の遊びだと。」しかし妻は“プレイ”の意味が理解出来ないようでした。『男の人の気持ちって分からない。女房抱かせるなんて変態よ。』って、またあの“変態の二文字”が文香の口から出たのです。
めげずに私が「なあ~手始めに朝井とドライブでもして来いよ。ドライブだけでいいからさ、なあ~それくらいならいいだろう?」と訊くと、私の勢いに『まあ~ドライブくらいなら・・・』と妻が渋々ながら承諾したのです。私は文香の返答にまた脇の下に汗が……。
早速、朝井に連絡を取り日にちを決めました。それで四日後の土曜日と決めたのです。私が文香に「土曜でいいよね。」と告げると、緊張した面持ちで 小さく頷いたのです。その土曜日までの数日間、妻の文香も私も何か不自然で、ぎこちなくよそよそしい態度でした。互いにドライブデートが気になって仕方無いのです。
土曜日がきました。中三の息子は塾へ、中一の娘は学校のクラブへ出かけます。そして妻の文香はデートの支度中です。いつもはしないイヤリングをし、化粧も普段より濃い目のようです。
待ち合わせの駅まで私が送って行きます。近所の目が有るのでそうしました。文香を駅で降ろし家路に着きました。しばらくすると、≪行って来ます。バーイ。≫のメールがその“バーイ”の文字に少し腹が立ちました。出かける時は緊張でそんな余裕など見せなかった文香が私を馬鹿にしたような文字が気になったのです。
2015/04/01
朝井(仁志)が、〔名前は文香(ふみか)さんだったよな。俺で大丈夫か~。〕と、もうその気になってるようです。私は「まだ相手は誰と言ってないけど、まあ大丈夫だと思う。メタボ以外ならOKするよ。」と言うと、〔何か酔い覚めちゃったな。〕って焼酎を注文していました。
その日から 一カ月二人で入念な計画(文香と朝井の二人だけでドライブへ行かせ、数回後に抱いて貰う計画)を立てたのです。計画の第一歩は我が家に朝井を呼んでは飲む機会を設けました。数回朝井を招くと妻の文香も悟ったらしく、『ねえ~あの事だけど?』と訊いてくる。私が「あの事って?」とトボけた振りをした。
『ほら【貸し出し】とか言っていたじゃない?』と云う文香に「ああ~あれの事?」と答える。文香は真剣な顔で『そうよ。そのアレよ。まさか朝井さんなの?』私は「うん。 まあアイツにしようと俺は思っている。」と正直に言ったのです
文香は『あとに後悔しても知らないよ。あの人を好きになってもいいのね。』と脅すような言葉を私に投げかけた。「これはプレイだと思ってくれ。大人の遊びだと。」しかし妻は“プレイ”の意味が理解出来ないようでした。『男の人の気持ちって分からない。女房抱かせるなんて変態よ。』って、またあの“変態の二文字”が文香の口から出たのです。
めげずに私が「なあ~手始めに朝井とドライブでもして来いよ。ドライブだけでいいからさ、なあ~それくらいならいいだろう?」と訊くと、私の勢いに『まあ~ドライブくらいなら・・・』と妻が渋々ながら承諾したのです。私は文香の返答にまた脇の下に汗が……。
早速、朝井に連絡を取り日にちを決めました。それで四日後の土曜日と決めたのです。私が文香に「土曜でいいよね。」と告げると、緊張した面持ちで 小さく頷いたのです。その土曜日までの数日間、妻の文香も私も何か不自然で、ぎこちなくよそよそしい態度でした。互いにドライブデートが気になって仕方無いのです。
土曜日がきました。中三の息子は塾へ、中一の娘は学校のクラブへ出かけます。そして妻の文香はデートの支度中です。いつもはしないイヤリングをし、化粧も普段より濃い目のようです。
待ち合わせの駅まで私が送って行きます。近所の目が有るのでそうしました。文香を駅で降ろし家路に着きました。しばらくすると、≪行って来ます。バーイ。≫のメールがその“バーイ”の文字に少し腹が立ちました。出かける時は緊張でそんな余裕など見せなかった文香が私を馬鹿にしたような文字が気になったのです。
2015/04/01
中10〚新しい夫婦の形〛1章第6話
中10〚新しい夫婦の形〛1章第6話
園部君は新潟でのプレゼンの後、妻の希美(のぞみ)と居酒屋で酒を飲み、そのままホテルの自分の部屋へ連れ込んで関係を迫ったことを自白した。しかし、結果は僕が心配していたものではなく、希美はそれをしっかり断り何事もなく東京へ帰ってきたのである。妻から許しはもらっている園部君の行為は、僕自身としては決して許せるものではなかったが、なんとなく釈然としないこの思いはいったい何故なのだろう。
(出張先で同僚に口説かれる・・・《一晩だけ思い出を作りたい。》と妻に言った園部君の言葉は明らかに性交渉を意味している。そのような事がいつの間にか本社ではまかり通るようになっていたのか?妻は何故このことを僕に言わないのだ?・・・言わないのではなく言えないのか?・・・やはり僕に対して後ろめたい何らかの事情があって?・・・・)
やはりこれで終わりに出来るような問題ではないのだ。
「よし、話はわかった。でも最後に一つだけ質問させてくれ。君はこの前の出張の時、なぜ妻を口説こうと思ったんだ?」
《そ、それは、さっきも言ったように酔っていまして・・・それにご主人の目の前で大変失礼ですが、百瀬さんがとても魅力的だったので・・・・つい・・・・すみませんでした・・・。》
そう言って園部君は僕に頭を下げる。
「それだけか?」
《えっ?それだけかって?》
「希美なら簡単に落とせると思ってたんじゃないのか?」
《そ、そんなことありませんよ。百瀬さんは会社でもとても身持ちが堅くて有名ですし、それより人の奥さんですから・・・・でも、何故そんな風に思うのですか?》
僕はこれまで園部君という男の声を聴いていて、あの時のトイレに入ってきた男の声と非常によく似ていると感じていた。ここで、一か八(ばち)かの賭けに出た。「数カ月前に本社のトイレの中で、君が友人に《百瀬さんは出張の時ならやれる。》と言っていたのを偶然そのトイレの個室の中で聞いてしまってね。」
《えっ・・・・。》
みるみる園部君の顔色が変わっていった。(ビンゴ!)
「今回の君のセクハラ的行為は、妻も僕も問題にするつもりはない。ただ、あの時の話の真相を僕に話してくれることが条件だが・・。」
《そ、それは・・・・・・。》
園部君はそのまま黙り込んでしまう。
僕はここが核心のところと判断をして、
「・・・君がそういう態度なら、今回の君のセクハラ的行為を社内のハラスメント調査委員会へ告発する。いいね。」
この時とばかりに強い口調で園部君に言い放った。
《わ、わかりました・・・そのかわり、私が言ったということは誰にも言わないでください。》
「ああ、約束しよう。」
ことの始まりは本社企画部のフロアーにあるトイレの中で聞いた妻の出張先での不貞行為の噂話。僕はその噂話を吹聴した張本人の尻尾をつかむことにやっと成功する。
《あの、すみません。お話する前に聞きたいのですが、その事を知って益岡さんはどうされるおつもりですか?》
逆に園部君から僕に質問してきた。
「そんなことは君の知ったことではないだろう?」
《でも、私の言ったことで百瀬さんが不幸になるのは・・・。》
(貴様がそんなことを言える立場か!)そこまで口に出かかった。
「妻から慰謝料をもらって別れたら、君が責任とって結婚してやればいいだろう。」
僕は思ってもいないことをつい口走ってしまう。
《結婚できればいいですけど・・・百瀬さんは私を選んではくれなかったので・・。》
(当たり前だ!この若造が!誰がお前なんかに希美を渡すか!)
「心配しなくてもいい。妻と別れるつもりはない。ただ夫として真実を受け止めておきたいだけなんだ。」
僕は自分の心を落ち着かせて園部君に言った。
《わかりました。それでは正直にお話しますが、まだ本当かどうかもわからないので、どうか早まった結論をださないでください。》
「大丈夫、君に言われなくとも冷静に判断をするから。」
僕はそう言うと、目の前にあるすっかり冷え切ったコーヒーをすすった。
2015/04/01
園部君は新潟でのプレゼンの後、妻の希美(のぞみ)と居酒屋で酒を飲み、そのままホテルの自分の部屋へ連れ込んで関係を迫ったことを自白した。しかし、結果は僕が心配していたものではなく、希美はそれをしっかり断り何事もなく東京へ帰ってきたのである。妻から許しはもらっている園部君の行為は、僕自身としては決して許せるものではなかったが、なんとなく釈然としないこの思いはいったい何故なのだろう。
(出張先で同僚に口説かれる・・・《一晩だけ思い出を作りたい。》と妻に言った園部君の言葉は明らかに性交渉を意味している。そのような事がいつの間にか本社ではまかり通るようになっていたのか?妻は何故このことを僕に言わないのだ?・・・言わないのではなく言えないのか?・・・やはり僕に対して後ろめたい何らかの事情があって?・・・・)
やはりこれで終わりに出来るような問題ではないのだ。
「よし、話はわかった。でも最後に一つだけ質問させてくれ。君はこの前の出張の時、なぜ妻を口説こうと思ったんだ?」
《そ、それは、さっきも言ったように酔っていまして・・・それにご主人の目の前で大変失礼ですが、百瀬さんがとても魅力的だったので・・・・つい・・・・すみませんでした・・・。》
そう言って園部君は僕に頭を下げる。
「それだけか?」
《えっ?それだけかって?》
「希美なら簡単に落とせると思ってたんじゃないのか?」
《そ、そんなことありませんよ。百瀬さんは会社でもとても身持ちが堅くて有名ですし、それより人の奥さんですから・・・・でも、何故そんな風に思うのですか?》
僕はこれまで園部君という男の声を聴いていて、あの時のトイレに入ってきた男の声と非常によく似ていると感じていた。ここで、一か八(ばち)かの賭けに出た。「数カ月前に本社のトイレの中で、君が友人に《百瀬さんは出張の時ならやれる。》と言っていたのを偶然そのトイレの個室の中で聞いてしまってね。」
《えっ・・・・。》
みるみる園部君の顔色が変わっていった。(ビンゴ!)
「今回の君のセクハラ的行為は、妻も僕も問題にするつもりはない。ただ、あの時の話の真相を僕に話してくれることが条件だが・・。」
《そ、それは・・・・・・。》
園部君はそのまま黙り込んでしまう。
僕はここが核心のところと判断をして、
「・・・君がそういう態度なら、今回の君のセクハラ的行為を社内のハラスメント調査委員会へ告発する。いいね。」
この時とばかりに強い口調で園部君に言い放った。
《わ、わかりました・・・そのかわり、私が言ったということは誰にも言わないでください。》
「ああ、約束しよう。」
ことの始まりは本社企画部のフロアーにあるトイレの中で聞いた妻の出張先での不貞行為の噂話。僕はその噂話を吹聴した張本人の尻尾をつかむことにやっと成功する。
《あの、すみません。お話する前に聞きたいのですが、その事を知って益岡さんはどうされるおつもりですか?》
逆に園部君から僕に質問してきた。
「そんなことは君の知ったことではないだろう?」
《でも、私の言ったことで百瀬さんが不幸になるのは・・・。》
(貴様がそんなことを言える立場か!)そこまで口に出かかった。
「妻から慰謝料をもらって別れたら、君が責任とって結婚してやればいいだろう。」
僕は思ってもいないことをつい口走ってしまう。
《結婚できればいいですけど・・・百瀬さんは私を選んではくれなかったので・・。》
(当たり前だ!この若造が!誰がお前なんかに希美を渡すか!)
「心配しなくてもいい。妻と別れるつもりはない。ただ夫として真実を受け止めておきたいだけなんだ。」
僕は自分の心を落ち着かせて園部君に言った。
《わかりました。それでは正直にお話しますが、まだ本当かどうかもわからないので、どうか早まった結論をださないでください。》
「大丈夫、君に言われなくとも冷静に判断をするから。」
僕はそう言うと、目の前にあるすっかり冷え切ったコーヒーをすすった。
2015/04/01
中14〖恋に恋した妻〗Part1
中14〖恋に恋した妻〗Part1
(原題:会社の友人と嫁が両想いになった話 投稿者:不詳 投稿日:2011/02/08)
妻の咲希(さき)とは結婚3年目です。歳は僕(波戸真一:はと しんいち)と同じ29歳。付き合いも含めると6年くらい一緒。自分で言うのもなんだが、《美人な嫁をもらえた》と思う。元々薄化粧だったし、あまり年齢を感じさせない。今でも余裕でスッピンの咲希を抱けるし、去年も海で一人きりにしていたらナンパされていた。学生の頃からジョギングが日課で、スタイルも健康美って感じで引き締まっている。
子供はまだ居ない。積極的に作る空気も今は無い。お互いにどうしても欲しい!って感じじゃないから。“中田氏”もよっぽど盛り上がった時くらいしかしない。(もちろん安全な日を確認している。)
僕と咲希とは同期入社で第一印象は取っつきにくそうで、いけすかない女だなって思っていたのに、一緒の案件とか抱えるうちに、仕事に対して責任感あるなって感心してそのまま仲良くなった。猫が好きで、その可愛がり方とかを見てギャップ萌えで惚れた。
咲希はバリバリ働いていて、結婚なんて眼中ありませんって感じのOLだったのに、僕との結婚を機にあっさりと寿退社するという。僕はてっきり勤めを続けると思っていたからびっくりした。理由を聞いたら『主婦業を軽くみすぎ!』と怒られる。仕事も手際良かったし、僕も協力するつもりだったから共働きは可能だと思っていた。
咲希は完全主義な性格だから、中途半端が嫌いなのだろう。『あなたを支えるのに全力を尽くしたい。』って言葉が嬉しくてニヤニヤしていたら『気持ち悪っ!過労死しろ!』って言われたけど、少しでも僕が体調を悪くすると、『会社休みなよ。ねぇ?ちょっと!休みなって!』としつこいぐらい心配してくれる。(同じ年だけど姉さん女房な感じ。)
恥ずかしながら結婚は咲希の方から言ってきた。「僕から言おうと思ったのに。」って言ったら、『遅いよ馬鹿ね。』と言い返された。でもその直後、咲希に『やっぱりちゃんと言って。.』とお願いされたので、僕が“後の先(ごのせん:相手より一瞬あとに立ちながら,あたり合ったあとには先をとっている相撲の立ち合い。)”を取った感じ。
少しずつ夫婦生活がマンネリになってきていた。特にセックスの面かな。僕が、咲希と他の男がセックスをしているとこを見たいと思ったのは昨年くらいからです。そのきっかけはインターネットで〖寝取られ・寝取らせ〗というジャンルを知ったからだ。最初は理解出来なかったけど、次第に咲希が他の男としている姿を想像してオナニーするようになった。
でも、その先をどうしたら良いかわからなかった。ネットでハプニングバーとかスワップなど色々調べたけど、どれも結局のところ実行には移せなかった。それは咲希に断られるのが火を見るより明らかだったし、夫婦の間にあからさまに亀裂が入るようなリスクは負いたくなかったからだ。
2015/04/03
(原題:会社の友人と嫁が両想いになった話 投稿者:不詳 投稿日:2011/02/08)
妻の咲希(さき)とは結婚3年目です。歳は僕(波戸真一:はと しんいち)と同じ29歳。付き合いも含めると6年くらい一緒。自分で言うのもなんだが、《美人な嫁をもらえた》と思う。元々薄化粧だったし、あまり年齢を感じさせない。今でも余裕でスッピンの咲希を抱けるし、去年も海で一人きりにしていたらナンパされていた。学生の頃からジョギングが日課で、スタイルも健康美って感じで引き締まっている。
子供はまだ居ない。積極的に作る空気も今は無い。お互いにどうしても欲しい!って感じじゃないから。“中田氏”もよっぽど盛り上がった時くらいしかしない。(もちろん安全な日を確認している。)
僕と咲希とは同期入社で第一印象は取っつきにくそうで、いけすかない女だなって思っていたのに、一緒の案件とか抱えるうちに、仕事に対して責任感あるなって感心してそのまま仲良くなった。猫が好きで、その可愛がり方とかを見てギャップ萌えで惚れた。
咲希はバリバリ働いていて、結婚なんて眼中ありませんって感じのOLだったのに、僕との結婚を機にあっさりと寿退社するという。僕はてっきり勤めを続けると思っていたからびっくりした。理由を聞いたら『主婦業を軽くみすぎ!』と怒られる。仕事も手際良かったし、僕も協力するつもりだったから共働きは可能だと思っていた。
咲希は完全主義な性格だから、中途半端が嫌いなのだろう。『あなたを支えるのに全力を尽くしたい。』って言葉が嬉しくてニヤニヤしていたら『気持ち悪っ!過労死しろ!』って言われたけど、少しでも僕が体調を悪くすると、『会社休みなよ。ねぇ?ちょっと!休みなって!』としつこいぐらい心配してくれる。(同じ年だけど姉さん女房な感じ。)
恥ずかしながら結婚は咲希の方から言ってきた。「僕から言おうと思ったのに。」って言ったら、『遅いよ馬鹿ね。』と言い返された。でもその直後、咲希に『やっぱりちゃんと言って。.』とお願いされたので、僕が“後の先(ごのせん:相手より一瞬あとに立ちながら,あたり合ったあとには先をとっている相撲の立ち合い。)”を取った感じ。
少しずつ夫婦生活がマンネリになってきていた。特にセックスの面かな。僕が、咲希と他の男がセックスをしているとこを見たいと思ったのは昨年くらいからです。そのきっかけはインターネットで〖寝取られ・寝取らせ〗というジャンルを知ったからだ。最初は理解出来なかったけど、次第に咲希が他の男としている姿を想像してオナニーするようになった。
でも、その先をどうしたら良いかわからなかった。ネットでハプニングバーとかスワップなど色々調べたけど、どれも結局のところ実行には移せなかった。それは咲希に断られるのが火を見るより明らかだったし、夫婦の間にあからさまに亀裂が入るようなリスクは負いたくなかったからだ。
2015/04/03
中11 〖家庭教師の誤算 第7回〗
中11 〖家庭教師の誤算 第7回〗
どうしたらいいのかよくわからなかったけど、香澄(かすみ)の隣に身体を横たえて、取り敢えず香澄の首の下に腕を差し込むと抱きかかえるように抱擁した。すると、香澄の方から誘ってきたのに香澄は小刻みに震えている。
「寒いの?」
目を閉じたままの香澄が首を横に振った。
「あの・・・、香澄ちゃん、もしかして初めて?」
そう言うと、香澄は目をパッチリ開いて言った。
『先生、ムードないよぉ。』
「ごめん・・。」
『初めてだけど、悪い?』
香澄は口を尖らすように言うと、僕に背中を見せると拗ねて見せる。
「ごめんごめん。でも、僕も初めてなんだ・・・。」
香澄は首を捻って僕の方に向き直ると訊いてきた。
『男の人って、エッチなところへ行くんじゃないの?』
「世間はそうかもしれないけど、僕はそういうのは苦手なんだ。」
香澄に問われるままに、僕はそう答える。
すると、香澄は徐に身体全体を反転させて僕に向かい合うと言った。
『ほんと?』
「ほんと。」
香澄の手が僕の頭の後ろに回って僕は引き寄せられると、香澄は唇を重ねてきた。唇と唇を合わせるだけのキスだったけど、石鹸の香りが香澄の身体から立ち上って、良い匂いがした。
唇が離れると僕は香澄の身体を包んでいたバスタオルを左右に開く。香澄が腕で胸を隠すと、目を閉じたまま僕に言った。
『おっぱい小さいでしょ・・・。』
「そんなことないよ。」
僕はそう言いながらゆっくりと香澄の腕を胸からどけると、まだ膨らみきっていない香澄の胸を観賞させてもらう。
大きくはないけど綺麗なおっぱいに綺麗なピンクの乳首が可愛らしかった。
『ねぇおっぱい小さいでしょ・・・。』
香澄が再びそう言うのを聞いて、《こんなに自信満々の女の子にもコンプレックスはあるんだなぁ》と思ったりした。
香澄のおっぱいに触ってみると、とても柔らかくて肌が滑々だった。乳首に唇を寄せてそっと口に含んでみると、香澄は小さく『んっ!』と声を発する。チュウチュウ吸っているうちに、乳首がだんだん硬くなってきて僕は何だか嬉しくなってきた。
おっぱいに這わせていた手をだんだん下の方に動かしていって、香澄の草むらに触れてみる。香澄の陰毛は思ったほどゴワゴワしていなくて、むしろ柔らかい猫毛のようで、丸く膨らんだ丘を手のひらで包むように触ってみる。
香澄が両手で顔を隠すようにしたけど、身体はもう震えてはいなかった。気がつくと僕は興奮のあまり頭に血が上ってしまって、肝心のペニスはすっかり萎えてしまっていることに気がついた。
僕が焦っていると、香澄が、『どうしたの?』と訊いてくる。僕は恥ずかしさで一杯だったけど、見られてしまったら一目瞭然なので、諦めて言った。「ゴメン興奮しすぎて・・・、ちっちゃくなっちゃった・・・。」それを聞いた香澄はクスリと笑ったので、僕はちょっと傷ついたが、どうしようもなかった。
2015/04/04
どうしたらいいのかよくわからなかったけど、香澄(かすみ)の隣に身体を横たえて、取り敢えず香澄の首の下に腕を差し込むと抱きかかえるように抱擁した。すると、香澄の方から誘ってきたのに香澄は小刻みに震えている。
「寒いの?」
目を閉じたままの香澄が首を横に振った。
「あの・・・、香澄ちゃん、もしかして初めて?」
そう言うと、香澄は目をパッチリ開いて言った。
『先生、ムードないよぉ。』
「ごめん・・。」
『初めてだけど、悪い?』
香澄は口を尖らすように言うと、僕に背中を見せると拗ねて見せる。
「ごめんごめん。でも、僕も初めてなんだ・・・。」
香澄は首を捻って僕の方に向き直ると訊いてきた。
『男の人って、エッチなところへ行くんじゃないの?』
「世間はそうかもしれないけど、僕はそういうのは苦手なんだ。」
香澄に問われるままに、僕はそう答える。
すると、香澄は徐に身体全体を反転させて僕に向かい合うと言った。
『ほんと?』
「ほんと。」
香澄の手が僕の頭の後ろに回って僕は引き寄せられると、香澄は唇を重ねてきた。唇と唇を合わせるだけのキスだったけど、石鹸の香りが香澄の身体から立ち上って、良い匂いがした。
唇が離れると僕は香澄の身体を包んでいたバスタオルを左右に開く。香澄が腕で胸を隠すと、目を閉じたまま僕に言った。
『おっぱい小さいでしょ・・・。』
「そんなことないよ。」
僕はそう言いながらゆっくりと香澄の腕を胸からどけると、まだ膨らみきっていない香澄の胸を観賞させてもらう。
大きくはないけど綺麗なおっぱいに綺麗なピンクの乳首が可愛らしかった。
『ねぇおっぱい小さいでしょ・・・。』
香澄が再びそう言うのを聞いて、《こんなに自信満々の女の子にもコンプレックスはあるんだなぁ》と思ったりした。
香澄のおっぱいに触ってみると、とても柔らかくて肌が滑々だった。乳首に唇を寄せてそっと口に含んでみると、香澄は小さく『んっ!』と声を発する。チュウチュウ吸っているうちに、乳首がだんだん硬くなってきて僕は何だか嬉しくなってきた。
おっぱいに這わせていた手をだんだん下の方に動かしていって、香澄の草むらに触れてみる。香澄の陰毛は思ったほどゴワゴワしていなくて、むしろ柔らかい猫毛のようで、丸く膨らんだ丘を手のひらで包むように触ってみる。
香澄が両手で顔を隠すようにしたけど、身体はもう震えてはいなかった。気がつくと僕は興奮のあまり頭に血が上ってしまって、肝心のペニスはすっかり萎えてしまっていることに気がついた。
僕が焦っていると、香澄が、『どうしたの?』と訊いてくる。僕は恥ずかしさで一杯だったけど、見られてしまったら一目瞭然なので、諦めて言った。「ゴメン興奮しすぎて・・・、ちっちゃくなっちゃった・・・。」それを聞いた香澄はクスリと笑ったので、僕はちょっと傷ついたが、どうしようもなかった。
2015/04/04
中10〚新しい夫婦の形〛1章第7話
中10〚新しい夫婦の形〛1章第7話
《益岡さんが立ち聞きされたトイレの中の話は、その一週間前に企画部の佐々岡さんから聞いたことを、口止めされていたのについ話してしまった時だったと思います。》
そう言って園部君はことの真相を話し始めた。
話の内容は大体こうだ。《妻の希美(のぞみ)は少なくとも企画部の男性社員三人と関係があって、そのすべては地方での出張の時だけということ。複数回関係がある人間もいるそうだが、どういういきさつでそのような関係になったのかは不明。関係はあくまでも二人の同意によるものということ。また時期に関してもおそらく3~4年くらい前からで、それ以前はなかったということ。最後に東京での妻は決してそのような不貞行為は皆無とのこと。》以上が、園部君が佐々岡から聞いた内容だったが、佐々岡自身は妻と関係をもっていないらしい。
結局のところ園部君自身も単に佐々岡からでまかせを聞かされたという可能性もある。つまるところ確証もなく、噂話の域を脱していないのだ。園部君はそれでも本当かと思い、今回の出張を期待して出かけたようだったが、妻からの答えはノーだったということだ。
今回関係があったという企画部の3人の名前も園部君から聞き出したが、そのうち二人は自分よりもずっと先輩社員であり、もう一人は僕よりも一つ下だった。若い方はたしか去年仙台に転勤になっているはず。しかし、いずれの三人もとてもそのような不貞行為に及ぶようには見えない。いいかげんな噂でこれら三人に問いただすわけにもいかず、僕はなんともはがゆい思いで園部君と別れた。
結局園部君からあの時のトイレの話の真相を聞きだすことができたが、それが真実なのかとうことすらわからないまま数日が経過していった。希美を見ると嫉妬と興奮が混在したなんとも官能的な感情を抱いていたが、時間が経過するうちに次第にそれらの感情も薄まっていき、また以前の日常が繰り返されるようになっていった。
(あの時の興奮はいったいなんだったのだろう?)ふとそんな風に思っている時に、園部君から連絡が入った。企画部に大きな仕事が入ったらしい。大阪で会社のイベントがあり企画部による新製品のプレゼンも予定されていて、本社企画部からは妻を含めて4人の社員が現地入りするとのこと。園部君はそのメンバーには入れなかったようだが、企画部リーダーの三宅とサブリーダーの高山(いずれも妻との関係を噂されている人間だ)それに若手で園部君と同期入社の須藤と妻がプロジェクトメンバーとのことだ。
園部君にはあの時に、今後妻の出張の予定があったらすぐに教えてもらうように頼んでいたのだ。今回の出張は複数人なので、希美が不貞行為をするということは考えづらいが、メンバーに妻の希美と関係があったと噂される人間がいるのがどうにも気になった。
(希美が出張中に複数の男に抱かれる・・・?)そう思うと、何故だが急に胸が騒ぎ出す。それで、妻の出張の予定が1カ月後だということがわかった。前回の出張では結局僕は何も行動することはなかった。
今回は希美が不倫をする可能性はかなり低いので、費用をかけて興信所などに調べてもらっても無駄になってしまうかもしれない。イベントが土日に行われるので、ならば自分が出張先の大阪まで乗り込むか?しかし確実な証拠のないままホテルなどに乗り込んでも、上手くいくわけがない。しばらくの間どうするか一人悩むだけだった。
『ねえ、聞いてる?』
「えっ何が?」
夕食の時間、一人妄想を膨らませている時に妻が大きな声で僕に尋ねてきた。
『この前の出張の時はいろいろ訊いてきたくせに、今度はぜんぜん興味なしって感じなのね。』
「し、出張?」
僕は出張という言葉に思わずびっくりして身体を反応させた。
『やっぱり全然聞いてなかったんだ。だからさっき言ったけど、来月の中旬の土日で大阪に出張があるからね。』
「あっそ・・・。」
『もういいわ・・出張が近くなったらまた言うわ。』
希美はそういうとさっさと夕食の後片付けをはじめた。
(しめた!今回の出張に関しては、前回と違い今までのように僕は妻の仕事に興味ないと思われたに違いない。幸いまだ僕が園部君から希美に関しての連絡をもらっていることも知らないようだ。だとしたら今回の出張で希美は不貞行為におよぶかも・・)
そう思うと、何故だか僕は急にやる気がみなぎってくる。
『なに?思い出し笑いなんかして・・・あなた・・変よ・・。』
妻の希美はキッチンの中で僕の顔を怪訝そうにうかがってそう言った。
「別になんでもないよ。」
僕はそう言うと残ったご飯をかきこんだ。
2015/04/04
《益岡さんが立ち聞きされたトイレの中の話は、その一週間前に企画部の佐々岡さんから聞いたことを、口止めされていたのについ話してしまった時だったと思います。》
そう言って園部君はことの真相を話し始めた。
話の内容は大体こうだ。《妻の希美(のぞみ)は少なくとも企画部の男性社員三人と関係があって、そのすべては地方での出張の時だけということ。複数回関係がある人間もいるそうだが、どういういきさつでそのような関係になったのかは不明。関係はあくまでも二人の同意によるものということ。また時期に関してもおそらく3~4年くらい前からで、それ以前はなかったということ。最後に東京での妻は決してそのような不貞行為は皆無とのこと。》以上が、園部君が佐々岡から聞いた内容だったが、佐々岡自身は妻と関係をもっていないらしい。
結局のところ園部君自身も単に佐々岡からでまかせを聞かされたという可能性もある。つまるところ確証もなく、噂話の域を脱していないのだ。園部君はそれでも本当かと思い、今回の出張を期待して出かけたようだったが、妻からの答えはノーだったということだ。
今回関係があったという企画部の3人の名前も園部君から聞き出したが、そのうち二人は自分よりもずっと先輩社員であり、もう一人は僕よりも一つ下だった。若い方はたしか去年仙台に転勤になっているはず。しかし、いずれの三人もとてもそのような不貞行為に及ぶようには見えない。いいかげんな噂でこれら三人に問いただすわけにもいかず、僕はなんともはがゆい思いで園部君と別れた。
結局園部君からあの時のトイレの話の真相を聞きだすことができたが、それが真実なのかとうことすらわからないまま数日が経過していった。希美を見ると嫉妬と興奮が混在したなんとも官能的な感情を抱いていたが、時間が経過するうちに次第にそれらの感情も薄まっていき、また以前の日常が繰り返されるようになっていった。
(あの時の興奮はいったいなんだったのだろう?)ふとそんな風に思っている時に、園部君から連絡が入った。企画部に大きな仕事が入ったらしい。大阪で会社のイベントがあり企画部による新製品のプレゼンも予定されていて、本社企画部からは妻を含めて4人の社員が現地入りするとのこと。園部君はそのメンバーには入れなかったようだが、企画部リーダーの三宅とサブリーダーの高山(いずれも妻との関係を噂されている人間だ)それに若手で園部君と同期入社の須藤と妻がプロジェクトメンバーとのことだ。
園部君にはあの時に、今後妻の出張の予定があったらすぐに教えてもらうように頼んでいたのだ。今回の出張は複数人なので、希美が不貞行為をするということは考えづらいが、メンバーに妻の希美と関係があったと噂される人間がいるのがどうにも気になった。
(希美が出張中に複数の男に抱かれる・・・?)そう思うと、何故だが急に胸が騒ぎ出す。それで、妻の出張の予定が1カ月後だということがわかった。前回の出張では結局僕は何も行動することはなかった。
今回は希美が不倫をする可能性はかなり低いので、費用をかけて興信所などに調べてもらっても無駄になってしまうかもしれない。イベントが土日に行われるので、ならば自分が出張先の大阪まで乗り込むか?しかし確実な証拠のないままホテルなどに乗り込んでも、上手くいくわけがない。しばらくの間どうするか一人悩むだけだった。
『ねえ、聞いてる?』
「えっ何が?」
夕食の時間、一人妄想を膨らませている時に妻が大きな声で僕に尋ねてきた。
『この前の出張の時はいろいろ訊いてきたくせに、今度はぜんぜん興味なしって感じなのね。』
「し、出張?」
僕は出張という言葉に思わずびっくりして身体を反応させた。
『やっぱり全然聞いてなかったんだ。だからさっき言ったけど、来月の中旬の土日で大阪に出張があるからね。』
「あっそ・・・。」
『もういいわ・・出張が近くなったらまた言うわ。』
希美はそういうとさっさと夕食の後片付けをはじめた。
(しめた!今回の出張に関しては、前回と違い今までのように僕は妻の仕事に興味ないと思われたに違いない。幸いまだ僕が園部君から希美に関しての連絡をもらっていることも知らないようだ。だとしたら今回の出張で希美は不貞行為におよぶかも・・)
そう思うと、何故だか僕は急にやる気がみなぎってくる。
『なに?思い出し笑いなんかして・・・あなた・・変よ・・。』
妻の希美はキッチンの中で僕の顔を怪訝そうにうかがってそう言った。
「別になんでもないよ。」
僕はそう言うと残ったご飯をかきこんだ。
2015/04/04
中13 《妻をコントロール》第2回
中13 《妻をコントロール》第2回
半年くらいたってからでしょうか、子供を実家に預けて二人で何年ぶりかの居酒屋デートとなり、その後もお洒落なバーでかなり飲みました。妻の夏海(なつみ)も上機嫌で良い感じに酔っていたので私は夏海に「ピンク映画を見に行って見ないか?」とお酒を勧めながら言うと、酔っ払った妻は『う~ん、面白い?』と聞くので「まぁ、行ってみよう!」とタクシーをひろいます。酔った妻を乗せるときにタクシーの運転手からこっそり「その女性ゲロしないだろうね。」と言われる位酔っ払っていました。
私は夏海の肩を抱え映画館に入ると、受付を済ませて館内に入ると人は少なく、夏海を中段の真ん中辺りに座らせてから妻に「余り人もいないよ。」と声を掛けると『あたし、もうだめ、寝るよ、ちゃんと連れて帰ってよぉ。』と呟く。
私は妻のスカートを膝上にめくり、太ももを触り股間に触れたりしながら映画鑑賞。私は寝ている彼女に少し悪戯したくなり、スカートをめくり七海の膝を広げてから席を立ちました。しかし館内には私たち入れて7人程度でしたから妻を放置してても大丈夫そうだったので七海をそのままにして、映画館を出て、前のラーメン屋に入りました。
餃子とビールを飲み20分程度でした、映画館に再入場して館内に戻ると妻の周りに人だかりが・・・なんて妄想しながら暗い中へ入ると、妻の横に男がいるではないですか!私は焦りとともにどうやって割り込めばいいものなのか、躊躇しながら妻と男の背後に座ると、その男は私が後ろに来たのをチラッと見ましたが、私が夫とは思ってもいないようで、寝ている妻の足を触っていました。
私は思い切って身を乗り出して男に「実はこの女、私の妻なんですけど。」と告げると、男が慌てて、〔すいませんでした。〕と席を立とうとする。私が「いいんですよ。」すると男は「触ってもいいですか?」と。私は妻の左に座り、男は右から妻の内腿を触り続け、私は触られている七海を見ながら、初めて人前でオナニーをします。
ハンカチの中に射精後も妻に対する罪悪感も無く、男に妻の下着の脇から指を入れるようにお願いして、私が夏海の下着の股間の部分を引っ張り妻のアソコを露わし、閉じているヒダをめくり、いざ男が指を挿入仕掛けた時に妻が『う~ん・・・』と起きてきます。男は離れていきました。妻は何も気付いていないようでしたが、私はこの時から、より一層頭がおかしくなり始めました。
もう私は手さえ空けばインターネットのエロサイトばかりに夢中になり妄想も激しく夏海をレイプや調教へ・・・・そんな私の汚い心の中とは裏腹に妻は普段と変わらず・・・・「あの映画館の出来事が一杯一杯だった、あれ以上は妻の同意がないと・・・」こんな低次元の考えで頭を悩ましている自分に今思えば可笑しいほどです。やはり妻に「他の男に抱かれてみないか・・・?」など言えません。
2015/04/05
半年くらいたってからでしょうか、子供を実家に預けて二人で何年ぶりかの居酒屋デートとなり、その後もお洒落なバーでかなり飲みました。妻の夏海(なつみ)も上機嫌で良い感じに酔っていたので私は夏海に「ピンク映画を見に行って見ないか?」とお酒を勧めながら言うと、酔っ払った妻は『う~ん、面白い?』と聞くので「まぁ、行ってみよう!」とタクシーをひろいます。酔った妻を乗せるときにタクシーの運転手からこっそり「その女性ゲロしないだろうね。」と言われる位酔っ払っていました。
私は夏海の肩を抱え映画館に入ると、受付を済ませて館内に入ると人は少なく、夏海を中段の真ん中辺りに座らせてから妻に「余り人もいないよ。」と声を掛けると『あたし、もうだめ、寝るよ、ちゃんと連れて帰ってよぉ。』と呟く。
私は妻のスカートを膝上にめくり、太ももを触り股間に触れたりしながら映画鑑賞。私は寝ている彼女に少し悪戯したくなり、スカートをめくり七海の膝を広げてから席を立ちました。しかし館内には私たち入れて7人程度でしたから妻を放置してても大丈夫そうだったので七海をそのままにして、映画館を出て、前のラーメン屋に入りました。
餃子とビールを飲み20分程度でした、映画館に再入場して館内に戻ると妻の周りに人だかりが・・・なんて妄想しながら暗い中へ入ると、妻の横に男がいるではないですか!私は焦りとともにどうやって割り込めばいいものなのか、躊躇しながら妻と男の背後に座ると、その男は私が後ろに来たのをチラッと見ましたが、私が夫とは思ってもいないようで、寝ている妻の足を触っていました。
私は思い切って身を乗り出して男に「実はこの女、私の妻なんですけど。」と告げると、男が慌てて、〔すいませんでした。〕と席を立とうとする。私が「いいんですよ。」すると男は「触ってもいいですか?」と。私は妻の左に座り、男は右から妻の内腿を触り続け、私は触られている七海を見ながら、初めて人前でオナニーをします。
ハンカチの中に射精後も妻に対する罪悪感も無く、男に妻の下着の脇から指を入れるようにお願いして、私が夏海の下着の股間の部分を引っ張り妻のアソコを露わし、閉じているヒダをめくり、いざ男が指を挿入仕掛けた時に妻が『う~ん・・・』と起きてきます。男は離れていきました。妻は何も気付いていないようでしたが、私はこの時から、より一層頭がおかしくなり始めました。
もう私は手さえ空けばインターネットのエロサイトばかりに夢中になり妄想も激しく夏海をレイプや調教へ・・・・そんな私の汚い心の中とは裏腹に妻は普段と変わらず・・・・「あの映画館の出来事が一杯一杯だった、あれ以上は妻の同意がないと・・・」こんな低次元の考えで頭を悩ましている自分に今思えば可笑しいほどです。やはり妻に「他の男に抱かれてみないか・・・?」など言えません。
2015/04/05
中12 《我儘と公認》 №03
中12 《我儘と公認》 №03
朝井との決め事で今日はドライブだけですが、「成り行きでキスくらいなら良い。」とは言ってあります。私の変態的願望でしたが、妻の文香(ふみか)が『後悔しても知らないよ。』と発した言葉が現実味を帯びて来たのも確かな事でした。
家に居ても気になって仕方有りません。パチンコでもと思い行きましたが集中力が無く大負けでした。本屋で立ち読みし時間を潰します。時計を見るとまだ午後二時ちょっとです。
「今頃、二人は昼飯でも食って、それから・・。」って想像する私を周りから見ると視線の定まらない危ない人に見えた事でしょう。文香にメールを送ろうと思いましたが、今の心境を悟られるのが嫌でこらえました。
コンビニに寄って缶ビールとチーズとサラミを買って家に戻ります。夕方五時過ぎでしたが文香から、≪お迎えお願いします。≫のメールがありました。帰宅してからずっと私は飲んでいたので、≪飲んでるから、タクシーで帰ってきて。≫と打つと≪は~い≫の返信が届く。私は、『はい』ならともかく『~』が気に入りませんでした。
文香はデパートの袋を下げ帰って来ました。一刻も早くデートの事を聞きたかったのですが グッと我慢していると、私の気持ちを察してか、文香の方から『何も無かったよ。ドライブだけよ。楽しかったけどね。』と報告をしてくる。
私はそれで一気に緊張が解れました。『何も無かったよ。』その言葉を聞きたかったのです。変なものです。【貸し出し】を自分で仕掛けて、友人とドライブをさせたくせに、何も無かった事に安堵感を覚える自分の気持ちが分かりませんでしたが、妻を愛している事だけは再確認を出来たのです。
しかし、安堵感に浸っている私に妻の文香が『ねえ~来週また誘わているの、いいでしょ?また送って行ってね。』と、もう行く事を決めているのです。また今日の様な何とも言えない虚脱感や憔悴感を覚えると思うとたまらなくなります。
でも今更、「行くな。」とも言えません。自分で蒔いた種ですから、暫くすると子供達が 帰って来ました。「お母さん!お腹空いたよ。」の言葉で、文香は女の顔から母の顔になっていました。
妻の『何も無かったよ。』の言葉を信じ、その夜 遅く朝井に≪今日は家内が世話になってありがとう。≫とメールをすると、直ぐに返信があり、≪おれの方こそ 奥さんをお借りして楽しかったよ。≫の返事が、それで私は≪家内は何も無かった。楽しいドライブだけだったと言ってるが、その通リなのか?≫と訊ねてみる。ドキドキしながら返信を待っていました
数分後でした朝井から返信が、≪すまん。超えたよ。君が望んでいる事になった。≫の文字が、私は震える指で≪超えた?一線を超えたと言う事か?≫と打つ。すぐに≪そうだ抱かせて貰ったよ。奥さんもその気だったようだ。勝負下着って言うのか、紐パンだった。≫と朝井は報告してくる。≪コンドームは?≫との問いに、≪ああ~もちろん。ちゃんと着けたぞ。≫と、それから数回メールを交わしたがショックを覚えた私はメールを早く終わらせた。
妻の文香は私に嘘をついていたのです。知りませんでした。そんな勝負下着を持ってる事さえ、そう言えば最近は文香の下着姿さえ見ていなかった。『また週末に会う。』と言っていたが、朝井は≪そう、それも奥さんの方から言い出した。≫と教えてくれた。
妻に対しての興奮より、なぜ嘘をつくのかの怒りが込み上げて来ました。私を変態扱いしていた妻が 最初のデートで身体を許してしまっていたのです。全てはあの≪行って来ます。バーイ。≫の軽い返信が妻の気持ちを表してるようでした。
寝室に戻ると、文香は軽い寝息を立て寝ています。昼間は朝井に四十の裸体を曝け出し お互いの性器を舐め合い、膣にペニスを咥え込む。文香の痴態を想像すると、私は怒りと嫉妬で目が冴えてしまい朝方まで眠りに付けませんでした。
2015/04/07
朝井との決め事で今日はドライブだけですが、「成り行きでキスくらいなら良い。」とは言ってあります。私の変態的願望でしたが、妻の文香(ふみか)が『後悔しても知らないよ。』と発した言葉が現実味を帯びて来たのも確かな事でした。
家に居ても気になって仕方有りません。パチンコでもと思い行きましたが集中力が無く大負けでした。本屋で立ち読みし時間を潰します。時計を見るとまだ午後二時ちょっとです。
「今頃、二人は昼飯でも食って、それから・・。」って想像する私を周りから見ると視線の定まらない危ない人に見えた事でしょう。文香にメールを送ろうと思いましたが、今の心境を悟られるのが嫌でこらえました。
コンビニに寄って缶ビールとチーズとサラミを買って家に戻ります。夕方五時過ぎでしたが文香から、≪お迎えお願いします。≫のメールがありました。帰宅してからずっと私は飲んでいたので、≪飲んでるから、タクシーで帰ってきて。≫と打つと≪は~い≫の返信が届く。私は、『はい』ならともかく『~』が気に入りませんでした。
文香はデパートの袋を下げ帰って来ました。一刻も早くデートの事を聞きたかったのですが グッと我慢していると、私の気持ちを察してか、文香の方から『何も無かったよ。ドライブだけよ。楽しかったけどね。』と報告をしてくる。
私はそれで一気に緊張が解れました。『何も無かったよ。』その言葉を聞きたかったのです。変なものです。【貸し出し】を自分で仕掛けて、友人とドライブをさせたくせに、何も無かった事に安堵感を覚える自分の気持ちが分かりませんでしたが、妻を愛している事だけは再確認を出来たのです。
しかし、安堵感に浸っている私に妻の文香が『ねえ~来週また誘わているの、いいでしょ?また送って行ってね。』と、もう行く事を決めているのです。また今日の様な何とも言えない虚脱感や憔悴感を覚えると思うとたまらなくなります。
でも今更、「行くな。」とも言えません。自分で蒔いた種ですから、暫くすると子供達が 帰って来ました。「お母さん!お腹空いたよ。」の言葉で、文香は女の顔から母の顔になっていました。
妻の『何も無かったよ。』の言葉を信じ、その夜 遅く朝井に≪今日は家内が世話になってありがとう。≫とメールをすると、直ぐに返信があり、≪おれの方こそ 奥さんをお借りして楽しかったよ。≫の返事が、それで私は≪家内は何も無かった。楽しいドライブだけだったと言ってるが、その通リなのか?≫と訊ねてみる。ドキドキしながら返信を待っていました
数分後でした朝井から返信が、≪すまん。超えたよ。君が望んでいる事になった。≫の文字が、私は震える指で≪超えた?一線を超えたと言う事か?≫と打つ。すぐに≪そうだ抱かせて貰ったよ。奥さんもその気だったようだ。勝負下着って言うのか、紐パンだった。≫と朝井は報告してくる。≪コンドームは?≫との問いに、≪ああ~もちろん。ちゃんと着けたぞ。≫と、それから数回メールを交わしたがショックを覚えた私はメールを早く終わらせた。
妻の文香は私に嘘をついていたのです。知りませんでした。そんな勝負下着を持ってる事さえ、そう言えば最近は文香の下着姿さえ見ていなかった。『また週末に会う。』と言っていたが、朝井は≪そう、それも奥さんの方から言い出した。≫と教えてくれた。
妻に対しての興奮より、なぜ嘘をつくのかの怒りが込み上げて来ました。私を変態扱いしていた妻が 最初のデートで身体を許してしまっていたのです。全てはあの≪行って来ます。バーイ。≫の軽い返信が妻の気持ちを表してるようでした。
寝室に戻ると、文香は軽い寝息を立て寝ています。昼間は朝井に四十の裸体を曝け出し お互いの性器を舐め合い、膣にペニスを咥え込む。文香の痴態を想像すると、私は怒りと嫉妬で目が冴えてしまい朝方まで眠りに付けませんでした。
2015/04/07