中12 《我儘と公認》 №03
中12 《我儘と公認》 №03
朝井との決め事で今日はドライブだけですが、「成り行きでキスくらいなら良い。」とは言ってあります。私の変態的願望でしたが、妻の文香(ふみか)が『後悔しても知らないよ。』と発した言葉が現実味を帯びて来たのも確かな事でした。
家に居ても気になって仕方有りません。パチンコでもと思い行きましたが集中力が無く大負けでした。本屋で立ち読みし時間を潰します。時計を見るとまだ午後二時ちょっとです。
「今頃、二人は昼飯でも食って、それから・・。」って想像する私を周りから見ると視線の定まらない危ない人に見えた事でしょう。文香にメールを送ろうと思いましたが、今の心境を悟られるのが嫌でこらえました。
コンビニに寄って缶ビールとチーズとサラミを買って家に戻ります。夕方五時過ぎでしたが文香から、≪お迎えお願いします。≫のメールがありました。帰宅してからずっと私は飲んでいたので、≪飲んでるから、タクシーで帰ってきて。≫と打つと≪は~い≫の返信が届く。私は、『はい』ならともかく『~』が気に入りませんでした。
文香はデパートの袋を下げ帰って来ました。一刻も早くデートの事を聞きたかったのですが グッと我慢していると、私の気持ちを察してか、文香の方から『何も無かったよ。ドライブだけよ。楽しかったけどね。』と報告をしてくる。
私はそれで一気に緊張が解れました。『何も無かったよ。』その言葉を聞きたかったのです。変なものです。【貸し出し】を自分で仕掛けて、友人とドライブをさせたくせに、何も無かった事に安堵感を覚える自分の気持ちが分かりませんでしたが、妻を愛している事だけは再確認を出来たのです。
しかし、安堵感に浸っている私に妻の文香が『ねえ~来週また誘わているの、いいでしょ?また送って行ってね。』と、もう行く事を決めているのです。また今日の様な何とも言えない虚脱感や憔悴感を覚えると思うとたまらなくなります。
でも今更、「行くな。」とも言えません。自分で蒔いた種ですから、暫くすると子供達が 帰って来ました。「お母さん!お腹空いたよ。」の言葉で、文香は女の顔から母の顔になっていました。
妻の『何も無かったよ。』の言葉を信じ、その夜 遅く朝井に≪今日は家内が世話になってありがとう。≫とメールをすると、直ぐに返信があり、≪おれの方こそ 奥さんをお借りして楽しかったよ。≫の返事が、それで私は≪家内は何も無かった。楽しいドライブだけだったと言ってるが、その通リなのか?≫と訊ねてみる。ドキドキしながら返信を待っていました
数分後でした朝井から返信が、≪すまん。超えたよ。君が望んでいる事になった。≫の文字が、私は震える指で≪超えた?一線を超えたと言う事か?≫と打つ。すぐに≪そうだ抱かせて貰ったよ。奥さんもその気だったようだ。勝負下着って言うのか、紐パンだった。≫と朝井は報告してくる。≪コンドームは?≫との問いに、≪ああ~もちろん。ちゃんと着けたぞ。≫と、それから数回メールを交わしたがショックを覚えた私はメールを早く終わらせた。
妻の文香は私に嘘をついていたのです。知りませんでした。そんな勝負下着を持ってる事さえ、そう言えば最近は文香の下着姿さえ見ていなかった。『また週末に会う。』と言っていたが、朝井は≪そう、それも奥さんの方から言い出した。≫と教えてくれた。
妻に対しての興奮より、なぜ嘘をつくのかの怒りが込み上げて来ました。私を変態扱いしていた妻が 最初のデートで身体を許してしまっていたのです。全てはあの≪行って来ます。バーイ。≫の軽い返信が妻の気持ちを表してるようでした。
寝室に戻ると、文香は軽い寝息を立て寝ています。昼間は朝井に四十の裸体を曝け出し お互いの性器を舐め合い、膣にペニスを咥え込む。文香の痴態を想像すると、私は怒りと嫉妬で目が冴えてしまい朝方まで眠りに付けませんでした。
2015/04/07
朝井との決め事で今日はドライブだけですが、「成り行きでキスくらいなら良い。」とは言ってあります。私の変態的願望でしたが、妻の文香(ふみか)が『後悔しても知らないよ。』と発した言葉が現実味を帯びて来たのも確かな事でした。
家に居ても気になって仕方有りません。パチンコでもと思い行きましたが集中力が無く大負けでした。本屋で立ち読みし時間を潰します。時計を見るとまだ午後二時ちょっとです。
「今頃、二人は昼飯でも食って、それから・・。」って想像する私を周りから見ると視線の定まらない危ない人に見えた事でしょう。文香にメールを送ろうと思いましたが、今の心境を悟られるのが嫌でこらえました。
コンビニに寄って缶ビールとチーズとサラミを買って家に戻ります。夕方五時過ぎでしたが文香から、≪お迎えお願いします。≫のメールがありました。帰宅してからずっと私は飲んでいたので、≪飲んでるから、タクシーで帰ってきて。≫と打つと≪は~い≫の返信が届く。私は、『はい』ならともかく『~』が気に入りませんでした。
文香はデパートの袋を下げ帰って来ました。一刻も早くデートの事を聞きたかったのですが グッと我慢していると、私の気持ちを察してか、文香の方から『何も無かったよ。ドライブだけよ。楽しかったけどね。』と報告をしてくる。
私はそれで一気に緊張が解れました。『何も無かったよ。』その言葉を聞きたかったのです。変なものです。【貸し出し】を自分で仕掛けて、友人とドライブをさせたくせに、何も無かった事に安堵感を覚える自分の気持ちが分かりませんでしたが、妻を愛している事だけは再確認を出来たのです。
しかし、安堵感に浸っている私に妻の文香が『ねえ~来週また誘わているの、いいでしょ?また送って行ってね。』と、もう行く事を決めているのです。また今日の様な何とも言えない虚脱感や憔悴感を覚えると思うとたまらなくなります。
でも今更、「行くな。」とも言えません。自分で蒔いた種ですから、暫くすると子供達が 帰って来ました。「お母さん!お腹空いたよ。」の言葉で、文香は女の顔から母の顔になっていました。
妻の『何も無かったよ。』の言葉を信じ、その夜 遅く朝井に≪今日は家内が世話になってありがとう。≫とメールをすると、直ぐに返信があり、≪おれの方こそ 奥さんをお借りして楽しかったよ。≫の返事が、それで私は≪家内は何も無かった。楽しいドライブだけだったと言ってるが、その通リなのか?≫と訊ねてみる。ドキドキしながら返信を待っていました
数分後でした朝井から返信が、≪すまん。超えたよ。君が望んでいる事になった。≫の文字が、私は震える指で≪超えた?一線を超えたと言う事か?≫と打つ。すぐに≪そうだ抱かせて貰ったよ。奥さんもその気だったようだ。勝負下着って言うのか、紐パンだった。≫と朝井は報告してくる。≪コンドームは?≫との問いに、≪ああ~もちろん。ちゃんと着けたぞ。≫と、それから数回メールを交わしたがショックを覚えた私はメールを早く終わらせた。
妻の文香は私に嘘をついていたのです。知りませんでした。そんな勝負下着を持ってる事さえ、そう言えば最近は文香の下着姿さえ見ていなかった。『また週末に会う。』と言っていたが、朝井は≪そう、それも奥さんの方から言い出した。≫と教えてくれた。
妻に対しての興奮より、なぜ嘘をつくのかの怒りが込み上げて来ました。私を変態扱いしていた妻が 最初のデートで身体を許してしまっていたのです。全てはあの≪行って来ます。バーイ。≫の軽い返信が妻の気持ちを表してるようでした。
寝室に戻ると、文香は軽い寝息を立て寝ています。昼間は朝井に四十の裸体を曝け出し お互いの性器を舐め合い、膣にペニスを咥え込む。文香の痴態を想像すると、私は怒りと嫉妬で目が冴えてしまい朝方まで眠りに付けませんでした。
2015/04/07
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