中Ⅲ4『あなた、私、戻れなくなる。』第1章
(原題:ウブな人妻が知った肉の喜び 投稿者:不明 投稿日:20150226)
月曜日の朝、夫の小野田文哉(おのだ・ふみや:43歳)を送り出した後、玄関の姿見鏡を見ながら、『気がついてもらえなかった・・・。』って妻の智美(ともみ)は呟きます。智美は姿見鏡の前でクルッと半周周り、自らの後ろ姿を確認した。うなじが隠れる程度のショートカットの黒髪が、一瞬ふわっと乱れた後、綺麗にまとまります。
昨日美容室で10cm近くカットしたのに、結局夫は気がついてくれなかった・・・。
《もう、私に興味がなくなっちゃったのかな?》
智美はその優しげな美しい顔に、憂いの色を漂わせています。いつもは菩薩のような穏やかな笑みを浮かべている彼女だが、今は眉間に軽くしわを寄せ、泣き出しそうな表情をしていた。
小野田智美は、先月37歳になったばかりの専業主婦。6つ年上の夫と大学在学中に知り合い、交際を始め、すぐに妊娠をしてしまう。予期せぬ妊娠に、当時は親族も含めて大騒動になったが、夫が当時すでに独立開業していたことと、収入的にも恵まれていたこともあり、結局智美は大学を中退して結婚する道を選んだ。
そのことは、正解だったと言い切れると智美は今も考えています。息子の雅治は、すくすくと素直に伸びやかに育ってくれて、夫の仕事もますます順調で、夏休みと正月休みには家族3人で海外に行くのが恒例行事になっていた。
だが、今年の夏休みは息子の雅治が1年間の短期留学でニュージーランドに行ってしまい、夫と二人の生活を送っています。
《もう、半年が経つんだね・・・。》
智美は、とっくに出て行ってしまった夫の名残を探すように、玄関のドアを見ながらそう思った。
夫とは、交際が始まってすぐに妊娠してしまったため、出産して子育てが落ち着くまでの2年ほどセックスレスになります。その後は、週に1回程度は愛し合う時間を持てていたが、息子が育つにつれ、またセックスレスになって行った・・・。智美が最後に夫に抱いてもらったのは、まだ雪が降る夜だった。息子が実家に泊まりに行った夜、勇気を出して智美の方から夫のベッドに滑り込みます。あの夜以来、一度も夫のぬくもりを知らずにそろそろ残暑と言われる時期まで来てしまった・・・。
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20191211
中Ⅲ4『あなた、私、戻れなくなる。』第2章
中Ⅲ4『あなた、私、戻れなくなる。』第2章
第1章 20191212
妻(小野田智美:おのだ・ともみ)は、身長162センチで体重は最近計ってはいないが、37歳にしては頑張っている方だと思う。二十代の頃と比べて、間違いなく脂が乗ってしまったが、肉感的でセクシーな身体になったなとわたし(小野田文哉:おのだ・ふみや:43歳)は思っていた。
サマーニットを押し上げている妻の豊かな胸は、出産を経てEカップにまで成長します。乳首や乳輪こそ、妊娠前と比べて多少色づいてしまった。だが、もともと色白で限りなく
ピンク色だったためか、今でも充分に綺麗だと思う。智美とすれ違う男は、誰でも智美の抱き心地の良さそうな身体を目で追ってしまっていた。
姿見鏡を見て、智美がスカートの裾を下に引き下げます。息子が留学に行って以来、家ではいつも短めのスカートを身にまとっていた。今日も膝上20cm近くもある、淡い花柄のミニスカート。
《もっと短いのはかないとダメかな?》
智美はすぐにずり上がってきてしまうスカートの丈を気にしながら、心の中で《息子がいない今、毎日でも夫に抱いてもらいたい・・・。》って思った。しかし、そんな気持ちを持ちながら、はしたないと思われたくなくて言い出せない。健気に、ミニスカートと胸元が大きく開いたサマーニットで夫を誘惑してみるが、智美の秘めた欲望に気がついてさえもらえない・・・。37歳という女盛りの身体を持てあまし、智美は日々苦しみ悶えていた。
姿見鏡に映る自分・・・。伸びやかで優雅な曲線を描く脚が、智美の密かな自慢。智美は、朝から年齢不相応の格好をして夫を誘惑しているが、実は下着も身につけていません。夫の文哉が欲情してくれたら、すぐにその場で抱いてもらえるように、スカートの中には智美自身しかなかった。そしてサマーニットの中には、ブラジャーもない。そんな事までしているのに、「行ってきます」のキスもなく夫は出て行ってしまった・・・。智美はドアを見つめたまま、自分の中の女としての自信がガラガラと音を立てて崩れていくような、やるせない喪失感を感じています。
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20191212
中Ⅲ4『あなた、私、戻れなくなる。』第3章
第2章 20191211
小野田智美(おのだ・ともみ:37歳)は、これまで自分からキスをしようと思ったことも何度かあります。でも、夫(小野田文哉(おのだ・ふみや:43歳)しか男性を知らずに過ごしてきた智美は、極度の恥ずかしがりでもあった。自分からキスを求めること・・・ましてや、自分から抱いて欲しいと言い出すことなど、想像しただけで羞恥心で顔から火が出そうになります。
《私じゃもう興奮してもらえないのかな?》
姿見鏡に映る自分を見て、ついため息が漏れてしまった。サマーニットを盛り上げる柔らかな曲線は、子供を生んだ今もつんと上を向いたまま。智美は少し前屈みになります。鏡には、ざっくりと開いた胸元から覗く、真っ白な餅のような二つの膨らみが映っていた。磁器のように白い乳房には、所々に薄く青い血管が浮き出ています。これを見たら、どんな男でも夢中にならざるを得ないはずだ。そして智美は胸を両腕で挟むようにして、その谷間をさらに強調してみます。サマーニットからこぼれ落ちそうになる白い膨らみをみて、智美はそんな事をしている自分を自虐的に笑った・・・。
《バカみたい・・・。》
智美は心の中でささやくと、姿勢を正す。すると、サマーニットを盛り上げる柔らかな曲線の頂きに、わずかに浮き出た蕾の形が見て取れた。
《こんなにして・・・はしたない・・・。》
頬をほんのり桜色に染めて、智美はその場から立ち去ろうとします。その時、ニットの布地が固くしこった蕾にわずかにこすれ、甘く痺れるような快感が広がっていった。
『あっ・・・。』
思わず漏れてしまった甘い声に、智美自身も戸惑いながら、ふたたび姿見鏡に視線を戻します。そこには、母親でも妻でもない、牝の顔をしたオンナが映っていた。
《酷い顔してる・・・まるで盛りがついた牝猫みたいじゃない・・・。》
智美は羞恥心でさらに顔を赤くし、耳まで熱を持ったように熱くなるのを感じます。
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20191215
中Ⅲ4『あなた、私、戻れなくなる。』第4章
中Ⅲ4『あなた、私、戻れなくなる。』第4章
第3章 20191215
智美は、いつも夫が綺麗だと誉めてくれるその指で、そっとサマーニットの突起に触れた。触れた瞬間、そこを中心にじんわりと暖かくなるような快感が広がっていきます。
『ンッ、あ・・・。』
どうしても漏れてしまう甘い憂いを帯びた声に、智美は胸が締めつけられそうだった。
《こんなの、ダメ・・・いくら抱いてもらえないからって・・・こんなの・・・。》
思いとは裏腹に、その白く美しい指は、自然な動きで智美の蕾を優しく撫でていきます。
『ふぅ、あっ、ンッ!』
思わず漏れてしまう淫らな声・・・。しかし智美は指を止めるどころか、もう片方の突起にも指をかけていった。サマーニットの布地が指で押され、幼児の指先のように柔ら固い蕾みとこすれると、多幸感で口がだらしなく開いていくのを止められません。
《こんなの、ダメ・・・自分でするなんて、みじめだわ・・・。》
智美は理性を働かせようとするが、半年以上も夫に放置された熟れた身体は、蕾を刺激する指を止めることを拒んだ。
サマーニットの上から撫でるだけでは飽き足らず、白魚のようなその指で、蕾をニットごと摘まみ始めます。すでにそれは、幼児の指の硬さではなく、大人の指ほどの固さと大きさになっており、智美の興奮を物語っていた。
『ンッ! ンふぅ、あっ』
甘い声を漏らしながら、摘まむ力を強くしていきます。ついさっき夫を送り出した玄関で、鏡に映る自らのはしたない姿を見ながら、固くしこった蕾を摘まみ続けました。だらしなく口が半開きになり、発情した牝の顔になっています。
《ダメ、ダメ・・・でも・・・あぁ・・・。》
智美は胸の中で何度も逡巡しながら、ニットを押し上げる柔らかな曲線の頂きの蕾を摘まんでいた指を、スカートの中に差入れていった。智美は、自身の花弁があまりにも潤っていて、淫泉からあふれ出た秘蜜の雫があふれ出し、太ももまで濡らしていることに軽いショックを受けます。
《こ、こんなのって・・・まるで変態じゃない・・・。》
半年間放置された牝肉は、智美自身の想像を超えるほどに情交への期待に満ちあふれていた。智美は、戸惑い、ためらいながらもそのしとどに濡れた花弁に指を這わせていきます。
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20191217
中Ⅲ4『あなた、私、戻れなくなる。』第5章
中Ⅲ4『あなた、私、戻れなくなる。』第5章
第4章 20191217
小野田智美(おのだ・ともみ:37歳)の指が花弁に触れた瞬間、電撃でも流れたように痺れるような快感が体中を駆け抜け、思わず息が止まりそうになります。
『ヒィあぁ、ンあぁっ!』
乳首を刺激していた時とは違い、自分でもハッとするほどの大きな声を漏らしてしまっていた。智美は玄関で、ドアにカギもかけずに自らを慰め続け、我を忘れたように、スカートの中の手をうごめかす。そしてその顔は、自らの指がもたらす快感にとろけ、だらしなく弛緩してしまっていた。
智美は、親戚、友人、知人と問わず、上品で清楚な女性と評されています。実際に、菩薩のような温和な顔と、艶やかで吸い込まれるような濡れ羽色の髪、そしておっとりとした優しい口調は、会う人すべてに清楚で上品な印象を与えました。それが今、鏡の前で立ったまま淫らに自慰をして、夫(小野田文哉(おのだ・ふみや:43歳)にも見せたことのない、はしたない淫らな姿を鏡に晒し、快楽の花園へ一直線に高まっていきます。
『はぁ、はぁ、だめ・・・ ンッ! ンッ!』
智美はついには声まで発しながら、さらに花弁をまさぐる指の動きを早めていった。そして、意を決したような表情になると、その指を花弁の上にある小さな肉の芽に指を導いていきます。
『ヒィッ! あ、ああぁ、すご、い・・・。』
智美は、我知らず言葉を紡ぎ続けた。彼女が、自らを慰めることなどほとんど経験がなかった。思春期から数えても、おそらく片手で余ってしまうはずです。潔癖で、性に対して軽く嫌悪感すら持っていた智美にとって、自慰などははしたなさの象徴的な行為だと言えた。
しかし、欲求不満の溜まりに溜まった智美の熟れた身体は、もう我慢の限界。智美は声が漏れるのもそのままに、固くしこった肉の芽を、身体の中に押し入れてしまうくらいの強さでまさぐり続けます。
『あっ! あーっ! あなた・・・ あぁっ!』
智美は、半年も前の夫との情交を思い出しながら、さらに指の動きを強くする。激しい指の動きにあわせるように、智美の心臓も激しく脈打つ。次第にスカートの中から、クチュクチュと淫らな水音も響き始めます。
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20200330
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