長N〖寝取らせたけれど・・・。〗VOL1
長N〖寝取らせたけれど・・・。〗VOL1
短B「寝取らせ好きが・・・」vol.25からの続きです。最初は短編で終わらせる予定だったのですが、改作というより半分創作になったので長編としてみようと思います。宜しくお願いします。
工藤敦(くどう・あつし:38歳)社長は微妙な駆け引きを仕掛けているなと思った。社長は僕(大森隆司:おおもり・たかし:33歳)の性癖に気づいている。《普通自分の妻(大森愛菜:おおもり・まな:31歳)がデートに誘われたら断るものだろう。それが例え重要な取り引き相手でもプライベートとビジネスを分けるのが当然だ》それを僕はしない。いやむしろ誘導しようとしている。
僕は妻の愛菜(まな)を誰よりも愛している。結婚する前の交際期間を含めて8年の間に1度も浮気をしたことがない。と言うより愛菜が好きで、好きで堪らない〖愛菜フェチ(信仰)〗である。そんな僕だが、倦怠期を迎えた夫婦間での言葉遊びの変態チックなセックスを端緒に、【寝取らせ願望】が顕著になってくる。
一方、妻の愛菜は、ある夜の言葉遊びで=僕が「愛菜はやっぱり僕以外の男としたいの?」と尋ねた。僕のペニスを舐めていた妻はニッコリして『たまにはいつもと違ったものを味あってみるのもね・・。』って挑発=結構話しを合わせている。夫の“性癖”がこの程度なら、最近の夫婦生活の充実ぶりからも、むやみにやめさせようとは思わなかった。
そして、土曜日が来た。愛菜は凄く嬉しそうだ。娘のみのりに『パパとお留守番していてね。ママお土産買って来るからね。』と約束をし、僕には、『隆司の思い通りになるかもね。』って挑発の言葉を残して出掛けて行った。
みのりは久しぶりにパパと買い物に出かけることが嬉しいらしい。子供にとって百貨店は“夢の国”なのかも知れない。特におもちゃ売場は格別らしい。《今日は充分な軍資金があるから何でも買ってあげるぞ!》と心中で思った。愛菜からは『無駄遣いはダメよ。』と釘をさされつつも3万円の商品券を預かってきている。そう“例の商品券”の一部だ。それとヘソクリも持っている。
娘のみのりは売場で目を輝かせている。僕は妻を送り出して少し混乱していた。頭の半分が《妻を取引先の社長とデートさせていることの寝取られ感に興奮をしている》一方で《財力も男の魅力も上の工藤社長に愛菜が惹かれていって、最後には僕のもとを去っていくのではという焦り》そんなパパのことなんか眼中になくなった娘はグイグイと僕の手を引っ張って、お目当てのおもちゃを探しまわっていた。
目的を達して満足したのか、あまりにはしゃぎ過ぎたのか、帰りの車中ではずっと大きなヌイグルミと一緒にシートベルトに収まっている娘の寝顔を横目で見ながら、僕はずっと妻の愛菜のことを思っていた。『今日は宝塚の公演が終わったらまっすぐ帰ってくるね。』という言葉を思い出す。《夕方7時頃には帰って来るかな?夕食は買って来るかな?》そんな時、愛菜からメールが、僕はすぐに左端に停車をした。≪ごめんなさい。今終わったんだけど、社長さんにどうしても夕食を付き合ってほしい。と云われたの、どうしたらいい?≫
僕は何秒か頭が回転しなくなる。普通に考えればどうってことのないメールなのだが、【寝取られ願望】なくせに、ものすごく嫉妬を覚えた。《なんだか妻がますます遠くに行ってしまう感覚だ》“はっ”として、≪いいよ。夕食を御馳走してもらいなよ。僕とみのりはフミレスでも行くから。楽しんできて!≫と無理やり何事もないような返信メールを送った。
するとすぐに≪本当にごめんなさい。食事が終わったらすぐに帰ります。愛してるよ。≫愛菜からのメールが届く。そして数秒を置かずに工藤社長から≪すまないね大森君。観劇した後でひとり寂しく食事をしたくなくて我儘を言います。埋め合わせはします。愛菜さんは責任を持ってお宅まで送り届けます。≫というメール。僕は《何だか二人の最初からの計画じゃないのか?》という疑問が頭をよぎるが、≪こちらこそお世話になります。≫との卑屈なメールを返信する。
僕は、まだ眠っている娘のみのりに「さて、どこのファミレスにする?」と独り言を呟きながら、車のカーナビで家に帰る途中のレストランを検索していた。もうすぐ夏を感じる夕景がやけに心の感情と混ざり合っていた。 VOL2へ続く
2015/04/23
短B「寝取らせ好きが・・・」vol.25からの続きです。最初は短編で終わらせる予定だったのですが、改作というより半分創作になったので長編としてみようと思います。宜しくお願いします。
工藤敦(くどう・あつし:38歳)社長は微妙な駆け引きを仕掛けているなと思った。社長は僕(大森隆司:おおもり・たかし:33歳)の性癖に気づいている。《普通自分の妻(大森愛菜:おおもり・まな:31歳)がデートに誘われたら断るものだろう。それが例え重要な取り引き相手でもプライベートとビジネスを分けるのが当然だ》それを僕はしない。いやむしろ誘導しようとしている。
僕は妻の愛菜(まな)を誰よりも愛している。結婚する前の交際期間を含めて8年の間に1度も浮気をしたことがない。と言うより愛菜が好きで、好きで堪らない〖愛菜フェチ(信仰)〗である。そんな僕だが、倦怠期を迎えた夫婦間での言葉遊びの変態チックなセックスを端緒に、【寝取らせ願望】が顕著になってくる。
一方、妻の愛菜は、ある夜の言葉遊びで=僕が「愛菜はやっぱり僕以外の男としたいの?」と尋ねた。僕のペニスを舐めていた妻はニッコリして『たまにはいつもと違ったものを味あってみるのもね・・。』って挑発=結構話しを合わせている。夫の“性癖”がこの程度なら、最近の夫婦生活の充実ぶりからも、むやみにやめさせようとは思わなかった。
そして、土曜日が来た。愛菜は凄く嬉しそうだ。娘のみのりに『パパとお留守番していてね。ママお土産買って来るからね。』と約束をし、僕には、『隆司の思い通りになるかもね。』って挑発の言葉を残して出掛けて行った。
みのりは久しぶりにパパと買い物に出かけることが嬉しいらしい。子供にとって百貨店は“夢の国”なのかも知れない。特におもちゃ売場は格別らしい。《今日は充分な軍資金があるから何でも買ってあげるぞ!》と心中で思った。愛菜からは『無駄遣いはダメよ。』と釘をさされつつも3万円の商品券を預かってきている。そう“例の商品券”の一部だ。それとヘソクリも持っている。
娘のみのりは売場で目を輝かせている。僕は妻を送り出して少し混乱していた。頭の半分が《妻を取引先の社長とデートさせていることの寝取られ感に興奮をしている》一方で《財力も男の魅力も上の工藤社長に愛菜が惹かれていって、最後には僕のもとを去っていくのではという焦り》そんなパパのことなんか眼中になくなった娘はグイグイと僕の手を引っ張って、お目当てのおもちゃを探しまわっていた。
目的を達して満足したのか、あまりにはしゃぎ過ぎたのか、帰りの車中ではずっと大きなヌイグルミと一緒にシートベルトに収まっている娘の寝顔を横目で見ながら、僕はずっと妻の愛菜のことを思っていた。『今日は宝塚の公演が終わったらまっすぐ帰ってくるね。』という言葉を思い出す。《夕方7時頃には帰って来るかな?夕食は買って来るかな?》そんな時、愛菜からメールが、僕はすぐに左端に停車をした。≪ごめんなさい。今終わったんだけど、社長さんにどうしても夕食を付き合ってほしい。と云われたの、どうしたらいい?≫
僕は何秒か頭が回転しなくなる。普通に考えればどうってことのないメールなのだが、【寝取られ願望】なくせに、ものすごく嫉妬を覚えた。《なんだか妻がますます遠くに行ってしまう感覚だ》“はっ”として、≪いいよ。夕食を御馳走してもらいなよ。僕とみのりはフミレスでも行くから。楽しんできて!≫と無理やり何事もないような返信メールを送った。
するとすぐに≪本当にごめんなさい。食事が終わったらすぐに帰ります。愛してるよ。≫愛菜からのメールが届く。そして数秒を置かずに工藤社長から≪すまないね大森君。観劇した後でひとり寂しく食事をしたくなくて我儘を言います。埋め合わせはします。愛菜さんは責任を持ってお宅まで送り届けます。≫というメール。僕は《何だか二人の最初からの計画じゃないのか?》という疑問が頭をよぎるが、≪こちらこそお世話になります。≫との卑屈なメールを返信する。
僕は、まだ眠っている娘のみのりに「さて、どこのファミレスにする?」と独り言を呟きながら、車のカーナビで家に帰る途中のレストランを検索していた。もうすぐ夏を感じる夕景がやけに心の感情と混ざり合っていた。 VOL2へ続く
2015/04/23
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コメントの投稿
ご愛読ありがとうございます。
最近、欲張って手を広げ過ぎている、と感じています。
ご要望の 短B「寝取らせ好きが・・・」については 前向きに善処させていただきます。
(政治家・官僚のような発言ではなく)近いうちに頑張ってみます。
これからも ご注文があればコメントをください。
私の能力の範囲で出来ることはやってみます。
コメントありがとうございました。