長1〚妄想を実現〛第1話
長1〚妄想を実現〛第1話
(原題:愛する妻とハゲ部長 投稿者:ミストさん 投稿日:2015/11/29)
妻(今道友里:いまみち・ゆり:38歳)はパートタイマー(食品会社の事務)です。158cm・48kgの中肉中背ですが、バストはDカップでスリーサイズの数値は不明だが清楚系のファッションが似合いました。手前味噌だが腰から尻のラインは艶かしい色気がある。性感帯は全身と言ってもいいくらい感度が良かった。おとなしそうな外見からは想像出来ないくらい、セックスの時は淫らになり、我を忘れて乱れる。
現在の職場に妻の友里がパートに勤めてから約1年半。その間にも『上司がセクハラするのよ。』って妻から何度も私(今道正明:いまみち・まさあき:40歳)は愚痴を聞いていた。その上司(桜井一夫:さくらい・かずお:50歳)は営業部長です。頭が禿げ上がり、ガッチリ系のメタボ。本人の自慢は人並み外れた性欲と明るいセクハラ? 風貌からも明らかにドスケベと認識出来るくらい脂っこそうな中年オヤジだ。
そのセクハラの内容は馴れ馴れしく肩を揉んだり、必要以上にタッチをしてくる。さらに飲み会になると性欲絶倫の自慢、そして軽く尻を触られたりする等、酒を飲むとセクハラが加速するのだ。そんな行為が軽いセクハラに思えるのは、私に〖寝取られ願望〗がある為なのかもしれない。
年末が近づいた金曜日の夜、妻が会社の忘年会に出席する為、子供は妻の実家に泊まりに行っていた。その忘年会から帰って来るなり、少し酔っていた妻は桜井部長がセクハラしたと愚痴をこぼした。『今日は隣の席だったから警戒していたんだけど、腰に手を回されたわ。それから、軽くお尻を触られたの。ずっと、いやらしい事ばかり言うのよ・・・もう本当、ドスケベなんだからね。』って愚痴をこぼす。
その後で、私の膝に乗りキスをして妻は『ねえ、今日はいっぱいしたいの・・・いい?』って言ってくる。年も押し迫り仕事が忙しく、このところご無沙汰だったので私もやる気満々
だった。「うん、今日はたっぷりしよう。」と答える。するともう一度、私にキスをして妻はシャワーを浴びに行った。
我が家では、子供が小学校高学年の頃から、夜の夫婦生活が少なくなり、濃厚なセックスが出来るのは月に数日になっている。だから子供が妻の実家に泊まりに行った時や、休日の昼間に友達と遊びに行っている時を狙ってセックスをしなければならなくなった。
たまに声を押し殺して営むのだが、何度も絶頂に達する度に漏れる妻の喘ぎ声に私はヒヤヒヤしながらのセックスである。それでは妻は全く物足りないらしいが、これも妻の喘ぎ声が大きいので我慢しなければ仕方ないから自業自得かな? 今日は今年最後のセックスになるかもしれないので、目一杯、頑張ろうと思った。
妻がシャワーを浴びている間、私は妻がこぼした上司のセクハラの愚痴を思い浮かべる。職場のスタッフ達がいるから軽いセクハラですんでいるけど、その場面が二人きりなら進展するのだろうか?・・・口説かれて拒否しながらも強引に犯され、最後は淫らに悶える妻の姿を妄想してしまい、私のペニスはギンギンになってしまった。 第2話に続く
2017/03/25
(原題:愛する妻とハゲ部長 投稿者:ミストさん 投稿日:2015/11/29)
妻(今道友里:いまみち・ゆり:38歳)はパートタイマー(食品会社の事務)です。158cm・48kgの中肉中背ですが、バストはDカップでスリーサイズの数値は不明だが清楚系のファッションが似合いました。手前味噌だが腰から尻のラインは艶かしい色気がある。性感帯は全身と言ってもいいくらい感度が良かった。おとなしそうな外見からは想像出来ないくらい、セックスの時は淫らになり、我を忘れて乱れる。
現在の職場に妻の友里がパートに勤めてから約1年半。その間にも『上司がセクハラするのよ。』って妻から何度も私(今道正明:いまみち・まさあき:40歳)は愚痴を聞いていた。その上司(桜井一夫:さくらい・かずお:50歳)は営業部長です。頭が禿げ上がり、ガッチリ系のメタボ。本人の自慢は人並み外れた性欲と明るいセクハラ? 風貌からも明らかにドスケベと認識出来るくらい脂っこそうな中年オヤジだ。
そのセクハラの内容は馴れ馴れしく肩を揉んだり、必要以上にタッチをしてくる。さらに飲み会になると性欲絶倫の自慢、そして軽く尻を触られたりする等、酒を飲むとセクハラが加速するのだ。そんな行為が軽いセクハラに思えるのは、私に〖寝取られ願望〗がある為なのかもしれない。
年末が近づいた金曜日の夜、妻が会社の忘年会に出席する為、子供は妻の実家に泊まりに行っていた。その忘年会から帰って来るなり、少し酔っていた妻は桜井部長がセクハラしたと愚痴をこぼした。『今日は隣の席だったから警戒していたんだけど、腰に手を回されたわ。それから、軽くお尻を触られたの。ずっと、いやらしい事ばかり言うのよ・・・もう本当、ドスケベなんだからね。』って愚痴をこぼす。
その後で、私の膝に乗りキスをして妻は『ねえ、今日はいっぱいしたいの・・・いい?』って言ってくる。年も押し迫り仕事が忙しく、このところご無沙汰だったので私もやる気満々
だった。「うん、今日はたっぷりしよう。」と答える。するともう一度、私にキスをして妻はシャワーを浴びに行った。
我が家では、子供が小学校高学年の頃から、夜の夫婦生活が少なくなり、濃厚なセックスが出来るのは月に数日になっている。だから子供が妻の実家に泊まりに行った時や、休日の昼間に友達と遊びに行っている時を狙ってセックスをしなければならなくなった。
たまに声を押し殺して営むのだが、何度も絶頂に達する度に漏れる妻の喘ぎ声に私はヒヤヒヤしながらのセックスである。それでは妻は全く物足りないらしいが、これも妻の喘ぎ声が大きいので我慢しなければ仕方ないから自業自得かな? 今日は今年最後のセックスになるかもしれないので、目一杯、頑張ろうと思った。
妻がシャワーを浴びている間、私は妻がこぼした上司のセクハラの愚痴を思い浮かべる。職場のスタッフ達がいるから軽いセクハラですんでいるけど、その場面が二人きりなら進展するのだろうか?・・・口説かれて拒否しながらも強引に犯され、最後は淫らに悶える妻の姿を妄想してしまい、私のペニスはギンギンになってしまった。 第2話に続く
2017/03/25
長2【“心”は私。“体”は他の男。(M男の告白)】第1話
長2【“心”は私。“体”は他の男。(M男の告白)】第1話
(原題:独白(寝取られマゾへと・・・) 投稿者:白沢秀明 投稿日:2007/03/17)
私たち夫婦は結婚20年目、45歳と43歳の夫婦です。私(黒川彰浩:くろかわ・あきひろ)は会社経営をしています。娘も北海道の大学へと送り、大きめの家に2人だけの生活を送っています。妻(黒川法子:くろかわ・のりこ)は見た目も実際も清楚であり、上品という言葉が似合う女性です。点数をつけるとほぼ満点でした。
私は妻の法子を愛している。そして愛しているからこそ、《妻を他の男に抱かせたい(寝取らせ)》という《私の歪んだ性癖であることは自覚している》ことを常々思っていました。
それで願望というか理想としては、“心”は私。しかし“体”は他の男。なのです。
冗談ぽく数年前から言っていましたが、妻は笑いながらも、きっぱりと断るばかりです。でも子供が家から離れたことがきっかけかもしれませんが、とうとう『あなたがそこまで言うなら・・。』という言葉をもらうことができました。妻には内緒でしたが、妻の相手としては私と違うタイプ、汗が似合う男、力強い男が理想でした。そこにも“心”は私に、でも“体”は他の男という気持ちがあらわれているかとも思います。
地元では私の名前も顔も知られているため、簡単に相手探しとはいきませんでした。そのためにインターネットで探した男は都内在住でまさに私の理想に近い男(眞島秀和:まじま・ひでかず:40歳)です。それで私と法子は金曜日に東京へと向かいました。一日目は観光と買い物に使い、2日目に眞島と逢う段取りとなりました。都心の一流ホテル、ロビーで待ち合わせます。容姿は予(あらかじ)め写真で知っていて、もちろん見せましたが、妻はいい顔はしませんがどうにか納得してもらいました。
着慣れないジャケットを着た眞島が大きなエントランスから入ってきます。私は、この期に及んで迷いました。《本当に妻を抱かすのか? 大丈夫か? 勢いだけでこの場にいるのではないか?》いろんな思いが錯綜します。そう思いながら、近づき挨拶をしました。眞島は初めて見る法子に満足げな顔をします。それで私の心臓ははち切れそうになりました。妻はそれ以上でしょう。
3人とも無言でエレベーターに乗り部屋へと向かいました。部屋に入ると眞島は部屋の中をキョロキョロ見回し、〔いい部屋ですね、うん、凄い部屋だ。〕と独り言のように言います。妻の法子がバスルームに向かいました。それで私はビールを勧めます。私自身もリラックスしたいためですが、逆に緊張が増すばかりでした。眞島は一息で飲み干すと、手酌で2杯目を飲みます。妻がバスルームから出てきました。眞島は法子の全身を好色な目で追っています。
次に眞島がシャワーを浴びに入り、暫くして腰にバスタオルだけを巻いてバスルームから出てきました。〔じゃいいですか? 奥様を・・・。〕と眞島が告げる。それで「ご自由に妻を・・・私は見るだけで・・。」と伝えました。それから眞島は椅子に座っていた妻の手をとり立たせます。妻の法子は目を閉じてこれから始まることに従うだけでした。上着、スカート、シャツ、ストッキングを脱がされ、ショーツとブラジャーだけの姿で妻が部屋に立っている。今朝までは私の妻、私の法子・・・だったけれど・・。 第2話に続く
2017/03/26
(原題:独白(寝取られマゾへと・・・) 投稿者:白沢秀明 投稿日:2007/03/17)
私たち夫婦は結婚20年目、45歳と43歳の夫婦です。私(黒川彰浩:くろかわ・あきひろ)は会社経営をしています。娘も北海道の大学へと送り、大きめの家に2人だけの生活を送っています。妻(黒川法子:くろかわ・のりこ)は見た目も実際も清楚であり、上品という言葉が似合う女性です。点数をつけるとほぼ満点でした。
私は妻の法子を愛している。そして愛しているからこそ、《妻を他の男に抱かせたい(寝取らせ)》という《私の歪んだ性癖であることは自覚している》ことを常々思っていました。
それで願望というか理想としては、“心”は私。しかし“体”は他の男。なのです。
冗談ぽく数年前から言っていましたが、妻は笑いながらも、きっぱりと断るばかりです。でも子供が家から離れたことがきっかけかもしれませんが、とうとう『あなたがそこまで言うなら・・。』という言葉をもらうことができました。妻には内緒でしたが、妻の相手としては私と違うタイプ、汗が似合う男、力強い男が理想でした。そこにも“心”は私に、でも“体”は他の男という気持ちがあらわれているかとも思います。
地元では私の名前も顔も知られているため、簡単に相手探しとはいきませんでした。そのためにインターネットで探した男は都内在住でまさに私の理想に近い男(眞島秀和:まじま・ひでかず:40歳)です。それで私と法子は金曜日に東京へと向かいました。一日目は観光と買い物に使い、2日目に眞島と逢う段取りとなりました。都心の一流ホテル、ロビーで待ち合わせます。容姿は予(あらかじ)め写真で知っていて、もちろん見せましたが、妻はいい顔はしませんがどうにか納得してもらいました。
着慣れないジャケットを着た眞島が大きなエントランスから入ってきます。私は、この期に及んで迷いました。《本当に妻を抱かすのか? 大丈夫か? 勢いだけでこの場にいるのではないか?》いろんな思いが錯綜します。そう思いながら、近づき挨拶をしました。眞島は初めて見る法子に満足げな顔をします。それで私の心臓ははち切れそうになりました。妻はそれ以上でしょう。
3人とも無言でエレベーターに乗り部屋へと向かいました。部屋に入ると眞島は部屋の中をキョロキョロ見回し、〔いい部屋ですね、うん、凄い部屋だ。〕と独り言のように言います。妻の法子がバスルームに向かいました。それで私はビールを勧めます。私自身もリラックスしたいためですが、逆に緊張が増すばかりでした。眞島は一息で飲み干すと、手酌で2杯目を飲みます。妻がバスルームから出てきました。眞島は法子の全身を好色な目で追っています。
次に眞島がシャワーを浴びに入り、暫くして腰にバスタオルだけを巻いてバスルームから出てきました。〔じゃいいですか? 奥様を・・・。〕と眞島が告げる。それで「ご自由に妻を・・・私は見るだけで・・。」と伝えました。それから眞島は椅子に座っていた妻の手をとり立たせます。妻の法子は目を閉じてこれから始まることに従うだけでした。上着、スカート、シャツ、ストッキングを脱がされ、ショーツとブラジャーだけの姿で妻が部屋に立っている。今朝までは私の妻、私の法子・・・だったけれど・・。 第2話に続く
2017/03/26
長2【“心”は私。“体”は他の男。(M男の告白)】第2話
長2【“心”は私。“体”は他の男。(M男の告白)】第2話
第1話
眞島秀和(まじま・ひでかず:40歳)は妻(黒川法子:くろかわ・のりこ:43歳)をベッドへと寝かせました。彼女の体が棒のように硬くなっているのがわかります。私(黒川彰浩:くろかわ・あきひろ:45歳)のペニスも若いころのように硬くなりました。眞島がブラジャー脇から法子の乳房を出すと、嫌らしい舌が這いずり回ります。吸う、舐める、少し強めに吸われると妻の乳首が少し伸びていくのが見えました。右、左と交互に吸い舐められる妻、右側の乳首が眞島の口に隠れると、左側の乳房は眞島の手で触られます。
ブラジャーが取られると今度は眞島の手が法子の白いレースのショーツの上をゆっくりと撫でていきました。そして手が中へと入り、一瞬妻の体がビクリと動きますが、また硬くなります。少しずつ動きが激しくなる眞島の手。眞島の手が下へずらされると妻のショーツがモモまでおりました。そして片方ずつ足をショーツから出されます。全裸にされる法子、眞島は妻の下半身に顔を近づけ、妻の足を広げました。〔黒川さん、奥さんもう濡れていますよ。〕彼はそう言いながら、嫌らしい顔で私を見ます。
眞島の舌が妻のピンクの女性器へ差し込まれ激しく動き、法子の足が硬直しました。妻の足を持ち、その中心に眞島の頭があり法子の女性器が見えなくなります。妻の下半身の前で動く眞島の頭、動くたび妻の顔がゆがみました。眞島は妻の法子を上の乗せます、妻の女性器が眞島の目の前でパックリ開きました。法子の愛液か眞島の唾液かはわかりませんが、艶かしく濡れています。
妻の目の前にはバスタオルから出た眞島の逞しいぺニスがありました。〔奥さん、舐めてくださいよ・・・。〕それで法子は初めて目を開けて私を見ます。“どうしたらいい?”という顔つきでした。私は黙ってうなずきます。妻が少し困ったような顔をしながらも、手で眞島のペニスを触り苦しそうに口へ入れました。
私よりあきらかに大きく硬いと妻は感じたはずです。半分も口に入りません。もしくは入れようとしない妻でしたが、その時、眞島の腰が動き妻の口奥へとペニスが差し込まれました。眞島の腰が動くと少しずつ妻の口へと収まります。妻の女性器は充血して、一段と濃いピンク色になりました。
体を入れ替えて妻の法子が下、眞島が上になり、〔奥さん、入れますよ・・。〕でも妻は黙っています。眞島のペニスがズボリと入ると、窮屈そうな妻の膣が拡がり、しっかりと眞島のペニスを捕まえました。眞島はゆっくりと腰を振り出す、彼のペニスが妻の中から出てくる度、妻の愛液が絡まり輝いていきました。そして恐ろしいほど激しいピストンになり、法子の女性器が壊れそうでした。私はふたりの結合部を見て喉をゴクリと鳴らします。初めて見る角度、アナルまで妻の愛液が流れ落ちました。法子の手が眞島の背中にまわりしがみつきます。〔奥さんのマンコはよくしまるよ。黒川さん、こりゃいいね。たまらん。〕そんなことをいいながら眞島の動きは一段と激しさを増しました。 第3話に続く
2017/03/30
第1話
眞島秀和(まじま・ひでかず:40歳)は妻(黒川法子:くろかわ・のりこ:43歳)をベッドへと寝かせました。彼女の体が棒のように硬くなっているのがわかります。私(黒川彰浩:くろかわ・あきひろ:45歳)のペニスも若いころのように硬くなりました。眞島がブラジャー脇から法子の乳房を出すと、嫌らしい舌が這いずり回ります。吸う、舐める、少し強めに吸われると妻の乳首が少し伸びていくのが見えました。右、左と交互に吸い舐められる妻、右側の乳首が眞島の口に隠れると、左側の乳房は眞島の手で触られます。
ブラジャーが取られると今度は眞島の手が法子の白いレースのショーツの上をゆっくりと撫でていきました。そして手が中へと入り、一瞬妻の体がビクリと動きますが、また硬くなります。少しずつ動きが激しくなる眞島の手。眞島の手が下へずらされると妻のショーツがモモまでおりました。そして片方ずつ足をショーツから出されます。全裸にされる法子、眞島は妻の下半身に顔を近づけ、妻の足を広げました。〔黒川さん、奥さんもう濡れていますよ。〕彼はそう言いながら、嫌らしい顔で私を見ます。
眞島の舌が妻のピンクの女性器へ差し込まれ激しく動き、法子の足が硬直しました。妻の足を持ち、その中心に眞島の頭があり法子の女性器が見えなくなります。妻の下半身の前で動く眞島の頭、動くたび妻の顔がゆがみました。眞島は妻の法子を上の乗せます、妻の女性器が眞島の目の前でパックリ開きました。法子の愛液か眞島の唾液かはわかりませんが、艶かしく濡れています。
妻の目の前にはバスタオルから出た眞島の逞しいぺニスがありました。〔奥さん、舐めてくださいよ・・・。〕それで法子は初めて目を開けて私を見ます。“どうしたらいい?”という顔つきでした。私は黙ってうなずきます。妻が少し困ったような顔をしながらも、手で眞島のペニスを触り苦しそうに口へ入れました。
私よりあきらかに大きく硬いと妻は感じたはずです。半分も口に入りません。もしくは入れようとしない妻でしたが、その時、眞島の腰が動き妻の口奥へとペニスが差し込まれました。眞島の腰が動くと少しずつ妻の口へと収まります。妻の女性器は充血して、一段と濃いピンク色になりました。
体を入れ替えて妻の法子が下、眞島が上になり、〔奥さん、入れますよ・・。〕でも妻は黙っています。眞島のペニスがズボリと入ると、窮屈そうな妻の膣が拡がり、しっかりと眞島のペニスを捕まえました。眞島はゆっくりと腰を振り出す、彼のペニスが妻の中から出てくる度、妻の愛液が絡まり輝いていきました。そして恐ろしいほど激しいピストンになり、法子の女性器が壊れそうでした。私はふたりの結合部を見て喉をゴクリと鳴らします。初めて見る角度、アナルまで妻の愛液が流れ落ちました。法子の手が眞島の背中にまわりしがみつきます。〔奥さんのマンコはよくしまるよ。黒川さん、こりゃいいね。たまらん。〕そんなことをいいながら眞島の動きは一段と激しさを増しました。 第3話に続く
2017/03/30
長3『やわらかな胸』第1話
長3『やわらかな胸』第1話
(原題:美乳妻は癒し妻 投稿者:りゅーじ 投稿日:2014/12/03)
僕(橋内尚哉:はしうち・なおや:32歳)と嫁の橋内玲香(はしうち・れいか:29歳)は結婚3年目です。嫁のおっぱいが最近DカップからEカップになりました。(いい響きですね…Eカップ。僕は大きなおっぱいが大好きなのです。)ボリュームたっぷりでも決して垂れ過ぎないで美しい球体を保っています。そして潤いのある白い乳肉は少し空気の抜けただけのゴムボールの弾力でした。
10月初旬の事です。嫁を上に乗せてセックスに励んでいた最中にある指令を出しました…。
「真山さんの事なんだけどさ…。」
真山修造(まやま・しゅうぞう:66歳)さんは、我が家の裏に住むおじいさんです。退職されていて一人暮らしでした。とてもいい方ですが、嫁を見る眼は明らかに身体を意識しています。《男の自然な行動なのかも知れません》
玲香の身体がビクッと反応しました。
『おっぱいを…見せるの?』
それは数日前の夜、玲香に二階の空き部屋でカーテンを開けたまま着替えをさせます。一瞬ですが生乳房を露出させました。ベランダから覗かれているかも…と、僕は興奮! でも、やらされた嫁は羞恥心との戦いで、本当に覗かれたかは解りません。
「嫌だよね(笑)。」
『ご近所さんだし…どんな人かもよく知らないから・・・。』
「じゃあさ、今度真山さんが来た時ノーブラになってよ!」
『えっ…来た時って、いつブラを外すの?』
「ん? ピンポーンて来たときにな。」
『寒いから、どうだろう…あんまり意味無いかもよ?』
「玄関に入れなよ! 家の中なら薄着でもOKでしょ!」
『スッゴク恥ずかしいんだけど~(笑)。』
「玄関に引き留めてさ、10分以上話しをする事! 後ろからチェックするからね!」
『はいはい。なおくんがいない時はいいんでしょ?』
「ダメ~!」
真山さんは最近何かにつけて我が家を訪問する。それでノーブラの嫁を見てどんな反応を取るのでしょうか? また、僕がいないときの二人の会話は? 玲香の対応は? 興味が尽きません。 第2話へ続く
2017/04/25
(原題:美乳妻は癒し妻 投稿者:りゅーじ 投稿日:2014/12/03)
僕(橋内尚哉:はしうち・なおや:32歳)と嫁の橋内玲香(はしうち・れいか:29歳)は結婚3年目です。嫁のおっぱいが最近DカップからEカップになりました。(いい響きですね…Eカップ。僕は大きなおっぱいが大好きなのです。)ボリュームたっぷりでも決して垂れ過ぎないで美しい球体を保っています。そして潤いのある白い乳肉は少し空気の抜けただけのゴムボールの弾力でした。
10月初旬の事です。嫁を上に乗せてセックスに励んでいた最中にある指令を出しました…。
「真山さんの事なんだけどさ…。」
真山修造(まやま・しゅうぞう:66歳)さんは、我が家の裏に住むおじいさんです。退職されていて一人暮らしでした。とてもいい方ですが、嫁を見る眼は明らかに身体を意識しています。《男の自然な行動なのかも知れません》
玲香の身体がビクッと反応しました。
『おっぱいを…見せるの?』
それは数日前の夜、玲香に二階の空き部屋でカーテンを開けたまま着替えをさせます。一瞬ですが生乳房を露出させました。ベランダから覗かれているかも…と、僕は興奮! でも、やらされた嫁は羞恥心との戦いで、本当に覗かれたかは解りません。
「嫌だよね(笑)。」
『ご近所さんだし…どんな人かもよく知らないから・・・。』
「じゃあさ、今度真山さんが来た時ノーブラになってよ!」
『えっ…来た時って、いつブラを外すの?』
「ん? ピンポーンて来たときにな。」
『寒いから、どうだろう…あんまり意味無いかもよ?』
「玄関に入れなよ! 家の中なら薄着でもOKでしょ!」
『スッゴク恥ずかしいんだけど~(笑)。』
「玄関に引き留めてさ、10分以上話しをする事! 後ろからチェックするからね!」
『はいはい。なおくんがいない時はいいんでしょ?』
「ダメ~!」
真山さんは最近何かにつけて我が家を訪問する。それでノーブラの嫁を見てどんな反応を取るのでしょうか? また、僕がいないときの二人の会話は? 玲香の対応は? 興味が尽きません。 第2話へ続く
2017/04/25
長4〔公認デート〕その1
長4〔公認デート〕その1
(原題:刺激欲しさに嫁を間男とデートさせた 投稿日:2010/10/01)
俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき)と吉崎詩穂(よしざき・しほ)は高校3年の時に同じクラスになる。といっても別にその時は仲良くもなそれとも無くて、スマホの番号やメールアドレスとかも知らなかった。それでも、偶然にも同じ大学へ進学したのだけど、《ふーん、同じ大学に行く人がいるんだ。》って感じだった。大学へ入っても1年目は同じ高校ってことで、何か逆に意識して話しかけづらかった。
それでも2年生になると、共通の友達が出来たりしてちょくちょく話すようになる。それで、詩穂(しほ)が『高校同じクラスだったよね~。何で私達喋らなかったの?』って笑いあってトントン拍子で仲良くなった。詩穂の恋愛相談なんか乗るようになったりもして、ベタだけどそれがきっかけで付き合うようになる。それからは普通に喧嘩したり、すごく短期間だけど一時的に別れて、またすぐにくっついたりを繰り返しながら、27歳の時に結婚をした。ちなみに今俺達は29歳です。
俺はガタイが無駄にでかい。顔も怖いらしく初対面の人には、絶対ラグビーか格闘技やっているのかを尋ねられる。詩穂も学生時代ずっとバレーボールしていたから女性にしては身長高い。166センチと言っていた。顔はちょっときつめの綺麗な造形。一重なのだけどぱっちりした目でいかにもアジアンビューティーって感じ。(一応注釈しておくと純日本人)髪型も基本的には黒髪で、長い短いはあるけどいつもさらさら~ってなびいている。
誰もが振り向く美女ってわけではないが印象に残るタイプ。パート先でも客に電話番号のメモを渡されたり、社員に口説かれたりはされているって、本人からじゃなく、詩穂の友達からたまに聞いたりする。もう少し詩穂について紹介しておく。彼女は昔から物静かだけど人望がある、大人びたしっかり者だった。だから学生の時もゼミの教授からリーダーを頼まれて、嫌と言えない性格で、渋々引き受けていた。でも責任感は強いから、やるからには職務は真っ当するっていたイプ。俺に対してもクールで、何が起こってもあまり動じない。地震や雷、あとゴキブリがでても冷静沈着。
基本的には俺に対しても口数は少ない。俺が愛の言葉(「愛してるよ」「好きなんだ」)を詩穂に囁くと、顔を真っ赤にして俯いて、なんかごにょごにょ言う。可愛い。ある日、“行って来ますのキス”を所望したら、やっぱりあたふた慌てだして、俺からチュって軽くしたら『馬鹿。』って気恥ずかしそうにそっぽ向かれた。
そんな詩穂だからセックスの時は未だに恥ずかしそうに声を押し殺して(感じてはいるらしい)いる。でもバックだと結構すぐイク。やはりM気質で、俺が語気を荒(すさ)めて何か言うと、『はい。』などと急に敬語になったりした。 その2へ続く
2017/04/26
(原題:刺激欲しさに嫁を間男とデートさせた 投稿日:2010/10/01)
俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき)と吉崎詩穂(よしざき・しほ)は高校3年の時に同じクラスになる。といっても別にその時は仲良くもなそれとも無くて、スマホの番号やメールアドレスとかも知らなかった。それでも、偶然にも同じ大学へ進学したのだけど、《ふーん、同じ大学に行く人がいるんだ。》って感じだった。大学へ入っても1年目は同じ高校ってことで、何か逆に意識して話しかけづらかった。
それでも2年生になると、共通の友達が出来たりしてちょくちょく話すようになる。それで、詩穂(しほ)が『高校同じクラスだったよね~。何で私達喋らなかったの?』って笑いあってトントン拍子で仲良くなった。詩穂の恋愛相談なんか乗るようになったりもして、ベタだけどそれがきっかけで付き合うようになる。それからは普通に喧嘩したり、すごく短期間だけど一時的に別れて、またすぐにくっついたりを繰り返しながら、27歳の時に結婚をした。ちなみに今俺達は29歳です。
俺はガタイが無駄にでかい。顔も怖いらしく初対面の人には、絶対ラグビーか格闘技やっているのかを尋ねられる。詩穂も学生時代ずっとバレーボールしていたから女性にしては身長高い。166センチと言っていた。顔はちょっときつめの綺麗な造形。一重なのだけどぱっちりした目でいかにもアジアンビューティーって感じ。(一応注釈しておくと純日本人)髪型も基本的には黒髪で、長い短いはあるけどいつもさらさら~ってなびいている。
誰もが振り向く美女ってわけではないが印象に残るタイプ。パート先でも客に電話番号のメモを渡されたり、社員に口説かれたりはされているって、本人からじゃなく、詩穂の友達からたまに聞いたりする。もう少し詩穂について紹介しておく。彼女は昔から物静かだけど人望がある、大人びたしっかり者だった。だから学生の時もゼミの教授からリーダーを頼まれて、嫌と言えない性格で、渋々引き受けていた。でも責任感は強いから、やるからには職務は真っ当するっていたイプ。俺に対してもクールで、何が起こってもあまり動じない。地震や雷、あとゴキブリがでても冷静沈着。
基本的には俺に対しても口数は少ない。俺が愛の言葉(「愛してるよ」「好きなんだ」)を詩穂に囁くと、顔を真っ赤にして俯いて、なんかごにょごにょ言う。可愛い。ある日、“行って来ますのキス”を所望したら、やっぱりあたふた慌てだして、俺からチュって軽くしたら『馬鹿。』って気恥ずかしそうにそっぽ向かれた。
そんな詩穂だからセックスの時は未だに恥ずかしそうに声を押し殺して(感じてはいるらしい)いる。でもバックだと結構すぐイク。やはりM気質で、俺が語気を荒(すさ)めて何か言うと、『はい。』などと急に敬語になったりした。 その2へ続く
2017/04/26
長5〖ふたりのめざめ〗その1話
長5〖ふたりのめざめ〗その1話
(原題:混浴露天風呂での目覚め 投稿者:沈粕男 投稿日:2008/10/08)
『あなた…無理しなくてもいいのよ…。』
「すまん…。」
これは或る夫婦の夜の営みでの会話である。
夫の渡部久志(わたべ・ひさし)33歳、妻の渡部真歩(わたべ・まほ)30歳、結婚3年目の夫婦である。最近、俺(久志)調子が悪い…すなわち真歩とのセックスにおいてペニスが満足に勃起しないのである。ストレスか? 夫婦関係のマンネリか。はたまた真歩に魅力がないのか。原因が不明で、僕の悩みは増すばかりであった。
ただひとつ言えるのは真歩(まほ)に魅力がないということは全否定できる。黒いロングヘアーに可愛いらしい顔立ち、色白い肌、体型はやせても太ってもなく…胸はCカップでツンと上を向いている。肉付のいい尻はなかなかのものだ。そして三十路を迎えた真歩は、以前より色気も増してきた。こんな外見の妻に僕が魅力を感じないはずはない。
しかし、僕の悩みは消えない…自分はインポテンツでは…このまま自分が不能ならば真歩との夫婦生活は上手くいかない…そのうち真歩にも愛想をつかれる…最近色気が増してきた真歩に他の男が言い寄る…そして他の男が真歩の白い綺麗な身体を弄ぶ…その男に真歩は悦びを表す…俺の気持ちは負のスパイラルに落ちて行った。
ところが、その底に落ちたときに僕のペニスが微かに反応する。《身体を他の男に弄ばれ、その男に悦びを表す》俺の脳裏にそんな真歩の姿が浮かんだ。と同時にペニスは硬くなってきたのだ。
その夜久々に俺は硬くなったペニスを、真歩のヴァギナに挿入を果たす。
『あなた…いい…。』
しばらくぶりに愛する夫のペニスを受け入れ、甘美な声を漏らす真歩を余所に、俺の頭の中は他の男に犯される真歩が存在していた。あくまでも円満な夫婦生活の為…割り切って妻の不貞の姿を想像していた俺だったが日増しに…《他の男とセックスする真歩を見てみたい、それが叶わぬなら…せめて真歩の裸を他の男に晒したい》と、心の中に僕の隠れた願望が目覚めて行くのだった。
《妻の真歩を他の男に…》その隠れていた願望が燻(くすぶ)る僕は、悶々と日々を過ごして行く。仕事が終わると、毎日のようにネットカフェで寝取られ系のサイトを閲覧したり…個室ビデオに行き男優に犯される女優を真歩に置換えてオナニーしたり…そんなことをしながら日々頭の中は…《どうすれば真歩を他の男に…》ばかり考えていた。 その2話に続く
2017/04/27
(原題:混浴露天風呂での目覚め 投稿者:沈粕男 投稿日:2008/10/08)
『あなた…無理しなくてもいいのよ…。』
「すまん…。」
これは或る夫婦の夜の営みでの会話である。
夫の渡部久志(わたべ・ひさし)33歳、妻の渡部真歩(わたべ・まほ)30歳、結婚3年目の夫婦である。最近、俺(久志)調子が悪い…すなわち真歩とのセックスにおいてペニスが満足に勃起しないのである。ストレスか? 夫婦関係のマンネリか。はたまた真歩に魅力がないのか。原因が不明で、僕の悩みは増すばかりであった。
ただひとつ言えるのは真歩(まほ)に魅力がないということは全否定できる。黒いロングヘアーに可愛いらしい顔立ち、色白い肌、体型はやせても太ってもなく…胸はCカップでツンと上を向いている。肉付のいい尻はなかなかのものだ。そして三十路を迎えた真歩は、以前より色気も増してきた。こんな外見の妻に僕が魅力を感じないはずはない。
しかし、僕の悩みは消えない…自分はインポテンツでは…このまま自分が不能ならば真歩との夫婦生活は上手くいかない…そのうち真歩にも愛想をつかれる…最近色気が増してきた真歩に他の男が言い寄る…そして他の男が真歩の白い綺麗な身体を弄ぶ…その男に真歩は悦びを表す…俺の気持ちは負のスパイラルに落ちて行った。
ところが、その底に落ちたときに僕のペニスが微かに反応する。《身体を他の男に弄ばれ、その男に悦びを表す》俺の脳裏にそんな真歩の姿が浮かんだ。と同時にペニスは硬くなってきたのだ。
その夜久々に俺は硬くなったペニスを、真歩のヴァギナに挿入を果たす。
『あなた…いい…。』
しばらくぶりに愛する夫のペニスを受け入れ、甘美な声を漏らす真歩を余所に、俺の頭の中は他の男に犯される真歩が存在していた。あくまでも円満な夫婦生活の為…割り切って妻の不貞の姿を想像していた俺だったが日増しに…《他の男とセックスする真歩を見てみたい、それが叶わぬなら…せめて真歩の裸を他の男に晒したい》と、心の中に僕の隠れた願望が目覚めて行くのだった。
《妻の真歩を他の男に…》その隠れていた願望が燻(くすぶ)る僕は、悶々と日々を過ごして行く。仕事が終わると、毎日のようにネットカフェで寝取られ系のサイトを閲覧したり…個室ビデオに行き男優に犯される女優を真歩に置換えてオナニーしたり…そんなことをしながら日々頭の中は…《どうすれば真歩を他の男に…》ばかり考えていた。 その2話に続く
2017/04/27
長4〔公認デート〕その2
長4〔公認デート〕その2
その1
妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)の体型は元々バレーボールの選手をしていたからスレンダーなのだが、最近はちょっとぽっちゃりかな。しかし、くびれも(多少)ある。自慢ができるのはバストかな。Eカップの巨乳でツンと尖がっていた。
それで今年に入ってから、やっぱりなんというか付き合いが長いから、お互いのセックスに、少し飽きがきたみたいなとこがあった。つまり軽い倦怠期みたいになる。結婚してからも今までなら週に1、2回あったのが、月に2、3回くらいになった。まぁそれでも別に詩穂への気持ちが冷めたわけでも無いし、週末はいつも2人で、出掛けて、詩穂から手繋いできたりもしていたから、特に問題視していたわけでは無いんだ。ただ『そろそろ子供欲しいね。』って話はよくしている。
それで、事の契機は詩穂の実家に帰った時、俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)と中学の卒業アルバムを見ていたとき、詩穂が一人の男子指差して、『この子のこと少し好きだったなぁ。』って何気なく言った。これを聞いて俺はすごく嫉妬しちゃってさ、その夜に、凄い勢いで激しいセックスをしてしまう。
終わった後で詩穂が、『何かいつもと違って怖かったよ。』と言いつつも『でも、久しぶりに激しかったね。』って満足した顔で笑っていた。Mの詩穂は激しくされるセックス、というのが良いらしく、勿論本人は否定するし、最中も嫌がる。しかし、嫌がる素振りはみせるんだけど、体の方は反応して、びっくりするくらい濡れる。『やだぁ……こんなのやだぁ~!』って言う割には、ショーツを脱がすと触ってもいないのに愛液で糸引いていたりした。
とにかく詩穂は、俺が嫉妬するのが嬉しいのか、そうした後で必ず激しいセックスになるのが楽しみなのか、ん以降やたらと俺を嫉妬させるような事を言ってくる。今までだったら自分の口では言わなかった、『社員の高階(たかしな)くんに飲みに誘われた。』『お客さんがお尻を触るんだよ。』とかを報告してきた。そんな話を聞いた俺が嫉妬して、無理やりベッドまで引っ張って行って、詩穂を強引に押し倒す。詩穂も口では『嫌! 嫌!』と言いながらもグッショリ濡らして俺のペニスを待っている。そんな日々が続いた。
なんだかんだでラブラブだったのだけど、やっぱり俺は詩穂からそういう事(『社員の高階くんから飲みに誘われた。』)を言われると、結構苛々してくる。それでも嫉妬による興奮の方が大きかった。けれど、ある夜に詩穂からまた『あのね。あの高階くんがデートに行かないって誘ってきたのよ。』って告白され、それでちょっと本気で頭にきて、「じゃあその高階とデートしたら?」と言ってしまった。
出来る限り冗談っぽく話したつもりだったのだけど、詩穂も付き合いが長いからその辺を察したらしく、結構本気で謝ってきたが、俺は逆に言い過ぎて申し訳ないと思った。だからこれを誤魔化すように平静を装ってそう告げる。「最近夫婦関係はマンネリしているし、お互いの為の良い刺激になるんじゃない?」と、なんか勢いで言ってしまった。 その3へ続く
2017/05/01
その1
妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)の体型は元々バレーボールの選手をしていたからスレンダーなのだが、最近はちょっとぽっちゃりかな。しかし、くびれも(多少)ある。自慢ができるのはバストかな。Eカップの巨乳でツンと尖がっていた。
それで今年に入ってから、やっぱりなんというか付き合いが長いから、お互いのセックスに、少し飽きがきたみたいなとこがあった。つまり軽い倦怠期みたいになる。結婚してからも今までなら週に1、2回あったのが、月に2、3回くらいになった。まぁそれでも別に詩穂への気持ちが冷めたわけでも無いし、週末はいつも2人で、出掛けて、詩穂から手繋いできたりもしていたから、特に問題視していたわけでは無いんだ。ただ『そろそろ子供欲しいね。』って話はよくしている。
それで、事の契機は詩穂の実家に帰った時、俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)と中学の卒業アルバムを見ていたとき、詩穂が一人の男子指差して、『この子のこと少し好きだったなぁ。』って何気なく言った。これを聞いて俺はすごく嫉妬しちゃってさ、その夜に、凄い勢いで激しいセックスをしてしまう。
終わった後で詩穂が、『何かいつもと違って怖かったよ。』と言いつつも『でも、久しぶりに激しかったね。』って満足した顔で笑っていた。Mの詩穂は激しくされるセックス、というのが良いらしく、勿論本人は否定するし、最中も嫌がる。しかし、嫌がる素振りはみせるんだけど、体の方は反応して、びっくりするくらい濡れる。『やだぁ……こんなのやだぁ~!』って言う割には、ショーツを脱がすと触ってもいないのに愛液で糸引いていたりした。
とにかく詩穂は、俺が嫉妬するのが嬉しいのか、そうした後で必ず激しいセックスになるのが楽しみなのか、ん以降やたらと俺を嫉妬させるような事を言ってくる。今までだったら自分の口では言わなかった、『社員の高階(たかしな)くんに飲みに誘われた。』『お客さんがお尻を触るんだよ。』とかを報告してきた。そんな話を聞いた俺が嫉妬して、無理やりベッドまで引っ張って行って、詩穂を強引に押し倒す。詩穂も口では『嫌! 嫌!』と言いながらもグッショリ濡らして俺のペニスを待っている。そんな日々が続いた。
なんだかんだでラブラブだったのだけど、やっぱり俺は詩穂からそういう事(『社員の高階くんから飲みに誘われた。』)を言われると、結構苛々してくる。それでも嫉妬による興奮の方が大きかった。けれど、ある夜に詩穂からまた『あのね。あの高階くんがデートに行かないって誘ってきたのよ。』って告白され、それでちょっと本気で頭にきて、「じゃあその高階とデートしたら?」と言ってしまった。
出来る限り冗談っぽく話したつもりだったのだけど、詩穂も付き合いが長いからその辺を察したらしく、結構本気で謝ってきたが、俺は逆に言い過ぎて申し訳ないと思った。だからこれを誤魔化すように平静を装ってそう告げる。「最近夫婦関係はマンネリしているし、お互いの為の良い刺激になるんじゃない?」と、なんか勢いで言ってしまった。 その3へ続く
2017/05/01
長2【“心”は私。“体”は他の男。(M男の告白)】第3話
長2【“心”は私。“体”は他の男。(M男の告白)】第3話
第2話
妻(黒川法子:くろかわ・のりこ:43歳)のあえぐ声が少しずつ大きくなります。眞島秀和(まじま・ひでかず:40歳)は腰を振りながら妻にキスをしようとしますが、法子の口は閉じられたままでした。眞島の後頭部越しに妻の顔が見えます。目を閉じていましたが、口が少し開きました。
妻が『イク・・・パパ・・イク・・・もうイク・・・。』初めて言葉を吐きだす。そして妻の手が眞島から落ちました。妻が眞島に逝かされた瞬間です。でも容赦のない眞島の動き。しばらくするとまた眞島の背中に妻の手が回りました。今度は足も眞島の臀部側に絡ませるように密着します。
眞島はあきらかに私より精力が強かった。眞島は時々私(黒川彰浩:くろかわ・あきひろ:45歳)を見ながら笑います。妻が眞島に4度ほど逝かされました。それでも眞島はまだ腰を振り続けます。〔黒川さん、外に出しますね・・外で・・。〕妻はもうそんな言葉は聞こえないようでした。それで私は小さな声で「中に・・・・中で・・・。」と呟きます。眞島の腰が深く入り、法子の中で眞島の強い精子が飛び出しようです。
ぐったりする妻の股間から白いものが流れ出してきても法子は動くことすらできないようでした。私がティッシュをそこに当ててあげます。眞島は丸裸で椅子に座りビールをグラスに注ぐと一気に飲みました。妻がフラフラとバスルームへと向かいます。
眞島は、妻を抱いた優越感なのか、〔黒川さんどうでしたか? 奥さんを目の前で抱かれて・・・。〕と、少し笑いながら言いました。「ええ、凄かったですね・・・。」私の目の前には少し小さくなりましたが、黒い眞島のペニス、今しがた法子に入っていたペニスがだらしなく見えます。
〔黒川さん・・・・なんとなくですが・・・。〕というと眞島立ち上がり近づくと私の手を取り、ペニスを触らせました。驚く私、こんなところを妻が見たらと思うと手をすぐ引っ込めます。〔すみません。もしかして黒川さんは寝取られマゾですか・・あの、そんな感じがして・・。〕それに対して私には返す言葉がありませんでした。
眞島の言葉が畳み掛ける。〔黒川さんでは満足しなかったのかも・・奥さん。しっかりしがみついていましたね。上品な顔していてもアソコは正直ですよ。〕、〔中で出された感想はどうです? たくさん出しましたよ。〕、〔いいですね、黒川さん。今日はたっぷり奥さんを使いますよ・・・。〕それをうなずくだけの私、ビールだけがすすみます。 第4話に続く
2017/05/02
第2話
妻(黒川法子:くろかわ・のりこ:43歳)のあえぐ声が少しずつ大きくなります。眞島秀和(まじま・ひでかず:40歳)は腰を振りながら妻にキスをしようとしますが、法子の口は閉じられたままでした。眞島の後頭部越しに妻の顔が見えます。目を閉じていましたが、口が少し開きました。
妻が『イク・・・パパ・・イク・・・もうイク・・・。』初めて言葉を吐きだす。そして妻の手が眞島から落ちました。妻が眞島に逝かされた瞬間です。でも容赦のない眞島の動き。しばらくするとまた眞島の背中に妻の手が回りました。今度は足も眞島の臀部側に絡ませるように密着します。
眞島はあきらかに私より精力が強かった。眞島は時々私(黒川彰浩:くろかわ・あきひろ:45歳)を見ながら笑います。妻が眞島に4度ほど逝かされました。それでも眞島はまだ腰を振り続けます。〔黒川さん、外に出しますね・・外で・・。〕妻はもうそんな言葉は聞こえないようでした。それで私は小さな声で「中に・・・・中で・・・。」と呟きます。眞島の腰が深く入り、法子の中で眞島の強い精子が飛び出しようです。
ぐったりする妻の股間から白いものが流れ出してきても法子は動くことすらできないようでした。私がティッシュをそこに当ててあげます。眞島は丸裸で椅子に座りビールをグラスに注ぐと一気に飲みました。妻がフラフラとバスルームへと向かいます。
眞島は、妻を抱いた優越感なのか、〔黒川さんどうでしたか? 奥さんを目の前で抱かれて・・・。〕と、少し笑いながら言いました。「ええ、凄かったですね・・・。」私の目の前には少し小さくなりましたが、黒い眞島のペニス、今しがた法子に入っていたペニスがだらしなく見えます。
〔黒川さん・・・・なんとなくですが・・・。〕というと眞島立ち上がり近づくと私の手を取り、ペニスを触らせました。驚く私、こんなところを妻が見たらと思うと手をすぐ引っ込めます。〔すみません。もしかして黒川さんは寝取られマゾですか・・あの、そんな感じがして・・。〕それに対して私には返す言葉がありませんでした。
眞島の言葉が畳み掛ける。〔黒川さんでは満足しなかったのかも・・奥さん。しっかりしがみついていましたね。上品な顔していてもアソコは正直ですよ。〕、〔中で出された感想はどうです? たくさん出しましたよ。〕、〔いいですね、黒川さん。今日はたっぷり奥さんを使いますよ・・・。〕それをうなずくだけの私、ビールだけがすすみます。 第4話に続く
2017/05/02
長5〖ふたりのめざめ〗その2話
長5〖ふたりのめざめ〗その2話
その1話
俺(渡部久志:わたべ・ひさし:33歳)は…《どうすれば妻(渡部真歩:わたべ・まほ:30歳)を他の男に・・・》ばかり考えていた。また或る時は・・・《いや真歩にそんなことは・・・きっと後悔することに・・・》隠れた願望の炎を焚き付ける心と、消火させる心が交差する。
そんな悶々とした思いが仕事中も頭から離れなくなってきていた。そして、或る日の仕事中・・・[おい、何ボーとしているんだよ。]と同僚の谷津真司(やつ・しんじ)が物思いに耽(ふけ)る僕に声をかける。「いや何でもないよ。」僕はハッとして取り繕う。[どうせ真歩ちゃんと喧嘩でもしたんだろ? ははは。]と、谷津が夫婦喧嘩は犬も喰わないぞ。というような感じで仕事に戻っていった。
谷津の後ろ姿を見ながら・・・《そういえば、あいつの言葉が俺に真歩を意識させたんだよな》ふと村中真歩(むらなか・まほ)と付き合い始めたきっかけを思いだす。現在、妻は僕の勤める会社を辞めているが、元々は同じ会社に勤めていた・・・当時僕は営業部、真歩は総務部に配属されていた。・・・正直当初俺がもった真歩のイメージは“煩(わずら)わしい女”である。
真歩は地元の有名大学を卒業し、語学が堪能で会計の知識も凄い新入社員という評判で僕より二年後に入社してきた。評判通り、彼女はテキパキと仕事をこなし、また先輩であろうとも物事ははっきり言える性格です。僕も総務部へ提出する稟議書、領収書などについて真歩に何度かダメ出しを食らうことがあった。また真歩には、取っ付きにくい雰囲気もあり、当時僕は真歩に好意を持つどころか、《絶対あの女結婚出来ない。》と感じていたのである。また僕が三流大学を留年して卒業したという経歴が、真歩に対してコンプレックスを抱かせていた。しかし、4年前僕に真歩を意識する出来事が・・・。
4年前の夏、河原にて職場のバーベキューが行われる。『どうぞ。』って、並んでバーベキューをつつく僕と谷津に、村中真歩が缶ビールを差し出す。その時の彼女の表情は、職場では見ることの無かった笑みに満ちたものだった。《村中でも、こんな表情を見せるんだ・・・。》
俺の視線は、再びクーラーボックスに向う真歩の後ろ姿に向う。クーラーボックスから缶ビールを取り出そうとする真歩の尻が、僕達の方に突出した感じになった。[彼女なかなかいい尻してるよな。]と谷津が僕に耳打ちする。
谷津の言葉に、ピッチリとしたジーンズを穿いた真歩の尻を凝視する僕・・・この時僕の心の中に、何か真歩に感じるものがあった。[そういえば、久志よく彼女と話してるじゃないか、どうだ? 彼女と付き合ったら? 彼女よく見ると可愛いし、なあ!]と谷津が久志に言葉をかける。
「いや話してるっていったって、村中はいつも俺に書類の文句言ってるだけだぜ!」
俺は缶ビールをグィと飲んだ。[でもなあ、端から見てると何かお前らお似合いだよ。営業部の連中は皆そう言ってるぜ。なあ、今日は村中と親しくなれるチャンスだぜ、久志彼女に何か持ってたりして、きっかけ掴めよ!]とニヤリとしながら僕に肘打ちする谷津。
「大きなお世話だ。」俺は谷津の言葉に何か不貞腐れた感じで缶ビールを飲み干す。しかし、その日僕は何度か真歩の方に視線を向かわせた・・・他の同僚達との会話の中で見せる真歩のチャーミングな笑顔・・・まめに飲み物を配ったり、気遣いを見せる真歩・・・更には酔いが深まり、屈む真歩の胸元や、突出した真歩の尻・・・俺は完全に真歩を意識していた。《普段は澄まして仕事をしているけど・・・村中にも可愛い所あるし、気遣いも出来る。色気も少しあるんだな・・・。》 その3話に続く
2017/05/04
その1話
俺(渡部久志:わたべ・ひさし:33歳)は…《どうすれば妻(渡部真歩:わたべ・まほ:30歳)を他の男に・・・》ばかり考えていた。また或る時は・・・《いや真歩にそんなことは・・・きっと後悔することに・・・》隠れた願望の炎を焚き付ける心と、消火させる心が交差する。
そんな悶々とした思いが仕事中も頭から離れなくなってきていた。そして、或る日の仕事中・・・[おい、何ボーとしているんだよ。]と同僚の谷津真司(やつ・しんじ)が物思いに耽(ふけ)る僕に声をかける。「いや何でもないよ。」僕はハッとして取り繕う。[どうせ真歩ちゃんと喧嘩でもしたんだろ? ははは。]と、谷津が夫婦喧嘩は犬も喰わないぞ。というような感じで仕事に戻っていった。
谷津の後ろ姿を見ながら・・・《そういえば、あいつの言葉が俺に真歩を意識させたんだよな》ふと村中真歩(むらなか・まほ)と付き合い始めたきっかけを思いだす。現在、妻は僕の勤める会社を辞めているが、元々は同じ会社に勤めていた・・・当時僕は営業部、真歩は総務部に配属されていた。・・・正直当初俺がもった真歩のイメージは“煩(わずら)わしい女”である。
真歩は地元の有名大学を卒業し、語学が堪能で会計の知識も凄い新入社員という評判で僕より二年後に入社してきた。評判通り、彼女はテキパキと仕事をこなし、また先輩であろうとも物事ははっきり言える性格です。僕も総務部へ提出する稟議書、領収書などについて真歩に何度かダメ出しを食らうことがあった。また真歩には、取っ付きにくい雰囲気もあり、当時僕は真歩に好意を持つどころか、《絶対あの女結婚出来ない。》と感じていたのである。また僕が三流大学を留年して卒業したという経歴が、真歩に対してコンプレックスを抱かせていた。しかし、4年前僕に真歩を意識する出来事が・・・。
4年前の夏、河原にて職場のバーベキューが行われる。『どうぞ。』って、並んでバーベキューをつつく僕と谷津に、村中真歩が缶ビールを差し出す。その時の彼女の表情は、職場では見ることの無かった笑みに満ちたものだった。《村中でも、こんな表情を見せるんだ・・・。》
俺の視線は、再びクーラーボックスに向う真歩の後ろ姿に向う。クーラーボックスから缶ビールを取り出そうとする真歩の尻が、僕達の方に突出した感じになった。[彼女なかなかいい尻してるよな。]と谷津が僕に耳打ちする。
谷津の言葉に、ピッチリとしたジーンズを穿いた真歩の尻を凝視する僕・・・この時僕の心の中に、何か真歩に感じるものがあった。[そういえば、久志よく彼女と話してるじゃないか、どうだ? 彼女と付き合ったら? 彼女よく見ると可愛いし、なあ!]と谷津が久志に言葉をかける。
「いや話してるっていったって、村中はいつも俺に書類の文句言ってるだけだぜ!」
俺は缶ビールをグィと飲んだ。[でもなあ、端から見てると何かお前らお似合いだよ。営業部の連中は皆そう言ってるぜ。なあ、今日は村中と親しくなれるチャンスだぜ、久志彼女に何か持ってたりして、きっかけ掴めよ!]とニヤリとしながら僕に肘打ちする谷津。
「大きなお世話だ。」俺は谷津の言葉に何か不貞腐れた感じで缶ビールを飲み干す。しかし、その日僕は何度か真歩の方に視線を向かわせた・・・他の同僚達との会話の中で見せる真歩のチャーミングな笑顔・・・まめに飲み物を配ったり、気遣いを見せる真歩・・・更には酔いが深まり、屈む真歩の胸元や、突出した真歩の尻・・・俺は完全に真歩を意識していた。《普段は澄まして仕事をしているけど・・・村中にも可愛い所あるし、気遣いも出来る。色気も少しあるんだな・・・。》 その3話に続く
2017/05/04
長4〔公認デート〕その3
長4〔公認デート〕その3
その2
「最近夫婦関係はマンネリしているし、お互いの為の良い刺激になるんじゃない?」と、なんか勢いで言ってしまう。それでも言った後、〖別に悪い提案じゃないな。〗って俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)は思った。別に妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)が他の男とデートをしている姿を想像しても、勿論嫉妬はするかもしれないが、嫌な気持
ちにはならないと思う。
でも詩穂が俺にベタ惚れしているのは普段からわかっていた。何より詩穂が浮気するような妻ではないってことも確信している。だから、後日に本気で提案をしてみた。「俺は詩穂を信じている。それがお互いの為の良い刺激になるんじゃない?」と。あと俺が、その高階に対して優越感を感じたかったというのが一番大きかったと思う。《お前がいくらデートを重ねても、俺の妻は靡(なび)かないぞ!》と。
それで、詩穂は俺を怒らした引け目もあり、(『裕樹君を愛している自信があった。』って後日に述べている。)『じゃあ次に誘われたら……。』と渋々了解をする。俺が冗談で「こっちから電話して逆に誘ってやったら?」と、からかうと、『番号は知らないもん。教えて欲しいって言われたけど、下心がみえみえで断ったの・・・・・・。』と詩穂が反発した。それを聞いて俺は《やっぱり浮気なんてされるわけないよな。》と、更に確信をした。
それから一カ月くらい経った後、詩穂が申し訳無さそうな顔で『あのね・・・・デートに誘われたからOKしちゃったよ? 良かったかな?』って告げられる。俺は多少動揺したけど、自分から言い出した手前「もちろんイイよ。」としか言えなかった。
それで詩穂にスマホのメールを見せてもらう。高階健吾(たかなし・けんご:24歳)から多数来ていた。〔これから詩穂さんとメール出来るのが嬉しい。〕、〔詩穂さんにデートをOKしてもらって夢のよう。〕、〔詩穂さんとデートするのは絶対周りに秘密にしますから安心してね。〕などなど。
俺が「いつOKしたの?」と訊ねると、妻は『一昨日(おととい)かな。』との返事。「なんで昨日言わないの?」と問い詰める。詩穂は『だって・・・裕樹君に怒られそうだし・・・言いそびれたの・・・。』そそのかした本人としては無下に怒れない。「これからは、なんでも報告してくれ。」と言いつつ、「メールが多すぎて主人に気づかれるから連絡は控えてね。って言ったほうが良いんじゃない?」と注意すると、詩穂は『そうだね。』って、言われたとおりにメール打っていた。
その時はセックスした直後で、二人は裸でイチャイチャしながらだったから、俺は高階に対しては完全に優越感しか感じていない。次の日『〔今週の土曜日に映画を観て、そのあと食事しましょう。〕というメールが来たよ。行ってもいいのかな?』って報告され、まだまだ心に余裕があったので、「お前ら高校生のデートか? 俺は留守番しているから行って来いよ。」と許可をする。
デート当日も、普段着で行こうとする詩穂に対して、よそ行きの服や化粧をさせて送り出すことにした。でも玄関先で、キスをしようとしたら、『私ね。これからデートだから駄目だよ~。』って詩穂に意地悪される。その言葉に一抹の不安を感じたが、さすがに「もうデートは中止だ!」と言うような“中2病”な発言は堪えて、大人の対応として「楽しんで来い。」と、やせ我慢な声を掛けた。 その4に続く
2017/05/09
その2
「最近夫婦関係はマンネリしているし、お互いの為の良い刺激になるんじゃない?」と、なんか勢いで言ってしまう。それでも言った後、〖別に悪い提案じゃないな。〗って俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)は思った。別に妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)が他の男とデートをしている姿を想像しても、勿論嫉妬はするかもしれないが、嫌な気持
ちにはならないと思う。
でも詩穂が俺にベタ惚れしているのは普段からわかっていた。何より詩穂が浮気するような妻ではないってことも確信している。だから、後日に本気で提案をしてみた。「俺は詩穂を信じている。それがお互いの為の良い刺激になるんじゃない?」と。あと俺が、その高階に対して優越感を感じたかったというのが一番大きかったと思う。《お前がいくらデートを重ねても、俺の妻は靡(なび)かないぞ!》と。
それで、詩穂は俺を怒らした引け目もあり、(『裕樹君を愛している自信があった。』って後日に述べている。)『じゃあ次に誘われたら……。』と渋々了解をする。俺が冗談で「こっちから電話して逆に誘ってやったら?」と、からかうと、『番号は知らないもん。教えて欲しいって言われたけど、下心がみえみえで断ったの・・・・・・。』と詩穂が反発した。それを聞いて俺は《やっぱり浮気なんてされるわけないよな。》と、更に確信をした。
それから一カ月くらい経った後、詩穂が申し訳無さそうな顔で『あのね・・・・デートに誘われたからOKしちゃったよ? 良かったかな?』って告げられる。俺は多少動揺したけど、自分から言い出した手前「もちろんイイよ。」としか言えなかった。
それで詩穂にスマホのメールを見せてもらう。高階健吾(たかなし・けんご:24歳)から多数来ていた。〔これから詩穂さんとメール出来るのが嬉しい。〕、〔詩穂さんにデートをOKしてもらって夢のよう。〕、〔詩穂さんとデートするのは絶対周りに秘密にしますから安心してね。〕などなど。
俺が「いつOKしたの?」と訊ねると、妻は『一昨日(おととい)かな。』との返事。「なんで昨日言わないの?」と問い詰める。詩穂は『だって・・・裕樹君に怒られそうだし・・・言いそびれたの・・・。』そそのかした本人としては無下に怒れない。「これからは、なんでも報告してくれ。」と言いつつ、「メールが多すぎて主人に気づかれるから連絡は控えてね。って言ったほうが良いんじゃない?」と注意すると、詩穂は『そうだね。』って、言われたとおりにメール打っていた。
その時はセックスした直後で、二人は裸でイチャイチャしながらだったから、俺は高階に対しては完全に優越感しか感じていない。次の日『〔今週の土曜日に映画を観て、そのあと食事しましょう。〕というメールが来たよ。行ってもいいのかな?』って報告され、まだまだ心に余裕があったので、「お前ら高校生のデートか? 俺は留守番しているから行って来いよ。」と許可をする。
デート当日も、普段着で行こうとする詩穂に対して、よそ行きの服や化粧をさせて送り出すことにした。でも玄関先で、キスをしようとしたら、『私ね。これからデートだから駄目だよ~。』って詩穂に意地悪される。その言葉に一抹の不安を感じたが、さすがに「もうデートは中止だ!」と言うような“中2病”な発言は堪えて、大人の対応として「楽しんで来い。」と、やせ我慢な声を掛けた。 その4に続く
2017/05/09
長4〔公認デート〕その4
長4〔公認デート〕その4
その3
妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)が出て行った後も、俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)はそれほど苛々したりはしなかった。それでも、部屋の中をぐるぐる歩き回ったり、スマホをさわって何度も何度もラインが来てないかを確認していた。
それで、3時間ほど経ったので《もう映画は終わっているだろうと》思い切ってこちらからラインをすると、詩穂から『何々? 妬いてるの? すぐ帰るから大人しく留守番していてね。』と返ってきた。俺は素早く、「ちょっと心配になっただけ。今はどこ?」と打つ。すると、『今ねレストラン。すごく料理が美味しいよ。次は2人で来ようね。』続いて『食べるのに集中できないから暫くラインは禁止です。愛してるよ。』何だか問答無用な終わり方をされた。
それから1時間くらいして、『今から帰ります。なんか夕食のおかず買って帰るね。待っていてね。』って詩穂にしてはテンション高いライン。そのラインから1時間後に、凄く楽しそうに帰ってきた。俺はあのライン以来ずっと玄関のところで座って待っていた。
玄関の扉が開いて、詩穂が『ただいま~。』って姿を見せるやいなや俺は抱きついていた。普段はテンショが低い詩穂も、そうなる事がわかっていたのか? それとも期待していたのか? 俺にお姫様だっこをされながら寝室へ移動する間も楽しそうである。
それで、速攻、下のショーツだけを脱がしてバックにして突きながら「今まで何していたんだよ? 高階(健吾:たかなし・けんご:24歳)と何していたんだよ。」と語気強く問いただすと、『何もしていません! 本当です!』って言いながら喘いでいた。それを信じられなかった俺は詩穂に詳しい足取りを言わせる。
『あっあの・・・◇◇の映画館で「××××××」を観まし・・・たっ・・・。あっ!・・・それから・・・デパートに行って・・・・。』
「デパートって何しに行ったんだよ!」
『彼が・・・あっん・・・・初デートの・・・記念だからって・・・ペンダントを・・・・。』
って申し訳なさそうな小声で告げた。
「それで買ってもらったのか?」と問うと、『裕樹君が嫌なら・・・返すけど・・・。』って涙声になる。あまり責めるといけないと思い。「いいから貰っときなよ。」と優しく言葉を掛けた。もう俺も逝きそうだったので、猛ピストンで詩穂の大きな尻をつかんでせめたてる。俺が逝くのと同時に詩穂もイッたみたいでぐたっとしている。そのとき詩穂のスマホにメールの着信があった。
詩穂に「高階のメールだろ? みせてみろよ。」と言うと、バッグからスマホを取り出し俺に手渡す。そこには高階健吾からの〔今日は凄く楽しかったです。また来週も誘っていいですか?〕メールだった。俺は嫉妬心が燃え上がるが、反面この先の展開に期待する気持ちが強くて、詩穂には『今日は楽しかったです。ペンダントありがとうございます。誘って頂きうれしいです。』って返信メールをさせたのだ。 その5へ続く
2017/05/11
その3
妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)が出て行った後も、俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)はそれほど苛々したりはしなかった。それでも、部屋の中をぐるぐる歩き回ったり、スマホをさわって何度も何度もラインが来てないかを確認していた。
それで、3時間ほど経ったので《もう映画は終わっているだろうと》思い切ってこちらからラインをすると、詩穂から『何々? 妬いてるの? すぐ帰るから大人しく留守番していてね。』と返ってきた。俺は素早く、「ちょっと心配になっただけ。今はどこ?」と打つ。すると、『今ねレストラン。すごく料理が美味しいよ。次は2人で来ようね。』続いて『食べるのに集中できないから暫くラインは禁止です。愛してるよ。』何だか問答無用な終わり方をされた。
それから1時間くらいして、『今から帰ります。なんか夕食のおかず買って帰るね。待っていてね。』って詩穂にしてはテンション高いライン。そのラインから1時間後に、凄く楽しそうに帰ってきた。俺はあのライン以来ずっと玄関のところで座って待っていた。
玄関の扉が開いて、詩穂が『ただいま~。』って姿を見せるやいなや俺は抱きついていた。普段はテンショが低い詩穂も、そうなる事がわかっていたのか? それとも期待していたのか? 俺にお姫様だっこをされながら寝室へ移動する間も楽しそうである。
それで、速攻、下のショーツだけを脱がしてバックにして突きながら「今まで何していたんだよ? 高階(健吾:たかなし・けんご:24歳)と何していたんだよ。」と語気強く問いただすと、『何もしていません! 本当です!』って言いながら喘いでいた。それを信じられなかった俺は詩穂に詳しい足取りを言わせる。
『あっあの・・・◇◇の映画館で「××××××」を観まし・・・たっ・・・。あっ!・・・それから・・・デパートに行って・・・・。』
「デパートって何しに行ったんだよ!」
『彼が・・・あっん・・・・初デートの・・・記念だからって・・・ペンダントを・・・・。』
って申し訳なさそうな小声で告げた。
「それで買ってもらったのか?」と問うと、『裕樹君が嫌なら・・・返すけど・・・。』って涙声になる。あまり責めるといけないと思い。「いいから貰っときなよ。」と優しく言葉を掛けた。もう俺も逝きそうだったので、猛ピストンで詩穂の大きな尻をつかんでせめたてる。俺が逝くのと同時に詩穂もイッたみたいでぐたっとしている。そのとき詩穂のスマホにメールの着信があった。
詩穂に「高階のメールだろ? みせてみろよ。」と言うと、バッグからスマホを取り出し俺に手渡す。そこには高階健吾からの〔今日は凄く楽しかったです。また来週も誘っていいですか?〕メールだった。俺は嫉妬心が燃え上がるが、反面この先の展開に期待する気持ちが強くて、詩穂には『今日は楽しかったです。ペンダントありがとうございます。誘って頂きうれしいです。』って返信メールをさせたのだ。 その5へ続く
2017/05/11
長4〔公認デート〕その5
長4〔公認デート〕その5
その4
この上ない優越感で“返信のメール”をさせる。セックスが終わると、俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)が事前に妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)に指示していた通りに、高階(健吾:たかなし・けんご:24歳)の顔写真を撮ってこさせたので、これを見ると、予想外な“イケメン”に正直そこで《もしかしたらヤバイかな?》って思った。
詩穂からデートの感想を聞くと、『うん~まぁ普通に楽しかったよ。あと何度も手を握ってきたけど、その度に撃退したよ。』って言う。俺はその時点で結構不安だったのだけど、何か高階に負けたみたいで、「もう会うな!」とは言えなかった。それは、詩穂が高階とデートをしているのも正直興奮する。
この1週間は、この〖デート〗をネタに、二人はラブラブ。俺は何度も詩穂を抱いた。詩穂の方もその後、俺がそういうことで嫉妬するのが嬉しいらしく、色々と小細工をしてくるようになる。2回目のデートの日も、玄関でキスしようとすると、前回と同様にやっぱり拒否された。『私ね、これから彼氏とデートだから駄目よパパ!』って言われた。「なんな? 詩穂のパパかよ?」と怒っている間にさっさと出かけてしまう。
俺がデート中にラインを送っても、『ただ今ラブラブデート中につきお返事できません。』っての文章に、詩穂と高階が仲よさそうに2ショットの写真が添付してあった。夕方近くに、詩穂から『今日は帰らないけれどいいかな?』っていうラインが届く。さすがに俺も慌てて、「馬鹿! そこまで許可したわけじゃない。馬鹿! 早く帰って来い!」と怒りの返信をした。その時に玄関のチャイムが鳴った。俺は宅配便業者かなと玄関のドアを開く。
すると詩穂が満面の笑みを浮かべて、『ばか! ばか! って言い過ぎだよ。パパただいま。』って言いながら俺に抱きついてきた。『驚いた? あわてたでしょ? うふふ・・・。』って勝ち誇る。しかし、俺は今更ながら平静を装った。詩穂が『お泊りするって思った?』って俺の嫉妬心を掻き立てようとする。そこで俺が「お前とは離婚だ!」と逆襲に転じると、詩穂の表情が一変し泣き顔になった。
『嘘だよね? 裕樹君嘘だって言って。』とほとんど泣き声。俺は「嘘や冗談で離婚なんて言わない。すぐに荷物をまとめて高階のところへ行けよ!」と冷たく言い放つ。詩穂は『ごめんなさい。あんなラインを送って・・・・ゴメン・・・もうしません。なんでも言うことききますから許してください!』って必死に縋(すが)り付いてきた。俺は《内心チャンスと》「わかった。今回の件は水に流す。ただし、これからは何でも俺の言うことは絶対だぞ! いいか?」と強く念を押す。詩穂は泣きながら『許してくれてありがとう。裕樹君の言うとおりにします。』って誓った。 その6に続く
2017/05/14
その4
この上ない優越感で“返信のメール”をさせる。セックスが終わると、俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)が事前に妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)に指示していた通りに、高階(健吾:たかなし・けんご:24歳)の顔写真を撮ってこさせたので、これを見ると、予想外な“イケメン”に正直そこで《もしかしたらヤバイかな?》って思った。
詩穂からデートの感想を聞くと、『うん~まぁ普通に楽しかったよ。あと何度も手を握ってきたけど、その度に撃退したよ。』って言う。俺はその時点で結構不安だったのだけど、何か高階に負けたみたいで、「もう会うな!」とは言えなかった。それは、詩穂が高階とデートをしているのも正直興奮する。
この1週間は、この〖デート〗をネタに、二人はラブラブ。俺は何度も詩穂を抱いた。詩穂の方もその後、俺がそういうことで嫉妬するのが嬉しいらしく、色々と小細工をしてくるようになる。2回目のデートの日も、玄関でキスしようとすると、前回と同様にやっぱり拒否された。『私ね、これから彼氏とデートだから駄目よパパ!』って言われた。「なんな? 詩穂のパパかよ?」と怒っている間にさっさと出かけてしまう。
俺がデート中にラインを送っても、『ただ今ラブラブデート中につきお返事できません。』っての文章に、詩穂と高階が仲よさそうに2ショットの写真が添付してあった。夕方近くに、詩穂から『今日は帰らないけれどいいかな?』っていうラインが届く。さすがに俺も慌てて、「馬鹿! そこまで許可したわけじゃない。馬鹿! 早く帰って来い!」と怒りの返信をした。その時に玄関のチャイムが鳴った。俺は宅配便業者かなと玄関のドアを開く。
すると詩穂が満面の笑みを浮かべて、『ばか! ばか! って言い過ぎだよ。パパただいま。』って言いながら俺に抱きついてきた。『驚いた? あわてたでしょ? うふふ・・・。』って勝ち誇る。しかし、俺は今更ながら平静を装った。詩穂が『お泊りするって思った?』って俺の嫉妬心を掻き立てようとする。そこで俺が「お前とは離婚だ!」と逆襲に転じると、詩穂の表情が一変し泣き顔になった。
『嘘だよね? 裕樹君嘘だって言って。』とほとんど泣き声。俺は「嘘や冗談で離婚なんて言わない。すぐに荷物をまとめて高階のところへ行けよ!」と冷たく言い放つ。詩穂は『ごめんなさい。あんなラインを送って・・・・ゴメン・・・もうしません。なんでも言うことききますから許してください!』って必死に縋(すが)り付いてきた。俺は《内心チャンスと》「わかった。今回の件は水に流す。ただし、これからは何でも俺の言うことは絶対だぞ! いいか?」と強く念を押す。詩穂は泣きながら『許してくれてありがとう。裕樹君の言うとおりにします。』って誓った。 その6に続く
2017/05/14
長3『やわらかな胸』第2話
長3『やわらかな胸』第2話
第1話
そして翌日・・・僕(橋内尚哉:はしうち・なおや:32歳)は、嫁(橋内玲香:はしうち・れいか:29歳)には内緒でレコーダーをセット、場所はいつもの場所にしました。リビングの雑貨入れです。予定通りの出勤。そして、午後7時過ぎにクタクタになって帰宅しました。
『お帰りなさい!』
玲香が笑顔で近づいて来ます・・・。
『・・・よ。』
「ん? なに?」
囁くように呟くので良くわかりません。
『真山(修造:まやま・しゅうぞう:66歳)さんが来たよ!』
嫁の大きな瞳が、かわいい唇が微笑んでいます。僕の耳元にふわっと甘い香りが届きました。
「そっか~。」
疲れが一気に吹き飛んで興奮が一気に膨らみます。『来たよ!』とだけ言って何も話しません。たいしたこと無かったのだろうと、詳しい話は後で聞く事にしました。僕は食事を済ませ自分だけ先に入浴します。風呂上がりにテレビを見ながらくつろいでいると、キッチンから玲香がやってきました。
『今日はね、お花を頂いたのよ(笑)。』
「へえ~そうなんだ~。」
『ビオラっていうお花の苗。トレーに満タン、12個も頂いたの。』
「そんなに?・・・で、どうなんだ? 玲香、ノーブラになってくれた?」
『・・・。』
無言で口を膨らまして、薄目で睨み付けます。
「ノーブラで花の苗を受け取ったんだよな!」
コクリと頷く嫁です。興奮しますね・・・ぺニスがスウェットを突き上げた。
「どんな服を着てたの?」
『これよ、今のままね。』
嫁の服装は長袖のボーダーTシャツです。両腕はピッタリ、ウエストはクイッと絞れてい
て、バストは妖艶に膨らんでいました。白と青のラインが幅を増して突き出しています。
ブラジャーのカップの刺繍が写っていますから生地の厚みはこれで想像できました。
「今からノーブラになってみてよ!」
『うん、いいよ。』
玲香は素直に従います。ブラジャーを抜き取る行為はエロくて、チラッとピンクの乳首が
見えました。イエローのブラジャーをテーブルに置いて嫁が向き直ります。
「!!!」
想像以上の眺めに僕は言葉を失いました。突き上がる膨らみこそ有りませんが、いかにもノーブラらしい優しくも大きな隆起です。そしてその頂点にはハッキリとした乳首でした。
第3話へ続く
2017/05/15
第1話
そして翌日・・・僕(橋内尚哉:はしうち・なおや:32歳)は、嫁(橋内玲香:はしうち・れいか:29歳)には内緒でレコーダーをセット、場所はいつもの場所にしました。リビングの雑貨入れです。予定通りの出勤。そして、午後7時過ぎにクタクタになって帰宅しました。
『お帰りなさい!』
玲香が笑顔で近づいて来ます・・・。
『・・・よ。』
「ん? なに?」
囁くように呟くので良くわかりません。
『真山(修造:まやま・しゅうぞう:66歳)さんが来たよ!』
嫁の大きな瞳が、かわいい唇が微笑んでいます。僕の耳元にふわっと甘い香りが届きました。
「そっか~。」
疲れが一気に吹き飛んで興奮が一気に膨らみます。『来たよ!』とだけ言って何も話しません。たいしたこと無かったのだろうと、詳しい話は後で聞く事にしました。僕は食事を済ませ自分だけ先に入浴します。風呂上がりにテレビを見ながらくつろいでいると、キッチンから玲香がやってきました。
『今日はね、お花を頂いたのよ(笑)。』
「へえ~そうなんだ~。」
『ビオラっていうお花の苗。トレーに満タン、12個も頂いたの。』
「そんなに?・・・で、どうなんだ? 玲香、ノーブラになってくれた?」
『・・・。』
無言で口を膨らまして、薄目で睨み付けます。
「ノーブラで花の苗を受け取ったんだよな!」
コクリと頷く嫁です。興奮しますね・・・ぺニスがスウェットを突き上げた。
「どんな服を着てたの?」
『これよ、今のままね。』
嫁の服装は長袖のボーダーTシャツです。両腕はピッタリ、ウエストはクイッと絞れてい
て、バストは妖艶に膨らんでいました。白と青のラインが幅を増して突き出しています。
ブラジャーのカップの刺繍が写っていますから生地の厚みはこれで想像できました。
「今からノーブラになってみてよ!」
『うん、いいよ。』
玲香は素直に従います。ブラジャーを抜き取る行為はエロくて、チラッとピンクの乳首が
見えました。イエローのブラジャーをテーブルに置いて嫁が向き直ります。
「!!!」
想像以上の眺めに僕は言葉を失いました。突き上がる膨らみこそ有りませんが、いかにもノーブラらしい優しくも大きな隆起です。そしてその頂点にはハッキリとした乳首でした。
第3話へ続く
2017/05/15
長6≪MとS≫ 第1話
長6≪MとS≫ 第1話
(原作:揺れる胸 投稿者:晦冥 投稿日:2005/02/22)
[性格は?]と聞かれたら躊躇することなく“S”(いじめたり、相手を攻撃したりすることを好む人)です。と答えてきた。しかし、こんな新たな性格を見つけてしまうと、Sですと言っていた気持ちが大きく揺らぐような気分になる。
36歳のサラリーマン。それが私(桐山直哉:きりやま・なおや)だ。上場企業の会社でそれなりの出世をして、それなりの生活を送っている普通のサラリーマンだ。特に強調して自慢できるものなど何もない。そんな極普通の私にこんな性格があるなんて気づいて自分自身が驚いた。《他の男に妻を抱かせてみたい。》という衝動に駆られるのだ。
妻(桐山成美:きりやま・なるみ)が私以外の誰かに抱かれることに興奮をする。それは嫉妬からなのか、屈辱感からなのかわからない。ただ、それは間違いなく精神的なM(心理学的には自分の欲求を追及したい人。)ではなかろうか? 精神的なMかもしれないと言っても今までの生活で変わることはない。言葉使いや人間関係、亭主関白で通してきた家庭環境も変わることがないだろう。
妻の成美は33歳。見た目で言えば特別美人だと自慢できるわけでもない。だからと言って不美人(ブス)ではない。私は可愛いと思っているが、ある一点を除けば普通と言えば普通の女性かも知れない。そのただ一つの点が、成美には異性の視線を無意識に集めてしまう部分がある。それが大きな胸だ。サイズは90㎝のEカップだった。
さすがに若い頃のような上向きの綺麗な形は年々見られなくなってきている。《私の妻の胸は・・・》と友人に胸を張って言えなくなる日も近いかもしれない。しかし、逆を言えばまだ自慢できるだけの形は保っているということだ。
亭主関白で通してきた私が妻の成美にこんな告白をしたらどう思われるだろう?そんな悩みは暫く続いたが私は決心をした。《何を?》それを正直に妻に話してみようということだ。 第2話に続く
2017/05/17
(原作:揺れる胸 投稿者:晦冥 投稿日:2005/02/22)
[性格は?]と聞かれたら躊躇することなく“S”(いじめたり、相手を攻撃したりすることを好む人)です。と答えてきた。しかし、こんな新たな性格を見つけてしまうと、Sですと言っていた気持ちが大きく揺らぐような気分になる。
36歳のサラリーマン。それが私(桐山直哉:きりやま・なおや)だ。上場企業の会社でそれなりの出世をして、それなりの生活を送っている普通のサラリーマンだ。特に強調して自慢できるものなど何もない。そんな極普通の私にこんな性格があるなんて気づいて自分自身が驚いた。《他の男に妻を抱かせてみたい。》という衝動に駆られるのだ。
妻(桐山成美:きりやま・なるみ)が私以外の誰かに抱かれることに興奮をする。それは嫉妬からなのか、屈辱感からなのかわからない。ただ、それは間違いなく精神的なM(心理学的には自分の欲求を追及したい人。)ではなかろうか? 精神的なMかもしれないと言っても今までの生活で変わることはない。言葉使いや人間関係、亭主関白で通してきた家庭環境も変わることがないだろう。
妻の成美は33歳。見た目で言えば特別美人だと自慢できるわけでもない。だからと言って不美人(ブス)ではない。私は可愛いと思っているが、ある一点を除けば普通と言えば普通の女性かも知れない。そのただ一つの点が、成美には異性の視線を無意識に集めてしまう部分がある。それが大きな胸だ。サイズは90㎝のEカップだった。
さすがに若い頃のような上向きの綺麗な形は年々見られなくなってきている。《私の妻の胸は・・・》と友人に胸を張って言えなくなる日も近いかもしれない。しかし、逆を言えばまだ自慢できるだけの形は保っているということだ。
亭主関白で通してきた私が妻の成美にこんな告白をしたらどう思われるだろう?そんな悩みは暫く続いたが私は決心をした。《何を?》それを正直に妻に話してみようということだ。 第2話に続く
2017/05/17
長6≪MとS≫ 第2話
長6≪MとS≫ 第2話
第1話
「成美(なるみ)・・・。」と呼ぶと、『何?』って答える。妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)と2人きりで寝られるようになったのは1年ほど前からだ。やっと一人息子が小学校3年生になり自分の部屋で寝るようになってくれた。
「最近・・・なかなかしなくなったよな・・・。」と、私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)がそういうと背中を向けて眠ろうとしていた成美がこちらを向いた。『えっ急に何? 確かにしなくなったけど・・・貴方も誘ってこなかったでしょ? それにわたしからは言いづらいし・・・。』妻には私の性格を話してきた。“S”であると言うことも正直に話している。そのせいもあるのだろうか? セックスの主導権は常に私にあり、私が誘うと妻は受け入れ
てきた。
断られた記憶はない。受け入れていた妻が渋々だったのかどうかはわからないが、兎に角私を満足させ続けてくれていた。「そうだよな・・・俺から誘うことって少なくなったよな・・・。この年になるとマンネリって言うのか? そういのがあるのかもしれないな。」
『わたしに・・・飽きたって言うことですか? 貴方、浮気でもしているの?』
「いや そうじゃない。浮気なんてしたことは今まで一度もないよ。」
それは正直な答えだった。私は今まで浮気と言うものを経験したことがない。妻の成美にはなんら不満があるわけでもないし、そんな成美を裏切る程の女は今までいなかったのだ。
《こんな話をして成美はどう思っているのだろう?》私が口を開くまで何も言おうとしない。ただ、こちらに向けた目は開かれたまま私を見つめている。「マンネリが続いて、このままずっと・・・ってのも嫌だしな。」と私はそう前置きした後、「新しい刺激って言うのかな。そういうのには興味ないか?」と私も身体を成美の方に向けた。私達はベッドの中で向かい会うような格好になる。先ほどまで何の話をされるか成美は不安だったのだろう。
しかし、私の今の言葉で不安だった方向の話ではないと思ったのか少しながら笑みを零(こぼ)したように見えた。『新しい刺激って何?』って、少し擦(かす)れたような小さな呟きで聞いてくる。「そうだな・・・。」私は言いたいことをすでに決めていた。ただ今は考えているという振りをしたのだ。《もうそろそろ言おうか? いやまだだろうか?》そんな時間を計りながら沈黙の時間を続ける。「成美・・・他の男に抱かれてみないか?」
私としては十分な時間を計ったつもりだった。しかし、妻としたらそんな時間など関係なく驚く発言だったのだろう。それでも成美は大きな声を出すわけでもなく、先ほどと同じように呟く声で、『それって私に浮気をしろって言うことなの?』、「いや・・・浮気・・・と言えばそうかもしれないがちょっと違うかな? お前が他の男に抱かれているの見たら興奮するかなって・・・。」それに加えて「・・・嫌なら・・・嫌でいいんだけ・・・無理になんて言えることではないしな。」と言い添えた・・。 第3話に続く
2017/05/19
第1話
「成美(なるみ)・・・。」と呼ぶと、『何?』って答える。妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)と2人きりで寝られるようになったのは1年ほど前からだ。やっと一人息子が小学校3年生になり自分の部屋で寝るようになってくれた。
「最近・・・なかなかしなくなったよな・・・。」と、私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)がそういうと背中を向けて眠ろうとしていた成美がこちらを向いた。『えっ急に何? 確かにしなくなったけど・・・貴方も誘ってこなかったでしょ? それにわたしからは言いづらいし・・・。』妻には私の性格を話してきた。“S”であると言うことも正直に話している。そのせいもあるのだろうか? セックスの主導権は常に私にあり、私が誘うと妻は受け入れ
てきた。
断られた記憶はない。受け入れていた妻が渋々だったのかどうかはわからないが、兎に角私を満足させ続けてくれていた。「そうだよな・・・俺から誘うことって少なくなったよな・・・。この年になるとマンネリって言うのか? そういのがあるのかもしれないな。」
『わたしに・・・飽きたって言うことですか? 貴方、浮気でもしているの?』
「いや そうじゃない。浮気なんてしたことは今まで一度もないよ。」
それは正直な答えだった。私は今まで浮気と言うものを経験したことがない。妻の成美にはなんら不満があるわけでもないし、そんな成美を裏切る程の女は今までいなかったのだ。
《こんな話をして成美はどう思っているのだろう?》私が口を開くまで何も言おうとしない。ただ、こちらに向けた目は開かれたまま私を見つめている。「マンネリが続いて、このままずっと・・・ってのも嫌だしな。」と私はそう前置きした後、「新しい刺激って言うのかな。そういうのには興味ないか?」と私も身体を成美の方に向けた。私達はベッドの中で向かい会うような格好になる。先ほどまで何の話をされるか成美は不安だったのだろう。
しかし、私の今の言葉で不安だった方向の話ではないと思ったのか少しながら笑みを零(こぼ)したように見えた。『新しい刺激って何?』って、少し擦(かす)れたような小さな呟きで聞いてくる。「そうだな・・・。」私は言いたいことをすでに決めていた。ただ今は考えているという振りをしたのだ。《もうそろそろ言おうか? いやまだだろうか?》そんな時間を計りながら沈黙の時間を続ける。「成美・・・他の男に抱かれてみないか?」
私としては十分な時間を計ったつもりだった。しかし、妻としたらそんな時間など関係なく驚く発言だったのだろう。それでも成美は大きな声を出すわけでもなく、先ほどと同じように呟く声で、『それって私に浮気をしろって言うことなの?』、「いや・・・浮気・・・と言えばそうかもしれないがちょっと違うかな? お前が他の男に抱かれているの見たら興奮するかなって・・・。」それに加えて「・・・嫌なら・・・嫌でいいんだけ・・・無理になんて言えることではないしな。」と言い添えた・・。 第3話に続く
2017/05/19
長6≪MとS≫ 第3話
長6≪MとS≫ 第3話
第2話
また沈黙が続く・・・・1分ほどだろうか? 2分ほどだろうか? いやもっと長く感じた。妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)は目を瞑り大きく息を吐くと、再度目を開いて私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)を見る。『本当にそれで貴方は興奮出来るの?』それは思ってもいなかった返事だった。
思えば私が“S”であると告白して求めてきたプレイは応じてくれている。《健気に》と言う言葉がぴったりだろう。そんな成美の心情を考えると、【他の男に抱かせたい】なんて言った事に〖罪悪感〗を覚えてしまう。だが、この成美(なるみ)の質問を否定してしまうともう次はないだろう。私は成美の目を見ながら小さく何度も首を縦に振った。『そうなの・・・。』それだけ言うと妻はまた黙り込んでしまう。
私は「成美・・・。」と、手を伸ばし、成美を引き寄せた。そして唇を合わせる。静かな寝室にクチャッと言う様な濡れた音を立てながら私は成美の口内へと舌を伸ばした。ゆっくりと目を閉じてそれに応えるように舌をからめてくる成美。これだけ濃厚なキスはいつ以来だろう? 私は夢中で舌を絡ませていた。
私の唾液が成美の口内に、そしてその逆も。そんなキスの途中に成美はゆっくりと唇を遠ざける。そして私の顔を見て笑みを浮かべると、『でも・・・貴方が他の人とするなんてことはダメだよ。』そう言って今度は妻から唇を寄せてくる。私が告白し、成美が受け入れ承諾してくれた。私と成美にとってターニグポイント(変節)の夜である。
その日から私は成美の相手となる初めの男を捜し始めた。方法はインターネットを使う。ネット上にはそんな募集掲示板などもあり私は正直驚かされた。どちらかと言えば私だけの特殊な性格と感じていたからである。そんな心境だった為か思ったよりも同じ性癖の人が多かったのは、私の後ろめたさを柔らかせた。
掲示板に書き込むとき私は迷った。何を書けばいいのか? 何と書けば私も成美も安心出来る相手を見つけられるのか? 頭の中で文章を作り、その文章で来た相手を想像し、さらに成美を抱いている姿を想像してみる。
それで何通りか想像してみるのだが一つだけどうしても同じ映像が頭に浮かんでくる。それは元からあった私のSと言う性格から来るのかも知れない。その映像は成美が縛られている姿だった。
初めて妻の成美を抱かせる相手を間違ってはならない。S男性募集と書けば勘違いをした無茶をする男が現れるかもしれない。それだけは避けたいことだった。悩んだ末に私の乗せた文章はとても短いものになってしまう。
≪私(山田一郎)の妻の奈津子(仮称)を抱いてくれる男性を求めています。時間は半日程になると思います。ルールを守れる方、紳士的対応の出来る方。≫正直この程度の文章でどれくらいの人が返信してくるかと不安ではあった。
しかし翌日、私が書き込んだ募集板を見てみると想像以上の返信が返ってきている。返信件数は52件。あえて地域を書かずに投稿したことで様々な地域の方から集まっていた。その中に書かれている内容を読み、私からメールを送っても良いと思われる方を捜す。よく読んでみるとこの52件と件数だけは多いようだが勘違いでもしているような書き込みは多かった。
≪奥様はどんな人ですか? スリーサイズを教えてください。自分は○○県からです。そちらはどちらからですか? 奥様とぜひ楽しませてください。≫
≪いいですよ。たっぷり奈津子さんを必ず喘がせますよ。山田さんの前で奈津子さんを犯します。≫
≪こんばんは 自分のは18㎝あります。これで奈津子さんを喜ばせることが出来ると思います。お任せ下さい。≫
これらのメールに私は思わずため息を漏らしてしまう。 第4話に続く
2017/05/20
第2話
また沈黙が続く・・・・1分ほどだろうか? 2分ほどだろうか? いやもっと長く感じた。妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)は目を瞑り大きく息を吐くと、再度目を開いて私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)を見る。『本当にそれで貴方は興奮出来るの?』それは思ってもいなかった返事だった。
思えば私が“S”であると告白して求めてきたプレイは応じてくれている。《健気に》と言う言葉がぴったりだろう。そんな成美の心情を考えると、【他の男に抱かせたい】なんて言った事に〖罪悪感〗を覚えてしまう。だが、この成美(なるみ)の質問を否定してしまうともう次はないだろう。私は成美の目を見ながら小さく何度も首を縦に振った。『そうなの・・・。』それだけ言うと妻はまた黙り込んでしまう。
私は「成美・・・。」と、手を伸ばし、成美を引き寄せた。そして唇を合わせる。静かな寝室にクチャッと言う様な濡れた音を立てながら私は成美の口内へと舌を伸ばした。ゆっくりと目を閉じてそれに応えるように舌をからめてくる成美。これだけ濃厚なキスはいつ以来だろう? 私は夢中で舌を絡ませていた。
私の唾液が成美の口内に、そしてその逆も。そんなキスの途中に成美はゆっくりと唇を遠ざける。そして私の顔を見て笑みを浮かべると、『でも・・・貴方が他の人とするなんてことはダメだよ。』そう言って今度は妻から唇を寄せてくる。私が告白し、成美が受け入れ承諾してくれた。私と成美にとってターニグポイント(変節)の夜である。
その日から私は成美の相手となる初めの男を捜し始めた。方法はインターネットを使う。ネット上にはそんな募集掲示板などもあり私は正直驚かされた。どちらかと言えば私だけの特殊な性格と感じていたからである。そんな心境だった為か思ったよりも同じ性癖の人が多かったのは、私の後ろめたさを柔らかせた。
掲示板に書き込むとき私は迷った。何を書けばいいのか? 何と書けば私も成美も安心出来る相手を見つけられるのか? 頭の中で文章を作り、その文章で来た相手を想像し、さらに成美を抱いている姿を想像してみる。
それで何通りか想像してみるのだが一つだけどうしても同じ映像が頭に浮かんでくる。それは元からあった私のSと言う性格から来るのかも知れない。その映像は成美が縛られている姿だった。
初めて妻の成美を抱かせる相手を間違ってはならない。S男性募集と書けば勘違いをした無茶をする男が現れるかもしれない。それだけは避けたいことだった。悩んだ末に私の乗せた文章はとても短いものになってしまう。
≪私(山田一郎)の妻の奈津子(仮称)を抱いてくれる男性を求めています。時間は半日程になると思います。ルールを守れる方、紳士的対応の出来る方。≫正直この程度の文章でどれくらいの人が返信してくるかと不安ではあった。
しかし翌日、私が書き込んだ募集板を見てみると想像以上の返信が返ってきている。返信件数は52件。あえて地域を書かずに投稿したことで様々な地域の方から集まっていた。その中に書かれている内容を読み、私からメールを送っても良いと思われる方を捜す。よく読んでみるとこの52件と件数だけは多いようだが勘違いでもしているような書き込みは多かった。
≪奥様はどんな人ですか? スリーサイズを教えてください。自分は○○県からです。そちらはどちらからですか? 奥様とぜひ楽しませてください。≫
≪いいですよ。たっぷり奈津子さんを必ず喘がせますよ。山田さんの前で奈津子さんを犯します。≫
≪こんばんは 自分のは18㎝あります。これで奈津子さんを喜ばせることが出来ると思います。お任せ下さい。≫
これらのメールに私は思わずため息を漏らしてしまう。 第4話に続く
2017/05/20
長1〚妄想を実現〛第2話
長1〚妄想を実現〛第2話
第1話
妻(今道友里:いまみち・ゆり:38歳)がバスタオル一枚で部屋に戻ってくる。それで私(今道正明:いまみち・まさあき:40歳)がたずねてみた。
「ね、部長(桜井一夫:さくらい・かずお:50歳)ってどんなひとなの? 写真はないの?」
『なんで?』
「そんなドスケベなオヤジって、どんな顔しているのかなって思ったんだ。」
『今日、皆で撮った写真があるから・・・。』
そう話しながら妻はスマホの操作をして、『この人よ。』って画面を指差し、私にスマホを差し出して洗面所に行く。12人程のスタッフが上下二段に並び、妻の横でニヤけたハゲオヤジの姿があった。見るからに脂っこい、ドスケベそうなオッさんである。《こんなドスケベなハゲオヤジに妻が犯されたら・・・》さっきの妄想の相手が写真の上司の姿になり、更にギンギンになってしまった。洗面所で髪を乾かす友里を後ろから抱きしめて、すぐにベッドに誘う。
「お前の上司って本当にスケベそうだな。」
ベッドの中でバスタオルを剥ぎ取り、乳房を揉みながら妻に言った。
『あん・・・本当にいやらしいよ・・・でもなんで?』
「いや写真を見てそう思ったからさ。スケベな話ってどんな話をするんだ?」
『部長が不倫している人妻の話とか・・・この間は何時間もしたとか・・・エッチな自慢話ばかりよ。』
「ゆりの事は何も言わないのか?」
『今日じゃないけど前に言われた・・・〔おとなしそうだけど今道さんは激しそうだな〕とか・・・〔今道さんはMっぽいね〕とか・・。』
《確かに妻はセックスが激しく、そしてドMと言ってもいいほどだ。自慢話をするだけあって、桜井部長にはスケベな女性に対しての嗅覚があるのだろうか? その時に図星をつかれた友里はどんな顔をしたのだろう?》
「当たっているよな。部長はスケベな女を見る目があるんだな。」
『あん・・・そんな事言わないで・・。』
「部長に二人きりで飲みに行こうって誘われた事はないの? あるだろ?」
『・・・冗談っぽくだけど、飲み会の後に〔飲みに行こう〕と誘われた事はあるよ。』
少し戸惑った後、妻はそう言った。
《やはりな・・・そんなドスケベな上司なら一度は誘うだろう。》
さっきの妄想を疑似プレイで再現したくなった私は妻の友里に言った。
「>ゆりもドスケベだから嫌っている部長でも強引に犯されたら感じるんだろうな。」
『あん・・・あんな人に犯されても感じないわ。』
妻は部長を拒否するような言葉を言いながらも、身をよじり太腿を擦り合わせている。
「じゃあ今夜は部長に犯されているって思うんだ。それでも感じる筈だよ、このエッチな身体は。」
そう言って私が妻の乳房を激しく揉むと、友里は大きな喘ぎ声を上げ身体をくねらせ言った。
『ああん・・・感じないわ・・・あんな人とエッチしても。』 第3話へ続く
2017/05/21
第1話
妻(今道友里:いまみち・ゆり:38歳)がバスタオル一枚で部屋に戻ってくる。それで私(今道正明:いまみち・まさあき:40歳)がたずねてみた。
「ね、部長(桜井一夫:さくらい・かずお:50歳)ってどんなひとなの? 写真はないの?」
『なんで?』
「そんなドスケベなオヤジって、どんな顔しているのかなって思ったんだ。」
『今日、皆で撮った写真があるから・・・。』
そう話しながら妻はスマホの操作をして、『この人よ。』って画面を指差し、私にスマホを差し出して洗面所に行く。12人程のスタッフが上下二段に並び、妻の横でニヤけたハゲオヤジの姿があった。見るからに脂っこい、ドスケベそうなオッさんである。《こんなドスケベなハゲオヤジに妻が犯されたら・・・》さっきの妄想の相手が写真の上司の姿になり、更にギンギンになってしまった。洗面所で髪を乾かす友里を後ろから抱きしめて、すぐにベッドに誘う。
「お前の上司って本当にスケベそうだな。」
ベッドの中でバスタオルを剥ぎ取り、乳房を揉みながら妻に言った。
『あん・・・本当にいやらしいよ・・・でもなんで?』
「いや写真を見てそう思ったからさ。スケベな話ってどんな話をするんだ?」
『部長が不倫している人妻の話とか・・・この間は何時間もしたとか・・・エッチな自慢話ばかりよ。』
「ゆりの事は何も言わないのか?」
『今日じゃないけど前に言われた・・・〔おとなしそうだけど今道さんは激しそうだな〕とか・・・〔今道さんはMっぽいね〕とか・・。』
《確かに妻はセックスが激しく、そしてドMと言ってもいいほどだ。自慢話をするだけあって、桜井部長にはスケベな女性に対しての嗅覚があるのだろうか? その時に図星をつかれた友里はどんな顔をしたのだろう?》
「当たっているよな。部長はスケベな女を見る目があるんだな。」
『あん・・・そんな事言わないで・・。』
「部長に二人きりで飲みに行こうって誘われた事はないの? あるだろ?」
『・・・冗談っぽくだけど、飲み会の後に〔飲みに行こう〕と誘われた事はあるよ。』
少し戸惑った後、妻はそう言った。
《やはりな・・・そんなドスケベな上司なら一度は誘うだろう。》
さっきの妄想を疑似プレイで再現したくなった私は妻の友里に言った。
「>ゆりもドスケベだから嫌っている部長でも強引に犯されたら感じるんだろうな。」
『あん・・・あんな人に犯されても感じないわ。』
妻は部長を拒否するような言葉を言いながらも、身をよじり太腿を擦り合わせている。
「じゃあ今夜は部長に犯されているって思うんだ。それでも感じる筈だよ、このエッチな身体は。」
そう言って私が妻の乳房を激しく揉むと、友里は大きな喘ぎ声を上げ身体をくねらせ言った。
『ああん・・・感じないわ・・・あんな人とエッチしても。』 第3話へ続く
2017/05/21
長5〖ふたりのめざめ〗その3話
長5〖ふたりのめざめ〗その3話
その2話
この日(職場のバーベキュー)、俺(渡部久志:わたべ・ひさし)は素直になれなかったが、彼女(村中真歩:むらなか・まほ)に完全に惹かれて行った。それから僕と真歩は付き合い始め、やがて結婚するのだが・・・それはさておき・・・その日の退社後、家路への途中に・・・《そうだ谷津真司(やつ・しんじ)に・・・真歩を抱いてもらおうか・・・あいつなら真歩に魅力感じているから・・・》
それから俺の脳裏に真歩と谷津とのセックスシーンが駆け巡る。《谷津のペニスに悶え悦ぶ真歩・・・》俺の股間が熱くなる。でもそんな考えも・・・『お帰りなさい。』って言う真歩の顔を見ると何故か消え去った・・・やはり、まだまだ俺の中には真歩を他の男に委ねることに躊躇(ちゅうちょ)があるのだった。
職場からの帰り道・・・《真歩と同僚の谷津とのセックス》を妄想する僕であったが、帰宅して真歩の顔を見ると、その妄想は吹っ飛んでしまう。『すぐに夕飯にするからね。』キッチンで仕度する真歩の後ろ姿を眺めて、缶ビールを傾ける。
《さすがに同僚の谷津には、そんなこと言えないわな・・・》そして・・・《真歩だって、僕が「他の男と寝ろ!」なんて言ったら引くよな・・・》俺の隠された願望が萎えていく。しかし、真歩の尻が目に入り・・・《でも・・・あの尻を誰かに撫でさせるくらいは・・・》ビールの酔いが回り始め、真歩の尻が俺には厭らしく映った。《それか、真歩の生尻を他の男に見せるだけでもいいな・・・》
再び、今度は控え目に妄想が膨らんでいく。『あなた、おまたせ。』そんな俺を余所に、真歩は料理をテーブルに並べていった。すると食事中に・・・『あなた、秋の旅行はどこに連れてってくれるのかな?』って真歩が俺に問い掛ける。
「そうだな・・・真歩はどこへ行きたい?」
俺は逆に問い掛ける。
『そうね・・・やっぱり温泉がいいかな? 出来れば紅葉の綺麗な所ね。』
真歩が俺の問いに答えた。
「わかった、調べておくよ。」
『楽しみね。』
そんな俺に、真歩はご機嫌に箸を進める。夕食後、浴室にて・・・《紅葉の綺麗な所の温泉かあ・・・》俺は一人湯船に浸かり、行き先を思案した。《そうだ温泉なら、混浴ってのもいいな・・・》そこで閃く。《そういえば、ネットに夫婦の混浴での体験が載っていたな・・・》僕は寝取られ系サイトに、或る夫婦が混浴露天風呂でのスワッピング体験を投稿していたのを思い出した。
《ここまで過激なことじゃなくても・・・真歩の裸を他の男に見られるだけでも充分だ・・・》俺の脳裏に、混浴露天風呂で他の男に裸を晒す真歩の姿が浮かぶ。俺以外の男達が真歩の普段晒されていない白い肌を、厭らしい視線で視姦する。
自然と僕のペニスは硬くなっていった。気がつけば、俺は興奮で勃起したペニスを扱いている。「真歩の裸が・・・ああ・・・。」と呟きながら射精をしてしまう・・・《問題は・・・真歩をどうやって混浴に入らせるかだな・・・》俺は興奮が覚め、冷静さを取り戻した。 その4話に続く
2017/05/21
その2話
この日(職場のバーベキュー)、俺(渡部久志:わたべ・ひさし)は素直になれなかったが、彼女(村中真歩:むらなか・まほ)に完全に惹かれて行った。それから僕と真歩は付き合い始め、やがて結婚するのだが・・・それはさておき・・・その日の退社後、家路への途中に・・・《そうだ谷津真司(やつ・しんじ)に・・・真歩を抱いてもらおうか・・・あいつなら真歩に魅力感じているから・・・》
それから俺の脳裏に真歩と谷津とのセックスシーンが駆け巡る。《谷津のペニスに悶え悦ぶ真歩・・・》俺の股間が熱くなる。でもそんな考えも・・・『お帰りなさい。』って言う真歩の顔を見ると何故か消え去った・・・やはり、まだまだ俺の中には真歩を他の男に委ねることに躊躇(ちゅうちょ)があるのだった。
職場からの帰り道・・・《真歩と同僚の谷津とのセックス》を妄想する僕であったが、帰宅して真歩の顔を見ると、その妄想は吹っ飛んでしまう。『すぐに夕飯にするからね。』キッチンで仕度する真歩の後ろ姿を眺めて、缶ビールを傾ける。
《さすがに同僚の谷津には、そんなこと言えないわな・・・》そして・・・《真歩だって、僕が「他の男と寝ろ!」なんて言ったら引くよな・・・》俺の隠された願望が萎えていく。しかし、真歩の尻が目に入り・・・《でも・・・あの尻を誰かに撫でさせるくらいは・・・》ビールの酔いが回り始め、真歩の尻が俺には厭らしく映った。《それか、真歩の生尻を他の男に見せるだけでもいいな・・・》
再び、今度は控え目に妄想が膨らんでいく。『あなた、おまたせ。』そんな俺を余所に、真歩は料理をテーブルに並べていった。すると食事中に・・・『あなた、秋の旅行はどこに連れてってくれるのかな?』って真歩が俺に問い掛ける。
「そうだな・・・真歩はどこへ行きたい?」
俺は逆に問い掛ける。
『そうね・・・やっぱり温泉がいいかな? 出来れば紅葉の綺麗な所ね。』
真歩が俺の問いに答えた。
「わかった、調べておくよ。」
『楽しみね。』
そんな俺に、真歩はご機嫌に箸を進める。夕食後、浴室にて・・・《紅葉の綺麗な所の温泉かあ・・・》俺は一人湯船に浸かり、行き先を思案した。《そうだ温泉なら、混浴ってのもいいな・・・》そこで閃く。《そういえば、ネットに夫婦の混浴での体験が載っていたな・・・》僕は寝取られ系サイトに、或る夫婦が混浴露天風呂でのスワッピング体験を投稿していたのを思い出した。
《ここまで過激なことじゃなくても・・・真歩の裸を他の男に見られるだけでも充分だ・・・》俺の脳裏に、混浴露天風呂で他の男に裸を晒す真歩の姿が浮かぶ。俺以外の男達が真歩の普段晒されていない白い肌を、厭らしい視線で視姦する。
自然と僕のペニスは硬くなっていった。気がつけば、俺は興奮で勃起したペニスを扱いている。「真歩の裸が・・・ああ・・・。」と呟きながら射精をしてしまう・・・《問題は・・・真歩をどうやって混浴に入らせるかだな・・・》俺は興奮が覚め、冷静さを取り戻した。 その4話に続く
2017/05/21
長4〔公認デート〕その6
長4〔公認デート〕その6
その5
取り敢えず俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)は、〖デート〗を続行させることにした。次のデートも来週の土曜日とする。妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)は、会社ではすぐに人の噂になる怖れがあるので、高階健吾(たかしな・けんご:24歳)とは、『直接会話をすることは仕事上の連絡等以外ではしていない。』とのこと。ただ、時たま会釈をしたり、アイコンタクトらしいのはしたりするそうだ。
そうこうするうちに土曜日がくる。詩穂は先週俺に怒られたので、すごくおどおどしていた。『裕樹君、今日は行ってきてもいいの?』って尋ねてくる。「もちろん行けよ。」、『はい。』、「でもラインは忘れずにしろよ!」と少し偉そうに云う。妻は結構おしゃれな格好をしてデートに出かけて行った。
だから、詩穂からは、ラインが何度も届く。『××に着きました。』とか『今から食事に行きます。』って伝えてきた。以前は、俺を挑発するような文面だったのに、今日のは味気ない事務的なものばかりである。これでは面白くもないし、嫉妬も湧きようがなかった。
俺は詩穂を信用している。〖高階(たかしな)との関係〗もなんか発展しないし、刺激も嫉妬もしない。《最初に詩穂に言った「最近夫婦関係はマンネリしているし、お互いの為の良い刺激になるんじゃない?」を》思い出す。それで《相手がストーカーとかになる前に止めさせとこうかな。》と思い始めていたころ、デートから帰ってきた詩穂の様子が少しおかしかった。
いつもなら楽しそうに帰ってくるのだけど、なんか浮かない表情で、俺が問いただしてもなんというか引きつった苦笑いで『何にも無いよ。』って言うだけである。こういう時はセックスをして無理矢理にも訊きだせるのだけど、なんか変だったから、そういうの無しでちゃんと訊こうとした。しかし、どれだけしつこく聞いても口を割らない。《え? もしかして? 嘘だろ?》とすごく焦った。それでも、ようやく詩穂が『裕樹君、絶対に怒らない?』って言うから、《変なことをされたなら俺は絶対怒るだろうな》と、自分でも確信しつつ「怒らない、怒らない。約束する。」と答える。自分でもすごく冷静だった。
詩穂は写メを送ってきたり、あと俺の目の前で高階健吾のスマホの登録名を“彼氏”にしたりして、(勿論高階には秘密で詩穂が勝手にやっているだけだったが)俺の嫉妬を誘ってきたのだ。その度にデートしてきた服を着させたまま犯して、『ごめんなさい! ごめんさない!』って謝らせながら喘がせる。詩穂もそうした一連の流れに対して、満更でもない、というか大分積極的になっていた。
そんな感じで何度かデート重ねていったのだけど、そうするとやっぱり高階(たかしな)のほうも段々と、その気になって、割と本気でキスとかホテルとか、せがんで来るようになる。勿論詩穂は全部断っていた。しかし今日は、そういうのじゃなくて、〔旦那には内緒で、彼氏にしてほしい。〕と本気で告白される。
これを聞いた俺はやっぱり怒った。目の前にあったプラスチックのゴミ箱を蹴り倒す。だが詩穂に対して怒ったわけでもないし、詩穂にも語気を荒げることもしなかった。それでもオロオロしている詩穂に、「高階を呼べ!」と命令した。 その7に続く
2017/05/24
その5
取り敢えず俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)は、〖デート〗を続行させることにした。次のデートも来週の土曜日とする。妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)は、会社ではすぐに人の噂になる怖れがあるので、高階健吾(たかしな・けんご:24歳)とは、『直接会話をすることは仕事上の連絡等以外ではしていない。』とのこと。ただ、時たま会釈をしたり、アイコンタクトらしいのはしたりするそうだ。
そうこうするうちに土曜日がくる。詩穂は先週俺に怒られたので、すごくおどおどしていた。『裕樹君、今日は行ってきてもいいの?』って尋ねてくる。「もちろん行けよ。」、『はい。』、「でもラインは忘れずにしろよ!」と少し偉そうに云う。妻は結構おしゃれな格好をしてデートに出かけて行った。
だから、詩穂からは、ラインが何度も届く。『××に着きました。』とか『今から食事に行きます。』って伝えてきた。以前は、俺を挑発するような文面だったのに、今日のは味気ない事務的なものばかりである。これでは面白くもないし、嫉妬も湧きようがなかった。
俺は詩穂を信用している。〖高階(たかしな)との関係〗もなんか発展しないし、刺激も嫉妬もしない。《最初に詩穂に言った「最近夫婦関係はマンネリしているし、お互いの為の良い刺激になるんじゃない?」を》思い出す。それで《相手がストーカーとかになる前に止めさせとこうかな。》と思い始めていたころ、デートから帰ってきた詩穂の様子が少しおかしかった。
いつもなら楽しそうに帰ってくるのだけど、なんか浮かない表情で、俺が問いただしてもなんというか引きつった苦笑いで『何にも無いよ。』って言うだけである。こういう時はセックスをして無理矢理にも訊きだせるのだけど、なんか変だったから、そういうの無しでちゃんと訊こうとした。しかし、どれだけしつこく聞いても口を割らない。《え? もしかして? 嘘だろ?》とすごく焦った。それでも、ようやく詩穂が『裕樹君、絶対に怒らない?』って言うから、《変なことをされたなら俺は絶対怒るだろうな》と、自分でも確信しつつ「怒らない、怒らない。約束する。」と答える。自分でもすごく冷静だった。
詩穂は写メを送ってきたり、あと俺の目の前で高階健吾のスマホの登録名を“彼氏”にしたりして、(勿論高階には秘密で詩穂が勝手にやっているだけだったが)俺の嫉妬を誘ってきたのだ。その度にデートしてきた服を着させたまま犯して、『ごめんなさい! ごめんさない!』って謝らせながら喘がせる。詩穂もそうした一連の流れに対して、満更でもない、というか大分積極的になっていた。
そんな感じで何度かデート重ねていったのだけど、そうするとやっぱり高階(たかしな)のほうも段々と、その気になって、割と本気でキスとかホテルとか、せがんで来るようになる。勿論詩穂は全部断っていた。しかし今日は、そういうのじゃなくて、〔旦那には内緒で、彼氏にしてほしい。〕と本気で告白される。
これを聞いた俺はやっぱり怒った。目の前にあったプラスチックのゴミ箱を蹴り倒す。だが詩穂に対して怒ったわけでもないし、詩穂にも語気を荒げることもしなかった。それでもオロオロしている詩穂に、「高階を呼べ!」と命令した。 その7に続く
2017/05/24
長6≪MとS≫ 第4話
長6≪MとS≫ 第4話
第3話
それ以降も、応募の返信メールは届いた。冷やかしや誇大妄想、遠距離や意味不明などを除いて、1週間後に私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)が返信をしたのは4件だった。それらはしっかりとプロフィールが書かれている方。しっかりと話を聞いてみたいと返信用にアドレスを載せている方。そして、私がなんとなくと言う感情ではあるが紳士的対応の出来そうな文章であった方。そういう理由で決めさせてもらった。
私としても初めての経験だけにじっくりと交渉をしたいと思う。返信をした4人とのメールの交換が続いた。4人の方と交渉を進めていく内に、私が初心者だけに不安も沢山あることについて、ある意味同じ目線で相談に応じてくれる1人に決めようと思う。申し訳ないが3人の方には丁重なお断わりのメールを差し上げました。
「なあ成美・・・。」私が告白したあの日から妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)とこの話はしていない。しかし抱かれるのは成美である。黙って話を進めるわけにはいかない。『?』告白した日と同じように私達はベッドの中で会話をした。
「この間の話だけど・・・今相手を探しているんだ。」
『そうなの・・・。』
私の顔を見ている成美は微かな笑みを浮かべるがそれは決して喜んでいる顔ではない。本当にやらなきゃいけないと言う不安だろうか? それとも私が本気になって相手を探していることに対しての怒りでも感じているのだろうか? どちらにしても成美にとっては有難い話ではないのだろう。
「明日・・・その相手と会って話をするんだけど・・・。」
成美は不安そうな顔をしながら
『私も行くの?』
って聞いてくる。
「いや・・・俺と相手の人と2人だけだ。もしその人に決めたら・・・。」
私はそれから言葉が続かなくなった。そんな私を見て成美は口元を緩め笑顔を見せながら、『貴方はそれで喜ぶんでしょ? だからいいよ。』そう言ってくれる。
しかし、本心ではないのだろう。その笑顔も作ったものとすぐにわかった。だが決心はしてくれている。この話を進めたことに、罪悪感を覚えているが、今では私が喜ぶからという理由で成美は他の男に抱かれることを決心してくれたことが正直に嬉しい。
そんな状況で妻の愛を確かめるなんて間違っているのかもしれなかった。他の者が聞いたら笑い話しにされることだろう。でも私は健気な成美の返事にそれを感じてしまったのだ。言おうと思っていたわけではない。自然に出た私の言葉が「ありがとう・・・。」だ。 第5話へ続く
2017/05/26
第3話
それ以降も、応募の返信メールは届いた。冷やかしや誇大妄想、遠距離や意味不明などを除いて、1週間後に私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)が返信をしたのは4件だった。それらはしっかりとプロフィールが書かれている方。しっかりと話を聞いてみたいと返信用にアドレスを載せている方。そして、私がなんとなくと言う感情ではあるが紳士的対応の出来そうな文章であった方。そういう理由で決めさせてもらった。
私としても初めての経験だけにじっくりと交渉をしたいと思う。返信をした4人とのメールの交換が続いた。4人の方と交渉を進めていく内に、私が初心者だけに不安も沢山あることについて、ある意味同じ目線で相談に応じてくれる1人に決めようと思う。申し訳ないが3人の方には丁重なお断わりのメールを差し上げました。
「なあ成美・・・。」私が告白したあの日から妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)とこの話はしていない。しかし抱かれるのは成美である。黙って話を進めるわけにはいかない。『?』告白した日と同じように私達はベッドの中で会話をした。
「この間の話だけど・・・今相手を探しているんだ。」
『そうなの・・・。』
私の顔を見ている成美は微かな笑みを浮かべるがそれは決して喜んでいる顔ではない。本当にやらなきゃいけないと言う不安だろうか? それとも私が本気になって相手を探していることに対しての怒りでも感じているのだろうか? どちらにしても成美にとっては有難い話ではないのだろう。
「明日・・・その相手と会って話をするんだけど・・・。」
成美は不安そうな顔をしながら
『私も行くの?』
って聞いてくる。
「いや・・・俺と相手の人と2人だけだ。もしその人に決めたら・・・。」
私はそれから言葉が続かなくなった。そんな私を見て成美は口元を緩め笑顔を見せながら、『貴方はそれで喜ぶんでしょ? だからいいよ。』そう言ってくれる。
しかし、本心ではないのだろう。その笑顔も作ったものとすぐにわかった。だが決心はしてくれている。この話を進めたことに、罪悪感を覚えているが、今では私が喜ぶからという理由で成美は他の男に抱かれることを決心してくれたことが正直に嬉しい。
そんな状況で妻の愛を確かめるなんて間違っているのかもしれなかった。他の者が聞いたら笑い話しにされることだろう。でも私は健気な成美の返事にそれを感じてしまったのだ。言おうと思っていたわけではない。自然に出た私の言葉が「ありがとう・・・。」だ。 第5話へ続く
2017/05/26
長6≪MとS≫ 第5話
長6≪MとS≫ 第5話
第4話
「初めまして・・・。」仕事終わりに私達が待ち合わせたのはファミレスだった。初めて見た印象は清潔そうな中年の男性。私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)が会う前まで想像していた通りの姿だった。お互いに「よろしくお願いします。」と椅子から立ち上がり軽く会釈をそるその男の態度にも私は不満はなかった。浅尾琢己(あさお・たくみ)と名乗ったその男は年齢49歳。私も十分中年だがその男はさらに一回りも以上も上だ。〔離婚をして7年が過ぎた。〕と言う。
私達はそんな何気ない話から始めた。ところどころに私が不安に思っている疑問点を交えながらだ。浅尾さんはそんな疑問に応えてくれる。私が心配そうに話した時には真剣に聞いてくれた。冗談話をした時は一緒に笑って話をしてくれる。そんな人柄に私は安心をした。
私が「浅尾さん・・・妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)を・・・成美をよろしくお願いします。」と頭をさげると、〔成美さん成美さんって言うんですね。こちらこそよろしくお願いします。〕と丁寧に頭を下げられる。そうなのだ。浅尾さんはこの時まで成美の名前すら聞いてこなかったのだ。
メール交換をしていた他の方は頻繁に成美の情報を求めたのに。「それで・・・約束事なんですが・・・。」と私はこの日一番大事な話を始める。「挿入は必ずゴムありで・・・キスは妻が嫌がるようならNGです。キスだけじゃなく妻が嫌がることは全部勘弁してください・・・ 初めてのことなので・・・。」とお願いと説明をします。〔心得ています。その辺りは心配しないでください。〕何故かこの人の笑顔を見ると落ち着いた。
浅尾さんの方から、〔逆に桐山(きりやま)さんから、これをして欲しいなんてことはありますか?〕と訊ねられる。私はそう言われ掲示板に書く前に想像していた成美の姿を思い出してしまった。そんなことを告白していいものなのだろうか? 迷ってしまい、下を向き黙ってしまった私の態度で浅尾さんは何かを察したのだろう。〔あるんですね?〕、「はい・・・。」
言い方は悪いかもしれないけれど、会う前、会った直後は私が貸す方。浅尾さんは借りる方と言う事で力関係は私の方が上だったように思う。しかし、成美を抱かせると決まってからはどうだろう。私の愛する妻を抱ける男。おそらく私が嫉妬に狂い興奮しながら見るであろう相手。不思議と私の手の届かない存在に見えてくるのだった。「はい。」と素直に返事をしてしまった理由はそんなところにあるのかもしれない。
〔出来るかどうかは実際に成美さんと会って話してみないと分からないことですけど、一応希望を話してくれませんか?〕の応対に、私は悩んだ・・・と言っても形だけである。心の中ではすでに伝えようと思っていたはずだ。「あの~浅尾さんは縛りとかって出来ますか?」と伺うと。〔えぇ・・・それは出来ますよ。〕との答えに言葉を失い「・・・・・・。」沈黙をすると、〔なるほど・・・よくわかりました。桐山さんのご要望に応えられるよう頑張ってみましょう。〕
そう言われ私は何も言わず頭を下げた。それこそテーブルに額が付いてしまうくらいに。
〔ところで桐山さん・・・成美さんのお相手をする時は桐山さんの前でしますか?〕と突然に言われ、思わず「え?!」となる。私は当然そのつもりだった。 第6話へ続く
2017/05/29
第4話
「初めまして・・・。」仕事終わりに私達が待ち合わせたのはファミレスだった。初めて見た印象は清潔そうな中年の男性。私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)が会う前まで想像していた通りの姿だった。お互いに「よろしくお願いします。」と椅子から立ち上がり軽く会釈をそるその男の態度にも私は不満はなかった。浅尾琢己(あさお・たくみ)と名乗ったその男は年齢49歳。私も十分中年だがその男はさらに一回りも以上も上だ。〔離婚をして7年が過ぎた。〕と言う。
私達はそんな何気ない話から始めた。ところどころに私が不安に思っている疑問点を交えながらだ。浅尾さんはそんな疑問に応えてくれる。私が心配そうに話した時には真剣に聞いてくれた。冗談話をした時は一緒に笑って話をしてくれる。そんな人柄に私は安心をした。
私が「浅尾さん・・・妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)を・・・成美をよろしくお願いします。」と頭をさげると、〔成美さん成美さんって言うんですね。こちらこそよろしくお願いします。〕と丁寧に頭を下げられる。そうなのだ。浅尾さんはこの時まで成美の名前すら聞いてこなかったのだ。
メール交換をしていた他の方は頻繁に成美の情報を求めたのに。「それで・・・約束事なんですが・・・。」と私はこの日一番大事な話を始める。「挿入は必ずゴムありで・・・キスは妻が嫌がるようならNGです。キスだけじゃなく妻が嫌がることは全部勘弁してください・・・ 初めてのことなので・・・。」とお願いと説明をします。〔心得ています。その辺りは心配しないでください。〕何故かこの人の笑顔を見ると落ち着いた。
浅尾さんの方から、〔逆に桐山(きりやま)さんから、これをして欲しいなんてことはありますか?〕と訊ねられる。私はそう言われ掲示板に書く前に想像していた成美の姿を思い出してしまった。そんなことを告白していいものなのだろうか? 迷ってしまい、下を向き黙ってしまった私の態度で浅尾さんは何かを察したのだろう。〔あるんですね?〕、「はい・・・。」
言い方は悪いかもしれないけれど、会う前、会った直後は私が貸す方。浅尾さんは借りる方と言う事で力関係は私の方が上だったように思う。しかし、成美を抱かせると決まってからはどうだろう。私の愛する妻を抱ける男。おそらく私が嫉妬に狂い興奮しながら見るであろう相手。不思議と私の手の届かない存在に見えてくるのだった。「はい。」と素直に返事をしてしまった理由はそんなところにあるのかもしれない。
〔出来るかどうかは実際に成美さんと会って話してみないと分からないことですけど、一応希望を話してくれませんか?〕の応対に、私は悩んだ・・・と言っても形だけである。心の中ではすでに伝えようと思っていたはずだ。「あの~浅尾さんは縛りとかって出来ますか?」と伺うと。〔えぇ・・・それは出来ますよ。〕との答えに言葉を失い「・・・・・・。」沈黙をすると、〔なるほど・・・よくわかりました。桐山さんのご要望に応えられるよう頑張ってみましょう。〕
そう言われ私は何も言わず頭を下げた。それこそテーブルに額が付いてしまうくらいに。
〔ところで桐山さん・・・成美さんのお相手をする時は桐山さんの前でしますか?〕と突然に言われ、思わず「え?!」となる。私は当然そのつもりだった。 第6話へ続く
2017/05/29
長4〔公認デート〕その7
長4〔公認デート〕その7
その6
それから妻の詩穂(しほ:29歳)を家に置いて、喫茶店で待っている間、俺(斎藤裕樹さいとう・ひろき:29歳)は少し頭を冷すと、《なんで俺こんなに怒っているのだろう? そもそも俺がデートさせていたのじゃないか。詩穂が何度もデートの誘いに乗ってきたら、いけると思いこむ。告白もしたくなるな。》と冷静に考えるようになる。すると、嘘みたいにすーーっと高階への怒りが消えていった。むしろ《これで怒られる高階の方が可哀想だなって・・・・。》
しばらく待っていると、高階健吾(たかしな・けんご:24歳)がスーツ姿で登場する。俺を確認するなり(以前から詩穂に写真とか見せてもらっていた)深々と頭を下げて、何度も何度も謝罪を繰り返してきた。俺は一応しかめっ面をしながらも、「別に君は悪くないんだけどな。」と言いつつも周りの客の奇異な視線もあって、居心地の悪さを感じている。
それから俺はすぐに、「もう別に怒っていない。誘いに乗っていた妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)にも問題はある。」と自分の事を棚にあげて軽く高階を許したポーズをとった。彼は自分の人生が終わるのを覚悟していたみたいで、泣きそうな顔で謝罪とお礼を繰り返している。
高階(たかしな)は実際にみると、やはりイケメンだった。ジャニーズでも通用しそうだ。ただ身長だけは詩穂(166センチ)より少し高いくらいだった。24歳とは詩穂から聞いていたが、高校生でも通りそうな感じだった。
俺はその高階の容姿に、怒りよりもむしろ、《こんなのに惚れられるウチの詩穂》ってことを感じる。そして何より《こんなイケメそれに惚れられても詩穂は俺の事しか眼中にない》ってことに優越感を感じた。
それだから俺はむしろ高階に優しくする。詩穂の良さがわかる奴だってことで変な連帯感が・・・・。でも詩穂には相手されていない。それだけに、「詩穂のどういうところに惚れたんだ?」と訊いてしまう。最初は俺が怒っていると予想していたが、そうでもないと気づくと、色々と惚れた箇所を列挙していった。
それで俺は「あと胸もでかいぞ!」と追加して教えてやると嬉しそうに〔マジですか?〕と言うので、俺は《エロいやつだな。》と内心思ったが、まぁ悪い気はしない。高階は助かりたい一心のお世辞なのか、それとも本心なのか、しきりと〔ご主人(俺のこと)が羨ましい。〕と言ってくる。
そこまでは良かったのだが、問題はここからで、その後も詩穂に関する話を続けていたのだが、高階がもう大丈夫かと気が緩んだのか、ぼそっと〔もう少しで堕とせそうだったんですけどね(笑)。〕と呟いた。俺は鼻で笑って、(でも内心むかついていた)「それは無理だって。詩穂は俺以外に興味が無いから。」と言いかえした。
すると〔え~そうかな?〕と自信ありげな反論をするので、「じゃあ今の関係を続けてみろよ? 絶対に詩穂は堕ちないよ。君にはね。」と挑発すると、高階が〔え? いいんですか?〕と凄く嬉しそうな顔になる。
普通に考えたら俺の立場が完全に上なのだが、なんていうのかその時の人間関係の上下は詩穂との関係で成り立っている感じで、〔詩穂を堕とせる。〕と自信満々の高階と俺はなんだか五分と五分の関係になっていた。 その8へ続く
2017/05/31
その6
それから妻の詩穂(しほ:29歳)を家に置いて、喫茶店で待っている間、俺(斎藤裕樹さいとう・ひろき:29歳)は少し頭を冷すと、《なんで俺こんなに怒っているのだろう? そもそも俺がデートさせていたのじゃないか。詩穂が何度もデートの誘いに乗ってきたら、いけると思いこむ。告白もしたくなるな。》と冷静に考えるようになる。すると、嘘みたいにすーーっと高階への怒りが消えていった。むしろ《これで怒られる高階の方が可哀想だなって・・・・。》
しばらく待っていると、高階健吾(たかしな・けんご:24歳)がスーツ姿で登場する。俺を確認するなり(以前から詩穂に写真とか見せてもらっていた)深々と頭を下げて、何度も何度も謝罪を繰り返してきた。俺は一応しかめっ面をしながらも、「別に君は悪くないんだけどな。」と言いつつも周りの客の奇異な視線もあって、居心地の悪さを感じている。
それから俺はすぐに、「もう別に怒っていない。誘いに乗っていた妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)にも問題はある。」と自分の事を棚にあげて軽く高階を許したポーズをとった。彼は自分の人生が終わるのを覚悟していたみたいで、泣きそうな顔で謝罪とお礼を繰り返している。
高階(たかしな)は実際にみると、やはりイケメンだった。ジャニーズでも通用しそうだ。ただ身長だけは詩穂(166センチ)より少し高いくらいだった。24歳とは詩穂から聞いていたが、高校生でも通りそうな感じだった。
俺はその高階の容姿に、怒りよりもむしろ、《こんなのに惚れられるウチの詩穂》ってことを感じる。そして何より《こんなイケメそれに惚れられても詩穂は俺の事しか眼中にない》ってことに優越感を感じた。
それだから俺はむしろ高階に優しくする。詩穂の良さがわかる奴だってことで変な連帯感が・・・・。でも詩穂には相手されていない。それだけに、「詩穂のどういうところに惚れたんだ?」と訊いてしまう。最初は俺が怒っていると予想していたが、そうでもないと気づくと、色々と惚れた箇所を列挙していった。
それで俺は「あと胸もでかいぞ!」と追加して教えてやると嬉しそうに〔マジですか?〕と言うので、俺は《エロいやつだな。》と内心思ったが、まぁ悪い気はしない。高階は助かりたい一心のお世辞なのか、それとも本心なのか、しきりと〔ご主人(俺のこと)が羨ましい。〕と言ってくる。
そこまでは良かったのだが、問題はここからで、その後も詩穂に関する話を続けていたのだが、高階がもう大丈夫かと気が緩んだのか、ぼそっと〔もう少しで堕とせそうだったんですけどね(笑)。〕と呟いた。俺は鼻で笑って、(でも内心むかついていた)「それは無理だって。詩穂は俺以外に興味が無いから。」と言いかえした。
すると〔え~そうかな?〕と自信ありげな反論をするので、「じゃあ今の関係を続けてみろよ? 絶対に詩穂は堕ちないよ。君にはね。」と挑発すると、高階が〔え? いいんですか?〕と凄く嬉しそうな顔になる。
普通に考えたら俺の立場が完全に上なのだが、なんていうのかその時の人間関係の上下は詩穂との関係で成り立っている感じで、〔詩穂を堕とせる。〕と自信満々の高階と俺はなんだか五分と五分の関係になっていた。 その8へ続く
2017/05/31
長4〔公認デート〕その8
長4〔公認デート〕その8
その7
今から思うと俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)が挑発に乗せられた感じなのかもしれない。とにかく俺は、高階健吾(たかしな・けんご:24歳)に今後も妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)をデートに誘うことを許可した。ただその時に決めた事がいくつかあって箇条書きにしてみる。
①俺に黙って会うのは禁止。若し、事後になったとしてもしっかり報告すること。詩穂(妻)からの報告で可。
②(晩飯の関係もあるので、)遅くなりそうなら詩穂に電話またはライン・メールをさせる。
③詩穂の意思を尊重すること。嫌がったり、もしくはそうせざるをえない状況に追い込むのも禁止。(山奥に連れ込んだり、泥酔させたりって事。)
④デートの誘いや感想等以外はライン・メールや電話は基本的に禁止。
他にも細かいことを決めたが今は覚えていない。
高階は完全に調子に乗り、〔あれ? ゴムは絶対着ける。とかは良いそれですか?〕と言い出した。俺は割と本気で肩パン(肩にパンチをすること)した。“割と本気”っていうか完全に本気でした。ホントは顔へいきたかった・・・・。ただ万が一高階の言う事もないとはいえないので、「そんな事にならないが、そうなっても詩穂の判断に任す。」とだけ言っておいた。
その後、家に帰ると妻の詩穂が心配そうに傍(そば)に寄ってくる。俺は頭を撫でながら「今までどおりってことで落ち着いたからな。」と伝えると、詩穂は思っていた展開とは違ったらしく『え?』と拍子抜けをしていた。(それはそうだろうけど。)
俺は、「あいつは詩穂の職場の同僚だし、何よりデートが俺達の刺激になっているのは間違いないからな。」と、そんなことを言って誤魔化した。詩穂は完全には納得していないようだ。しかし、俺が怒っている様子でもなかったので、これ以上追及はしてこなくて、それから週末に、また詩穂は高階とデートをするようになる。
詩穂の方は別に自分から進んでデートに行っている様子でもなかったけれど、誘いの電話やライン・メールとかがあると、結構嬉しそうに『え~どうしよう。ちょっと旦那に聞いてみるね。』とか『また土曜日にどうですかって?』などと俺に予定を尋ねてくる。そうすることで俺が嫉妬するのがわかっているからだ。
嫉妬が強くなりすぎると、俺は、詩穂が高階と電話でまだ話しているのにずっと胸を揉んだりしている。さらにフェラチオ、っていうかペニスの先っぽを舐めさせながらとかもさせて、嫉妬と優越感をうまくバランス取っていた。
また詩穂に高階からのデートに向けた愛の言葉がびっしり詰まったラインを朗読させながら騎乗位で腰を振らせたりもする。だから、その頃は嫉妬があっても、不安は無かった。そんな状況が2カ月くらい続いて、ある土曜日にいつも通り詩穂がデートから帰ってくる。その頃、俺はもう慣れていたというか麻痺していたのかもしれないが、今から思えば詩穂はソワソワしていたような気もした。そして、その晩に高階から〔斎藤さん今晩は。今日詩穂さんの唇をゴチになりました。〕というラインが俺に来たのである。 その9に続く
2017/06/01
その7
今から思うと俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)が挑発に乗せられた感じなのかもしれない。とにかく俺は、高階健吾(たかしな・けんご:24歳)に今後も妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)をデートに誘うことを許可した。ただその時に決めた事がいくつかあって箇条書きにしてみる。
①俺に黙って会うのは禁止。若し、事後になったとしてもしっかり報告すること。詩穂(妻)からの報告で可。
②(晩飯の関係もあるので、)遅くなりそうなら詩穂に電話またはライン・メールをさせる。
③詩穂の意思を尊重すること。嫌がったり、もしくはそうせざるをえない状況に追い込むのも禁止。(山奥に連れ込んだり、泥酔させたりって事。)
④デートの誘いや感想等以外はライン・メールや電話は基本的に禁止。
他にも細かいことを決めたが今は覚えていない。
高階は完全に調子に乗り、〔あれ? ゴムは絶対着ける。とかは良いそれですか?〕と言い出した。俺は割と本気で肩パン(肩にパンチをすること)した。“割と本気”っていうか完全に本気でした。ホントは顔へいきたかった・・・・。ただ万が一高階の言う事もないとはいえないので、「そんな事にならないが、そうなっても詩穂の判断に任す。」とだけ言っておいた。
その後、家に帰ると妻の詩穂が心配そうに傍(そば)に寄ってくる。俺は頭を撫でながら「今までどおりってことで落ち着いたからな。」と伝えると、詩穂は思っていた展開とは違ったらしく『え?』と拍子抜けをしていた。(それはそうだろうけど。)
俺は、「あいつは詩穂の職場の同僚だし、何よりデートが俺達の刺激になっているのは間違いないからな。」と、そんなことを言って誤魔化した。詩穂は完全には納得していないようだ。しかし、俺が怒っている様子でもなかったので、これ以上追及はしてこなくて、それから週末に、また詩穂は高階とデートをするようになる。
詩穂の方は別に自分から進んでデートに行っている様子でもなかったけれど、誘いの電話やライン・メールとかがあると、結構嬉しそうに『え~どうしよう。ちょっと旦那に聞いてみるね。』とか『また土曜日にどうですかって?』などと俺に予定を尋ねてくる。そうすることで俺が嫉妬するのがわかっているからだ。
嫉妬が強くなりすぎると、俺は、詩穂が高階と電話でまだ話しているのにずっと胸を揉んだりしている。さらにフェラチオ、っていうかペニスの先っぽを舐めさせながらとかもさせて、嫉妬と優越感をうまくバランス取っていた。
また詩穂に高階からのデートに向けた愛の言葉がびっしり詰まったラインを朗読させながら騎乗位で腰を振らせたりもする。だから、その頃は嫉妬があっても、不安は無かった。そんな状況が2カ月くらい続いて、ある土曜日にいつも通り詩穂がデートから帰ってくる。その頃、俺はもう慣れていたというか麻痺していたのかもしれないが、今から思えば詩穂はソワソワしていたような気もした。そして、その晩に高階から〔斎藤さん今晩は。今日詩穂さんの唇をゴチになりました。〕というラインが俺に来たのである。 その9に続く
2017/06/01
長6≪MとS≫ 第6話
長6≪MとS≫ 第6話
第5話
「そのつもりですが・・・。」と返すと浅尾琢己(あさお・たくみ:49歳)さんが〔どうでしょう? 奥さん(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)が私のことを嫌わないで次があるかどうかって話は別にして、最初は成美さんと2人だけでってのはダメですか? いきなり桐山さんの前では成美さんも緊張をすると思うんですよ。〕と言う。そうかもしれない。しかし、成美が初めての時に私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)の見てないことろで、セックスをする相手と2人きりになるのはどうだろう? 不安が募ってくる。
浅尾さんとはずいぶんメールで連絡を交わしてきた。それで今回のきっかけは私が成美の抱かれる姿が見たいと言うのが発端なのは知っているはずだ。「見られないのならこの話はなかったことに・・・。」そう思った時に口を開いたのは浅尾さんだった。〔私は何回かこうやって人妻さんとプレイしてきましたけど、ビデオを撮って後から見せられるってのも興奮するみたいですよ。何をされても桐山さんが見るのはビデオだから手も口も出せない。そんな興奮もいいみたいですね。〕
「なるほど。」と思った私は変なのであろうか? 立ち会う予定で決めていた気持ちが揺らいでくる。私は「ビデオって・・・ちょっと撮られるって心配なことが・・・。」と情報流出について言及した。〔大丈夫ですよ。ビデオ撮影後に記録したSDXCカード(フルハイビジョンで約10時間保存)は帰る際に成美さんにお渡しします。〕
確かにそれなら心配することはないかも。「わかりました・・・妻には後で私が見る為にビデオの撮影をすると説明しておきます。それで了解を得られるかどうかはわかりません。もしダメなら私が立ち会うことになるかも知れません。」と告げる。
〔それで結構です。奥さんの意見は大事ですから、ぜひ聞いてみてください。それともう一つお願いがあります。〕、「なんでしょう?」すると浅尾さんは〔あの撮影するのにカメラマンをひとり用意したいんです。もちろんカメラマンが成美さんに手を出すなんてことは絶対にありません。私が手で持って撮りながらってのもいいかもしれませんが、それではアングルに乏しくなってしまいます。桐山さんが喜ばれる為・・・のお願いです。〕
《>浅尾さん以外に他の男が混じる・・・。》まったく予想していなかったことだ。いつもの私なら約束が違うと怒っていたかもしれない。しかし、私は「お願いします。」と言ってしまう。この男に抱かれる成美が乱れる姿を想像してしまうことが怒りを起こさせなかった理由だった。
それから私と浅尾さんは、日時や待ち合わせ場所などの話を進める。時間は平日の午前中から子供が帰宅する夕方までの時間とした。だから待ち合わせに私は立ち会うことが出来ない。成美に浅尾さんの携帯番号を教えて会ってもらうと言うことも決めた。浅尾さんは自営業で自由に時間を作れるらしい。そんな理由と主婦である成美が都合のいい時間ということで日時が決まった。 第7話へ続く
2017/06/02
第5話
「そのつもりですが・・・。」と返すと浅尾琢己(あさお・たくみ:49歳)さんが〔どうでしょう? 奥さん(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)が私のことを嫌わないで次があるかどうかって話は別にして、最初は成美さんと2人だけでってのはダメですか? いきなり桐山さんの前では成美さんも緊張をすると思うんですよ。〕と言う。そうかもしれない。しかし、成美が初めての時に私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)の見てないことろで、セックスをする相手と2人きりになるのはどうだろう? 不安が募ってくる。
浅尾さんとはずいぶんメールで連絡を交わしてきた。それで今回のきっかけは私が成美の抱かれる姿が見たいと言うのが発端なのは知っているはずだ。「見られないのならこの話はなかったことに・・・。」そう思った時に口を開いたのは浅尾さんだった。〔私は何回かこうやって人妻さんとプレイしてきましたけど、ビデオを撮って後から見せられるってのも興奮するみたいですよ。何をされても桐山さんが見るのはビデオだから手も口も出せない。そんな興奮もいいみたいですね。〕
「なるほど。」と思った私は変なのであろうか? 立ち会う予定で決めていた気持ちが揺らいでくる。私は「ビデオって・・・ちょっと撮られるって心配なことが・・・。」と情報流出について言及した。〔大丈夫ですよ。ビデオ撮影後に記録したSDXCカード(フルハイビジョンで約10時間保存)は帰る際に成美さんにお渡しします。〕
確かにそれなら心配することはないかも。「わかりました・・・妻には後で私が見る為にビデオの撮影をすると説明しておきます。それで了解を得られるかどうかはわかりません。もしダメなら私が立ち会うことになるかも知れません。」と告げる。
〔それで結構です。奥さんの意見は大事ですから、ぜひ聞いてみてください。それともう一つお願いがあります。〕、「なんでしょう?」すると浅尾さんは〔あの撮影するのにカメラマンをひとり用意したいんです。もちろんカメラマンが成美さんに手を出すなんてことは絶対にありません。私が手で持って撮りながらってのもいいかもしれませんが、それではアングルに乏しくなってしまいます。桐山さんが喜ばれる為・・・のお願いです。〕
《>浅尾さん以外に他の男が混じる・・・。》まったく予想していなかったことだ。いつもの私なら約束が違うと怒っていたかもしれない。しかし、私は「お願いします。」と言ってしまう。この男に抱かれる成美が乱れる姿を想像してしまうことが怒りを起こさせなかった理由だった。
それから私と浅尾さんは、日時や待ち合わせ場所などの話を進める。時間は平日の午前中から子供が帰宅する夕方までの時間とした。だから待ち合わせに私は立ち会うことが出来ない。成美に浅尾さんの携帯番号を教えて会ってもらうと言うことも決めた。浅尾さんは自営業で自由に時間を作れるらしい。そんな理由と主婦である成美が都合のいい時間ということで日時が決まった。 第7話へ続く
2017/06/02
長6≪MとS≫ 第7話
長6≪MとS≫ 第7話
第6話
その日の夜。私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)はベッドの中で今日のことを妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)に話した。そして段取りを説明しても成美はただ頷くばかり。たまに『わかったわ。』と返事が返ってくるだけだった。
「浅尾(琢己:あさお・たくみ:49歳)さんの電話番号は明日にでも紙に書いておいておく。」
『うん・・・。』
「撮影の方はね・・・。」
『大丈夫。さっきも聞いたよ。』
成美がそう答えて、いつものように笑みを浮かべる。
私は「そっか・・・。」と、そう言って成美を抱き寄せて告白した日と同じように唇を合わせた。成美の手が私の背中に回る。一瞬唇が離れたとき、『わたしがんばってくるね・・・。』
って、そう成美は呟いた。「・・・ありがとう。」それだけ言うと私達はこの日久しぶりのセックスをしたのである。
成美が浅尾さん達と会う日。当然だが私は真面目に仕事など出来るはずはなかった。社内の時計を見ては、「今頃は何を・・・?」と、腕時計を見ては「成美は嫌がってないだろうか?」とか、そんな考えばかりが浮かんでくる。
帰り道も急ぐように帰った。今までの帰宅時間記録を作ってしまったのではないだろうか。玄関を開けると『おかえり。』って、いつもと変わらない成美の声が聞こえてくる。“無事に帰ってきた。”それが最初の安心だった。テレビに夢中になる子供を気にしながらも私は小声で「どうだった?」と成美に訊いた。一刻も早くどうだったのかを聞きたかった。
もちろん子供の前でそんな話が出来ないことはわかっている。それでも聞いてしまった。成美はいつも通りの笑顔を作って頷く。そしてリビングから見えるキッチンの脇に目線を移動させる。私も釣られてそちらを見た。そこには封筒が置かれている。私は慌ててそっちに駆け寄った。
その封筒には予想通りにSDXCカード(事前に私が数枚購入し浅尾さんへ送付していた。)
が入っている。朝10時に待ち合わせて16時に帰宅の予定だった。実際のプレイは約3時間。封筒には手紙が入っていた。
〔桐山さんへ、とても楽しい1日でした。また機会があったら誘ってください。 浅尾〕
短い文章であったが頭のどこかでルール違反があったのでは? と思っていた心配が和らいだ。成美の表情を見ても無理に嫌がる事をされたと言う訳でもないみたいだ。私の選んだ相手は間違っていなかった。そう思うと安堵のため息と同時に腰が砕け落ちそうになる。
そんな不恰好な私の姿を見てクスクスと笑う成美の顔が更に落ち着かせてくれた。
その夜。私と成美の寝ている部屋には小さいがテレビもありDVDを観るためのDVDプレーヤーも接続されている。寝室というと当然に成美もいる。自分が他の男に抱かれている映像を夫と一緒に成美が見られるだろうか? そんな心配があった。別の日にこっそりと1人で見ようかとも考えた。
しかし、成美が頑張ってくれたのは私が喜ぶからという理由だろうか? 私が興奮して成美の映像を見ることが成美にとっては一番良いのではないだろうか? そんな考えが頭の中で交差する。そうした私の葛藤など成美には簡単にわかってしまうものなのだろう。『いいよ・・・喜んでくれるんでしょ?』って、はにかんだ様な笑顔を見せてくる。
「いいんだね。一緒に観ても。」と、私がそう返事するとベッドの縁に座っていた私の背中に豊満な胸を押し付けてきた。そして肩から手を回してくる。私は無理な体勢ながらも後ろを振り返り、唇を付ける。肩から回している成美の片手を取り、ゆっくりと下に下ろしていく。パジャマ代わりにしているジャージの上からでもはっきりと分かるくらい固くなったペニスを触らせた。「まだ見てないのにもう・・・こんなになってるんだ。わかるだろ?」そう云うと成美は目を瞑り何度も小さく首を縦に振った。そして目を開き笑顔を見せる。
第8話に続く
2017/06/07
第6話
その日の夜。私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)はベッドの中で今日のことを妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)に話した。そして段取りを説明しても成美はただ頷くばかり。たまに『わかったわ。』と返事が返ってくるだけだった。
「浅尾(琢己:あさお・たくみ:49歳)さんの電話番号は明日にでも紙に書いておいておく。」
『うん・・・。』
「撮影の方はね・・・。」
『大丈夫。さっきも聞いたよ。』
成美がそう答えて、いつものように笑みを浮かべる。
私は「そっか・・・。」と、そう言って成美を抱き寄せて告白した日と同じように唇を合わせた。成美の手が私の背中に回る。一瞬唇が離れたとき、『わたしがんばってくるね・・・。』
って、そう成美は呟いた。「・・・ありがとう。」それだけ言うと私達はこの日久しぶりのセックスをしたのである。
成美が浅尾さん達と会う日。当然だが私は真面目に仕事など出来るはずはなかった。社内の時計を見ては、「今頃は何を・・・?」と、腕時計を見ては「成美は嫌がってないだろうか?」とか、そんな考えばかりが浮かんでくる。
帰り道も急ぐように帰った。今までの帰宅時間記録を作ってしまったのではないだろうか。玄関を開けると『おかえり。』って、いつもと変わらない成美の声が聞こえてくる。“無事に帰ってきた。”それが最初の安心だった。テレビに夢中になる子供を気にしながらも私は小声で「どうだった?」と成美に訊いた。一刻も早くどうだったのかを聞きたかった。
もちろん子供の前でそんな話が出来ないことはわかっている。それでも聞いてしまった。成美はいつも通りの笑顔を作って頷く。そしてリビングから見えるキッチンの脇に目線を移動させる。私も釣られてそちらを見た。そこには封筒が置かれている。私は慌ててそっちに駆け寄った。
その封筒には予想通りにSDXCカード(事前に私が数枚購入し浅尾さんへ送付していた。)
が入っている。朝10時に待ち合わせて16時に帰宅の予定だった。実際のプレイは約3時間。封筒には手紙が入っていた。
〔桐山さんへ、とても楽しい1日でした。また機会があったら誘ってください。 浅尾〕
短い文章であったが頭のどこかでルール違反があったのでは? と思っていた心配が和らいだ。成美の表情を見ても無理に嫌がる事をされたと言う訳でもないみたいだ。私の選んだ相手は間違っていなかった。そう思うと安堵のため息と同時に腰が砕け落ちそうになる。
そんな不恰好な私の姿を見てクスクスと笑う成美の顔が更に落ち着かせてくれた。
その夜。私と成美の寝ている部屋には小さいがテレビもありDVDを観るためのDVDプレーヤーも接続されている。寝室というと当然に成美もいる。自分が他の男に抱かれている映像を夫と一緒に成美が見られるだろうか? そんな心配があった。別の日にこっそりと1人で見ようかとも考えた。
しかし、成美が頑張ってくれたのは私が喜ぶからという理由だろうか? 私が興奮して成美の映像を見ることが成美にとっては一番良いのではないだろうか? そんな考えが頭の中で交差する。そうした私の葛藤など成美には簡単にわかってしまうものなのだろう。『いいよ・・・喜んでくれるんでしょ?』って、はにかんだ様な笑顔を見せてくる。
「いいんだね。一緒に観ても。」と、私がそう返事するとベッドの縁に座っていた私の背中に豊満な胸を押し付けてきた。そして肩から手を回してくる。私は無理な体勢ながらも後ろを振り返り、唇を付ける。肩から回している成美の片手を取り、ゆっくりと下に下ろしていく。パジャマ代わりにしているジャージの上からでもはっきりと分かるくらい固くなったペニスを触らせた。「まだ見てないのにもう・・・こんなになってるんだ。わかるだろ?」そう云うと成美は目を瞑り何度も小さく首を縦に振った。そして目を開き笑顔を見せる。
第8話に続く
2017/06/07
長6≪MとS≫ 第8話
長6≪MとS≫ 第8話
第7話
DVDプレーヤーにSDXCカードをセットする。ベッドからリモコンの再生ボタンを押そうとした時に、『遅い時間に音を出したらあのが子起きてくるかもしれないよ。』って、「だからって消音で見るってのもな・・・。」と迷う。『ヘッドフォンをして観たら?』って妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)が提案してくれる。「でも、それじゃ君が聞こえないだろ?」と言うと、『私が聞いてもしょうがないでしょ・・・・それに今日は疲れたから眠くなりそうなの・・・。』そう言われて私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)は“はっと”した。
今見ようとしている映像は今日成美が体験をした出来事なのだ。目の前にある大きな胸。私以外もう見ることがないであろうと思っていた秘所。それらを数時間前まで私以外の男が見て触ったのだ。思わず成美の着ているパジャマを透視でもするかのように裸を想像して見てしまう。
「そうだね・・・今日は疲れたよな・・・。」と、私は言葉を濁すしかなかった。『うん・・・わたしはビデオより貴方が喜んでくれている姿を見るよ。』って成美が私の顔を覗き込む。そう言われると私はヘッドフォンをセットしリモコンを手にした。「ほら・・・俺は今まで経験したことがないくらい興奮しているよ。」そう言って再度成美に股間を触らせた。
『ほんとそうだね。』って恥ずかしそうに言うと、また私の背中に胸を押し付けるようにしてくる。そして股間に乗せていた手をトランクスの中にまで入れてきたのだ。少し冷たい成美の手が優しく私のペニスを握ると微かにわかる程度にゆっくりと上下をさせる。私は固くしたペニスを成美の手に握られながら、成美が他の男に抱かれる映像を見るのであった。今まで想像も出来なかった至福の時間が始まる。
大きな息を吐き・・・私はリモコンの再生ボタンを押した。〔撮れていますか?〕の音声。テレビに映し出された映像はどうやら成美と会う前の様子らしい。ビデオカメラのテストも兼ねて回しているのだろう。〔撮れているかな? 和田さん撮れてる?〕とカメラに向かって何度も聞いている浅尾(琢己:あさお・たくみ:49歳)さんの様子と[撮れていますよ。]と私が聞いたことがない声が流れてくる。この声の主がカメラマンの和田さんなのだろう。それから浅尾さんはゴホンと咳払いをするとカメラに向かって話し始めた。
〔桐山さん見ていますか? 今は9時の・・・45分。これから奥さんと会うところです。そう言えば奥さんの事って何も聞いていませんでしたね。うまく会えるかな・・・。〕でも、この様子を成美は知らない。今の成美には音が聞こえてないのでどんな話をしているかもわからないだろう。〔それじゃ、奥さんと会ったらまた映します。一旦切りますね。〕画面の浅尾さんが言うと画面は切り替わった。 第9話へ続く
2017/06/10
第7話
DVDプレーヤーにSDXCカードをセットする。ベッドからリモコンの再生ボタンを押そうとした時に、『遅い時間に音を出したらあのが子起きてくるかもしれないよ。』って、「だからって消音で見るってのもな・・・。」と迷う。『ヘッドフォンをして観たら?』って妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)が提案してくれる。「でも、それじゃ君が聞こえないだろ?」と言うと、『私が聞いてもしょうがないでしょ・・・・それに今日は疲れたから眠くなりそうなの・・・。』そう言われて私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)は“はっと”した。
今見ようとしている映像は今日成美が体験をした出来事なのだ。目の前にある大きな胸。私以外もう見ることがないであろうと思っていた秘所。それらを数時間前まで私以外の男が見て触ったのだ。思わず成美の着ているパジャマを透視でもするかのように裸を想像して見てしまう。
「そうだね・・・今日は疲れたよな・・・。」と、私は言葉を濁すしかなかった。『うん・・・わたしはビデオより貴方が喜んでくれている姿を見るよ。』って成美が私の顔を覗き込む。そう言われると私はヘッドフォンをセットしリモコンを手にした。「ほら・・・俺は今まで経験したことがないくらい興奮しているよ。」そう言って再度成美に股間を触らせた。
『ほんとそうだね。』って恥ずかしそうに言うと、また私の背中に胸を押し付けるようにしてくる。そして股間に乗せていた手をトランクスの中にまで入れてきたのだ。少し冷たい成美の手が優しく私のペニスを握ると微かにわかる程度にゆっくりと上下をさせる。私は固くしたペニスを成美の手に握られながら、成美が他の男に抱かれる映像を見るのであった。今まで想像も出来なかった至福の時間が始まる。
大きな息を吐き・・・私はリモコンの再生ボタンを押した。〔撮れていますか?〕の音声。テレビに映し出された映像はどうやら成美と会う前の様子らしい。ビデオカメラのテストも兼ねて回しているのだろう。〔撮れているかな? 和田さん撮れてる?〕とカメラに向かって何度も聞いている浅尾(琢己:あさお・たくみ:49歳)さんの様子と[撮れていますよ。]と私が聞いたことがない声が流れてくる。この声の主がカメラマンの和田さんなのだろう。それから浅尾さんはゴホンと咳払いをするとカメラに向かって話し始めた。
〔桐山さん見ていますか? 今は9時の・・・45分。これから奥さんと会うところです。そう言えば奥さんの事って何も聞いていませんでしたね。うまく会えるかな・・・。〕でも、この様子を成美は知らない。今の成美には音が聞こえてないのでどんな話をしているかもわからないだろう。〔それじゃ、奥さんと会ったらまた映します。一旦切りますね。〕画面の浅尾さんが言うと画面は切り替わった。 第9話へ続く
2017/06/10
長6≪MとS≫ 第9話
長6≪MとS≫ 第9話
第8話
〔え~、今は10時5分前。さっき奥さんから連絡が・・・あっ! あれですかね? うわ~ オッパイが大きい・・・。〕その“オッパイ”という単語に私は反応した。その言葉は間違いなく妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)に向けられたものだ。成美に対して他人が性的発言をしたのを初めて聞いた瞬間だった。近づいてきた成美が『浅尾さん・・・ですか?』浅尾(琢己:あさお・たくみ:49歳)さんとカメラと交互に見る。成美からしてみればどちらが浅尾さんなのか知らないのだ。当然かもしれない。
〔はい。初めまして浅尾琢己です。こっちがカメラ担当の和田です。〕そう紹介され姿の見えないカメラマンの和田敏彦(わだ・としひこ:44歳)さんの声が混じった。〔桐山さん。呼び方は成美さん・・・でいいんですよね?〕、肩よりも長い髪の毛先を指に巻きつけ落ち着きがない妻が『はい。』って返事する。緊張をしているのはすぐにわかる。成美の場合緊張すると髪を触る癖があった。
浅尾さんが〔緊張しているんですか? そりゃ初めてですからね。今日は何をするかってことはご主人から聞いているんですよね?〕それを聞いて画面に映っている成美はこくんと頷いた。〔あの実は桐山さんから奥さんのことって何も聞いてなかったんですよ。ナイスボディでびっくりですよ・・・その・・・・失礼ですが何カップですか?〕あまりにも直接的な質問に視ている私が驚く。普通だったらセクハラ発言だ。しかし、そういう行為を前提にして会っているのだ。成美もそれはしっかりと理解しているのだろう。『はいE・・・です。』浅尾さんが〔Eカップですか? どうりで大きいわけだ。〕
待ち合わせ場所はレストランの駐車場です。営業時間はまだのようで車(ワンボックスカー)が1台しか停まっておらず、人影はなかった。浅尾さんが〔ほら・・・今日することは聞いてきているんでしょ? これくらい出来なきゃ・・・。〕そう言いながら手を伸ばす。画面の中の成美は相変わらず下を向き、髪を触り(緊張すると髪を触る癖がある)続けているだけだ。
そんな妻の胸を浅尾さんの手が触れた。〔そうそう・・・いい子だね・・・。〕33歳の女に向かって子と言うのはどうだろう? そんな疑問を感じる。〔動いちゃダメですよ・・・。〕そう言って手に力を入れていく。成美の胸の大きさを確かめるように指をいっぱいに広げて、弾力を確かめるように握っていく。
成美の胸が・・・もちろん初めて見る光景だ。自分(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)の妻が他の男に胸を揉まれている姿など絶対に見る光景ではないだろう。画面のなかでただ下を向き、ただされるまま成美を見ながら、今胸を押し付けられている背中に神経を通わせた。 第10話へ続く
2017/06/12
第8話
〔え~、今は10時5分前。さっき奥さんから連絡が・・・あっ! あれですかね? うわ~ オッパイが大きい・・・。〕その“オッパイ”という単語に私は反応した。その言葉は間違いなく妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)に向けられたものだ。成美に対して他人が性的発言をしたのを初めて聞いた瞬間だった。近づいてきた成美が『浅尾さん・・・ですか?』浅尾(琢己:あさお・たくみ:49歳)さんとカメラと交互に見る。成美からしてみればどちらが浅尾さんなのか知らないのだ。当然かもしれない。
〔はい。初めまして浅尾琢己です。こっちがカメラ担当の和田です。〕そう紹介され姿の見えないカメラマンの和田敏彦(わだ・としひこ:44歳)さんの声が混じった。〔桐山さん。呼び方は成美さん・・・でいいんですよね?〕、肩よりも長い髪の毛先を指に巻きつけ落ち着きがない妻が『はい。』って返事する。緊張をしているのはすぐにわかる。成美の場合緊張すると髪を触る癖があった。
浅尾さんが〔緊張しているんですか? そりゃ初めてですからね。今日は何をするかってことはご主人から聞いているんですよね?〕それを聞いて画面に映っている成美はこくんと頷いた。〔あの実は桐山さんから奥さんのことって何も聞いてなかったんですよ。ナイスボディでびっくりですよ・・・その・・・・失礼ですが何カップですか?〕あまりにも直接的な質問に視ている私が驚く。普通だったらセクハラ発言だ。しかし、そういう行為を前提にして会っているのだ。成美もそれはしっかりと理解しているのだろう。『はいE・・・です。』浅尾さんが〔Eカップですか? どうりで大きいわけだ。〕
待ち合わせ場所はレストランの駐車場です。営業時間はまだのようで車(ワンボックスカー)が1台しか停まっておらず、人影はなかった。浅尾さんが〔ほら・・・今日することは聞いてきているんでしょ? これくらい出来なきゃ・・・。〕そう言いながら手を伸ばす。画面の中の成美は相変わらず下を向き、髪を触り(緊張すると髪を触る癖がある)続けているだけだ。
そんな妻の胸を浅尾さんの手が触れた。〔そうそう・・・いい子だね・・・。〕33歳の女に向かって子と言うのはどうだろう? そんな疑問を感じる。〔動いちゃダメですよ・・・。〕そう言って手に力を入れていく。成美の胸の大きさを確かめるように指をいっぱいに広げて、弾力を確かめるように握っていく。
成美の胸が・・・もちろん初めて見る光景だ。自分(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)の妻が他の男に胸を揉まれている姿など絶対に見る光景ではないだろう。画面のなかでただ下を向き、ただされるまま成美を見ながら、今胸を押し付けられている背中に神経を通わせた。 第10話へ続く
2017/06/12
長4〔公認デート〕その9
長4〔公認デート〕その9
その8
俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)は高階健吾(たかしな・けんご:24歳)からのライン〔今日詩穂さんの唇ゴチになりました。〕を読むが、それは何か現実感が無くて、いつも通り晩飯作っている妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)の後ろ姿と、そのラインを何度も往復して見ていた。
正直なところ、これは嘘だと本気で思った。だから俺には動揺とかもなくて、普通に「今日何かあった?」と訊ける。詩穂も料理作りながら『え~、何も無いよ。何で?』って感じだった。その晩もセックスをする。バックで突いているMモードの時に訊けば答えてくれたかもしれないけど、俺はそうしなかった。
別に怖かったわけじゃない。俺は本当に高階が苦し紛れの嘘をついただけって思っていた。だから、その後に高階とはラインで、「嘘つくな!」、〔嘘じゃないですよ。〕という不毛なやりとりを数度する。
次のデートの日、俺は高階のラインが気になり始めていた。それで、出発する詩穂に玄関先で割と強引にキスをしようとしたけど、やっぱり『ん、もう。はいダメー!』って拒否される。まぁ~いつもの事なので、仕方がないとすごすごと居間に戻った。
すると、その後高階から、〔今からオレの車の中覗いていてくださいよ。見えるでしょ? 詩穂さんとキスしますから。。〕とラインが来た。俺は《馬鹿か?》と思った。どちらにせよ近所の目もあるのに詩穂がそんな事をするわけが無いので俺は無視して、窓の外を見なかった。
そうしたら、その数分後にまた高階からラインが、〔どうでした? 詩穂さんが照れて一瞬だったけど嘘じゃなかったでしょ?〕との内容。俺は慌てて3階の窓から下を見たけど、もう居るなかった。それで俺は「見てないよ。」とだけラインの返信をする。
すぐに高階からは、〔何ですかもう! じゃあ絶対証明してみせますからね。〕とラインが来た。それから1時間後に高階と表示された電話がかかってきたが、これを取っても全然応答が無い。ただ、ステレオから聞こえてくる音楽と、車のエンジン音だけである。
しばらくするとゴソゴソって音がした。そして2人の声が聞こえるようになる。高階の声は鮮明だったが、詩穂の声はよく聞こえない。(後で高階に聞くと、スマホを胸ポケットに入れていたらしい。)
〔ねぇ詩穂さん、もう1回キスをしよ?〕
『え~? なに~? さっきしたでしょ?』
〔だってオレ我慢できないよ。〕
『だ~め! 一日一回って約束でしょ? 今日はもう三回もしてるじゃん。』
〔あと一回。あと一回だけお願い。〕
『も~しょうがないな・・・・。』
その会話の後、暫く無言が続いた・・・・。
俺はその時、とにかく喉が渇いて、頭がガンガンしていた。目もすごく乾燥していた気がする。ステレオとエンジンの音の中で、“ちゅっ、ちゅっ”て音が聞こえた。そして、また少し無言がまた続く。
『はい、おしまいね。もう今日はおしまい! 絶対におしまい!』
〔詩穂さん照れていて可愛いな。唇がすごく柔らかいね。〕
そのあと詩歩と高階の2人は何か喋っていたけど俺には記憶が全く無い。そして何時の間にか電話も切れていた。 その10に続く
2017/06/14
その8
俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)は高階健吾(たかしな・けんご:24歳)からのライン〔今日詩穂さんの唇ゴチになりました。〕を読むが、それは何か現実感が無くて、いつも通り晩飯作っている妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)の後ろ姿と、そのラインを何度も往復して見ていた。
正直なところ、これは嘘だと本気で思った。だから俺には動揺とかもなくて、普通に「今日何かあった?」と訊ける。詩穂も料理作りながら『え~、何も無いよ。何で?』って感じだった。その晩もセックスをする。バックで突いているMモードの時に訊けば答えてくれたかもしれないけど、俺はそうしなかった。
別に怖かったわけじゃない。俺は本当に高階が苦し紛れの嘘をついただけって思っていた。だから、その後に高階とはラインで、「嘘つくな!」、〔嘘じゃないですよ。〕という不毛なやりとりを数度する。
次のデートの日、俺は高階のラインが気になり始めていた。それで、出発する詩穂に玄関先で割と強引にキスをしようとしたけど、やっぱり『ん、もう。はいダメー!』って拒否される。まぁ~いつもの事なので、仕方がないとすごすごと居間に戻った。
すると、その後高階から、〔今からオレの車の中覗いていてくださいよ。見えるでしょ? 詩穂さんとキスしますから。。〕とラインが来た。俺は《馬鹿か?》と思った。どちらにせよ近所の目もあるのに詩穂がそんな事をするわけが無いので俺は無視して、窓の外を見なかった。
そうしたら、その数分後にまた高階からラインが、〔どうでした? 詩穂さんが照れて一瞬だったけど嘘じゃなかったでしょ?〕との内容。俺は慌てて3階の窓から下を見たけど、もう居るなかった。それで俺は「見てないよ。」とだけラインの返信をする。
すぐに高階からは、〔何ですかもう! じゃあ絶対証明してみせますからね。〕とラインが来た。それから1時間後に高階と表示された電話がかかってきたが、これを取っても全然応答が無い。ただ、ステレオから聞こえてくる音楽と、車のエンジン音だけである。
しばらくするとゴソゴソって音がした。そして2人の声が聞こえるようになる。高階の声は鮮明だったが、詩穂の声はよく聞こえない。(後で高階に聞くと、スマホを胸ポケットに入れていたらしい。)
〔ねぇ詩穂さん、もう1回キスをしよ?〕
『え~? なに~? さっきしたでしょ?』
〔だってオレ我慢できないよ。〕
『だ~め! 一日一回って約束でしょ? 今日はもう三回もしてるじゃん。』
〔あと一回。あと一回だけお願い。〕
『も~しょうがないな・・・・。』
その会話の後、暫く無言が続いた・・・・。
俺はその時、とにかく喉が渇いて、頭がガンガンしていた。目もすごく乾燥していた気がする。ステレオとエンジンの音の中で、“ちゅっ、ちゅっ”て音が聞こえた。そして、また少し無言がまた続く。
『はい、おしまいね。もう今日はおしまい! 絶対におしまい!』
〔詩穂さん照れていて可愛いな。唇がすごく柔らかいね。〕
そのあと詩歩と高階の2人は何か喋っていたけど俺には記憶が全く無い。そして何時の間にか電話も切れていた。 その10に続く
2017/06/14
長6≪MとS≫ 第10話
長6≪MとS≫ 第10話
第9話
〔桐山さん・・・成美さんのオッパイすごいですね!・・・〕妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)の胸から手を離そうとせずカメラに向かって私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)に話しかける浅尾(琢己:あさお・たくみ:49歳)さんの姿がアップになる。その瞬間私の股間を握っていた成美の手にギュッと力が込められた。私が後ろを向くと成美は私の背中に顔を付けるようにして隠れる。どうやら気にしてないと言っても気になるのだろう。肩越しから見ていた。
その様子から私はある確信をする。成美は当然この時の様子をはっきりと覚えているのだった。無理もない今日の出来事なのだから、と言う事は他の男に胸を触られているのを私に見られていると思って無意識に力が入ってしまったのではないだろうか?
浅尾さんは、やっと手を離し〔それじゃ行きましょうか・・・。〕と言った。そして画面はまた変わる。今度は移動中の車の中らしい。画面から流れてくる車内の映像。運転は浅尾さんだ。その助手席に和田敏彦(わだ・としひこ:44歳)さんが座り、後部座席に成美が座っている。助手席から後ろを向きカメラを構えて成美を撮り続けていた。相変わらず髪を弄り続ける成美を下から舐め上げるように撮っている。
妻の服装は大人しいものだ。黒のコートを羽織り、白のセーター。ベージュのロングスカート。足元からゆっくりと上に上がり胸で一度その動きが止まる。今、私の後ろにいる成美はまた肩越しから画面を見ているのだろう。
カメラで撮られていることは知っていても、胸をアップに撮られていたなんて気づいてなかったはずだ。画面は白のセーターを盛り上げている双丘で一杯になっていた。成美もまさかこんなものを撮られていたと知って恥ずかしくもなったのだろう。私のペニスを握っていた手の動きを少しながら早めたのだ。私は思わずそれでいってしまいそうになる。上から押さえつけるように手を添えるとその動きは元の動きに戻された。
撮影は私を十分意識して行われたのだろう。所々で私に対しての言葉が入ってくる。〔桐山さん・・・成美さんのオッパイ本当にすごいですね。これが生で見られるなんて・・・有難う御座います。〕と浅尾さんの声に、和田さんもこたえて[いや〜本当ですよ。まさかこんな美人な奥さんが来るなんて思っていませんでしたからね。]そんな会話が聞こえてきた。
車内の映像は所々で中断する。そして映るたびに成美の身体を舐めるように撮っていた。ずっと回し続けていたのではない為、会話の内容は繋がっていない。しかし、私が見たい会話・映像のためにしっかりと回してくれているようである。
〔成美さん。今日の下着って何色?〕と浅尾さんが尋ねる。『え?』それまでどんな会話がされていたのか私には想像出来ない。しかし、成美の反応を見れば極普通の話から唐突に浅尾さんに振られた言葉だったのだろう。〔ほら・・・我々も成美さんがどんな準備してきたとかって知りたいですからね。〕『・・・・・・』画面からは成美が返事に困っている様子が映し出されていた。〔これからわたしとエッチしますよね?〕と、浅尾さんはそれだけ言うと何も言わなくなる。この沈黙の時間はおそらく浅尾さんの演出なのだろう。 第11話に続く
2017/06/17
第9話
〔桐山さん・・・成美さんのオッパイすごいですね!・・・〕妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)の胸から手を離そうとせずカメラに向かって私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)に話しかける浅尾(琢己:あさお・たくみ:49歳)さんの姿がアップになる。その瞬間私の股間を握っていた成美の手にギュッと力が込められた。私が後ろを向くと成美は私の背中に顔を付けるようにして隠れる。どうやら気にしてないと言っても気になるのだろう。肩越しから見ていた。
その様子から私はある確信をする。成美は当然この時の様子をはっきりと覚えているのだった。無理もない今日の出来事なのだから、と言う事は他の男に胸を触られているのを私に見られていると思って無意識に力が入ってしまったのではないだろうか?
浅尾さんは、やっと手を離し〔それじゃ行きましょうか・・・。〕と言った。そして画面はまた変わる。今度は移動中の車の中らしい。画面から流れてくる車内の映像。運転は浅尾さんだ。その助手席に和田敏彦(わだ・としひこ:44歳)さんが座り、後部座席に成美が座っている。助手席から後ろを向きカメラを構えて成美を撮り続けていた。相変わらず髪を弄り続ける成美を下から舐め上げるように撮っている。
妻の服装は大人しいものだ。黒のコートを羽織り、白のセーター。ベージュのロングスカート。足元からゆっくりと上に上がり胸で一度その動きが止まる。今、私の後ろにいる成美はまた肩越しから画面を見ているのだろう。
カメラで撮られていることは知っていても、胸をアップに撮られていたなんて気づいてなかったはずだ。画面は白のセーターを盛り上げている双丘で一杯になっていた。成美もまさかこんなものを撮られていたと知って恥ずかしくもなったのだろう。私のペニスを握っていた手の動きを少しながら早めたのだ。私は思わずそれでいってしまいそうになる。上から押さえつけるように手を添えるとその動きは元の動きに戻された。
撮影は私を十分意識して行われたのだろう。所々で私に対しての言葉が入ってくる。〔桐山さん・・・成美さんのオッパイ本当にすごいですね。これが生で見られるなんて・・・有難う御座います。〕と浅尾さんの声に、和田さんもこたえて[いや〜本当ですよ。まさかこんな美人な奥さんが来るなんて思っていませんでしたからね。]そんな会話が聞こえてきた。
車内の映像は所々で中断する。そして映るたびに成美の身体を舐めるように撮っていた。ずっと回し続けていたのではない為、会話の内容は繋がっていない。しかし、私が見たい会話・映像のためにしっかりと回してくれているようである。
〔成美さん。今日の下着って何色?〕と浅尾さんが尋ねる。『え?』それまでどんな会話がされていたのか私には想像出来ない。しかし、成美の反応を見れば極普通の話から唐突に浅尾さんに振られた言葉だったのだろう。〔ほら・・・我々も成美さんがどんな準備してきたとかって知りたいですからね。〕『・・・・・・』画面からは成美が返事に困っている様子が映し出されていた。〔これからわたしとエッチしますよね?〕と、浅尾さんはそれだけ言うと何も言わなくなる。この沈黙の時間はおそらく浅尾さんの演出なのだろう。 第11話に続く
2017/06/17
長1〚妄想を実現〛第3話
長1〚妄想を実現〛第3話
第2話
これまで【妻を寝取らせ・寝取られ】のサイトを見てきた私(今道正明:いまみち・まさあき:40歳)は、以前に投稿されていた疑似プレイの話を参考にして妻(今道友里:いまみち・ゆり:38歳)を責める事にした。その話は、≪ご主人が取引先の社長になりすまし、奥様を責めるという≫もので、その話を読んだ時に凄く興奮したのを覚えている。そして、《これは使える! いつか私も絶対に友里に疑似プレイをしよう》と心に決めたのだ。
ネチっこく、責め方を変えて、妻の全身を弄ぶ。
[友里さん、嫌だ嫌だって言っても、こんなにグチョグチョに濡らして、いやらしいな。]
話し過ぎると雰囲気が壊れそうなので、合間を見てボソッとつぶやく。
『あん・・・感じてないもん。』
ぐちょぐちょに濡れている妻のオマンコにヌプッと二本の指を入れて激しく動かすと、首を大きく振りながら悶え、ひときわ大きな喘ぎ声を上げた。
[感じているだろ?]
『あん・・・だめっ!・・・いっちゃう!』
久しぶりのセックスなので指の挿入だけで、早くも妻は絶頂に達しかける。
「やっぱ、嫌って言っても部長の指でも逝くんだな。」
『あん・・・だって・・・だめっ!いくっ!』
だってもクソもないもんだ。と思いながら指の動きを速めると、軽くピクピクと身体を痙攣させて妻はイッてしまった。
「こんな感じやすい身体だから仕方ないね。きっと部長とエッチしてもイカされっぱなしだな。」
妻の横に寝転び、愛撫しながら言うと
『実際には感じないわ・・・アナタがするから感じるのよ。』
《まあ、一般的な言い訳である。》
その夜、その後に疑似プレイを再開した。身体中を責め立て、ペニスの挿入を焦らし続ける。何度も『入れて!』って言う妻の言葉を無視して部長のふりを続けて責めた。
そして・・・
「誰のチンチンが欲しいんだ?」
『ああん・・・もうダメ・・・部長のを下さい・・・お願いします。』
我慢出来なくなった妻は、とうとう部長のペニスが欲しいと言葉にしてしまう。以前に投
稿があった疑似プレイを模倣して良かった。そして待ち望んだ言葉に私も興奮が最高潮になる。ギンギンになったペニスを妻のオマンコに一気に挿入すると、妻は身体を逸らして大きな喘ぎ声を上げた。
「ほら、部長のオチンチンが入ってるぞ。」
ゆっくりと腰を動かしながら妻に言った。
『あん・・・ダメ・・・やめて。』
「じゃあ抜くよ?」
『あぁ・・・それはダメぇ・・・抜かないで。』
《しかし女心は複雑だ・・・。》 第4話へ続く
2017/06/18
第2話
これまで【妻を寝取らせ・寝取られ】のサイトを見てきた私(今道正明:いまみち・まさあき:40歳)は、以前に投稿されていた疑似プレイの話を参考にして妻(今道友里:いまみち・ゆり:38歳)を責める事にした。その話は、≪ご主人が取引先の社長になりすまし、奥様を責めるという≫もので、その話を読んだ時に凄く興奮したのを覚えている。そして、《これは使える! いつか私も絶対に友里に疑似プレイをしよう》と心に決めたのだ。
ネチっこく、責め方を変えて、妻の全身を弄ぶ。
[友里さん、嫌だ嫌だって言っても、こんなにグチョグチョに濡らして、いやらしいな。]
話し過ぎると雰囲気が壊れそうなので、合間を見てボソッとつぶやく。
『あん・・・感じてないもん。』
ぐちょぐちょに濡れている妻のオマンコにヌプッと二本の指を入れて激しく動かすと、首を大きく振りながら悶え、ひときわ大きな喘ぎ声を上げた。
[感じているだろ?]
『あん・・・だめっ!・・・いっちゃう!』
久しぶりのセックスなので指の挿入だけで、早くも妻は絶頂に達しかける。
「やっぱ、嫌って言っても部長の指でも逝くんだな。」
『あん・・・だって・・・だめっ!いくっ!』
だってもクソもないもんだ。と思いながら指の動きを速めると、軽くピクピクと身体を痙攣させて妻はイッてしまった。
「こんな感じやすい身体だから仕方ないね。きっと部長とエッチしてもイカされっぱなしだな。」
妻の横に寝転び、愛撫しながら言うと
『実際には感じないわ・・・アナタがするから感じるのよ。』
《まあ、一般的な言い訳である。》
その夜、その後に疑似プレイを再開した。身体中を責め立て、ペニスの挿入を焦らし続ける。何度も『入れて!』って言う妻の言葉を無視して部長のふりを続けて責めた。
そして・・・
「誰のチンチンが欲しいんだ?」
『ああん・・・もうダメ・・・部長のを下さい・・・お願いします。』
我慢出来なくなった妻は、とうとう部長のペニスが欲しいと言葉にしてしまう。以前に投
稿があった疑似プレイを模倣して良かった。そして待ち望んだ言葉に私も興奮が最高潮になる。ギンギンになったペニスを妻のオマンコに一気に挿入すると、妻は身体を逸らして大きな喘ぎ声を上げた。
「ほら、部長のオチンチンが入ってるぞ。」
ゆっくりと腰を動かしながら妻に言った。
『あん・・・ダメ・・・やめて。』
「じゃあ抜くよ?」
『あぁ・・・それはダメぇ・・・抜かないで。』
《しかし女心は複雑だ・・・。》 第4話へ続く
2017/06/18
長5〖ふたりのめざめ〗その4話
長5〖ふたりのめざめ〗その4話
その3話
まだ子供が居ない俺(渡部久志:わたべ・ひさし:33歳)と妻(渡部真歩:わたべ・まほ:30歳)は、春と秋の旅行が恒例になっている。その今秋の旅行に真歩が『紅葉の綺麗な温泉に行きたいわ。』って言ってきた。俺はそれで《混浴露天風呂で真歩の裸を他の男に晒すチャンスだ!》と思い付いた浴室で、その場面を想像する。そして、興奮して勃起したペニスを扱いて射精した。
《先ずは場所決めだな。》その夜更け、僕はインターネットを見る。“紅葉が見える混浴露天風呂”とキーを叩く。幾つかの記事が表示された。俺は一つ一つクリックして、閲覧をする。運良く候補になりそうな場所が見つかった。“渓流沿いで、秋は紅葉が綺麗、平日は人も少なく清潔な感じ”との内容に・・・《ここなら真歩も、うまく話せば大丈夫だろう・・・あれこれ探してもきりがない、ここにしよう》・・・俺は、この露天風呂の他の記事を探すことも無く決める。
《ええっと、じゃあ宿は宝川温泉(水上温泉郷)だな。》
宿も目星をつけた。
《あとは、どう真歩に切り出すかだな・・・。》
寝静まる真歩を見つめながら、俺はベッドに横たわる。
次の日の夕食時・・・
『あなた昨夜はいろいろ探してくれたみたいね。インターネットの履歴が残っていたわよ。』
真歩が旅行のことを切り出してきた。
「ああ、俺も楽しみだから・・・つい張り切っちゃって、昨夜遅くまで見てたんだよ。」
『それで、行く所は決めたの?』
「ああ、宝川温泉でどうだ?」
まずは場所を示す俺。
『やっぱそうなんだ。あそこは紅葉が綺麗だから、いいわよ。』
真歩の言葉に、
「じゃあ決まりだな」まずは自分の目的を叶える行き先に、真歩が同意したことに安堵する俺。
しかし次の言葉が、いきなり俺の゛課題゛を与えた・・・
「履歴に混浴の露天風呂もあったんだけど・・・そこも行くつもり?」
真歩の言葉に、俺はどう切り出せばいいのか・・・言葉が詰まるのであった・・・
『履歴に混浴の露天風呂があったけど・・・そこへ行くつもり?』
旅行の行き先も決まった所での真歩の言葉。
《うわー! 真歩の方から混浴のことを切り出されるとは・・・》
俺は言葉に詰まる・・・
《まさかストレートに「真歩の裸を他の男に見せたいんだ」なんて言えないし》
上手く切り返せず困惑する俺・・・やっとのことで・・・
「宝川温泉は混浴の露天風呂もあるって聞いたことあるから・・・ついでに調べただけだよ・・・。」
なんとか取り繕う僕。
『ふーん、まあいいか。』
心配していた程、真歩はこだわりは無いことに、俺は安堵した・・・その夜ベッドの中で横で寝静まる真歩を眺めて・・・
《ああ・・・さっきは何で真歩に上手く説明できなかったんだ・・・だめだな・・・》
俺は後悔と伴に自己嫌悪に陥っていた。 その5話に続く
2017/06/19
その3話
まだ子供が居ない俺(渡部久志:わたべ・ひさし:33歳)と妻(渡部真歩:わたべ・まほ:30歳)は、春と秋の旅行が恒例になっている。その今秋の旅行に真歩が『紅葉の綺麗な温泉に行きたいわ。』って言ってきた。俺はそれで《混浴露天風呂で真歩の裸を他の男に晒すチャンスだ!》と思い付いた浴室で、その場面を想像する。そして、興奮して勃起したペニスを扱いて射精した。
《先ずは場所決めだな。》その夜更け、僕はインターネットを見る。“紅葉が見える混浴露天風呂”とキーを叩く。幾つかの記事が表示された。俺は一つ一つクリックして、閲覧をする。運良く候補になりそうな場所が見つかった。“渓流沿いで、秋は紅葉が綺麗、平日は人も少なく清潔な感じ”との内容に・・・《ここなら真歩も、うまく話せば大丈夫だろう・・・あれこれ探してもきりがない、ここにしよう》・・・俺は、この露天風呂の他の記事を探すことも無く決める。
《ええっと、じゃあ宿は宝川温泉(水上温泉郷)だな。》
宿も目星をつけた。
《あとは、どう真歩に切り出すかだな・・・。》
寝静まる真歩を見つめながら、俺はベッドに横たわる。
次の日の夕食時・・・
『あなた昨夜はいろいろ探してくれたみたいね。インターネットの履歴が残っていたわよ。』
真歩が旅行のことを切り出してきた。
「ああ、俺も楽しみだから・・・つい張り切っちゃって、昨夜遅くまで見てたんだよ。」
『それで、行く所は決めたの?』
「ああ、宝川温泉でどうだ?」
まずは場所を示す俺。
『やっぱそうなんだ。あそこは紅葉が綺麗だから、いいわよ。』
真歩の言葉に、
「じゃあ決まりだな」まずは自分の目的を叶える行き先に、真歩が同意したことに安堵する俺。
しかし次の言葉が、いきなり俺の゛課題゛を与えた・・・
「履歴に混浴の露天風呂もあったんだけど・・・そこも行くつもり?」
真歩の言葉に、俺はどう切り出せばいいのか・・・言葉が詰まるのであった・・・
『履歴に混浴の露天風呂があったけど・・・そこへ行くつもり?』
旅行の行き先も決まった所での真歩の言葉。
《うわー! 真歩の方から混浴のことを切り出されるとは・・・》
俺は言葉に詰まる・・・
《まさかストレートに「真歩の裸を他の男に見せたいんだ」なんて言えないし》
上手く切り返せず困惑する俺・・・やっとのことで・・・
「宝川温泉は混浴の露天風呂もあるって聞いたことあるから・・・ついでに調べただけだよ・・・。」
なんとか取り繕う僕。
『ふーん、まあいいか。』
心配していた程、真歩はこだわりは無いことに、俺は安堵した・・・その夜ベッドの中で横で寝静まる真歩を眺めて・・・
《ああ・・・さっきは何で真歩に上手く説明できなかったんだ・・・だめだな・・・》
俺は後悔と伴に自己嫌悪に陥っていた。 その5話に続く
2017/06/19
長3『やわらかな胸』第3話
長3『やわらかな胸』第3話
第2話
『わかる?』
「そうでもないな~。」
《わかるよ~丸わかりじゃんかー》と言うべきでしょうか? 今後の展開にブレーキがかからないように配慮します。
『本当? でも真山(修造:まやま・しゅうぞう:66歳)さんすっごく見てたのよ・・・。』
「花の苗もらって、そんだけ?」
『ねぇねぇ、見て見て! お庭かわいいでしょ?」
嫁(橋内玲香:はしうち・れいか:29歳)が僕(橋内尚哉:はしうち・なおや:32歳)を手招きをし、カーテンを開けて庭を指さします。リビングから見渡すブロック塀の内側は新築以来手付かずのままでした。そこに横2メートル位、土の色が変わっていて、その中央に白と黄色の花が交互に可愛く並んでいます。
「オー! いいねぇ~。」
『ガーデニングってやった事なかったでしょ? 真山さんが植えるのを手伝ってくれたの。』
“植えるのを・・・手伝う・・・”ドキリとしました・・・、胸騒ぎの様な感覚です。
「同じ格好で外出たの?」
『うん。庭だし・・・。ねぇ! 約束守ったんだよ~。ノーブラ・・・超恥ずかしかった。』
「下も、それ?」
『そだよ。どうして?』
上は・・・乳首の存在は一目瞭然だし、うつむけば胸の谷間どころか生の乳房が十分確認出来るでしょう。あまりユルユルではないので正面からでないと難しいかな? 下は・・・レギンスだと思うのですが、光沢のある黒でピチーッとお尻と太ももに張り付いています。
いつものファッションが実は際どいエロ衣装だった。括(くび)れた腰に反して左右に弾けたヒップは、大きな割れ目そのままに生地がフレキシブルに食い込んで谷底が全く確認出来ません。割れ目の始まりにようやく下着が写っているので間違いなくTバッグです。
よくもまあこんなエロファッションで、これで苗を植えたりしたら・・・
「ちょっと、四つん這いになってみて。」
『え? うん・・・。』
尻が高く上がると・・・ああー見えます、見えます。ハッキリと! 意外にムッチリとした両太ももの根元にもう一つのお尻が・・・
左右対称のぷっくりとした膨らみが、まさしくフランクフルトを挟み込むパンです。
女性の身体って、男を欲情させるように出来てるのかなと本気で思いました。
『透けてる?』
「ン? 全然!」
ノーブラとこの尻、ライブで視姦したならば当然興奮してしまうでしょう。何もしないで帰った真山さん。私なら我慢出来ません!
一応レコーダーをチェックしないと
「ちょっと外を歩いてくる。」
『お風呂入ったのに? 風邪引くわよ。』
「大丈夫すぐ帰るよ!」
もちろんすぐには帰りません。じっくり会話を聴かせて頂きます。 第4話に続く
2017/06/19
第2話
『わかる?』
「そうでもないな~。」
《わかるよ~丸わかりじゃんかー》と言うべきでしょうか? 今後の展開にブレーキがかからないように配慮します。
『本当? でも真山(修造:まやま・しゅうぞう:66歳)さんすっごく見てたのよ・・・。』
「花の苗もらって、そんだけ?」
『ねぇねぇ、見て見て! お庭かわいいでしょ?」
嫁(橋内玲香:はしうち・れいか:29歳)が僕(橋内尚哉:はしうち・なおや:32歳)を手招きをし、カーテンを開けて庭を指さします。リビングから見渡すブロック塀の内側は新築以来手付かずのままでした。そこに横2メートル位、土の色が変わっていて、その中央に白と黄色の花が交互に可愛く並んでいます。
「オー! いいねぇ~。」
『ガーデニングってやった事なかったでしょ? 真山さんが植えるのを手伝ってくれたの。』
“植えるのを・・・手伝う・・・”ドキリとしました・・・、胸騒ぎの様な感覚です。
「同じ格好で外出たの?」
『うん。庭だし・・・。ねぇ! 約束守ったんだよ~。ノーブラ・・・超恥ずかしかった。』
「下も、それ?」
『そだよ。どうして?』
上は・・・乳首の存在は一目瞭然だし、うつむけば胸の谷間どころか生の乳房が十分確認出来るでしょう。あまりユルユルではないので正面からでないと難しいかな? 下は・・・レギンスだと思うのですが、光沢のある黒でピチーッとお尻と太ももに張り付いています。
いつものファッションが実は際どいエロ衣装だった。括(くび)れた腰に反して左右に弾けたヒップは、大きな割れ目そのままに生地がフレキシブルに食い込んで谷底が全く確認出来ません。割れ目の始まりにようやく下着が写っているので間違いなくTバッグです。
よくもまあこんなエロファッションで、これで苗を植えたりしたら・・・
「ちょっと、四つん這いになってみて。」
『え? うん・・・。』
尻が高く上がると・・・ああー見えます、見えます。ハッキリと! 意外にムッチリとした両太ももの根元にもう一つのお尻が・・・
左右対称のぷっくりとした膨らみが、まさしくフランクフルトを挟み込むパンです。
女性の身体って、男を欲情させるように出来てるのかなと本気で思いました。
『透けてる?』
「ン? 全然!」
ノーブラとこの尻、ライブで視姦したならば当然興奮してしまうでしょう。何もしないで帰った真山さん。私なら我慢出来ません!
一応レコーダーをチェックしないと
「ちょっと外を歩いてくる。」
『お風呂入ったのに? 風邪引くわよ。』
「大丈夫すぐ帰るよ!」
もちろんすぐには帰りません。じっくり会話を聴かせて頂きます。 第4話に続く
2017/06/19
長4〔公認デート〕その10
長4〔公認デート〕その10
その9
その後、高階健吾(たかしな・けんご:24歳)からは〔あの後何度か頂きました。結構押しに弱いですね。でも舌を入れたら怒られました〕とラインが届く。朝一のキスは、妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)が初めは周りを気にしていたが、粘っていたら本当に一瞬だけしたらしい。その後、俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき29歳)に証明するため、写真撮りながらしようとしたけど、それは断固拒否された。
それから俺は部屋でずっと頭抱えて、蹲(うずくま)っていた。何も考えられない。気が付いたら日が暮れている。詩穂は普通に帰ってくるが、何の報告も無い。ただ、やはり何となくソワソワしているし、何よりいつもより、明らかに優しかった。晩飯も豪華だったし、いつも嫌がる一緒にお風呂も詩穂のほうから入ってきて背中を流してくれた。
詩穂からは『元気無いわね? どうしたの? 大丈夫?』ってすごく心配される。その晩はキスする気にはなれず、フェラチオだけで2回抜かした。いつもは嫌がる口内射精も、特に嫌がらずにしてくれる。
詩穂と高階がキスをした。俺はなかなかその現実を受け入れられない。別にキスくらい良いじゃんって思うかもしれないけど、キスよりも、まだフェラチオとかの方がダメージ少ない気がした。それほど俺としてはキスが嫌である。
しばらく詩穂の顔がまともに見られなかった。しかし別に怒りは無い。それは詩穂に対しても高階に対してもだ。ただただすごく嫌だった。嫌、としか表現できない。でも何故かえらく興奮をして、詩穂と高階がキスしていた音を思い出してオナニーをする。
直接、詩穂に問い詰められない俺は、後日高階と会う。お互いの仕事帰りに居酒屋へ行った。勿論詩穂には内緒です・・・。それであの時の様子を色々と聞いた。〔初めはやっぱり嫌がっていたっていうか、『斎藤(裕樹)さんの事が好きだから、絶対浮気なんかしたくない。』って言ってましたよ。〕
〔『でも健吾君とデートをすると斎藤さんが以前より自分の事を考えてくれるから、それは素直に嬉しい』って。だからそこを突きました。これは斎藤さんの為でもあるんですよ、と。〕
〔斎藤さんは詩穂さんへの想いが強くなるし、おれも詩穂さんと一緒にいれて幸せだし、あとは詩穂さんが嫌じゃなければですけど。そうしたら『別に健吾君の事は嫌いじゃない。顔はかっこいいと思っていた』って言ってくれました。〕
〔じゃあ無理矢理とかは嫌だから、詩穂さんからしてよ。というと、渋々してくれましたよ。キスした瞬間、唇が超震えていましたね。でも斎藤さんに言ってないそうですね。それじゃ意味無いのに。〕という事だった。 その11へ続く
2017/06/21
その9
その後、高階健吾(たかしな・けんご:24歳)からは〔あの後何度か頂きました。結構押しに弱いですね。でも舌を入れたら怒られました〕とラインが届く。朝一のキスは、妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)が初めは周りを気にしていたが、粘っていたら本当に一瞬だけしたらしい。その後、俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき29歳)に証明するため、写真撮りながらしようとしたけど、それは断固拒否された。
それから俺は部屋でずっと頭抱えて、蹲(うずくま)っていた。何も考えられない。気が付いたら日が暮れている。詩穂は普通に帰ってくるが、何の報告も無い。ただ、やはり何となくソワソワしているし、何よりいつもより、明らかに優しかった。晩飯も豪華だったし、いつも嫌がる一緒にお風呂も詩穂のほうから入ってきて背中を流してくれた。
詩穂からは『元気無いわね? どうしたの? 大丈夫?』ってすごく心配される。その晩はキスする気にはなれず、フェラチオだけで2回抜かした。いつもは嫌がる口内射精も、特に嫌がらずにしてくれる。
詩穂と高階がキスをした。俺はなかなかその現実を受け入れられない。別にキスくらい良いじゃんって思うかもしれないけど、キスよりも、まだフェラチオとかの方がダメージ少ない気がした。それほど俺としてはキスが嫌である。
しばらく詩穂の顔がまともに見られなかった。しかし別に怒りは無い。それは詩穂に対しても高階に対してもだ。ただただすごく嫌だった。嫌、としか表現できない。でも何故かえらく興奮をして、詩穂と高階がキスしていた音を思い出してオナニーをする。
直接、詩穂に問い詰められない俺は、後日高階と会う。お互いの仕事帰りに居酒屋へ行った。勿論詩穂には内緒です・・・。それであの時の様子を色々と聞いた。〔初めはやっぱり嫌がっていたっていうか、『斎藤(裕樹)さんの事が好きだから、絶対浮気なんかしたくない。』って言ってましたよ。〕
〔『でも健吾君とデートをすると斎藤さんが以前より自分の事を考えてくれるから、それは素直に嬉しい』って。だからそこを突きました。これは斎藤さんの為でもあるんですよ、と。〕
〔斎藤さんは詩穂さんへの想いが強くなるし、おれも詩穂さんと一緒にいれて幸せだし、あとは詩穂さんが嫌じゃなければですけど。そうしたら『別に健吾君の事は嫌いじゃない。顔はかっこいいと思っていた』って言ってくれました。〕
〔じゃあ無理矢理とかは嫌だから、詩穂さんからしてよ。というと、渋々してくれましたよ。キスした瞬間、唇が超震えていましたね。でも斎藤さんに言ってないそうですね。それじゃ意味無いのに。〕という事だった。 その11へ続く
2017/06/21
長6≪MとS≫ 第11話
長6≪MとS≫ 第11話
第10話
時間が開けば開くほど妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)には浅尾琢己(あさお・たくみ:49歳)さんの質問(〔これからわたしとエッチしますよね?〕)に答えるべきなのだろうかと考える。そして時間が経てば気まずい雰囲気にもなってくるのだ。そんな浅尾さんの演出に根負けして成美が『はい。そうです。』って答えた。
〔そしたらどうせ下着は後で見られちゃうんだし・・・ほら成美さんが答えてくれると会話も続くじゃないですか。教えてくださいよ。〕と言った後は、また浅尾さんの演出する沈黙が続く。やはり今回も根負けしたのは成美だった。『白です。』ってポツリ。〔白ですか。清潔そうな成美さんにはぴったりの色ですね。上下白ですか?〕、成美は俯きながら『え・・・はい。』
〔エッチをするからお揃いにしてきたんですね?〕と問われると『いぇ・・・あ、そうです。』その会話のやり取りを聞いているだけで私の動悸は早くなる。妻の成美が初めて会う男に自分で下着の色を教えているのだ。それにこれから抱かれるとわかっている相手でもある。それだけでも十分過ぎたのだが浅尾さんは私の為に“一種の言葉責め”で演出してくれた。車内の映像を会話だけの間延びした時間にしないようにとのことだろう。
〔じゃあね。成美さん・・・。カメラに向かってスカート捲ってみましょうか?〕和田敏彦(わだ・としひこ:44歳)さんが撮影するカメラは成美に向けられたままだ。声だけ聞こえる浅尾さんは運転中でバックミラー越し程度に成美を見ているのだろう。
『ここで・・・・ですか?』そんな成美の反応に、〔わたしの言葉だけで、成美さんが車の中でスカートを捲る映像って桐山さんも喜んでくれるんじゃないですか?〕そして〔そこなら外からは見えませんよ。〕と付け加える。確かに、運転席のフロントガラスは比較的透明度があるスモークフィルムで後部座席の窓は外が全く見えなかった。
浅尾さんの追い込み方が上手かった。私は今回成美が決心してくれた理由は細かく話していない。しかし、浅尾さんの言葉は私を喜ばせようと健気にこの日を迎えた成美の気持ちを揺さぶるには十分だったのだ。
会ったときから成美は緊張の連続で、これからのセックスを楽しむと言った雰囲気ではない。ひょっとしたら浅尾さんはそんな様子を見て、成美がここに居る理由を推測したのかもしれない。さらに浅尾さんの言葉は成美の心を揺さぶっただけではなく。同時に私の心も大いに揺さぶられた。
「成美・・・言われるまま捲っちゃうのか・・・。」私は肩越しに見ている妻にではなく、画面の中の成美に問いかけた。それは無意識で出てしまった言葉だった。そんな私の言葉が成美に聞こえたのだろう。ヘッドフォンをして返事が聞こえない私に、成美が握っている私のペニスをギュッと握る行為で返事を返してきたのだ。 第12話に続く
2017/06/22
第10話
時間が開けば開くほど妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)には浅尾琢己(あさお・たくみ:49歳)さんの質問(〔これからわたしとエッチしますよね?〕)に答えるべきなのだろうかと考える。そして時間が経てば気まずい雰囲気にもなってくるのだ。そんな浅尾さんの演出に根負けして成美が『はい。そうです。』って答えた。
〔そしたらどうせ下着は後で見られちゃうんだし・・・ほら成美さんが答えてくれると会話も続くじゃないですか。教えてくださいよ。〕と言った後は、また浅尾さんの演出する沈黙が続く。やはり今回も根負けしたのは成美だった。『白です。』ってポツリ。〔白ですか。清潔そうな成美さんにはぴったりの色ですね。上下白ですか?〕、成美は俯きながら『え・・・はい。』
〔エッチをするからお揃いにしてきたんですね?〕と問われると『いぇ・・・あ、そうです。』その会話のやり取りを聞いているだけで私の動悸は早くなる。妻の成美が初めて会う男に自分で下着の色を教えているのだ。それにこれから抱かれるとわかっている相手でもある。それだけでも十分過ぎたのだが浅尾さんは私の為に“一種の言葉責め”で演出してくれた。車内の映像を会話だけの間延びした時間にしないようにとのことだろう。
〔じゃあね。成美さん・・・。カメラに向かってスカート捲ってみましょうか?〕和田敏彦(わだ・としひこ:44歳)さんが撮影するカメラは成美に向けられたままだ。声だけ聞こえる浅尾さんは運転中でバックミラー越し程度に成美を見ているのだろう。
『ここで・・・・ですか?』そんな成美の反応に、〔わたしの言葉だけで、成美さんが車の中でスカートを捲る映像って桐山さんも喜んでくれるんじゃないですか?〕そして〔そこなら外からは見えませんよ。〕と付け加える。確かに、運転席のフロントガラスは比較的透明度があるスモークフィルムで後部座席の窓は外が全く見えなかった。
浅尾さんの追い込み方が上手かった。私は今回成美が決心してくれた理由は細かく話していない。しかし、浅尾さんの言葉は私を喜ばせようと健気にこの日を迎えた成美の気持ちを揺さぶるには十分だったのだ。
会ったときから成美は緊張の連続で、これからのセックスを楽しむと言った雰囲気ではない。ひょっとしたら浅尾さんはそんな様子を見て、成美がここに居る理由を推測したのかもしれない。さらに浅尾さんの言葉は成美の心を揺さぶっただけではなく。同時に私の心も大いに揺さぶられた。
「成美・・・言われるまま捲っちゃうのか・・・。」私は肩越しに見ている妻にではなく、画面の中の成美に問いかけた。それは無意識で出てしまった言葉だった。そんな私の言葉が成美に聞こえたのだろう。ヘッドフォンをして返事が聞こえない私に、成美が握っている私のペニスをギュッと握る行為で返事を返してきたのだ。 第12話に続く
2017/06/22
長5〖ふたりのめざめ〗その5話
長5〖ふたりのめざめ〗その5話
その4話
その週末の夜・・・ベッドの上での夫婦の営み中・・・「すまん・・・真歩・・・俺・・・。」再び、勃起不全に陥る。『いいのよ・・・あなた・・・無理しないで・・・。』妻(渡部真歩:わたべ・まほ:30歳)が勃ちの悪いのを気遣った。先日の会話の中で、真歩を上手く誘えず、実現が難しくなったことが影響してるのか?その翌週も俺(渡部久志:わたべ・ひさし:33歳)は不能な状態になる・・・そのまた翌週も・・・《いかん、やっぱり真歩を混浴に誘って刺激を受けないと・・・》変な危機感が、俺を襲う。
とうとう旅行の数日前に俺は意を決して、真歩に切り出した・・・「なあ真歩・・・宝川温泉の混浴露天風呂のことなんだけど・・・。」俺の言葉に、『えっ! まさか本当に行きたいなんて言うんじゃ?』って真歩は少し驚きながら答える。「まあ・・・あそこ景色綺麗らしいし、せっかく行くんだからさ・・・。」俺のどこか少し後ろめたさがあるような雰囲気に真歩は、『あーさてはあなた、風景より、入ってる女の人の裸を見たいなんて思ってるんじゃない?』うっすら笑みを浮べ、いたずらっぽく切り返した。
「いや、そうじゃない。」
ここが踏ん張り所と言うばかりに俺は言葉に力が入る。
『じゃあ何なのよ?』
俺の真面目な表情とは対象に、真歩は半ば呆れたような表情を見せる。
「本当に違うんだ真歩・・・正直に言うから、真面目に聞いてくれ。」
どうも、俺の態度が何か違うような感じがして、
『あなた何が違うの?』
真歩も俺の様子から何かを察知したように、身構えるのであった。
身構える様子の真歩を見て、《しまった! 真歩には俺の企みを見破られてるかも・・・》俺は冷静に、また少しおどけた感じで次のように言った・・・「いやあ、真歩って俺と一緒に風呂入ってくれないじゃないか・・・だから景色がいい宝川温泉の露天風呂だったら入ってくれると思って・・・。」
確かに真歩は未だに俺の前では肌を露出させない・・・風呂には当然一緒に入ることはないし・・・セックスの時は照明を薄暗くするし・・・また着替えさえ俺の前でしないのだ・・・要するに俺は真歩の全裸を明るい所で見たことはない・・・このことが幸運にも俺に閃きを与えた。『そうなんだ・・・もっと違うことだと思っちゃった。』真歩が安堵した様子で言葉を吐く。
「えっ、違うことって?」俺は、ひょっとして“真歩の裸を晒す”という目的が見破られてるのではないかと、気になる。『その・・・混浴で女の人を見て・・・元気になろうって思ってると・・・。』真歩の予想は俺の目的とは逆であった。最近俺のペニスが硬くならないのは自分の魅力が足りないからだと、夫婦の営みが上手くいかないことに真歩も悩んでいたのである。二人の恒例の旅行は“子作り旅行”という意味も含まれている。だから俺が混浴露天風呂で他の女の裸を見て、それで欲情して夜に挑もうと考えているのだと真歩は思い込んだのであった。 その6話に続く
2017/06/27
その4話
その週末の夜・・・ベッドの上での夫婦の営み中・・・「すまん・・・真歩・・・俺・・・。」再び、勃起不全に陥る。『いいのよ・・・あなた・・・無理しないで・・・。』妻(渡部真歩:わたべ・まほ:30歳)が勃ちの悪いのを気遣った。先日の会話の中で、真歩を上手く誘えず、実現が難しくなったことが影響してるのか?その翌週も俺(渡部久志:わたべ・ひさし:33歳)は不能な状態になる・・・そのまた翌週も・・・《いかん、やっぱり真歩を混浴に誘って刺激を受けないと・・・》変な危機感が、俺を襲う。
とうとう旅行の数日前に俺は意を決して、真歩に切り出した・・・「なあ真歩・・・宝川温泉の混浴露天風呂のことなんだけど・・・。」俺の言葉に、『えっ! まさか本当に行きたいなんて言うんじゃ?』って真歩は少し驚きながら答える。「まあ・・・あそこ景色綺麗らしいし、せっかく行くんだからさ・・・。」俺のどこか少し後ろめたさがあるような雰囲気に真歩は、『あーさてはあなた、風景より、入ってる女の人の裸を見たいなんて思ってるんじゃない?』うっすら笑みを浮べ、いたずらっぽく切り返した。
「いや、そうじゃない。」
ここが踏ん張り所と言うばかりに俺は言葉に力が入る。
『じゃあ何なのよ?』
俺の真面目な表情とは対象に、真歩は半ば呆れたような表情を見せる。
「本当に違うんだ真歩・・・正直に言うから、真面目に聞いてくれ。」
どうも、俺の態度が何か違うような感じがして、
『あなた何が違うの?』
真歩も俺の様子から何かを察知したように、身構えるのであった。
身構える様子の真歩を見て、《しまった! 真歩には俺の企みを見破られてるかも・・・》俺は冷静に、また少しおどけた感じで次のように言った・・・「いやあ、真歩って俺と一緒に風呂入ってくれないじゃないか・・・だから景色がいい宝川温泉の露天風呂だったら入ってくれると思って・・・。」
確かに真歩は未だに俺の前では肌を露出させない・・・風呂には当然一緒に入ることはないし・・・セックスの時は照明を薄暗くするし・・・また着替えさえ俺の前でしないのだ・・・要するに俺は真歩の全裸を明るい所で見たことはない・・・このことが幸運にも俺に閃きを与えた。『そうなんだ・・・もっと違うことだと思っちゃった。』真歩が安堵した様子で言葉を吐く。
「えっ、違うことって?」俺は、ひょっとして“真歩の裸を晒す”という目的が見破られてるのではないかと、気になる。『その・・・混浴で女の人を見て・・・元気になろうって思ってると・・・。』真歩の予想は俺の目的とは逆であった。最近俺のペニスが硬くならないのは自分の魅力が足りないからだと、夫婦の営みが上手くいかないことに真歩も悩んでいたのである。二人の恒例の旅行は“子作り旅行”という意味も含まれている。だから俺が混浴露天風呂で他の女の裸を見て、それで欲情して夜に挑もうと考えているのだと真歩は思い込んだのであった。 その6話に続く
2017/06/27
長6≪MとS≫ 第12話
長6≪MとS≫ 第12話
第11話
答えは決まっている。妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)は浅尾琢己(あさお・たくみ:49歳)さんの〔桐山さんを喜ばせる為に・・・ゆっくりスカート捲っちゃいましょう。〕言うとおり、車の中でカメラに向かってスカートを捲ってしまうと言うことだ。
少し考える様子を見せている成美は、太もも辺りでスカートを握り締めた。それ以上誰も何も言わない沈黙の車内で成美はゆっくりとロングスカートをたくし上げていく。スカートと同じベージュ色のストッキングに包まれた脚が徐々に露になる。裾は捲り上げられていき、膝が見える辺りでその動きは止まった。
そこまで来て成美はきっと、〔もっと捲ってごらん。〕という言葉が欲しかったのだろう。肝心な時に掛け声があった方が思い切りやすいだろう。しかし、これも浅尾さんの演出なのか?浅尾さんも和田敏彦(わだ・としひこ:44歳)さんも何も言わなかった。車は少し揺れながら走行している。
シーンと静まり返っている車内。動きを見せたのはやはり成美だった。膝上まで捲り上げられたスカートの裾を掴み直し、ゆっくりとそれを上に上げていく。カメラが成美の股間部分を中心に捕らえた。
捲り上げられる成美の手が止まった位置は微かに下着が見える程度である。ここで様子の見えない浅尾さんに代わり和田さんが声をかけた。[成美さん・・・もっと捲ってみましょうか?]に決心していた成美はその和田さんの言葉に素直に従い妻はスカートを捲る。
和田さんが、[そう・・・もっと・・・まだ上げられるよね・・・。まだだよ。まだいけるね・・・。]と声をかけ、徐々に捲らせていったロングスカートは、成美の顔が見えなくなるほど高く上げられてしまった。
ベージュ色のストッキング越しに見える白の下着。それは当然私にも見覚えがある。しかし、こうして画面を通してみると違うものに見えてしまう。私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)ではない見知らぬ男の命令に従って見せてしまったのだから余計にかもしれない。和田さんが[可愛いパンティだよ成美さん。その可愛いパンティをもっと桐山さんが見やすいように脚も広げてみようか?]と命じた。
ここまで来ると成美はその言葉([可愛いパンティをもっと桐山さんが見やすいように脚も広げて])に従う。先ほどと同じように和田さんの[もっと!]と言う言葉が繰り返された。その結果、成美は自分の顔を覆い隠すほどまでスカートを捲らされ、これ以上ないと言うほどに脚を広げさせられる。
和田さんの声が聞こえなくなったことで浅尾さんは予定の格好にさせたことを悟ったのだろう。〔桐山さんも喜んでいるよ成美さん。良いって言うまで下ろしちゃダメだよ。わかった?〕私は、浅尾さんの声を久しぶりと感じてしまう。スカートで成美の顔が隠されているからどんな表情なのかわからない。しかし、微かに見える頭部を見る限りでは浅尾さんの言葉に対して小さく頷いたようにも見えた。 第13話へ続く
2017/06/27
第11話
答えは決まっている。妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)は浅尾琢己(あさお・たくみ:49歳)さんの〔桐山さんを喜ばせる為に・・・ゆっくりスカート捲っちゃいましょう。〕言うとおり、車の中でカメラに向かってスカートを捲ってしまうと言うことだ。
少し考える様子を見せている成美は、太もも辺りでスカートを握り締めた。それ以上誰も何も言わない沈黙の車内で成美はゆっくりとロングスカートをたくし上げていく。スカートと同じベージュ色のストッキングに包まれた脚が徐々に露になる。裾は捲り上げられていき、膝が見える辺りでその動きは止まった。
そこまで来て成美はきっと、〔もっと捲ってごらん。〕という言葉が欲しかったのだろう。肝心な時に掛け声があった方が思い切りやすいだろう。しかし、これも浅尾さんの演出なのか?浅尾さんも和田敏彦(わだ・としひこ:44歳)さんも何も言わなかった。車は少し揺れながら走行している。
シーンと静まり返っている車内。動きを見せたのはやはり成美だった。膝上まで捲り上げられたスカートの裾を掴み直し、ゆっくりとそれを上に上げていく。カメラが成美の股間部分を中心に捕らえた。
捲り上げられる成美の手が止まった位置は微かに下着が見える程度である。ここで様子の見えない浅尾さんに代わり和田さんが声をかけた。[成美さん・・・もっと捲ってみましょうか?]に決心していた成美はその和田さんの言葉に素直に従い妻はスカートを捲る。
和田さんが、[そう・・・もっと・・・まだ上げられるよね・・・。まだだよ。まだいけるね・・・。]と声をかけ、徐々に捲らせていったロングスカートは、成美の顔が見えなくなるほど高く上げられてしまった。
ベージュ色のストッキング越しに見える白の下着。それは当然私にも見覚えがある。しかし、こうして画面を通してみると違うものに見えてしまう。私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)ではない見知らぬ男の命令に従って見せてしまったのだから余計にかもしれない。和田さんが[可愛いパンティだよ成美さん。その可愛いパンティをもっと桐山さんが見やすいように脚も広げてみようか?]と命じた。
ここまで来ると成美はその言葉([可愛いパンティをもっと桐山さんが見やすいように脚も広げて])に従う。先ほどと同じように和田さんの[もっと!]と言う言葉が繰り返された。その結果、成美は自分の顔を覆い隠すほどまでスカートを捲らされ、これ以上ないと言うほどに脚を広げさせられる。
和田さんの声が聞こえなくなったことで浅尾さんは予定の格好にさせたことを悟ったのだろう。〔桐山さんも喜んでいるよ成美さん。良いって言うまで下ろしちゃダメだよ。わかった?〕私は、浅尾さんの声を久しぶりと感じてしまう。スカートで成美の顔が隠されているからどんな表情なのかわからない。しかし、微かに見える頭部を見る限りでは浅尾さんの言葉に対して小さく頷いたようにも見えた。 第13話へ続く
2017/06/27
長5〖ふたりのめざめ〗その6話
長5〖ふたりのめざめ〗その6話
その5話
妻(渡部真歩:わたべ・まほ:30歳)の『混浴で女の人を見て元気になろうって。』の言葉に。「違う違う、二人で旅行してるんだから、風呂でも真歩と一緒に居たいと思ってただけさ・・・なあ真歩、露天風呂へ行こうよ。」不安を取り除かせようと俺(渡部久志:わたべ・ひさし:33歳)は語る。
『でも・・・混浴だから男の人もいるわよね? やっぱり恥ずかしいよ・・・。』真歩は、羞恥からためらいを見せた。「大丈夫だよサイトには、その露天風呂に入った女性が、[景色は良かったし、入浴してる男性にもジロジロ見られることも無く良かった]ってコメントもあったよ。だから、せっかく行くんだし、絶景の露天風呂を楽しもうよ。」と俺は真歩のためらいを取り除かせようと、サイトの記事のいい部分を引用し口説く。
『それなら考えてみるわ。』って真歩のためらいも和らいだ。《これ以上しつこくして真歩に拒否されたら元も子もない》俺は後は成り行きに任せようと思う。そして、とうとう旅行の日を迎えた。果たして俺の混浴で“真歩の裸を晒す”という目的は達成できるのか?ひとつ言えることは、その混浴露天風呂には[別つの顔]があるからだ。
秋の一泊旅行に出かけた俺と真歩、『いい景色ねー素敵!』紅葉の綺麗さを満喫している。
俺がふと時間を確認した。時計は午後三時を示している。宿に向うにはまだ早い時間だ。《よし、ここで真歩を混浴へ誘おう!》先日俺が誘った時、真歩にはまだ混浴へのためらいがあったが今の真歩には紅葉の絶景が開放感を与えている。それが俺には《チャンス!》と映ったのだった。
「真歩まだ時間あるし、せっかく来たんだ、露天風呂に入って行こうよ。ほら準備もして来たんだ。」と、車に乗り込み、俺は真歩にタオルの入った袋を示す。『そうね・・・時間があるし、あなたが調べたように綺麗な所なら悪くないかもね。』やはり真歩には旅が与える開放感が存在していた。また真歩の温泉好きも後押しして俺に肯定的な返事をする。
真歩の返事に気を良くし、俺は車を発進させた。車は細い山道を進む、渓流沿いの紅葉が楽しめる露天風呂ということもあり、目的の露天風呂は、人里離れた山奥にあった。『うわー本当に凄く綺麗ね!』って真歩の言葉どおり、山奥に進むにつれ観光場所とは比較にならないくらい紅葉が素晴らしい。この絶景から、まさか目的地の露天風呂が絶景とは裏腹な[別つの顔]があるとは、二人が気付く余地は無かった。
絶景を満喫しながら車は山道の行き止まりの狭い駐車場に到着する。《やはり、平日だし地元の人間しか来ていないんだな》他に二台止まっている地元ナンバーの車を見て俺はそう思った。そして・・・《これは今行けば男が入浴しているな》二台の車の雰囲気から、俺は推測する。
《とうとう妻の裸が他の男に・・・》その推測が隣りで絶景に見とれる真歩を余所に、俺に異様な興奮を与えた。「行こうか。」そんな興奮を押さえ、俺は妻の背中を押す。『うん。』もう真歩にはためらいは無い、俺の腕を掴み歩き出だした。 その7話へ続く
2017/06/28
その5話
妻(渡部真歩:わたべ・まほ:30歳)の『混浴で女の人を見て元気になろうって。』の言葉に。「違う違う、二人で旅行してるんだから、風呂でも真歩と一緒に居たいと思ってただけさ・・・なあ真歩、露天風呂へ行こうよ。」不安を取り除かせようと俺(渡部久志:わたべ・ひさし:33歳)は語る。
『でも・・・混浴だから男の人もいるわよね? やっぱり恥ずかしいよ・・・。』真歩は、羞恥からためらいを見せた。「大丈夫だよサイトには、その露天風呂に入った女性が、[景色は良かったし、入浴してる男性にもジロジロ見られることも無く良かった]ってコメントもあったよ。だから、せっかく行くんだし、絶景の露天風呂を楽しもうよ。」と俺は真歩のためらいを取り除かせようと、サイトの記事のいい部分を引用し口説く。
『それなら考えてみるわ。』って真歩のためらいも和らいだ。《これ以上しつこくして真歩に拒否されたら元も子もない》俺は後は成り行きに任せようと思う。そして、とうとう旅行の日を迎えた。果たして俺の混浴で“真歩の裸を晒す”という目的は達成できるのか?ひとつ言えることは、その混浴露天風呂には[別つの顔]があるからだ。
秋の一泊旅行に出かけた俺と真歩、『いい景色ねー素敵!』紅葉の綺麗さを満喫している。
俺がふと時間を確認した。時計は午後三時を示している。宿に向うにはまだ早い時間だ。《よし、ここで真歩を混浴へ誘おう!》先日俺が誘った時、真歩にはまだ混浴へのためらいがあったが今の真歩には紅葉の絶景が開放感を与えている。それが俺には《チャンス!》と映ったのだった。
「真歩まだ時間あるし、せっかく来たんだ、露天風呂に入って行こうよ。ほら準備もして来たんだ。」と、車に乗り込み、俺は真歩にタオルの入った袋を示す。『そうね・・・時間があるし、あなたが調べたように綺麗な所なら悪くないかもね。』やはり真歩には旅が与える開放感が存在していた。また真歩の温泉好きも後押しして俺に肯定的な返事をする。
真歩の返事に気を良くし、俺は車を発進させた。車は細い山道を進む、渓流沿いの紅葉が楽しめる露天風呂ということもあり、目的の露天風呂は、人里離れた山奥にあった。『うわー本当に凄く綺麗ね!』って真歩の言葉どおり、山奥に進むにつれ観光場所とは比較にならないくらい紅葉が素晴らしい。この絶景から、まさか目的地の露天風呂が絶景とは裏腹な[別つの顔]があるとは、二人が気付く余地は無かった。
絶景を満喫しながら車は山道の行き止まりの狭い駐車場に到着する。《やはり、平日だし地元の人間しか来ていないんだな》他に二台止まっている地元ナンバーの車を見て俺はそう思った。そして・・・《これは今行けば男が入浴しているな》二台の車の雰囲気から、俺は推測する。
《とうとう妻の裸が他の男に・・・》その推測が隣りで絶景に見とれる真歩を余所に、俺に異様な興奮を与えた。「行こうか。」そんな興奮を押さえ、俺は妻の背中を押す。『うん。』もう真歩にはためらいは無い、俺の腕を掴み歩き出だした。 その7話へ続く
2017/06/28
長2【“心”は私。“体”は他の男。(M男の告白)】第4話
長2【“心”は私。“体”は他の男。(M男の告白)】第4話
第3話
バスルームから出てきた妻(黒川法子:くろかわ・のりこ:43歳)は、恥ずかしそうに私(黒川彰浩:くろかわ・あきひろ:45歳)を見ます。眞島秀和(まじま・ひでかず:40歳)とは目を合わせません。眞島は余裕ありげに、〔奥さんもビールどうです? 喉が渇いたでしょう? 少し緊張ほぐして。〕法子は眞島に酌をされ少しビールを飲みました。間が持たないのか2度3度グラスに口をつけます。お酒に弱い妻は数分で首筋から胸がほんのり赤くなった。
沈黙を遮(さえぎ)る眞島の言葉。〔もう一度しますか?〕と言い妻を見ます。法子は私を見て、判断を仰いでいるように見えました。私は冷静を装うように、「そうですね、せっかく・・。」そのあとは言葉が出ません。妻を立たせる眞島、法子は少し私を見ただけでした。眞島はベッド脇にたつと妻をしゃがませます。眞島は妻の頭を軽く支えるようにしてペニスを舐めさせました。また初めて見る角度です。妻の横顔に刺さる眞島のペニス、片足だけひざを立てて咥える妻。バスタオルから茂みがちらちら見えました。
眞島が法子の両手を持ち、上に上げて万歳のような格好をさせて腰だけを振ります。妻の口が膣のような感じに見えました。目の前で妻が陵辱されているような嫌な気分、それ以上にペニスの裏がきゅんと痛くなるような心地よい興奮が襲います。ベッドに移動する2人、法子を四つんばい、まるで犬のような格好をさせて顔を私の方に向けました。
後ろに回りこんだ眞島が妻の下半身を見て、〔もう濡れているのか・・・?〕と独り言のように言います。それから自分のペニスを持ち妻の女性器へ差し込みました。先を少し入れたと思った時、眞島は妻のお尻を両手で抱えて引き寄せるようにして奥まで入れます。
法子の顔が少し苦痛のを味わうような顔になりました。目は閉じています。激しく動く眞島、妻がまるで犯されてるようでした。法子の口が開き小さな声が部屋に広がります。妻の顔を見ている私の顔を、眞島は見ます。目が私に何か伝えてるようです。(奥さんの顔を見ろよ、男を味わっている顔だろ? きっとお前と比較して、いやもう比較できないかも。奥さんの下の口が味わっているぞ、今度お前使ったとき、もう拡がってるかもな?)
たんに妻を抱かせたかった私から妻を汚されて喜ぶ男を自覚した気がしました。《そう寝取られマゾとでも言うのでしょうか。》法子の乳房をつかみ、これでもかといわんばかりに激しく動く眞島。妻が『イク・・・またイク・・・凄い・・。』って、あとは言葉にならない声です。ぐったり顔をシーツにつける法子、それでも眞島は容赦がない。妻は何度もイキました。そして眞島は私の顔を見ながら法子の中で精子を放ちます。
眞島が妻から体を離すと、私は妻の後ろに周りその女性器を見ました。赤く充血して、その奥に白い精液、女性器が閉じられると、白い精液が流れ出します。同時に妻が体全体をシーツにおろしました。眞島は、私を見ながら悠然とビールを飲みます。法子はしばらくしてバスルームへ消えます。
〔どうでしたか? また機会があれば・・・奥さんよかったですよ。黒川さんは?・・・〕
「ええ、そうですね。」
〔それじゃ、わたしも体を洗って・・・奥さんとご一緒にお風呂いいですか?〕
「あっ・・はい・・。」
〔あの・・。〕と、眞島は私に何か言いたげでした。彼が椅子から立ち上がり、私に近づくと私にペニスを触れさせます。〔わたしにはそっちの気はないですが・・・でもわかりますよ。黒川さんって寝取られマゾですよね・・?〕そう言いながら、私の鼻をつまみペニスを咥えさせ、3、4、5度ほど出し入れするとバスルームに消えていきました。 第5話へ
2017/07/03
第3話
バスルームから出てきた妻(黒川法子:くろかわ・のりこ:43歳)は、恥ずかしそうに私(黒川彰浩:くろかわ・あきひろ:45歳)を見ます。眞島秀和(まじま・ひでかず:40歳)とは目を合わせません。眞島は余裕ありげに、〔奥さんもビールどうです? 喉が渇いたでしょう? 少し緊張ほぐして。〕法子は眞島に酌をされ少しビールを飲みました。間が持たないのか2度3度グラスに口をつけます。お酒に弱い妻は数分で首筋から胸がほんのり赤くなった。
沈黙を遮(さえぎ)る眞島の言葉。〔もう一度しますか?〕と言い妻を見ます。法子は私を見て、判断を仰いでいるように見えました。私は冷静を装うように、「そうですね、せっかく・・。」そのあとは言葉が出ません。妻を立たせる眞島、法子は少し私を見ただけでした。眞島はベッド脇にたつと妻をしゃがませます。眞島は妻の頭を軽く支えるようにしてペニスを舐めさせました。また初めて見る角度です。妻の横顔に刺さる眞島のペニス、片足だけひざを立てて咥える妻。バスタオルから茂みがちらちら見えました。
眞島が法子の両手を持ち、上に上げて万歳のような格好をさせて腰だけを振ります。妻の口が膣のような感じに見えました。目の前で妻が陵辱されているような嫌な気分、それ以上にペニスの裏がきゅんと痛くなるような心地よい興奮が襲います。ベッドに移動する2人、法子を四つんばい、まるで犬のような格好をさせて顔を私の方に向けました。
後ろに回りこんだ眞島が妻の下半身を見て、〔もう濡れているのか・・・?〕と独り言のように言います。それから自分のペニスを持ち妻の女性器へ差し込みました。先を少し入れたと思った時、眞島は妻のお尻を両手で抱えて引き寄せるようにして奥まで入れます。
法子の顔が少し苦痛のを味わうような顔になりました。目は閉じています。激しく動く眞島、妻がまるで犯されてるようでした。法子の口が開き小さな声が部屋に広がります。妻の顔を見ている私の顔を、眞島は見ます。目が私に何か伝えてるようです。(奥さんの顔を見ろよ、男を味わっている顔だろ? きっとお前と比較して、いやもう比較できないかも。奥さんの下の口が味わっているぞ、今度お前使ったとき、もう拡がってるかもな?)
たんに妻を抱かせたかった私から妻を汚されて喜ぶ男を自覚した気がしました。《そう寝取られマゾとでも言うのでしょうか。》法子の乳房をつかみ、これでもかといわんばかりに激しく動く眞島。妻が『イク・・・またイク・・・凄い・・。』って、あとは言葉にならない声です。ぐったり顔をシーツにつける法子、それでも眞島は容赦がない。妻は何度もイキました。そして眞島は私の顔を見ながら法子の中で精子を放ちます。
眞島が妻から体を離すと、私は妻の後ろに周りその女性器を見ました。赤く充血して、その奥に白い精液、女性器が閉じられると、白い精液が流れ出します。同時に妻が体全体をシーツにおろしました。眞島は、私を見ながら悠然とビールを飲みます。法子はしばらくしてバスルームへ消えます。
〔どうでしたか? また機会があれば・・・奥さんよかったですよ。黒川さんは?・・・〕
「ええ、そうですね。」
〔それじゃ、わたしも体を洗って・・・奥さんとご一緒にお風呂いいですか?〕
「あっ・・はい・・。」
〔あの・・。〕と、眞島は私に何か言いたげでした。彼が椅子から立ち上がり、私に近づくと私にペニスを触れさせます。〔わたしにはそっちの気はないですが・・・でもわかりますよ。黒川さんって寝取られマゾですよね・・?〕そう言いながら、私の鼻をつまみペニスを咥えさせ、3、4、5度ほど出し入れするとバスルームに消えていきました。 第5話へ
2017/07/03
長6≪MとS≫ 第13話
長6≪MとS≫ 第13話
第12話
〔いいね? 絶対だよ・・・これから車が赤信号で止まるからね・・・。〕浅尾琢己(あさお・たくみ:49歳)さんの言葉を聞いて、スカートを握っていた妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)の手は微かに震えたように見えた。しかし、その手を下ろそうとまではしない。〔もうすぐ・・・止まるよ・・・。ほら、今・・・止まったからね。成美さんいいね。〕それから和田敏彦(わだ・としひこ:44歳)さんのカメラは成美から進行方向へと向けられる。
私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)が「成美・・・。」って思わず声を漏らしてしまった理由。それは進行方向に向けられた先の光景だ。車はなんと停止線に、つまり信号の先頭で止まっている。目の前には横断歩道がある。買い物中の主婦達が横断歩道を渡る。そんな中の1人が気づいたのだろう。こちらを凝視しているのだ。スモークフィルムではっきりとは確認できないのだろう。
成美にとって幸いだったのは恥ずかしいくらい捲り上げたロングスカートで正面が見えず、そんな状況になっていると知らないことだった。しかし知らなかったのはこの時までで、今私の背中に隠れるように見ている成美は知ってしまう。『いや・・・!』ヘッドフォンをし、映像の男を聞いている為、そんな声が成美から漏れたかどうかはわからない。だが成美の事だ。驚いて思わず声を漏らしてしまったかもしれない。その証拠にまた私のペニスを握っている手に力が込められる。
スカートを捲り上げ、脚を大きく開かされた車内の映像の次に映されたのは部屋の中だった。《どこかのラブホテルなのだろうか?》カメラがぐるっと1周りして部屋の中を映し出す。それにしても大きな部屋である。
[今日は張り切って一番いい部屋に来てみました。]という和田さんの声がヘッドフォンから聞こえてくる。部屋の中を映し出した後、画面に出てきたのはソファーに座る成美だった。コートはすでに脱いでいた。白いセーターにベージュのロングスカートと言った格好である。
その画面の中に浅尾さんが入ってきた。少しびくっと身体を動かし成美が浅尾さんを見上げる。浅尾さんはそんな成美に手を差し出して、〔成美さん・・・立ってごらん。〕と成美の手を取った。(妻はこの異常な体験に覚悟をしていたとは思うが、心は不安で堪らなかったと・・・・。)
成美の身長は160㎝あるかどうかと言うくらい。浅尾さんはその成美よりも頭一つ分高いくらいだった。成美をソファーから立たせると浅尾さんはゆっくりと成美の腰に手を回し身体を引き寄せる。ここまで来て後戻りも出来ないと思ったのだろう。成美は浅尾さんの手に込められる力に従うように引き寄せられた胸の中に納まった。 第14話へ
2017/07/08
第12話
〔いいね? 絶対だよ・・・これから車が赤信号で止まるからね・・・。〕浅尾琢己(あさお・たくみ:49歳)さんの言葉を聞いて、スカートを握っていた妻(桐山成美:きりやま・なるみ:33歳)の手は微かに震えたように見えた。しかし、その手を下ろそうとまではしない。〔もうすぐ・・・止まるよ・・・。ほら、今・・・止まったからね。成美さんいいね。〕それから和田敏彦(わだ・としひこ:44歳)さんのカメラは成美から進行方向へと向けられる。
私(桐山直哉:きりやま・なおや:36歳)が「成美・・・。」って思わず声を漏らしてしまった理由。それは進行方向に向けられた先の光景だ。車はなんと停止線に、つまり信号の先頭で止まっている。目の前には横断歩道がある。買い物中の主婦達が横断歩道を渡る。そんな中の1人が気づいたのだろう。こちらを凝視しているのだ。スモークフィルムではっきりとは確認できないのだろう。
成美にとって幸いだったのは恥ずかしいくらい捲り上げたロングスカートで正面が見えず、そんな状況になっていると知らないことだった。しかし知らなかったのはこの時までで、今私の背中に隠れるように見ている成美は知ってしまう。『いや・・・!』ヘッドフォンをし、映像の男を聞いている為、そんな声が成美から漏れたかどうかはわからない。だが成美の事だ。驚いて思わず声を漏らしてしまったかもしれない。その証拠にまた私のペニスを握っている手に力が込められる。
スカートを捲り上げ、脚を大きく開かされた車内の映像の次に映されたのは部屋の中だった。《どこかのラブホテルなのだろうか?》カメラがぐるっと1周りして部屋の中を映し出す。それにしても大きな部屋である。
[今日は張り切って一番いい部屋に来てみました。]という和田さんの声がヘッドフォンから聞こえてくる。部屋の中を映し出した後、画面に出てきたのはソファーに座る成美だった。コートはすでに脱いでいた。白いセーターにベージュのロングスカートと言った格好である。
その画面の中に浅尾さんが入ってきた。少しびくっと身体を動かし成美が浅尾さんを見上げる。浅尾さんはそんな成美に手を差し出して、〔成美さん・・・立ってごらん。〕と成美の手を取った。(妻はこの異常な体験に覚悟をしていたとは思うが、心は不安で堪らなかったと・・・・。)
成美の身長は160㎝あるかどうかと言うくらい。浅尾さんはその成美よりも頭一つ分高いくらいだった。成美をソファーから立たせると浅尾さんはゆっくりと成美の腰に手を回し身体を引き寄せる。ここまで来て後戻りも出来ないと思ったのだろう。成美は浅尾さんの手に込められる力に従うように引き寄せられた胸の中に納まった。 第14話へ
2017/07/08
長4〔公認デート〕その11
長4〔公認デート〕その11
その10
俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)は妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)には問い詰めることはしないから、「お前も詩穂に〔旦那に言えよ。〕みたいな事は言うなよ。」と告げる。すると高階健吾(たかしな・けんご:24歳)が〔え~、でもこのままなら確実にやれちゃいますよ。良いんですか?〕と挑発してきたが、俺は「もしそうなったら、そうなったときだ。」と、さも何でも無いように平静を装った。
その時は、多少自暴自棄にもなっていたと思うけど、でも心の底からそう思った。何というか、《もし最悪身体を取られたとしても、心が俺にあれば良い。》と、世間からすれば身体が取られればそのまま心も、と思うかもしれないけど、《俺と詩穂が今まで築いてきた数年間は、そんなものじゃない。》と思いたかった。だから一時的な性欲に流されたとしても、詩穂の気持ちは俺に残ってくれると信じている。
詩穂が、『裕樹君に嫉妬してもらって嬉しい。』って言うのは分かる。そして高階健吾のような若いイケメンに言い寄られて嬉しいって思うのも仕方ないと思った。でもその後、身体を許しても、気持ちを俺に戻してくれればそれで良い。良い。というのか、それ以上の幸せは無いとさえ思った。それこそ最高に、健吾に対して優越感を感じられるから・・・・。だから俺はしばらく詩穂と高階を静観することにした。妻の詩穂は一切デートの内容に関して、決して自分からは何も言いません。一方、高階からは、俺に見せ付けたいのだろう、報告のラインはずいぶん届く。
〔ベロチュー出来ました。もう一日一回とか言わなくなりました。〕
〔車の中で手握ったら握り返してくれます。〕
〔キスプリは残念ながら断られました。『旦那とも撮ったこと無いから』って。〕
〔〔呼び捨てしても良い?〕と訊いたらOKをしてくれました。〕
〔ホテルへ誘ったら駄目でした。〕
〔俺の事、下の名前で呼んでくれるようになりましたよ。〕
〔ドライブ中に信号待ちの時は、キスするルールを作りました。〕
〔またホテルへ誘ったらやっぱり駄目です。でも駄々をこねたらホテルの駐車場でフェラしてくれました。〕
〔キスをしながらずっと〔好き!好き!〕と言っていたら、向こうから首に手回してくれました。その時スカートの中に手を突っ込んだらめっちゃ濡れていましたよ。これはいけると思ったけど、『旦那が、旦那が』って断るんですよ。『旦那以外としても気持ちよくないから!』って断言したので、〔じゃあ証明して下さいよ〕と言ったら怒られました。〕
そんなラインが毎回デート後に送られてきた。 その12へ
2017/07/09
その10
俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき:29歳)は妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)には問い詰めることはしないから、「お前も詩穂に〔旦那に言えよ。〕みたいな事は言うなよ。」と告げる。すると高階健吾(たかしな・けんご:24歳)が〔え~、でもこのままなら確実にやれちゃいますよ。良いんですか?〕と挑発してきたが、俺は「もしそうなったら、そうなったときだ。」と、さも何でも無いように平静を装った。
その時は、多少自暴自棄にもなっていたと思うけど、でも心の底からそう思った。何というか、《もし最悪身体を取られたとしても、心が俺にあれば良い。》と、世間からすれば身体が取られればそのまま心も、と思うかもしれないけど、《俺と詩穂が今まで築いてきた数年間は、そんなものじゃない。》と思いたかった。だから一時的な性欲に流されたとしても、詩穂の気持ちは俺に残ってくれると信じている。
詩穂が、『裕樹君に嫉妬してもらって嬉しい。』って言うのは分かる。そして高階健吾のような若いイケメンに言い寄られて嬉しいって思うのも仕方ないと思った。でもその後、身体を許しても、気持ちを俺に戻してくれればそれで良い。良い。というのか、それ以上の幸せは無いとさえ思った。それこそ最高に、健吾に対して優越感を感じられるから・・・・。だから俺はしばらく詩穂と高階を静観することにした。妻の詩穂は一切デートの内容に関して、決して自分からは何も言いません。一方、高階からは、俺に見せ付けたいのだろう、報告のラインはずいぶん届く。
〔ベロチュー出来ました。もう一日一回とか言わなくなりました。〕
〔車の中で手握ったら握り返してくれます。〕
〔キスプリは残念ながら断られました。『旦那とも撮ったこと無いから』って。〕
〔〔呼び捨てしても良い?〕と訊いたらOKをしてくれました。〕
〔ホテルへ誘ったら駄目でした。〕
〔俺の事、下の名前で呼んでくれるようになりましたよ。〕
〔ドライブ中に信号待ちの時は、キスするルールを作りました。〕
〔またホテルへ誘ったらやっぱり駄目です。でも駄々をこねたらホテルの駐車場でフェラしてくれました。〕
〔キスをしながらずっと〔好き!好き!〕と言っていたら、向こうから首に手回してくれました。その時スカートの中に手を突っ込んだらめっちゃ濡れていましたよ。これはいけると思ったけど、『旦那が、旦那が』って断るんですよ。『旦那以外としても気持ちよくないから!』って断言したので、〔じゃあ証明して下さいよ〕と言ったら怒られました。〕
そんなラインが毎回デート後に送られてきた。 その12へ
2017/07/09