名U トライアングル・リレーション 第19話
名U トライアングル・リレーション 第19話
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親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身) 僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳) 嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳)
しかし、そのままで悠馬が黙っている訳がない。〔優希ちゃんにキスをしようとしたら、何も言わずに手を引かれ、寝室へ案内された。そこで何も言わずにいきなり優希ちゃんにキスされた。〕それで、理性が無くなり僕を無視してセックスに突入・・・。悠馬は〔久しぶりに三回もしちゃった。ゴメン。〕三回?・・・。僕が見たのは二回だったので、僕の目が覚める前に一回していたのである。
〔優希ちゃんにさ一幸が起きてたら3Pやりたかったな。って言ったら、『絶対無理。』って断られたよ。〕
「当たり前だ。僕だってお前のペニスなんて見たくないさ。でもさ、出来ればセックスする時は僕を起こしてくれないか?」
〔でもな優希ちゃん嫌がるんじゃない?〕
「かも知れないけど、僕が知らないところでしてたら意味ないんだよ。」
そんな話をしながら悠馬を駅に送り届け、自宅にもどった時に開口一番、優希に聞かれた。
『悠馬さん、何か言ってなかった?』
「何かって、何を?」
『もう・・・。意地悪だね・・・。』
「って言うか、僕は優希の口から聞きたいんだ。」
優希はモジモジしながら、『しちゃったよ・・・。悠馬さんと・・・。』小さな声で言う。僕はそれ以上は深く聞かない。それどころか正直に言ってくれたお礼を言うと、優希は安堵の表情を浮かべていた。
この後、ほぼ2週に一度の割合で悠馬と優希は僕の家でセックスをしている。ただ残念ながら、優希がセックスをしているところを見る事はなく、僕が寝てしまってから寝室でする事が前提となった。
しかし“前提”はあくまでも前提であって、悠馬は勿論だが嫁も隣で僕が聞き耳を立てている事には気付き始めている。僕の性癖を理解してか、或いは優希自身の性癖の為なのか、優希は気付いていないふりをし続けていた。そして僕はある日、正直に「セックスが見たい。」と二人に告げる。悠馬は〔問題なし。〕って応えた。優希は複雑な表情を浮かべ『恥ずかしいな。』って言ったものの、明確には拒絶はしない。
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20200909
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