短18『香織(かおり)と僕』7話 完結
短18『香織(かおり)と僕』7話 完結
《2話より・・・旅行が終わったあとも香織の態度は続いていた。それは、よそよそしいというか、ハッキリ言えば避けられている様な感じだった。食事に誘っても断られ、仕事以外の事は一切話さない。そんな状態が一週間も続く。さすがにおかしいと思った僕は、「最近様子が変だぞ?今日の夜、香織の部屋に行くから!」と、半ば強引に約束をした。しばらくの間があった後「・・・分かった」と香織が返事をした。
午後9時頃に着くと、香織の部屋は灯りが点いていた。チャイムを押すと、すぐに香織が出てきたが、やはり様子が変だった。僕は単刀直入に聞いた。
「・・・あのさ、なんかあった?」
『・・・わ、私を、振ってください。』
「なに言ってんだよ?全然意味がわからねーよ。」
と問い返す僕に、香織はこう言った。
『私、あなたの彼女の資格がない。別れてください。」
そのあと香織は泣きじゃくるだけだった。 ・・・》
『・・・そして、今に至ります。』と、香織は締めくくった。また泣き出すのかと思ったが、全部話をして楽になったのか、意外と普通の顔をしていた。僕はまず最初に、「・・(妊娠)検査・・しないとな。」告げると、香織が『・・昨日(生理)来たから、大丈夫・・。』と答えた。
これでちょっと安心した僕は、「すごいショックだったけど、でも、よく話してくれたね。」と言った。『わたし、すごいバカです。』と俯く香織を僕は抱きしめて訊いた。「もう、二度とこんなことないだろな?」香織が『絶対にしない!』顔を上げて僕に言った。
僕はそれでもう、《今回は終わりにしよう》と思った。「だったらこの件は、お互い全部忘れる事。いい?」香織は返事の代わりにまた泣き出す。僕は彼女の髪をなでながら、大事な事を思い出し、「あと・・おまえ、絶対禁酒な。」って付け加えた。
僕は週明けの会社終わりに、「ちょっと話があります。」と、水本をスナックに呼び出した。(香織は会社を休ませた)そして、「香織から全部話を聞きました。」と告げた。それを聞いて、冷静な水本が、かなり動揺をしていた。あの夜の事を、香織が僕に言うはずがないと思っていたのだろう。〔・・すまん。どうかしていたのだ。許してほしい。〕と水本は素直に認めた。
僕はあらかじめ用意をしていた言葉を口にする。「確かに話を聞いて、はらわたが煮えくり返った。もちろん怒りは今も収まっていない。だが、たとえ酔っていたとはいえ、香織にも多少なりとも非がある。香織は今回の件を非常に後悔している。そして、僕はそれを許そうとしているので、課長も今回の件は一切忘れてほしい。」事を一気に話した。
〔もちろんだ。本当にすまなかった。〕と水本は平謝りだった。それで、ちょっとほっとしたような表情になる。僕はそのまま続けて、「で、これは僕個人の疑問なのですが、答えてくれますか?」水本は頷いた。「なぜ避妊しなかったのですか?」と問うと、途端に言葉に詰まる水本。《答えなんて決まっている。ただ、自分の欲望のはけ口として、香織の体を使っただけなのだから。》
「妊娠したら、傷つくのは誰ですかね?香織ですよね?」と問い詰める。水本は〔本当にすまなかった。〕とうつむいた。僕は「それが一番許せないんだ!」と叫び、水本の顔に向かって、グラスに入ったウィスキーの水割りをぶっかけた。
店内にいた人間が一斉にこちらを見たが僕は全然気にならなかった。水本も、うつむいたままだまっていた。「もし今後、少しでも香織に近づいてみろ。殺すからな!」そう言って僕は店を後にした。水本は結局黙ったままだった。
そして2年後の現在。結果から言うと、香織も水本も、もう僕の会社には居ない。水本はこの半年後、体調を崩して入院してしまったのだ。実は肝臓を悪くしていたらしい。水本は退院後、本社の業務に耐えられないと会社に判断され、療養もかねて地方の支店に異動していった。それ以後は彼には会っていない。
香織の方は、1年ほど前に会社を退社していた。今は何をしているかというと、もちろん僕の奥さんをしている。子供はまだだけど、結構仲良くやっています。それで、たまにだが、旅行の夜の事をネタにして夜の生活を営んでいる。 完
2015/05/31
《2話より・・・旅行が終わったあとも香織の態度は続いていた。それは、よそよそしいというか、ハッキリ言えば避けられている様な感じだった。食事に誘っても断られ、仕事以外の事は一切話さない。そんな状態が一週間も続く。さすがにおかしいと思った僕は、「最近様子が変だぞ?今日の夜、香織の部屋に行くから!」と、半ば強引に約束をした。しばらくの間があった後「・・・分かった」と香織が返事をした。
午後9時頃に着くと、香織の部屋は灯りが点いていた。チャイムを押すと、すぐに香織が出てきたが、やはり様子が変だった。僕は単刀直入に聞いた。
「・・・あのさ、なんかあった?」
『・・・わ、私を、振ってください。』
「なに言ってんだよ?全然意味がわからねーよ。」
と問い返す僕に、香織はこう言った。
『私、あなたの彼女の資格がない。別れてください。」
そのあと香織は泣きじゃくるだけだった。 ・・・》
『・・・そして、今に至ります。』と、香織は締めくくった。また泣き出すのかと思ったが、全部話をして楽になったのか、意外と普通の顔をしていた。僕はまず最初に、「・・(妊娠)検査・・しないとな。」告げると、香織が『・・昨日(生理)来たから、大丈夫・・。』と答えた。
これでちょっと安心した僕は、「すごいショックだったけど、でも、よく話してくれたね。」と言った。『わたし、すごいバカです。』と俯く香織を僕は抱きしめて訊いた。「もう、二度とこんなことないだろな?」香織が『絶対にしない!』顔を上げて僕に言った。
僕はそれでもう、《今回は終わりにしよう》と思った。「だったらこの件は、お互い全部忘れる事。いい?」香織は返事の代わりにまた泣き出す。僕は彼女の髪をなでながら、大事な事を思い出し、「あと・・おまえ、絶対禁酒な。」って付け加えた。
僕は週明けの会社終わりに、「ちょっと話があります。」と、水本をスナックに呼び出した。(香織は会社を休ませた)そして、「香織から全部話を聞きました。」と告げた。それを聞いて、冷静な水本が、かなり動揺をしていた。あの夜の事を、香織が僕に言うはずがないと思っていたのだろう。〔・・すまん。どうかしていたのだ。許してほしい。〕と水本は素直に認めた。
僕はあらかじめ用意をしていた言葉を口にする。「確かに話を聞いて、はらわたが煮えくり返った。もちろん怒りは今も収まっていない。だが、たとえ酔っていたとはいえ、香織にも多少なりとも非がある。香織は今回の件を非常に後悔している。そして、僕はそれを許そうとしているので、課長も今回の件は一切忘れてほしい。」事を一気に話した。
〔もちろんだ。本当にすまなかった。〕と水本は平謝りだった。それで、ちょっとほっとしたような表情になる。僕はそのまま続けて、「で、これは僕個人の疑問なのですが、答えてくれますか?」水本は頷いた。「なぜ避妊しなかったのですか?」と問うと、途端に言葉に詰まる水本。《答えなんて決まっている。ただ、自分の欲望のはけ口として、香織の体を使っただけなのだから。》
「妊娠したら、傷つくのは誰ですかね?香織ですよね?」と問い詰める。水本は〔本当にすまなかった。〕とうつむいた。僕は「それが一番許せないんだ!」と叫び、水本の顔に向かって、グラスに入ったウィスキーの水割りをぶっかけた。
店内にいた人間が一斉にこちらを見たが僕は全然気にならなかった。水本も、うつむいたままだまっていた。「もし今後、少しでも香織に近づいてみろ。殺すからな!」そう言って僕は店を後にした。水本は結局黙ったままだった。
そして2年後の現在。結果から言うと、香織も水本も、もう僕の会社には居ない。水本はこの半年後、体調を崩して入院してしまったのだ。実は肝臓を悪くしていたらしい。水本は退院後、本社の業務に耐えられないと会社に判断され、療養もかねて地方の支店に異動していった。それ以後は彼には会っていない。
香織の方は、1年ほど前に会社を退社していた。今は何をしているかというと、もちろん僕の奥さんをしている。子供はまだだけど、結構仲良くやっています。それで、たまにだが、旅行の夜の事をネタにして夜の生活を営んでいる。 完
2015/05/31
中U【本当は・・・】第4回 【夫視点③】
中U【本当は・・・】第4回 【夫視点③】
【夫視点】
「ふう・・・。」
俺(南野芳隆)は夜のお勤めが終わって、ごろんとベッドに寝転がる。何度抱いても妻の恵梨香(えりか)の体は最高だ。これから二晩もこれを味わうことが出来ないのだと思うと、ひどい絶望に見舞われる。
『・・・ねえ・・。』
ふと、右腕が柔らかな感触に包まれた。いつもならコトが済んだらすぐに恵梨香は身なりを整えてしまうのに、今夜はまだ裸のままだった。さほど大きくはないけど形のいいおっぱいがじかに俺の右腕を挟んでいる。さっき出したばかりなのに、また股間が熱くなってしまいそうだ。
「どうしたの? もしかして、もう一回?」
期待をこめて訊くと、恵梨香は恥ずかしそうに顔をうつむけた。もしかすると頷いたつもりなのかもしれないけど、動きが小さすぎてよく分からない。ならいっそ、と都合のいいように解釈することにして、おもむろに唇を重ねる。
『んっ・・・』
俯いていた顔を上げて、恵梨香はそれに答えてくれる。舌を絡ませ合いながら、愛おしいその体を再び抱き寄せた。一旦萎えていた股間のものはもう完全に回復している。
『あの・・・。』
俺に組み敷かれながら、恵梨香は控えめにこんなことを言ってきた。
『芳隆の好きにしていいから・・。』
「ん? 好きに、って?いつも好きなようにやっているけど・・・。」
『そうじゃなくて・・・電気、つけたいならつけていいから・・・芳隆のしたいことなら、今日はなんでもしてあげる。』
恥ずかしがりの恵梨香がここまで言ってくれるのは滅多にないことだ。ここへきてようやく、恵梨香も俺と離れるのが寂しいのだと思い至る。とすると、夕食の時の態度は俺を思って我慢してくれていたのだろうか?そう思うと心が愛おしさでいっぱいになる。
「無理しなくていいよ。恵梨香の嫌がることなんて、俺はしたくないから・・。」
『芳隆・・・。』
再び唇を重ねる。本当は早く寝ないといけないのだけど、2人の夜はまだまだ長くなりそうだった。
2015/05/31
【夫視点】
「ふう・・・。」
俺(南野芳隆)は夜のお勤めが終わって、ごろんとベッドに寝転がる。何度抱いても妻の恵梨香(えりか)の体は最高だ。これから二晩もこれを味わうことが出来ないのだと思うと、ひどい絶望に見舞われる。
『・・・ねえ・・。』
ふと、右腕が柔らかな感触に包まれた。いつもならコトが済んだらすぐに恵梨香は身なりを整えてしまうのに、今夜はまだ裸のままだった。さほど大きくはないけど形のいいおっぱいがじかに俺の右腕を挟んでいる。さっき出したばかりなのに、また股間が熱くなってしまいそうだ。
「どうしたの? もしかして、もう一回?」
期待をこめて訊くと、恵梨香は恥ずかしそうに顔をうつむけた。もしかすると頷いたつもりなのかもしれないけど、動きが小さすぎてよく分からない。ならいっそ、と都合のいいように解釈することにして、おもむろに唇を重ねる。
『んっ・・・』
俯いていた顔を上げて、恵梨香はそれに答えてくれる。舌を絡ませ合いながら、愛おしいその体を再び抱き寄せた。一旦萎えていた股間のものはもう完全に回復している。
『あの・・・。』
俺に組み敷かれながら、恵梨香は控えめにこんなことを言ってきた。
『芳隆の好きにしていいから・・。』
「ん? 好きに、って?いつも好きなようにやっているけど・・・。」
『そうじゃなくて・・・電気、つけたいならつけていいから・・・芳隆のしたいことなら、今日はなんでもしてあげる。』
恥ずかしがりの恵梨香がここまで言ってくれるのは滅多にないことだ。ここへきてようやく、恵梨香も俺と離れるのが寂しいのだと思い至る。とすると、夕食の時の態度は俺を思って我慢してくれていたのだろうか?そう思うと心が愛おしさでいっぱいになる。
「無理しなくていいよ。恵梨香の嫌がることなんて、俺はしたくないから・・。」
『芳隆・・・。』
再び唇を重ねる。本当は早く寝ないといけないのだけど、2人の夜はまだまだ長くなりそうだった。
2015/05/31
長H《間違えた選択》1章3話
長H《間違えた選択》1章3話
松浦宅からの帰り道。三宅夫婦と広瀬夫婦は私達とは別方向。マズいことに渋谷健一(しぶたに・けんいち26歳)の家は私達と一緒の方向で、しかも渋谷の家より手前に私の家がありました。つまり家に帰る道中は、ずっと渋谷と一緒ということ・・。さっきの件もあって、私(矢野正隆)は無言で歩き出しました。
正反対に、渋谷は饒舌に私たちに話し掛けてくる。しかし嫁の明帆(あきほ)もバツが悪いのか、ややうつむき加減で黙って歩いていました。そんな状況に嫌気がさしたのか、渋谷がこんな事を言い出します。
〔あれ~、明帆さん?さっきはあんなに仲良くしてくれたのに、矢野さんの前だったら何か冷たいな~(笑)。〕
『何を云っているの?!』
〔本当の事を言っちゃいけなかった?ごめんな。早く帰ろ~。〕
そう言って渋谷は嫁の手を取り、自分の横に引き寄せました。
『きゃっ!ちょっと何をするのよ!?ヤメてよ~!」』
〔え~~。さっき『今日だけ』って言ったじゃん~。まだ今日は終わっていないよ~。〕
《『今日だけ』って何だよ!?仲良くって・・・。やっぱり何か有ったの.か!?あの約50分の間に行われていた事を聞きたい・・・でも聞けない・・・やっぱり聞きたい・・・・・。》
私の心の中では2つの思いがグルグルと回っていました。《聞くべきか・聞かぬべきか、つまりネトラレーゼが勝つか・やきもちやきが勝つか》結局・・・勝ったのはネトラレーゼでした。
「渋谷、お前ウチの嫁に何したんや?」
意を決し放った一言が、私達を更なる衝撃的な出来事へと導いたのでした。この一言が、皮肉にもこの後渋谷の暴走を加速させる事になるとは・・・。
〔何って!矢野さんが口説いてみろって言うので口説いただけですよ。〕
「口説いたって・・。たったあれだけの時間で、そこまで出来るものなのか?」
〔実際そうなった。それに、もう少し時間があればもっといろんな事出来たのに。ね~明帆さん?〕
『・・うん。』
「『うん』って、お前そんな女だったのか?俺以外の男に口説かれて簡単に堕ちるような女だったのか!」何故か怒りが込み上げてきた。
〔まあまあ矢野さん、落ち着いてよ。さっきも言ったけど、矢野さんが「口説いてみろ」って言ったんじゃん?それなのに明帆さんを責めるのはおかしくない?〕
「お前は黙っていろよ!これは俺と嫁の問題なんだ!いくら気心が知れた相手でも、俺以外の男をそんな簡単に受け入れるのか!?」
『・・簡単にって・・・。違うわよ!そんなんじゃないもの!』
〔2人とも声が大きいって。近所の人に聞かれるよ。〕
そうです気が付くと我が家の前に着いていました。田舎の住宅街で・・・。私達の声は辺り一帯に響き渡っています。何時(いつ)もなら渋谷と歩いて帰った時はすぐ別れて家に入るのですが、その日は何だか二人の事が気になり、そう出来ませんでした。
2015/05/31
松浦宅からの帰り道。三宅夫婦と広瀬夫婦は私達とは別方向。マズいことに渋谷健一(しぶたに・けんいち26歳)の家は私達と一緒の方向で、しかも渋谷の家より手前に私の家がありました。つまり家に帰る道中は、ずっと渋谷と一緒ということ・・。さっきの件もあって、私(矢野正隆)は無言で歩き出しました。
正反対に、渋谷は饒舌に私たちに話し掛けてくる。しかし嫁の明帆(あきほ)もバツが悪いのか、ややうつむき加減で黙って歩いていました。そんな状況に嫌気がさしたのか、渋谷がこんな事を言い出します。
〔あれ~、明帆さん?さっきはあんなに仲良くしてくれたのに、矢野さんの前だったら何か冷たいな~(笑)。〕
『何を云っているの?!』
〔本当の事を言っちゃいけなかった?ごめんな。早く帰ろ~。〕
そう言って渋谷は嫁の手を取り、自分の横に引き寄せました。
『きゃっ!ちょっと何をするのよ!?ヤメてよ~!」』
〔え~~。さっき『今日だけ』って言ったじゃん~。まだ今日は終わっていないよ~。〕
《『今日だけ』って何だよ!?仲良くって・・・。やっぱり何か有ったの.か!?あの約50分の間に行われていた事を聞きたい・・・でも聞けない・・・やっぱり聞きたい・・・・・。》
私の心の中では2つの思いがグルグルと回っていました。《聞くべきか・聞かぬべきか、つまりネトラレーゼが勝つか・やきもちやきが勝つか》結局・・・勝ったのはネトラレーゼでした。
「渋谷、お前ウチの嫁に何したんや?」
意を決し放った一言が、私達を更なる衝撃的な出来事へと導いたのでした。この一言が、皮肉にもこの後渋谷の暴走を加速させる事になるとは・・・。
〔何って!矢野さんが口説いてみろって言うので口説いただけですよ。〕
「口説いたって・・。たったあれだけの時間で、そこまで出来るものなのか?」
〔実際そうなった。それに、もう少し時間があればもっといろんな事出来たのに。ね~明帆さん?〕
『・・うん。』
「『うん』って、お前そんな女だったのか?俺以外の男に口説かれて簡単に堕ちるような女だったのか!」何故か怒りが込み上げてきた。
〔まあまあ矢野さん、落ち着いてよ。さっきも言ったけど、矢野さんが「口説いてみろ」って言ったんじゃん?それなのに明帆さんを責めるのはおかしくない?〕
「お前は黙っていろよ!これは俺と嫁の問題なんだ!いくら気心が知れた相手でも、俺以外の男をそんな簡単に受け入れるのか!?」
『・・簡単にって・・・。違うわよ!そんなんじゃないもの!』
〔2人とも声が大きいって。近所の人に聞かれるよ。〕
そうです気が付くと我が家の前に着いていました。田舎の住宅街で・・・。私達の声は辺り一帯に響き渡っています。何時(いつ)もなら渋谷と歩いて帰った時はすぐ別れて家に入るのですが、その日は何だか二人の事が気になり、そう出来ませんでした。
2015/05/31
長I 【裏切り 第2節1章】08
長I 【裏切り 第2節1章】08
どうしてあんなに誠実だった妻の智子(ともこ)が、この様な事に成ってしまったのか皆目見当も付きません。単身赴任の間に妻が不倫をした。世間ではよく有る話かも知れませんが、私(岩本慎介)の妻に限って、その様な事が有る筈は無いと思っていました。
遊び好きな女ならまだしも、あの真面目な智子に限って、その様な事とは無縁の筈でした。しかし、私は未だに信じられずに、どこかで、何かの間違いだという微かな期待も持ってしまいます。“智子の不倫”が事実だとしても、世間でよく聞く不倫では無くて、妻には何かもっと重大な訳が有ったに違いないと思ってしまいます。
何か特別な理由が有る筈だと思いたくて、全て知らなければ今後の事は決められません。泣きじゃくる妻の智子を残して実家に行くと、母は驚き、嬉しそうな顔をしましたが、娘を暫らく預かって欲しいと頼むと、只ならぬ私の態度に妻の事だと察した母は、目に涙を溜めて頷きました。
1人で海外にいて愛に飢えているのに、妻を抱き締められなくなった私は、せめて娘だけでも抱き締めたいと思う感情を殺して、父と出掛けているという娘には、「まだ私が帰って来た事は言わないで欲しい。」と頼みました。娘に今の妻の見せなくても良い分、父と母が近くにいてくれた事を、これ程感謝した事は有りません。
家に戻っても妻は濡れた土間で、びしょ濡れのまま泣いていました。私にすれば泣いている事自体許せずに、何も話す気が起きません。何故なら、泣きたいのは私だからです。狂ってしまったのではないかと思うほど、ただ泣き続けていた妻も翌日には少し落ち着きを取り戻したのですが、私が何か言う度に涙を堪える事が出来ずに、まともに話が出来ません。
夕方になり、そんな妻が涙声で。
『あなた、いつ帰って来られたのですか?』
「そんな事を聞いてどうする?帰って来る日さえ分かっていたら上手く隠し通して、こんな事にはならなかったと言いたいのか?」
『違います、誤解なのです。あなたには嫌な思いをさせてしまいました。誤解されても仕方がないです。でも本当に誤解なのです。』
「誤解?派手な化粧。派手な服。ミニスカート。残業。休日出勤。泊まりで慰安旅行。友達の相談に乗っていたと言って、度重なる朝帰り。それでも誤解だと言って俺をだまそうとするのか!」
妻は何か言っているのですが、泣いている上に小さな声なので聞き取れません。
「泣かずに本当の事を話せる様になったら呼びに来い。それまで何日でも実家に行っている。」
娘には、まだ不安を与えたく無かったので実家に行く気は有りませんでしたが、持ち帰ったスーツケースを持って出て行く振りをすると。
『少し待って。私もどの様に説明したら良いのか分からないです。』
「どの様に説明?正直に事実を全て話せばいいだけだろ?他にも知っているぞ。おまえが絶えずあいつのアパートに入り浸っていた事も。それなのに奴は、いかにもおまえが初めて来たみたいに、何が心配した部下が電話しただ。」
妻の智子は更に大きな声で泣き出したので。
「泣いて誤魔化すな。30分待って泣き止まなかったら実家へ行く。実家へ行ったら、おまえがここを出て行くまで、もう絶対に帰って来ない。」
暫らく待っていても泣き止まない妻に腹がたち、立ち上がってスーツケースを持つと、妻は泣きながら。
『ごめんなさい。あと5分待って下さい。お願いします。』
そう言い残して、智子が洗面所へ走って行きました。
2015/05/31
どうしてあんなに誠実だった妻の智子(ともこ)が、この様な事に成ってしまったのか皆目見当も付きません。単身赴任の間に妻が不倫をした。世間ではよく有る話かも知れませんが、私(岩本慎介)の妻に限って、その様な事が有る筈は無いと思っていました。
遊び好きな女ならまだしも、あの真面目な智子に限って、その様な事とは無縁の筈でした。しかし、私は未だに信じられずに、どこかで、何かの間違いだという微かな期待も持ってしまいます。“智子の不倫”が事実だとしても、世間でよく聞く不倫では無くて、妻には何かもっと重大な訳が有ったに違いないと思ってしまいます。
何か特別な理由が有る筈だと思いたくて、全て知らなければ今後の事は決められません。泣きじゃくる妻の智子を残して実家に行くと、母は驚き、嬉しそうな顔をしましたが、娘を暫らく預かって欲しいと頼むと、只ならぬ私の態度に妻の事だと察した母は、目に涙を溜めて頷きました。
1人で海外にいて愛に飢えているのに、妻を抱き締められなくなった私は、せめて娘だけでも抱き締めたいと思う感情を殺して、父と出掛けているという娘には、「まだ私が帰って来た事は言わないで欲しい。」と頼みました。娘に今の妻の見せなくても良い分、父と母が近くにいてくれた事を、これ程感謝した事は有りません。
家に戻っても妻は濡れた土間で、びしょ濡れのまま泣いていました。私にすれば泣いている事自体許せずに、何も話す気が起きません。何故なら、泣きたいのは私だからです。狂ってしまったのではないかと思うほど、ただ泣き続けていた妻も翌日には少し落ち着きを取り戻したのですが、私が何か言う度に涙を堪える事が出来ずに、まともに話が出来ません。
夕方になり、そんな妻が涙声で。
『あなた、いつ帰って来られたのですか?』
「そんな事を聞いてどうする?帰って来る日さえ分かっていたら上手く隠し通して、こんな事にはならなかったと言いたいのか?」
『違います、誤解なのです。あなたには嫌な思いをさせてしまいました。誤解されても仕方がないです。でも本当に誤解なのです。』
「誤解?派手な化粧。派手な服。ミニスカート。残業。休日出勤。泊まりで慰安旅行。友達の相談に乗っていたと言って、度重なる朝帰り。それでも誤解だと言って俺をだまそうとするのか!」
妻は何か言っているのですが、泣いている上に小さな声なので聞き取れません。
「泣かずに本当の事を話せる様になったら呼びに来い。それまで何日でも実家に行っている。」
娘には、まだ不安を与えたく無かったので実家に行く気は有りませんでしたが、持ち帰ったスーツケースを持って出て行く振りをすると。
『少し待って。私もどの様に説明したら良いのか分からないです。』
「どの様に説明?正直に事実を全て話せばいいだけだろ?他にも知っているぞ。おまえが絶えずあいつのアパートに入り浸っていた事も。それなのに奴は、いかにもおまえが初めて来たみたいに、何が心配した部下が電話しただ。」
妻の智子は更に大きな声で泣き出したので。
「泣いて誤魔化すな。30分待って泣き止まなかったら実家へ行く。実家へ行ったら、おまえがここを出て行くまで、もう絶対に帰って来ない。」
暫らく待っていても泣き止まない妻に腹がたち、立ち上がってスーツケースを持つと、妻は泣きながら。
『ごめんなさい。あと5分待って下さい。お願いします。』
そう言い残して、智子が洗面所へ走って行きました。
2015/05/31
長D「私の愛妻物語」(温泉編⑥)25
長D「私の愛妻物語」(温泉編⑥)25
劇場の中は外観と比べると、明るい雰囲気でした。既にステージが始まっていて、きらびやかな衣装を着た若いダンサーがテンポの速い曲に乗って踊っています。座席数が少ないとはいえ、ほとんど満席。温泉街の寂しさとは別世界のようでした。
客はほとんど浴衣姿。男性客に連れられて来たような女性客の姿もちらほらと見え、妻の望未(のぞみ)も安心した様子です。私たちは座るのをあきらめ、最後列で立ち見することにしました。
T字型に客席にせり出すタイプのステージでした。望未は『ファッションショーみたいだね。』と感想を言っていました。曲のテンポが遅くなり、ダンサーが衣装を脱ぎ始めます。『肌がきれいだね。』『おっぱい大きいわ。』『ねっ全部脱いじゃうの?』と望未はさかんに私(後藤賢一)へ小声で話しかけてきました。
興奮をしているというより、楽しんでいる雰囲気でした。望未が興奮する姿は期待できそうにありません。私はまたあきらめ気分でステージを眺めました。私たちが劇場に入って2人目のダンサーが登場したころ、私の左隣で立ち見していた望未が、私に少し体を寄せてきました。
私が望未に目を向けると、いつの間にか望未の左隣で男性客が立ち見しているのに気づきました。3人組で、右端の男性は望未と肘と肘がぶつかりそうな距離に接近していました。望未は男性と距離をとりたくて、私に体を寄せてきたようです。こういう展開はあまり頭になかったのですが、少し期待が膨らんできました。
私の右隣には誰もいなくて望未を右に移動させることもできましたが、私はそうせずに望未の様子を見ることにしました。望未は風呂上りはいつも下着を身に着けません。この日も確認はしていませんが、浴衣の下はノーパン、ノーブラのはずでした。
半纏(はんてん)を羽織っているとはいえ、薄い浴衣1枚の望未のすぐ隣に男性客がいます。しかもストリップ劇場の中です。望未は目の前で繰り広げられる色っぽいショーを見つめながら、緊張した様子で私に体を寄せ、手を握ってきました。
隣の男性が望未に関心を示す様子はうかがえませんでしたが、私はこの状況だけで興奮してきました。望未にしっかり手を握られて、お尻を触ったりできないことが少し残念でした。
3人目のダンサーがステージに上がりました。2人目までほど若くなく、30歳ぐらい。望未と同年代のようでした。和装で、大人びた和風の曲。なまめかしい雰囲気に変わりました。
ダンサーは徐々に着物を脱いで、全裸になると、客席の中央にせり出したステージの中央で寝転がりました。仰向けになって脚を大きく広げたり、四つんばいになったりしながら、四方の客に秘部を見せつけます。さらに胸をもみしだき、秘部をまさぐり、オナニーを始めました。望未はじっとステージを見つめていましたが、私の手を握る力がだんだん強くなってきたのが分かりました。
ダンサーが秘部に指を入れ、オナニーショーが佳境を迎えたころ、ステージの奥からふんどし姿の男性が現れました。40歳半ばの中年で、背は高いのですが体は貧弱です。男性はステージをゆっくり歩き、四つんばいになった女性の正面に立ちました。
すると女性は男性のふんどしを脱がせ、ペニスをあらわにしました。既に勃起していました。大きくはありませんが、真珠を埋め込んでいます。私もビデオでは見たことがありますが、実物は初めてでした。望未の左隣の男性3人組も「すげーなー」などと小声で言い合っています。望未は相変わらず黙ったままです。
ダンサーが四つんばいのままフェラチオした後、仰向けになり、男性が挿入しました。音楽が消され、あえぎ声が聞こえてきます。同年代の女性の淫らな姿に、望未は唖然として言葉も出ない感じでした。そのままいくつか体位を変え、ダンサーが果てたような動きを見せると、ショーは終わりました。
私も男性がからむショーは初めてでした。望未よりも私の方が興奮したかもしれません。望未と同年代で背格好も割とよく似たダンサーだったのが、何より刺激的でした。望未はどう感じたのでしょうか。旅館に帰って布団の中で望未を興奮させて聞き出そうと思いました。
2015/05/30
劇場の中は外観と比べると、明るい雰囲気でした。既にステージが始まっていて、きらびやかな衣装を着た若いダンサーがテンポの速い曲に乗って踊っています。座席数が少ないとはいえ、ほとんど満席。温泉街の寂しさとは別世界のようでした。
客はほとんど浴衣姿。男性客に連れられて来たような女性客の姿もちらほらと見え、妻の望未(のぞみ)も安心した様子です。私たちは座るのをあきらめ、最後列で立ち見することにしました。
T字型に客席にせり出すタイプのステージでした。望未は『ファッションショーみたいだね。』と感想を言っていました。曲のテンポが遅くなり、ダンサーが衣装を脱ぎ始めます。『肌がきれいだね。』『おっぱい大きいわ。』『ねっ全部脱いじゃうの?』と望未はさかんに私(後藤賢一)へ小声で話しかけてきました。
興奮をしているというより、楽しんでいる雰囲気でした。望未が興奮する姿は期待できそうにありません。私はまたあきらめ気分でステージを眺めました。私たちが劇場に入って2人目のダンサーが登場したころ、私の左隣で立ち見していた望未が、私に少し体を寄せてきました。
私が望未に目を向けると、いつの間にか望未の左隣で男性客が立ち見しているのに気づきました。3人組で、右端の男性は望未と肘と肘がぶつかりそうな距離に接近していました。望未は男性と距離をとりたくて、私に体を寄せてきたようです。こういう展開はあまり頭になかったのですが、少し期待が膨らんできました。
私の右隣には誰もいなくて望未を右に移動させることもできましたが、私はそうせずに望未の様子を見ることにしました。望未は風呂上りはいつも下着を身に着けません。この日も確認はしていませんが、浴衣の下はノーパン、ノーブラのはずでした。
半纏(はんてん)を羽織っているとはいえ、薄い浴衣1枚の望未のすぐ隣に男性客がいます。しかもストリップ劇場の中です。望未は目の前で繰り広げられる色っぽいショーを見つめながら、緊張した様子で私に体を寄せ、手を握ってきました。
隣の男性が望未に関心を示す様子はうかがえませんでしたが、私はこの状況だけで興奮してきました。望未にしっかり手を握られて、お尻を触ったりできないことが少し残念でした。
3人目のダンサーがステージに上がりました。2人目までほど若くなく、30歳ぐらい。望未と同年代のようでした。和装で、大人びた和風の曲。なまめかしい雰囲気に変わりました。
ダンサーは徐々に着物を脱いで、全裸になると、客席の中央にせり出したステージの中央で寝転がりました。仰向けになって脚を大きく広げたり、四つんばいになったりしながら、四方の客に秘部を見せつけます。さらに胸をもみしだき、秘部をまさぐり、オナニーを始めました。望未はじっとステージを見つめていましたが、私の手を握る力がだんだん強くなってきたのが分かりました。
ダンサーが秘部に指を入れ、オナニーショーが佳境を迎えたころ、ステージの奥からふんどし姿の男性が現れました。40歳半ばの中年で、背は高いのですが体は貧弱です。男性はステージをゆっくり歩き、四つんばいになった女性の正面に立ちました。
すると女性は男性のふんどしを脱がせ、ペニスをあらわにしました。既に勃起していました。大きくはありませんが、真珠を埋め込んでいます。私もビデオでは見たことがありますが、実物は初めてでした。望未の左隣の男性3人組も「すげーなー」などと小声で言い合っています。望未は相変わらず黙ったままです。
ダンサーが四つんばいのままフェラチオした後、仰向けになり、男性が挿入しました。音楽が消され、あえぎ声が聞こえてきます。同年代の女性の淫らな姿に、望未は唖然として言葉も出ない感じでした。そのままいくつか体位を変え、ダンサーが果てたような動きを見せると、ショーは終わりました。
私も男性がからむショーは初めてでした。望未よりも私の方が興奮したかもしれません。望未と同年代で背格好も割とよく似たダンサーだったのが、何より刺激的でした。望未はどう感じたのでしょうか。旅館に帰って布団の中で望未を興奮させて聞き出そうと思いました。
2015/05/30
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第8節9章 63
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第8節9章 63
〖3人プレイ〗
『あん!あんっ!あんっ!』って連続した妻(葵:あおい)の声の後、〔今のオッケーは違うだろ?淳平!〕って向井(浩人)さんの笑い声と、葵の凄く屈辱的な感じの溜息みたいな声が聞こえた。
それから、又、『あっ!あっ!あぁっ!』って葵が深く突かれている声。葵の“ハアハア”と息を切らせている声で俺(福山大輔)はメチャクチャ興奮をした。
葵の『嘘ぉ~』って声の後、向井さんの〔葵はバックが好きだよな。〕って声がして、白石淳平君の〚葵さん気持ちいい?〛2秒程して『あっ!あぁっ!気持ち、いいっ!ああぁっ!』って声。
ここら辺の気持ちは上手く説明できないけど、電話越しのザラザラした音でも葵が凄く感じているのが判った。〔葵レイプされてる気分?〕って声で喘ぎ声と一緒に、『淳平君とはしないって約束・・・・。』
『い、やぁ・・・。』っていう葵の声。それから『あっあっあっあっ!』って小刻みな声になって、『やだ、逝っちゃうよ。』って葵の声がして、すぐ『あっ逝くっ逝くっ!』って声の最中に、向井さんが〔電話は後にする?〕で、返事が無くて『あぁ・・・いくっ!いっちゃう!』って葵が喘ぐ。
10秒くらいして、淳平君が息荒くした声で〚やばい!葵さんの中めっちゃビクビクしてる。〛葵の『起き上がれない・・・。』って声。それでも、『大輔君にメールするぅ・・・。』って拗ねた声の後で、向井さんが〔電話してみれば?〕葵の『大輔君になんて言えばいいの?やだもう!』って声の後に、淳平君の笑い声。
向井さんが〔淳平とセックスしていいか?って訊けばいいんじゃないの?〕って冗談っぽく言っていた。『絶対に雰囲気で嘘とわかるよ。』って葵の声でまた淳平君が爆笑。
正直ここで向井さんからの電話か、メールが来るかなと思った。でも直後にスマートフォンがボスって音(ベッドに投げられた音。)で、向井さんが〔脚ひらけよ!〕って声と『えっ!?』って葵の声に続いて、『あんっ!あ・・・あっ・・!』って甘い喘ぎ声が聞こえた。
その後、向井さんが俺に聞かせたいのがこれだってのが判った。明らかに葵が甘えているのが判る声。暫く葵の甘ったるい声の後に、『やだ・・・ほんと気持ちいいっ・・・。』って聞こえる。
〔葵、気持いいの?〕って向井さんの優しい声の後に、同じ声のリズムで『やばい、すごく気持ちいい。気持ちいいの。』って葵の喘ぎ声と向井さんの笑い声。〚葵さんのおっぱい、ほんと柔らかいですね。〛と囁く淳平君の声もした。
淳平君が〚葵さんって色が白いし綺麗ですね。〛、向井さんも〔そうだろう淳平。葵は最近、すごく色っぽっくなってきてるんだ。〕〔なあ!葵そうだろう?〕って訊かれて葵は『あっあっ・・わかんないよ。』
そして、喘ぎながらも『後で大輔君にメールしていい?』って葵の声。〔いいけど。おれのがもう挿入ってると報告しろよ!〕って向井さんの声がして、直後に〔淳平さあ、ちょっと席外して、シャワー浴びて来いよ。〕って声。ここで電話が切れた。
ここら辺はもう、色々と複雑だった。はっきり言って俺は何も考えられなかった。はじめての3人プレイには凄く興奮していた。15分して向井さんのスマートフォンから電話。取ると、バックからのセックスと分かる音と葵の喘ぎ声。
〚あれ?葵さん凄く腰を使ってるね。〛と淳平君の笑い声に葵が『もう見ないで!』と抗議の声をあげている。『あっああ!あっああ!!』と高く喘ぎ、最後に『逝きそう。』ってゆっくりした葵の喘ぎ声の後に、〔逝ったの?〕と向井さんの問いに葵は答えられなかった。
〔つぎは淳平と逝きたいかな?〕って向井さんの声。何か明らかにセックスをしながらする会話なので『そんなことないよ!』って応える葵の声が浮いて聞こえた。〔でも逝きたいんだろ。〕って向井さんの苦笑って感じの声がして、無言の喘ぎ声。途中でキスしているのも判った。
『また、逝きそう・・。』って葵の声がして向井さんのぼそぼそって声の後、『逝かせてください。』って葵の声。また切羽詰った声ですぐに『あぁ逝くっ・・・。』って葵の声。それで、暫くしてまた電話が切れた。
実際の所、葵から電話来たのはそれから1時間後です。(結局≪淳平君としていい?≫メールは無かった。)『今からね向井さんの車で送ってもらうよ。』、「分かった気をつけて。」、『それでふたりは大輔君には挨拶しないで帰るからって・・。』、「了解です。よろしく伝えて。」電話が切れる寸前に『もう触っちゃだめだよ!』という声が聞こえた。
23時に(俺は時計を見ていた。)、頬を赤らめて葵が帰ってきた。「お帰り。楽しめた。」の問いかけに『もう~知らない。』俺が葵を抱きしめるとシャンプーの香りがした。『大輔君おなか減ったよね?ちょっと待ってね支度するからお風呂でも入ってよ。』それで俺はシャワーを浴びに行く。
遅い夕食を済ませて、暫くしてベッドに入った。そこで葵から今日の報告(但し葵の懺悔付き。)をじっくりと聞く。『淳平君に挿入れられちゃったって言ったら・・・大輔君は怒る?怒るよね?ごめんなさい。』と言って懺悔をしてくる。「そら怒るよ。連絡もなかっただろう。」と怒った(嘘だけどね。完全ではないが報告は入っている。)フリをした。
再び葵が『ごめんなさい。ごめんなさい。』と真剣に謝るから、俺は調子を合わせて「フェラチオだけじゃなかったの?どうしてそうなったか言ったら許してやる。」と詰問。
すると『なんか淳平君が凄くせがむから・・。』それに加えて、『断ると向井さんとも変な空気になっちゃうから・・・。』」と、葵の言い訳(首謀者の一人のくせに葵を完全に悪者にしている。)話を聞きながらセックスを続けた。「それで葵は気持ち良くなった?」、『ならないよ。大輔君が一番だもん。』と葵はするっと上手くかわして甘えてくる。
「3Pはしたの?」と質問すると、葵は暫し沈黙し、『許してね。そういう流れで・・・しちゃった。』俺が「もちろん初めてだよね?」、『そんなぁ・・はじめてに決まっているでしょ!』と、葵はすごく慌てた口調になった。
「淳平君は葵の裸を見て何か言ってた?」とたずねると少し真顔で、『お世辞だとは思うけど淳平君に〚きれいだね〛とほめられたの。』と告白する。今までと違う三人のプレイの詳細については、『凄く恥ずかしかったし、複雑な気分だった。』と簡単に伝えられただけだった。
向井さんからはメールがきた。≪ちょっと淳平が調子乗りすぎました。≫と謝罪していた。≪ただ葵ちゃん、苛められるのがやっぱ好きかもしれない。≫また、≪淳平に舐められながら〚毛を剃るぞ〛って言われて、興奮していたと思う。≫との事だった。そして、淳平君からも長文メールが来たけれど、落ち着いてから見ることにした。
2015/05/30
〖3人プレイ〗
『あん!あんっ!あんっ!』って連続した妻(葵:あおい)の声の後、〔今のオッケーは違うだろ?淳平!〕って向井(浩人)さんの笑い声と、葵の凄く屈辱的な感じの溜息みたいな声が聞こえた。
それから、又、『あっ!あっ!あぁっ!』って葵が深く突かれている声。葵の“ハアハア”と息を切らせている声で俺(福山大輔)はメチャクチャ興奮をした。
葵の『嘘ぉ~』って声の後、向井さんの〔葵はバックが好きだよな。〕って声がして、白石淳平君の〚葵さん気持ちいい?〛2秒程して『あっ!あぁっ!気持ち、いいっ!ああぁっ!』って声。
ここら辺の気持ちは上手く説明できないけど、電話越しのザラザラした音でも葵が凄く感じているのが判った。〔葵レイプされてる気分?〕って声で喘ぎ声と一緒に、『淳平君とはしないって約束・・・・。』
『い、やぁ・・・。』っていう葵の声。それから『あっあっあっあっ!』って小刻みな声になって、『やだ、逝っちゃうよ。』って葵の声がして、すぐ『あっ逝くっ逝くっ!』って声の最中に、向井さんが〔電話は後にする?〕で、返事が無くて『あぁ・・・いくっ!いっちゃう!』って葵が喘ぐ。
10秒くらいして、淳平君が息荒くした声で〚やばい!葵さんの中めっちゃビクビクしてる。〛葵の『起き上がれない・・・。』って声。それでも、『大輔君にメールするぅ・・・。』って拗ねた声の後で、向井さんが〔電話してみれば?〕葵の『大輔君になんて言えばいいの?やだもう!』って声の後に、淳平君の笑い声。
向井さんが〔淳平とセックスしていいか?って訊けばいいんじゃないの?〕って冗談っぽく言っていた。『絶対に雰囲気で嘘とわかるよ。』って葵の声でまた淳平君が爆笑。
正直ここで向井さんからの電話か、メールが来るかなと思った。でも直後にスマートフォンがボスって音(ベッドに投げられた音。)で、向井さんが〔脚ひらけよ!〕って声と『えっ!?』って葵の声に続いて、『あんっ!あ・・・あっ・・!』って甘い喘ぎ声が聞こえた。
その後、向井さんが俺に聞かせたいのがこれだってのが判った。明らかに葵が甘えているのが判る声。暫く葵の甘ったるい声の後に、『やだ・・・ほんと気持ちいいっ・・・。』って聞こえる。
〔葵、気持いいの?〕って向井さんの優しい声の後に、同じ声のリズムで『やばい、すごく気持ちいい。気持ちいいの。』って葵の喘ぎ声と向井さんの笑い声。〚葵さんのおっぱい、ほんと柔らかいですね。〛と囁く淳平君の声もした。
淳平君が〚葵さんって色が白いし綺麗ですね。〛、向井さんも〔そうだろう淳平。葵は最近、すごく色っぽっくなってきてるんだ。〕〔なあ!葵そうだろう?〕って訊かれて葵は『あっあっ・・わかんないよ。』
そして、喘ぎながらも『後で大輔君にメールしていい?』って葵の声。〔いいけど。おれのがもう挿入ってると報告しろよ!〕って向井さんの声がして、直後に〔淳平さあ、ちょっと席外して、シャワー浴びて来いよ。〕って声。ここで電話が切れた。
ここら辺はもう、色々と複雑だった。はっきり言って俺は何も考えられなかった。はじめての3人プレイには凄く興奮していた。15分して向井さんのスマートフォンから電話。取ると、バックからのセックスと分かる音と葵の喘ぎ声。
〚あれ?葵さん凄く腰を使ってるね。〛と淳平君の笑い声に葵が『もう見ないで!』と抗議の声をあげている。『あっああ!あっああ!!』と高く喘ぎ、最後に『逝きそう。』ってゆっくりした葵の喘ぎ声の後に、〔逝ったの?〕と向井さんの問いに葵は答えられなかった。
〔つぎは淳平と逝きたいかな?〕って向井さんの声。何か明らかにセックスをしながらする会話なので『そんなことないよ!』って応える葵の声が浮いて聞こえた。〔でも逝きたいんだろ。〕って向井さんの苦笑って感じの声がして、無言の喘ぎ声。途中でキスしているのも判った。
『また、逝きそう・・。』って葵の声がして向井さんのぼそぼそって声の後、『逝かせてください。』って葵の声。また切羽詰った声ですぐに『あぁ逝くっ・・・。』って葵の声。それで、暫くしてまた電話が切れた。
実際の所、葵から電話来たのはそれから1時間後です。(結局≪淳平君としていい?≫メールは無かった。)『今からね向井さんの車で送ってもらうよ。』、「分かった気をつけて。」、『それでふたりは大輔君には挨拶しないで帰るからって・・。』、「了解です。よろしく伝えて。」電話が切れる寸前に『もう触っちゃだめだよ!』という声が聞こえた。
23時に(俺は時計を見ていた。)、頬を赤らめて葵が帰ってきた。「お帰り。楽しめた。」の問いかけに『もう~知らない。』俺が葵を抱きしめるとシャンプーの香りがした。『大輔君おなか減ったよね?ちょっと待ってね支度するからお風呂でも入ってよ。』それで俺はシャワーを浴びに行く。
遅い夕食を済ませて、暫くしてベッドに入った。そこで葵から今日の報告(但し葵の懺悔付き。)をじっくりと聞く。『淳平君に挿入れられちゃったって言ったら・・・大輔君は怒る?怒るよね?ごめんなさい。』と言って懺悔をしてくる。「そら怒るよ。連絡もなかっただろう。」と怒った(嘘だけどね。完全ではないが報告は入っている。)フリをした。
再び葵が『ごめんなさい。ごめんなさい。』と真剣に謝るから、俺は調子を合わせて「フェラチオだけじゃなかったの?どうしてそうなったか言ったら許してやる。」と詰問。
すると『なんか淳平君が凄くせがむから・・。』それに加えて、『断ると向井さんとも変な空気になっちゃうから・・・。』」と、葵の言い訳(首謀者の一人のくせに葵を完全に悪者にしている。)話を聞きながらセックスを続けた。「それで葵は気持ち良くなった?」、『ならないよ。大輔君が一番だもん。』と葵はするっと上手くかわして甘えてくる。
「3Pはしたの?」と質問すると、葵は暫し沈黙し、『許してね。そういう流れで・・・しちゃった。』俺が「もちろん初めてだよね?」、『そんなぁ・・はじめてに決まっているでしょ!』と、葵はすごく慌てた口調になった。
「淳平君は葵の裸を見て何か言ってた?」とたずねると少し真顔で、『お世辞だとは思うけど淳平君に〚きれいだね〛とほめられたの。』と告白する。今までと違う三人のプレイの詳細については、『凄く恥ずかしかったし、複雑な気分だった。』と簡単に伝えられただけだった。
向井さんからはメールがきた。≪ちょっと淳平が調子乗りすぎました。≫と謝罪していた。≪ただ葵ちゃん、苛められるのがやっぱ好きかもしれない。≫また、≪淳平に舐められながら〚毛を剃るぞ〛って言われて、興奮していたと思う。≫との事だった。そして、淳平君からも長文メールが来たけれど、落ち着いてから見ることにした。
2015/05/30
中15〖崩壊の予感〗第3回
中15〖崩壊の予感〗第3回
10日後、4月初めの金曜日の夕方、妻の君原小百合(きみはら・さゆり:33歳)は早めに仕事を終え家に帰りシャワーを浴びている。身支度が終わった小百合を見て、《本気だな・・・》と悟った。胸の開いたシルクのブラウスにスリット入りのタイトスカート、ヒップラインがエロく映る。下着のラインが見えないということはTバックなのか・・手にジャケットを持ち助手席に乗り込んで来た。
『あまり期待しないでね~!楽しく飲めるだけで私は満足なのだから・・。』
「長谷川がモーション起こしたら・・その時は・・・。」
『わかっている!その時はメールで知らせるわ!貴方はどうしてる?』
「一応、9時半頃、会場の近くで待機しとくよ!」
私(君原真一:きみはら・しんいち:38歳)は妻の小百合を会場まで送り届け近くのレストランに入った。子供達は親に頼んであり家に帰る気にならなかった。1時間くらい時間を潰し本屋へ寄った。 本を眺めていたところに最初のメールが・・届く。
≪長谷川さんに会った!誘われた!どうしょう?≫すかさず、私が≪小百合に任せるよ。 わかっているね!≫と返信。送った後、心臓がドキドキして視界が急に狭く感じられた。
小百合からの最初のメールがきてから落ち着きを無くした私は、本屋の外に出て震える手でタバコを1本取り出し、火をつけた。もう外のざわめきは音の消えたテレビのように流れていきました。
それから30分後 私の携帯が振動する。≪また触られた!さっきより積極的!ちょっと怖いよ。≫小百合のメールに、≪誘われろよ!でもその時はレコーダーのスィツチ忘れないようにね!≫
また悶々とした時を車の中で過ごした。時刻は午後9時を過ぎ、《そろそろ終わりそうだな~!》と思いエンジンをかけた。それと同時に携帯の赤ランプが点滅した。電話に出ると『やっぱり私には無理!早く 迎えに来て!』と小百合の必死な声です。
安堵感と拍子抜けの気持ちが入り混じった精神状態の私は 隠れるように会場の玄関脇に車を止めた。しばらくすると大勢の人が流れ出てきた。薄暗くてよく見えなかったが、小百合はまだ出て来ない。人の流れが終わりかけた時 大男に寄り添われている小百合を見つけた。
《あれが長谷川雄一なのか・・・。》ヒールを履いている小百合が男の肩までも届かない。その長谷川と小百合がタクシーの前で何か言い合っている。妻の小百合は盛んに手を横に振っている。
《何をしているんだ・・早く戻ってこい!》私はハンドルを持つ手が汗ばんでいた。目の前で起こっていることの現実感がない。ついに小百合は強引にタクシーに乗せられてしまった。しかし、すぐ長谷川は携帯を耳にしながら車を降り会場へ戻って行った。 なぜか小百合は車に乗ったままだ。
しばらくして私の携帯が振動をした。≪どうしょう・・抱かれてしまうよ。≫と小百合のメールに私が返信を打っている間に、長谷川が戻ってきてタクシーが出発してしまう。慌てて私はすぐタクシーを追いかけたが、見失ってしまった。当てもなく探していたが10分後に小百合からの電話が、『ホテルに入ったよ!緑区のホテル・ラ・コステ!ごめんね・・。』
私はすぐそのホテルに向かった。もちろんホテルに入ることも出来ず遠くから眺めていたが・・・あの中で・・・。それから2時間経っても、私の携帯が鳴ることはなかった。
2015/05/30
10日後、4月初めの金曜日の夕方、妻の君原小百合(きみはら・さゆり:33歳)は早めに仕事を終え家に帰りシャワーを浴びている。身支度が終わった小百合を見て、《本気だな・・・》と悟った。胸の開いたシルクのブラウスにスリット入りのタイトスカート、ヒップラインがエロく映る。下着のラインが見えないということはTバックなのか・・手にジャケットを持ち助手席に乗り込んで来た。
『あまり期待しないでね~!楽しく飲めるだけで私は満足なのだから・・。』
「長谷川がモーション起こしたら・・その時は・・・。」
『わかっている!その時はメールで知らせるわ!貴方はどうしてる?』
「一応、9時半頃、会場の近くで待機しとくよ!」
私(君原真一:きみはら・しんいち:38歳)は妻の小百合を会場まで送り届け近くのレストランに入った。子供達は親に頼んであり家に帰る気にならなかった。1時間くらい時間を潰し本屋へ寄った。 本を眺めていたところに最初のメールが・・届く。
≪長谷川さんに会った!誘われた!どうしょう?≫すかさず、私が≪小百合に任せるよ。 わかっているね!≫と返信。送った後、心臓がドキドキして視界が急に狭く感じられた。
小百合からの最初のメールがきてから落ち着きを無くした私は、本屋の外に出て震える手でタバコを1本取り出し、火をつけた。もう外のざわめきは音の消えたテレビのように流れていきました。
それから30分後 私の携帯が振動する。≪また触られた!さっきより積極的!ちょっと怖いよ。≫小百合のメールに、≪誘われろよ!でもその時はレコーダーのスィツチ忘れないようにね!≫
また悶々とした時を車の中で過ごした。時刻は午後9時を過ぎ、《そろそろ終わりそうだな~!》と思いエンジンをかけた。それと同時に携帯の赤ランプが点滅した。電話に出ると『やっぱり私には無理!早く 迎えに来て!』と小百合の必死な声です。
安堵感と拍子抜けの気持ちが入り混じった精神状態の私は 隠れるように会場の玄関脇に車を止めた。しばらくすると大勢の人が流れ出てきた。薄暗くてよく見えなかったが、小百合はまだ出て来ない。人の流れが終わりかけた時 大男に寄り添われている小百合を見つけた。
《あれが長谷川雄一なのか・・・。》ヒールを履いている小百合が男の肩までも届かない。その長谷川と小百合がタクシーの前で何か言い合っている。妻の小百合は盛んに手を横に振っている。
《何をしているんだ・・早く戻ってこい!》私はハンドルを持つ手が汗ばんでいた。目の前で起こっていることの現実感がない。ついに小百合は強引にタクシーに乗せられてしまった。しかし、すぐ長谷川は携帯を耳にしながら車を降り会場へ戻って行った。 なぜか小百合は車に乗ったままだ。
しばらくして私の携帯が振動をした。≪どうしょう・・抱かれてしまうよ。≫と小百合のメールに私が返信を打っている間に、長谷川が戻ってきてタクシーが出発してしまう。慌てて私はすぐタクシーを追いかけたが、見失ってしまった。当てもなく探していたが10分後に小百合からの電話が、『ホテルに入ったよ!緑区のホテル・ラ・コステ!ごめんね・・。』
私はすぐそのホテルに向かった。もちろんホテルに入ることも出来ず遠くから眺めていたが・・・あの中で・・・。それから2時間経っても、私の携帯が鳴ることはなかった。
2015/05/30
中6〖不倫の代償〗第2章1話 09
中6〖不倫の代償〗第2章1話 09
カウンターを含め15席程度の店内は、既に2、3席を残し満員状態、三嶋雅美さんと私(篠田隆弘)は入店してから10分位は取り留めの無い話をしていると、店のドアが開き女性が一人入ってきました。
〚宏美!〛
〖お姉ちゃん!〗
「あっ深田(宏美)さんじゃないですか。」
〚知っているんですか妹を?〛
「仕事の関係で、ちょっと。」
驚いたことに、私も面識のある女性だったのです。そして、三嶋(旧姓:深田)雅美さんの妹だったのです。小さな市ですが、偶然というものは恐ろしいものです。宏美さんは同じ系列の販売店に勤める、いわば私の同業者でした。
その後もう一人女性が入って来ましたが、それは妹さんの連れでした。連れの女性は、三嶋さんとはかなり親しいようで、私たちのテーブルに座った瞬間から何の抵抗も無く会話をしていて、私は必然的に妹の宏美さんと話をするしかなかった。元々、今日の目的は済んでおり、宏美さんとの会話は新鮮味を感じることが出来たのも事実である。
彼女とは、店舗も近いと言うことからメーカーのイベントなどでも度々話す機会があったため、飲みながら話をしていると、杓子定規な話からプライベートの話に移行するには、時間を必要とはしなかった。宏美さんが妻の千遥(ちはる)と私の関係に微妙な役割を持ってくるのは、それから間もなくの事でした。
会話も弾み時間を忘れて、宏美さんと飲み続けていた。〚篠田さん、そろそろ、お開きにしませんか?〛私はかなり飲みすぎていたようでしたが、三嶋さんの問いかけに返事をして、マスターに会計を済ませ店を出ました、三人に挨拶をして少し歩き始めた時、不覚にも吐き気を覚え道路脇で戻してしまいました。
私の吐き気も治まったころ、背中を摩る手に気づき、「すみません。」と振り返るとそこには、今別れたばかりの宏美さんが、中腰の彼女は眉尻を下げて私の顔を覗き込んでいます。宏美さんは、後ろから私の肘を掴むように支えてくれて、深夜喫茶に連れて行ってくれました。
〖少し酔いを覚まして。〗
「すみません、少し楽になりました、すみません。」
時計を見ながら答える私、宏美さんが頼んでくれたらしいコーヒーがテーブルの上に差し出されました。それで私はまた、「すみません。」を連呼していました。私は若い女性に醜態を見せてしまったことが恥ずかしいのです。
水を一気に飲み干し、コーヒーに手を伸ばし一口啜ると、すぐに皿にカップを戻しました。
元々とコーヒーは好んで飲む方で無かった私は、コーヒーの熱さも手伝って、そのカップをまた手にすることは無かった。それでも水を3杯程飲んだころには、多少酔いも冷めて来た。
〖顔色が良くなってきましたね。〗
「助かりました。すみません。」と、また私は謝っている。
〖そろそろ帰りましょうか?〗
その時の私には、一回り近く年の違う宏美さんに醜態をさらしたという思いから、まともに顔を上げることが出来ません。通りに出てタクシーを待つ間、正気を取り戻し始めた私は、宏美さんに丁寧に感謝の意を伝えると、〖篠田さん、気にしないで下さい、詳しいことは知りませんが、辛い気持ちは良くわかります。〗
宏美さんと飲んでいる間、私は妻の不貞に関する事を知らず知らずに話していたのかも知れません、いや誰かに聞いてもらいたく、間接的に伝えていたのかも知れません。空車が一台停まりました。宏美さんを先に乗せます。その発車間際に、タクシーのウインドーが下がり宏美さんが言葉を掛けてくれました。
〖頑張ってください、私で良ければいつでもお付き合いします。〗と云ってくれる。
「ありがとう。」
タクシーは走り去り、深々と頭を下げた私の目から涙がこぼれ落ちた。
2015/05/30
カウンターを含め15席程度の店内は、既に2、3席を残し満員状態、三嶋雅美さんと私(篠田隆弘)は入店してから10分位は取り留めの無い話をしていると、店のドアが開き女性が一人入ってきました。
〚宏美!〛
〖お姉ちゃん!〗
「あっ深田(宏美)さんじゃないですか。」
〚知っているんですか妹を?〛
「仕事の関係で、ちょっと。」
驚いたことに、私も面識のある女性だったのです。そして、三嶋(旧姓:深田)雅美さんの妹だったのです。小さな市ですが、偶然というものは恐ろしいものです。宏美さんは同じ系列の販売店に勤める、いわば私の同業者でした。
その後もう一人女性が入って来ましたが、それは妹さんの連れでした。連れの女性は、三嶋さんとはかなり親しいようで、私たちのテーブルに座った瞬間から何の抵抗も無く会話をしていて、私は必然的に妹の宏美さんと話をするしかなかった。元々、今日の目的は済んでおり、宏美さんとの会話は新鮮味を感じることが出来たのも事実である。
彼女とは、店舗も近いと言うことからメーカーのイベントなどでも度々話す機会があったため、飲みながら話をしていると、杓子定規な話からプライベートの話に移行するには、時間を必要とはしなかった。宏美さんが妻の千遥(ちはる)と私の関係に微妙な役割を持ってくるのは、それから間もなくの事でした。
会話も弾み時間を忘れて、宏美さんと飲み続けていた。〚篠田さん、そろそろ、お開きにしませんか?〛私はかなり飲みすぎていたようでしたが、三嶋さんの問いかけに返事をして、マスターに会計を済ませ店を出ました、三人に挨拶をして少し歩き始めた時、不覚にも吐き気を覚え道路脇で戻してしまいました。
私の吐き気も治まったころ、背中を摩る手に気づき、「すみません。」と振り返るとそこには、今別れたばかりの宏美さんが、中腰の彼女は眉尻を下げて私の顔を覗き込んでいます。宏美さんは、後ろから私の肘を掴むように支えてくれて、深夜喫茶に連れて行ってくれました。
〖少し酔いを覚まして。〗
「すみません、少し楽になりました、すみません。」
時計を見ながら答える私、宏美さんが頼んでくれたらしいコーヒーがテーブルの上に差し出されました。それで私はまた、「すみません。」を連呼していました。私は若い女性に醜態を見せてしまったことが恥ずかしいのです。
水を一気に飲み干し、コーヒーに手を伸ばし一口啜ると、すぐに皿にカップを戻しました。
元々とコーヒーは好んで飲む方で無かった私は、コーヒーの熱さも手伝って、そのカップをまた手にすることは無かった。それでも水を3杯程飲んだころには、多少酔いも冷めて来た。
〖顔色が良くなってきましたね。〗
「助かりました。すみません。」と、また私は謝っている。
〖そろそろ帰りましょうか?〗
その時の私には、一回り近く年の違う宏美さんに醜態をさらしたという思いから、まともに顔を上げることが出来ません。通りに出てタクシーを待つ間、正気を取り戻し始めた私は、宏美さんに丁寧に感謝の意を伝えると、〖篠田さん、気にしないで下さい、詳しいことは知りませんが、辛い気持ちは良くわかります。〗
宏美さんと飲んでいる間、私は妻の不貞に関する事を知らず知らずに話していたのかも知れません、いや誰かに聞いてもらいたく、間接的に伝えていたのかも知れません。空車が一台停まりました。宏美さんを先に乗せます。その発車間際に、タクシーのウインドーが下がり宏美さんが言葉を掛けてくれました。
〖頑張ってください、私で良ければいつでもお付き合いします。〗と云ってくれる。
「ありがとう。」
タクシーは走り去り、深々と頭を下げた私の目から涙がこぼれ落ちた。
2015/05/30
短Ⅱ5《幸せって?》その1
短Ⅱ5《幸せって?》その1
(原題:エッチやりたかったでしょ? 投稿者・投稿日:不明)
勤務先に部は違うのだけど綺麗な子がいます。名前は犬塚天音(いぬづか・あまね)といいます。ショートの黒髪が似合っていて、良く着て来るデニムのショートパンツから出る足が萌える健康系です。その天音が、僕(加瀬翔真:しょうま)にいつも良くしてくれている部の先輩、羽田岳人(はだ・がくと)と付き合っているのを知って驚きました。なぜなら先輩には、他に彼女がいたし、僕を何度もナンパに連れて行ってくれたりしていたので、その時はショックでした。
そんな僕だが、あるきっかけで天音の親友を紹介してもらい、福崎瑠璃子(ふくざき・るりこ)と交際を始めると天音との距離が縮まり、四人一緒に遊ぶ事が増えました。
羽田先輩は、背が高くモテ期絶頂で女遊びをやめません。瑠璃子に〚天音が可哀想だから先輩に注意してくれない。〛と頼まれたが、僕は今もナンパに連れて行ってもらったりしていたので、適当に受け流しました。(それよりもナンパのことが瑠璃子にバレる方がコワカッタ・・・。)
数日前、僕たちの部で行われた新人歓迎の後、終電を逃して先輩の家に泊まりに行くと、天音がいました。天音は週末に決まって泊まりに来ていたので特に珍しい事ではありませんでした。一緒に連れてきた新人の佐藤光大(こうた)と、4人でさらに飲む事になりました。
光大は、男ばかりの学校を卒業したばかりで、女性と付き合ったことが無く、可愛い天音をかなり気に入ったようで〚天音さんって綺麗ですね。〛などと褒めていると、唐突に先輩が天音に〔光大の相手をしてやれ!〕と言い出しました。僕は冗談だと思い口をはせめず、天音も笑いながら嫌がっていましたが、先輩はマジです。僕は、どうなるのか見ていましたが、天音は不機嫌になり始めました。
そこで、先輩は天音を寝室に連れて行きましたが、すぐには戻って来ませんでした。僕が光大を見てると、実現するかなと期待を持っているようです。《聞いた話では光大は童貞ですが、そこそこイケていると思うので努力さえすれば、問題なく彼女が出来ると思います。》
しばらくして羽田先輩が光大を呼びに来ました。僕は、天音がOKしたのが信じられなくて、先輩に「やめませんか。」と云いましたが2人は寝室へ消えていきました。
すぐに先輩だけが戻ってきました。「天音ちゃんはOKしたんですか?」と訊くと、〔おれの言う事をどれだけ聞くか調べたいだけだ。〕そうです。僕が「先輩は天音ちゃんと別れるんですか?」って聞きましたが、〔天音が光大とやるのも、おれと付き合うのも強要はしない。〕という答えでした。
2015/05/29
(原題:エッチやりたかったでしょ? 投稿者・投稿日:不明)
勤務先に部は違うのだけど綺麗な子がいます。名前は犬塚天音(いぬづか・あまね)といいます。ショートの黒髪が似合っていて、良く着て来るデニムのショートパンツから出る足が萌える健康系です。その天音が、僕(加瀬翔真:しょうま)にいつも良くしてくれている部の先輩、羽田岳人(はだ・がくと)と付き合っているのを知って驚きました。なぜなら先輩には、他に彼女がいたし、僕を何度もナンパに連れて行ってくれたりしていたので、その時はショックでした。
そんな僕だが、あるきっかけで天音の親友を紹介してもらい、福崎瑠璃子(ふくざき・るりこ)と交際を始めると天音との距離が縮まり、四人一緒に遊ぶ事が増えました。
羽田先輩は、背が高くモテ期絶頂で女遊びをやめません。瑠璃子に〚天音が可哀想だから先輩に注意してくれない。〛と頼まれたが、僕は今もナンパに連れて行ってもらったりしていたので、適当に受け流しました。(それよりもナンパのことが瑠璃子にバレる方がコワカッタ・・・。)
数日前、僕たちの部で行われた新人歓迎の後、終電を逃して先輩の家に泊まりに行くと、天音がいました。天音は週末に決まって泊まりに来ていたので特に珍しい事ではありませんでした。一緒に連れてきた新人の佐藤光大(こうた)と、4人でさらに飲む事になりました。
光大は、男ばかりの学校を卒業したばかりで、女性と付き合ったことが無く、可愛い天音をかなり気に入ったようで〚天音さんって綺麗ですね。〛などと褒めていると、唐突に先輩が天音に〔光大の相手をしてやれ!〕と言い出しました。僕は冗談だと思い口をはせめず、天音も笑いながら嫌がっていましたが、先輩はマジです。僕は、どうなるのか見ていましたが、天音は不機嫌になり始めました。
そこで、先輩は天音を寝室に連れて行きましたが、すぐには戻って来ませんでした。僕が光大を見てると、実現するかなと期待を持っているようです。《聞いた話では光大は童貞ですが、そこそこイケていると思うので努力さえすれば、問題なく彼女が出来ると思います。》
しばらくして羽田先輩が光大を呼びに来ました。僕は、天音がOKしたのが信じられなくて、先輩に「やめませんか。」と云いましたが2人は寝室へ消えていきました。
すぐに先輩だけが戻ってきました。「天音ちゃんはOKしたんですか?」と訊くと、〔おれの言う事をどれだけ聞くか調べたいだけだ。〕そうです。僕が「先輩は天音ちゃんと別れるんですか?」って聞きましたが、〔天音が光大とやるのも、おれと付き合うのも強要はしない。〕という答えでした。
2015/05/29
中10〚新しい夫婦の形〛3章第2話 18
中10〚新しい夫婦の形〛3章第2話 18
妻(希美)の告白から一カ月が経過した。あれから僕(益岡健人)は毎晩のように希美(のぞみ)から話を聞きだし、そして興奮し、妻を何度も抱いた。
「5人もの男とどんな体位でセックスしたんだ?」
「一番感じた体位は?」
「セックスの最中はどんな会話をした?」
「一晩でどれだけ逝かされたのか?実際にどこを愛撫された?」
「絶頂を迎えた時はどんな声を出した?」
「口の中で射精されたときは飲み込んだのか?」
「どんなふうにあそこを触られた?」
僕は希美とのセックスの最中に数え切れないほどの質問をする。そして、同じ質問も何度もした。そのたびに妻は嫌な顔を一つもせずにそれらの質問に答えてくれる。それによって、僕の抑えようとしても湧いてくる嫉妬心からの怒りはおさまっていくのだった。
二カ月が経ち、僕の感情がだいぶ落ち着いてきた頃、突然あの園部君から連絡が入った。
《この前の出張が終わってから百瀬さんの様子が変わった気がするのですが、何かあったのですか?》僕が電話に出ると、園部君は唐突に切り出してきた。
「変わった?」僕は平静を装って彼にそう答えた。《ええ、どうもそんな気がするんです。その後の出張も、なんだか避けているようですし・・。》って言うのです。「出張を避けている?」希美とはなぜか仕事のことは話していなかった。妻の情事の話は繰り返し訊きだしていたが、これからについては何一つ話し合っていなかったのだ。
園部君が《いや、出張を避けているのかな?・・・それより何か・・三宅さんや高山さんを避けているような・・・僕の取越し苦労かもしれませんが。須藤は何もなかったと言っていますけど、やっぱり何かあったのかと・・・すみません、僕が気にすることじゃないですよね。》貴重な情報をもたらしてくれた。
確かにこの二カ月間で僕たちの夫婦関係は一変した。普段あまり感情を表に出さない冷静な妻であっても、見ている人にはわかる変化があったのだろう。「いや、気にしてくれてありがとう。そうだ、園部君、金曜日の晩はひまかい?暇なら飲みにでも行かないか?」
僕は園部君にどう言おうか決めかねたので、とりあえず時間を作り、今後妻のことをどうするかじっくり考えてから、園部君を利用できるのならそうしようと考えて飲みに誘ってみた。《はいっ、いいですよ。僕も益岡さんとじっくり話したいと思っていたので・・・。》
すぐに園部君は誘いに乗ってくる。「わかった、じゃあ場所と時間は後でメールするよ。」そう言って僕は電話を切ったが、彼と会って実際何を話そうかずいぶんと迷った。結局答えが見つからないまま、園部君との約束の日になった。僕は何も考えずに園部君と会うことにした。
2015/05/29
妻(希美)の告白から一カ月が経過した。あれから僕(益岡健人)は毎晩のように希美(のぞみ)から話を聞きだし、そして興奮し、妻を何度も抱いた。
「5人もの男とどんな体位でセックスしたんだ?」
「一番感じた体位は?」
「セックスの最中はどんな会話をした?」
「一晩でどれだけ逝かされたのか?実際にどこを愛撫された?」
「絶頂を迎えた時はどんな声を出した?」
「口の中で射精されたときは飲み込んだのか?」
「どんなふうにあそこを触られた?」
僕は希美とのセックスの最中に数え切れないほどの質問をする。そして、同じ質問も何度もした。そのたびに妻は嫌な顔を一つもせずにそれらの質問に答えてくれる。それによって、僕の抑えようとしても湧いてくる嫉妬心からの怒りはおさまっていくのだった。
二カ月が経ち、僕の感情がだいぶ落ち着いてきた頃、突然あの園部君から連絡が入った。
《この前の出張が終わってから百瀬さんの様子が変わった気がするのですが、何かあったのですか?》僕が電話に出ると、園部君は唐突に切り出してきた。
「変わった?」僕は平静を装って彼にそう答えた。《ええ、どうもそんな気がするんです。その後の出張も、なんだか避けているようですし・・。》って言うのです。「出張を避けている?」希美とはなぜか仕事のことは話していなかった。妻の情事の話は繰り返し訊きだしていたが、これからについては何一つ話し合っていなかったのだ。
園部君が《いや、出張を避けているのかな?・・・それより何か・・三宅さんや高山さんを避けているような・・・僕の取越し苦労かもしれませんが。須藤は何もなかったと言っていますけど、やっぱり何かあったのかと・・・すみません、僕が気にすることじゃないですよね。》貴重な情報をもたらしてくれた。
確かにこの二カ月間で僕たちの夫婦関係は一変した。普段あまり感情を表に出さない冷静な妻であっても、見ている人にはわかる変化があったのだろう。「いや、気にしてくれてありがとう。そうだ、園部君、金曜日の晩はひまかい?暇なら飲みにでも行かないか?」
僕は園部君にどう言おうか決めかねたので、とりあえず時間を作り、今後妻のことをどうするかじっくり考えてから、園部君を利用できるのならそうしようと考えて飲みに誘ってみた。《はいっ、いいですよ。僕も益岡さんとじっくり話したいと思っていたので・・・。》
すぐに園部君は誘いに乗ってくる。「わかった、じゃあ場所と時間は後でメールするよ。」そう言って僕は電話を切ったが、彼と会って実際何を話そうかずいぶんと迷った。結局答えが見つからないまま、園部君との約束の日になった。僕は何も考えずに園部君と会うことにした。
2015/05/29
長B《妻とおじさん 第21回》
長B《妻とおじさん 第21回》
テーブルを囲んで、ワインを飲んでいた妻の真希(まき)は、グラスを持ったまま、立ち上がりソファーに腰掛けました。『ふぅーーー。』ひとつ、大きくため息をつきました・・そして・・・白いうなじを後ろに反らせソファーの背もたれに頭をのせました。
そんな真希をおじさんと私(新堂栄一)
は、目で追っていました。
『おじさん・・本当?』
《ン?なんだ?。真希ちゃん。酔っただか?》
うなじを反らセーターまま、真希は答えました。
『酔ってなんかないわ。おじさん。本当に、私を想像しながら、してるの?・・』
《エッ?。ソンナ・・》おじさんは小さな声で私に《バカ。》
私も立ち上がり真希の隣に座りました。妻の手からグラスをとり、テーブルに戻します。
『おじさん。私、怒っているんじゃないの。本当ならうれしい。』
《ェッ?。》
『想像だけでいいの?・・いいよ。私・・おじさんになら・・。』
《ェッ!。なに言ってるだ。真希ちゃん。酔ってるだよ。そっただこと。いけねぇ。ごめん。オラが。》
慌てたおじさんの言葉は完全に方言になっていました。そして私は、確信の持てなかった成り行きに、真希が決心したことを知ります。
『見たくないの?・・おじさんは?』
《いゃ。そっただ。いゃ。真希ちゃん。》
『どっち?・・どっちなの?』
《そりゃ。見てぇょ。だども。俺みてぇなもんに。もったいないべさ。》
おじさんの言葉を聞いた真希は、腕を伸ばし私の首に回しました。真希の目は潤んでいました。涙のあとのように・・・。真希の方から唇を押し当ててきました・・ワインの甘い香りがして、息は熱く、胸のふくらみは、大きく波打っていました。
《・・・・・・》無言でおじさんは私たちを見つめていました。
真希は、いつになく、狂おしいほどに唇を求めてきました。私は唇をあずけたまま、Vネックのセーターの上から胸をやさしく撫で回しました。しばらく、唇を真希にあずけていた私は、真希から逃れ。耳を甘噛みし、白いうなじから、反り返ったのど元へと舌を這わせていきました。
『ハァーーーーー』ため息とも・・・吐息とも・・・・シーンとした部屋の中では私の愛撫する舌先の音だけが。チュッ。チュッ。チュッ。と。いつしか、私の手はVネックのセーターをもぐりブラジャーの中まで。硬くしこる乳首を指先でつまんでいました。
『ァン!ァッ!ぁぁーー』
体をピクつかせ、真希は敏感に反応します。
『ハァーハァー。アッ!。アッ!。』
真希の白い胸元が徐々にピンク色に染まってゆきます。そして真希の手が。いつしか私の勃起を握りしめていました。無意識に・・。Vネックのセーターをゆっくりまくりあげ。ブラジャーだけの真希をおじさんに晒しました。
2015/05/29
テーブルを囲んで、ワインを飲んでいた妻の真希(まき)は、グラスを持ったまま、立ち上がりソファーに腰掛けました。『ふぅーーー。』ひとつ、大きくため息をつきました・・そして・・・白いうなじを後ろに反らせソファーの背もたれに頭をのせました。
そんな真希をおじさんと私(新堂栄一)
は、目で追っていました。
『おじさん・・本当?』
《ン?なんだ?。真希ちゃん。酔っただか?》
うなじを反らセーターまま、真希は答えました。
『酔ってなんかないわ。おじさん。本当に、私を想像しながら、してるの?・・』
《エッ?。ソンナ・・》おじさんは小さな声で私に《バカ。》
私も立ち上がり真希の隣に座りました。妻の手からグラスをとり、テーブルに戻します。
『おじさん。私、怒っているんじゃないの。本当ならうれしい。』
《ェッ?。》
『想像だけでいいの?・・いいよ。私・・おじさんになら・・。』
《ェッ!。なに言ってるだ。真希ちゃん。酔ってるだよ。そっただこと。いけねぇ。ごめん。オラが。》
慌てたおじさんの言葉は完全に方言になっていました。そして私は、確信の持てなかった成り行きに、真希が決心したことを知ります。
『見たくないの?・・おじさんは?』
《いゃ。そっただ。いゃ。真希ちゃん。》
『どっち?・・どっちなの?』
《そりゃ。見てぇょ。だども。俺みてぇなもんに。もったいないべさ。》
おじさんの言葉を聞いた真希は、腕を伸ばし私の首に回しました。真希の目は潤んでいました。涙のあとのように・・・。真希の方から唇を押し当ててきました・・ワインの甘い香りがして、息は熱く、胸のふくらみは、大きく波打っていました。
《・・・・・・》無言でおじさんは私たちを見つめていました。
真希は、いつになく、狂おしいほどに唇を求めてきました。私は唇をあずけたまま、Vネックのセーターの上から胸をやさしく撫で回しました。しばらく、唇を真希にあずけていた私は、真希から逃れ。耳を甘噛みし、白いうなじから、反り返ったのど元へと舌を這わせていきました。
『ハァーーーーー』ため息とも・・・吐息とも・・・・シーンとした部屋の中では私の愛撫する舌先の音だけが。チュッ。チュッ。チュッ。と。いつしか、私の手はVネックのセーターをもぐりブラジャーの中まで。硬くしこる乳首を指先でつまんでいました。
『ァン!ァッ!ぁぁーー』
体をピクつかせ、真希は敏感に反応します。
『ハァーハァー。アッ!。アッ!。』
真希の白い胸元が徐々にピンク色に染まってゆきます。そして真希の手が。いつしか私の勃起を握りしめていました。無意識に・・。Vネックのセーターをゆっくりまくりあげ。ブラジャーだけの真希をおじさんに晒しました。
2015/05/29
短32【無防備】第3回
短32【無防備】第3回
しかし、実はこのとき渡辺部長は私達の行為に気づいていたのです。そして2週間後、妻の咲羽(さわ)はこの部長のペニスを咥(くわ)えることになるのです。寝ていたとはいえ、上司の前で咲羽を抱いた興奮は相当なものでした。それまでは月に1~2回ぐらいしかなかった夫婦生活だったのに・・・週末からの三連休は毎晩のように楽しみました。
私(君永勝也)は休み明けにいつものように出社します。部長の顔を見ると金曜夜の出来事がよみがえります。昼休み、ふいに部長が、〔このあいだは、いいものを見せてもらったよ。〕言いました。《バレていた!?》私は激しく動揺しました。
仕事が手につかないまま仕事が終わると、私は部長に〔ちょっと付き合えよ!〕と飲みに誘われました。そして、部長から〔驚いたよ。君の奥さん(咲羽)の胸がわたし(部長)の顔の上にあったときに目が覚めたよ。でも興奮もした。〕と聞かされます。
それで私は正直な気持ちを部長に話しました。「妻(咲羽)を視姦されると興奮すること・・ しかし、妻(咲羽)にそのことは知られたくないこと・・。」を部長に告白してしまいます。すると、部長も〔(私の)咲羽を以前から抱きたいと思っていたこと・・咲羽を思い自慰行為を何度もしたことがあること・・。〕正直(いや露骨)に私に告げたのでした。
そして私達はある計画を行うことを話し合いました。《それは、前回のように部長が酔いつぶれ寝たふりをする。その間に私は後ろ手に咲羽を拘束し目隠しをする。そして私が咲羽を抱くふりをして、実際は部長が咲羽を抱くというものです。》ただ、部長が咲羽を抱くにいたるかどうかは流れを見ながら慎重に、あくまでも妻にバレないようにするのが大前提です。
2週間後、場所は私の家です。家に招いた部長が予定通り酔いつぶれて寝たふりをします。 私は前回のように咲羽の胸を撫で始めました。前回と同じような状況で咲羽を抱くので、今回はスムーズです。
咲羽の息が荒くなったのを見計らい、私は後ろ手に両手を拘束し妻の自由を奪いました。『ちょっとぉ~、ここでは・・。』って躊躇する咲羽の声を無視してアイマスクをします。『ね・・やだ、こわいよぉ~。』って呟く咲羽に「大丈夫だよ。こっちの方が興奮するだろ?」
アイマスクを咲羽にすると、部長はすでに目を開けていました。そして部長は音を立てないように咲羽の体に近づき、顔を乳房の目の前まで寄せています。この異様な光景に私の股間はギンギンになりました。《これまで想像の世界だけで視姦されていた私の愛する咲羽が、今目の前でさえない部長に現実として視姦されているのです。》
しばらくすると咲羽が小声で言いました。『・・って・・。』私が、「なに? 聞こえないよ?」と言うと、咲羽は『・・触って・・。』と言いました。「部長に触ってもらうか?」と私が言うと、『えっ、起きてるの!?』と咲羽が驚きの声を出す。「寝てるよ、ただその方がお前が興奮するかなと思ってさ。」と私は咲羽を妄想の世界に誘(いざな)う。
2015/05/29
しかし、実はこのとき渡辺部長は私達の行為に気づいていたのです。そして2週間後、妻の咲羽(さわ)はこの部長のペニスを咥(くわ)えることになるのです。寝ていたとはいえ、上司の前で咲羽を抱いた興奮は相当なものでした。それまでは月に1~2回ぐらいしかなかった夫婦生活だったのに・・・週末からの三連休は毎晩のように楽しみました。
私(君永勝也)は休み明けにいつものように出社します。部長の顔を見ると金曜夜の出来事がよみがえります。昼休み、ふいに部長が、〔このあいだは、いいものを見せてもらったよ。〕言いました。《バレていた!?》私は激しく動揺しました。
仕事が手につかないまま仕事が終わると、私は部長に〔ちょっと付き合えよ!〕と飲みに誘われました。そして、部長から〔驚いたよ。君の奥さん(咲羽)の胸がわたし(部長)の顔の上にあったときに目が覚めたよ。でも興奮もした。〕と聞かされます。
それで私は正直な気持ちを部長に話しました。「妻(咲羽)を視姦されると興奮すること・・ しかし、妻(咲羽)にそのことは知られたくないこと・・。」を部長に告白してしまいます。すると、部長も〔(私の)咲羽を以前から抱きたいと思っていたこと・・咲羽を思い自慰行為を何度もしたことがあること・・。〕正直(いや露骨)に私に告げたのでした。
そして私達はある計画を行うことを話し合いました。《それは、前回のように部長が酔いつぶれ寝たふりをする。その間に私は後ろ手に咲羽を拘束し目隠しをする。そして私が咲羽を抱くふりをして、実際は部長が咲羽を抱くというものです。》ただ、部長が咲羽を抱くにいたるかどうかは流れを見ながら慎重に、あくまでも妻にバレないようにするのが大前提です。
2週間後、場所は私の家です。家に招いた部長が予定通り酔いつぶれて寝たふりをします。 私は前回のように咲羽の胸を撫で始めました。前回と同じような状況で咲羽を抱くので、今回はスムーズです。
咲羽の息が荒くなったのを見計らい、私は後ろ手に両手を拘束し妻の自由を奪いました。『ちょっとぉ~、ここでは・・。』って躊躇する咲羽の声を無視してアイマスクをします。『ね・・やだ、こわいよぉ~。』って呟く咲羽に「大丈夫だよ。こっちの方が興奮するだろ?」
アイマスクを咲羽にすると、部長はすでに目を開けていました。そして部長は音を立てないように咲羽の体に近づき、顔を乳房の目の前まで寄せています。この異様な光景に私の股間はギンギンになりました。《これまで想像の世界だけで視姦されていた私の愛する咲羽が、今目の前でさえない部長に現実として視姦されているのです。》
しばらくすると咲羽が小声で言いました。『・・って・・。』私が、「なに? 聞こえないよ?」と言うと、咲羽は『・・触って・・。』と言いました。「部長に触ってもらうか?」と私が言うと、『えっ、起きてるの!?』と咲羽が驚きの声を出す。「寝てるよ、ただその方がお前が興奮するかなと思ってさ。」と私は咲羽を妄想の世界に誘(いざな)う。
2015/05/29
中14〖恋に恋した妻〗Part9
中14〖恋に恋した妻〗Part9
妻の咲希(さき)のメールがかなりくだけてきたので、僕(波戸真一)はもう少し突っ込んだ質問を考えてそのメールを哲平に送らせた。
Q〔今までの経験人数は?〕 A『秘密。』
Q〔一番気持ちよかった人?〕 A『秘密。』
Q〔ぼく(哲平)は何番目くらいに良かった?〕 A『本当馬鹿だね。基準がわかんないけど多分結構上位だと思うよ。』
Q〔先輩は何番?〕 A『怒るよ馬鹿!』
Q〔ぼくと先輩どっちが上?〕 A『そんなの比べられません。』
Q〔先輩のHで不満なところは?〕 A『無いよそんなの。あ~でもな~、う~ん。実はちょっとだけある。』
Q〔なに?〕 A『秘密。大したことじゃないよ。』
Q〔正直何年も一緒だとHは飽きないの?〕 A『あたしはそうでもないよ。』
Q〔じゃあ何が不満?〕 A『いい加減仕事したら。』
あくまで“H”に関してのみだが、僕の微妙な評価に落胆するも同時に興奮してしまう。今まで被虐趣味があるなんて思ってもいなかったのに、そんな自分が可笑しくてしょうがなかった。とにかく咲希は、あくまでメールだけの関係という事に安心して、哲平に心を少しずつ開いていったようだった。
そんなある日、哲平が体調不良で会社を休んだ。僕が昼過ぎくらいに哲平に電話をすると、〔割ともう元気になりました。〕とのこと。大きな案件を終えたばかりだったので、もしかしたらサボりだったのかもしれない。哲平は基本的に真面目なのだが、有給休暇はきっちり消化していくタイプだ。
僕にはこの状況を想定して、前から暖めていたアイデアがあった。〖それは妻の咲希を哲平のお見舞いに行かせる。〗というもの。まさか本当に実践できる機会があるとは思っていなかったので、僕は思わず小さくガッツポーズをした。本当に風邪をこじらせていたなら、咲希に伝染はさせたくないので絶対に行かせなかったけれど・・。
早速咲希に電話をする。「もしもし。今日って昼間は用事ある?」って訊いてみる。『無いよ。なんで?』断りづらいように、先にフリーという言質を取っておく。「あのさ、哲平が寝込んじゃってさ。悪いけど様子見に行ってやってくんない?」
おそらく忘れ物を届けてほしいとか、そんなことを予想していたのだろう。咲希の反応『・・・。え?」と戸惑いを隠せないものだった。「なんか結構しんどいらしくてさ。嫌ならいいけど。」後で考えると、咲希は僕の「嫌ならいいけど」に過剰に反応してしまったのかもしれない。
《断ることで逆に怪しまれるんじゃないか?》それは流石に僕の考えすぎかもしれないが、とにかく咲希は僕の申し出を了承して、電話を切った直後、哲平から、咲希とのメールのやり取りが転送されてきた。
『寝込んでいるの?』
〔はい。〕
『御飯は食べたの?』
〔まだです。〕
『旦那に頼まれたから御飯くらい作りに行ってあげるよ。』
〔マジですか?〕
『でもただのお見舞いだから、勘違いしないでね。』
〔わかっていますよ。ありがとうございます。〕
『風邪なの?』
〔いや、違うと思うけど、ちょっとダルくて。〕
『食べ物のリクエストはある?』
〔大分良くなったので。お任せします。〕
メールのやり取りが終わったのが丁度昼休憩が終る頃だった。その1時間後に咲希から僕にメールが届く。≪今河野君のアパート着いたよ!≫さらに30分後に、≪御飯作って食べさせたから、もう帰るね。≫と事務的なメールだった。
2015/05/28
妻の咲希(さき)のメールがかなりくだけてきたので、僕(波戸真一)はもう少し突っ込んだ質問を考えてそのメールを哲平に送らせた。
Q〔今までの経験人数は?〕 A『秘密。』
Q〔一番気持ちよかった人?〕 A『秘密。』
Q〔ぼく(哲平)は何番目くらいに良かった?〕 A『本当馬鹿だね。基準がわかんないけど多分結構上位だと思うよ。』
Q〔先輩は何番?〕 A『怒るよ馬鹿!』
Q〔ぼくと先輩どっちが上?〕 A『そんなの比べられません。』
Q〔先輩のHで不満なところは?〕 A『無いよそんなの。あ~でもな~、う~ん。実はちょっとだけある。』
Q〔なに?〕 A『秘密。大したことじゃないよ。』
Q〔正直何年も一緒だとHは飽きないの?〕 A『あたしはそうでもないよ。』
Q〔じゃあ何が不満?〕 A『いい加減仕事したら。』
あくまで“H”に関してのみだが、僕の微妙な評価に落胆するも同時に興奮してしまう。今まで被虐趣味があるなんて思ってもいなかったのに、そんな自分が可笑しくてしょうがなかった。とにかく咲希は、あくまでメールだけの関係という事に安心して、哲平に心を少しずつ開いていったようだった。
そんなある日、哲平が体調不良で会社を休んだ。僕が昼過ぎくらいに哲平に電話をすると、〔割ともう元気になりました。〕とのこと。大きな案件を終えたばかりだったので、もしかしたらサボりだったのかもしれない。哲平は基本的に真面目なのだが、有給休暇はきっちり消化していくタイプだ。
僕にはこの状況を想定して、前から暖めていたアイデアがあった。〖それは妻の咲希を哲平のお見舞いに行かせる。〗というもの。まさか本当に実践できる機会があるとは思っていなかったので、僕は思わず小さくガッツポーズをした。本当に風邪をこじらせていたなら、咲希に伝染はさせたくないので絶対に行かせなかったけれど・・。
早速咲希に電話をする。「もしもし。今日って昼間は用事ある?」って訊いてみる。『無いよ。なんで?』断りづらいように、先にフリーという言質を取っておく。「あのさ、哲平が寝込んじゃってさ。悪いけど様子見に行ってやってくんない?」
おそらく忘れ物を届けてほしいとか、そんなことを予想していたのだろう。咲希の反応『・・・。え?」と戸惑いを隠せないものだった。「なんか結構しんどいらしくてさ。嫌ならいいけど。」後で考えると、咲希は僕の「嫌ならいいけど」に過剰に反応してしまったのかもしれない。
《断ることで逆に怪しまれるんじゃないか?》それは流石に僕の考えすぎかもしれないが、とにかく咲希は僕の申し出を了承して、電話を切った直後、哲平から、咲希とのメールのやり取りが転送されてきた。
『寝込んでいるの?』
〔はい。〕
『御飯は食べたの?』
〔まだです。〕
『旦那に頼まれたから御飯くらい作りに行ってあげるよ。』
〔マジですか?〕
『でもただのお見舞いだから、勘違いしないでね。』
〔わかっていますよ。ありがとうございます。〕
『風邪なの?』
〔いや、違うと思うけど、ちょっとダルくて。〕
『食べ物のリクエストはある?』
〔大分良くなったので。お任せします。〕
メールのやり取りが終わったのが丁度昼休憩が終る頃だった。その1時間後に咲希から僕にメールが届く。≪今河野君のアパート着いたよ!≫さらに30分後に、≪御飯作って食べさせたから、もう帰るね。≫と事務的なメールだった。
2015/05/28
長P『目覚めていく妻』 第4話
長P『目覚めていく妻』 第4話
それから妻の瑞穂(みずほ)とセックスするときに「今日もジロジロ見られたのか?」って訊くようになり、瑞穂も『見られたよ・・・エッチな目で・・ね。』と答えるようになって来ました。私(清水一成:かずなり)は妻の言葉を聞いてより一層興奮するようになって行くのです。
ある週の水曜日くらいだったと思うのですが、瑞穂から、『今週の金曜日に彩ちゃんのママとスポーツクラブのお友達と一緒に食事へ行ってきてもいい?』と訊かれました。それで私が「久しぶりに楽しんでくればいいよ。俺もその日、会社の飲み会があるから香奈と理奈の食事の用意だけしてやればいいんじゃないか。」返事をすると、妻は嬉しそうに『そうするわ。』と答えて家事を続けました。
金曜日の午後5時を過ぎた頃、まだ仕事をしている私の携帯に瑞穂から、≪今から行ってきます。≫と短いメールが届きました。私はそれに返信をすることもなく、自分の飲み会の時間までに仕事を終えることに必死でした。
会社の飲み会が終わり家に帰ろうとするときに、また瑞穂から≪少し遅くなるけど、いいかな?≫とメールが届いたので、今度は≪ゆっくり楽しんで来ていいよ。≫と返事を送りました。私が家に着いたのは日付が変わった12時過ぎでした。娘たちはそれぞれ自分の部屋みたいです。さっとシャワーを浴びて、ビールを呑みながらテレビの深夜番組を見ていたら午前1時過ぎ頃に妻が戻って来ました。
『ただいまぁ~。』瑞穂は少し酔っているようです。驚いたことに妻の格好は超ミニではありませんでしたが一応ミニスカートって丈のスカートを履いていました。
「おかえり。楽しかったか?」と私は声を掛けます。
『うん!楽しかったよぉ~。』
「そっか じゃぁよかったね。」
『うんうん。』
「それよりミニなんて履くようになったんだ?」
『あぁ~これね。理奈(次女)の借りちゃった(照)。』
少し照れながら妻は『シャワーしてくる。』と言い残しフラフラしながら浴室へと向います。
暫くして私は中々出て来ない瑞穂が心配になり、浴室へと行くと脱衣所に座り込み、『気分わる~い。』と真っ青な顔をしている妻がいました。
『もう少しここにいる。』とその場で涼んでいると気分がましになった瑞穂は『ありがとう。だいぶましになったから寝るね。』と言い残し寝室へと。私が、ふと脱衣カゴを見るとそこには瑞穂が脱ぎ捨てた黒の下着の上下がありました。
黒の下着・・・それもこんなにセクシーなもの・・・直ぐに《妻が浮気を!》と私の頭の中に浮かび、慌てて妻の下着を裏返し見て見るとそんなに汚れはありませんでした。少しホッとした気持ちで妻のいる寝室に向かい、私も寝ようとしたときにベッド脇に置いてあった妻の携帯が鳴りました。《こんな夜更けに誰だ?親戚の不幸か?》
携帯の外側の小さな液晶に“着信江崎さん”と表示されています。《えっ!あの江崎?》携帯の呼び出し音が何度もしますが、瑞穂は起きる気配がありません。私は迷いましたが、妻の携帯を手に取り、「もしもし。」と電話に出ました。
〔あ・・・夜分に申し訳ありません。清水さんの携帯ですよね?〕
聞こえてきた声は、私が想像していたよりも低い声で、見た目の年齢よりも若く聞こえる声でした。
「はい。そうですがどちら様でしょうか?」
〔清水さんのご主人様ですか?夜分に突然のお電話申し訳ありません。わたくし奥様とスポーツクラブでご一緒させていただいております江崎と申します。〕
妻の瑞穂にしつこくお茶を誘う男は慌てた様子もなく、落ち着いた声でそう言いました。
「妻は寝ていますが何か御用ですか?」と私は冷たく応対をする。
〔あの~先ほどまでスポーツクラブでご一緒させていただいてる方々と食事をしていたのですが、奥様が少し気分悪そうだったもので無事にお宅に戻られたかと思い連絡させていただいたのですが、お宅に戻られているのでしたらそれで結構です。夜分に申し訳ありませんでした。では失礼します。〕
江崎はそう言って電話を切りました。
色々と聞きたいこともあったのですが、江崎は用件を云うと一方的に電話を切ってしまいました。傍らの妻を見るとスースーと軽い寝息を立てて眠っています。私は妻に近づき布団をゆっくりとめくってみると、Tシャツに白のパンティだけの姿でした。布団をめくったときに瑞穂は『う~ん』と言いながら寝返りを打ちますが、今浮気をして帰ってきたようには感じられませんでした。
2015/05/28
それから妻の瑞穂(みずほ)とセックスするときに「今日もジロジロ見られたのか?」って訊くようになり、瑞穂も『見られたよ・・・エッチな目で・・ね。』と答えるようになって来ました。私(清水一成:かずなり)は妻の言葉を聞いてより一層興奮するようになって行くのです。
ある週の水曜日くらいだったと思うのですが、瑞穂から、『今週の金曜日に彩ちゃんのママとスポーツクラブのお友達と一緒に食事へ行ってきてもいい?』と訊かれました。それで私が「久しぶりに楽しんでくればいいよ。俺もその日、会社の飲み会があるから香奈と理奈の食事の用意だけしてやればいいんじゃないか。」返事をすると、妻は嬉しそうに『そうするわ。』と答えて家事を続けました。
金曜日の午後5時を過ぎた頃、まだ仕事をしている私の携帯に瑞穂から、≪今から行ってきます。≫と短いメールが届きました。私はそれに返信をすることもなく、自分の飲み会の時間までに仕事を終えることに必死でした。
会社の飲み会が終わり家に帰ろうとするときに、また瑞穂から≪少し遅くなるけど、いいかな?≫とメールが届いたので、今度は≪ゆっくり楽しんで来ていいよ。≫と返事を送りました。私が家に着いたのは日付が変わった12時過ぎでした。娘たちはそれぞれ自分の部屋みたいです。さっとシャワーを浴びて、ビールを呑みながらテレビの深夜番組を見ていたら午前1時過ぎ頃に妻が戻って来ました。
『ただいまぁ~。』瑞穂は少し酔っているようです。驚いたことに妻の格好は超ミニではありませんでしたが一応ミニスカートって丈のスカートを履いていました。
「おかえり。楽しかったか?」と私は声を掛けます。
『うん!楽しかったよぉ~。』
「そっか じゃぁよかったね。」
『うんうん。』
「それよりミニなんて履くようになったんだ?」
『あぁ~これね。理奈(次女)の借りちゃった(照)。』
少し照れながら妻は『シャワーしてくる。』と言い残しフラフラしながら浴室へと向います。
暫くして私は中々出て来ない瑞穂が心配になり、浴室へと行くと脱衣所に座り込み、『気分わる~い。』と真っ青な顔をしている妻がいました。
『もう少しここにいる。』とその場で涼んでいると気分がましになった瑞穂は『ありがとう。だいぶましになったから寝るね。』と言い残し寝室へと。私が、ふと脱衣カゴを見るとそこには瑞穂が脱ぎ捨てた黒の下着の上下がありました。
黒の下着・・・それもこんなにセクシーなもの・・・直ぐに《妻が浮気を!》と私の頭の中に浮かび、慌てて妻の下着を裏返し見て見るとそんなに汚れはありませんでした。少しホッとした気持ちで妻のいる寝室に向かい、私も寝ようとしたときにベッド脇に置いてあった妻の携帯が鳴りました。《こんな夜更けに誰だ?親戚の不幸か?》
携帯の外側の小さな液晶に“着信江崎さん”と表示されています。《えっ!あの江崎?》携帯の呼び出し音が何度もしますが、瑞穂は起きる気配がありません。私は迷いましたが、妻の携帯を手に取り、「もしもし。」と電話に出ました。
〔あ・・・夜分に申し訳ありません。清水さんの携帯ですよね?〕
聞こえてきた声は、私が想像していたよりも低い声で、見た目の年齢よりも若く聞こえる声でした。
「はい。そうですがどちら様でしょうか?」
〔清水さんのご主人様ですか?夜分に突然のお電話申し訳ありません。わたくし奥様とスポーツクラブでご一緒させていただいております江崎と申します。〕
妻の瑞穂にしつこくお茶を誘う男は慌てた様子もなく、落ち着いた声でそう言いました。
「妻は寝ていますが何か御用ですか?」と私は冷たく応対をする。
〔あの~先ほどまでスポーツクラブでご一緒させていただいてる方々と食事をしていたのですが、奥様が少し気分悪そうだったもので無事にお宅に戻られたかと思い連絡させていただいたのですが、お宅に戻られているのでしたらそれで結構です。夜分に申し訳ありませんでした。では失礼します。〕
江崎はそう言って電話を切りました。
色々と聞きたいこともあったのですが、江崎は用件を云うと一方的に電話を切ってしまいました。傍らの妻を見るとスースーと軽い寝息を立てて眠っています。私は妻に近づき布団をゆっくりとめくってみると、Tシャツに白のパンティだけの姿でした。布団をめくったときに瑞穂は『う~ん』と言いながら寝返りを打ちますが、今浮気をして帰ってきたようには感じられませんでした。
2015/05/28
長J『失くしたもの』第1章⑨
長J『失くしたもの』第1章⑨
5月7日(日)
今年のゴールデンウイークは、カレンダーどおりの休みしか無かったので、いま赴任先のマンションに戻ってきました。2日の夜には息子も帰ってきて、久し振りに親子3人が揃い、妻(菜月)の一件も忘れて楽しい時をすごし、昨日(6日)、息子は戻って行ったので昼間から妻を誘うと、菜月(なつき)は泣き出しそうな顔で頷きましたが、そのような彼女を見て、結局私(平井慶介)がその気になりませんでした。妻に対して嫌悪感のような物があり、菜月を抱ける日が来るのかと少し不安です。
5月12日(金)
仕事から帰ると菜月から電話が有り。
『あなた、ごめんなさい。明日(土曜日)も仕事になってしまいました。明日帰ってきても留守にしていると思います。出来る限り早く帰りますので、お願いします。』
「また休日出勤か?ここのところ、いつ電話しても残業で帰りが遅いみたいだし、お前また変な事をしてないだろうな?」
『本当に仕事です。あなたが心配するような事ばかりでごめんなさい。今凄く忙しくて・・・。あの時に休んでしまって迷惑を掛けているので、断り難くて・・・。』
「仕事なら仕方ないが、俺はまだ完全に信用出来ないでいる。本当に反省しているなら、俺に疑いを持たせるような事は出来るだけはするな。明日の朝帰るから、仕事が終わり次第帰って来いよ。」
『ごめんなさい。早く帰ります。』
土曜日に妻がいないのなら、帰らないでおこうかと思いましたが、菜月を見ないと何か不安で、帰る事にしました。
5月13日(土)
昼前に家へ着いたので、途中のコンビニで買った弁当を食べていると、妻から電話が有り。
『あなた、お昼は何を食べています?コンビニのお弁当?ごめんなさいね。こちらに帰ってきてもそのような物を食べさせて。今課長に誘われて近くの喫茶店で食事しているのですが、残業や休日出勤の事を相談してみたら、あなたに話しがしたいと言うので代わります。』
〔ご主人ですか?課長の野田(真人)と申します。奥様には大変お世話になっております。実はここ数年、新規採用を抑えていたのでどの部署も人手不足になり、残業をしないとどうにも成らない状態でして、お恥ずかしいのですが特にうちの部署が遅れていて、休日出勤までお願いした次第です。ご主人には悪いと思いながらも、ついお願いしてしまいまし
た。ご主人の不満も分かりますが、どうかご無理を願えないかと・・・。ご主人の会社はど
うですか?〕
「私の所も同じで、サービス残業ばかりしております。お聞きとは思いますが、単身赴任をしておりますので、つい不満を言ってしまい恥ずかしい限りです。私もサラリーマンですので事情は分かります。妻のような者で良ければ、宜しくお願いします。わざわざ電話頂き、ありがとうございました。」
私が家に戻って来る時は菜月にいて欲しいのですが、妻の上司から言われれば、こう答える他ありません。菜月が本当に仕事だと分かり、少し気持ちが落ち着きました。妻は午後7時に帰って来たのですが、疲れているのか元気が無く、外食を勧めましたが、『夕食ぐらい手料理を食べてもらいます。』と言って、すぐにキッチンへ行ってしまいました。
2015/05/28
5月7日(日)
今年のゴールデンウイークは、カレンダーどおりの休みしか無かったので、いま赴任先のマンションに戻ってきました。2日の夜には息子も帰ってきて、久し振りに親子3人が揃い、妻(菜月)の一件も忘れて楽しい時をすごし、昨日(6日)、息子は戻って行ったので昼間から妻を誘うと、菜月(なつき)は泣き出しそうな顔で頷きましたが、そのような彼女を見て、結局私(平井慶介)がその気になりませんでした。妻に対して嫌悪感のような物があり、菜月を抱ける日が来るのかと少し不安です。
5月12日(金)
仕事から帰ると菜月から電話が有り。
『あなた、ごめんなさい。明日(土曜日)も仕事になってしまいました。明日帰ってきても留守にしていると思います。出来る限り早く帰りますので、お願いします。』
「また休日出勤か?ここのところ、いつ電話しても残業で帰りが遅いみたいだし、お前また変な事をしてないだろうな?」
『本当に仕事です。あなたが心配するような事ばかりでごめんなさい。今凄く忙しくて・・・。あの時に休んでしまって迷惑を掛けているので、断り難くて・・・。』
「仕事なら仕方ないが、俺はまだ完全に信用出来ないでいる。本当に反省しているなら、俺に疑いを持たせるような事は出来るだけはするな。明日の朝帰るから、仕事が終わり次第帰って来いよ。」
『ごめんなさい。早く帰ります。』
土曜日に妻がいないのなら、帰らないでおこうかと思いましたが、菜月を見ないと何か不安で、帰る事にしました。
5月13日(土)
昼前に家へ着いたので、途中のコンビニで買った弁当を食べていると、妻から電話が有り。
『あなた、お昼は何を食べています?コンビニのお弁当?ごめんなさいね。こちらに帰ってきてもそのような物を食べさせて。今課長に誘われて近くの喫茶店で食事しているのですが、残業や休日出勤の事を相談してみたら、あなたに話しがしたいと言うので代わります。』
〔ご主人ですか?課長の野田(真人)と申します。奥様には大変お世話になっております。実はここ数年、新規採用を抑えていたのでどの部署も人手不足になり、残業をしないとどうにも成らない状態でして、お恥ずかしいのですが特にうちの部署が遅れていて、休日出勤までお願いした次第です。ご主人には悪いと思いながらも、ついお願いしてしまいまし
た。ご主人の不満も分かりますが、どうかご無理を願えないかと・・・。ご主人の会社はど
うですか?〕
「私の所も同じで、サービス残業ばかりしております。お聞きとは思いますが、単身赴任をしておりますので、つい不満を言ってしまい恥ずかしい限りです。私もサラリーマンですので事情は分かります。妻のような者で良ければ、宜しくお願いします。わざわざ電話頂き、ありがとうございました。」
私が家に戻って来る時は菜月にいて欲しいのですが、妻の上司から言われれば、こう答える他ありません。菜月が本当に仕事だと分かり、少し気持ちが落ち着きました。妻は午後7時に帰って来たのですが、疲れているのか元気が無く、外食を勧めましたが、『夕食ぐらい手料理を食べてもらいます。』と言って、すぐにキッチンへ行ってしまいました。
2015/05/28
長O「淫らな妻へ」第5話
長O「淫らな妻へ」第5話
パートに出る妻(川端真由美 43歳)が念入りに化粧をし、新しい下着を身につけ、外出用の洋服で身支度するのを見るだけでも、私(川端正巳 46歳)は勤務先での男たちとの関係の状況が気になって仕方がありません。でも、妻にそれを聞くより妻の雰囲気の変貌や態度の変化を楽しみながら想像してプロセスを感じたいのが今の時期なのです。
今週は私の仕事が早く終わる週ですので、今日も午後6時過ぎには帰宅できました。予想に反して妻の真由美もすでに帰宅していたのです。
『おかえりなさい。』
「ただいま、今日は残業なかったの?」
『ええ、〔連日だと家の方のこともあるだろうから。〕って、課長さんが気を遣ってくれたの、皆さんは残業だから少し気がかりでしたけど・・。』
「まあ、そこまで気遣いをしなくても、パートなんだからいいんじゃないか?」
私なりに妻にブレーキをかける言葉を返したつもりでしたけど、真面目な妻には逆効果だったかもしれません。
真由美は昔から責任感が強く中途半端なことができない性格でしたので、たぶん明日は残業するだろうと思います。何処(どこ)と言って特に彼女に著しい変化があるわけではないのですが、残業まで頼まれる主婦パートの心理はどうなのでしょうか?真由美の気持ちの中で次第に勤務先のことが膨らんでいる感じがしてしまいます。
今朝、妻の様子は特に化粧が濃くなったりはありませんでしたけど、白いブラウスは新調したものでした。スカートは勤務用に買ったグレー系のものでパンティーラインが強調されるほどでもなく、下着も新しいものらしかったですけどベージュ系の落ち着いた感じのものでした。
ただ、朝、出かけるとき私が、「あ、今日は大学時代の仲間と飲み会だから遅くなるよ、夕飯はいらないから。」と告げる。すると、真由美がちょうど良かったという雰囲気で、『私も、残業になると思うの。今日までに仕上げなければいけない仕事があるみたいだから。』と言ってキャリアウーマン的な表情になっていました。
その時に、打ち上げのことは一切言わなかったのに、昼過ぎに妻からメールが入ります。≪今日、残業の後で、打ち上げの夕食会に誘われたから行ってきてもいい?≫私は、「誰と誰とで行くんだ?」と聞きたかったのですけど、平静を装って、≪いいよ、こっちもゆっくりして帰るから、気にしないでいいよ。≫と文章を作成して、送信ボタンを押す前に少し迷いましたけど、《これでまた一歩進めてしまう。》と分かっていながら送信してしまいました。
《もっと慎重にした方が良かったのでしょうか?》私にとって初めての経験なので、どうしても心配や不安より期待と興奮の方が勝ってしまうのです。妻の真由美には、今はまだ肉体関係までは頭にないと思いますけど、ひょっとしたら気になる男性が出来つつあるのかもしれません。
≪ありがとう、あまり遅くならないようにするから、ごめんなさいね。≫という妻の返信が届いたとき、最後に付け加えられていた『ごめんなさいね』の言葉の中に妻の気持ちが変化しつつあるというか私に対して何らかの後ろめたさを感じている気がして仕方ないのです。
2015/05/27
パートに出る妻(川端真由美 43歳)が念入りに化粧をし、新しい下着を身につけ、外出用の洋服で身支度するのを見るだけでも、私(川端正巳 46歳)は勤務先での男たちとの関係の状況が気になって仕方がありません。でも、妻にそれを聞くより妻の雰囲気の変貌や態度の変化を楽しみながら想像してプロセスを感じたいのが今の時期なのです。
今週は私の仕事が早く終わる週ですので、今日も午後6時過ぎには帰宅できました。予想に反して妻の真由美もすでに帰宅していたのです。
『おかえりなさい。』
「ただいま、今日は残業なかったの?」
『ええ、〔連日だと家の方のこともあるだろうから。〕って、課長さんが気を遣ってくれたの、皆さんは残業だから少し気がかりでしたけど・・。』
「まあ、そこまで気遣いをしなくても、パートなんだからいいんじゃないか?」
私なりに妻にブレーキをかける言葉を返したつもりでしたけど、真面目な妻には逆効果だったかもしれません。
真由美は昔から責任感が強く中途半端なことができない性格でしたので、たぶん明日は残業するだろうと思います。何処(どこ)と言って特に彼女に著しい変化があるわけではないのですが、残業まで頼まれる主婦パートの心理はどうなのでしょうか?真由美の気持ちの中で次第に勤務先のことが膨らんでいる感じがしてしまいます。
今朝、妻の様子は特に化粧が濃くなったりはありませんでしたけど、白いブラウスは新調したものでした。スカートは勤務用に買ったグレー系のものでパンティーラインが強調されるほどでもなく、下着も新しいものらしかったですけどベージュ系の落ち着いた感じのものでした。
ただ、朝、出かけるとき私が、「あ、今日は大学時代の仲間と飲み会だから遅くなるよ、夕飯はいらないから。」と告げる。すると、真由美がちょうど良かったという雰囲気で、『私も、残業になると思うの。今日までに仕上げなければいけない仕事があるみたいだから。』と言ってキャリアウーマン的な表情になっていました。
その時に、打ち上げのことは一切言わなかったのに、昼過ぎに妻からメールが入ります。≪今日、残業の後で、打ち上げの夕食会に誘われたから行ってきてもいい?≫私は、「誰と誰とで行くんだ?」と聞きたかったのですけど、平静を装って、≪いいよ、こっちもゆっくりして帰るから、気にしないでいいよ。≫と文章を作成して、送信ボタンを押す前に少し迷いましたけど、《これでまた一歩進めてしまう。》と分かっていながら送信してしまいました。
《もっと慎重にした方が良かったのでしょうか?》私にとって初めての経験なので、どうしても心配や不安より期待と興奮の方が勝ってしまうのです。妻の真由美には、今はまだ肉体関係までは頭にないと思いますけど、ひょっとしたら気になる男性が出来つつあるのかもしれません。
≪ありがとう、あまり遅くならないようにするから、ごめんなさいね。≫という妻の返信が届いたとき、最後に付け加えられていた『ごめんなさいね』の言葉の中に妻の気持ちが変化しつつあるというか私に対して何らかの後ろめたさを感じている気がして仕方ないのです。
2015/05/27
長G〖救いの手を〗第19回
長G〖救いの手を〗第19回
暫くの間、私(高坂正文)はリビングでTVを見る訳でも無く、何をする訳でも無く、手持ちぶたさの子供が理由無く目の前にある物で遊ぶように、コピーした猥褻な結合写真を見ていました。一枚、二枚、三枚・・・と。何枚目だったでしょうか私の手が止まり、それを見る私の目が釘付けになりました。
後背位から、その長大で極太なペニスがビラビラをめくり上げてヴァギナに深く挿入されている、真下から見上げるようなアングルで写された局部の写真…。後から見て右側の陰唇のビラビラの脇に写る、小さなホクロが二つ…妻である彩矢にも同じ場所にホクロが二つあるのです。
しかし…私の記憶にある二年前までの彩矢のヴァギナとは別物と言わざるを得ない写真に写る卑猥なヴァギナ。充血し肥大した濃いピンクの大玉真珠…ビラビラは厚切りのハムのような厚さになっていて、割れ目などは肛門に向かって信じられないぐらいに伸びているのでした。
でも妻と同じ場所に二連に連なるホクロがあるのです。こんな場所に…それも同じ位置に?私はこれでもかと重なる出来事に、平常心が保てなくなりつつありました。この写真が現在の妻のヴァギナを写した物だとしたら…。
当初はあの10数枚の写真を見る限り、ザーメンを垂れ流すヴァギナを正面からのアングルで写した写真を見た限りは、彩矢のヴァギナでは無いと独りよがりの確信めいた物があっただけに、今一度これらの写真を眺めて、疑惑の一枚を発見してしまった事は痛恨の極みでした。
では、この暴力的とまで思えてしまう、写真に写る巨大なペニスの持ち主は望月の物なのでしょうか? 外国人のペニスと見間違う程の見事な巨根。《おい、おい…質(たち)の悪い冗談…嘘だろ… 望月こんなにデカいのかよ…。》ブツブツと俯き加減で独り言を呟く私。
友人、知人はおろか、AVなどでもこれ程見事なペニスは見た事がありません。《しかし…こんなのでヤラれ続ければ、そりゃアソコの大きさも形も変わるでしょう…。》長さも、太さも私の1.5倍以上はありそうな見事なまでのペニス。
《これじゃ大人と子供だろ?》益々、打ちのめされる私…“ブッ…ブブルッ…ブブルッ…ブルッ…”この時、テーブルに置いた私の携帯電話のバイブレーションが響きます。先程の鍵の業者から、「南京錠の合い鍵をこれから届けに行きます。」との電話でした。
午前中の業者とのやり取りで、合い鍵を持って来る事を急がせた私は、電話口の向こうの業者に丁重にお礼を言い、「届けてくれる合い鍵は新聞受けに入れておいてください。」ってお願いしました。
この鍵の業者からの電話は、ある意味救いの神でした。あのままリビングで土曜日から続いた出来事を考え、思い詰めていれば確実に私の精神は変調をきたしていたのではないかと思われました。それ程までに、この時私は追い詰められていたのです。
37年間の人生で、こんなにも心を引き裂かれるような経験は無かった。きっかけはどうであれ、真実を知りたいが為に自ら望み、進んで行動して得た、ここまでの結果でした。しかもまだこれは現実の入口程度に過ぎない事なのです。我に返った私は、《こんな精神状態では、まともな善後策すら練れない》と、近所のサウナで汗を流し、仮眠を取って仕切り直しする事にしたのでした。
2015/05/27
暫くの間、私(高坂正文)はリビングでTVを見る訳でも無く、何をする訳でも無く、手持ちぶたさの子供が理由無く目の前にある物で遊ぶように、コピーした猥褻な結合写真を見ていました。一枚、二枚、三枚・・・と。何枚目だったでしょうか私の手が止まり、それを見る私の目が釘付けになりました。
後背位から、その長大で極太なペニスがビラビラをめくり上げてヴァギナに深く挿入されている、真下から見上げるようなアングルで写された局部の写真…。後から見て右側の陰唇のビラビラの脇に写る、小さなホクロが二つ…妻である彩矢にも同じ場所にホクロが二つあるのです。
しかし…私の記憶にある二年前までの彩矢のヴァギナとは別物と言わざるを得ない写真に写る卑猥なヴァギナ。充血し肥大した濃いピンクの大玉真珠…ビラビラは厚切りのハムのような厚さになっていて、割れ目などは肛門に向かって信じられないぐらいに伸びているのでした。
でも妻と同じ場所に二連に連なるホクロがあるのです。こんな場所に…それも同じ位置に?私はこれでもかと重なる出来事に、平常心が保てなくなりつつありました。この写真が現在の妻のヴァギナを写した物だとしたら…。
当初はあの10数枚の写真を見る限り、ザーメンを垂れ流すヴァギナを正面からのアングルで写した写真を見た限りは、彩矢のヴァギナでは無いと独りよがりの確信めいた物があっただけに、今一度これらの写真を眺めて、疑惑の一枚を発見してしまった事は痛恨の極みでした。
では、この暴力的とまで思えてしまう、写真に写る巨大なペニスの持ち主は望月の物なのでしょうか? 外国人のペニスと見間違う程の見事な巨根。《おい、おい…質(たち)の悪い冗談…嘘だろ… 望月こんなにデカいのかよ…。》ブツブツと俯き加減で独り言を呟く私。
友人、知人はおろか、AVなどでもこれ程見事なペニスは見た事がありません。《しかし…こんなのでヤラれ続ければ、そりゃアソコの大きさも形も変わるでしょう…。》長さも、太さも私の1.5倍以上はありそうな見事なまでのペニス。
《これじゃ大人と子供だろ?》益々、打ちのめされる私…“ブッ…ブブルッ…ブブルッ…ブルッ…”この時、テーブルに置いた私の携帯電話のバイブレーションが響きます。先程の鍵の業者から、「南京錠の合い鍵をこれから届けに行きます。」との電話でした。
午前中の業者とのやり取りで、合い鍵を持って来る事を急がせた私は、電話口の向こうの業者に丁重にお礼を言い、「届けてくれる合い鍵は新聞受けに入れておいてください。」ってお願いしました。
この鍵の業者からの電話は、ある意味救いの神でした。あのままリビングで土曜日から続いた出来事を考え、思い詰めていれば確実に私の精神は変調をきたしていたのではないかと思われました。それ程までに、この時私は追い詰められていたのです。
37年間の人生で、こんなにも心を引き裂かれるような経験は無かった。きっかけはどうであれ、真実を知りたいが為に自ら望み、進んで行動して得た、ここまでの結果でした。しかもまだこれは現実の入口程度に過ぎない事なのです。我に返った私は、《こんな精神状態では、まともな善後策すら練れない》と、近所のサウナで汗を流し、仮眠を取って仕切り直しする事にしたのでした。
2015/05/27
中18〚目覚め〛パート01
中18〚目覚め〛パート01
(原題:ネトラレ 投稿者:澄夫 投稿日:2011/01/18)
僕(河村澄夫)と瑠璃子(るりこ)は、やっと結婚1年目を迎えた夫婦です。僕達は社内結婚なのだが、瑠璃子は入社当時から評判の美人で少しおっとりしているものの、明るく素直な性格で誰からも好かれる娘。
それに比べて僕は容姿も性格も地味で目立たない存在だったので、瑠璃子と結婚が決まったときは周囲の同僚にかなり驚かれ、「どんな弱み握って脅したんだ。」とかからかわれたり、女性社員の間では都市伝説みたいな「澄夫さんのモノって凄いらしいよ。」という噂が流れた為、僕を見る目が変わった程だった。
人並みのモノしか持ち合せてない僕はちょっと嬉しかったのだが、どうやら瑠璃子は怒っているみたいだった。そんなある日、僕の部署で定年退職する上司の送別会があり、僕はその上司に凄くお世話になっていたので、その日は彼の好きな酒にトコトン付き合うつもりで、瑠璃子にもそう伝えていた。
最初は部署の全社員が参加していたのだが、結局最後まで残ったのは僕とその上司と40才になる先輩女性社員の春田倫子(みちこ)さんの3人だった。その上司も年のせいか酒が弱くなっていて、酔いつぶれて寝てしまう。
春田さんと僕の二人で抱きかかえ、ようやくタクシーに乗せて見送ったのだが、最後に上司が、「尻にタマゴの殻をつけてたお前たちが、よくここまで成長したな。もうオレの会社人生に思い残しは無いよ。今日はアリガトな。」と吐露(とろ:心に思っていることを、隠さずうちあける)したので、僕と春田さんは思わず泣いてしまった。
タクシーを見送ると、なんだか寂しい気持ちが湧いてくる。それは春田さんも同じ気持ちだった様で、もう一軒飲みに行く事にした。・・・そんな感傷的な気持ちが間違いの元だった。
上司も送った事で張り詰めていた気持ちが緩んだのだろうか、僕は次の店であっけなく記憶を無くしたのです。気がつくとラブホテルの部屋で、隣には裸の春田さんがいた・・・僕は一気に酔いが醒め、血の気も引いた。春田さんは仕事の方は出来るが、外見は未来から来たネコ型ロボットの様な体型をした完全なオバさんである。
僕は自分で自分のチャレンジ精神に驚きながらも、急いで春田さんを起こし部屋を出ると、僕は逃げる様に瑠璃子の待つ愛の巣へ帰った。帰ってから、そっと寝室を覗くとラッキーな事に瑠璃子は寝ていたので、ほっとしつつ、そのままそっとリビングに行き、数日前に購入したアメリカのシリーズドラマの第1巻のDVDをプレイヤーに入れ、帰宅途中で買った缶コーヒーを半分飲んでテーブルに置いた。
いかにもな状況を拵えて僕はそれから、ホテルの石鹸の匂いを消す為に風呂に入り、ベッドにもぐりこむと妻の瑠璃子が起きてしまい、朝帰りがバレそうなので、そのままリビングのソファーで眠りました。
2015/05/27
(原題:ネトラレ 投稿者:澄夫 投稿日:2011/01/18)
僕(河村澄夫)と瑠璃子(るりこ)は、やっと結婚1年目を迎えた夫婦です。僕達は社内結婚なのだが、瑠璃子は入社当時から評判の美人で少しおっとりしているものの、明るく素直な性格で誰からも好かれる娘。
それに比べて僕は容姿も性格も地味で目立たない存在だったので、瑠璃子と結婚が決まったときは周囲の同僚にかなり驚かれ、「どんな弱み握って脅したんだ。」とかからかわれたり、女性社員の間では都市伝説みたいな「澄夫さんのモノって凄いらしいよ。」という噂が流れた為、僕を見る目が変わった程だった。
人並みのモノしか持ち合せてない僕はちょっと嬉しかったのだが、どうやら瑠璃子は怒っているみたいだった。そんなある日、僕の部署で定年退職する上司の送別会があり、僕はその上司に凄くお世話になっていたので、その日は彼の好きな酒にトコトン付き合うつもりで、瑠璃子にもそう伝えていた。
最初は部署の全社員が参加していたのだが、結局最後まで残ったのは僕とその上司と40才になる先輩女性社員の春田倫子(みちこ)さんの3人だった。その上司も年のせいか酒が弱くなっていて、酔いつぶれて寝てしまう。
春田さんと僕の二人で抱きかかえ、ようやくタクシーに乗せて見送ったのだが、最後に上司が、「尻にタマゴの殻をつけてたお前たちが、よくここまで成長したな。もうオレの会社人生に思い残しは無いよ。今日はアリガトな。」と吐露(とろ:心に思っていることを、隠さずうちあける)したので、僕と春田さんは思わず泣いてしまった。
タクシーを見送ると、なんだか寂しい気持ちが湧いてくる。それは春田さんも同じ気持ちだった様で、もう一軒飲みに行く事にした。・・・そんな感傷的な気持ちが間違いの元だった。
上司も送った事で張り詰めていた気持ちが緩んだのだろうか、僕は次の店であっけなく記憶を無くしたのです。気がつくとラブホテルの部屋で、隣には裸の春田さんがいた・・・僕は一気に酔いが醒め、血の気も引いた。春田さんは仕事の方は出来るが、外見は未来から来たネコ型ロボットの様な体型をした完全なオバさんである。
僕は自分で自分のチャレンジ精神に驚きながらも、急いで春田さんを起こし部屋を出ると、僕は逃げる様に瑠璃子の待つ愛の巣へ帰った。帰ってから、そっと寝室を覗くとラッキーな事に瑠璃子は寝ていたので、ほっとしつつ、そのままそっとリビングに行き、数日前に購入したアメリカのシリーズドラマの第1巻のDVDをプレイヤーに入れ、帰宅途中で買った缶コーヒーを半分飲んでテーブルに置いた。
いかにもな状況を拵えて僕はそれから、ホテルの石鹸の匂いを消す為に風呂に入り、ベッドにもぐりこむと妻の瑠璃子が起きてしまい、朝帰りがバレそうなので、そのままリビングのソファーで眠りました。
2015/05/27
中6〖不倫の代償〗第1章8話
中6〖不倫の代償〗第1章8話
私は月曜日、会社には「直帰(出先での勤務が終わったら職場に戻らず、そのまま家に帰ること)するから。」と連絡を入れ、妻の会社の前で三嶋雅美さんを待ちました。夕方5時半過ぎ、妻の千遥(ちはる)が会社を出ました、それから待つこと30分して、三嶋さんが出で来ます。私は彼女に近づき声を掛けました。
「三嶋さん。」
〚わっ!びっくりした!如何(どう)したんですか?〛
「これから帰るの?」
〚そう。久保田さんは?〛
「実は三嶋さんを待っていたんだ。」
〚えっ私?〛
「ちょっと聞きたいことが有って、都合悪いかな?」
〚別にかまわないけど、何だか怖いな。(笑)〛
歩きながら、彼女は何の話か執拗に訊いてきましたが、私は話をはぐらかして先日の“蜩(ひぐらし)”に向かいました。店の入り口に近づいて中を見たとき、有ろうことか店の奥まった席に、妻が一人で座っているではありませんか。私は振り向きざま、三嶋さんの肩に両手を添えて、そのまま後ろ向きにさせると、店の中を見られないようにもと来た道に彼女を追い立てます。
〚如何(どう)したんですかしたんですか?〛
「満席でした。」
〚へー、そうだったの!〛
予期せぬ遭遇とは言え、自分の不用意さを反省しながら別の店へと足を運びます。そこの店は私が何度か足を運んだことのある店で、私よりも若い人たち(20~25才位)が集まる店でした。サーファーが多くトロピカルな雰囲気の店で“蜩”とは違い、目抜き通りに近い店にもかかわらず、彼女は抵抗無く付いてきました。
「ここで良かったかな?」
〚私も来たこと有るから!妹もよく来るし。〛
「妹さんいたっけ?」
〚うん。それより、話って何ですか、気になるんですけど?〛
私は、先日二人で飲んだことを、妻の千遥(ちはる)に話したか如何(どう)かを単刀直入に質問をする。彼女から帰ってきた答えは、NOだった。
〚だって、あの時私もちょっと喋り過ぎたし、それに千遥さん焼餅焼きだし、千遥さんにばれちゃいました?〛
「そうじゃないんだけど、まだ隠れて吸っているみたいだから。」
〚そうなんだ、今日のことも内緒が良いかな?〛
「特に問題は無いけど、言う必要も無いかな。」
三嶋さんとの飲み会が、妻の千遥に伝わっていなければ、妻の行動に変化が起こるわけも無い筈である。“妻が焼餅焼き”という言葉には、いささか驚きました。何時(いつ)の時点までなのか、いまだにそうなのかは解りませんでしたが、少なくとも他の男と関係を持つまでの千遥は、同僚から見れば私に対して嫉妬深い女だったのでしょう。
2015/05/27
私は月曜日、会社には「直帰(出先での勤務が終わったら職場に戻らず、そのまま家に帰ること)するから。」と連絡を入れ、妻の会社の前で三嶋雅美さんを待ちました。夕方5時半過ぎ、妻の千遥(ちはる)が会社を出ました、それから待つこと30分して、三嶋さんが出で来ます。私は彼女に近づき声を掛けました。
「三嶋さん。」
〚わっ!びっくりした!如何(どう)したんですか?〛
「これから帰るの?」
〚そう。久保田さんは?〛
「実は三嶋さんを待っていたんだ。」
〚えっ私?〛
「ちょっと聞きたいことが有って、都合悪いかな?」
〚別にかまわないけど、何だか怖いな。(笑)〛
歩きながら、彼女は何の話か執拗に訊いてきましたが、私は話をはぐらかして先日の“蜩(ひぐらし)”に向かいました。店の入り口に近づいて中を見たとき、有ろうことか店の奥まった席に、妻が一人で座っているではありませんか。私は振り向きざま、三嶋さんの肩に両手を添えて、そのまま後ろ向きにさせると、店の中を見られないようにもと来た道に彼女を追い立てます。
〚如何(どう)したんですかしたんですか?〛
「満席でした。」
〚へー、そうだったの!〛
予期せぬ遭遇とは言え、自分の不用意さを反省しながら別の店へと足を運びます。そこの店は私が何度か足を運んだことのある店で、私よりも若い人たち(20~25才位)が集まる店でした。サーファーが多くトロピカルな雰囲気の店で“蜩”とは違い、目抜き通りに近い店にもかかわらず、彼女は抵抗無く付いてきました。
「ここで良かったかな?」
〚私も来たこと有るから!妹もよく来るし。〛
「妹さんいたっけ?」
〚うん。それより、話って何ですか、気になるんですけど?〛
私は、先日二人で飲んだことを、妻の千遥(ちはる)に話したか如何(どう)かを単刀直入に質問をする。彼女から帰ってきた答えは、NOだった。
〚だって、あの時私もちょっと喋り過ぎたし、それに千遥さん焼餅焼きだし、千遥さんにばれちゃいました?〛
「そうじゃないんだけど、まだ隠れて吸っているみたいだから。」
〚そうなんだ、今日のことも内緒が良いかな?〛
「特に問題は無いけど、言う必要も無いかな。」
三嶋さんとの飲み会が、妻の千遥に伝わっていなければ、妻の行動に変化が起こるわけも無い筈である。“妻が焼餅焼き”という言葉には、いささか驚きました。何時(いつ)の時点までなのか、いまだにそうなのかは解りませんでしたが、少なくとも他の男と関係を持つまでの千遥は、同僚から見れば私に対して嫉妬深い女だったのでしょう。
2015/05/27
長E〖妻が好き過ぎて〗第9回
長E〖妻が好き過ぎて〗第9回
慌てて、私(橋内正人)は又襖の方に戻りました。また体が震えてきました。今度は口もガタガタ震えます。妻の実優(みゆ)は友人の栗原の正面に正座していました。
『栗原さん、約束して、これからする事を正人さんには絶対に言わないって!』
〔うん、勿論。〕栗原らしくない、かん高い声になっています。
『私、正人さんを愛しているの。本当に、深く愛しているの。信じてくれる?』
〔勿論、そう思ってる。信じるよ。〕
『だけど、私も何故こんな事するのか判らないの。栗原さん、私が洋服脱ぐところ覗いていたでしょ?あの時、何故止めなかったのか、判らないの。酔っ払っているからしょうがないかとか思ったけど・・・。それから、私が体を洗っている時、目の前にいたわよね。私、ドキッとしたけどなんかそれも止められなくて・・・。そうしたら、栗原さん、変な事始めていたでしょ。何か頭が変になっちゃって、私も変な事しちゃった!』と実優が告白。
『それから、正人さんとセックスしてるとこ、覗いていたでしょ。でも、私、何故か凄く興奮しちゃった。正人さんが寝てからも覗いていたでしょ?私も興奮してワザと裸を見せたりして。お尻をくねらせたりしていたのは、私も悪かったと思う。でも益々興奮しちゃって、舐められてあんなに気持ち良かったのは初めてだし、それがとてもショックだった。愛している正人さんの目の前だったから、よけいにショックだった・・・の。』
ちょっと涙ぐんできた実優を見て、〔ごめん。〕と栗原は、手をついてコクリと頭を下げた。
『ん~ん、謝らなくてイイよ!私も悪いんだから・・・でも、今夜の事、これから始める事は絶対に、絶対に正人さんには内緒にして!約束してね!!』
〔わかった!!〕栗原の声が大きくなって、思わず二人で「シッ!!」と言って笑い合っています。
『それから、もう一つだけ、どんなに興奮しても、絶対に触っちゃダメ!!見るだけなら、言う事聞いてあげるけど、触っちゃダメですよ。わかりました?』
実優の言葉に栗原は真っ赤な顔をして、犬のように首をふっています。妻は大きく深呼吸をすると、スッと立ち上がり、向こうのドアを開けキッチンの前に立ちました。
〔電気を点けてもらってもいい?〕栗原がすかさず注文をつけます。実優が『最初はイヤ!そっちの電気で十分みえますよね?』と拒否をし、向こうを向き、妻は上を見つめ、又大きな深呼吸をしました。そして、今度は両手で体を抱え込む様にして、しゃがみこんでしまいます。
『コワイ!やっぱり怖いよ。』心なしか、妻は震えている様です。それでも栗原が〔ダメだ、おれもう我慢できないよ、本当に見るだけだから・・・お願い、正人には絶対内緒にするから・・・お願い!〕と懇願をした。『ウン。』って実優がおもむろに立ち上がり、向こうを向きながら、頭を下に向け、両手を前に持っていきました。そしてネグリジェのボタンに手を掛けた様です。
2015/05/26
慌てて、私(橋内正人)は又襖の方に戻りました。また体が震えてきました。今度は口もガタガタ震えます。妻の実優(みゆ)は友人の栗原の正面に正座していました。
『栗原さん、約束して、これからする事を正人さんには絶対に言わないって!』
〔うん、勿論。〕栗原らしくない、かん高い声になっています。
『私、正人さんを愛しているの。本当に、深く愛しているの。信じてくれる?』
〔勿論、そう思ってる。信じるよ。〕
『だけど、私も何故こんな事するのか判らないの。栗原さん、私が洋服脱ぐところ覗いていたでしょ?あの時、何故止めなかったのか、判らないの。酔っ払っているからしょうがないかとか思ったけど・・・。それから、私が体を洗っている時、目の前にいたわよね。私、ドキッとしたけどなんかそれも止められなくて・・・。そうしたら、栗原さん、変な事始めていたでしょ。何か頭が変になっちゃって、私も変な事しちゃった!』と実優が告白。
『それから、正人さんとセックスしてるとこ、覗いていたでしょ。でも、私、何故か凄く興奮しちゃった。正人さんが寝てからも覗いていたでしょ?私も興奮してワザと裸を見せたりして。お尻をくねらせたりしていたのは、私も悪かったと思う。でも益々興奮しちゃって、舐められてあんなに気持ち良かったのは初めてだし、それがとてもショックだった。愛している正人さんの目の前だったから、よけいにショックだった・・・の。』
ちょっと涙ぐんできた実優を見て、〔ごめん。〕と栗原は、手をついてコクリと頭を下げた。
『ん~ん、謝らなくてイイよ!私も悪いんだから・・・でも、今夜の事、これから始める事は絶対に、絶対に正人さんには内緒にして!約束してね!!』
〔わかった!!〕栗原の声が大きくなって、思わず二人で「シッ!!」と言って笑い合っています。
『それから、もう一つだけ、どんなに興奮しても、絶対に触っちゃダメ!!見るだけなら、言う事聞いてあげるけど、触っちゃダメですよ。わかりました?』
実優の言葉に栗原は真っ赤な顔をして、犬のように首をふっています。妻は大きく深呼吸をすると、スッと立ち上がり、向こうのドアを開けキッチンの前に立ちました。
〔電気を点けてもらってもいい?〕栗原がすかさず注文をつけます。実優が『最初はイヤ!そっちの電気で十分みえますよね?』と拒否をし、向こうを向き、妻は上を見つめ、又大きな深呼吸をしました。そして、今度は両手で体を抱え込む様にして、しゃがみこんでしまいます。
『コワイ!やっぱり怖いよ。』心なしか、妻は震えている様です。それでも栗原が〔ダメだ、おれもう我慢できないよ、本当に見るだけだから・・・お願い、正人には絶対内緒にするから・・・お願い!〕と懇願をした。『ウン。』って実優がおもむろに立ち上がり、向こうを向きながら、頭を下に向け、両手を前に持っていきました。そしてネグリジェのボタンに手を掛けた様です。
2015/05/26
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第8節8章 62
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第8節8章 62
〖序章〗
ちょうど、自宅に着いた頃に向井さんのスマートフォンからメールが届く。≪今、葵さんは向井さんとベッドの上で69(シックスナイン)しています。僕はちょっと嫌がられましたけどとりあえずホテルで裸を見せてもらいました。スタイル最高!。今、葵さんは全裸です。こんなメールで大丈夫ですか?≫
それは、淳平君からだった。向井さんと違って!?マークとかも文体(口調)とかも違って、何か少し違和感がある。これまでなら、俺も返信はしないけれど、≪これでいいよ。メールありがとう。ホテルで、すぐに裸になったの?≫と返した。
30秒で、≪エレベーターの中で、二人で胸を揉みました。それで、葵さんは部屋に入って即向井さんに連れられてシャワーに入りました。葵さん予想外の可愛さで何かオレもヤバイですw。≫って返信が来た。
なんだかドキュメント番組みたいな報告で、ここら辺が向井さんとは違うなって思った。ただ俺としてはこういうメールもいいなと思う。そして正直興奮はいつも以上だった。
今までならメールが来た時は事前か事後のみだった。今回は途中経過というのか同時進行のメールなので、今までと違う趣なのが、かなり衝撃的ではあった。
よく“喉がカラカラ”って言うけど、俺は“カラカラ”っていうよりは、唇が乾く感じに近いかもしれないと思った。このメールで頭の中がぐるぐる眩暈(めまい)のように回って、不安な状態になる。それから30分の間、メールが途絶えた。《この間も不安が不安を呼んで身悶える。》
30分後に、今度は向井さんからいつもの電話が来た。遠くで『電話してないよね。』って妻の葵(あおい)の息を切らしたみたいな声。近くで向井さんの〔してないしてない。じゃぁ今から電話してもいい?〕って声に続いて〔おれがするからいいだろ?〕が向井さんの声。『駄目だよ。』は葵の声。
葵の『私が電話する。』の後に、〚それじゃあ、ぼくのちんこが大きかったと報告してよ!!〛と、それは淳平君のすごく興奮をしたSっぽい声だった。この時が、不思議と今回一番興奮をしたかもしれない。
というか、俺としては電話の向こうで聞こえる複数のざわめきが異様な感じがした。それに加えて、いつもと違い興奮しきった感じの3人目である淳平君の声が相まっていたと思う。
向井さんと葵の声が近づく音がして、『挿入(い)れちゃ駄目だよ!』『大輔君に電話しなきゃ。』って葵の声の後、〚フリだけフリだけ。〛と淳平君の声、『フリだけじゃないでしょ。なんで?淳平君がコンドームを付けてるの?』って葵が少し慌てた声。『向井さん!それ約束が違うでしょ?!』って葵が強く抗議をしている。
その瞬間、向井さんが優しく〔葵ちゃん、淳平にもいいだろ?〕と諭す声に、葵が諦めた感じで『わかった。だから大輔君との電話中は絶対に、変な事はしないでね!』、〔いいよ、おれはあっちへ行くから。〕で、葵が『うん。』って言って、その直後に向井さんの〔オッケー。〕って声に続いて、向井さんの移動の音と、それと同時に『あ、ああんっ!』って葵の完全な喘ぎ声が聞こえてくる。
2015/05/26
〖序章〗
ちょうど、自宅に着いた頃に向井さんのスマートフォンからメールが届く。≪今、葵さんは向井さんとベッドの上で69(シックスナイン)しています。僕はちょっと嫌がられましたけどとりあえずホテルで裸を見せてもらいました。スタイル最高!。今、葵さんは全裸です。こんなメールで大丈夫ですか?≫
それは、淳平君からだった。向井さんと違って!?マークとかも文体(口調)とかも違って、何か少し違和感がある。これまでなら、俺も返信はしないけれど、≪これでいいよ。メールありがとう。ホテルで、すぐに裸になったの?≫と返した。
30秒で、≪エレベーターの中で、二人で胸を揉みました。それで、葵さんは部屋に入って即向井さんに連れられてシャワーに入りました。葵さん予想外の可愛さで何かオレもヤバイですw。≫って返信が来た。
なんだかドキュメント番組みたいな報告で、ここら辺が向井さんとは違うなって思った。ただ俺としてはこういうメールもいいなと思う。そして正直興奮はいつも以上だった。
今までならメールが来た時は事前か事後のみだった。今回は途中経過というのか同時進行のメールなので、今までと違う趣なのが、かなり衝撃的ではあった。
よく“喉がカラカラ”って言うけど、俺は“カラカラ”っていうよりは、唇が乾く感じに近いかもしれないと思った。このメールで頭の中がぐるぐる眩暈(めまい)のように回って、不安な状態になる。それから30分の間、メールが途絶えた。《この間も不安が不安を呼んで身悶える。》
30分後に、今度は向井さんからいつもの電話が来た。遠くで『電話してないよね。』って妻の葵(あおい)の息を切らしたみたいな声。近くで向井さんの〔してないしてない。じゃぁ今から電話してもいい?〕って声に続いて〔おれがするからいいだろ?〕が向井さんの声。『駄目だよ。』は葵の声。
葵の『私が電話する。』の後に、〚それじゃあ、ぼくのちんこが大きかったと報告してよ!!〛と、それは淳平君のすごく興奮をしたSっぽい声だった。この時が、不思議と今回一番興奮をしたかもしれない。
というか、俺としては電話の向こうで聞こえる複数のざわめきが異様な感じがした。それに加えて、いつもと違い興奮しきった感じの3人目である淳平君の声が相まっていたと思う。
向井さんと葵の声が近づく音がして、『挿入(い)れちゃ駄目だよ!』『大輔君に電話しなきゃ。』って葵の声の後、〚フリだけフリだけ。〛と淳平君の声、『フリだけじゃないでしょ。なんで?淳平君がコンドームを付けてるの?』って葵が少し慌てた声。『向井さん!それ約束が違うでしょ?!』って葵が強く抗議をしている。
その瞬間、向井さんが優しく〔葵ちゃん、淳平にもいいだろ?〕と諭す声に、葵が諦めた感じで『わかった。だから大輔君との電話中は絶対に、変な事はしないでね!』、〔いいよ、おれはあっちへ行くから。〕で、葵が『うん。』って言って、その直後に向井さんの〔オッケー。〕って声に続いて、向井さんの移動の音と、それと同時に『あ、ああんっ!』って葵の完全な喘ぎ声が聞こえてくる。
2015/05/26
長J『失くしたもの』第1章⑧
長J『失くしたもの』第1章⑧
4月22日(土)
今日の午後、鈴木健一と話し合うために妻の菜月(なつき)と朝早く赴任先を発ち、午前中に家に着きました。妻を家に残して、私(平井慶介)1人で鈴木の家に行くつもりでしたが、彼から電話があって、〚謝罪に行きたい。〛と申し出がありました。私は彼が言うように、謝罪する方が来るのが礼儀だと思い、提案を受け入れました。
午後1時位に鈴木はやって来ましたが、私が上がるように言っても、土間で土下座をしたまま顔も上げません。どうにか部屋に通しても、妻の菜月とは目を合わせる事も無く、また土下座をして謝罪の言葉を繰り返しています。妻も彼と目を合わせる事も無いのですが、時々心配そうな目で、彼の方を見る事はありました。
私は彼が少しでも逆らったり、逆切れしたりした時は勤務している学校へも行き、徹底的にやるつもりでしたが、私がどんなに罵声を浴びせても、その度に謝罪する姿を見ていて、彼の事を許さなければ仕方が無いのかと思い始めていました。
〚お金で済む問題とは思っていませんが、ここに百万預かってきました。もう二度と連絡もとりません。会う事もしません。約束しますのでどうか今回の事はこれで許して下さい。お願いします。誓約書も書きます。お願いします。〛
「預かってきた?」
〚いいえ、違います。緊張していて言い間違いました。すみません。〛
教師になって1、2年で百万円は、楽な金額では無いと思い、誠実さも少し分かって、彼を許さなければ仕方ないと思いました。
4月23日(日)
許したと言っても、やはり妻と彼の事が気になり、今日も朝から質問ばかりしていました。
「どうして俺とはキスすら拒んだ?」
『ごめんなさい。どんな理由があっても私の身体は汚れてしまいました。こんな身体では申し訳なくて。あなたに悪くて・・・それで・・・。』
菜月は質問する度に泣いて謝りましたが、気になる事は全て聞いて、早く忘れるように努力しようと思います。
4月29日(土・祝)
今日は祭日(昭和の日)ですが、赴任先のマンションに1人でいます。自宅には連休後半の5月2日(火)の夜に戻るつもりです。結局、妻の菜月には、勤めを続けさせる事にしました。仕事を続けさせる事は、経済的な理由も有りましたが、妻の精神的な事も考えて、今までの生活に戻るのが1番良いと判断したからです。あの時は興奮して、「子供や両親に全て話す。」と言いましたが、それをしてしまっては妻の居場所が無くなり、本当に死んでしまい兼ねないのと思ったからです。
昼ごろ自宅へ電話をしましたが、妻は出なかったので携帯に電話すると、そこは浮気していた時に聞こえていたのと同じBGMが聞こえています。
「今何処にいる?また会っているのじゃ無いだろうな?」
『違います。連絡したとおり今日は仕事です。今昼休みで近くの喫茶店にみんなで来ています。本当です。信じてください。信用出来ないのなら、今課長と代わります。』
「いや。そこまではいい。」
自分が休みだったので、妻が休日出勤なのを忘れていました。それでも念の為に鈴木から聞いておいた携帯に電話すると、〚今日は子供達の部活を看ている。〛と言われ、確かに子供達の声も聞こえていました。妻を1人残してきても、妻の様子とあの男の態度を見る限り、接触を持つ事は無いと信じている積もりでしたが、まだ日が浅いせいか完全には信用出来ないでいます。
2015/05/25
4月22日(土)
今日の午後、鈴木健一と話し合うために妻の菜月(なつき)と朝早く赴任先を発ち、午前中に家に着きました。妻を家に残して、私(平井慶介)1人で鈴木の家に行くつもりでしたが、彼から電話があって、〚謝罪に行きたい。〛と申し出がありました。私は彼が言うように、謝罪する方が来るのが礼儀だと思い、提案を受け入れました。
午後1時位に鈴木はやって来ましたが、私が上がるように言っても、土間で土下座をしたまま顔も上げません。どうにか部屋に通しても、妻の菜月とは目を合わせる事も無く、また土下座をして謝罪の言葉を繰り返しています。妻も彼と目を合わせる事も無いのですが、時々心配そうな目で、彼の方を見る事はありました。
私は彼が少しでも逆らったり、逆切れしたりした時は勤務している学校へも行き、徹底的にやるつもりでしたが、私がどんなに罵声を浴びせても、その度に謝罪する姿を見ていて、彼の事を許さなければ仕方が無いのかと思い始めていました。
〚お金で済む問題とは思っていませんが、ここに百万預かってきました。もう二度と連絡もとりません。会う事もしません。約束しますのでどうか今回の事はこれで許して下さい。お願いします。誓約書も書きます。お願いします。〛
「預かってきた?」
〚いいえ、違います。緊張していて言い間違いました。すみません。〛
教師になって1、2年で百万円は、楽な金額では無いと思い、誠実さも少し分かって、彼を許さなければ仕方ないと思いました。
4月23日(日)
許したと言っても、やはり妻と彼の事が気になり、今日も朝から質問ばかりしていました。
「どうして俺とはキスすら拒んだ?」
『ごめんなさい。どんな理由があっても私の身体は汚れてしまいました。こんな身体では申し訳なくて。あなたに悪くて・・・それで・・・。』
菜月は質問する度に泣いて謝りましたが、気になる事は全て聞いて、早く忘れるように努力しようと思います。
4月29日(土・祝)
今日は祭日(昭和の日)ですが、赴任先のマンションに1人でいます。自宅には連休後半の5月2日(火)の夜に戻るつもりです。結局、妻の菜月には、勤めを続けさせる事にしました。仕事を続けさせる事は、経済的な理由も有りましたが、妻の精神的な事も考えて、今までの生活に戻るのが1番良いと判断したからです。あの時は興奮して、「子供や両親に全て話す。」と言いましたが、それをしてしまっては妻の居場所が無くなり、本当に死んでしまい兼ねないのと思ったからです。
昼ごろ自宅へ電話をしましたが、妻は出なかったので携帯に電話すると、そこは浮気していた時に聞こえていたのと同じBGMが聞こえています。
「今何処にいる?また会っているのじゃ無いだろうな?」
『違います。連絡したとおり今日は仕事です。今昼休みで近くの喫茶店にみんなで来ています。本当です。信じてください。信用出来ないのなら、今課長と代わります。』
「いや。そこまではいい。」
自分が休みだったので、妻が休日出勤なのを忘れていました。それでも念の為に鈴木から聞いておいた携帯に電話すると、〚今日は子供達の部活を看ている。〛と言われ、確かに子供達の声も聞こえていました。妻を1人残してきても、妻の様子とあの男の態度を見る限り、接触を持つ事は無いと信じている積もりでしたが、まだ日が浅いせいか完全には信用出来ないでいます。
2015/05/25
長D「私の愛妻物語」(温泉編⑤)24
長D「私の愛妻物語」(温泉編⑤)24
夕食は広間で他の客に混じって食べたかったのですが、妻の望未(のぞみ)が希望するので部屋食になりました。どこにでもありそうな会席料理で、とりたててうまくもまずくもありません。ビールで乾杯した後、2人で日本酒の熱燗を数本飲みました。食べ終わった後は何もすることがありません。まだ宵の口なのに何だか寂しい気分になってきました。
望未も『やっぱり、別の温泉を探せばよかったね。』などとつまらなそうです。私(後藤賢一)は混浴を目当てにこの旅館を選んだのですが、望未は混浴に入るつもりはなさそうです。あのトイレを覗いた事件?で望未を激怒させていたこともあり、私も強気に出ることはできませんでした。
急に決まった旅行で、十分な“作戦”を練ってこなかったことを私は後悔しました。今回は失敗。あきらめ気分でぼんやりと窓の外の温泉街を眺めると、スナックのネオンが連なって、一見にぎやかそうですが、人通りはまばらでした。たまに浴衣を着た男性客が歩いていくのが見えます。男性の団体客なら少しは楽しい温泉街なのかもしれません。
そんなことを考えていると、その一角に大き目の派手な看板があるのが目にとまります。それはストリップ劇場の看板でした。「なあ、ちょっとその辺ぶらぶらしてみないか? まだ早いし、どんな街なのか見てみようよ。」ストリップ劇場の看板を見つけた私は、望未に提案をしました。『そうね。ここでテレビ見ていてもしょうがないし、ちょっと食べ過ぎたみたいだから、少し歩こうかしら。』
望未も退屈していたらしく、私の提案に素直に応じてくれました。私はミニスカートに着替えて散歩してほしかったのですが、そこまでは言えません。まだ肌寒い時期だったので、浴衣の上に半纏を羽織って温泉街に繰り出しました。
旅館の窓から眺めた時より人通りは多く感じましたが、やはり寂れた温泉街でした。スナックや居酒屋が何軒かは並んでいますが、あまり賑わってはいないようです。望未が『何だか、侘しくなるわね。』などと言いながら、物珍しそうに街を眺めていました。
10分ほど歩いたころ、ストリップ劇場の看板が見えてきます。「あれっ、ストリップ劇場があるじゃん。いかにもこの温泉らしいよな。どんな雰囲気なんだろう?」私は今気づいたようなふりをして、望未に言いました。『ホントだね。こういう温泉にはやっぱりあるんだね。』望未も少しは関心があるようです。「ちょっと近くまで行ってみようよ。」それで私は望未の手を引いて、ストリップ劇場のほうに向かいました。
『あなたもストリップって見たことあるの?どんな雰囲気なの?女でも見に行く人っているのかしら?』望未も好奇心にかられて、劇場に向かいながら、いろいろと私に質問してきました。私は「学生時代に男友達と何度か行ったことがあり、結構明るい雰囲気で女性客も1、2割はいた。」ことなどを説明しました。
劇場の前に着くと、浴衣姿の男性4、5人連れが中に入っていくのが見えます。古ぼけたビルに、けばけばしい黄色い看板。この温泉街にぴったりのたたずまいでした。「俺たちもちょっとのぞいてみない?俺、こんな温泉のストリップは見たことないから、社会勉強のために・・。」と誘うと、『そんな社会勉強なんて、私はいいわよ。あなたもそんな言い訳しないで、はっきり見たいって言えばいいのに。』って望未の顔は笑っていました。
「ごめん。俺、見てみたい。1人でもいいけど、できればきみも一緒に。」
『しょうがないわねえ。暇つぶしにちょっと入ってもいいけど、変な雰囲気だったら、すぐ帰るからね。』望未は私が旅館でつまらなそうにしているのを感じて、気を使ってくれたのかもしれません。私たちはチケットを買い、劇場の中に入りました。
2015/05/25
夕食は広間で他の客に混じって食べたかったのですが、妻の望未(のぞみ)が希望するので部屋食になりました。どこにでもありそうな会席料理で、とりたててうまくもまずくもありません。ビールで乾杯した後、2人で日本酒の熱燗を数本飲みました。食べ終わった後は何もすることがありません。まだ宵の口なのに何だか寂しい気分になってきました。
望未も『やっぱり、別の温泉を探せばよかったね。』などとつまらなそうです。私(後藤賢一)は混浴を目当てにこの旅館を選んだのですが、望未は混浴に入るつもりはなさそうです。あのトイレを覗いた事件?で望未を激怒させていたこともあり、私も強気に出ることはできませんでした。
急に決まった旅行で、十分な“作戦”を練ってこなかったことを私は後悔しました。今回は失敗。あきらめ気分でぼんやりと窓の外の温泉街を眺めると、スナックのネオンが連なって、一見にぎやかそうですが、人通りはまばらでした。たまに浴衣を着た男性客が歩いていくのが見えます。男性の団体客なら少しは楽しい温泉街なのかもしれません。
そんなことを考えていると、その一角に大き目の派手な看板があるのが目にとまります。それはストリップ劇場の看板でした。「なあ、ちょっとその辺ぶらぶらしてみないか? まだ早いし、どんな街なのか見てみようよ。」ストリップ劇場の看板を見つけた私は、望未に提案をしました。『そうね。ここでテレビ見ていてもしょうがないし、ちょっと食べ過ぎたみたいだから、少し歩こうかしら。』
望未も退屈していたらしく、私の提案に素直に応じてくれました。私はミニスカートに着替えて散歩してほしかったのですが、そこまでは言えません。まだ肌寒い時期だったので、浴衣の上に半纏を羽織って温泉街に繰り出しました。
旅館の窓から眺めた時より人通りは多く感じましたが、やはり寂れた温泉街でした。スナックや居酒屋が何軒かは並んでいますが、あまり賑わってはいないようです。望未が『何だか、侘しくなるわね。』などと言いながら、物珍しそうに街を眺めていました。
10分ほど歩いたころ、ストリップ劇場の看板が見えてきます。「あれっ、ストリップ劇場があるじゃん。いかにもこの温泉らしいよな。どんな雰囲気なんだろう?」私は今気づいたようなふりをして、望未に言いました。『ホントだね。こういう温泉にはやっぱりあるんだね。』望未も少しは関心があるようです。「ちょっと近くまで行ってみようよ。」それで私は望未の手を引いて、ストリップ劇場のほうに向かいました。
『あなたもストリップって見たことあるの?どんな雰囲気なの?女でも見に行く人っているのかしら?』望未も好奇心にかられて、劇場に向かいながら、いろいろと私に質問してきました。私は「学生時代に男友達と何度か行ったことがあり、結構明るい雰囲気で女性客も1、2割はいた。」ことなどを説明しました。
劇場の前に着くと、浴衣姿の男性4、5人連れが中に入っていくのが見えます。古ぼけたビルに、けばけばしい黄色い看板。この温泉街にぴったりのたたずまいでした。「俺たちもちょっとのぞいてみない?俺、こんな温泉のストリップは見たことないから、社会勉強のために・・。」と誘うと、『そんな社会勉強なんて、私はいいわよ。あなたもそんな言い訳しないで、はっきり見たいって言えばいいのに。』って望未の顔は笑っていました。
「ごめん。俺、見てみたい。1人でもいいけど、できればきみも一緒に。」
『しょうがないわねえ。暇つぶしにちょっと入ってもいいけど、変な雰囲気だったら、すぐ帰るからね。』望未は私が旅館でつまらなそうにしているのを感じて、気を使ってくれたのかもしれません。私たちはチケットを買い、劇場の中に入りました。
2015/05/25
短Ⅱ4『おこらへん?』その①
短Ⅱ4『おこらへん?』その①
(原題:妻を愛してる 投稿者:神崎 投稿日:2012/03/21)
私(森下清:きよし40歳)の妻(森下千草:ちぐさ)は37歳になるいたって普通の主婦です。唯一妻のことを自慢できるとすれば、ジャージやスエットを普段から着るのではなく、身なりはきちっとしていてくれるタイプということです。清楚な雰囲気のワンピースやブラウスにスカートが多く、パンプスやヒール、夏場は生脚にヒールの高いサンダルなどです。
ただ年頃の中学生の娘がいるということもあり、狭い自宅では千草と愛し合えないのが私の不満でもありました。そんなこともあり月に2度程、土曜日の昼間に妻を呼び出してランチデートし、そのあとはラブホテルで夫婦の行為をするというのが、私達のおきまりになっていきました。
まぁデートと言ってもホテルのレストランや話題になっているカフェなどでランチして、私は車なので飲みませんが、妻は強くはないもののグラスビールやワインなどを二杯程度飲みながら食事を楽しみます。こんなひとときの時間が夫婦のプチ贅沢な楽しみになり、そんな生活がしばらく続きました。
もうひとつ私が楽しみにしているのは、妻の千草が.下着にも気を配るようになったことです。決してエロくはないのですが、色は派手になりました。そして今ではふたりで下着を買いにいくまでになります。やがて妻とのデートには毎回ではありませんが、下着や身につけるワンピースやブラウスなどを一緒にショッピングすることが、コースになります。
千草もそういうのがとても嬉しいのか、以前より増して綺麗になってゆく気がします。そして買った服や下着は必ず寝室でプチファッションショーをしてくれます。だから、『あなたこれどうかしら?』と妻に言われるとまた買ってあげたくなります。多少の出費は痛いですが、私は大の“妻フェチ”であると思います。
私はクラブやキャバクラには余程の付き合いでない限り行くことはありません。だから、《妻にお金を使うならいいかな。》と自分で変に納得しています。
ところで、“妻フェチ”な私だが、変な性癖があって・・妻をほかの人に自慢したい観てほしいという気持ちが・・それに最近綺麗になってきたことも・・千草も新しい服で一緒に歩くことが気にいっているみたいで、もちろん異性の視線を感じているはずです。
2015/05/25
(原題:妻を愛してる 投稿者:神崎 投稿日:2012/03/21)
私(森下清:きよし40歳)の妻(森下千草:ちぐさ)は37歳になるいたって普通の主婦です。唯一妻のことを自慢できるとすれば、ジャージやスエットを普段から着るのではなく、身なりはきちっとしていてくれるタイプということです。清楚な雰囲気のワンピースやブラウスにスカートが多く、パンプスやヒール、夏場は生脚にヒールの高いサンダルなどです。
ただ年頃の中学生の娘がいるということもあり、狭い自宅では千草と愛し合えないのが私の不満でもありました。そんなこともあり月に2度程、土曜日の昼間に妻を呼び出してランチデートし、そのあとはラブホテルで夫婦の行為をするというのが、私達のおきまりになっていきました。
まぁデートと言ってもホテルのレストランや話題になっているカフェなどでランチして、私は車なので飲みませんが、妻は強くはないもののグラスビールやワインなどを二杯程度飲みながら食事を楽しみます。こんなひとときの時間が夫婦のプチ贅沢な楽しみになり、そんな生活がしばらく続きました。
もうひとつ私が楽しみにしているのは、妻の千草が.下着にも気を配るようになったことです。決してエロくはないのですが、色は派手になりました。そして今ではふたりで下着を買いにいくまでになります。やがて妻とのデートには毎回ではありませんが、下着や身につけるワンピースやブラウスなどを一緒にショッピングすることが、コースになります。
千草もそういうのがとても嬉しいのか、以前より増して綺麗になってゆく気がします。そして買った服や下着は必ず寝室でプチファッションショーをしてくれます。だから、『あなたこれどうかしら?』と妻に言われるとまた買ってあげたくなります。多少の出費は痛いですが、私は大の“妻フェチ”であると思います。
私はクラブやキャバクラには余程の付き合いでない限り行くことはありません。だから、《妻にお金を使うならいいかな。》と自分で変に納得しています。
ところで、“妻フェチ”な私だが、変な性癖があって・・妻をほかの人に自慢したい観てほしいという気持ちが・・それに最近綺麗になってきたことも・・千草も新しい服で一緒に歩くことが気にいっているみたいで、もちろん異性の視線を感じているはずです。
2015/05/25
中10〚新しい夫婦の形〛3章第1話 17
中10〚新しい夫婦の形〛3章第1話 17
結婚前は希美(のぞみ)に言い寄ってくる男はいるのかと、目を光らせていた僕(益岡健人)も、結婚後何年か経過したのちやがて僕は妻の行動にすら興味がなくなってしまっていた。でも、今僕のとなりにいる妻の身体はまだ充分に魅力的で、この乳房や腰、そしてヘアーの奥には男を満足させるには充分な機能が備わっている。こうして愛撫をすると、妻の身体はすぐに男を受け入れる準備を始めてしまう。これから先も希美はどれだけの男を満足させてしまうのだろうか。そう思うと僕のペニスはまた希美の熱い身体の中に入って行くのだった。
その日、結局僕たちは一歩も外には出ず、二人で何度となくセックスを楽しんだ。新婚時代でもこんなことはなかった。僕は自分でもどうしてしまったのかと思うほど精力が沸いてきた。
日中に二度ほど宅配やセールスなどの来客があり、《希美を裸のまま対応させようか》といじわるな考えを起こしたが、さすがにまだ僕にはそこまでさせる勇気はなく、妻の希美はその時だけ服を着た。妻が戻ってくると、また彼女を裸にしてどんなセックスをしたのかと聞く。
日が暮れてくると僕たちはベッドルームにその場所を移した。少し体力が萎えてくると、希美はその口で僕に元気を与えてくれた。さらには僕の前立腺を直接刺激してくる。『(最初の浮気相手)植村一雅から教え込まれた。』と言っていた。
「フェラチオは好きじゃなかったんじゃないか?」
献身的に僕のペニスを口に含む妻に訊いてみる。
『・・・あまり見ないで・・・恥ずかしいから・・・今でも抵抗はあるのよ・・。』
「これまでの人にもしてあげたのか?」
希美はどんなにつらい質問でもきちんと答える約束をしていた。
『・・・望む人だけはね・・・でも、天野さん以外はみんなして欲しいと言ってきたけど・・・。』
《ということは4人の男のペニスを口に含んだということか。それも結婚してからだ・・・。》
『・・わたし・・・あなたが最初の人だったでしょ・・・だから、あまりこういうことを知らなくて・・あなたのことを傷つけることを言ってしまったとずっと思っていたのよ・・・・。』
そう言うと希美は僕のペニスに再び絶妙な刺激を与えてくれ、僕は活力をみなぎらせていった。今日の希美は僕の言うことを何でも従ってくれた。前から後ろから、その日僕は何度も妻を絶頂に導くことが出来た。
こんな日々が永遠と続くのか、また数カ月もすれば淡白な毎日に戻ってしまうのか今の僕にはわからない。ただ妻には今日の日のようにいつまでも艶のある妖艶な女の香りを残しておいて欲しいと真剣に思った。すでに午前になろうとしている。もう何時間もベッドの中に僕たちはいた。
『わたしたちはこの後どうなっていくのかしら?』と不安そうな顔で希美が呟いてくる。
「きみはどうしたいんだ?」
『もう、後戻りは出来ないことはわかっているわ・・・私はあなたが決めたことに従います・・・別れたいというなら・・・それでも・・・。』
希美は裸のまま僕に寄り添ってそう言う。妻の体温を感じながら《手放せるものか》と心の中で思った。
「最初に言ったろ、僕はきみを愛おしくてたまらないと・・・だから決してきみと別れたりはしないよ。」
妻が不思議そうに僕を覗き込む。そんな妻の表情までもが今日は愛おしく感じられる。
『でも、私がしてしまったことは・・・もう消せないわ・・。』
「消すことなんてないさ。今のままの希美が好きなんだよ、これからもずっとそのままでいいのさ。」
『どういうこと?』
「今までどおり、きみは年に数回、出張などのときに他の男に抱かれる・・・そして、そのことを僕に話してくれればいい。」
『そ、そんなこと・・・もう出来ないわ・・。』
「出来ないと言うなら、それでもいいさ・・・きみがしたくないのならしなくていいし、したくなったら我慢しなくてもいい・・・僕たちの夫婦関係はこれから新しく作っていけばいいのさ。」
『・・あなた・・・。』
これから自分たちがいったい何処に向かっていくのか、僕(益岡健人)にも全くわからなかった。これで妻の不倫は終わりを告げるのか、あるいは僕たちの新しい生活の序章に過ぎないのか。ただ、僕の妻、希美(のぞみ)が愛おしくて、かわいくてしかたがない。そんな妻が僕以外の男に抱かれる。僕は嫉妬心で胸が張り裂けそうになるけど、それ以上に妻がどのような表情で悶えるのかを知りたい。そして、もしその場を目の当たりにしてしまったら、僕はどんな風になってしまうのだろうか?そんな思いでその日の長い一日は終わっていった。
2015/05/25
結婚前は希美(のぞみ)に言い寄ってくる男はいるのかと、目を光らせていた僕(益岡健人)も、結婚後何年か経過したのちやがて僕は妻の行動にすら興味がなくなってしまっていた。でも、今僕のとなりにいる妻の身体はまだ充分に魅力的で、この乳房や腰、そしてヘアーの奥には男を満足させるには充分な機能が備わっている。こうして愛撫をすると、妻の身体はすぐに男を受け入れる準備を始めてしまう。これから先も希美はどれだけの男を満足させてしまうのだろうか。そう思うと僕のペニスはまた希美の熱い身体の中に入って行くのだった。
その日、結局僕たちは一歩も外には出ず、二人で何度となくセックスを楽しんだ。新婚時代でもこんなことはなかった。僕は自分でもどうしてしまったのかと思うほど精力が沸いてきた。
日中に二度ほど宅配やセールスなどの来客があり、《希美を裸のまま対応させようか》といじわるな考えを起こしたが、さすがにまだ僕にはそこまでさせる勇気はなく、妻の希美はその時だけ服を着た。妻が戻ってくると、また彼女を裸にしてどんなセックスをしたのかと聞く。
日が暮れてくると僕たちはベッドルームにその場所を移した。少し体力が萎えてくると、希美はその口で僕に元気を与えてくれた。さらには僕の前立腺を直接刺激してくる。『(最初の浮気相手)植村一雅から教え込まれた。』と言っていた。
「フェラチオは好きじゃなかったんじゃないか?」
献身的に僕のペニスを口に含む妻に訊いてみる。
『・・・あまり見ないで・・・恥ずかしいから・・・今でも抵抗はあるのよ・・。』
「これまでの人にもしてあげたのか?」
希美はどんなにつらい質問でもきちんと答える約束をしていた。
『・・・望む人だけはね・・・でも、天野さん以外はみんなして欲しいと言ってきたけど・・・。』
《ということは4人の男のペニスを口に含んだということか。それも結婚してからだ・・・。》
『・・わたし・・・あなたが最初の人だったでしょ・・・だから、あまりこういうことを知らなくて・・あなたのことを傷つけることを言ってしまったとずっと思っていたのよ・・・・。』
そう言うと希美は僕のペニスに再び絶妙な刺激を与えてくれ、僕は活力をみなぎらせていった。今日の希美は僕の言うことを何でも従ってくれた。前から後ろから、その日僕は何度も妻を絶頂に導くことが出来た。
こんな日々が永遠と続くのか、また数カ月もすれば淡白な毎日に戻ってしまうのか今の僕にはわからない。ただ妻には今日の日のようにいつまでも艶のある妖艶な女の香りを残しておいて欲しいと真剣に思った。すでに午前になろうとしている。もう何時間もベッドの中に僕たちはいた。
『わたしたちはこの後どうなっていくのかしら?』と不安そうな顔で希美が呟いてくる。
「きみはどうしたいんだ?」
『もう、後戻りは出来ないことはわかっているわ・・・私はあなたが決めたことに従います・・・別れたいというなら・・・それでも・・・。』
希美は裸のまま僕に寄り添ってそう言う。妻の体温を感じながら《手放せるものか》と心の中で思った。
「最初に言ったろ、僕はきみを愛おしくてたまらないと・・・だから決してきみと別れたりはしないよ。」
妻が不思議そうに僕を覗き込む。そんな妻の表情までもが今日は愛おしく感じられる。
『でも、私がしてしまったことは・・・もう消せないわ・・。』
「消すことなんてないさ。今のままの希美が好きなんだよ、これからもずっとそのままでいいのさ。」
『どういうこと?』
「今までどおり、きみは年に数回、出張などのときに他の男に抱かれる・・・そして、そのことを僕に話してくれればいい。」
『そ、そんなこと・・・もう出来ないわ・・。』
「出来ないと言うなら、それでもいいさ・・・きみがしたくないのならしなくていいし、したくなったら我慢しなくてもいい・・・僕たちの夫婦関係はこれから新しく作っていけばいいのさ。」
『・・あなた・・・。』
これから自分たちがいったい何処に向かっていくのか、僕(益岡健人)にも全くわからなかった。これで妻の不倫は終わりを告げるのか、あるいは僕たちの新しい生活の序章に過ぎないのか。ただ、僕の妻、希美(のぞみ)が愛おしくて、かわいくてしかたがない。そんな妻が僕以外の男に抱かれる。僕は嫉妬心で胸が張り裂けそうになるけど、それ以上に妻がどのような表情で悶えるのかを知りたい。そして、もしその場を目の当たりにしてしまったら、僕はどんな風になってしまうのだろうか?そんな思いでその日の長い一日は終わっていった。
2015/05/25
長P『目覚めていく妻』 第3話
長P『目覚めていく妻』 第3話
数日した頃、たまたま用事で妻の瑞穂(みずほ)が通うスポーツクラブの近くを車で通りかかった時のことでした。私(清水一成:かずなり)の眼に困り果てた顔をして、白髪交じりの60代前後の男性に会釈をする瑞穂の姿が飛び込んで来ました。
私はクラクションを鳴らし妻のいたところを少し過ぎた場所に車を止めました。クラクションの音で私に気が付いた妻は私の車のルームミラー越しにその男性に頭を下げて私の方へ走り寄って来ました。
瑞穂は助手席のドアを開け車に乗り込むなり早口で私に訴えます。
『ふぅ~。江崎さんにはいつも困っちゃうんだよ。』
「江崎さんってさっきの人?それより瑞穂自転車は?」
『あぁ~最悪!江崎さんのせいでパパの車に逃げ込んだから忘れちゃった。』
「どうして逃げるんだ?」
『パパ変に勘違いしないでよ!』
「勘違い?」
『うん。あの江崎さんといつも水泳のプログラムが一緒なんだ。』
「ふ~ん。そうなんだ。」
『でさぁ~。いつも帰り際に“お茶でもいかがですか?”って誘ってくるの。』
「あの人が?」
『もぉ~迷惑だって言うの!』
妻は本当に迷惑そうでした。
「そんなに瑞穂を誘いたいんだ?」
『こんなおばさん(44歳)を誘って何が楽しいんだろね(笑)。』
「そんなことないだろ。あの人からすれば瑞穂は若いよ。」
『そうなのかな?けれど私は嫌なのに~あぁ~水泳のプログラム時間変えようかな。』
私には不思議なくらい嫌悪感は起こりませんでした。それよりむしろ妻を誘う男がいるのだってことにその時は関心していたほどでした。家に着き妻がスポーツクラブで着ていた水着を洗濯しながら私に
『しかし江崎さんには困ったもんだわ。次は歩いて行かなくては・・。』とまだまだブツブツと言っておりました。
「まぁそんなに邪険にしないで、たまにはお茶でもしてあげれば?」
『そんな気は全然ないよ。私にはパパがいますから(笑)。』
「はいはい。ありがとう。」
それから私の頭の中には私の知らない男から誘われる妻のことが何度も浮かびました。その頃から妻と二人で買い物に出かけたりすると、時々妻を見る男の視線が気になるようになりました。
妻の瑞穂(みずほ)が『男の人って変だよね。少し若い格好をすると私のこと見たりするんだもんね。中身は同じだっていうのに・・・。』って私にたびたび云ってくるようになったころ、私の中に少し変わった性癖が沸き起こってきたように思います。
2015/0524
数日した頃、たまたま用事で妻の瑞穂(みずほ)が通うスポーツクラブの近くを車で通りかかった時のことでした。私(清水一成:かずなり)の眼に困り果てた顔をして、白髪交じりの60代前後の男性に会釈をする瑞穂の姿が飛び込んで来ました。
私はクラクションを鳴らし妻のいたところを少し過ぎた場所に車を止めました。クラクションの音で私に気が付いた妻は私の車のルームミラー越しにその男性に頭を下げて私の方へ走り寄って来ました。
瑞穂は助手席のドアを開け車に乗り込むなり早口で私に訴えます。
『ふぅ~。江崎さんにはいつも困っちゃうんだよ。』
「江崎さんってさっきの人?それより瑞穂自転車は?」
『あぁ~最悪!江崎さんのせいでパパの車に逃げ込んだから忘れちゃった。』
「どうして逃げるんだ?」
『パパ変に勘違いしないでよ!』
「勘違い?」
『うん。あの江崎さんといつも水泳のプログラムが一緒なんだ。』
「ふ~ん。そうなんだ。」
『でさぁ~。いつも帰り際に“お茶でもいかがですか?”って誘ってくるの。』
「あの人が?」
『もぉ~迷惑だって言うの!』
妻は本当に迷惑そうでした。
「そんなに瑞穂を誘いたいんだ?」
『こんなおばさん(44歳)を誘って何が楽しいんだろね(笑)。』
「そんなことないだろ。あの人からすれば瑞穂は若いよ。」
『そうなのかな?けれど私は嫌なのに~あぁ~水泳のプログラム時間変えようかな。』
私には不思議なくらい嫌悪感は起こりませんでした。それよりむしろ妻を誘う男がいるのだってことにその時は関心していたほどでした。家に着き妻がスポーツクラブで着ていた水着を洗濯しながら私に
『しかし江崎さんには困ったもんだわ。次は歩いて行かなくては・・。』とまだまだブツブツと言っておりました。
「まぁそんなに邪険にしないで、たまにはお茶でもしてあげれば?」
『そんな気は全然ないよ。私にはパパがいますから(笑)。』
「はいはい。ありがとう。」
それから私の頭の中には私の知らない男から誘われる妻のことが何度も浮かびました。その頃から妻と二人で買い物に出かけたりすると、時々妻を見る男の視線が気になるようになりました。
妻の瑞穂(みずほ)が『男の人って変だよね。少し若い格好をすると私のこと見たりするんだもんね。中身は同じだっていうのに・・・。』って私にたびたび云ってくるようになったころ、私の中に少し変わった性癖が沸き起こってきたように思います。
2015/0524
長O「淫らな妻へ」第4話
長O「淫らな妻へ」第4話
午後8時ころ帰宅しましたが、妻(川端真由美 43歳)はまだ帰っていませんでした。私(川端正巳 46歳)は一人で夕食を食べ終わると食器を洗いながら、妻の歓迎会の様子を妄想しました。あの大人しい真由美が皆の前で恥ずかしそうに挨拶するのを見たら、男の中には妻を誘いたくなる奴がいるかも知れない,そうでなくても少なくても懇親的な会話はされているだろう、などと過激ではないですが妻に興味を持つ男性の出現を想像していました。
真由美が帰宅したのは午後9時過ぎでした。『ただいま,今日はごめんなさい。』アルコールのせいか妻にはどことなくいつもと違ったフェロモンが出ているように感じました。「いや、でもパートの為に歓迎会をしてもらえるなんてありがたい職場だぞ。」私はテレビを見ながら普段通りを装って答えます。妻はそのまま浴室へ向かいました。
真由美が寝室へ入ってきて化粧水を塗っている後ろ姿に私は欲情してしまい、ベッドに押し倒しパジャマを脱がせました。抱かれた痕跡は全くなかったのですが、私の頭の中は暴発寸前で、いきなり挿入を果たしました。妻は最初あまり濡れてたわけではなかたのですけど,すぐに滑りが良くなりスムーズに抽送できました。
妻も喘ぎ声を上げ始めた時,私にとっては刺激が強すぎて中折れしてしまったのです。私は必死に奮い立たそうとしましたが,フニャチンになる一方でどうしようもありませんでした。妻に口でしてくれと頼んだのですが、『ごめんなさい。今日は疲れているの。』と言ってパジャマを着直すと背中を向けて寝てしまいます。《女も外の世界を知ってしまうと夫婦生活のウェイトが下がってしまうのでしょうか?》私は妻をパートに出し始めたばかりなのに、こんな気持ちを味わうことになるとは思ってもみませんでした。
妻をパートに出すようになって,私の気持ちは想像以上に日増しに昂ぶっています。そう簡単に真由美が他の男性に体を許すはずはないと思いながら,少しでも妻の背中を押そうとしているのかもしれません。
『あなた、課長さんから今日は6時まで残業を頼まれたの、たぶん今週いっぱいは忙しいみたいだからそうなると思うけどいいでしょ?夕飯は帰ってから作るから。』真由美は仕事で自分が役に立つことが初めての経験だったので真剣そのものでした。
「ああ,忙しいのなら知らん顔してお前だけ帰るわけにいかないだろ。組織とはそういうところだよ。」私は分かったふりをしながら、内心は,(そういう流れが危ないのだぞ!パートにそこまで頼らなくても大丈夫なはずだけど。)と焦りも感じていました。真由美はきっかけを作られることになるとは夢にも思っていない様子でした。
夕方、私が6時半頃に帰宅しても妻はまだ帰っていませんでした。真由美が帰宅したのは7時過ぎだったと思います。『ごめんなさい。今、食事の準備をしますから・・。』妻にしては珍しく冷凍食品のおかずで済まされました。私には真由美が家庭より仕事を優先している気がして,少し不満を感じました。しかし,間違いなく妻と職場の男性たちとの距離が縮まっていることを実感し許しているのです。
2015/05/24
午後8時ころ帰宅しましたが、妻(川端真由美 43歳)はまだ帰っていませんでした。私(川端正巳 46歳)は一人で夕食を食べ終わると食器を洗いながら、妻の歓迎会の様子を妄想しました。あの大人しい真由美が皆の前で恥ずかしそうに挨拶するのを見たら、男の中には妻を誘いたくなる奴がいるかも知れない,そうでなくても少なくても懇親的な会話はされているだろう、などと過激ではないですが妻に興味を持つ男性の出現を想像していました。
真由美が帰宅したのは午後9時過ぎでした。『ただいま,今日はごめんなさい。』アルコールのせいか妻にはどことなくいつもと違ったフェロモンが出ているように感じました。「いや、でもパートの為に歓迎会をしてもらえるなんてありがたい職場だぞ。」私はテレビを見ながら普段通りを装って答えます。妻はそのまま浴室へ向かいました。
真由美が寝室へ入ってきて化粧水を塗っている後ろ姿に私は欲情してしまい、ベッドに押し倒しパジャマを脱がせました。抱かれた痕跡は全くなかったのですが、私の頭の中は暴発寸前で、いきなり挿入を果たしました。妻は最初あまり濡れてたわけではなかたのですけど,すぐに滑りが良くなりスムーズに抽送できました。
妻も喘ぎ声を上げ始めた時,私にとっては刺激が強すぎて中折れしてしまったのです。私は必死に奮い立たそうとしましたが,フニャチンになる一方でどうしようもありませんでした。妻に口でしてくれと頼んだのですが、『ごめんなさい。今日は疲れているの。』と言ってパジャマを着直すと背中を向けて寝てしまいます。《女も外の世界を知ってしまうと夫婦生活のウェイトが下がってしまうのでしょうか?》私は妻をパートに出し始めたばかりなのに、こんな気持ちを味わうことになるとは思ってもみませんでした。
妻をパートに出すようになって,私の気持ちは想像以上に日増しに昂ぶっています。そう簡単に真由美が他の男性に体を許すはずはないと思いながら,少しでも妻の背中を押そうとしているのかもしれません。
『あなた、課長さんから今日は6時まで残業を頼まれたの、たぶん今週いっぱいは忙しいみたいだからそうなると思うけどいいでしょ?夕飯は帰ってから作るから。』真由美は仕事で自分が役に立つことが初めての経験だったので真剣そのものでした。
「ああ,忙しいのなら知らん顔してお前だけ帰るわけにいかないだろ。組織とはそういうところだよ。」私は分かったふりをしながら、内心は,(そういう流れが危ないのだぞ!パートにそこまで頼らなくても大丈夫なはずだけど。)と焦りも感じていました。真由美はきっかけを作られることになるとは夢にも思っていない様子でした。
夕方、私が6時半頃に帰宅しても妻はまだ帰っていませんでした。真由美が帰宅したのは7時過ぎだったと思います。『ごめんなさい。今、食事の準備をしますから・・。』妻にしては珍しく冷凍食品のおかずで済まされました。私には真由美が家庭より仕事を優先している気がして,少し不満を感じました。しかし,間違いなく妻と職場の男性たちとの距離が縮まっていることを実感し許しているのです。
2015/05/24
短32【無防備】第2回
短32【無防備】第2回
2週間後の出来事です。私(君永勝也)は上司の渡辺部長をまた自宅に招きました。妻の咲羽(さわ)は仕事帰りだったのでスーツ姿でした。スーツを脱いだブラウスからはブラジャーの形がはっきり見えていたので、とてもエロかったのを覚えています。
私達は、焼き鳥と上司が持参した東北の日本酒を飲みました。かれこれ3時間ぐらい経ったとき、上司が酔いつぶれてじゅうたんの上で寝てしまいます。私は咲羽を酔わせて渡辺部長に視姦してもらおうと考えていたのでガッカリしていたのですが、咲羽のブラウス姿に欲情した私は咲羽の胸を揉みだしました。
徐々に興奮してきた私は部屋を暗くして、ブラウスの中に手を入れました。『だめでしょ~。』という咲羽の言葉を無視し、ブラジャーのホックを外し胸を露にしようとすると、また咲羽に『本当にだめよ、部長さんに視られてもいいの。』と拒まれました。しかし私が「大丈夫だよ。あれだけいびきをかいているんだから、起きやしないさ。」と強引に乳首を出し、間髪いれずにしゃぶりつきました。
私は上司に見られるかもしれないと、思うとたまらなく興奮しました。咲羽の性感帯は胸なのです。パンティーに手を入れようかと思い手を伸ばしたら、すでに下着の上から解るぐらいびしょびしょです。 「うわ、すごいね・・!」というと、『あなたがそうしたんでしょ。』と声を震わせて言いました。
そのまま咲羽にフェラチオを強要する私。「しないなら胸は触ってやらないぞ。」というと、咲羽は『いや・・。』と言いながら私のペニスをしゃぶりだします。私の正面に渡辺部長が寝ていて、咲羽は私の左脇から四つんばいになり、しゃぶっていましたが、徐々に咲羽のお尻を上司の方に向けていくよう誘導しました。私が「今、目を覚ましたらお前の尻が丸見えだな・・。」というと、妻の息づかいが激しくなったような気がしました。
実際のところ、渡辺部長はいびきをしてはいますが、本当は薄目を開けているかもしれないと思うと、思わず射精してしまいそうになります。たまらなくなった私は咲羽の顔を上司の方に向け、バックから挿入しました。咲羽の顔と上司の距離は2メートルほどでしょうか。私は突きながらその距離を縮めていきました。
そして1メートルぐらいまで近づいたところで、ブラウスを全開にし、胸を丸見えにしました。今、渡辺部長が目を開けたら咲羽の激しく揺れる胸が丸見えです。ここで咲羽が我にかえり、これ以上の行為を拒否しました。私は挿入したまま耳元で囁きます。「部長の股間は普通だから大丈夫だよ・・もし気づいていたらギンギンだろ?」といいました。
私は、また突きはじめました。気がづけば上司の顔の上に咲羽の乳首があるぐらいまで、その距離は縮まっていました。もしかしたら、咲羽の乳首は渡辺部長の顔に当たっているかもしれない。 いや、上司は目を覚ましていて、実は咲羽の乳房を舐めているかもしれない。そう思ったとき、私は咲羽の中で果てました。
終わったあとに、「スリルあっただろ?」と咲羽に訊くと、『あなた、もし部長が目を覚ましたら私の裸を見られていたんだよ!私の裸が他の人に視られてもいいの?』と少々ご立腹でした。
私は「視られたくないに決まっているだろ。視られない確信があったからしたんだよ。」 といい、「でも、すごく興奮した。お前は?」と聞くと、 正直に『ちょっとだけ・・興奮したよ・・。』と咲羽は言いました。ちなみに渡辺部長は次の日の朝、朝食を済ませると何もなく帰って行きました。
2015/05/24
2週間後の出来事です。私(君永勝也)は上司の渡辺部長をまた自宅に招きました。妻の咲羽(さわ)は仕事帰りだったのでスーツ姿でした。スーツを脱いだブラウスからはブラジャーの形がはっきり見えていたので、とてもエロかったのを覚えています。
私達は、焼き鳥と上司が持参した東北の日本酒を飲みました。かれこれ3時間ぐらい経ったとき、上司が酔いつぶれてじゅうたんの上で寝てしまいます。私は咲羽を酔わせて渡辺部長に視姦してもらおうと考えていたのでガッカリしていたのですが、咲羽のブラウス姿に欲情した私は咲羽の胸を揉みだしました。
徐々に興奮してきた私は部屋を暗くして、ブラウスの中に手を入れました。『だめでしょ~。』という咲羽の言葉を無視し、ブラジャーのホックを外し胸を露にしようとすると、また咲羽に『本当にだめよ、部長さんに視られてもいいの。』と拒まれました。しかし私が「大丈夫だよ。あれだけいびきをかいているんだから、起きやしないさ。」と強引に乳首を出し、間髪いれずにしゃぶりつきました。
私は上司に見られるかもしれないと、思うとたまらなく興奮しました。咲羽の性感帯は胸なのです。パンティーに手を入れようかと思い手を伸ばしたら、すでに下着の上から解るぐらいびしょびしょです。 「うわ、すごいね・・!」というと、『あなたがそうしたんでしょ。』と声を震わせて言いました。
そのまま咲羽にフェラチオを強要する私。「しないなら胸は触ってやらないぞ。」というと、咲羽は『いや・・。』と言いながら私のペニスをしゃぶりだします。私の正面に渡辺部長が寝ていて、咲羽は私の左脇から四つんばいになり、しゃぶっていましたが、徐々に咲羽のお尻を上司の方に向けていくよう誘導しました。私が「今、目を覚ましたらお前の尻が丸見えだな・・。」というと、妻の息づかいが激しくなったような気がしました。
実際のところ、渡辺部長はいびきをしてはいますが、本当は薄目を開けているかもしれないと思うと、思わず射精してしまいそうになります。たまらなくなった私は咲羽の顔を上司の方に向け、バックから挿入しました。咲羽の顔と上司の距離は2メートルほどでしょうか。私は突きながらその距離を縮めていきました。
そして1メートルぐらいまで近づいたところで、ブラウスを全開にし、胸を丸見えにしました。今、渡辺部長が目を開けたら咲羽の激しく揺れる胸が丸見えです。ここで咲羽が我にかえり、これ以上の行為を拒否しました。私は挿入したまま耳元で囁きます。「部長の股間は普通だから大丈夫だよ・・もし気づいていたらギンギンだろ?」といいました。
私は、また突きはじめました。気がづけば上司の顔の上に咲羽の乳首があるぐらいまで、その距離は縮まっていました。もしかしたら、咲羽の乳首は渡辺部長の顔に当たっているかもしれない。 いや、上司は目を覚ましていて、実は咲羽の乳房を舐めているかもしれない。そう思ったとき、私は咲羽の中で果てました。
終わったあとに、「スリルあっただろ?」と咲羽に訊くと、『あなた、もし部長が目を覚ましたら私の裸を見られていたんだよ!私の裸が他の人に視られてもいいの?』と少々ご立腹でした。
私は「視られたくないに決まっているだろ。視られない確信があったからしたんだよ。」 といい、「でも、すごく興奮した。お前は?」と聞くと、 正直に『ちょっとだけ・・興奮したよ・・。』と咲羽は言いました。ちなみに渡辺部長は次の日の朝、朝食を済ませると何もなく帰って行きました。
2015/05/24
長G〖救いの手を〗第18回
長G〖救いの手を〗第18回
男女の顔や体型などは分からない、ペニスとヴァギナ(膣:ちつ)だけが強調された写真。赤黒く怒張し、その驚く程に太い胴に生き物のように浮かび上がる血管…ヴァギナに半分ぐらいは埋没しているのだろう…一体どれぐらいの長さなのだろう?
この大きさは外国人か?ヌラヌラとヴァギナから滴たる愛液でその巨大なペニスはテカッていた。その巨大な逞しいペニスを受け入れるヴァギナも淫水焼けして、縦長なシルエット、卑猥で肉厚なビラビラ…。明らかにこれらの性器は個々に感情を持っている!そんな風にさえ思える生命力溢れる写真でした。
《ま、まさか…これって…》私(高坂正文)は疑念を確かめるが如く残り全ての写真もチェックします。それら全ての写真はどれも結合部のアップしか写っておらず、顔はおろか体型のシルエットすら分からない形で写されていました。
後背位からの結合部位をアップした写真…、騎乗位での結合部位のアップ、正常位での結合部位…どれもこれも見ているだけで下半身が熱くなるような代物です。更に一枚ずつ勃起したペニスだけの全体を写した写真と、濡れて、大きく口を開いたヴァギナからザーメンが零れ落ちる写真でした。
このヴァギナのアップの写真を見て、私は少しだけ安堵感を覚えました。私にはひょっとして、これは妻の彩矢なのでは?と言う当たり前の疑念があったのです。しかし今、私の手にしている写真に写る卑猥なヴァギナは、私の知る彩矢の物とは、色も、形状も、全くの別物でした。私は微妙な安堵感を抱きながらも、用心の為に自室にあったカラー複合機で10数枚の写真を一枚ずつ全てコピーしました。
そして産婦人科の診察券、領収書、エステティックサロンの会員証に大量の領収書、これらも全て証拠としてコピーしたのでした。私は惨めな…そして虚しい気持ちのまま、傍らのメモを見ながらテーブルの上に広げられた化粧箱から取り出した様々な物を丁寧に、そして正確に、一つ、一つ、戻して行きました。
色とり取りのエロチックな下着…たった今、彩矢が身に着けているのであろう望月(統括部長)からのプレゼントされた下着のタグ… その下着をラッピングしていた包装紙… 望月統括部長からの手紙…。これらを一つ、一つ、化粧箱に戻す度に怒りと屈辱…そして絶望的なまでの焦燥感で私は怒りが込み上げて来る。
産婦人科の診察券に領収書…。エステティックサロンの会員証と領収書の束…。破り棄ててやりたい屈辱の離婚届。そして局部アップのみの猥褻で卑猥な10数枚の写真…。私は込み上げる物を抑えながら、努めて冷静に化粧箱の中を再度チェックしてから、綺麗に四つ折に畳んだ赤と黒のスカーフを掛けて、化粧箱の蓋を閉じて南京錠を掛けました。
私はその木製の化粧箱を再び抱えるようにして彩矢の寝室に運びました。気のせいなのでしょうが、午前中にリビングに運んだ時よりも、今、リビングから妻の寝室に戻す時の方が化粧箱は重たく感じられたのです…。
2015/05/23
男女の顔や体型などは分からない、ペニスとヴァギナ(膣:ちつ)だけが強調された写真。赤黒く怒張し、その驚く程に太い胴に生き物のように浮かび上がる血管…ヴァギナに半分ぐらいは埋没しているのだろう…一体どれぐらいの長さなのだろう?
この大きさは外国人か?ヌラヌラとヴァギナから滴たる愛液でその巨大なペニスはテカッていた。その巨大な逞しいペニスを受け入れるヴァギナも淫水焼けして、縦長なシルエット、卑猥で肉厚なビラビラ…。明らかにこれらの性器は個々に感情を持っている!そんな風にさえ思える生命力溢れる写真でした。
《ま、まさか…これって…》私(高坂正文)は疑念を確かめるが如く残り全ての写真もチェックします。それら全ての写真はどれも結合部のアップしか写っておらず、顔はおろか体型のシルエットすら分からない形で写されていました。
後背位からの結合部位をアップした写真…、騎乗位での結合部位のアップ、正常位での結合部位…どれもこれも見ているだけで下半身が熱くなるような代物です。更に一枚ずつ勃起したペニスだけの全体を写した写真と、濡れて、大きく口を開いたヴァギナからザーメンが零れ落ちる写真でした。
このヴァギナのアップの写真を見て、私は少しだけ安堵感を覚えました。私にはひょっとして、これは妻の彩矢なのでは?と言う当たり前の疑念があったのです。しかし今、私の手にしている写真に写る卑猥なヴァギナは、私の知る彩矢の物とは、色も、形状も、全くの別物でした。私は微妙な安堵感を抱きながらも、用心の為に自室にあったカラー複合機で10数枚の写真を一枚ずつ全てコピーしました。
そして産婦人科の診察券、領収書、エステティックサロンの会員証に大量の領収書、これらも全て証拠としてコピーしたのでした。私は惨めな…そして虚しい気持ちのまま、傍らのメモを見ながらテーブルの上に広げられた化粧箱から取り出した様々な物を丁寧に、そして正確に、一つ、一つ、戻して行きました。
色とり取りのエロチックな下着…たった今、彩矢が身に着けているのであろう望月(統括部長)からのプレゼントされた下着のタグ… その下着をラッピングしていた包装紙… 望月統括部長からの手紙…。これらを一つ、一つ、化粧箱に戻す度に怒りと屈辱…そして絶望的なまでの焦燥感で私は怒りが込み上げて来る。
産婦人科の診察券に領収書…。エステティックサロンの会員証と領収書の束…。破り棄ててやりたい屈辱の離婚届。そして局部アップのみの猥褻で卑猥な10数枚の写真…。私は込み上げる物を抑えながら、努めて冷静に化粧箱の中を再度チェックしてから、綺麗に四つ折に畳んだ赤と黒のスカーフを掛けて、化粧箱の蓋を閉じて南京錠を掛けました。
私はその木製の化粧箱を再び抱えるようにして彩矢の寝室に運びました。気のせいなのでしょうが、午前中にリビングに運んだ時よりも、今、リビングから妻の寝室に戻す時の方が化粧箱は重たく感じられたのです…。
2015/05/23
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第8節7章 61
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第8節7章 61
〖パンツ脱げよ〗
次に葵が、『やばいよ・・。』って言いながら顔を真っ赤にしながら、勢いでタイツ脱いでバックにしまった。その瞬間だが、向井さんは葵のスカートの中に手を差し入れて、葵が慌てて凄いスピードで口押さえて、向井さんの腕に顔を押し付けながら背中を仰け反らした。葵が口を閉じて、一生懸命声出さないようにしているのが判った。
〔すっごく濡れてるよ。葵ちゃん。〕顔を真っ赤にした葵が首を横に振った。向井さんが、〔指2本にする?〕それには本気でイヤイヤ。その仕草があまりに必死で、かなり可愛かった。(と同時に凄くエロくて心臓がドキドキで恥ずかしいほど勃起した。)
そのまま目を開けて必死で向井さんの目を見ながらイヤイヤしている葵に、〔動かしていい?っていうか、2本にして動かしていい?〕と向井さんが耳元で言った途端、眉間に皺を寄せて『・・・』って口開けて耐えるみたいにしてから(小声で)『・・・ほんと駄目、指抜いて。』
この瞬間、俯いて口押さえてくぐもっていたけど明らかに『あんっ!』ってちいさな声を出した。(お店だから大きな声が出せない。)
〔ホテル行く?〕向井さんの言葉責めで葵が首を縦に頷いて、
〔ここでパンツ脱げよ!〕で頷いて。
〔淳平のを口でやってあげる?〕でも頷いた。
〔じゃあ、淳平に今やってあげろよ!〕で葵は首を横にイヤイヤ。
〔指2本?〕でもイヤイヤ。
〔じゃあ、淳平に今する?〕の向井さんの追い討ちにイヤイヤ。
最後に〔じゃあ葵ちゃん、淳平に後でいい?って聞いてみな!〕って命令されて葵がゆっくり俺の顔見て、それから淳平君の顔見て、暫く口パクパクさせた後、『・・・後でもいい?』
淳平君が相当に興奮した顔で〚いいですよ。〛って答えて、もう一回向井さんに、『淳平君、ホテルでするから、それでいい?』と言わされる。結局、葵が椅子の上に膝立ちになって、向井さんがパンツ(ショーツ)を脱がして自分のポケットに入れていた
それからがちょっと俺も興奮することになる。向井さんが、〔じゃあ2時間?4時間?6時間?〕って言うと、葵が真っ赤になって座っていたのだけど、俺は最初向井さんの言っている事が判らなかった。
向井さんがもう一回〔2時間?4時間?6時間?どうする?〕って再質問した後に俺を見た。しかし俺はその意味が判らなくて、暫くしてから葵が、『・・・2時間・。』、〔じゃあ大輔さ、ここ車出せるの25時までだから6時間後くらいに連絡するな。〕
『もう2時間でいいって、言ってるのに!』って葵がちょっとふて腐れながら告げたので、俺にもようやくホテルの休憩時間だってことが判った。向井さんが店の精算を済ませる。〔今日はおれたちが二人を招待したから出しとくよ。〕と告げた。
葵が俺の顔を見て、『大輔君も一緒に行くの?』と小声で尋ねてきたが、俺は「今日は行かない。」と応えると、『終わったら電話をするから、それでいい?』と言い残して、葵は店を出て行った。10回目のプレイが始まる。
その瞬間、心臓がバクバクしてくる。特に、葵、向井さん、淳平君が店から出て行く時に、向井さんが葵のヒップに手を添えていたのを視たとき一番ぎゅうって視界が狭まり心臓が破裂しそうになった。
こういう時ってとにかく一人になりたい。俺は急いで大通りに出てタクシーを拾い、20分後には自宅に着いた。道中のタクシーでは、“もうホテルに入っているのだろうか?ホテルで何をしているのか?”と心臓がまたもやバクバクする。
その後、俺は少しだけ落ち着いてきて、今度は軽い絶望感が襲ってくる。それからまた強く心臓がバクバクしてくる。《今どうしてるのか?ってのも具体的に何かを想像するのじゃなくて、今どうしてるのか?って、本当にそれだけを考えている。》この不安感は何回目でもそうだし、これからもそうなると思う。
何か自分だけじゃないのだよね。自分の気持ちだけじゃなくて葵の気持も心配ってのもある。葵が本当に“嫌”って思っていたら止めなきゃって思ったりする。《通信が出来ないときが一番不安になる。》
それとは真逆に葵が淫らに悶えることへの期待(この当たりはSの部分で)もある。しかし、ただ待っている自分への憐み(ここらがMの性格)の方が強いかも知れない。
2015/05/23
〖パンツ脱げよ〗
次に葵が、『やばいよ・・。』って言いながら顔を真っ赤にしながら、勢いでタイツ脱いでバックにしまった。その瞬間だが、向井さんは葵のスカートの中に手を差し入れて、葵が慌てて凄いスピードで口押さえて、向井さんの腕に顔を押し付けながら背中を仰け反らした。葵が口を閉じて、一生懸命声出さないようにしているのが判った。
〔すっごく濡れてるよ。葵ちゃん。〕顔を真っ赤にした葵が首を横に振った。向井さんが、〔指2本にする?〕それには本気でイヤイヤ。その仕草があまりに必死で、かなり可愛かった。(と同時に凄くエロくて心臓がドキドキで恥ずかしいほど勃起した。)
そのまま目を開けて必死で向井さんの目を見ながらイヤイヤしている葵に、〔動かしていい?っていうか、2本にして動かしていい?〕と向井さんが耳元で言った途端、眉間に皺を寄せて『・・・』って口開けて耐えるみたいにしてから(小声で)『・・・ほんと駄目、指抜いて。』
この瞬間、俯いて口押さえてくぐもっていたけど明らかに『あんっ!』ってちいさな声を出した。(お店だから大きな声が出せない。)
〔ホテル行く?〕向井さんの言葉責めで葵が首を縦に頷いて、
〔ここでパンツ脱げよ!〕で頷いて。
〔淳平のを口でやってあげる?〕でも頷いた。
〔じゃあ、淳平に今やってあげろよ!〕で葵は首を横にイヤイヤ。
〔指2本?〕でもイヤイヤ。
〔じゃあ、淳平に今する?〕の向井さんの追い討ちにイヤイヤ。
最後に〔じゃあ葵ちゃん、淳平に後でいい?って聞いてみな!〕って命令されて葵がゆっくり俺の顔見て、それから淳平君の顔見て、暫く口パクパクさせた後、『・・・後でもいい?』
淳平君が相当に興奮した顔で〚いいですよ。〛って答えて、もう一回向井さんに、『淳平君、ホテルでするから、それでいい?』と言わされる。結局、葵が椅子の上に膝立ちになって、向井さんがパンツ(ショーツ)を脱がして自分のポケットに入れていた
それからがちょっと俺も興奮することになる。向井さんが、〔じゃあ2時間?4時間?6時間?〕って言うと、葵が真っ赤になって座っていたのだけど、俺は最初向井さんの言っている事が判らなかった。
向井さんがもう一回〔2時間?4時間?6時間?どうする?〕って再質問した後に俺を見た。しかし俺はその意味が判らなくて、暫くしてから葵が、『・・・2時間・。』、〔じゃあ大輔さ、ここ車出せるの25時までだから6時間後くらいに連絡するな。〕
『もう2時間でいいって、言ってるのに!』って葵がちょっとふて腐れながら告げたので、俺にもようやくホテルの休憩時間だってことが判った。向井さんが店の精算を済ませる。〔今日はおれたちが二人を招待したから出しとくよ。〕と告げた。
葵が俺の顔を見て、『大輔君も一緒に行くの?』と小声で尋ねてきたが、俺は「今日は行かない。」と応えると、『終わったら電話をするから、それでいい?』と言い残して、葵は店を出て行った。10回目のプレイが始まる。
その瞬間、心臓がバクバクしてくる。特に、葵、向井さん、淳平君が店から出て行く時に、向井さんが葵のヒップに手を添えていたのを視たとき一番ぎゅうって視界が狭まり心臓が破裂しそうになった。
こういう時ってとにかく一人になりたい。俺は急いで大通りに出てタクシーを拾い、20分後には自宅に着いた。道中のタクシーでは、“もうホテルに入っているのだろうか?ホテルで何をしているのか?”と心臓がまたもやバクバクする。
その後、俺は少しだけ落ち着いてきて、今度は軽い絶望感が襲ってくる。それからまた強く心臓がバクバクしてくる。《今どうしてるのか?ってのも具体的に何かを想像するのじゃなくて、今どうしてるのか?って、本当にそれだけを考えている。》この不安感は何回目でもそうだし、これからもそうなると思う。
何か自分だけじゃないのだよね。自分の気持ちだけじゃなくて葵の気持も心配ってのもある。葵が本当に“嫌”って思っていたら止めなきゃって思ったりする。《通信が出来ないときが一番不安になる。》
それとは真逆に葵が淫らに悶えることへの期待(この当たりはSの部分で)もある。しかし、ただ待っている自分への憐み(ここらがMの性格)の方が強いかも知れない。
2015/05/23
短Ⅱ3『妻のHな嘘』その1
短Ⅱ3『妻のHな嘘』その1
(原題:今夜、妻が寝とられるかも!! 投稿者:高橋 投稿日:2014/01/11)
今夜、妻(友貞 薫:ともさだ・かおる 38歳)が初めて、私(友貞健一 42歳)の友人の須藤通明(みちあき 43歳)と二人きりで、新年会もかねて、飲みに行きます。実は妻本人には内緒で、【寝とらせる】予定ですが…。
私には性癖があり、妻が他の男に好きなように抱かれ、段々とエッチで淫らな女になって欲しいと思っています。そんな事を、想像しただけで興奮してしまいます。しかし私は、妻の薫にそんな事は告白出来ず、言った所で了承するような女ではないのです(これが普通だと思いますが…)。どこにでもいるような、真面目なパート勤務、ちょっとお酒とおしゃべり好きな社交性のあるタイプです。エッチは嫌いではない方だと思いますが、気分が乗らないと自分から積極的にというのは、ほとんどありません。
そんな時、去年忘年会名目で、一緒に飲んだ、私の同級生(悪友)で、飲み友達の通明に、酔った勢いもあり、全て思っている事を話してしまいました!!(男同士だと、結構ぶっちゃけたエロ話しもします)そしたら通明が、〔おれに挑戦させてくんない!?おれ、ここんとこ全然、(セックス)やってないしな(2年前、女性関係で離婚)。〕
酒の勢いからなのか通明はマシンガン・トークです。〔お前の家でも何度か飲ませてもらって、奥さんとも顔見知りだし、奥さんもおれと気さくに話ししてくれて、いい娘だなぁ、って思ってたんだ!!おれもぶっちゃけると、奥さんタイプで、飲みながら胸とか、ムッチリした張りのあるお尻とかばっかり見ちゃって、抱いてみたいなぁ、なんて思ってたんだ!!〕
〔でも、お前の奥さんだから、手は出せなかったんだけどなぁ…。もし、どうなるか分かんないけど、挑戦させてくれるなら、お前の言う通りに動くし、奥さんにはこの事、内緒にして、自然の流れで関係に持ち込むから!勿論、全部、お前に報告するよ。〕
随分溜まっていて、かなり必死で〔ちょっと、二人で奥さん、騙す感じにはなるけど…。お前も俺も、願望が叶うんじゃない!?サイトとかで相手探すよりも、全然、俺の方が安全で安心だしさぁ?(笑)〕頼み込んでくるから、私も任せてしまいました。
そして、そんな事は何も知らない妻にも、土曜日に三人で飲む約束をした事を伝えてあります。今夜がその日です。しかし、私は急な仕事が出来たと言う事にして、午後から会社に行く事に(実はパチンコで時間潰し)妻の薫には電話で、「今夜の件だけど、仕事のトラブルがまだ解決しなくって、行けそうにもないんだ。でも、通明には前から約束してたし悪いけどら、お前だけでも行ってくれない。通明に電話したら〔奥さんと二人でデートになっちゃうけどいいの?〕なんて喜んでたよ。〕と伝える。
すると薫は、『え~っ!?う、うん。』と困った感じだったが、『私だけでも行かないと、悪いわね…。』と、承諾してくれる。それから、渋々と着替え、約束の午後7時に間に合うように待ち合わせ場所に向かったようです。私は、ドキドキしながら、通明の報告待ちです。
2015/05/22
(原題:今夜、妻が寝とられるかも!! 投稿者:高橋 投稿日:2014/01/11)
今夜、妻(友貞 薫:ともさだ・かおる 38歳)が初めて、私(友貞健一 42歳)の友人の須藤通明(みちあき 43歳)と二人きりで、新年会もかねて、飲みに行きます。実は妻本人には内緒で、【寝とらせる】予定ですが…。
私には性癖があり、妻が他の男に好きなように抱かれ、段々とエッチで淫らな女になって欲しいと思っています。そんな事を、想像しただけで興奮してしまいます。しかし私は、妻の薫にそんな事は告白出来ず、言った所で了承するような女ではないのです(これが普通だと思いますが…)。どこにでもいるような、真面目なパート勤務、ちょっとお酒とおしゃべり好きな社交性のあるタイプです。エッチは嫌いではない方だと思いますが、気分が乗らないと自分から積極的にというのは、ほとんどありません。
そんな時、去年忘年会名目で、一緒に飲んだ、私の同級生(悪友)で、飲み友達の通明に、酔った勢いもあり、全て思っている事を話してしまいました!!(男同士だと、結構ぶっちゃけたエロ話しもします)そしたら通明が、〔おれに挑戦させてくんない!?おれ、ここんとこ全然、(セックス)やってないしな(2年前、女性関係で離婚)。〕
酒の勢いからなのか通明はマシンガン・トークです。〔お前の家でも何度か飲ませてもらって、奥さんとも顔見知りだし、奥さんもおれと気さくに話ししてくれて、いい娘だなぁ、って思ってたんだ!!おれもぶっちゃけると、奥さんタイプで、飲みながら胸とか、ムッチリした張りのあるお尻とかばっかり見ちゃって、抱いてみたいなぁ、なんて思ってたんだ!!〕
〔でも、お前の奥さんだから、手は出せなかったんだけどなぁ…。もし、どうなるか分かんないけど、挑戦させてくれるなら、お前の言う通りに動くし、奥さんにはこの事、内緒にして、自然の流れで関係に持ち込むから!勿論、全部、お前に報告するよ。〕
随分溜まっていて、かなり必死で〔ちょっと、二人で奥さん、騙す感じにはなるけど…。お前も俺も、願望が叶うんじゃない!?サイトとかで相手探すよりも、全然、俺の方が安全で安心だしさぁ?(笑)〕頼み込んでくるから、私も任せてしまいました。
そして、そんな事は何も知らない妻にも、土曜日に三人で飲む約束をした事を伝えてあります。今夜がその日です。しかし、私は急な仕事が出来たと言う事にして、午後から会社に行く事に(実はパチンコで時間潰し)妻の薫には電話で、「今夜の件だけど、仕事のトラブルがまだ解決しなくって、行けそうにもないんだ。でも、通明には前から約束してたし悪いけどら、お前だけでも行ってくれない。通明に電話したら〔奥さんと二人でデートになっちゃうけどいいの?〕なんて喜んでたよ。〕と伝える。
すると薫は、『え~っ!?う、うん。』と困った感じだったが、『私だけでも行かないと、悪いわね…。』と、承諾してくれる。それから、渋々と着替え、約束の午後7時に間に合うように待ち合わせ場所に向かったようです。私は、ドキドキしながら、通明の報告待ちです。
2015/05/22
長E〖妻が好き過ぎて〗第8回
長E〖妻が好き過ぎて〗第8回
ガラスの卓上テーブルなので、友人の栗原もちょっと前かがみになっているし、見えてしまうのじゃ・・・案の定、栗原の目線は太ももの方に注がれ始めました。妻の実優(みゆ)は隠そうとせず、栗原の顔をジッと見ています。自分の太ももと股間を見つめている栗原をジッと見ています。栗原も目を逸らせようとはしなくなりました。二人とも、一言も言葉を出さず、お互いの、それぞれを見つめています。恐ろしく淫靡な雰囲気になっていました。
実優の目が少し潤んできた様に見えます。栗原の肩が呼吸で動く様になってきました。『私の、どこがそんなにいいのー?』ふいに聞かれた栗原は、かすれた声で、〔んー・・・。〕と実優が『なーんだ、言えないの?』、〔いや、嘘じゃない。テニスを見に行ってから、ずっと憧れていた。本当だよ、嘘じゃない。〕栗原は慌てている。『エーッ!見に来たことあったの?いつ?』
《これは妻には言っていませんでした。付き合い始めた頃、栗原にせがまれて、紹介する為に連れて行った事が有りました。スレンダーな選手が多い中、太ももがムッチリしていて、走ると乳房がけっこう揺れるので、栗原は口をだらしなく開けたまま見ていました。私と趣味が一緒なのです。それにまだ二回戦で圧勝したので、ちょっとカッコよく見えたのかもしれません。〔それにしても、綺麗だなー。〕この一言で、紹介するのは止めました。顔まで好みじゃ危ないと思いましたから・・・。》
「国体の予選の時、正人(私)に連れてって貰ったんだけど、何故か紹介して貰えなくて・・・。」
『えーなんでだろう?・・・結婚式まで会った事なかったもんねー。』
〔それは俺がいい男だからじゃない?〕
『エーー!キャッハッハッハッ』
笑いながら、実優は後ろに仰け反ってしまいます。妻のフトモモも股間のショーツも丸見えになってしまいました。そこを逃さず栗原は股間を凝視しました。姿勢を戻した実優は膝を抱えた姿勢を変えません。
しかし栗原は壊れてしまったのか、股間を凝視したままです。顔が真っ赤になっています。実優も又、栗原の顔を見つめだしました。どれ程の時間か、沈黙が続きました。そして、沈黙を破ったのは、妻でした。『私の・・・裸が・・みたいの?』
《さっき、風呂場で、寝室で、性器を舐められまでしたのに・・・と一瞬思いましたが、何故か新鮮な、圧倒的な衝撃を受けます。直ぐにはその言葉が信じられませんでした。》
栗原も口を開けたままポカンとしています。そして、慌てた様に、〔いいの?見せてもらっても・・・。〕蚊の鳴く様な声で答えます。実優が『見るだけで・・・我慢出来る?栗原さん、本当に・・・約束できる?』栗原は〔うん、我慢する。約束します・・・。〕《私は、まるで、母親と息子の様に思えました。》
それから、暫らくジッと妻の実優は栗原を見つめていました。栗原は、目線に困る様に恐る恐る妻を見ていましたが、〔本当に我慢する。一生の宝にします。〕と、今度は力強く言うと、実優は、『そう。』と言って意を決した様にスッと立ち上がります。
『ちょっと待っていてね。』そう言うと、こちらに歩いて来ました。私(橋内正人)は慌てて布団に飛び込みます。直ぐに、襖(ふすま)が静かに開きました。私は必死に寝息を立てました。(何馬鹿な事やっているんだろう・・・)じっと見られているのが痛い程判ります。 少しイビキをかいてみました。すると、スーと襖が閉まる音がして実優は戻った様です。
2015/05/22
ガラスの卓上テーブルなので、友人の栗原もちょっと前かがみになっているし、見えてしまうのじゃ・・・案の定、栗原の目線は太ももの方に注がれ始めました。妻の実優(みゆ)は隠そうとせず、栗原の顔をジッと見ています。自分の太ももと股間を見つめている栗原をジッと見ています。栗原も目を逸らせようとはしなくなりました。二人とも、一言も言葉を出さず、お互いの、それぞれを見つめています。恐ろしく淫靡な雰囲気になっていました。
実優の目が少し潤んできた様に見えます。栗原の肩が呼吸で動く様になってきました。『私の、どこがそんなにいいのー?』ふいに聞かれた栗原は、かすれた声で、〔んー・・・。〕と実優が『なーんだ、言えないの?』、〔いや、嘘じゃない。テニスを見に行ってから、ずっと憧れていた。本当だよ、嘘じゃない。〕栗原は慌てている。『エーッ!見に来たことあったの?いつ?』
《これは妻には言っていませんでした。付き合い始めた頃、栗原にせがまれて、紹介する為に連れて行った事が有りました。スレンダーな選手が多い中、太ももがムッチリしていて、走ると乳房がけっこう揺れるので、栗原は口をだらしなく開けたまま見ていました。私と趣味が一緒なのです。それにまだ二回戦で圧勝したので、ちょっとカッコよく見えたのかもしれません。〔それにしても、綺麗だなー。〕この一言で、紹介するのは止めました。顔まで好みじゃ危ないと思いましたから・・・。》
「国体の予選の時、正人(私)に連れてって貰ったんだけど、何故か紹介して貰えなくて・・・。」
『えーなんでだろう?・・・結婚式まで会った事なかったもんねー。』
〔それは俺がいい男だからじゃない?〕
『エーー!キャッハッハッハッ』
笑いながら、実優は後ろに仰け反ってしまいます。妻のフトモモも股間のショーツも丸見えになってしまいました。そこを逃さず栗原は股間を凝視しました。姿勢を戻した実優は膝を抱えた姿勢を変えません。
しかし栗原は壊れてしまったのか、股間を凝視したままです。顔が真っ赤になっています。実優も又、栗原の顔を見つめだしました。どれ程の時間か、沈黙が続きました。そして、沈黙を破ったのは、妻でした。『私の・・・裸が・・みたいの?』
《さっき、風呂場で、寝室で、性器を舐められまでしたのに・・・と一瞬思いましたが、何故か新鮮な、圧倒的な衝撃を受けます。直ぐにはその言葉が信じられませんでした。》
栗原も口を開けたままポカンとしています。そして、慌てた様に、〔いいの?見せてもらっても・・・。〕蚊の鳴く様な声で答えます。実優が『見るだけで・・・我慢出来る?栗原さん、本当に・・・約束できる?』栗原は〔うん、我慢する。約束します・・・。〕《私は、まるで、母親と息子の様に思えました。》
それから、暫らくジッと妻の実優は栗原を見つめていました。栗原は、目線に困る様に恐る恐る妻を見ていましたが、〔本当に我慢する。一生の宝にします。〕と、今度は力強く言うと、実優は、『そう。』と言って意を決した様にスッと立ち上がります。
『ちょっと待っていてね。』そう言うと、こちらに歩いて来ました。私(橋内正人)は慌てて布団に飛び込みます。直ぐに、襖(ふすま)が静かに開きました。私は必死に寝息を立てました。(何馬鹿な事やっているんだろう・・・)じっと見られているのが痛い程判ります。 少しイビキをかいてみました。すると、スーと襖が閉まる音がして実優は戻った様です。
2015/05/22
中6〖不倫の代償〗第1章7話
中6〖不倫の代償〗第1章7話
ここまで来ると、私(篠田隆弘)の妻千遥(ちはる)に対する疑いは、かなりの確立で的中しているのは、疑う余地も無い。でも私は、日ごろ見たことも無い妻のバッグを覗き見たい感情に掻き立てられた。
妻の眠りの深いことを確認すると、クローゼットを静かに開け、千遥がさっき持ち帰りクローゼットの隅に無造作に置いてある手提げのバッグを持って、子供部屋へ向かった。娘の真奈の机の電気をつけてバッグの中身を見てみた、多少の罪悪感は有ったがそれ以上に私は、《さっき寝室で探しきれなかったものが、このバッグの中に有る、あって欲しい。》と願う気持ちが強かったように思う。
中身を見ていくと、財布、定期入れ、ハンカチ等在り来たりのものが目に入った。取りあえず財布の中身は領収書やキャッシュカード、現金と特に気になるものは無い。携帯電話もありましたがさすがに見れません(後で後悔しますが・・)。次にバッグの中身を一度全部出してみると、手前の部分にファスナーで仕切られた部分があるのに気づき、ファスナーを開け、その中を見た瞬間、目的は達せられました。
中身は、タバコ(もちろんガラム)に、女性用の高級そうなライターでした。目的を果たした私は、元通りにバッグを戻し、ベッドに入りこれからの事を考え始めました。不思議なものです、自分の考えが裏付けされた今、怒りは頂点に達している筈なのに、妻に対する復讐より先に、我が家の今後のことを考える自分がいるのです。
その時、私は思いました。世の奥さんは亭主の不貞が発覚したとき、私のように子供のことや家の事を複雑な思い出、考えあぐねるのだろうかと。妻の千遥は相変わらず、隣で寝息とも鼾ともつかい音を立てて寝ています。《私は、妻の髪の毛を掴み揺り起こし、その顔に平手を食らわしてやりたい気持でした。》しかし、奥歯が痛くなるほど悔しさをかみ締めてこらえました。
悔しさでほとんど眠れなかった私は、朝食もとる事が出来ませんでした。《それにしても、妻の行動は余りにも不用意で、もう少し用意周到さがあっても良いのではと思う気持ちが有りました。》
何故なら、私は先日妻の同僚の三嶋さんと二人きりで飲んでおり、それは彼女と妻の関係から、妻に伝わっている筈なのです。その時の内容を聞けば、自分の秘密の一部が私に解ったしまったということで、他の秘密を守るために何らかの動きがあって然るべきなのに。
2015/05/22
ここまで来ると、私(篠田隆弘)の妻千遥(ちはる)に対する疑いは、かなりの確立で的中しているのは、疑う余地も無い。でも私は、日ごろ見たことも無い妻のバッグを覗き見たい感情に掻き立てられた。
妻の眠りの深いことを確認すると、クローゼットを静かに開け、千遥がさっき持ち帰りクローゼットの隅に無造作に置いてある手提げのバッグを持って、子供部屋へ向かった。娘の真奈の机の電気をつけてバッグの中身を見てみた、多少の罪悪感は有ったがそれ以上に私は、《さっき寝室で探しきれなかったものが、このバッグの中に有る、あって欲しい。》と願う気持ちが強かったように思う。
中身を見ていくと、財布、定期入れ、ハンカチ等在り来たりのものが目に入った。取りあえず財布の中身は領収書やキャッシュカード、現金と特に気になるものは無い。携帯電話もありましたがさすがに見れません(後で後悔しますが・・)。次にバッグの中身を一度全部出してみると、手前の部分にファスナーで仕切られた部分があるのに気づき、ファスナーを開け、その中を見た瞬間、目的は達せられました。
中身は、タバコ(もちろんガラム)に、女性用の高級そうなライターでした。目的を果たした私は、元通りにバッグを戻し、ベッドに入りこれからの事を考え始めました。不思議なものです、自分の考えが裏付けされた今、怒りは頂点に達している筈なのに、妻に対する復讐より先に、我が家の今後のことを考える自分がいるのです。
その時、私は思いました。世の奥さんは亭主の不貞が発覚したとき、私のように子供のことや家の事を複雑な思い出、考えあぐねるのだろうかと。妻の千遥は相変わらず、隣で寝息とも鼾ともつかい音を立てて寝ています。《私は、妻の髪の毛を掴み揺り起こし、その顔に平手を食らわしてやりたい気持でした。》しかし、奥歯が痛くなるほど悔しさをかみ締めてこらえました。
悔しさでほとんど眠れなかった私は、朝食もとる事が出来ませんでした。《それにしても、妻の行動は余りにも不用意で、もう少し用意周到さがあっても良いのではと思う気持ちが有りました。》
何故なら、私は先日妻の同僚の三嶋さんと二人きりで飲んでおり、それは彼女と妻の関係から、妻に伝わっている筈なのです。その時の内容を聞けば、自分の秘密の一部が私に解ったしまったということで、他の秘密を守るために何らかの動きがあって然るべきなのに。
2015/05/22
中12 《我儘と公認》 №04
中12 《我儘と公認》 №04
妻の文香(ふみか)が言った『何も無かったよ。』の言葉を信じ その夜 遅く友人の朝井仁志に≪今日は家内が世話になった。≫とメールをすると、直ぐに返信が≪おれの方こそ、奥さんお借りして楽しかったよ。≫の返事がある。
それで私(小野寺宏一)が≪家内は『何も無かった楽しいドライブだけだった。』言っているが、その通りなのか?≫とメールを打ち、ドキドキしながら返信を待っていました。
数分後に朝井から返信が、≪すまん。超えたよ。君の望んでいる事になった。≫の文字が・・・。
≪超えた?一線を超えたと言う事か?≫と問うと、
≪そうだ抱かせて貰ったよ。奥さんもその気だったようだ。勝負下着って言うのか、後ろがヒモだけの下着だった。≫と答えのメール。
≪まさか生じゃないよな?≫
朝井は≪ああ、もちろんさ。ちゃんと着けた。≫
《文香は私に嘘をついていたのです。勝負下着を持っている事さえ知りませんでした。》
≪また週末に会うと言っていたけど?≫私は半分怒りと半分嫉妬でいた。
≪そう。それも奥さんの方から言い出したんだ。≫
私を変態扱いしていた妻が 最初のドライブで身体を許してしまっていたのです。全ては、あの≪バ~イ≫の軽いメールの返事が 妻の気持ちを表しているようでした。
ショックを引きずりながら私が寝室に戻ると、文香が軽い寝息を立て寝ています。昼間は朝井に身体を曝け出し、互いの性器を舐め合い、膣にペニスを咥え込む。そんな妻の姿を想像すると、怒りと嫉妬で目が冴えてしまい朝方まで眠りに付けませんでした。
朝、私が起きると普段と変わらぬ妻の文香が、気のせいか、表情が明るく、動きも軽やかに見えるのです。子供達を送り出し 二人だけになると、私の方が緊張してしまいました。
《聞こうか聞くまいか、私は迷いましたが・・・。》
「あのな~。」と文香に、
『えっ!?なあ~に?』
「朝井に聞いたよ。昨日の事を・・。」と言うと
『そう~やっぱり男同士よね。私も直ぐに分かったわ。あなたの今朝の表情で、でもね そうさせたのは、あなただからね。浮気じゃ無いです。』と文香は答える。
「まあ、そうだけど・・なら・・なぜ昨日は嘘を・・何も無かったと云うんだ。」
『それは謝ります。でもね、それはあなたへの気配りだと思って下さい。』
と言い訳する妻に対して、内心《ふん何が気配りなんだ。》と思いました。
私は次に勝負下着の事を訊くと、『そんな事まで、あの人は話したのね。なら正直に言います。』『あなたが朝井さんを招いた日から、私ね、この人に抱かれるんだと思うようになったの。それから何回も会っている内に、あなたとは違う。何て言うのか、ごめんなさいね。男の魅力を感じて来たの。』
妻の文香は、朝井の話し方や仕草など全てが好きになって行ったらしいのです。だから、『あなたに隠れて、店員さんにも恥ずかしかったけど、この歳であんな下着を買ってしまったの。』と告白した。
そうなんです。妻は朝井に惚れてしまっていたんのです。私が気がつかなかっただけでした。専業主婦で外界を知らぬ退屈な毎日の繰り返し。そこへ見てくれのいい朝井が登場する。浮気など出来ない妻にしてみれば、私の【貸し出し】願望で〖夫公認の浮気〗が、いや〖本気の恋愛(セックス)〗が出来るのです。
私(小野寺宏一)は文香に対し、何も反論できませんでした。男の機能も弱り妻を満足させられない引け目から、友人の朝井仁志に妻を任せるしか出来ないのです。時が私の悲しみと怒りを少しずつですが 静まらせてくれました。そして また週末の土曜日が来たのです。
2015/05/21
妻の文香(ふみか)が言った『何も無かったよ。』の言葉を信じ その夜 遅く友人の朝井仁志に≪今日は家内が世話になった。≫とメールをすると、直ぐに返信が≪おれの方こそ、奥さんお借りして楽しかったよ。≫の返事がある。
それで私(小野寺宏一)が≪家内は『何も無かった楽しいドライブだけだった。』言っているが、その通りなのか?≫とメールを打ち、ドキドキしながら返信を待っていました。
数分後に朝井から返信が、≪すまん。超えたよ。君の望んでいる事になった。≫の文字が・・・。
≪超えた?一線を超えたと言う事か?≫と問うと、
≪そうだ抱かせて貰ったよ。奥さんもその気だったようだ。勝負下着って言うのか、後ろがヒモだけの下着だった。≫と答えのメール。
≪まさか生じゃないよな?≫
朝井は≪ああ、もちろんさ。ちゃんと着けた。≫
《文香は私に嘘をついていたのです。勝負下着を持っている事さえ知りませんでした。》
≪また週末に会うと言っていたけど?≫私は半分怒りと半分嫉妬でいた。
≪そう。それも奥さんの方から言い出したんだ。≫
私を変態扱いしていた妻が 最初のドライブで身体を許してしまっていたのです。全ては、あの≪バ~イ≫の軽いメールの返事が 妻の気持ちを表しているようでした。
ショックを引きずりながら私が寝室に戻ると、文香が軽い寝息を立て寝ています。昼間は朝井に身体を曝け出し、互いの性器を舐め合い、膣にペニスを咥え込む。そんな妻の姿を想像すると、怒りと嫉妬で目が冴えてしまい朝方まで眠りに付けませんでした。
朝、私が起きると普段と変わらぬ妻の文香が、気のせいか、表情が明るく、動きも軽やかに見えるのです。子供達を送り出し 二人だけになると、私の方が緊張してしまいました。
《聞こうか聞くまいか、私は迷いましたが・・・。》
「あのな~。」と文香に、
『えっ!?なあ~に?』
「朝井に聞いたよ。昨日の事を・・。」と言うと
『そう~やっぱり男同士よね。私も直ぐに分かったわ。あなたの今朝の表情で、でもね そうさせたのは、あなただからね。浮気じゃ無いです。』と文香は答える。
「まあ、そうだけど・・なら・・なぜ昨日は嘘を・・何も無かったと云うんだ。」
『それは謝ります。でもね、それはあなたへの気配りだと思って下さい。』
と言い訳する妻に対して、内心《ふん何が気配りなんだ。》と思いました。
私は次に勝負下着の事を訊くと、『そんな事まで、あの人は話したのね。なら正直に言います。』『あなたが朝井さんを招いた日から、私ね、この人に抱かれるんだと思うようになったの。それから何回も会っている内に、あなたとは違う。何て言うのか、ごめんなさいね。男の魅力を感じて来たの。』
妻の文香は、朝井の話し方や仕草など全てが好きになって行ったらしいのです。だから、『あなたに隠れて、店員さんにも恥ずかしかったけど、この歳であんな下着を買ってしまったの。』と告白した。
そうなんです。妻は朝井に惚れてしまっていたんのです。私が気がつかなかっただけでした。専業主婦で外界を知らぬ退屈な毎日の繰り返し。そこへ見てくれのいい朝井が登場する。浮気など出来ない妻にしてみれば、私の【貸し出し】願望で〖夫公認の浮気〗が、いや〖本気の恋愛(セックス)〗が出来るのです。
私(小野寺宏一)は文香に対し、何も反論できませんでした。男の機能も弱り妻を満足させられない引け目から、友人の朝井仁志に妻を任せるしか出来ないのです。時が私の悲しみと怒りを少しずつですが 静まらせてくれました。そして また週末の土曜日が来たのです。
2015/05/21
中10〚新しい夫婦の形〛2章第9話 16
中10〚新しい夫婦の形〛2章第9話 16
いつの間にかもう昼を過ぎていた。僕たちは二人でシャワーをあびて、無言のまま妻の作った昼食を食べた。僕(益岡健人)はなんとなく虚脱感におそわれ、ソファに座って、食事の後片付けをするエプロン姿の妻を見ていた。僕は黙ってキッチンで洗い物をする妻の希美(のぞみ)に近づいていった。
「今日は一日下着でいる約束だよ。」
そう言って僕はゆっくりと妻のエプロンを脱がした。希美はされるまま抵抗しなかった。妻を下着姿にすると、リビングの温度を少し高めに設定して再びソファに腰をかけた。
「さあ、まだ二人残っているよ・・全部話してくれる約束だろ・・・。」
『わかったわ・・。』
そう言った妻の表情がなんとも悲しそうで僕は心を痛めた。希美は僕に入れてくれた紅茶をもって来てくれた。
『一年前の2月に北海道に一人で仕事に行ったのを覚えている?その時に二人の人と・・・。』
そう言って希美は4人目・5人目の男との話をし始める。『去年札幌へ一人でエキシビジョンの仕事で出張した際、その時のクライアントで天野広司さんという人と偶然に出会った。』と言う。天野さんは希美が新入社員の頃に東京のクライアントで大変お世話になった人らしい。物腰のやわらかい紳士的な中年だったようだ。定年を控えて天野さんは札幌の支所に単身で赴任していた。
〔百瀬さんもイベントを一人でこなせるようになったのですね・・いや、失礼、たしかご結婚されたんですよね?〕
『ええ、もう6年前に・・・でも仕事中は今でも百瀬の名前です。』
天野さんに突然声をかけられてびっくりしたのと同時に、懐かしい気持ちがこみ上げてきたと妻は当時を振り返っていた。札幌の郊外にある高層ホテルのレストランでの夜会のあと、妻と天野さんは二人でバーへ行き、そのままベッドを共にしたという。窓の外に見える雪の札幌の幻想的な景色が、妻の心に隙間を作ってしまったようだった。
〔きみとこんなに良い思い出が出来て、最後に札幌に左遷されたかいがあったよ。〕
天野さんはベッドの中でそんな風に妻に言ったそうだ。
また、その次の日は北海道工場の製作部の人に工場を案内された後、帰りの飛行機までまだだいぶ時間があったので、製作部の秋元英明という人に空港近くを案内してもらったそうだ。『あの白いレストラン素敵ですね。』空港近くの林の中にあった白い建物を見てつい妻の希美がもらした。
〔行ってみますか?まだ時間もあることだし。〕そう言って秋元さんはその白い建物の下に車を走らせると、すぐにそれがレストランなどではないことは希美にもわかったそうだ。
〔入ってみます?〕妻の返事を聞かないまま、車はその中に入っていった。前日に天野さんとの一夜のあとで、まだ身体が欲していたのか、何故断りきれなかったのか不思議だったと妻は振り返っていた。
それまでに希美はすべての誘いに応じていたわけではなかった。断った話も聞かせてもらった。『中でも社内では佐々岡喬がしつこかった。』と言う。佐々岡は出張の時以外、東京でも露骨に妻を誘ってきた。
また、『4カ月前に園部君に出張で言い寄られた時は、少しぐらついたが、すぐに自制心を取り戻してきちんと断った。』と言った。そもそも希美は若い社員とは関係を持たないようにしていたと言う。若い男の方が変に束縛欲があり、また地位がないことから比較的口が軽いと言っていた。だから、『いずれ佐々岡や園部あたりから僕の耳に入るだろうと(妻は)恐れていた。』と告白した。
2015/05/21
いつの間にかもう昼を過ぎていた。僕たちは二人でシャワーをあびて、無言のまま妻の作った昼食を食べた。僕(益岡健人)はなんとなく虚脱感におそわれ、ソファに座って、食事の後片付けをするエプロン姿の妻を見ていた。僕は黙ってキッチンで洗い物をする妻の希美(のぞみ)に近づいていった。
「今日は一日下着でいる約束だよ。」
そう言って僕はゆっくりと妻のエプロンを脱がした。希美はされるまま抵抗しなかった。妻を下着姿にすると、リビングの温度を少し高めに設定して再びソファに腰をかけた。
「さあ、まだ二人残っているよ・・全部話してくれる約束だろ・・・。」
『わかったわ・・。』
そう言った妻の表情がなんとも悲しそうで僕は心を痛めた。希美は僕に入れてくれた紅茶をもって来てくれた。
『一年前の2月に北海道に一人で仕事に行ったのを覚えている?その時に二人の人と・・・。』
そう言って希美は4人目・5人目の男との話をし始める。『去年札幌へ一人でエキシビジョンの仕事で出張した際、その時のクライアントで天野広司さんという人と偶然に出会った。』と言う。天野さんは希美が新入社員の頃に東京のクライアントで大変お世話になった人らしい。物腰のやわらかい紳士的な中年だったようだ。定年を控えて天野さんは札幌の支所に単身で赴任していた。
〔百瀬さんもイベントを一人でこなせるようになったのですね・・いや、失礼、たしかご結婚されたんですよね?〕
『ええ、もう6年前に・・・でも仕事中は今でも百瀬の名前です。』
天野さんに突然声をかけられてびっくりしたのと同時に、懐かしい気持ちがこみ上げてきたと妻は当時を振り返っていた。札幌の郊外にある高層ホテルのレストランでの夜会のあと、妻と天野さんは二人でバーへ行き、そのままベッドを共にしたという。窓の外に見える雪の札幌の幻想的な景色が、妻の心に隙間を作ってしまったようだった。
〔きみとこんなに良い思い出が出来て、最後に札幌に左遷されたかいがあったよ。〕
天野さんはベッドの中でそんな風に妻に言ったそうだ。
また、その次の日は北海道工場の製作部の人に工場を案内された後、帰りの飛行機までまだだいぶ時間があったので、製作部の秋元英明という人に空港近くを案内してもらったそうだ。『あの白いレストラン素敵ですね。』空港近くの林の中にあった白い建物を見てつい妻の希美がもらした。
〔行ってみますか?まだ時間もあることだし。〕そう言って秋元さんはその白い建物の下に車を走らせると、すぐにそれがレストランなどではないことは希美にもわかったそうだ。
〔入ってみます?〕妻の返事を聞かないまま、車はその中に入っていった。前日に天野さんとの一夜のあとで、まだ身体が欲していたのか、何故断りきれなかったのか不思議だったと妻は振り返っていた。
それまでに希美はすべての誘いに応じていたわけではなかった。断った話も聞かせてもらった。『中でも社内では佐々岡喬がしつこかった。』と言う。佐々岡は出張の時以外、東京でも露骨に妻を誘ってきた。
また、『4カ月前に園部君に出張で言い寄られた時は、少しぐらついたが、すぐに自制心を取り戻してきちんと断った。』と言った。そもそも希美は若い社員とは関係を持たないようにしていたと言う。若い男の方が変に束縛欲があり、また地位がないことから比較的口が軽いと言っていた。だから、『いずれ佐々岡や園部あたりから僕の耳に入るだろうと(妻は)恐れていた。』と告白した。
2015/05/21
長J『失くしたもの』第1章⑦
長J『失くしたもの』第1章⑦
4月17日(月)
「そうか。君は可哀想な人なら、誰にでも股を開くのだな。可哀想な人間なんて世の中に沢山いる。今から連れて来たら、順番に相手をしてやるのか?君みたいな女と結婚した、俺が1番可哀想な人間だろ?」
妻の菜月(なつき)はただ泣くだけで何も答えません。
「本当に小さかったのか?そう言っているだけで、本当は気持ち良くて何回も達したのだろ?君の話は信用出来ないからな。」
『最初は彼(服部)に自信を付けさせようと思って、感じなくても演技するつもりでした。でも彼のアレが小さいので、スキンが緩くて外れないか気になっている間に、1人興奮していた彼は出してしまいました。私は達しませんでした。本当です。』
自分の物で私(妻)を感じさせる事が出来ずに、すぐに出してしまった彼の失望は相当なもので、〚もう1度だけ付き合って欲しい。〛と、泣きながら頼んでくる彼が可哀想になり、また会う約束をしてしまったそうです。
本当に母性本能からだったにしても、当然妻と相手の男(鈴木)を許す事は出来ません。まだ聞きたい事も山ほど有りましたが、菜月が裸で若い男に手ほどきをしている姿が浮かび、耐えられなくなったので、今日はここまでにしました。
4月18日(火)
この日も会社から帰ると私(平井慶介)は妻の菜月に質問責めでした。
「あいつと何回会った?会う度にしていたのか?」
『・・・20回以上は・・・でも、毎回ラブホテルに行っていた訳ではありません。ホテルに行っても悩みを聞いてあげたりするだけで、関係を持つ事はほとんど無かったのです。』
「朝帰りの時も?違うだろ。」
『・・・はい・・・その時はセックスもしました。でも、彼はすぐに出してしまって、10分程度の行為です。勿論私は達する事もありません。いい訳にはならないけれど本当です。ごめんなさい。許してください。』
「歳が可也上だと言っても、若い男が女と一晩一緒にいてそれで済むのか?言ってみろ。」
『・・・本当です。あとはほとんど話をしていて・・・ただ眠る時は、彼が安心出来るからと言うので、抱き締めてあげて寝た事もありましたが、それも裸ではありません。私も彼も下着を着けて、浴衣も着ていました。』
「本当か?SMの部屋で?信用出来ないな?」
『ごめんなさい。本当です。あの日はあの部屋しか開いて無くて・・・入ってみて、彼も私も驚きました。・・・私は彼の事を息子のように思って・・・彼には恋愛感情などありません。それだけは信じて下さい。もう二度と会いません。許して下さい。』
妻を許した訳ではありませんが、彼で達しなかった事やほとんどセックスもしていない事、また『恋愛感情も無かった』と聞いて、何故かほっとしている自分に気付きました。まだ妻を愛していて離婚は考えられなかった上に、今の話を聞いて怒りも少し収まり、心の中ではこの時点で、許さなければ仕方ないと思いました。
「最後に聞くが、菜月はこれから、俺との関係をどうするつもりだ?」
『もう二度と裏切りません。都合のいい考えだけれど、このまま夫婦でいたいです。一生を掛けて償わせて下さい。怨まれたままでもいいから、夫婦でいたいです。お願いします。』
「俺は一生この事を忘れないだろう。度々思い出して、色々な仕打ちもするだろう。それでもいいのか?」
『どんな事をされても、私が悪いのだから喜んで罰を受けます。どんな事をされても、どんなに怨まれてもいいから、お願いします。お願いします。』
妻の菜月を許す事にしても、彼に対する怒りは妻の比では無いので、後は相手との決着をどう付けるかという事で頭がいっぱいです。
2015/05/21
4月17日(月)
「そうか。君は可哀想な人なら、誰にでも股を開くのだな。可哀想な人間なんて世の中に沢山いる。今から連れて来たら、順番に相手をしてやるのか?君みたいな女と結婚した、俺が1番可哀想な人間だろ?」
妻の菜月(なつき)はただ泣くだけで何も答えません。
「本当に小さかったのか?そう言っているだけで、本当は気持ち良くて何回も達したのだろ?君の話は信用出来ないからな。」
『最初は彼(服部)に自信を付けさせようと思って、感じなくても演技するつもりでした。でも彼のアレが小さいので、スキンが緩くて外れないか気になっている間に、1人興奮していた彼は出してしまいました。私は達しませんでした。本当です。』
自分の物で私(妻)を感じさせる事が出来ずに、すぐに出してしまった彼の失望は相当なもので、〚もう1度だけ付き合って欲しい。〛と、泣きながら頼んでくる彼が可哀想になり、また会う約束をしてしまったそうです。
本当に母性本能からだったにしても、当然妻と相手の男(鈴木)を許す事は出来ません。まだ聞きたい事も山ほど有りましたが、菜月が裸で若い男に手ほどきをしている姿が浮かび、耐えられなくなったので、今日はここまでにしました。
4月18日(火)
この日も会社から帰ると私(平井慶介)は妻の菜月に質問責めでした。
「あいつと何回会った?会う度にしていたのか?」
『・・・20回以上は・・・でも、毎回ラブホテルに行っていた訳ではありません。ホテルに行っても悩みを聞いてあげたりするだけで、関係を持つ事はほとんど無かったのです。』
「朝帰りの時も?違うだろ。」
『・・・はい・・・その時はセックスもしました。でも、彼はすぐに出してしまって、10分程度の行為です。勿論私は達する事もありません。いい訳にはならないけれど本当です。ごめんなさい。許してください。』
「歳が可也上だと言っても、若い男が女と一晩一緒にいてそれで済むのか?言ってみろ。」
『・・・本当です。あとはほとんど話をしていて・・・ただ眠る時は、彼が安心出来るからと言うので、抱き締めてあげて寝た事もありましたが、それも裸ではありません。私も彼も下着を着けて、浴衣も着ていました。』
「本当か?SMの部屋で?信用出来ないな?」
『ごめんなさい。本当です。あの日はあの部屋しか開いて無くて・・・入ってみて、彼も私も驚きました。・・・私は彼の事を息子のように思って・・・彼には恋愛感情などありません。それだけは信じて下さい。もう二度と会いません。許して下さい。』
妻を許した訳ではありませんが、彼で達しなかった事やほとんどセックスもしていない事、また『恋愛感情も無かった』と聞いて、何故かほっとしている自分に気付きました。まだ妻を愛していて離婚は考えられなかった上に、今の話を聞いて怒りも少し収まり、心の中ではこの時点で、許さなければ仕方ないと思いました。
「最後に聞くが、菜月はこれから、俺との関係をどうするつもりだ?」
『もう二度と裏切りません。都合のいい考えだけれど、このまま夫婦でいたいです。一生を掛けて償わせて下さい。怨まれたままでもいいから、夫婦でいたいです。お願いします。』
「俺は一生この事を忘れないだろう。度々思い出して、色々な仕打ちもするだろう。それでもいいのか?」
『どんな事をされても、私が悪いのだから喜んで罰を受けます。どんな事をされても、どんなに怨まれてもいいから、お願いします。お願いします。』
妻の菜月を許す事にしても、彼に対する怒りは妻の比では無いので、後は相手との決着をどう付けるかという事で頭がいっぱいです。
2015/05/21
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第8節6章 60
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第8節6章 60
〖言葉責めから・・〗
向井浩人さんも、妻の葵(あおい)をこのような場で恥ずかしがらせるって事に興奮していたと思う。食事で例えるなら“前菜”部分という感覚なのだろう。
俺(福山大輔)と同様にこうした経験の少ない白石淳平君はかなり興奮していました。《これも後に聞くと、事前に予想していたよりも葵が、色が白くて可愛かったのと、スレンダーなのにバストが大きかった事。向井さんに〖躾(しつ)けられている。〗のがヤバかったって言っていました。》
葵は向井さんにバストを揉まれながら『やーだ!』とか『駄目だよ!』とか言っていたけど喘ぎ混じりに、『大輔君助けてよー。』声で助けを求めて、『ねーえ』って袖引っ張ってきたりしていた。(俺は優しく葵の頭を撫でてあげる。)
そんな時に注文した料理を店員が「ご注文品です。」と声を掛けるが、葵は机に頭突っ伏したままで顔真っ赤にしていた。向井さんが上手いなと思ったのは店員がいる間も葵の腰は抱いたままで、出ていった後ですぐに又乳房を揉み始めた。
〔これからおれが下の方触るから、その間淳平に乳房(おっぱい)を揉ませる?〕って一言。葵が顔上げて、『それは無理。だってここお店だよ?』
しかし、向井さんはSっぽく〔そんなの関係ないさ。〕と言って、すぐに葵の腰を持ったまま自分の膝の上に葵を持ち上げる。それから向井さんと淳平君の間に葵を入れた。葵は大きな声を出せないから『あー・・・無理、無理。』って小さく呟きながら俺のセーターの裾を掴んだけれど、ゆっくりと手を引き離した。
向井さんは、それから片手で胸を揉んで、もう片手でスカートを捲ろうとして、葵がそれを抑えている。スカートを防御しているが、もう胸は揉まれ放題だった。その流れを淳平君も見ているだけだった。当然料理は手付かずになっていた。
その時点で店に入って20分程だけど、向井さんはもう“決める”つもりだったらしい。意地悪な言葉責めで、〔ここじゃ厭なの?葵ちゃん。〕って言いながら、〔それじゃあ葵ちゃん、もうホテル行っちゃう?〕すると、葵は胸を揉まれながら、『・・・まだそっちの方がいい。だってここじゃ見られちゃうよ。』
正直俺の耳にも言い訳に聞こえたけど、葵に上手くOKを言わせた。向井さんが重ねて〔じゃあもうホテル行く?〕、『・・・うん。』
ただ、向井さんは考えていたのだと思う。というかそういう風に陥落した後の扱いが凄く上手いと思った。そこで終りじゃなくて葵の胸を揉みながら、〔じゃあ、ホテル行く前にちょっとスカート捲(まく)って、そしたらホテル行ってあげる。〕、『嘘。なんで?』
〔いいから葵。淳平に見せてやれって!ホテルへ行って嫌だって言われたら困るだろ?〕
『・・・言わないよ。何で?っていうか、タイツだから下着とか見えないよ。無理、ここじゃ無理でしょ?』って葵が言った後に向井さんが、
〔じゃあ葵、今ここでタイツ脱げよ!〕って一言。
『無理・・です。』
〔じゃあブラジャーとタイツも脱ぐな。〕
『何で増えるの?』
〔スカートも脱がすよ。〕
からかいモードだけど、半分本気なエロさがあった。
『寒いよ。』とか、『お店出るときタイツ脱いだのバレちゃうよ。』ともう断りきれない状態になって、最後は向井さんが冗談っぽく、〔いいよじゃあ葵、俺が脱がすな。淳平、しっかりと葵を見てな。あ、違う抑えておいて、おっぱい押さえてもいいよ。〕すると葵が慌てて自分でカーディガンと下のシャツから腕を抜いて、ブラジャーを外した。
2015/05/20
〖言葉責めから・・〗
向井浩人さんも、妻の葵(あおい)をこのような場で恥ずかしがらせるって事に興奮していたと思う。食事で例えるなら“前菜”部分という感覚なのだろう。
俺(福山大輔)と同様にこうした経験の少ない白石淳平君はかなり興奮していました。《これも後に聞くと、事前に予想していたよりも葵が、色が白くて可愛かったのと、スレンダーなのにバストが大きかった事。向井さんに〖躾(しつ)けられている。〗のがヤバかったって言っていました。》
葵は向井さんにバストを揉まれながら『やーだ!』とか『駄目だよ!』とか言っていたけど喘ぎ混じりに、『大輔君助けてよー。』声で助けを求めて、『ねーえ』って袖引っ張ってきたりしていた。(俺は優しく葵の頭を撫でてあげる。)
そんな時に注文した料理を店員が「ご注文品です。」と声を掛けるが、葵は机に頭突っ伏したままで顔真っ赤にしていた。向井さんが上手いなと思ったのは店員がいる間も葵の腰は抱いたままで、出ていった後ですぐに又乳房を揉み始めた。
〔これからおれが下の方触るから、その間淳平に乳房(おっぱい)を揉ませる?〕って一言。葵が顔上げて、『それは無理。だってここお店だよ?』
しかし、向井さんはSっぽく〔そんなの関係ないさ。〕と言って、すぐに葵の腰を持ったまま自分の膝の上に葵を持ち上げる。それから向井さんと淳平君の間に葵を入れた。葵は大きな声を出せないから『あー・・・無理、無理。』って小さく呟きながら俺のセーターの裾を掴んだけれど、ゆっくりと手を引き離した。
向井さんは、それから片手で胸を揉んで、もう片手でスカートを捲ろうとして、葵がそれを抑えている。スカートを防御しているが、もう胸は揉まれ放題だった。その流れを淳平君も見ているだけだった。当然料理は手付かずになっていた。
その時点で店に入って20分程だけど、向井さんはもう“決める”つもりだったらしい。意地悪な言葉責めで、〔ここじゃ厭なの?葵ちゃん。〕って言いながら、〔それじゃあ葵ちゃん、もうホテル行っちゃう?〕すると、葵は胸を揉まれながら、『・・・まだそっちの方がいい。だってここじゃ見られちゃうよ。』
正直俺の耳にも言い訳に聞こえたけど、葵に上手くOKを言わせた。向井さんが重ねて〔じゃあもうホテル行く?〕、『・・・うん。』
ただ、向井さんは考えていたのだと思う。というかそういう風に陥落した後の扱いが凄く上手いと思った。そこで終りじゃなくて葵の胸を揉みながら、〔じゃあ、ホテル行く前にちょっとスカート捲(まく)って、そしたらホテル行ってあげる。〕、『嘘。なんで?』
〔いいから葵。淳平に見せてやれって!ホテルへ行って嫌だって言われたら困るだろ?〕
『・・・言わないよ。何で?っていうか、タイツだから下着とか見えないよ。無理、ここじゃ無理でしょ?』って葵が言った後に向井さんが、
〔じゃあ葵、今ここでタイツ脱げよ!〕って一言。
『無理・・です。』
〔じゃあブラジャーとタイツも脱ぐな。〕
『何で増えるの?』
〔スカートも脱がすよ。〕
からかいモードだけど、半分本気なエロさがあった。
『寒いよ。』とか、『お店出るときタイツ脱いだのバレちゃうよ。』ともう断りきれない状態になって、最後は向井さんが冗談っぽく、〔いいよじゃあ葵、俺が脱がすな。淳平、しっかりと葵を見てな。あ、違う抑えておいて、おっぱい押さえてもいいよ。〕すると葵が慌てて自分でカーディガンと下のシャツから腕を抜いて、ブラジャーを外した。
2015/05/20
長D「私の愛妻物語」(温泉編④)23
長D「私の愛妻物語」(温泉編④)23
レジで支払いを済ませ、駐車場に出て行くと、妻の望未(のぞみ)が車の前で待っていました。懼(おそ)れていた通り、望未はカンカンです。車には乗ってくれましたが、話しかけても一言も答えてくれません。目的地の旅館に着くまで、重たい空気が続きました。
目的地の旅館に着くまでの車中、私(後藤賢一)はひたすら望未に謝り続けました。しかし、望未は一言もしゃべらず、旅館に着いても車から降りようとしませんでしたが、しばらくしてようやく口を開きました。
『もう変なことしないって約束する?最近、旅行のたびに変なことばかりするんだから。私、そんな女じゃないからね!』仕事の話題で議論する時のような厳しい口調でした。私が神妙な顔でうなずくと、あきれたような顔をしました。
『私だって、せっかくの旅行を台無しにしたくないから。もういいから行こう。時間がもったいないわよ。』どうにか望未の怒りが収まって、私はほっとする一方、望未に釘を刺されたようで、複雑な気分でした。
旅館は2階建ての古い木造でした。あまり大きな旅館ではありませんが、土曜日だというのに空室が多いようです。フロントには主人らしきかなり年配の男性がいて、いかにも寂(さび)れた温泉地の旅館といった雰囲気でした。私たちの部屋は温泉街が見渡せる2階の6畳2間。建物の外観に比べると、割ときれいな部屋でした。部屋まで案内してくれた仲居さんが、「内風呂は男女で分かれているが、露天風呂は混浴です。」と説明してくれました。
望未には混浴の事はしばらく内緒にしておきたかったのですが、仕方ありません。望未は仲居さんが出て行くと、『混浴なのか。露天には入れないわね。』と不満そうに漏らしました。私は何も言えず、黙って聞いていました。
昼食がそばだけだったので、夕食を早めに食べることにして、その前に風呂に入ることにしました。《私は望未を混浴に誘うことで頭がいっぱいです。》「お前も露天に来なよ。俺が先に入って待っているから。せっかくだから一緒に入ろう。」内湯の入り口の前で望未に声をかけましたが、望未は『誰もいなかったらね。』と気のない返事です。
「誰も来ないって!それに、もし誰かいたとしても混浴なんだから当たり前だよ。恥ずかしがることないって!」そう力説する私に返事もせず、望未は女湯に入っていきました。
私が男湯に入ると、入り口にスリッパが2足ありました。先客がいたようです。私は浴衣を脱いで内風呂で汗だけ流し、奥にある露天風呂に向かいました。年配の男性客が2人。女性客はいませんでした。《この男性2人に望未の裸をさらすことができるかもしれない。》そう考えるだけで、また興奮してきました。
ところが、望未はいっこうに露天風呂に入ってきません。男性2人もやがて内湯に戻って行きます。私は1人で30分ほど望未を待ちましたが、結局、望未は露天風呂には入ってきませんでした。
2015/05/20
レジで支払いを済ませ、駐車場に出て行くと、妻の望未(のぞみ)が車の前で待っていました。懼(おそ)れていた通り、望未はカンカンです。車には乗ってくれましたが、話しかけても一言も答えてくれません。目的地の旅館に着くまで、重たい空気が続きました。
目的地の旅館に着くまでの車中、私(後藤賢一)はひたすら望未に謝り続けました。しかし、望未は一言もしゃべらず、旅館に着いても車から降りようとしませんでしたが、しばらくしてようやく口を開きました。
『もう変なことしないって約束する?最近、旅行のたびに変なことばかりするんだから。私、そんな女じゃないからね!』仕事の話題で議論する時のような厳しい口調でした。私が神妙な顔でうなずくと、あきれたような顔をしました。
『私だって、せっかくの旅行を台無しにしたくないから。もういいから行こう。時間がもったいないわよ。』どうにか望未の怒りが収まって、私はほっとする一方、望未に釘を刺されたようで、複雑な気分でした。
旅館は2階建ての古い木造でした。あまり大きな旅館ではありませんが、土曜日だというのに空室が多いようです。フロントには主人らしきかなり年配の男性がいて、いかにも寂(さび)れた温泉地の旅館といった雰囲気でした。私たちの部屋は温泉街が見渡せる2階の6畳2間。建物の外観に比べると、割ときれいな部屋でした。部屋まで案内してくれた仲居さんが、「内風呂は男女で分かれているが、露天風呂は混浴です。」と説明してくれました。
望未には混浴の事はしばらく内緒にしておきたかったのですが、仕方ありません。望未は仲居さんが出て行くと、『混浴なのか。露天には入れないわね。』と不満そうに漏らしました。私は何も言えず、黙って聞いていました。
昼食がそばだけだったので、夕食を早めに食べることにして、その前に風呂に入ることにしました。《私は望未を混浴に誘うことで頭がいっぱいです。》「お前も露天に来なよ。俺が先に入って待っているから。せっかくだから一緒に入ろう。」内湯の入り口の前で望未に声をかけましたが、望未は『誰もいなかったらね。』と気のない返事です。
「誰も来ないって!それに、もし誰かいたとしても混浴なんだから当たり前だよ。恥ずかしがることないって!」そう力説する私に返事もせず、望未は女湯に入っていきました。
私が男湯に入ると、入り口にスリッパが2足ありました。先客がいたようです。私は浴衣を脱いで内風呂で汗だけ流し、奥にある露天風呂に向かいました。年配の男性客が2人。女性客はいませんでした。《この男性2人に望未の裸をさらすことができるかもしれない。》そう考えるだけで、また興奮してきました。
ところが、望未はいっこうに露天風呂に入ってきません。男性2人もやがて内湯に戻って行きます。私は1人で30分ほど望未を待ちましたが、結局、望未は露天風呂には入ってきませんでした。
2015/05/20
長O「淫らな妻へ」第3話
長O「淫らな妻へ」第3話
木曜日の夜も妻の真由美(まゆみ)を抱こうとしたのですが,残念ながら中折れしてしまい途中で諦めざるを得ませんでした。真由美が口で大きくしてくれようとしたのですが,それでもダメです。頭の中に妻が他の男性に抱かれている場面を思い浮かべていたのですけど,興奮が強すぎて固くならなかった感じでした。
「すまん,ダメみたいだ。」
『疲れているみたいね。気にしないで・・。』
私(川端正巳46歳)は中途半端に終わり,妻を満足させてやれなかったことが欲求不満を残してしまって今後の火種にならないかと不安な気持ちになり,妻を抱きしめキスを繰り返しました。真由美は珍しく積極的に舌を絡めてくる。《やはり最後までして欲しかったのだろうな。》
今日は罪滅ぼしのつもりでこれから真由美と二人でショッピングと夕食に付き合う予定です。彼女が『職場用に新しいネックレスと洋服を買いたい。』というので,華美なものにならない程度のものを選ばせたいと思っています。
真由美は私に対する気持ちが変化しているわけではないですが,《女がパートに出たがった気持ちの中に家庭以外の時間を持ちたかったと思ったりするのでしょうか?》もしそうだとしたら,そこに隙が生まれるのではないかと危惧と興奮を感じています。
「パート,最初からあまり力まず教えてもらう感じの方がいいぞ。」
私は出かける前に妻にそれとなくアドバイスしました。妻の背中を押すつもりはなかったのですが,今日の真由美は昨日買ったネックレスとパンツスーツを身に着けています。やはり女として綺麗に見られたい気持ちは本能ですよね?化粧は特に濃くなくむしろナチュラルメイクで自然な感じでした。
夜,私が帰宅すると真由美は普段着にエプロン姿でキッチンに立っています。特に変わった様子もなく,夕食もいつも通りの感じでした。ただ,妻が入浴中にこっそり洗濯機に入れられていた下着を調べると,新しい白いパンティのクロッチ部分にシミの跡が出来ていました。
私はあくまで環境が変わった新しい緊張感からだと思いたいのですけど,シミまで作ったと言う事は勤務先で陰唇が開きかけていたという妻の体の反応が起こった証拠には間違いありません。まさか既に誰かから声をかけられたり,妻が気になる男性と出会ってしまったとは思えませんので,その分今後の可能性が大きくなっているのかも知れないと思います。
昨夜の夕食での夫婦の会話では妻に不自然なところは感じなかったのですけど、今朝,私が出かけるとき、真由美が『今日,課長さんたちが歓迎会をして下さることになったの,夕食は準備しておきますからそれで済ませてくださいね。』と突然切り出したので少しショックでした。
それなら昨夜のうちに言ってくれれば良かったのに,妻なりに言いにくかったのだろうか? 私は「ああ、分かった。」とだけ素っ気なく答えました。『あまり遅くならないと思うから・・。』という真由美に、「いいよ,職場の雰囲気も大事だから,それなりの付き合いも必要だよ。」と答えてしまいます。私は自分の心の揺れを自覚しながら家を出ました。
2015/05/20
木曜日の夜も妻の真由美(まゆみ)を抱こうとしたのですが,残念ながら中折れしてしまい途中で諦めざるを得ませんでした。真由美が口で大きくしてくれようとしたのですが,それでもダメです。頭の中に妻が他の男性に抱かれている場面を思い浮かべていたのですけど,興奮が強すぎて固くならなかった感じでした。
「すまん,ダメみたいだ。」
『疲れているみたいね。気にしないで・・。』
私(川端正巳46歳)は中途半端に終わり,妻を満足させてやれなかったことが欲求不満を残してしまって今後の火種にならないかと不安な気持ちになり,妻を抱きしめキスを繰り返しました。真由美は珍しく積極的に舌を絡めてくる。《やはり最後までして欲しかったのだろうな。》
今日は罪滅ぼしのつもりでこれから真由美と二人でショッピングと夕食に付き合う予定です。彼女が『職場用に新しいネックレスと洋服を買いたい。』というので,華美なものにならない程度のものを選ばせたいと思っています。
真由美は私に対する気持ちが変化しているわけではないですが,《女がパートに出たがった気持ちの中に家庭以外の時間を持ちたかったと思ったりするのでしょうか?》もしそうだとしたら,そこに隙が生まれるのではないかと危惧と興奮を感じています。
「パート,最初からあまり力まず教えてもらう感じの方がいいぞ。」
私は出かける前に妻にそれとなくアドバイスしました。妻の背中を押すつもりはなかったのですが,今日の真由美は昨日買ったネックレスとパンツスーツを身に着けています。やはり女として綺麗に見られたい気持ちは本能ですよね?化粧は特に濃くなくむしろナチュラルメイクで自然な感じでした。
夜,私が帰宅すると真由美は普段着にエプロン姿でキッチンに立っています。特に変わった様子もなく,夕食もいつも通りの感じでした。ただ,妻が入浴中にこっそり洗濯機に入れられていた下着を調べると,新しい白いパンティのクロッチ部分にシミの跡が出来ていました。
私はあくまで環境が変わった新しい緊張感からだと思いたいのですけど,シミまで作ったと言う事は勤務先で陰唇が開きかけていたという妻の体の反応が起こった証拠には間違いありません。まさか既に誰かから声をかけられたり,妻が気になる男性と出会ってしまったとは思えませんので,その分今後の可能性が大きくなっているのかも知れないと思います。
昨夜の夕食での夫婦の会話では妻に不自然なところは感じなかったのですけど、今朝,私が出かけるとき、真由美が『今日,課長さんたちが歓迎会をして下さることになったの,夕食は準備しておきますからそれで済ませてくださいね。』と突然切り出したので少しショックでした。
それなら昨夜のうちに言ってくれれば良かったのに,妻なりに言いにくかったのだろうか? 私は「ああ、分かった。」とだけ素っ気なく答えました。『あまり遅くならないと思うから・・。』という真由美に、「いいよ,職場の雰囲気も大事だから,それなりの付き合いも必要だよ。」と答えてしまいます。私は自分の心の揺れを自覚しながら家を出ました。
2015/05/20
中C『妻をけしかけて・・・・』その8
中C『妻をけしかけて・・・・』その8
部屋に戻った私(宗方勝俊)は妻の亜衣(あい)を抱きしめ、「また亜衣を抱かせて欲しいんだってさ…。」と白石さんの言葉を伝え、「亜衣は?また抱いて欲しい?」って尋ねる。亜衣が『私じゃないでしょ?あなたがしたいんでしょ。こんなに硬くして….。』
これが、始めて亜衣を他人に抱かせた一部始終です。この日以来、私と妻の間に、隠し事は無くなり、それが、妻の3人目の男とのトラブルを、妻が私に隠す事なく話してくれ、解決したのです。その事はいずれまた報告をします。
ただ、白石さんが帰ったあと、正直に言うと、ホッとしました。興味と興奮を味わいたくて実行した行為なのに…現実は、妻が目の前で凌辱されているようで、ただオロオロと心配をしたり、青筋を立てたペニスをねじ込まれた妻の性器が、一杯に拡げられた無惨な姿に、怒りさえ感じていました。
白石さんを送り帰したあとの亜衣との会話です。
「亜衣?大丈夫か?」
『・・・・』
「亜衣?…」
『…大丈夫…でもなんか変な感じ…。』
「そうだよな…変だよな。」
『ウフ!変でしょ…どんな人だったの?』
「全然見てないの?」
『見てないよ。目を開けられなかった。』
「変な人じゃないよ。歳は30代の半ば位かなぁ、背は高かったよ。」
妻の亜衣が気分を害していないか、探りながらの会話でした。
「帰る時、亜衣のこと、〔すごくきれいで、凄い体していて、ご主人幸せですね。〕って言われたよ。〔また、是非呼んで欲しい。〕ってさ。スマホ番号まで教えて帰ったよ。」
『あなたは何って?』
「その時は是非って・・。」
『あなた、またしたいの?』
「亜衣は?またしたい?」
『ウフッ!あなたでしょ、したいのは…こんなに硬くして』
そう言うと、亜衣は半身を起こし、硬く勃起しているペニスを握り締め、口に含みました。
「亜衣…気持ちよかったの?逝ったの?」
『・・・・』
「でも亜衣、長かったよなぁ…マッサージさんのペニス。」
『だってわからないわ、見てないんだもの。』
「入れられた時にわからないの?」
『それは…入れられたら…気持ちよくなるわよ…。』
「マッサージさんも、亜衣の中…凄く気持ちよかったって言っていたよ。あと、亜衣のおっぱい見た時、ほー!ってため息ついていたよ。」
『もう変なことばかり言わないでよ!』
でも、その言い方は決して嫌がっている言い方ではなく、むしろ喜んでいるように私には聞こえました。
2015/05/20
部屋に戻った私(宗方勝俊)は妻の亜衣(あい)を抱きしめ、「また亜衣を抱かせて欲しいんだってさ…。」と白石さんの言葉を伝え、「亜衣は?また抱いて欲しい?」って尋ねる。亜衣が『私じゃないでしょ?あなたがしたいんでしょ。こんなに硬くして….。』
これが、始めて亜衣を他人に抱かせた一部始終です。この日以来、私と妻の間に、隠し事は無くなり、それが、妻の3人目の男とのトラブルを、妻が私に隠す事なく話してくれ、解決したのです。その事はいずれまた報告をします。
ただ、白石さんが帰ったあと、正直に言うと、ホッとしました。興味と興奮を味わいたくて実行した行為なのに…現実は、妻が目の前で凌辱されているようで、ただオロオロと心配をしたり、青筋を立てたペニスをねじ込まれた妻の性器が、一杯に拡げられた無惨な姿に、怒りさえ感じていました。
白石さんを送り帰したあとの亜衣との会話です。
「亜衣?大丈夫か?」
『・・・・』
「亜衣?…」
『…大丈夫…でもなんか変な感じ…。』
「そうだよな…変だよな。」
『ウフ!変でしょ…どんな人だったの?』
「全然見てないの?」
『見てないよ。目を開けられなかった。』
「変な人じゃないよ。歳は30代の半ば位かなぁ、背は高かったよ。」
妻の亜衣が気分を害していないか、探りながらの会話でした。
「帰る時、亜衣のこと、〔すごくきれいで、凄い体していて、ご主人幸せですね。〕って言われたよ。〔また、是非呼んで欲しい。〕ってさ。スマホ番号まで教えて帰ったよ。」
『あなたは何って?』
「その時は是非って・・。」
『あなた、またしたいの?』
「亜衣は?またしたい?」
『ウフッ!あなたでしょ、したいのは…こんなに硬くして』
そう言うと、亜衣は半身を起こし、硬く勃起しているペニスを握り締め、口に含みました。
「亜衣…気持ちよかったの?逝ったの?」
『・・・・』
「でも亜衣、長かったよなぁ…マッサージさんのペニス。」
『だってわからないわ、見てないんだもの。』
「入れられた時にわからないの?」
『それは…入れられたら…気持ちよくなるわよ…。』
「マッサージさんも、亜衣の中…凄く気持ちよかったって言っていたよ。あと、亜衣のおっぱい見た時、ほー!ってため息ついていたよ。」
『もう変なことばかり言わないでよ!』
でも、その言い方は決して嫌がっている言い方ではなく、むしろ喜んでいるように私には聞こえました。
2015/05/20
中U【本当は・・・】第3回 【夫視点②】&〖妻視点②〗
中U【本当は・・・】第3回 【夫視点②】&〖妻視点②〗
【夫視点】
仕事が終わって、家でのひととき。この歳で親父臭いかもしれないけど、このために生きていると実感できるひとときだ。今日は俺(南野芳隆)のほうが帰宅は早かったので晩ご飯は俺が作った。大したものは作れないけど、妻の恵梨香(えりか)は『おいしい。』と言って食べてくれる。
夕飯が済んだ後はテレビを見ながらゆったりとくつろいで、それぞれが風呂を済ませてから寝室へ入る。そうして始まる夜の営み。結婚してから2年になるけど、何かよっぽど体調が悪い(生理など)とかの理由があるとき以外は毎晩欠かしたことはない。
『電気、消してよ・・・。』
俺の粘りに対する、いつもの台詞。恥ずかしがりの恵梨香は、明かりを全部消してからじゃないとエッチさせてくれない。一緒に風呂に入ることもあるし、朝の着替えなんかは俺の見ているところでやっているのだけど、『それとこれとは別問題なの!』だとか。
《俺としては、そういうところもかわいいと思う。》
少し残念ではあるけど、恵梨香に嫌な思いはさせたくないので素直に従う。今日もコンドームはしっかりつけた。親父とお袋に初孫の顔を見せる日はもう少し先になりそうだ。
次の日。朝礼が終わってすぐに俺は課長のところへ呼び出された。
「・・・出張、ですか?・・明日から?」
それも1日ではなく、二泊三日だという。今日が水曜日だから木、金と向こうに泊まって土曜日に帰ってくることになる。まさに青天の霹靂だった。
〚すまんな、急で。お前のところもまだ新婚だし、出来れば気を遣ってやりたいところなんだが・・・。〛
人のいい中間管理職の課長は、申し訳なさそうに顔をしかめている。そんなのを見せられると俺は何も言えなくなってしまう。
〚何か特別な用事があるなら他の者に回すこともできるが、どうする?〛
「・・・いえ、特には・・。」
《恵梨香との時間はいつも特別です、なんて言えるはずもなく。》
しがないサラリーマンのサガとして、上からの命令には逆らえない俺だった。
〖妻視点〗
『え、出張?』
夜の食卓でいきなり夫の芳隆(よしたか)がそんなことを言い出したので、私は思わず驚いてしまった。
「ごめん、急に言われてさ・・・明日から土曜まで家をあけることになったよ。」
『そんな・・・土曜日?・・。』
あまりにも急なことだったので、とっさにそれ以上は言葉が出てこなかった。明日も明後日もこうして芳隆と夜の時間を過ごすものだとばかり思っていたのに・・・漸く、。
『帰りは土曜だったわね。何時くらいになりそうなの?』って夫に尋ねた。
「多分いつもと同じか・・・もしかするとそれより遅くなるかもしれないな・・・。」
芳隆は見るからに肩を落としてすっかりしょげている。一時でも芳隆と離れるのはひどく寂しいけど、この人も同じ気持ちで居てくれるのだと思うと少し嬉しい。“そうだ!”と思い直す。こんなとき良き妻がすべきことは、ワガママを言って夫を困らせることではないはずだ。
『そう。仕事だものね。しょうがないわ。』
「・・・ごめん。ありがとう・・。」
『いいのよ。さあ、それなら早くご飯を済ませて荷物を準備しなきゃね。』
意図的に明るい声を出して、気持ちとは反対のことを言う。明日からしばらく離れることになるなら、今夜はゆっくりと2人の時間を過ごしたいのだけど・・・・それは単なる私のワガママだ。そんなことで芳隆を困らせてはいけない。
2015/05/19
【夫視点】
仕事が終わって、家でのひととき。この歳で親父臭いかもしれないけど、このために生きていると実感できるひとときだ。今日は俺(南野芳隆)のほうが帰宅は早かったので晩ご飯は俺が作った。大したものは作れないけど、妻の恵梨香(えりか)は『おいしい。』と言って食べてくれる。
夕飯が済んだ後はテレビを見ながらゆったりとくつろいで、それぞれが風呂を済ませてから寝室へ入る。そうして始まる夜の営み。結婚してから2年になるけど、何かよっぽど体調が悪い(生理など)とかの理由があるとき以外は毎晩欠かしたことはない。
『電気、消してよ・・・。』
俺の粘りに対する、いつもの台詞。恥ずかしがりの恵梨香は、明かりを全部消してからじゃないとエッチさせてくれない。一緒に風呂に入ることもあるし、朝の着替えなんかは俺の見ているところでやっているのだけど、『それとこれとは別問題なの!』だとか。
《俺としては、そういうところもかわいいと思う。》
少し残念ではあるけど、恵梨香に嫌な思いはさせたくないので素直に従う。今日もコンドームはしっかりつけた。親父とお袋に初孫の顔を見せる日はもう少し先になりそうだ。
次の日。朝礼が終わってすぐに俺は課長のところへ呼び出された。
「・・・出張、ですか?・・明日から?」
それも1日ではなく、二泊三日だという。今日が水曜日だから木、金と向こうに泊まって土曜日に帰ってくることになる。まさに青天の霹靂だった。
〚すまんな、急で。お前のところもまだ新婚だし、出来れば気を遣ってやりたいところなんだが・・・。〛
人のいい中間管理職の課長は、申し訳なさそうに顔をしかめている。そんなのを見せられると俺は何も言えなくなってしまう。
〚何か特別な用事があるなら他の者に回すこともできるが、どうする?〛
「・・・いえ、特には・・。」
《恵梨香との時間はいつも特別です、なんて言えるはずもなく。》
しがないサラリーマンのサガとして、上からの命令には逆らえない俺だった。
〖妻視点〗
『え、出張?』
夜の食卓でいきなり夫の芳隆(よしたか)がそんなことを言い出したので、私は思わず驚いてしまった。
「ごめん、急に言われてさ・・・明日から土曜まで家をあけることになったよ。」
『そんな・・・土曜日?・・。』
あまりにも急なことだったので、とっさにそれ以上は言葉が出てこなかった。明日も明後日もこうして芳隆と夜の時間を過ごすものだとばかり思っていたのに・・・漸く、。
『帰りは土曜だったわね。何時くらいになりそうなの?』って夫に尋ねた。
「多分いつもと同じか・・・もしかするとそれより遅くなるかもしれないな・・・。」
芳隆は見るからに肩を落としてすっかりしょげている。一時でも芳隆と離れるのはひどく寂しいけど、この人も同じ気持ちで居てくれるのだと思うと少し嬉しい。“そうだ!”と思い直す。こんなとき良き妻がすべきことは、ワガママを言って夫を困らせることではないはずだ。
『そう。仕事だものね。しょうがないわ。』
「・・・ごめん。ありがとう・・。」
『いいのよ。さあ、それなら早くご飯を済ませて荷物を準備しなきゃね。』
意図的に明るい声を出して、気持ちとは反対のことを言う。明日からしばらく離れることになるなら、今夜はゆっくりと2人の時間を過ごしたいのだけど・・・・それは単なる私のワガママだ。そんなことで芳隆を困らせてはいけない。
2015/05/19
長G〖救いの手を〗第17回
長G〖救いの手を〗第17回
ぼぅっと熱っぽく霞がかかったような私の脳裏には、妻(彩矢)の優しい笑顔の仮面の裏に隠された狡猾な牝狐の姿が思い浮かんでおりました。実に用意周到な狡猾さ。携帯電話にしても財布にしても、何かあった時に、万が一でも私に見られる事があったとしても疑惑の種を私に悟らせまいとの強い意志を感ぜざる得ない段取りの良さです。
携帯は、望月(統括部長)のデータを見られないように細工をし、財布からは見られては困る産婦人科の診察券やエステティックサロンの会員証を抜き取り、私の目には晒さないようにして…。私の推測では、既にこのような妻の用心は、一年以上は続いているのでしょう。
浮気を始めた当初は、今よりも細心の注意を払っていたのでは無いでしょうか? しかし間抜けな私は、そんな妻の変化にも一切気付く事無く、坦々とした日々が過ぎていたのです。【この人は大丈夫だ…気付かない…】そして、いつの日か妻の細心の注意を払っていた筈のガードが緩んで来ていたのでしょう。そんな事からの土曜日の出来事であったと思うのです。
もし…私があの土曜日に音楽を聴きたいと考えなければ、CDを捜す為に妻の寝室に入る事も、あの洗濯ネットに入っていたエロチックな妻の下着を… 発情した牝の印しがベッドリ染み付いたあの下着を発見する事もなかったでしょう。
まだ暫くの間は、一つ屋根の下で、妻の仮面の裏側に隠された真実に気付く事なく生活していたのではないでしょうか?封筒の離婚届けを目にしてから、どれくらい時間が経過したのでしょうか?。
鉛のように重く感じる左腕をこちら側に向け、腕時計を確認して見ると時刻はようやく正午を回ったところでした。《まだこんな時間なのか… もっと時間が経っているのかと思った…》私は離婚届けの衝撃が癒えぬまま残りの封筒をチェックすべく、化粧箱に手を伸ばします。
力の入らぬ気怠さに支配されたままの私でした。 四枚目の封筒は先程までの物よりやや大振りの物でした。手にしてみるとこの封筒は厚さも重量感もあります。中身を抜き取ると、それは10数枚に及ぶプリントされた写真のようでした。《何なんだ…この写真は?》
一枚一枚丁寧に和紙のような物で中が見えないように包まれている写真。私はイヤな予感と不可思議な興奮の間で写真を包む和紙を慎重に剥がしました。《あぁ~っ!マジかよ…》そこには男女がまぐわう姿が…性器と性器のアップの姿が写し出されていたのです。
2015/05/19
ぼぅっと熱っぽく霞がかかったような私の脳裏には、妻(彩矢)の優しい笑顔の仮面の裏に隠された狡猾な牝狐の姿が思い浮かんでおりました。実に用意周到な狡猾さ。携帯電話にしても財布にしても、何かあった時に、万が一でも私に見られる事があったとしても疑惑の種を私に悟らせまいとの強い意志を感ぜざる得ない段取りの良さです。
携帯は、望月(統括部長)のデータを見られないように細工をし、財布からは見られては困る産婦人科の診察券やエステティックサロンの会員証を抜き取り、私の目には晒さないようにして…。私の推測では、既にこのような妻の用心は、一年以上は続いているのでしょう。
浮気を始めた当初は、今よりも細心の注意を払っていたのでは無いでしょうか? しかし間抜けな私は、そんな妻の変化にも一切気付く事無く、坦々とした日々が過ぎていたのです。【この人は大丈夫だ…気付かない…】そして、いつの日か妻の細心の注意を払っていた筈のガードが緩んで来ていたのでしょう。そんな事からの土曜日の出来事であったと思うのです。
もし…私があの土曜日に音楽を聴きたいと考えなければ、CDを捜す為に妻の寝室に入る事も、あの洗濯ネットに入っていたエロチックな妻の下着を… 発情した牝の印しがベッドリ染み付いたあの下着を発見する事もなかったでしょう。
まだ暫くの間は、一つ屋根の下で、妻の仮面の裏側に隠された真実に気付く事なく生活していたのではないでしょうか?封筒の離婚届けを目にしてから、どれくらい時間が経過したのでしょうか?。
鉛のように重く感じる左腕をこちら側に向け、腕時計を確認して見ると時刻はようやく正午を回ったところでした。《まだこんな時間なのか… もっと時間が経っているのかと思った…》私は離婚届けの衝撃が癒えぬまま残りの封筒をチェックすべく、化粧箱に手を伸ばします。
力の入らぬ気怠さに支配されたままの私でした。 四枚目の封筒は先程までの物よりやや大振りの物でした。手にしてみるとこの封筒は厚さも重量感もあります。中身を抜き取ると、それは10数枚に及ぶプリントされた写真のようでした。《何なんだ…この写真は?》
一枚一枚丁寧に和紙のような物で中が見えないように包まれている写真。私はイヤな予感と不可思議な興奮の間で写真を包む和紙を慎重に剥がしました。《あぁ~っ!マジかよ…》そこには男女がまぐわう姿が…性器と性器のアップの姿が写し出されていたのです。
2015/05/19
長P『目覚めていく妻』 第2話
長P『目覚めていく妻』 第2話
妻の瑞穂(みずほ)がスポーツクラブへと通い出し3カ月が経った頃の日曜日の朝、私(清水一成:かずなり)が眠い眼をこすりながら起きてきた眼に飛び込んできたのはいつもと違う妻の姿でした。瑞穂が家にいるときはジャージや部屋着と呼ばれるラフな格好でいるのですが、そのときはまるで娘から借りたかのようなローライズのピチッとしたジーンズに真っ白なTシャツ姿でした。
「ママどうしたの?その格好?」
『あらパパ珍しいね。そんなこと言うなんて。』
「でも、それ香奈か理奈の服でも借りたのか?」
『まぁそんなとこかな(笑)。』
妻の瑞穂はどこか恥ずかしそうにそう言いながら、私に朝食の用意をしてくれました。よくよくみると髪の色まで少し変わっているようでした。
「あれ?髪染めたの?」
『あぁこれね。昨日香奈に手伝ってもらって染めてみたの・・。』
「ふ~ん。そうなんだ。またどうして?」
『だってぇ~彩ちゃんのママもそうなんだけどさぁ~スポーツクラブで仲良くなった人たちみんな若く見えるんだよ。』
「今更若作り?」
『いいでしょ!どうせパパは私に無関心ないんだから。』と瑞穂がムッとした。
膨れっ面になりながらそう言って妻の瑞穂は洗濯物を干しに行きます。どことなく少しずつ変わってきた妻がそこにはいました。久しぶりに私が妻にドキっとした瞬間だったかもしれません。私自身、何年ぶりかに妻を女として意識したのです。
それで、その夜久しぶりに妻を抱きました。以前より引き締まった身体つき・・・今までは白かベージュの決してお洒落なモノとは言えない下着ではなく、レースのついた淡いピンクの下着に包まれた妻の身体は私を興奮させました。
『あ~ん・・・パパどうしたの?・・。』
「・・・・・・」
私は無言で妻の身体にむしゃぶりつくように愛撫する。
『パパ・・・・ダメだって・・・そんなに・・・はげしすぎ・・・。』
「瑞穂変わったな。」
『そう?・・・パパに言われると・・・嬉しいな・・・。』
妻はそう言って私を受け入れ、久しぶりに何度も絶頂へと登り詰め、私も妻の変化した身体に溺れ一気に果てました。
『パパ・・・。』
「え!なに?」
『パパ久しぶりに激しかったね・・・。』
そう言って私に寄り添っていつの間にか眠ってしまった瑞穂でしたが、まさかその後私が想像もしない程に女に目覚めて行くとはこの時点では思ってもみませんでした。
2015/05/18
妻の瑞穂(みずほ)がスポーツクラブへと通い出し3カ月が経った頃の日曜日の朝、私(清水一成:かずなり)が眠い眼をこすりながら起きてきた眼に飛び込んできたのはいつもと違う妻の姿でした。瑞穂が家にいるときはジャージや部屋着と呼ばれるラフな格好でいるのですが、そのときはまるで娘から借りたかのようなローライズのピチッとしたジーンズに真っ白なTシャツ姿でした。
「ママどうしたの?その格好?」
『あらパパ珍しいね。そんなこと言うなんて。』
「でも、それ香奈か理奈の服でも借りたのか?」
『まぁそんなとこかな(笑)。』
妻の瑞穂はどこか恥ずかしそうにそう言いながら、私に朝食の用意をしてくれました。よくよくみると髪の色まで少し変わっているようでした。
「あれ?髪染めたの?」
『あぁこれね。昨日香奈に手伝ってもらって染めてみたの・・。』
「ふ~ん。そうなんだ。またどうして?」
『だってぇ~彩ちゃんのママもそうなんだけどさぁ~スポーツクラブで仲良くなった人たちみんな若く見えるんだよ。』
「今更若作り?」
『いいでしょ!どうせパパは私に無関心ないんだから。』と瑞穂がムッとした。
膨れっ面になりながらそう言って妻の瑞穂は洗濯物を干しに行きます。どことなく少しずつ変わってきた妻がそこにはいました。久しぶりに私が妻にドキっとした瞬間だったかもしれません。私自身、何年ぶりかに妻を女として意識したのです。
それで、その夜久しぶりに妻を抱きました。以前より引き締まった身体つき・・・今までは白かベージュの決してお洒落なモノとは言えない下着ではなく、レースのついた淡いピンクの下着に包まれた妻の身体は私を興奮させました。
『あ~ん・・・パパどうしたの?・・。』
「・・・・・・」
私は無言で妻の身体にむしゃぶりつくように愛撫する。
『パパ・・・・ダメだって・・・そんなに・・・はげしすぎ・・・。』
「瑞穂変わったな。」
『そう?・・・パパに言われると・・・嬉しいな・・・。』
妻はそう言って私を受け入れ、久しぶりに何度も絶頂へと登り詰め、私も妻の変化した身体に溺れ一気に果てました。
『パパ・・・。』
「え!なに?」
『パパ久しぶりに激しかったね・・・。』
そう言って私に寄り添っていつの間にか眠ってしまった瑞穂でしたが、まさかその後私が想像もしない程に女に目覚めて行くとはこの時点では思ってもみませんでした。
2015/05/18
短I「莉奈と徹さん」 第21話
短I「莉奈と徹さん」 第21話
『ねぇ徹さんもうパンツ穿いていると思う?』
「なに?お前まだ徹さんとしたいのか?」
『ちがうわょ。わたしね、多分ょたぶん、徹さんまだパンツ穿かないでいる様な気がするのよぅ。』
「まだ、お前とやる気満々って事か?53だぞ続けて二回はきついだろう?」
勃起したままのペニスを、莉奈(りな)の尻に、押し当てながら、そんな話をしました
妻の莉奈は、衣服を部屋に取りに行く為、またバスタオルを胸から巻いて、部屋に戻り、俺は、腰にタオルを巻いて、戻ります。部屋に入ると、莉奈は“ほら!”っと、言う目で俺を見ました。徹さんは、裸のまま、股間にタオルをかけているだけです。
〔帰るの?〕
「明日会社だしね、サラリーマンは早いからさぁ。」
〔そうかぁ‥。〕
『なによ、その落ち込んだ声。』
「莉奈サービスしろよ!」
『え?なにするのよ?』
「おっぱいくらい触らせてあげろよ!ねぇ徹さん!」
〔おっぱいもいいけど、お尻の方がいいなぁ~。〕
『何よ、その言い方。もう、シャワーかかったんだから、さわっちゃだめよ!』
そう言うと、莉奈はソファに座る徹さんの前に行き、後ろ向きに、お尻を突き出します。それで徹さんは、ニヤニヤしながら顔を傾け、尻の間を覗き込んでいましたが
〔莉奈ちゃん肝心のオマンコが見えないよぉ何とかしてくれよぉ。〕酔いが廻って呂律がまわらない徹さん。
『何よ、お尻って言ったでしょ!』
「莉奈いいからちょっと拡げて見せてあげろよ!」
『もう・・はい、これでいい?』
莉奈は、自分で両手を後に回し、尻を割りました
〔おぉきれいなピンク色してんなぁ~たまんねぇなぁ~サネ(クリトリス)までツヤツヤだよ〕
『もう・・お・し・ま・い。』
そう言って、莉奈は衣服を持って浴室にかけこみます。
「また、今度って事で、今夜は帰るよ。」
〔そうだなぁ。真ちゃん会社だもんなぁ。〕
徹さんは、ほんとに残念そうに、俺達を見送ります。家につき、莉奈を抱いたのは、言うまでもありません。俺は、ベッドに素っ裸で莉奈を待ちました。
2015/05/18
『ねぇ徹さんもうパンツ穿いていると思う?』
「なに?お前まだ徹さんとしたいのか?」
『ちがうわょ。わたしね、多分ょたぶん、徹さんまだパンツ穿かないでいる様な気がするのよぅ。』
「まだ、お前とやる気満々って事か?53だぞ続けて二回はきついだろう?」
勃起したままのペニスを、莉奈(りな)の尻に、押し当てながら、そんな話をしました
妻の莉奈は、衣服を部屋に取りに行く為、またバスタオルを胸から巻いて、部屋に戻り、俺は、腰にタオルを巻いて、戻ります。部屋に入ると、莉奈は“ほら!”っと、言う目で俺を見ました。徹さんは、裸のまま、股間にタオルをかけているだけです。
〔帰るの?〕
「明日会社だしね、サラリーマンは早いからさぁ。」
〔そうかぁ‥。〕
『なによ、その落ち込んだ声。』
「莉奈サービスしろよ!」
『え?なにするのよ?』
「おっぱいくらい触らせてあげろよ!ねぇ徹さん!」
〔おっぱいもいいけど、お尻の方がいいなぁ~。〕
『何よ、その言い方。もう、シャワーかかったんだから、さわっちゃだめよ!』
そう言うと、莉奈はソファに座る徹さんの前に行き、後ろ向きに、お尻を突き出します。それで徹さんは、ニヤニヤしながら顔を傾け、尻の間を覗き込んでいましたが
〔莉奈ちゃん肝心のオマンコが見えないよぉ何とかしてくれよぉ。〕酔いが廻って呂律がまわらない徹さん。
『何よ、お尻って言ったでしょ!』
「莉奈いいからちょっと拡げて見せてあげろよ!」
『もう・・はい、これでいい?』
莉奈は、自分で両手を後に回し、尻を割りました
〔おぉきれいなピンク色してんなぁ~たまんねぇなぁ~サネ(クリトリス)までツヤツヤだよ〕
『もう・・お・し・ま・い。』
そう言って、莉奈は衣服を持って浴室にかけこみます。
「また、今度って事で、今夜は帰るよ。」
〔そうだなぁ。真ちゃん会社だもんなぁ。〕
徹さんは、ほんとに残念そうに、俺達を見送ります。家につき、莉奈を抱いたのは、言うまでもありません。俺は、ベッドに素っ裸で莉奈を待ちました。
2015/05/18
中6〖不倫の代償〗第1章6話
中6〖不倫の代償〗第1章6話
『珍しいね、仕事早かったんだ。』
「あぁ、たまたま仕事が早く終わったから、遅かったな、義母さんに聞いたけど、道路込んでいたんだって、それにしても随分掛かったな!」私(篠田隆弘)が答える。
よく見ると、妻の千遥(ちはる)はアルコールが入っているのか、頬が少し赤らんでいるように私には見えた。クローゼットを開け着替えを始めた妻が後ろ向きのまま、聞いてもいない一日の行動を説明し始める。千遥が説明し始めてすぐに、私の心の何処か片隅に有った小さな希望がもろくも崩れ去った。
『一日中バスに揺られて疲れちゃった。』
「バスで行ったのか?」
『そう、お客さんの会社の送迎バスで、事務所に迎えに来てもらってね!』
顔が青ざめていくのが自分で解ります。それでも妻は、クローゼットの方を向いたまま、子供に物語を読み聞かすような口調で話を続けました。
『旅なれた人たちだから、下見というより、飲み会みたいなものね。一応、予定の場所は見たんだけど、帰りのドライブインで、宴会になっちゃって、出るのが遅くなったら、渋滞に巻き込まれちゃって。』
何も知らない、以前の私ならば、「大変だったな。ご苦労様。」の一言ぐらい言っていたのでしょうが・・・。
「それで君も飲んできたのか?顔が赤いぞ、酒が強いお前が顔に出るんだから、随分飲んだんだな?」
『お得意さんだもの、進められれば多少飲むわよ!』
「コンパニオンじゃあるまいし、顔に出るくらい飲まなくても。」
言葉に棘のある口調になり、エスカレートする自分を抑えきれなくなり始めていました。その時パジャマに着替えた妻の千遥が、こちらを振り向き、謝罪した。
『ごめんなさい、これから気を付けるわ。』
そう言われると、私も次の言葉を飲み込むしかありません。
鏡台に座り、化粧を落とした妻はベッドに入ってきた、その時、窓に置いたタバコに気づき、
『どうしたの、このタバコ?』
「なんとなく、吸いたくなって。それより・・。」
『ごめんなさい、今日は疲れたからお先に眠るね。』
「風呂は入らないのか?」
『明日シャワー浴びるわ、お休みなさい。」
アルコールの勢いも手伝ってか、妻の千遥はすぐに寝息を立てて眠ってしまう。寝息を立てる妻に体を寄せみると、自分もさっきガラムを吸った為か、識別はしにくいがタバコのにおいと、微かでは有るが石鹸の匂いがした。一日バスで揺られて働いて来た人間が、昨日の夜の石鹸の匂いを維持できるはずも無く、風呂に入らずにすむ理由は、私にとって想像する必要も無かった。
2015/05/18
『珍しいね、仕事早かったんだ。』
「あぁ、たまたま仕事が早く終わったから、遅かったな、義母さんに聞いたけど、道路込んでいたんだって、それにしても随分掛かったな!」私(篠田隆弘)が答える。
よく見ると、妻の千遥(ちはる)はアルコールが入っているのか、頬が少し赤らんでいるように私には見えた。クローゼットを開け着替えを始めた妻が後ろ向きのまま、聞いてもいない一日の行動を説明し始める。千遥が説明し始めてすぐに、私の心の何処か片隅に有った小さな希望がもろくも崩れ去った。
『一日中バスに揺られて疲れちゃった。』
「バスで行ったのか?」
『そう、お客さんの会社の送迎バスで、事務所に迎えに来てもらってね!』
顔が青ざめていくのが自分で解ります。それでも妻は、クローゼットの方を向いたまま、子供に物語を読み聞かすような口調で話を続けました。
『旅なれた人たちだから、下見というより、飲み会みたいなものね。一応、予定の場所は見たんだけど、帰りのドライブインで、宴会になっちゃって、出るのが遅くなったら、渋滞に巻き込まれちゃって。』
何も知らない、以前の私ならば、「大変だったな。ご苦労様。」の一言ぐらい言っていたのでしょうが・・・。
「それで君も飲んできたのか?顔が赤いぞ、酒が強いお前が顔に出るんだから、随分飲んだんだな?」
『お得意さんだもの、進められれば多少飲むわよ!』
「コンパニオンじゃあるまいし、顔に出るくらい飲まなくても。」
言葉に棘のある口調になり、エスカレートする自分を抑えきれなくなり始めていました。その時パジャマに着替えた妻の千遥が、こちらを振り向き、謝罪した。
『ごめんなさい、これから気を付けるわ。』
そう言われると、私も次の言葉を飲み込むしかありません。
鏡台に座り、化粧を落とした妻はベッドに入ってきた、その時、窓に置いたタバコに気づき、
『どうしたの、このタバコ?』
「なんとなく、吸いたくなって。それより・・。」
『ごめんなさい、今日は疲れたからお先に眠るね。』
「風呂は入らないのか?」
『明日シャワー浴びるわ、お休みなさい。」
アルコールの勢いも手伝ってか、妻の千遥はすぐに寝息を立てて眠ってしまう。寝息を立てる妻に体を寄せみると、自分もさっきガラムを吸った為か、識別はしにくいがタバコのにおいと、微かでは有るが石鹸の匂いがした。一日バスで揺られて働いて来た人間が、昨日の夜の石鹸の匂いを維持できるはずも無く、風呂に入らずにすむ理由は、私にとって想像する必要も無かった。
2015/05/18