特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第16節1章 96
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第16節1章 96
第15節3章 20161216
俺(福山大輔:ふくやま・だいすけ) 妻の葵(あおい)
向井浩人(むかい・ひろと)さん
『葵さんと向井さんのスペックを再度教えてもらえますか?』
葵は普通の20歳代後半の普段は真面目な(?)女性です。スペックですが、身長は157㎝で体重が44㎏です。バストはCカップ(乳首は小さく薄桃色)。透き通るような色白。
黒髪ストレートです。顔はかなり可愛いので正直自慢ではあります。
性格は複雑かな?勝気でサバサバした面と親しい人には優しい面(従属的なというかM的な面がある)が同居している。
向井さんの年齢は32歳。身長は180㎝で体重は75㎏。アウトドアが好きで各種のスポーツを趣味にしている。小さい建設会社の社長なのでいかつい系統ですが、若手経営者らしいカッコイイ仕事できる人って感じの風貌です。イケメンタイプだが、まだ独身。向井さんもかなり仕事が順調らしくとりあえず仕事という面では充実していました。
『大輔さんたちのプレイ回数が増えていませんか?』
向井さんなどとプレイをする頻度とかそういう事なのでしょうか?そうですね、感想で言われているほど凄く濃密ではないですね。前にも述べたかも知れないが、大体 1カ月に1度のペースでプレイをしています。これが多いかどうかは俺には分かりません。
結局、だからこそこういう趣味(性癖)って(人それぞれだと思いますが)個人的には例えば毎週とかは無理だと思っています。で、ちょっと思うのですがこういうのって毎日の趣味、定期的な趣味ではなく、期間の開けた位の感覚の方がいいと思います。
ただ、向井さんとは数週間~月に一度の頻度で、不定期に土日の昼間の数時間を使って『飲み会(と称する反省と企画会議)』で会って(スポーツも含めて)います。
『大輔(俺)さんが前戯で、向井さんが本番となってしまっているのでは?』
そういう例え方っていうのがピンとこないのです。セックスの回数にしても断然に俺の方が多い。(回数ばかりでなく質も内容もいいとは思っている。)だから、月に1度程度のプレイである浩人が『本番』ではないと思っている。
夫である俺にしても、葵を向井さんに安心して託すことが出来た。彼には他人に抱かれる背徳の自責と躊躇(ためら)いを超える以上の性の悦びを妻に与えて欲しい。一方、葵にはセックスをした背徳感と夫(大輔)以外の男に征服されていく喪失感を感じ(彼女はM体質だから)ながらもセックスの喜び・快楽で狂ってほしい。と心の中で願っている。
という事で、ちょっともし俺の例を参考に~とか思われている方がいれば、実際やってみればすぐ判るとは思うのですがそこら辺がポイントになると思う。後向井さんタイプを目指す方もいればそういう視点は大事だと思っている。
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20210415
中F[愛しい妻と僕の性癖について]その20
中F[愛しい妻と僕の性癖について]その20
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妻(伊藤恵梨香:いとう・えりか:27歳) 僕(伊藤瑛司:いとう・えいじ:29歳)
食事が終わり後片付けを二人でしている時。恵梨香が僕に、『ね~ 瑛司君。AMAZONで買い物してもいいかな?』って甘えてきた。「良いけど。何か買うの?」とたずねると、『ちょっと恥ずかしいな・・・。』って言い渋る。
「良いけど。何か買うの?」
『ちょっと恥ずかしいな・・・。』
「言ってみてよ。」
『ほら瑛司君はプライム会員(年会費を払うとお急ぎ便などが無料になる。)だから、今日たのんだら明後日までには届くじゃない。』
「そんなに急ぐの?」
『うん。連休中に欲しいなと思ったの。』
「分かったよ。」
僕は部屋からノートパソコンを持ってきてリビングのテーブルで、AMAZONのサイトを開いた。実はこの2年間の半分は体が思うように動かせず、また雑踏の中を歩いて目的の店を探したり、車の運転(その時は運転に自信がなかったし、恵梨香は免許を持っていない。)が出来なかったので遠くに買い物が行けない。そんなとき唯一の楽しみになっていたのが、インターネットで、(恵梨香には知られたくないサイトもあったが)、AMAZONは妻の了解(財政的に苦しかったので恵梨香のカードを使用。)で良く利用していた。
『ごめん。一人で注文したいから、瑛司君はソファで座っていてくれる。』って妻にお願いされ、「なんだよ? 何買うの?」と言いながらも、ソファへ移動する。その時、ふいにパソコンの〔ファイル〕を思い出した。恵梨香に知られないように、〔営業―新規開拓①〕とニセのタイトルにしてあるが、本当は同人ゲーム《ヤブヌマ》というのだった。
主人公の浅岡智(とも)と妻の咲美(さくみ)は結婚5年目で、3歳の娘(智美)もいるごく普通の夫婦。ある夜に、街で偶然にも咲美のパート先の上司である藪沼幹夫(やぶぬま・みきお)と出会った。藪沼は小太りで〔醜い男〕はいわゆるスワッピング(夫婦交換)の愛好者だった。その日から智は【ヤブヌマに咲美を抱かせてみたい。】という歪(ゆが)んだ妄想(もうそう)を抱くようになる。
それは、〘この日、自分の中に芽生えた狂気。あるいは藪沼∐=ヤブヌマでなければ、こんな妄想は生まれなかったかも知れない。僕は咲美のことを分かっているつもりだ。彼女の性格も、好みも。気が強く口は少し悪いが、心根は優しく、僕と娘だけを愛し、清廉で、間違ったことは他人事にも口をはさむ性格で、浮気なんてもってのほか。そう、藪沼のような男は、咲美のもっとも嫌うタイプである。だからこそ僕は……、藪沼と咲美が…………交わるた。〙という妄想。
あらゆる可能性を探り、妻の咲美とヤブヌマを結ばせようと試みるのだが、勘の鋭い咲美はこれに気づき、激怒の末に家出をしてしまう。“離婚の危機”とも言える別居状態が続いた。 ところが、ある日帰ってきた咲美が告げた。『わたし、ヤブヌマに抱かれる。』それは夫の『智の“願望”を叶(かな)えるためではなく、“夫の愛”を確かめるため。』だ。
しかし、智はあれだけ望んでいたはずだった【妄想の実現】に戸惑っている。いざ実現しそうになると心が掻き毟(むし)られ、狂おしい嫉妬に耐え切れない思いだった。しかし、咲美の決意は固く、温泉宿で智を部屋に残して、ついに妻の咲美はヤブヌマに身体を開く。しかも、約束の時間になっても夫が待つ部屋には戻らず、朝方までヤブヌマに貫かれ続けた。
ヤブヌマが咲美には内緒で撮影をしたDVDには、凄(すさ)まじいセックスの様子が写されていた。咲美は我を忘れ、オルガスムス(男女性交の際,性快感が次第に増大し,極点に達した状態。)と引き換えに、【再会】の約束を了承してしまう。
そんな内容だった。と記憶している。
その21へ
20210414
名U トライアングル・リレーション 第21話
名U トライアングル・リレーション 第21話
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僕(立木一幸:たちき・かずゆき:29歳)
嫁(立木優希:たちき・ゆうき:27歳) 親友(倉橋悠馬:くらはし・ゆうま:29歳:僕の同級生で独身)
うまく言えないが、嫁が悠馬と付き合っていた頃を僕は想い出している。あの頃は、忘れようとすればする程優希の事が頭から離れず、友人の彼女なのだから振り向いてくれるはずもないのに、心の中で必死に優希の事を求めていた。悠馬に優希との付き合いの中身を聞かされる度に胸を掻き毟(むし)りたくなる様な嫉妬、青臭い青春の日々を思い出していたのである。
《結婚をして僕の一番近くに居る人なのに、優希が何故か逃げて行くのでは?》との不安心もあったのかも知れない。兎に角、嫁との仲が深まるに連れ、改めて優希を追い求めるようになっていた。そんな優希が、僕の嫁が、昔大好きだった男と一緒に歩いて行く後ろ姿を見て、情けない事に涙が出そうになる。
今更ながら、これから起きる事に対して臆病になった僕は、いたたまれず、「用事思い出したので出てくるよ。適当に戻るので、気にしないで。」とメモを書いている最中指が震えていた。そして、そのまま部屋を出る。僕は近所のコンビニに寄って雑誌を立ち読みをした。しかし、時間の経過が恐ろしく遅くて、一人でいると、あれこれと嫌な事ばかり考えてしまう。辛抱が出来ずに30分程してから部屋に戻る事にした。
悠馬の部屋の前で深呼吸をして耳を傾ける・・・。人の気配を感じない。僕はゆっくりドアノブを回した。玄関には二人の靴がある。リビングはカーテンを閉めたのか薄暗く、目が慣れてから足音を立てない様に中に入ったが誰も居ない。バスルームも覗いたが居なかった。やはり、奥の寝室か・・・。(心臓の音が聞こえるほど緊張してくる。)
不自然に半分開いた寝室のドア。そこから微かに聞こえる静かな洋楽。僕はドアの隙間から中を覗いてみる。ベッドの上で、69の形でお互いの性器を舐め合う二人が見えた。
寝室の暗さに目が慣れると二人の姿がはっきりと見えてくる。悠馬が下になっていたのだが、嫁の上半身には白いタオルケットがかけられており、優希の腰から下の下半身だけが露わになっていた。そこに悠馬が両手でお尻を開くようにしてしゃぶりついている。すごい光景だった。なんというか・・・。上手く表せないんだけど、とにかく卑猥としか言いようがない。気分とは反して、すぐに僕のあそこは硬くなった。
その時、僕は悠馬と目が合う。すると彼は嫁のタオルケットをバッとめくり、上下逆さまに重なり合う二人の姿を晒した。浅黒い悠馬の体に対して真っ白な優希の体。一瞬、嫁が一人で四つん這いになっているようにも見える。
悠馬のペニスが優希の顔に突き刺さる様がはっきりと見えたが、嫁は慌ててタオルケットを掛け直した。僕の存在には気付いていないようだが、こんな変な事をするのは、僕が戻ってきた時に直に見られるのが嫌だからなのだろう。
悠馬の股間辺りでゆっくりと上下に盛り上がるタオルケット。悠馬も再び優希の性器の愛撫に集中し始め、部屋中に涎をすする様な音だけが響いている。何となく中途半端な自分の立ち位置、そして見るに堪えない程の光景で、僕はリビングに引っ込んでしまった。二人には見ると言ってある。それなのに・・・。
少し経ってから、〔よし、入れるよ。〕と言う比較的大きな声が聞こえた。明らかに悠馬らしい僕に対するアピール。〔早く見に来い!〕、という事である。動けないほどの重い体、しかしあそこはガチガチに硬いまま、なんとかして寝室のドアに近付いた時、思わず足が竦(すく)んでしまった。
『あっ、あぁぁぁ・・・。』
悠馬のペニスが優希の穴の中に挿し込まれた“合図”である。
〔優希ちゃんの中、温かいよ~〕
悠馬は大袈裟に声を出している。
『・・・・あ、ん!・・・。んんっ!あ、いやっ!』
〔気持ちいい? 優希ちゃん、気持ちいいの?〕
『・・・・ん・・・。・・・・あっ!ぁぁいいぃ!・・・。』
悠馬の腰と嫁のお尻がぶつかり合うバチンバチンという音が聞こえてきた。
〔優希ちゃん、今日はもっと声を出していいんだよ。一幸が戻ってきたら、ちゃんと聞かせてあげないとな!〕と悠馬が優希を軽くいたぶる。
『あ、ん・・・。や、やだぁ・・・。そんなの・・・。無理・・・。』
〔じゃないと、もうやめちゃうよ?〕
『それは・やだぁ、もぅ・・・。早く、ね?・・・。早く逝かせて・・・。もう、私・・・。』
悠馬は完全に優希をコントロールしていた。イかせる寸前で止め、落ち着いたところで動くという・・・。その繰り返し。悠馬のわざとらしい演技が延々と続いたが、恐らく僕が寝室に入ってくるまで続けるつもりだったのだろう。既に何度も焦らされていた優希は、悠馬の会話に答える余裕もない程に、ひたすら喘ぐのみ、息も絶え絶えの状態になっている。
第22話へ
20210413
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