創A『妻の貸し出し2章』第1話
創A『妻の貸し出し2章』第1話
(前作 短A『妻の貸し出し』パート57からの続編)
早速、パソコンで作成した契約書の雛形(様式を示す見本)をプリントして妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)に見せた。『期限は来月の7月1日から翌年の6月30日まで・・なんだか売買契約みたいね・・・』って言った美玖の一言がなぜかしら僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)の性癖を刺激した。「そうなんだ。これは僕と高橋さんが交わす美玖と云う商品のレンタル契約なんだよ。」と妻に伝えそうになる。
『私はこれでいいと思うけど、明日高橋(憲吾:たかはし・けんご: 31歳)さんと会って話してみて、それからどうなるかは高橋さん次第ね。』って云う美玖に少し違和感が残った。僕は「そうか昨日まで呼び方が『高橋主任』だったのが今朝は『高橋さん』に変わっていたからか・・・。」それは一歩美玖と高橋さんの精神的な距離が縮まったことを意味する思いがした。
契約者Aが 伊藤美玖(いとう・みく) 27歳 来月に28歳になる。30歳になるまで妊娠したいと思っている。現在大手の会社でプログラマーとして働いている。男性経験は1人今の夫だけ。美玖は身長が164cm。B84(Cカップ)・W56・H82、長身スレンダーの美人さん。目が大きく、アヒル口、髪は肩までのシルキーストレートでベージュに染めている。手と脚が長く、色白。
契約者Bは 高橋憲吾(たかはし・けんご) 31歳 高身長 イケ面 歳より若く見られる。 離婚経験あり 2年ほど前に高橋のあまりに家庭を顧みないことで協議離婚 子供はいない。 なお別れた元妻に美玖は似ているらしい。 実家は資産家らしく 本人は今一人でマンション暮らし。
契約者Cが 伊藤 要(かなめ)29歳 9月には30歳 身長178㎝ 細見 中堅会社の元営業マン 現在は総務部勤務 2年前にクモ膜下出血で倒れる。 妻の美玖による懸命な介護やリハビリで 社会復帰できるものの下半身に軽度の運動障害が残る。 セックスも妻を満足させられないと思っている。【寝取らせ】の性癖を妻にカミングアウトしている。 趣味はカメラ 被写体は専(もっぱ)ら 妻の美玖 美玖も自分の性癖=露出癖に気がついている。 二人だけのアルバムサイトを持っている。
「いよいよかな。そうだ記念にエロイのを撮ろうよ。いいだろう。」と僕が言うと。『じゃ要、下着を買いに出かけてもいいかな?』って訊いてくる。「いいよ。夜に撮影会をしよう。うんとセクシーなのを頼むよ。」とお願いをする。僕はあとで、自分でも撮影のためと称してインターネットで妻の下着などを購入しようと思った。美玖は○○の有名ランジェリーショップがお気に入りで『少し高いけど、着心地がいいの。それに要が喜ぶ商品が多いからね。』っていう店に出かけて行った。 第2話へ続く
(前作 短A『妻の貸し出し』パート57からの続編)
早速、パソコンで作成した契約書の雛形(様式を示す見本)をプリントして妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)に見せた。『期限は来月の7月1日から翌年の6月30日まで・・なんだか売買契約みたいね・・・』って言った美玖の一言がなぜかしら僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)の性癖を刺激した。「そうなんだ。これは僕と高橋さんが交わす美玖と云う商品のレンタル契約なんだよ。」と妻に伝えそうになる。
『私はこれでいいと思うけど、明日高橋(憲吾:たかはし・けんご: 31歳)さんと会って話してみて、それからどうなるかは高橋さん次第ね。』って云う美玖に少し違和感が残った。僕は「そうか昨日まで呼び方が『高橋主任』だったのが今朝は『高橋さん』に変わっていたからか・・・。」それは一歩美玖と高橋さんの精神的な距離が縮まったことを意味する思いがした。
契約者Aが 伊藤美玖(いとう・みく) 27歳 来月に28歳になる。30歳になるまで妊娠したいと思っている。現在大手の会社でプログラマーとして働いている。男性経験は1人今の夫だけ。美玖は身長が164cm。B84(Cカップ)・W56・H82、長身スレンダーの美人さん。目が大きく、アヒル口、髪は肩までのシルキーストレートでベージュに染めている。手と脚が長く、色白。
契約者Bは 高橋憲吾(たかはし・けんご) 31歳 高身長 イケ面 歳より若く見られる。 離婚経験あり 2年ほど前に高橋のあまりに家庭を顧みないことで協議離婚 子供はいない。 なお別れた元妻に美玖は似ているらしい。 実家は資産家らしく 本人は今一人でマンション暮らし。
契約者Cが 伊藤 要(かなめ)29歳 9月には30歳 身長178㎝ 細見 中堅会社の元営業マン 現在は総務部勤務 2年前にクモ膜下出血で倒れる。 妻の美玖による懸命な介護やリハビリで 社会復帰できるものの下半身に軽度の運動障害が残る。 セックスも妻を満足させられないと思っている。【寝取らせ】の性癖を妻にカミングアウトしている。 趣味はカメラ 被写体は専(もっぱ)ら 妻の美玖 美玖も自分の性癖=露出癖に気がついている。 二人だけのアルバムサイトを持っている。
「いよいよかな。そうだ記念にエロイのを撮ろうよ。いいだろう。」と僕が言うと。『じゃ要、下着を買いに出かけてもいいかな?』って訊いてくる。「いいよ。夜に撮影会をしよう。うんとセクシーなのを頼むよ。」とお願いをする。僕はあとで、自分でも撮影のためと称してインターネットで妻の下着などを購入しようと思った。美玖は○○の有名ランジェリーショップがお気に入りで『少し高いけど、着心地がいいの。それに要が喜ぶ商品が多いからね。』っていう店に出かけて行った。 第2話へ続く
『妻の貸し出し2章』第2話
創A『妻の貸し出し2章』第2話
第1話
妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)が中々帰って来ないので僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)はちょっとイライラしてくる。《何をしているんだろう?》とメールを送ろうとした矢先に、玄関の扉が開いて美玖が帰ってきた。僕は「何してたの?」と、きつく言うと、『え~怒っているの? 分かったお腹がすいているんでしょ?』の返事にイラッとする。『人身事故で2時間も電車が止まっていたのよ。ニュースでしてなかった?』って、していたかも知れないが、見逃した。
『そうか、要君はさみしかったのか? 私がいないから。』最近、妻の美玖が夫婦間では主導権を握りつつある。「電話かメールをくれればいいじゃん。」とまだブツブツ文句をぶつける。『そうだよね。でもスマホを忘れて行っちゃたの。ごめんね。』ってペコリと謝る。「そうかそれなら仕方ないね。」
夕食は美玖が急いで拵(こしら)えてくれた。気分が落ち着いたのは腹が減っていたのだろうか?いや違うな。美玖が予測する時間に帰って来なかったからだ。そういえば僕が自宅療養していた時期にも何度か美玖が残業で遅くなりヤキモキしたが、メールで≪今まだ会社です。20時頃まで残業です。ごめんなさい。我慢できないなら冷凍食品を食べておいてね。≫知らせてくれたので、空腹も不安を解消できた記憶が蘇(よみがえ)る。
『もう少ししたら一緒にお風呂はいろっか?』と誘ってきた。「うん。いいよ。」と返事をすると、美玖が浴室にお湯を張りに行った。でも行ったきりで戻ってこない。お湯張りは自動ボタンを押すだけの作業なのに・・・?5分が経過してさすがに心配になってくる。「もしかして具合でも悪くなったのか?」と浴室へ行きかけると、美玖が戻って来た。でも、その姿に驚く。フロントが開くタイプで黒のシースルーのベビードールを着て現れる。
「えっどうしたの?」と恐るおそる訊くと、『てへっ、今日気に入ったから買っちゃったの。』僕は「いいね。いいよ。おっぱいが見えるのが・・・。」って告げると、慌てて美玖は両手で胸を隠した。『みちゃダメだよ。』と口を尖(とが)らせた。「それはおかしいだろう?それって見せるためのもの・・」って言いかけたが最後までいわせずに『だって恥ずかしいもん。』って更に口をとんがらす。
「あの下の方も透けているけど・・・。」って笑うと、『そんなっ~』って両手を胸に当てながらしゃがみ込む。ときたま不思議に思うのが美玖は超恥ずかしがりだが、カメラを向けるとどんな大胆なポーズを命じても嫌がる素振りをみせたことがない。「少し待っていてカメラを持ってくる。」って言うと美玖は照れた顔付きをしていた。
僕がリビングに戻ると所在なさげにソファに美玖が座っている。今は恥ずかしさの方が勝っているようだ。でも不思議に僕がみつめると美玖の瞳に妖しい光が宿ります。少し怯えた子羊のような目から、妖艶(あやしいほどなまめかしく美しい)な瞳で僕を見つめ返すのです。
美玖は、自覚していた。浴室の脱衣室で買ってきたシースルーのベビードールとシースルーのショーツに着替える時は凄く恥ずかしかった。しかし、夫の要にその姿を晒(さら)したときには逆に心地よい気持ちになった。そう、それは見られることの快感である。ただ視姦(性的にいやらしい目つきで異性を見つめる)されているのは平気なのに、要から「おっぱいが見える。」とか「下の方も透けている。」なんて言葉で指摘されると恥ずかしさが戻ってくる。〚露出という性癖〛に夫は少し気付いているようだ・・・。 第3話へ続く
2014/09/09
第1話
妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)が中々帰って来ないので僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)はちょっとイライラしてくる。《何をしているんだろう?》とメールを送ろうとした矢先に、玄関の扉が開いて美玖が帰ってきた。僕は「何してたの?」と、きつく言うと、『え~怒っているの? 分かったお腹がすいているんでしょ?』の返事にイラッとする。『人身事故で2時間も電車が止まっていたのよ。ニュースでしてなかった?』って、していたかも知れないが、見逃した。
『そうか、要君はさみしかったのか? 私がいないから。』最近、妻の美玖が夫婦間では主導権を握りつつある。「電話かメールをくれればいいじゃん。」とまだブツブツ文句をぶつける。『そうだよね。でもスマホを忘れて行っちゃたの。ごめんね。』ってペコリと謝る。「そうかそれなら仕方ないね。」
夕食は美玖が急いで拵(こしら)えてくれた。気分が落ち着いたのは腹が減っていたのだろうか?いや違うな。美玖が予測する時間に帰って来なかったからだ。そういえば僕が自宅療養していた時期にも何度か美玖が残業で遅くなりヤキモキしたが、メールで≪今まだ会社です。20時頃まで残業です。ごめんなさい。我慢できないなら冷凍食品を食べておいてね。≫知らせてくれたので、空腹も不安を解消できた記憶が蘇(よみがえ)る。
『もう少ししたら一緒にお風呂はいろっか?』と誘ってきた。「うん。いいよ。」と返事をすると、美玖が浴室にお湯を張りに行った。でも行ったきりで戻ってこない。お湯張りは自動ボタンを押すだけの作業なのに・・・?5分が経過してさすがに心配になってくる。「もしかして具合でも悪くなったのか?」と浴室へ行きかけると、美玖が戻って来た。でも、その姿に驚く。フロントが開くタイプで黒のシースルーのベビードールを着て現れる。
「えっどうしたの?」と恐るおそる訊くと、『てへっ、今日気に入ったから買っちゃったの。』僕は「いいね。いいよ。おっぱいが見えるのが・・・。」って告げると、慌てて美玖は両手で胸を隠した。『みちゃダメだよ。』と口を尖(とが)らせた。「それはおかしいだろう?それって見せるためのもの・・」って言いかけたが最後までいわせずに『だって恥ずかしいもん。』って更に口をとんがらす。
「あの下の方も透けているけど・・・。」って笑うと、『そんなっ~』って両手を胸に当てながらしゃがみ込む。ときたま不思議に思うのが美玖は超恥ずかしがりだが、カメラを向けるとどんな大胆なポーズを命じても嫌がる素振りをみせたことがない。「少し待っていてカメラを持ってくる。」って言うと美玖は照れた顔付きをしていた。
僕がリビングに戻ると所在なさげにソファに美玖が座っている。今は恥ずかしさの方が勝っているようだ。でも不思議に僕がみつめると美玖の瞳に妖しい光が宿ります。少し怯えた子羊のような目から、妖艶(あやしいほどなまめかしく美しい)な瞳で僕を見つめ返すのです。
美玖は、自覚していた。浴室の脱衣室で買ってきたシースルーのベビードールとシースルーのショーツに着替える時は凄く恥ずかしかった。しかし、夫の要にその姿を晒(さら)したときには逆に心地よい気持ちになった。そう、それは見られることの快感である。ただ視姦(性的にいやらしい目つきで異性を見つめる)されているのは平気なのに、要から「おっぱいが見える。」とか「下の方も透けている。」なんて言葉で指摘されると恥ずかしさが戻ってくる。〚露出という性癖〛に夫は少し気付いているようだ・・・。 第3話へ続く
2014/09/09
『妻の貸し出し2章』第3話
創A『妻の貸し出し2章』第3話
第2話
朝食の時、美玖が神妙な顔つきで『ねぇ・・・今日のお昼にあの契約書を高橋主任に渡すことにしたの・・・いいかな?』と訊ねてくる。メールで連絡し合ったそうで『後で要のスマホに転送するね。』と付け足した。「夜にすると思っていたけど・・・。」と言うと、『・・・うん、何となく明るい昼間の方が良いかなって・・・。』って微笑む。「そうだね。」と僕も頷く。
『それとね・・・』って言ったきりで沈黙が続く。僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)が「なんだい?」と尋ねる。すると妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)はA4の用紙を差し出す。「えっ・・なにこれ?」って渡された紙に〚今後どのような事があっても二人は別れません。ここに連名で誓約します。〛あと年月日が印字され、署名欄が空けてあった。『要君の署名がほしいの・・。』ってお願いをされる。「いいよ。2枚ともするの・・・?」、『そう。それぞれが持っているの。』
僕は、美玖の“覚悟”を感じた。それと同時に“不安と弱気”も垣間見えた。それは僕だって同じだ。最後の到達点は【妻の貸し出し】なのだから、こんな非日常的なことを初めてしようとするのだから、覚悟がいるだろう。この署名は所謂“血判状”なのだ。僕は署名を2通にした。それぞれが署名を終えて、1通を美玖がもう1通は僕が所持する。
僕は傍らの美玖を強く抱きしめて「ごめんな。僕の我儘に附きあわせて・・・。」と行った。『私は要の妻だし、夫が望むことはしてあげたいの。でもこんなふうにいつも抱きしめていてね。それだけで安心するから。』と僕の目を美玖はじっと見た。
午前中は仕事に集中できないまま過ごす。正午に≪これから昼食を兼ねて高橋主任と出かけます。≫とメールが届いた。≪行ってらっしゃい。≫とだけ返信をする。僕は外に出かける気力もなく、出社前に買っておいたサンドイッチを食べた。なんだか味を全く感じない。スマホを注視していたが全然振動する気配がなかった。あと5分で休憩が終わるタイミングでスマホにメールが・・・それは早く見てみたい気持ちと運命が決まってしまうので見たくないという半分半分だった。
『高橋:憲吾(たかはし・けんご: 31歳)主任は驚いていたけど、要君が作成した契約書にサインをしてくれました。詳しい報告は家でします。それと主任が要君によろしくと伝えてください。とのことです。』僕は途端に心臓がぎゅっと縮まる。ルビコン川を渡る(後戻りはできないという覚悟のもと、重大な決断や行動を起こすこと)日になった。 第4話へ続く
2014/09/18
第2話
朝食の時、美玖が神妙な顔つきで『ねぇ・・・今日のお昼にあの契約書を高橋主任に渡すことにしたの・・・いいかな?』と訊ねてくる。メールで連絡し合ったそうで『後で要のスマホに転送するね。』と付け足した。「夜にすると思っていたけど・・・。」と言うと、『・・・うん、何となく明るい昼間の方が良いかなって・・・。』って微笑む。「そうだね。」と僕も頷く。
『それとね・・・』って言ったきりで沈黙が続く。僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)が「なんだい?」と尋ねる。すると妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)はA4の用紙を差し出す。「えっ・・なにこれ?」って渡された紙に〚今後どのような事があっても二人は別れません。ここに連名で誓約します。〛あと年月日が印字され、署名欄が空けてあった。『要君の署名がほしいの・・。』ってお願いをされる。「いいよ。2枚ともするの・・・?」、『そう。それぞれが持っているの。』
僕は、美玖の“覚悟”を感じた。それと同時に“不安と弱気”も垣間見えた。それは僕だって同じだ。最後の到達点は【妻の貸し出し】なのだから、こんな非日常的なことを初めてしようとするのだから、覚悟がいるだろう。この署名は所謂“血判状”なのだ。僕は署名を2通にした。それぞれが署名を終えて、1通を美玖がもう1通は僕が所持する。
僕は傍らの美玖を強く抱きしめて「ごめんな。僕の我儘に附きあわせて・・・。」と行った。『私は要の妻だし、夫が望むことはしてあげたいの。でもこんなふうにいつも抱きしめていてね。それだけで安心するから。』と僕の目を美玖はじっと見た。
午前中は仕事に集中できないまま過ごす。正午に≪これから昼食を兼ねて高橋主任と出かけます。≫とメールが届いた。≪行ってらっしゃい。≫とだけ返信をする。僕は外に出かける気力もなく、出社前に買っておいたサンドイッチを食べた。なんだか味を全く感じない。スマホを注視していたが全然振動する気配がなかった。あと5分で休憩が終わるタイミングでスマホにメールが・・・それは早く見てみたい気持ちと運命が決まってしまうので見たくないという半分半分だった。
『高橋:憲吾(たかはし・けんご: 31歳)主任は驚いていたけど、要君が作成した契約書にサインをしてくれました。詳しい報告は家でします。それと主任が要君によろしくと伝えてください。とのことです。』僕は途端に心臓がぎゅっと縮まる。ルビコン川を渡る(後戻りはできないという覚悟のもと、重大な決断や行動を起こすこと)日になった。 第4話へ続く
2014/09/18
『妻の貸し出し2章』第4話
創A『妻の貸し出し2章』第4話
第3話 2014/09/18
僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)は、一刻も早く妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)から詳しい報告が聞きたくて急いで帰宅した。それに高橋憲吾(たかはし・けんご: 31歳)が言った〔要君(僕)によろしく。〕のニュアンスが知りたいと思った。例えが大袈裟かも知れないが妻を風俗の店へ勤めに行かせた気分である。それで美玖に、「まだ会社?」と極短いメールを打つ。1分もしない間に、『いまねスーパーでお買い物中。な~にお腹減ったの?』って返信のメールが届く。僕は本当のことが言えなくて、「帰ってくるのをお腹をすかせて待っています。」と当たり障りのないメールを打ちかえす。
20分程して美玖が帰ってくる。『ただい~ま。お待たせ。』って明るく弾んだ声だ。普段と変わらない美玖がいた。
「お帰り・・。」(本当は早く報告を聞きたいところをぐっと我慢をする。)
「もうお腹がペコペコだよ。」
『ゴメンね。だからすぐ食べれるものを買ってきたよ。ちょっとだけ待って。』(究極的には食事なんかどうでもよかった。)
『要君このあいだにシャワーでも浴びといでよ。』って勧める。僕は仕方がないので浴室へ向かった。
夕食も終わり後片付けをし終えた美玖に、「話を聞かせてよ。」と声を掛ける。『先に私もシャワー浴びるから、要君は部屋で待っていて、お楽しみは後にね。』ってなんだか焦らされる。部屋のベッドで暇を持て余していると、美玖が突然入ってくる。驚いたのはそのことでゃなく美玖の姿だった。いつもの柄の入ったパジャマでなく、胸にリボンのついたピンクのベビードールだったからだ。この前のとは違った。『恥ずかしいから要君、照明を落としてくれる。』って言いながら僕の隣に滑り込んでくる。
照明をベッドサイドランプにした。美玖が『これ可愛い?』って訊いてくる。間近でみるとシースルーで乳房が見える。「ちょっとエロい。」と答えると、『変態。』と言ってくすっと笑った。『お昼の休憩時間に主任と二人で食事をしながら、“契約書”のことを確認し合ったのね。』と今日あったことを語りだす。「それで?」と云うと、『最初は驚いていたわよ。なにしろ。契約書には想定外の夫の署名がしてあったからね。』(それはそうだろう。)『今度のことは主人も了解してくれました。って言ったの。すると主任は契約書をじっくり見出したわ。』
基本は高橋さんのをベースにしてあるが、本式の契約書にしてあり、同じものを2通用意して、僕と美玖は捺印をしてある。三者による契約書だが、実質は僕と高橋さんが、“美玖という商品”をどう貸し出すかの事柄を契約するものになっていた。 第5話へ続く
2014/10/29
第3話 2014/09/18
僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)は、一刻も早く妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)から詳しい報告が聞きたくて急いで帰宅した。それに高橋憲吾(たかはし・けんご: 31歳)が言った〔要君(僕)によろしく。〕のニュアンスが知りたいと思った。例えが大袈裟かも知れないが妻を風俗の店へ勤めに行かせた気分である。それで美玖に、「まだ会社?」と極短いメールを打つ。1分もしない間に、『いまねスーパーでお買い物中。な~にお腹減ったの?』って返信のメールが届く。僕は本当のことが言えなくて、「帰ってくるのをお腹をすかせて待っています。」と当たり障りのないメールを打ちかえす。
20分程して美玖が帰ってくる。『ただい~ま。お待たせ。』って明るく弾んだ声だ。普段と変わらない美玖がいた。
「お帰り・・。」(本当は早く報告を聞きたいところをぐっと我慢をする。)
「もうお腹がペコペコだよ。」
『ゴメンね。だからすぐ食べれるものを買ってきたよ。ちょっとだけ待って。』(究極的には食事なんかどうでもよかった。)
『要君このあいだにシャワーでも浴びといでよ。』って勧める。僕は仕方がないので浴室へ向かった。
夕食も終わり後片付けをし終えた美玖に、「話を聞かせてよ。」と声を掛ける。『先に私もシャワー浴びるから、要君は部屋で待っていて、お楽しみは後にね。』ってなんだか焦らされる。部屋のベッドで暇を持て余していると、美玖が突然入ってくる。驚いたのはそのことでゃなく美玖の姿だった。いつもの柄の入ったパジャマでなく、胸にリボンのついたピンクのベビードールだったからだ。この前のとは違った。『恥ずかしいから要君、照明を落としてくれる。』って言いながら僕の隣に滑り込んでくる。
照明をベッドサイドランプにした。美玖が『これ可愛い?』って訊いてくる。間近でみるとシースルーで乳房が見える。「ちょっとエロい。」と答えると、『変態。』と言ってくすっと笑った。『お昼の休憩時間に主任と二人で食事をしながら、“契約書”のことを確認し合ったのね。』と今日あったことを語りだす。「それで?」と云うと、『最初は驚いていたわよ。なにしろ。契約書には想定外の夫の署名がしてあったからね。』(それはそうだろう。)『今度のことは主人も了解してくれました。って言ったの。すると主任は契約書をじっくり見出したわ。』
基本は高橋さんのをベースにしてあるが、本式の契約書にしてあり、同じものを2通用意して、僕と美玖は捺印をしてある。三者による契約書だが、実質は僕と高橋さんが、“美玖という商品”をどう貸し出すかの事柄を契約するものになっていた。 第5話へ続く
2014/10/29
創A『妻の貸し出し2章』第5話
創A『妻の貸し出し2章』第5話
第4話
妻の美玖が、『高橋(憲吾:たかはし・けんご: 31歳)さんがね。契約書をじっくり読んで、〔ご主人は平気なんですか?〕と尋ねたわ。』それで僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)は、「美玖はなんて答えたの?」と訊いてみる。すると『直接、主人に訊いてみてください。』と答えたというのだ。美玖は高橋主任に僕が使っているスマホの番号とメルアド、それとPCのメルアドを教えていた。『〔要君に会って話がしたい。〕と言われたけど、すぐには無理だと思います。』と告げたらしい。
妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)からは僕にいくつかの提案があった。『わたしは要君を最優先にするけど、1年間は高橋さんのことも尊重したいの。いいでしょ?』と言う。僕は「いいよ。」と応える。『良かった。その方が要君もいいもんね。次なんだけど、わたし隠し事が嫌いだけど、その日の会話とか出来る限りは報告するけど、全部を正確に伝えられないと思うの。仕事で疲れて帰る日もあるからね・・。』と美玖。「どうするの?」と訊くと、『ICコーダーを使うわ。でも高橋さんには内緒、二人とも知ってたら“お芝居”みたいだもの。』
僕が、「美玖は正直な気持ちで会話するの?」と云うと、少し笑って『そこはオブラートに包むわよ。察してください。』美玖の答えに僕も苦笑してしまう。「わかったよ。」美玖が、『次なんだけど・・・。』と「え~?まだあるの?」って言う僕に、『まだまだあります。高橋さんと会ったときは写真を撮ってもらう。ただし、わたしのスマホかデジカメに限るけどね。要君はきっと喜ぶよね。いいでしょ?』(美玖は僕の性癖を良く理解している。と同時に美玖自身の性癖も・・・。)「うん。いいよ。」と頷く。
『それからね・・・。』、「まだあるの?」、美玖は真剣な顔つきで『これが一番大事な事です。要君は毎日最低1回わたしを抱きしめて「美玖、愛している。」と言うこと。約束できる?』、「もちろん約束するよ。」すると『1年経ったら赤ちゃんつくろうね。ぜったいだよ。』って美玖が僕に甘えてきた。
《契約期間は1年間。》僕はドキドキ感がとまらない。これからの1年で・・美玖が・・そして二人の関係が・・どう変わっていくのか・・・。
第6話に続く
2015/01/15
創A『妻の貸し出し2章』第6話
創A『妻の貸し出し2章』第6話
第5話 2015/01/15
今週の土曜日に、妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)が高橋憲吾(たかはし・けんご: 31歳)と初めて(厳密に言えば2回目?)のデートをします。高橋からはメールが届いていた。〔はじめまして、高橋憲吾と申します。いきなりお電話というのもなんなので、先ずはメールから始めさせていただきます。正直なところ、驚きました。もちろん私の方が非常識なのは理解をしています。契約書を何度も読ませてもらいました。ただ、もう少し確認したい点があるので、金曜日の夕方にでもお会いできませんか? ご無理を言いますが御返事を頂ければ幸いです。〕
僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)は、高橋さんのメールを見て、急に胸が苦しくなった。それは、夫婦二人で決めたとはいえ、大方は僕の我儘であり、それを美玖に強いている思いが・・・。美玖はどんな思いなのだろうか・・・。改めて、僕は高橋作成の[契約書]を美玖と一緒に検討したときのことを思いだしていた。
[契約書]の見出し=伊藤美玖さんとお付き合いがしたい。ポイント大き目の太字。なんだか理系の人って堅苦しい(柔軟性に欠ける。)なって思った。 続いて、第1項目=伊藤さんは結婚をされているが、私は美玖さんをご主人から奪うというようなことは一切考えていません。ご家庭の幸せを破壊する気も毛頭(毛の先ほども)ありません。第2項目=純粋に大人の男女交際が大前提で第1項に関連して伊藤さんとの結婚は考えていません。第3項目=第2項に関連して、健全な交際を旨として決してセックスフレンドのようなものではありません。
第4項目=仕事も家庭もあるのは承知しています。その中の伊藤さんが自由になる短い時間の範囲で私と一緒にいてほしい。第5項目=第4項に関連するが貴重な自由時間に対して相当分の対価を支払います(決して援助交際のようなものではありません)。以上の項目を了解して頂く。と結ばれていた。
高橋さんの契約書を再検討してみる。こんなことに夢中になること自体がおかしいのであるが、その時は僕も美玖も真剣だった。先ず[見出し]については異論がなかった。(普通は異常なことではあるが・・・。)つぎに検討する[第1項目]にも問題は無いようだが、次の項目にもあるように高橋さんは結婚する気はないということらしい。
続けての[第2・3項目]は“大人の男女交際”と“セックスフレンド”いう語句に反応があった。美玖が『要君は最終的には私が主任とセックスフレンドになることが目的でしょ。』って、言うが「それは違うよ。最近体調が良くなったとはいえ。充分に美玖を満足させてやれていないと反省してるんだ。だから男女交際ってはいろいろな事の内にHも入ると考えてほしい。」という僕に、『私は今の生活に満足してるよ。要君の考え過ぎだと思う。正直どこかへ旅行したいとか遊園地に遊びに行きたいという気持ちは少しあるけど、こうして私の横に要君がいれば幸せだよ。』って、言ってくる。僕が「セックスは満足?」と訊ねると『う~ん・・・。最近は・・頑張ってくれるから・・。』と少し歯切れが悪い。
「わかった。成り行きでいいよ。美玖がしたかったら僕はかまわないから。」と告げる。美玖は慌てたように『そんなことなるわけないよ。お茶飲んだり、食事するだけだからね・・・。』僕はニヤリと「最初はそれでいいよ。はじめから過激だとね・・・。」との発言に美玖は不服そうだった。
[第4・5項目]が一番対立する。僕が「うちも家計が厳しいから美玖の貴重な時間を割く訳だしいいんじゃないかな。時間制? それとも手をつないだら千円とか?」という、会話が堅くなるのを防ぐためにくだけてみせる。それが美玖の癇に障ったらしい。『私はコールガールなの? そんなにお金に困ってないわ。2人とも働いているじゃない。』って、結構真剣に怒っていた。
僕は「労働に対する正当な対価だよ。それに2年後には子供が出来るしね。貯金もしなきゃ。美玖のサイドビジネスと割り切るよ。家でおとなしくお留守番しているからさ。」とのゴマカシに近い論に、『わかりました。オ・モ・テ・ナ・シね。なんでもして稼ぎます。赤ちゃんのために。』って開き直る。『要の希望に応えてあげるわ。キスとかいろいろ・・ね。』って小悪魔の微笑を浮かべた。 第7話に続く
2018/10/18
第5話 2015/01/15
今週の土曜日に、妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)が高橋憲吾(たかはし・けんご: 31歳)と初めて(厳密に言えば2回目?)のデートをします。高橋からはメールが届いていた。〔はじめまして、高橋憲吾と申します。いきなりお電話というのもなんなので、先ずはメールから始めさせていただきます。正直なところ、驚きました。もちろん私の方が非常識なのは理解をしています。契約書を何度も読ませてもらいました。ただ、もう少し確認したい点があるので、金曜日の夕方にでもお会いできませんか? ご無理を言いますが御返事を頂ければ幸いです。〕
僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)は、高橋さんのメールを見て、急に胸が苦しくなった。それは、夫婦二人で決めたとはいえ、大方は僕の我儘であり、それを美玖に強いている思いが・・・。美玖はどんな思いなのだろうか・・・。改めて、僕は高橋作成の[契約書]を美玖と一緒に検討したときのことを思いだしていた。
[契約書]の見出し=伊藤美玖さんとお付き合いがしたい。ポイント大き目の太字。なんだか理系の人って堅苦しい(柔軟性に欠ける。)なって思った。 続いて、第1項目=伊藤さんは結婚をされているが、私は美玖さんをご主人から奪うというようなことは一切考えていません。ご家庭の幸せを破壊する気も毛頭(毛の先ほども)ありません。第2項目=純粋に大人の男女交際が大前提で第1項に関連して伊藤さんとの結婚は考えていません。第3項目=第2項に関連して、健全な交際を旨として決してセックスフレンドのようなものではありません。
第4項目=仕事も家庭もあるのは承知しています。その中の伊藤さんが自由になる短い時間の範囲で私と一緒にいてほしい。第5項目=第4項に関連するが貴重な自由時間に対して相当分の対価を支払います(決して援助交際のようなものではありません)。以上の項目を了解して頂く。と結ばれていた。
高橋さんの契約書を再検討してみる。こんなことに夢中になること自体がおかしいのであるが、その時は僕も美玖も真剣だった。先ず[見出し]については異論がなかった。(普通は異常なことではあるが・・・。)つぎに検討する[第1項目]にも問題は無いようだが、次の項目にもあるように高橋さんは結婚する気はないということらしい。
続けての[第2・3項目]は“大人の男女交際”と“セックスフレンド”いう語句に反応があった。美玖が『要君は最終的には私が主任とセックスフレンドになることが目的でしょ。』って、言うが「それは違うよ。最近体調が良くなったとはいえ。充分に美玖を満足させてやれていないと反省してるんだ。だから男女交際ってはいろいろな事の内にHも入ると考えてほしい。」という僕に、『私は今の生活に満足してるよ。要君の考え過ぎだと思う。正直どこかへ旅行したいとか遊園地に遊びに行きたいという気持ちは少しあるけど、こうして私の横に要君がいれば幸せだよ。』って、言ってくる。僕が「セックスは満足?」と訊ねると『う~ん・・・。最近は・・頑張ってくれるから・・。』と少し歯切れが悪い。
「わかった。成り行きでいいよ。美玖がしたかったら僕はかまわないから。」と告げる。美玖は慌てたように『そんなことなるわけないよ。お茶飲んだり、食事するだけだからね・・・。』僕はニヤリと「最初はそれでいいよ。はじめから過激だとね・・・。」との発言に美玖は不服そうだった。
[第4・5項目]が一番対立する。僕が「うちも家計が厳しいから美玖の貴重な時間を割く訳だしいいんじゃないかな。時間制? それとも手をつないだら千円とか?」という、会話が堅くなるのを防ぐためにくだけてみせる。それが美玖の癇に障ったらしい。『私はコールガールなの? そんなにお金に困ってないわ。2人とも働いているじゃない。』って、結構真剣に怒っていた。
僕は「労働に対する正当な対価だよ。それに2年後には子供が出来るしね。貯金もしなきゃ。美玖のサイドビジネスと割り切るよ。家でおとなしくお留守番しているからさ。」とのゴマカシに近い論に、『わかりました。オ・モ・テ・ナ・シね。なんでもして稼ぎます。赤ちゃんのために。』って開き直る。『要の希望に応えてあげるわ。キスとかいろいろ・・ね。』って小悪魔の微笑を浮かべた。 第7話に続く
2018/10/18
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