短A『妻の貸し出し』パート1
短A『妻の貸し出し』パート1
(原題:妻を貸し出し 投稿者:不明 投稿日:2009/05/23)
パート1
美玖は子供の頃からのほぼ幼馴染みたいな付き合いの子で、僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)より2歳年下です。僕が26歳の時に結婚をしました。その後、僕が27歳の時に病気を患(わずら)ってしまった。病名はクモ膜下出血でした。
元々体が弱かったのだけれど、仕事とストレスによる不規則な生活が大きな要因だった。
現場復帰までに約1年掛かった。クモ膜下出血は極めて危険な病気で、発症した直後に三分の一の方が命を落とす。さらに、一命をとりとめたとしても、再出血や脳血管攣縮などの合併症が発病し、そのまま帰らぬ人になってしまう方も多いのです。
さらに、合併症を乗り越えたとしても、後遺症が残って社会復帰が難しいとされる。しかし、俺の場合、病気の方は入院検査と自宅療養(リハビリ)を経た後、まあ仕事は出来る用になって職場にも復帰ができました。幸い目立った後遺症も残らず、普通の社会生活は送れるようになりました。
但し、正直言って身体は、発症以後、体力が戻らず、軽い運動障害もあります。すぐに疲れ、体調崩すので絶対に無理できない状態。結局は前職の営業部には戻れなかった。
夫婦仲はずっと良い。美玖は俺が病気になってからも本当に親身に世話をしてくれました。
幼馴染なだけに、友達っぽいさばさばした付き合いみたいな所もあったのだけど、1年のリハビリ中にも励まして、時には叱咤(もちろん愛情を込めてだが)して、本当に泣ける位に看病と世話をしてくれた。
会社からは半年間は給与(60%)が出たが、以後は無給となった。治療費もリハビリ費用もあり切詰めた家計状態だったから、美玖は看病に専念したかったが仕事を辞められなかった。
妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)は大手のSIer(システムインテグレーター)にプログラマーとして働いている。俺を支えながら頑張ってくれた。家事も看病も仕事に、愛する俺のために尽くしてくれた。
それなのに病気以降は正直夫婦生活の方があんまり出来なくなってしまった。気持はあるのだけど、勃起がうまくいかない。セックスはもともとそんなに強くないってのもあるけど、病気の影響が大きかった。
週に2回位だったのだけど、発病以降の半年は全然できなかった、半年が過ぎて2週間に1回程度になる。正直美玖は美人だし、俺も気持ち的にはあるのだけど、どうしても夜まで体力が持たない。美玖の帰宅が午後8時近くで、それから夕食になる。俺は、会社からの配慮で定時の帰社。それで、夜も10時頃になるとどうしても起きていられなくなってしまう。
土曜日・日曜日の休みで体力を温存して、日曜日ゆっくり1回のセックスが正直今の俺の体力だと限界だった。それでも毎週は無理だし、隔週の1回ですら美玖を満足させるってのとは程遠いような状態だった。
美玖は『Hなんてどうでも良いよ。早く体治そうね。』って、優しく言ってくれるのだけど言われる度に、逆に俺の中で焦りがでてしまう。なんだか悪循環に陥ってしまうようになった。
発病して2年後(現在)には1カ月に1回となっています。仕事量が増えると、疲労が蓄積して、だんだん上手くいかなくなって、月の1回もうまくいかなくなっていた。セックスレスっぽい状態が続いています。でも俺がやりたくない訳じゃない。心ではいろんな妄想もするが、上手くいかないって言う状態。
お互いの仲は今までと変わらずというか、寧ろ以前よりも良くなっているのだけれ、どそれだけに、このことは正直ずっと凄く心に重しが乗っかっていました。 パート2に続く
(原題:妻を貸し出し 投稿者:不明 投稿日:2009/05/23)
パート1
美玖は子供の頃からのほぼ幼馴染みたいな付き合いの子で、僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)より2歳年下です。僕が26歳の時に結婚をしました。その後、僕が27歳の時に病気を患(わずら)ってしまった。病名はクモ膜下出血でした。
元々体が弱かったのだけれど、仕事とストレスによる不規則な生活が大きな要因だった。
現場復帰までに約1年掛かった。クモ膜下出血は極めて危険な病気で、発症した直後に三分の一の方が命を落とす。さらに、一命をとりとめたとしても、再出血や脳血管攣縮などの合併症が発病し、そのまま帰らぬ人になってしまう方も多いのです。
さらに、合併症を乗り越えたとしても、後遺症が残って社会復帰が難しいとされる。しかし、俺の場合、病気の方は入院検査と自宅療養(リハビリ)を経た後、まあ仕事は出来る用になって職場にも復帰ができました。幸い目立った後遺症も残らず、普通の社会生活は送れるようになりました。
但し、正直言って身体は、発症以後、体力が戻らず、軽い運動障害もあります。すぐに疲れ、体調崩すので絶対に無理できない状態。結局は前職の営業部には戻れなかった。
夫婦仲はずっと良い。美玖は俺が病気になってからも本当に親身に世話をしてくれました。
幼馴染なだけに、友達っぽいさばさばした付き合いみたいな所もあったのだけど、1年のリハビリ中にも励まして、時には叱咤(もちろん愛情を込めてだが)して、本当に泣ける位に看病と世話をしてくれた。
会社からは半年間は給与(60%)が出たが、以後は無給となった。治療費もリハビリ費用もあり切詰めた家計状態だったから、美玖は看病に専念したかったが仕事を辞められなかった。
妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)は大手のSIer(システムインテグレーター)にプログラマーとして働いている。俺を支えながら頑張ってくれた。家事も看病も仕事に、愛する俺のために尽くしてくれた。
それなのに病気以降は正直夫婦生活の方があんまり出来なくなってしまった。気持はあるのだけど、勃起がうまくいかない。セックスはもともとそんなに強くないってのもあるけど、病気の影響が大きかった。
週に2回位だったのだけど、発病以降の半年は全然できなかった、半年が過ぎて2週間に1回程度になる。正直美玖は美人だし、俺も気持ち的にはあるのだけど、どうしても夜まで体力が持たない。美玖の帰宅が午後8時近くで、それから夕食になる。俺は、会社からの配慮で定時の帰社。それで、夜も10時頃になるとどうしても起きていられなくなってしまう。
土曜日・日曜日の休みで体力を温存して、日曜日ゆっくり1回のセックスが正直今の俺の体力だと限界だった。それでも毎週は無理だし、隔週の1回ですら美玖を満足させるってのとは程遠いような状態だった。
美玖は『Hなんてどうでも良いよ。早く体治そうね。』って、優しく言ってくれるのだけど言われる度に、逆に俺の中で焦りがでてしまう。なんだか悪循環に陥ってしまうようになった。
発病して2年後(現在)には1カ月に1回となっています。仕事量が増えると、疲労が蓄積して、だんだん上手くいかなくなって、月の1回もうまくいかなくなっていた。セックスレスっぽい状態が続いています。でも俺がやりたくない訳じゃない。心ではいろんな妄想もするが、上手くいかないって言う状態。
お互いの仲は今までと変わらずというか、寧ろ以前よりも良くなっているのだけれ、どそれだけに、このことは正直ずっと凄く心に重しが乗っかっていました。 パート2に続く
『妻の貸し出し』パート2
パート2
入院中とかリハビリ中とか、それから良くなっても、そういう精神状態の時って疑心暗鬼にもなるし、妻の美玖が浮気してないか?とか、凄く猜疑心の塊みたいになって苦しむようになった。
ハッキリ言って、まともに考えれば美玖が浮気なんてする訳は無いのだけど、(気持だけじゃなく、時間的に考えても浮気は無理な生活)少し帰りが遅くなった時とかそう言う時に頭の中で自分の劣等感と合わさって凄くどす黒い気持になるようになっていた。
そんな気持が1年も続いて、なんとか表面上は美玖に気取らせないようにはしていたのだけど、あまりにも疑いすぎて寧ろ浮気してくれた方が、気は楽だと思うくらいに悩んだ。
そういう状態が発病以降、最近まで本当にずっと続いていた。正直精神的にはもう壊れていたと思う。表には出さないようにしていたけれど。でも半年位前かな。からだの調子が本当に良くなくて、その時つい“ぽろっ”と美玖に、「浮気しても良いよ。」って言ってしまった。
そうしたら、『そんな事を考えた事も無いし、絶対しない。』と云ってくれた。涙が出るくらい嬉しかったけど、正直に言って“それでも僕のこの気持は解消されないだろうな。”と思った。それで案の定、次の日にはもう鬱みたいな状態になる。
リハビリ中は、一種のEDになったが、頭の中は淫らな妄想で一杯だった。その頃、美玖がいないときに、インターネットを見ていた。その中で〖妻の貸し出し〗というワードが琴線(きんせん)に触(ふ)れたことを思い出した。
僕が病気以降ずっと不安に思っていて、怖くて、怖くてしょうがなかったのが、美玖に捨てられたらどうしようって事だった。発病以降、ずっと一緒にいてくれて、懸命な看病をしてくれた妻を、失ったらどうしよう?って、本気で考えるようになった。
その上セックスが上手くいかずに、美玖を満足させられないとすれば最悪だった。だから、寧ろ僕の把握できる範囲内で、僕が判断して浮気してもらった方が良いのかもしれない。それなら僕の見てないところで、美玖が離れていくかもしれないっていう恐さは感じないですむかもと思った。
あとこれも本当の話しなのだけど、美玖に劣等感も感じていた。多分、“セックスに満足して無いだろうな。”“男として夫としてどうなのだろ?”っていうことをずっと考えていた。
それで、何回も何回も考えて、1カ月以上ずっと考えて、美玖へついに全部告白した。発病以降自分がどう考えているかとか、何を怖れているのかとか、それがどうしても払拭できない事とか。決して美玖を嫌いになったわけじゃないって事も、寧ろこの事で離れていかれたらその方が怖いって事も全部伝えた。
僕が「正直に言ってセックスには満足して無いだろ?」と、言ったら、美玖は『確かに満足はしてないかもしれない。でもそんなのは関係ないし僕の事が好き。』って言ってくれる。
「でも、それじゃ僕は心苦しい。」、「寧ろ僕の事を考えないでセックスをして欲しい。その上で気持は僕の方を向いていて欲しい。凄く我侭な話かもしれないけれど僕を助けて欲しい。」と、懸命に説得をした。
しかし、最初のほうは美玖も、『馬鹿なこと考えないで』『セックスだけが夫婦じゃないはずよ。』と、言っていたけど真剣に話したら、僕の言いたかった、〖美玖にはセックスを満足して欲しい。〗但し、〖気持は僕の方を向いていて欲しい。〗っていうのを少し理解してくれるようになってきた。
「君が責められる“浮気”じゃない。寧ろ楽しんでくれれば僕の気持も満足するから。」と、付け加えた。
それでも美玖は1週間考えて、結論を出した。『やっぱりセックスするのは嫌だし怖いわ。』
『でも、それだと要君が満足しないから、“デート” なら一度だけやってみてもいいかな。』
但し、『いくら僕の云う事でも、やっぱり嫌な人だったらもう2度としない。』『その代わりに、要君(僕)が疑心暗鬼にならないくらい一緒にいるからね。』と、答えを出してくれた。
「ちょっと中途半端な結論(笑)だけど、美玖に楽しんで欲しいだけだから。それでいいよ。」
この日を境にして、久しぶりに新婚時代の感覚が蘇り、セックスはしないが、一緒にお風呂に入ったり、ベッドでも裸でいちゃついた。
入院中とかリハビリ中とか、それから良くなっても、そういう精神状態の時って疑心暗鬼にもなるし、妻の美玖が浮気してないか?とか、凄く猜疑心の塊みたいになって苦しむようになった。
ハッキリ言って、まともに考えれば美玖が浮気なんてする訳は無いのだけど、(気持だけじゃなく、時間的に考えても浮気は無理な生活)少し帰りが遅くなった時とかそう言う時に頭の中で自分の劣等感と合わさって凄くどす黒い気持になるようになっていた。
そんな気持が1年も続いて、なんとか表面上は美玖に気取らせないようにはしていたのだけど、あまりにも疑いすぎて寧ろ浮気してくれた方が、気は楽だと思うくらいに悩んだ。
そういう状態が発病以降、最近まで本当にずっと続いていた。正直精神的にはもう壊れていたと思う。表には出さないようにしていたけれど。でも半年位前かな。からだの調子が本当に良くなくて、その時つい“ぽろっ”と美玖に、「浮気しても良いよ。」って言ってしまった。
そうしたら、『そんな事を考えた事も無いし、絶対しない。』と云ってくれた。涙が出るくらい嬉しかったけど、正直に言って“それでも僕のこの気持は解消されないだろうな。”と思った。それで案の定、次の日にはもう鬱みたいな状態になる。
リハビリ中は、一種のEDになったが、頭の中は淫らな妄想で一杯だった。その頃、美玖がいないときに、インターネットを見ていた。その中で〖妻の貸し出し〗というワードが琴線(きんせん)に触(ふ)れたことを思い出した。
僕が病気以降ずっと不安に思っていて、怖くて、怖くてしょうがなかったのが、美玖に捨てられたらどうしようって事だった。発病以降、ずっと一緒にいてくれて、懸命な看病をしてくれた妻を、失ったらどうしよう?って、本気で考えるようになった。
その上セックスが上手くいかずに、美玖を満足させられないとすれば最悪だった。だから、寧ろ僕の把握できる範囲内で、僕が判断して浮気してもらった方が良いのかもしれない。それなら僕の見てないところで、美玖が離れていくかもしれないっていう恐さは感じないですむかもと思った。
あとこれも本当の話しなのだけど、美玖に劣等感も感じていた。多分、“セックスに満足して無いだろうな。”“男として夫としてどうなのだろ?”っていうことをずっと考えていた。
それで、何回も何回も考えて、1カ月以上ずっと考えて、美玖へついに全部告白した。発病以降自分がどう考えているかとか、何を怖れているのかとか、それがどうしても払拭できない事とか。決して美玖を嫌いになったわけじゃないって事も、寧ろこの事で離れていかれたらその方が怖いって事も全部伝えた。
僕が「正直に言ってセックスには満足して無いだろ?」と、言ったら、美玖は『確かに満足はしてないかもしれない。でもそんなのは関係ないし僕の事が好き。』って言ってくれる。
「でも、それじゃ僕は心苦しい。」、「寧ろ僕の事を考えないでセックスをして欲しい。その上で気持は僕の方を向いていて欲しい。凄く我侭な話かもしれないけれど僕を助けて欲しい。」と、懸命に説得をした。
しかし、最初のほうは美玖も、『馬鹿なこと考えないで』『セックスだけが夫婦じゃないはずよ。』と、言っていたけど真剣に話したら、僕の言いたかった、〖美玖にはセックスを満足して欲しい。〗但し、〖気持は僕の方を向いていて欲しい。〗っていうのを少し理解してくれるようになってきた。
「君が責められる“浮気”じゃない。寧ろ楽しんでくれれば僕の気持も満足するから。」と、付け加えた。
それでも美玖は1週間考えて、結論を出した。『やっぱりセックスするのは嫌だし怖いわ。』
『でも、それだと要君が満足しないから、“デート” なら一度だけやってみてもいいかな。』
但し、『いくら僕の云う事でも、やっぱり嫌な人だったらもう2度としない。』『その代わりに、要君(僕)が疑心暗鬼にならないくらい一緒にいるからね。』と、答えを出してくれた。
「ちょっと中途半端な結論(笑)だけど、美玖に楽しんで欲しいだけだから。それでいいよ。」
この日を境にして、久しぶりに新婚時代の感覚が蘇り、セックスはしないが、一緒にお風呂に入ったり、ベッドでも裸でいちゃついた。
『妻の貸し出し』パート3
パート3
お互いの意思が固まったので、次は具体的なことを進めなければならない。美玖(みく)はどうすれば良いのか判らないから、『要(かなめ)君が決めてくれれば良いよ。』って言ったけど、僕は、「本当に楽しんで欲しい。」「極端な例えだが、男が風俗で遊ぶとかそういう気持ちでいいから。」、『私はもっと清純な人がいいですけど。』と、冗談で返す。そういうこともあり、二人は本気で“デート相手”を探す事にした。
やはり、インターネットでそういう相手を探す(出会い系・相手募集の掲示板など)ことにしたが、結局のところ知らない人は怖いねっていう話になってしまった。
そんな会話をしていたら、美玖がぽろっと、『職場の主任(名前は高橋)から、実は良く食事とか誘われている。』『でも全部断っているよ。だって上司だからね。』と告白してきた。「美玖が結婚しているのは知ってるよね?」、『もちろんよ。私は結婚指輪もしてるもん。』
「歳はいくつくらい?」、『そうね?高橋主任は要君と同じくらいかな?』、「背格好は?」、『身長は高いし、スポーツマンタイプ。体育会系かな?』、「美玖はどう思ってるの?」、『え~?何それ?何とも思ってませんよ。』、「仕事はできるの?」、『そうね。かなりできる方かな。私も時々サポートしてもらってるの。』と、笑顔で答える。
僕はそのとき、〖美玖は、その主任が嫌いじゃないんだ。むしろ好意をもってそうだ。〗〖それに上司なら部下の美玖を奪ったりしないのでは。純粋に遊びとしてセックスしてくれるんじゃないか?〗なんだか“どす黒い”考えが頭をかすめた。
ならばと思い切って、「その人とセックスしてみたいとか思う?」って、尋ねたら最初は、『絶対に思わない。』『ええっ?ない、ないよ。』って否定していたけど、「デートならいい?」と訊ねたら、『デートは会社の上司だし嫌だな。』とか言っていたけど、正直美玖も、知っている人の方がインターネットの出会い系よりは良いと思ったようだ。(もちろんこの時点では高橋さんはセックスの対象ではなかっただろう。)
何回もしつこく聞いた結果、僕が「第一段階の“デートの練習”のつもりでならどう?」、『もし次に誘われたら、食事や飲み会程度なら有りかも。』と軟化してくる。正直その答えに、現実に1歩近づいた気がして、凄く心はつらくなったのだけど、美玖がちょっとでも良いなって思う男な訳だから、「じゃぁ食事に行っといでよ。」と口説いてみる。
すると、『要君は平気?私が男の人と二人きりだよ?』、「そりゃ本音は嫌だけど、嫉妬もするだろうけど、美玖にもっと楽しんでもらいたいんだ。」、『要君といて十分楽しいよ。不満なんてないから。』
「美玖には、この2年凄い苦労を掛けてきた。本当にありがとう。だから、今も仕事に家事にそれに僕の世話で働き詰めなんだし、遊びにもろくに行けない。おしゃれもさしてあげられない。セックスで満足もしてもらっていない。ごめんな。苦しいんだよ。情けないんだよ。」胸の内を吐露しているうちに涙が溢れてきた。
美玖も泣きながら、『苦労じゃないよ。夫婦だもの。二人で一緒に頑張って行けばいいじゃない。』、それでも僕が「美玖は妻として完璧だよ。こんな僕を支えてくれてありがとう。でもね女としてはどうだろうか?輝いて、もっと輝いてほしいんだ。」、『わかったわ。あなたの気持ちが。でも絶対私からはそんな事(食事)を持ちかけられないよ。』
「そうだね。職場のことだから、自然の流れでいいんじゃない。」、美玖は僕を下から覗き込み、『要君。これは“練習”だよ。変に期待しないでね。私は今でも十分幸せなんだからね。』次に美玖が高橋さんに食事に誘われたら、断らないOKして付き合うっていう事を決めた。
そして、実際に美玖が高橋さんから誘われたのが今年のGW前です。あれから1カ月位経っていた。GWに入る直前の火曜日(4/28)に、高橋さんから『金曜日(5/1)に飲みませんか?』と誘われたことを美玖が告げてきた。
お互いの意思が固まったので、次は具体的なことを進めなければならない。美玖(みく)はどうすれば良いのか判らないから、『要(かなめ)君が決めてくれれば良いよ。』って言ったけど、僕は、「本当に楽しんで欲しい。」「極端な例えだが、男が風俗で遊ぶとかそういう気持ちでいいから。」、『私はもっと清純な人がいいですけど。』と、冗談で返す。そういうこともあり、二人は本気で“デート相手”を探す事にした。
やはり、インターネットでそういう相手を探す(出会い系・相手募集の掲示板など)ことにしたが、結局のところ知らない人は怖いねっていう話になってしまった。
そんな会話をしていたら、美玖がぽろっと、『職場の主任(名前は高橋)から、実は良く食事とか誘われている。』『でも全部断っているよ。だって上司だからね。』と告白してきた。「美玖が結婚しているのは知ってるよね?」、『もちろんよ。私は結婚指輪もしてるもん。』
「歳はいくつくらい?」、『そうね?高橋主任は要君と同じくらいかな?』、「背格好は?」、『身長は高いし、スポーツマンタイプ。体育会系かな?』、「美玖はどう思ってるの?」、『え~?何それ?何とも思ってませんよ。』、「仕事はできるの?」、『そうね。かなりできる方かな。私も時々サポートしてもらってるの。』と、笑顔で答える。
僕はそのとき、〖美玖は、その主任が嫌いじゃないんだ。むしろ好意をもってそうだ。〗〖それに上司なら部下の美玖を奪ったりしないのでは。純粋に遊びとしてセックスしてくれるんじゃないか?〗なんだか“どす黒い”考えが頭をかすめた。
ならばと思い切って、「その人とセックスしてみたいとか思う?」って、尋ねたら最初は、『絶対に思わない。』『ええっ?ない、ないよ。』って否定していたけど、「デートならいい?」と訊ねたら、『デートは会社の上司だし嫌だな。』とか言っていたけど、正直美玖も、知っている人の方がインターネットの出会い系よりは良いと思ったようだ。(もちろんこの時点では高橋さんはセックスの対象ではなかっただろう。)
何回もしつこく聞いた結果、僕が「第一段階の“デートの練習”のつもりでならどう?」、『もし次に誘われたら、食事や飲み会程度なら有りかも。』と軟化してくる。正直その答えに、現実に1歩近づいた気がして、凄く心はつらくなったのだけど、美玖がちょっとでも良いなって思う男な訳だから、「じゃぁ食事に行っといでよ。」と口説いてみる。
すると、『要君は平気?私が男の人と二人きりだよ?』、「そりゃ本音は嫌だけど、嫉妬もするだろうけど、美玖にもっと楽しんでもらいたいんだ。」、『要君といて十分楽しいよ。不満なんてないから。』
「美玖には、この2年凄い苦労を掛けてきた。本当にありがとう。だから、今も仕事に家事にそれに僕の世話で働き詰めなんだし、遊びにもろくに行けない。おしゃれもさしてあげられない。セックスで満足もしてもらっていない。ごめんな。苦しいんだよ。情けないんだよ。」胸の内を吐露しているうちに涙が溢れてきた。
美玖も泣きながら、『苦労じゃないよ。夫婦だもの。二人で一緒に頑張って行けばいいじゃない。』、それでも僕が「美玖は妻として完璧だよ。こんな僕を支えてくれてありがとう。でもね女としてはどうだろうか?輝いて、もっと輝いてほしいんだ。」、『わかったわ。あなたの気持ちが。でも絶対私からはそんな事(食事)を持ちかけられないよ。』
「そうだね。職場のことだから、自然の流れでいいんじゃない。」、美玖は僕を下から覗き込み、『要君。これは“練習”だよ。変に期待しないでね。私は今でも十分幸せなんだからね。』次に美玖が高橋さんに食事に誘われたら、断らないOKして付き合うっていう事を決めた。
そして、実際に美玖が高橋さんから誘われたのが今年のGW前です。あれから1カ月位経っていた。GWに入る直前の火曜日(4/28)に、高橋さんから『金曜日(5/1)に飲みませんか?』と誘われたことを美玖が告げてきた。
『妻の貸し出し』パート4
パート4
美玖(みく)は『ねぇ?要(かなめ)君この前の話、本気なの?誘われたけれど、返事はどうしたら良い?』と言ってくる。聴いた瞬間、はっきりいって辛くて、辛くてちょっと吐きそうになった。
でもなんだろ。ちょっと“安心感”みたいなものもあった。それは、〖これで美玖が浮気するかもしれないという悩みが無くなるかもしれない。僕の知っているところで僕の把握している範囲でだけ浮気してくれる。〗っていう感じ。思い切って、「いいよ。」と言葉に出してしまった。
美玖は切ない顔を僕に向けて、『ただの飲み会だよ。要君がいいなら行くけど・・。』、『夕食はどうしよう?待てるなら何か買ってくるけど・・。』、「僕の事は気にしないで良いよ。」「時間のことは気にせずに楽しんでこいよ。」と言っておいた。『わかったわ。主任には明後日に返事する。それでいい?』、「おしゃれして行けば?」、美玖が顔を真っ赤にして、『そんなこと言ってたら・・どうなるか分からないよ。』の反撃に心臓がギュッとなると同時に異様な興奮を覚えた。
次の日は祝日で、朝から二人でショッピングモールへ行った。美玖は今、27歳で“女盛り”でも、ここ2年は経済的に少し厳しかったのと、僕が疲れやすく歩行にも軽度の障害が残り外出も減っていた。
先月あたりから僕の調子がいいのだ。この件がはじまり、美玖に少しずつ、僕の“性癖”をカミングアウト(人に知られたくないことを告白すること。)している。それが、妻への思い遣りと合わさって、心に塵積もった〖重荷〗が取り除かれ、精神的に軽くなった故かも知れない。
ただ、焦りもある。美玖からの伝聞だけど、高橋さんはイケメン(かっこいい男性を意味する。)らしい。離婚経験(いわゆるバツ1)がある。子供は別れた奥さんが親権を持っている。それでも独身だから職場の女子には凄く人気があるらしい。イケメンの“ハロー効果”=一般的に、見た目の良い人はモテる。見た目が良いと、性格などの内面も優れているに違いないという心理が働き、良い評価をしてしまう傾向が強い。=ゆえにバツ1でも人気がある理由だろう。ちなみに主任の結婚式に出た同僚からは、[美玖が分かれた奥さんに容姿が似ている。]と言われたらしい。
つまり食事などに誘うのは完全な“恋愛対象”として美玖を見ているわけだ。職場恋愛というか不倫騒動は社会人として〖危ない遊戯〗なのに、それでもモーションを起こすのは
【好きになったらとまらない】同じ男としては分かる。
ショッピングモールでは1時間ほど美玖に自由な時間を与える。「僕は本屋へ行って、あとコーヒーでも飲んでいるから、美玖はひとりで好きなもの買いなよ。」と告げ、「これ軍資金な。」と5万円を渡した。『えっ?そんなのいいよ。』と驚くが、僕が「明後日に必要だろう。凄い下着を買ってもいいぞ。」と耳元で囁き、美玖をその場に残して離れた。
結局、黒のヘプラム(ウエスト部分から裾が広がっているデザイン)フレアードレスをを買ったと、報告があるものの、『あとは内緒ね。要君は秘密の方がいいんでしょ?』と、1万円だけ返金してくれた。
当日の金曜日(5/1)は会社に有給休暇を申請して僕は家にいることにした。美玖には〖もし嫌になったらすぐに帰って来ていいよ。〗って言おうとしたが、やっぱりそれを理由にして美玖がやめても、やめなくてもどっちにしても嫌な気持になるかもしれないと思って言わなかった。出掛ける際に、「美玖が高橋さんと楽しんでほしい。でも我儘とは思うが気持は僕の方を向いていて欲しいし、僕は美玖の事を愛している。」美玖が『解ってる。私も要君が大好きだよ。』と言ってくれる。「あとそれだ、メールでいいから報告だけは欲しいんだけどいいかな?」明るく美玖は『いいとも!』って言い残して出社していった。
自分がそう仕向けているのに、美玖が仕事に行ってからずっと気持が塞いでいた。後悔もある。〖今なら美玖に≪やめてほしい。≫とメールもできる。その一方で、清純な妻が上司に口説かれることへの性的な興奮もある。〗中ぶらりんな気持ちで悶々する間に夕方になる。
美玖(みく)は『ねぇ?要(かなめ)君この前の話、本気なの?誘われたけれど、返事はどうしたら良い?』と言ってくる。聴いた瞬間、はっきりいって辛くて、辛くてちょっと吐きそうになった。
でもなんだろ。ちょっと“安心感”みたいなものもあった。それは、〖これで美玖が浮気するかもしれないという悩みが無くなるかもしれない。僕の知っているところで僕の把握している範囲でだけ浮気してくれる。〗っていう感じ。思い切って、「いいよ。」と言葉に出してしまった。
美玖は切ない顔を僕に向けて、『ただの飲み会だよ。要君がいいなら行くけど・・。』、『夕食はどうしよう?待てるなら何か買ってくるけど・・。』、「僕の事は気にしないで良いよ。」「時間のことは気にせずに楽しんでこいよ。」と言っておいた。『わかったわ。主任には明後日に返事する。それでいい?』、「おしゃれして行けば?」、美玖が顔を真っ赤にして、『そんなこと言ってたら・・どうなるか分からないよ。』の反撃に心臓がギュッとなると同時に異様な興奮を覚えた。
次の日は祝日で、朝から二人でショッピングモールへ行った。美玖は今、27歳で“女盛り”でも、ここ2年は経済的に少し厳しかったのと、僕が疲れやすく歩行にも軽度の障害が残り外出も減っていた。
先月あたりから僕の調子がいいのだ。この件がはじまり、美玖に少しずつ、僕の“性癖”をカミングアウト(人に知られたくないことを告白すること。)している。それが、妻への思い遣りと合わさって、心に塵積もった〖重荷〗が取り除かれ、精神的に軽くなった故かも知れない。
ただ、焦りもある。美玖からの伝聞だけど、高橋さんはイケメン(かっこいい男性を意味する。)らしい。離婚経験(いわゆるバツ1)がある。子供は別れた奥さんが親権を持っている。それでも独身だから職場の女子には凄く人気があるらしい。イケメンの“ハロー効果”=一般的に、見た目の良い人はモテる。見た目が良いと、性格などの内面も優れているに違いないという心理が働き、良い評価をしてしまう傾向が強い。=ゆえにバツ1でも人気がある理由だろう。ちなみに主任の結婚式に出た同僚からは、[美玖が分かれた奥さんに容姿が似ている。]と言われたらしい。
つまり食事などに誘うのは完全な“恋愛対象”として美玖を見ているわけだ。職場恋愛というか不倫騒動は社会人として〖危ない遊戯〗なのに、それでもモーションを起こすのは
【好きになったらとまらない】同じ男としては分かる。
ショッピングモールでは1時間ほど美玖に自由な時間を与える。「僕は本屋へ行って、あとコーヒーでも飲んでいるから、美玖はひとりで好きなもの買いなよ。」と告げ、「これ軍資金な。」と5万円を渡した。『えっ?そんなのいいよ。』と驚くが、僕が「明後日に必要だろう。凄い下着を買ってもいいぞ。」と耳元で囁き、美玖をその場に残して離れた。
結局、黒のヘプラム(ウエスト部分から裾が広がっているデザイン)フレアードレスをを買ったと、報告があるものの、『あとは内緒ね。要君は秘密の方がいいんでしょ?』と、1万円だけ返金してくれた。
当日の金曜日(5/1)は会社に有給休暇を申請して僕は家にいることにした。美玖には〖もし嫌になったらすぐに帰って来ていいよ。〗って言おうとしたが、やっぱりそれを理由にして美玖がやめても、やめなくてもどっちにしても嫌な気持になるかもしれないと思って言わなかった。出掛ける際に、「美玖が高橋さんと楽しんでほしい。でも我儘とは思うが気持は僕の方を向いていて欲しいし、僕は美玖の事を愛している。」美玖が『解ってる。私も要君が大好きだよ。』と言ってくれる。「あとそれだ、メールでいいから報告だけは欲しいんだけどいいかな?」明るく美玖は『いいとも!』って言い残して出社していった。
自分がそう仕向けているのに、美玖が仕事に行ってからずっと気持が塞いでいた。後悔もある。〖今なら美玖に≪やめてほしい。≫とメールもできる。その一方で、清純な妻が上司に口説かれることへの性的な興奮もある。〗中ぶらりんな気持ちで悶々する間に夕方になる。
『妻の貸し出し』パート5
パート5
何か今まで経験しない“足元が崩れ去る”ような不安感がどんどん膨らんで吐き気とかすらしたけど、ずっと耐えていた。そこへ美玖(みく)からメールの着信。午後6時15分だった。≪要(かなめ)君、夕食はもう済ませた?ほったらかしでごめんなさい。ここから本題ね。やっぱり行くことになりました。会社の人が行かない□□ホテルのレストランで7時に予約を入れてるそうです。これから別々に移動します。なるべく早く帰るね。≫
僕は、≪これから食べるよ。美玖とは格差があるけどな。□□ホテルって高級ですね。おいしいもの一杯食べて飲んで・・・。楽しんで。≫少し嫉妬交じりの返信メール。≪また後でメールします。要君妬いてるの?≫敵の方が一枚上手だ。独り言で「お主なかなかやるな。」
夕食はカップラーメンを食べて、それから休憩しようと、ベッドに行ったのだけど寝ることはできなかった。何時間も、【美玖が高橋さんに抱かれているかもしれない】という妄想が、寝返りをうちながら頭の中を何回も何回も駆け巡っていた。
8時半過ぎに、美玖から≪食事が終りました。次に誘われているんだけど、いいかな?≫ってメールが届く。それで不安はなくなるが、次に孤独な憔悴感と身を焦がす嫉妬感が半端じゃなくなる。頭の回転が回らないまま、≪楽しんでおいで。≫と短く、いかにも余裕のあるふりをして返信をした。
メールをしてから、後悔の気持ちが増してきた。〖なぜ早く帰ってこいと言えなかったのか?〗それとは逆に、〖次にいくところはホテルの部屋じゃないのか?そこで美玖は抱かれるのか?〗まるで、“天使と悪魔”の会話。頭がどうにかなりそうなくらいなのに、普段は反応が鈍い〔自分自身〕が硬くなっている。
美玖から、9時半過ぎにメールが、≪ごめんなさい。おそくなちゃった。おなか減ってない?明日のお買いものして帰るから先に寝ていてください。おやすみ。≫と、届く。今度も短く、≪了解です。気を付けて。≫と返信するが、いつもなら睡魔が襲ってくる時間なのに、少しも眠たくなる気配はなかった。
美玖は夜の10時半過ぎに帰って来た。結局僕は寝られずに待っていたのだけど。美玖は僕が起きているのでおどろいたが、今日の【出来事】を報告してくれた。
何か今まで経験しない“足元が崩れ去る”ような不安感がどんどん膨らんで吐き気とかすらしたけど、ずっと耐えていた。そこへ美玖(みく)からメールの着信。午後6時15分だった。≪要(かなめ)君、夕食はもう済ませた?ほったらかしでごめんなさい。ここから本題ね。やっぱり行くことになりました。会社の人が行かない□□ホテルのレストランで7時に予約を入れてるそうです。これから別々に移動します。なるべく早く帰るね。≫
僕は、≪これから食べるよ。美玖とは格差があるけどな。□□ホテルって高級ですね。おいしいもの一杯食べて飲んで・・・。楽しんで。≫少し嫉妬交じりの返信メール。≪また後でメールします。要君妬いてるの?≫敵の方が一枚上手だ。独り言で「お主なかなかやるな。」
夕食はカップラーメンを食べて、それから休憩しようと、ベッドに行ったのだけど寝ることはできなかった。何時間も、【美玖が高橋さんに抱かれているかもしれない】という妄想が、寝返りをうちながら頭の中を何回も何回も駆け巡っていた。
8時半過ぎに、美玖から≪食事が終りました。次に誘われているんだけど、いいかな?≫ってメールが届く。それで不安はなくなるが、次に孤独な憔悴感と身を焦がす嫉妬感が半端じゃなくなる。頭の回転が回らないまま、≪楽しんでおいで。≫と短く、いかにも余裕のあるふりをして返信をした。
メールをしてから、後悔の気持ちが増してきた。〖なぜ早く帰ってこいと言えなかったのか?〗それとは逆に、〖次にいくところはホテルの部屋じゃないのか?そこで美玖は抱かれるのか?〗まるで、“天使と悪魔”の会話。頭がどうにかなりそうなくらいなのに、普段は反応が鈍い〔自分自身〕が硬くなっている。
美玖から、9時半過ぎにメールが、≪ごめんなさい。おそくなちゃった。おなか減ってない?明日のお買いものして帰るから先に寝ていてください。おやすみ。≫と、届く。今度も短く、≪了解です。気を付けて。≫と返信するが、いつもなら睡魔が襲ってくる時間なのに、少しも眠たくなる気配はなかった。
美玖は夜の10時半過ぎに帰って来た。結局僕は寝られずに待っていたのだけど。美玖は僕が起きているのでおどろいたが、今日の【出来事】を報告してくれた。
『妻の貸し出し』パート6
パート6
美玖(みく)は、僕が“今夜のこと”を気にして起きているので、冷蔵庫から冷たいお茶を取り出し、2人分のカップを持ってリビングのソファーに座る僕の横ですぐに語りだす。
アルコールが入って、白い肌がピンクに上気(のぼせて顔が赤くなる。)した顔を僕に近づけて、『やっぱり要(かなめ)君のそばがいいな。』と美玖が甘えた声を出す。
いつもの美玖なら、遅く帰宅すると夕食の手間がなければ先ずは、お風呂に入るのがスタンダード(定番)ではあったが、今夜はそうしなかったので、フローラルな香水の香りがした。それは新鮮な感覚とは別に“嫉妬”を呼び起こすものでもあった。
美玖は一気にお茶を飲み干すと、『要君どこから話せばいいの?』と真剣な顔をした。僕は「はい最初からおねがいします。」とまじめに応じると、美玖が『もぅー』と吹きだした。「なんだよ?」、『だって要君の顔が怖すぎ!』と笑顔で答える。『ごめんなさいね。要君の希望の方向には半分しかなりませんでした。』、「えっ!なに?半分って?」
『そんなに慌てないでよ。落ち着こう。』なんだかこうなると、どちらが年上か分からなくなる。『最初から話すね。いい?』、「いいよ。ポパイの大好物。」、『何それ?』と聞いてくる。「ホウレンソウだよ。社会人なら常識だろ!」美玖は笑いながら、『報告・連絡・相談でしょ!それじゃなくてポパイって?』、「アメリカの昔のコミックヒーロで・・・また今度説明するよ。」これで僕はリラックスした。
美玖が『17時頃に主任からメールがスマホに届いたのね。』、「メアド(Eメールアドレスの略)をなんで知ってるの?」、『ホントに要君って焼き餅やきだね(笑)プログラムって突発的にダウンしたりするから、主任は部下を呼び出したりしなけりゃならないの。わかった(笑)』そういえば休日でもメールの着信がよくある(だからマナーモードにしていなかったのだ。)
『も~全然進まないから、質問は最後にしてね。』と呆れかえられる。「ごめん。」、『それでね。食事する場所の名前と地図が添付されてたの。最後に≪ご主人に内緒でもいいのですか?誘っておいてなんですが、ダメならメールをください。≫とあったのね。』質問をしたかったけれど我慢をした。
美玖が着ている黒のヘプラムのドレスはひざ上10センチの丈で、それほどのミニでもないがドキドキした。いつもはパンツルックか膝小僧くらいのタイトスカートだった(それはそれで色っぽい)から。「オシャレをしてほしい。」と言って買わせたのだが、よくみると凄く可愛い。本当に僕は焼き餅やきなのに、妻を“貸し出し”しようとしている。
続けて美玖が『ホテルというのが気になったけれど、要君のリクエストだし(笑)、最初から変なことには・・・ごめんね。わたしは全然そんな気持ちがないから。それで、≪(嘘だけど)夫には内緒です。ちょっと罪悪感がありますが、何度も誘っていただいているので、1度だけ行きます。失礼ですが割り勘でよろしくお願いします。』と返信したの。すると主任から、≪ありがとう。1度だけと言わずにね。今夜はもちろんお誘いした私が負担します。給料は伊藤さんよりはすこし多く貰っているので大丈夫ですよ。ただ、ご主人に内緒は悪いと思いますがドキドキもします(すいません)。集合は現地でいいですか?申し訳ないけど別々に行きましょう。≫とあったの。』
『わたしは、≪今夜は特別に御馳走になります。ありがとうございます。でも人妻を誘う主任は悪い人ですね。(冗談ですよ)遅れないよう向かいますが、集合はレストランの前ですか?』と打ったのね。ごめんなさいねノリだから・・』、「大丈夫。今夜の事は僕のリクエストなんだから話を続けて。」、『すぐに返信があって、≪人妻を誘惑ですかそれもいいな(冗談です)。レストランは26階です。さきに着かれたら私の名前で予約してあるので中で待っていてください。≫と、あったのでわかりましたと返信したわ。』(ここまで美玖はスマホの画面を見ながら話していた。)
『はじめて行くホテルだったので結局、わたしの方が遅かったの。ごめんなさい、と謝ると、「心変わりして来てくれないかと、スマホをずっとみてました。」と言われた。それからは、食事はフルコース(写真もみせてくれた=レストランの許可は得たらしい)でもの凄くおいしかった。』、「僕はラーメンだってけど・・・」、『今度二人で食べに行きましょうね。』と慰められる。
『コースに食前酒やワインもついてきて、飲んだの。話しは社内の噂で盛り上がった。コースも終了して紅茶を飲んでいたら、主任が「もう少し付き合ってもらってもいいかな?」と尋ねてきた。最上階にワインバーがあり、そこに行きましょう、って誘われた。それが僕宛ての≪食事が終りました。次に誘われているんだけど、いいかな?≫だった。主任が、「ご主人にメールをしたの?」、『はい。残業がもう少しかかると嘘ついてしまいました。』それで主任が、「悪い人妻さんですね。」と云ってきたので、ひどい!もう帰りますと言ったの。』
美玖はまた、冷蔵庫にお茶をとりに行く。「それからどうなったの?」と僕が急かすと、『焦らない焦らない。』と平然としている。今夜は力関係が逆転していた。
美玖(みく)は、僕が“今夜のこと”を気にして起きているので、冷蔵庫から冷たいお茶を取り出し、2人分のカップを持ってリビングのソファーに座る僕の横ですぐに語りだす。
アルコールが入って、白い肌がピンクに上気(のぼせて顔が赤くなる。)した顔を僕に近づけて、『やっぱり要(かなめ)君のそばがいいな。』と美玖が甘えた声を出す。
いつもの美玖なら、遅く帰宅すると夕食の手間がなければ先ずは、お風呂に入るのがスタンダード(定番)ではあったが、今夜はそうしなかったので、フローラルな香水の香りがした。それは新鮮な感覚とは別に“嫉妬”を呼び起こすものでもあった。
美玖は一気にお茶を飲み干すと、『要君どこから話せばいいの?』と真剣な顔をした。僕は「はい最初からおねがいします。」とまじめに応じると、美玖が『もぅー』と吹きだした。「なんだよ?」、『だって要君の顔が怖すぎ!』と笑顔で答える。『ごめんなさいね。要君の希望の方向には半分しかなりませんでした。』、「えっ!なに?半分って?」
『そんなに慌てないでよ。落ち着こう。』なんだかこうなると、どちらが年上か分からなくなる。『最初から話すね。いい?』、「いいよ。ポパイの大好物。」、『何それ?』と聞いてくる。「ホウレンソウだよ。社会人なら常識だろ!」美玖は笑いながら、『報告・連絡・相談でしょ!それじゃなくてポパイって?』、「アメリカの昔のコミックヒーロで・・・また今度説明するよ。」これで僕はリラックスした。
美玖が『17時頃に主任からメールがスマホに届いたのね。』、「メアド(Eメールアドレスの略)をなんで知ってるの?」、『ホントに要君って焼き餅やきだね(笑)プログラムって突発的にダウンしたりするから、主任は部下を呼び出したりしなけりゃならないの。わかった(笑)』そういえば休日でもメールの着信がよくある(だからマナーモードにしていなかったのだ。)
『も~全然進まないから、質問は最後にしてね。』と呆れかえられる。「ごめん。」、『それでね。食事する場所の名前と地図が添付されてたの。最後に≪ご主人に内緒でもいいのですか?誘っておいてなんですが、ダメならメールをください。≫とあったのね。』質問をしたかったけれど我慢をした。
美玖が着ている黒のヘプラムのドレスはひざ上10センチの丈で、それほどのミニでもないがドキドキした。いつもはパンツルックか膝小僧くらいのタイトスカートだった(それはそれで色っぽい)から。「オシャレをしてほしい。」と言って買わせたのだが、よくみると凄く可愛い。本当に僕は焼き餅やきなのに、妻を“貸し出し”しようとしている。
続けて美玖が『ホテルというのが気になったけれど、要君のリクエストだし(笑)、最初から変なことには・・・ごめんね。わたしは全然そんな気持ちがないから。それで、≪(嘘だけど)夫には内緒です。ちょっと罪悪感がありますが、何度も誘っていただいているので、1度だけ行きます。失礼ですが割り勘でよろしくお願いします。』と返信したの。すると主任から、≪ありがとう。1度だけと言わずにね。今夜はもちろんお誘いした私が負担します。給料は伊藤さんよりはすこし多く貰っているので大丈夫ですよ。ただ、ご主人に内緒は悪いと思いますがドキドキもします(すいません)。集合は現地でいいですか?申し訳ないけど別々に行きましょう。≫とあったの。』
『わたしは、≪今夜は特別に御馳走になります。ありがとうございます。でも人妻を誘う主任は悪い人ですね。(冗談ですよ)遅れないよう向かいますが、集合はレストランの前ですか?』と打ったのね。ごめんなさいねノリだから・・』、「大丈夫。今夜の事は僕のリクエストなんだから話を続けて。」、『すぐに返信があって、≪人妻を誘惑ですかそれもいいな(冗談です)。レストランは26階です。さきに着かれたら私の名前で予約してあるので中で待っていてください。≫と、あったのでわかりましたと返信したわ。』(ここまで美玖はスマホの画面を見ながら話していた。)
『はじめて行くホテルだったので結局、わたしの方が遅かったの。ごめんなさい、と謝ると、「心変わりして来てくれないかと、スマホをずっとみてました。」と言われた。それからは、食事はフルコース(写真もみせてくれた=レストランの許可は得たらしい)でもの凄くおいしかった。』、「僕はラーメンだってけど・・・」、『今度二人で食べに行きましょうね。』と慰められる。
『コースに食前酒やワインもついてきて、飲んだの。話しは社内の噂で盛り上がった。コースも終了して紅茶を飲んでいたら、主任が「もう少し付き合ってもらってもいいかな?」と尋ねてきた。最上階にワインバーがあり、そこに行きましょう、って誘われた。それが僕宛ての≪食事が終りました。次に誘われているんだけど、いいかな?≫だった。主任が、「ご主人にメールをしたの?」、『はい。残業がもう少しかかると嘘ついてしまいました。』それで主任が、「悪い人妻さんですね。」と云ってきたので、ひどい!もう帰りますと言ったの。』
美玖はまた、冷蔵庫にお茶をとりに行く。「それからどうなったの?」と僕が急かすと、『焦らない焦らない。』と平然としている。今夜は力関係が逆転していた。
『妻の貸し出し』パート7
パート7
『帰るなんて言ったのは冗談だったのに、主任さんが本気にして、「ごめん。言い過ぎた。何度でも謝るよ。機嫌直して・・」と必死に謝る。余りの真剣さに笑ってしまった。仲直りしてエレベーターで最上階へ、ワインバーはGW前の週末金曜日なので込んでいた。しかし、係の人に窓際の席へ案内される。そこから見える高層ビル群の夜景が凄く美しかった。“ここもリザーブ(予約)したんですか?”と聞く、すると主任は、「女性と二人だけの食事は2年ぶりだから、準備するのが当然だろう。」と言ったわ。』(彼の癖みたいなものかもしれない。)
「雰囲気は良かった?」って訊ねると、『うん。ピアノの生演奏があったわ。え~と、ワインがおいしかった。ワインを飲んでチーズの盛り合わせを食べたわ。フルコースの後だからお腹がいっぱいになった(笑)。』(美玖はお酒がそれほど強くはない。今夜はかなり飲んだみたい。それでよく喋る。)
僕は疲れてきたので、「ね、美玖そろそろ“半分”のことを報告してくれない?」と催促をした。『ごめんなさい。ちょっとハイになっちゃった。続けるね。食べて飲んでおしゃべりしてたら9時半になってたので焦った。』
『それでね。メールを要君に送ったの。(それが、美玖から、9時半過ぎにメールが、≪ごめんなさい。おそくなっちゃった。おなか減ってない?明日のお買いものして帰るから先に寝ていてください。おやすみ。≫ だった。)主任さんに、『主人の看病しないといけないので・・・。』と断りをすると、「遅くなったね。ごめん」って、すぐに会計を済ませ、降りるエレベーターの中で、主任さんから「今夜はたのしかった?」と尋ねられたので、『はい楽しかったです。』と答えると、「伊藤さん、また誘ってもいいですか?」って言われ、わたし返事をしなかったの。』
僕が、「なんで答えなかったの?」と聞くと、『やっぱり職場の上司だから。それと要君に相談したかったの。』って真面目な顔で言われる。
実は、この時に美玖と高橋さんに“ある事”が起こっていたけれど、その事実を僕が知るのは、もう少し後になってであった。
『帰るなんて言ったのは冗談だったのに、主任さんが本気にして、「ごめん。言い過ぎた。何度でも謝るよ。機嫌直して・・」と必死に謝る。余りの真剣さに笑ってしまった。仲直りしてエレベーターで最上階へ、ワインバーはGW前の週末金曜日なので込んでいた。しかし、係の人に窓際の席へ案内される。そこから見える高層ビル群の夜景が凄く美しかった。“ここもリザーブ(予約)したんですか?”と聞く、すると主任は、「女性と二人だけの食事は2年ぶりだから、準備するのが当然だろう。」と言ったわ。』(彼の癖みたいなものかもしれない。)
「雰囲気は良かった?」って訊ねると、『うん。ピアノの生演奏があったわ。え~と、ワインがおいしかった。ワインを飲んでチーズの盛り合わせを食べたわ。フルコースの後だからお腹がいっぱいになった(笑)。』(美玖はお酒がそれほど強くはない。今夜はかなり飲んだみたい。それでよく喋る。)
僕は疲れてきたので、「ね、美玖そろそろ“半分”のことを報告してくれない?」と催促をした。『ごめんなさい。ちょっとハイになっちゃった。続けるね。食べて飲んでおしゃべりしてたら9時半になってたので焦った。』
『それでね。メールを要君に送ったの。(それが、美玖から、9時半過ぎにメールが、≪ごめんなさい。おそくなっちゃった。おなか減ってない?明日のお買いものして帰るから先に寝ていてください。おやすみ。≫ だった。)主任さんに、『主人の看病しないといけないので・・・。』と断りをすると、「遅くなったね。ごめん」って、すぐに会計を済ませ、降りるエレベーターの中で、主任さんから「今夜はたのしかった?」と尋ねられたので、『はい楽しかったです。』と答えると、「伊藤さん、また誘ってもいいですか?」って言われ、わたし返事をしなかったの。』
僕が、「なんで答えなかったの?」と聞くと、『やっぱり職場の上司だから。それと要君に相談したかったの。』って真面目な顔で言われる。
実は、この時に美玖と高橋さんに“ある事”が起こっていたけれど、その事実を僕が知るのは、もう少し後になってであった。
『妻の貸し出し』パート8
パート8
結局、その夜(5/1)は、美玖と高橋さんが“楽しい食事”をしたことを確認(それだけの報告で嫉妬感が半端でなかった。)しただけだった。
「美玖、しんどくなったので眠る。」と告げると、ちょっと不満そうな顔をしたが、すぐに『そうだね。もう晩(おそ)いから、わたしはお風呂に入ってからにするわ。』、僕はその雰囲気を察して、「今後のことは明日話し合おう。それでいい?」って同意を求めると、『うん。わかったわ。おやすみなさい。』と言い残して自分の部屋へ着替えにいった。
身体的には疲れていなかったけど、頭と心は“無意味な回転”でオーバーヒート(熱し過ぎた状態)になっていた。美玖の報告を聞いていた時、ひとつひとつの事柄が棘のように突き刺さる。
〖このまま進展をしたらどうなるのだろう?〗とか、〖自分で美玖にやらせておいて卑怯者だ。〗あるいは、〖“また誘ってもいいですか?”に何と解答を出せば良いのか?〗やはり〖もうこんなことはやめよう。〗と迷いに迷う。それですぐには眠らねなかった。
その葛藤の隙間に悪魔(自らの性癖)が囁く、【美玖が高橋さんとセックスをする。僕が味合わすことのできない快感・快楽の悦びに浸る。背徳感を持ちながらも身体を占有され、身体を重ねていき、次第に罪悪感が薄れ心まで奪われる。】そんな歪んだM(寝取られ・寝取らせ)の心が自分の歓びとなっていく。
今はおぼろげなヴィジュアル(像)なのだが、2回3回と続けられる“逢瀬(男女がひそかに会う機会)”によって、親しみが増し、恋(少なくとも高橋さんは美玖が好きだろう。)から愛(お互いが好きになる。)に変化するかもしれない。深夜の2時まで悶々としていた。
その頃、美玖は、夫(要君)への罪悪感で胸が押しつぶされそうになっていた。エレベーターの中で高橋主任から「また誘ってもいいですか?」と言われて、返答が出来ずにいた。ロビー階に到着、ドアが開く直前に急にキスをされる。あまりの突然なことで、心の動揺が大きかった。
ロビーの椅子に腰を掛け、話し合った。主任が「ごめん。伊藤君とお別れしたくないと思ったら・・つい・・すまない。」、わたしは『困ります。もう会いません。こんなことをされたら・・・』と抗議。「誓うよ。伊藤君が嫌なことや困ることはもうしない。次も会ってほしい。」と主任に頼みこまれる。『絶対ですよ。今夜はごちそう様でした。』って告げると、ほっとした顔になった高橋主任は、「タクシーで帰ってください。」と、チケットを渡される。乗車の間際に、「楽しかったです。伊藤君さっきのことは二人の秘密だよ。」と囁かれた。
わたしは、夫の要君に【キスのこと】を正直に打ち明けられなかった。秘密をもつこととキスされたことへの罪悪感を打ち消そうと、今夜あったことを必死になって語る。ただ、“半分”だけの〖次回へ誘われた〗ことしか言えなかった。何故云えなかったのだろう?要君の希望に応えるため?高橋主任といることが楽しかったから?主任に耳元で囁かれた「二人の秘密だよ。強調文」が頭の中でリフレイン(繰り返し)した。
結局、その夜(5/1)は、美玖と高橋さんが“楽しい食事”をしたことを確認(それだけの報告で嫉妬感が半端でなかった。)しただけだった。
「美玖、しんどくなったので眠る。」と告げると、ちょっと不満そうな顔をしたが、すぐに『そうだね。もう晩(おそ)いから、わたしはお風呂に入ってからにするわ。』、僕はその雰囲気を察して、「今後のことは明日話し合おう。それでいい?」って同意を求めると、『うん。わかったわ。おやすみなさい。』と言い残して自分の部屋へ着替えにいった。
身体的には疲れていなかったけど、頭と心は“無意味な回転”でオーバーヒート(熱し過ぎた状態)になっていた。美玖の報告を聞いていた時、ひとつひとつの事柄が棘のように突き刺さる。
〖このまま進展をしたらどうなるのだろう?〗とか、〖自分で美玖にやらせておいて卑怯者だ。〗あるいは、〖“また誘ってもいいですか?”に何と解答を出せば良いのか?〗やはり〖もうこんなことはやめよう。〗と迷いに迷う。それですぐには眠らねなかった。
その葛藤の隙間に悪魔(自らの性癖)が囁く、【美玖が高橋さんとセックスをする。僕が味合わすことのできない快感・快楽の悦びに浸る。背徳感を持ちながらも身体を占有され、身体を重ねていき、次第に罪悪感が薄れ心まで奪われる。】そんな歪んだM(寝取られ・寝取らせ)の心が自分の歓びとなっていく。
今はおぼろげなヴィジュアル(像)なのだが、2回3回と続けられる“逢瀬(男女がひそかに会う機会)”によって、親しみが増し、恋(少なくとも高橋さんは美玖が好きだろう。)から愛(お互いが好きになる。)に変化するかもしれない。深夜の2時まで悶々としていた。
その頃、美玖は、夫(要君)への罪悪感で胸が押しつぶされそうになっていた。エレベーターの中で高橋主任から「また誘ってもいいですか?」と言われて、返答が出来ずにいた。ロビー階に到着、ドアが開く直前に急にキスをされる。あまりの突然なことで、心の動揺が大きかった。
ロビーの椅子に腰を掛け、話し合った。主任が「ごめん。伊藤君とお別れしたくないと思ったら・・つい・・すまない。」、わたしは『困ります。もう会いません。こんなことをされたら・・・』と抗議。「誓うよ。伊藤君が嫌なことや困ることはもうしない。次も会ってほしい。」と主任に頼みこまれる。『絶対ですよ。今夜はごちそう様でした。』って告げると、ほっとした顔になった高橋主任は、「タクシーで帰ってください。」と、チケットを渡される。乗車の間際に、「楽しかったです。伊藤君さっきのことは二人の秘密だよ。」と囁かれた。
わたしは、夫の要君に【キスのこと】を正直に打ち明けられなかった。秘密をもつこととキスされたことへの罪悪感を打ち消そうと、今夜あったことを必死になって語る。ただ、“半分”だけの〖次回へ誘われた〗ことしか言えなかった。何故云えなかったのだろう?要君の希望に応えるため?高橋主任といることが楽しかったから?主任に耳元で囁かれた「二人の秘密だよ。強調文」が頭の中でリフレイン(繰り返し)した。
『妻の貸し出し』パート9
パート9
僕の妻(美玖みく)は、身長が164cm。B84(Cカップ)・W56・H82、長身スレンダーの美人さん。目が大きく、アヒル口、髪は肩までのシルキーストレートでベージュに染めている。手と脚が長く、色白。
美玖と僕は、近所に住む幼馴染だった。それから美玖の家族は僕が高校2年生の時に隣県に引っ越しをした。ところが偶然にも大学で再会をして、自然に付き合い始めた。美玖は恋愛に奥手で、『要君が初めての交際相手です。』と告白してくれた。今どきの女性にしては保守的・古風な考え方をする。ただ、思い込んだら一途だし好きな人には献身的。僕の両親にもそこまでやらなくてもと、思うほど尽くす。
だから、僕が発病して、入院、そして退院してからのリハビリ、その期間は感謝しても感謝しきれないくらいのケア(世話や配慮、気配り)をしてくれた。看護、病院の付添いをはじめ家事、そして財政的には仕事で支えてくれた。看護も、1年位は神経症と運動障害で家に閉じこもる僕を、優しくかつ『たまには運動も必要よ。』と無理やりに外へ連れ出す厳しい面もみせた。
結婚3年の大半をそんな生活にさせてしまった責任を重く感じている。そして、夫婦生活のうちでお互いの愛を直接に感じられる〖セックス〗が約1年あまりできなかった。回復してきた今でさえ、本当の意味では“満足”させてあげられない。それだけに、失った美玖の〔時間〕を取り返してあげたい。そんな気持ちからの“提案”だった。
ただ、最近になって、《美玖と高橋さん》の事を考えると、嫉妬で胸を焦がすのだが、それとは逆に淫らな妄想が一つの快感にもなっている。そのことは美玖には言えないことなのだ。自分の範囲・管理の枠外での“美玖の浮気”は耐えられない(つまり【寝取られ】は嫌なのだ。)、僕が知っていて、美玖をコントロールしながら“浮気”をさせる=〖寝取らせ〗をしようとしている。
歪んだ心に恥じる反面、重荷(美玖に背負わせていた負担)を軽くできる安堵感があった。
それと副産物のように、〖寝取らせ〗を考えているときは、身体に活力が蘇り、普段なら“すぐに疲れて何もする気がなくなる。”のがないのだ。1カ月に1度でそれも不完全だったセックスが1週間に1度程度に回復している。
でも、そのセックスは純粋に美玖(実際に素晴らしいカラダなのだが・・。)を対象にしているのではなく、【妻が他人に抱かれているシーン】を思い描いてのセックス。だから終わった後の虚しさでひどく疲れる。
僕の妻(美玖みく)は、身長が164cm。B84(Cカップ)・W56・H82、長身スレンダーの美人さん。目が大きく、アヒル口、髪は肩までのシルキーストレートでベージュに染めている。手と脚が長く、色白。
美玖と僕は、近所に住む幼馴染だった。それから美玖の家族は僕が高校2年生の時に隣県に引っ越しをした。ところが偶然にも大学で再会をして、自然に付き合い始めた。美玖は恋愛に奥手で、『要君が初めての交際相手です。』と告白してくれた。今どきの女性にしては保守的・古風な考え方をする。ただ、思い込んだら一途だし好きな人には献身的。僕の両親にもそこまでやらなくてもと、思うほど尽くす。
だから、僕が発病して、入院、そして退院してからのリハビリ、その期間は感謝しても感謝しきれないくらいのケア(世話や配慮、気配り)をしてくれた。看護、病院の付添いをはじめ家事、そして財政的には仕事で支えてくれた。看護も、1年位は神経症と運動障害で家に閉じこもる僕を、優しくかつ『たまには運動も必要よ。』と無理やりに外へ連れ出す厳しい面もみせた。
結婚3年の大半をそんな生活にさせてしまった責任を重く感じている。そして、夫婦生活のうちでお互いの愛を直接に感じられる〖セックス〗が約1年あまりできなかった。回復してきた今でさえ、本当の意味では“満足”させてあげられない。それだけに、失った美玖の〔時間〕を取り返してあげたい。そんな気持ちからの“提案”だった。
ただ、最近になって、《美玖と高橋さん》の事を考えると、嫉妬で胸を焦がすのだが、それとは逆に淫らな妄想が一つの快感にもなっている。そのことは美玖には言えないことなのだ。自分の範囲・管理の枠外での“美玖の浮気”は耐えられない(つまり【寝取られ】は嫌なのだ。)、僕が知っていて、美玖をコントロールしながら“浮気”をさせる=〖寝取らせ〗をしようとしている。
歪んだ心に恥じる反面、重荷(美玖に背負わせていた負担)を軽くできる安堵感があった。
それと副産物のように、〖寝取らせ〗を考えているときは、身体に活力が蘇り、普段なら“すぐに疲れて何もする気がなくなる。”のがないのだ。1カ月に1度でそれも不完全だったセックスが1週間に1度程度に回復している。
でも、そのセックスは純粋に美玖(実際に素晴らしいカラダなのだが・・。)を対象にしているのではなく、【妻が他人に抱かれているシーン】を思い描いてのセックス。だから終わった後の虚しさでひどく疲れる。
『妻の貸し出し』パート10
パート10
昨晩、美玖も中々眠ることができなかった。夫婦別々の寝室にしてあるのが救いだった。それは要(夫)が退院して帰ってきたが、体調が悪く痛みを伴う神経障害に悩まされる日々が続く。「二人で寝ていると君(美玖)に気を使う。申し訳ないけれど寝室を別々にしてくれない?」と、頼まれた。
家の間取りは2LDK。リビングは12畳と少し広め、寝室は洋室で8畳、もうひとつの部屋も洋室で5.5畳を収納室にしていた。要君の新しい寝室をここにしてシングルベッドを購入する(まだ夫の会社から少ないが給料が支払われていた。)。それ以来は、別々に寝ている。
高橋主任からの【突然のキス】には動揺した。人生で2番目のことだった。
私は小さいころから近所に住む“お兄ちゃん“が大好きだった。よく一緒に遊んでもらった記憶がある。中学生になると要(かなめ)さんは自分にとってのアイドルとなっていた。憧れの人に変化した頃に、父親の転勤で隣の県に引っ越しすることになり、無性に悲しくなり1週間ほど泣き明かした。ところが大学生になり、偶然にもキャンパスで要さんに出会う。
それから、暫くして私の方から交際を申し込んだ(前の日からガチガチで当日の事はほとんど覚えていない。)。季節が過ぎ、私の誕生日に、彼から「誕生日おめでとう。」とともにプレゼントを戴く。そして、急に真剣な眼差しで「美玖愛してる。」といってもらった。言われた瞬間から体が“ふわふわ“し、とどめのように、要さんから〖キス〗(生まれて初めてだったので歯が当たってしまった。)漸(ようや)く恋人になった。
それ以来の、キスだったのでショックであったのと要君への【裏切り】に心が痛む。また昨晩、正直に言えなかったことも後悔していた。明日は話せるかな?自信がない。でも、ここ1カ月は要君の体調も良く、それまでほとんどなかった二人での入浴がほぼ毎日続いている。その中での会話を想いだす。
それで要君が浴槽で私を背後から抱きしめるかたちで、「美玖をほかのおとこに抱かせる空想をするんだ。」「それで、美玖は快感で身悶える。」と告白して、お椀のよう(これは要君が言う)な乳房を揉む(そんなことをされると感じてしまう。)。『要君はそうしてほしいの?』、「うん。そうなんだけど、美玖を愛してないわけじゃないよ・・。」と言い訳をする。「美玖のきれいなからだをみせて自慢したい気持ちだし、僕とはちがうものを味わってもほしい・・・。」と言う。私が、『Hをしてほしいの?』と何度も尋ねる。
「こんなに好きな美玖のアソコに(と言いながら指をいれてくる。)入るかと思うと、苦しい焦るよ。でも、それも快感なんだよ。わかってはもらえないかも・・・。」、『そんなことをかんがえてるんだ。あっあっ!ダメ、うごかしちゃ。感じるよ。』と喘ぎ声をだしてしまった。「ほら美玖も想像してるんだろう?」私は必死になって、『そんなこと思わない。ああっああっ・・イキそう・・要君だけでいい・・の。』
「逝かせてやらないぞ!(Sっぽくなる)指抜いちゃうよ。」と脅すと、『ああ~んダメ、このままでイキたい・・。』今まで言ったこともないフレーズの言葉がお互い出る。僕は「ほかのおとこのちんこがほしい。と言えよ」と強制、美玖は『言えないよ。あっあっ・・もっと動かして・おねがい。・・。』と頼み込んだ。「じゃ、言えよ。」と冷たく言う。『わかったわ。ほんとうはちがうよ。ほかのひとの・・“おちんこ”いれ・・て・・ください。はずかしいよ。』 こんな会話が毎日続けられていた。
昨晩、美玖も中々眠ることができなかった。夫婦別々の寝室にしてあるのが救いだった。それは要(夫)が退院して帰ってきたが、体調が悪く痛みを伴う神経障害に悩まされる日々が続く。「二人で寝ていると君(美玖)に気を使う。申し訳ないけれど寝室を別々にしてくれない?」と、頼まれた。
家の間取りは2LDK。リビングは12畳と少し広め、寝室は洋室で8畳、もうひとつの部屋も洋室で5.5畳を収納室にしていた。要君の新しい寝室をここにしてシングルベッドを購入する(まだ夫の会社から少ないが給料が支払われていた。)。それ以来は、別々に寝ている。
高橋主任からの【突然のキス】には動揺した。人生で2番目のことだった。
私は小さいころから近所に住む“お兄ちゃん“が大好きだった。よく一緒に遊んでもらった記憶がある。中学生になると要(かなめ)さんは自分にとってのアイドルとなっていた。憧れの人に変化した頃に、父親の転勤で隣の県に引っ越しすることになり、無性に悲しくなり1週間ほど泣き明かした。ところが大学生になり、偶然にもキャンパスで要さんに出会う。
それから、暫くして私の方から交際を申し込んだ(前の日からガチガチで当日の事はほとんど覚えていない。)。季節が過ぎ、私の誕生日に、彼から「誕生日おめでとう。」とともにプレゼントを戴く。そして、急に真剣な眼差しで「美玖愛してる。」といってもらった。言われた瞬間から体が“ふわふわ“し、とどめのように、要さんから〖キス〗(生まれて初めてだったので歯が当たってしまった。)漸(ようや)く恋人になった。
それ以来の、キスだったのでショックであったのと要君への【裏切り】に心が痛む。また昨晩、正直に言えなかったことも後悔していた。明日は話せるかな?自信がない。でも、ここ1カ月は要君の体調も良く、それまでほとんどなかった二人での入浴がほぼ毎日続いている。その中での会話を想いだす。
それで要君が浴槽で私を背後から抱きしめるかたちで、「美玖をほかのおとこに抱かせる空想をするんだ。」「それで、美玖は快感で身悶える。」と告白して、お椀のよう(これは要君が言う)な乳房を揉む(そんなことをされると感じてしまう。)。『要君はそうしてほしいの?』、「うん。そうなんだけど、美玖を愛してないわけじゃないよ・・。」と言い訳をする。「美玖のきれいなからだをみせて自慢したい気持ちだし、僕とはちがうものを味わってもほしい・・・。」と言う。私が、『Hをしてほしいの?』と何度も尋ねる。
「こんなに好きな美玖のアソコに(と言いながら指をいれてくる。)入るかと思うと、苦しい焦るよ。でも、それも快感なんだよ。わかってはもらえないかも・・・。」、『そんなことをかんがえてるんだ。あっあっ!ダメ、うごかしちゃ。感じるよ。』と喘ぎ声をだしてしまった。「ほら美玖も想像してるんだろう?」私は必死になって、『そんなこと思わない。ああっああっ・・イキそう・・要君だけでいい・・の。』
「逝かせてやらないぞ!(Sっぽくなる)指抜いちゃうよ。」と脅すと、『ああ~んダメ、このままでイキたい・・。』今まで言ったこともないフレーズの言葉がお互い出る。僕は「ほかのおとこのちんこがほしい。と言えよ」と強制、美玖は『言えないよ。あっあっ・・もっと動かして・おねがい。・・。』と頼み込んだ。「じゃ、言えよ。」と冷たく言う。『わかったわ。ほんとうはちがうよ。ほかのひとの・・“おちんこ”いれ・・て・・ください。はずかしいよ。』 こんな会話が毎日続けられていた。
『妻の貸し出し』パート11
パート11
今年のGWは5連休。初日から【重い話】は嫌だった。高橋主任からの〔つぎへの誘い〕に要(かなめ)君はOKだろうと思う。“また誘ってもいいですか?”は要君の《性癖》を擽(くすぐ)るだろう。それで【キス】も同じような気もするが、伝えるのはやはり怖い。言葉では、〖「僕の事を考えないでセックスをして欲しい。」〗と、要君は言うけど・・・・。
“要君が何かしゃべっている。”気が付かなかったので凄く焦る。『あの・あの・・』って、自分でも〘意味不明〙。「美玖?大丈夫?」と、心配をされる。『おはよう。朝ごはんの用意をするね。』、「うん。ありがとう。その前にシャワーを浴びてくるわ。」と浴室に要君が去っていた。
◇◇◇
“どうしたのかな?”美玖(みく)の様子がおかしかった。“高橋主任の事を考えていたのか?”僕は美玖が〖浮気をする〗ことに耐えられるのか?本当に細見のわりに豊満で真っ白な胸をほかの男に遊ばせる。薄い恥毛の奥へ侵入を許すのか?僕だけが知っている、僕だけしか知らない《美玖のからだ》が・・・・。
【寝取らせ】が机上のことから現実になることで、僕は正直耐えられるか?まさに昨夜聞いた高橋さんの誘いは、【現実】だった。まだ食事の段階で、嫉妬の塊なのに、次に二人が会えばどうなるかは予測できる。美玖の性格上、僕の期待に応えようと努力するだろう。そのときシャワーを浴びている〖自分自身〗が異様に硬くなっているのに気付いた。
今年のGWは5連休。初日から【重い話】は嫌だった。高橋主任からの〔つぎへの誘い〕に要(かなめ)君はOKだろうと思う。“また誘ってもいいですか?”は要君の《性癖》を擽(くすぐ)るだろう。それで【キス】も同じような気もするが、伝えるのはやはり怖い。言葉では、〖「僕の事を考えないでセックスをして欲しい。」〗と、要君は言うけど・・・・。
“要君が何かしゃべっている。”気が付かなかったので凄く焦る。『あの・あの・・』って、自分でも〘意味不明〙。「美玖?大丈夫?」と、心配をされる。『おはよう。朝ごはんの用意をするね。』、「うん。ありがとう。その前にシャワーを浴びてくるわ。」と浴室に要君が去っていた。
◇◇◇
“どうしたのかな?”美玖(みく)の様子がおかしかった。“高橋主任の事を考えていたのか?”僕は美玖が〖浮気をする〗ことに耐えられるのか?本当に細見のわりに豊満で真っ白な胸をほかの男に遊ばせる。薄い恥毛の奥へ侵入を許すのか?僕だけが知っている、僕だけしか知らない《美玖のからだ》が・・・・。
【寝取らせ】が机上のことから現実になることで、僕は正直耐えられるか?まさに昨夜聞いた高橋さんの誘いは、【現実】だった。まだ食事の段階で、嫉妬の塊なのに、次に二人が会えばどうなるかは予測できる。美玖の性格上、僕の期待に応えようと努力するだろう。そのときシャワーを浴びている〖自分自身〗が異様に硬くなっているのに気付いた。
『妻の貸し出し』パート12
パート12
突然に、浴室のドアが開いた。僕は咄嗟の出来事に“えっ?!”となる。美玖(みく)が『要君!凄い!』と笑う。僕の男性自身は勃起したままだったから、美玖に完全に直視されていた。「どうしたの?」と尋ねるのがやっとだった。『変なこと考えてたでしょ?私のことかな?』って、裸の美玖が問う。
「いや、そんな、なんにも・・・。」と言うものの、しっかりと今度は美玖に握られた。僕が〖性癖〗を告白してから、以前は交際中も結婚してからも、どちらかというと“亭主関白(家庭内で、夫が支配権を持っていること。)”だったのが、徐々に妻との力関係が逆転してきた。
『朝から元気でうれしいわ。』と扱(しご)き出す。「だめだよ。そんなことしちゃ。」と美玖の手を押さえた。『洗ってあげる。とボディシャンプーで全身につける。漸く落ち着いた僕も反撃に出た。シャワーを乳房に思い切りかけた。『やだ。くすぐったいよ。』とふざけ合うことになる。
◇◇◇
〖くよくよしても仕方ないわ〗と思う。でも、【キス】のことはもう少しあとにしよう。ところで美玖は最近の夫の告白に、最初は戸惑いがあったが、インターネットでこっそり調べていくうちに、そうした“寝取らせのような性癖”の持ち主が案外多いという事実に驚いた。〖要君がそれほど特別じゃないんだ〗(もちろん社会の少数派には違いない。)〖決して妻や恋人が嫌いではないのだ。逆に好きすぎて、愛している人を他人に抱かせることに快感を持つらしい〗
そうした性癖はすこし理解しても、その気持ちはよく分からなかった。でも1カ月前あたりから要君が元気になったので、それは精神的に落ち込んでいた原因を私に話し、楽になったのと、やはり“性癖の告白”が彼の心身に良い方に影響したのだろう。
正直に言えば、この2年余りは大変だった。特に退院してからの半年は要君が精神的に【壊れる】のではと懼(おそ)れた。あまりの落ち込み様に、【自殺する】ことが毎日毎日が心配だった。経済的なこともあったし、彼がご両親の手助けを嫌がった(自分の弱さを親といえども見せたくなかったらしい。)ので私は心配ではあったが会社へいかざるを得なかった。
途中で電話をしてもメールをしても要君は出ようとはしなかった。それほど神経が参っていたのです。当然なことにセックスもなかったけど、その頃はそれどころではなかった。ようやく1年が過ぎたころから彼の体調が回復をしてくる。並行してセックスも完全なかたちではなかったが、出来るようになった。不満がなかったと言えば嘘になるが、要君の健康の方が気にかかっていた。
突然に、浴室のドアが開いた。僕は咄嗟の出来事に“えっ?!”となる。美玖(みく)が『要君!凄い!』と笑う。僕の男性自身は勃起したままだったから、美玖に完全に直視されていた。「どうしたの?」と尋ねるのがやっとだった。『変なこと考えてたでしょ?私のことかな?』って、裸の美玖が問う。
「いや、そんな、なんにも・・・。」と言うものの、しっかりと今度は美玖に握られた。僕が〖性癖〗を告白してから、以前は交際中も結婚してからも、どちらかというと“亭主関白(家庭内で、夫が支配権を持っていること。)”だったのが、徐々に妻との力関係が逆転してきた。
『朝から元気でうれしいわ。』と扱(しご)き出す。「だめだよ。そんなことしちゃ。」と美玖の手を押さえた。『洗ってあげる。とボディシャンプーで全身につける。漸く落ち着いた僕も反撃に出た。シャワーを乳房に思い切りかけた。『やだ。くすぐったいよ。』とふざけ合うことになる。
◇◇◇
〖くよくよしても仕方ないわ〗と思う。でも、【キス】のことはもう少しあとにしよう。ところで美玖は最近の夫の告白に、最初は戸惑いがあったが、インターネットでこっそり調べていくうちに、そうした“寝取らせのような性癖”の持ち主が案外多いという事実に驚いた。〖要君がそれほど特別じゃないんだ〗(もちろん社会の少数派には違いない。)〖決して妻や恋人が嫌いではないのだ。逆に好きすぎて、愛している人を他人に抱かせることに快感を持つらしい〗
そうした性癖はすこし理解しても、その気持ちはよく分からなかった。でも1カ月前あたりから要君が元気になったので、それは精神的に落ち込んでいた原因を私に話し、楽になったのと、やはり“性癖の告白”が彼の心身に良い方に影響したのだろう。
正直に言えば、この2年余りは大変だった。特に退院してからの半年は要君が精神的に【壊れる】のではと懼(おそ)れた。あまりの落ち込み様に、【自殺する】ことが毎日毎日が心配だった。経済的なこともあったし、彼がご両親の手助けを嫌がった(自分の弱さを親といえども見せたくなかったらしい。)ので私は心配ではあったが会社へいかざるを得なかった。
途中で電話をしてもメールをしても要君は出ようとはしなかった。それほど神経が参っていたのです。当然なことにセックスもなかったけど、その頃はそれどころではなかった。ようやく1年が過ぎたころから彼の体調が回復をしてくる。並行してセックスも完全なかたちではなかったが、出来るようになった。不満がなかったと言えば嘘になるが、要君の健康の方が気にかかっていた。
『妻の貸し出し』パート13
パート13
《やっぱり、要君は(いい意味の)変態さんだと思う。でも健康を取り戻しつつあるということだから安心をした。》《セックス体験は要君ひとりだけだから、比べることなんて出来ないけれど、要君のセックスは優しい。私を包み込むような優しさに溢れていた。》
《今の時点で、夫以外の人とセックスをしたいと思わない。しかい、高橋主任との 〖食事〗 は新鮮だった。》《それとは別に、要君が喜ぶなら私にそうしてほしいなら叶えて上げたいと思う。でもそうなったときに夫は本当に私を愛してくれるのだろうか?》
『要君。また高橋主任と二人きりで会ってもいいの?』と耳元で囁くと、また握っていたペニスが硬くなった。『もう変態さんなんだからうちの旦那様は。』と笑った。
◇◇◇
突然に入ってきた美玖には驚いた。そして、僕のペニスを握る行為に更に驚かされた。妄想の途中で硬くなっていることを美玖に指摘(『変なこと考えてたでしょ?私のことかな?』)される。落ち着いてじゃれ合っていると、ふいに僕の耳元で、『要君。また高橋主任と二人きりで会ってもいいの?』と告げられ、思わず興奮してしまった。
強調文
美玖と高橋さんの関係が進展するのを期待してしまうのと嫉妬が同居している。この真っ白な裸の妻を男が抱くのか?と想像するとペニスが硬くなってしまった。〖寝取らせ〗を告白して以来、主客転倒(本来の立場・順序・軽重などが逆転すること。)になっている。
美玖に、『もう変態さんなんだからうちの旦那様は。』と云われてしまう。
《やっぱり、要君は(いい意味の)変態さんだと思う。でも健康を取り戻しつつあるということだから安心をした。》《セックス体験は要君ひとりだけだから、比べることなんて出来ないけれど、要君のセックスは優しい。私を包み込むような優しさに溢れていた。》
《今の時点で、夫以外の人とセックスをしたいと思わない。しかい、高橋主任との 〖食事〗 は新鮮だった。》《それとは別に、要君が喜ぶなら私にそうしてほしいなら叶えて上げたいと思う。でもそうなったときに夫は本当に私を愛してくれるのだろうか?》
『要君。また高橋主任と二人きりで会ってもいいの?』と耳元で囁くと、また握っていたペニスが硬くなった。『もう変態さんなんだからうちの旦那様は。』と笑った。
◇◇◇
突然に入ってきた美玖には驚いた。そして、僕のペニスを握る行為に更に驚かされた。妄想の途中で硬くなっていることを美玖に指摘(『変なこと考えてたでしょ?私のことかな?』)される。落ち着いてじゃれ合っていると、ふいに僕の耳元で、『要君。また高橋主任と二人きりで会ってもいいの?』と告げられ、思わず興奮してしまった。
強調文
美玖と高橋さんの関係が進展するのを期待してしまうのと嫉妬が同居している。この真っ白な裸の妻を男が抱くのか?と想像するとペニスが硬くなってしまった。〖寝取らせ〗を告白して以来、主客転倒(本来の立場・順序・軽重などが逆転すること。)になっている。
美玖に、『もう変態さんなんだからうちの旦那様は。』と云われてしまう。
『妻の貸し出し』パート14
パート14
シャワーのあと、朝食を二人で食べている際に、私はちょっと夫をからかってみた。『要君は主任とどうしても“浮気”をさせたいの?』ハムエッグを頬張っていた彼がむせる。「いゃ・・美玖が楽しめたら・・いいだけだょ・・」と口籠もった。『でもね?最近元気じゃない!あっちが・・うっふ・』「えっ?そうかな?」『私に浮気させて、要君も女の子と遊ぼうとか?思ってない?』って強めの口調で問い質すと、更にあわてて、「そんな君を裏切るようなこと・・・しない。」なんだかSの気分になって、『私は要君を裏切ってもいいのね。』とほほ笑む。
◇◇◇
僕は内心、《わぁ~朝から美玖のやつ、凄い勢いだな。この“計画”は慎重に進めなきゃなと思った。》「だから心は僕に置いていてほしいんだ。僕の我儘だけど・・」と返答するのが精いっぱいだった。『からだは主任さんなの?』とまた攻められる。「いやいや。僕が満足させてあげれないから・・。」と言い訳。『今日はどこへ行く?買い物に付き合ってね。』すこしほっとして、「あ・いいよ。」と答える。
お昼前に車で少し距離はあったが大型ショッピングモールへ出かける。やはり連休で混んではいたが予想したよりは少ない。快晴だったので行楽地へ行く人の方が多い。早めの昼食を済ませ、買い物をした後で、併設されているシネマコンプレックス(複合映画館)で話題の作品を観た。久しぶりに心も体もリラックス・リフレッシュできた。
美玖は凄くご機嫌だった。鼻歌♪まじりで夕食を作っていた。僕が「何か手伝おうか?」と声を掛けると、『いいよ。のんびりしていて、すぐできるから。』との返事。なぜだか〖平凡な幸福〗を感じていた。料理は骨付き肉ステーキで、美玖が『スタミナつけて連休中は毎晩頑張ってもらわなくちゃね。』と真顔で僕に告げる。途端に喉が詰まりそうになる。
食事が終わり圧片付けを二人でしている時に。美玖が、『ね~要君。AMAZONで買い物してもいいかな?』って甘えてくる。「良いけど。何買うの?」とたずねると、『ちょっと恥ずかしいな・・・。』と言い渋った。
シャワーのあと、朝食を二人で食べている際に、私はちょっと夫をからかってみた。『要君は主任とどうしても“浮気”をさせたいの?』ハムエッグを頬張っていた彼がむせる。「いゃ・・美玖が楽しめたら・・いいだけだょ・・」と口籠もった。『でもね?最近元気じゃない!あっちが・・うっふ・』「えっ?そうかな?」『私に浮気させて、要君も女の子と遊ぼうとか?思ってない?』って強めの口調で問い質すと、更にあわてて、「そんな君を裏切るようなこと・・・しない。」なんだかSの気分になって、『私は要君を裏切ってもいいのね。』とほほ笑む。
◇◇◇
僕は内心、《わぁ~朝から美玖のやつ、凄い勢いだな。この“計画”は慎重に進めなきゃなと思った。》「だから心は僕に置いていてほしいんだ。僕の我儘だけど・・」と返答するのが精いっぱいだった。『からだは主任さんなの?』とまた攻められる。「いやいや。僕が満足させてあげれないから・・。」と言い訳。『今日はどこへ行く?買い物に付き合ってね。』すこしほっとして、「あ・いいよ。」と答える。
お昼前に車で少し距離はあったが大型ショッピングモールへ出かける。やはり連休で混んではいたが予想したよりは少ない。快晴だったので行楽地へ行く人の方が多い。早めの昼食を済ませ、買い物をした後で、併設されているシネマコンプレックス(複合映画館)で話題の作品を観た。久しぶりに心も体もリラックス・リフレッシュできた。
美玖は凄くご機嫌だった。鼻歌♪まじりで夕食を作っていた。僕が「何か手伝おうか?」と声を掛けると、『いいよ。のんびりしていて、すぐできるから。』との返事。なぜだか〖平凡な幸福〗を感じていた。料理は骨付き肉ステーキで、美玖が『スタミナつけて連休中は毎晩頑張ってもらわなくちゃね。』と真顔で僕に告げる。途端に喉が詰まりそうになる。
食事が終わり圧片付けを二人でしている時に。美玖が、『ね~要君。AMAZONで買い物してもいいかな?』って甘えてくる。「良いけど。何買うの?」とたずねると、『ちょっと恥ずかしいな・・・。』と言い渋った。
『妻の貸し出し』パート15
パート15
美玖は“美人さん”だが、僕は顔も好きだが、その可愛らしい声としっとりとした女性らしい仕草が気に入っている。美玖よりもスタイルが良くて顔だちも美人な人はいるけれど、どうしても耳障りな声が嫌だったり、ふとした立ち振る舞いが乱暴な人はどれほどきれいな女性でも好きになれない。美玖は内容が辛辣な言葉でもその声で聞き入ってしまう。
「良いけど。何買うの?」『ちょっと恥ずかしいな・・・。』・・・「言ってみてよ。」『ほら要君はプライム会員(年会費を払うとお急ぎ便などが無料になる。)だから、今日たのんだら明後日までには届くじゃない。』「そんなに急ぐの?」『うん。連休中に欲しいなと思ったの。』「分かったよ。」と、僕の部屋からノートパソコンを持ってきてリビングのテーブルで、AMAZONのサイトを開いた。
実はこの2年間の半分は体が思うように動かせず、また雑踏の中を歩いて目的の店を探したり、車の運転(その時は運転に自信がなかったし、美玖は免許を持っていない。)が出来なかったので遠くに買い物が行けなかった。そんなとき唯一の楽しみになっていたのが、インターネットで、(美玖には知られたくないサイトもあったが)、AMAZONは美玖の了解(財政的に苦しかったので美玖のカードを使用。)で良く利用した。
美玖が、『ごめん。一人で注文したいから、要君はソファで座っていてくれる。』とお願いされ、「なんだよ?何買うの?」と言いながらも、ソファへ移動をした。その時に、ふいにパソコンの〔ファイル〕を思い出した。美玖に知られないように、〔営業―新規開拓①〕とニセのタイトルにしてあるが、本当は同人ゲーム《ヤブヌマ》というのだった。
《ヤブヌマ》
主人公の浅岡智(とも)と妻の咲美(さくみ)は結婚5年目で、3歳の娘(智美)もいるごく普通の夫婦。ある夜に、街で偶然にも咲美のパート先の上司である藪沼幹夫(やぶぬま・みきお)と出会った。藪沼は小太りで〔醜い男〕。
ヤブヌマはいわゆるスワッピング(夫婦交換)の愛好者だった。その日から智は歪(ゆが)んだ妄想(もうそう)を抱くようになる。【ヤブヌマに咲美を抱かせてみたい。】
それは、〘この日、自分の中に芽生えた狂気。あるいは藪沼でなければ、こんな妄想は生まれなかったかも知れない。僕は咲美のことを分かっているつもりだ。彼女の性格も、好みも。気が強く口は少し悪いが、心根は優しく、僕と娘だけを愛し、清廉で、間違ったことは他人事にも口をはさむ性格で、浮気なんてもってのほか。そう、藪沼のような男は、咲美のもっとも嫌うタイプである。だからこそ僕は……、藪沼と咲美が…………交わる。〙という妄想。
あらゆる可能性を探り、妻の咲美とヤブヌマを結ばせようと試みるのだが、勘の鋭い咲美はこれに気づき、激怒の末に家出をしてしまう。“離婚の危機”とも言える別居状態が続いた。 ところが、ある日帰ってきた咲美が告げた。『わたし、ヤブヌマに抱かれる。』それは夫の『智の“願望”を叶(かな)えるためではなく、“夫の愛”を確かめるため。』だと言う。
しかし、智はあれだけ望んでいたはずだった【妄想の実現】に戸惑っていた。いざ実現しそうになると心が掻き毟(むし)られ、狂おしい嫉妬に耐え切れない思いだった。しかし、咲美の決意は固く、温泉宿で智を部屋に残して、ついに妻の咲美はヤブヌマに身体を開く。しかも、約束の時間になっても夫が待つ部屋には戻らず、朝方までヤブヌマに貫かれ続けた。
ヤブヌマが咲美には内緒で撮影をしたDVDには、凄(すさ)まじいセックスの様子が写されていた。咲美は我を忘れ、オルガスムス(男女性交の際,性快感が次第に増大し,極点に達した状態。)と引き換えに、【再会】の約束を了承してしまう。
そんな内容だった。と記憶している。
美玖は“美人さん”だが、僕は顔も好きだが、その可愛らしい声としっとりとした女性らしい仕草が気に入っている。美玖よりもスタイルが良くて顔だちも美人な人はいるけれど、どうしても耳障りな声が嫌だったり、ふとした立ち振る舞いが乱暴な人はどれほどきれいな女性でも好きになれない。美玖は内容が辛辣な言葉でもその声で聞き入ってしまう。
「良いけど。何買うの?」『ちょっと恥ずかしいな・・・。』・・・「言ってみてよ。」『ほら要君はプライム会員(年会費を払うとお急ぎ便などが無料になる。)だから、今日たのんだら明後日までには届くじゃない。』「そんなに急ぐの?」『うん。連休中に欲しいなと思ったの。』「分かったよ。」と、僕の部屋からノートパソコンを持ってきてリビングのテーブルで、AMAZONのサイトを開いた。
実はこの2年間の半分は体が思うように動かせず、また雑踏の中を歩いて目的の店を探したり、車の運転(その時は運転に自信がなかったし、美玖は免許を持っていない。)が出来なかったので遠くに買い物が行けなかった。そんなとき唯一の楽しみになっていたのが、インターネットで、(美玖には知られたくないサイトもあったが)、AMAZONは美玖の了解(財政的に苦しかったので美玖のカードを使用。)で良く利用した。
美玖が、『ごめん。一人で注文したいから、要君はソファで座っていてくれる。』とお願いされ、「なんだよ?何買うの?」と言いながらも、ソファへ移動をした。その時に、ふいにパソコンの〔ファイル〕を思い出した。美玖に知られないように、〔営業―新規開拓①〕とニセのタイトルにしてあるが、本当は同人ゲーム《ヤブヌマ》というのだった。
《ヤブヌマ》
主人公の浅岡智(とも)と妻の咲美(さくみ)は結婚5年目で、3歳の娘(智美)もいるごく普通の夫婦。ある夜に、街で偶然にも咲美のパート先の上司である藪沼幹夫(やぶぬま・みきお)と出会った。藪沼は小太りで〔醜い男〕。
ヤブヌマはいわゆるスワッピング(夫婦交換)の愛好者だった。その日から智は歪(ゆが)んだ妄想(もうそう)を抱くようになる。【ヤブヌマに咲美を抱かせてみたい。】
それは、〘この日、自分の中に芽生えた狂気。あるいは藪沼でなければ、こんな妄想は生まれなかったかも知れない。僕は咲美のことを分かっているつもりだ。彼女の性格も、好みも。気が強く口は少し悪いが、心根は優しく、僕と娘だけを愛し、清廉で、間違ったことは他人事にも口をはさむ性格で、浮気なんてもってのほか。そう、藪沼のような男は、咲美のもっとも嫌うタイプである。だからこそ僕は……、藪沼と咲美が…………交わる。〙という妄想。
あらゆる可能性を探り、妻の咲美とヤブヌマを結ばせようと試みるのだが、勘の鋭い咲美はこれに気づき、激怒の末に家出をしてしまう。“離婚の危機”とも言える別居状態が続いた。 ところが、ある日帰ってきた咲美が告げた。『わたし、ヤブヌマに抱かれる。』それは夫の『智の“願望”を叶(かな)えるためではなく、“夫の愛”を確かめるため。』だと言う。
しかし、智はあれだけ望んでいたはずだった【妄想の実現】に戸惑っていた。いざ実現しそうになると心が掻き毟(むし)られ、狂おしい嫉妬に耐え切れない思いだった。しかし、咲美の決意は固く、温泉宿で智を部屋に残して、ついに妻の咲美はヤブヌマに身体を開く。しかも、約束の時間になっても夫が待つ部屋には戻らず、朝方までヤブヌマに貫かれ続けた。
ヤブヌマが咲美には内緒で撮影をしたDVDには、凄(すさ)まじいセックスの様子が写されていた。咲美は我を忘れ、オルガスムス(男女性交の際,性快感が次第に増大し,極点に達した状態。)と引き換えに、【再会】の約束を了承してしまう。
そんな内容だった。と記憶している。
『妻の貸し出し』パート16
パート16
脳内で【妄想の記憶】を巡らせていたときに、美玖はまだテーブルでパソコンに向かっていた。ゲームは続編の2もあって、愛妻をヤブヌマに【寝取らせる】から結局は【寝取られる】エンドもある。少しだが美玖と高橋さんのことを考えてしまった。
美玖を愛していない訳ではない。むしろ逆で、こんなに僕を支えて尽くしてくれる妻を心から愛している。狂おしいほど愛している。それなのに何故ほかの男に抱かせようとするのか?最初は、自分の病気で美玖に苦労を掛けたことや、特にセックスの面で満足させてあげられないことへの焦りが切っ掛けだった。
その時点では、体調も優れず、ネガティブかつマイナス思考(物事を悲観的な方向に傾斜した考え方を行う傾向。)の塊。そこで、美玖を高橋さんに【寝取らせ】ようと説得をしてみる。成功はしなかったが完全な失敗ではなかった。
僕以外に男性との恋愛経験がない美玖をデートに行かせることには成功をする。その提案した頃から、心が軽くなり体調が徐徐にだが良くなってきた。同時に今まで減退していた体調は良くなりつつあるが、セックスも1~2カ月に1回から、1週間に1回にはなって来たが、美玖を完全に満足させるスタミナ(硬さと持久力)がなかった。
そんな思いをしている間も、やはり美玖はパソコンの作業を続けている。
脳内で【妄想の記憶】を巡らせていたときに、美玖はまだテーブルでパソコンに向かっていた。ゲームは続編の2もあって、愛妻をヤブヌマに【寝取らせる】から結局は【寝取られる】エンドもある。少しだが美玖と高橋さんのことを考えてしまった。
美玖を愛していない訳ではない。むしろ逆で、こんなに僕を支えて尽くしてくれる妻を心から愛している。狂おしいほど愛している。それなのに何故ほかの男に抱かせようとするのか?最初は、自分の病気で美玖に苦労を掛けたことや、特にセックスの面で満足させてあげられないことへの焦りが切っ掛けだった。
その時点では、体調も優れず、ネガティブかつマイナス思考(物事を悲観的な方向に傾斜した考え方を行う傾向。)の塊。そこで、美玖を高橋さんに【寝取らせ】ようと説得をしてみる。成功はしなかったが完全な失敗ではなかった。
僕以外に男性との恋愛経験がない美玖をデートに行かせることには成功をする。その提案した頃から、心が軽くなり体調が徐徐にだが良くなってきた。同時に今まで減退していた体調は良くなりつつあるが、セックスも1~2カ月に1回から、1週間に1回にはなって来たが、美玖を完全に満足させるスタミナ(硬さと持久力)がなかった。
そんな思いをしている間も、やはり美玖はパソコンの作業を続けている。
『妻の貸し出し』パート17
パート17
漸く美玖の作業が終わり、『ごめんね。ちょっと迷っちゃった。』と謝り、ソファの僕に抱きついてきた。「ねえ美玖、本当に何を買ったの?」と訊ねても、『それは内緒だよ。個人情報だからね。たとえ夫婦でもね。』
美玖は、優秀なプログラマで、家でもノートパソコンを使って仕事をしている。会社でもハードな仕事をこなしている。一応その業界では大手なので、いわゆる【ブラック企業】的な職場環境ではない。それでも普通の会社員のように定時で帰れる職場ではない。発病・自宅療養の期間は、会社の配慮で開発チームから外してもらい、支援チーム(サポート)に配属された。
それでも、休日出勤などが出来ないので、定時に帰宅することが出来なかった。一時は引きこもり状態の夫に、精神的にめげることもあった。そんなときにプロジェクトリーダーでもあった高橋さんは、知識や技術力も優秀だが一つのプロジェクトをユーザーの要求(結構ハードルが高い)を汲み取りつつも、メンバーの力量やコンデションを把握し、予算や日程を調整してクリアしていった。わたしの体調や家庭環境も理解して、「今日は無理せず定時で帰りなさい。」などと声をかけられ、よく助けられた。
凄く優しいひとだけれど、仕事に熱心になりすぎる。社内の噂だけど、〔家に帰るのが深夜なのはざらで、会社に泊まり込む日や休日出勤も多くて、結局すれ違いで離婚した。〕が定説になっている。その1年間のプロジェクトの成功で主任(マネージャー)に出世はしたけど、またその代償も大きかった。
やはり独身はさびしいのかもしれない。昨年になり、わたしが開発メンバーに復帰してからは、高橋主任に見詰められていることを意識するようになった。仕事は相変わらずハードで一般の会社のように合コンや飲み会は皆無であった。これも噂だったが、“わたしが別れた奥さんに似ているらしい。”のも関係していた。(それは後になって分かる。)少ない女性メンバー(かつ既婚者)なので、さすがに強引な誘いはなかったが、月に1回程度には声をかけられた。
夫の要君から告白されて、二人で美玖の相手を探している時に、子宮が“きゅん”となって、高橋主任のことを思い出し、つい〖誘われている〗のを告げてしまった。
漸く美玖の作業が終わり、『ごめんね。ちょっと迷っちゃった。』と謝り、ソファの僕に抱きついてきた。「ねえ美玖、本当に何を買ったの?」と訊ねても、『それは内緒だよ。個人情報だからね。たとえ夫婦でもね。』
美玖は、優秀なプログラマで、家でもノートパソコンを使って仕事をしている。会社でもハードな仕事をこなしている。一応その業界では大手なので、いわゆる【ブラック企業】的な職場環境ではない。それでも普通の会社員のように定時で帰れる職場ではない。発病・自宅療養の期間は、会社の配慮で開発チームから外してもらい、支援チーム(サポート)に配属された。
それでも、休日出勤などが出来ないので、定時に帰宅することが出来なかった。一時は引きこもり状態の夫に、精神的にめげることもあった。そんなときにプロジェクトリーダーでもあった高橋さんは、知識や技術力も優秀だが一つのプロジェクトをユーザーの要求(結構ハードルが高い)を汲み取りつつも、メンバーの力量やコンデションを把握し、予算や日程を調整してクリアしていった。わたしの体調や家庭環境も理解して、「今日は無理せず定時で帰りなさい。」などと声をかけられ、よく助けられた。
凄く優しいひとだけれど、仕事に熱心になりすぎる。社内の噂だけど、〔家に帰るのが深夜なのはざらで、会社に泊まり込む日や休日出勤も多くて、結局すれ違いで離婚した。〕が定説になっている。その1年間のプロジェクトの成功で主任(マネージャー)に出世はしたけど、またその代償も大きかった。
やはり独身はさびしいのかもしれない。昨年になり、わたしが開発メンバーに復帰してからは、高橋主任に見詰められていることを意識するようになった。仕事は相変わらずハードで一般の会社のように合コンや飲み会は皆無であった。これも噂だったが、“わたしが別れた奥さんに似ているらしい。”のも関係していた。(それは後になって分かる。)少ない女性メンバー(かつ既婚者)なので、さすがに強引な誘いはなかったが、月に1回程度には声をかけられた。
夫の要君から告白されて、二人で美玖の相手を探している時に、子宮が“きゅん”となって、高橋主任のことを思い出し、つい〖誘われている〗のを告げてしまった。
『妻の貸し出し』パート18
パート18
僕は思い切って、「昨日の件について話し合おうか?」と美玖(みく)に提案してみる。『どうしても高橋主任とくっつけたいの?』と複雑な顔をする。「いやいや、そんな訳じゃないし、美玖が嫌ならそれでいいから。」と弁解した。『大丈夫だよ。要君のリクエストだからね。』と妖しく?ほほ笑む。
性欲とは男の場合は“生きる源(みなもと)”や“支配欲”かもしれない。病気や怪我のときにそのような感情は湧いてこないだろう。女の方は、“母性(母親として子孫を残すための愛情)”や“異性にやすらぎを求める。”のが強いとはいえ、性欲はホルモンの関係で20歳後半から30歳半ばにかけて性欲が高まるといわれている。しかし、結婚している女性には夫以外の異性と接触する機会は皆無かもしれない。
「楽しかっただろう?」と軽い質問をしてみる。すると、かなり焦った口調で、『えっ?楽しくなんかない・・・要君とがいいのに。』と、「でもドキドキはしたんだろう?」って尋ねた。『はいはい。楽しかったしドキドキしました。』と膨れっ面(ふくれっつら)になる。「そうなんだ。やっぱり。」と冷やかすと、『もう!ホントに怒るよ。』と少しいらついた声になったので、素直に「ごめん。」と謝る。
美玖は内心“どきっ”とした。「ドキドキはしたんだろう?」と訊ねられて、頭の中では〘高橋主任とのキス〙が鮮やかに蘇る。もう汗が出てきて、ワザと『はいはい。楽しかったしドキドキしました。』と応えた。たしかに、そのとき唇にそっと触れられただけだが、“ピリッ”と電気が走る感覚。夫とのキスとは違った。〖男とのキス〗は今でも感触が残っている。
要君(夫)がわたしに「セックスしてもいいよ。」と告げても、その時は全然そのような気にはならなかった。むしろ、〘夫はわたしに愛情を感じなくなっているのでは?ほかの男と浮気させて別れるつもりなのか?〙と疑った。なのに、要君から頂いたお金で食事用のドレスをショッピングモールで購入した後で、普段は買わない高級な下着をつい買ってしまった。(パート4参照)【わたしは何を期待していたのだろう?】
僕は思い切って、「昨日の件について話し合おうか?」と美玖(みく)に提案してみる。『どうしても高橋主任とくっつけたいの?』と複雑な顔をする。「いやいや、そんな訳じゃないし、美玖が嫌ならそれでいいから。」と弁解した。『大丈夫だよ。要君のリクエストだからね。』と妖しく?ほほ笑む。
性欲とは男の場合は“生きる源(みなもと)”や“支配欲”かもしれない。病気や怪我のときにそのような感情は湧いてこないだろう。女の方は、“母性(母親として子孫を残すための愛情)”や“異性にやすらぎを求める。”のが強いとはいえ、性欲はホルモンの関係で20歳後半から30歳半ばにかけて性欲が高まるといわれている。しかし、結婚している女性には夫以外の異性と接触する機会は皆無かもしれない。
「楽しかっただろう?」と軽い質問をしてみる。すると、かなり焦った口調で、『えっ?楽しくなんかない・・・要君とがいいのに。』と、「でもドキドキはしたんだろう?」って尋ねた。『はいはい。楽しかったしドキドキしました。』と膨れっ面(ふくれっつら)になる。「そうなんだ。やっぱり。」と冷やかすと、『もう!ホントに怒るよ。』と少しいらついた声になったので、素直に「ごめん。」と謝る。
美玖は内心“どきっ”とした。「ドキドキはしたんだろう?」と訊ねられて、頭の中では〘高橋主任とのキス〙が鮮やかに蘇る。もう汗が出てきて、ワザと『はいはい。楽しかったしドキドキしました。』と応えた。たしかに、そのとき唇にそっと触れられただけだが、“ピリッ”と電気が走る感覚。夫とのキスとは違った。〖男とのキス〗は今でも感触が残っている。
要君(夫)がわたしに「セックスしてもいいよ。」と告げても、その時は全然そのような気にはならなかった。むしろ、〘夫はわたしに愛情を感じなくなっているのでは?ほかの男と浮気させて別れるつもりなのか?〙と疑った。なのに、要君から頂いたお金で食事用のドレスをショッピングモールで購入した後で、普段は買わない高級な下着をつい買ってしまった。(パート4参照)【わたしは何を期待していたのだろう?】
『妻の貸し出し』パート19
パート19
『それで要君の返事が聞きたいんだけど?』夫は「逆に美玖はどうしたいの?先ずそれを僕は聞きたいな。」『もうずるい。わたしは二人で話し合ったことをしただけよ。』そして、『次は要君がどうしたいかでしょ?』と問い質す。
「僕が“いいよ”と云えば、そうするの?」(自分のことながら優柔不断な答え&質問だ。)
この時の決断が夫婦のターニングポイントになった。
『わかったわ。要君の望通りに次のお誘いを受ける。』と、きっぱり言い切った。「ごめん。怒ったの?」と僕は美玖の両手を握りしめて「嫌だったら、素直に言ってくれ。」しかし、妻は俯いたままで返事をしない。「僕に尽くしてくれる美玖に我儘を押し付けて・・・」「悪かった。もう二度と言わない。だから機嫌直してくれ。」と一所懸命に頼み込んだ。
すると、俯いたままの妻の口から『ふっふふ、ふっふっ・・・・』と忍び笑いが漏れてくる。“ええっ~?”何が起こっているのか解らなかった。
『要君はそれでいいの?』 《わたしは夫のことを愛している。彼がセックスの面でわたしを満足させていないことに負担を感じていることは分かる。確かにアクメ(性交時の興奮の絶頂)には達していない。でもそれが何?って感じ。》
真顔で言われ、「いやっ、それ・・・・は」と、狼狽(うろた)える夫に、『もう(笑)要君が言い出したことでしょ。わたしは要君の奥さんだから信じて従います。たとえ旦那様が変態君でもね(笑)』 《正直に言うと、高橋主任との“食事”は心地よい緊張が新鮮だった。主任の優しいまなざしや言葉遣いが、自分を〖女〗だということを意識させた。もちろん下心も感じてはいたが、なにしろ夫公認なことに安心感があった。》
要が「ひどくない。変態君って。」『でもデートさせたいんでしょ?つぎはどうなるかわからないよ。それでもいいの?』と小悪魔風に笑みをうかべた。
『それで要君の返事が聞きたいんだけど?』夫は「逆に美玖はどうしたいの?先ずそれを僕は聞きたいな。」『もうずるい。わたしは二人で話し合ったことをしただけよ。』そして、『次は要君がどうしたいかでしょ?』と問い質す。
「僕が“いいよ”と云えば、そうするの?」(自分のことながら優柔不断な答え&質問だ。)
この時の決断が夫婦のターニングポイントになった。
『わかったわ。要君の望通りに次のお誘いを受ける。』と、きっぱり言い切った。「ごめん。怒ったの?」と僕は美玖の両手を握りしめて「嫌だったら、素直に言ってくれ。」しかし、妻は俯いたままで返事をしない。「僕に尽くしてくれる美玖に我儘を押し付けて・・・」「悪かった。もう二度と言わない。だから機嫌直してくれ。」と一所懸命に頼み込んだ。
すると、俯いたままの妻の口から『ふっふふ、ふっふっ・・・・』と忍び笑いが漏れてくる。“ええっ~?”何が起こっているのか解らなかった。
『要君はそれでいいの?』 《わたしは夫のことを愛している。彼がセックスの面でわたしを満足させていないことに負担を感じていることは分かる。確かにアクメ(性交時の興奮の絶頂)には達していない。でもそれが何?って感じ。》
真顔で言われ、「いやっ、それ・・・・は」と、狼狽(うろた)える夫に、『もう(笑)要君が言い出したことでしょ。わたしは要君の奥さんだから信じて従います。たとえ旦那様が変態君でもね(笑)』 《正直に言うと、高橋主任との“食事”は心地よい緊張が新鮮だった。主任の優しいまなざしや言葉遣いが、自分を〖女〗だということを意識させた。もちろん下心も感じてはいたが、なにしろ夫公認なことに安心感があった。》
要が「ひどくない。変態君って。」『でもデートさせたいんでしょ?つぎはどうなるかわからないよ。それでもいいの?』と小悪魔風に笑みをうかべた。
『妻の貸し出し』パート20
パート20
初夏の風が爽やかに開け放った窓から入ってくる。『ねぇ~要(かなめ)君。ちょっと散歩に出かけない?』との誘いに応じる。河原の遊歩道には初老のカップルや乳母車を押すファミリーが歩いていた。『気持ちいいな~。走りたい気分。あの橋まで駆けっこしない?』と、「美玖(みく)は陸上が得意だから嫌だよ。」妻は高校、大学と陸上部だったし、僕はまだ脚の運動機能が回復をしていない。『ハンディあげるから、ねっ!駆けっこしようよ。』
遊歩道に設置されたベンチで二人は、『もし要君が勝ったらご褒美をあげるから。』と粘る。「ご褒美って何?」『それは内緒かな。』とにっこりする。ミニスカートから伸びた長い脚をみていると全然勝てる気が起こらない。けれど、「僕に10秒呉れる」と交渉するものの美玖は『ダメダメ。せいぜい5秒です。』「わかった。それでいいよ。」
『じゃ勝負ね。』妻は張り切って屈伸をしている。それから、『もし、わたしが勝ったらひとつ我儘を聞いてくれる?』と訊ねられ、「何だよ我儘って?」美玖が『・・う~ん。それも内緒。うっふふ・・』と意味ありげに僕の方へ微笑んだ。『指切りしましょう。』と小指を差し出す。それに僕が応じると、『約束だよ要君。』
5秒のハンディをもらったのに、残り10mで一気に追いつかれそのまま抜かれてしまう。ぜいぜい言いながら、「やっぱり速いな・・・・まけた・・・・」『へへっ。約束は守ってね。』
家に戻ると驚くことを美玖が言った。『恥ずかしいけどHな写真を撮ってほしいの。』
初夏の風が爽やかに開け放った窓から入ってくる。『ねぇ~要(かなめ)君。ちょっと散歩に出かけない?』との誘いに応じる。河原の遊歩道には初老のカップルや乳母車を押すファミリーが歩いていた。『気持ちいいな~。走りたい気分。あの橋まで駆けっこしない?』と、「美玖(みく)は陸上が得意だから嫌だよ。」妻は高校、大学と陸上部だったし、僕はまだ脚の運動機能が回復をしていない。『ハンディあげるから、ねっ!駆けっこしようよ。』
遊歩道に設置されたベンチで二人は、『もし要君が勝ったらご褒美をあげるから。』と粘る。「ご褒美って何?」『それは内緒かな。』とにっこりする。ミニスカートから伸びた長い脚をみていると全然勝てる気が起こらない。けれど、「僕に10秒呉れる」と交渉するものの美玖は『ダメダメ。せいぜい5秒です。』「わかった。それでいいよ。」
『じゃ勝負ね。』妻は張り切って屈伸をしている。それから、『もし、わたしが勝ったらひとつ我儘を聞いてくれる?』と訊ねられ、「何だよ我儘って?」美玖が『・・う~ん。それも内緒。うっふふ・・』と意味ありげに僕の方へ微笑んだ。『指切りしましょう。』と小指を差し出す。それに僕が応じると、『約束だよ要君。』
5秒のハンディをもらったのに、残り10mで一気に追いつかれそのまま抜かれてしまう。ぜいぜい言いながら、「やっぱり速いな・・・・まけた・・・・」『へへっ。約束は守ってね。』
家に戻ると驚くことを美玖が言った。『恥ずかしいけどHな写真を撮ってほしいの。』
『妻の貸し出し』パート21
パート21
妻の美玖(みく)はほとんど恋愛体験がない。初キス、初体験は僕だった。ベッドの上で小刻みに震えながら、『要さん。優しくしてね。わたしはじめてだから・・・。』と告白したのを今でも鮮明に覚えている。
結婚してからは、発病するまでの1年のあいだに美玖は僕によって開発(とは言ってもそれほどのテクニックが在るわけではない。)された。それでも、僕が言い出さない限り、妻の方から求めてくることはなかった。
家に戻り、二人で軽い昼食を済ませると、僕は昨夜も遅かったせいもあり、少し疲れたので、「午後から一眠りするから。」と伝えた。美玖は、『うん。ゆっくり眠って、要君もう少しパソコン借りててもいいかな?』と頼んでくる。「あ、いいよ。」と答えた。
僕は自分の部屋に戻り、昨夜の〖食事会〗そして、高橋さんが再び妻を誘ってきた。二人で話し合った結果、了承すると言うか、【寝取らせ】の階段を一歩昇る。人妻と分かっていて誘ってくるバツイチの上司。どうみても“男の下心”は見えている。いくら恋愛体験が乏しい美玖にだってわかるはずだ。それと『恥ずかしいけどHな写真を撮ってほしいの。』には驚いた。なぜだろう?そんな事を考えていたら、いつのまにか睡魔が襲ってきた。
美玖は、再びノートパソコンで、早速にもデジタルカメラを購入した。以前に持っていたのより性能が豊富なのが欲しいなと思っていた。それと先ほど『Hな写真を撮ってほしい。』を実現するには必要だと思った。
なぜ、そんな大胆な言葉が口をついたのか、自分でも分からない。20歳代後半になり、“青春”を記録しておきたい?否、はじめて夫以外の人に“キス”をされたから?〖女〗の自覚?『そうだわ。この2年間おしゃれもしてこなかった。それは仕方ないことだったけれど、貴重な時間を失い灰色のように思えた。だから、今のわたしを、ただポートレート写真(人物をテーマの中心に置いた写真)ではなく、からだを撮ってほしい。』と願った。
妻の美玖(みく)はほとんど恋愛体験がない。初キス、初体験は僕だった。ベッドの上で小刻みに震えながら、『要さん。優しくしてね。わたしはじめてだから・・・。』と告白したのを今でも鮮明に覚えている。
結婚してからは、発病するまでの1年のあいだに美玖は僕によって開発(とは言ってもそれほどのテクニックが在るわけではない。)された。それでも、僕が言い出さない限り、妻の方から求めてくることはなかった。
家に戻り、二人で軽い昼食を済ませると、僕は昨夜も遅かったせいもあり、少し疲れたので、「午後から一眠りするから。」と伝えた。美玖は、『うん。ゆっくり眠って、要君もう少しパソコン借りててもいいかな?』と頼んでくる。「あ、いいよ。」と答えた。
僕は自分の部屋に戻り、昨夜の〖食事会〗そして、高橋さんが再び妻を誘ってきた。二人で話し合った結果、了承すると言うか、【寝取らせ】の階段を一歩昇る。人妻と分かっていて誘ってくるバツイチの上司。どうみても“男の下心”は見えている。いくら恋愛体験が乏しい美玖にだってわかるはずだ。それと『恥ずかしいけどHな写真を撮ってほしいの。』には驚いた。なぜだろう?そんな事を考えていたら、いつのまにか睡魔が襲ってきた。
美玖は、再びノートパソコンで、早速にもデジタルカメラを購入した。以前に持っていたのより性能が豊富なのが欲しいなと思っていた。それと先ほど『Hな写真を撮ってほしい。』を実現するには必要だと思った。
なぜ、そんな大胆な言葉が口をついたのか、自分でも分からない。20歳代後半になり、“青春”を記録しておきたい?否、はじめて夫以外の人に“キス”をされたから?〖女〗の自覚?『そうだわ。この2年間おしゃれもしてこなかった。それは仕方ないことだったけれど、貴重な時間を失い灰色のように思えた。だから、今のわたしを、ただポートレート写真(人物をテーマの中心に置いた写真)ではなく、からだを撮ってほしい。』と願った。
『妻の貸し出し』パート22
パート22
美玖は会社から貸与されたノートパソコンを持っている。但し、限られたコンテンツとメールしか利用していない。強力なセキュリティソフトも入れている。仕事を自宅でしなければならない(締切がせまっている場合など)データをウィルスから防ぐために、Firefox のセキュリティ機能も使い、用心として暗唱番号やパスワードを入れるサイトは会員にならなかった。専ら、インターネットは夫のノートパソコンを借りることにしていた。
皐月の香りが心地よかった。美玖には“性癖”をカミングアウト(秘密にしていたことを告白する。)しているから、それを理解(納得ではないかも?)しての事かも知れない。〖Hな写真〗は、駆けっこに勝っても負けてもするともりだったのだろう。【寝取らせ】ってMの要素=《寝取られ》もあるし、最愛の妻(彼女)を他人に晒(さら)すというSの要素もある。
つまり、二つの要素が反発・作用・融合する複雑な心理がある。それは“嫉妬”や“憔悴”、さらに“罪悪感”があるが、それを上回る期待感が今は半端なく芽生えている。しかし、第一歩の〖食事〗だけでも、1日中いろいろな妄想が頭を駆け巡り、その度に自分自身でさえも驚くほど自慰行為に及んだ。
夕食を済ませ、二人は恒例になってきた入浴をする。「な~美玖。アマゾンでいろいろ買ったの?」『ほら私の会社業績が良くて来月に臨時賞与が出るの。ちょっと贅沢しちゃった。』と、湯船につかりながらの会話が続く。『もぅ~要君!おっぱい触りすぎだよ・・』「今のうちに揉んでおかないとね(笑)」
『な~に?それ!今のうちって・・』背後からピンクの乳首を撮んで「別の男が今度ここを触ってるかも知れないしな。」ウ~ンと声を出しながら美玖が『・・ホント変態さんだね・・』興奮して硬くなった僕のペニスを“ギュッ”って握り、『私を誰かに抱かせる想像して興奮するんでしょ?』と、小悪魔的な微笑みを返す。
美玖は会社から貸与されたノートパソコンを持っている。但し、限られたコンテンツとメールしか利用していない。強力なセキュリティソフトも入れている。仕事を自宅でしなければならない(締切がせまっている場合など)データをウィルスから防ぐために、Firefox のセキュリティ機能も使い、用心として暗唱番号やパスワードを入れるサイトは会員にならなかった。専ら、インターネットは夫のノートパソコンを借りることにしていた。
皐月の香りが心地よかった。美玖には“性癖”をカミングアウト(秘密にしていたことを告白する。)しているから、それを理解(納得ではないかも?)しての事かも知れない。〖Hな写真〗は、駆けっこに勝っても負けてもするともりだったのだろう。【寝取らせ】ってMの要素=《寝取られ》もあるし、最愛の妻(彼女)を他人に晒(さら)すというSの要素もある。
つまり、二つの要素が反発・作用・融合する複雑な心理がある。それは“嫉妬”や“憔悴”、さらに“罪悪感”があるが、それを上回る期待感が今は半端なく芽生えている。しかし、第一歩の〖食事〗だけでも、1日中いろいろな妄想が頭を駆け巡り、その度に自分自身でさえも驚くほど自慰行為に及んだ。
夕食を済ませ、二人は恒例になってきた入浴をする。「な~美玖。アマゾンでいろいろ買ったの?」『ほら私の会社業績が良くて来月に臨時賞与が出るの。ちょっと贅沢しちゃった。』と、湯船につかりながらの会話が続く。『もぅ~要君!おっぱい触りすぎだよ・・』「今のうちに揉んでおかないとね(笑)」
『な~に?それ!今のうちって・・』背後からピンクの乳首を撮んで「別の男が今度ここを触ってるかも知れないしな。」ウ~ンと声を出しながら美玖が『・・ホント変態さんだね・・』興奮して硬くなった僕のペニスを“ギュッ”って握り、『私を誰かに抱かせる想像して興奮するんでしょ?』と、小悪魔的な微笑みを返す。
『妻の貸し出し』パート23
パート23
ふと思い返すと、いつ頃だったのか、僕が【寝取らせ】を強く意識しだしたのか、それは退院してきて、一人で家にいる時期だった。1日のうち大半をベッドで過ごす生活。人生から落ちこぼれた感じで、社会と接点を持つことを拒否。所謂“引き籠り”状態で、美玖もかなり心配、特に『自殺してしまうのでは・・』と思っていたらしい。
僕は、ほとんどテレビも新聞も見なかった。起きている時間は、電子書籍かインターネットをみていた。そのような時に嵌ったのが、〖寝取り・寝取られ・寝取らせ〗のサイトだった。極度な劣等感に陥っていたこともあり、妻が不倫・浮気して、こんな僕を見捨てるんじゃないだろうか?もう二度とセックスも出来ず(実際のところED状態だった。)美玖を抱くことも出来ないと懼(おそ)れていた。
そのようなサイトでは、妻や恋人が巨根で精力絶倫な男に犯され、次第に惹かれていき、ついに虜になってしまうパターンのはなしが溢(あふ)れている。現実ではないフィクションの世界だろうが、このような考え方や性癖を持っている人が少なくないのも事実だと。
美玖は、夜遅くまで働き、無気力な夫を甲斐甲斐しく世話をし、病院のリハビリに連れ添い。傍目にも疲れている。化粧っ気もなくおしゃれもしない。平凡以下の妻に甘んじている。それなのに僕は、彼女が他の男に抱かれる【妄想】を抱き続けた。あるとき、美玖のスカートから白いショーツが見え、ほかの男に“抱かせる”妄想に変化して異常に興奮を覚えた。
妻は決して、浮気も不倫もしないだろう。そんな気がする。100%とは言い切れないだろうが・・・。サイトでも、寝取りは読む気がしない。寝取られも、到底信じられないシュチエーションのはなしが多く。それに派生して、完全に妻・恋人を奴隷化されるどころか本人さえも服従させられる【寝取られマゾ(M)】が増えている。
そのような中で、〖寝取らせ〗は、夫や恋人が、その妻や彼女の同意のもとで、浮気や不倫をさせ、そのセックス現場を見たり、あとで報告させて、嫉妬感や憔悴感・孤独感を痛烈に感じながらも、自分の妻・恋人・彼女が他人に裸を晒して、今までとはちがうテクニックで性感を開発され、セックスの歓びを味わい、身悶え、時には罪悪感や背徳感を持ちながら、心まで持って行かれそうになる。そうした事態を快感とする“性癖”が自分にもあるのだと気づき、美玖にも〔告白〕し、ついには実行の段階まできている。
最初は、まったく理解できない美玖だったけれど、いろんなサイトをみせたりするうちに、夫の“性癖”が少数派ではあるが、少なくとも存在することは理解できた。実際にするのは、嫌ではあるが、彼が私をきらいになったり離婚したいのではないこと。むしろ、病気のせいで満足させられない罪の意識からくること。私が抱かれることが彼の歓びの一部であること。そういうことを含んで、協力して上げようと今は思っている。
ふと思い返すと、いつ頃だったのか、僕が【寝取らせ】を強く意識しだしたのか、それは退院してきて、一人で家にいる時期だった。1日のうち大半をベッドで過ごす生活。人生から落ちこぼれた感じで、社会と接点を持つことを拒否。所謂“引き籠り”状態で、美玖もかなり心配、特に『自殺してしまうのでは・・』と思っていたらしい。
僕は、ほとんどテレビも新聞も見なかった。起きている時間は、電子書籍かインターネットをみていた。そのような時に嵌ったのが、〖寝取り・寝取られ・寝取らせ〗のサイトだった。極度な劣等感に陥っていたこともあり、妻が不倫・浮気して、こんな僕を見捨てるんじゃないだろうか?もう二度とセックスも出来ず(実際のところED状態だった。)美玖を抱くことも出来ないと懼(おそ)れていた。
そのようなサイトでは、妻や恋人が巨根で精力絶倫な男に犯され、次第に惹かれていき、ついに虜になってしまうパターンのはなしが溢(あふ)れている。現実ではないフィクションの世界だろうが、このような考え方や性癖を持っている人が少なくないのも事実だと。
美玖は、夜遅くまで働き、無気力な夫を甲斐甲斐しく世話をし、病院のリハビリに連れ添い。傍目にも疲れている。化粧っ気もなくおしゃれもしない。平凡以下の妻に甘んじている。それなのに僕は、彼女が他の男に抱かれる【妄想】を抱き続けた。あるとき、美玖のスカートから白いショーツが見え、ほかの男に“抱かせる”妄想に変化して異常に興奮を覚えた。
妻は決して、浮気も不倫もしないだろう。そんな気がする。100%とは言い切れないだろうが・・・。サイトでも、寝取りは読む気がしない。寝取られも、到底信じられないシュチエーションのはなしが多く。それに派生して、完全に妻・恋人を奴隷化されるどころか本人さえも服従させられる【寝取られマゾ(M)】が増えている。
そのような中で、〖寝取らせ〗は、夫や恋人が、その妻や彼女の同意のもとで、浮気や不倫をさせ、そのセックス現場を見たり、あとで報告させて、嫉妬感や憔悴感・孤独感を痛烈に感じながらも、自分の妻・恋人・彼女が他人に裸を晒して、今までとはちがうテクニックで性感を開発され、セックスの歓びを味わい、身悶え、時には罪悪感や背徳感を持ちながら、心まで持って行かれそうになる。そうした事態を快感とする“性癖”が自分にもあるのだと気づき、美玖にも〔告白〕し、ついには実行の段階まできている。
最初は、まったく理解できない美玖だったけれど、いろんなサイトをみせたりするうちに、夫の“性癖”が少数派ではあるが、少なくとも存在することは理解できた。実際にするのは、嫌ではあるが、彼が私をきらいになったり離婚したいのではないこと。むしろ、病気のせいで満足させられない罪の意識からくること。私が抱かれることが彼の歓びの一部であること。そういうことを含んで、協力して上げようと今は思っている。
『妻の貸し出し』パート24
パート24
連休の2日目は久しぶりに僕の実家に行った。両親ともに元気になった息子に喜んでくれている。美玖にも「ありがとうね。よく看護してくれたからよ。」と、母が感謝していた。妻の瞳から大粒の涙がこぼれる。弟も交えて近くのレストランで豪勢な夕食会となった。
3日目は、美玖が家に持って帰っている仕事を片付けることになる。昼食も夕食もデリバリーを頼んだ。4日目は午前中はのんびりをして、午後からは水族館に遊びに出かけた。連休最後の日は、ショッピングモールに買い出しに出かけた。
肝心のアマゾンは2日目に届いたらしいが、生憎留守にしたので、宅配業者に再配達の手続きを取り3日目に無事届きました。箱が大小5個もあったが未だに品物が何なのか推せてもらえていない。
「昼から“すき焼き”って?」美玖は真から嬉しそうな顔で『今夜は可愛がってもらわなくちゃ!そのためには精をつけて(元気になることを目的に栄養価の高い食事をとること)頂かないとね・・・。』と、何だか怖ろしげな言葉を吐く。「今夜なの?明日仕事ダシ・・・。」って弱気な僕に、『そんなこと言ってたら、どっかの主任さんに取られちゃうよ?』と脅す。
「で、でもね・・」『ハイハイ。文句言わずに、お肉沢山食べる。ふっふふ。』と、凄い笑顔。僕がカミングアウトして以来、すっかり立場が逆転している。主客転倒で完全に、“性癖の分野”ではリードされている。普段の生活では今まで通りに僕をたててくれるのだが。
美玖は夜食にも、〔鰻のかば焼き〕を出してきた。『もちろん養殖鰻だけど高級うなぎよ!しっかり食べて!』とまるで製造ラインに乗せられた製品の組み立てのように、次は『今日はシャワーだけにしてね。』と僕を急かす。
連休の2日目は久しぶりに僕の実家に行った。両親ともに元気になった息子に喜んでくれている。美玖にも「ありがとうね。よく看護してくれたからよ。」と、母が感謝していた。妻の瞳から大粒の涙がこぼれる。弟も交えて近くのレストランで豪勢な夕食会となった。
3日目は、美玖が家に持って帰っている仕事を片付けることになる。昼食も夕食もデリバリーを頼んだ。4日目は午前中はのんびりをして、午後からは水族館に遊びに出かけた。連休最後の日は、ショッピングモールに買い出しに出かけた。
肝心のアマゾンは2日目に届いたらしいが、生憎留守にしたので、宅配業者に再配達の手続きを取り3日目に無事届きました。箱が大小5個もあったが未だに品物が何なのか推せてもらえていない。
「昼から“すき焼き”って?」美玖は真から嬉しそうな顔で『今夜は可愛がってもらわなくちゃ!そのためには精をつけて(元気になることを目的に栄養価の高い食事をとること)頂かないとね・・・。』と、何だか怖ろしげな言葉を吐く。「今夜なの?明日仕事ダシ・・・。」って弱気な僕に、『そんなこと言ってたら、どっかの主任さんに取られちゃうよ?』と脅す。
「で、でもね・・」『ハイハイ。文句言わずに、お肉沢山食べる。ふっふふ。』と、凄い笑顔。僕がカミングアウトして以来、すっかり立場が逆転している。主客転倒で完全に、“性癖の分野”ではリードされている。普段の生活では今まで通りに僕をたててくれるのだが。
美玖は夜食にも、〔鰻のかば焼き〕を出してきた。『もちろん養殖鰻だけど高級うなぎよ!しっかり食べて!』とまるで製造ラインに乗せられた製品の組み立てのように、次は『今日はシャワーだけにしてね。』と僕を急かす。
『妻の貸し出し』パート25
『妻の貸し出し』パート25
浴室から出て、リビングへ行くが美玖の姿はなかった。テーブルの上にメモが置いてある。〚わたしの部屋に来てください♡〛と書いてあった。何だろう?と訝(いぶか)しげな面持ちで部屋をノックするが返事がない。「入るよ。いい・・。」と呼びかけながら入室すると、薄いグリーンのシーツに包まった美玖が顔と両手首だけ出してこっちをみていた。
「えっ!どうした?」って声を掛けると、上目遣いに妻の瞳が妖しく光ったように感じた。『要君。見てくれる~・・ちょっと恥ずかしぃ・・・』と呟きながら、シーツを外した。そこには、白いベビードール(それもシースル!)姿の美玖がいた。
「うぉー」って驚きの声をあげてしまう。『そんなに驚かないでよ!凄く恥ずかしんだからね。』と再びシーツで隠そうとしている。「美玖、美玖、観てほしいんだろう?」と言うと、『それは・・・そう・・だけ・・・』顔を紅潮させながら、ベッドの上にすくっと立ち上がった。
美玖は、中学・高校と陸上部で短距離の選手だった。運動会でもずっとリレー競技のアンカーで、「スッゲー速いな。」といつも思っていた。身長は164センチで体重は46キロ(こっそりと健康診断の結果をみたことがある。)脚もすらっと長く。モデルタイプだが、普段通勤するときは地味な服装をしている。
性格は真面目。陸上以外は目立つことを嫌う。異性にはシャイだが、同性には友達が多い。本人もファッションに関心がないこともあり、僕と恋人になるまではミニスカートさえ履くことがなかったらしい。それは今でも、僕と一緒に出掛けるとき以外は、“没個性“なのだ。
そんな美玖が、シースルのベビードール、その下は布面積が極端に少ない白のブラジャーとショーツ。胸は大きくはないが見事なお椀型の乳房が際立っている。悩ましいランジェリー姿で僕の前にいた。
浴室から出て、リビングへ行くが美玖の姿はなかった。テーブルの上にメモが置いてある。〚わたしの部屋に来てください♡〛と書いてあった。何だろう?と訝(いぶか)しげな面持ちで部屋をノックするが返事がない。「入るよ。いい・・。」と呼びかけながら入室すると、薄いグリーンのシーツに包まった美玖が顔と両手首だけ出してこっちをみていた。
「えっ!どうした?」って声を掛けると、上目遣いに妻の瞳が妖しく光ったように感じた。『要君。見てくれる~・・ちょっと恥ずかしぃ・・・』と呟きながら、シーツを外した。そこには、白いベビードール(それもシースル!)姿の美玖がいた。
「うぉー」って驚きの声をあげてしまう。『そんなに驚かないでよ!凄く恥ずかしんだからね。』と再びシーツで隠そうとしている。「美玖、美玖、観てほしいんだろう?」と言うと、『それは・・・そう・・だけ・・・』顔を紅潮させながら、ベッドの上にすくっと立ち上がった。
美玖は、中学・高校と陸上部で短距離の選手だった。運動会でもずっとリレー競技のアンカーで、「スッゲー速いな。」といつも思っていた。身長は164センチで体重は46キロ(こっそりと健康診断の結果をみたことがある。)脚もすらっと長く。モデルタイプだが、普段通勤するときは地味な服装をしている。
性格は真面目。陸上以外は目立つことを嫌う。異性にはシャイだが、同性には友達が多い。本人もファッションに関心がないこともあり、僕と恋人になるまではミニスカートさえ履くことがなかったらしい。それは今でも、僕と一緒に出掛けるとき以外は、“没個性“なのだ。
そんな美玖が、シースルのベビードール、その下は布面積が極端に少ない白のブラジャーとショーツ。胸は大きくはないが見事なお椀型の乳房が際立っている。悩ましいランジェリー姿で僕の前にいた。
『妻の貸し出し』パート26
『妻の貸し出し』パート26
『デスクにカメラがあるでしょ?』「うん。」『充電もしてあるし、メモリーカードも入れてあるから・・・。』「・・・?」美玖が『早く撮ってよ・・・恥ずかしい・・・』と甘えてせがんだ。僕は急いでカメラ(新品だったが旧いのと同じメーカーなので操作は同じ。)を構えて、連続して写した。少しばかり余裕ができて、「足をもっと開いて!パンツが見えるように!」『もぅ~エッチなんだから・・』と言いつつゆっくりと妻は微かに陰毛の陰りが透いてるショーツを僕の前に晒す。
フレームにまるでセクシーモデルのような姿態をさらして、僕の欲情を誘っている。『要君どう?ちゃんと写してる?』美玖がこんなに色っぽいとは想像できなかった。普段はおとなしく、はっきりと全裸を晒すのは入浴の時(それも最近になってからだ。)くらいで、セックスは決して明るい所ではしなかった。
調子にのってきた僕は「後ろを向いて犬のような姿勢になってくれる。」と、リクエストをする。彼女は素直に『こう?これでいいの?』と応える。「もうすこし、お尻を高く突き上げてくれない?」ショーツも半シスールなので良く引き締まった桃丘が凄く淫らで、ちっちゃな後ろ布からはみ出たお尻が肉感的だった。
着痩せするタイプの妻は、ファッションも化粧も保守的と言うか地味なので、あまり男性の興味をひかない。でも、脱いでみるとスリムなボディにもかかわらず、出るところは美しいラインで出ているし、ウエストは引き締まり、脚はすらっと長い。顔のつくりは中心部に集約された“小顔”。口は典型的な“アヒル口”。
写真に撮ってみると、「いい女だな。」と思った。僕の性癖には〖妻や彼女を他人に見せたい、観てもらいたい。〗という趣向がある。要するに自慢がしたいのだ。そして、それを客観視するために他人に抱かせる、抱いてもらう。それを直接見たり、セックスをしていることを想像・妄想するのが快感になる一種の【恋の病】なのかも知れない・・・。
『デスクにカメラがあるでしょ?』「うん。」『充電もしてあるし、メモリーカードも入れてあるから・・・。』「・・・?」美玖が『早く撮ってよ・・・恥ずかしい・・・』と甘えてせがんだ。僕は急いでカメラ(新品だったが旧いのと同じメーカーなので操作は同じ。)を構えて、連続して写した。少しばかり余裕ができて、「足をもっと開いて!パンツが見えるように!」『もぅ~エッチなんだから・・』と言いつつゆっくりと妻は微かに陰毛の陰りが透いてるショーツを僕の前に晒す。
フレームにまるでセクシーモデルのような姿態をさらして、僕の欲情を誘っている。『要君どう?ちゃんと写してる?』美玖がこんなに色っぽいとは想像できなかった。普段はおとなしく、はっきりと全裸を晒すのは入浴の時(それも最近になってからだ。)くらいで、セックスは決して明るい所ではしなかった。
調子にのってきた僕は「後ろを向いて犬のような姿勢になってくれる。」と、リクエストをする。彼女は素直に『こう?これでいいの?』と応える。「もうすこし、お尻を高く突き上げてくれない?」ショーツも半シスールなので良く引き締まった桃丘が凄く淫らで、ちっちゃな後ろ布からはみ出たお尻が肉感的だった。
着痩せするタイプの妻は、ファッションも化粧も保守的と言うか地味なので、あまり男性の興味をひかない。でも、脱いでみるとスリムなボディにもかかわらず、出るところは美しいラインで出ているし、ウエストは引き締まり、脚はすらっと長い。顔のつくりは中心部に集約された“小顔”。口は典型的な“アヒル口”。
写真に撮ってみると、「いい女だな。」と思った。僕の性癖には〖妻や彼女を他人に見せたい、観てもらいたい。〗という趣向がある。要するに自慢がしたいのだ。そして、それを客観視するために他人に抱かせる、抱いてもらう。それを直接見たり、セックスをしていることを想像・妄想するのが快感になる一種の【恋の病】なのかも知れない・・・。
『妻の貸し出し』パート27
『妻の貸し出し』
パート27
何枚の写真を撮ったのだろう?私の要望が彼の“性癖”を刺激することは分かっていた。元気になってきた要君に何か〖プレゼント〗を贈りたかった。それも彼が真から喜ぶものを・・と、考えた結果がこれである。彼はこの2年間苦しんできた。身体的な障害が、精神(心)までおかしくしていた。最初の半年は夫にどう接したら良いのか戸惑う気持ちでいっぱいになる。
初恋の人が〖要君〗 初めての恋人が〖要さん〗 夫であり最愛の彼で かけがえがない人 どこまでも愛し続ける。 『彼が望むなら 私が出来ることなら何でも してあげたい。』そう思っている。 高橋主任のことだって、この体を一時提供するだけ、浮気でも不倫でもない そういうゲーム(遊び)に過ぎない。心はいつも彼のものなの。
こんなに美玖がセクシーとは思わなかった。いろんなポーズで写真を撮りまくった。次第に過激になり、先ず、ベビードールを脱がせた。次に、ブラジャーを取らせる。かなり恥ずかしそうだったが、僕の目をじっと見つめて、素直に従った。
セミヌードで終わらせようとしたが、彼女の妖しい魅力は上気した肌から立ち上がる。最初はぎこちないポーズも、途中からは自分なりにアングルを計算し、凄くエロチックに見せつけるような恰好をとっていった。「じゃ、美玖。下も脱いでみようか?!」
妻は立ったまま、堂々と僕の正面でショーツを脱ぐ。長い足だけど、脚の付け根やお尻にはふっくらとした肉がついている。恥毛は茶色に近く薄い。やはり恥ずかしいのだろう。ぴったりと両足は合わさっていた。
パート27
何枚の写真を撮ったのだろう?私の要望が彼の“性癖”を刺激することは分かっていた。元気になってきた要君に何か〖プレゼント〗を贈りたかった。それも彼が真から喜ぶものを・・と、考えた結果がこれである。彼はこの2年間苦しんできた。身体的な障害が、精神(心)までおかしくしていた。最初の半年は夫にどう接したら良いのか戸惑う気持ちでいっぱいになる。
初恋の人が〖要君〗 初めての恋人が〖要さん〗 夫であり最愛の彼で かけがえがない人 どこまでも愛し続ける。 『彼が望むなら 私が出来ることなら何でも してあげたい。』そう思っている。 高橋主任のことだって、この体を一時提供するだけ、浮気でも不倫でもない そういうゲーム(遊び)に過ぎない。心はいつも彼のものなの。
こんなに美玖がセクシーとは思わなかった。いろんなポーズで写真を撮りまくった。次第に過激になり、先ず、ベビードールを脱がせた。次に、ブラジャーを取らせる。かなり恥ずかしそうだったが、僕の目をじっと見つめて、素直に従った。
セミヌードで終わらせようとしたが、彼女の妖しい魅力は上気した肌から立ち上がる。最初はぎこちないポーズも、途中からは自分なりにアングルを計算し、凄くエロチックに見せつけるような恰好をとっていった。「じゃ、美玖。下も脱いでみようか?!」
妻は立ったまま、堂々と僕の正面でショーツを脱ぐ。長い足だけど、脚の付け根やお尻にはふっくらとした肉がついている。恥毛は茶色に近く薄い。やはり恥ずかしいのだろう。ぴったりと両足は合わさっていた。
『妻の貸し出し』パート28
『妻の貸し出し』パート28
ちょっと乱暴に「脚をひろげなよ!」美玖は一瞬固まったが、ゆっくりだが秘密の裂け目をみせる。ファインダー越しだが、彼女は息を弾ませている。「感じてるの?」とからかうと、『そんな・・・こと・・な・・』と顔を真っ赤にした。続けてシャッターを押す。「美玖。中指を中に入れて。」イヤイヤと首を横に振る。
僕はSっぽく、と云うよりSになった。「言うとおりにして!」(その怒ったような命令口調に)彼女は『・・はい。』っと答える。そこからは、生まれてはじめての光景(シーン)だった。もちろん僕だって、女性の90%以上が〖オナニー(ひとりHを含む)〗をしているのを知っていた。でも実際に見るのは初めてだ。けど、興奮を覚える。
だから、「いつものようにやってみて!」と命ずる。美玖は『えっ?!』と驚いた声と顔をした。僕が「してるんだろう?オナニーを?」と聞くと『その・・・あの・・』とドギマギしちた。そして、妻はついに指を動かした。かなり近づいて撮影をした。“くちゅくちゅ”と水音がしだした。それで勃起した。ここ2年間で感じたことがない興奮だった。
カメラを傍らにおいて、美玖の中に怒張したペニスを突きつけた。『ああっっ、ああっっ・・すごい、すごく硬い・・・』ってすぐに喘いだ。僕は腰を打ち付ける。『ああっ、いい、もっと、もっときて・・・』と強く喘ぐ。どちらかと言えば美玖はセックス(性)に対して控えめ(消極的)なのだ。
だから、性交中に、『突いて、もっと、もっと突いて・・』などと口走ることなどはなかった。まして、彼女自身が腰を振り盛んに押し付けてくるなんて初めてだった。さらに、『ねっもっと掻きまわして・・』と云いながら両足を蟹の様にはさみつけてくる。
ちょっと乱暴に「脚をひろげなよ!」美玖は一瞬固まったが、ゆっくりだが秘密の裂け目をみせる。ファインダー越しだが、彼女は息を弾ませている。「感じてるの?」とからかうと、『そんな・・・こと・・な・・』と顔を真っ赤にした。続けてシャッターを押す。「美玖。中指を中に入れて。」イヤイヤと首を横に振る。
僕はSっぽく、と云うよりSになった。「言うとおりにして!」(その怒ったような命令口調に)彼女は『・・はい。』っと答える。そこからは、生まれてはじめての光景(シーン)だった。もちろん僕だって、女性の90%以上が〖オナニー(ひとりHを含む)〗をしているのを知っていた。でも実際に見るのは初めてだ。けど、興奮を覚える。
だから、「いつものようにやってみて!」と命ずる。美玖は『えっ?!』と驚いた声と顔をした。僕が「してるんだろう?オナニーを?」と聞くと『その・・・あの・・』とドギマギしちた。そして、妻はついに指を動かした。かなり近づいて撮影をした。“くちゅくちゅ”と水音がしだした。それで勃起した。ここ2年間で感じたことがない興奮だった。
カメラを傍らにおいて、美玖の中に怒張したペニスを突きつけた。『ああっっ、ああっっ・・すごい、すごく硬い・・・』ってすぐに喘いだ。僕は腰を打ち付ける。『ああっ、いい、もっと、もっときて・・・』と強く喘ぐ。どちらかと言えば美玖はセックス(性)に対して控えめ(消極的)なのだ。
だから、性交中に、『突いて、もっと、もっと突いて・・』などと口走ることなどはなかった。まして、彼女自身が腰を振り盛んに押し付けてくるなんて初めてだった。さらに、『ねっもっと掻きまわして・・』と云いながら両足を蟹の様にはさみつけてくる。
『妻の貸し出し』パート29
『妻の貸し出し』パート29
カメラのレンズを見つめているあいだに、美玖は、自分でも考えられないほど性欲が高まり、偶然にも排卵日の期間に重なり、子宮からエストロゲンが湧き出て体外へ“フェロモン”が放出された。妖しい性欲の香りが自身ばかりか夫をも包み込んだ。
もう久しぶりというより初めてかもしれない絶頂(アクメ)を迎える。思い切り声をあげてしまう(そのあとに凄く恥ずかしくなった。)が、それほどの快感があった。もちろん愛する夫と愛情がこもったセックスゆえの快感だろうが、もうひとつの要因は、今まで夫にはっきりと見せたことのない全裸を晒したことと、女性器を自ら指で掻き回し、撮影されたことの恥ずかしさ、しかしそれ以上に露出していることが快感を増幅させた。
生活の不安や要(夫)の健康状態もあって、二人で話し合い当分の間は〖子づくり〗は控えようと美玖がピルを服用している。それは美玖自身が看病や仕事で生理が不順になっていたことにも要因があった。
僕も、興奮が半端なかった。こんなにSだったかな?と思うほど、喘ぎ続ける妻の子宮を突いて、ついに大量な射精で満足するとともに非常に疲れが押し寄せた。お互いがティッシュで始末をしていたら、驚くことに彼女が舐めるようにフェラチオをしてくる。まだ粘液があるにも関わらずである。
それで萎みかけていたペニスが復活してきた。『わっ!大きくなったね。』の声をあげる美玖。すると残された精液を最後まで吸い上げようと、“しゅぽしゅぽ”と音をたててのフェラチオ。僕が「こんなのどこで覚えたの?」と内心焦りながら問い質すと、妻は『上手に出来てる?どこで覚えたんでしょうね?』ってニヤリとほほ笑んだ。
カメラのレンズを見つめているあいだに、美玖は、自分でも考えられないほど性欲が高まり、偶然にも排卵日の期間に重なり、子宮からエストロゲンが湧き出て体外へ“フェロモン”が放出された。妖しい性欲の香りが自身ばかりか夫をも包み込んだ。
もう久しぶりというより初めてかもしれない絶頂(アクメ)を迎える。思い切り声をあげてしまう(そのあとに凄く恥ずかしくなった。)が、それほどの快感があった。もちろん愛する夫と愛情がこもったセックスゆえの快感だろうが、もうひとつの要因は、今まで夫にはっきりと見せたことのない全裸を晒したことと、女性器を自ら指で掻き回し、撮影されたことの恥ずかしさ、しかしそれ以上に露出していることが快感を増幅させた。
生活の不安や要(夫)の健康状態もあって、二人で話し合い当分の間は〖子づくり〗は控えようと美玖がピルを服用している。それは美玖自身が看病や仕事で生理が不順になっていたことにも要因があった。
僕も、興奮が半端なかった。こんなにSだったかな?と思うほど、喘ぎ続ける妻の子宮を突いて、ついに大量な射精で満足するとともに非常に疲れが押し寄せた。お互いがティッシュで始末をしていたら、驚くことに彼女が舐めるようにフェラチオをしてくる。まだ粘液があるにも関わらずである。
それで萎みかけていたペニスが復活してきた。『わっ!大きくなったね。』の声をあげる美玖。すると残された精液を最後まで吸い上げようと、“しゅぽしゅぽ”と音をたててのフェラチオ。僕が「こんなのどこで覚えたの?」と内心焦りながら問い質すと、妻は『上手に出来てる?どこで覚えたんでしょうね?』ってニヤリとほほ笑んだ。
『妻の貸し出し』パート30
『妻の貸し出し』パート30
妻の謎の微笑と言葉に、思わずペニスを固くしてしまう。美玖は『あれ~?要君のココ硬くなってきた~。』と掴みながら冷やかす。僕が「そんなことはない・・。」と強がっても、事実は変わらない。『誰かに教わったのと想像しなかった?』セックスの最中はMな美玖はこうしたピロートークになると人格が変わったかのようにSになる。それとは真逆で、僕は“寝取られ”の部分が顔を出してMになった。
『こんなコトバで興奮するの?ごめんなさい。調子のりすぎだねワタシ・・』その謝罪を聞いてペニスが急速に萎(しぼ)んでいく。僕は物足りなくなり、「全然だいじょうぶ。前にも美玖に、告った(告白すること。)けど、そういう性癖だから嫉妬もするけどそれ以上に刺激になるんだ。だから構わないからどしどし言って。」と申し入れる。「でも、あまり過激なのはまだ勘弁な。」と言い添えた。
『分かったけど、要君って変態君だね!』と笑った。僕はそれで、「こういう会話のときだけ“要(かなめ)”って呼んでくれない。」とお願いすると、早速『いいよ要!すっごいMなんだね。』と美玖はニヤリとしながらリクエストに応えてくれる。
美玖は思い切って、『ね~要?どこまでならいいの?』って尋ねてみた。「なにが?どこまでって?」彼女が僕のペニスを扱き出しながら、『あのね?主任さんとどこまでならいいの?』と聞いてくる。それを聞いてペニスが“ぴくん”と反応。「それは・・セックス・・までかな?・・でも・・中出しはダメだよ・・」と僕はしどろもどろ(動揺して話し方が乱れること。)になった。『あ、そう・・』と、何か言いかけてやめてしまう。
「どうしたの?なにか言いたいことあるの?」続けて扱かれているペニスが次第に硬くなる。『うん・・要君・・絶対に怒らないでね・・』と言うので、「怒らないって約束するけど・・なに?」すると、『ごめんなさい。この間ね高橋主任にキスされた。』僕は一瞬思考力が低下し何も考えられなくなったが、ペニスだけは又反応していた。
妻の謎の微笑と言葉に、思わずペニスを固くしてしまう。美玖は『あれ~?要君のココ硬くなってきた~。』と掴みながら冷やかす。僕が「そんなことはない・・。」と強がっても、事実は変わらない。『誰かに教わったのと想像しなかった?』セックスの最中はMな美玖はこうしたピロートークになると人格が変わったかのようにSになる。それとは真逆で、僕は“寝取られ”の部分が顔を出してMになった。
『こんなコトバで興奮するの?ごめんなさい。調子のりすぎだねワタシ・・』その謝罪を聞いてペニスが急速に萎(しぼ)んでいく。僕は物足りなくなり、「全然だいじょうぶ。前にも美玖に、告った(告白すること。)けど、そういう性癖だから嫉妬もするけどそれ以上に刺激になるんだ。だから構わないからどしどし言って。」と申し入れる。「でも、あまり過激なのはまだ勘弁な。」と言い添えた。
『分かったけど、要君って変態君だね!』と笑った。僕はそれで、「こういう会話のときだけ“要(かなめ)”って呼んでくれない。」とお願いすると、早速『いいよ要!すっごいMなんだね。』と美玖はニヤリとしながらリクエストに応えてくれる。
美玖は思い切って、『ね~要?どこまでならいいの?』って尋ねてみた。「なにが?どこまでって?」彼女が僕のペニスを扱き出しながら、『あのね?主任さんとどこまでならいいの?』と聞いてくる。それを聞いてペニスが“ぴくん”と反応。「それは・・セックス・・までかな?・・でも・・中出しはダメだよ・・」と僕はしどろもどろ(動揺して話し方が乱れること。)になった。『あ、そう・・』と、何か言いかけてやめてしまう。
「どうしたの?なにか言いたいことあるの?」続けて扱かれているペニスが次第に硬くなる。『うん・・要君・・絶対に怒らないでね・・』と言うので、「怒らないって約束するけど・・なに?」すると、『ごめんなさい。この間ね高橋主任にキスされた。』僕は一瞬思考力が低下し何も考えられなくなったが、ペニスだけは又反応していた。
『妻の貸し出し』パート31
『妻の貸し出し』パート31
美玖が“キスの顛末”を詳しく説明(パート8)をし、その後の心理状態(パート10)をゆっくり自分に言い聞かせるように語った。
僕は彼女の話を聞いているうちに“驚き”が“嫉妬”に、そして“興奮”へ変化した。『本当にごめんなさい。』と何度も謝る妻に、「確かに報告が遅れたのはね。でも、正直に言ってくれた。勇気がいったよね。」と告げる。美玖は『許してくれるの?』「当たり前じゃないか。美玖に行って来いと言ったのは僕なんだから。」その途端に美玖が泣き出した。
僕は「どんな味だった?」とたずねると、『うん?』「キスの味だよ?」美玖がクスッと笑って『レモン!』と応えたので、すっかり和んだ。
『ねえ要(かなめ)?高橋主任にどういえば言い?』僕は「美玖が嫌じゃなかったら会ってくれないか。」と答える。『いいの?ホントに?またキスされるよ。それ以上に進むかも?それでも要のココは我慢できる?』と言いつつ僕のペニスを又しっかり掴んできた。「望むところだよ・・・。」って強がる。『そうかな?すごく硬くなってきてる。やっぱり変態さんだね要は!』と一層に扱いてきた。
「美玖!美玖!明日から仕事だし、もう寝ないか?」って泣きを入れると、『放っておくと誰かさんに取られちゃうよ。』と云いながらも、ペニスから手をさっと放して、別の着替えを持って浴室へ向かった。残された僕は、やはり〖キス〗のことを考えると嫉妬した。とめるのなら今しかないが、この進展に一縷(ごくわずかであること。)の不安が頭を過(よぎ)るが、次への刺激と云うか興奮の期待の方が大きかった。
美玖が“キスの顛末”を詳しく説明(パート8)をし、その後の心理状態(パート10)をゆっくり自分に言い聞かせるように語った。
僕は彼女の話を聞いているうちに“驚き”が“嫉妬”に、そして“興奮”へ変化した。『本当にごめんなさい。』と何度も謝る妻に、「確かに報告が遅れたのはね。でも、正直に言ってくれた。勇気がいったよね。」と告げる。美玖は『許してくれるの?』「当たり前じゃないか。美玖に行って来いと言ったのは僕なんだから。」その途端に美玖が泣き出した。
僕は「どんな味だった?」とたずねると、『うん?』「キスの味だよ?」美玖がクスッと笑って『レモン!』と応えたので、すっかり和んだ。
『ねえ要(かなめ)?高橋主任にどういえば言い?』僕は「美玖が嫌じゃなかったら会ってくれないか。」と答える。『いいの?ホントに?またキスされるよ。それ以上に進むかも?それでも要のココは我慢できる?』と言いつつ僕のペニスを又しっかり掴んできた。「望むところだよ・・・。」って強がる。『そうかな?すごく硬くなってきてる。やっぱり変態さんだね要は!』と一層に扱いてきた。
「美玖!美玖!明日から仕事だし、もう寝ないか?」って泣きを入れると、『放っておくと誰かさんに取られちゃうよ。』と云いながらも、ペニスから手をさっと放して、別の着替えを持って浴室へ向かった。残された僕は、やはり〖キス〗のことを考えると嫉妬した。とめるのなら今しかないが、この進展に一縷(ごくわずかであること。)の不安が頭を過(よぎ)るが、次への刺激と云うか興奮の期待の方が大きかった。
『妻の貸し出し』パート32
『妻の貸し出し』パート32
結局、その夜は僕が自分の部屋に戻って、疲れてしまったせいもあって寝入ってしまった。美玖がシャワーから戻り、僕がいなかったので部屋へのぞきに行ったら、明かりをつけたままベッドで眠っていたので、そっと電気を消して退室したらしい。それは翌朝に聞いた。朝は時間がなかったので、【キス問題】については何も話さなかった。
美玖は、一応だが夫に隠し事を“白状(打ち明ける)”したので気分はらくになった。しかし、会社では当然に高橋主任と顔を合わせる気まずさはある。実際に打ち合わせで会話するときなど、余分な感情で緊張してしまった。普段であればもう少し会話が弾むのにわたしばかりか、高橋主任もぎこちなかった。
お昼休みに要君からのメールが届いた。ベッドでの会話がすこし?ショックだったみたい。≪あのね。キスのことだけど、美玖はキスされてどうだったの?やっぱりキスは結構堪える。今夜ゆっくり話したいけど何時頃帰ってこれる?≫と、わたしは≪そうね。微妙なことだから、直接話し合いましょう。でもわたしのこころはいつでも要君にあるよ。できるだけ早く帰ります。≫と返信。要からは≪僕も愛している。じゃ今夜ね。≫と再びメールが返ってきた。
その後すぐに、高橋主任から、≪今夜すこしお時間をいただけませんか?お話ししたいことがあるんですが、ご都合どうですか?≫というメールが届く。わたしはちょっとドキっとしたが、≪ごめんなさい。今夜は予定があるんです。お話しってなんですか?≫と返信した。主任から≪すいません。突然メールをして、やはり直に会って話をしたいので、明日以降、伊藤君の都合が良い日時を教えてください。お願いします。≫とあり、≪分かりました。日時はまたお知らせします。忘れていました。お食事おいしかったです。本当にありがとうございました。≫と返事を打ちました。
昼休みが終わるころに、≪これからは、必ず“報連相(ほうれんそう=「報告」「連絡」「相談」のこと。)”をします。高橋主任からつぎのようなメールが届いたので、わたしの返信も併せて転送するね。こんなのでも要は興奮するの!?≫と、一行余計なことがかかれてあったが、図星である。
結局、その夜は僕が自分の部屋に戻って、疲れてしまったせいもあって寝入ってしまった。美玖がシャワーから戻り、僕がいなかったので部屋へのぞきに行ったら、明かりをつけたままベッドで眠っていたので、そっと電気を消して退室したらしい。それは翌朝に聞いた。朝は時間がなかったので、【キス問題】については何も話さなかった。
美玖は、一応だが夫に隠し事を“白状(打ち明ける)”したので気分はらくになった。しかし、会社では当然に高橋主任と顔を合わせる気まずさはある。実際に打ち合わせで会話するときなど、余分な感情で緊張してしまった。普段であればもう少し会話が弾むのにわたしばかりか、高橋主任もぎこちなかった。
お昼休みに要君からのメールが届いた。ベッドでの会話がすこし?ショックだったみたい。≪あのね。キスのことだけど、美玖はキスされてどうだったの?やっぱりキスは結構堪える。今夜ゆっくり話したいけど何時頃帰ってこれる?≫と、わたしは≪そうね。微妙なことだから、直接話し合いましょう。でもわたしのこころはいつでも要君にあるよ。できるだけ早く帰ります。≫と返信。要からは≪僕も愛している。じゃ今夜ね。≫と再びメールが返ってきた。
その後すぐに、高橋主任から、≪今夜すこしお時間をいただけませんか?お話ししたいことがあるんですが、ご都合どうですか?≫というメールが届く。わたしはちょっとドキっとしたが、≪ごめんなさい。今夜は予定があるんです。お話しってなんですか?≫と返信した。主任から≪すいません。突然メールをして、やはり直に会って話をしたいので、明日以降、伊藤君の都合が良い日時を教えてください。お願いします。≫とあり、≪分かりました。日時はまたお知らせします。忘れていました。お食事おいしかったです。本当にありがとうございました。≫と返事を打ちました。
昼休みが終わるころに、≪これからは、必ず“報連相(ほうれんそう=「報告」「連絡」「相談」のこと。)”をします。高橋主任からつぎのようなメールが届いたので、わたしの返信も併せて転送するね。こんなのでも要は興奮するの!?≫と、一行余計なことがかかれてあったが、図星である。
『妻の貸し出し』パート33
『妻の貸し出し』パート33
やはり高橋さんは、行動を起こしてきた。仕事中も現在進行形(何しろ美玖と高橋さんは同じ職場なのだ。)のことや今後(今夜に美玖と話し合う)のこと、そして妄想(いかにして高橋さんと美玖を・・・)が脳内に入り乱れて、午後からはほとんど仕事に集中ができなかった。
僕は、会社や同僚の配慮もあり定時で退社が出来る。家の近くのコンビニで夕食を見繕って帰る。美玖の方は年中忙しい職場で、早くても19時台で20時21時になることはざら(ありふれている)にあった。会社から家まで約50分の通勤になる。≪今夜は21時までには帰るね。≫とのメールはきていた。
20時40分に(何しろずっと時計を確認していたので正確。)美玖が帰ってきた。『ただいま~』と明るい声。『もうご飯は食べた?』と聞いてくる。「うん。もう食べたよ。美玖は~?」『今からだけど・・話を先にする?』と言うので、僕は「ゆっくり食べてからにしようよ。」と言い添えた。『じゃあそうするね。』と言いながら着替えに部屋に行き、部屋着になってダイニングで料理を作る。なにか歌を口ずさみ楽しそうだ。
漸く落ち着いて、リビングで紅茶(僕がまだ医者からアルコールは控えるように指示されている。)を飲みながら、「改まると話しづらいね。」と僕が言うと、美玖が『先ず第一は高橋主任と会って話を聞くかだね。』と取り仕切る。理系の人は何事でも論理的だと感心する。「そ、そうだな。」と言うのが精いっぱいで完全に主導権を妻にとられた。
『要君はどうしたいの?って聞くまでもないかな?』とニヤリとした。「そ、そうだな。どういう内容なのか分からないけど、会って話を聞くのがいいかな。と思う・・・。」すると美玖が『次に会うとまたキスされるかも・・』 『そうなった方が要はいいんだもんね。』と僕の“性癖”を微妙に衝いてくる。「キスは正直つらいな。なんだかね心を吸い取られる気がするんだ。」と正直に告白する。慌てて『この前は不意打ちだったし、わたしからしたんじゃないよ。』と美玖が涙声になる。
「ごめん、ごめん。美玖を責めてるんじゃないから。僕がデートをさせたんだし・・」となだめる。それでも『デートじゃないし、ただの食事だったし、わたしは要君が一番好きだし愛してる・・・』と本気モードで泣き出した。
「ごめん・・こんなことはもう止めよう・・」と謝る。美玖が突然に泣き出したことで、小パニックになる。『ううん・・違うの・・わたしがキスされたと言っても・・要君が・・メールで≪美玖はキスされてどうだったの?やっぱりキスは結構堪える。≫とあったじゃない・・怒っているんだ・・何も言われないから・・気楽に構えてたの・・・』しゃくりあげ(ひっくひっくと泣く様子)ながら彼女も謝る。
「そうか。僕は怒ってはいないよ。ショックというか【嫉妬】が正しいいのかな。あんなに嗾(けしか)けて(そそのかす。あおる。)おいて、自業自得(じごうじとく=自分のおこないの結果を自分が受ける。)なんだけど、美玖を他人に奪われる。僕だけの妻なのに・・と思っちゃってメールをしてしまったんだ・・。」『わたしは要君を一番愛してるよ。』
「分かっているよ美玖。でもね直せないんだ。この性格(性癖)を。嫉妬も孤独感も大きいけどそれ以上に興奮するんだ・・・ごめんな。」と頭を下げてあやまった。美玖は泣きやみ『困った旦那さんね。妻がキスされて喜ぶなんて・・。』と、「いいや、喜んでるわけじゃ・・・」と呟くが、『興奮するんでしょ?おちんちん硬くなるんでしょ?』と、普段はベッド以外では言わない“ワード”を口に出す。
妻が僕の顔をじっと見据えて、『わたし、もうすぐ28になるじゃない。だから、29の誕生日まで要のリクエストになんでも応えるわ。・・Hなこともね・・。でも、30になるまでにわたしはママになりたいの・・頑張ってくれる要パパ・・。約束してくれる。』と言い切って、僕がだらしなく「ありがとう。約束します。」と美玖の両手を握った。
やはり高橋さんは、行動を起こしてきた。仕事中も現在進行形(何しろ美玖と高橋さんは同じ職場なのだ。)のことや今後(今夜に美玖と話し合う)のこと、そして妄想(いかにして高橋さんと美玖を・・・)が脳内に入り乱れて、午後からはほとんど仕事に集中ができなかった。
僕は、会社や同僚の配慮もあり定時で退社が出来る。家の近くのコンビニで夕食を見繕って帰る。美玖の方は年中忙しい職場で、早くても19時台で20時21時になることはざら(ありふれている)にあった。会社から家まで約50分の通勤になる。≪今夜は21時までには帰るね。≫とのメールはきていた。
20時40分に(何しろずっと時計を確認していたので正確。)美玖が帰ってきた。『ただいま~』と明るい声。『もうご飯は食べた?』と聞いてくる。「うん。もう食べたよ。美玖は~?」『今からだけど・・話を先にする?』と言うので、僕は「ゆっくり食べてからにしようよ。」と言い添えた。『じゃあそうするね。』と言いながら着替えに部屋に行き、部屋着になってダイニングで料理を作る。なにか歌を口ずさみ楽しそうだ。
漸く落ち着いて、リビングで紅茶(僕がまだ医者からアルコールは控えるように指示されている。)を飲みながら、「改まると話しづらいね。」と僕が言うと、美玖が『先ず第一は高橋主任と会って話を聞くかだね。』と取り仕切る。理系の人は何事でも論理的だと感心する。「そ、そうだな。」と言うのが精いっぱいで完全に主導権を妻にとられた。
『要君はどうしたいの?って聞くまでもないかな?』とニヤリとした。「そ、そうだな。どういう内容なのか分からないけど、会って話を聞くのがいいかな。と思う・・・。」すると美玖が『次に会うとまたキスされるかも・・』 『そうなった方が要はいいんだもんね。』と僕の“性癖”を微妙に衝いてくる。「キスは正直つらいな。なんだかね心を吸い取られる気がするんだ。」と正直に告白する。慌てて『この前は不意打ちだったし、わたしからしたんじゃないよ。』と美玖が涙声になる。
「ごめん、ごめん。美玖を責めてるんじゃないから。僕がデートをさせたんだし・・」となだめる。それでも『デートじゃないし、ただの食事だったし、わたしは要君が一番好きだし愛してる・・・』と本気モードで泣き出した。
「ごめん・・こんなことはもう止めよう・・」と謝る。美玖が突然に泣き出したことで、小パニックになる。『ううん・・違うの・・わたしがキスされたと言っても・・要君が・・メールで≪美玖はキスされてどうだったの?やっぱりキスは結構堪える。≫とあったじゃない・・怒っているんだ・・何も言われないから・・気楽に構えてたの・・・』しゃくりあげ(ひっくひっくと泣く様子)ながら彼女も謝る。
「そうか。僕は怒ってはいないよ。ショックというか【嫉妬】が正しいいのかな。あんなに嗾(けしか)けて(そそのかす。あおる。)おいて、自業自得(じごうじとく=自分のおこないの結果を自分が受ける。)なんだけど、美玖を他人に奪われる。僕だけの妻なのに・・と思っちゃってメールをしてしまったんだ・・。」『わたしは要君を一番愛してるよ。』
「分かっているよ美玖。でもね直せないんだ。この性格(性癖)を。嫉妬も孤独感も大きいけどそれ以上に興奮するんだ・・・ごめんな。」と頭を下げてあやまった。美玖は泣きやみ『困った旦那さんね。妻がキスされて喜ぶなんて・・。』と、「いいや、喜んでるわけじゃ・・・」と呟くが、『興奮するんでしょ?おちんちん硬くなるんでしょ?』と、普段はベッド以外では言わない“ワード”を口に出す。
妻が僕の顔をじっと見据えて、『わたし、もうすぐ28になるじゃない。だから、29の誕生日まで要のリクエストになんでも応えるわ。・・Hなこともね・・。でも、30になるまでにわたしはママになりたいの・・頑張ってくれる要パパ・・。約束してくれる。』と言い切って、僕がだらしなく「ありがとう。約束します。」と美玖の両手を握った。
『妻の貸し出し』パート34
『妻の貸し出し』パート34
僕が恥ずかしながらも、自分の【性癖(寝取らせ願望)】を正直に美玖へ告白してからは二人(夫婦)の会話が多くなった。新婚を経て緩やかな倦怠期(プラス病気のときに引きこもり状態。)を迎え、最初から“ともだち”関係だったので、美玖を段々と〖おんな〗とみることを怠ってくる。美玖の方も、“おとこ”ではなく夫それも介護しないといけない人みたいに思ってきていた。
そんな美玖も夫の要が“おんな”という視点でわたしをみている。それが、すごく刺激となった。家の中でも化粧をするようになる。部屋着もカラフルになった。もちろん下着も(こっそりなのでちょっと鈍感な夫は気付いてなかった。)《見られる》ことを意識することで綺麗になる。なによりH(夫には内緒だが満足はしていないが優しさに溢れているので幸せな気分になる。)の回数が少し増えるくらいに要の体調が良くなってきた。
まだまだ疲れやすいという症状は残ったままだ。ただ、衝撃(大げさかな)の告白以後は目に見えて元気になった。要しか知らないので、男の人とどう接したらいいのか不安でならない反面、自分でも驚くほど好奇心もある。【不倫・浮気】をしたいとは思わないが、近頃夫の影響を受けて、要君のパソコンを拝借(毎週土曜日の午前中が病院のリハビリがある。)して、“寝取らせ”を扱うサイトを覗いている。
いろいろな夫婦や恋人のストーリーを読んだ。要君に良く似た人も登場する。女の人はやはり彼氏の愛情を信じて、その性癖や嗜好に若干の疑義(意味・内容がはっきりしない。)を抱きながらも協力をする。そして、最初はぎこちなかった相手との関係が、数度数十度に亘り体を重ねていくうちに、愛情までは至らないが(或いは愛情が彼氏から移っていく。)恋人の関係になる。夫(彼氏)は相手を通じて全体を管理(コントロール)している。(つもりに過ぎない。)
しかし、男女の関係が容易に進行するはずもなく、所謂(いわゆる)ドロドロになる。最終的には、元の鞘(さや)に戻る。彼女(妻)が相手に寝取られる。極端な場合は彼氏がM過ぎて彼女(妻)が相手の子を妊娠・出産しても認知したり、相手の管理下のもとで彼女(妻)を共用する。本当にひどい事態では離婚する。
要君はどう思っているのだろう?本当にわたしが仮に高橋主任とそういう関係になり、セックスの虜(とりこ=心を奪われ、離れられない思い。)になったらどうするの?心を持って行かれない自信はあるけれど・・・。そのようなことを思案(考えをめぐらす。)していた。ただ、不謹慎かもしれないが、夫以外のセックスって・・思ってしまう自分が恥ずかしくもある。
僕が恥ずかしながらも、自分の【性癖(寝取らせ願望)】を正直に美玖へ告白してからは二人(夫婦)の会話が多くなった。新婚を経て緩やかな倦怠期(プラス病気のときに引きこもり状態。)を迎え、最初から“ともだち”関係だったので、美玖を段々と〖おんな〗とみることを怠ってくる。美玖の方も、“おとこ”ではなく夫それも介護しないといけない人みたいに思ってきていた。
そんな美玖も夫の要が“おんな”という視点でわたしをみている。それが、すごく刺激となった。家の中でも化粧をするようになる。部屋着もカラフルになった。もちろん下着も(こっそりなのでちょっと鈍感な夫は気付いてなかった。)《見られる》ことを意識することで綺麗になる。なによりH(夫には内緒だが満足はしていないが優しさに溢れているので幸せな気分になる。)の回数が少し増えるくらいに要の体調が良くなってきた。
まだまだ疲れやすいという症状は残ったままだ。ただ、衝撃(大げさかな)の告白以後は目に見えて元気になった。要しか知らないので、男の人とどう接したらいいのか不安でならない反面、自分でも驚くほど好奇心もある。【不倫・浮気】をしたいとは思わないが、近頃夫の影響を受けて、要君のパソコンを拝借(毎週土曜日の午前中が病院のリハビリがある。)して、“寝取らせ”を扱うサイトを覗いている。
いろいろな夫婦や恋人のストーリーを読んだ。要君に良く似た人も登場する。女の人はやはり彼氏の愛情を信じて、その性癖や嗜好に若干の疑義(意味・内容がはっきりしない。)を抱きながらも協力をする。そして、最初はぎこちなかった相手との関係が、数度数十度に亘り体を重ねていくうちに、愛情までは至らないが(或いは愛情が彼氏から移っていく。)恋人の関係になる。夫(彼氏)は相手を通じて全体を管理(コントロール)している。(つもりに過ぎない。)
しかし、男女の関係が容易に進行するはずもなく、所謂(いわゆる)ドロドロになる。最終的には、元の鞘(さや)に戻る。彼女(妻)が相手に寝取られる。極端な場合は彼氏がM過ぎて彼女(妻)が相手の子を妊娠・出産しても認知したり、相手の管理下のもとで彼女(妻)を共用する。本当にひどい事態では離婚する。
要君はどう思っているのだろう?本当にわたしが仮に高橋主任とそういう関係になり、セックスの虜(とりこ=心を奪われ、離れられない思い。)になったらどうするの?心を持って行かれない自信はあるけれど・・・。そのようなことを思案(考えをめぐらす。)していた。ただ、不謹慎かもしれないが、夫以外のセックスって・・思ってしまう自分が恥ずかしくもある。
『妻の貸し出し』パート35
『妻の貸し出し』パート35
この夜の“話し合い”は、僕たち二人にとって分水嶺(ぶんすいれい=物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。)になった。
『じゃね要のリクエストは・・どんなこと?・・具体的には?』と訊ねてくる。真剣な話し合いをする。『わたしね・・本音でしゃべってもいい?・・絶対に・怒らない?でも嫌な気分にはなるかな?』と言う。僕はこの成り行きに戸惑うとともに異様に興奮もしていた。ただ、〖話し合い〗は終始、美玖のペースで進んだ。
「かまわないよ。これからは包み隠さず本音で語ろう。それに絶対!絶対に怒らない。たとえ不愉快なことがあっても。ただし、嘘や秘密はダメだよ。その時は怒るから。」って答える。『そうね。今日みたいに報・連・相はするね。これからはなんでも話すけど・・・』と言い澱む(言いかけてためらう。)ので、「なに?途中でやめないでよ。」と諭すと、『ほら、要はキスだけで凄いショックをうけたじゃない。もし、もしもだけどそれ以上のことになっても本当に平気?そんなのも詳しく報告するの?』
「そりゃ・・めちゃくちゃショックだし嫉妬や焦りもでると思う。そこは我慢をする。美玖には半分も理解できないだろうが、僕の心というか頭の中で、そのことが何倍にも増幅された【妄想】になるんだ。例えるなら、もの凄いジェットコースターに乗って、ゆっくりゆっくり頂上に昇るまでの感覚と一気に駆け降りる興奮と恐怖みたいな・・少しちがうけどそんな感じ・・かな。」と伝えると、『え~?わたしってジェットコースターの台車なの?』とわざと膨れて見せた。
僕は内心思っていた。望んでいたことが進行していく時のドキドキ感と期待するワクワク感それに反して、未知なことに対する懼れととんでもないことになる不安な予感。それでも妻の美玖が了解してくれた。頭の中では、「そう1年間のふたりの遊びが始まる。どんなことをさせようか?美玖は僕の言うことなら素直に従うだろう。でもこのプレイは相手(高橋さん)が在るだけに、平坦な道にはならないだろう。」と考えていた。
この夜の“話し合い”は、僕たち二人にとって分水嶺(ぶんすいれい=物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。)になった。
『じゃね要のリクエストは・・どんなこと?・・具体的には?』と訊ねてくる。真剣な話し合いをする。『わたしね・・本音でしゃべってもいい?・・絶対に・怒らない?でも嫌な気分にはなるかな?』と言う。僕はこの成り行きに戸惑うとともに異様に興奮もしていた。ただ、〖話し合い〗は終始、美玖のペースで進んだ。
「かまわないよ。これからは包み隠さず本音で語ろう。それに絶対!絶対に怒らない。たとえ不愉快なことがあっても。ただし、嘘や秘密はダメだよ。その時は怒るから。」って答える。『そうね。今日みたいに報・連・相はするね。これからはなんでも話すけど・・・』と言い澱む(言いかけてためらう。)ので、「なに?途中でやめないでよ。」と諭すと、『ほら、要はキスだけで凄いショックをうけたじゃない。もし、もしもだけどそれ以上のことになっても本当に平気?そんなのも詳しく報告するの?』
「そりゃ・・めちゃくちゃショックだし嫉妬や焦りもでると思う。そこは我慢をする。美玖には半分も理解できないだろうが、僕の心というか頭の中で、そのことが何倍にも増幅された【妄想】になるんだ。例えるなら、もの凄いジェットコースターに乗って、ゆっくりゆっくり頂上に昇るまでの感覚と一気に駆け降りる興奮と恐怖みたいな・・少しちがうけどそんな感じ・・かな。」と伝えると、『え~?わたしってジェットコースターの台車なの?』とわざと膨れて見せた。
僕は内心思っていた。望んでいたことが進行していく時のドキドキ感と期待するワクワク感それに反して、未知なことに対する懼れととんでもないことになる不安な予感。それでも妻の美玖が了解してくれた。頭の中では、「そう1年間のふたりの遊びが始まる。どんなことをさせようか?美玖は僕の言うことなら素直に従うだろう。でもこのプレイは相手(高橋さん)が在るだけに、平坦な道にはならないだろう。」と考えていた。
『妻の貸し出し』パート36
『妻の貸し出し』パート36
「僕のリクエストか?・・・そうだね。美玖と高橋さんが少し進展してからにするよ。もしかしたら、このあいだのキスの件で、謝って終わりみたいなことも考えられるし・・・。」『そうね。いろんな可能性があるけど、明日、高橋主任に何と返事をしたらいいの?』と聞いてきた。
暫く考えて僕は、「土曜日の午前中に会うのはどう?」美玖が『それって要君のリハビリの日でしょ?附いていかなくてもいいの?』と聞き返してくる。隔週でリハビリ(主に運動障害対策)があり、美玖の仕事が至急でないかぎり付添いで来てくれていた。「いいよ。一人で行くのもリハビリだからね。」
「それで△△駅前にスタバ(スターバックスの略 1971年にアメリカの西海岸シアトルで開業した、世界規模で展開するコーヒーのチェーン店)で会えばいいんじゃない。時間は10時で、『夫が12時にリハビリから帰ってくるからそれまでの時間にして』と連絡してくれる。」妻は不思議そうに『普段よりよく喋るね。』と苦笑する。『でも、まるで中学生のデートを決める親みたいだね。』
僕は「デート経験のない美玖はこのくらいのレベルから始めないと・・・。」と言い終わる前に『もう~失礼ね。わたしだってデートの経験はあるよ。』ってむくれて(ふくれっつらをする。)いる。「僕以外のヤツ?いつ頃?」と問い質すと、『中学2年』とまじで答えたので二人とも大笑い。
美玖がふいに『キスして』と甘え声で言ってくる。僕がそっとキスすると、『そんなんじゃダメよ。誰かさんならもっとディープなのしてくるよ。どうするの?』と挑発した。それで思いっきり抱きしめて舌を差し込んだ。彼女も舌を絡ませてきた。美玖の手が僕の股間に伸びて、『やっぱり硬くなってる。変態君。変態な要ちゃん!』と囃したてる。僕がショボンとしていると、『しょうがないな。お風呂一緒に入ろうか?わたしのはだかみたいでしょ?ちがうよね?誰かに見せたいんだね。』と明るく挑発してきた。
「僕のリクエストか?・・・そうだね。美玖と高橋さんが少し進展してからにするよ。もしかしたら、このあいだのキスの件で、謝って終わりみたいなことも考えられるし・・・。」『そうね。いろんな可能性があるけど、明日、高橋主任に何と返事をしたらいいの?』と聞いてきた。
暫く考えて僕は、「土曜日の午前中に会うのはどう?」美玖が『それって要君のリハビリの日でしょ?附いていかなくてもいいの?』と聞き返してくる。隔週でリハビリ(主に運動障害対策)があり、美玖の仕事が至急でないかぎり付添いで来てくれていた。「いいよ。一人で行くのもリハビリだからね。」
「それで△△駅前にスタバ(スターバックスの略 1971年にアメリカの西海岸シアトルで開業した、世界規模で展開するコーヒーのチェーン店)で会えばいいんじゃない。時間は10時で、『夫が12時にリハビリから帰ってくるからそれまでの時間にして』と連絡してくれる。」妻は不思議そうに『普段よりよく喋るね。』と苦笑する。『でも、まるで中学生のデートを決める親みたいだね。』
僕は「デート経験のない美玖はこのくらいのレベルから始めないと・・・。」と言い終わる前に『もう~失礼ね。わたしだってデートの経験はあるよ。』ってむくれて(ふくれっつらをする。)いる。「僕以外のヤツ?いつ頃?」と問い質すと、『中学2年』とまじで答えたので二人とも大笑い。
美玖がふいに『キスして』と甘え声で言ってくる。僕がそっとキスすると、『そんなんじゃダメよ。誰かさんならもっとディープなのしてくるよ。どうするの?』と挑発した。それで思いっきり抱きしめて舌を差し込んだ。彼女も舌を絡ませてきた。美玖の手が僕の股間に伸びて、『やっぱり硬くなってる。変態君。変態な要ちゃん!』と囃したてる。僕がショボンとしていると、『しょうがないな。お風呂一緒に入ろうか?わたしのはだかみたいでしょ?ちがうよね?誰かに見せたいんだね。』と明るく挑発してきた。
『妻の貸し出し』パート37
『妻の貸し出し』パート37
お風呂でいつものようにイチャイチャした後に、『要君、今から高橋主任に返事のメールを打つけどいいかな?』と申し訳なさそうに尋ねてくる。「いいけど、それも転送してほしいな?」と答える。美玖は『もちろんよ。わたしは、かくしごとはしないわ。それより要の方はダイジョウブ?』と怪しむような顔をした。
「なら僕もメールを転送しようか?」と云うと、苦笑混じりに『信用してます。』って美玖は自分の部屋に戻って行く。僕も自室に戻りベッドで今後を妄想する。
《妻の美玖は自分では意識をしていないが、僕ばかりでなく周囲の人も“美人”と認めている。ただ、凄い人見知りで、これまで僕以外に本格的な男女交際をしたことがない。そう所謂男に対する免疫力がない。そのような彼女を上司と交際をさせ、その相手に抱いてもらう。僕は報告を受けることで興奮をする。しかし、美玖にはまだ告白が出来ていないが、実は彼女と男がセックスをしている場面を直接に見たいのだ。》
近くに置いてあったスマホにメールの着信があり、淫らな妄想から現実に戻った。当然に美玖が高橋さんと交わしたメールを転送してくる。
美玖が≪こんばんは。夜遅くに申し訳ありません。この間の件ですが、土曜日の朝10時に△△駅前のスタバはどうですか?ただ、12時には家に戻らなければなりません。それで良いならお会いします。どうでしょうか?お返事をお待ちします。≫と送る。
それだけかと思っていたら、高橋さんの返信が転送されてきた。≪今晩は。眠るのはいつも遅いから大丈夫です。お会いするのは伊藤さんの提案でお願いします。失礼ですがご主人には内緒ですか?ごめんなさい。余計なことでした。土曜日はよろしくお願いします。ではおやすみなさい。≫
普通のメールなのに僕はそれに嫉妬をし、それ以上に興奮した。
お風呂でいつものようにイチャイチャした後に、『要君、今から高橋主任に返事のメールを打つけどいいかな?』と申し訳なさそうに尋ねてくる。「いいけど、それも転送してほしいな?」と答える。美玖は『もちろんよ。わたしは、かくしごとはしないわ。それより要の方はダイジョウブ?』と怪しむような顔をした。
「なら僕もメールを転送しようか?」と云うと、苦笑混じりに『信用してます。』って美玖は自分の部屋に戻って行く。僕も自室に戻りベッドで今後を妄想する。
《妻の美玖は自分では意識をしていないが、僕ばかりでなく周囲の人も“美人”と認めている。ただ、凄い人見知りで、これまで僕以外に本格的な男女交際をしたことがない。そう所謂男に対する免疫力がない。そのような彼女を上司と交際をさせ、その相手に抱いてもらう。僕は報告を受けることで興奮をする。しかし、美玖にはまだ告白が出来ていないが、実は彼女と男がセックスをしている場面を直接に見たいのだ。》
近くに置いてあったスマホにメールの着信があり、淫らな妄想から現実に戻った。当然に美玖が高橋さんと交わしたメールを転送してくる。
美玖が≪こんばんは。夜遅くに申し訳ありません。この間の件ですが、土曜日の朝10時に△△駅前のスタバはどうですか?ただ、12時には家に戻らなければなりません。それで良いならお会いします。どうでしょうか?お返事をお待ちします。≫と送る。
それだけかと思っていたら、高橋さんの返信が転送されてきた。≪今晩は。眠るのはいつも遅いから大丈夫です。お会いするのは伊藤さんの提案でお願いします。失礼ですがご主人には内緒ですか?ごめんなさい。余計なことでした。土曜日はよろしくお願いします。ではおやすみなさい。≫
普通のメールなのに僕はそれに嫉妬をし、それ以上に興奮した。
『妻の貸し出し』パート38
『妻の貸し出し』パート38
つぎの日(5/9火)の夜、僕は目前にせまる《遠足》が待ち遠しい小学生みたいに心の中で浮かれていた。それで妻の美玖が帰るやいなや(…すると同時に。)質問を浴びせる。そうすると、滅多に怒らない彼女が『ちょっと着替えるまで待ってよ!』と僕を制止して、自分の部屋にそそくさ(あわただしいさま。)と入ってしまった。残された僕はしょんぼりとリビングで待つしかない。自分自身が哀れで滑稽でひとり苦笑する。
しばらくして、美玖が部屋から出てきたが、まだイラついているみたいだ。それで、遅い夕食を一人でしている時も僕はそっとしておいた。時たま僕の方をチラ見していたが向こうからのアクションはなかった。美玖は食べながらスマホを操作しているのが僕は凄く気になった。誰かとメールをしているのだろうか?
すると突然に僕のスマホがメールの着信音を鳴らす。不意を突かれたので、慌ててスマホのところに行った。それはなぜか美玖からのメールで、タイトルも本文もない?「何だろうこれは?」と思いながらよく見ると添付の印がついている。それで恐る恐る添付のところを押すと写真データ。「え~?しゃしん?」と戸惑うが開けてみる。
そこには上半身ブラジャーだけの画像があり、首から上はなかったがすぐに妻だとわかったので「ひゃ~~」って驚きの声を上げてしまう。思わず美玖に「これどうしたんだ?」と詰問してしまう。しかし、彼女はテーブルに突っ伏してクスクスと笑っていた。僕は少し震えた声で「どこで撮ったの?誰に撮られたの?」とテーブルまで駆け寄りながら尋ねる。妻は僕をまっすぐ見つめて、『こんな写真で動揺するの?わたしにHなことさせる変態さんなのにね?』とニッコリと笑う。
僕が茫然としているので、『もう~大丈夫?さっきわたしの部屋で自画撮りしたのよ・・ホント慌て者ね。』と言いつつ、『やっぱり要君には“寝取られ”は無理じゃない。』と高度な挑発を仕掛けてくる。確かに、プレイ(寝取らせ)が始まったら、こんな画像どころではないだろう。自分自身が心配になってきた。そんな僕の目を美玖はじっと見つめていた。
つぎの日(5/9火)の夜、僕は目前にせまる《遠足》が待ち遠しい小学生みたいに心の中で浮かれていた。それで妻の美玖が帰るやいなや(…すると同時に。)質問を浴びせる。そうすると、滅多に怒らない彼女が『ちょっと着替えるまで待ってよ!』と僕を制止して、自分の部屋にそそくさ(あわただしいさま。)と入ってしまった。残された僕はしょんぼりとリビングで待つしかない。自分自身が哀れで滑稽でひとり苦笑する。
しばらくして、美玖が部屋から出てきたが、まだイラついているみたいだ。それで、遅い夕食を一人でしている時も僕はそっとしておいた。時たま僕の方をチラ見していたが向こうからのアクションはなかった。美玖は食べながらスマホを操作しているのが僕は凄く気になった。誰かとメールをしているのだろうか?
すると突然に僕のスマホがメールの着信音を鳴らす。不意を突かれたので、慌ててスマホのところに行った。それはなぜか美玖からのメールで、タイトルも本文もない?「何だろうこれは?」と思いながらよく見ると添付の印がついている。それで恐る恐る添付のところを押すと写真データ。「え~?しゃしん?」と戸惑うが開けてみる。
そこには上半身ブラジャーだけの画像があり、首から上はなかったがすぐに妻だとわかったので「ひゃ~~」って驚きの声を上げてしまう。思わず美玖に「これどうしたんだ?」と詰問してしまう。しかし、彼女はテーブルに突っ伏してクスクスと笑っていた。僕は少し震えた声で「どこで撮ったの?誰に撮られたの?」とテーブルまで駆け寄りながら尋ねる。妻は僕をまっすぐ見つめて、『こんな写真で動揺するの?わたしにHなことさせる変態さんなのにね?』とニッコリと笑う。
僕が茫然としているので、『もう~大丈夫?さっきわたしの部屋で自画撮りしたのよ・・ホント慌て者ね。』と言いつつ、『やっぱり要君には“寝取られ”は無理じゃない。』と高度な挑発を仕掛けてくる。確かに、プレイ(寝取らせ)が始まったら、こんな画像どころではないだろう。自分自身が心配になってきた。そんな僕の目を美玖はじっと見つめていた。
『妻の貸し出し』パート39
『妻の貸し出し』パート39
美玖の大胆不敵なイタズラに翻弄されるが、妻が『ごめんなさい。』と素直に謝ってきた。「何でこんな写真を撮ったの?」と僕が優しくたずねる。そうすると美玖は『ほら帰ってきたら要君が楽しそうに矢継ぎ早に質問したじゃない。わたしのことが心配でなくて、どう進行しているのかが気になっているのが癪に障ったの。』と説明する。「だからと言ってあの写真は・・・。」と云うと、『要君だったら、ああ~いうわたしの写真がシチュエーションとして好きかな・・・とおもったの・・・・ごめんなさい。』って真剣に謝られる。
真相を聞いてみれば「なん~だ、そうだったのか」とホッとした。今度は僕が「美玖を誰よりも愛してるよ。美玖のことは1番に心配してる。だけど誤解するようなことをしてゴメン。」と頭を下げた。
『えっへへっ』と彼女が笑いながら、『どうだった?』と聞いてくる。僕は意味が分からずに「何が?」と聞き返す。『写真よ。ちょっと過激だった?』って心配そうな顔をした。僕は平気なフリをして、「ちょっとエロいけど、もっと脱いだのが見たいな。」すると美玖は笑顔に戻り、『ホントに変態君だ。でも前に写真撮って(パート29)。とお願いしたのはわたしだから、夫婦で変態さんかな?』と自虐気味につぶやいた。
『ねぇねぇ要君!あの写真どうした?』と僕に聞いてきた。「どうしたって、まだカメラの中のメモリーカードにあるよ。」とこたえる。美玖が『IDとパスワードで認証ができるブログって作れる?』と訊ねた。僕は「たぶん出来るよ。アクセス制限をかけるやつだよね?それをどうするの?」と、妻は『そのブログにアルバムをつくりたい強調文の。まぁどらえもんね。どこでもみられるアルバム。要君つくってよ~』って甘えてくる。
僕はこの会話でふと思い当たることがあった。妻は元来の人見知りなのだが、陸上選手をしていたこともあって人前で肌を晒すのにそれほど抵抗感がないみたいだ。ただ日常生活では目立つことが苦手らしくて、派手なものやセクシー系の服装は自分の中でNGだったようだ。でも自分の裸の写真には抵抗感は全くなく、むしろ〖鑑賞〗したいし、僕にも観てもらいたいらしい。ひょっとすると他人にも・・・・。
美玖の大胆不敵なイタズラに翻弄されるが、妻が『ごめんなさい。』と素直に謝ってきた。「何でこんな写真を撮ったの?」と僕が優しくたずねる。そうすると美玖は『ほら帰ってきたら要君が楽しそうに矢継ぎ早に質問したじゃない。わたしのことが心配でなくて、どう進行しているのかが気になっているのが癪に障ったの。』と説明する。「だからと言ってあの写真は・・・。」と云うと、『要君だったら、ああ~いうわたしの写真がシチュエーションとして好きかな・・・とおもったの・・・・ごめんなさい。』って真剣に謝られる。
真相を聞いてみれば「なん~だ、そうだったのか」とホッとした。今度は僕が「美玖を誰よりも愛してるよ。美玖のことは1番に心配してる。だけど誤解するようなことをしてゴメン。」と頭を下げた。
『えっへへっ』と彼女が笑いながら、『どうだった?』と聞いてくる。僕は意味が分からずに「何が?」と聞き返す。『写真よ。ちょっと過激だった?』って心配そうな顔をした。僕は平気なフリをして、「ちょっとエロいけど、もっと脱いだのが見たいな。」すると美玖は笑顔に戻り、『ホントに変態君だ。でも前に写真撮って(パート29)。とお願いしたのはわたしだから、夫婦で変態さんかな?』と自虐気味につぶやいた。
『ねぇねぇ要君!あの写真どうした?』と僕に聞いてきた。「どうしたって、まだカメラの中のメモリーカードにあるよ。」とこたえる。美玖が『IDとパスワードで認証ができるブログって作れる?』と訊ねた。僕は「たぶん出来るよ。アクセス制限をかけるやつだよね?それをどうするの?」と、妻は『そのブログにアルバムをつくりたい強調文の。まぁどらえもんね。どこでもみられるアルバム。要君つくってよ~』って甘えてくる。
僕はこの会話でふと思い当たることがあった。妻は元来の人見知りなのだが、陸上選手をしていたこともあって人前で肌を晒すのにそれほど抵抗感がないみたいだ。ただ日常生活では目立つことが苦手らしくて、派手なものやセクシー系の服装は自分の中でNGだったようだ。でも自分の裸の写真には抵抗感は全くなく、むしろ〖鑑賞〗したいし、僕にも観てもらいたいらしい。ひょっとすると他人にも・・・・。
『妻の貸し出し』パート40
『妻の貸し出し』パート40
その夜、Hな夢を僕は見た。シティホテルの一室、美玖が窓辺で外の景色を見ながら佇んで(じっとその場所にいる。)いる。服はミニのワンピース。長い足がすらっと伸びている。不意にこちらを向いて笑顔で話しかけたので僕は答えようとしたが声は出ない。
すると僕の背後から左側を通って、長身の男が現れ、美玖に話しかけている。不思議なことに二人の会話が全く聞こえない。それに二人は僕の姿がみえないのか気付きもしない。男は妻のからだを引き寄せ突然にキスをする。僕は「あっっ!」と驚きの声をあげるが“音”がでない。まるで無声映画の1シーンのように進行する。
心の中では「やめろ」と思っている自分と、初めて妻が他人とキスをしていることに嫉妬し、それ以上に興奮している自分がいた。これは現実ではないという感覚があるが、やけにリアルなのだ。長いキスが終わり、蕩け切った顔をした美玖はなぜか自分からワンピースを脱いでいる。白の上下の下着が眩しい。
ベッドに腰をおろした美玖の背後から男に(でも顔の輪郭だけではっきり見えない。)ブラジャーをはずされ両手で揉まれている。瞬間にもっと大きな声で「やめてくれ~!」と叫ぶ自分の声でガバッと目をさました。「え~え~なに?なに!」って慌てる。夢・・ユメなのか?・・現実に戻って変な汗が湧いてきた。というかパジャマが汗で冷たくなってしまい、着替えざるを得なかった。
次の朝(5/10水)、美玖はランドリーの横のかごに夫のパジャマが入っていたのを訝(いぶか)り、尋ねてみた。『パジャマどうしたの?からだは大丈夫?』それで僕は「いや~なんでもないよ。暑かったから汗かいたんだ。心配しないで。」と軽く答える。美玖にはなんでも正直に“報・連・相”と言っているのに、妻に「こんな夢みたんだよ。」とは言えなかった。
朝食を二人で食べていると、美玖が『ね~え、要君。あの~・・・』と何か相談をしたいのだが言いづらそうにする。「ほらなんでも正直に相談(少し気が咎める)だろ!」と言うと、『そうだね。じゃ~言うね。土曜日(5/13)にどういう服で行けばいいかな?』って真剣な眼差しで聞いてきた。
その夜、Hな夢を僕は見た。シティホテルの一室、美玖が窓辺で外の景色を見ながら佇んで(じっとその場所にいる。)いる。服はミニのワンピース。長い足がすらっと伸びている。不意にこちらを向いて笑顔で話しかけたので僕は答えようとしたが声は出ない。
すると僕の背後から左側を通って、長身の男が現れ、美玖に話しかけている。不思議なことに二人の会話が全く聞こえない。それに二人は僕の姿がみえないのか気付きもしない。男は妻のからだを引き寄せ突然にキスをする。僕は「あっっ!」と驚きの声をあげるが“音”がでない。まるで無声映画の1シーンのように進行する。
心の中では「やめろ」と思っている自分と、初めて妻が他人とキスをしていることに嫉妬し、それ以上に興奮している自分がいた。これは現実ではないという感覚があるが、やけにリアルなのだ。長いキスが終わり、蕩け切った顔をした美玖はなぜか自分からワンピースを脱いでいる。白の上下の下着が眩しい。
ベッドに腰をおろした美玖の背後から男に(でも顔の輪郭だけではっきり見えない。)ブラジャーをはずされ両手で揉まれている。瞬間にもっと大きな声で「やめてくれ~!」と叫ぶ自分の声でガバッと目をさました。「え~え~なに?なに!」って慌てる。夢・・ユメなのか?・・現実に戻って変な汗が湧いてきた。というかパジャマが汗で冷たくなってしまい、着替えざるを得なかった。
次の朝(5/10水)、美玖はランドリーの横のかごに夫のパジャマが入っていたのを訝(いぶか)り、尋ねてみた。『パジャマどうしたの?からだは大丈夫?』それで僕は「いや~なんでもないよ。暑かったから汗かいたんだ。心配しないで。」と軽く答える。美玖にはなんでも正直に“報・連・相”と言っているのに、妻に「こんな夢みたんだよ。」とは言えなかった。
朝食を二人で食べていると、美玖が『ね~え、要君。あの~・・・』と何か相談をしたいのだが言いづらそうにする。「ほらなんでも正直に相談(少し気が咎める)だろ!」と言うと、『そうだね。じゃ~言うね。土曜日(5/13)にどういう服で行けばいいかな?』って真剣な眼差しで聞いてきた。