長16〖嫁と知人 そして僕〗第1話
長16〖嫁と知人 そして僕〗第1話
(原題:乗り気じゃない嫁を大学時代の友人に抱かせた 投稿者:愛妻家 投稿日:
20120417)
(名作(改訂版B):明日香と親友 そして俺 より改訂)
僕の名前は加藤文彦(かとう・ふみひこ:29歳)。普通の会社員、優しいけれど内向的な性格。嫁の名前は加藤麻里子(かとう・まりこ:27歳)で勝気な反面、男につくすタイプ。週3日(月・水・金)のコンビニにパート勤務。
僕は角倉麻里子と付き合っている頃から、〖ねとられ〗のフェチ(性癖)をさり気なくアピールをしていた。それでセックスの最中に[昔の男の事」を聞いたりしたり、盛り上がってくると元カレの名前呼んでもらったりもしています。彼女も、最初はドン引きだったけどいつの間にか慣れてきたみたいだ。(いや諦めたといった方が・・・。)
嫌々だけど麻里子は、『仕方ない彼氏だよね』って感じで僕のフェチに付き合ってくれています。それでも結婚した後くらいから、僕がしつこく「昔の男と会いたくない?」と尋ねながらセックスをしていました。そうすると嫁は『ちょっと、わたしに浮気してほしいの?』ってイラツキます。「それは嫌だよ!」と僕は即否定した。
当然にそれはそれで“僕の本音”ではあるけれど、それでも浮気をしている麻里子のことを想像すると、超興奮するのも事実なのですが、そういうことは、麻里子には秘密です。そんな日々の最中、妄想が溜まっていた僕は「ねぇスワッピング(複数のカップルがお互いのパートナーを取り替え、同室もしくは別室で行う集団的性行為。自分の本来のパートナーが別の異性と性行為を行っているという屈辱感や嫉妬などが相乗効果となり、性行為の興奮度を高める)をやってみない?」と思いきって言ってみた。
《何を言ってるの!》って嫁にしかめっ面をされます。いつかは僕が言い出す、と密かに思っていたらしい。ちなみに付き合って現在に至るまで、二人の仲はずっと順調なのだけれど、「やっぱり嫌かな?」と、僕が問い直したら、麻里子には『絶対に嫌です!』って、はっきりと言われます。
さらに『文彦はわたしが他の男とセックスしても平気なの? そんなに別のおんなとやりたいわけ。』って真面目な顔で聞き返されました。これには、「麻里子は魅力的で大好きだから他の男に自慢したいんだ。」と、説得をします。《僕にはそれしか言いようがないし、実際にもそうなのだが、この性癖が分からない人には説得力がないだろうな。》それで結局、スワッピングの件は嫁に『全く意味がわかりません。』って、あっさりと却下されてしまうのが約半年前のことだった。 第2話につづく
20190629
長16〖嫁と知人 そして僕〗第2話
長16〖嫁と知人 そして僕〗第2話
第1話 20190629
嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)に『文彦はわたしが他の男とセックスしても平気なの? そんなに別のおんなとやりたいわけ。』って真面目な顔で聞き返されます。これに僕(加藤文彦:かとう・ふみひこ:29才)は、「麻里子は魅力的で大好きだから他の男に自慢したいんだ。」と、説得をしました。
それからも嫁に嫌がられながら昔の男の事を聞いて嫉妬心をくすぐられるようなセックスをしています。その間、スワッピングの提案も、ちょこちょこと間に挟んではいました。
僕の「どうかな? どうやってみない?」に、『それは無理、無理。』って」と麻里子はゼロ回答です。
それがどういう心境の変化があったのか判らないけれど何と年明けに奇跡が起こり麻里子にOKを貰らうことができました。たぶん僕が余りにしつこかったからだとは思います。
(後日に嫁はこの頃、余り僕の提案を拒否していると夫が風俗や浮気に走るのではないかと危惧したのと、公認浮気的なものに実は興奮したそうです。)
しかし、麻里子からは条件が提示されました。
『正直に言えばね、文彦が他の女とセックスするのは絶対に嫌なの。』
《これにはあまり愛情表現をしてくれる性格じゃない嫁なので、僕としては嬉しい条件だった。》
それで結論として、スワッピングはなしで、〖嫁を他人とセックスさせる〗ことになります。
他にも色々と条件が出されました。少なくとも最初の一回は『僕に見られるセックスは絶対に嫌なの。』、『わたしが相手を選びます。』、『必ず避妊(コンドームを着用)すること。』、『いま太っているから、1カ月の猶予時間がほしい。』(実際には、病院で低用量ピルを処方してもらい、安定した生理期間と状態にするためであったのでした。)
嫁の『わたしが相手を選ぶ。』は別にして、僕は相手候補を以前から決めていたのです。インターネットで募集するのはどうしても嫌だった。それで僕の知人で、麻里子とも面識がある萩原雄介(はぎわら・ゆうすけ:34才)さんに頼むつもりです。萩原さんは体育会系のイケメン。社交的な明るい性格。僕とは対称的な性格でした。年上ですが気さくな人なので、いろいろと相談に乗ってもらっています。
2週間ほどして、嫁に、「知らない人は嫌なので考えたんだけど・・萩原さんはどうかな?」と提案してみた。すると、麻里子は『マジ!?・・・。』って真顔になっています。『萩原さんにはもう頼んだの?』に、「まだなんだけど・・嫌なの?」の僕の問いに、嫁が『萩原さん、かっこよいからね・・大丈夫? 取られるかもよ・・。』ってニヤリと笑うのでした。
第3話へ続く
20190706
長16〖嫁と知人 そして僕〗第3話
第2話 20190716
何度か、僕(加藤文彦:かとう・ふみひこ:29才)が真剣に説得しているうちにようやく嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)に承諾を貰った。“知人(萩原雄介:はぎわら・ゆうすけ:34才)の方が安心できる”というのもあったみたいです。あと、《文彦の再三のお願いだし、断ったことで逆ギレして仲が悪くなるのは困る。》っていう感情もあったようだ。
肝心の萩原さんに僕は丁寧にお願いします。嫁が承諾した明後日に、萩原さんの会社近くの高級居酒屋を予約しました。肉料理コース(+飲み放題)はかなり奮発です。個室なので今夜みたいな会合には最適でした。僕が「お忙しいのに、ありがとうございます。」萩原さんは〔いえいえ、高そうな店ですね?〕、「もちろん僕のお願いですから・・。十分楽しんでください。」先ずはビールで乾杯です。
上タン・上ハラミ・ホルモン盛合せ(ミノ・シマチョウ・レバーなど)を食べ終わるころ、僕は肝心な話を切り出しました。「折り入ってお話があります。聞いてもらえますか?」と僕は切り出した。自分の性癖、嫁を抱いてもらうこと、麻里子の希望など滔々と語ります。萩原さんは一切口を挟まなかった。
〔俺も聖人君子じゃない・・と云うよりスケベにんげんだから・・構わないんだけど。加藤君がいいとしても、奥さんは本当に賛成なの?〕
「あの、正直に言って、麻里子がなぜ賛成してくれたかは不明です。」
〔エロくないから、なんだか不思議だね。でも奥さんとセックスするんだよね? 加藤君は平気なの?〕
「まだ実感がないんですが、嫁は大好きですから嫉妬はすごくすると思います。でも、それ以上に興奮すると思います。」
ビールから冷酒へ移って萩原さんの口調も滑らかになってきます。
〔麻里子さんって美人だよね。胸も大きいし、抱き心地よさそうです。あっ、失礼!〕
萩原さんの本音に、僕は胸が締め付けられました。
「それじゃ、引き受けてくれるんですか?」
〔分かりました。ただし一つ条件が・・麻里子さんが止めたいといったら終わりにしますね。〕
「もちろん、それで結構です。」
そのあとで、二人はラインのIDを交換します。実行の期日は嫁の承諾を得てからになりますが、詳しい取り決めはラインで事後に行うこととしました。最後に萩原さんが〔あの、加藤君のスマホに奥さんの写真があったら送ってくれないか?〕とたのんできます。聞けば、萩原さんはカメラが趣味だった。 第4話へつづく
20190716
長16〖嫁と知人 そして僕〗第4話
長16〖嫁と知人 そして僕〗第4話
第3話 20190716
まだまだ色々と気持ちが揺れている嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)に対して、僕(加藤文彦:かとう・ふみひこ:29才)が実行日を2週間先の土曜日の夜と強引に決め伝えました。決めてはみたけれど一応それまでに、麻里子が『嫌だよ。』って言ってきたら諦めるつもりです。その期間、麻里子は微妙なニュアンスで、こからとあるごとに『本当にするの?』って言ってきたけれど最終的に嫌だとは言わなかった。
実行日までの間、麻里子が僕に『萩原(雄介:はぎわら・ゆうすけ:34才)さんには『期待しないで』って言っておいてね。』、『目を瞑ってじっとしているから』って伝えておいて。』こんな事を何度も何度も言ってきます。こんな中で、萩原さんから嫁宛に宅配便が届きました。僕が麻里子に荷物の中身を聞きましたが答えてくれなかったのです。
それで実行日(土曜日)の夕方になりました。場所は萩原さんのマンションです。僕はこれまで2度ほど伺ったことがありました。2LDKの部屋は寝室と書斎、リビングとも几帳面な性格どおりに整理整頓されています。《あの寝室のベッドで嫁の麻里子が抱かれるんだ。》
嫁の『文彦には見られたくないの。』っていう条件を、僕は素直に呑んだ。それで僕が車で送って行き、そのまま待機をする予定です。いきなり二人のセックスを目の前で見るというのはさすがにハードルが高いと自覚していたので、自分からは「見せてほしい。」とは頼まなかった。
マンションに向かう途中、麻里子は何度も何度も『本当にいいの文彦は?』って、聞いてきます。これから嫁が【知人に抱かれる】という現実に、滅茶苦茶に興奮していた僕は理性を失い、運転しながら勃起していたペニスを触らせたので、麻里子に呆れた感じで溜息をつかれた。
マンションにつくと麻里子が僕に対して指を折りながら、『一応確認しとくけど本当ぼ~っとしてるだけだからね。あとキスもしないよ。後で萩原さんにつまんないとか言われて
もわたしに責任ないからね。』って、何度も念を押すように言われます。麻里子は車を降りる時にすごい勢いで僕にキスをしてきた。がつんっと歯が当たり、すごく痛い。嫁からそういうことをされるのは初めてです。
それからが、僕の精神状態はとにかくやばかった。マジで狂いそうになり、後悔の連続です。《今頃、麻里子は裸になっているのか・・・。》じっとなんてしているのは絶対無理だった。車はマンション近くのコインパークに入れます。僕は車内で覚悟をしていたにもかかわらず泣きそうになった。 第5話へつづく
20190719
長16〖嫁と知人 そして僕〗第5話
長16〖嫁と知人 そして僕〗第5話
第4話 20190719
それからが、僕(加藤文彦:かとう・ふみひこ:29才)の精神状態はとにかくやばくなります。マジで狂いそうになり、後悔の連続でした。《今頃、嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)は裸になっているのか・・・。》もうじっとなんてしているのは絶対無理になり、車をマンション近くのコインパークに入れました。
僕は車を降りて萩原雄介(はぎわら・ゆうすけ:34才)さんの部屋に向い、その前でうろうろします。一度は意を決して郵便受けを明けたりしたけど、中からは何も聞こえて来なかった。表側の部屋の電気は消えていたので、《ああ今やっているんだな・・・。》と、僕の心は壊滅的に凹みます。
もしこのとき実際に目の前で二人を見ていたら、本当に僕の心は完全に折れていしまうと思います。この日は、肌寒い夜だったのに嫌な汗が、がんがん出てきていた。何をしていいかわからなくて近くのコンビニに何度も入ったり出たりします。《まるで不審者だよな。》
このプレイについては、萩原さんと約束したのは[嫁がストップしたいと言ったら止めること。それと僕が電話をかけたら絶対に出ること]でした。最初は僕の方から中止になんかするとは思っていなかったけれど、反面、興奮した高揚感もあり、すぐには中止の電話が出来ません。
もう心の中では〖興奮〗と【嫉妬】の戦いだった。しかし、もうひとつの約束があって、時間制が救いになります。20時から22時までの2時間が約束だった。でもやはり我慢が
できなくて、僕は21時過ぎには電話をしてしまいます。[僕の電話には絶対出る]という約束だったから、でも『嫁の喘ぎ声』などを聞かされたら、《どうしよう・・それが目的のひとつのはずなのに。》と思いながらも恐る恐るの電話だった。
そうした心配もあり、麻里子にするのが怖くて、萩原さんのスマホに電話をします。「もしもし。」萩原さんはすぐに出てくれました。僕が「すいません。もう無理です! 嫁を返してください! 隣のコインパークで待ってます。」とお願いします。萩原さんは〔わかったよ。〕と応諾してくれた。
それから僕はすぐに電話を切ってしまいます。萩原さんの傍らにいるはずの麻里子の声が聞きたかったのだけれど、やっぱり聞きたくないという矛盾した気持だった。僕は運転席で待ちます。10分後に麻里子がマンションから出てきた。出てくるその姿を見て僕はほっとするのです。 第6話に続く
20190721
長16〖嫁と知人 そして僕〗第6話
長16〖嫁と知人 そして僕〗第6話
第5話 20190721
僕(加藤文彦:かとう・ふみひこ:29才)は「すいません。無理です! 麻里子を返してください! 隣のコインパークで待ってます。」とお願いしました。萩原(雄介:はぎわら・ゆうすけ:34才)さんが〔わかったよ。〕と応諾してくれます。10分後に麻里子がマンションから出てくるその姿を見て僕はほっとするのでした。
嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)は無言で車に乗り込んできます。僕がすごくビクビクしながらもちらっと横目で盗み見したら、麻里子はすごく照れくさそうだった。彼女の頬は上気して桃色に染まっています。長い黒髪も少し乱れていた。《あ、これもう駄目だ。》と思って、僕は強引に顔をこっち向かせてキスをします。
嫁の麻里子はシャワーを浴びる時間もなくすぐ出てきたので《“匂い”とかしそうだな。》と思った。僕が興奮していたからかも知れないが麻里子の体からはほとんど“匂い”はしてきません。しかし、キスをしても麻里子は絶対に口を開かなかった。その理由は後で判明します。
僕が顔を離すと、嫁は『むふふ』って感じで超にやにやしていた。《こいつ、なに上から
目線で見ているんだよ。》と僕は非常にむかつきます。でも麻里子が超好きだという自覚
が同時に湧いてきた。
僕は無言で車を出発させて、とても家まで我慢できずにそのままラブホテルへ向かいます。二人とも車中では喋りませんでした。急ぐあまりにすごく荒い運転になってしまい思わず別の建物の駐車場に突っ込んでしまいます。麻里子に『あはは』って呆れる感じで笑われてしまった。
無言で僕が車から外に出ると麻里子も無言で降ります。でも何かあからさまに『にやにや』
したいのを我慢している表情が、このプレイが僕の身勝手とはわかっているけど苛ついた。
麻里子の手を引っ張ってフロントへ向かう。僕は黙ったままに部屋を選んでエレベーター
で上へ。その間に麻里子が『怒ってるの?』って心配そうな感じで尋ねてくるけれど、僕は、無言のまま首振ることしかできなかった。 第7話に続く
20190820
長16〖嫁と知人 そして僕〗第7話
第6話 20190820
このプレイが僕(加藤文彦:かとう・ふみひこ:29才)の身勝手とはわかっているけど苛つきます。嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)の手を引っ張ってフロントへ向かいました。僕は黙ったままに部屋を選んでエレベーターで上へ。その間に麻里子が『怒ってるの?』って心配そうな感じで尋ねてきます。だけど、僕は、無言のまま首振ることしかできなかった。
部屋に入ったら速攻で嫁の服を脱がして挿入します。僕は滅茶苦茶興奮していた。萩原雄介(はぎわら・ゆうすけ:34才)さんとSEXをした麻里子の裸は普段の倍以上にエロく見えます。
1回戦が終わるまでずっと僕は無言だった。《すげーむかつく!》のと《なにこいつこんな良い女だったの?》とかが混合して、プラス緊張で《なんもしゃべれねー》という感じ。殆ど連続で2回戦をした。
少し間を置いて3回戦です。麻里子も超びっくりしていました。でも求められて安心って感じでの笑顔です。僕は理性が保てなくて、もう獣状態になった。『文彦~愛してるよ~』って麻里子が今まで言われたことなかったワードを僕に何度も言ってくれます。
ようやく気持ちが落ち着いてきていつもの感じで僕は喋れるようになった。でも実際にはずっと心臓がドキドキした感じは続いていたが、冷静な振りを装います。内心は《なんだよ! なんだよ! 畜生!》となっていた。
それでも少しずつ麻里子と会話をしていきます。といってもピロートーク(夫婦・愛人どうしが寝室で交わす会話)とかする余裕が全然無くて僕はストレートに「セックスしたの?」って麻里子に尋ねてみた。
第8話へ
20191112
長16〖嫁と知人 そして僕〗第8話
長16〖嫁と知人 そして僕〗第8話
第7話 20191112
僕(加藤文彦:かとう・ふみひこ:29才)はストレートに「セックスしたの?」と、嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)に尋ねてみます。
『・・・うん、まぁね~』
「どうだった?」
『なんかね、すごくあれだった・・。』って意味不明な返事。
「あれってなんだよ?」
『正直に言ったらすごく興奮したわ。』
麻里子は“馬鹿正直な性格”でそういうとこが又好きなとこなのだが、この時ばかりは《もっと嘘は上手くつけよ!》と僕は心底思った。それから、麻里子も内心はテンション上がっていたのか自分から次々と果てしなく喋りだします。
『最初は本当ただ寝てようって思ったのね。』
『実際そうしていたんだけど、途中でやばい事してるって思ったらすごく体が熱くなってきた。』
『気持ち良いとかじゃなくて興奮したって感じかな。』
『感じちゃ駄目って思えば思うほど興奮しちゃうの。』
『萩原(雄介:はぎわら・ゆうすけ:34才)さんのはね、すごく大きかった。』
『萩原さんには何回も文彦とどっちが良いって聞かれた。』
『でもそれはずっと無視してた。』
『すごいドキドキはしたけど気持ち良いっていうのとは少し違うなと思った。』
『でもあんまりしつこかったから、萩原さんは萩原さんで気持ち良いよって言っちゃった。』
『一応ね声とかはずっと我慢してた。』
『でもごめんね何回かイっちゃった。でも声は本当に我慢していた。』
『あとキスもしちゃったの。本当ごめんね。』
『ずっと我慢をしてたんだけど、イっちゃったら我慢が出来なくなった。』
『でも、そんなに何回もキスしてないよ。』
『正直全然感じなかったよ。』って麻里子に言われても、僕的には《それはそれでがっかりかも。》と、すごく自己中心的だけどそう思ってしまう。途中、僕は力なく「うん。」とか「ああ。」とか心がグサグサに凹みながら聞いていた。麻里子も、顔を合わせ辛いのかずっと僕の腕枕で視線を上げない。でも麻里子の告白はまだ続いています。
《しかし、これだけ馬鹿正直に語られるとなんだか疲れてくる。》
第9話へ
20191220
長16〖嫁と知人 そして僕〗第9話
長16〖嫁と知人 そして僕〗第9話
第8話 20191220
嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)は、顔を合わせ辛いのかずっと僕(加藤文彦:かとう・ふみひこ:29才)の腕枕で視線を上げなかった。でも麻里子の告白はまだ続いています。
『終わった後もう1回したいって言われたよ。』
『わたし的には嫌だなって思ったけど言えなかったの。』
『でもすごくドキドキして、自分から口でしちゃったよ!』
『正直、わたし流されていたと思う。ごめんね。』
『その時に文彦から電話がきてほっとした。』
え?じゃあ電話した時に「フェラチオチオしていたの?」と麻里子に確認する勇気は、僕にはなく。ただ胸に“嫉妬の矢”が鋭く突き刺さって何も言えなかった。
『でも本当! ほっとしたの。』
そこでようやく、嫁の麻里子が僕と視線を合わせてくれます。にこっと笑ってくれて、なんだか僕は安心して泣きそうになった。
『すごく興奮してたけど、それでもずっと文彦の事を考えてたんだよ。』
『すっかり家族になったと思ってたけど、ちゃんと男として好きだったんだなって思った。』
それで少し、しんみりしたけど、麻里子に『またしたいの?』って聞かれます。僕はすご
い賢者タイム(男性が射精終了やオナニーを終えて、それまでの興奮した感情から一転、冷静沈着又は脱力した状態、魂の抜け殻になった時間のこと)になり、凹んでいたので、うーんと迷っていた。すると麻里子に『わたしはちょっと怖いかな。』って言われます。それで「じゃあ! やめよう。」と僕は即答した。そして、その日はそのまま消化不良的になってしまいます。
翌日に改めて僕は「昨日麻里子が言っていたけど何が怖いの?」と思い切って尋ねてみた。
『あのね、文彦が1番好きなのに、エッチの間は勢いで好きとか言っちゃうかも知れないから。』
「今度エッチをしたら萩原(雄介:はぎわら・ゆうすけ:34才)さんに気持ちが移るってこと?」
『それはないない。あってもその時だけでしょ。でもね文彦がだらしないとそうなるかもね。』ってニヤリ。
第10話へ
20191221
長16〖嫁と知人 そして僕〗第10話
第9話 20191221
「じゃあ麻里子は何が怖いんだよ?」
『わたしには刺激が大きすぎて流されるみたいな?』
「年に1回とかだったならOKかな?」
『はいはい。』
その時は、僕(加藤文彦:かとう・ふみひこ:29才)も勢いでそんな事を言っちゃったけど実際には2回目があると躊躇(ちゅうちょ)しそう。でも、今はまだ凹みの余韻が強いけど、この“興奮”にブレーキをかけることができるのかすごく不安だ。《というか自分で自分にブレーキをかけられる人ってそんなにいない。》と思うのです。嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)も『正直に言えば自分がこんなに流されやすいとは思ってなかったなぁ。』って言っていた。
その日から僕自身が変わっていったと思うけど、麻里子の態度も少し変わります。ベタなのだろうけど、お互いに愛情表現をしっかりとするようになった。家族になっていたのが男と女を互いに意識し直した感じなのです。
昨日でも僕が会社にいる時でした。
『ぶっちゃけ、わたし文彦の事大好きだからね。だから無理せず体がしんどかったらたまには仕事休みなさい。』
なんてメールが来て、なぜか僕はトイレで泣きそうになります。
今週末に正直怖かったけれど萩原(雄介:はぎわら・ゆうすけ:34才)さんにプレイの様子をじっくりと聞いてきた。萩原さんはすごく詳細を憶えていてくれています。その内容はほぼ麻里子の申告どおりだった。それでも興奮したから僕なりに文書に書き起こしてみます。《それにしても時間が経っちゃうと、あと一回くらいはいいかな。となっちゃうね。》
第11話へ
20200201
長16〖嫁と知人 そして僕〗第11話
第10話 20200201
今週末に正直怖かったけれど僕(加藤文彦:かとう・ふみひこ:29才)は萩原(雄介:はぎわら・ゆうすけ:34才)さんにプレイの様子をじっくりと聞きにいきます。萩原さんはすごく詳細を憶えていてくれていました。その内容はほぼ嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)の申告どおりです。
萩原さんの話
呼び鈴が鳴ったからドアを開けると、麻里子ちゃんが苦笑いを浮かべて立っていた。それでわたしは〔あ、ど~も。〕と照れくさそうに会釈をします。麻里子ちゃんは帰るまでずっと一回もわたしと目を合わすことなくて、話しかけると相槌を打つけど基本的には口数が少なかった。
〔外は寒かった?〕
『少しね。』
〔文彦くんは今、車なの?〕
『うん。』
本当に会話ってそれくらいだった。
気まずい雰囲気だったからわたしは少し強引に切り出す。〔こっちへきてください。〕とベッドへ座って隣に座るよう促した。麻里子ちゃんは少し躊躇をしていたけど隣に座ります。すごく緊張しているぽっくって、ちょっと顔が強張っていた。わたしが肩に手を置いてキスをしようとしたら『それはだめです。』ってはっきり言われた。
でも強引に押し倒すと案外抵抗も無くベッドに倒れます。麻里子ちゃんに『私としても、つまんないと思いますよ?』って言われた。わたしは〔そんな事ないと思うけど。〕と反論して愛撫を始めます。
第12話へ
20200202
長16〖嫁と知人 そして僕〗第12話
長16〖嫁と知人 そして僕〗第12話
第11話 20200202
麻里子ちゃんには『私としても、つまんないと思いますよ?』って言われます。わたし(萩原雄介:はぎわら・ゆうすけ:34才)は〔そんな事ないと思うけど。〕と反論して愛撫を始めた。それと同時に嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)の服を脱がしていくと、彼女が『電気消してください。』って、「どうして?」と問います。『見てもつまんないですよ。』って言うのでわたしは仕方なく電気を消した。
あとはニーハイ(ハイソックス)だけになったので、それも脱がそうとすると、『一応全部はどうかと思うんで・・・。』って言われます。けれど無視してニーハイを脱がしたが特に抵抗は無かった。麻里子ちゃんは思っていたより白くてむちむちで、《めちゃくちゃいい身体だな。》と感心します。愛撫をしている間、彼女は無表情でずっと天井を見ていた。
麻里子ちゃんは、最初からSEXを楽しもうっていう感じがゼロだったから、どれだけ愛撫しても《感じそうにないな。》と思います。わたしはそれならばと、焦らすようにマッサージみたいな事をしてみた。焦らして、焦らして遠回りに乳首を責めていったら、少しずつ麻里子ちゃんはモジモジしだす。
わたしはいけると思ってクンニリングス(女性器=クリトリス・尿道口・膣・小陰唇・大陰唇=を直接舌や唇・歯などで舐めて性的刺激を与える行為 略称:クンニ)を始めた。クンニをしながら同時に乳首を責めます。なおも続けているうちに、麻里子ちゃんはゆっくりと膝を曲げたり伸ばしたりしだした。
第13話へ
20200212
長16〖嫁と知人 そして僕〗第13話
第12話 20200212
わたし(萩原雄介:はぎわら・ゆうすけ:34才)はいけると思ってクンニリングスを始めます。クンニをしながら同時に嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)の乳首を責めました。なおも続けているうちに、麻里子ちゃんはゆっくりと膝を曲げたり伸ばしたりします。吐息も聞こえ出して、わたしの腕を握ってきました。クリトリスを舐める度に微妙に腰を浮かすからわかりやすい。
顔を上げて〔フェラチオしてくれる?〕と聞くと無言で首を左右に振られてしまった。〔じゃあ入れるね?〕の返事も反応も無かったけどコンドームを着けます。わたしはペニスを嫁の性器に擦(こす)りつけながら〔麻里子ちゃん、体位は何が好き?〕と尋ねた。これを聞いて僕(加藤文彦:かとう・ふみひこ:29才)は興奮と嫉妬で胸が苦しくなります。
『わかりません。』
〔じゃあこのまま入れるけどいいかなあ?〕
『あの、それなら後ろからの方が・・・。』
〔バックが好きなの?〕
『違います。正常位で顔を見られるのが恥ずかしいから・・。』
麻里子ちゃんが濡れているのを確認して、わたしがバックで挿入すると、彼女の両手がぎゅってシーツを掴んだ。麻里子ちゃんのバック姿はすごく美しかったのです。あと彼女の中はすごく狭かった。
第14話へ
20200213
長16〖嫁と知人 そして僕〗第14話
長16〖嫁と知人 そして僕〗第14話
第13話 20200213
嫁(加藤麻里子:かとう・まりこ:27才)が濡れているのを確認して、わたしがバックで挿入すると、麻里子ちゃんの両手がぎゅってシーツを掴みます。最初はゆっくりやっていたけどそれでも『奥が痛いの・・。』って言われた。それで浅いところを突きます。
『あの、もう少し大丈夫かも・・。』
〔じゃあ奥を突いてって言ってみてよ。〕
『嫌です。』
わたし(萩原雄介:はぎわら・ゆうすけ:34才)はこれでも言葉攻めが好きだからこの後もずっと色々言ってみたけど基本的には全部、無視されてしまいました。それでも彼女の中はすごく濡れていて“ぐちょぐちょ”と音が鳴っていたから、〔加藤(文彦:かとう・ふみひこ:29才)さん以外でこんなに音を鳴らしていいの?〕と聞いたら、麻里子ちゃんは『やぁだ!』って笑います。
けれどそのあたりから嫁は息が荒くなっていったから満更でもなかったんだと思った。しかし、喘ぎ声は最後まで我慢しています。麻里子ちゃんの背中がかなり汗ばんでいたし、わたしも激しくピストンをしていたので、〔奥でも大丈夫?〕と聞いたら、『うん。』って頷いた。
それでガンガンとわたしが奥を突いたら明らかにシーツ掴んでいた両手に力がさらに入ります。〔痛くない?〕と尋ねると、彼女は首を左右に振った。〔気持ち良い?〕と質すと完全に無視をされてしまいます。ガンガン突き続けたら明らかに麻里子ちゃんの鼻息が荒くなった。彼女は顔を枕に押し付けるみたいな体勢になります。そのうち一回逝き、ここで小休止した。嫁に〔逝った?〕とわたしが聞くと首を横に振ります。
第15話へ
20200214
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