長S〖俺が仕掛けた〗第1章1話 01
長S〖俺が仕掛けた〗第1章1話 01
(原題:家内の情事 投稿者・投稿日:不明)
昨年末のことです。妻の自動車が故障したので、思い切って新車に買い替えることにしま
した。妻(西條麗子:さいじょう・れいこ:38歳)には独身の頃からずっと利用していた自動車屋があったのですが、昨年に廃業してしまったらしく、結局私(西條孝雄:さいじょう・たかお:41歳)が以前から懇意にしていたディーラーで購入することにしました。
年明けに店長に電話すると、すぐに営業担当がバンフレットを持って自宅まで来てくれます。それは店で何度か顔を見たことのある伊藤健一むあいとう・けんいち)君でした。彼は数台の軽自動車の特長などを丁寧に私と妻にしてくれました。
妻の麗子は、もともと車に興味があるわけでもなく、買い物などに必要だけど、車種はどれでもいいと言っていたのですが、伊藤君の提案でせっかく新車を買うのだから試乗してから決めようということになる。翌日パートが休みだった妻は早速試乗させてもらいました。
妻は2台試乗させてもらい、そのうちの1台に決めたようです。自慢ではないのですが、5~600万ぐらいなら、いつでもキャッシュで払える余裕はありましたので、どれを選ぶかは妻に一任していた。私は夕食の時に妻から購入の契約をしたことを聞きました。
『150万と少しかな。もう契約をしちゃったけどいいでしょ?』
「お前がそれでいいならいいじゃないか。新車なんだから大事にしろよ。」
何気無い日常会話でしたが、その後麗子が
『あの営業の伊藤君っていう子、おもしろい子ね。一緒に試乗してもらったけど、おもしろいことばかり言うから笑っちゃうのよ。』
「へーっ、そうなのか。俺も面識はあったけど、挨拶ぐらいしかしなかったからな。」
『やっぱり営業だから口がうまいのよね。携帯番号とメールアドレスを交換したのよ。またメールで爆笑を誘いますよ…なんて言うから・・。』
私は妻の麗子からそんな話を聞いても、その時は嫉妬とかまったく感じませんでした。麗子とは結婚をして14年がたち、中1になる娘がいます。子供が産まれるまではセックスもそれなりにあったのですが、子供ができてからは寝室も別になり、子供が大きくなった今は家族3人が別々の寝室となってしまいました。
さすがに寝室が別になるとセックスの回数もめっきり減ってしまいます。決して夫婦仲は悪くないのですが、妻の麗子とはいつのまにかセックスレスになっていました。だから、私は妻が若い男性とメールアドレスを交換したからと聞いても何とも思わなかったのです。
第1章2話 02 へ続く
2015/08/06
(原題:家内の情事 投稿者・投稿日:不明)
昨年末のことです。妻の自動車が故障したので、思い切って新車に買い替えることにしま
した。妻(西條麗子:さいじょう・れいこ:38歳)には独身の頃からずっと利用していた自動車屋があったのですが、昨年に廃業してしまったらしく、結局私(西條孝雄:さいじょう・たかお:41歳)が以前から懇意にしていたディーラーで購入することにしました。
年明けに店長に電話すると、すぐに営業担当がバンフレットを持って自宅まで来てくれます。それは店で何度か顔を見たことのある伊藤健一むあいとう・けんいち)君でした。彼は数台の軽自動車の特長などを丁寧に私と妻にしてくれました。
妻の麗子は、もともと車に興味があるわけでもなく、買い物などに必要だけど、車種はどれでもいいと言っていたのですが、伊藤君の提案でせっかく新車を買うのだから試乗してから決めようということになる。翌日パートが休みだった妻は早速試乗させてもらいました。
妻は2台試乗させてもらい、そのうちの1台に決めたようです。自慢ではないのですが、5~600万ぐらいなら、いつでもキャッシュで払える余裕はありましたので、どれを選ぶかは妻に一任していた。私は夕食の時に妻から購入の契約をしたことを聞きました。
『150万と少しかな。もう契約をしちゃったけどいいでしょ?』
「お前がそれでいいならいいじゃないか。新車なんだから大事にしろよ。」
何気無い日常会話でしたが、その後麗子が
『あの営業の伊藤君っていう子、おもしろい子ね。一緒に試乗してもらったけど、おもしろいことばかり言うから笑っちゃうのよ。』
「へーっ、そうなのか。俺も面識はあったけど、挨拶ぐらいしかしなかったからな。」
『やっぱり営業だから口がうまいのよね。携帯番号とメールアドレスを交換したのよ。またメールで爆笑を誘いますよ…なんて言うから・・。』
私は妻の麗子からそんな話を聞いても、その時は嫉妬とかまったく感じませんでした。麗子とは結婚をして14年がたち、中1になる娘がいます。子供が産まれるまではセックスもそれなりにあったのですが、子供ができてからは寝室も別になり、子供が大きくなった今は家族3人が別々の寝室となってしまいました。
さすがに寝室が別になるとセックスの回数もめっきり減ってしまいます。決して夫婦仲は悪くないのですが、妻の麗子とはいつのまにかセックスレスになっていました。だから、私は妻が若い男性とメールアドレスを交換したからと聞いても何とも思わなかったのです。
第1章2話 02 へ続く
2015/08/06
長S〖俺が仕掛けた〗第1章2話 02
長S〖俺が仕掛けた〗第1章2話 02
その後、妻の西條麗子(38歳)は伊藤健一君と時々メールのやりとりをしていたようでしたが、伊藤君を男として意識するような感じもなく、メールの内容も私(西條孝雄41歳)に話すほどでした。
妻から聞いた話ですが、伊藤君は28歳で独身です。マンションで一人暮らしをしているとのことでした。両親が数年前に離婚し、お父さんは伊藤君より年下の女性と再婚したらし
いのですが、一緒に暮らす気にもなれず独立したらしいです。
実のお母さんとは音信不通で、なかなか複雑な家庭環境で育ったようでした。しかし、伊
藤君はそんなことを感じさせない明るい好青年でしたが、私自身特に興味があるわけでもなかったので、妻の話も適当に聞き流していました。
そして、今年の1月の末ぐらいのある日、その伊藤君と話をする機会がありました。それは、オイル交換のため伊藤君の店の隣に併設している整備工場に車を持って行った時のことです。少し時間があったので、店舗の中でパンフレットを眺めていた時、伊藤君が私に話かけてきました。
〔西條さん、ご無沙汰しています。〕
伊藤君はいつもの通り明るくハキハキとしていました。
「やぁ、どうも。車は売れているかい?」
〔ええ、おかげさまで。今月の月間目標も軽くクリアです。先月は奥さんにも大変お世話
になりました。お車の調子はいかがですか?〕
「う~ん、調子はいいんじゃないかな・・。」
〔そうですか、もし何かありましたら、何なりとお申し付けください。〕
そこで、私はメールのことを思い出し、この件でちょっと伊藤君をからかってやろうと思いました。
「ああ、何かあれば妻が直接連絡するさ。メールの交換もしているんだろ?」
すると伊藤君は一瞬しまったという表情になり、深々と頭を下げます。
〔申し訳ございません。西條さんに何も言わずに勝手に奥さんと連絡取り合ったりして、
失礼なことをしました。本当に申し訳ございません。〕
あまりに伊藤君が大袈裟に謝罪するので、逆に可笑しくなってしまいました。
「はははっ・・俺は怒ってるんじゃないよ(笑)いいじゃないか 若い子とメールができて家内も喜んでいるさ。」
〔そうですが、でも西條さんのご気分を害したんじゃ・・・。〕
「大丈夫!大丈夫!気にしてないから、それより家内を一度デートにでも誘ってくれ。」
伊藤君が実に申し訳なさそうにしているので、私は慰めるつもりで言いました。
私の言葉を聞いて伊藤君も明るい表情が戻っていきました。
〔えっ?いいんですか?ありがとうございます。奥さんとメールしていると本当に楽しいんですよ。僕の話もいろいろ聞いてもらえるんで・・・。〕
私は伊藤君の家庭事情を思い出しました。妻は伊藤君の悩みをいろいろ聞いてやっているのかもしれません。
「まあ、あんなおばさんでよけければ相手にしてやってくれ。」
〔いやー、うれしいです。〕
私はある考えがひらめきました。
「但し・・だけど・・ひとつ条件が・・。」
〔えっ、何でしょうか?〕
「俺には絶対報告することだ。いいかな、できるかい?」
〔はい、わかりました。じゃあ、早速これから奥さんとのメールのやりとりは全部西條さんに転送します。〕
「よしっ、決まりだな。家内には内緒だぞ!」
〔ええ、了解しました。男同士の固い約束ですね。〕
それから、伊藤君は妻とのメールをすべて私に転送するようになったのです。
2015/08/12
その後、妻の西條麗子(38歳)は伊藤健一君と時々メールのやりとりをしていたようでしたが、伊藤君を男として意識するような感じもなく、メールの内容も私(西條孝雄41歳)に話すほどでした。
妻から聞いた話ですが、伊藤君は28歳で独身です。マンションで一人暮らしをしているとのことでした。両親が数年前に離婚し、お父さんは伊藤君より年下の女性と再婚したらし
いのですが、一緒に暮らす気にもなれず独立したらしいです。
実のお母さんとは音信不通で、なかなか複雑な家庭環境で育ったようでした。しかし、伊
藤君はそんなことを感じさせない明るい好青年でしたが、私自身特に興味があるわけでもなかったので、妻の話も適当に聞き流していました。
そして、今年の1月の末ぐらいのある日、その伊藤君と話をする機会がありました。それは、オイル交換のため伊藤君の店の隣に併設している整備工場に車を持って行った時のことです。少し時間があったので、店舗の中でパンフレットを眺めていた時、伊藤君が私に話かけてきました。
〔西條さん、ご無沙汰しています。〕
伊藤君はいつもの通り明るくハキハキとしていました。
「やぁ、どうも。車は売れているかい?」
〔ええ、おかげさまで。今月の月間目標も軽くクリアです。先月は奥さんにも大変お世話
になりました。お車の調子はいかがですか?〕
「う~ん、調子はいいんじゃないかな・・。」
〔そうですか、もし何かありましたら、何なりとお申し付けください。〕
そこで、私はメールのことを思い出し、この件でちょっと伊藤君をからかってやろうと思いました。
「ああ、何かあれば妻が直接連絡するさ。メールの交換もしているんだろ?」
すると伊藤君は一瞬しまったという表情になり、深々と頭を下げます。
〔申し訳ございません。西條さんに何も言わずに勝手に奥さんと連絡取り合ったりして、
失礼なことをしました。本当に申し訳ございません。〕
あまりに伊藤君が大袈裟に謝罪するので、逆に可笑しくなってしまいました。
「はははっ・・俺は怒ってるんじゃないよ(笑)いいじゃないか 若い子とメールができて家内も喜んでいるさ。」
〔そうですが、でも西條さんのご気分を害したんじゃ・・・。〕
「大丈夫!大丈夫!気にしてないから、それより家内を一度デートにでも誘ってくれ。」
伊藤君が実に申し訳なさそうにしているので、私は慰めるつもりで言いました。
私の言葉を聞いて伊藤君も明るい表情が戻っていきました。
〔えっ?いいんですか?ありがとうございます。奥さんとメールしていると本当に楽しいんですよ。僕の話もいろいろ聞いてもらえるんで・・・。〕
私は伊藤君の家庭事情を思い出しました。妻は伊藤君の悩みをいろいろ聞いてやっているのかもしれません。
「まあ、あんなおばさんでよけければ相手にしてやってくれ。」
〔いやー、うれしいです。〕
私はある考えがひらめきました。
「但し・・だけど・・ひとつ条件が・・。」
〔えっ、何でしょうか?〕
「俺には絶対報告することだ。いいかな、できるかい?」
〔はい、わかりました。じゃあ、早速これから奥さんとのメールのやりとりは全部西條さんに転送します。〕
「よしっ、決まりだな。家内には内緒だぞ!」
〔ええ、了解しました。男同士の固い約束ですね。〕
それから、伊藤君は妻とのメールをすべて私に転送するようになったのです。
2015/08/12
長S〖俺が仕掛けた〗第1章3話 03
長S〖俺が仕掛けた〗第1章3話 03
伊藤健一君(28歳)からは2~3日に1度ぐらいの間隔でメールが私(西條孝雄41歳)に転送されてきます。普段はジーンズしか履かないあの地味な妻(西條麗子38歳)が、 若い男性とどんなメールのやりとりをしているのか、最初はすごく興味があり、伊藤君からきた転送メールをドキドキしながら見たものです。
しかし、期待外れというか、中身はまったく他愛もないものでした。≪〔今日もまた新車を売りましたよ!〕≫の返信が≪『ヤッタネ!!おめでとう。』≫とか、 今日のニュース見た?ひどいよね~、シンジラレナイ~≫ みたいな感じでどうでもいいようなものがほとんどでした。
妻はさすがに主婦らしく、若くて一人住まいの伊藤君の食事をかなり気にしているようです。
≪『伊藤君、今日はなに食べたの?』≫
≪〔え~と 朝はコーヒーだけ 昼はラーメン 夜はビールとコンビニ弁当かなー〕≫
≪『何よそれ?野菜が全然不足しているわね。だめよ!そんな食事じゃ。』≫」
みたいな感じで伊藤君の食事の内容を聞いている日が多くありました。
そんなメールが続いていた矢先、伊藤君が仕掛けます。
≪〔じゃあ、麗子さんの手料理をご馳走になっちゃおうかな(笑)。〕≫
というメールを送りました。すると妻は
≪『そうね~、このままでは病気になるわ、伊藤君自炊しなさいよ!私が教えてあげるから。』≫
と返事をしていたのです。そのメールが転送されてきてからすぐに伊藤君から電話がありました。
〔すみません、西條さん。転送したメールはご覧になりましたか?〕
「ああ、見たよ。伊藤君、自炊をするのか?」
〔いえいえ、そんなの僕できないですよ。ただ自炊するとやる気を見せて、麗子さんの手料理をご馳走になっちゃおうかなと思って・・。〕
伊藤君はいつのまにか、妻のことを〔麗子さん〕と呼ぶようになっていました。
「でも本当にしなかったら妻のやつは怒るぞ。あいつが怒ったら結構怖いぞ(笑)。」
〔エーッ、マジっすか。やばいなー。それでですね、麗子さんを僕のマンションにお招きしていいか、西條さんにお伺いしたかったんです。〕
伊藤君は妻を自分のマンションに呼んで、自分で料理をせずに麗子から手料理をご馳走してもらう魂胆です。
「そうだな、妻がどう言うかな?年は離れていても、男性一人住まいの部屋に行くわけだからな?」
〔ええ、もちろん麗子さんに断られればやめますし、もし実現しても麗子さんには指一本触れませんから、お約束します。〕
私は伊藤君と話しながら何となく胸騒ぎを覚えました。38歳と28歳で10歳も年が離れているとはいえ、所詮は男と女です。マンションの密室で二人きりになれば何かあるかもしれません。まさか、自分の妻に限って、セックスレスでも、そういうことにまったく興味を示さない地味な麗子に限ってとは思いましたが、やはり若干の抵抗もありました。
ただ、万が一伊藤君と麗子がそういう関係になれば、その現場をどうしても見てみたいたいという気持ちも強くあったのです。これが【寝取られ願望】というのでしょうか?
2015/08/20
伊藤健一君(28歳)からは2~3日に1度ぐらいの間隔でメールが私(西條孝雄41歳)に転送されてきます。普段はジーンズしか履かないあの地味な妻(西條麗子38歳)が、 若い男性とどんなメールのやりとりをしているのか、最初はすごく興味があり、伊藤君からきた転送メールをドキドキしながら見たものです。
しかし、期待外れというか、中身はまったく他愛もないものでした。≪〔今日もまた新車を売りましたよ!〕≫の返信が≪『ヤッタネ!!おめでとう。』≫とか、 今日のニュース見た?ひどいよね~、シンジラレナイ~≫ みたいな感じでどうでもいいようなものがほとんどでした。
妻はさすがに主婦らしく、若くて一人住まいの伊藤君の食事をかなり気にしているようです。
≪『伊藤君、今日はなに食べたの?』≫
≪〔え~と 朝はコーヒーだけ 昼はラーメン 夜はビールとコンビニ弁当かなー〕≫
≪『何よそれ?野菜が全然不足しているわね。だめよ!そんな食事じゃ。』≫」
みたいな感じで伊藤君の食事の内容を聞いている日が多くありました。
そんなメールが続いていた矢先、伊藤君が仕掛けます。
≪〔じゃあ、麗子さんの手料理をご馳走になっちゃおうかな(笑)。〕≫
というメールを送りました。すると妻は
≪『そうね~、このままでは病気になるわ、伊藤君自炊しなさいよ!私が教えてあげるから。』≫
と返事をしていたのです。そのメールが転送されてきてからすぐに伊藤君から電話がありました。
〔すみません、西條さん。転送したメールはご覧になりましたか?〕
「ああ、見たよ。伊藤君、自炊をするのか?」
〔いえいえ、そんなの僕できないですよ。ただ自炊するとやる気を見せて、麗子さんの手料理をご馳走になっちゃおうかなと思って・・。〕
伊藤君はいつのまにか、妻のことを〔麗子さん〕と呼ぶようになっていました。
「でも本当にしなかったら妻のやつは怒るぞ。あいつが怒ったら結構怖いぞ(笑)。」
〔エーッ、マジっすか。やばいなー。それでですね、麗子さんを僕のマンションにお招きしていいか、西條さんにお伺いしたかったんです。〕
伊藤君は妻を自分のマンションに呼んで、自分で料理をせずに麗子から手料理をご馳走してもらう魂胆です。
「そうだな、妻がどう言うかな?年は離れていても、男性一人住まいの部屋に行くわけだからな?」
〔ええ、もちろん麗子さんに断られればやめますし、もし実現しても麗子さんには指一本触れませんから、お約束します。〕
私は伊藤君と話しながら何となく胸騒ぎを覚えました。38歳と28歳で10歳も年が離れているとはいえ、所詮は男と女です。マンションの密室で二人きりになれば何かあるかもしれません。まさか、自分の妻に限って、セックスレスでも、そういうことにまったく興味を示さない地味な麗子に限ってとは思いましたが、やはり若干の抵抗もありました。
ただ、万が一伊藤君と麗子がそういう関係になれば、その現場をどうしても見てみたいたいという気持ちも強くあったのです。これが【寝取られ願望】というのでしょうか?
2015/08/20
長S〖俺が仕掛けた〗第1章4話 04
長S〖俺が仕掛けた〗第1章4話 04
そこで私(西條孝雄41歳)は伊藤健一君(28歳)に次の条件を出しました。
「伊藤君はビデオカメラを持っているかい?」
〔ええ、持っていますよ。ハンディタイプのですけど・・・。〕
「それでいいよ。そいつで妻にわからないように撮影できるかな? 君と妻(麗子38歳)が部屋でいっしょにいるところを見たいんだ。もし、それができるなら俺は了承するよ。」
〔ビデオ報告ってことですね。了解しました。必ずしますよ。部屋が結構散らかっていますから、カメラを見えないようにセットできると思います。後は麗子さん次第ということですね。今からでもメールしてみます。〕
伊藤君の声は弾んでいます。妻は果たして何と返事するのだろうか、行って欲しいようなそうでないような複雑な気持ちでしたが、やはり行って欲しい気持ちの方が勝っていました。そして、麗子は伊藤君のメール、『え~っ本当に自炊するの?怪しいな?じゃぁ、わたしが指導のために健一君の家に行ってあげるわ。それでいつにする?』という返信があり、結局のところ翌々日に妻が伊藤君のマンションに行くことになりました。
《妻の麗子が伊藤君のマンションに一人で行く》、それは私が今まで感じたことのない複雑な心境でした。伊藤君は〔妻に指一本触れない。〕と誓います。《しかし、そうは言っても果たしてそれで終わるのか?仮にアルコールが入ればまた状況が変わるのでないか?そうなってほしい気持ちもあり、指一本触れないと言ったところで何かの拍子に身体が触れ合ったら、そのまま深い関係に陥るのではないか・・》と私は心の中であれこれと考えていました。
しかし、私の心配と期待をよそに妻はあっけなく伊藤君のことを話してくれました。
『明後日ね。わたし、伊藤君のお家に行って一緒に食事を作ってあげようと思うの。』
夕食を済ませて居間でテレビを見ながらくつろいでいた時に、麗子がそう話しかけてきたのです。私は一瞬ビクッとしましたが、何も知らない振りをしてつぎのように言います。
「ほーぉ、食事をか?」
『うん、聞いていると食生活がすごくひどいのよね。コンビニ弁当とか簡単なものだけで済ませているから。伊藤君、今はまだ若いからいいけど、そのうちきっと身体を壊しちゃうからね。自分で何か出来るようにしてあげないと。』
「そうだな、今の若い子のはひどいんだろうな。まあ、それはいいことじゃないか。」
適当に話を合わせておきましたが、隠そうともせず私に言うぐらいですから妻自身に変な意識はまったくなかったと思います。それだけに、正直に話してくれてホッとした反面、少し残念な気持ちもありました。
そして当日の昼過ぎに伊藤君からメールが届きます。
≪西條さん 今日は麗子さんにお世話になります。今、夕方6時ぐらいに買い物してから行くからって電話をいただきました。ビデオの方も昨晩確認して見えにくい位置にセットしましたし、4時間は撮影できます。僕もなんだかソワソワして落ち着かなくて、4時ぐらいに早退して麗子さんをお待ちしようと思っています。お約束は必ず守りますよ。麗子さんが帰られた後にご連絡させていただきます。≫
伊藤君のメールは何だか馬鹿丁寧で、彼が緊張しているのが分かる文面です。そういう私も午後からは仕事が手につかず、どこか上の空だったように思います。やらなければいけない仕事もたくさんあったのですが、午後5時には会社を出て、6時前ぐらいには家に帰ってしまいました。
2015/08/28
そこで私(西條孝雄41歳)は伊藤健一君(28歳)に次の条件を出しました。
「伊藤君はビデオカメラを持っているかい?」
〔ええ、持っていますよ。ハンディタイプのですけど・・・。〕
「それでいいよ。そいつで妻にわからないように撮影できるかな? 君と妻(麗子38歳)が部屋でいっしょにいるところを見たいんだ。もし、それができるなら俺は了承するよ。」
〔ビデオ報告ってことですね。了解しました。必ずしますよ。部屋が結構散らかっていますから、カメラを見えないようにセットできると思います。後は麗子さん次第ということですね。今からでもメールしてみます。〕
伊藤君の声は弾んでいます。妻は果たして何と返事するのだろうか、行って欲しいようなそうでないような複雑な気持ちでしたが、やはり行って欲しい気持ちの方が勝っていました。そして、麗子は伊藤君のメール、『え~っ本当に自炊するの?怪しいな?じゃぁ、わたしが指導のために健一君の家に行ってあげるわ。それでいつにする?』という返信があり、結局のところ翌々日に妻が伊藤君のマンションに行くことになりました。
《妻の麗子が伊藤君のマンションに一人で行く》、それは私が今まで感じたことのない複雑な心境でした。伊藤君は〔妻に指一本触れない。〕と誓います。《しかし、そうは言っても果たしてそれで終わるのか?仮にアルコールが入ればまた状況が変わるのでないか?そうなってほしい気持ちもあり、指一本触れないと言ったところで何かの拍子に身体が触れ合ったら、そのまま深い関係に陥るのではないか・・》と私は心の中であれこれと考えていました。
しかし、私の心配と期待をよそに妻はあっけなく伊藤君のことを話してくれました。
『明後日ね。わたし、伊藤君のお家に行って一緒に食事を作ってあげようと思うの。』
夕食を済ませて居間でテレビを見ながらくつろいでいた時に、麗子がそう話しかけてきたのです。私は一瞬ビクッとしましたが、何も知らない振りをしてつぎのように言います。
「ほーぉ、食事をか?」
『うん、聞いていると食生活がすごくひどいのよね。コンビニ弁当とか簡単なものだけで済ませているから。伊藤君、今はまだ若いからいいけど、そのうちきっと身体を壊しちゃうからね。自分で何か出来るようにしてあげないと。』
「そうだな、今の若い子のはひどいんだろうな。まあ、それはいいことじゃないか。」
適当に話を合わせておきましたが、隠そうともせず私に言うぐらいですから妻自身に変な意識はまったくなかったと思います。それだけに、正直に話してくれてホッとした反面、少し残念な気持ちもありました。
そして当日の昼過ぎに伊藤君からメールが届きます。
≪西條さん 今日は麗子さんにお世話になります。今、夕方6時ぐらいに買い物してから行くからって電話をいただきました。ビデオの方も昨晩確認して見えにくい位置にセットしましたし、4時間は撮影できます。僕もなんだかソワソワして落ち着かなくて、4時ぐらいに早退して麗子さんをお待ちしようと思っています。お約束は必ず守りますよ。麗子さんが帰られた後にご連絡させていただきます。≫
伊藤君のメールは何だか馬鹿丁寧で、彼が緊張しているのが分かる文面です。そういう私も午後からは仕事が手につかず、どこか上の空だったように思います。やらなければいけない仕事もたくさんあったのですが、午後5時には会社を出て、6時前ぐらいには家に帰ってしまいました。
2015/08/28
長S〖俺が仕掛けた〗第1章5話 05
長S〖俺が仕掛けた〗第1章5話 05
妻(麗子38歳)はもう伊藤(健一28歳)君のマンションに行ったのだろうか?今頃何をしているのか?私(西條孝雄41歳)はまったく落ち着きませんでした。食卓には妻が用意してくれた夕食が置いてありましたが、食事を食べる気にもなりません。冷蔵庫からビールを出してきて、テレビを見ながらチビチビ飲んでいましたが、どれだけ飲んだのか、テレビがどんな内容だったのかまったく覚えてないぐらいです。
今から思えば我ながら情けなかったと思いました。こんなに落ち着かないぐらいなら、伊藤君の申し出を断ればよかったのです。でも、こんなに興奮して落ち着かない時間を過ごしたのは生まれて初めてと言っても過言でなかったと思います。
時間の経過がものすごく遅く感じましたが、午後9時を少しまわったところで携帯が鳴りました。伊藤君です。すぐに出て妻を待ち焦がれていたと思われたくなかったので、着信音が5回鳴った後ぐらいに出ました。
〔あっ、西條さん、お待たせしました。麗子さんが今帰られたところなんです。〕
相変わらず明るい伊藤君の声でした。
「そうか、どうだ?少しは料理できるようになったか?」
私は他に聞きたいことがあったにもかかわらず、どうでもいいことを先に聞いてしまいました。
〔えへへっ、すみません。結局麗子さんの手料理をご馳走になっちゃいました。〕
「へーっそう、まあ、いいじゃないか。俺だって料理なんか全然だめだからな。」
〔そうですよね。ところでビデオはバッチリ撮れていますけど、どうしましょう? DVDにでもダビングしてお渡ししましょうか?〕
「うん、そうしてくれるかな。すまにな。伊藤君の奮闘振りを拝見させてもらうよ。」
〔いやー、西條さん、見てビックリしないでくださいよ。じゃあ、明日の午後にでも外回りの合間に会社の方へお届けします。〕
《ビックリしないでくださいか・・ 》多分冗談だろうけれど、何となく気になる伊藤君の言葉でした。
麗子が帰宅をしたのは午後10時を過ぎていました。伊藤君のマンションからだとそれぐらいでしょう。寄り道せず真っ直ぐに帰ってきたと思います。
『ただいま~、ごめんなさい。遅くなって。』
居間に入ってくると、いつも持っている手提げ鞄を下ろしながら、妻が言いました。すぐにコートを脱ぎ始めたので、無関心を装いつつもさり気なく麗子の服装を見ます。独身男性の部屋に一人で行くなら、少しはきれいな格好をして行ったのかと思いましたが、何度か見たことのあるセーターにジーンズでした。
「ああ、お帰り。結構遅かったなあ。」
『予想外なのよ。調味料もなにもなくてね、普段からどんな生活しているかすぐにわかるわね。だから一緒に作るとすごく時間かかっちゃったのよ。』
「そうか、それで少しは伊藤君も自炊する気になったのかい?」
私は自炊する気がまったくないような伊藤君の言葉を思い出しながら聞きました。
『どうかな、でもこれから少しはするんじゃないかしら。私に頼られても困るしね。』
妻と話をしながら、私はつい顔の表情や身体の変化がないか観察してしまいます。顔がいつもよりほんのりと赤いような気がしました。どうもアンコールを飲んでいるように思えました。ただ、あまり根掘り葉掘り訊くのはやめました。妻が隠し事をしているかどうかは、明日伊藤君が渡してくれるDVDを見ればわかることです。
『あなた、先にお風呂に入って。私は後片付けがあるから。』
「そうだな、先に休ませもらうよ。」
私は風呂に入った後、自分の寝室に入りましたが、伊藤君からメールが来ていました。
≪さっき麗子さんからメールが来ましたので転送します。≫
≪たった今無事に家に帰りましたよ。今日はどうもありがとう。すごく楽しかったです。でも、今度は少しぐらい自分で作ってね。早く食事を作ってくれる彼女ができるといいね。じゃあ good night ! ≫
どうやら麗子は、私が風呂に入っている間にメールを送ったのでしょう。ただメールを読んでみると、さっき妻から聞いた話とは微妙に違うことがわかりました。たしか麗子は、『一緒に作るとすごく時間かかっちゃった。』と言っていたのに、メールの様子では妻が全部作ったような感じです。そう言えば、伊藤君も電話で結局ご馳走になってしまったみたいなことを言っていました。DVDがすべてを語ってくれるのでしょうか?私は明日が待ちきれませんでした。
2015/09/24
妻(麗子38歳)はもう伊藤(健一28歳)君のマンションに行ったのだろうか?今頃何をしているのか?私(西條孝雄41歳)はまったく落ち着きませんでした。食卓には妻が用意してくれた夕食が置いてありましたが、食事を食べる気にもなりません。冷蔵庫からビールを出してきて、テレビを見ながらチビチビ飲んでいましたが、どれだけ飲んだのか、テレビがどんな内容だったのかまったく覚えてないぐらいです。
今から思えば我ながら情けなかったと思いました。こんなに落ち着かないぐらいなら、伊藤君の申し出を断ればよかったのです。でも、こんなに興奮して落ち着かない時間を過ごしたのは生まれて初めてと言っても過言でなかったと思います。
時間の経過がものすごく遅く感じましたが、午後9時を少しまわったところで携帯が鳴りました。伊藤君です。すぐに出て妻を待ち焦がれていたと思われたくなかったので、着信音が5回鳴った後ぐらいに出ました。
〔あっ、西條さん、お待たせしました。麗子さんが今帰られたところなんです。〕
相変わらず明るい伊藤君の声でした。
「そうか、どうだ?少しは料理できるようになったか?」
私は他に聞きたいことがあったにもかかわらず、どうでもいいことを先に聞いてしまいました。
〔えへへっ、すみません。結局麗子さんの手料理をご馳走になっちゃいました。〕
「へーっそう、まあ、いいじゃないか。俺だって料理なんか全然だめだからな。」
〔そうですよね。ところでビデオはバッチリ撮れていますけど、どうしましょう? DVDにでもダビングしてお渡ししましょうか?〕
「うん、そうしてくれるかな。すまにな。伊藤君の奮闘振りを拝見させてもらうよ。」
〔いやー、西條さん、見てビックリしないでくださいよ。じゃあ、明日の午後にでも外回りの合間に会社の方へお届けします。〕
《ビックリしないでくださいか・・ 》多分冗談だろうけれど、何となく気になる伊藤君の言葉でした。
麗子が帰宅をしたのは午後10時を過ぎていました。伊藤君のマンションからだとそれぐらいでしょう。寄り道せず真っ直ぐに帰ってきたと思います。
『ただいま~、ごめんなさい。遅くなって。』
居間に入ってくると、いつも持っている手提げ鞄を下ろしながら、妻が言いました。すぐにコートを脱ぎ始めたので、無関心を装いつつもさり気なく麗子の服装を見ます。独身男性の部屋に一人で行くなら、少しはきれいな格好をして行ったのかと思いましたが、何度か見たことのあるセーターにジーンズでした。
「ああ、お帰り。結構遅かったなあ。」
『予想外なのよ。調味料もなにもなくてね、普段からどんな生活しているかすぐにわかるわね。だから一緒に作るとすごく時間かかっちゃったのよ。』
「そうか、それで少しは伊藤君も自炊する気になったのかい?」
私は自炊する気がまったくないような伊藤君の言葉を思い出しながら聞きました。
『どうかな、でもこれから少しはするんじゃないかしら。私に頼られても困るしね。』
妻と話をしながら、私はつい顔の表情や身体の変化がないか観察してしまいます。顔がいつもよりほんのりと赤いような気がしました。どうもアンコールを飲んでいるように思えました。ただ、あまり根掘り葉掘り訊くのはやめました。妻が隠し事をしているかどうかは、明日伊藤君が渡してくれるDVDを見ればわかることです。
『あなた、先にお風呂に入って。私は後片付けがあるから。』
「そうだな、先に休ませもらうよ。」
私は風呂に入った後、自分の寝室に入りましたが、伊藤君からメールが来ていました。
≪さっき麗子さんからメールが来ましたので転送します。≫
≪たった今無事に家に帰りましたよ。今日はどうもありがとう。すごく楽しかったです。でも、今度は少しぐらい自分で作ってね。早く食事を作ってくれる彼女ができるといいね。じゃあ good night ! ≫
どうやら麗子は、私が風呂に入っている間にメールを送ったのでしょう。ただメールを読んでみると、さっき妻から聞いた話とは微妙に違うことがわかりました。たしか麗子は、『一緒に作るとすごく時間かかっちゃった。』と言っていたのに、メールの様子では妻が全部作ったような感じです。そう言えば、伊藤君も電話で結局ご馳走になってしまったみたいなことを言っていました。DVDがすべてを語ってくれるのでしょうか?私は明日が待ちきれませんでした。
2015/09/24
長S〖俺が仕掛けた〗第2章1話 06
長S〖俺が仕掛けた〗第2章1話 06
その翌日、私(西條孝雄:41歳)は朝からDVDのことばかり気になっていましたが、会社に出勤すると電話や来客に忙殺され、いつのまにか忘れてしまっていました。昼前ぐらいになり、ようやく落ち着いて自席でほっとしていた時、目の前の電話が鳴ります。それは一階受付の女子職員からの内線電話でした。
「今、一階ロビーに山本様という方がお見えですが?」私は一瞬誰かわかりませんでした。 山本?? もしかして、伊藤(健一:28歳)君かな・・。「わかった、すぐ行くからしばらく待ってもらってくれ!」私は急いで席を立つとエレベーターに乗り、伊藤君の待つ一階へ急ぎます。一階のロビーに行くと、ソファに座っていたのはやはり伊藤君でした。彼は私の顔を見るなり立ちあがります。
〔すみません。お仕事中にお呼びたてして。〕
「いやいや、伊藤君どうしたんだい?」
〔はい、ご依頼の物をお持ちしました。少しでも早いほうがいいと思いまして立ち寄らせていただきました。〕
私は手を差し出してソファに座るよう促します。伊藤君は会社での私の立場に配慮して、笑みを浮かべながらも口調はビジネス的で、いかにも取引先という雰囲気を出していました。
若いのになかなかやるな、私は感心しました。伊藤君は鞄の中から自分の会社のネーム入りの封筒を差し出します。私はその封筒を受け取って中身を確認しました。中にはケースに入ったDVDが一枚。
「ありがとう、早速後で確認しておくよ。」
〔どうかよろしくお願いします。〕
伊藤君は深く頭を下げた後、顔を上げながら小声で言いました。
〔ノーカットでダビングしています。感想をお聞かせいただけますか?今晩にでも。〕
「わかった。あとで連絡するよ。」
伊藤君は爽やかで誠実そうな笑みを浮かべながら、会社を出ていきました。《いい子だな》と私は改めて思いました。《多分異性にもモテるんだろうけど、あんな子がどういうつもりでうちの妻に好意を寄せているんだろうか?》そんなことを思いながら席に戻りました。
しかし、どうも仕事をする気になれません。今から帰れば、妻も子供も家にいませんからDVDをゆっくり見ることが出来ます。私は、上司に急用ができたからと言い、午後から半休をとり帰宅しました。
家に帰ると私は着替えをすることも忘れ、居間でDVDを再生させました。いつになく緊張し、心臓がドクドクと動いているのがわかります。映像に畳の部屋が出てきました。その部屋の隅にビデオをセットしたのか、和室の部屋とその奥にあるダイニングまでが映っています。伊藤君の後姿が見え、ダイニングの端にある入り口のドアを開けると、コートを着た妻が入ってきました。
2015/10/28
その翌日、私(西條孝雄:41歳)は朝からDVDのことばかり気になっていましたが、会社に出勤すると電話や来客に忙殺され、いつのまにか忘れてしまっていました。昼前ぐらいになり、ようやく落ち着いて自席でほっとしていた時、目の前の電話が鳴ります。それは一階受付の女子職員からの内線電話でした。
「今、一階ロビーに山本様という方がお見えですが?」私は一瞬誰かわかりませんでした。 山本?? もしかして、伊藤(健一:28歳)君かな・・。「わかった、すぐ行くからしばらく待ってもらってくれ!」私は急いで席を立つとエレベーターに乗り、伊藤君の待つ一階へ急ぎます。一階のロビーに行くと、ソファに座っていたのはやはり伊藤君でした。彼は私の顔を見るなり立ちあがります。
〔すみません。お仕事中にお呼びたてして。〕
「いやいや、伊藤君どうしたんだい?」
〔はい、ご依頼の物をお持ちしました。少しでも早いほうがいいと思いまして立ち寄らせていただきました。〕
私は手を差し出してソファに座るよう促します。伊藤君は会社での私の立場に配慮して、笑みを浮かべながらも口調はビジネス的で、いかにも取引先という雰囲気を出していました。
若いのになかなかやるな、私は感心しました。伊藤君は鞄の中から自分の会社のネーム入りの封筒を差し出します。私はその封筒を受け取って中身を確認しました。中にはケースに入ったDVDが一枚。
「ありがとう、早速後で確認しておくよ。」
〔どうかよろしくお願いします。〕
伊藤君は深く頭を下げた後、顔を上げながら小声で言いました。
〔ノーカットでダビングしています。感想をお聞かせいただけますか?今晩にでも。〕
「わかった。あとで連絡するよ。」
伊藤君は爽やかで誠実そうな笑みを浮かべながら、会社を出ていきました。《いい子だな》と私は改めて思いました。《多分異性にもモテるんだろうけど、あんな子がどういうつもりでうちの妻に好意を寄せているんだろうか?》そんなことを思いながら席に戻りました。
しかし、どうも仕事をする気になれません。今から帰れば、妻も子供も家にいませんからDVDをゆっくり見ることが出来ます。私は、上司に急用ができたからと言い、午後から半休をとり帰宅しました。
家に帰ると私は着替えをすることも忘れ、居間でDVDを再生させました。いつになく緊張し、心臓がドクドクと動いているのがわかります。映像に畳の部屋が出てきました。その部屋の隅にビデオをセットしたのか、和室の部屋とその奥にあるダイニングまでが映っています。伊藤君の後姿が見え、ダイニングの端にある入り口のドアを開けると、コートを着た妻が入ってきました。
2015/10/28
長S〖俺が仕掛けた〗第2章2話 07
長S〖俺が仕掛けた〗第2章2話 07
DVDの続きです。『おじゃましま~す。』妻(西條麗子38歳)の声はボリュームをかなり上げないと聞こえにくいぐらいでしたが、何とか聞き取れました。〔どうぞ、散らかっていますけど・・。〕と伊藤健一(28歳)君が出迎えます。麗子はコートを脱ぎながら『うわーぁ!ほんとに散らかっているわね。いかにも若い男の部屋って感じ。』って言います。脱いだコートの下は昨日見た服装とまったく同じでした。
『さぁーてと・・。』妻は買ってきた食材を出すとキッチンに向かいます。
『あれーーぇ、伊藤君。調味料は?お米もないけど・・。』
〔いやー、そういゃあ、ないですね。使わないし、腐っちゃうから・・。〕
『もーっ!しょうがないわね。』
苦笑いしながら妻はタイニングの椅子に腰掛けて、紙に何かを書いて伊藤君に渡しました。
『ねえ、これ買ってきてくれる?』
〔はーい、行ってきます。〕
伊藤君は出かけていき、妻はキッチンに立って準備を始めます。麗子がキッチンに立つと
カメラからは死角になって見えなくなりました。心臓が高鳴っていた私も落ち着いてきて、画像を早送りしながら見ます。
しばらくして伊藤君が買い物から戻りましたが、妻が食事の用意をする後ろでうろうろし
たりする映像ばかりが続きましたので、どんどん早送りさせました。映像を見ながら自分がよからぬ期待をしているのを自覚しましたが、まったくそんな雰囲気はありません。
やがて食事が出来あがり、畳の部屋で向かい合わせで食べている映像が映りましたが、食欲旺盛でバクバク食べている伊藤君の姿が印象的なぐらいです。《やっぱりなにもなかったんだろうな》とホッとしたようなガッカリしたような気持ちでした。
やがて、食事も終わって二人でテレビを見ていた時に、伊藤君がサイドボードを指差しながら言います。
〔そこにお客さんにもらったワインがあるんですよ。麗子さん、よかったら飲みませんか?〕
『へーっ、高級そうなワインね。私ね お酒あまり飲めないけどワインならいただいちゃおうかな。』
ワインを傾ける二人の姿がしばらく続きました。
ワインをゆっくり飲みながら、二人が談笑する映像が続きます。
『あーっ、おいしい。すごく飲みやすいね。後がちょっとこわいけど。』
〔そうですよね。ワインは結構後から酔いがまわりますよ。でもまあ、最後の一杯という
ことで・・。〕
伊藤君は妻のグラスにワインを注ごうとします。
『えーっ、私を酔わそうとしているでしょ(笑)。』
〔まさか、とんでもないですよ!〕
伊藤君は真顔で否定しました。
『あはは・・それよりさ、伊藤君聞いてもいい?』
〔ええ?何ですか?〕
『伊藤君は彼女いるの?』
〔う~ん、いないですよ。いない歴がもう2年かな。〕
『ホント?そんなふうに見えないわ。ねぇ、実はモテるんでしょ。』
妻は少し酔っているのか、テンションが高い感じで伊藤君を質問攻めにしています。
〔全然モテないですよ。僕、これでも奥手なんですよ。〕
『ふ~ん、でも好きな人とかいるでしょ?』
〔ええ・・いますよ。・・内に秘めていますけど・・。〕
伊藤君は麗子から視線をそらしながら言いました。
『なんだーっ、いるんじゃない。じゃあ、さっさと告白しちゃいなさいよ!誰なの?会社の女の子かな?言えないなら私が言ってあげようか?』
すっかり妻に主導権を握られてしまったような伊藤君は、やや言いにくそうに言います。
〔いえ、なんて言うか・・その人、結婚してるんです。だから・・。〕
『へーっ!そうなんだ。叶わぬ恋ってやつね。その人、お客さん?』
〔そうです。今僕の目の前にいます。〕
伊藤君は妻の麗子をまっすぐ見つめながら言いました。
2016/01/26
DVDの続きです。『おじゃましま~す。』妻(西條麗子38歳)の声はボリュームをかなり上げないと聞こえにくいぐらいでしたが、何とか聞き取れました。〔どうぞ、散らかっていますけど・・。〕と伊藤健一(28歳)君が出迎えます。麗子はコートを脱ぎながら『うわーぁ!ほんとに散らかっているわね。いかにも若い男の部屋って感じ。』って言います。脱いだコートの下は昨日見た服装とまったく同じでした。
『さぁーてと・・。』妻は買ってきた食材を出すとキッチンに向かいます。
『あれーーぇ、伊藤君。調味料は?お米もないけど・・。』
〔いやー、そういゃあ、ないですね。使わないし、腐っちゃうから・・。〕
『もーっ!しょうがないわね。』
苦笑いしながら妻はタイニングの椅子に腰掛けて、紙に何かを書いて伊藤君に渡しました。
『ねえ、これ買ってきてくれる?』
〔はーい、行ってきます。〕
伊藤君は出かけていき、妻はキッチンに立って準備を始めます。麗子がキッチンに立つと
カメラからは死角になって見えなくなりました。心臓が高鳴っていた私も落ち着いてきて、画像を早送りしながら見ます。
しばらくして伊藤君が買い物から戻りましたが、妻が食事の用意をする後ろでうろうろし
たりする映像ばかりが続きましたので、どんどん早送りさせました。映像を見ながら自分がよからぬ期待をしているのを自覚しましたが、まったくそんな雰囲気はありません。
やがて食事が出来あがり、畳の部屋で向かい合わせで食べている映像が映りましたが、食欲旺盛でバクバク食べている伊藤君の姿が印象的なぐらいです。《やっぱりなにもなかったんだろうな》とホッとしたようなガッカリしたような気持ちでした。
やがて、食事も終わって二人でテレビを見ていた時に、伊藤君がサイドボードを指差しながら言います。
〔そこにお客さんにもらったワインがあるんですよ。麗子さん、よかったら飲みませんか?〕
『へーっ、高級そうなワインね。私ね お酒あまり飲めないけどワインならいただいちゃおうかな。』
ワインを傾ける二人の姿がしばらく続きました。
ワインをゆっくり飲みながら、二人が談笑する映像が続きます。
『あーっ、おいしい。すごく飲みやすいね。後がちょっとこわいけど。』
〔そうですよね。ワインは結構後から酔いがまわりますよ。でもまあ、最後の一杯という
ことで・・。〕
伊藤君は妻のグラスにワインを注ごうとします。
『えーっ、私を酔わそうとしているでしょ(笑)。』
〔まさか、とんでもないですよ!〕
伊藤君は真顔で否定しました。
『あはは・・それよりさ、伊藤君聞いてもいい?』
〔ええ?何ですか?〕
『伊藤君は彼女いるの?』
〔う~ん、いないですよ。いない歴がもう2年かな。〕
『ホント?そんなふうに見えないわ。ねぇ、実はモテるんでしょ。』
妻は少し酔っているのか、テンションが高い感じで伊藤君を質問攻めにしています。
〔全然モテないですよ。僕、これでも奥手なんですよ。〕
『ふ~ん、でも好きな人とかいるでしょ?』
〔ええ・・いますよ。・・内に秘めていますけど・・。〕
伊藤君は麗子から視線をそらしながら言いました。
『なんだーっ、いるんじゃない。じゃあ、さっさと告白しちゃいなさいよ!誰なの?会社の女の子かな?言えないなら私が言ってあげようか?』
すっかり妻に主導権を握られてしまったような伊藤君は、やや言いにくそうに言います。
〔いえ、なんて言うか・・その人、結婚してるんです。だから・・。〕
『へーっ!そうなんだ。叶わぬ恋ってやつね。その人、お客さん?』
〔そうです。今僕の目の前にいます。〕
伊藤君は妻の麗子をまっすぐ見つめながら言いました。
2016/01/26
長S〖俺が仕掛けた〗第2章3話 08
長S〖俺が仕掛けた〗第2章3話 08
伊藤健一(28歳)君の言葉(〔今僕の目の前にいます。〕)に妻(西條麗子38歳)は凍りついたように動かなくなります。しかし、それはまったくの一瞬のことで、気まずい雰囲気をかき消すようにこう言いました。
『あはっ(笑)。どうもありがとう。うれしいわ、そんなこと言ってくれて。今日食事を作ってあげたご褒美かな。』
〔あっ、いや、あの・・麗子さん・・・。〕
伊藤君は何か言おうとしましたが、妻はそれ以上聞いてはいけないと思ったのか立ち上がります。『もうこんな時間だわ。伊藤君、私そろそろ帰るね。』妻の麗子はコートを着ると、出口へ向かって歩き始めました。伊藤君が“告白”をしてから一気に流れが変わったような感じです。
慌てて伊藤君は妻の後ろに歩み寄って言いました。
〔麗子さん、あのぅ・・また、来ていただけますよね?〕
戸口から出ていこうとしていた妻は振り向いて、笑みを浮かべながら言います。
『そうね~、じゃあ次は伊藤君の手料理をご馳走になりに来るわね、じゃあね。』
麗子は手を振りながら出ていきました。しばらくじっとしたままの伊藤君の後姿が映っていましたが、 DVDはそこで終わったのです。
私(西條孝雄:41歳)は心の中で良からぬことを期待をして、ドキドキしながら見ていたのですが、いささか拍子抜けの内容でしたが、何となく爽やかなドラマのような感じがしました。
私は感想を聞きたがっていた伊藤君に連絡を取ります。
「あっ、伊藤君、今いいかな?DVD早速見せてもらったよ。」
あまりに早く私が電話をしてきたことに伊藤君はびっくりした様子でした。
〔えっ!もうご覧になられたんですか!?それで、いかがでした?〕
「いやいや、伊藤君の言っていたように本当にびっくりしたよ。一昔前にあった青春ドラ
マみたいだったな(笑)。」
〔すみません、西條さんにびっくりしますよなんて言ってしまって、お恥ずかしいです。最後の言葉はちょっと余計でしたね。〕
伊藤君は申し訳なさそうに言いました。
「いや、いいじゃないか。一回りも年下の男に好きだと言われて怒る女なんていないさ。 それにまた行くようなことを言っていたし、妻も満更じゃないみたいだな。それにしても、伊藤君は律儀だなあ~。」
〔えっ、どうしてですか?〕
「だって本当に指一本、妻に触れなかったからなあ。」
〔ええ、でもそれは約束でしたから当然ですよ。まして、西條さんの奥さんですから・・。〕
「本当は触ってみたかったんだろ?」
ここで私は意地悪な質問をしました。それは伊藤君の本音を聞いてみたかったのです。伊藤君はしばらく沈黙していましたが、ゆっくりと言葉を選ぶように言いました。
〔それは、僕も男ですから。西條さんには失礼を承知で申し上げますと・・麗子さんを抱きしめたかったです・・・すみません。〕
「謝ることはないよ。そんなに妻のことを好きなら・・・次は伊藤君の思いのままにしてみろよ!」
そのとき、自分でも信じられないような言葉がつい出てしまいました。今まで41年の人生で思いもよらなかった〖寝取られ願望〗のようなものが、私の中でフツフツと沸いていたのです。
〔えっ・・でも、それは・・いくらなんでも・・・。〕
「但し、よく聞いてくれ!あくまで妻の意思を尊重すること。それに、無理強いはだめだ。それから、ビデオ報告はおれに必ずすること。いいかな?」
私は一応くぎを刺しておきます。それで伊藤君はしばらく迷っている感じでした。
〔ありがどうございます。西條さんのご好意に感謝します。・・でも、どうしてなんですか?
西條さんにとって大事な奥さんが、もし僕と・・なんて言うか・・万が一、男と女の関係になってしまったら・・。〕
「う~ん、うまく言えないけどなあ。妻は結婚してから俺以外の男性とは付き合っていないはずだから、本当に迫られたらどうするのか見たいし、おれには正直、〖寝取られ願望〗みたいなのもあるし・・ただ、こんなことは誰にも言えることでないからね。伊藤君が律儀で誠実な男であることはよくわかったから・・・妻に乱暴をしたり無茶なことはしないだろうと思っているよ。」
〔そうですか、わかりました。突然で、まだ心の整理ができませんので今は何とも言えないのですが、西條さんが良いなら、また麗子さんをお招きしたいと思います。〕
果たして伊藤健一(28歳)君はどうするだろうか?しばらく私(西條孝雄:41歳)は静観しようと思いました。
2016/02/05
伊藤健一(28歳)君の言葉(〔今僕の目の前にいます。〕)に妻(西條麗子38歳)は凍りついたように動かなくなります。しかし、それはまったくの一瞬のことで、気まずい雰囲気をかき消すようにこう言いました。
『あはっ(笑)。どうもありがとう。うれしいわ、そんなこと言ってくれて。今日食事を作ってあげたご褒美かな。』
〔あっ、いや、あの・・麗子さん・・・。〕
伊藤君は何か言おうとしましたが、妻はそれ以上聞いてはいけないと思ったのか立ち上がります。『もうこんな時間だわ。伊藤君、私そろそろ帰るね。』妻の麗子はコートを着ると、出口へ向かって歩き始めました。伊藤君が“告白”をしてから一気に流れが変わったような感じです。
慌てて伊藤君は妻の後ろに歩み寄って言いました。
〔麗子さん、あのぅ・・また、来ていただけますよね?〕
戸口から出ていこうとしていた妻は振り向いて、笑みを浮かべながら言います。
『そうね~、じゃあ次は伊藤君の手料理をご馳走になりに来るわね、じゃあね。』
麗子は手を振りながら出ていきました。しばらくじっとしたままの伊藤君の後姿が映っていましたが、 DVDはそこで終わったのです。
私(西條孝雄:41歳)は心の中で良からぬことを期待をして、ドキドキしながら見ていたのですが、いささか拍子抜けの内容でしたが、何となく爽やかなドラマのような感じがしました。
私は感想を聞きたがっていた伊藤君に連絡を取ります。
「あっ、伊藤君、今いいかな?DVD早速見せてもらったよ。」
あまりに早く私が電話をしてきたことに伊藤君はびっくりした様子でした。
〔えっ!もうご覧になられたんですか!?それで、いかがでした?〕
「いやいや、伊藤君の言っていたように本当にびっくりしたよ。一昔前にあった青春ドラ
マみたいだったな(笑)。」
〔すみません、西條さんにびっくりしますよなんて言ってしまって、お恥ずかしいです。最後の言葉はちょっと余計でしたね。〕
伊藤君は申し訳なさそうに言いました。
「いや、いいじゃないか。一回りも年下の男に好きだと言われて怒る女なんていないさ。 それにまた行くようなことを言っていたし、妻も満更じゃないみたいだな。それにしても、伊藤君は律儀だなあ~。」
〔えっ、どうしてですか?〕
「だって本当に指一本、妻に触れなかったからなあ。」
〔ええ、でもそれは約束でしたから当然ですよ。まして、西條さんの奥さんですから・・。〕
「本当は触ってみたかったんだろ?」
ここで私は意地悪な質問をしました。それは伊藤君の本音を聞いてみたかったのです。伊藤君はしばらく沈黙していましたが、ゆっくりと言葉を選ぶように言いました。
〔それは、僕も男ですから。西條さんには失礼を承知で申し上げますと・・麗子さんを抱きしめたかったです・・・すみません。〕
「謝ることはないよ。そんなに妻のことを好きなら・・・次は伊藤君の思いのままにしてみろよ!」
そのとき、自分でも信じられないような言葉がつい出てしまいました。今まで41年の人生で思いもよらなかった〖寝取られ願望〗のようなものが、私の中でフツフツと沸いていたのです。
〔えっ・・でも、それは・・いくらなんでも・・・。〕
「但し、よく聞いてくれ!あくまで妻の意思を尊重すること。それに、無理強いはだめだ。それから、ビデオ報告はおれに必ずすること。いいかな?」
私は一応くぎを刺しておきます。それで伊藤君はしばらく迷っている感じでした。
〔ありがどうございます。西條さんのご好意に感謝します。・・でも、どうしてなんですか?
西條さんにとって大事な奥さんが、もし僕と・・なんて言うか・・万が一、男と女の関係になってしまったら・・。〕
「う~ん、うまく言えないけどなあ。妻は結婚してから俺以外の男性とは付き合っていないはずだから、本当に迫られたらどうするのか見たいし、おれには正直、〖寝取られ願望〗みたいなのもあるし・・ただ、こんなことは誰にも言えることでないからね。伊藤君が律儀で誠実な男であることはよくわかったから・・・妻に乱暴をしたり無茶なことはしないだろうと思っているよ。」
〔そうですか、わかりました。突然で、まだ心の整理ができませんので今は何とも言えないのですが、西條さんが良いなら、また麗子さんをお招きしたいと思います。〕
果たして伊藤健一(28歳)君はどうするだろうか?しばらく私(西條孝雄:41歳)は静観しようと思いました。
2016/02/05
長S〖俺が仕掛けた〗第3章1話 09
長S〖俺が仕掛けた〗第3章1話 09
妻(西條麗子:38歳)と伊藤健一(28歳)君のメール交換はその後も続き、3月の中旬頃でしたが再度麗子が伊藤君のマンションに行く日が訪れました。『今晩また伊藤君のマンションに行ってくるね。今日は伊藤君がご馳走してくれるって言うから。』
当日の朝の出勤前に、妻はさらっと切り出してきました。今晩誘っていることは伊藤君か
ら事前に聞いていたのですが、私(西條孝雄:41歳)は大袈裟に返事をします。
「本当かよ?あいつ(伊藤君)が料理をするのかな?」
『ちょっとあやしいけどね。〔今日は僕が作りますから試食してください〕って言うから、それ試食じゃなくて毒味じゃないのって言っちゃった。』
「ははっ(笑)お前(妻の麗子)もきついなあ。まあ、食生活には十分気をつけてやれよ。料理が出来なくても、牛乳とか納豆とかさ、身体に最低限必要なものを毎日摂る習慣をつけてやったほうがいいな。」
『そうよね。あなた夕食は用意しておくからお願いね。』
妻と伊藤君はあの”告白”の日からも、メール交換は続けていたのですが、伊藤君から転送されてきたメールの内容を見る限りでは、お互い核心に触れることを避けているようなのです。当たり障りのないような話ばかりで、やっぱり伊藤君はこれ以上のことをする勇気はないのかなと、私((西條孝雄:41歳)は思っていたのですが、〔料理に挑戦するから〕ということで、妻を誘ったようでした。
二度目の訪問、そして伊藤君の“告白”後初めて二人きりとなる日です。しかも、「無理矢理でなかったら何をしてもいい。」と了解したも同然ですから、私(西條孝雄)は仕事中も落ち着きませんでした。
今日も早めに仕事を切り上げて家で妻(麗子)の帰りを待とうと思い、落ち着かないながrらも仕事のピッチをいつになく上げて帰ろうとしたのですが、夕方に取引先から思わぬクレームが入ります。ミスをした部下と一緒に取引先を訪問し、ようやく解放された時は夜の11時を過ぎていました。
取引先を訪問中は携帯を留守番電話にしていたのですが、その間に伊藤君から着信歴が2回とメールが1回、それと妻から着信歴が1回ありました。私は取りあえず妻の麗子に連絡をとります。「すまない、急にクレーム処理が入って今やっと終わったところだ。部下と一緒だから軽く食事をして帰るよ。」
『そうだったの、お疲れさま。私も1時間ぐらい前に帰ったんだけど、里菜(娘)がお父さんから連絡もないしまだ帰ってないって言うから心配していたのよ。』
「連絡が取りにくい雰囲気だったからな。先に寝ていてくれればいいよ、じゃあ。」
電話の感じでは、妻はいつもと変わらない様子です。《今日は一体どうなったのか?》私ははやる気持ちを押さえながら、伊藤君のメールを開けました。メールを受信した時刻は9時半過ぎでした。
≪西條さん、お仕事中でしたら申し訳ございません。留守電でしたのでメールを送らせてもらいます。21時過ぎに麗子さんはお帰りになりました。またDVD報告をさせていただきますが、もしよろしければ明日昼食をご一緒させていただけないでしょうか?会社の近くまで行きますので。今日は1歩前進というところでしょうか?≫
意味深な伊藤君のメールでした。1歩前進ということは、伊藤君の“告白”に対して妻(西條麗子:38歳)が何らかの返事をしたか、伊藤君が“告白”以上のことをしたか、いずれかということなのでしょうか?私(西條孝雄:41歳)は伊藤君に明日の待ち合わせ場所と時間をメールして、帰宅したのは日付が変わってからでした。
2016/02/09
妻(西條麗子:38歳)と伊藤健一(28歳)君のメール交換はその後も続き、3月の中旬頃でしたが再度麗子が伊藤君のマンションに行く日が訪れました。『今晩また伊藤君のマンションに行ってくるね。今日は伊藤君がご馳走してくれるって言うから。』
当日の朝の出勤前に、妻はさらっと切り出してきました。今晩誘っていることは伊藤君か
ら事前に聞いていたのですが、私(西條孝雄:41歳)は大袈裟に返事をします。
「本当かよ?あいつ(伊藤君)が料理をするのかな?」
『ちょっとあやしいけどね。〔今日は僕が作りますから試食してください〕って言うから、それ試食じゃなくて毒味じゃないのって言っちゃった。』
「ははっ(笑)お前(妻の麗子)もきついなあ。まあ、食生活には十分気をつけてやれよ。料理が出来なくても、牛乳とか納豆とかさ、身体に最低限必要なものを毎日摂る習慣をつけてやったほうがいいな。」
『そうよね。あなた夕食は用意しておくからお願いね。』
妻と伊藤君はあの”告白”の日からも、メール交換は続けていたのですが、伊藤君から転送されてきたメールの内容を見る限りでは、お互い核心に触れることを避けているようなのです。当たり障りのないような話ばかりで、やっぱり伊藤君はこれ以上のことをする勇気はないのかなと、私((西條孝雄:41歳)は思っていたのですが、〔料理に挑戦するから〕ということで、妻を誘ったようでした。
二度目の訪問、そして伊藤君の“告白”後初めて二人きりとなる日です。しかも、「無理矢理でなかったら何をしてもいい。」と了解したも同然ですから、私(西條孝雄)は仕事中も落ち着きませんでした。
今日も早めに仕事を切り上げて家で妻(麗子)の帰りを待とうと思い、落ち着かないながrらも仕事のピッチをいつになく上げて帰ろうとしたのですが、夕方に取引先から思わぬクレームが入ります。ミスをした部下と一緒に取引先を訪問し、ようやく解放された時は夜の11時を過ぎていました。
取引先を訪問中は携帯を留守番電話にしていたのですが、その間に伊藤君から着信歴が2回とメールが1回、それと妻から着信歴が1回ありました。私は取りあえず妻の麗子に連絡をとります。「すまない、急にクレーム処理が入って今やっと終わったところだ。部下と一緒だから軽く食事をして帰るよ。」
『そうだったの、お疲れさま。私も1時間ぐらい前に帰ったんだけど、里菜(娘)がお父さんから連絡もないしまだ帰ってないって言うから心配していたのよ。』
「連絡が取りにくい雰囲気だったからな。先に寝ていてくれればいいよ、じゃあ。」
電話の感じでは、妻はいつもと変わらない様子です。《今日は一体どうなったのか?》私ははやる気持ちを押さえながら、伊藤君のメールを開けました。メールを受信した時刻は9時半過ぎでした。
≪西條さん、お仕事中でしたら申し訳ございません。留守電でしたのでメールを送らせてもらいます。21時過ぎに麗子さんはお帰りになりました。またDVD報告をさせていただきますが、もしよろしければ明日昼食をご一緒させていただけないでしょうか?会社の近くまで行きますので。今日は1歩前進というところでしょうか?≫
意味深な伊藤君のメールでした。1歩前進ということは、伊藤君の“告白”に対して妻(西條麗子:38歳)が何らかの返事をしたか、伊藤君が“告白”以上のことをしたか、いずれかということなのでしょうか?私(西條孝雄:41歳)は伊藤君に明日の待ち合わせ場所と時間をメールして、帰宅したのは日付が変わってからでした。
2016/02/09
長S〖俺が仕掛けた〗第3章2話 10
長S〖俺が仕掛けた〗第3章2話 10
私(西條孝雄:41歳)は深夜に帰宅しましたが、妻(西條麗子:38歳)は寝ないで待って
くれていました。
『おかえりなさい。大変だったわね。』
「ああっ、散々だったよ。今の時代はいろいろうるさいよ。以前なら電話で謝ったら済んでいたのになあ・・それはそうと、どうだった?伊藤君の料理は。」
『えへっ、もう笑っちゃったわ。あれでよく食事をご馳走しますなんて言えたものね。結局はほとんど私が作っちゃったの。それでも自分でやろうとするだけでもいいことよね。』
「そうだよな。まあ本人が自分で食事に気を使うようになることはいいことだ。」
『そうね。いつまでも若くないしね。』
「さぁ、俺は風呂に入るから先に休んでくれ。」
食事のことなどは正直どうでもよかったのですが、妻の麗子がそれ以上何も言いそうな感じでもなかったので私は風呂に入りました。
翌日の昼、伊藤(健一:28歳)君は約束の時間に待ち合わせ場所の喫茶店に来ます。DVDを受け取り、私は昼食を共にしながら伊藤君に聞いてみました。
「1歩前進か?どんな前進なのか楽しみだな、ゆっくり見せてもらうよ。妻は特に変わった様子はなかったけどな。」
〔そうですか、むしろ変わっておられない方がいいですね。何事もなかったかのように自然の流れとして受けとめていただければ、僕もうれしいです。〕
「そうか、自然の流れの中で1歩前進か。ますます楽しみだな。」
私(西條孝雄)は伊藤君に余裕の表情を見せていたつもりでしたが、心の中では早くDVDを見たくてたまらなかったのです。
その日は午後7時頃に帰宅しましたが、DVDを見ることが出来た時は夜11時を過ぎてい
ました。妻の麗子が寝室に入ったのを確認し、私はヘッドホンを装着してドキドキしながら再生させます。DVDに出てきた伊藤君の部屋は前と何も変わっておらず、ビデオが隠されている位置もまったく同じのようでした。二人でキッチンに立って食事を作っているのか、妻(西條麗子:38歳)と伊藤君の姿が見え隠れし、時々話し声も聞こえてきます。
『ああっ、だめよ。それは先に煮込まないと。』
『ちがう、ちがう、いいわ。それは私がするから。』
どうやら伊藤君が何とか自分でしようとしているのを、妻の麗子は見ていられないといった雰囲気です。
その後は前と同じような光景でした。二人で食事をしながら談笑し、その後はまたもやワインを傾けていました。
『伊藤君もやればできるじゃない、私 見直したわ。』
〔そうですか?でも全然ですよね・・。麗子さんがいないと悲惨な料理になって・・・とても食べられたものじゃないですよ。〕
『いいの、いいの、食事に気をつけようと思うだけでも全然違うからね。』
妻に褒められて伊藤君はすごくうれしそうな顔をして笑っています。《まさか、これが1歩前進なのかな?そうだとしたらとんだ筋違いな前進だな・・》そんなことを思いながら、私(西條孝雄)は前回とほとんど変わりのないDVDに飽きてきたところでしたが、その時、 伊藤健一君が妻にこう言いました。
〔麗子さん、肩がこるんですか?〕
妻がワインを飲みながら時々肩のあたりを触っているのをみて、伊藤君が声をかけたので
す。
『うん、わたし結構若い頃から肩がこるタイプなのよね。』
すると伊藤君はちょっと深呼吸して言いました。
〔そうなんですか、もし・・よかったら僕が揉んであげましょうか?〕
『ほんとに?じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな~。』
すると伊藤君は麗子の背後にまわり、後ろから妻の肩に手をおいてゆっくりと揉み始めた
のです。それは伊藤君が初めて妻の身体に触れた瞬間でした。
《これか・・・・確かに前に比べれば1歩前進だ・・・》
伊藤君の手はやや震えているように見えます。それは無理もないでしょう。指一本触れることが出来なかった対象に、今は堂々と触れているのです。伊藤君の手には服の上からとはいえ妻のブラジャーの感触も伝わっているのか?顔が真っ赤になっていました。
麗子もやはり最初は意識したのだろうか?恥ずかしそうにしていましたが、マッサージの効能でじわじわと心地よくなってきた感じです。顔を赤らめながら、下向き加減で目を閉
じて伊藤君の肩揉みに身を任せていたのでした。
大きな手でゆっくりと肩を揉みほぐした後、伊藤君は左手を妻の左肩において支えると、 右手で首の下から背骨へとゆっくりと指を立てて、指圧するように摩っていきました。すると、下向き加減だった妻の麗子は身体を反りかえらせて顔を斜め上に向けると、目を閉じたまま思わず喘ぐような声を張り上げたのです。
『ああっ、ああっ、気持ちいいっ、すごく・・いいっ・・!』
2016/02/18
私(西條孝雄:41歳)は深夜に帰宅しましたが、妻(西條麗子:38歳)は寝ないで待って
くれていました。
『おかえりなさい。大変だったわね。』
「ああっ、散々だったよ。今の時代はいろいろうるさいよ。以前なら電話で謝ったら済んでいたのになあ・・それはそうと、どうだった?伊藤君の料理は。」
『えへっ、もう笑っちゃったわ。あれでよく食事をご馳走しますなんて言えたものね。結局はほとんど私が作っちゃったの。それでも自分でやろうとするだけでもいいことよね。』
「そうだよな。まあ本人が自分で食事に気を使うようになることはいいことだ。」
『そうね。いつまでも若くないしね。』
「さぁ、俺は風呂に入るから先に休んでくれ。」
食事のことなどは正直どうでもよかったのですが、妻の麗子がそれ以上何も言いそうな感じでもなかったので私は風呂に入りました。
翌日の昼、伊藤(健一:28歳)君は約束の時間に待ち合わせ場所の喫茶店に来ます。DVDを受け取り、私は昼食を共にしながら伊藤君に聞いてみました。
「1歩前進か?どんな前進なのか楽しみだな、ゆっくり見せてもらうよ。妻は特に変わった様子はなかったけどな。」
〔そうですか、むしろ変わっておられない方がいいですね。何事もなかったかのように自然の流れとして受けとめていただければ、僕もうれしいです。〕
「そうか、自然の流れの中で1歩前進か。ますます楽しみだな。」
私(西條孝雄)は伊藤君に余裕の表情を見せていたつもりでしたが、心の中では早くDVDを見たくてたまらなかったのです。
その日は午後7時頃に帰宅しましたが、DVDを見ることが出来た時は夜11時を過ぎてい
ました。妻の麗子が寝室に入ったのを確認し、私はヘッドホンを装着してドキドキしながら再生させます。DVDに出てきた伊藤君の部屋は前と何も変わっておらず、ビデオが隠されている位置もまったく同じのようでした。二人でキッチンに立って食事を作っているのか、妻(西條麗子:38歳)と伊藤君の姿が見え隠れし、時々話し声も聞こえてきます。
『ああっ、だめよ。それは先に煮込まないと。』
『ちがう、ちがう、いいわ。それは私がするから。』
どうやら伊藤君が何とか自分でしようとしているのを、妻の麗子は見ていられないといった雰囲気です。
その後は前と同じような光景でした。二人で食事をしながら談笑し、その後はまたもやワインを傾けていました。
『伊藤君もやればできるじゃない、私 見直したわ。』
〔そうですか?でも全然ですよね・・。麗子さんがいないと悲惨な料理になって・・・とても食べられたものじゃないですよ。〕
『いいの、いいの、食事に気をつけようと思うだけでも全然違うからね。』
妻に褒められて伊藤君はすごくうれしそうな顔をして笑っています。《まさか、これが1歩前進なのかな?そうだとしたらとんだ筋違いな前進だな・・》そんなことを思いながら、私(西條孝雄)は前回とほとんど変わりのないDVDに飽きてきたところでしたが、その時、 伊藤健一君が妻にこう言いました。
〔麗子さん、肩がこるんですか?〕
妻がワインを飲みながら時々肩のあたりを触っているのをみて、伊藤君が声をかけたので
す。
『うん、わたし結構若い頃から肩がこるタイプなのよね。』
すると伊藤君はちょっと深呼吸して言いました。
〔そうなんですか、もし・・よかったら僕が揉んであげましょうか?〕
『ほんとに?じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな~。』
すると伊藤君は麗子の背後にまわり、後ろから妻の肩に手をおいてゆっくりと揉み始めた
のです。それは伊藤君が初めて妻の身体に触れた瞬間でした。
《これか・・・・確かに前に比べれば1歩前進だ・・・》
伊藤君の手はやや震えているように見えます。それは無理もないでしょう。指一本触れることが出来なかった対象に、今は堂々と触れているのです。伊藤君の手には服の上からとはいえ妻のブラジャーの感触も伝わっているのか?顔が真っ赤になっていました。
麗子もやはり最初は意識したのだろうか?恥ずかしそうにしていましたが、マッサージの効能でじわじわと心地よくなってきた感じです。顔を赤らめながら、下向き加減で目を閉
じて伊藤君の肩揉みに身を任せていたのでした。
大きな手でゆっくりと肩を揉みほぐした後、伊藤君は左手を妻の左肩において支えると、 右手で首の下から背骨へとゆっくりと指を立てて、指圧するように摩っていきました。すると、下向き加減だった妻の麗子は身体を反りかえらせて顔を斜め上に向けると、目を閉じたまま思わず喘ぐような声を張り上げたのです。
『ああっ、ああっ、気持ちいいっ、すごく・・いいっ・・!』
2016/02/18
長S〖俺が仕掛けた〗第3章3話 11
長S〖俺が仕掛けた〗第3章3話 11
伊藤健一(28歳)君の右手は、背骨を摩りながらだんだん下がっていき、腰骨のあたりまできました。妻(西條麗子:38歳)の身体はますます反り返り、彼の左手のみで支えられていました。
伊藤君の右手は妻の腰のあたりまでくると、さらにゆっくりと円を描きながら骨盤を刺激するように動きます。
『ああっ、ああっ、ああっ・・。』
伊藤君の右手の動きに合わせるように妻の麗子は反り返って喘ぎ続けました。彼の顔は真っ赤で、額にはやや汗が滲んでいるように見えますが、何かにとりつかれたかのように妻の下半身を刺激し続けます。
右手はしばらく腰のあたりを集中的に刺激した後、徐々に下がっていきお尻のすぐ上までくると、再び上へ移動し始めました。すると今まではセーターの上から身体を摩っていた手がセーターの中に潜り込み、背中を這うように上がっていったのです。 麗子のセーターは少しずつ捲くれあがり、白いインナーが見え始めます。伊藤君の右手に翻弄され無抵抗状態だった妻はセーターの中に手を入れられていることにようやく気がつきました。
『いやっ、やめてぇぇ!』
その声で伊藤君は一瞬ビクッとして動きを止めましたが、再び右手が背中を這い上がり始めます。右手が背中の真中あたりに辿り着いた時、麗子が再び声を張り上げたのです。
『ダメぇぇ、おねがいぃ、やめて。』
妻に再び制止された伊藤君はようやく諦めたのか、右手をセーターから抜き取りました。
身体を反り返らせていた妻は、捲くれあがったセーターを元に戻し、肩で息をしながら黙って下を向きます。(予想しない展開に私は驚きと興奮が入り交じった気持ちになる。)すると伊藤君は抜き取った右手を妻の首筋に持っていき、再び揉みはじめました。伊藤君が服の上からではなく、妻の肌に直接触れたのです。
『ああっっ!』
首筋を揉まれ始めると、麗子は再び声を上げて、伊藤君のなすがままになってしまいました。そして首筋に沿って上下動を何度か繰り返した後、右手が妻の耳たぶを掴んだ時です。
『ああっ、そこはぁぁ、ダメ!』
妻は声を上げながら一瞬にして伊藤君の方へ崩れ落ちました。
〔あっ、麗子さん・・。〕
今まで妻がほとんど無抵抗であったため、自分の思いのままに妻の身体に触れていた伊藤
君でしたが、崩れ落ちた妻にビックリして慌てて抱き留めます。麗子は伊藤君に抱かれた状態で目を閉じて大きく息をしていました。それから二人は今までになく身体を密着させ、しばらく動きません。伊藤君は目を閉じている妻を抱き留めたまま、しばらく黙って見つめていましたが、ややおどおどしながら声をかけました。
〔麗子さん・・大丈夫ですか?〕
『驚かせて、ごめんなさいね。少し酔ったみたい。すごく気分がよかったから、フラッとしてしまったの・・・。』
妻はようやく目を開けて、伊藤君を見上げながらそう言いました。
〔いえ、僕が悪かったんです。麗子さんのセーターの中に手を入れてしまったり、耳たぶにまで触ってしまって。びっくりされたんですよね。〕
『ううん、こっちこそ大声出してごめんね。伊藤君に下着を見られたくなくて、つい声を張り上げちゃったの・・。』
〔そんな、僕に気を使わないでください。下着ぐらい・・。〕
『だって、いつも着けている色気のない下着だから・・あっ、ごめんね、重たいでしょ?』
ここで妻が起き上がろうとしたため、伊藤君も妻の背中に手を回して起こそうとしました。二人の顔が数センチの距離まで急接近したその時、彼は妻の唇に向かって自分の唇を近づけていったのです。
妻(西條麗子:38歳)は伊藤君の顔が近づいてくると避けることもせず、そっと目を閉じてその時を待っていました。そして妻の唇が伊藤君に・・しかし彼の頭が死角となり、二人の唇が直接触れ合うところが見えませんが、たしかに伊藤君のキスを受け入れたのです。
2016/02/23
伊藤健一(28歳)君の右手は、背骨を摩りながらだんだん下がっていき、腰骨のあたりまできました。妻(西條麗子:38歳)の身体はますます反り返り、彼の左手のみで支えられていました。
伊藤君の右手は妻の腰のあたりまでくると、さらにゆっくりと円を描きながら骨盤を刺激するように動きます。
『ああっ、ああっ、ああっ・・。』
伊藤君の右手の動きに合わせるように妻の麗子は反り返って喘ぎ続けました。彼の顔は真っ赤で、額にはやや汗が滲んでいるように見えますが、何かにとりつかれたかのように妻の下半身を刺激し続けます。
右手はしばらく腰のあたりを集中的に刺激した後、徐々に下がっていきお尻のすぐ上までくると、再び上へ移動し始めました。すると今まではセーターの上から身体を摩っていた手がセーターの中に潜り込み、背中を這うように上がっていったのです。 麗子のセーターは少しずつ捲くれあがり、白いインナーが見え始めます。伊藤君の右手に翻弄され無抵抗状態だった妻はセーターの中に手を入れられていることにようやく気がつきました。
『いやっ、やめてぇぇ!』
その声で伊藤君は一瞬ビクッとして動きを止めましたが、再び右手が背中を這い上がり始めます。右手が背中の真中あたりに辿り着いた時、麗子が再び声を張り上げたのです。
『ダメぇぇ、おねがいぃ、やめて。』
妻に再び制止された伊藤君はようやく諦めたのか、右手をセーターから抜き取りました。
身体を反り返らせていた妻は、捲くれあがったセーターを元に戻し、肩で息をしながら黙って下を向きます。(予想しない展開に私は驚きと興奮が入り交じった気持ちになる。)すると伊藤君は抜き取った右手を妻の首筋に持っていき、再び揉みはじめました。伊藤君が服の上からではなく、妻の肌に直接触れたのです。
『ああっっ!』
首筋を揉まれ始めると、麗子は再び声を上げて、伊藤君のなすがままになってしまいました。そして首筋に沿って上下動を何度か繰り返した後、右手が妻の耳たぶを掴んだ時です。
『ああっ、そこはぁぁ、ダメ!』
妻は声を上げながら一瞬にして伊藤君の方へ崩れ落ちました。
〔あっ、麗子さん・・。〕
今まで妻がほとんど無抵抗であったため、自分の思いのままに妻の身体に触れていた伊藤
君でしたが、崩れ落ちた妻にビックリして慌てて抱き留めます。麗子は伊藤君に抱かれた状態で目を閉じて大きく息をしていました。それから二人は今までになく身体を密着させ、しばらく動きません。伊藤君は目を閉じている妻を抱き留めたまま、しばらく黙って見つめていましたが、ややおどおどしながら声をかけました。
〔麗子さん・・大丈夫ですか?〕
『驚かせて、ごめんなさいね。少し酔ったみたい。すごく気分がよかったから、フラッとしてしまったの・・・。』
妻はようやく目を開けて、伊藤君を見上げながらそう言いました。
〔いえ、僕が悪かったんです。麗子さんのセーターの中に手を入れてしまったり、耳たぶにまで触ってしまって。びっくりされたんですよね。〕
『ううん、こっちこそ大声出してごめんね。伊藤君に下着を見られたくなくて、つい声を張り上げちゃったの・・。』
〔そんな、僕に気を使わないでください。下着ぐらい・・。〕
『だって、いつも着けている色気のない下着だから・・あっ、ごめんね、重たいでしょ?』
ここで妻が起き上がろうとしたため、伊藤君も妻の背中に手を回して起こそうとしました。二人の顔が数センチの距離まで急接近したその時、彼は妻の唇に向かって自分の唇を近づけていったのです。
妻(西條麗子:38歳)は伊藤君の顔が近づいてくると避けることもせず、そっと目を閉じてその時を待っていました。そして妻の唇が伊藤君に・・しかし彼の頭が死角となり、二人の唇が直接触れ合うところが見えませんが、たしかに伊藤君のキスを受け入れたのです。
2016/02/23
長S〖俺が仕掛けた〗第3章4話 12
長S〖俺が仕掛けた〗第3章4話 12
二人はしばらくの間固まったように動かず、唇を重ねています。私は二人のキスシーンに興奮しながらも、《早く離れてくれ!》 と心の中で叫び続けました。ほんの数秒間でしたが、ものすごく長く感じました。やがて伊藤健一(28歳)君がゆっくり顔を離すと、妻(西條麗子:れいこ:38歳)は顔を隠すように真下を向いてしまいます。長い髪が麗子の顔をすっぽり覆ってしまい表情が見えません。妻は顔を隠した状態でじっとしていました。
麗子は今何を思っているのか? 独身の男のマンションでキスまでしてしまった背徳感なのか? 密かに伊藤君の次のアクションを期待しているのか? 長い沈黙の時が流れ、伊藤君が先に口を開きます。
〔麗子さん・・あのぅ、僕は・・。〕
妻は下を向いたまま静かに言いました。
『わたし・・・もう、帰らないと・・。』
〔あっ、ああ、そっ、そうですよね。駅まで送ります。〕
麗子はコートを着ながら伊藤君を制止しました。
『ううん、いいから。じゃあ おやすみなさい。』
そう言い残して、妻はあっさりと伊藤君のマンションを後にしました。
DVDを見終えた時は既に午前1時を過ぎていました。私(西條孝雄:41歳)は時間を忘
れすっかり没頭しまっていたのです。そして翌日の昼休みに私は伊藤君に電話をしてみました。
「まさかと思ったけどキスとは驚いたよ。1歩どころか2、3歩前進じゃないか!」
〔はぁ、自分でもまさかキスまでできるとは思わなかったんですが・・・麗子さんの顔が目の前にあって、つい・・。〕
伊藤君は申しわけなさそうに言います。
「確かに自然の流れだったけど正直に言えば妬けたよ。早く離れろって思ったよ(笑)。」
〔すみません。でも麗子さんの唇すごくやわらかくて・・・大人の女性って感じの匂いがしました。僕みたいな若造の相手をしてもらってすごく嬉しかったんです。〕
妻と最後にキスをしたのはいつだったか覚えてないぐらいの私にとっては、 伊藤君の喜び
方が新鮮でした。
〔西條さん・・・実はさっき麗子さんに電話したばかりだったんです。キスをした後、あっさ帰られてしまったので・・僕、あれから何も話してなかったから、声が聞きたくて・・。〕
「ほぅ、そうか。別に何も変わりなかっただろう?」
〔はい。いつもの明るい麗子さんだったのでホッとしました。〕
「それで、妻は何か言っていたか? キスのこととか?」
〔ええ・・『案外手が早いのね』って・・『次は罰金取りますよ』って言われました(笑)。〕
「ははは・・面白いじゃないか!」
〔そうですね。でも罰金で済むなら僕はいくらでも払いますよ。〕
二人はこれからどうなるのか? このままいけばいつかは・・妻(西條麗子:38歳)がどこまで伊藤君と深い仲になるのか? 私は多少のリスクを冒してでもどうしても見たくなりました。
2016/03/02
二人はしばらくの間固まったように動かず、唇を重ねています。私は二人のキスシーンに興奮しながらも、《早く離れてくれ!》 と心の中で叫び続けました。ほんの数秒間でしたが、ものすごく長く感じました。やがて伊藤健一(28歳)君がゆっくり顔を離すと、妻(西條麗子:れいこ:38歳)は顔を隠すように真下を向いてしまいます。長い髪が麗子の顔をすっぽり覆ってしまい表情が見えません。妻は顔を隠した状態でじっとしていました。
麗子は今何を思っているのか? 独身の男のマンションでキスまでしてしまった背徳感なのか? 密かに伊藤君の次のアクションを期待しているのか? 長い沈黙の時が流れ、伊藤君が先に口を開きます。
〔麗子さん・・あのぅ、僕は・・。〕
妻は下を向いたまま静かに言いました。
『わたし・・・もう、帰らないと・・。』
〔あっ、ああ、そっ、そうですよね。駅まで送ります。〕
麗子はコートを着ながら伊藤君を制止しました。
『ううん、いいから。じゃあ おやすみなさい。』
そう言い残して、妻はあっさりと伊藤君のマンションを後にしました。
DVDを見終えた時は既に午前1時を過ぎていました。私(西條孝雄:41歳)は時間を忘
れすっかり没頭しまっていたのです。そして翌日の昼休みに私は伊藤君に電話をしてみました。
「まさかと思ったけどキスとは驚いたよ。1歩どころか2、3歩前進じゃないか!」
〔はぁ、自分でもまさかキスまでできるとは思わなかったんですが・・・麗子さんの顔が目の前にあって、つい・・。〕
伊藤君は申しわけなさそうに言います。
「確かに自然の流れだったけど正直に言えば妬けたよ。早く離れろって思ったよ(笑)。」
〔すみません。でも麗子さんの唇すごくやわらかくて・・・大人の女性って感じの匂いがしました。僕みたいな若造の相手をしてもらってすごく嬉しかったんです。〕
妻と最後にキスをしたのはいつだったか覚えてないぐらいの私にとっては、 伊藤君の喜び
方が新鮮でした。
〔西條さん・・・実はさっき麗子さんに電話したばかりだったんです。キスをした後、あっさ帰られてしまったので・・僕、あれから何も話してなかったから、声が聞きたくて・・。〕
「ほぅ、そうか。別に何も変わりなかっただろう?」
〔はい。いつもの明るい麗子さんだったのでホッとしました。〕
「それで、妻は何か言っていたか? キスのこととか?」
〔ええ・・『案外手が早いのね』って・・『次は罰金取りますよ』って言われました(笑)。〕
「ははは・・面白いじゃないか!」
〔そうですね。でも罰金で済むなら僕はいくらでも払いますよ。〕
二人はこれからどうなるのか? このままいけばいつかは・・妻(西條麗子:38歳)がどこまで伊藤君と深い仲になるのか? 私は多少のリスクを冒してでもどうしても見たくなりました。
2016/03/02
長S〖俺が仕掛けた〗第4章1話 13
長S〖俺が仕掛けた〗第4章1話 13
年度末から年度始めにかけて私(西條孝雄:41歳)は多忙な日々を送りました。帰宅が深夜になることも多く、家には寝るためだけに帰るようなものです。私に合わせるかのように、伊藤(健一:28歳)君からもあの日以来メールが転送されることもなく、妻(西條麗子:れいこ:38歳)と伊藤君の話をすることもありませんでした。
4月も中旬ごろとなり、仕事の方もようやく落ち着いてきました。《そういえば、伊藤君からはさっぱり連絡がなくなったなあ》と思いかけたある日、久しぶりに伊藤君が電話をしてきたのです。
〔西條さん、お久しぶりです。結構仕事が忙しくて、麗子さんとも全然連絡とってなかったんです。〕
「本当か? あれからさっぱり音沙汰なしだったから、妻とこっそりデートしているのかと思ったよ(笑)。」
〔あはっ(笑)。そうだといいですけど、とんでもないですよ。それはそうとして、西條さんと麗子さんをお食事にご招待したいと思うんですけど・・。〕
「ご招待って・・伊藤君がご馳走してくれるのかい?」
〔ええ、僕にお任せください!〕
伊藤君の話では、昨年度の営業成績がすごくよかったので、店長からペアの食事券をプレゼントされたとのことでした。妻(西條麗子)と二人で行こうとも思ったようですが、あまり二人きりばかりだと妻も外出しにくいのではとの配慮で、私も誘ってくれたらしい。
「そりゃうれしいことだけど、ペアの食事券なんだろ? 三人で行くとなったら、一人分は自腹になってしまうじゃないか?」
〔ええ、もちろんその分は僕が出します。西條さんには大変お世話になっていますから、ぜひご招待させてください。〕
妻の麗子にこのことを話してみると『ぜひ行きたいわ。』とのことで、三人で食事に行くこととなりました。
場所は知る人ぞ知る有名な料亭とのことで、いつもはジーンズばっかりの麗子も、この日ばかりはスーツを着て出かけます。確か二年ぐらい前に新調した春物のスーツですが、妻にしては膝上の短いスカートでした。ただ、あれからやや太ったのか、腰まわりがやや窮屈そうで、本人は気づいていたのかどうかわかりませんが、スカートには下着のラインが浮き出ています。
落ち着いた雰囲気の料亭で出された創作料理は、今まで味わったことのないぐらいの豪華料理で、私も妻も大満足でした。しかし、こんな高価なものを若い伊藤君に一方的にご馳走になったままでは申し訳なく思い、料亭を出た後私が仕事で利用したことのあるスナックバーに行きます。
カウンターで、妻(西條麗子:れいこ:38歳)を間に挟んで、麗子の左に伊藤健一(28歳)君そして右側に私(西條孝雄:41歳)が座りました。料亭から少々アルコールも入っていましたので、スナックバーでは三人ともややテンションが高くなっていました。
「伊藤君、うちの妻のことどう思う?」
私は少し酔った勢いで伊藤君に聞きました。
〔う~ん、素敵な方ですよね。お母さんみたいに包んでくれそうな感じです。〕
『ええっ! お母さんですって! お姉さんでしょ! もーっ、失礼ね(笑)。』
〔あっ、すみません、訂正します。お姉さんでした(笑)。〕
和気あいあいのうちに、あっという間に時間がたっていきます。しばらくして、私の右側に顔見知りのアルバイトの女性(古川智美:40歳)が座りました。麗子の視線が気になりましたが、彼女は年令は妻より上でしたので、《まあいいか》と思い私はその女性と話しこんでしまったのです。
ところが麗子は私に嫉妬するどころか伊藤君に寄り添うように楽しそうに話していました。 妻は足を組んで座っていたので、膝上のスカートは太股の三分の一ぐらいが見えるまでに上がっています。伊藤君にも妻の太股が見えているはずですが、私はキスシーンを見た時とはまた違う興奮を味わいました。
2016/03/20
年度末から年度始めにかけて私(西條孝雄:41歳)は多忙な日々を送りました。帰宅が深夜になることも多く、家には寝るためだけに帰るようなものです。私に合わせるかのように、伊藤(健一:28歳)君からもあの日以来メールが転送されることもなく、妻(西條麗子:れいこ:38歳)と伊藤君の話をすることもありませんでした。
4月も中旬ごろとなり、仕事の方もようやく落ち着いてきました。《そういえば、伊藤君からはさっぱり連絡がなくなったなあ》と思いかけたある日、久しぶりに伊藤君が電話をしてきたのです。
〔西條さん、お久しぶりです。結構仕事が忙しくて、麗子さんとも全然連絡とってなかったんです。〕
「本当か? あれからさっぱり音沙汰なしだったから、妻とこっそりデートしているのかと思ったよ(笑)。」
〔あはっ(笑)。そうだといいですけど、とんでもないですよ。それはそうとして、西條さんと麗子さんをお食事にご招待したいと思うんですけど・・。〕
「ご招待って・・伊藤君がご馳走してくれるのかい?」
〔ええ、僕にお任せください!〕
伊藤君の話では、昨年度の営業成績がすごくよかったので、店長からペアの食事券をプレゼントされたとのことでした。妻(西條麗子)と二人で行こうとも思ったようですが、あまり二人きりばかりだと妻も外出しにくいのではとの配慮で、私も誘ってくれたらしい。
「そりゃうれしいことだけど、ペアの食事券なんだろ? 三人で行くとなったら、一人分は自腹になってしまうじゃないか?」
〔ええ、もちろんその分は僕が出します。西條さんには大変お世話になっていますから、ぜひご招待させてください。〕
妻の麗子にこのことを話してみると『ぜひ行きたいわ。』とのことで、三人で食事に行くこととなりました。
場所は知る人ぞ知る有名な料亭とのことで、いつもはジーンズばっかりの麗子も、この日ばかりはスーツを着て出かけます。確か二年ぐらい前に新調した春物のスーツですが、妻にしては膝上の短いスカートでした。ただ、あれからやや太ったのか、腰まわりがやや窮屈そうで、本人は気づいていたのかどうかわかりませんが、スカートには下着のラインが浮き出ています。
落ち着いた雰囲気の料亭で出された創作料理は、今まで味わったことのないぐらいの豪華料理で、私も妻も大満足でした。しかし、こんな高価なものを若い伊藤君に一方的にご馳走になったままでは申し訳なく思い、料亭を出た後私が仕事で利用したことのあるスナックバーに行きます。
カウンターで、妻(西條麗子:れいこ:38歳)を間に挟んで、麗子の左に伊藤健一(28歳)君そして右側に私(西條孝雄:41歳)が座りました。料亭から少々アルコールも入っていましたので、スナックバーでは三人ともややテンションが高くなっていました。
「伊藤君、うちの妻のことどう思う?」
私は少し酔った勢いで伊藤君に聞きました。
〔う~ん、素敵な方ですよね。お母さんみたいに包んでくれそうな感じです。〕
『ええっ! お母さんですって! お姉さんでしょ! もーっ、失礼ね(笑)。』
〔あっ、すみません、訂正します。お姉さんでした(笑)。〕
和気あいあいのうちに、あっという間に時間がたっていきます。しばらくして、私の右側に顔見知りのアルバイトの女性(古川智美:40歳)が座りました。麗子の視線が気になりましたが、彼女は年令は妻より上でしたので、《まあいいか》と思い私はその女性と話しこんでしまったのです。
ところが麗子は私に嫉妬するどころか伊藤君に寄り添うように楽しそうに話していました。 妻は足を組んで座っていたので、膝上のスカートは太股の三分の一ぐらいが見えるまでに上がっています。伊藤君にも妻の太股が見えているはずですが、私はキスシーンを見た時とはまた違う興奮を味わいました。
2016/03/20
長S〖俺が仕掛けた〗第4章2話 14
長S〖俺が仕掛けた〗第4章2話 14
その日はそろそろ息子の亮太(14歳)が塾から帰る頃でしたので、名残を惜しみつつも私(西條孝雄:41歳)と妻(西條麗子:れいこ:38歳)はタクシーで帰宅しました。そして、ゴールデンウィークの前に伊藤(健一:28歳)君を我が家に招待しようということになったのです。
4月の下旬でしたが、伊藤君が我が家にやって来ました。〔おじゃましま~す!〕と伊藤君はやや照れながら、紙袋を提げて入ってきます。私が、「もしよかったら泊まってもいいぞ。」と言っていましたので、 それで着替えの用意をしてきたようでした。
『いらっしゃ~い!』って妻は特に変わった様子もなく、にこやかに伊藤君を迎えています。
伊藤君を居間に案内した後、妻は焼肉の用意をしかけたので、 私と二人でしばらく雑談していたのですが、伊藤君が庭の方を見ながら言いました。
〔もしかして、息子さんサッカーされているんですか?〕
庭に転がっているサッカーボールを見つけたようでした。
「ああ、まだ始めたばかりだけど。サッカー部に入ったらしい。」
〔へーっ、そうなんですか。実は僕もやっていたんですよ。中学、高校と。〕
「そうなの。ならちょうどいいじゃないか、ちょっと息子に教えてやってくれ。」
私は二階にいる息子を呼びました。
〔伊藤です。よろしくね。サッカー一緒にやろうか!〕
息子の亮太はやや人見知りする方で、最初はややぎこちなかったのですが、 気さくな伊藤君にすぐに慣れて、[健さん、健さん]と呼ぶようになります。二人は時間も忘れたように
夢中でサッカーをしていました。4月の下旬でしたが、その日はいいお天気で、気温も高かったので、 二人は汗だくになります。
『なによ! あなたたち汗ビッショリじゃないの。シャワー浴びて着替えなさい!』
夕食の支度ができたので庭に出てきた妻の麗子が言いました。
[うん、健さん。シャワー浴びようよ。]
すっかり伊藤君と仲良くなった亮太が、伊藤君の手を引っ張りながら言います。
〔あっ、じゃあ。ちょっとシャワーをお借りします!〕
『伊藤君、その服明日も着るんでしょ? 脱ぎなさい! 洗濯しておいてあげるから。』
〔あっ、ああ、すみません。じゃあ・・おねがいします。〕
それで伊藤君は風呂場の横の脱衣室まで行き、妻がその後に続きます。脱衣室に入った伊藤君は服を脱いで、 脱衣室のドアを少しだけ開けて妻に服を渡しました。
そして、そのすぐ後に息子も脱衣室の中に入ったのですが、 しばらくして息子の大きな声が聞こえたのです。[うわぁー! 健さんの超デカイ!!]と息子の叫び声は居間にいた私にも聞こえましたから、当然妻の麗子も聞こえているはずです。[超デカイ]と言ったのは、伊藤君のあそこ(ペニス)を見て言ったのでしょう。中学2年生ですから、そういうことにも興味が出てくる年頃。だから亮太が見た正直な感想を口にしたのでしょうが、それがどれぐらいのものなのか、私も少し興味がありました。 15へ続く
2016/08/12
その日はそろそろ息子の亮太(14歳)が塾から帰る頃でしたので、名残を惜しみつつも私(西條孝雄:41歳)と妻(西條麗子:れいこ:38歳)はタクシーで帰宅しました。そして、ゴールデンウィークの前に伊藤(健一:28歳)君を我が家に招待しようということになったのです。
4月の下旬でしたが、伊藤君が我が家にやって来ました。〔おじゃましま~す!〕と伊藤君はやや照れながら、紙袋を提げて入ってきます。私が、「もしよかったら泊まってもいいぞ。」と言っていましたので、 それで着替えの用意をしてきたようでした。
『いらっしゃ~い!』って妻は特に変わった様子もなく、にこやかに伊藤君を迎えています。
伊藤君を居間に案内した後、妻は焼肉の用意をしかけたので、 私と二人でしばらく雑談していたのですが、伊藤君が庭の方を見ながら言いました。
〔もしかして、息子さんサッカーされているんですか?〕
庭に転がっているサッカーボールを見つけたようでした。
「ああ、まだ始めたばかりだけど。サッカー部に入ったらしい。」
〔へーっ、そうなんですか。実は僕もやっていたんですよ。中学、高校と。〕
「そうなの。ならちょうどいいじゃないか、ちょっと息子に教えてやってくれ。」
私は二階にいる息子を呼びました。
〔伊藤です。よろしくね。サッカー一緒にやろうか!〕
息子の亮太はやや人見知りする方で、最初はややぎこちなかったのですが、 気さくな伊藤君にすぐに慣れて、[健さん、健さん]と呼ぶようになります。二人は時間も忘れたように
夢中でサッカーをしていました。4月の下旬でしたが、その日はいいお天気で、気温も高かったので、 二人は汗だくになります。
『なによ! あなたたち汗ビッショリじゃないの。シャワー浴びて着替えなさい!』
夕食の支度ができたので庭に出てきた妻の麗子が言いました。
[うん、健さん。シャワー浴びようよ。]
すっかり伊藤君と仲良くなった亮太が、伊藤君の手を引っ張りながら言います。
〔あっ、じゃあ。ちょっとシャワーをお借りします!〕
『伊藤君、その服明日も着るんでしょ? 脱ぎなさい! 洗濯しておいてあげるから。』
〔あっ、ああ、すみません。じゃあ・・おねがいします。〕
それで伊藤君は風呂場の横の脱衣室まで行き、妻がその後に続きます。脱衣室に入った伊藤君は服を脱いで、 脱衣室のドアを少しだけ開けて妻に服を渡しました。
そして、そのすぐ後に息子も脱衣室の中に入ったのですが、 しばらくして息子の大きな声が聞こえたのです。[うわぁー! 健さんの超デカイ!!]と息子の叫び声は居間にいた私にも聞こえましたから、当然妻の麗子も聞こえているはずです。[超デカイ]と言ったのは、伊藤君のあそこ(ペニス)を見て言ったのでしょう。中学2年生ですから、そういうことにも興味が出てくる年頃。だから亮太が見た正直な感想を口にしたのでしょうが、それがどれぐらいのものなのか、私も少し興味がありました。 15へ続く
2016/08/12
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