中L 寝とらせの行方vol.1
(原題:妻がベンチャー企業の社長に寝取られた話 投稿者・投稿日:不明)
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)は会社の取引先でベンチャー企業の社長 成田壮一(なりた・そういち:40歳)と仲良くさせてもらっている。仕事の打ち合わせ終わりに料理店で成田社長と会食をしている時に、その成田社長がスマホの待ち受け画面(壁紙)に設定している娘さんの写真を自慢してきた。
成田社長はバツ1(一度離婚した経験を持つ人のこと。)で娘さんが1人いるらしいけど、別れた奥さんが会わせてくれないらしい。だからマンションに帰っても〔“ぼっち(一人ぼっちのこと。)”なので寂しい。〕と時々僕を誘う。酒が進んでくると、僕の妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)に〔会わせてほしい!〕〔デートがしたい!〕と酔っているのか真面目に言っているのか分からないが、しきりに頼んでくる。以前偶然に街中で、僕達夫婦が成田社長と出会って好印象をもったらしいのだ。
僕と典子は結婚して6年目。一人娘のみのりが4歳。結婚1年目に妊娠したので甘い新婚生活は短かった。みのりが生まれてからは、夜の回数がめっきり減った。いわゆる〚倦怠期〛と重なったのと、いくらか妻が年齢を重ねるごとに“鮮度”が落ちてくる(失礼な話です)。直接には僕には不平を言わないが、生理前とかで夜の営みがない日が続くと明らかに機嫌が悪くなった。
倦怠期だからといっても愛情が薄くなった訳ではない。でも同じ相手とのセックスに新鮮さを求めるのには限界がある。米国では(ドラマや映画の場合だが)夫婦やカップルが常にベッドを共にして、愛し合っている。ときたま本当にそうなのか?と疑ったものだ。それでも一応の努力で“週1回がノルマ”になっている。ノルマと称している段階でアウトかもしれない。案外セックスって肉体もそうだが、精神的にもエネルギーがいるものだ。そのためには“燃焼促進剤”が必要になり、それが僕にとっては【寝取らせ願望】だったのである。
セックスの前戯に、あそこを指で弄りながら、「なあ典子。ここを他の男の指がはいってきたらどうする?」とか、「指じゃなくて太いペニスだったら?」って耳元で囁くと、最初の頃は『何言ってるの?』って素っ気ない態度だった。数回繰り返すうちに、典子もこの〖言葉遊び〗に慣れてきたのか、『私が浮気してもいいの? ここに男の人のオチンチンがはいるのよ。』と反応をしてくる。そして、典子が僕のペニスを“ギュッ”と思い切り握った。
『どうしたの? いつもより硬くなるのね。』って云いながら、典子がペニスを強く扱(しご)く。「典子だめだよ! 出ちゃうよ!」と言うと『こんなので弱音を吐くの? 私強い男の人が好きよ。』それで「そんなあ~?」僕は頭に血が昇り、典子の両足を割ってコンドームを装着したペニスを突き立てる。典子の中も愛蜜があふれだしていた。歪(ゆが)んだ劣情が脳内で増幅され怒涛のピストンと化した。 vol.2へ
2017/08/20
中L 寝とらせの行方vol.2
vol.1
典子も快感の波にのまれる。『和真・・すごいよ・・。』ってキレギレの喘ぎ声。僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)は一時の激情を乗り切り、まだまだ硬いペニスをゆっくりとゆっくり中で掻きまわした。もう“ノルマ”ではない。「典子って・・暴走しすぎ・・・」と言いつつ、妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)の快感のポイントを的確に突く。すると『もう許して・・・ねぇ・・逝かせて・・』ってお願いをする。
僕は再び《ノルマ》に戻り、二人の頂点を目指した。汗と冷や汗がないまぜになり、ようやく典子が逝き、僕は射精をする。『ごめんね。言い過ぎたわ・・・・。』と謝ってくる妻に、僕は自分の性癖を告白し、「いいんだよ。そういうのに興奮するんだ。でも本当にするのはなしだよ。」と正直に言うと、少し典子が驚いた顔をした後で、『変な事を考えるのね。いいよ私を満足させてくれるなら。でもさぼると浮気しちゃうよ。』って言い渡される。
それ以来、“ノルマ”以外でも頑張る日が増えた。もちろん、セックスの“燃焼促進剤”は有効活用される。僕の方は、典子の初体験を含めた元彼たち?のアレコレを尋ねるのだが、典子は『イヤだよ。はずかしいし、もう過去の出来事だよ。』って中々告白してくれない。そうすると僕のペニスは硬くならないものだから、典子が一生懸命に口や手で戦闘可能状態にしようとするのだが、僕は完全に白旗状態だった。
それで、典子も作戦を変更して、『あのね。本格的な初デートは高校2年だったんだけど、詳しいこと和真は聞きたい・・・?』って巧妙なエサを撒いてくる。思わず食い付く僕だった。「そうなんだ。それからどうしたの?」からチョット初キスの件(くだり)になると、そんなことでも僕のペニスは強く反応した。
『ほんとに和真はおかしいね。こんなのでいいの? 私が他の男との人と本当にしたらどうなるの?』って呆れかえられるが、その言葉に先ほどよりもっと興奮する。「典子はやっぱり僕以外の男としたいの?」と恐る恐る尋ねた。僕の程よく硬くなったペニスを横から舐めていた妻はニッコリして『それはね、たまにはいつもと違ったものを味あってみるのもね・・。』って挑発してくる。
「たとえば初恋のやつのか・・?」と訊く、『してみたいかな?』の返事に、コンマ何秒かで僕の脳内は淫らな妄想が駆け巡った。「そいつとは卒業後会ったことがあるの?」と典子は『どうでしょう? 会ったことがあると思う? どう?』ってグイグイ攻めてくる。途端に「どこに住んでるの? 同窓会であった?」と僕はオタオタした。
『そんなことより、早く満足させて~! でなきゃ浮気・・。』っていう最後の言葉を言う前に僕のペニスは典子を射抜いていた。『あ~ん! すごくイイ! イイよ!』って大きな喘ぎ声を出す。最近の“ノルマ”の日は、娘のみのりを近所に住む典子の実家に預けに行く。向こうの親も何となく察知してくれるのと、やはり孫が可愛いので喜んで預かってくれる。それで気兼ねなく、愛情表現が出来るのだ。 vol.3へ
2017/08/22
中L 寝とらせの行方vol.3
vol.2
「なあ典子、そいつとはキスだけだっの?」と“燃料促進剤”を求める。『そうね。胸は触られたかな?』「え~? 胸は直接? 胸だけ?」『う~ん昔だからね。おっぱいは直にだったかな? ショーツも触られたかも?』の妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)の返事に、僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)はもう制御不能になり、事前に安全な日と分かっていたので思い切り中に出してしまった。はぁはぁと肩で息する僕を下から満足そうな顔つきながら『君は変態さんだね。』ってからかう典子である。
世間から見たら、こうした少し変態チックなセックスが、倦怠期を迎える夫婦には丁度格好の刺激になっていた。もちろん、その時はあくまでも二人だけの“言葉遊び”にすぎなかったのだけれど・・・。今の時代は何事もパソコンやスマホを使って、インターネットで調べたいものを簡単に検索したりできる。昔だったら図書館や書店でいちいち本を読んだり、購入しなくてはいけなかった。まして、セックスのことや〖寝取られ・寝取り・寝取らせ〗のような分野は成人雑誌に頼ることしかできなくて、さらに女性が探究することなど不可能に近かったのである。
でも今は、主婦の典子でも、というより娘のみのりを朝に幼稚園に預けてしまうと、通園バスを迎えに行く午後2時まである程度は余裕な時間が持て、家事や簡単な食事を済ませると、これまではテレビを観ることぐらいしかしてこなかった。
だが、夫(和真)の“性癖?”といえる言動に妙に興味を持ち、あちこちを検索していくうちに、世の中にはいろんな人がいるのだなと驚いてしまう。これまで〚セフレ(セックスフレンドの略。セックスを楽しむことを目的に交際している男女)〛ぐらいは何となく知っていたが、〚イラマチオ(男性が女性の口を使ってするSEX。フェラチオとは異なり、女性が完全に受身になる。)〛、や〚中出し(一般に、ペニスを膣に生で挿入して膣中に射精する事。)〛、〚パイズリ(女性の乳房を使い男性のペニスを刺激する性行為。)〛セックスに関する用語もこんなにあるとは思わなかった。
それで夫の〖寝取られ〗とは、(自分の好きな異性が他の者と性的関係になる状況・そのような状況に性的興奮を覚える嗜好・そういう嗜好の人に向けたフィクションなどの創造物のジャンル名、などを指し、ゲーム業界などでは、NTRなどと呼ぶ場合がある。)とされる。具体的に言えば、自分の妻や恋人が他の男とセックスしているシーンを想像したり、あるいはセックスしている場面を実際に見たりすることで、性的に激しく興奮するのでした。
一般的な価値観からすれば、まったく理解不能な人たちです。普通の人であれば怒り狂ったりするような場面なのですが、この人たちは、もちろん中には怒りや嫉妬を感じたりする人もいますが、そういった複雑な感情よりも、わき上がってくる異様な性的興奮に圧倒されてしまう。そして、繰り返しこのような場面を想像したり、実際に実行したりして、性的な興奮に浸るのです。
このような寝取られを好む者は、男性にも女性にも見られますが、インターネット上を見ますと、圧倒的に男性が多いようです。そして、このような人たちには、〖寝取られ〗という被虐性を特に好む受け身の人もいれば、逆に自分から積極的に〖寝取らせ(る)〗タイプの人もいます。典子は自分自身はやはり一般人だと思うが、夫の“性癖”がこの程度なら、最近の夫婦生活の充実ぶりからも、むやみにやめさせようとは思わなくはなっていた。 vol.4へ
2017/08/25
中L 寝とらせの行方vol.4
vol.3
僕(松本和真:まつもと・かずま)の甘口批評からみても、典子は普通過ぎると思う。4歳の女児の母親、32歳(前々月になったばかり)の男の妻。30歳(いや2カ月後には31か)の女性。身長は156㎝と普通。その代り笑顔が可愛い。と言うより童顔なので20代前半でも通用する。あとは外部(つまり典子を知らない人)から掛かってくる電話でよく“娘さん”と間違えられる幼い声(僕はアニメ声と称しているがすごく嫌がる)。
普段はオシャレをしない(もちろん僕の稼ぎが少ないせいでもある。)が、時折ママ友(幼い子供の母親であることを共通としてできた母親同士という形の友達)とカフェしたり子供を父親などに預けてカラオケなどに行ったりするとき、妻(松本典子:まつもと・のりこ)曰く“余所行き(普段と違った所へ外出するときの衣服)”をタンスから引っ張り出してくる程度。
ただ、他の人には分からないが、所謂、《脱いだら凄い》というタイプで、胸とお尻がなかなかイケている。典子はそんな体型も好きじゃなくて出来る限りラインが目立たない恰好をしているが、娘のみのりが泳ぐの大好き少女で、さかんに〚ママ! ママ! 泳ぎに行こうよ!〛っておねだりするので、僕も連れられ(ガードマン兼ボディガード役)海水浴やプールへ行く。僕も娘と遊ぶが、やっぱりみのりはママと泳ぎたくて、仕方ないので典子はゆったりしたワンピース水着になっている。それでも周囲を気にするほどだった。
僕と成田(壮一:なりた・そういち:40歳)社長の付き合いは公私共に順調に続いている。僕の営業成績の約4割という受注を受けていたので、あの“ぼっち解消”の晩飯には3日に1度のペースになっていた。独身で、男前で大金持ちだから、当然に愛人はいる(それも2人!)が、〔結婚は今後もする気はない。〕と飲んだら口癖のように言っている。愛人さんはスマホで写真画像を見せてもらったが、グラビアアイドルのような美貌とスタイルだった。
僕は「羨ましいですね。」と半ば本音を告げると、社長は〔じゃ君の奥さんと交換してみようか? それはいいな!〕とほろ酔い加減で提案してきた。「うちのは平凡いたって普通の主婦ですよ。」と僕はやんわりと拒否する。〔君は馬鹿だな。可愛いじゃないか、自然そうナチュラルビューティなんだよ。分かってないな。声がまたイイな。〕と社長が典子を絶賛する。〔なあ大森君、一度検討してみてくれないか?〕とほとんどビジネス口調でせまってきた。
それで、典子に「ほら、前に話していた僕の大切な取引先の社長がどうしても君に会いたいって言うんだけど、家に呼んでもいいかな?」『和真の営業にプラスになるなら、いいよ。でも変な事を考えてないよね。』って釘を刺される。 vol.5へ
2017/08/28
中L 寝とらせの行方vol.5
vol.4
その夜、かなり飲んだ成田(壮一:なりた・そういち:40歳)社長は迎えに来た専属の運転手さんに〔悪いけれど、ちょっと寄り道してくれるか?〕と言っている。いつもはお見送りして別れるのだが、成田社長が〔さあ大森君も乗って乗って!〕と無理やりに車に同乗させた。社長が〔え~と◇◇◇通りのアローズへ行ってくれるか。〕と告げている。(僕はアローズには行ったことがないけど有名なスイーツ専門店とは知っている。)
アローズでは社長と二人で美味しそうなケーキを選ぶ。「知らなかったな~社長が甘党だったなんて。」と軽口をしたところ、〔俺は甘いものは大の苦手だよ。〕とさらりと言った。「社長~僕も甘いもはちょっと・・・。」と付け加えると、〔誰が君にと言った。奥様と御嬢さんのお土産だよ。玄関前で渡すからちょっと顔だけでも拝見したいんだ。いいだろ?〕とお願いされる。
もう夜の10時を過ぎていたが、僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)は妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)に電話を掛けて要件を告げた。「あと20分くらいで着くからよろしく頼むよ。」と『そうなの? 急いでお化粧しなくちゃ。』って電話がきれた。
成田社長の車が我が家に着いて軽くクラクションが2回鳴らされます。玄関を開けて妻の典子が笑顔で出て来ました。『こんばんわ。いつも主人がお世話になっています。』ってお辞儀をする。成田社長は紙袋を提げて、〔いやこちらこそ。大森君を毎度お借りして申し訳ありません。〕と丁寧な挨拶をした。典子が『いえいえ。』って、さっきより腰を折ってお辞儀。
〔これ、お口に合うかわかりませんが、奥様とお嬢様で召し上がってください。〕とアローズのケーキが入った紙袋を妻に手渡す。『わぁ~ここのケーキ食べてみたかったんです。いいんですか? 頂いても? ありがとうございます。』って又お辞儀をした。〔夜分なのに外まで出てきていただき恐縮です。このようなものでよければ毎日お届けしますよ。〕と成田社長はご機嫌です。〔もう夜も遅いしここで失礼します。ところで奥様、野球観戦は好きですか?〕突然の申し出に典子も僕も驚く。
〔接待用に年間シート席をもっているのですが、来週の土曜日は何か予定ありますか?〕と、典子が僕の方をみた。僕は「別段これといったのはないですね。」と答える。社長は胸ポケットからスマホを取り出し、確認した。〔それでは、詳しいことは大森君と打ち合わせします。本当に夜遅くに失礼をしました。〕と一礼し、車に乗って去っていく。僕は、普段の飲み過ぎの社長とは全然違うセレブの態度に驚いていた。
典子が『恰好いいね。すごくモテそうだけど?』って訊ねてくる。こんなところで愛人が2人もいるとも言えないので、「玄関の外でそんな話できないよ。」と上手くごまかす。次の日、会社のパソコンにメールが届く。《なぜパソコン?》と思ったが、メールを開けてみて理由が分かった。野球場のシート席の説明が動画で添付されていて、さすがにスマホでは受信できない感じだった。 vol.6へ
2017/08/29
中L 寝とらせの行方vol.6
vol.5
成田社長が、メールに〔やっぱり君の奥さんはいいな。心が安らぐよ。俺の沙緒里(愛人のひとり)と交換しようよ。(これは冗談? いや本気?)取り敢えず土曜日の17時に球場の総合案内所で待っています。ふたりとも手ぶらで来てください。忘れるところだったお穣さんはどうする?〕との連絡にかなり気合が入っているなと思った。
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)は「ご招待ありがとうございます。それとケーキもありがとございました。今朝妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)と娘のみのりが頬張っていました。土曜日ですが娘はまだ野球がなんなのか分からないので実家の両親に預けようと思います。妻は大変楽しみにしています。」と返信をする。後程、社長から〔ケーキなら毎日でも届けるよ。それでひとつ希望だけど、奥さんにはノースリーブでミニのワンピースで来てもらえないかな? いいだろう。〕とメールが届いていた。僕はこの時には成田社長の典子への強い執着心を理まったく解していなかった・・・。
野球観戦の2日前だった。成田(壮一:なりた・そういち:40歳)社長に高級割烹で会席料理を御馳走になる。社長いわく〔今度のことで骨を折ってもらったお礼だよ。〕とのこと。僕自身はなにもした覚えはないのだが・・・。座敷ではなくテーブル席だったが、こちらの方が僕としては落ち着く。社長は洋酒もワインも好きだが特に日本酒が大好きで、今夜もやや辛口だが口当たりの良い大吟醸酒を僕に勧めた。確かに上手いというか値段も高級ランクらしい。
社長は会社ではワンマンで名が通っていて、この業界では“若手ナンバー1の風雲児”と呼ばれていた。確かに仕事面では厳しいところがあり、決して妥協を許さない冷徹な経営者といえる。しかし、取り巻きは多くても〔心を許して語り合う友は少ない。〕、そして〔その数少ない一人が君だよ。〕とさえ言って頂く。〔君さえよければ、うちの社に来ないか。真剣に考えてくれ。〕とも言われていた。
それだから、社長とは中々アポは取れない状況なのにこうして、しょっちゅう呼んで頂く。ただ、閉口する(手に負えなくて困る)のは、酒が進むと下ネタが多くなることだ。社長は〔お酒は好きだが、クラブとかホステスは好きじゃない。〕という。当然に接待や付き合いで高級クラブやバーに連れていかれるが〔楽しいと思ったことが一度もない。〕と常々言っていた。美食家なので滅多に行かないが“おふくろの味”風な店が好きらしい。
すると僕は不思議に思うのだが、どこであんな美しい愛人さんを見つけて来るのか?社長に酔いに任せて聞いてみた。それは社長の友達(なんでも昔の悪友らしい)がテレビ局の重役で、ドラマの打ち上げに引っ張りだされるそうで、よく経済誌に取り上げられる“イケメン社長”だから、タレントの卵やモデルの女の子が寄ってくるし、社長もホステスは苦手だが、この種の子とは波長が合うらしい。僕は「なるほどね。」と感心した。
それから社長の下ネタから妙なところに飛び火して、僕の性癖がばれてしまう。社長が〔ふ~ん。〖寝取られ〗ね。俺にはよくわからん。〕と言うが、「いえ、あの寝取られではなく〖寝取らせ願望〗なんです。」と説明しても、成田社長は〔〖寝取られ〗も〖寝取らせ〗もおんなじだろう?〕確かに知識のないものにはその微妙な差異はりかいできないだろうと思う。
すると〔そうかならいいじゃないか。君の奥さんを俺にくれても?〕と社長が言い出す。「違うんですよ。僕には典子を、妻を他人に寝取らすつもりはなくて、ただ頭の中で妄想するのが、〖寝取らせ願望〗が楽しいんです。」と分かったような分からない説明に成田社長がどこまで理解したのかは怪しかった。 vol.7へ
2017/08/30
中L 寝とらせの行方vol.7
vol.6
会席料理は、焼き物、煮物、酢の物が出てきて、ご飯・味噌汁・漬物となり最後に水菓子すなわち果物のメロンを食べ終わった。社長(成田壮一:なりた・そういち:40歳)が〔俺は明日からベトナムへ行かないとならないので今夜はここでお別れするよ。土曜の午後には帰国するから、それと典子さんにくれぐれもリクエストした服をお願いしてくれよ。頼んだぞ。〕と迎えに来た秘書と共に帰って行った。
当日は生憎の雨模様であったが、球場はドームなので影響はなかった。僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)と妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)は予定より早く待ち合わせ場所に着きます。もちろん妻の服装はノースリーブでミニのワンピース。成田社長が驚くべきことに先に待っていました。典子の服装を見て、〔お~待っていたぞ。さあ奥さん行きましょう。〕と上機嫌で僕たちの前を歩いていく。
典子が『素晴らしい席ですね。』って感嘆した。社長は〔いやシーズンシートを会社で接待用に購入しているだけですよ。〕すかさず僕も「ベンチの上で観やすいです。」席は通路側に僕、隣に妻、そして成田社長と並んだ。社長が豪勢なお弁当を用意してくれていた。
試合は白熱する。社長と妻が熱心にタオルを振り回して応援をしていた。敵の攻撃時はビールを飲みながら談笑、僕が二人に「ちょっとトイレへ行ってきます。あと何かつまむ物も買ってきます。」と声をかける。典子が『あら私が買ってきましょうか?』って云うのを「いやトイレ行くついでだから。」と応えると、社長が〔大森君必ず手を洗えよ!〕と茶化しつつ目配せをした。《それはゆっくり行って来いよ。の意味なのか?》
僕は仲良く応援や会話をする二人に少し嫉妬をするが、その反面で【寝取らせ願望】も頭をもたげる。トイレが終ってもすぐには戻らず、1Fのドリンクやスナックのショップを見て回った。何回かドームには来たがゆっくりみてまわったことがなかったので、一口餃子(ちびすけ)とサラダパスタセットにポップコーンバケツを買う。20分程時間を掛けて戻った。
典子が『お疲れ様。おいしそうだね。私もトイレ行ってくるね。場所すぐわかる?』って聞いてくる。〔奥さん俺も行くから。〕と社長が典子を先導しました。僕は1人残されて、敵チームが追加点をあげるのを観ていた。二人は約10分後に手を繋いで戻ってくる。社長が〔わ~また点を入れられてる。〕と怒っていた。『これ買って頂いたの。』ってサインボールを見せてくれる典子に「僕も一緒に行けばよかったな。でも邪魔だよね。」と手をつないで帰って来たのを皮肉った。『その話はあとでね。』って、こっそり囁く。
試合は最終回に奇跡の同点。当然に延長へ、そして11回裏に逆転をした。三人は試合結果に興奮をする。社長は明日も出張だということで迎えの車に乗って帰って行った。僕たちは丁寧にお礼を述べて別れる。その後、社長が事前に用意していた娘のみのりへのおもちゃを持って電車で帰宅した。
僕が「疲れただろう?」と労(ねぎら)うと、『和真(かずま)の大事な得意先の社長さんだから、初めは緊張したわ。でもすっごく気さくな方よね。』ってと答えた。さきほどのことを思い出し「それで仲良く手をつないだのか?」と蒸し返す。典子は『それ妬いてるの? これも接待だよ。ね? それとメールアドレス交換したよ。いけなかった?』の返事に何故か焦った。 vol.8へ
2017/09/22
中L 寝とらせの行方vol.8
vol.7
野球観戦から帰宅した夜は、時間も23時を過ぎていたので、別々にシャワーを浴びて眠ることにする。質問をいくつかしたいなと思ったら先に妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)は眠りについていた。しかし、取り残された僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)は、《成田壮一(なりた・そういち:40歳)社長と仲良く会話をしていたが、どのような内容だろうか? メールアドレスを交換したけどこれからどうするつもりか? 社長は典子を口説いたのだろうか?)そのようなことを考えているうちに、《社長は本気で典子を寝取ってしまうかもしれないな。》と思うとますます眠ることができなくなる。
日曜日の朝、いつもであったらゆっくり寝ている僕が、朝刊が届く時間には起きていた。しかし、妻の典子はまだ起きる気配がない。長時間の野球観戦(延長11回)と得意先の社長の接待で気持ちが附かれたとは思う。しかし、そう思うのだが早く昨日のことを聞きたくてうずうずしている自分が《揺り起こしてでも聞きたい。》なんだか情けなくなっていた。
午前8時過ぎに漸く目覚めた典子が『あら? おはよう。はやいじゃん。』って僕が起きているのに驚いている。『もう少しゆっくり寝てればいいのに、どうしたの?』って尋ねられて、僕は直球(150キロ)を投げれずに、「うん、一緒にモーニングでも行こうかな・・?」と、スローカーブでストライクを取ろうとした。『いいね。ちょっと化粧と支度する時間を頂戴。』って上機嫌である。
しばらく時間がかかり、家から5分のしゃれた喫茶店に行ってみた。もともと出不精の僕は、『ねえ、みのりと3人でおいしいもの食べに行こうよ。ねえ~?』ってせがまれてもと「面倒くさいよ。デリバリー(出前)でいいじゃん。」と日ごろはサービス精神のかけらも示さないダメ夫なのにである。
アンティークな椅子やテーブルの室内、数種類のコーヒー、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、厚切りのトーストという至ってシンプルなモーニングセットが実に美味しかった。コーヒーがお替りできるのでお願いする。僕は典子にまず「昨日は大変だったね。気疲れしたよね。」と気遣いの言葉を、典子は『ううん。全然楽しかったよ。あんないい席で観れてラッキーだよ。また行きたいな~』ってニコニコ顔。「そうか。それは良かった。成田社長とは話が合った?」と訊ねると、『エライ方だけど、ちっともそんな感じがしなくて、凄く気さく(気取りがなく親しみやすい)な人柄ね。』「それでどんな話をしたの?」
典子は思い出すのが楽しそうで『ほら、昨日はベトナムからお帰りになったでしょ? 私はあんまり外国行ったことがないって言ったら、ベトナムの食べ物のことやホテルや空港のことをおもしろいエピソード付きで話してくださったは。今度みんなでハワイの別荘にいらっしゃいって誘われたよ。ほんとかな?』《セレブはこういう所から攻めて来るのか。と思った。》
『あとね昨日の服はね。社長が大学時代に好きだった方と野球観戦されたときに着てきた服装なんだって、もちろんその頃は外野席しか座れなかったとおっしゃってたけど。』って続ける。「それからどんなこと話したの?」としつこく聞く。『そうだ。別れた奥さまが娘になかなか会わせてくれないのが寂しい。家に帰っても一人だから、冗談だと思うけど、私に遊びに来てほしいとか、ダメならデートしませんか? って言われたわ。』
「典子はなんて答えたの?」すると『ほら和真(かずま)の大事なお客様でしょ。無下に(そっけなく)は断れないじゃない。主人の許可があればいいですよ。と言っちゃった。ダメだったかな? でも私は行かないよ。』ってあまりに僕が真剣な眼差しで妻をみたので慌てて言葉を追加する。「成田社長はそれになんて応えたの?」典子に〔それなら大森君に正式に申し込むよ。許可を貰ったら絶対約束は守ってくださいね。〕と言ったそうだ。《いよいよ社長の計画が動き出そうとしている。僕はどうするのか?》 vol.9へ
2017/09/23
中L 寝とらせの行方vol.9
vol.8
その時点ではまだまだ僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)には精神的な余裕があった。それで「どうかな。成田(壮一:なりた・そういち:40歳)社長のお宅へ一人で行くのはなんだか危なそうだけど(笑)、デートくらいならいいんじゃない。」と言ってしまう。『やっぱり和真(かずま)はそう言うと思ったわ。』って意味深な発言。「えーー何それ?」妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)はニコリと笑って『だって~いつも「他の人と浮気しろ」とか言うじゃない。』って周りを気にしてか小声で話す。「いや・・・。」と僕は強く否定できない。『そうだ〖寝取られ願望』ってのでしょ? 奥さんや恋人が寝取られるのが好きなんでしょ。』って日曜日の朝に喫茶店で交わす会話とはとても思えない。
「典子はどうなんだい。デートとかお家に行きたいの?」と思い切って聞いてみた。すると『これも山内一豊の妻ですよ。』って訳の分からないことを言い出す。「なに? それ?」って『内助の功よ。これも御接待のうちですから。変態の主人を持つと大変だ。でも成田社長って超お金持ちだし、おいしいとこに連れて行ってくれそうだしね。』って破顔一笑(顔をほころばせる)の典子に、不安を覚える僕だった。典子がじ~っと僕を見つめる。そして『嘘だよ。私は和真が大好きです。でも和真が喜ぶなら何でもするよ。さあそろそろ、みのりを迎えに行かなくちゃね。』でこの話は終わった。
それから10日程して、成田社長にいつものとおり呼び出される。「社長、この前はありがとうございました。妻も大変喜んでいました。」とお礼をのべた。〔いいよ。会社のシート席だから有効活用しなけりゃ、もしかしたら将来我が社の幹部になってくれるかもしれないんだからな。〕と言ってくれた。
〔ドームで君の奥さんに我が家に来ないですか? とかデートしたいなと口説いてしまった。酔っていたとはいえ失礼なことを言ってしまった。申し訳ない。〕と、かなり真剣に謝ってくる。僕は「いいえ。家内も最近そんなこと言ってもらったことがないから、実は喜んでましたよ。」と小さな嘘をつく。すると社長が“4℃のネックレス”の箱を差し出し〔これ奥さんに渡して謝っておいてくれ。頼むよ。〕と深々と頭を下げられると、僕は断ることが出来ず。「わかりました。ありがとうございます。」とこちらもお辞儀をした。
〔良かった。あれから気になってたんだよ。あっそれから君にも謝らないといけないことがある。〕と再び真剣な顔つきになる。「えっなんですか?」と問い返す。〔おれも酔った勢いで典子さんと電話番号とメールアドレスを君に内緒で交換させてもらったんだよ。すまん。〕と謝る。「なんだそんなことですか。一向に構いませんよ。」と心の内ではドキドキしながら平気な顔のフリをして無理をした。〔そうか。君の許可を得るまでは、メールも我慢をしてたんだよ。〕とまるで中学生のようなことを言い出す。「どうぞどうぞメールでも電話でも許可させていただきます。」と応諾した。しかし、思い返せばこれが“ルビコン川を渡る(重大な決断・行動をする)”許可だったのである。この夜は終始成田社長はご機嫌だった。 vol.10へ
2017/10/04
中L 寝とらせの行方vol.10
vol.9
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)が帰宅すると、珍しく玄関まで典子が駆けてきた。『成田さんからメールを頂いたの。〔私に謝りたい。酔った勢いで余計なことを言ってしまった。申し訳ない。お詫びに今夜大森君にプレゼントを渡したので受け取ってほしい。〕』って届いたメールを読み上げる。《社長は着々と実績を積み上げる人だなと感心した。》
かばんから、ラッピングされたネックレスの箱を取り出して、僕は目を輝かせる妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)に手渡す。『貰ってもいいのかな?』って尋ねられ、「いいんじゃない。僕は中々ママに買ってあげらねないから・・。」と答えると、『じゃあ貰えない。』って突き返す。「悪かった。言い直すよ、君の内助の功の賜物だから。貰っておいてください。」と丁重に頭を下げて再び手渡す。『いいのね。頂いても? もう返さないよ。』って典子がニッコリとほほ笑んだ。
女性は贈り物に弱い。それも身に着ける宝飾品には弱い。だから若い恋人が贈る数千円の品物でも最高の贈り物なのだ。その4℃のネックレスは微妙なプライス(後から調べてわかった。)感で頂いた方が負担にならないギリギリのものだった。
典子が『成田さんにメールを打ってもいい?』ってたずねる。「いいよ。」と僕は答えるが、妙な嫉妬心が芽生えた。傍らで楽しそうに文面を考えながらメールを打つ妻が自分のものではない感覚。否まだ成田社長に取られた訳ではない。だが、【寝取らせ願望】のある僕にとっては良い兆候なのかも知れないのだが・・・。
「典子一緒にお風呂入ろうか?」と誘ってみる。機嫌がいい妻は『はい。お湯は沸いてるわ。先に入っていて、私みのりの様子をみてくるわ。』って、寝室に向った。5分程してハンドタオルで前を隠した典子が入ってきた。彼女は自分のボディに自信がないらしい。『おなかにお肉が付いた。』って、ことらしいのである。
僕には世の中の女性が病的なほど痩せようとする気持ちが理解できなかった。確かに170㎝前後の手足が長い若い娘が太りたくないというのはバランス的にも分かる。だが個人の好みとしては日本人の女の人は少しふっくらとしていた方が良いと思っている。さすがにロシアのおばさんが(偏見ですが)ブクブク太る姿は嫌だなとは思う。
僕は全体にやわらかい典子の体が好きで、特にお椀型のおっぱいが凄く柔らかくて大好きだ。シャワーで頭を洗っていると、僕の背中に弾力のある胸を押し付けてくる。『和真~愛してるよ~!』って首に巻きつけてくる。「もう典子。シャンプーが目に入るよ~」と言っても手を離さない。『成田さんと何か企んでいません、か?』って顔を覗かせる。
「いやそんなことあるわけないだろう。」と否定すると、今度はペニスをぎゅっと握ってきた。『この子は正直だよね。なにしろ親は変態君だから・・。』って言う典子には何だか見透かされている。『硬くなってきたよ。やっぱり私と(成田壮一:なりた・そういち:40歳)社長さんをくっ付けようとしてるでしょ?』ってペニスを更に擦ってきた。 vol.11へ
2017/10/10
中L 寝とらせの行方vol.11
vol.10
「もしもだけど、万が一、典子が成田社長と・・・。」と言いかけて澱(よど)んでしまった。すかさず典子が『わたしを【寝取らせ】ようとしているでしょ。ひどい旦那さんよね? 妻が他人に抱かれるのを喜ぶ変態夫だものね。』って核心を衝かれて僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)はあたふたするが、「僕が一番愛しているのは典子とみのり。この家庭を壊すことなんか考えていない。」と、しっかり言えた。
『分かっているわ。わたし(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)もよ。和真とみのりの三人で幸せな家族でいたいもの。でも和真は心の奥底にさっきわたしが言ったようなことをしてみたい性癖があるんでしょ?』って、また僕のペニスをぎゅっと握る。『ほ~ら硬くなってる。』僕
は「洗い終わったから風呂に入る。」と一時避難をした。典子もザアッーとシャワーを浴びると続いて入ってくる。
『わたしもうすぐ31でしょ? 正直若くはないからね。出会いもないと思うの、あっ誤解しないでね。不倫や浮気をしたいと言ってるんじゃないよ。ほんとだよ。』と聞いたときに瞬間、僕は思い切った告白をする典子には驚くが、この際にこうしたことへの気持ちや考え方を知っておく良い機会になると思った。「解るよ。結婚して、すぐにみのりが生まれて子育てだから、デートも飲みに行くこともできなかったからな。」
『それはそうだけど。みのりを育てるのは大変だけど楽しいことも多いから苦労ではないんだけどね。』もっと話をさせようと「成田社長に頼まれたんだけど・・・。」『えっ何を?』って聞いてくる。「典子とこれからもメル友(メールを通じた友達)になりたい。って許可してくれとお願いされた。」と小さな嘘を織り交ぜて告げた。『和真はなんて言ったの?』と典子が尋ね、「妻が了解するなら良いですよ。と言ったけど・・。典子はどうする?」、『あなたがいいなら、メル友もいいけど、ひとつ条件があるけど成田さんの了承を貰ってくれる?』って、僕が「なに条件って?」、『それはね。届いたメールは全部和真に転送します。これを呑んでもらえばわたしは歓迎よ。なんだか楽しいもの♪』と想定外の条件だが、僕はすでにメールなどは了解済みなのを典子には言わない。そして社長にも“典子の条件”は伝えない。つもりだ。
「いいよ。あとで成田社長にメールしておくよ。」、『ねえ、和真はどこまで成田さんとくっつけようとしてるの? 本当に最後の線まで?あっ!また硬くなった?これうそ発見器より正確かもね?』ってニコニコ顔で怖いことを平気で聞いてくる。典子ってこんな性格だったけ?「僕の限界はデートだよ。許しても手をつなぐまでかな。」と真面目に答える。
すると『ふ~ん。デートは良いのか? メモしとこう。』と手のひらに仮想のメモ書きをしていた。『手も握り合っても可と。』とメモに記帳。『それからは・・どうなの?』と僕と正面になっていた顔をうんと近づけてきた。「それからってなに?」とおうむ返しの質問。『男女がデートします。その場の雰囲気で手をつなぎます。これは“愛”の手前の“恋”ですよ。次はむふっふっですね。』
「なんだいそれ? そうなりたいの?」と言いかけると、『男は度量がないと出世しないよ? 妻を遊ばす、お釈迦様のように手の上で遊ばすのが男の器だよ。きみ~。』って大会社の社長が述べるようなことを言うので不審に思い、「典子それって誰かの真似なの?」と云うと、『えへっ。バレタ。こないだドームで成田さんがね。〔女はお釈迦様の手の上で男が遊ぶのを見ているくらいの器が必要。〕と言われたのをアレンジしたの。』
「どうりで典子が凄くエライ人に見えたよ。」と笑うと、『その続きがあってね。〔前の妻はお釈迦様の手で俺を地獄まで投げ落とした。」と成田さんが付け加えたの。』、「ほんと社長らしいな。それでも女には懲りないところが凄いけど。だから典子のようなタイプが好きになるのかな?」と言うと、『やっぱり恋人とか愛人さんとかいるんだよね?』って聞いてくるので、そこは「いるんじゃないかな?」と誤魔化した。 vol.12へ
2017/10/13
中L 寝とらせの行方vol.12
vol.11
『ほんとうにデートまでならいいの? ファイナルアンサー?(それでいいのね?)』って、わたし(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)が問うと、「もちろん男の大きな器だよ。」と笑いながら応じる。『今度娘さんが8歳のお誕生日なんだって、最近の女の子の欲しいものがさっぱりなので、デパートへ一緒に買い物に行ってほしい。そういうメールが来てたんだけど、行っていいのね? 3時間程度だって、みのりの面倒をみてくれ
る? ファイナルアンサー?』って半強制的な問いかけに、僕は「いいけど。いつなの?」と言うや否や『来週の土曜日10時集合。明日お返事しとくわね。』のやけに弾んだ声に僕の嫉妬は120%を超えていた。
〖寝取らせ好き〗とは言っても、あくまで僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)の場合は頭の中だけのことで、願望とか妄想にしか過ぎない。現実には典子を誰かに抱かせるなんて気はまったくない。成田社長と今度は二人きりで会う事さえ嫉妬を覚える。それなのに手をつなぐことを許可してしまった。
僕と典子は浴室を出て寝室へ入る。なにか猛烈にSEXがしたくなり、前戯の愛撫もそこそこに、もう暴発しかねないペニスを突きたてた。典子の中でグラインド(回転)をする。それで典子が『あっ~凄いよ。あ~ん・・・あ~ん・・!』って喘ぎ声を出した。愛おしい妻が他人に・・と考えたら、へんな感情が入り混じり、典子の躰と心にマーキングをするがごとくピストンを繰り出す。
終わった頃には二人とも全身が大粒の汗。『どうしたの? 和真(かずま)、張り切り過ぎだよ。』って微笑んだ。セックスをした後の開放感から「うん、典子が他の男と手をつなぐ姿を想像したら興奮をしちゃったんだ。」と告白。それを聞いて典子が『もう~なんていう夫なの!間違いなく変態夫なのね!』って笑いながら罵る。
典子は、(変態さんでもこれだけ頑張ってくれればいいかな(笑)。成田さんとの買い物になぜこんなに興奮するんだろう? やっぱりわたしを社長さんに抱かせようとしているのかしら? セックスをする気はさらさらないのだけど、夫の公認で男の人と外で会えるのはワクワク・ドキドキするのは本当だけど。)って思う。
僕はニヤニヤする典子に、「変態夫ってヒドイな。成田社長のお供をすることを許可しただけだよ。」と言うと、『期待してるんでしょ?』、「え~?なにを?」、『正直になりなさい!』って、ますます笑顔の典子が突っ込んできた。
この時多分僕は情けない顔つきになっていたと思う。でも、これは〖寝取らせ好き〗のエリアから新しいエリアに進む第一歩になるかも知れない絶好の機会だろう。一方、成田社長に典子を寝取られ結局は離婚だなんていう落とし穴が待ち受けている可能性も・・・。そんな相反する気持ちが嫉妬になり憔悴であり罪悪にもなった。そして、それ以上に興奮や快感、そして深みに嵌る快楽なるのがこの【性癖】である。 vol.13に
2017/11/26
中L 寝とらせの行方vol.13
vol.12
典子のことは愛していた。妻として娘みのり(4歳)の母としてかけがえのない女性だと心の底から思っている。なのに妄想の中では、僕以外の男とセックスをする。男のペニスを求めて悶え狂う典子の姿。だけど、妄想が現実へと進んでも僕は後悔しないだろうか?
『またなにか変なことかんがえているでしょう。でも、わたしは和真を愛しているから、なんでもしてあげたいと思っているの。これが正直なわたしのキ・モ・チ。ほら今度は和真の番だよ。』って妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)が真剣に訊いてくる。
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)が、
「正直に言うね。典子とみのりと僕の三人の家庭家族を壊すつもりは一切ないのは分かってくれる? ただね、これまで〖言葉遊び〗で満足できていたんだけど、最近は刺激が薄れて・・ごめん典子に魅力を感じないのじゃない・・。」
『それはなんとなく分かるは・・ 結婚生活も長くなると・・ ときめきがね・。』
「典子を愛しているけど・・ セックスはまた別のことだから・・。その・・ 典子が僕以外の男と話をしたり手をつないだり・・ それだけで・・ 興奮したり嫉妬する・・ あ、嫉妬も快感なんだ・・ 変だろ?」と告白する。
典子は『変だよね。でも私も一応勉強したから理解はできるよ。でもでも知識としてだけね。』僕も「勉強してくれたのかありがとう。それで成田(壮一:なりた・そういち:40歳)社長が凄く典子がお気に入りで、〔二人だけで会いたい〕とか言うのさ。僕の性癖もちょっと云ってあるから社長も遠慮がないんだ。だから〔メールもぜひ許可して〕とお願いされ・・ごめんな。それで許可した。」
『やっぱりね。いいわよ成田さんは和真の大事な取り引きの方だものね。それに私が成田さんと二人で会ったりメールをすると興奮してくれるのよね。それで私をベッドで愛してくれるのよね。でも成田さんってイケメンでかっこいいし、それにお金持ちで独身。心を動かさない女の人っていないよ。もしかしたら私もかも?』
僕はそれに「えっ~典子? そんな?」と、うろたえる。典子が『そういうのが好きなんでしょ? 私も少しはときめきたいからね・・・。』、「そうだね覚悟がたりないな。こんな性癖なのに本当に覚悟しなきゃ。でも典子を絶対に離さない。どんなことがあっても典子の事は嫌いにならない。ただ、これからも些細なことでも全部話してほしい。報告をしてほしい。いいよね。」
『勿論だよ。私も和真を愛している。たとえ変態な夫でも好きだよ。でも少し怖いの?』って言ってきた。僕が「何が怖いの?」典子は『ほら客観的にも私って美人じゃないわ。(僕の反論にも)そうだよ。普通のおばさんなのに? なにか別の目的があるのかも? それで怖いの。』、「別の目的って?」と僕が呟く。『私の躰? まさかね?』って笑う。「分からないよ。そうかもしれない。」と真面目に言うと、典子は驚いていた。 vol.14に続く
2018/02/11
中L 寝とらせの行方vol.14
vol.13
社長(成田壮一:なりた・そういち:40歳)から妻の典子と接触する方法を相談されていた僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)は、典子が来月から毎週土曜日に料理教室に通うことを伝えました。すると成田社長は笑顔で僕に握手をしてきます。
その後、泥酔して深夜に帰宅した僕に『お仕事お疲れさま。』って妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)が出迎えてくれました。典子は僕が酔った時は必ず、特製の梅干し入りのおかゆを用意してくれます。おかゆを食べてすぐに寝ようと思いましたが、その日は中々寝つけませんでした。
成田社長が来週から料理教室に通う手続きをしたと聞いて、その行動力には驚かされます。料理教室は1クラス40人以上いるので典子とは同じグループではなかった。『成田さんがわたしの料理教室に入ってきたのよ。』って典子は偶然に驚きながら報告してきます。《でも成田社長が典子のいる料理教室に入ったのは偶然ではないのです。》成田社長は1人暮らしが長いからか、包丁の使い方など基本的に料理はできるらしかった。見た目、料理をしなさそうですが。妻もそのギャップに好感を持ったかもしれません。ちなみに僕は全く料理は出来ません。
帰りは途中まで一緒に帰っているらしいです。電車の乗り継ぎの関係で、20分程ですがコーヒーチェーン店で談笑しながらお茶をしたことがあることを典子から聞きました。典子が明るく話してくれて逆にホッとします。でも最近、成田社長が典子に映画に誘ったらしいのですが、典子は丁重に断ったらしいです。そう社長が苦笑いしながら酒の席で教えてくれました。(この件に関して典子は僕に何も言ってきていません。)だけど今後について、成田社長は手ごたえを感じているようです。それでも、まだ口説いてはいないしセックスもしていなかった。僕は《典子がおちるわけがない。》と願望を込めながら思っています。
こんなに急速に典子と成田社長の関係が親密?になってくるのは想定外です。口説くのを許しておきながら何ですが、焦燥感に苛まれてしまい、その危機感からというと大袈裟ですが久し振りに家族3人で遊びに行ってきました。典子も子供も楽しんでくれます。その勢いで夜に典子にセックスに誘いました。まさに1年振り以上です。でも、僕も典子もセックスに淡白だからか、それほど盛り上がることも無かった。
しかしその時は、典子とのセックスが楽しめなかったことにショックを覚えます。僕には妻と成田社長が親密になった?ことによる嫉妬もあり、交際している時や新婚当時のようにセックスを楽しめると思っていた。以前、会社の同僚達と飲んだ後風俗店に行ったことがありましたがその時の方が満足感を得られたのです。もちろん新婚当時の満足感が1番だった。 vol.15に続く
2018/02/25
中L 寝とらせの行方vol.15
vol.14 2018/02/25
昨日の夜、居酒屋で社長(成田壮一:なりた・そういち:40歳)が〔気を悪くしないで聞いてくれ(笑)。〕と僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)に話しかけてきました。土曜日の料理教室の講習が終わった帰りに、妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)と成田社長が電車の乗り継ぎの空き時間にお茶をしたそうです。
それで、その時、成田社長は夫(僕のこと)の愚痴を聞きだして助言することで関係を深めようと思ったらしいです。でも、典子は一切愚痴をこぼすことはなかった。それより、最近仕事が忙しい僕の体調を心配していたらしく・・・。〔全然隙がなかったよ。〕と社長は苦笑いします。
僕はその話を聞いた時逆に、《典子は成田社長に少しずつ気を許してきているのでは?》と思いました。ちなみに、典子は僕にたいして不満はおそらくあると思います。典子とは夜に酒を飲みながら今日あった出来事を話し合う時が、《一番楽しいし、愛おしいと思えるんだよなぁ。》と心の中で思っていました。妻も同じことを思っている・・・それだからこそ、『今日は成田さんとこんなことをはなしたよ。』って言ってほしかった。
成田社長が料理教室にかよい始めた時から二人は時々メールをしています。そのメールのやりとりで、妻が『子供(みのり:4歳)がプールに行きたいって言ってるんですよ。』って話題にしました。すると成田社長が〔じゃあ、僕は甥を連れていくので一緒にいきましょう。〕ということになります。
それで事前に家族3人の水着を買いに行きました。典子はおとなしめのタンキニ水着を購入しようとします。僕は慌てて、店員もまきこんでビキニ水着を買うように説得しました。実はTバックにしてほしかったのですが、それは典子に即座に却下され、結局ビキニとショートパンツの組み合わせの水着を購入します。このプール行きが決まった時から、成田社長は典子の水着姿を楽しみにしていたのですが、このビキニをみたらどのように思うだろうと妄想してしまいました。
その日は本当に晴天で暑くプール日和になります。成田社長とは携帯で連絡を取りプールの入り口で合流しました。みのりは少し年上の男の子と仲良しになります。僕たち男組と法子とみのりの女組に別れて脱衣室にいきました。男組が、早く着替えて待っていたら、ビキニ姿の典子を成田社長が発見します。
妻を見すぎない様にしようと意識しているのが分かりました。それで僕は《いつも余裕のある成田社長らしくないなぁ。》と思います。野球観戦の時と違って、典子と成田社長は最初から打ち解けたように典子と談笑をしていました。 vol.16へ続く
2018/07/22
中L 寝とらせの行方vol.16
vol.15 2018/07/22
vol.1 2017/08/20
ビキニ姿の妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)を見すぎない様にしようと意識しているのが分かります。それで僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)は《いつも女性に余裕のある成田社長らしくないなぁ。》と思いました。そこからは野球観戦の時と違って、典子と成田(壮一:なりた・そういち:40歳)社長はかなり打ち解けて談笑をしています。
成田社長の誘いでスライダー(すべり台)を滑ることに・・・。甥っ子の後、社長、そして典子が滑ったのですが、妻が滑った後に社長は典子がプールの水中からでてくるのを手助けしていました。
何げないことだとは思いますが、僕は何故か軽く嫉妬をしてしまう。(娘が滑れないので)スライダーを滑りに行くのを躊躇する妻に僕が「行ってきなよ。」と言ったのにですが・・ちなみに僕はそういうアトラクション系が苦手で、娘のみのりと一緒に流れるプールにいました。
《少し意識しすぎていたのかもしれません。》例えば、僕が食べ物を買いにいって行列のため遅れて戻ってきた時、典子と成田社長の姿が無かった時です。それで僕は焦って社長の甥っ子に「みんなは?」と聞いてしまったが・・甥っ子が指差したところに典子と娘がいました。結局、典子は娘と一緒に子供用のプールに。成田社長はトイレに行っていたらしかったのです。
夕方になりそれぞれ車で帰宅することに・・娘のみのりは遊び疲れて寝ていました。僕は典子に「成田社長におまえが巨乳だってバレたな(笑)。」と運転しながら冗談を言うと、『成田社長は)そんなこと気にしてないでしょ。』って典子が笑いながら答えます。つづいて『でもやっぱりタンキニにしとけばよかったかな。』って恥ずかしそうに典子が言った。その時、典子が女の表情をしていたと思ったのは妄想のしすぎかもしれません。
その日の夜でした。典子は《夫以外の男(成田壮一)から好意をもたれていることが嬉しくもあり、まだまだ“おんな”として現役でいたいなぁ。》とも思う。それに加えて夫の和真が(その性癖ゆえだろうが・・。)成田さんと交際させようとしていた。
《どこまで本気なんだろう?》思い切って『正直に言ってね。わたしは驚かないし、怒らないから、いい?』って和真に告げます。夫は驚きの目になり、「何? えっなに?」となった。『もう~ 覚悟がないんだから・・。』ってわらう。『あのね、わたしは成田さんとどこまでならいいの? キスはいいよね? それ以上は? 正直に答えてくれる。』
典子はかなり本気で訊いてしまう。しかし、夫の返答がない。全然ないどころか顔の表情が怖かった。『和真・・和真、本当に大丈夫? ゴメンね。さっきのことは・忘れて・・。』その時に夫が「正直に・・・言うね・・・・言ってもいいかい?」、『いいよ・・。』、「それなら・・言うね。」 vol.17に続く
2018/12/22
中L 寝とらせの行方vol.17
vol.16 2018/12/22
『大丈夫? ショックだった?』って僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)の顔を妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)が覗きこんでいます。我に返ると、「キスまでかな・・・。いや・・でも軽い・・。舌を入れない・・ちゅっというのだよ。」と答えていた。典子は『そう成田(壮一:なりた・そういち:40歳)さんとキスはいいんだね。』って言って、普段なら絶対にしないフェラチオをしてきました。
自分の言葉に興奮したのか、潤んだ瞳で、咥えたのを中断して『キス以上はダメなのかな?』って僕に妖しく尋ねます。そう云って典子は再びペニスを咥え直し、上下運動でしゃぶると物凄い快感が押し寄せてきて、「典子! そんなこと?」と、よくギャグマンガで描かれるように“アワワヮ”となりました。
もう少しで射精しそうなタイミングで又中断され、『ねぇ和真・・どうなの? 私にHさせたいんでしょ? 社長さんと。』の言葉に興奮して僕の体内にアドレナリンが駆け巡ります。それは敏感なペニスをピクンとさせた。『やっぱり否定は出来ないよね。ホントこの子は正直なんだから。』ってペニスを強く握りました。
『いいのね? 成田さんとHしてもいいのね? 構わないなら本当にしちゃうよ?』典子の挑発が僕を興奮(=喜ぶ)させるための“言葉遊び”とは分かっていても、脳内での妄想は、ホテルのベッドで妻の典子が成田社長にバックから攻められているシーンが・・・。そうなると堪らない気持ちで、典子を四つん這いにして、我慢しきれなくなったペニスを後ろから突きたてた。『いいわ。ああっ。今夜は凄い・・いくっ・・。』って典子が喘ぎます。
「典子。想像してみろ。成田社長にバックから突かれているんだよ。ほらどう・・。」と耳元で囁くと、妻の膣が縮みました。『そんなぁ~ ああっ・・いくぅいくょ・・・!』典子が想像しているのか?今夜は乱れに乱れます。
セックスの際に典子が私に今まで一度も注文を付けたことがなかった。それが初めて今夜、妻の口から『・・上に・・なっても・いい・・。』って発せられます。「えっ?」となるが、僕はこくんと頷いた。ペニスを抜いて仰向けになると、典子が『恥ずかしいから・・・。』と言って、僕に背を向け自分でペニスを握りながらお尻を下げていきます。
膣はペニスに纏(まと)わりつき何が何でも離さずに男の精(性)を吸い尽くそうとしました。僕は妻の激しさに戸惑いながらも快感は増す。典子のお尻が忙(せわ)しく上下に動いていた。妻の背中はうっすらと汗が光っています。《僕を成田社長に見立ててセックスをしているのか? だから僕の顔を見ないようにしているのだろうか?》それより、もう僕は限界点に近づいていた。 vol.18に続く
2018/12/23
中L 寝とらせの行方vol.18
中L 寝とらせの行方vol.18
vol.17
20181223
夜、妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)の口から『・・上に・・なっても・いい・・。』って発せられました。「えっ?」となるが、僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)はこくんと頷きます。ペニスを抜いて仰向けになると、典子は僕に背を向け自分でペニスを握りながらお尻を下げていきました。
妻の膣はペニスに纏(まと)わりつき何が何でも離さずに男の精(性)を吸い尽くそうとします。僕は典子の激しさに戸惑いながらも快感は増した。典子のお尻が忙(せわ)しく上下に動いていた。妻の背中はうっすらと汗が光っています。《僕を成田(壮一:なりた・そういち:40歳)社長に見立ててセックスをしているのか? だから僕の顔を見ないようにしているのだろうか?》
あと2年は子供をもうけないように二人で決めていました。みのりの誕生に合わせて今住んでいるマンションを買います。経済的には厳しいローン払いだが成田社長のおかげで営業成績が良く役職も給与も上がって何とかやっていました。
セックスもコンドームでは危険なので典子がピルを常用しています。典子に「逝きそうだ。」と告げると、上下運動を加速する妻が『来て来て! 和真! わたしもイクッ!』ってとほんとに同時に絶頂を迎えた。「典子、今夜はすごかったね。どうしたの?」と訊くと『ごめんね。和真の「想像してみろよ。成田社長にバックから突かれているんだ。」
を聞いてから頭が真っ白になって・・・わたしにも〖寝取られ願望〗があるのかしら?』って呟きます。
典子が次の日に照れた顔をして、『おはよう。』って僕に告げた。娘のみのりもママを真似して「パパおはよん~」って言ってきます。この光景につくづく家族3人の幸せが一番大事と思った。《しかし、世間の常識からすれば逸脱している(増殖傾向にはあるらしいが)この歪んだ【性癖】を僕は止めることができるのだろうか?》
vol.19へ
20191224
中L 寝とらせの行方vol.19
vol.18← 20191224
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳)社長
僕の性癖は〖寝取らせ〗である。これは自分の管理下で妻の同意あるいは相手の同意も得て行う非常にゲーム性が高いプレイだ。しかし、高まる欲望や刺激を求める性癖に歯止めが駆けれなくなる可能性が高い。さらに、コントロールしているつもりが、相手に管理されより深い男女関係に発展し取り返しのつかないことになる。
インターネットの世界では、1番多いのは〖寝取られ〗だ。これにまつわるサイトや体験
談(創作を含む)が多数存在する。よくこれだけあるなと思うが、男女(最近では男男とか女女も)の世界ではそうした事例が起こり得ることは理解ができる。僕はこの〖寝取られ〗は嫌だなと感じていた。
結果的には、愛する人が夫や彼あるいは友達を裏切り(或いは強制的な関係を強いられ)、肉体的に(この場合は元に戻る場合がある。)も精神的に(完全に支配・コントロールをされる。)も寝取られる。インターネットは大原則が“匿名”にあり、虚実ないまぜの世界。どこに真実があって、何が嘘であるかは判然とはしない。しかし、セックスを介在する男女が普通の精神状態でおられる筈がないことは自明である。
平凡な家庭、平凡な夫婦、平凡極まりない人生。人は異状・異常・異様な世界に惹かれる生き物かも知れない。大半の人は小さな冒険をして、すぐに引き返す。決して自分の妻を“差し出したり”はしない。だけど、綱渡りに胸がドキドキするように自分の妻が次第に別の男の色に染まっていくのを確認するプレイが〖寝取らせ〗。気付かぬうちに染められてしまうのが〖寝取られ〗。《僕には本物の覚悟があるのだろうか? 手をつないだり、キス、これは空想しただけで胸が痛む行為なのだが・・・。で動揺して、妻の典子が成田に抱かれることは興奮の極致だが精神的に耐えられるだろうか? 全然自信はない。》
《こんなヘタレ(臆病者。弱虫。意気地なし。)が大金持ちで男前、セレブの男にどこを対比しても勝てない。取られたらもう取り返すことなど、典子が僕を愛しているという脆(もろ)い根拠で闘うしか術はない。》などと夢想していたら、急に胸を圧迫されます。気がつけばソファーでうたた寝をしていた僕の上で娘のみのりが「パパ、パパ公園へ行こうよ。」て催促していた。
vol.20へ
20200715
中L 寝とらせの行方vol.20
中L 寝とらせの行方vol.20
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳)社長
『今度成田さんの娘さんが8歳のお誕生日なんだって、最近の女の子の欲しいものがさっぱりなので、デパートへ一緒に買い物に行ってほしい。そういうメールが来てるんだけど、行っていいよね? 3時間程度だって、その間みのりの面倒をみてくれる? ファイナルアンサー?』って半強制的な問いかけに、僕は「いいけど。いつなの?」と、言うや否や『来週の土曜日10時集合。明日お返事しとくね。』やけに弾んだ声に僕の嫉妬は120%を超えていた。
今週は僕が意識していたかも知れないが、早く過ぎたように感じる。そして土曜日の朝9時前に典子は成田社長の指定通りにミニのワンピース姿で出かけて行った。直前に妻が『心配しないで。要件が済んだらすぐに帰ってくるから。みのりをよろしくね。お昼ごはんは作っておいたから、お願いします。』って言われる。娘が「ママ、どこへいくの?みのりもいく~ いくよ~」って駄々を捏(こ)ねた。僕は「みのり。パパと一緒に公園へ行こうか? 行く?」と誘うと、僕と遊ぶのが大好きな娘は典子のことは一時記憶喪失になる。「みのりね。パパとお出かけするからママはバイバイ・・。」て手を振って送り出した。
妻は午後2時に帰ってきた。詳しいことは夜に聞くことにして、概要だけの報告を受ける。午前10時に開店する銀座の百貨店で待ち合わせをした。そのまま買い物に行くと思ったら、紳士服のブランド店や有名雑貨の店がある階に向かった。その階にある有名なカフェで、“ストロベリーパンケーキ”を食べたそうである。パンケーキの上にフレッシュな苺とミント、バター、そしてキャラメルソース。典子は料理好きなのでメニューやパンケーキも、スマホで写真(店の方には断ったそうです。)を撮ってきた。
成田さんが〔昨日も夜遅く台湾から帰国して、朝起きたら約束の時間ギリギリで朝食を食べている時間がなかった。〕とのこと。ふんわりながらもしっかりとした生地で結構ボリュームはあった。それから上の階に移動をして、玩具売り場で成田社長の娘さんの誕生日プレゼントを一緒に選び、やはり娘さんお年代が何をほしがっているのか社長は分からないようで、典子が事前にリサーチしたディズニーの人形を社長も気に入り購入してギフト発送した。
vol.21へ
20200717
中L 寝とらせの行方vol.21
中L 寝とらせの行方vol.21
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳:社長)
成田社長は土曜日に関わらず午後から商談があると、地階に移りスイーツ店でフルーツゼリーの詰め合わせとロールケーキ(ストロベリーヨーグルト)を買って下さり、社長は〔これは留守番をしているみのりちゃんへのお土産それと本日のお礼として1万円の商品券です。〕と丁寧に頭を下げられたので受け取った。加えて、〔これでお家に帰ってください。〕ってタクシーチケットまで下さる。
それで百貨店の前で成田社長は迎えの車に乗って行き、典子は滅多に来ない百貨店なのでウインドショッピングの後、頂いたタクシーチケットで帰宅した。典子曰く『優雅でリッチな気分ながら慣れないタクシーに緊張した。』
娘のみのりは、思いがけない“三時のおやつ”に大喜びである。僕は典子の報告を聞きながら複雑な感情を持っていた。それは高校時代に片思いだった子が休日に別の男と手をつないでいるのを見た時と同じような気分である。それと自分と成田社長を対比して、やっぱり財力、スマートさなど男として負けている劣等感も感じていた。
ただ、妻が魅力ある男性(今回なら成田社長)にモテるといった状況は僕の性癖にマッチする。典子に対する僕の信頼は揺るがない。だから、どんなに口説かれても典子が堕ちないと思っていた。そうだけれど、もし典子が男性の誘いを受け入れることになればと妄想する。そして、いまのところはそうなることへの覚悟がないのだが、万が一受け入れたとしても肉体面(セックス)のみで心の部分はいつも僕のことを思っていて欲しいと・・・。
その日、夕食を済ませ、僕がみのりをお風呂に入れる。今日は一日パパと遊べたので大満足の様子ではしゃぎすぎたのか、お風呂から上がるとすぐ眠ってしまう。典子は夕食の後片付けをして、みのりをこども部屋に寝かしつけると、お風呂に入った。
典子が出てくると、僕が「今日はお疲れ様でした。」と妻を労(ねぎら)う。『うん。やっぱり緊張していたのかな? なんだか疲れたわ。』って肩をまわした。「典子、ワインでも飲もうか?」と次のことを考えて勧めてみる。『いいわね。用意するね。』てキッチンに行き、簡単なおつまみとポルトガル産のロゼワインを運んできた。
vol.22へ
20200725
中L 寝とらせの行方vol.22
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳:社長)
僕が「乾杯しようか?」と言うと、『えっ? 何に?』って妻が不思議そうにみつめている。「寝取らせの第一歩にかな?」と告げると、典子は『ほんと和真は変態さんだね。それで今日の事を酔わせて聞こうとしていない? 何もなかった記念日に乾杯~!』ってグラスを合わせた。
「え~? 何もなかったの?」と、つまらない顔をすると、典子は勢いよくグラスのワインを半分ほど飲み『困った旦那さんね。昼間の銀座で何を期待してるの?』って笑う。「それは手をつないだり・・・。」、『キスしたり?』て典子が言うので、「キ、キスしたの?」と慌てふためく僕に、『キスしたらどうするの?』ってワインを全部飲み干した。
「そ、そんなこと・・・。」会社では優秀な営業マンと言われている僕だが、最近の典子には会話では全然敵わない。典子は空になった自分のグラスにピンク色のワインを注いだ。そのワインを口に含み僕へキスをしてくる。口の中にワインと典子の唾液がまじり、さらに舌を絡めてくる感触が堪らなかった。抱きついた胸はノーブラなのだろうか?豊満で弾力ある胸を押し付けてくる。
『何もなかったことはないよ。あのね・・・。』と言いかけた。「な、なにかあったの?・・」と問いかける。『ほら、美味しいパンケーキを戴いたじゃない。その時にね。成田さんが〔大森君の許可を得るから、今度映画かお芝居を一緒に観に行きませんか?〕と誘われたの。』、「典子はなんて返事をしたの?」と訊ねた。『主人がいいと言うなら、私はいいですよ。』って典子は返答する。僕は成田社長がじわじわと僕と嫁の領域を侵食してくるのを感じた。
日曜日の朝に成田社長から僕のスマホにメールが入る。〔昨日は奥さんにプレゼント選びを手伝って頂いてありがとう。恐縮なのですが、また大森君にお願いがあります。再来週の土曜日に又奥さんをお借りできないかな。ゆっくり考えて返事を下さい。休日にメールして申し訳ありません。〕
女性って自分の容貌に自信がないとよく言うが、案外自分の魅力については自覚があるらしい。典子も『私は普通のおばちゃんよ。』て言うが、僕からすれば顔は可愛いし、それに夫だけがわかる“脱いだらスゴイんです”ボディーなのだ。どうすれば魅力が発揮できるのかを知っているのかも・・・。それと夫以外の異性から好印象を持たれることはやはり気分がいいのだろう。
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20200726
中L 寝とらせの行方vol.23
中L 寝とらせの行方vol.23
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳:社長)
妻の典子に思いを寄せる成田社長は、着々と手を打って(将来を予測して必要な対策を講ずる。)きている。僕もとりあえず対策を講じなければならないが今のところは頭の中に何一つ浮かばなかった。《もちろん嫁を寝取らせる方向には向いているのは良いことだ。》先ずは、いま来たメールを典子に見せることにする。
嫁にスマホを渡し「成田社長からこんなメールが届いたよ。」と告げた。『ほらね。昨日私
が話したとおりでしょ。どうするの?』って訊ねてくる。僕は「どうするって? 典子が
行きたけりゃ行けばいいよ。」と答える。そうすると、『行きたくないって言ったら大森君
はどうするの?』って意味深な笑いを添えて訊いてきた。
横で遊んでいた娘のみのりが〚ママきょうもおでかけ?〛て聞いてくる。典子が『今日はみのりとパパとママで買い物に行くよ。』って言うと、みのりは万歳をして〚ワッ~ やった~ やった~〛って大騒ぎ。『メールの返事は和真に任せたわ。私は和真のいう通りにするから。ほら、みのりとお出かけの支度をしなけりゃね。和真も急いでよ。』て足早にみのりを連れて行ってしまった。
取り残された僕は、買い物から帰ってから“返事”を考えようと着替えに取り掛かる。百貨店って子どもの時分から何かしらワクワクさせるものがあった。両親が子どもと来るのは何か食べさせるか買い与えるかの目的があってだろう。そこを子どもは本能的に察知する。三人で渋谷の百貨店にやってきた。娘のみのりははしゃいでいる。「う~ん感性が鋭いな。」と妙に感心をした。
軍資金の一部は昨日成田社長から典子が頂いた全国の百貨店で使える1万円分の商品券である。典子が『今日は和真のも買ってあげるからね。』て言ってきた。僕は「1万円がベースだからみのりと典子だけでいいよ。」と答える。すると申し訳なさそうな顔で『ごめんなさい。本当は成田さんから貰ったのは3万円の商品券なの・・怒るよね。』って妻に云われ、なぜだか変な嫉妬を覚えたが、典子を金で買われたようなマゾ的な感覚に襲われた。
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20200727
中L 寝とらせの行方vol.24
中L 寝とらせの行方vol.24
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳:社長)
「僕は典子に嘘をつかれると惨めになる。それでも正直に話してくれたから許すよ。これからは正直になんでも話してくれるね。」と告げると、典子は少し涙ぐみ『うん。本当にごめんなさい。これからは絶対に嘘や隠し事はしないと誓うわ。』って答えてくれた。そこへ、みのりが可愛い人形を抱えて走り寄ってくる。〚パパ! ママ! みのりこれにする~。いいでしょ!〛って云うので、三人で売り場のレジに向かった。百貨店で僕はネクタイを買ってもらい、典子は腕時計を買った。そのあとで8階のレストランで食事をして、みのりが観たがっていたアニメ映画を堪能して家路につく。
夕食を済ませ、興奮の1日をすごした娘のみのりは、お風呂場で寝てしまった。典子を呼んで引き取ってもらう。リビングのソファでビールを飲んでくつろいでいると、典子が『よっぽど楽しかったんでしょうね。寝言で〚おにんきょうさんをかってもらったよ。〛て、きっとお友達に夢の中で自慢しているのね。』って伝えた。
「そうか、これも典子が稼いできたからだな。」と、ちょっとからかい半分で言うと、『もう言わないで。反省は充分しているんだから・・・。』て、しょげ返る(ひどく落ち込む)。「ごめんよ。そんなつもりで言ったんじゃないからさ。」と僕は謝った。すると妻がニッコリして『ねぇ和真は私を愛してる?』って訊きながら身を寄せてくる。僕は「もちろんだよ。世界で一番愛しているよ。」と云うと、体を離して『私もビール飲もうっと! 和真もう1本飲む?』、「ありがたいな。財布のひも・・うん、ありがとう。」また余計なことを言いそうになったがなんとか誤魔化した。
『じゃ~ 乾杯しましょ!』て開けた缶ビールを近づける典子に、「なにに乾杯なの?」と訊ねると『もちろん世界一愛し合っている二人によ。かんぱい~』って云いながら典子はグイグイ飲んだ。『わっ~ おいしい。』僕が「ご機嫌だね。」と振ると、『それはね。昨日から言おうか、いつ言えばいいか悩んでいたから、それが言えたからほっとしてるの・・。』、「もう怒ってないから訊くけどなぜ僕に言えなかったの?」と返すと、『うーーん、ただ娘さんへの誕生日プレゼントを一緒に買いに行っただけで、ほらケーキで十分と思っていたのに、帰りのタクシーで封筒の中をみたら商品券3万円分もあるから驚いたの。これを正直に和真に言うと気分を悪くさせるような気がして、本当の事が言えなかった・・・。』て、妻がまた涙声になりかけた。
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20201124
中L 寝とらせの行方vol.25
中L 寝とらせの行方vol.25
僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳) 妻(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)
成田(壮一:なりた・そういち:40歳:社長)
それで僕が「もらったことは怒ってないよ(内心は金で買われたような気分にはなったが)。美人人妻のエスコート代としては妥当じゃやないかな。」と冗談めかして言うと、典子は『なんか和真の今の発言は、ひどくない! 私がそんな商売しているみたいじゃない。』って、むくれる。僕は慌てて「いやいや誤解だよ。そんなつもりで言ってないよ。ごめん。」と素直に頭を下げると、突然、典子が笑い出した。『嘘芝居だよ。わ~い引っかかった。』て、「なんだ~ やられたな。典子の演技はエミー賞(エミー賞は、米国テレビ芸術科学アカデミーの主催で、アメリカのテレビドラマを始めとする番組のほか、テレビに関連する様々な業績に与えられる賞)級だね。」と感心する。
典子が『でもそれにしても3万円は多いよね?』て首をひねった。「きっと典子とみのりと僕の3人分じゃないかな。」、『うんそうかも。やっぱりお金持ちは違いますな~』って云いながら又冷蔵庫から今度は缶チューハイを取りだし、グビグビと飲みだした。『やっぱ庶民はこれですね。』て云う。「すまん安月給で。」とまた頭をさげると、『もう成田さんにメール打った?』って訊ねてくる。「いやまだだけど、それが?」と逆に訊くと、『ならOKと返信して。美人妻がまた商品券を稼ぐから・・和真~ 早く~』酔って言っているのか本気(まじ)なのか?でも僕の性癖を確実に刺激していたのは間違いない。
僕は心の内で《典子は典子なりに、社長から商品券を次でも頂けたら、少しは家計の足しになるとか、贅沢ができるかな。とおもったんだろう。その気持ちは尊い。それと同時に僕の公認とはいえ男性と“準デート”をする罪悪感があるだろう。それを成田社長は意識的か無意識なのか、“仕事に対する正当な対価”として、商品券を渡す。それで典子には当然の報酬ということで罪悪感を薄めさせることができる。多少僕らとは金銭感覚という
かお金の価値観が違うので半日ほどの時間に3万円も出す。その根底には典子に対しての下心がある。》と考えていた。
僕は典子に「ちょっと部屋で成田社長にメールをしてくるよ。」と云うと、『ほら和真いそげ~』って楽しそうにしている典子の目が真剣だったのに気が付く。それが何を意味するのかまでは分からない。
「夜分にすいません。妻とも話し合って、連れて行っていただく。という結論になりました。ついては詳しい段取りの方は妻にメールをくだされば幸いです。また、昨日は過分なものを頂戴いたしまして御礼申し上げます。今後ともよろしくお願い致します。」と馬鹿丁寧なメールを成田社長に返信をしました。
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20201125
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