中L 寝とらせの行方vol.11
中L 寝とらせの行方vol.11
vol.10
「もしもだけど、万が一、典子が成田社長と・・・。」と言いかけて澱(よど)んでしまった。すかさず典子が『わたしを【寝取らせ】ようとしているでしょ。ひどい旦那さんよね? 妻が他人に抱かれるのを喜ぶ変態夫だものね。』って核心を衝かれて僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)はあたふたするが、「僕が一番愛しているのは典子とみのり。この家庭を壊すことなんか考えていない。」と、しっかり言えた。
『分かっているわ。わたし(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)もよ。和真とみのりの三人で幸せな家族でいたいもの。でも和真は心の奥底にさっきわたしが言ったようなことをしてみたい性癖があるんでしょ?』って、また僕のペニスをぎゅっと握る。『ほ~ら硬くなってる。』僕
は「洗い終わったから風呂に入る。」と一時避難をした。典子もザアッーとシャワーを浴びると続いて入ってくる。
『わたしもうすぐ31でしょ? 正直若くはないからね。出会いもないと思うの、あっ誤解しないでね。不倫や浮気をしたいと言ってるんじゃないよ。ほんとだよ。』と聞いたときに瞬間、僕は思い切った告白をする典子には驚くが、この際にこうしたことへの気持ちや考え方を知っておく良い機会になると思った。「解るよ。結婚して、すぐにみのりが生まれて子育てだから、デートも飲みに行くこともできなかったからな。」
『それはそうだけど。みのりを育てるのは大変だけど楽しいことも多いから苦労ではないんだけどね。』もっと話をさせようと「成田社長に頼まれたんだけど・・・。」『えっ何を?』って聞いてくる。「典子とこれからもメル友(メールを通じた友達)になりたい。って許可してくれとお願いされた。」と小さな嘘を織り交ぜて告げた。『和真はなんて言ったの?』と典子が尋ね、「妻が了解するなら良いですよ。と言ったけど・・。典子はどうする?」、『あなたがいいなら、メル友もいいけど、ひとつ条件があるけど成田さんの了承を貰ってくれる?』って、僕が「なに条件って?」、『それはね。届いたメールは全部和真に転送します。これを呑んでもらえばわたしは歓迎よ。なんだか楽しいもの♪』と想定外の条件だが、僕はすでにメールなどは了解済みなのを典子には言わない。そして社長にも“典子の条件”は伝えない。つもりだ。
「いいよ。あとで成田社長にメールしておくよ。」、『ねえ、和真はどこまで成田さんとくっつけようとしてるの? 本当に最後の線まで?あっ!また硬くなった?これうそ発見器より正確かもね?』ってニコニコ顔で怖いことを平気で聞いてくる。典子ってこんな性格だったけ?「僕の限界はデートだよ。許しても手をつなぐまでかな。」と真面目に答える。
すると『ふ~ん。デートは良いのか? メモしとこう。』と手のひらに仮想のメモ書きをしていた。『手も握り合っても可と。』とメモに記帳。『それからは・・どうなの?』と僕と正面になっていた顔をうんと近づけてきた。「それからってなに?」とおうむ返しの質問。『男女がデートします。その場の雰囲気で手をつなぎます。これは“愛”の手前の“恋”ですよ。次はむふっふっですね。』
「なんだいそれ? そうなりたいの?」と言いかけると、『男は度量がないと出世しないよ? 妻を遊ばす、お釈迦様のように手の上で遊ばすのが男の器だよ。きみ~。』って大会社の社長が述べるようなことを言うので不審に思い、「典子それって誰かの真似なの?」と云うと、『えへっ。バレタ。こないだドームで成田さんがね。〔女はお釈迦様の手の上で男が遊ぶのを見ているくらいの器が必要。〕と言われたのをアレンジしたの。』
「どうりで典子が凄くエライ人に見えたよ。」と笑うと、『その続きがあってね。〔前の妻はお釈迦様の手で俺を地獄まで投げ落とした。」と成田さんが付け加えたの。』、「ほんと社長らしいな。それでも女には懲りないところが凄いけど。だから典子のようなタイプが好きになるのかな?」と言うと、『やっぱり恋人とか愛人さんとかいるんだよね?』って聞いてくるので、そこは「いるんじゃないかな?」と誤魔化した。 vol.12へ
2017/10/13
vol.10
「もしもだけど、万が一、典子が成田社長と・・・。」と言いかけて澱(よど)んでしまった。すかさず典子が『わたしを【寝取らせ】ようとしているでしょ。ひどい旦那さんよね? 妻が他人に抱かれるのを喜ぶ変態夫だものね。』って核心を衝かれて僕(松本和真:まつもと・かずま:32歳)はあたふたするが、「僕が一番愛しているのは典子とみのり。この家庭を壊すことなんか考えていない。」と、しっかり言えた。
『分かっているわ。わたし(松本典子:まつもと・のりこ:30歳)もよ。和真とみのりの三人で幸せな家族でいたいもの。でも和真は心の奥底にさっきわたしが言ったようなことをしてみたい性癖があるんでしょ?』って、また僕のペニスをぎゅっと握る。『ほ~ら硬くなってる。』僕
は「洗い終わったから風呂に入る。」と一時避難をした。典子もザアッーとシャワーを浴びると続いて入ってくる。
『わたしもうすぐ31でしょ? 正直若くはないからね。出会いもないと思うの、あっ誤解しないでね。不倫や浮気をしたいと言ってるんじゃないよ。ほんとだよ。』と聞いたときに瞬間、僕は思い切った告白をする典子には驚くが、この際にこうしたことへの気持ちや考え方を知っておく良い機会になると思った。「解るよ。結婚して、すぐにみのりが生まれて子育てだから、デートも飲みに行くこともできなかったからな。」
『それはそうだけど。みのりを育てるのは大変だけど楽しいことも多いから苦労ではないんだけどね。』もっと話をさせようと「成田社長に頼まれたんだけど・・・。」『えっ何を?』って聞いてくる。「典子とこれからもメル友(メールを通じた友達)になりたい。って許可してくれとお願いされた。」と小さな嘘を織り交ぜて告げた。『和真はなんて言ったの?』と典子が尋ね、「妻が了解するなら良いですよ。と言ったけど・・。典子はどうする?」、『あなたがいいなら、メル友もいいけど、ひとつ条件があるけど成田さんの了承を貰ってくれる?』って、僕が「なに条件って?」、『それはね。届いたメールは全部和真に転送します。これを呑んでもらえばわたしは歓迎よ。なんだか楽しいもの♪』と想定外の条件だが、僕はすでにメールなどは了解済みなのを典子には言わない。そして社長にも“典子の条件”は伝えない。つもりだ。
「いいよ。あとで成田社長にメールしておくよ。」、『ねえ、和真はどこまで成田さんとくっつけようとしてるの? 本当に最後の線まで?あっ!また硬くなった?これうそ発見器より正確かもね?』ってニコニコ顔で怖いことを平気で聞いてくる。典子ってこんな性格だったけ?「僕の限界はデートだよ。許しても手をつなぐまでかな。」と真面目に答える。
すると『ふ~ん。デートは良いのか? メモしとこう。』と手のひらに仮想のメモ書きをしていた。『手も握り合っても可と。』とメモに記帳。『それからは・・どうなの?』と僕と正面になっていた顔をうんと近づけてきた。「それからってなに?」とおうむ返しの質問。『男女がデートします。その場の雰囲気で手をつなぎます。これは“愛”の手前の“恋”ですよ。次はむふっふっですね。』
「なんだいそれ? そうなりたいの?」と言いかけると、『男は度量がないと出世しないよ? 妻を遊ばす、お釈迦様のように手の上で遊ばすのが男の器だよ。きみ~。』って大会社の社長が述べるようなことを言うので不審に思い、「典子それって誰かの真似なの?」と云うと、『えへっ。バレタ。こないだドームで成田さんがね。〔女はお釈迦様の手の上で男が遊ぶのを見ているくらいの器が必要。〕と言われたのをアレンジしたの。』
「どうりで典子が凄くエライ人に見えたよ。」と笑うと、『その続きがあってね。〔前の妻はお釈迦様の手で俺を地獄まで投げ落とした。」と成田さんが付け加えたの。』、「ほんと社長らしいな。それでも女には懲りないところが凄いけど。だから典子のようなタイプが好きになるのかな?」と言うと、『やっぱり恋人とか愛人さんとかいるんだよね?』って聞いてくるので、そこは「いるんじゃないかな?」と誤魔化した。 vol.12へ
2017/10/13
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