『妻の貸し出し』パート41
『妻の貸し出し』パート41
「今は時間がないから今夜までに僕なりの案を考えるから、それでいいかな?」と告げると、美玖は首をコックリとした。また、〖土曜日(5/13)の件〗で楽しみが増えるとともに、昨夜の“夢”が正夢になるかもしれない不安もあったのだが・・。
昼休み、誰もいなくなった職場でサブウェイのサンドイッチを頬張りながら、パソコン画面から美玖の服などをチョイスしていた。“夢”でみたのに似たワンピースとインナー(下着。インナー-ウエア。)をアマゾンで取り寄せる。受け取り日時を指定して終了した。
午後の始業前に美玖からメールだ。タイトルが〖制服姿の妻〗。「なんだか凄いな~」って思いながら添付の写真を開けると、そこには自画撮り(携帯やスマホのカメラで自分自身を撮影すること。)した制服姿の美玖が4パターンあった。「そう言えば会社の制服を着た美玖ははじめてだな。」と独り言。新鮮かつ妙な色気を感じてしまった。
そのあとでメールで短文が届く。≪いいでしょ?要君アルバム用のブログ早くしてね!(ミク)≫とあった。つまり催促のメールだった。すっかり忘れていた夏休みの自由研究のような気分。「ふむ。こんどはこれを探そうか。」インターネット検索でパスワードを設定し閲覧を制限できるブログがみつかり、簡単に新規作成を済ませ、内容については帰宅してゆっくりすることにする。
それから勤務中にも関わらず、チラチラとファイルに収めた美玖の写真を眺めた。「そうか高橋さんは毎日この制服をみているのか。」と思ったら、ありきたりの(もちろん美玖は素敵だけれど)写真がエロくみえてくる。
「今は時間がないから今夜までに僕なりの案を考えるから、それでいいかな?」と告げると、美玖は首をコックリとした。また、〖土曜日(5/13)の件〗で楽しみが増えるとともに、昨夜の“夢”が正夢になるかもしれない不安もあったのだが・・。
昼休み、誰もいなくなった職場でサブウェイのサンドイッチを頬張りながら、パソコン画面から美玖の服などをチョイスしていた。“夢”でみたのに似たワンピースとインナー(下着。インナー-ウエア。)をアマゾンで取り寄せる。受け取り日時を指定して終了した。
午後の始業前に美玖からメールだ。タイトルが〖制服姿の妻〗。「なんだか凄いな~」って思いながら添付の写真を開けると、そこには自画撮り(携帯やスマホのカメラで自分自身を撮影すること。)した制服姿の美玖が4パターンあった。「そう言えば会社の制服を着た美玖ははじめてだな。」と独り言。新鮮かつ妙な色気を感じてしまった。
そのあとでメールで短文が届く。≪いいでしょ?要君アルバム用のブログ早くしてね!(ミク)≫とあった。つまり催促のメールだった。すっかり忘れていた夏休みの自由研究のような気分。「ふむ。こんどはこれを探そうか。」インターネット検索でパスワードを設定し閲覧を制限できるブログがみつかり、簡単に新規作成を済ませ、内容については帰宅してゆっくりすることにする。
それから勤務中にも関わらず、チラチラとファイルに収めた美玖の写真を眺めた。「そうか高橋さんは毎日この制服をみているのか。」と思ったら、ありきたりの(もちろん美玖は素敵だけれど)写真がエロくみえてくる。
『妻の貸し出し』パート42
『妻の貸し出し』パート42
美玖が21時過ぎに帰宅すると、夫の要の姿がなかった。いつものように自室で着替えて、コンビニで調達した食材で夕食を作った。食べながら昼間に送ったメールのことを考える。最近、変なのだけど、〖自分を〗〖自分の躰を〗視てほしい・魅せたいという欲求が抑えられなくなってきている。
これまで華やかなことが苦手で、自分自身目立たないように生きてきた。その〖反動〗かも・・・。さすがに、世の中のひとに、というのは恥ずかしすぎるので要君だったら、写真を撮られたり、ちょっとセクシーな下着を視られるのは平気。すごく不思議なのだが要君といると妙に〖安心〗な心持になる。
幼いころから、気は強いのだけれど人と知り合うのが苦手で、同性はまだましなのだが異性は拒絶してしまう。だから単純な“人見知り”ではなかった。夫がからかう様に恋愛経験はたった一人。つまり要君だけで、彼とはなぜか相性がいい。少し病弱そうな優しさがあって、何といえばいいのか〖母性本能〗を擽(くすぐ)るのだった。その点でいえば高橋主任にも少し惹かれるのは、陰のある“寂しさ”なのかも・・・・。
要君の【性癖】の影響で、こっそりとインターネットのサイトに興味を持ち、そして多分に実生活では役に立たない知識を覚えてしまった。そのひとつは【露出癖】で、わたしはこれかも知れないと思う。あとひとつが【寝取られ】で、決して夫の要を裏切るつもりはない。ふたつともそうしたいとか、そうなりたいと強く願っている訳ではない。
暫くすると、要が部屋から出てきた。「あっ、おかえり。」私は夫の顔を見て《申し訳ない》気持ちになった。『ただいま。要君何をしていたの?』とたずねる。「美玖のリクエスト通りのブログが出来たよ。例の写真(参照:パート27・パート28・パート29)をアップてある。」と答えてきた。私は思わず、『ホント!見せて見せて!』とちょっと大きな声を出してしまった。
美玖が21時過ぎに帰宅すると、夫の要の姿がなかった。いつものように自室で着替えて、コンビニで調達した食材で夕食を作った。食べながら昼間に送ったメールのことを考える。最近、変なのだけど、〖自分を〗〖自分の躰を〗視てほしい・魅せたいという欲求が抑えられなくなってきている。
これまで華やかなことが苦手で、自分自身目立たないように生きてきた。その〖反動〗かも・・・。さすがに、世の中のひとに、というのは恥ずかしすぎるので要君だったら、写真を撮られたり、ちょっとセクシーな下着を視られるのは平気。すごく不思議なのだが要君といると妙に〖安心〗な心持になる。
幼いころから、気は強いのだけれど人と知り合うのが苦手で、同性はまだましなのだが異性は拒絶してしまう。だから単純な“人見知り”ではなかった。夫がからかう様に恋愛経験はたった一人。つまり要君だけで、彼とはなぜか相性がいい。少し病弱そうな優しさがあって、何といえばいいのか〖母性本能〗を擽(くすぐ)るのだった。その点でいえば高橋主任にも少し惹かれるのは、陰のある“寂しさ”なのかも・・・・。
要君の【性癖】の影響で、こっそりとインターネットのサイトに興味を持ち、そして多分に実生活では役に立たない知識を覚えてしまった。そのひとつは【露出癖】で、わたしはこれかも知れないと思う。あとひとつが【寝取られ】で、決して夫の要を裏切るつもりはない。ふたつともそうしたいとか、そうなりたいと強く願っている訳ではない。
暫くすると、要が部屋から出てきた。「あっ、おかえり。」私は夫の顔を見て《申し訳ない》気持ちになった。『ただいま。要君何をしていたの?』とたずねる。「美玖のリクエスト通りのブログが出来たよ。例の写真(参照:パート27・パート28・パート29)をアップてある。」と答えてきた。私は思わず、『ホント!見せて見せて!』とちょっと大きな声を出してしまった。
『妻の貸し出し』パート43
『妻の貸し出し』パート43
パート42
僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)は妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)のハイテンションに急いでパソコンを部屋へ取りに向かった。リビングに戻ると、真面目な顔つきの美玖が待っていた。『ほら、ほら早く!』とまるで子供のように急かす。それで僕はブログを立ち上げ、「まだしっかりと構成してないけど・・・。」という言葉を全然聞いていない様子。美玖はそのブログのアルバムを見た瞬間に、『わーっ!!』って声を出した。
『これ、すごいね。でも私だよね・・・。』と見入っている。顔は写してないが、あの日“オナニーさせた”写真だった。『・・私・・はじめて見た・・・自分のアソコを・・・』と呟いたが、僕だって、こんなに拡大された画像では初めてだ。美玖のは清楚な外観に猥褻な内部と言う表現がぴったりである。
他の一連の写真は素人カメラマンにしては、芸術的に撮れていた。美玖という素材が良いということ再確認した。僕が「こんなに綺麗な美玖を誰かに見てもらいたいね。」と冗談で言ったのに、『そうだね。』って、否定をしなかったことに驚く。しばらくして、『そんな恥ずかしいことできないよね。』って慌てた様子で否定していた。
『要君。これパスワードを入れなきゃ絶対に見られないよね。』ってたずねてくる。「そう。このブログ全体はみれるけど、僕以外の読者には〖ミク〗というカテゴリーにはパスワードを入れないとダメなんだ。」と説明をする。『じゃ、私が会社のパソコンでパスワードを入れれば見れるのね。うふふ楽しみ。』って、にっこりする。またからかうつもりで「高橋(憲吾:たかはし・けんご: 31歳)さんでもだめだよ。」と注意すると、美玖が『え~そんな~みてもらおうと思ったのに・・。』って僕の性癖を巧妙に刺激してきた。 パート44へ続く
2014/06/25
パート42
僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)は妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)のハイテンションに急いでパソコンを部屋へ取りに向かった。リビングに戻ると、真面目な顔つきの美玖が待っていた。『ほら、ほら早く!』とまるで子供のように急かす。それで僕はブログを立ち上げ、「まだしっかりと構成してないけど・・・。」という言葉を全然聞いていない様子。美玖はそのブログのアルバムを見た瞬間に、『わーっ!!』って声を出した。
『これ、すごいね。でも私だよね・・・。』と見入っている。顔は写してないが、あの日“オナニーさせた”写真だった。『・・私・・はじめて見た・・・自分のアソコを・・・』と呟いたが、僕だって、こんなに拡大された画像では初めてだ。美玖のは清楚な外観に猥褻な内部と言う表現がぴったりである。
他の一連の写真は素人カメラマンにしては、芸術的に撮れていた。美玖という素材が良いということ再確認した。僕が「こんなに綺麗な美玖を誰かに見てもらいたいね。」と冗談で言ったのに、『そうだね。』って、否定をしなかったことに驚く。しばらくして、『そんな恥ずかしいことできないよね。』って慌てた様子で否定していた。
『要君。これパスワードを入れなきゃ絶対に見られないよね。』ってたずねてくる。「そう。このブログ全体はみれるけど、僕以外の読者には〖ミク〗というカテゴリーにはパスワードを入れないとダメなんだ。」と説明をする。『じゃ、私が会社のパソコンでパスワードを入れれば見れるのね。うふふ楽しみ。』って、にっこりする。またからかうつもりで「高橋(憲吾:たかはし・けんご: 31歳)さんでもだめだよ。」と注意すると、美玖が『え~そんな~みてもらおうと思ったのに・・。』って僕の性癖を巧妙に刺激してきた。 パート44へ続く
2014/06/25
『妻の貸し出し』パート44
『妻の貸し出し』パート44
パート43
「本当にみせるつもりだったの?」とあたふた(慌て騒ぐ)する。「絶対にだめだよ。美玖の裸の写真だよ?」と言うと、美玖は『要君それはおかしいよ。』って反論してくる。僕が「え~なぜ?」と問い直す。『だっておかしいでしょ?! 要は私を高橋主任に抱かせようとしてるのよ。』これには「うっっ。」と詰まった。
『まさか服をきたままHするの? ねぇ要。』この手のはなしをするときは、近頃、美玖はSっぽくなる。普段の彼女からは考えらねない口調なのだ。《美玖は、こういう風な話し方をした方が要君が喜ぶのじゃないかと思っていた。》僕は、これはこれで〖寝取られ〗の心情も少しある(でも決して寝取られマゾではないと思っている。)ので、その琴線に触れてくる妻の会話術にかなり嵌(はま)りつつある。
それでも劣勢を挽回しようと、「このブログのアルバムはなかなかでしょう?もちろん美玖はきれいだけど・・。」と言ってみる。(僕は、やっつけ(間に合わせの粗雑な)仕事の割にはいい出来栄えだったと思う。)美玖も『モデルもいいけど、デザイナーも優秀だね。』って、笑いながらアルバムを褒めた。「たしかにモデルはAV並にエロいけどね。」と、妻をからかう。
『この何枚かはちょっと過激かもしれないえど、あとのは凄く芸術的だよ。案外、要君は写真の才能があるね。』と感心してくれた。「また撮ろうか?」と水を向けると、美玖は『そうだね。また撮ってほしいな。』と嬉しそうにしていた。
『ねえ~要君。今日もお風呂入ろうか?』って誘ってくる。浴室ではセックスまでは至らないが、かなり僕は美玖の躰を刺激して、乳房や女性器を責めて、必ず逝くまで楽しませている。美玖は僕の体調を心配して、セックスにかかる負担(心理的も含めて)を軽減しょうと努めてくれくれていたのかも知れない。《わたしも指だけだが最後まで逝かされるので凄く満足していた。なんだか要君の指のテクニックは癖になりかけていた。》
〘土曜日〙まであと3日。美玖は、《これからどうなるんだろう? やっぱり主任とセックスをするんだろうか?要君は口ではああ言うけど、本当に私と高橋主任がそうなったとき、どういう態度になるんだろうか? 最後に離婚みたいなことになるのは絶対に嫌だけど、夫の願望も私さえ我慢すれば叶えてあげれる。そう1年間だけのこと・・・。》って不安に押しつぶされそうになっていた。 パート45へ続く
2014/06/26
パート43
「本当にみせるつもりだったの?」とあたふた(慌て騒ぐ)する。「絶対にだめだよ。美玖の裸の写真だよ?」と言うと、美玖は『要君それはおかしいよ。』って反論してくる。僕が「え~なぜ?」と問い直す。『だっておかしいでしょ?! 要は私を高橋主任に抱かせようとしてるのよ。』これには「うっっ。」と詰まった。
『まさか服をきたままHするの? ねぇ要。』この手のはなしをするときは、近頃、美玖はSっぽくなる。普段の彼女からは考えらねない口調なのだ。《美玖は、こういう風な話し方をした方が要君が喜ぶのじゃないかと思っていた。》僕は、これはこれで〖寝取られ〗の心情も少しある(でも決して寝取られマゾではないと思っている。)ので、その琴線に触れてくる妻の会話術にかなり嵌(はま)りつつある。
それでも劣勢を挽回しようと、「このブログのアルバムはなかなかでしょう?もちろん美玖はきれいだけど・・。」と言ってみる。(僕は、やっつけ(間に合わせの粗雑な)仕事の割にはいい出来栄えだったと思う。)美玖も『モデルもいいけど、デザイナーも優秀だね。』って、笑いながらアルバムを褒めた。「たしかにモデルはAV並にエロいけどね。」と、妻をからかう。
『この何枚かはちょっと過激かもしれないえど、あとのは凄く芸術的だよ。案外、要君は写真の才能があるね。』と感心してくれた。「また撮ろうか?」と水を向けると、美玖は『そうだね。また撮ってほしいな。』と嬉しそうにしていた。
『ねえ~要君。今日もお風呂入ろうか?』って誘ってくる。浴室ではセックスまでは至らないが、かなり僕は美玖の躰を刺激して、乳房や女性器を責めて、必ず逝くまで楽しませている。美玖は僕の体調を心配して、セックスにかかる負担(心理的も含めて)を軽減しょうと努めてくれくれていたのかも知れない。《わたしも指だけだが最後まで逝かされるので凄く満足していた。なんだか要君の指のテクニックは癖になりかけていた。》
〘土曜日〙まであと3日。美玖は、《これからどうなるんだろう? やっぱり主任とセックスをするんだろうか?要君は口ではああ言うけど、本当に私と高橋主任がそうなったとき、どういう態度になるんだろうか? 最後に離婚みたいなことになるのは絶対に嫌だけど、夫の願望も私さえ我慢すれば叶えてあげれる。そう1年間だけのこと・・・。》って不安に押しつぶされそうになっていた。 パート45へ続く
2014/06/26
『妻の貸し出し』パート45
『妻の貸し出し』パート45
今日は5月12日。いよいよ明日が土曜日。昼休みに美玖(みく)よりメールが届く。≪お仕事中ごめんね。この前に相談した服装ってどうなりました?それと主任からメールがあったのでそれは転送します。≫僕の方から≪着ていく服などは今夜に打ち合わせしよう。美玖もいろいろ頑張れ。≫と急いで返信。気が焦るしドキドキもするが、転送されてきたメールを読む。
それは≪伊藤さんおはようございます。明日は出てこられますか?なんだかご主人には申し訳ない気持ちがします。でも会えるのが楽しみです。では明日はよろしくお願いします。≫と、まるで中高生か!というメールだなと苦笑い。「恋は何歳になってもときめくものだし、ましてそれが人妻との恋なら、禁断の世界だし余計に萌えあがるのだろう。」となぜか自分の妻のことなのに第三者的な感想が浮かんでくる。
美玖からは夕刻に、≪今夜は買い物などして帰るので少し遅くなるね。ごめんね。≫とのメールがあった。僕は帰宅するや、AMAZONで買い揃えた品物をソファーに並べて、コーディネート(色柄・素材・形などが調和するように組み合わせること。)をする。』の日までに考えたテーマは、〖ギャップ( 大きなずれ。食い違い。)〗。
スタバで会うとき美玖には大人しい(色・柄などが落ち着いた感じ)服を、最初はブラウスにスカートという組み合わせが、今一つピンとこなかったので、ミニのワンピースにした。それで、その下は紐パンとブラにした。あとガーターストッキング。上がお嬢様系なのに下は遊んでいる風に、表面は清楚だが内面は・・・。という感じにしてみた。
その頃、美玖は美容院で髪をセットしていた。10日前のキスを、高橋主任がエレベーターの中で急だけど優しいキスをしてきたのを思い出していた。突然だったから驚きはしたがなぜだか嫌な気持ちにはならなかった。キスはセックスへ至る道である。キスでその人との相性が分かるともいう。『でも1回っきりのキスじゃわからないよね。』って独り言が口を衝いて出た。
今日は5月12日。いよいよ明日が土曜日。昼休みに美玖(みく)よりメールが届く。≪お仕事中ごめんね。この前に相談した服装ってどうなりました?それと主任からメールがあったのでそれは転送します。≫僕の方から≪着ていく服などは今夜に打ち合わせしよう。美玖もいろいろ頑張れ。≫と急いで返信。気が焦るしドキドキもするが、転送されてきたメールを読む。
それは≪伊藤さんおはようございます。明日は出てこられますか?なんだかご主人には申し訳ない気持ちがします。でも会えるのが楽しみです。では明日はよろしくお願いします。≫と、まるで中高生か!というメールだなと苦笑い。「恋は何歳になってもときめくものだし、ましてそれが人妻との恋なら、禁断の世界だし余計に萌えあがるのだろう。」となぜか自分の妻のことなのに第三者的な感想が浮かんでくる。
美玖からは夕刻に、≪今夜は買い物などして帰るので少し遅くなるね。ごめんね。≫とのメールがあった。僕は帰宅するや、AMAZONで買い揃えた品物をソファーに並べて、コーディネート(色柄・素材・形などが調和するように組み合わせること。)をする。』の日までに考えたテーマは、〖ギャップ( 大きなずれ。食い違い。)〗。
スタバで会うとき美玖には大人しい(色・柄などが落ち着いた感じ)服を、最初はブラウスにスカートという組み合わせが、今一つピンとこなかったので、ミニのワンピースにした。それで、その下は紐パンとブラにした。あとガーターストッキング。上がお嬢様系なのに下は遊んでいる風に、表面は清楚だが内面は・・・。という感じにしてみた。
その頃、美玖は美容院で髪をセットしていた。10日前のキスを、高橋主任がエレベーターの中で急だけど優しいキスをしてきたのを思い出していた。突然だったから驚きはしたがなぜだか嫌な気持ちにはならなかった。キスはセックスへ至る道である。キスでその人との相性が分かるともいう。『でも1回っきりのキスじゃわからないよね。』って独り言が口を衝いて出た。
『妻の貸し出し』 パート46
『妻の貸し出し』パート46
『ただいま~』って美玖が帰って来た。雰囲気が今朝とは違う。「あっそうか!髪型を変えたんだね。」と云うと、恥ずかしそうに『えへっ。美容院に行ってきました。』指2本を額につけて敬礼をした。「きれいだね。美玖やる気まんまんだね。」と冷やかすと、今度は顔を真っ赤にして、『そんなじゃない・・・・。』と俯いた。それで美玖が『部屋で着替えてくる。』と言い残して足早に去っていく。
『これ?マジ?着るの私が?』と素っ頓狂な(突然,調子のはずれた))声を出した。部屋から出てきた美玖は僕を無視するようにコンビニの夕食を黙々と食べる。僕は(あれ?怒ってるのかな?少しカラカイすぎた。)反省をした。食事終わりに声を掛けて、明日のコーディをお披露目したのだ。そんなに驚かれるとは思わなかったけど。
『ワンピースは気にいったよ。でも・・ね・・。』と口籠る。「美玖、シャワー浴びてこい」とかなり強い口調で命令をした。びくっとなる美玖(みく)はこうした命令を待っていたように浴室に行こうとする。「美玖、この下着を着けてこい。」と僕(内心はこんなSっぽいこと初めてだからドキドキしていた。)。
(紐パンなんか・・・)美玖は思いつつ、不思議に要(かなめ)から命令されるのがイヤじゃなかった。と云うより命令の声が子宮にとどいて刺激となった。『うん。持っていく。』
15分後に、美玖が下着姿にガーターストッキングという格好で戻ってくる。寝室ではなく明るいリビングでみるこのシーンはエロなのか淫靡か、長身でスタイルのいい美玖の美しさも際立たさせている。僕は美しく淫靡な妻をカメラに収めようとしていた。
『ただいま~』って美玖が帰って来た。雰囲気が今朝とは違う。「あっそうか!髪型を変えたんだね。」と云うと、恥ずかしそうに『えへっ。美容院に行ってきました。』指2本を額につけて敬礼をした。「きれいだね。美玖やる気まんまんだね。」と冷やかすと、今度は顔を真っ赤にして、『そんなじゃない・・・・。』と俯いた。それで美玖が『部屋で着替えてくる。』と言い残して足早に去っていく。
『これ?マジ?着るの私が?』と素っ頓狂な(突然,調子のはずれた))声を出した。部屋から出てきた美玖は僕を無視するようにコンビニの夕食を黙々と食べる。僕は(あれ?怒ってるのかな?少しカラカイすぎた。)反省をした。食事終わりに声を掛けて、明日のコーディをお披露目したのだ。そんなに驚かれるとは思わなかったけど。
『ワンピースは気にいったよ。でも・・ね・・。』と口籠る。「美玖、シャワー浴びてこい」とかなり強い口調で命令をした。びくっとなる美玖(みく)はこうした命令を待っていたように浴室に行こうとする。「美玖、この下着を着けてこい。」と僕(内心はこんなSっぽいこと初めてだからドキドキしていた。)。
(紐パンなんか・・・)美玖は思いつつ、不思議に要(かなめ)から命令されるのがイヤじゃなかった。と云うより命令の声が子宮にとどいて刺激となった。『うん。持っていく。』
15分後に、美玖が下着姿にガーターストッキングという格好で戻ってくる。寝室ではなく明るいリビングでみるこのシーンはエロなのか淫靡か、長身でスタイルのいい美玖の美しさも際立たさせている。僕は美しく淫靡な妻をカメラに収めようとしていた。
『妻の貸し出し』パート47
A『妻の貸し出し』パート47
『いやだ!凄くはずかしい・・・。』としゃがんでしまう美玖を、僕は容赦なく連写をした。その雰囲気に飲まれたようで、やがて立ち上がり、僕の命ずるポーズを懸命にしようとする。「今度は、うしろを向いてくれる!」と告げると、大人しく従う。「きれいだよ美玖!」と褒める。そのあとで、「高橋さんにもみてもらおうか?」とイジメの言葉。
それで美玖が再びしゃがむ。「ダメじゃないか!」と強い口調で叱ると、か細い声で『ごめんなさい・・。』と謝ってくる。僕はここで畳み込んで「ショーツは取ろうか?もう美玖は濡らしてるんじゃない?」と言うと、妻は瞬間“ぴくっ”って体を震わせた。美玖は(なぜこんなに興奮をするんだろうか?いつもと違う夫の言動かも知れない。でも要の指摘通りに私の大事な部分は蜜が溢れそうな・・・)すぐにショーツを片足ずつ脱いでいく。
美玖が恥ずかしそうに両手で隠していると、要は「手をどけて!片足をソファーに上げて!」とポーズを指示。次には、まるでヌードモデルかAVスターのように、薄い恥毛の奥にある内部を自らの手で要の指示通りに拡げていった。濡れてしまうので私は『ストッキングも脱いでいい?』と伺い、「いいよ。凄い愛液だね。」の言葉に顔が真赤になってしまう。溢れだす愛液がキラキラと輝く。
どれだけの枚数を撮ったのか分からない。その上だけブラジャーを着けた美玖の片手を引いて僕の部屋に連れて行く。僕は平常心を装ってはいたが、その内面は嫉妬の炎が燃え盛っていたようだ。ベッドに妻を押し倒すと、急いでズボンとパンツを脱ぎ捨て、充分に濡れている美玖のアソコにペニスを衝きたてた。
『いやだ!凄くはずかしい・・・。』としゃがんでしまう美玖を、僕は容赦なく連写をした。その雰囲気に飲まれたようで、やがて立ち上がり、僕の命ずるポーズを懸命にしようとする。「今度は、うしろを向いてくれる!」と告げると、大人しく従う。「きれいだよ美玖!」と褒める。そのあとで、「高橋さんにもみてもらおうか?」とイジメの言葉。
それで美玖が再びしゃがむ。「ダメじゃないか!」と強い口調で叱ると、か細い声で『ごめんなさい・・。』と謝ってくる。僕はここで畳み込んで「ショーツは取ろうか?もう美玖は濡らしてるんじゃない?」と言うと、妻は瞬間“ぴくっ”って体を震わせた。美玖は(なぜこんなに興奮をするんだろうか?いつもと違う夫の言動かも知れない。でも要の指摘通りに私の大事な部分は蜜が溢れそうな・・・)すぐにショーツを片足ずつ脱いでいく。
美玖が恥ずかしそうに両手で隠していると、要は「手をどけて!片足をソファーに上げて!」とポーズを指示。次には、まるでヌードモデルかAVスターのように、薄い恥毛の奥にある内部を自らの手で要の指示通りに拡げていった。濡れてしまうので私は『ストッキングも脱いでいい?』と伺い、「いいよ。凄い愛液だね。」の言葉に顔が真赤になってしまう。溢れだす愛液がキラキラと輝く。
どれだけの枚数を撮ったのか分からない。その上だけブラジャーを着けた美玖の片手を引いて僕の部屋に連れて行く。僕は平常心を装ってはいたが、その内面は嫉妬の炎が燃え盛っていたようだ。ベッドに妻を押し倒すと、急いでズボンとパンツを脱ぎ捨て、充分に濡れている美玖のアソコにペニスを衝きたてた。
『妻の貸し出し』 パート48
短A『妻の貸し出し』パート48
ペニスを動かして、これからというところで急速に硬さを失ってしまう。僕は発病してからこの経験は幾度もあり、その度にダメージを受けたが、今夜ほど深い精神的ショックを味わったことはない。なんだか自分の存在が小さなものに思え茫然となった。その異変に美玖は気付き、『要君、はりきりすぎだよ。』と慰めをしてくれるのが更につらい。
それは、明日に美玖が高橋さんと会うことが一番に影響していたと思う。胸の中で抱いている妻が本当に奪われてしまうような気がした。僕は美玖(みく)に「シャワー浴びて来るよ。」と告げると、『うん。私は自分の部屋で寝るからゆっくりね。』って言われたことさえ無性に孤独感が心の内に宿った。
美玖は、ほんの少しだけ、がっかりした。性欲が全くないわけではないがこのところの要とのセックスは快楽の頂点を極めるものではないが、心身ともに安らぐセックスで満足だった。ただ、今夜は思いがけず要が用意した下着を身に着け、胸の内から妖しい気分のまま撮影をされショーツを脱ぎ下半身だけ裸のままベッドで愛される。その最中の思いもかけない終わり方に、体の奥で燃えカスが燻(くすぶ)っている感じがしていた。
要も浴室で妻とは逆な意味の精神の高ぶりの火が消えてしまったことに茫然としている。今夜は“良いセックス”をして、明日美玖を送り出したかった。高橋には、そういう刻印を押した美玖と合わせたかったのだ。それが真逆で、妻を満足させられないままで〖寝取らせ〗の階段を昇らせる。一瞬、明日は中止にしようかと・・・。でも変な男のプライドとどうにも止まらない性癖が、それをさせなかった。今夜の事をこのシャワーで流し去りたかった。
次の日の朝、美玖は僕が用意したミニのワンピース。下にはガーターストッキングと紐パンとブラジャーを着けている。それは出かける前、リビングで『要君どう~?』ってワンピースを下からめくって見せつけたからわかった。『ちょっとハズイな。』とはにかんだ(恥じらいながら赤らむ)。
病院には美玖が運転する軽自動車で向かった。降りる際に、『リハビリ頑張ってね。わたしは要のために頑張るからね。12時間には迎えにくるから待っててね。』と言い残して行ってしまった。僕は(何だろうこの胸騒ぎは?今日はただ話し合うだけだし、すぐに美玖はここに戻ってくるさ。落ち着け・・落ち着け。)独り言を呟きながら病院の自動ドアを開けた。
ペニスを動かして、これからというところで急速に硬さを失ってしまう。僕は発病してからこの経験は幾度もあり、その度にダメージを受けたが、今夜ほど深い精神的ショックを味わったことはない。なんだか自分の存在が小さなものに思え茫然となった。その異変に美玖は気付き、『要君、はりきりすぎだよ。』と慰めをしてくれるのが更につらい。
それは、明日に美玖が高橋さんと会うことが一番に影響していたと思う。胸の中で抱いている妻が本当に奪われてしまうような気がした。僕は美玖(みく)に「シャワー浴びて来るよ。」と告げると、『うん。私は自分の部屋で寝るからゆっくりね。』って言われたことさえ無性に孤独感が心の内に宿った。
美玖は、ほんの少しだけ、がっかりした。性欲が全くないわけではないがこのところの要とのセックスは快楽の頂点を極めるものではないが、心身ともに安らぐセックスで満足だった。ただ、今夜は思いがけず要が用意した下着を身に着け、胸の内から妖しい気分のまま撮影をされショーツを脱ぎ下半身だけ裸のままベッドで愛される。その最中の思いもかけない終わり方に、体の奥で燃えカスが燻(くすぶ)っている感じがしていた。
要も浴室で妻とは逆な意味の精神の高ぶりの火が消えてしまったことに茫然としている。今夜は“良いセックス”をして、明日美玖を送り出したかった。高橋には、そういう刻印を押した美玖と合わせたかったのだ。それが真逆で、妻を満足させられないままで〖寝取らせ〗の階段を昇らせる。一瞬、明日は中止にしようかと・・・。でも変な男のプライドとどうにも止まらない性癖が、それをさせなかった。今夜の事をこのシャワーで流し去りたかった。
次の日の朝、美玖は僕が用意したミニのワンピース。下にはガーターストッキングと紐パンとブラジャーを着けている。それは出かける前、リビングで『要君どう~?』ってワンピースを下からめくって見せつけたからわかった。『ちょっとハズイな。』とはにかんだ(恥じらいながら赤らむ)。
病院には美玖が運転する軽自動車で向かった。降りる際に、『リハビリ頑張ってね。わたしは要のために頑張るからね。12時間には迎えにくるから待っててね。』と言い残して行ってしまった。僕は(何だろうこの胸騒ぎは?今日はただ話し合うだけだし、すぐに美玖はここに戻ってくるさ。落ち着け・・落ち着け。)独り言を呟きながら病院の自動ドアを開けた。
『妻の貸し出し』 パート49
短A『妻の貸し出し』パート49
目的の場所へ向かう間に、ウキウキしている自分に驚く。と同時に少し嫌悪した。(昨夜のせいだろうか?それともセクシーな下着を着けて、夫以外の男の人に会うからだろうか?要君には言わなかったが前のデートにも(パート4)自分で買った高級な下着を身に着けていたのだ。そんな甘くなったガードが(パート8)キスを許してしまう一因だったかも?)
△△駅前のコインパークに車を駐車させる。約束の時間まで15分あったが、スタバに入店をするが、まだ高橋主任の姿はない。ちょっと暑かったので、レジカウンターでキャラメル フラペチーノを求めた。10時5分前に高橋主任が現れる。あれ以来、日常の挨拶や業務の打ち合わせで話をするが面と向かっての会話だから緊張する。『お先にいただいてます。』と告げ、『なに飲まれます?』と聞いてみる。「あっごめん。呼んでおいて遅れて、注文は自分でするよ。それよりそれレシートあります?」と謝ってきた。『いえいえいいです。この間も御馳走していただいたので・・』と丁寧に断る。
高橋主任はカフェ モカ(アイス)を持って戻ってきた。美玖は『忘れてました!お早うございます。』「あっそうだね。おはよう。」と挨拶を交わす。暫(しば)し10秒ほど沈黙。(内心まるで中学生のデートか!って思った。)高橋が「この前はすいませんでした。」と神妙な顔で謝ってきた。『そうですよ。驚きました主任が・・。うっふふ大丈夫ですよ。もう忘れました。』と言うと、驚いて「えっ~忘れてしまうキスだったんですか?」と声を張る。
美玖が『主任!声が・・・。』と注意をした。「あっごめん。」って周囲を見渡している。高橋が一度座っている椅子を前に出して「伊藤さん。今日はお休みのところわざわざ出かけて来て頂き恐縮次第であります。」と一夜漬けの受験生の暗記みたいにしゃべりだす。「え~と本日は・・・。」美玖はその演説を中断させた。
『もっと普通におしゃべりしません?』と笑う。「すまん。緊張してるな。」と言いながらカフェ モカを一気に飲み干す。「うん。すこし落ち着いた。時間もないからズバリ言う。君と付き合いたいんだ。どうかな?」と言い出す。
美玖は呆れて『主任、私は人妻ですよ。忘れていません?』と返答した。「もちろん。承知しているよ。なにも君をご主人から奪うつもりはさらさらない。結婚も考えていない。セフレとも違う。ただ、短時間でいいから一緒にいてほしいんだ。君からすればわけのわからない提案だと思う。君の自由になる時間の範囲で付き合ってほしい。変な意味に取らないでほしいけどお金も支払う。伊藤君どうだろう?」あまりの内容と早口で捲くし立てられたので美玖の頭の中は混乱した。
目的の場所へ向かう間に、ウキウキしている自分に驚く。と同時に少し嫌悪した。(昨夜のせいだろうか?それともセクシーな下着を着けて、夫以外の男の人に会うからだろうか?要君には言わなかったが前のデートにも(パート4)自分で買った高級な下着を身に着けていたのだ。そんな甘くなったガードが(パート8)キスを許してしまう一因だったかも?)
△△駅前のコインパークに車を駐車させる。約束の時間まで15分あったが、スタバに入店をするが、まだ高橋主任の姿はない。ちょっと暑かったので、レジカウンターでキャラメル フラペチーノを求めた。10時5分前に高橋主任が現れる。あれ以来、日常の挨拶や業務の打ち合わせで話をするが面と向かっての会話だから緊張する。『お先にいただいてます。』と告げ、『なに飲まれます?』と聞いてみる。「あっごめん。呼んでおいて遅れて、注文は自分でするよ。それよりそれレシートあります?」と謝ってきた。『いえいえいいです。この間も御馳走していただいたので・・』と丁寧に断る。
高橋主任はカフェ モカ(アイス)を持って戻ってきた。美玖は『忘れてました!お早うございます。』「あっそうだね。おはよう。」と挨拶を交わす。暫(しば)し10秒ほど沈黙。(内心まるで中学生のデートか!って思った。)高橋が「この前はすいませんでした。」と神妙な顔で謝ってきた。『そうですよ。驚きました主任が・・。うっふふ大丈夫ですよ。もう忘れました。』と言うと、驚いて「えっ~忘れてしまうキスだったんですか?」と声を張る。
美玖が『主任!声が・・・。』と注意をした。「あっごめん。」って周囲を見渡している。高橋が一度座っている椅子を前に出して「伊藤さん。今日はお休みのところわざわざ出かけて来て頂き恐縮次第であります。」と一夜漬けの受験生の暗記みたいにしゃべりだす。「え~と本日は・・・。」美玖はその演説を中断させた。
『もっと普通におしゃべりしません?』と笑う。「すまん。緊張してるな。」と言いながらカフェ モカを一気に飲み干す。「うん。すこし落ち着いた。時間もないからズバリ言う。君と付き合いたいんだ。どうかな?」と言い出す。
美玖は呆れて『主任、私は人妻ですよ。忘れていません?』と返答した。「もちろん。承知しているよ。なにも君をご主人から奪うつもりはさらさらない。結婚も考えていない。セフレとも違う。ただ、短時間でいいから一緒にいてほしいんだ。君からすればわけのわからない提案だと思う。君の自由になる時間の範囲で付き合ってほしい。変な意味に取らないでほしいけどお金も支払う。伊藤君どうだろう?」あまりの内容と早口で捲くし立てられたので美玖の頭の中は混乱した。
短A『妻の貸し出し』 パート50
短A『妻の貸し出し』パート50
パート49
『主任、主任、落ち着いてください。』って、慌てて高橋を制止した。美玖はカウンターに水を貰いに行き、2個のうち1個を高橋に手渡した。「ありがとう。夕べから何を話したらいいのかシュミレーションしてきたんだ。そうしたら頭の中で言葉が暴走してしま・・・」と言い訳すると共に渡された水も一気に飲み干す。
『落ち着きましたか?』って、美玖がそっと声をかける。照れた顔で高橋が〔「恥ずかしい・・でもさっきの提案はまじめなものなんだ。」と口を開いた。美玖が『主任、援助交際じゃないですよね?』って笑いながら冗談で場を和ませる。「え~? そ、そんな・こと思ってないよ・・誤解です。」と焦った声に、また笑いながら美玖は『だって「お金を支払う。」なんて言うんですもの。私おどろいちゃった。』って、高橋をイジる。「いやいや誤解させたみたいで申し訳ない。ただお礼のための・・・」と美玖が差し出した水を再び一気に飲み干した。
「い、伊藤君どうだろうか?」と、美玖の返答を求める。『私が人妻という前提ですよね。主人の病気も知っていますよね。それも関係関連してます?』って、逆に質問をした。不意に高橋が何か紙のようなのをテーブルに差し出した。「伊藤君この写真を見てくれます?」と、美玖が『これって奥様とお子さんですか?』って聞くと、「そうだけど、元妻だがね。」と答える。その写真に美玖自身が驚いた。写真の元妻があまりにも美玖に似ていたから、『私に凄く似ていますね?』って頷きながら高橋に訊ねた。 パート51に続く 2014/07/14
パート49
『主任、主任、落ち着いてください。』って、慌てて高橋を制止した。美玖はカウンターに水を貰いに行き、2個のうち1個を高橋に手渡した。「ありがとう。夕べから何を話したらいいのかシュミレーションしてきたんだ。そうしたら頭の中で言葉が暴走してしま・・・」と言い訳すると共に渡された水も一気に飲み干す。
『落ち着きましたか?』って、美玖がそっと声をかける。照れた顔で高橋が〔「恥ずかしい・・でもさっきの提案はまじめなものなんだ。」と口を開いた。美玖が『主任、援助交際じゃないですよね?』って笑いながら冗談で場を和ませる。「え~? そ、そんな・こと思ってないよ・・誤解です。」と焦った声に、また笑いながら美玖は『だって「お金を支払う。」なんて言うんですもの。私おどろいちゃった。』って、高橋をイジる。「いやいや誤解させたみたいで申し訳ない。ただお礼のための・・・」と美玖が差し出した水を再び一気に飲み干した。
「い、伊藤君どうだろうか?」と、美玖の返答を求める。『私が人妻という前提ですよね。主人の病気も知っていますよね。それも関係関連してます?』って、逆に質問をした。不意に高橋が何か紙のようなのをテーブルに差し出した。「伊藤君この写真を見てくれます?」と、美玖が『これって奥様とお子さんですか?』って聞くと、「そうだけど、元妻だがね。」と答える。その写真に美玖自身が驚いた。写真の元妻があまりにも美玖に似ていたから、『私に凄く似ていますね?』って頷きながら高橋に訊ねた。 パート51に続く 2014/07/14
『妻の貸し出し』 パート51
短A『妻の貸し出し』パート51
「そうなんだ。職場で伊藤君を見てると時たま、珠美って、あっ別れた妻の名前だが、呼びそうになるんだ。結婚してた頃は少し面影が似てるなってくらいだったけど・・・」と口ごもる。『あの、主任が別れられたのはいつ頃ですか?』と美玖が訊ねた。高橋主任が「え~と1年半前かな・・詳しくは言えないがぼくが悪いんだけど・・。」と答える。
美玖は(私を珠美さんの代りをさせようとしているのだろうか?)そう思いつつも、このへんてこ(変なさま)な提案に全面拒否かと言えば、そうでもないと思っている自分がいることに驚いていた。
「どうしました?」と問いかける高橋の声に、ぼ~っとしていた美玖は現実に引き戻される。咄嗟に『主任!その練習された文章というかメモみたいなもの・・今あります?』と聞いてしまっていた。「あ、ありますよ。これですが・・。」とセカンドバッグ(手に抱えて持つ小型のバッグ)から四つ折りの紙を差し出す。
美玖は『これ頂いても良いですか?じっくり考えたいので・・。』と言うと、高橋さんは「どうぞどうぞ。ゆっくりと検討してみてください。」と少し弾んだ声で答えた。『あの、そろそろ帰らないといけないのでお暇(いとま)します。』って告げると、高橋は「お休みの所来ていただいてありがとう。」と立ち上がって丁寧なお礼を述べる。
駐車場から車を出して、要が待つ病院へ向かう。車を運転していても先ほどの遣り取りを思い出していた。(とても常識の範疇ではないが、何かしら惹かれる要素もあった。これも要君の変な性癖のせいだわ。今まで知らなかった知識を吸収したから、【貸し出し】というキーワードも頭に浮かんでくる。何かその被虐的な語感が心に沁みてくる。私ってMなのかな?)
要が病院の前にあるベンチにぽつんと座っていた。病院のエントランス(正面玄関)に美玖は車を停め、要のところまで歩いて迎えに行く。『ごめんね。待った?』と言うと、「ううん。ちょうどいい気候だなと思って座ってたらウトウトしてた。」と要が返事をした。美玖が『どこかで食事してから帰ろうか?』と提案すると、「いいね。じゃあ運転手さんお願いします。」とふざけたことを言うので、『これ読んでみて、要君の妻は貸し出されるよ。』と四つ折りの紙を渡した。
「そうなんだ。職場で伊藤君を見てると時たま、珠美って、あっ別れた妻の名前だが、呼びそうになるんだ。結婚してた頃は少し面影が似てるなってくらいだったけど・・・」と口ごもる。『あの、主任が別れられたのはいつ頃ですか?』と美玖が訊ねた。高橋主任が「え~と1年半前かな・・詳しくは言えないがぼくが悪いんだけど・・。」と答える。
美玖は(私を珠美さんの代りをさせようとしているのだろうか?)そう思いつつも、このへんてこ(変なさま)な提案に全面拒否かと言えば、そうでもないと思っている自分がいることに驚いていた。
「どうしました?」と問いかける高橋の声に、ぼ~っとしていた美玖は現実に引き戻される。咄嗟に『主任!その練習された文章というかメモみたいなもの・・今あります?』と聞いてしまっていた。「あ、ありますよ。これですが・・。」とセカンドバッグ(手に抱えて持つ小型のバッグ)から四つ折りの紙を差し出す。
美玖は『これ頂いても良いですか?じっくり考えたいので・・。』と言うと、高橋さんは「どうぞどうぞ。ゆっくりと検討してみてください。」と少し弾んだ声で答えた。『あの、そろそろ帰らないといけないのでお暇(いとま)します。』って告げると、高橋は「お休みの所来ていただいてありがとう。」と立ち上がって丁寧なお礼を述べる。
駐車場から車を出して、要が待つ病院へ向かう。車を運転していても先ほどの遣り取りを思い出していた。(とても常識の範疇ではないが、何かしら惹かれる要素もあった。これも要君の変な性癖のせいだわ。今まで知らなかった知識を吸収したから、【貸し出し】というキーワードも頭に浮かんでくる。何かその被虐的な語感が心に沁みてくる。私ってMなのかな?)
要が病院の前にあるベンチにぽつんと座っていた。病院のエントランス(正面玄関)に美玖は車を停め、要のところまで歩いて迎えに行く。『ごめんね。待った?』と言うと、「ううん。ちょうどいい気候だなと思って座ってたらウトウトしてた。」と要が返事をした。美玖が『どこかで食事してから帰ろうか?』と提案すると、「いいね。じゃあ運転手さんお願いします。」とふざけたことを言うので、『これ読んでみて、要君の妻は貸し出されるよ。』と四つ折りの紙を渡した。
『妻の貸し出し』 パート52
短A『妻の貸し出し』パート52
「なにこれ?本当に高橋さんが・・・。」とレポート用紙に整然と記載された項目を読み直した。まず、見出し=伊藤美玖さんとお付き合いがしたい。ポイント大き目の太字。なんか理系の人って堅苦しい(柔軟性に欠ける。)なって思った。美玖は僕が読んでいる間、口を挟まず黙々と運転をしている。
続いて、第1項目=伊藤さんは結婚をされているが、私は美玖さんをご主人から奪うというようなことは一切考えていません。ご家庭の幸せを破壊する気も毛頭(毛の先ほども)ありません。 第2項目=純粋に大人の男女交際が大前提で第1項に関連して伊藤さんとの結婚は考えていません。 第3項目=第2項に関連して、健全な交際を旨として決してセックスフレンドのようなものではありません。
美玖は、県道のおしゃれなレストラン(イタリアン・カフェ)の駐車場に乗り入れた。土曜日だけに半分以上駐車スペースに車が並んでいた。『ねえ要君ここでよろしいでしょうか?』と先ほどの僕の発言にまだ根に持つ(いつまでも恨みに思って忘れないでいる。)言葉づかい。「分かったよ。ここで深く反省し謝罪を致します。」と高橋さんの文章に影響された言葉を返す。『はい。謹んで受け止めました。』と美玖が笑う。
『席空いてるかな?』と美玖がシートベルトを外しながらつぶやく。『なんだかおなかが減りすぎて気持ち悪いわ~ねっ要君も急いで降りて~』とまだ読み終えていない僕を急かした。幸いに空席がみつかり二人はランチコース(定番だから早く来るだろう。)を頼む。3種類のパスタから選択し、それに季節のサラダ、アイスクリーム、ドリンクがついてくる。
僕は食事が運ばれてくるまで続きを読む。美玖は店のメニューを眺めていた。第4項目=仕事も家庭もあるのは承知しています。その中の伊藤さんが自由になる短い時間の範囲で私と一緒にいてほしい。 第5項目=第4項に関連するが貴重な自由時間に対して相当分の対価を支払います(決して援助交際のようなものではありません)。以上の項目を了解して頂く。と結ばれていた。
食事が運ばれ、美玖が旺盛な食欲をみせつつ『リハビリどうだった?』と訊ねてくる。「いつもの機能回復訓練だけど理学療法士さんは、よくなってきましたね。と言ってくれたよ。」と答えた。美玖はパスタを平らげ、サラダに挑戦中。僕はこの契約書もどきのレポートに不思議な感覚に囚われていた。
表現をすれば“ライトな寝取られ”というべきか?これは僕が美玖に勧めていたことに合致している。先ずは第一段階はこんなものかも知れない。でも何となく落とし穴的な要素もちらつく。特に第5項目だ。高橋さんが否定をしてもやっぱり〖援助交際〗の一種としか思えない。
そんな思考が脳内を渦巻いているのに美玖は『ね~追加を注文してもいい?』僕が「いいよ。」ってあきれ顔で言うと、傍を通った定員さんに『フルーツたっぷりパンケーキひとつ、お願いします。』と頼んでいた。
「なにこれ?本当に高橋さんが・・・。」とレポート用紙に整然と記載された項目を読み直した。まず、見出し=伊藤美玖さんとお付き合いがしたい。ポイント大き目の太字。なんか理系の人って堅苦しい(柔軟性に欠ける。)なって思った。美玖は僕が読んでいる間、口を挟まず黙々と運転をしている。
続いて、第1項目=伊藤さんは結婚をされているが、私は美玖さんをご主人から奪うというようなことは一切考えていません。ご家庭の幸せを破壊する気も毛頭(毛の先ほども)ありません。 第2項目=純粋に大人の男女交際が大前提で第1項に関連して伊藤さんとの結婚は考えていません。 第3項目=第2項に関連して、健全な交際を旨として決してセックスフレンドのようなものではありません。
美玖は、県道のおしゃれなレストラン(イタリアン・カフェ)の駐車場に乗り入れた。土曜日だけに半分以上駐車スペースに車が並んでいた。『ねえ要君ここでよろしいでしょうか?』と先ほどの僕の発言にまだ根に持つ(いつまでも恨みに思って忘れないでいる。)言葉づかい。「分かったよ。ここで深く反省し謝罪を致します。」と高橋さんの文章に影響された言葉を返す。『はい。謹んで受け止めました。』と美玖が笑う。
『席空いてるかな?』と美玖がシートベルトを外しながらつぶやく。『なんだかおなかが減りすぎて気持ち悪いわ~ねっ要君も急いで降りて~』とまだ読み終えていない僕を急かした。幸いに空席がみつかり二人はランチコース(定番だから早く来るだろう。)を頼む。3種類のパスタから選択し、それに季節のサラダ、アイスクリーム、ドリンクがついてくる。
僕は食事が運ばれてくるまで続きを読む。美玖は店のメニューを眺めていた。第4項目=仕事も家庭もあるのは承知しています。その中の伊藤さんが自由になる短い時間の範囲で私と一緒にいてほしい。 第5項目=第4項に関連するが貴重な自由時間に対して相当分の対価を支払います(決して援助交際のようなものではありません)。以上の項目を了解して頂く。と結ばれていた。
食事が運ばれ、美玖が旺盛な食欲をみせつつ『リハビリどうだった?』と訊ねてくる。「いつもの機能回復訓練だけど理学療法士さんは、よくなってきましたね。と言ってくれたよ。」と答えた。美玖はパスタを平らげ、サラダに挑戦中。僕はこの契約書もどきのレポートに不思議な感覚に囚われていた。
表現をすれば“ライトな寝取られ”というべきか?これは僕が美玖に勧めていたことに合致している。先ずは第一段階はこんなものかも知れない。でも何となく落とし穴的な要素もちらつく。特に第5項目だ。高橋さんが否定をしてもやっぱり〖援助交際〗の一種としか思えない。
そんな思考が脳内を渦巻いているのに美玖は『ね~追加を注文してもいい?』僕が「いいよ。」ってあきれ顔で言うと、傍を通った定員さんに『フルーツたっぷりパンケーキひとつ、お願いします。』と頼んでいた。
『妻の貸し出し』パート53
短A『妻の貸し出し』パート53
イタリアン・カフェでは美玖の食べっぷりを見せつけられただけだった。美玖が『こんな場所では話し合えないよ。』と拒否をしたからだ。僕も「そうだね。それに考えもまとまってないしな。」と同意をする。レストランを出て自宅に戻るまでは二人とも口数が少なかった。
家に入るや否や美玖が泣き出す。まさかの展開に僕は混乱をした。なぜ急に泣くのか?「どうしたの?」としか言えない。とりあえずリビングまで行きソファに座らせた。「ほらティッシュだよ。」と泣き止まない美玖に手渡す。
「なぜ?今日のこと?」と優しくたずねた。しかし、少し落ち着いたようでティッシュで鼻をかむ。『ごめんなさい・・』ってちっちゃな声を発した。「大丈夫かい?」と話しかける。
『もう大丈夫。でも自分でも泣くとはおもわなかったの‥。』と美玖がポツリ。「何が悲しかったの?」と僕は穏やかに問うてみる。『変だよね。なぜ泣いているんだろう?なにも悲しいことがないのにね。ただ・・・。』、「ただ、どうしたの?」美玖が『要君が・・私の事・・嫌いになるんじゃ・・』とそこまで言って、また泣き出す。
美玖の心で受け止めるには今日の出来事はあまりにも重かったのかもしれない。良い意味で〖繊細〗、悪く言えば社会への〖耐性〗がない。続けて話そうとする美玖の口をキスで封じる。余分な言葉は必要ではないと僕は思った。それから美玖の体を思い切り抱きしめた。微かに震えていたが何度も背中を擦ると段々と収まった。
「なあ美玖シャワーを浴びようか?訓練で汗かいちゃったから。」と同意を求め『今からなの?いいよ。』と応じてくれた。「それじゃ~即行動だ。」と促すと、ちょっと逡巡(しりごみする)をする美玖に、「どうしたの?」と問うと、『今日の下着が恥ずかしいの・・・。』とおかしなことを言い出す。
「さあ行こうよ。」と渋る美玖の手を引いて浴室へ行く。まだ脱ごうとしない妻に「さあ脱ぎなよ。」と命ずると、仕方なさそうに脱ぐと、それは今朝に僕に見せた下着とは違っていた。「あれ?どうしたの?」、『ごめんなさい。あれから着替えたの・・』とそれは僕が用意したのより高級そうでセクシーな下着だった。僕は驚きつつも、ニヤリと「えろいね。これ美玖の勝負下着かな。」と言うと、美玖は顔を真っ赤にしたままだった。
イタリアン・カフェでは美玖の食べっぷりを見せつけられただけだった。美玖が『こんな場所では話し合えないよ。』と拒否をしたからだ。僕も「そうだね。それに考えもまとまってないしな。」と同意をする。レストランを出て自宅に戻るまでは二人とも口数が少なかった。
家に入るや否や美玖が泣き出す。まさかの展開に僕は混乱をした。なぜ急に泣くのか?「どうしたの?」としか言えない。とりあえずリビングまで行きソファに座らせた。「ほらティッシュだよ。」と泣き止まない美玖に手渡す。
「なぜ?今日のこと?」と優しくたずねた。しかし、少し落ち着いたようでティッシュで鼻をかむ。『ごめんなさい・・』ってちっちゃな声を発した。「大丈夫かい?」と話しかける。
『もう大丈夫。でも自分でも泣くとはおもわなかったの‥。』と美玖がポツリ。「何が悲しかったの?」と僕は穏やかに問うてみる。『変だよね。なぜ泣いているんだろう?なにも悲しいことがないのにね。ただ・・・。』、「ただ、どうしたの?」美玖が『要君が・・私の事・・嫌いになるんじゃ・・』とそこまで言って、また泣き出す。
美玖の心で受け止めるには今日の出来事はあまりにも重かったのかもしれない。良い意味で〖繊細〗、悪く言えば社会への〖耐性〗がない。続けて話そうとする美玖の口をキスで封じる。余分な言葉は必要ではないと僕は思った。それから美玖の体を思い切り抱きしめた。微かに震えていたが何度も背中を擦ると段々と収まった。
「なあ美玖シャワーを浴びようか?訓練で汗かいちゃったから。」と同意を求め『今からなの?いいよ。』と応じてくれた。「それじゃ~即行動だ。」と促すと、ちょっと逡巡(しりごみする)をする美玖に、「どうしたの?」と問うと、『今日の下着が恥ずかしいの・・・。』とおかしなことを言い出す。
「さあ行こうよ。」と渋る美玖の手を引いて浴室へ行く。まだ脱ごうとしない妻に「さあ脱ぎなよ。」と命ずると、仕方なさそうに脱ぐと、それは今朝に僕に見せた下着とは違っていた。「あれ?どうしたの?」、『ごめんなさい。あれから着替えたの・・』とそれは僕が用意したのより高級そうでセクシーな下着だった。僕は驚きつつも、ニヤリと「えろいね。これ美玖の勝負下着かな。」と言うと、美玖は顔を真っ赤にしたままだった。
『妻の貸し出し』パート54
短A『妻の貸し出し』パート54
「なんで着替えたの?」と本当に優しく、優しく尋ねる。言いづらそうだったが、美玖が『昨日ね・・写真の時に・・汚してしまったの・・』と訳を説明した。「そうだったね。凄く濡れていた。興奮していたからな。」
「いつ買ったの?」、『ほら、ショッピングモールで要君が5万円くれたでしょ?あの時に勝ったの。(パート4参照)言わなくてごめんなさい。』、「謝らなくていいけど、勝負下着は僕に見せるべきだろう?」と追及すると、もじもじするばかりで、僕は裸になった美玖を強引に中へ押し込み。「シャワーの刑罰。」と、おどけながら冷水を頭にかける。
『もう冷たいよ~許して。』って言う美玖に、「高橋さんに見てもらうつもりだったの?」と訊く(もちろん冗談で)と同時に温度を戻して、シャワーを乳首にかける。『あっ~』って声を上げる。「ほら答えて。」、『そんなこと・・考えても・・ない・・ほんとだよ・・』、「ほんとかな?」、『もう。ほんとだよ。』その後は、お互いにシャンプーとボディーソープを遣い全身を泡まみれにしてふざけ合った。
二人はリビングに戻り、そこからは真剣に話し合った。僕が「高橋さんって少し変わっているよね。この契約書みたいなの本気で書いたのかな?」と疑問を口にする。美玖は『でもね。真剣だなと思ったよ。』って言う。それから高橋さんが別れた奥さんの珠美さんが美玖に良く似ていること、スタバでの慌てぶりを話してくれた。
「美玖はどうしたいの?」と訊くと『ずるいよ。要君が決めて!』って睨まれる。「僕は概ねこれでもいいかなと思っている。ただ、第5項目がどうしても引っかかるんだ。(第5項目=(美玖の)貴重な自由時間に対して相当分の対価を支払います(決して援助交際のようなものではありません)。なんだか〖愛人契約〗のような・・。」」と逡巡(ためらう)する。 (パート52参照)
美玖は『“愛人”ね。いいかも1年間のレンタル愛人。要君の“性癖”にぴったりじゃん。』ってはしゃいだ声だが、妙に真剣な顔つきである。僕は複雑な感情に包まれた。美玖が言った《レンタル愛人》のワードが、琴線にふれる。Sの僕が、妻を他人に1年間限定でレンタルさせることに歪んだ悦びを感じる。反対に、僕のM性は、レンタル中の惨めな自分を俯瞰していた。いまは一歩を踏み出す怖さと一方で期待と興奮を覚える。
「なんで着替えたの?」と本当に優しく、優しく尋ねる。言いづらそうだったが、美玖が『昨日ね・・写真の時に・・汚してしまったの・・』と訳を説明した。「そうだったね。凄く濡れていた。興奮していたからな。」
「いつ買ったの?」、『ほら、ショッピングモールで要君が5万円くれたでしょ?あの時に勝ったの。(パート4参照)言わなくてごめんなさい。』、「謝らなくていいけど、勝負下着は僕に見せるべきだろう?」と追及すると、もじもじするばかりで、僕は裸になった美玖を強引に中へ押し込み。「シャワーの刑罰。」と、おどけながら冷水を頭にかける。
『もう冷たいよ~許して。』って言う美玖に、「高橋さんに見てもらうつもりだったの?」と訊く(もちろん冗談で)と同時に温度を戻して、シャワーを乳首にかける。『あっ~』って声を上げる。「ほら答えて。」、『そんなこと・・考えても・・ない・・ほんとだよ・・』、「ほんとかな?」、『もう。ほんとだよ。』その後は、お互いにシャンプーとボディーソープを遣い全身を泡まみれにしてふざけ合った。
二人はリビングに戻り、そこからは真剣に話し合った。僕が「高橋さんって少し変わっているよね。この契約書みたいなの本気で書いたのかな?」と疑問を口にする。美玖は『でもね。真剣だなと思ったよ。』って言う。それから高橋さんが別れた奥さんの珠美さんが美玖に良く似ていること、スタバでの慌てぶりを話してくれた。
「美玖はどうしたいの?」と訊くと『ずるいよ。要君が決めて!』って睨まれる。「僕は概ねこれでもいいかなと思っている。ただ、第5項目がどうしても引っかかるんだ。(第5項目=(美玖の)貴重な自由時間に対して相当分の対価を支払います(決して援助交際のようなものではありません)。なんだか〖愛人契約〗のような・・。」」と逡巡(ためらう)する。 (パート52参照)
美玖は『“愛人”ね。いいかも1年間のレンタル愛人。要君の“性癖”にぴったりじゃん。』ってはしゃいだ声だが、妙に真剣な顔つきである。僕は複雑な感情に包まれた。美玖が言った《レンタル愛人》のワードが、琴線にふれる。Sの僕が、妻を他人に1年間限定でレンタルさせることに歪んだ悦びを感じる。反対に、僕のM性は、レンタル中の惨めな自分を俯瞰していた。いまは一歩を踏み出す怖さと一方で期待と興奮を覚える。
『妻の貸し出し』パート55
短A『妻の貸し出し』パート55
沈黙が続く僕に『どうしたの要君?』って心配そうな美玖。それでも僕の無言が続いた。
『ねぇ?私なにか怒らせた?そうなの?』、「いいや。そんなんじゃないよ。」、『だったら・・。』
と最後まで言い終わらない前に、僕がキスで口を塞いだ。1分近いキスの後に、「何度も言うけど僕は誰よりも美玖(みく)を愛している。」すぐ目の前の美玖がコクンと頷く。
「それなのに・・・美玖へ・・こんなことさせる・・・・。」と言いかけると、今度は妻の美玖が僕にキスをしてきた。長い長いキスである。様々な想いが込められたものだったようだ。『1年間のレンタル愛人は言い過ぎたと思っているけど、要君が私にしてほしいことも方向性は違っていないんじゃないかな?どうかな?』
僕は「そうかも知れない。でも自分で言い出してなんだかと思うけど、美玖を手放すことが怖い。それに凄く嫉妬する。愛している美玖が一時(いっとき)でも他人のものになることに耐えれそうにない。」美玖も『分かるわ。私も実は怖いわ。要を誰よりも愛しているけど、人って弱いし流されるでしょ。でもね。それでも要が望むことをしてあげたいの。それにわたしも冒険がしたいの。だめかな?』
「ありがとう美玖。そうだね僕の性癖は二人にとって危ない道なのかもしれないが、止められないことも二人の共通認識だからね。でも美玖が心まで奪われないように頑張る。今以上に美玖を愛して大事にするから。」
『私も要を愛しているよ。変態さんだけどね。高橋主任に取られないように頑張りなさい!』と嬉しそうな美玖。『それからね。今までも秘密はなかったけれど、これからも秘密は無しね。だから、高橋主任と会っている時はICレコーダーで全部記録をして要君に渡すから心配・・・あっそれ(秘密)も変態さんはいいのか?ごめん。めげないの。きちんと報告もするからね。』
こうして、この日から〖妻の貸し出し〗が始まると同時に僕の【寝取らせ願望】が動き出す。
沈黙が続く僕に『どうしたの要君?』って心配そうな美玖。それでも僕の無言が続いた。
『ねぇ?私なにか怒らせた?そうなの?』、「いいや。そんなんじゃないよ。」、『だったら・・。』
と最後まで言い終わらない前に、僕がキスで口を塞いだ。1分近いキスの後に、「何度も言うけど僕は誰よりも美玖(みく)を愛している。」すぐ目の前の美玖がコクンと頷く。
「それなのに・・・美玖へ・・こんなことさせる・・・・。」と言いかけると、今度は妻の美玖が僕にキスをしてきた。長い長いキスである。様々な想いが込められたものだったようだ。『1年間のレンタル愛人は言い過ぎたと思っているけど、要君が私にしてほしいことも方向性は違っていないんじゃないかな?どうかな?』
僕は「そうかも知れない。でも自分で言い出してなんだかと思うけど、美玖を手放すことが怖い。それに凄く嫉妬する。愛している美玖が一時(いっとき)でも他人のものになることに耐えれそうにない。」美玖も『分かるわ。私も実は怖いわ。要を誰よりも愛しているけど、人って弱いし流されるでしょ。でもね。それでも要が望むことをしてあげたいの。それにわたしも冒険がしたいの。だめかな?』
「ありがとう美玖。そうだね僕の性癖は二人にとって危ない道なのかもしれないが、止められないことも二人の共通認識だからね。でも美玖が心まで奪われないように頑張る。今以上に美玖を愛して大事にするから。」
『私も要を愛しているよ。変態さんだけどね。高橋主任に取られないように頑張りなさい!』と嬉しそうな美玖。『それからね。今までも秘密はなかったけれど、これからも秘密は無しね。だから、高橋主任と会っている時はICレコーダーで全部記録をして要君に渡すから心配・・・あっそれ(秘密)も変態さんはいいのか?ごめん。めげないの。きちんと報告もするからね。』
こうして、この日から〖妻の貸し出し〗が始まると同時に僕の【寝取らせ願望】が動き出す。
『妻の貸し出し』パート56
短A『妻の貸し出し』パート56
日曜日の朝、二人は“勉強会”を開いた。テキストは(以下パート52を参照)
見出し=伊藤美玖さんとお付き合いがしたい。 第1項目=伊藤さんは結婚をされているが、私は美玖さんをご主人から奪うというようなことは一切考えていません。ご家庭の幸せを破壊する気も毛頭(毛の先ほども)ありません。 第2項目=純粋に大人の男女交際が大前提で第1項に関連して伊藤さんとの結婚は考えていません。 第3項目=第2項に関連して、健全な交際を旨として決してセックスフレンドのようなものではありません。 第4項目=仕事も家庭もあるのは承知しています。その中の伊藤さんが自由になる短い時間の範囲で私と一緒にいてほしい。 第5項目=第4項に関連するが貴重な自由時間に対して相当分の対価を支払います(決して援助交際のようなものではありません)。以上の項目を了解して頂く。
という高橋さんのメモ(契約書?)を再検討してみる。こんなことに夢中になること自体がおかしいのであるが、その時は僕も美玖も真剣だった。
先ず《見出し》については異論がなかった。(普通は異常なことではあるが。)つぎに検討する《第1項目》にも問題は無いようだが、次の項目にもあるように高橋さんは結婚する気はないということらしい。続けての《第2・3項目》は“大人の男女交際”と“セックスフレンド”いう語句に反応があった。美玖が『要君は最終的には私が主任とセックスフレンドになることが目的でしょ。』と言うが「それは違うよ。最近体調が良くなったとはいえ。充分に美玖を満足させてやれていないと反省してるんだ。だから男女交際ってはいろいろな事の内にHも入ると考えてほしい。」という僕に、『私は今の生活に満足してるよ。要君の考え過ぎだと思う。正直どこかへ旅行したいとか遊園地に遊びに行きたいという気持ちは少しあるけど、こうして私の横に要君がいれば幸せだよ。』と言ってくる。僕が「セックスは満足?」と訊ねると『う~ん・・・最近は・・頑張ってくれるから・・。』と少し歯切れが悪い。
「わかった。成り行きでいいよ。美玖がしたかったら僕はかまわないから。」と告げる。美玖は慌てたように『そんなことなるわけないよ。お茶飲んだり、食事するだけだからね・・・。』
僕はニヤリと「最初はそれでいいよ。はじめから過激だとね・・・。」の発言に美玖は不服そうだった。
《第4・5項目》が一番対立する。僕が「うちも家計が厳しいから美玖の貴重な時間を割く訳だしいいんじゃないかな。時間制?それとも手をつないだら千円とか?」って会話が堅くなるのを防ぐためにくだけてみせる。それが美玖の癇に障ったらしい。『私はコールガールなの?そんなにお金に困ってないわ。2人とも働いているじゃない。』と結構真剣に怒っていた。
僕は「労働に対する正当な対価だよ。それに2年後には子供が出来るしね。貯金もしなきゃ。美玖のサイドビジネスと割り切るよ。家でおとなしくお留守番しているからさ。」とのゴマカシに近い論に、『わかりました。オ・モ・テ・ナ・シね。なんでもして稼ぎます。赤ちゃんのために。』と開き直る。『要の欲望に応えてあげるわ。キスとかいろいろ・・ね。』と小悪魔の微笑を浮かべる。
嫌な予感がするけど、興味というか好奇心の方が勝(まさ)っている。僕は「全体としてはこれでいいんじゃない。あとはこれを正式な契約書にしてもらおう。」って提案。そうすると、美玖が真剣な顔で、『あの・・・』と言いかける、「何だい?」と訊く。
日曜日の朝、二人は“勉強会”を開いた。テキストは(以下パート52を参照)
見出し=伊藤美玖さんとお付き合いがしたい。 第1項目=伊藤さんは結婚をされているが、私は美玖さんをご主人から奪うというようなことは一切考えていません。ご家庭の幸せを破壊する気も毛頭(毛の先ほども)ありません。 第2項目=純粋に大人の男女交際が大前提で第1項に関連して伊藤さんとの結婚は考えていません。 第3項目=第2項に関連して、健全な交際を旨として決してセックスフレンドのようなものではありません。 第4項目=仕事も家庭もあるのは承知しています。その中の伊藤さんが自由になる短い時間の範囲で私と一緒にいてほしい。 第5項目=第4項に関連するが貴重な自由時間に対して相当分の対価を支払います(決して援助交際のようなものではありません)。以上の項目を了解して頂く。
という高橋さんのメモ(契約書?)を再検討してみる。こんなことに夢中になること自体がおかしいのであるが、その時は僕も美玖も真剣だった。
先ず《見出し》については異論がなかった。(普通は異常なことではあるが。)つぎに検討する《第1項目》にも問題は無いようだが、次の項目にもあるように高橋さんは結婚する気はないということらしい。続けての《第2・3項目》は“大人の男女交際”と“セックスフレンド”いう語句に反応があった。美玖が『要君は最終的には私が主任とセックスフレンドになることが目的でしょ。』と言うが「それは違うよ。最近体調が良くなったとはいえ。充分に美玖を満足させてやれていないと反省してるんだ。だから男女交際ってはいろいろな事の内にHも入ると考えてほしい。」という僕に、『私は今の生活に満足してるよ。要君の考え過ぎだと思う。正直どこかへ旅行したいとか遊園地に遊びに行きたいという気持ちは少しあるけど、こうして私の横に要君がいれば幸せだよ。』と言ってくる。僕が「セックスは満足?」と訊ねると『う~ん・・・最近は・・頑張ってくれるから・・。』と少し歯切れが悪い。
「わかった。成り行きでいいよ。美玖がしたかったら僕はかまわないから。」と告げる。美玖は慌てたように『そんなことなるわけないよ。お茶飲んだり、食事するだけだからね・・・。』
僕はニヤリと「最初はそれでいいよ。はじめから過激だとね・・・。」の発言に美玖は不服そうだった。
《第4・5項目》が一番対立する。僕が「うちも家計が厳しいから美玖の貴重な時間を割く訳だしいいんじゃないかな。時間制?それとも手をつないだら千円とか?」って会話が堅くなるのを防ぐためにくだけてみせる。それが美玖の癇に障ったらしい。『私はコールガールなの?そんなにお金に困ってないわ。2人とも働いているじゃない。』と結構真剣に怒っていた。
僕は「労働に対する正当な対価だよ。それに2年後には子供が出来るしね。貯金もしなきゃ。美玖のサイドビジネスと割り切るよ。家でおとなしくお留守番しているからさ。」とのゴマカシに近い論に、『わかりました。オ・モ・テ・ナ・シね。なんでもして稼ぎます。赤ちゃんのために。』と開き直る。『要の欲望に応えてあげるわ。キスとかいろいろ・・ね。』と小悪魔の微笑を浮かべる。
嫌な予感がするけど、興味というか好奇心の方が勝(まさ)っている。僕は「全体としてはこれでいいんじゃない。あとはこれを正式な契約書にしてもらおう。」って提案。そうすると、美玖が真剣な顔で、『あの・・・』と言いかける、「何だい?」と訊く。
『妻の貸し出し』パート57 完
短A『妻の貸し出し』パート57 完
『あのね。契約書は三人連名でしたいの。だめかな?』と提案してくるが、最初はその意味が全然理解できなかった。「それって、どういうこと?」と美玖に問い質す。『そうだね突然で解りにくいよね。大袈裟かもしれないけど、これからの1年を公明正大(公平で、良心に恥じるところがなく正しいこと。)で臨みたいの。要君には包み隠さずなんでも報告をするね。それは私の心の動きも含めて話をするから。それだから高橋主任には夫の要君も署名することで、オープンになることと責任と自覚を持ってほしいの。』
美玖が言わんとすることは理解できるが、実際問題として、高橋さんは尻込みするのじゃないかな?僕だったら、人妻に告白したら突然にその夫が現れるようなシチュエーションは勘弁願いたいものだ。しかし、考えようによっては〖理想の寝取らせ〗ではないだろうか。このことで、僕と高橋さんの利害は一致するのだから。
でも果たして、高橋さんが乗ってくるだろうか? その成否は一にも二にも美玖次第だろう。
「なぁ美玖は本気なの? 本気なら僕はサインをするよ。」と告げると、『私も正直に言うわね。最初に要君から告白されたときは、茫然となって“要君は私の事愛していないんだ。”って悲しくなったの・・。でも、要君の思いをじっくり聞いて、その心の重しを少しでも軽くしてあげようと思ったわ。要君が喜ぶことなら私で出来ることはしてあげる。はじめはそんな気持ちだったの。でもね私自身の心の奥を覗いてみると、ごめんね・・。』と急に鼻声(涙にむせんで鼻にかかった声)になる。
「この際だから、お互いに話し合おう。それがこの1年を乗り切る最大の手助けになるから・・・やっぱりはじめは言い出した僕から話すよ。」と言うと、美玖は少し落ち着きを取り戻す。『わかったわ。なんでも言ってね。』
それでゆっくりと僕は話し始める。「この性癖って美玖も調べたから少しは理解できるだろうが、自分でもやっかいだと思っている。僕は心から美玖を愛している。何から何まで愛おしい。夫婦になれて世界一幸せなんだ。でも、そんな美玖が僕以外の男と親しく会話をしたり手を繋いだり、本当はこれが一番見たいけれど美玖がキスを交わす・・・でもでも一番嫉妬するだろうと思っている。」と一気に告白をした。美玖はじっと僕を見つめている。
「これまで何度も話し合ったけれど、僕の体調は最悪の時に比べて次第に良くはなってきている。それは確かだけど、担当医にも指摘されているが、〔やはり軽微の後遺症は残るだろう。〕って、僕の場合は、下半身の運動障害。リハビリしているが根本的には治らないと言われた。それに連動してセックスにも障害が及ぶかもしれない。自分でも自覚してるし美玖も気付いていると思うが、持続しないんだ勃起がね。薬も考えたけれど僕のような者には心臓への負担が大きいそうだ。」ここで美玖が席を外し冷蔵庫から冷たい麦茶を持ってきてくれた。
「ありがとう。これからの夫婦生活でどれだけ美玖を楽しませて満足させられるのか自信が持てない。(美玖が何かを言い掛ける。)あっ最後までしゃべらせて、もちろんセックスだけが愛情表現じゃないけど、僕にとっては凄い劣等感になってる。それと僕の性癖が重なり、美玖が僕以外の男と交わり歓びを感じる。それで救われるし一方嫉妬で身悶えするがそれが快感なんだ。自分にとって大切なものが汚される。でも美玖が歓びを知ることで僕は救われる。ごめんなこんな性癖で、分かってほしいのは美玖を愛しているということなんだ。」コップの麦茶を一気に飲んだ。
『今度は私の番ね。ちょっと恥ずかしいけど・・・軽蔑しないでね。私も要君が世界で一番大切な人です。どんなことがあっても心は揺るがないつもり・・・でもネットでいろいろな体験談それが全部真実とは思えないけれど、ほら体の関係ができるとどうしても恋愛感情ができると思うの・・・要以外の人とセックスするのってもちろん初めてだし、だから余計に怖いの、やっぱ人って流される生き物じゃない。偉そうなことを言っても、セックスに溺れてしまうんじゃないかって、それが怖いの・・・私はそんな時には要君に「もう止めよう。」と言ってもらいたいの。そこはお願いね。』って言われ「絶対に言うから、美玖も正直になってほしい。」
『あの要(かなめ)はまだ知らないけれど、高橋主任って結構イケメンなの。もう笑わないで。それで今回のことで最後の線は超えるかどうかはわからないけれど、要の公認でデートをできることはちょっぴりドキドキしているの。あっ恋愛感情は全然ないよ。憧れの先輩に胸きゅんになる感じかな。そんな想いを隠していたことを謝ります。ごめんなさい。』
「ホント!焼けるな。不安になってきた。」、『馬鹿ね大丈夫よ。さっきの続きだけど、流されるから1日3回朝昼夕は要君から「愛している。」って言ってほしいの。いいでしょう?』、「昼間はどうするの?」と訊ねると『う~んメールか電話でもいいけど。いいわね。』と強引に約束させられる。
「話は変わるけど、最近美玖って綺麗になったね。」と云うと、『え~そうかな?』とにっこりする。「こんなことは若いからできるのかな?契約書は僕が作成してもいいかな?え~と時給は10000円でいい?特別な場合は別途協議にする。」、『なになに? その特別な場合って? セックスのこと?』って尋ねてくるが、よく考えれば美玖は平気で“セックス”という言葉を口にするようになった。
僕は今総務部で様々な書類を作っているし、インターネットで検索すると似たような書式のフォーマットは見つかる。昼食をはさんで、自分を出来るだけ曝(さら)け出した。結論としては「いくら頭の中で理屈を捏(こ)ねても実際にやってみないと始まらない。」と思った。美玖も『私も二人の仲が壊れないように注意するけど、変態の旦那さんにも喜んで貰わないといけないからね。要が嫉妬するような話をしたり、服装をするけど信じていてね。私は要を愛しているし、妻だから・・・。』
※原作の「妻を貸し出し」をベースにリスペクトしてきましたが、途中から要や美玖、高橋さんが勝手に動き出すという形で進んでいます。この際に一応ここで 短A『妻の貸し出し』を完結とさせてください。改めて、創作『妻の貸し出し2章』として出発したいと存じます。ご理解をよろしくお願い申し上げます。
『あのね。契約書は三人連名でしたいの。だめかな?』と提案してくるが、最初はその意味が全然理解できなかった。「それって、どういうこと?」と美玖に問い質す。『そうだね突然で解りにくいよね。大袈裟かもしれないけど、これからの1年を公明正大(公平で、良心に恥じるところがなく正しいこと。)で臨みたいの。要君には包み隠さずなんでも報告をするね。それは私の心の動きも含めて話をするから。それだから高橋主任には夫の要君も署名することで、オープンになることと責任と自覚を持ってほしいの。』
美玖が言わんとすることは理解できるが、実際問題として、高橋さんは尻込みするのじゃないかな?僕だったら、人妻に告白したら突然にその夫が現れるようなシチュエーションは勘弁願いたいものだ。しかし、考えようによっては〖理想の寝取らせ〗ではないだろうか。このことで、僕と高橋さんの利害は一致するのだから。
でも果たして、高橋さんが乗ってくるだろうか? その成否は一にも二にも美玖次第だろう。
「なぁ美玖は本気なの? 本気なら僕はサインをするよ。」と告げると、『私も正直に言うわね。最初に要君から告白されたときは、茫然となって“要君は私の事愛していないんだ。”って悲しくなったの・・。でも、要君の思いをじっくり聞いて、その心の重しを少しでも軽くしてあげようと思ったわ。要君が喜ぶことなら私で出来ることはしてあげる。はじめはそんな気持ちだったの。でもね私自身の心の奥を覗いてみると、ごめんね・・。』と急に鼻声(涙にむせんで鼻にかかった声)になる。
「この際だから、お互いに話し合おう。それがこの1年を乗り切る最大の手助けになるから・・・やっぱりはじめは言い出した僕から話すよ。」と言うと、美玖は少し落ち着きを取り戻す。『わかったわ。なんでも言ってね。』
それでゆっくりと僕は話し始める。「この性癖って美玖も調べたから少しは理解できるだろうが、自分でもやっかいだと思っている。僕は心から美玖を愛している。何から何まで愛おしい。夫婦になれて世界一幸せなんだ。でも、そんな美玖が僕以外の男と親しく会話をしたり手を繋いだり、本当はこれが一番見たいけれど美玖がキスを交わす・・・でもでも一番嫉妬するだろうと思っている。」と一気に告白をした。美玖はじっと僕を見つめている。
「これまで何度も話し合ったけれど、僕の体調は最悪の時に比べて次第に良くはなってきている。それは確かだけど、担当医にも指摘されているが、〔やはり軽微の後遺症は残るだろう。〕って、僕の場合は、下半身の運動障害。リハビリしているが根本的には治らないと言われた。それに連動してセックスにも障害が及ぶかもしれない。自分でも自覚してるし美玖も気付いていると思うが、持続しないんだ勃起がね。薬も考えたけれど僕のような者には心臓への負担が大きいそうだ。」ここで美玖が席を外し冷蔵庫から冷たい麦茶を持ってきてくれた。
「ありがとう。これからの夫婦生活でどれだけ美玖を楽しませて満足させられるのか自信が持てない。(美玖が何かを言い掛ける。)あっ最後までしゃべらせて、もちろんセックスだけが愛情表現じゃないけど、僕にとっては凄い劣等感になってる。それと僕の性癖が重なり、美玖が僕以外の男と交わり歓びを感じる。それで救われるし一方嫉妬で身悶えするがそれが快感なんだ。自分にとって大切なものが汚される。でも美玖が歓びを知ることで僕は救われる。ごめんなこんな性癖で、分かってほしいのは美玖を愛しているということなんだ。」コップの麦茶を一気に飲んだ。
『今度は私の番ね。ちょっと恥ずかしいけど・・・軽蔑しないでね。私も要君が世界で一番大切な人です。どんなことがあっても心は揺るがないつもり・・・でもネットでいろいろな体験談それが全部真実とは思えないけれど、ほら体の関係ができるとどうしても恋愛感情ができると思うの・・・要以外の人とセックスするのってもちろん初めてだし、だから余計に怖いの、やっぱ人って流される生き物じゃない。偉そうなことを言っても、セックスに溺れてしまうんじゃないかって、それが怖いの・・・私はそんな時には要君に「もう止めよう。」と言ってもらいたいの。そこはお願いね。』って言われ「絶対に言うから、美玖も正直になってほしい。」
『あの要(かなめ)はまだ知らないけれど、高橋主任って結構イケメンなの。もう笑わないで。それで今回のことで最後の線は超えるかどうかはわからないけれど、要の公認でデートをできることはちょっぴりドキドキしているの。あっ恋愛感情は全然ないよ。憧れの先輩に胸きゅんになる感じかな。そんな想いを隠していたことを謝ります。ごめんなさい。』
「ホント!焼けるな。不安になってきた。」、『馬鹿ね大丈夫よ。さっきの続きだけど、流されるから1日3回朝昼夕は要君から「愛している。」って言ってほしいの。いいでしょう?』、「昼間はどうするの?」と訊ねると『う~んメールか電話でもいいけど。いいわね。』と強引に約束させられる。
「話は変わるけど、最近美玖って綺麗になったね。」と云うと、『え~そうかな?』とにっこりする。「こんなことは若いからできるのかな?契約書は僕が作成してもいいかな?え~と時給は10000円でいい?特別な場合は別途協議にする。」、『なになに? その特別な場合って? セックスのこと?』って尋ねてくるが、よく考えれば美玖は平気で“セックス”という言葉を口にするようになった。
僕は今総務部で様々な書類を作っているし、インターネットで検索すると似たような書式のフォーマットは見つかる。昼食をはさんで、自分を出来るだけ曝(さら)け出した。結論としては「いくら頭の中で理屈を捏(こ)ねても実際にやってみないと始まらない。」と思った。美玖も『私も二人の仲が壊れないように注意するけど、変態の旦那さんにも喜んで貰わないといけないからね。要が嫉妬するような話をしたり、服装をするけど信じていてね。私は要を愛しているし、妻だから・・・。』
※原作の「妻を貸し出し」をベースにリスペクトしてきましたが、途中から要や美玖、高橋さんが勝手に動き出すという形で進んでいます。この際に一応ここで 短A『妻の貸し出し』を完結とさせてください。改めて、創作『妻の貸し出し2章』として出発したいと存じます。ご理解をよろしくお願い申し上げます。