『妻の貸し出し』 パート52
短A『妻の貸し出し』パート52
「なにこれ?本当に高橋さんが・・・。」とレポート用紙に整然と記載された項目を読み直した。まず、見出し=伊藤美玖さんとお付き合いがしたい。ポイント大き目の太字。なんか理系の人って堅苦しい(柔軟性に欠ける。)なって思った。美玖は僕が読んでいる間、口を挟まず黙々と運転をしている。
続いて、第1項目=伊藤さんは結婚をされているが、私は美玖さんをご主人から奪うというようなことは一切考えていません。ご家庭の幸せを破壊する気も毛頭(毛の先ほども)ありません。 第2項目=純粋に大人の男女交際が大前提で第1項に関連して伊藤さんとの結婚は考えていません。 第3項目=第2項に関連して、健全な交際を旨として決してセックスフレンドのようなものではありません。
美玖は、県道のおしゃれなレストラン(イタリアン・カフェ)の駐車場に乗り入れた。土曜日だけに半分以上駐車スペースに車が並んでいた。『ねえ要君ここでよろしいでしょうか?』と先ほどの僕の発言にまだ根に持つ(いつまでも恨みに思って忘れないでいる。)言葉づかい。「分かったよ。ここで深く反省し謝罪を致します。」と高橋さんの文章に影響された言葉を返す。『はい。謹んで受け止めました。』と美玖が笑う。
『席空いてるかな?』と美玖がシートベルトを外しながらつぶやく。『なんだかおなかが減りすぎて気持ち悪いわ~ねっ要君も急いで降りて~』とまだ読み終えていない僕を急かした。幸いに空席がみつかり二人はランチコース(定番だから早く来るだろう。)を頼む。3種類のパスタから選択し、それに季節のサラダ、アイスクリーム、ドリンクがついてくる。
僕は食事が運ばれてくるまで続きを読む。美玖は店のメニューを眺めていた。第4項目=仕事も家庭もあるのは承知しています。その中の伊藤さんが自由になる短い時間の範囲で私と一緒にいてほしい。 第5項目=第4項に関連するが貴重な自由時間に対して相当分の対価を支払います(決して援助交際のようなものではありません)。以上の項目を了解して頂く。と結ばれていた。
食事が運ばれ、美玖が旺盛な食欲をみせつつ『リハビリどうだった?』と訊ねてくる。「いつもの機能回復訓練だけど理学療法士さんは、よくなってきましたね。と言ってくれたよ。」と答えた。美玖はパスタを平らげ、サラダに挑戦中。僕はこの契約書もどきのレポートに不思議な感覚に囚われていた。
表現をすれば“ライトな寝取られ”というべきか?これは僕が美玖に勧めていたことに合致している。先ずは第一段階はこんなものかも知れない。でも何となく落とし穴的な要素もちらつく。特に第5項目だ。高橋さんが否定をしてもやっぱり〖援助交際〗の一種としか思えない。
そんな思考が脳内を渦巻いているのに美玖は『ね~追加を注文してもいい?』僕が「いいよ。」ってあきれ顔で言うと、傍を通った定員さんに『フルーツたっぷりパンケーキひとつ、お願いします。』と頼んでいた。
「なにこれ?本当に高橋さんが・・・。」とレポート用紙に整然と記載された項目を読み直した。まず、見出し=伊藤美玖さんとお付き合いがしたい。ポイント大き目の太字。なんか理系の人って堅苦しい(柔軟性に欠ける。)なって思った。美玖は僕が読んでいる間、口を挟まず黙々と運転をしている。
続いて、第1項目=伊藤さんは結婚をされているが、私は美玖さんをご主人から奪うというようなことは一切考えていません。ご家庭の幸せを破壊する気も毛頭(毛の先ほども)ありません。 第2項目=純粋に大人の男女交際が大前提で第1項に関連して伊藤さんとの結婚は考えていません。 第3項目=第2項に関連して、健全な交際を旨として決してセックスフレンドのようなものではありません。
美玖は、県道のおしゃれなレストラン(イタリアン・カフェ)の駐車場に乗り入れた。土曜日だけに半分以上駐車スペースに車が並んでいた。『ねえ要君ここでよろしいでしょうか?』と先ほどの僕の発言にまだ根に持つ(いつまでも恨みに思って忘れないでいる。)言葉づかい。「分かったよ。ここで深く反省し謝罪を致します。」と高橋さんの文章に影響された言葉を返す。『はい。謹んで受け止めました。』と美玖が笑う。
『席空いてるかな?』と美玖がシートベルトを外しながらつぶやく。『なんだかおなかが減りすぎて気持ち悪いわ~ねっ要君も急いで降りて~』とまだ読み終えていない僕を急かした。幸いに空席がみつかり二人はランチコース(定番だから早く来るだろう。)を頼む。3種類のパスタから選択し、それに季節のサラダ、アイスクリーム、ドリンクがついてくる。
僕は食事が運ばれてくるまで続きを読む。美玖は店のメニューを眺めていた。第4項目=仕事も家庭もあるのは承知しています。その中の伊藤さんが自由になる短い時間の範囲で私と一緒にいてほしい。 第5項目=第4項に関連するが貴重な自由時間に対して相当分の対価を支払います(決して援助交際のようなものではありません)。以上の項目を了解して頂く。と結ばれていた。
食事が運ばれ、美玖が旺盛な食欲をみせつつ『リハビリどうだった?』と訊ねてくる。「いつもの機能回復訓練だけど理学療法士さんは、よくなってきましたね。と言ってくれたよ。」と答えた。美玖はパスタを平らげ、サラダに挑戦中。僕はこの契約書もどきのレポートに不思議な感覚に囚われていた。
表現をすれば“ライトな寝取られ”というべきか?これは僕が美玖に勧めていたことに合致している。先ずは第一段階はこんなものかも知れない。でも何となく落とし穴的な要素もちらつく。特に第5項目だ。高橋さんが否定をしてもやっぱり〖援助交際〗の一種としか思えない。
そんな思考が脳内を渦巻いているのに美玖は『ね~追加を注文してもいい?』僕が「いいよ。」ってあきれ顔で言うと、傍を通った定員さんに『フルーツたっぷりパンケーキひとつ、お願いします。』と頼んでいた。
- 関連記事
-
- 『妻の貸し出し』パート43 (2014/06/25)
- 『妻の貸し出し』パート44 (2014/06/26)
- 『妻の貸し出し』パート45 (2014/06/27)
- 『妻の貸し出し』 パート46 (2014/06/29)
- 『妻の貸し出し』パート47 (2014/07/04)
- 『妻の貸し出し』 パート48 (2014/07/09)
- 『妻の貸し出し』 パート49 (2014/07/10)
- 短A『妻の貸し出し』 パート50 (2014/07/14)
- 『妻の貸し出し』 パート51 (2014/07/15)
- 『妻の貸し出し』 パート52 (2014/07/17)
- 『妻の貸し出し』パート53 (2014/07/22)
- 『妻の貸し出し』パート54 (2014/08/02)
- 『妻の貸し出し』パート55 (2014/08/13)
- 『妻の貸し出し』パート56 (2014/08/17)
- 『妻の貸し出し』パート57 完 (2014/08/27)
コメント
コメントの投稿