『妻の貸し出し』パート3
パート3
お互いの意思が固まったので、次は具体的なことを進めなければならない。美玖(みく)はどうすれば良いのか判らないから、『要(かなめ)君が決めてくれれば良いよ。』って言ったけど、僕は、「本当に楽しんで欲しい。」「極端な例えだが、男が風俗で遊ぶとかそういう気持ちでいいから。」、『私はもっと清純な人がいいですけど。』と、冗談で返す。そういうこともあり、二人は本気で“デート相手”を探す事にした。
やはり、インターネットでそういう相手を探す(出会い系・相手募集の掲示板など)ことにしたが、結局のところ知らない人は怖いねっていう話になってしまった。
そんな会話をしていたら、美玖がぽろっと、『職場の主任(名前は高橋)から、実は良く食事とか誘われている。』『でも全部断っているよ。だって上司だからね。』と告白してきた。「美玖が結婚しているのは知ってるよね?」、『もちろんよ。私は結婚指輪もしてるもん。』
「歳はいくつくらい?」、『そうね?高橋主任は要君と同じくらいかな?』、「背格好は?」、『身長は高いし、スポーツマンタイプ。体育会系かな?』、「美玖はどう思ってるの?」、『え~?何それ?何とも思ってませんよ。』、「仕事はできるの?」、『そうね。かなりできる方かな。私も時々サポートしてもらってるの。』と、笑顔で答える。
僕はそのとき、〖美玖は、その主任が嫌いじゃないんだ。むしろ好意をもってそうだ。〗〖それに上司なら部下の美玖を奪ったりしないのでは。純粋に遊びとしてセックスしてくれるんじゃないか?〗なんだか“どす黒い”考えが頭をかすめた。
ならばと思い切って、「その人とセックスしてみたいとか思う?」って、尋ねたら最初は、『絶対に思わない。』『ええっ?ない、ないよ。』って否定していたけど、「デートならいい?」と訊ねたら、『デートは会社の上司だし嫌だな。』とか言っていたけど、正直美玖も、知っている人の方がインターネットの出会い系よりは良いと思ったようだ。(もちろんこの時点では高橋さんはセックスの対象ではなかっただろう。)
何回もしつこく聞いた結果、僕が「第一段階の“デートの練習”のつもりでならどう?」、『もし次に誘われたら、食事や飲み会程度なら有りかも。』と軟化してくる。正直その答えに、現実に1歩近づいた気がして、凄く心はつらくなったのだけど、美玖がちょっとでも良いなって思う男な訳だから、「じゃぁ食事に行っといでよ。」と口説いてみる。
すると、『要君は平気?私が男の人と二人きりだよ?』、「そりゃ本音は嫌だけど、嫉妬もするだろうけど、美玖にもっと楽しんでもらいたいんだ。」、『要君といて十分楽しいよ。不満なんてないから。』
「美玖には、この2年凄い苦労を掛けてきた。本当にありがとう。だから、今も仕事に家事にそれに僕の世話で働き詰めなんだし、遊びにもろくに行けない。おしゃれもさしてあげられない。セックスで満足もしてもらっていない。ごめんな。苦しいんだよ。情けないんだよ。」胸の内を吐露しているうちに涙が溢れてきた。
美玖も泣きながら、『苦労じゃないよ。夫婦だもの。二人で一緒に頑張って行けばいいじゃない。』、それでも僕が「美玖は妻として完璧だよ。こんな僕を支えてくれてありがとう。でもね女としてはどうだろうか?輝いて、もっと輝いてほしいんだ。」、『わかったわ。あなたの気持ちが。でも絶対私からはそんな事(食事)を持ちかけられないよ。』
「そうだね。職場のことだから、自然の流れでいいんじゃない。」、美玖は僕を下から覗き込み、『要君。これは“練習”だよ。変に期待しないでね。私は今でも十分幸せなんだからね。』次に美玖が高橋さんに食事に誘われたら、断らないOKして付き合うっていう事を決めた。
そして、実際に美玖が高橋さんから誘われたのが今年のGW前です。あれから1カ月位経っていた。GWに入る直前の火曜日(4/28)に、高橋さんから『金曜日(5/1)に飲みませんか?』と誘われたことを美玖が告げてきた。
お互いの意思が固まったので、次は具体的なことを進めなければならない。美玖(みく)はどうすれば良いのか判らないから、『要(かなめ)君が決めてくれれば良いよ。』って言ったけど、僕は、「本当に楽しんで欲しい。」「極端な例えだが、男が風俗で遊ぶとかそういう気持ちでいいから。」、『私はもっと清純な人がいいですけど。』と、冗談で返す。そういうこともあり、二人は本気で“デート相手”を探す事にした。
やはり、インターネットでそういう相手を探す(出会い系・相手募集の掲示板など)ことにしたが、結局のところ知らない人は怖いねっていう話になってしまった。
そんな会話をしていたら、美玖がぽろっと、『職場の主任(名前は高橋)から、実は良く食事とか誘われている。』『でも全部断っているよ。だって上司だからね。』と告白してきた。「美玖が結婚しているのは知ってるよね?」、『もちろんよ。私は結婚指輪もしてるもん。』
「歳はいくつくらい?」、『そうね?高橋主任は要君と同じくらいかな?』、「背格好は?」、『身長は高いし、スポーツマンタイプ。体育会系かな?』、「美玖はどう思ってるの?」、『え~?何それ?何とも思ってませんよ。』、「仕事はできるの?」、『そうね。かなりできる方かな。私も時々サポートしてもらってるの。』と、笑顔で答える。
僕はそのとき、〖美玖は、その主任が嫌いじゃないんだ。むしろ好意をもってそうだ。〗〖それに上司なら部下の美玖を奪ったりしないのでは。純粋に遊びとしてセックスしてくれるんじゃないか?〗なんだか“どす黒い”考えが頭をかすめた。
ならばと思い切って、「その人とセックスしてみたいとか思う?」って、尋ねたら最初は、『絶対に思わない。』『ええっ?ない、ないよ。』って否定していたけど、「デートならいい?」と訊ねたら、『デートは会社の上司だし嫌だな。』とか言っていたけど、正直美玖も、知っている人の方がインターネットの出会い系よりは良いと思ったようだ。(もちろんこの時点では高橋さんはセックスの対象ではなかっただろう。)
何回もしつこく聞いた結果、僕が「第一段階の“デートの練習”のつもりでならどう?」、『もし次に誘われたら、食事や飲み会程度なら有りかも。』と軟化してくる。正直その答えに、現実に1歩近づいた気がして、凄く心はつらくなったのだけど、美玖がちょっとでも良いなって思う男な訳だから、「じゃぁ食事に行っといでよ。」と口説いてみる。
すると、『要君は平気?私が男の人と二人きりだよ?』、「そりゃ本音は嫌だけど、嫉妬もするだろうけど、美玖にもっと楽しんでもらいたいんだ。」、『要君といて十分楽しいよ。不満なんてないから。』
「美玖には、この2年凄い苦労を掛けてきた。本当にありがとう。だから、今も仕事に家事にそれに僕の世話で働き詰めなんだし、遊びにもろくに行けない。おしゃれもさしてあげられない。セックスで満足もしてもらっていない。ごめんな。苦しいんだよ。情けないんだよ。」胸の内を吐露しているうちに涙が溢れてきた。
美玖も泣きながら、『苦労じゃないよ。夫婦だもの。二人で一緒に頑張って行けばいいじゃない。』、それでも僕が「美玖は妻として完璧だよ。こんな僕を支えてくれてありがとう。でもね女としてはどうだろうか?輝いて、もっと輝いてほしいんだ。」、『わかったわ。あなたの気持ちが。でも絶対私からはそんな事(食事)を持ちかけられないよ。』
「そうだね。職場のことだから、自然の流れでいいんじゃない。」、美玖は僕を下から覗き込み、『要君。これは“練習”だよ。変に期待しないでね。私は今でも十分幸せなんだからね。』次に美玖が高橋さんに食事に誘われたら、断らないOKして付き合うっていう事を決めた。
そして、実際に美玖が高橋さんから誘われたのが今年のGW前です。あれから1カ月位経っていた。GWに入る直前の火曜日(4/28)に、高橋さんから『金曜日(5/1)に飲みませんか?』と誘われたことを美玖が告げてきた。
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