壊れかけた二人 第15章①
≪第15章≫
15-①
前回から2カ月後の暑い夜(8/18)にした 11回目は印象的なプレイでした。
俺は久しぶりに翔太を家に連れて帰る。当然詩織には事前に連絡をした。その際に翔太が、≪俺の好物でお願いしますよ。≫と、唐揚げ等をメールでリクエストしていた。
家に帰ると、翔太からのリクエスト品は一つも無く、俺の好物ばかりが並んでいた。翔太が「・・俺の好物・・なんでないの?」と、割と本気でしょんぼりしている。『今日は暑かったでしょ?そういう日は揚げ物はしないの。黙ってさっさと食べなさい。』まるで子供を叱る母親みたいな詩織の口調。
翔太は「おい、お前の嫁はホント愛想悪ぃーぞ。あんなんじゃ昇進にも響くぞ」といつも詩織がやっているように、わざと聞こえる声で、俺の耳元に呟(つぶや)く。
詩織はすごく機嫌良さそうにニコニコしながら、『心配しなくても、どうでもいい扱いなのは君だけだよ。』と言い放った。「おいお前の嫁さん、なんか怖ぇーぞ」詩織が『は ・ や ・ く ・ た ・ べ ・ な ・ さ ・ い』」あくまでニコニコしながら命令する。(俺は昔の“ツンデレ時代”を想いだしていた。)
翔太も「あ、はぁーい。美味しく頂いてまーっす」とおとなしく食べだした。まぁいつも通りの二人のやり取りが続いている。食後に俺と翔太はビールを飲んでいて、詩織は台所で食事の後片付けをしていた。
すると翔太がニヤっと笑うと、「ちょっと行ってくるわっ」と腰を上げる。忍び足で詩織の背後に近づき、そして詩織の両目を覆(おお)うように両手を伸ばした。「だーれだ・・・・・・ぐふっ」その瞬間、背後を向けたまま、詩織の肘打ちが翔太の脇腹を見事に捉えた。翔太はその場に蹲(うずくま)る。
詩織といえば何事も無かったかのように食事の後片付けを進める。その様子を見ていて俺はソファで笑い転げた。「・・・うぅ」と立ち上がった翔太はめげずに詩織を後ろから羽交い絞めにして、胸を揉みしだき始めた。
詩織が、『ちょっとこら!馬鹿!やめっ、なさい!』と抵抗をする。いつもなら、俺はこの光景を遠くから盗み見てちんこを勃起しているだけだったが、この時はたまには良いところ見せてないと、と重い腰を上げて翔太を撃退しに行った。「おい止めろ!俺の嫁だぞ」と少し酔っていたこともあって、勢いで寒い小芝居を始める。
俺が殴る振りをすると、翔太は「うわぁっ」と大袈裟(おおげさ)に倒れこむ。詩織は、そんな俺らを『馬鹿なやつらめ』と、つぶやき溜息をついている。
それでも俺は「愛してるよ~詩織」と、芝居仕立てな陳腐な台詞で詩織をぎゅっと抱きしめる。詩織が、『はいはい。あたしもあたしもよ。』と、苦笑い浮かべながら背中をぽんぽん叩く。その流れで俺は詩織の手を引いて寝室へ移動をする。
詩織もそういう流れだと察してくれて、特に何も言わずついてきてくれた。途中で倒れたままの翔太が、どさくさに詩織の太股を撫でる。すると詩織が『こら。ハウス!』と、その手を蹴って、翔太を犬扱いする。翔太は「ごゆっくり~」と、倒れたまま手を振る。詩織が、『もう帰んなよ~』って、笑う。
俺たちは寝室へ入ると全力でイチャイチャしだす。詩織の口調はブリッコそのものになる。1オクターブは上がって、“にゃんにゃん”と言い出す。詩織から腰を振るセックスがはじまる。普段だとやはりここまでは盛り上がらない。(やはり翔太は良い〖スパイス〗なのだ。)
俺はいつも通りプレイ中はなぜか興奮しすぎて早漏気味になる。突然「やばいいきそう」と言った俺に合わせて、『あ、うん。あたしも』と言い、明らかに演技とわかるイった振りをしてくれる詩織が愛おしかった。(と同時に翔太と比べて不甲斐なさも実感をする。)
前回と同じく、俺が服を着て部屋を出て行こうとすると、詩織はそれを妨害してくる。『やだ~、一緒に居てくんなきゃやだ~』と、まるで幼児のように駄々をこねる詩織が超可愛い。(このとき詩織は今夜はもっと俺と愛し合いたいとおもっていたらしい。)
閑話休題(それはさておき)、先週、隣の部屋(普段は物置室になっている。)に俺が密かに覗き穴を作った。理由は、詩織が偶然にも俺にセックスシーンを見られたことにある。それで、『今後は絶対に見られたくないし、見せない!』と詩織に宣言されてしまった。ならばと、こっそりと製作した穴は思ったより大きく直径1.5㎝はあると思う。目を密着させると案外に寝室の中がよく見えた。(もちろん寝室の方は巧妙にカムフラージュを施した。)
翔太には家に連れて帰るまでに、『覗き穴』の説明をし、承諾してもらうことにしていた。はじめは嫌がるかと思っていたら、「ほら、この前おまえにみられたじゃん。なんかわからないけどゾクっとしたんだ。」それで「セックスしているところを人に見られるって超ハズイけど、快感にもなるな。」加えて「けど、おまえに見せてやるけど過激なシーンになっても怒るなよ。」俺は「仕方ないと覚悟しているが、度は超すなよ。」と釘をさしておく。
「なあ拓海!おれもお願いというか、提案があるんだけど、いいかな。」、「なんだよ?あらたまって」
「〖生(なま)〗はダメか?」、「それはダメ」、「そうか。え~と次は」、「まだ、あんのかよ?」と呆れる。「詩織ちゃんの裸を写メしてもいい?」、「バ~カ!ダメに決まってるだろうが!」即断で拒否。「なんだよ!!ケチ!」とぶつぶつ言っていた。
「ほんとにおまえはエロいな!」と俺が窘(たしな)める。「よく言うよな。こんなことしてるくせに。今日はもう帰る。」と大層にご立腹。それで俺は「まあまあ機嫌直せよ。次があるなら言ってみろよ。」と話を続ける。翔太は嬉しそうに「詩織ちゃんと外でデートして帰りにおれの家でセックスというのは嫌か?」この提案に“うっ”と詰まる。
頭の半分では〖何言ってんだバカヤロー』なのだが・・・。もう半分が、その変則な【寝取らせ】に〖すげぇ~超興奮する!』で、時間にすれば1秒の何分の1で悪魔が天使をねじ伏せる。俺は「次回なら。・・・でも詩織が拒否したら中止だからな。」、「おれは説得する自信あるぜ。」
歪んだ性癖を満たすために、裏でこのような取り引きしていることも知らない詩織に対して、 俺は罪悪感に苛(さいな)まれながらも、振り切るように退室して隣の部屋へ即移動する。覗き穴を覗きながら翔太にメールを送る。俺はこの瞬間を楽しいと感じた。それは遠足の準備をしている前の日の晩を思い出す。
不思議なことに詩織は黙々とまた服を着直していた。薄手のセーターを着ると、さっきまでのハイテンションが嘘みたいに、心の底から億劫そうに、『・・・は~あ』と溜息をついた。俺は流石にもう嫌なのかな、とさらに罪悪感が胸を鷲掴(わしづか)みにする。
しかし、翔太が部屋に入ってくると、詩織が抑えきれないといった様子で、にやぁ、と笑う。
(詩織は心のうちに色々矛盾を抱えているみたいだ。)
「おっす~久しぶりの愛の寝室」とハイテンション(覗いている俺をかなり意識していた。)の翔太に対して、詩織が『はい~はい~』と一見だるそうな感じで答えていた。「拓海とはどうだった?ラブラブだったか?」、「君が居なかったらもっと良かったんだけどね。」
翔太は「まぁまぁ。つうかアレだな。やっぱいつまで経っても緊張するね」笑いながらそう言うと、詩織の隣に座るようにベッドに腰を掛けた。『君とは緊張なんかしないよ。』と反論する詩織の顎を掴んで翔太が不意打ちで素早く、キスをする。一瞬だったけど、確かにキスをしていた。詩織は『ちょっとモー最悪!』、『キスはやだって言ってるじゃん!』と怒り声。慌てて翔太との距離を取る。
「いいじゃんちょっとくらい」と翔太は少しマジな口調でそう言うと、そのまま詩織を押し倒した。
覗き穴から見ている限り詩織は抵抗してないっぽかったけど、時折『んー、んー』と言いながら首を横に振っていたからやっぱりキスは拒絶していたみたい。(覗き穴の予想以上の臨場感と音や声も聞こえるので凄く興奮する。)
詩織はショーツの横から指を入れられ、手マンで性器を愛撫されながらも、キスと上着の脱衣は拒否し続けている。翔太が「詩織の胸が見たいな~」と迫る。
『んっ、あっ・・・・・・な、どうしてぇ?』と、詩織はすでに甘い声になっている。
「なんでって・詩織のおっぱい・・エロいから!」
『エロくない・・よ・・・・あっ、あっ、そこっ・・・あっあっ』
「そろそろ挿入れる?」
詩織がはぁはぁ言いながら、枕を手繰り寄せて顔に押し当てる。翔太は「挿れるぞ」と自分で用意してきたコンドームを着けて、無視を続ける詩織に、澱(よど)みない動作で、正常位になり挿入する。ゆっくりと、でも一気に奥まで入ったみたいだ。詩織は足をバタバタさせる。
『う・・・ああぁ・・・・・・やだもう・・・・・・カタい・・』
と楽しそうな、そして甘く切ない声を枕の下から漏らした。
15-①
15-①
前回から2カ月後の暑い夜(8/18)にした 11回目は印象的なプレイでした。
俺は久しぶりに翔太を家に連れて帰る。当然詩織には事前に連絡をした。その際に翔太が、≪俺の好物でお願いしますよ。≫と、唐揚げ等をメールでリクエストしていた。
家に帰ると、翔太からのリクエスト品は一つも無く、俺の好物ばかりが並んでいた。翔太が「・・俺の好物・・なんでないの?」と、割と本気でしょんぼりしている。『今日は暑かったでしょ?そういう日は揚げ物はしないの。黙ってさっさと食べなさい。』まるで子供を叱る母親みたいな詩織の口調。
翔太は「おい、お前の嫁はホント愛想悪ぃーぞ。あんなんじゃ昇進にも響くぞ」といつも詩織がやっているように、わざと聞こえる声で、俺の耳元に呟(つぶや)く。
詩織はすごく機嫌良さそうにニコニコしながら、『心配しなくても、どうでもいい扱いなのは君だけだよ。』と言い放った。「おいお前の嫁さん、なんか怖ぇーぞ」詩織が『は ・ や ・ く ・ た ・ べ ・ な ・ さ ・ い』」あくまでニコニコしながら命令する。(俺は昔の“ツンデレ時代”を想いだしていた。)
翔太も「あ、はぁーい。美味しく頂いてまーっす」とおとなしく食べだした。まぁいつも通りの二人のやり取りが続いている。食後に俺と翔太はビールを飲んでいて、詩織は台所で食事の後片付けをしていた。
すると翔太がニヤっと笑うと、「ちょっと行ってくるわっ」と腰を上げる。忍び足で詩織の背後に近づき、そして詩織の両目を覆(おお)うように両手を伸ばした。「だーれだ・・・・・・ぐふっ」その瞬間、背後を向けたまま、詩織の肘打ちが翔太の脇腹を見事に捉えた。翔太はその場に蹲(うずくま)る。
詩織といえば何事も無かったかのように食事の後片付けを進める。その様子を見ていて俺はソファで笑い転げた。「・・・うぅ」と立ち上がった翔太はめげずに詩織を後ろから羽交い絞めにして、胸を揉みしだき始めた。
詩織が、『ちょっとこら!馬鹿!やめっ、なさい!』と抵抗をする。いつもなら、俺はこの光景を遠くから盗み見てちんこを勃起しているだけだったが、この時はたまには良いところ見せてないと、と重い腰を上げて翔太を撃退しに行った。「おい止めろ!俺の嫁だぞ」と少し酔っていたこともあって、勢いで寒い小芝居を始める。
俺が殴る振りをすると、翔太は「うわぁっ」と大袈裟(おおげさ)に倒れこむ。詩織は、そんな俺らを『馬鹿なやつらめ』と、つぶやき溜息をついている。
それでも俺は「愛してるよ~詩織」と、芝居仕立てな陳腐な台詞で詩織をぎゅっと抱きしめる。詩織が、『はいはい。あたしもあたしもよ。』と、苦笑い浮かべながら背中をぽんぽん叩く。その流れで俺は詩織の手を引いて寝室へ移動をする。
詩織もそういう流れだと察してくれて、特に何も言わずついてきてくれた。途中で倒れたままの翔太が、どさくさに詩織の太股を撫でる。すると詩織が『こら。ハウス!』と、その手を蹴って、翔太を犬扱いする。翔太は「ごゆっくり~」と、倒れたまま手を振る。詩織が、『もう帰んなよ~』って、笑う。
俺たちは寝室へ入ると全力でイチャイチャしだす。詩織の口調はブリッコそのものになる。1オクターブは上がって、“にゃんにゃん”と言い出す。詩織から腰を振るセックスがはじまる。普段だとやはりここまでは盛り上がらない。(やはり翔太は良い〖スパイス〗なのだ。)
俺はいつも通りプレイ中はなぜか興奮しすぎて早漏気味になる。突然「やばいいきそう」と言った俺に合わせて、『あ、うん。あたしも』と言い、明らかに演技とわかるイった振りをしてくれる詩織が愛おしかった。(と同時に翔太と比べて不甲斐なさも実感をする。)
前回と同じく、俺が服を着て部屋を出て行こうとすると、詩織はそれを妨害してくる。『やだ~、一緒に居てくんなきゃやだ~』と、まるで幼児のように駄々をこねる詩織が超可愛い。(このとき詩織は今夜はもっと俺と愛し合いたいとおもっていたらしい。)
閑話休題(それはさておき)、先週、隣の部屋(普段は物置室になっている。)に俺が密かに覗き穴を作った。理由は、詩織が偶然にも俺にセックスシーンを見られたことにある。それで、『今後は絶対に見られたくないし、見せない!』と詩織に宣言されてしまった。ならばと、こっそりと製作した穴は思ったより大きく直径1.5㎝はあると思う。目を密着させると案外に寝室の中がよく見えた。(もちろん寝室の方は巧妙にカムフラージュを施した。)
翔太には家に連れて帰るまでに、『覗き穴』の説明をし、承諾してもらうことにしていた。はじめは嫌がるかと思っていたら、「ほら、この前おまえにみられたじゃん。なんかわからないけどゾクっとしたんだ。」それで「セックスしているところを人に見られるって超ハズイけど、快感にもなるな。」加えて「けど、おまえに見せてやるけど過激なシーンになっても怒るなよ。」俺は「仕方ないと覚悟しているが、度は超すなよ。」と釘をさしておく。
「なあ拓海!おれもお願いというか、提案があるんだけど、いいかな。」、「なんだよ?あらたまって」
「〖生(なま)〗はダメか?」、「それはダメ」、「そうか。え~と次は」、「まだ、あんのかよ?」と呆れる。「詩織ちゃんの裸を写メしてもいい?」、「バ~カ!ダメに決まってるだろうが!」即断で拒否。「なんだよ!!ケチ!」とぶつぶつ言っていた。
「ほんとにおまえはエロいな!」と俺が窘(たしな)める。「よく言うよな。こんなことしてるくせに。今日はもう帰る。」と大層にご立腹。それで俺は「まあまあ機嫌直せよ。次があるなら言ってみろよ。」と話を続ける。翔太は嬉しそうに「詩織ちゃんと外でデートして帰りにおれの家でセックスというのは嫌か?」この提案に“うっ”と詰まる。
頭の半分では〖何言ってんだバカヤロー』なのだが・・・。もう半分が、その変則な【寝取らせ】に〖すげぇ~超興奮する!』で、時間にすれば1秒の何分の1で悪魔が天使をねじ伏せる。俺は「次回なら。・・・でも詩織が拒否したら中止だからな。」、「おれは説得する自信あるぜ。」
歪んだ性癖を満たすために、裏でこのような取り引きしていることも知らない詩織に対して、 俺は罪悪感に苛(さいな)まれながらも、振り切るように退室して隣の部屋へ即移動する。覗き穴を覗きながら翔太にメールを送る。俺はこの瞬間を楽しいと感じた。それは遠足の準備をしている前の日の晩を思い出す。
不思議なことに詩織は黙々とまた服を着直していた。薄手のセーターを着ると、さっきまでのハイテンションが嘘みたいに、心の底から億劫そうに、『・・・は~あ』と溜息をついた。俺は流石にもう嫌なのかな、とさらに罪悪感が胸を鷲掴(わしづか)みにする。
しかし、翔太が部屋に入ってくると、詩織が抑えきれないといった様子で、にやぁ、と笑う。
(詩織は心のうちに色々矛盾を抱えているみたいだ。)
「おっす~久しぶりの愛の寝室」とハイテンション(覗いている俺をかなり意識していた。)の翔太に対して、詩織が『はい~はい~』と一見だるそうな感じで答えていた。「拓海とはどうだった?ラブラブだったか?」、「君が居なかったらもっと良かったんだけどね。」
翔太は「まぁまぁ。つうかアレだな。やっぱいつまで経っても緊張するね」笑いながらそう言うと、詩織の隣に座るようにベッドに腰を掛けた。『君とは緊張なんかしないよ。』と反論する詩織の顎を掴んで翔太が不意打ちで素早く、キスをする。一瞬だったけど、確かにキスをしていた。詩織は『ちょっとモー最悪!』、『キスはやだって言ってるじゃん!』と怒り声。慌てて翔太との距離を取る。
「いいじゃんちょっとくらい」と翔太は少しマジな口調でそう言うと、そのまま詩織を押し倒した。
覗き穴から見ている限り詩織は抵抗してないっぽかったけど、時折『んー、んー』と言いながら首を横に振っていたからやっぱりキスは拒絶していたみたい。(覗き穴の予想以上の臨場感と音や声も聞こえるので凄く興奮する。)
詩織はショーツの横から指を入れられ、手マンで性器を愛撫されながらも、キスと上着の脱衣は拒否し続けている。翔太が「詩織の胸が見たいな~」と迫る。
『んっ、あっ・・・・・・な、どうしてぇ?』と、詩織はすでに甘い声になっている。
「なんでって・詩織のおっぱい・・エロいから!」
『エロくない・・よ・・・・あっ、あっ、そこっ・・・あっあっ』
「そろそろ挿入れる?」
詩織がはぁはぁ言いながら、枕を手繰り寄せて顔に押し当てる。翔太は「挿れるぞ」と自分で用意してきたコンドームを着けて、無視を続ける詩織に、澱(よど)みない動作で、正常位になり挿入する。ゆっくりと、でも一気に奥まで入ったみたいだ。詩織は足をバタバタさせる。
『う・・・ああぁ・・・・・・やだもう・・・・・・カタい・・』
と楽しそうな、そして甘く切ない声を枕の下から漏らした。
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