壊れかけた二人 第13章②
13-②
それで家に到着し、リビングルームに入った途端、翔太が詩織の背後から、「うわー、やっぱこのお肉は最高級品です」と両手で胸を鷲づかみにする。詩織は一瞬で耳まで真っ赤になっていた。
突然のことだったので、抵抗ができない詩織が泣きそうな顔で俺を見てきた。俺は詩織の前に立って、社交ダンスでも始めるかのように詩織の両手を握ると、翔太に胸を揉まれ続けている詩織とキスをした。
長くキスをしている間も、翔太は服の上から詩織の乳首を摘(つま)んだりしている。
その度に詩織は俺とキスをしながら『んっ、ふぅ』と声を漏らしながら、身を捩(よじ)っていた。立ったまま、俺と翔太にサンドイッチされながら詩織はくねくねと身体を捩る。口は俺に、胸は翔太にされるがままになっていた。
翔太の手が上着の下に潜り込んだ時には、詩織が抵抗しようと、俺から手を離そうとしたが、俺は離さなかった。詩織はトロンとした表情を浮かべながらも、何か言いたそうな目で俺を見つめたがそれはわざと無視をする。
俺が「舌を出して」と言うと、詩織は素直に出してきた。俺と両手を繋ぎ、舌を絡めあっていると、詩織の上着の裾から、いつの間にか外されたらしく、ぽろっと白いブラジャーが床に落ちていった。
俺と唾液を交換しながら、服の下で生のおっぱいを翔太に揉まれる詩織が、『んっ、んんっっ・・・やぁ、だぁ』と腰をくねくねさせながら、甘い吐息が時折漏れる。
俺も詩織の巨乳を揉みしだきたい欲求に駆られ、詩織の体勢を反転させた。俺が後ろから詩織の胸に手を回し、揉み始めると、翔太と詩織も無言で両手を握って、そしてキスを始めた。
俺が力いっぱい揉んでいる間も、間近から、“ちゅっ・・・ちゅる・・・ぷちゅ”みたいな音が聞こえてくる。当然に俺からは詩織の表情は見えない。
詩織が喉をごくりと鳴らす音がする。「詩織、おれも」と翔太が言う。直後に翔太も喉を鳴らした。俺に胸を揉まれながらも、唾液を嚥下しあう二人。詩織の耳は心配になるくらい真っ赤だった。酒の影響で勢いに任した部分はかなりあったと思う。(詩織たちは帰りの車の中でも、明らかにテンション高めだった。)
『今日拓海に見られちゃうよ?』って翔太への意地悪っぽい質問にも、「も~なんとでもなれ~」と、酔った時特有の呆れ笑いを浮かべていた。
詩織は腰を、ズボン越しに勃起した俺の下腹部に押し付けるように、ぐりぐりと悩ましげに揺らしていた。しばらく経って、両手を離す二人。詩織の両手は一瞬躊躇(ちゅうちょ)して、翔太の胸に添えられた。
そして、翔太の手は詩織のジーンズの中に潜り込んでいった。「・・・うわ。とろとろ」と呟く翔太。詩織の腰のもじもじは、さらに加速する。
絶え間なく聞こえる二人の“ぴちゃぴちゃ”というベロチューの音と時折聞こえる詩織の喉が何かを飲み下す音を、俺は詩織の巨乳を楽しみながら、それでも嫉妬も深めながら聞いていた。
やがて詩織の両手は、翔太の首に回された。その頃になると、詩織と翔太の喉はひっきりなしにゴクゴクと鳴らしていた。どうも、お互いの唾液交換のみを目的としたキスをしているようだった。詩織の素肌はじっとりと汗ばんでいる。
また、触り心地の良い詩織の胸は、巨大な白玉みたいにしっとりしていた。俺は後ろから、詩織のジーンズをそっと下げた。詩織は一瞬“びく”、っと身体を揺らしたが、抵抗は無かった。
詩織は白いショーツ(下着)越しに、膝まで愛液をだらだらと垂らしていた。俺はそのまま詩織の白くて綺麗な尻にかぶりつく。
あまりにも愛おしくて、比喩ではなく、そのまま食べてしまいたいと思った。すぐ近くから、翔太がショーツの中に手を滑り込ませて性器を刺激する。“くちゅくちゅ”した音が聞こえてきた。
位置を少し変えて見上げると、詩織と翔太の顔が少し離れている。二人の舌はだらしなく出ていて、その間を唾液の橋が出来ていた。たまらず、俺は「寝室に行こうか」と声を掛けると、三人とも無言で、歩き出す。
その時かなり胸に“キタ”事があった。1番最初に歩き出したのが翔太だったのだけど、無言で左手を詩織の方に出す。それで詩織はその手を握り、二人で歩き出していった。下半身だけショーツ姿の詩織の背中を針のむしろみたいな感覚で見送る。
その時、数歩ほど歩いた詩織が振り返り、そしてニッコリ笑って俺にもう片方の手を差し伸べてくれた。“俺の詩織はマジ女神”だと泣きそうになる。詩織を真ん中に、三人が手を繋いで歩いて寝室へと入った。
寝室に入ると、翔太は速攻で詩織をベッドの上に押し倒した。俺と詩織が繋いでいた手はその時に離れた。『・・もぅ・・やだ・』と言いながらも、翔太に覆いかぶさられ、胸を揉まれながら顔を近づけると、詩織は自分から口を開けてベロチューをする。
翔太の膝が詩織の両足の間に入る。そして股を開かせるように動いた。『ね?ね?・・・やっぱいやだよ。』と詩織が呟く。翔太が「なにが?」と問う。『・・・たっくんが・・・見ていちゃいやだ。』
しかし、俺も翔太も詩織の言葉を完全に無視をする。結局、俺はサイドテーブルに座り二人を見続けた。それで翔太はそのまま愛撫を続ける。『んっ、はぁ・・・んっく・・・』と、詩織もそれ以上は何も言わず、ただ吐息だけを漏らしていた。
詩織はぐい、っと身体を捻るとシーツを自分の上に掛けた。翔太がその中に入っていくと、二人の姿は全く見えなくなった。しかし、二人が中でごそごそと愛撫をし合っているのがシーツ越しでもよくわかった。
ただ、直接に見えない分、そのシルエットが余計にエロい。シーツの脇から、詩織のショーツや靴下がするりと落ちていく。次は上着が出てきた。
中からは“ニチャニチャ”と、粘液を擦るような音がする。時折詩織の『んっ』という吐息も聞こえてきた。しかし、それは耳を澄まさないとわからないレベルの声量で、明らかに詩織は声をすごく我慢している様子だった。
大きな団子のような形となったシーツから「拓海。ゴム取って」と言う翔太の声がして、シーツからにょきっと手を出してきたので俺はコンドームを翔太に渡してやる。この時に二人の顔だけが、シーツからはみ出た。「詩織~ゴム着けてくれよ」シーツの中の二人の下腹部辺りがごそごそする。
二人は正常位の体勢だった。詩織は咳払いするみたいに、拳で口を押さえ、何ともいえない表情で俺をじっと見ている。『・・・あっ!』という声と共に、その顔が僅かに歪むと翔太を見据える。
そして、両手は翔太の肩を押すように添えられた。『やっ、だぁ!・・・』ってシーツの中で下腹部の部分がゆっくりと動き出した。詩織は困ったように笑い俺の方を見てくる。『・・・やっぱり・・拓海・・外へ出てくれない?』と頼んできた。だけど、俺は無言で首を横に振って拒否をする。(心の中では〖約束の手紙)を書いたのに。)
それで、詩織は引き続き困った笑顔を浮かべながら、『やっぱ・・見られるの・・恥ずかしい・・・よ。』と、途切れ途切れにそう訴えた。これを聞いた翔太がふっ、と鼻で笑ってこっちを見て「あ、奥さん頂いちゃってまーす」と調子づいて言った。俺はその台詞だけでイキそうになった。心中はすごくむかついたが、でも同時にエロすぎる台詞なので興奮度が増した。
詩織が「ば、ばか!」と、の入ってない撫でるようなビンタをする。翔太はそこで一気にピストンを速めた。『あっ、あっ!、あっ!』と、ついうっかり声を上げてしまう詩織。すぐに『しまった。』みたいな顔を浮かべながら、両手で口を塞ぐ。翔太は構わずピストンを加速する。
詩織の『んっ、んっ、んっ、んっ』という声が両手から漏れる。片手だけを口元に残して、もう片方の手で翔太の肩をタップするように叩いた。翔太が「なに?」、『・・・はぁ、はぁ・・・・・・もうちょっと、ゆっくり・・・』、「なんで?」詩織の『・・・ちょっと、痛い・・・から・・』と消え入りそうな声。シーツはキャミソールの肩紐が見えるくらい少しずつ下にずれて来ていた。
翔太が「いつもはもっと激しいじゃん」と詩織の真意をわかったうえでニヤニヤと問い詰める。すると『・・・そういうことは言わないの・・・とにかく、ゆっくりで』これに翔太は「はいはい」と素直に従う。
下腹部のシーツの山がゆっくりと動く。翔太の腰の動きと、詩織の上に開いた両足のシルエットは直接見るよりもはるかにエロいかもしれない。詩織は一瞬だけきゅっと唇を噛んで、苦しそうな表情を浮かべると、ふと俺の方を向いて、微笑んだ。
『・・・あ、ね、ねぇ?・・・・・・』と鼻息を荒くしながらも詩織はそう言いながら、詩織がシーツから手を差し出してくる。俺はその手を握った。「・・・なに?」、『たっくん~明日は・・・どこ行こうか?』と詩織はまるで翔太がこの場に居ないかのような表情とトーンで話をしだす。
それでも詩織の身体は翔太のピストンに揺らされていた。その言葉の合間合間に吐息が混じっている。俺は、日常を演じようとする詩織と現状とのギャップがたまらなくエロいと思った。『・・どこに行きたい?』、「わ・・・かんない、あっ・・・どこでも・・・いいよ。」こういう会話しながらも、詩織の身体はゆさゆさ揺れている。
詩織が『明日の・・・晩御飯どうしよっか?』と、あくまで現状を無視して日常の会話をしようとする。「なんでもいいよ」と応えながら俺はもう本当に、その場に倒れそうなくらい興奮をしていた。翔太はそんな詩織をニヤニヤと見下ろしながら、あくまでゆっくりと、でも一定のリズムで腰を振っていた。
そして翔太がキスをしようとすると、詩織は『・・い・・や、やぁ・・・』と顔を横に振って逃げる。「いつもしてんじゃん」と翔太が言うと、『や、だぁ・・・してないぃ。』と詩織は首を左右に振ってイヤイヤをする。
詩織は切なそうな顔で俺を見ると、握っていた手をぎゅっと力を入れて、『・・・た、たっくん・・・キ、キス、しよ?』と甘えるように言った。俺は餌を焦らされていた犬みたいに急いで詩織に近づき、
そしてピストンされ続ける詩織と激しくキスをした。
最初から二人とも舌を出して絡めあった。そしてキスを始めた数秒後から、翔太が俺たちを意識するようにピストンを激しくした。『あっ、ふっ、んっ、はぁ・』キスをしながら、他人に出されている詩織の吐息をダイレクトで口で受け俺は泣きそうになるくらいに興奮をした。シーツに隠れた二人の下腹部からはぐちゅぐちゅと淫らな音が出ていた。
『んっ、はっ、はぁっ、んっく・・・ふぁっ』俺はキスをしながら、そんな詩織の吐息を感じていると、パシパシ、と叩く音が聞こえた。詩織がまた手で翔太の肩をタップしていた。『ちょ、っとぉ・・・ゆっくり・・・だって・』、「はいはい」また翔太のピストンがゆっくりになる。
詩織はとろんとした表情で息をうっすら荒げながら微笑む。両手で俺の顔を挟んで、そしてまたキスをする。詩織が親友のちんこに突かれながらするキスはこれ以上ないほどに恍惚を味わう。(この変則3Pは皆さんにもマジでお薦めしたい。)
「詩織~、俺もキスして~」と翔太。俺と舌を絡めながら、『ひゃだ~』と詩織が断る。俺は詩織から顔を離して、「してやれよ。」と呟いて、ベッドから離れた。詩織は『ううぅ・・・や、やだなぁ・・・』と言うと、翔太の顔に近づいていった。詩織は手をまた俺の方に差し出してきて、そしてぎゅっと握った。詩織はずっと俺の方を見ていた。
俺と見つめあいながらも、詩織は翔太と唇を交わし、そして舌を絡めだした。翔太と濃厚なキスをしている間も詩織はずっと俺を見ていた。舌を出しながら、俺と手を繋ぎながら、俺とずっと見詰め合っていた。翔太が顔を離すと、詩織が我にかえったように、『もぅ・や、やだぁ』と向こうをむく。
翔太がピストンを速める。詩織は『あっ~あっ~あっ・・あっ・・』と油断していたのか、自然に喘ぎだす。間近で聞く詩織の喘ぎ声は、とても甘く、そして気持ち良さそうだった。本当にハートマーク♡がついている感じだった。すぐにまた両手で口を押さえる詩織が、ちらりと、俺の様子を窺うように見てくる。
俺はたまらず、何か会話をしないと、と焦って「・・・キャミは、なんで脱がないの?」と訳の分からないことを聞いてしまう。詩織が『はっ、はっ、はっ、はっ』って無理矢理に喘ぐのを我慢しながら、犬みたいな息遣いを上げながら首を横にぷるぷると振った。
翔太が「そういや詩織ってあんまり全裸にはならないよな~」と腰を振りながら説明をする。『・・・・・・
全部はいや・たっ、くん・・・だけ、だもの・』と苦しそうな詩織はもうそれ以上は喋られない。
13-②
それで家に到着し、リビングルームに入った途端、翔太が詩織の背後から、「うわー、やっぱこのお肉は最高級品です」と両手で胸を鷲づかみにする。詩織は一瞬で耳まで真っ赤になっていた。
突然のことだったので、抵抗ができない詩織が泣きそうな顔で俺を見てきた。俺は詩織の前に立って、社交ダンスでも始めるかのように詩織の両手を握ると、翔太に胸を揉まれ続けている詩織とキスをした。
長くキスをしている間も、翔太は服の上から詩織の乳首を摘(つま)んだりしている。
その度に詩織は俺とキスをしながら『んっ、ふぅ』と声を漏らしながら、身を捩(よじ)っていた。立ったまま、俺と翔太にサンドイッチされながら詩織はくねくねと身体を捩る。口は俺に、胸は翔太にされるがままになっていた。
翔太の手が上着の下に潜り込んだ時には、詩織が抵抗しようと、俺から手を離そうとしたが、俺は離さなかった。詩織はトロンとした表情を浮かべながらも、何か言いたそうな目で俺を見つめたがそれはわざと無視をする。
俺が「舌を出して」と言うと、詩織は素直に出してきた。俺と両手を繋ぎ、舌を絡めあっていると、詩織の上着の裾から、いつの間にか外されたらしく、ぽろっと白いブラジャーが床に落ちていった。
俺と唾液を交換しながら、服の下で生のおっぱいを翔太に揉まれる詩織が、『んっ、んんっっ・・・やぁ、だぁ』と腰をくねくねさせながら、甘い吐息が時折漏れる。
俺も詩織の巨乳を揉みしだきたい欲求に駆られ、詩織の体勢を反転させた。俺が後ろから詩織の胸に手を回し、揉み始めると、翔太と詩織も無言で両手を握って、そしてキスを始めた。
俺が力いっぱい揉んでいる間も、間近から、“ちゅっ・・・ちゅる・・・ぷちゅ”みたいな音が聞こえてくる。当然に俺からは詩織の表情は見えない。
詩織が喉をごくりと鳴らす音がする。「詩織、おれも」と翔太が言う。直後に翔太も喉を鳴らした。俺に胸を揉まれながらも、唾液を嚥下しあう二人。詩織の耳は心配になるくらい真っ赤だった。酒の影響で勢いに任した部分はかなりあったと思う。(詩織たちは帰りの車の中でも、明らかにテンション高めだった。)
『今日拓海に見られちゃうよ?』って翔太への意地悪っぽい質問にも、「も~なんとでもなれ~」と、酔った時特有の呆れ笑いを浮かべていた。
詩織は腰を、ズボン越しに勃起した俺の下腹部に押し付けるように、ぐりぐりと悩ましげに揺らしていた。しばらく経って、両手を離す二人。詩織の両手は一瞬躊躇(ちゅうちょ)して、翔太の胸に添えられた。
そして、翔太の手は詩織のジーンズの中に潜り込んでいった。「・・・うわ。とろとろ」と呟く翔太。詩織の腰のもじもじは、さらに加速する。
絶え間なく聞こえる二人の“ぴちゃぴちゃ”というベロチューの音と時折聞こえる詩織の喉が何かを飲み下す音を、俺は詩織の巨乳を楽しみながら、それでも嫉妬も深めながら聞いていた。
やがて詩織の両手は、翔太の首に回された。その頃になると、詩織と翔太の喉はひっきりなしにゴクゴクと鳴らしていた。どうも、お互いの唾液交換のみを目的としたキスをしているようだった。詩織の素肌はじっとりと汗ばんでいる。
また、触り心地の良い詩織の胸は、巨大な白玉みたいにしっとりしていた。俺は後ろから、詩織のジーンズをそっと下げた。詩織は一瞬“びく”、っと身体を揺らしたが、抵抗は無かった。
詩織は白いショーツ(下着)越しに、膝まで愛液をだらだらと垂らしていた。俺はそのまま詩織の白くて綺麗な尻にかぶりつく。
あまりにも愛おしくて、比喩ではなく、そのまま食べてしまいたいと思った。すぐ近くから、翔太がショーツの中に手を滑り込ませて性器を刺激する。“くちゅくちゅ”した音が聞こえてきた。
位置を少し変えて見上げると、詩織と翔太の顔が少し離れている。二人の舌はだらしなく出ていて、その間を唾液の橋が出来ていた。たまらず、俺は「寝室に行こうか」と声を掛けると、三人とも無言で、歩き出す。
その時かなり胸に“キタ”事があった。1番最初に歩き出したのが翔太だったのだけど、無言で左手を詩織の方に出す。それで詩織はその手を握り、二人で歩き出していった。下半身だけショーツ姿の詩織の背中を針のむしろみたいな感覚で見送る。
その時、数歩ほど歩いた詩織が振り返り、そしてニッコリ笑って俺にもう片方の手を差し伸べてくれた。“俺の詩織はマジ女神”だと泣きそうになる。詩織を真ん中に、三人が手を繋いで歩いて寝室へと入った。
寝室に入ると、翔太は速攻で詩織をベッドの上に押し倒した。俺と詩織が繋いでいた手はその時に離れた。『・・もぅ・・やだ・』と言いながらも、翔太に覆いかぶさられ、胸を揉まれながら顔を近づけると、詩織は自分から口を開けてベロチューをする。
翔太の膝が詩織の両足の間に入る。そして股を開かせるように動いた。『ね?ね?・・・やっぱいやだよ。』と詩織が呟く。翔太が「なにが?」と問う。『・・・たっくんが・・・見ていちゃいやだ。』
しかし、俺も翔太も詩織の言葉を完全に無視をする。結局、俺はサイドテーブルに座り二人を見続けた。それで翔太はそのまま愛撫を続ける。『んっ、はぁ・・・んっく・・・』と、詩織もそれ以上は何も言わず、ただ吐息だけを漏らしていた。
詩織はぐい、っと身体を捻るとシーツを自分の上に掛けた。翔太がその中に入っていくと、二人の姿は全く見えなくなった。しかし、二人が中でごそごそと愛撫をし合っているのがシーツ越しでもよくわかった。
ただ、直接に見えない分、そのシルエットが余計にエロい。シーツの脇から、詩織のショーツや靴下がするりと落ちていく。次は上着が出てきた。
中からは“ニチャニチャ”と、粘液を擦るような音がする。時折詩織の『んっ』という吐息も聞こえてきた。しかし、それは耳を澄まさないとわからないレベルの声量で、明らかに詩織は声をすごく我慢している様子だった。
大きな団子のような形となったシーツから「拓海。ゴム取って」と言う翔太の声がして、シーツからにょきっと手を出してきたので俺はコンドームを翔太に渡してやる。この時に二人の顔だけが、シーツからはみ出た。「詩織~ゴム着けてくれよ」シーツの中の二人の下腹部辺りがごそごそする。
二人は正常位の体勢だった。詩織は咳払いするみたいに、拳で口を押さえ、何ともいえない表情で俺をじっと見ている。『・・・あっ!』という声と共に、その顔が僅かに歪むと翔太を見据える。
そして、両手は翔太の肩を押すように添えられた。『やっ、だぁ!・・・』ってシーツの中で下腹部の部分がゆっくりと動き出した。詩織は困ったように笑い俺の方を見てくる。『・・・やっぱり・・拓海・・外へ出てくれない?』と頼んできた。だけど、俺は無言で首を横に振って拒否をする。(心の中では〖約束の手紙)を書いたのに。)
それで、詩織は引き続き困った笑顔を浮かべながら、『やっぱ・・見られるの・・恥ずかしい・・・よ。』と、途切れ途切れにそう訴えた。これを聞いた翔太がふっ、と鼻で笑ってこっちを見て「あ、奥さん頂いちゃってまーす」と調子づいて言った。俺はその台詞だけでイキそうになった。心中はすごくむかついたが、でも同時にエロすぎる台詞なので興奮度が増した。
詩織が「ば、ばか!」と、の入ってない撫でるようなビンタをする。翔太はそこで一気にピストンを速めた。『あっ、あっ!、あっ!』と、ついうっかり声を上げてしまう詩織。すぐに『しまった。』みたいな顔を浮かべながら、両手で口を塞ぐ。翔太は構わずピストンを加速する。
詩織の『んっ、んっ、んっ、んっ』という声が両手から漏れる。片手だけを口元に残して、もう片方の手で翔太の肩をタップするように叩いた。翔太が「なに?」、『・・・はぁ、はぁ・・・・・・もうちょっと、ゆっくり・・・』、「なんで?」詩織の『・・・ちょっと、痛い・・・から・・』と消え入りそうな声。シーツはキャミソールの肩紐が見えるくらい少しずつ下にずれて来ていた。
翔太が「いつもはもっと激しいじゃん」と詩織の真意をわかったうえでニヤニヤと問い詰める。すると『・・・そういうことは言わないの・・・とにかく、ゆっくりで』これに翔太は「はいはい」と素直に従う。
下腹部のシーツの山がゆっくりと動く。翔太の腰の動きと、詩織の上に開いた両足のシルエットは直接見るよりもはるかにエロいかもしれない。詩織は一瞬だけきゅっと唇を噛んで、苦しそうな表情を浮かべると、ふと俺の方を向いて、微笑んだ。
『・・・あ、ね、ねぇ?・・・・・・』と鼻息を荒くしながらも詩織はそう言いながら、詩織がシーツから手を差し出してくる。俺はその手を握った。「・・・なに?」、『たっくん~明日は・・・どこ行こうか?』と詩織はまるで翔太がこの場に居ないかのような表情とトーンで話をしだす。
それでも詩織の身体は翔太のピストンに揺らされていた。その言葉の合間合間に吐息が混じっている。俺は、日常を演じようとする詩織と現状とのギャップがたまらなくエロいと思った。『・・どこに行きたい?』、「わ・・・かんない、あっ・・・どこでも・・・いいよ。」こういう会話しながらも、詩織の身体はゆさゆさ揺れている。
詩織が『明日の・・・晩御飯どうしよっか?』と、あくまで現状を無視して日常の会話をしようとする。「なんでもいいよ」と応えながら俺はもう本当に、その場に倒れそうなくらい興奮をしていた。翔太はそんな詩織をニヤニヤと見下ろしながら、あくまでゆっくりと、でも一定のリズムで腰を振っていた。
そして翔太がキスをしようとすると、詩織は『・・い・・や、やぁ・・・』と顔を横に振って逃げる。「いつもしてんじゃん」と翔太が言うと、『や、だぁ・・・してないぃ。』と詩織は首を左右に振ってイヤイヤをする。
詩織は切なそうな顔で俺を見ると、握っていた手をぎゅっと力を入れて、『・・・た、たっくん・・・キ、キス、しよ?』と甘えるように言った。俺は餌を焦らされていた犬みたいに急いで詩織に近づき、
そしてピストンされ続ける詩織と激しくキスをした。
最初から二人とも舌を出して絡めあった。そしてキスを始めた数秒後から、翔太が俺たちを意識するようにピストンを激しくした。『あっ、ふっ、んっ、はぁ・』キスをしながら、他人に出されている詩織の吐息をダイレクトで口で受け俺は泣きそうになるくらいに興奮をした。シーツに隠れた二人の下腹部からはぐちゅぐちゅと淫らな音が出ていた。
『んっ、はっ、はぁっ、んっく・・・ふぁっ』俺はキスをしながら、そんな詩織の吐息を感じていると、パシパシ、と叩く音が聞こえた。詩織がまた手で翔太の肩をタップしていた。『ちょ、っとぉ・・・ゆっくり・・・だって・』、「はいはい」また翔太のピストンがゆっくりになる。
詩織はとろんとした表情で息をうっすら荒げながら微笑む。両手で俺の顔を挟んで、そしてまたキスをする。詩織が親友のちんこに突かれながらするキスはこれ以上ないほどに恍惚を味わう。(この変則3Pは皆さんにもマジでお薦めしたい。)
「詩織~、俺もキスして~」と翔太。俺と舌を絡めながら、『ひゃだ~』と詩織が断る。俺は詩織から顔を離して、「してやれよ。」と呟いて、ベッドから離れた。詩織は『ううぅ・・・や、やだなぁ・・・』と言うと、翔太の顔に近づいていった。詩織は手をまた俺の方に差し出してきて、そしてぎゅっと握った。詩織はずっと俺の方を見ていた。
俺と見つめあいながらも、詩織は翔太と唇を交わし、そして舌を絡めだした。翔太と濃厚なキスをしている間も詩織はずっと俺を見ていた。舌を出しながら、俺と手を繋ぎながら、俺とずっと見詰め合っていた。翔太が顔を離すと、詩織が我にかえったように、『もぅ・や、やだぁ』と向こうをむく。
翔太がピストンを速める。詩織は『あっ~あっ~あっ・・あっ・・』と油断していたのか、自然に喘ぎだす。間近で聞く詩織の喘ぎ声は、とても甘く、そして気持ち良さそうだった。本当にハートマーク♡がついている感じだった。すぐにまた両手で口を押さえる詩織が、ちらりと、俺の様子を窺うように見てくる。
俺はたまらず、何か会話をしないと、と焦って「・・・キャミは、なんで脱がないの?」と訳の分からないことを聞いてしまう。詩織が『はっ、はっ、はっ、はっ』って無理矢理に喘ぐのを我慢しながら、犬みたいな息遣いを上げながら首を横にぷるぷると振った。
翔太が「そういや詩織ってあんまり全裸にはならないよな~」と腰を振りながら説明をする。『・・・・・・
全部はいや・たっ、くん・・・だけ、だもの・』と苦しそうな詩織はもうそれ以上は喋られない。
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