壊れかけた二人 第12章③
12-③
俺は「ふぅ」って息を吐きながらソファに座って、さっきまでの甘えてくる詩織の姿や、エロい身体を頭の中で反芻する。〖ああ、やっぱ詩織可愛いな。最高だな。〗と惚れ直している。
〖今翔太とセックスしているのかな。すごく嫌だな。〗って、ふと思うと途端に胸が強く締め付けられた。「・・・うわー。まじ凹むわー」って独り呟きながら、また真下の部屋へ移動。
本当にすごく辛くて、なんで俺はこんな事をしているんだろぅていう気持ちが強くなった。部屋に入ると『あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!』っていきなり喘ぎ声がはっきり聞こえた。
「あ~」と俺はその場にへたれ込んでしまう。「うわー。まじかー。まじかー」って一人でぶつぶつ言っていた。(詩織は〖聖女と娼婦〗だな。)
ギシギシとすごく軋む音をさせながら、『あっ!あっ!あっ!んっ!・・・あっ!はっ!あぁんっ!』と一層強く詩織の喘ぎ声が聞こえてきた。
『ああっ!いいっ!あっ!すごっ・・・あんっ!あんっ!すごい、いいっ!・・・翔・・・・・・ああすごいぃっ!あっ!あっ!翔!あんっもう、気持ち良いっ!・・・あっ!あっ!あっ!あっ!だめ・・・・・・あっ、ごめん、もうっ・・・あっ、いくっ・・・いっ、くっ!!!』
詩織の激しい喘ぎ声聞きながら、日常では有り得ないほどの興奮をした。俺は一人言で「詩織・・・好きだ。好きだ」って気持ち悪くぶつぶつ呟く。
上からはいつの間にか終わって、事後な感じになっている二人の会話が漏れてくる。口調も普段の二人で、それが慣れ親しんだピロートークみたいになっているのが、逆にものすごく嫉妬を覚える。「もうゴム少ないぞ?」と翔太。詩織が『ああ・・・ていうか君が自分で持ってきなさいよ。』
「そういえばお前ら使ってないんだもんな」
『わたしたちラブラブですから~』
「おれも生でやりてー」
『絶対嫌!きもい!』と翔太が言い終わる前に、詩織がぴしゃりと断っていたので俺は安心した。『とにかく、次からは自分で用意してきてよね。』それに、翔太が「はいはい」と応える。その後も二人でクスクス笑っていた。
「そういや明日ってお前らなんか予定あんの?」
『二人でデートです!』
「あーそうなんだ。俺も一緒に行って良い?」
詩織が『いいわけないでしょ。ていうか何?また暇なの?本当彼女作りなよ。』と笑う。
翔太が「彼女出来ない方がいいんじゃなかったのか?」と反論する。
『そんな事言った記憶がありませ~ん。』
「本当かよー?」
『だいたい君なんてどうでもいいですー』
そんな感じで、また二人がクスクス笑っている。
詩織が『なんか・このいきもの・・また元気になってるんですけど。』と呆れるように笑う。
「詩織のからだがエロすぎるから反応するんだよ。」
『え~、なにそれ~?わたしが悪いの?』
翔太が「もっかいしようぜ」
『だ~め!』
「いいじゃん」
『だめ。この後たっくんとするんだも~ん。』と詩織。
「おれとしてから、したらいいだろ」
『明日に備えて体力温存~体力温存~w』
「なあんだよ~。そういやさ、今日まだ口でしてもらってないんだけど」と翔太。
詩織『だから?』と笑う。
翔太の「してください。おねげ~します。お代官様~」と、おふざけ調な哀願。
『え~・・・やだよ~』(変なコントはスルーされる。)
「なんでだよ?」
『や~だから』と、実に楽しそう。
「だからなんでだよ?」翔太がそう言うと上からドタバタと音がしてくる。
『きゃ~』と詩織の嬉しそうな声。
『やんっ・・・あっ』と甘い声も聞こえてきた。
「本当このおっぱいはでかいよなぁ」
『んっ、あっ・・・もう~・・・触りすぎ・・・』と決して嫌そうではない詩織の声。会話から判断して、胸を揉みまくっていたのだと思う。
「詩織、キス」
『・・・ん』
「君すごく濡れてるよ~」
『やだぁ・・・』
「拓海の精子か?」
詩織が『わかんないよっ』と笑う。
「おれのちんこ触ってみろ」
『ん・・・あ・・・やだぁ・・・かったぃ・・・」
そっから激しいキスの音の合間に「あっ、はぁ・・・んっ」って、詩織の吐息が・・・。向かい合って座
ってキスをしながら、お互いの性器を弄りあっている二人の姿を想像して、俺はまた完全に勃起をした。
くちゅくちゅと手マンやディープキスの音をさせながら、翔太が「フェラしてくれよ」と甘える。
詩織が『・・・だめぇ~』と蕩けきった口調で拒否をした。
「・・・なんでだよ?」と、翔太が不平を漏らす。詩織は『・・・明日から、お泊りデートだからね。』と、よくわからない返事をしていた。
「え?だから駄目なん?」と怪訝な感じの翔太に対して、詩織が『・・・ん・・・ごめんね?』と、素直に謝る。“ちゅっ”っと、大きな啄ばむキスの音がした。
「おかしくない?なんで泊まりのデートだと駄目なん?」詩織の『え~と?・・・わかんないな~?』との返答に笑う二人。それで、“ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ”と、キスの音が続き、“くちゅくちゅ”した水音も大きくなっていった。
『ね、ねぇ?』
「ん」
詩織が『ほんと・・これ・・硬いね?』
「硬いのが好きなんだろ?」
『そう・・・どきどきするの。』
「ふーん」
で、また、“ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ”って、キスの音。
それで不意に翔太が「・・・しよっか?」
「え・・・でも・・・」
「口は嫌なんだろ?」
詩織が『・・・ん』と、口ごもる。
「いいだろ?」
『・・・・・・ゴム、まだあるの?』
「あと三つくらいは残ってた。」
『・・絶対・・・・着けてね?』
「うぃ」
それから一際大きな、“ちゅっ”と、音がした。ごそごそしていて、「なんか、すぐ出るかも」と翔太。『うん・・・そっちのが、良い。』、「そっか。じゃあ速攻で逝くわ。」
『・・翔・・・・・あっ!』
「ああやべ~詩織、超きついぞ~」
『や、だぁ・・・・・・んっ、あぁ』
初めは、ゆっさゆっさって感じで軋んでいた。「な?詩織、気持ち良い?」と翔太
詩織が『んっ、んっ、あっ・・・うん・・・やばい。』と呻(うめ)く。
「奥まで入ってる?」
『ああぁっ、うん・・・あんっ・・翔のが・・おく・・はいっ、てる。』
「なにが?」
『やっ、だぁ・・言えない・・恥ずかしぃ・・あっ、あっ、あっ、あっ!」
翔太は「言ってみろよ」と迫る。
ベッドがぎしぎしぎし、って激しく軋みだした。
『あっ!あっ!あっ!あっ!・翔の・・お、おちんちん・・・あっ、んっ!』
「いいのか?」
『あんっ!あんっ!あんっ!・・・・・・い、いいぃ・・・』
「俺のちんこ好き?」と翔太
『言えない・・・いっ!あっ!あっあっ!』
「好きなんだろ?」と翔太
『あっ!あっ!んっ・・・・・・好きぃ・・』
「詩織!ちゃんと言えよ」と追い打ち。
さらに軋む音が激しくなってくる。
〔グッチャグッチャ〕と詩織の愛液が掻き混ざるのもはっきり聞こえてきた。
『あんっ!あんっ!すごっ!あっ!いっ!いいっ!・・・あっ、翔のちんこが好きぃっ!翔の・・・すごく、かたいいのっ!・・・あっ!あっ!はあっ!ああんっ!』
「ああやべもういく!・・・いくぞ?」
『あっ!あっ!ああっ!きてっ!あっ!きてぇっ!ああ翔!』
それで声が止んで、二人の荒い息遣いだけが響いていた。
そこで「なぁ、掃除フェラしてくれよ」と翔太。
詩織は、はぁはぁ言いながら、『・・・だ、だめ、だって。』
「いいじゃん。な?」
詩織は無言
それでもベッドの上をずりずりと動く音がして、「ああぁ・・・やべ。やっぱ詩織のフェラは気持ち良い」と翔太の声がした。しばらくすると翔太が「もういいよ。あんがとな」と告げた。
二人はずっとはぁはぁ言っていた。でも翔太は服を着ていたみたいで
「じゃな。おやすみ」と翔太が言うと
『あ、うん・・・おやすみ。』と詩織が返事をした。
ガチャって音がしたので、俺もリビングルームに戻ろうとしたら、上で翔太の足音がまたベッドに戻っていって、“ちゅっ”って大きなキスの音がした。(わっ、いつまでもやってんだよ。苛々感が増してくる)
俺は諦(あきら)めて、リビングルームへ移動をしたら、2、3分後に翔太が口笛を吹きながら降りてきた。ご機嫌に「デート楽しんでくれ。それじゃ~なぁ」と呼びかけたが、無視した。その雰囲気に押されたのかすごすごと帰って行った。
詩織といえば、なかなか降りてはこない。〖何をしているのだろう?〗と2階に向って、「詩織~詩織~」と呼んでみた。返事がないので上にのぼって行こうとしたら、詩織が降りてきた。「なにしてたん?」、『うん?別に』詩織は『ごめん、シャワー浴びてくるね?』
その後、俺は詩織を抱いたのだけど、やはり詩織の中はゆるいままで、翔太が「超きつい」って言っていたのが、すごく悔しかった。
プレイの後、次の日には約束どおりに泊まりでデートをする。前の晩に、あんな事があったなんて嘘みたいに、二人ではしゃいで、笑顔が絶えない楽しいデートが出来た。詩織は終始俺から手を離さず。ずっと身体ごと腕に引っ付いて歩いていた。
車の中でも、信号待ちの度にキスをせがんできた。本来の詩織は、外でそういう事をするのが、むしろ嫌いなスタイル(性格)だったはずなのだけど、このプレイをするようになってからは、外でも構わずいちゃついてくるようになった。(本来の詩織はこういう性格だったのかも知れない。)
その晩、ホテルでセックスをして“ゆるいままだったら”どうしよう・・・って、俺は密かに不安を抱いていたのだけれど、いつもどおり詩織の膣はきつく俺のちんこを締め付けてきたので安心をした。
12-③
俺は「ふぅ」って息を吐きながらソファに座って、さっきまでの甘えてくる詩織の姿や、エロい身体を頭の中で反芻する。〖ああ、やっぱ詩織可愛いな。最高だな。〗と惚れ直している。
〖今翔太とセックスしているのかな。すごく嫌だな。〗って、ふと思うと途端に胸が強く締め付けられた。「・・・うわー。まじ凹むわー」って独り呟きながら、また真下の部屋へ移動。
本当にすごく辛くて、なんで俺はこんな事をしているんだろぅていう気持ちが強くなった。部屋に入ると『あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!』っていきなり喘ぎ声がはっきり聞こえた。
「あ~」と俺はその場にへたれ込んでしまう。「うわー。まじかー。まじかー」って一人でぶつぶつ言っていた。(詩織は〖聖女と娼婦〗だな。)
ギシギシとすごく軋む音をさせながら、『あっ!あっ!あっ!んっ!・・・あっ!はっ!あぁんっ!』と一層強く詩織の喘ぎ声が聞こえてきた。
『ああっ!いいっ!あっ!すごっ・・・あんっ!あんっ!すごい、いいっ!・・・翔・・・・・・ああすごいぃっ!あっ!あっ!翔!あんっもう、気持ち良いっ!・・・あっ!あっ!あっ!あっ!だめ・・・・・・あっ、ごめん、もうっ・・・あっ、いくっ・・・いっ、くっ!!!』
詩織の激しい喘ぎ声聞きながら、日常では有り得ないほどの興奮をした。俺は一人言で「詩織・・・好きだ。好きだ」って気持ち悪くぶつぶつ呟く。
上からはいつの間にか終わって、事後な感じになっている二人の会話が漏れてくる。口調も普段の二人で、それが慣れ親しんだピロートークみたいになっているのが、逆にものすごく嫉妬を覚える。「もうゴム少ないぞ?」と翔太。詩織が『ああ・・・ていうか君が自分で持ってきなさいよ。』
「そういえばお前ら使ってないんだもんな」
『わたしたちラブラブですから~』
「おれも生でやりてー」
『絶対嫌!きもい!』と翔太が言い終わる前に、詩織がぴしゃりと断っていたので俺は安心した。『とにかく、次からは自分で用意してきてよね。』それに、翔太が「はいはい」と応える。その後も二人でクスクス笑っていた。
「そういや明日ってお前らなんか予定あんの?」
『二人でデートです!』
「あーそうなんだ。俺も一緒に行って良い?」
詩織が『いいわけないでしょ。ていうか何?また暇なの?本当彼女作りなよ。』と笑う。
翔太が「彼女出来ない方がいいんじゃなかったのか?」と反論する。
『そんな事言った記憶がありませ~ん。』
「本当かよー?」
『だいたい君なんてどうでもいいですー』
そんな感じで、また二人がクスクス笑っている。
詩織が『なんか・このいきもの・・また元気になってるんですけど。』と呆れるように笑う。
「詩織のからだがエロすぎるから反応するんだよ。」
『え~、なにそれ~?わたしが悪いの?』
翔太が「もっかいしようぜ」
『だ~め!』
「いいじゃん」
『だめ。この後たっくんとするんだも~ん。』と詩織。
「おれとしてから、したらいいだろ」
『明日に備えて体力温存~体力温存~w』
「なあんだよ~。そういやさ、今日まだ口でしてもらってないんだけど」と翔太。
詩織『だから?』と笑う。
翔太の「してください。おねげ~します。お代官様~」と、おふざけ調な哀願。
『え~・・・やだよ~』(変なコントはスルーされる。)
「なんでだよ?」
『や~だから』と、実に楽しそう。
「だからなんでだよ?」翔太がそう言うと上からドタバタと音がしてくる。
『きゃ~』と詩織の嬉しそうな声。
『やんっ・・・あっ』と甘い声も聞こえてきた。
「本当このおっぱいはでかいよなぁ」
『んっ、あっ・・・もう~・・・触りすぎ・・・』と決して嫌そうではない詩織の声。会話から判断して、胸を揉みまくっていたのだと思う。
「詩織、キス」
『・・・ん』
「君すごく濡れてるよ~」
『やだぁ・・・』
「拓海の精子か?」
詩織が『わかんないよっ』と笑う。
「おれのちんこ触ってみろ」
『ん・・・あ・・・やだぁ・・・かったぃ・・・」
そっから激しいキスの音の合間に「あっ、はぁ・・・んっ」って、詩織の吐息が・・・。向かい合って座
ってキスをしながら、お互いの性器を弄りあっている二人の姿を想像して、俺はまた完全に勃起をした。
くちゅくちゅと手マンやディープキスの音をさせながら、翔太が「フェラしてくれよ」と甘える。
詩織が『・・・だめぇ~』と蕩けきった口調で拒否をした。
「・・・なんでだよ?」と、翔太が不平を漏らす。詩織は『・・・明日から、お泊りデートだからね。』と、よくわからない返事をしていた。
「え?だから駄目なん?」と怪訝な感じの翔太に対して、詩織が『・・・ん・・・ごめんね?』と、素直に謝る。“ちゅっ”っと、大きな啄ばむキスの音がした。
「おかしくない?なんで泊まりのデートだと駄目なん?」詩織の『え~と?・・・わかんないな~?』との返答に笑う二人。それで、“ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ”と、キスの音が続き、“くちゅくちゅ”した水音も大きくなっていった。
『ね、ねぇ?』
「ん」
詩織が『ほんと・・これ・・硬いね?』
「硬いのが好きなんだろ?」
『そう・・・どきどきするの。』
「ふーん」
で、また、“ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ”って、キスの音。
それで不意に翔太が「・・・しよっか?」
「え・・・でも・・・」
「口は嫌なんだろ?」
詩織が『・・・ん』と、口ごもる。
「いいだろ?」
『・・・・・・ゴム、まだあるの?』
「あと三つくらいは残ってた。」
『・・絶対・・・・着けてね?』
「うぃ」
それから一際大きな、“ちゅっ”と、音がした。ごそごそしていて、「なんか、すぐ出るかも」と翔太。『うん・・・そっちのが、良い。』、「そっか。じゃあ速攻で逝くわ。」
『・・翔・・・・・あっ!』
「ああやべ~詩織、超きついぞ~」
『や、だぁ・・・・・・んっ、あぁ』
初めは、ゆっさゆっさって感じで軋んでいた。「な?詩織、気持ち良い?」と翔太
詩織が『んっ、んっ、あっ・・・うん・・・やばい。』と呻(うめ)く。
「奥まで入ってる?」
『ああぁっ、うん・・・あんっ・・翔のが・・おく・・はいっ、てる。』
「なにが?」
『やっ、だぁ・・言えない・・恥ずかしぃ・・あっ、あっ、あっ、あっ!」
翔太は「言ってみろよ」と迫る。
ベッドがぎしぎしぎし、って激しく軋みだした。
『あっ!あっ!あっ!あっ!・翔の・・お、おちんちん・・・あっ、んっ!』
「いいのか?」
『あんっ!あんっ!あんっ!・・・・・・い、いいぃ・・・』
「俺のちんこ好き?」と翔太
『言えない・・・いっ!あっ!あっあっ!』
「好きなんだろ?」と翔太
『あっ!あっ!んっ・・・・・・好きぃ・・』
「詩織!ちゃんと言えよ」と追い打ち。
さらに軋む音が激しくなってくる。
〔グッチャグッチャ〕と詩織の愛液が掻き混ざるのもはっきり聞こえてきた。
『あんっ!あんっ!すごっ!あっ!いっ!いいっ!・・・あっ、翔のちんこが好きぃっ!翔の・・・すごく、かたいいのっ!・・・あっ!あっ!はあっ!ああんっ!』
「ああやべもういく!・・・いくぞ?」
『あっ!あっ!ああっ!きてっ!あっ!きてぇっ!ああ翔!』
それで声が止んで、二人の荒い息遣いだけが響いていた。
そこで「なぁ、掃除フェラしてくれよ」と翔太。
詩織は、はぁはぁ言いながら、『・・・だ、だめ、だって。』
「いいじゃん。な?」
詩織は無言
それでもベッドの上をずりずりと動く音がして、「ああぁ・・・やべ。やっぱ詩織のフェラは気持ち良い」と翔太の声がした。しばらくすると翔太が「もういいよ。あんがとな」と告げた。
二人はずっとはぁはぁ言っていた。でも翔太は服を着ていたみたいで
「じゃな。おやすみ」と翔太が言うと
『あ、うん・・・おやすみ。』と詩織が返事をした。
ガチャって音がしたので、俺もリビングルームに戻ろうとしたら、上で翔太の足音がまたベッドに戻っていって、“ちゅっ”って大きなキスの音がした。(わっ、いつまでもやってんだよ。苛々感が増してくる)
俺は諦(あきら)めて、リビングルームへ移動をしたら、2、3分後に翔太が口笛を吹きながら降りてきた。ご機嫌に「デート楽しんでくれ。それじゃ~なぁ」と呼びかけたが、無視した。その雰囲気に押されたのかすごすごと帰って行った。
詩織といえば、なかなか降りてはこない。〖何をしているのだろう?〗と2階に向って、「詩織~詩織~」と呼んでみた。返事がないので上にのぼって行こうとしたら、詩織が降りてきた。「なにしてたん?」、『うん?別に』詩織は『ごめん、シャワー浴びてくるね?』
その後、俺は詩織を抱いたのだけど、やはり詩織の中はゆるいままで、翔太が「超きつい」って言っていたのが、すごく悔しかった。
プレイの後、次の日には約束どおりに泊まりでデートをする。前の晩に、あんな事があったなんて嘘みたいに、二人ではしゃいで、笑顔が絶えない楽しいデートが出来た。詩織は終始俺から手を離さず。ずっと身体ごと腕に引っ付いて歩いていた。
車の中でも、信号待ちの度にキスをせがんできた。本来の詩織は、外でそういう事をするのが、むしろ嫌いなスタイル(性格)だったはずなのだけど、このプレイをするようになってからは、外でも構わずいちゃついてくるようになった。(本来の詩織はこういう性格だったのかも知れない。)
その晩、ホテルでセックスをして“ゆるいままだったら”どうしよう・・・って、俺は密かに不安を抱いていたのだけれど、いつもどおり詩織の膣はきつく俺のちんこを締め付けてきたので安心をした。
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