壊れかけた二人 第10章
≪第10章 元彼≫
しばらくはもうプレイが無いということなので、できたら詩織の元彼と飲む機会を設けたいと思う。ただ、それは詩織を抱かせたいとかじゃなくて、サシで飲んで昔の話を聞けたらな、って感じです。
元彼の清水先輩には案外簡単に会うことが出来た。(3/10)清水先輩と俺と詩織との関係性としては全員大学が同じで俺と清水先輩はサークルの関係で知り合う。(同じサークルではないが、サークル同士でつるむ事が多かった)大学時代は顔を合わせれば結構話はしてた方だったと思う。詩織はどちらのサークルにも属していなかった。
卒業後も何度か同窓会のような形で顔は合わせていました。ただ何十人という大所帯だったので
軽い挨拶くらいしかしてなかったけど(今思うと、詩織と結婚すると報告した時は大袈裟に驚いていた気がする)見た目は熊みたいな人です。
いかにも身体は大きくて、気は優しい頼りになる“熊先輩”って感じだ。詩織は普段から華奢なタイプが好きと言っているし、実際俺も華奢な方だったので清水先輩と付き合っていたのは意外でした。
一応連絡先は知っていたので、「次の同窓会について」という名目で二人で飯を食べに行きました。(ちなみにこの密会は、詩織には内緒です)
なんとなく向こうも察していたのか、「そういえば、昔詩織と付き合っていたみたいですね?」という俺の何の脈絡もない質問にも、それほど動じる様子は無く。「いやぁ・・・すまん。」と照れ笑いを浮かべて頭を掻くだけでした。
「いや別に怒っているわけじゃないですよ。」すると先輩が「俺も別に黙ってたわけじゃないんだが・・」とあくまでもお互い和やかなムードだった。
「あいつから聞いたのか?」と清水先輩
「いやそういうわけじゃないです。」とはぐらかす。
地味に「あいつ」という呼称に胸が痛んだ。そんな感じで世間話も挟みつつ、
「なんかそういうのって興奮しません?詩織の昔の男の話って」と徐々に自分の性癖をカミングアウト。
「いやぁ、ないない。」と笑いながら手を振る清水先輩。
ちなみに清水先輩はやはり結婚もしていてお子さんもいた。何度かお互い詩織自慢みたいなことしていて写真見せてもらったけど、明らかにうちのが可愛くて内心勝ち誇った。
まぁ清水先輩にとっても昔の彼女だけどね。結構酒も進んで夫婦の不満なんかも言いあって、(とはいえ詩織にベタぼれの俺はそんなの無くて出鱈目言っただけ)
結構深い話するようになってきたとき、「そういや、どうやって付き合ったんですか?」と聞いたら、はにかみながら「いや別に。普通だよ。」と明らかに挙動不審だったので問い詰めてみた。
そしたら、「お前本当にそういうので興奮するの?」と聞かれた。「まぁ興奮っていうか・・・詩織のことは知りたいじゃないですか」と引かれないために微妙な嘘をついてしまった。(本当は興奮したいだけなのだが・・・)
それで清水先輩は「お前にとってはむかつく話しかないぞ?」と苦笑いで諭すように言ってくれた。至極真っ当な意見だと思ったが、そのむかつきがイコール興奮なんだから仕方ないと思った。
あまりドン引きされないように、ただ徐々に寝取られフェチをアピールしつつ、なんとか話を聞けた。正直吃驚したのだが、詩織の方から告白してきたらしい。(何か知らんけど結構凹んだ。)
しか、も何回か告られてその度に振っていたらしい。清水先輩にもその時どうしても諦められない好きな人がいて、それでお互い相談、って言うのは変だけど、清水先輩は自分を好いてくれている詩織に甘える感じになって、詩織は詩織でその状況を利用してっいたのだと思う。如何にも大学生の恋愛だなって思った。
それである晩、清水先輩が詩織を抱いちゃったらしく(若干強引だったとは清水先輩の談)、それから責任を取る形で付き合いだしたらしい。
俺が言うのもなんだけど詩織は気立てが良くて、付き合った人にしかわからない魅力があると思う。一緒に居てすごく居心地が良くて、それでいて女としてそそる。
実際清水先輩もそうだったみたいで、「正直、最初はセフレにしたいくらいにしか思ってなかった。」と酒の勢いだろうか、俺にそう漏らしていた。旦那を前に失礼な発言だが、正直俺は興奮した。
「顔は、まぁ可愛いよな。素朴で。というかスタイル良かったよなぁ」と、さらに酒が進んだ後に清水先輩もそう言った。「もっかい抱きたいですか?」って聞いたら、「どうだろなー」と、はぐらかすように笑っていた。
ただ俺は、翔太というある程度信頼できる相手がいたし、それを抜きにしても、流石に元彼に抱かすのは無しだった。それに加え家庭を持っているとなれば尚更だ。
スワッピングという形ならまだしも、やっぱり、清水先輩に抱かすなんて選択肢は初めから無かった。清水先輩も(当たり前だけど)「抱かせてくれ」なんて言ってこなかった。
そういう方向には話が行かなかったけど、ただパイズリの話とかは聞きたくて、
「フェラとか教えたりしてたんですか?」と意を決して聞いたら、
「え?あ、いや、え?・・・がーっはっはっは」と、はぐらかされるだけだった。
仕方無いので詩織の他の男性事情を聞こうとしたら、「俺の後に村田と付き合ってたぞ。」とそれはあっさり教えてくれた。それも予想外で凹んだ。
村田という人も先輩で、俺とはほぼ繋がりはない。お互い面識はあるけど、多分喋ったことも殆どないと思う。普通体系の俺と翔太や熊の清水先輩とはさらに違って、高身長の細い人だった。眼鏡かけていてインテリっぽい、いかにも神経質なエリートって感じの容姿だった。
ピリピリした感じは詩織が絶対好きじゃないっぽいから、違和感を覚えたのだけどそれもすぐに瓦解した。「俺と別れてすぐで、色々とあったらしいぞ。」と清水先輩。別れて傷心のところを、酒を使って云々、という流れらしい。
清水先輩が言うには、村田先輩はずっと詩織が入学当初から好きだったらしく。ただプライドが高いからなかなか自分からは行けなくて、ずっと優しい先輩を装っていて、ここぞとばかりに強引に迫ったって話らしい。
村田先輩のそういう気持ちを知っていた清水先輩は、別れた時に「今がチャンスだぞ。」って村田先輩にアドバイスしたそうだ。それについては謝ってきたけど、流石にそれは俺に怒る権利は無いし怒る理由もなかった。
とはいえ、そういった話はやはり胸にキタけど、ちなみに詩織と清水先輩が別れた理由は教えてくれなかった。それで詩織は村田先輩と付き合うようになったらしい。この辺が、多分情が移って云々の関係だったのだろうと勝手に推測したが、本当のところはどうだかわからない。
ただ長くは続かなかったそうで、半年以上一年未満くらいの付き合いだったらしい。詩織の方から、やはり無理だと別れをお願いしたらしい。可愛いとこもあったのだなと、むしろ俺の中での好感度は上がった。
さらには詩織が、その別れを決断する時には、清水先輩に相談を持ちかけたらしい。お約束としてはその時に、元彼の清水先輩に抱かれる、という展開がありそうだけど、それは絶対無かったとのこと。
しつこく問い詰めたら、清水先輩は誘った、というか押し倒そうとしたらしい。でも詩織は頑なに拒否したそうだ。「あいつは絶対浮気はしないよ。安心しろよ」と清水先輩は笑っていた。
清水先輩と詩織が別れる時は、詩織は別れたくないの一点張りで、泣きながら清水先輩にすがっていたそうだ。
一方的な理由で振ったと、清水先輩も認めていた。だから未練はあるだろうと期待していたと、正直に認めた。俺と詩織が大学を卒業して、俺達が付き合いだした後に一度ちょっかいを出してしまったことを告白。でも手痛く振られたらしい。まぁ褒められる行為ではないけど、同じ男として正直気持ちはわかるのでそれについては流した。
すっかり打ち解けた(?)ので俺は本題に入った。「ハメ撮りとかしなかったんですか?」清水先輩は黙って首を横に振った。「正直撮ろうとしたり、とか?」と続けて質問をする。
先輩は笑いながら視線を逸らした。〖ああ撮ろうとはしていたのだな〗、って思っていると、「絶対撮らせてくれなかったな。あいつだけは」と言ったので「他には撮ったことあるんですか?」って聞いたら、「あるよ。AとかBとか。お前も知り合いじゃなかったっけ?」と言われてつい笑ってしまった。(Aは大学時代に好きだった時期があった子だったから)
なんかこの清水先輩には寝取られる(という表現はおかしいんだろうが)縁があるみたいでビックリした。「まだ持っているんですか?」「もう無いよ。」(正直観たかったな。)
嘘っぽい雰囲気を感じたのでしつこく追い詰めたら、 「もしかしたら、まだどっかにあるかも」とはぐらかされたので、もしかしたら本当にあるのかもしれないなと思った。
ただ、「詩織は絶対撮らせてくれなかったからな。その辺は安心しろ。」と念を押すように何度も言っていた。裸の写メールの一枚も駄目で、それが原因で小さな喧嘩にもなったと言っていた。
俺の〖寝取られ〗のように清水先輩はハメ撮りに熱い情熱がある(あった?)みたいで、もしかしたら別れる要因の一つでもあったのじゃないかと思ったりする。なんだかんだで楽しく食事は進んでまた、二人で会う約束をした。
別れ際に「また詩織に会いたいと思いますか?」と聞くと、左手の薬指を見せながら「カミさんが怖いしな」と笑っていた。勿論俺は会わす気もないし、向こうにもそういう気持ちは無いようだった。
しばらくはもうプレイが無いということなので、できたら詩織の元彼と飲む機会を設けたいと思う。ただ、それは詩織を抱かせたいとかじゃなくて、サシで飲んで昔の話を聞けたらな、って感じです。
元彼の清水先輩には案外簡単に会うことが出来た。(3/10)清水先輩と俺と詩織との関係性としては全員大学が同じで俺と清水先輩はサークルの関係で知り合う。(同じサークルではないが、サークル同士でつるむ事が多かった)大学時代は顔を合わせれば結構話はしてた方だったと思う。詩織はどちらのサークルにも属していなかった。
卒業後も何度か同窓会のような形で顔は合わせていました。ただ何十人という大所帯だったので
軽い挨拶くらいしかしてなかったけど(今思うと、詩織と結婚すると報告した時は大袈裟に驚いていた気がする)見た目は熊みたいな人です。
いかにも身体は大きくて、気は優しい頼りになる“熊先輩”って感じだ。詩織は普段から華奢なタイプが好きと言っているし、実際俺も華奢な方だったので清水先輩と付き合っていたのは意外でした。
一応連絡先は知っていたので、「次の同窓会について」という名目で二人で飯を食べに行きました。(ちなみにこの密会は、詩織には内緒です)
なんとなく向こうも察していたのか、「そういえば、昔詩織と付き合っていたみたいですね?」という俺の何の脈絡もない質問にも、それほど動じる様子は無く。「いやぁ・・・すまん。」と照れ笑いを浮かべて頭を掻くだけでした。
「いや別に怒っているわけじゃないですよ。」すると先輩が「俺も別に黙ってたわけじゃないんだが・・」とあくまでもお互い和やかなムードだった。
「あいつから聞いたのか?」と清水先輩
「いやそういうわけじゃないです。」とはぐらかす。
地味に「あいつ」という呼称に胸が痛んだ。そんな感じで世間話も挟みつつ、
「なんかそういうのって興奮しません?詩織の昔の男の話って」と徐々に自分の性癖をカミングアウト。
「いやぁ、ないない。」と笑いながら手を振る清水先輩。
ちなみに清水先輩はやはり結婚もしていてお子さんもいた。何度かお互い詩織自慢みたいなことしていて写真見せてもらったけど、明らかにうちのが可愛くて内心勝ち誇った。
まぁ清水先輩にとっても昔の彼女だけどね。結構酒も進んで夫婦の不満なんかも言いあって、(とはいえ詩織にベタぼれの俺はそんなの無くて出鱈目言っただけ)
結構深い話するようになってきたとき、「そういや、どうやって付き合ったんですか?」と聞いたら、はにかみながら「いや別に。普通だよ。」と明らかに挙動不審だったので問い詰めてみた。
そしたら、「お前本当にそういうので興奮するの?」と聞かれた。「まぁ興奮っていうか・・・詩織のことは知りたいじゃないですか」と引かれないために微妙な嘘をついてしまった。(本当は興奮したいだけなのだが・・・)
それで清水先輩は「お前にとってはむかつく話しかないぞ?」と苦笑いで諭すように言ってくれた。至極真っ当な意見だと思ったが、そのむかつきがイコール興奮なんだから仕方ないと思った。
あまりドン引きされないように、ただ徐々に寝取られフェチをアピールしつつ、なんとか話を聞けた。正直吃驚したのだが、詩織の方から告白してきたらしい。(何か知らんけど結構凹んだ。)
しか、も何回か告られてその度に振っていたらしい。清水先輩にもその時どうしても諦められない好きな人がいて、それでお互い相談、って言うのは変だけど、清水先輩は自分を好いてくれている詩織に甘える感じになって、詩織は詩織でその状況を利用してっいたのだと思う。如何にも大学生の恋愛だなって思った。
それである晩、清水先輩が詩織を抱いちゃったらしく(若干強引だったとは清水先輩の談)、それから責任を取る形で付き合いだしたらしい。
俺が言うのもなんだけど詩織は気立てが良くて、付き合った人にしかわからない魅力があると思う。一緒に居てすごく居心地が良くて、それでいて女としてそそる。
実際清水先輩もそうだったみたいで、「正直、最初はセフレにしたいくらいにしか思ってなかった。」と酒の勢いだろうか、俺にそう漏らしていた。旦那を前に失礼な発言だが、正直俺は興奮した。
「顔は、まぁ可愛いよな。素朴で。というかスタイル良かったよなぁ」と、さらに酒が進んだ後に清水先輩もそう言った。「もっかい抱きたいですか?」って聞いたら、「どうだろなー」と、はぐらかすように笑っていた。
ただ俺は、翔太というある程度信頼できる相手がいたし、それを抜きにしても、流石に元彼に抱かすのは無しだった。それに加え家庭を持っているとなれば尚更だ。
スワッピングという形ならまだしも、やっぱり、清水先輩に抱かすなんて選択肢は初めから無かった。清水先輩も(当たり前だけど)「抱かせてくれ」なんて言ってこなかった。
そういう方向には話が行かなかったけど、ただパイズリの話とかは聞きたくて、
「フェラとか教えたりしてたんですか?」と意を決して聞いたら、
「え?あ、いや、え?・・・がーっはっはっは」と、はぐらかされるだけだった。
仕方無いので詩織の他の男性事情を聞こうとしたら、「俺の後に村田と付き合ってたぞ。」とそれはあっさり教えてくれた。それも予想外で凹んだ。
村田という人も先輩で、俺とはほぼ繋がりはない。お互い面識はあるけど、多分喋ったことも殆どないと思う。普通体系の俺と翔太や熊の清水先輩とはさらに違って、高身長の細い人だった。眼鏡かけていてインテリっぽい、いかにも神経質なエリートって感じの容姿だった。
ピリピリした感じは詩織が絶対好きじゃないっぽいから、違和感を覚えたのだけどそれもすぐに瓦解した。「俺と別れてすぐで、色々とあったらしいぞ。」と清水先輩。別れて傷心のところを、酒を使って云々、という流れらしい。
清水先輩が言うには、村田先輩はずっと詩織が入学当初から好きだったらしく。ただプライドが高いからなかなか自分からは行けなくて、ずっと優しい先輩を装っていて、ここぞとばかりに強引に迫ったって話らしい。
村田先輩のそういう気持ちを知っていた清水先輩は、別れた時に「今がチャンスだぞ。」って村田先輩にアドバイスしたそうだ。それについては謝ってきたけど、流石にそれは俺に怒る権利は無いし怒る理由もなかった。
とはいえ、そういった話はやはり胸にキタけど、ちなみに詩織と清水先輩が別れた理由は教えてくれなかった。それで詩織は村田先輩と付き合うようになったらしい。この辺が、多分情が移って云々の関係だったのだろうと勝手に推測したが、本当のところはどうだかわからない。
ただ長くは続かなかったそうで、半年以上一年未満くらいの付き合いだったらしい。詩織の方から、やはり無理だと別れをお願いしたらしい。可愛いとこもあったのだなと、むしろ俺の中での好感度は上がった。
さらには詩織が、その別れを決断する時には、清水先輩に相談を持ちかけたらしい。お約束としてはその時に、元彼の清水先輩に抱かれる、という展開がありそうだけど、それは絶対無かったとのこと。
しつこく問い詰めたら、清水先輩は誘った、というか押し倒そうとしたらしい。でも詩織は頑なに拒否したそうだ。「あいつは絶対浮気はしないよ。安心しろよ」と清水先輩は笑っていた。
清水先輩と詩織が別れる時は、詩織は別れたくないの一点張りで、泣きながら清水先輩にすがっていたそうだ。
一方的な理由で振ったと、清水先輩も認めていた。だから未練はあるだろうと期待していたと、正直に認めた。俺と詩織が大学を卒業して、俺達が付き合いだした後に一度ちょっかいを出してしまったことを告白。でも手痛く振られたらしい。まぁ褒められる行為ではないけど、同じ男として正直気持ちはわかるのでそれについては流した。
すっかり打ち解けた(?)ので俺は本題に入った。「ハメ撮りとかしなかったんですか?」清水先輩は黙って首を横に振った。「正直撮ろうとしたり、とか?」と続けて質問をする。
先輩は笑いながら視線を逸らした。〖ああ撮ろうとはしていたのだな〗、って思っていると、「絶対撮らせてくれなかったな。あいつだけは」と言ったので「他には撮ったことあるんですか?」って聞いたら、「あるよ。AとかBとか。お前も知り合いじゃなかったっけ?」と言われてつい笑ってしまった。(Aは大学時代に好きだった時期があった子だったから)
なんかこの清水先輩には寝取られる(という表現はおかしいんだろうが)縁があるみたいでビックリした。「まだ持っているんですか?」「もう無いよ。」(正直観たかったな。)
嘘っぽい雰囲気を感じたのでしつこく追い詰めたら、 「もしかしたら、まだどっかにあるかも」とはぐらかされたので、もしかしたら本当にあるのかもしれないなと思った。
ただ、「詩織は絶対撮らせてくれなかったからな。その辺は安心しろ。」と念を押すように何度も言っていた。裸の写メールの一枚も駄目で、それが原因で小さな喧嘩にもなったと言っていた。
俺の〖寝取られ〗のように清水先輩はハメ撮りに熱い情熱がある(あった?)みたいで、もしかしたら別れる要因の一つでもあったのじゃないかと思ったりする。なんだかんだで楽しく食事は進んでまた、二人で会う約束をした。
別れ際に「また詩織に会いたいと思いますか?」と聞くと、左手の薬指を見せながら「カミさんが怖いしな」と笑っていた。勿論俺は会わす気もないし、向こうにもそういう気持ちは無いようだった。
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