壊れかけた二人 第9章②
9-②
【3P】
結局その後も、10分くらい飲み会は続いた。詩織はちらちらと俺に目配せをして、〖いつ帰すの?いつ帰すの?〗と苛ただしげに合図をしてくる。俺は別にその時は、詩織を翔太に抱かしたいとは強くは思っていなかった。というより普通に詩織を自分で抱きたかったから、単純にお開きにするタイミングを計っていた。
すると翔太が、「あ~なんかやばい。眠いょ」と言い出した。「ちょっと眠らせて」と、そのままリビングルームのソファに寝ってしまう。すぐにイビキをかき出して、疑いようのないマジ寝だった。
結構酒も飲んでいたし、仕方がないと思う。詩織はその寝顔を見ながら、『・・・ったく・』と溜息をついていた。俺は「まぁいいじゃない」と言いながら、詩織の手を取る。
詩織は急に表情を和らげ、『・・・たっくぅん~』と背中が痒くなるほどの可愛い声を出した。翔太をリビングに放置して二人は寝室に向かう。部屋に入るなり、立ったまま、乱暴に服を脱がしあった。それでどちらからともなくベッドに倒れこみ、まさに貪りあう、って感じで愛し合った。それは、お互いの肉に食らいつくみたいに激しかった。(お互いにアルコールが性欲の潤滑油になっている。)
1回戦が終わった後、蕩けきった顔の詩織に、『やっぱり、拓海が一番・・・』と言われる。それで1回キスをすると、『一番っていうか、特別って感じ。』と続けて詩織が、『なんかね、気持ち良いっていうか、幸せ~って感じ。』
最近特に多くなったのが、対面座位で腰を動かさずに、キスしたり普通に会話したりして、ずっとお互いの体温とか感じるだけみたいなセックスが多くなった。喘ぎ声も翔太とする時みたいに出さなくなって、最初はそれを嫉妬していたのだけど、どうも詩織の感じ方が俺の場合は違うことに気付いた。
翔太の時は、押し出されるような声なのだけど、俺の時はリラックスしきった感じの吐息が、時々ついつい漏れてしまうって感じなのだ。
それでイク時は苦しそうに、『んっ』って踏ん張って、ぎゅって俺のちんこを締め付ける。翔太との時は、とにかく「イク」とか「気持ち良い」を連呼する。どっちが上とかじゃなくて、特別の人とやっていると思っている。
最近は詩織とセックスをすると、本当に溶け合う感覚を感じる。詩織も同じようなことを俺に告白した。それでそのまま10分後くらいに2回戦になったのだけど、やっぱり対面座位になってゆっくりとお互いに動いたり、動かなかったりのまったりとしたセックスの最中に、「そういえば翔太まだ寝てるのかな?」、『え~?知らな~いよ~』と二人でクスクス笑った。
それからは、翔太の存在を肴にいちゃいちゃしていた。そしたら急に寝室のドアが開く。俺はめちゃくちゃに驚いた。もっと階段を登る足音が聞こえるものだと思っていた。
普段はともかく、セックス中はそんな音に集中するのは無理っぽかった。当然それは翔太だった。「うわっ」って言って一旦ドア閉めたのだけれど、また、こそ~っとドアを開けて覗き見るように顔を半分出してくる。
それより正直驚いたのは、まだ結構酔いが残っていたかもしれないが、詩織が全然動じてなかった事だった。『なにあれ?・・・うざ』と笑っている。
昔から、ゴキブリが出た時とかも全然騒がないのだ。意外とそういうとこは肝が据わっているとこがある。(本来の詩織は人見知りで恥ずかしがりなのだが)
詩織にはSEXをみせてほしいと頼んでいるくせに、逆に俺は裸を見られるのがすごく恥ずかしくて、必死に手でしっ、しっ、って追い払うジェスチャーをした。翔太も酔っているのか、酔っている振りなのかわからないけど、「うへへ~」っておどけながらそのまま寝室に入ってきた。
俺が「マジで出てけって」とわりと真剣に言ったのだけど、「ちょっと、ちょっとだけ」とおどけるだけでどんどん入ってくる。さらにビックリしたのは詩織が、『も~いいよ。無視しよう。』と俺にだけ聞こえるように耳元で呟いてそのままキスをしてきた。
それで詩織が『みせつけちゃおよ』と再び囁いた。(女っていざとなったら強いというか勢いに任せちゃうのだなって思った。それなら俺にも翔太とのセックスを見せてくれても良いのに)
その後もしばらくその体位のままでセックスっていうか繋がりながらイチャイチャしていた。(詩織はこの時点でかなり酔いが廻っていた。翔太にセックスを見られても平気というのは羞恥心が低下していた証拠だ。)
ベッドの近くで床に座って俺たちをにやにや鑑賞していた翔太が、「ね~バックでやってみてよ」とか言い出した。(なんでお前の言う事聞かなきゃ・・・って思ったら)
突然に『・・・バック、したぁい~したぁい~』と詩織が言い出す。とろんとした顔と声で要求されたので逆らえない俺だから、渋々ちんこを一旦引き抜いて、バックの体勢にさせる。
「あれ?生なん?」とびっくりした様子の翔太へ、詩織が酔った口調で『だって、夫婦だもん』と四つんばいで翔太に答える。「いいなー」と羨ましそうな翔太に、『えへへ~』と、だらしなく笑う詩織(完全に酔っぱらっている。)
ちょっと優越感を感じた俺はすごく興奮をした。さっきまでのまったりした感じとは違ってガンガン突く。でも詩織は明らかに声を我慢している。すごく苦しそうに、『んっ、んっ、んっ、んっ』と潜った声だ。
翔太が「うわ、すげえ揺れてる~」って笑うと、詩織は一回片手で胸を隠そうとしたが、難しかったのか、そのまま上半身をベッドに伏せた。俺はその様子を楽しみながら突いていたのだけど、いきなり翔太がズボンとパンツを脱ぎだしてベッドの上に膝立ちをした。
翔太のちんこは確かに俺よりはでかかった。以前に見た時とは明らかに印象が違った。(完全にエレクト=勃起(ぼっき)=していなかったのかも知れない。)長さはそうでもないけど、なんか太い。特に根元がかなり太かったと思う。他人の勃起したちんこは初めて見たけど、なんか威圧感が半端無かった。九州男児!っていうかさつまいもみたいなちんこだった。
翔太がちんこを詩織の顔に突き出すと、『あっ、ん・・・やだぁ・・・きもい。』と笑う詩織だったが、でもしばらくしたら、伏せていた上半身を起こして、それで誰も何も言ってないのに、詩織は自分からぺロって舐めて、それで翔太のちんこを咥えだした。それを見て俺はめちゃくちゃ興奮した。(こんな3Pをしたかったかのもしれないが、実際にしてみると刺激が半端なかった。)
俺のちんこは明らかにそれまでよりガチガチになったと思うし、詩織の膣も、きゅって締め付けてきた気がする。心の中で詩織は俺の女だ!やめろよ!やめろよ!って連呼しながら、嫉妬と興奮にまみれて必死に腰を振った。
〖取り戻したい、詩織を独占したい〗って必死に思った。〖俺の女だろ?〗って強く思った。でも俺が必死にピストンすればするほど、気持ちよくなればなるほど、詩織のフェラチオにも熱が入っていった。勢いよく、“じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ”と音を鳴らしている。
翔太が調子に乗り「タマも舐めて」って言うと、素直に詩織は首をぐいって横に倒して、下からすくい上げるみたいに舌でタマを転がし始めた。ここで俺はすでに限界だった。両手で腰をがっちり掴んで(くそっ!くそっ!くそっ!)って思いながら詩織の中で出した。
俺が射精している間、詩織は俺のちんこを膣できゅって締め付けながら、翔太のタマを“はむっ、はむっ”、ってねっとりと咥え続けていた。〖このセックスは最高だな〗って思った。
詩織にタマを咥えられながら、翔太は余裕のある笑顔でいた。俺と丁度目線を合わせながら、「あれ?中出しなの?」と聞かれたので、「ピル、飲んでるし」とつい正直に俺は答えてしまった。射精は続いていたのだけど、詩織はまだタマを咥えていた。
翔太が「おれも中出ししたいな~」と詩織の頭に手を置く、詩織は『・・やだよ、きもい・・』と言いながら、舌を出してタマを転がし続ける。俺は賢者モードになりつつあって、その光景が辛くなってきたので、詩織の頭を撫でるようにぐいっと促して、タマを舐めるのをやめさせた。
俺がちんこを引き抜くと、詩織はそのまま『あ~』って呻いてベッドに突っ伏した。うつ伏せで寝ながら、『もうらめ~~。なんか気持ちわりぃ~』と続けて呻いた。
詩織はやっぱり相当に酔っているみたいだった。ほとんど呂律が回っていない。うつ伏せで倒れる詩織を挟んでベッドに膝立ちしていた翔太と俺は目が合うと、翔太が無言で、〘拓海は部屋から出てってくれ、あとは任せろ〙と親指を立ててドアの方向へ振るジェスチャーをした。
咄嗟(とっさ)に俺は「水、持ってこよ~か?」と詩織に聞いた。『うン~~』と弱弱しい声、それで、俺は寝室を出て、一応本当に水をコップに入れて戻ってくる。
寝室の前まで来ると当然のように、『あんっ!あんっ!あんっ!』って喘ぎ声が聞こえてきた。(あっやってる!)“ぱんぱんぱん”って如何にもバックでやっていますって音も聞こえている。『あっあっあっあんっ!・・・だめぇ、たっくんくるぅ・・・あんっ、あっ、あんっ』
翔太の返事は聞こえてこなくて、ずっと“ぱんぱん”って音が一定のリズムで鳴っていた。『だめぇ、だめぇ・・・気持ち良い・・・ああ、もう・・・かったぃ・・・』
それで俺は1分くらい寝室の前でうろうろしていたのだけれど、俺は、意を決して寝室のドアを開けた。何も知らない振りで「詩織~水だぞ~」と大きな声をかけながら入っていく。と、当たり前だけど、全裸の詩織が四つんばいで、やっぱり全裸の翔太に、後ろからやられていた。俺から見て丁度真横からのアングルだった。(詩織の白い裸は、上気してうすいピンクに染まっていた。)
やっと見られたその光景は、衝撃の一言に尽きる。(誇張無しで、ガツーンッ!!!って頭が鳴った)というか真横から見た四つんばいになっている詩織の乳のボリューム感は本気(マジ)でやばかった。
俺が寝室に入った瞬間は二人ともこっちを見てピストンを止めた。翔太は半笑いだったけど、詩織は顔面蒼白で引きつっていた。詩織は素早い動きで枕を左手で寄せてそれに顔を押し付けた。右腕を腰に伸ばして、右手で結合部分を隠そうとしていた。
俺が部屋に入って、ここまでで多分2~3秒だったと思う。それで次の瞬間翔太がちょっと腰を引くと、“にっちゃぁ・・・”ってすごいエロい音がした。多分俺の精液もあったのだと思うけど、めちゃくちゃにエロい音だった。あとコンドームはちゃんと着けていた。詩織の股間から白い精液が垂れてきた。
その瞬間に詩織が『だめっ!たっくん出てって!』と、すごくはっきりした口調で大声を出した。まるで子供に親のセックスを見られた感じで、親が子供を叱り付ける口調に近かった。その声には、さっきまでの酔いが残っている感じは一切無かった。
そして、それがあまりに有無を言わさない鬼気迫った感じの声だったので、俺は「詩織、水、置いとくな」と言い残して急いで部屋を出てしまった。(反射的に言う事をきいてしまった感じ。今思うとどっちが間男だよって感じだし、念願の光景だったのにな。あまりに衝撃的すぎてその場に居られなかったというのが正直な気持ちだった。)
ドアを閉めると、中からゆっくり“にちゃにちゃ”という音が聞こえてくる。
『はぁ、ああ、だめ、たっくんは?たっくんもういない?』
「大丈夫だって」
『絶対?絶対に?』
「階段下りてったって」と適当なことを言う翔太。
『ああぁっ・・・ごめん・・・ごめん、たっくん・・・』と中から聞こえてくる。
9-②
【3P】
結局その後も、10分くらい飲み会は続いた。詩織はちらちらと俺に目配せをして、〖いつ帰すの?いつ帰すの?〗と苛ただしげに合図をしてくる。俺は別にその時は、詩織を翔太に抱かしたいとは強くは思っていなかった。というより普通に詩織を自分で抱きたかったから、単純にお開きにするタイミングを計っていた。
すると翔太が、「あ~なんかやばい。眠いょ」と言い出した。「ちょっと眠らせて」と、そのままリビングルームのソファに寝ってしまう。すぐにイビキをかき出して、疑いようのないマジ寝だった。
結構酒も飲んでいたし、仕方がないと思う。詩織はその寝顔を見ながら、『・・・ったく・』と溜息をついていた。俺は「まぁいいじゃない」と言いながら、詩織の手を取る。
詩織は急に表情を和らげ、『・・・たっくぅん~』と背中が痒くなるほどの可愛い声を出した。翔太をリビングに放置して二人は寝室に向かう。部屋に入るなり、立ったまま、乱暴に服を脱がしあった。それでどちらからともなくベッドに倒れこみ、まさに貪りあう、って感じで愛し合った。それは、お互いの肉に食らいつくみたいに激しかった。(お互いにアルコールが性欲の潤滑油になっている。)
1回戦が終わった後、蕩けきった顔の詩織に、『やっぱり、拓海が一番・・・』と言われる。それで1回キスをすると、『一番っていうか、特別って感じ。』と続けて詩織が、『なんかね、気持ち良いっていうか、幸せ~って感じ。』
最近特に多くなったのが、対面座位で腰を動かさずに、キスしたり普通に会話したりして、ずっとお互いの体温とか感じるだけみたいなセックスが多くなった。喘ぎ声も翔太とする時みたいに出さなくなって、最初はそれを嫉妬していたのだけど、どうも詩織の感じ方が俺の場合は違うことに気付いた。
翔太の時は、押し出されるような声なのだけど、俺の時はリラックスしきった感じの吐息が、時々ついつい漏れてしまうって感じなのだ。
それでイク時は苦しそうに、『んっ』って踏ん張って、ぎゅって俺のちんこを締め付ける。翔太との時は、とにかく「イク」とか「気持ち良い」を連呼する。どっちが上とかじゃなくて、特別の人とやっていると思っている。
最近は詩織とセックスをすると、本当に溶け合う感覚を感じる。詩織も同じようなことを俺に告白した。それでそのまま10分後くらいに2回戦になったのだけど、やっぱり対面座位になってゆっくりとお互いに動いたり、動かなかったりのまったりとしたセックスの最中に、「そういえば翔太まだ寝てるのかな?」、『え~?知らな~いよ~』と二人でクスクス笑った。
それからは、翔太の存在を肴にいちゃいちゃしていた。そしたら急に寝室のドアが開く。俺はめちゃくちゃに驚いた。もっと階段を登る足音が聞こえるものだと思っていた。
普段はともかく、セックス中はそんな音に集中するのは無理っぽかった。当然それは翔太だった。「うわっ」って言って一旦ドア閉めたのだけれど、また、こそ~っとドアを開けて覗き見るように顔を半分出してくる。
それより正直驚いたのは、まだ結構酔いが残っていたかもしれないが、詩織が全然動じてなかった事だった。『なにあれ?・・・うざ』と笑っている。
昔から、ゴキブリが出た時とかも全然騒がないのだ。意外とそういうとこは肝が据わっているとこがある。(本来の詩織は人見知りで恥ずかしがりなのだが)
詩織にはSEXをみせてほしいと頼んでいるくせに、逆に俺は裸を見られるのがすごく恥ずかしくて、必死に手でしっ、しっ、って追い払うジェスチャーをした。翔太も酔っているのか、酔っている振りなのかわからないけど、「うへへ~」っておどけながらそのまま寝室に入ってきた。
俺が「マジで出てけって」とわりと真剣に言ったのだけど、「ちょっと、ちょっとだけ」とおどけるだけでどんどん入ってくる。さらにビックリしたのは詩織が、『も~いいよ。無視しよう。』と俺にだけ聞こえるように耳元で呟いてそのままキスをしてきた。
それで詩織が『みせつけちゃおよ』と再び囁いた。(女っていざとなったら強いというか勢いに任せちゃうのだなって思った。それなら俺にも翔太とのセックスを見せてくれても良いのに)
その後もしばらくその体位のままでセックスっていうか繋がりながらイチャイチャしていた。(詩織はこの時点でかなり酔いが廻っていた。翔太にセックスを見られても平気というのは羞恥心が低下していた証拠だ。)
ベッドの近くで床に座って俺たちをにやにや鑑賞していた翔太が、「ね~バックでやってみてよ」とか言い出した。(なんでお前の言う事聞かなきゃ・・・って思ったら)
突然に『・・・バック、したぁい~したぁい~』と詩織が言い出す。とろんとした顔と声で要求されたので逆らえない俺だから、渋々ちんこを一旦引き抜いて、バックの体勢にさせる。
「あれ?生なん?」とびっくりした様子の翔太へ、詩織が酔った口調で『だって、夫婦だもん』と四つんばいで翔太に答える。「いいなー」と羨ましそうな翔太に、『えへへ~』と、だらしなく笑う詩織(完全に酔っぱらっている。)
ちょっと優越感を感じた俺はすごく興奮をした。さっきまでのまったりした感じとは違ってガンガン突く。でも詩織は明らかに声を我慢している。すごく苦しそうに、『んっ、んっ、んっ、んっ』と潜った声だ。
翔太が「うわ、すげえ揺れてる~」って笑うと、詩織は一回片手で胸を隠そうとしたが、難しかったのか、そのまま上半身をベッドに伏せた。俺はその様子を楽しみながら突いていたのだけど、いきなり翔太がズボンとパンツを脱ぎだしてベッドの上に膝立ちをした。
翔太のちんこは確かに俺よりはでかかった。以前に見た時とは明らかに印象が違った。(完全にエレクト=勃起(ぼっき)=していなかったのかも知れない。)長さはそうでもないけど、なんか太い。特に根元がかなり太かったと思う。他人の勃起したちんこは初めて見たけど、なんか威圧感が半端無かった。九州男児!っていうかさつまいもみたいなちんこだった。
翔太がちんこを詩織の顔に突き出すと、『あっ、ん・・・やだぁ・・・きもい。』と笑う詩織だったが、でもしばらくしたら、伏せていた上半身を起こして、それで誰も何も言ってないのに、詩織は自分からぺロって舐めて、それで翔太のちんこを咥えだした。それを見て俺はめちゃくちゃ興奮した。(こんな3Pをしたかったかのもしれないが、実際にしてみると刺激が半端なかった。)
俺のちんこは明らかにそれまでよりガチガチになったと思うし、詩織の膣も、きゅって締め付けてきた気がする。心の中で詩織は俺の女だ!やめろよ!やめろよ!って連呼しながら、嫉妬と興奮にまみれて必死に腰を振った。
〖取り戻したい、詩織を独占したい〗って必死に思った。〖俺の女だろ?〗って強く思った。でも俺が必死にピストンすればするほど、気持ちよくなればなるほど、詩織のフェラチオにも熱が入っていった。勢いよく、“じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ”と音を鳴らしている。
翔太が調子に乗り「タマも舐めて」って言うと、素直に詩織は首をぐいって横に倒して、下からすくい上げるみたいに舌でタマを転がし始めた。ここで俺はすでに限界だった。両手で腰をがっちり掴んで(くそっ!くそっ!くそっ!)って思いながら詩織の中で出した。
俺が射精している間、詩織は俺のちんこを膣できゅって締め付けながら、翔太のタマを“はむっ、はむっ”、ってねっとりと咥え続けていた。〖このセックスは最高だな〗って思った。
詩織にタマを咥えられながら、翔太は余裕のある笑顔でいた。俺と丁度目線を合わせながら、「あれ?中出しなの?」と聞かれたので、「ピル、飲んでるし」とつい正直に俺は答えてしまった。射精は続いていたのだけど、詩織はまだタマを咥えていた。
翔太が「おれも中出ししたいな~」と詩織の頭に手を置く、詩織は『・・やだよ、きもい・・』と言いながら、舌を出してタマを転がし続ける。俺は賢者モードになりつつあって、その光景が辛くなってきたので、詩織の頭を撫でるようにぐいっと促して、タマを舐めるのをやめさせた。
俺がちんこを引き抜くと、詩織はそのまま『あ~』って呻いてベッドに突っ伏した。うつ伏せで寝ながら、『もうらめ~~。なんか気持ちわりぃ~』と続けて呻いた。
詩織はやっぱり相当に酔っているみたいだった。ほとんど呂律が回っていない。うつ伏せで倒れる詩織を挟んでベッドに膝立ちしていた翔太と俺は目が合うと、翔太が無言で、〘拓海は部屋から出てってくれ、あとは任せろ〙と親指を立ててドアの方向へ振るジェスチャーをした。
咄嗟(とっさ)に俺は「水、持ってこよ~か?」と詩織に聞いた。『うン~~』と弱弱しい声、それで、俺は寝室を出て、一応本当に水をコップに入れて戻ってくる。
寝室の前まで来ると当然のように、『あんっ!あんっ!あんっ!』って喘ぎ声が聞こえてきた。(あっやってる!)“ぱんぱんぱん”って如何にもバックでやっていますって音も聞こえている。『あっあっあっあんっ!・・・だめぇ、たっくんくるぅ・・・あんっ、あっ、あんっ』
翔太の返事は聞こえてこなくて、ずっと“ぱんぱん”って音が一定のリズムで鳴っていた。『だめぇ、だめぇ・・・気持ち良い・・・ああ、もう・・・かったぃ・・・』
それで俺は1分くらい寝室の前でうろうろしていたのだけれど、俺は、意を決して寝室のドアを開けた。何も知らない振りで「詩織~水だぞ~」と大きな声をかけながら入っていく。と、当たり前だけど、全裸の詩織が四つんばいで、やっぱり全裸の翔太に、後ろからやられていた。俺から見て丁度真横からのアングルだった。(詩織の白い裸は、上気してうすいピンクに染まっていた。)
やっと見られたその光景は、衝撃の一言に尽きる。(誇張無しで、ガツーンッ!!!って頭が鳴った)というか真横から見た四つんばいになっている詩織の乳のボリューム感は本気(マジ)でやばかった。
俺が寝室に入った瞬間は二人ともこっちを見てピストンを止めた。翔太は半笑いだったけど、詩織は顔面蒼白で引きつっていた。詩織は素早い動きで枕を左手で寄せてそれに顔を押し付けた。右腕を腰に伸ばして、右手で結合部分を隠そうとしていた。
俺が部屋に入って、ここまでで多分2~3秒だったと思う。それで次の瞬間翔太がちょっと腰を引くと、“にっちゃぁ・・・”ってすごいエロい音がした。多分俺の精液もあったのだと思うけど、めちゃくちゃにエロい音だった。あとコンドームはちゃんと着けていた。詩織の股間から白い精液が垂れてきた。
その瞬間に詩織が『だめっ!たっくん出てって!』と、すごくはっきりした口調で大声を出した。まるで子供に親のセックスを見られた感じで、親が子供を叱り付ける口調に近かった。その声には、さっきまでの酔いが残っている感じは一切無かった。
そして、それがあまりに有無を言わさない鬼気迫った感じの声だったので、俺は「詩織、水、置いとくな」と言い残して急いで部屋を出てしまった。(反射的に言う事をきいてしまった感じ。今思うとどっちが間男だよって感じだし、念願の光景だったのにな。あまりに衝撃的すぎてその場に居られなかったというのが正直な気持ちだった。)
ドアを閉めると、中からゆっくり“にちゃにちゃ”という音が聞こえてくる。
『はぁ、ああ、だめ、たっくんは?たっくんもういない?』
「大丈夫だって」
『絶対?絶対に?』
「階段下りてったって」と適当なことを言う翔太。
『ああぁっ・・・ごめん・・・ごめん、たっくん・・・』と中から聞こえてくる。
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