壊れかけた二人 第7章①
≪第7章 後悔≫
7-①
それで金曜日の夜(11/18)。 5回目のプレイです。夕食会のあとワインで歓談、その中でいつものようにふたりにキスをさせる。最近は詩織も俺の性癖を(理解は完全には出来ていないが)満たしてあげようとの気持からなのか見せつけるようなディープキスをした。
やらせておいて本末転倒かも知れないが、萌えると同等に嫉妬の煉獄(罪深い者が天国へ行く前に火の責め苦を味わう場所や状態)に陥る。詩織の気持ちが翔太に傾いてきているのか?もう数回もセックスした仲だから気を許してもおかしくはない。そんな疑心暗鬼が心の中に渦巻く。
しかし、こんなことを含めてのプレイだし、愛しい妻の違う側面も見たい欲望には勝てない。本音はもっと詩織の乱れた悶える姿を見てみたいのです。その兆候が感じられるのは詩織の服装だ。
これまでの夕食会ではデニム・ジーンズとかレギンスパンツだったのに、今回は膝上10センチ程のミニスカート。しかも素足というから(俺の妄想と嫉妬はヒートアップ)翔太も終始ニタニタ顔だ。それでキスのあと、翔太が完全に調子づきスカートを捲(まく)ろうとして、さすがに頭を叩かれていた。
今夜もふたりは、仲良く手をつなぎながら、翔太の「行ってきます」という能天気な言葉や、詩織の思わせぶりな微笑みに身悶えるほどの憔悴感が全身を駆け巡る。そして、いつも通り上から聞こえてくる詩織の喘ぎ声とベッドが軋む音に興奮していた。
『あっ!だめぇっ!あっ!あんっ!・・・はぁ、はぁ・・・こんなの、だめぇ』俺の時と明らかに違うのは、『だめ(駄目)とかいや(嫌)』って言葉がすごく多い。
『あっ!あっ!あっ!だめっ!翔太君だめっ!だめだめ・・・あん、あん、あんっ!』と、もう俺に聞かすためにわざと大きな声出しているのじゃないのか?ってくらい激しい喘ぎ声で、でも『んっ、やだはげしい・・・もっとゆっくり、ね?ね?・・・声でちゃうから。』って翔太にお願いをしていたので素の声なのかもしれない。
『あんっすごい!あっ!やだっいく!・・・翔太君・・あっあっあっあぁ』翔太の「いけ!いけ!」って高圧的な命令口調を聞いて俺は(Mのこころを刺激されて)余計に興奮をした。
『あ、うん、翔太君は?・・・あっ!あっ!あっ!だめ!・・・翔太君は?翔太君は?あっだめっ!・・イクイクイク!・・・っくぅっ!』と、登り詰めた。それから10秒くらいして詩織が『・・・も~、はげしすぎ。』ってクスクス笑う。
また、『あっ・・・』って声が出て、
『あっ、あっ、あっ・・・ま、まだぁ?』
「もうちょい」と翔太
『あっあっ、すご・・・あっ!あっ!あっ!あっ!』
「気持ちいい?」
『え?あ、やだぁ・・・んっ、あ、そこやだ』と詩織の声。
「いやなの?」
『ううん。いいけど・・・やだぁ・・・あっ、あっ、あっ、あっ』
翔太が「逝っていい?」
『う、うん、いいよ・・・あぁやだ、気持ち良い・・・あっ、んっ、んっ』
「あーやべ、すげえ出そう」
『いいよ。出して・・・ん、はぁ・・・あはっ・・・いっぱい出してよ。』
「いっぱい?」
ベッドが軋む音がゆるやかになって、詩織が素の口調でクスクス笑いながら、
『どうせだったら、いっぱい出して、って思っちゃうの。』
「じゃあゴム外して良い?」
詩織が『駄目に決まってんでしょ。』と、やはりクスクス笑う。
「それじゃあ口は?有り?」と翔太が聞く。
『それはいいよ。』
翔太の「勝った、って感じになるから?」
『あはは、そうそう。』
「じゃ今から口でいい?」
『・・・あ~、もうちょっと、してほしいかも。』
「了解です」
それでまた激しく軋みだす。『ああっ!あっ!あっ!あっ!すごいっ!あっ!すごいよっ!
翔太君!翔太君!・・・・あんっ!あんっ!あんっ!ああ本当すごいっ!』
「気持ち良い?」
『うん、すごい、気持ち良い・・・あっあっあっ!すごい、翔太君の気持ち良いぃっ!』
「ああ逝きそ!」
『いっ!あっ!あっ!・・・じゃあ、このままが良い・・・あぁんっ!あっあっ!』
「このまま?」
『うん!イって!このまま、イって!・・・一緒がいい・・・ああもう、すごい・・あっ!あっ!あっ!・・・イクっ、あっ!翔太君は?あっ!イク?一緒に・・・あっだめイクっ・・・イクイクっ・・・あっ、あああああぁっ!!!』
それで翔太も逝ッたみたいで、暫く二人分の荒い息遣いが聞こえてくる。詩織の『あぁ、もう・・だめ・・すごいぃ・・・』というなんとも言えない声。
「良い感じ?」
『うん、もう、すごい、気持ち良い・・・翔太君・・・』
それからティッシュを取る音が聞こえてきたのだけど、『あぁ、だめだめ』と詩織の声がして、『一応、約束だからね。』と言って、その後“んっ、んっ”と音がしてきた。1分くらいして、『はい、綺麗になったよ。』と詩織の甘い声。
ちなみにこの間、俺は射精もせずに我慢しながらオナニーをしていた。スマートフォンの待受にしてある詩織の写真見ながら、ずっと「好きだ・・・好きだ」って一人で呟きながら、(やっぱりこのプレイって慣れることがないな。やればやるほど脳みその回路が焼けるみたいな感覚がある。)
それでいつものならこれでプレイは終わりなのだけど、「一緒にシャワー浴びね?」と翔太が提案をしている。詩織は『えー、やだよー』と嫌がる。「いつも通り終わったら面白くないじゃん」
そうすると翔太からのスマートフォンが俺に掛かってきた。上の方からは『えー、ちょっとー』と困ったような詩織の声がする。「何?」「詩織ちゃんと一緒にシャワー浴びていい?」俺は「それくらいだったら・・・」と了解の返事をする。(この了解を後になってすごく後悔することになる)
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それで金曜日の夜(11/18)。 5回目のプレイです。夕食会のあとワインで歓談、その中でいつものようにふたりにキスをさせる。最近は詩織も俺の性癖を(理解は完全には出来ていないが)満たしてあげようとの気持からなのか見せつけるようなディープキスをした。
やらせておいて本末転倒かも知れないが、萌えると同等に嫉妬の煉獄(罪深い者が天国へ行く前に火の責め苦を味わう場所や状態)に陥る。詩織の気持ちが翔太に傾いてきているのか?もう数回もセックスした仲だから気を許してもおかしくはない。そんな疑心暗鬼が心の中に渦巻く。
しかし、こんなことを含めてのプレイだし、愛しい妻の違う側面も見たい欲望には勝てない。本音はもっと詩織の乱れた悶える姿を見てみたいのです。その兆候が感じられるのは詩織の服装だ。
これまでの夕食会ではデニム・ジーンズとかレギンスパンツだったのに、今回は膝上10センチ程のミニスカート。しかも素足というから(俺の妄想と嫉妬はヒートアップ)翔太も終始ニタニタ顔だ。それでキスのあと、翔太が完全に調子づきスカートを捲(まく)ろうとして、さすがに頭を叩かれていた。
今夜もふたりは、仲良く手をつなぎながら、翔太の「行ってきます」という能天気な言葉や、詩織の思わせぶりな微笑みに身悶えるほどの憔悴感が全身を駆け巡る。そして、いつも通り上から聞こえてくる詩織の喘ぎ声とベッドが軋む音に興奮していた。
『あっ!だめぇっ!あっ!あんっ!・・・はぁ、はぁ・・・こんなの、だめぇ』俺の時と明らかに違うのは、『だめ(駄目)とかいや(嫌)』って言葉がすごく多い。
『あっ!あっ!あっ!だめっ!翔太君だめっ!だめだめ・・・あん、あん、あんっ!』と、もう俺に聞かすためにわざと大きな声出しているのじゃないのか?ってくらい激しい喘ぎ声で、でも『んっ、やだはげしい・・・もっとゆっくり、ね?ね?・・・声でちゃうから。』って翔太にお願いをしていたので素の声なのかもしれない。
『あんっすごい!あっ!やだっいく!・・・翔太君・・あっあっあっあぁ』翔太の「いけ!いけ!」って高圧的な命令口調を聞いて俺は(Mのこころを刺激されて)余計に興奮をした。
『あ、うん、翔太君は?・・・あっ!あっ!あっ!だめ!・・・翔太君は?翔太君は?あっだめっ!・・イクイクイク!・・・っくぅっ!』と、登り詰めた。それから10秒くらいして詩織が『・・・も~、はげしすぎ。』ってクスクス笑う。
また、『あっ・・・』って声が出て、
『あっ、あっ、あっ・・・ま、まだぁ?』
「もうちょい」と翔太
『あっあっ、すご・・・あっ!あっ!あっ!あっ!』
「気持ちいい?」
『え?あ、やだぁ・・・んっ、あ、そこやだ』と詩織の声。
「いやなの?」
『ううん。いいけど・・・やだぁ・・・あっ、あっ、あっ、あっ』
翔太が「逝っていい?」
『う、うん、いいよ・・・あぁやだ、気持ち良い・・・あっ、んっ、んっ』
「あーやべ、すげえ出そう」
『いいよ。出して・・・ん、はぁ・・・あはっ・・・いっぱい出してよ。』
「いっぱい?」
ベッドが軋む音がゆるやかになって、詩織が素の口調でクスクス笑いながら、
『どうせだったら、いっぱい出して、って思っちゃうの。』
「じゃあゴム外して良い?」
詩織が『駄目に決まってんでしょ。』と、やはりクスクス笑う。
「それじゃあ口は?有り?」と翔太が聞く。
『それはいいよ。』
翔太の「勝った、って感じになるから?」
『あはは、そうそう。』
「じゃ今から口でいい?」
『・・・あ~、もうちょっと、してほしいかも。』
「了解です」
それでまた激しく軋みだす。『ああっ!あっ!あっ!あっ!すごいっ!あっ!すごいよっ!
翔太君!翔太君!・・・・あんっ!あんっ!あんっ!ああ本当すごいっ!』
「気持ち良い?」
『うん、すごい、気持ち良い・・・あっあっあっ!すごい、翔太君の気持ち良いぃっ!』
「ああ逝きそ!」
『いっ!あっ!あっ!・・・じゃあ、このままが良い・・・あぁんっ!あっあっ!』
「このまま?」
『うん!イって!このまま、イって!・・・一緒がいい・・・ああもう、すごい・・あっ!あっ!あっ!・・・イクっ、あっ!翔太君は?あっ!イク?一緒に・・・あっだめイクっ・・・イクイクっ・・・あっ、あああああぁっ!!!』
それで翔太も逝ッたみたいで、暫く二人分の荒い息遣いが聞こえてくる。詩織の『あぁ、もう・・だめ・・すごいぃ・・・』というなんとも言えない声。
「良い感じ?」
『うん、もう、すごい、気持ち良い・・・翔太君・・・』
それからティッシュを取る音が聞こえてきたのだけど、『あぁ、だめだめ』と詩織の声がして、『一応、約束だからね。』と言って、その後“んっ、んっ”と音がしてきた。1分くらいして、『はい、綺麗になったよ。』と詩織の甘い声。
ちなみにこの間、俺は射精もせずに我慢しながらオナニーをしていた。スマートフォンの待受にしてある詩織の写真見ながら、ずっと「好きだ・・・好きだ」って一人で呟きながら、(やっぱりこのプレイって慣れることがないな。やればやるほど脳みその回路が焼けるみたいな感覚がある。)
それでいつものならこれでプレイは終わりなのだけど、「一緒にシャワー浴びね?」と翔太が提案をしている。詩織は『えー、やだよー』と嫌がる。「いつも通り終わったら面白くないじゃん」
そうすると翔太からのスマートフォンが俺に掛かってきた。上の方からは『えー、ちょっとー』と困ったような詩織の声がする。「何?」「詩織ちゃんと一緒にシャワー浴びていい?」俺は「それくらいだったら・・・」と了解の返事をする。(この了解を後になってすごく後悔することになる)
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