壊れかけた二人 第15章②
15-②
「拓海よりもか?」とSっぽい口調でそう尋ねながら、ピストンをする翔太。
『あっ、あっ、あっ、あっ、あっ・・・・・・・う、うざいな・・・あんっ、あんっ』
(覗き穴からみる詩織(妻)の痴態に興奮とひとり取り残される憔悴感が半端なかった。)
翔太はピストンを休憩しながら、ふぅっと息をつくと、「な?マジでどうなん?拓海のと比べて」と素の口調で質問した。詩織はさっきまでのピストンの余韻で小さく、『ぁっ、ぁっ、ぁっ、』と小さく喘いでいる。
切れ切れの呼吸のまま詩織が『こ、このくらぁい』と抱きしめていた枕から両手を離すと、それでフランスパンくらいの長さをジェスチャーで示した。翔太が「嘘つけ~」と笑うとピストンを再開する。
『やっ、あっ、あぁんっ・・・・・・いっ、あっあっ』
「おれは拓海のを何回も見たことあるぜ」『あっ!あっ!あっ!・・・・・・な、どこでぇ・・・?あっ、んっ」、「銭湯とかで」
翔太がニヤニヤと詩織を見下ろしながら、ゆっくりと正常位でピストンを続ける。
『あっ、あっ、そこっ、あっ、あっ』
「俺のとそんな変わんないっしょ?」
詩織は『いっ、あっ、あっ・・・はっ、あぁ・・・ん』とその質問にはまともに答えられない。
「なぁ詩織、上着脱がしていい?」と、薄手のセーターの下に手を突っ込み、胸を揉みしだく翔太
『だ、だから・・・駄目だってば・・・ていうか、あんっ・・・見てもしょうがないじゃん。』
「いやいや。お前の胸は中々のもんだぞ。」
『そんなの、う、嬉しくない・・・全然・・・・・・あっ、あっ、やだそこっ』
「つうか俺が見たいの」とS調の翔太。
翔太がそう言うと、詩織の両手を取って、ガンガンと突きまくる。『あんっ!あんっ!あんっ!・・・・・・あっ、やだっ・・・もう・・・』ピストンを中断して翔太が「脱ぐか?」と詩織の同意を得ようとする。
詩織がはぁはぁ息を荒げながら、また枕を手繰り寄せて自分の顔を押し付ける。
『・・・やぁだ・・・ってば』と、詩織は頑なにセーターを脱ぐ事と、キスをあくまでも拒否をする。(でも声は甘々)翔太はそれを鼻で笑うと、軽めのピストンを再開する。『あっ!あっ!あっ!かたい・・』
やっぱりいとも簡単に喘がされる詩織。
翔太も脱がすのはついに諦めたのか、詩織に覆いかぶさって、黙々とピストンを再開する。当然に枕が邪魔でキスは出来ない。でも詩織はもうかなり切羽詰った声で喘ぎ続けている。さらに片手は枕を押さえながらも、もう片手は、翔太に促されると、簡単に恋人繋ぎをした。
『あんっ!あんっ!あんっ!』と、もう傍目にも、詩織がいきそうなのがわかった。『あっ!だめ!・・・やだっやだ、あっあっ!ごめっ、ん。』詩織は、何かに謝りながら、ビクビクと大きく身体を痙攣させる。
翔太は自分の額の汗を拭いながら、
「なんだよごめんって」と笑っていた。
『はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・・・』
しばらく痙攣が続き、答えられない詩織が枕を両手でぎゅっと抱えていた。
詩織は『・・・別に・・』って荒い息遣いのなかで無愛想な口調で返事をした。
「拓海にか?」
『・・・うっさいな。』
「罪悪感ってやつか?」
奥まで繋がったまま、普通に会話する二人に俺は胸が破裂しそうなくらい嫉妬をする。詩織は「ふー、ふー」と息を整えるのに精一杯な様子だった。翔太の「イってごめんね?って感じ?」小馬鹿にするような口調。
『・そんなこと・・ってないし』
「は?」
『あたし・・・君でイったこと一回も無いの・・・。』
翔太は溜息を一回つくと、大きく一回ピストンをした。
『あぁんっ!』と、詩織が甘く切ない声を上げる。
無言でピストンを再開する翔太。
『あっ!んっ!あっあっ・・・ま、まだっ・・・あっあっあっ!』
詩織は1分も経たないうちにまたイかされる。下半身だけがガクっ、ガクっ、と揺れていた。数秒間小休止をすると、翔太は淡々とピストンを繰り出した。『んっ、んっぐ・・・んんんんんっ!』と、苦しそうな声を上げながら、またすぐにだらしなく開いた詩織の両足がガクガクと震える。
翔太はぐいっと更に奥まで繋がるように、詩織の膝裏を抱え込んだ。詩織の膝が、詩織自身の肩につきそうなくらい奥のほうをぐりぐりと回すようにねちっこく突くと、グッチュグッチュと、水音が鳴り響くほどに激しいピストンを再開させる。(あとで聞くと俺が覗いていることに興奮したらしい。)
枕の下から普段俺と接している同一人物とは思えない声。『あひっ!あひっ!ひっ!あっ!・・・ひぃっ、ひっ』と、詩織は雌の動物みたいな声で喘ぎだす。
「こうだろ?こうだろ?またイケよ!」と、翔太は容赦がない。(やっぱこいつはSだなと思った。)
『ひっ!いっ!いっ!あっ!・・・ああぁっ!』と一段とハイトーンになる。
翔太に膝を抱え込まれて浮いていた詩織の腰が、さらにビクッと跳ね上がると、翔太は一気にずるっとちんこを抜いた。すると“ぴしゃっ、ぴしゃ”っと音を上げて、詩織がまんぐり返しの体勢で翔太の腹に潮を吹いて当てる。それを鼻で笑いながら、「なんかコツがわかってきた」と、翔太が呟く。(詩織は翔太のテクニックに完全にイカされたと俺は思った。)
『ふぁ・・・あ、あ、あああぁっ』と、詩織がびくびく身体を痙攣させながら、余韻だけでだらしのない声を上げる。潮吹きが終わっても、まだ小さく身体を痙攣させている。(詩織自身はこんな責められるセックスをしたことがなく、それと翔太の技巧で完全に我を忘れてしまった。)
そして、翔太に膝を抱え込まれたまま、詩織が枕の下から『・・抜いちゃ・・いやぁ・・』『・・・は、はや・く・・い、いれ・・・て』と、いかにも弱弱しく甘えるような口調でおねだりをした。
もう俺は、苦しくて苦しくて、そこで不覚にも涙を流してしまった。(脳が焼けきれるかと思うほどの興奮と嫉妬なのだ。)翔太はそのままぐいっとスムーズに再挿入をする。
詩織が『ん、はぁ・・ああぁぁんっ・・』と、快感というよりは、歓喜といった声を上げる。翔太が枕に手を伸ばすと、いとも簡単に詩織は枕を離した。翔太は、ゆっくりとねっとりと、詩織の中を擦る
詩織が直前で、顔を横に背けた。しかし、翔太はそっとその頬に手をかけて、正面に向き直させると
詩織はそっと目を瞑り、そして翔太と唇を重ねた。翔太が突くようなピストンを繰り出す。『あっ、あっ、あっ、あっ』と、翔太と啄ばむようなキスをしながらも、詩織が再び甘い声を漏らす。
「舌出せよ」って、冷たい口調で命令する翔太に、詩織は朦朧(もうろう)とした声で、『・・・ん、あ、あぁ』と、答えながら、素直にべぇっと舌を出し、そして全身で翔太と繋がった。
片手は恋人繋ぎ。(やっぱり詩織はMだと思う。このプレイを始めてから、詩織がものすごく日常と違い翔太とのセックスの場では快楽を求めるM体質なのが判明した。逆に翔太は、俺を意識するあまりにSになりすぎなのだ)
詩織は、もう片方の手では翔太の首を抱き寄せベロチューしながら、翔太に突かれまくった。(俺はこの時にセックスで詩織が翔太に征服されるのじゃないかと真剣に焦りを感じた。)詩織の「あひっ・・あひっ・・ひっ、ひぃっ・・・」と、翔太にイカされまくった時特有の、だらしない喘ぎ声と顔が俺には『聖女と娼婦』に見えた。
15-②
「拓海よりもか?」とSっぽい口調でそう尋ねながら、ピストンをする翔太。
『あっ、あっ、あっ、あっ、あっ・・・・・・・う、うざいな・・・あんっ、あんっ』
(覗き穴からみる詩織(妻)の痴態に興奮とひとり取り残される憔悴感が半端なかった。)
翔太はピストンを休憩しながら、ふぅっと息をつくと、「な?マジでどうなん?拓海のと比べて」と素の口調で質問した。詩織はさっきまでのピストンの余韻で小さく、『ぁっ、ぁっ、ぁっ、』と小さく喘いでいる。
切れ切れの呼吸のまま詩織が『こ、このくらぁい』と抱きしめていた枕から両手を離すと、それでフランスパンくらいの長さをジェスチャーで示した。翔太が「嘘つけ~」と笑うとピストンを再開する。
『やっ、あっ、あぁんっ・・・・・・いっ、あっあっ』
「おれは拓海のを何回も見たことあるぜ」『あっ!あっ!あっ!・・・・・・な、どこでぇ・・・?あっ、んっ」、「銭湯とかで」
翔太がニヤニヤと詩織を見下ろしながら、ゆっくりと正常位でピストンを続ける。
『あっ、あっ、そこっ、あっ、あっ』
「俺のとそんな変わんないっしょ?」
詩織は『いっ、あっ、あっ・・・はっ、あぁ・・・ん』とその質問にはまともに答えられない。
「なぁ詩織、上着脱がしていい?」と、薄手のセーターの下に手を突っ込み、胸を揉みしだく翔太
『だ、だから・・・駄目だってば・・・ていうか、あんっ・・・見てもしょうがないじゃん。』
「いやいや。お前の胸は中々のもんだぞ。」
『そんなの、う、嬉しくない・・・全然・・・・・・あっ、あっ、やだそこっ』
「つうか俺が見たいの」とS調の翔太。
翔太がそう言うと、詩織の両手を取って、ガンガンと突きまくる。『あんっ!あんっ!あんっ!・・・・・・あっ、やだっ・・・もう・・・』ピストンを中断して翔太が「脱ぐか?」と詩織の同意を得ようとする。
詩織がはぁはぁ息を荒げながら、また枕を手繰り寄せて自分の顔を押し付ける。
『・・・やぁだ・・・ってば』と、詩織は頑なにセーターを脱ぐ事と、キスをあくまでも拒否をする。(でも声は甘々)翔太はそれを鼻で笑うと、軽めのピストンを再開する。『あっ!あっ!あっ!かたい・・』
やっぱりいとも簡単に喘がされる詩織。
翔太も脱がすのはついに諦めたのか、詩織に覆いかぶさって、黙々とピストンを再開する。当然に枕が邪魔でキスは出来ない。でも詩織はもうかなり切羽詰った声で喘ぎ続けている。さらに片手は枕を押さえながらも、もう片手は、翔太に促されると、簡単に恋人繋ぎをした。
『あんっ!あんっ!あんっ!』と、もう傍目にも、詩織がいきそうなのがわかった。『あっ!だめ!・・・やだっやだ、あっあっ!ごめっ、ん。』詩織は、何かに謝りながら、ビクビクと大きく身体を痙攣させる。
翔太は自分の額の汗を拭いながら、
「なんだよごめんって」と笑っていた。
『はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・・・』
しばらく痙攣が続き、答えられない詩織が枕を両手でぎゅっと抱えていた。
詩織は『・・・別に・・』って荒い息遣いのなかで無愛想な口調で返事をした。
「拓海にか?」
『・・・うっさいな。』
「罪悪感ってやつか?」
奥まで繋がったまま、普通に会話する二人に俺は胸が破裂しそうなくらい嫉妬をする。詩織は「ふー、ふー」と息を整えるのに精一杯な様子だった。翔太の「イってごめんね?って感じ?」小馬鹿にするような口調。
『・そんなこと・・ってないし』
「は?」
『あたし・・・君でイったこと一回も無いの・・・。』
翔太は溜息を一回つくと、大きく一回ピストンをした。
『あぁんっ!』と、詩織が甘く切ない声を上げる。
無言でピストンを再開する翔太。
『あっ!んっ!あっあっ・・・ま、まだっ・・・あっあっあっ!』
詩織は1分も経たないうちにまたイかされる。下半身だけがガクっ、ガクっ、と揺れていた。数秒間小休止をすると、翔太は淡々とピストンを繰り出した。『んっ、んっぐ・・・んんんんんっ!』と、苦しそうな声を上げながら、またすぐにだらしなく開いた詩織の両足がガクガクと震える。
翔太はぐいっと更に奥まで繋がるように、詩織の膝裏を抱え込んだ。詩織の膝が、詩織自身の肩につきそうなくらい奥のほうをぐりぐりと回すようにねちっこく突くと、グッチュグッチュと、水音が鳴り響くほどに激しいピストンを再開させる。(あとで聞くと俺が覗いていることに興奮したらしい。)
枕の下から普段俺と接している同一人物とは思えない声。『あひっ!あひっ!ひっ!あっ!・・・ひぃっ、ひっ』と、詩織は雌の動物みたいな声で喘ぎだす。
「こうだろ?こうだろ?またイケよ!」と、翔太は容赦がない。(やっぱこいつはSだなと思った。)
『ひっ!いっ!いっ!あっ!・・・ああぁっ!』と一段とハイトーンになる。
翔太に膝を抱え込まれて浮いていた詩織の腰が、さらにビクッと跳ね上がると、翔太は一気にずるっとちんこを抜いた。すると“ぴしゃっ、ぴしゃ”っと音を上げて、詩織がまんぐり返しの体勢で翔太の腹に潮を吹いて当てる。それを鼻で笑いながら、「なんかコツがわかってきた」と、翔太が呟く。(詩織は翔太のテクニックに完全にイカされたと俺は思った。)
『ふぁ・・・あ、あ、あああぁっ』と、詩織がびくびく身体を痙攣させながら、余韻だけでだらしのない声を上げる。潮吹きが終わっても、まだ小さく身体を痙攣させている。(詩織自身はこんな責められるセックスをしたことがなく、それと翔太の技巧で完全に我を忘れてしまった。)
そして、翔太に膝を抱え込まれたまま、詩織が枕の下から『・・抜いちゃ・・いやぁ・・』『・・・は、はや・く・・い、いれ・・・て』と、いかにも弱弱しく甘えるような口調でおねだりをした。
もう俺は、苦しくて苦しくて、そこで不覚にも涙を流してしまった。(脳が焼けきれるかと思うほどの興奮と嫉妬なのだ。)翔太はそのままぐいっとスムーズに再挿入をする。
詩織が『ん、はぁ・・ああぁぁんっ・・』と、快感というよりは、歓喜といった声を上げる。翔太が枕に手を伸ばすと、いとも簡単に詩織は枕を離した。翔太は、ゆっくりとねっとりと、詩織の中を擦る
詩織が直前で、顔を横に背けた。しかし、翔太はそっとその頬に手をかけて、正面に向き直させると
詩織はそっと目を瞑り、そして翔太と唇を重ねた。翔太が突くようなピストンを繰り出す。『あっ、あっ、あっ、あっ』と、翔太と啄ばむようなキスをしながらも、詩織が再び甘い声を漏らす。
「舌出せよ」って、冷たい口調で命令する翔太に、詩織は朦朧(もうろう)とした声で、『・・・ん、あ、あぁ』と、答えながら、素直にべぇっと舌を出し、そして全身で翔太と繋がった。
片手は恋人繋ぎ。(やっぱり詩織はMだと思う。このプレイを始めてから、詩織がものすごく日常と違い翔太とのセックスの場では快楽を求めるM体質なのが判明した。逆に翔太は、俺を意識するあまりにSになりすぎなのだ)
詩織は、もう片方の手では翔太の首を抱き寄せベロチューしながら、翔太に突かれまくった。(俺はこの時にセックスで詩織が翔太に征服されるのじゃないかと真剣に焦りを感じた。)詩織の「あひっ・・あひっ・・ひっ、ひぃっ・・・」と、翔太にイカされまくった時特有の、だらしない喘ぎ声と顔が俺には『聖女と娼婦』に見えた。
15-②
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