壊れかけた二人 第17章③
17-③
2カ月のあいだに1度も翔太は我が家に来なかった。しかし、会社帰りには何度か飲むことはあった。プレイのことや詩織についてはほとんど話題にならず。専ら、翔太と彼女の恋愛話しを一方的に聞かされる羽目になる。そんなこともありそれからは疎遠になっていた。
それで、今回は【夕食会】の事を相談というかお願いしに、翔太の職場に出向いた。久しぶりに会う翔太は全然元気がないので心配してそっと尋ねてみたら、彼女と別れたらしい。「本当か?」、「そうなんだよ。な~拓海、はなしをきいてくれよ。」と泣きついてきたので、帰りにいつもの居酒屋で待ち合わせすることになった。
先に着いて飲んでいたら、ご機嫌な翔太がやってくる。「お前元気じゃん。」、「それがねさっき彼女から『土曜に会える?』って電話があったんだ。」と嬉しそうに答える。それで翔太に詳しく聞いてみました。一応は振られたようなのですが、ただ、その割には凹んでいる様子も無くて。どうも友達としての付き合いは続いているらしい。
さらに突っ込んで話を聞いてみたら、どうもその彼女に“キープ”をされているだけなようだ。よくあるパターンの逆バージョンで【都合の良い男】らしいけど、本気で注意するのも大人げないので、そこは俺が口出すものでもないのでスルーをしときました。
そこで俺は翔太に酒を勧めながら、「お前“夕食会”に来ないか?」と、誘ってみたら、「今はそんな気分じゃないなぁ。」と、あっさり流されてしまう。
それでも、しつこく誘っていたら、「あのな、今まで冗談っぽく言っていたけどな、俺マジで詩織の事全然タイプじゃねーんだよ!」と、酔った勢いで怒られてしまいました。
「お前もノリノリだったじゃねーか」、翔太が「うるせー。、詩織は締まりが良いし身体のほうは最高だけど・・」(俺はそんな言葉だけで興奮してしまう。)「お前の嫁みたいなのは駄目なんだよ。」と無下に言い放つ。俺も「どこが?絶対お前の元カノよりは可愛いと思うぞ。」反論する。
すると、「まぁ可愛いっちゃ可愛いけど・・おれのタイプじゃねーんだよ。」(よく言うよ。親友の妻を何回も第解いて・・・。)「なにがタイプじゃないんだ?」、翔太の「地味なんだよなんか・・・」発言に、俺は怒りをぐっと抑え、肩を一発だけ思いっきり殴ると、「まぁ気分が乗ったらまた来いよ。」と、「まあ今度な」と肩さすりながら翔太が笑った。
帰宅すると早速に、翔太が彼女と別れたことを詩織に教える。『・・・え?あ、ふ、ふーん。そうなの?』と、興味無さげな詩織は〈だから何?〉みたいな感じ。「時期はわからないけど、また翔太を“夕食会”に連れてくるわ。」と、言っても、詩織は何かを言いたそうに口元をもごもごさせるもその後は沈黙です。
その後日の詩織と桜さんとのメールです。
≪『やばいです。またSとプレイしなきゃかもです。』≫
≪「良かったじゃん。素直になりなよ。(笑)」≫
≪『その意味わからないけど。Sはマジで嫌だ。(泣)』≫
2カ月のあいだに1度も翔太は我が家に来なかった。しかし、会社帰りには何度か飲むことはあった。プレイのことや詩織についてはほとんど話題にならず。専ら、翔太と彼女の恋愛話しを一方的に聞かされる羽目になる。そんなこともありそれからは疎遠になっていた。
それで、今回は【夕食会】の事を相談というかお願いしに、翔太の職場に出向いた。久しぶりに会う翔太は全然元気がないので心配してそっと尋ねてみたら、彼女と別れたらしい。「本当か?」、「そうなんだよ。な~拓海、はなしをきいてくれよ。」と泣きついてきたので、帰りにいつもの居酒屋で待ち合わせすることになった。
先に着いて飲んでいたら、ご機嫌な翔太がやってくる。「お前元気じゃん。」、「それがねさっき彼女から『土曜に会える?』って電話があったんだ。」と嬉しそうに答える。それで翔太に詳しく聞いてみました。一応は振られたようなのですが、ただ、その割には凹んでいる様子も無くて。どうも友達としての付き合いは続いているらしい。
さらに突っ込んで話を聞いてみたら、どうもその彼女に“キープ”をされているだけなようだ。よくあるパターンの逆バージョンで【都合の良い男】らしいけど、本気で注意するのも大人げないので、そこは俺が口出すものでもないのでスルーをしときました。
そこで俺は翔太に酒を勧めながら、「お前“夕食会”に来ないか?」と、誘ってみたら、「今はそんな気分じゃないなぁ。」と、あっさり流されてしまう。
それでも、しつこく誘っていたら、「あのな、今まで冗談っぽく言っていたけどな、俺マジで詩織の事全然タイプじゃねーんだよ!」と、酔った勢いで怒られてしまいました。
「お前もノリノリだったじゃねーか」、翔太が「うるせー。、詩織は締まりが良いし身体のほうは最高だけど・・」(俺はそんな言葉だけで興奮してしまう。)「お前の嫁みたいなのは駄目なんだよ。」と無下に言い放つ。俺も「どこが?絶対お前の元カノよりは可愛いと思うぞ。」反論する。
すると、「まぁ可愛いっちゃ可愛いけど・・おれのタイプじゃねーんだよ。」(よく言うよ。親友の妻を何回も第解いて・・・。)「なにがタイプじゃないんだ?」、翔太の「地味なんだよなんか・・・」発言に、俺は怒りをぐっと抑え、肩を一発だけ思いっきり殴ると、「まぁ気分が乗ったらまた来いよ。」と、「まあ今度な」と肩さすりながら翔太が笑った。
帰宅すると早速に、翔太が彼女と別れたことを詩織に教える。『・・・え?あ、ふ、ふーん。そうなの?』と、興味無さげな詩織は〈だから何?〉みたいな感じ。「時期はわからないけど、また翔太を“夕食会”に連れてくるわ。」と、言っても、詩織は何かを言いたそうに口元をもごもごさせるもその後は沈黙です。
その後日の詩織と桜さんとのメールです。
≪『やばいです。またSとプレイしなきゃかもです。』≫
≪「良かったじゃん。素直になりなよ。(笑)」≫
≪『その意味わからないけど。Sはマジで嫌だ。(泣)』≫
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