壊れかけた二人 第17章④
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そして3週間後の金曜日(11/10)に、「今夜うち来る?」と翔太を誘う(今朝出社前に詩織には伝えてある。)と、「おお。良いな。」との返事で12回目のプレイになる。(3週間前のことは一体なんだったのだ?)
詩織にその旨をメールした。≪はーい ( ´△`)アァ-(溜息の顔文字)≫とだけ返事がきた。「いいの?」と再確認のメールを送ろうとしたけど、それで心変わりされても嫌なので、俺は送らなかった。二人とも残業だったので、俺は翔太を連れて我が家に帰る。晩飯はもう会社で済ましていた。
久しぶりの詩織と翔太の対面になる。「あら奥さん。久しぶりじゃないっすか」詩織は『え?どちら様でしたっけ?ははぁ・・・』と鼻であしらう。「またまたそんな。お前の嫁さんは相変わらずツンデレでいらっしゃるようで」と、翔太が俺に言ってくる。
詩織は顔を歪めて、俺の傍に寄ってくると、『たっくん・・・やっぱりこの人ウザいわ。』と翔太に聞こえるように囁いてきた。
すると、翔太がその背後から笑いながら「なんだとー!?」と、言いつつ、いきなり詩織を抱きしめようとした。詩織は『ひっ!?』と、マジでビビリの声を上げて身を翻したら肘(ひじ)が翔太の顎に当たっちゃったらしくて、かなり本気で鈍い音がした。詩織も『ご、ごめんね』と、素の感じで謝っていた。
その後翔太の彼女に振られた話を肴に、飲みながら三人は楽しく会話をした。『君また振られたの?』と心底楽しそうな詩織に対して、翔太が「振られてねーよ・・・新しい愛の形っていうか、そういうのだ馬鹿たれが」と吠える。
『それってキープされてるだけじゃない?』と、俺ですら気を遣って言えなかったことを、詩織が冷静にぐさりと傷に塩を塗るようなことを口にする。「ち、違う!・・・むしろおれがキープしてやってるんだよ」って強がる翔太に、詩織が『あはは。キープだ。キープ君だ~』とちょっと酔った感じで楽しそうに笑う。翔太は「う、ぐぐ・・・違うっつってんだろ!」って反抗する。
それで翔太は口では負けそうなので、詩織をソファに押し倒し、くすぐり始めた。詩織が『ちょ、やめて~、馬鹿・・・うっ、くっ』と笑いを我慢しながら、必死の抵抗を試みる。
そのうち翔太は、どさくさに紛れて胸を揉みだした。『あっ、こらっ!ちょ、っと!・・・ああもう!』と詩織は困惑の表情で俺を一回ちら見すると、『やめなさい、ってマジで・・・!』と本気で抵抗をしはじめた。
俺はその様子を、ちんこを勃起しながらも楽しそうに見ている。でも、ここはしっかりコントロールしないと、と思って「翔太、やめろ」と渋い声で命令した。翔太が「あ、はい」と素直に止める。
詩織は髪とか服を直しながら『あーもう・・・ほんと・うざ~・・・』と、顔を赤らめている。もうどう仕切って良いものかわからない俺は「じゃ、そろそろ、な?」ってグダグダに進行を進めようとする。
顔を伏せる詩織とは対照的に「おっし。じゃ、詩織行こうぜ」と、ノリノリな翔太。「ほら、立って立って」と詩織を立たそうする翔太の手を振り解いて、詩織が『・・・先にたっくんが、良い。』と顔を伏せたまま言った。
俺が返事しようとすると、「お、じゃあ三人でする?今夜は3Pだ~な」って翔太が口を開いた。詩織は「君は黙ってて。ていうかそいうことを言う人は帰って!」とぴしゃり。翔太が「あ、すんません」って謝りながらしょんぼりする。
優越感に浸りまくった俺は、詩織の手をそっと握って立ち上がる。すると詩織も無言でそれについてきてくれた。詩織の肩を抱きながら寝室に向かう途中に、俺は振り向いて「あ、翔太わるいな。ゲームでもして待っててよ」と、我ながら良い笑顔で翔太に謝った。翔太が「へーい」と苦笑いを浮かべる。
その後、俺と詩織は愛情に溢れたセックスを展開する。部屋に入った瞬間からキスをしまくる。ずっと最後まで唇が繋がっていたといっても過言じゃないくらい、あと詩織は最初からぐっしょりと濡れていた。
それを指摘すると、詩織が『だって・・・たっくんが好きなんだもん。』」と俺にとっては嬉しいけど、よくわからない返しをする。このプレイを楽しみつつ興奮をしていることは意地でも認めたがらないのだ。(多分に翔太とじゃれ合っている時から、“興奮”していたのだろうと推測する。)
前回(11回目8/18)のプレイ中断以降も、詩織は生理の調子も良いということで、ピルを飲むことも続行していたのだが俺とは当然生でも外に出した。
理由としては、中で出すよりもなんかマーキングしたい、って思った。まぁ丁度この後、翔太がするのだから、翔太も中から垂れてくるのが嫌だろうと思った。
俺が射精直前に詩織にそれを言うと、詩織も嬉しそうに、『うん・・たっくん・・かけて』と言った。普段ならそんな事絶対言わないのだが詩織はやはりテンションが上がっている。
しばらくベッドでイチャイチャした後、俺だけ起き上がって服を着だすと、詩織はいきなり俺の腕を引っ張って引き倒す。『ねぇ・・・行かないでよ。』と甘えてくる詩織の表情は、どことなく憂いも含んでいて、すごく可愛かった。
俺は、なんとか詩織を宥めて寝室を出ると、こっそり隣の部屋に行ってから、メールで翔太を呼び出す。覗くと、詩織は服を全部着直していて、ノックの音が聞こえると慌ててシーツを頭から被って寝転んだ。
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そして3週間後の金曜日(11/10)に、「今夜うち来る?」と翔太を誘う(今朝出社前に詩織には伝えてある。)と、「おお。良いな。」との返事で12回目のプレイになる。(3週間前のことは一体なんだったのだ?)
詩織にその旨をメールした。≪はーい ( ´△`)アァ-(溜息の顔文字)≫とだけ返事がきた。「いいの?」と再確認のメールを送ろうとしたけど、それで心変わりされても嫌なので、俺は送らなかった。二人とも残業だったので、俺は翔太を連れて我が家に帰る。晩飯はもう会社で済ましていた。
久しぶりの詩織と翔太の対面になる。「あら奥さん。久しぶりじゃないっすか」詩織は『え?どちら様でしたっけ?ははぁ・・・』と鼻であしらう。「またまたそんな。お前の嫁さんは相変わらずツンデレでいらっしゃるようで」と、翔太が俺に言ってくる。
詩織は顔を歪めて、俺の傍に寄ってくると、『たっくん・・・やっぱりこの人ウザいわ。』と翔太に聞こえるように囁いてきた。
すると、翔太がその背後から笑いながら「なんだとー!?」と、言いつつ、いきなり詩織を抱きしめようとした。詩織は『ひっ!?』と、マジでビビリの声を上げて身を翻したら肘(ひじ)が翔太の顎に当たっちゃったらしくて、かなり本気で鈍い音がした。詩織も『ご、ごめんね』と、素の感じで謝っていた。
その後翔太の彼女に振られた話を肴に、飲みながら三人は楽しく会話をした。『君また振られたの?』と心底楽しそうな詩織に対して、翔太が「振られてねーよ・・・新しい愛の形っていうか、そういうのだ馬鹿たれが」と吠える。
『それってキープされてるだけじゃない?』と、俺ですら気を遣って言えなかったことを、詩織が冷静にぐさりと傷に塩を塗るようなことを口にする。「ち、違う!・・・むしろおれがキープしてやってるんだよ」って強がる翔太に、詩織が『あはは。キープだ。キープ君だ~』とちょっと酔った感じで楽しそうに笑う。翔太は「う、ぐぐ・・・違うっつってんだろ!」って反抗する。
それで翔太は口では負けそうなので、詩織をソファに押し倒し、くすぐり始めた。詩織が『ちょ、やめて~、馬鹿・・・うっ、くっ』と笑いを我慢しながら、必死の抵抗を試みる。
そのうち翔太は、どさくさに紛れて胸を揉みだした。『あっ、こらっ!ちょ、っと!・・・ああもう!』と詩織は困惑の表情で俺を一回ちら見すると、『やめなさい、ってマジで・・・!』と本気で抵抗をしはじめた。
俺はその様子を、ちんこを勃起しながらも楽しそうに見ている。でも、ここはしっかりコントロールしないと、と思って「翔太、やめろ」と渋い声で命令した。翔太が「あ、はい」と素直に止める。
詩織は髪とか服を直しながら『あーもう・・・ほんと・うざ~・・・』と、顔を赤らめている。もうどう仕切って良いものかわからない俺は「じゃ、そろそろ、な?」ってグダグダに進行を進めようとする。
顔を伏せる詩織とは対照的に「おっし。じゃ、詩織行こうぜ」と、ノリノリな翔太。「ほら、立って立って」と詩織を立たそうする翔太の手を振り解いて、詩織が『・・・先にたっくんが、良い。』と顔を伏せたまま言った。
俺が返事しようとすると、「お、じゃあ三人でする?今夜は3Pだ~な」って翔太が口を開いた。詩織は「君は黙ってて。ていうかそいうことを言う人は帰って!」とぴしゃり。翔太が「あ、すんません」って謝りながらしょんぼりする。
優越感に浸りまくった俺は、詩織の手をそっと握って立ち上がる。すると詩織も無言でそれについてきてくれた。詩織の肩を抱きながら寝室に向かう途中に、俺は振り向いて「あ、翔太わるいな。ゲームでもして待っててよ」と、我ながら良い笑顔で翔太に謝った。翔太が「へーい」と苦笑いを浮かべる。
その後、俺と詩織は愛情に溢れたセックスを展開する。部屋に入った瞬間からキスをしまくる。ずっと最後まで唇が繋がっていたといっても過言じゃないくらい、あと詩織は最初からぐっしょりと濡れていた。
それを指摘すると、詩織が『だって・・・たっくんが好きなんだもん。』」と俺にとっては嬉しいけど、よくわからない返しをする。このプレイを楽しみつつ興奮をしていることは意地でも認めたがらないのだ。(多分に翔太とじゃれ合っている時から、“興奮”していたのだろうと推測する。)
前回(11回目8/18)のプレイ中断以降も、詩織は生理の調子も良いということで、ピルを飲むことも続行していたのだが俺とは当然生でも外に出した。
理由としては、中で出すよりもなんかマーキングしたい、って思った。まぁ丁度この後、翔太がするのだから、翔太も中から垂れてくるのが嫌だろうと思った。
俺が射精直前に詩織にそれを言うと、詩織も嬉しそうに、『うん・・たっくん・・かけて』と言った。普段ならそんな事絶対言わないのだが詩織はやはりテンションが上がっている。
しばらくベッドでイチャイチャした後、俺だけ起き上がって服を着だすと、詩織はいきなり俺の腕を引っ張って引き倒す。『ねぇ・・・行かないでよ。』と甘えてくる詩織の表情は、どことなく憂いも含んでいて、すごく可愛かった。
俺は、なんとか詩織を宥めて寝室を出ると、こっそり隣の部屋に行ってから、メールで翔太を呼び出す。覗くと、詩織は服を全部着直していて、ノックの音が聞こえると慌ててシーツを頭から被って寝転んだ。
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