『妻の貸し出し』パート33
『妻の貸し出し』パート33
やはり高橋さんは、行動を起こしてきた。仕事中も現在進行形(何しろ美玖と高橋さんは同じ職場なのだ。)のことや今後(今夜に美玖と話し合う)のこと、そして妄想(いかにして高橋さんと美玖を・・・)が脳内に入り乱れて、午後からはほとんど仕事に集中ができなかった。
僕は、会社や同僚の配慮もあり定時で退社が出来る。家の近くのコンビニで夕食を見繕って帰る。美玖の方は年中忙しい職場で、早くても19時台で20時21時になることはざら(ありふれている)にあった。会社から家まで約50分の通勤になる。≪今夜は21時までには帰るね。≫とのメールはきていた。
20時40分に(何しろずっと時計を確認していたので正確。)美玖が帰ってきた。『ただいま~』と明るい声。『もうご飯は食べた?』と聞いてくる。「うん。もう食べたよ。美玖は~?」『今からだけど・・話を先にする?』と言うので、僕は「ゆっくり食べてからにしようよ。」と言い添えた。『じゃあそうするね。』と言いながら着替えに部屋に行き、部屋着になってダイニングで料理を作る。なにか歌を口ずさみ楽しそうだ。
漸く落ち着いて、リビングで紅茶(僕がまだ医者からアルコールは控えるように指示されている。)を飲みながら、「改まると話しづらいね。」と僕が言うと、美玖が『先ず第一は高橋主任と会って話を聞くかだね。』と取り仕切る。理系の人は何事でも論理的だと感心する。「そ、そうだな。」と言うのが精いっぱいで完全に主導権を妻にとられた。
『要君はどうしたいの?って聞くまでもないかな?』とニヤリとした。「そ、そうだな。どういう内容なのか分からないけど、会って話を聞くのがいいかな。と思う・・・。」すると美玖が『次に会うとまたキスされるかも・・』 『そうなった方が要はいいんだもんね。』と僕の“性癖”を微妙に衝いてくる。「キスは正直つらいな。なんだかね心を吸い取られる気がするんだ。」と正直に告白する。慌てて『この前は不意打ちだったし、わたしからしたんじゃないよ。』と美玖が涙声になる。
「ごめん、ごめん。美玖を責めてるんじゃないから。僕がデートをさせたんだし・・」となだめる。それでも『デートじゃないし、ただの食事だったし、わたしは要君が一番好きだし愛してる・・・』と本気モードで泣き出した。
「ごめん・・こんなことはもう止めよう・・」と謝る。美玖が突然に泣き出したことで、小パニックになる。『ううん・・違うの・・わたしがキスされたと言っても・・要君が・・メールで≪美玖はキスされてどうだったの?やっぱりキスは結構堪える。≫とあったじゃない・・怒っているんだ・・何も言われないから・・気楽に構えてたの・・・』しゃくりあげ(ひっくひっくと泣く様子)ながら彼女も謝る。
「そうか。僕は怒ってはいないよ。ショックというか【嫉妬】が正しいいのかな。あんなに嗾(けしか)けて(そそのかす。あおる。)おいて、自業自得(じごうじとく=自分のおこないの結果を自分が受ける。)なんだけど、美玖を他人に奪われる。僕だけの妻なのに・・と思っちゃってメールをしてしまったんだ・・。」『わたしは要君を一番愛してるよ。』
「分かっているよ美玖。でもね直せないんだ。この性格(性癖)を。嫉妬も孤独感も大きいけどそれ以上に興奮するんだ・・・ごめんな。」と頭を下げてあやまった。美玖は泣きやみ『困った旦那さんね。妻がキスされて喜ぶなんて・・。』と、「いいや、喜んでるわけじゃ・・・」と呟くが、『興奮するんでしょ?おちんちん硬くなるんでしょ?』と、普段はベッド以外では言わない“ワード”を口に出す。
妻が僕の顔をじっと見据えて、『わたし、もうすぐ28になるじゃない。だから、29の誕生日まで要のリクエストになんでも応えるわ。・・Hなこともね・・。でも、30になるまでにわたしはママになりたいの・・頑張ってくれる要パパ・・。約束してくれる。』と言い切って、僕がだらしなく「ありがとう。約束します。」と美玖の両手を握った。
やはり高橋さんは、行動を起こしてきた。仕事中も現在進行形(何しろ美玖と高橋さんは同じ職場なのだ。)のことや今後(今夜に美玖と話し合う)のこと、そして妄想(いかにして高橋さんと美玖を・・・)が脳内に入り乱れて、午後からはほとんど仕事に集中ができなかった。
僕は、会社や同僚の配慮もあり定時で退社が出来る。家の近くのコンビニで夕食を見繕って帰る。美玖の方は年中忙しい職場で、早くても19時台で20時21時になることはざら(ありふれている)にあった。会社から家まで約50分の通勤になる。≪今夜は21時までには帰るね。≫とのメールはきていた。
20時40分に(何しろずっと時計を確認していたので正確。)美玖が帰ってきた。『ただいま~』と明るい声。『もうご飯は食べた?』と聞いてくる。「うん。もう食べたよ。美玖は~?」『今からだけど・・話を先にする?』と言うので、僕は「ゆっくり食べてからにしようよ。」と言い添えた。『じゃあそうするね。』と言いながら着替えに部屋に行き、部屋着になってダイニングで料理を作る。なにか歌を口ずさみ楽しそうだ。
漸く落ち着いて、リビングで紅茶(僕がまだ医者からアルコールは控えるように指示されている。)を飲みながら、「改まると話しづらいね。」と僕が言うと、美玖が『先ず第一は高橋主任と会って話を聞くかだね。』と取り仕切る。理系の人は何事でも論理的だと感心する。「そ、そうだな。」と言うのが精いっぱいで完全に主導権を妻にとられた。
『要君はどうしたいの?って聞くまでもないかな?』とニヤリとした。「そ、そうだな。どういう内容なのか分からないけど、会って話を聞くのがいいかな。と思う・・・。」すると美玖が『次に会うとまたキスされるかも・・』 『そうなった方が要はいいんだもんね。』と僕の“性癖”を微妙に衝いてくる。「キスは正直つらいな。なんだかね心を吸い取られる気がするんだ。」と正直に告白する。慌てて『この前は不意打ちだったし、わたしからしたんじゃないよ。』と美玖が涙声になる。
「ごめん、ごめん。美玖を責めてるんじゃないから。僕がデートをさせたんだし・・」となだめる。それでも『デートじゃないし、ただの食事だったし、わたしは要君が一番好きだし愛してる・・・』と本気モードで泣き出した。
「ごめん・・こんなことはもう止めよう・・」と謝る。美玖が突然に泣き出したことで、小パニックになる。『ううん・・違うの・・わたしがキスされたと言っても・・要君が・・メールで≪美玖はキスされてどうだったの?やっぱりキスは結構堪える。≫とあったじゃない・・怒っているんだ・・何も言われないから・・気楽に構えてたの・・・』しゃくりあげ(ひっくひっくと泣く様子)ながら彼女も謝る。
「そうか。僕は怒ってはいないよ。ショックというか【嫉妬】が正しいいのかな。あんなに嗾(けしか)けて(そそのかす。あおる。)おいて、自業自得(じごうじとく=自分のおこないの結果を自分が受ける。)なんだけど、美玖を他人に奪われる。僕だけの妻なのに・・と思っちゃってメールをしてしまったんだ・・。」『わたしは要君を一番愛してるよ。』
「分かっているよ美玖。でもね直せないんだ。この性格(性癖)を。嫉妬も孤独感も大きいけどそれ以上に興奮するんだ・・・ごめんな。」と頭を下げてあやまった。美玖は泣きやみ『困った旦那さんね。妻がキスされて喜ぶなんて・・。』と、「いいや、喜んでるわけじゃ・・・」と呟くが、『興奮するんでしょ?おちんちん硬くなるんでしょ?』と、普段はベッド以外では言わない“ワード”を口に出す。
妻が僕の顔をじっと見据えて、『わたし、もうすぐ28になるじゃない。だから、29の誕生日まで要のリクエストになんでも応えるわ。・・Hなこともね・・。でも、30になるまでにわたしはママになりたいの・・頑張ってくれる要パパ・・。約束してくれる。』と言い切って、僕がだらしなく「ありがとう。約束します。」と美玖の両手を握った。
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