『妻の貸し出し2章』第4話
創A『妻の貸し出し2章』第4話
第3話 2014/09/18
僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)は、一刻も早く妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)から詳しい報告が聞きたくて急いで帰宅した。それに高橋憲吾(たかはし・けんご: 31歳)が言った〔要君(僕)によろしく。〕のニュアンスが知りたいと思った。例えが大袈裟かも知れないが妻を風俗の店へ勤めに行かせた気分である。それで美玖に、「まだ会社?」と極短いメールを打つ。1分もしない間に、『いまねスーパーでお買い物中。な~にお腹減ったの?』って返信のメールが届く。僕は本当のことが言えなくて、「帰ってくるのをお腹をすかせて待っています。」と当たり障りのないメールを打ちかえす。
20分程して美玖が帰ってくる。『ただい~ま。お待たせ。』って明るく弾んだ声だ。普段と変わらない美玖がいた。
「お帰り・・。」(本当は早く報告を聞きたいところをぐっと我慢をする。)
「もうお腹がペコペコだよ。」
『ゴメンね。だからすぐ食べれるものを買ってきたよ。ちょっとだけ待って。』(究極的には食事なんかどうでもよかった。)
『要君このあいだにシャワーでも浴びといでよ。』って勧める。僕は仕方がないので浴室へ向かった。
夕食も終わり後片付けをし終えた美玖に、「話を聞かせてよ。」と声を掛ける。『先に私もシャワー浴びるから、要君は部屋で待っていて、お楽しみは後にね。』ってなんだか焦らされる。部屋のベッドで暇を持て余していると、美玖が突然入ってくる。驚いたのはそのことでゃなく美玖の姿だった。いつもの柄の入ったパジャマでなく、胸にリボンのついたピンクのベビードールだったからだ。この前のとは違った。『恥ずかしいから要君、照明を落としてくれる。』って言いながら僕の隣に滑り込んでくる。
照明をベッドサイドランプにした。美玖が『これ可愛い?』って訊いてくる。間近でみるとシースルーで乳房が見える。「ちょっとエロい。」と答えると、『変態。』と言ってくすっと笑った。『お昼の休憩時間に主任と二人で食事をしながら、“契約書”のことを確認し合ったのね。』と今日あったことを語りだす。「それで?」と云うと、『最初は驚いていたわよ。なにしろ。契約書には想定外の夫の署名がしてあったからね。』(それはそうだろう。)『今度のことは主人も了解してくれました。って言ったの。すると主任は契約書をじっくり見出したわ。』
基本は高橋さんのをベースにしてあるが、本式の契約書にしてあり、同じものを2通用意して、僕と美玖は捺印をしてある。三者による契約書だが、実質は僕と高橋さんが、“美玖という商品”をどう貸し出すかの事柄を契約するものになっていた。 第5話へ続く
2014/10/29
第3話 2014/09/18
僕(伊藤要:いとう・かなめ:29歳)は、一刻も早く妻(伊藤美玖:いとう・みく:27歳)から詳しい報告が聞きたくて急いで帰宅した。それに高橋憲吾(たかはし・けんご: 31歳)が言った〔要君(僕)によろしく。〕のニュアンスが知りたいと思った。例えが大袈裟かも知れないが妻を風俗の店へ勤めに行かせた気分である。それで美玖に、「まだ会社?」と極短いメールを打つ。1分もしない間に、『いまねスーパーでお買い物中。な~にお腹減ったの?』って返信のメールが届く。僕は本当のことが言えなくて、「帰ってくるのをお腹をすかせて待っています。」と当たり障りのないメールを打ちかえす。
20分程して美玖が帰ってくる。『ただい~ま。お待たせ。』って明るく弾んだ声だ。普段と変わらない美玖がいた。
「お帰り・・。」(本当は早く報告を聞きたいところをぐっと我慢をする。)
「もうお腹がペコペコだよ。」
『ゴメンね。だからすぐ食べれるものを買ってきたよ。ちょっとだけ待って。』(究極的には食事なんかどうでもよかった。)
『要君このあいだにシャワーでも浴びといでよ。』って勧める。僕は仕方がないので浴室へ向かった。
夕食も終わり後片付けをし終えた美玖に、「話を聞かせてよ。」と声を掛ける。『先に私もシャワー浴びるから、要君は部屋で待っていて、お楽しみは後にね。』ってなんだか焦らされる。部屋のベッドで暇を持て余していると、美玖が突然入ってくる。驚いたのはそのことでゃなく美玖の姿だった。いつもの柄の入ったパジャマでなく、胸にリボンのついたピンクのベビードールだったからだ。この前のとは違った。『恥ずかしいから要君、照明を落としてくれる。』って言いながら僕の隣に滑り込んでくる。
照明をベッドサイドランプにした。美玖が『これ可愛い?』って訊いてくる。間近でみるとシースルーで乳房が見える。「ちょっとエロい。」と答えると、『変態。』と言ってくすっと笑った。『お昼の休憩時間に主任と二人で食事をしながら、“契約書”のことを確認し合ったのね。』と今日あったことを語りだす。「それで?」と云うと、『最初は驚いていたわよ。なにしろ。契約書には想定外の夫の署名がしてあったからね。』(それはそうだろう。)『今度のことは主人も了解してくれました。って言ったの。すると主任は契約書をじっくり見出したわ。』
基本は高橋さんのをベースにしてあるが、本式の契約書にしてあり、同じものを2通用意して、僕と美玖は捺印をしてある。三者による契約書だが、実質は僕と高橋さんが、“美玖という商品”をどう貸し出すかの事柄を契約するものになっていた。 第5話へ続く
2014/10/29
- 関連記事
コメント
コメントの投稿