長4〔公認デート〕その10
長4〔公認デート〕その10
その9
その後、高階健吾(たかしな・けんご:24歳)からは〔あの後何度か頂きました。結構押しに弱いですね。でも舌を入れたら怒られました〕とラインが届く。朝一のキスは、妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)が初めは周りを気にしていたが、粘っていたら本当に一瞬だけしたらしい。その後、俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき29歳)に証明するため、写真撮りながらしようとしたけど、それは断固拒否された。
それから俺は部屋でずっと頭抱えて、蹲(うずくま)っていた。何も考えられない。気が付いたら日が暮れている。詩穂は普通に帰ってくるが、何の報告も無い。ただ、やはり何となくソワソワしているし、何よりいつもより、明らかに優しかった。晩飯も豪華だったし、いつも嫌がる一緒にお風呂も詩穂のほうから入ってきて背中を流してくれた。
詩穂からは『元気無いわね? どうしたの? 大丈夫?』ってすごく心配される。その晩はキスする気にはなれず、フェラチオだけで2回抜かした。いつもは嫌がる口内射精も、特に嫌がらずにしてくれる。
詩穂と高階がキスをした。俺はなかなかその現実を受け入れられない。別にキスくらい良いじゃんって思うかもしれないけど、キスよりも、まだフェラチオとかの方がダメージ少ない気がした。それほど俺としてはキスが嫌である。
しばらく詩穂の顔がまともに見られなかった。しかし別に怒りは無い。それは詩穂に対しても高階に対してもだ。ただただすごく嫌だった。嫌、としか表現できない。でも何故かえらく興奮をして、詩穂と高階がキスしていた音を思い出してオナニーをする。
直接、詩穂に問い詰められない俺は、後日高階と会う。お互いの仕事帰りに居酒屋へ行った。勿論詩穂には内緒です・・・。それであの時の様子を色々と聞いた。〔初めはやっぱり嫌がっていたっていうか、『斎藤(裕樹)さんの事が好きだから、絶対浮気なんかしたくない。』って言ってましたよ。〕
〔『でも健吾君とデートをすると斎藤さんが以前より自分の事を考えてくれるから、それは素直に嬉しい』って。だからそこを突きました。これは斎藤さんの為でもあるんですよ、と。〕
〔斎藤さんは詩穂さんへの想いが強くなるし、おれも詩穂さんと一緒にいれて幸せだし、あとは詩穂さんが嫌じゃなければですけど。そうしたら『別に健吾君の事は嫌いじゃない。顔はかっこいいと思っていた』って言ってくれました。〕
〔じゃあ無理矢理とかは嫌だから、詩穂さんからしてよ。というと、渋々してくれましたよ。キスした瞬間、唇が超震えていましたね。でも斎藤さんに言ってないそうですね。それじゃ意味無いのに。〕という事だった。 その11へ続く
2017/06/21
その9
その後、高階健吾(たかしな・けんご:24歳)からは〔あの後何度か頂きました。結構押しに弱いですね。でも舌を入れたら怒られました〕とラインが届く。朝一のキスは、妻(斎藤詩穂:さいとう・しほ:29歳)が初めは周りを気にしていたが、粘っていたら本当に一瞬だけしたらしい。その後、俺(斎藤裕樹:さいとう・ひろき29歳)に証明するため、写真撮りながらしようとしたけど、それは断固拒否された。
それから俺は部屋でずっと頭抱えて、蹲(うずくま)っていた。何も考えられない。気が付いたら日が暮れている。詩穂は普通に帰ってくるが、何の報告も無い。ただ、やはり何となくソワソワしているし、何よりいつもより、明らかに優しかった。晩飯も豪華だったし、いつも嫌がる一緒にお風呂も詩穂のほうから入ってきて背中を流してくれた。
詩穂からは『元気無いわね? どうしたの? 大丈夫?』ってすごく心配される。その晩はキスする気にはなれず、フェラチオだけで2回抜かした。いつもは嫌がる口内射精も、特に嫌がらずにしてくれる。
詩穂と高階がキスをした。俺はなかなかその現実を受け入れられない。別にキスくらい良いじゃんって思うかもしれないけど、キスよりも、まだフェラチオとかの方がダメージ少ない気がした。それほど俺としてはキスが嫌である。
しばらく詩穂の顔がまともに見られなかった。しかし別に怒りは無い。それは詩穂に対しても高階に対してもだ。ただただすごく嫌だった。嫌、としか表現できない。でも何故かえらく興奮をして、詩穂と高階がキスしていた音を思い出してオナニーをする。
直接、詩穂に問い詰められない俺は、後日高階と会う。お互いの仕事帰りに居酒屋へ行った。勿論詩穂には内緒です・・・。それであの時の様子を色々と聞いた。〔初めはやっぱり嫌がっていたっていうか、『斎藤(裕樹)さんの事が好きだから、絶対浮気なんかしたくない。』って言ってましたよ。〕
〔『でも健吾君とデートをすると斎藤さんが以前より自分の事を考えてくれるから、それは素直に嬉しい』って。だからそこを突きました。これは斎藤さんの為でもあるんですよ、と。〕
〔斎藤さんは詩穂さんへの想いが強くなるし、おれも詩穂さんと一緒にいれて幸せだし、あとは詩穂さんが嫌じゃなければですけど。そうしたら『別に健吾君の事は嫌いじゃない。顔はかっこいいと思っていた』って言ってくれました。〕
〔じゃあ無理矢理とかは嫌だから、詩穂さんからしてよ。というと、渋々してくれましたよ。キスした瞬間、唇が超震えていましたね。でも斎藤さんに言ってないそうですね。それじゃ意味無いのに。〕という事だった。 その11へ続く
2017/06/21
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