長5〖ふたりのめざめ〗その4話
長5〖ふたりのめざめ〗その4話
その3話
まだ子供が居ない俺(渡部久志:わたべ・ひさし:33歳)と妻(渡部真歩:わたべ・まほ:30歳)は、春と秋の旅行が恒例になっている。その今秋の旅行に真歩が『紅葉の綺麗な温泉に行きたいわ。』って言ってきた。俺はそれで《混浴露天風呂で真歩の裸を他の男に晒すチャンスだ!》と思い付いた浴室で、その場面を想像する。そして、興奮して勃起したペニスを扱いて射精した。
《先ずは場所決めだな。》その夜更け、僕はインターネットを見る。“紅葉が見える混浴露天風呂”とキーを叩く。幾つかの記事が表示された。俺は一つ一つクリックして、閲覧をする。運良く候補になりそうな場所が見つかった。“渓流沿いで、秋は紅葉が綺麗、平日は人も少なく清潔な感じ”との内容に・・・《ここなら真歩も、うまく話せば大丈夫だろう・・・あれこれ探してもきりがない、ここにしよう》・・・俺は、この露天風呂の他の記事を探すことも無く決める。
《ええっと、じゃあ宿は宝川温泉(水上温泉郷)だな。》
宿も目星をつけた。
《あとは、どう真歩に切り出すかだな・・・。》
寝静まる真歩を見つめながら、俺はベッドに横たわる。
次の日の夕食時・・・
『あなた昨夜はいろいろ探してくれたみたいね。インターネットの履歴が残っていたわよ。』
真歩が旅行のことを切り出してきた。
「ああ、俺も楽しみだから・・・つい張り切っちゃって、昨夜遅くまで見てたんだよ。」
『それで、行く所は決めたの?』
「ああ、宝川温泉でどうだ?」
まずは場所を示す俺。
『やっぱそうなんだ。あそこは紅葉が綺麗だから、いいわよ。』
真歩の言葉に、
「じゃあ決まりだな」まずは自分の目的を叶える行き先に、真歩が同意したことに安堵する俺。
しかし次の言葉が、いきなり俺の゛課題゛を与えた・・・
「履歴に混浴の露天風呂もあったんだけど・・・そこも行くつもり?」
真歩の言葉に、俺はどう切り出せばいいのか・・・言葉が詰まるのであった・・・
『履歴に混浴の露天風呂があったけど・・・そこへ行くつもり?』
旅行の行き先も決まった所での真歩の言葉。
《うわー! 真歩の方から混浴のことを切り出されるとは・・・》
俺は言葉に詰まる・・・
《まさかストレートに「真歩の裸を他の男に見せたいんだ」なんて言えないし》
上手く切り返せず困惑する俺・・・やっとのことで・・・
「宝川温泉は混浴の露天風呂もあるって聞いたことあるから・・・ついでに調べただけだよ・・・。」
なんとか取り繕う僕。
『ふーん、まあいいか。』
心配していた程、真歩はこだわりは無いことに、俺は安堵した・・・その夜ベッドの中で横で寝静まる真歩を眺めて・・・
《ああ・・・さっきは何で真歩に上手く説明できなかったんだ・・・だめだな・・・》
俺は後悔と伴に自己嫌悪に陥っていた。 その5話に続く
2017/06/19
その3話
まだ子供が居ない俺(渡部久志:わたべ・ひさし:33歳)と妻(渡部真歩:わたべ・まほ:30歳)は、春と秋の旅行が恒例になっている。その今秋の旅行に真歩が『紅葉の綺麗な温泉に行きたいわ。』って言ってきた。俺はそれで《混浴露天風呂で真歩の裸を他の男に晒すチャンスだ!》と思い付いた浴室で、その場面を想像する。そして、興奮して勃起したペニスを扱いて射精した。
《先ずは場所決めだな。》その夜更け、僕はインターネットを見る。“紅葉が見える混浴露天風呂”とキーを叩く。幾つかの記事が表示された。俺は一つ一つクリックして、閲覧をする。運良く候補になりそうな場所が見つかった。“渓流沿いで、秋は紅葉が綺麗、平日は人も少なく清潔な感じ”との内容に・・・《ここなら真歩も、うまく話せば大丈夫だろう・・・あれこれ探してもきりがない、ここにしよう》・・・俺は、この露天風呂の他の記事を探すことも無く決める。
《ええっと、じゃあ宿は宝川温泉(水上温泉郷)だな。》
宿も目星をつけた。
《あとは、どう真歩に切り出すかだな・・・。》
寝静まる真歩を見つめながら、俺はベッドに横たわる。
次の日の夕食時・・・
『あなた昨夜はいろいろ探してくれたみたいね。インターネットの履歴が残っていたわよ。』
真歩が旅行のことを切り出してきた。
「ああ、俺も楽しみだから・・・つい張り切っちゃって、昨夜遅くまで見てたんだよ。」
『それで、行く所は決めたの?』
「ああ、宝川温泉でどうだ?」
まずは場所を示す俺。
『やっぱそうなんだ。あそこは紅葉が綺麗だから、いいわよ。』
真歩の言葉に、
「じゃあ決まりだな」まずは自分の目的を叶える行き先に、真歩が同意したことに安堵する俺。
しかし次の言葉が、いきなり俺の゛課題゛を与えた・・・
「履歴に混浴の露天風呂もあったんだけど・・・そこも行くつもり?」
真歩の言葉に、俺はどう切り出せばいいのか・・・言葉が詰まるのであった・・・
『履歴に混浴の露天風呂があったけど・・・そこへ行くつもり?』
旅行の行き先も決まった所での真歩の言葉。
《うわー! 真歩の方から混浴のことを切り出されるとは・・・》
俺は言葉に詰まる・・・
《まさかストレートに「真歩の裸を他の男に見せたいんだ」なんて言えないし》
上手く切り返せず困惑する俺・・・やっとのことで・・・
「宝川温泉は混浴の露天風呂もあるって聞いたことあるから・・・ついでに調べただけだよ・・・。」
なんとか取り繕う僕。
『ふーん、まあいいか。』
心配していた程、真歩はこだわりは無いことに、俺は安堵した・・・その夜ベッドの中で横で寝静まる真歩を眺めて・・・
《ああ・・・さっきは何で真歩に上手く説明できなかったんだ・・・だめだな・・・》
俺は後悔と伴に自己嫌悪に陥っていた。 その5話に続く
2017/06/19
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