長N〖寝取らせたけれど・・・。〗VOL2
長N〖寝取らせたけれど・・・。〗VOL2
VOL1 20150423
僕(大森隆司:おおもり・たかし:34歳)は、まだ眠っている娘のみのり(4歳)に「さて、どこのファミレスにする?」と独り言を呟きながら、車のカーナビで家に帰る途中のレストランを検索します。もうすぐ夏を感じる夕景がやけに心の感情と混ざり合っていた。帰宅途中でのファミリーレストランで娘のみのりと二人で夕食を済ませます。帰ってきての入浴後、着替え終わると電池が切れたロボットみたいにみのりはパタ~ンとベッドで眠った。
あれ(愛菜と社長のメール)から、電話もメールもないのが、不安とともに嫉妬の気持ちが沸々と湧いてくる。午後9時が過ぎます。それからの1分1分が途轍もなく長く感じました。《あくまでも“寝取らせ”は僕の頭の中だけのことなのです・・・。》
その時です。妻(大森愛菜:おおもり・まな:32歳)から『もうすぐお家に着きます。遅くなってごめんなさい。』ってメールが届きます。僕はほっとすると同時に、《案外帰って来るのが早いな?》と変に落胆の気持ちもありました。
元気に『ただいま。』って愛菜が帰ってきます。『ごめんなさいね。食事は済ませた? みのりはもう寝た?』って、「ファミレスで食べたよ。みのりは、お風呂を出たらすぐ寝ちゃったよ。愛菜こそ何食べたの?」とたずねると、妻は申し訳なさそうな表情になり、『・・・あの、銀座7丁目のレストランで・・フランス料理を・・・。ごめんなさい・・。』
思わず僕は、現実に戻されました。ファミレスと高級フランス料理店の格差もそうだが、社長(工藤敦:くどう・あつし:38歳)の巧妙な浸食に、陰ながらも協力している自分自身に嫌悪するとともに、愛菜が愛しい妻が僕から遠ざかる怖さを少し覚えていた。
工藤社長が今週から愛菜が通う料理教室に手続きをしたとあかされます。《その行動力には驚きます。》社長は1人暮らしが長いからなのか、包丁の使い方など基本的に料理はできるとのことでした。見た目は、料理をしなさそうですが、愛菜もそのギャップに好感を持っかもしれません。ちなみに僕は全く料理は出来ません。 VOL3につづく
20190627
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