中Ⅲ3「好きで好きでたまらない」その4話
中Ⅲ3「好きで好きでたまらない」その4話
その3話 20190616
何日かして、おじさん(稲川貞美:いながわ・さだみ:58歳)から僕(谷口和樹:たにぐち・かずき:28歳)にメールがきます。
〔最近は毎日話してるよ。夏織さんは優しいね。カズくんのおかげで人生に張りができたわ。まあ一応ご主人に知らせとかんと思ってね~〕
「毎日話してるんですか? いくら隣どうしでも、そんなに会わないでしょう?」
〔ありゃ、聞いてなかった? 10時に一階のポストであうよ。そんときに話してるんだよ。〕
「ああポストでね。でも妻(谷口夏織:たにぐち・かおり:28歳)はあまり喋らないでしょう?」
〔まあ喋るのはほとんどわしなんやけど。夏織さんは聞き上手やね。〕
「妻もいそがしいかもしれないんで、あまり長話しないで下さいよ。彼女は話しとか切れな
いタイプなんで。」
〔ありゃ、迷惑やったかな、でも嫌なら時間をずらすやろ?〕
ドキッっとする。作り話と思っていたが、やけに自然な稲川さんの話が気になっていた。
「あっそうですね。下に降りる時間は自由ですもんね。稲川さんは妻がお気に入りみたいですけど、変な気を起こさないでくださいよ~」
かなりイライラしながら、冗談ぽくメールを書きます。
〔実はな、カズくんに謝らんといかんのよ。〕
《えっ? なに!?》
「何をですか?」
なにか妙にドキドキして、返信を待った。そして僕にとっては衝撃的な内容のメールが返ってきます。
〔実はね毎日夏織さんを使いよるんよ。ズリネタ。あはははびっくりした? 手は出してませんよ~ あくまで想像の世界ネ!〕
僕は頭が真っ白になりました。
《このジジイは下品なジョークのつもりなんでしょうか? 僕が人生のほとんどをかけて愛している。僕にとっては、天使にさえ等しい妻をズリネタにとは!》
怒りでドキドキしてパニックになった僕は近くの公園のトイレに駆け込みます。なぜトイレに入ったのかわかりせんでしたが、あることに気づいたのでした。僕の下半身は激しく勃起しています。そしてズボンからペニスを取り出すと激しくシゴキました。そして二回射精します。 その5話へつづく
20190626
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