中Ⅲ3「好きで好きでたまらない」その10話
《くそじじいめ万が一つもないだろう。》と思いました。しかしこの好色な親父(稲川貞美:いながわ・さだみ:58歳)が、妻(谷口夏織:たにぐち・かおり:28歳)に色目を使って話し掛けると思うと異常に興奮をしました。
気がつくと向かいで飲んでいた稲川が、僕(谷口和樹:たにぐち・かずき:28歳)の隣まできて体を寄せてきます。〔カズくん、こんなんなったわ。〕と僕の手をとり、自分の股関に当てました。
《大きかったです。500mlのぺットボトルぐらいあるんじゃないか。》
〔乾杯~〕
稲川はその後上機嫌で飲み、結局彼のおごりで店をでます。僕が帰り着いたのは、午前0時をまわっていました。家につくと、夏織はまだ起きています。
「ただいま、おそくなちゃった。」
『うんおかえり。』
いつも通り妻はやさしく迎えてくれました。
僕は後ろめたい気持ちになり、すぐシャワーを浴びます。《稲川は本当に行動にでるんだろうか? しかしなんだ、あのペニスは…。ペニスがでかいからあんな人物なのか… あんな人物だからペニスがでかくなるのか…。》僕は自分のペニスを見ました。
「はぁ…。」僕は昔からペニスにはコンプレックスがあります。仮性包茎で長さも太さも平
均以下。銭湯などにいき、人のをみると、みなさん倍はあるんじゃないかと思いました。
ですから、稲川のペニスをにぎらせられたとき、非常にショックをうけたのです。
《夏織はやはり大きいほうがいいんでしょうか…。》
浴室から出ると、すぐにベットに横になりました。妻も直ぐに隣にきます。僕は夏織の胸
に手を伸ばし揉みました。
『ぁ…ぁ…。』
僕はさっき稲川のペニスをさわった手で夏織をさわる事の背徳感に興奮します。
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20200222
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