中Ⅲ3「好きで好きでたまらない」その3話
中Ⅲ3「好きで好きでたまらない」その3話
その2話 20190614
それから、おじさん(稲川貞美:いながわ・さだみ:58歳)からのメールが頻繁に届くようになります。内容はくだらないものでしたが、最後は必ず妻(谷口夏織:たにぐち・かおり:28歳)の方向へもっていく文面でした。僕(谷口和樹:たにぐち・かずき:28歳)はイライラしながらもなぜか興奮する自分を不思議に思いながらも、平静を装い、メールを返します。
ある日の午後におじさんからメールが来ました。
〔今日は1Fで夏織さんとばったり会って一時間くらい話したんだ。いやいい女やね、カズくんになりたいわ。〕
《一時間も?? 何を??》
僕は、ドキドキします。
《お隣さんだから一生懸命話してる夏織を想像して、クソエロジジイめ、空気のよめん奴だ! 今日こそ夏織も、お隣さんを悪く言うだろう。》
僕はメールの文面にイライラしながら帰宅しました。『おかえりなさ~い。』って、妻の応対はいつもよりも明るいような感じです。《あれおかしいな?》と思いつつ、僕とおじさんがメル友とも言えず、《何時きりだそうかな。》と思っていました。
それで食事中とうとうがまん出来なくなり、「最近隣の稲川さん見た?」と聞いて見ます。すると夏織は『ときどき見かけるよ。』って応えます。ドキッとしましたが、「なんか話した?」と訊くと、『挨拶するくらいかな。』の答えに僕もホッとして食事を再開しました。
《あの独身エロジジイめ! とうとうくだらん嘘を言うようになったか。》と思いつつ、また興奮してしまった僕は、深夜にとなりの妻の股間をそーっとまさぐってみます。夏織は無言でビクッとしました。妻がきていたのです。もうすでにクリトリスはビンビンで、準備万端でした。夏織はいつになく興奮していて、普段はとても嫌がる騎乗位を自分からしてくれます。僕はすぐ逝ってしまい、その日は三回も逝ってしまいます。
何日かして、おじさんからメールがきました。
〔最近は毎日話してるよ。夏織さんは優しいね。カズくんのおかげで人生に張りができたわ。まあ一応ご主人に知らせとかんと思ってね~〕
《ハイハイ。》と思いつつも、ドキドキしてしまいます。僕の仕事は外回りが多く仕事も落ち着いていたので、その日は稲川さんのメールに付き合うことにしました。 その4話につづく
20190616
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