中14〖恋に恋した妻〗Part5
中14〖恋に恋した妻〗Part5
柄にもなく、どうしても言いたくて僕が「おやすみ。愛しているよ。」と言ったら、『え?あ、うん、あ、あたしも。うん。そうだね、おやすみ。』と慌てていた。その数分後に、≪あたしも愛してるよ。ごめんねメールで。何か照れちゃって。愛しているよ真一。おやすみ。≫と妻の咲希(さき)からメールが届く。
≪おやすみ≫の挨拶も無視して、その後も恋人のようなメール交換がしばらく続いた。≪寂しいね。≫とか、≪帰ったらHしようね!≫とか。帰宅後のデートの約束もした。次の日帰るのに。その晩は、結局夜遅くまで咲希とメールをしていた。でもどちらからも電話をかけようとはしなかった。《僕は正直、咲希と話すことが怖かった。》
そんなメール交換はすごく珍しかった。結婚後では間違いなく初めてだと思う。おそらくは、僕への罪悪感からだろう。咲希はメールが好きじゃない。『長々とメール交換するくらいなら、さっさと電話で話せよ!』ってタイプ。
仕事を終えると急いで帰宅する。不思議なことだが、僕は咲希をもっと好きになっていた。哲平に抱かれた咲希に、早く会いたいと思った。咲希は御馳走を作って待ってくれていた。でも玄関で出迎えてくれた咲希の笑顔は、少しだけ引きつっていたと思う。
不自然なくらい咲希は優しかった。男が浮気すると優しくなってバレるって話を聞いたことはあるけど、《そりゃバレるわ》、と咲希を見て思った。その夜のHも激しかった。普段は結構淡泊で、精々2回なのに、次の日が休みなのもあって、何年ぶりかの4回。僕が興奮していたのもあるが、咲希の方がやけに献身的。《こんなにやらしくできるんだ?》ってくらい舐めまわすようなフェラチオを何度もしてきた。
休み明けに、哲平から詳しい話を聞く。咲希は、〚その晩は、外で(哲平と)会って誰かに見られたら誤解されそうだから、いつも通り僕の家でご飯を御馳走になりながら。相談そのものも、僕には絶対内緒にしてほしい。浮気を疑っているのは、知り合いが、僕と似ている男が女性と二人で歩いているのを見たと言ってきたから。浮気されるのは嫌だけど、それでも問い詰める勇気が出ない。もし正直に言って、謝ってくれたら許す。でもやっぱりすごいショックで、憤りも感じている。〛
相談に関しては、こんな感じだったらしい。咲希は途中で涙を目に溜めて、やがて本気で泣き出したそうだ。ちなみに僕は咲希の涙を殆ど見たことがない。それは単純に“性的”な部分とは別に哲平に嫉妬する。《繰り返しになるが、浮気は全くの誤解》。
咲希は僕をよく知る哲平に否定してほしかったのだろう。だが哲平は完全に否定することが出来なかった。そんな事実を本当に知らないから。それで哲平も〔え?マジで?って思いましたもん。超焦りましたよ。ていうか誤解なんですよね?〕と僕に確認してきたくらいなのだから。
〔まぁこれはチャンスかな?と思って慰めつつ、少しずつ身体を触っていきました。〕
最初は咲希の髪を撫で、手を重ね、肩に手を回し、太ももを撫でていったとのこと。そう少しずつ、少しずつ触っていったらしい。
〔途中で何度かは軽い抵抗はありましたけど、殆ど力なんて入ってなかったですよ。〕やがてキスを受け入れ、服を脱がされていった咲希は、一言『ゴム・・・。寝室・・。』とだけ呟いたらしい。〔じゃあ寝室へ行こうか?〕と尋ねると、無言で頷いたので、二人は寝室へ向かった。この展開をちょっとだけ期待していた哲平が持参したコンドームを使った。
2015/04/23
柄にもなく、どうしても言いたくて僕が「おやすみ。愛しているよ。」と言ったら、『え?あ、うん、あ、あたしも。うん。そうだね、おやすみ。』と慌てていた。その数分後に、≪あたしも愛してるよ。ごめんねメールで。何か照れちゃって。愛しているよ真一。おやすみ。≫と妻の咲希(さき)からメールが届く。
≪おやすみ≫の挨拶も無視して、その後も恋人のようなメール交換がしばらく続いた。≪寂しいね。≫とか、≪帰ったらHしようね!≫とか。帰宅後のデートの約束もした。次の日帰るのに。その晩は、結局夜遅くまで咲希とメールをしていた。でもどちらからも電話をかけようとはしなかった。《僕は正直、咲希と話すことが怖かった。》
そんなメール交換はすごく珍しかった。結婚後では間違いなく初めてだと思う。おそらくは、僕への罪悪感からだろう。咲希はメールが好きじゃない。『長々とメール交換するくらいなら、さっさと電話で話せよ!』ってタイプ。
仕事を終えると急いで帰宅する。不思議なことだが、僕は咲希をもっと好きになっていた。哲平に抱かれた咲希に、早く会いたいと思った。咲希は御馳走を作って待ってくれていた。でも玄関で出迎えてくれた咲希の笑顔は、少しだけ引きつっていたと思う。
不自然なくらい咲希は優しかった。男が浮気すると優しくなってバレるって話を聞いたことはあるけど、《そりゃバレるわ》、と咲希を見て思った。その夜のHも激しかった。普段は結構淡泊で、精々2回なのに、次の日が休みなのもあって、何年ぶりかの4回。僕が興奮していたのもあるが、咲希の方がやけに献身的。《こんなにやらしくできるんだ?》ってくらい舐めまわすようなフェラチオを何度もしてきた。
休み明けに、哲平から詳しい話を聞く。咲希は、〚その晩は、外で(哲平と)会って誰かに見られたら誤解されそうだから、いつも通り僕の家でご飯を御馳走になりながら。相談そのものも、僕には絶対内緒にしてほしい。浮気を疑っているのは、知り合いが、僕と似ている男が女性と二人で歩いているのを見たと言ってきたから。浮気されるのは嫌だけど、それでも問い詰める勇気が出ない。もし正直に言って、謝ってくれたら許す。でもやっぱりすごいショックで、憤りも感じている。〛
相談に関しては、こんな感じだったらしい。咲希は途中で涙を目に溜めて、やがて本気で泣き出したそうだ。ちなみに僕は咲希の涙を殆ど見たことがない。それは単純に“性的”な部分とは別に哲平に嫉妬する。《繰り返しになるが、浮気は全くの誤解》。
咲希は僕をよく知る哲平に否定してほしかったのだろう。だが哲平は完全に否定することが出来なかった。そんな事実を本当に知らないから。それで哲平も〔え?マジで?って思いましたもん。超焦りましたよ。ていうか誤解なんですよね?〕と僕に確認してきたくらいなのだから。
〔まぁこれはチャンスかな?と思って慰めつつ、少しずつ身体を触っていきました。〕
最初は咲希の髪を撫で、手を重ね、肩に手を回し、太ももを撫でていったとのこと。そう少しずつ、少しずつ触っていったらしい。
〔途中で何度かは軽い抵抗はありましたけど、殆ど力なんて入ってなかったですよ。〕やがてキスを受け入れ、服を脱がされていった咲希は、一言『ゴム・・・。寝室・・。』とだけ呟いたらしい。〔じゃあ寝室へ行こうか?〕と尋ねると、無言で頷いたので、二人は寝室へ向かった。この展開をちょっとだけ期待していた哲平が持参したコンドームを使った。
2015/04/23
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