中10〚新しい夫婦の形〛2章第4話 11
中10〚新しい夫婦の形〛2章第4話 11
≪だれと?≫
僕はたまらず妻の希美(のぞみ)にメールを出すが、返信が来るまでしばらく時間がかかった。
≪会社の人が4人、クライアントの人が1人≫
(社外の男にも抱かれていたのか!それなら枕営業と変わらないじゃないか!)
頭の中では5人の男にまわされている希美が喘いでいる。もう僕は自分の興味を抑えることが出来なくなっていた。
≪どんな風に抱かれた?≫
僕は我慢が出来ずメールしてしまったが妻からの返信はない。ビールを何杯飲んだのか、わからないが、全く酔いがまわらない。むしろ頭は冴えてきて、興奮してきていた。開店した店の中もだいぶお客さんが入ってきて騒がしくなってくる。
ようやく妻から返信がきた。
≪ごめんなさい、私が出て行きます。≫
(妻がいなくなってしまう・・・僕の妻が・・・)
希美を傷つけてしまった後悔と、妻を失ってしまう恐怖心が同時に押し寄せてきて、僕はたまらず勘定を済ませるとタクシーをつかまえて家に向かう。
2時間近く歩いたのに車なら20分で家に着いた。しかし、僕にとっては死ぬほど長く感じられる20分だった。家に入ると妻の希美は身支度を整えて家を出て行くところだった。
「出て行かないでくれ希美!頼む!」
僕は頭を下げて妻に嘆願した。
『やめて、あなたが頭を下げるなんて・・・。悪いのは・・わたしです。』
妻があわてて僕の肩を抱いた。
『あなた、わたしが・・・。』
「いいんだ・・・と、とにかく、君は何も言わなくて・・・そ、そうだ・・腹減ったな・・ご飯にしよう・・・今日は僕が作るから・・君はそこに座っていればいい・・・えーと、何を作ろうかな?・・おっ、焼きそばがあった・・・よし、焼きそばを作ろう・・・上手いぞ・・・俺の作った焼きそばは・・・。」
僕は涙を流す希美をなんとかリビングのソファーに座らせると、必死になってしゃべり続けた。途中で手伝おうとする妻を制して、何度も失敗し黒くこげた焼きそばを作り、希美と二人で食べる。その後も僕はしゃべり続けた。とにかく沈黙が怖かった。
『あなたは、わたしを許すことが出来るの?』
さすがに2時間もしゃべり続けると、話すこともなくなり、沈黙の時間が長くなり始めた時だった。おもむろに希美が僕へ質問をしてきた。
「許せるかどうかなんてまだわからない。今日はまだ結論を出したくないんだ。それより僕はそれもこれも全部ひっくるめて、希美のことがより一層愛おしくてたまらない。」
そう言うと僕は妻の手を引きベッドルームへ行った。
そして僕は、今までたまっていたものを一気に吐き出すかのように、一心不乱に希美を抱く。妻もそれに応えてくれた。一度目の射精を終えた後、いつもの僕なら妻の身体からすぐに離れてしまうところだが、今日の僕は妻の身体を惜しむように愛撫を続ける。
しばらくすると、妻の希美が思いもしなかった行動に出た。突然僕のペニスを口に含んだのだ。付き合い始めた当初など、僕は希美に無理やりフェラチオを強要したことが何度かあったが、彼女はそれをとても嫌がり受け入れてはくれなかった。それでも結婚当初に何度かしてもらったことがあるが、いずれにしても妻は積極的ではなかった。
その後は僕自身も希美にそれを強要することはなくなった。しかし、今日は明らかに今までの妻の行動ではなかった。しかもその舌わざは今までに感じたことがないくらい絶妙で、男の性感を知り尽くしているように思える。僕のペニスはすぐに元気を取り戻した。それと同時に、妻が他の男に抱かれていたことを実感した瞬間だった。
2015/04/26
≪だれと?≫
僕はたまらず妻の希美(のぞみ)にメールを出すが、返信が来るまでしばらく時間がかかった。
≪会社の人が4人、クライアントの人が1人≫
(社外の男にも抱かれていたのか!それなら枕営業と変わらないじゃないか!)
頭の中では5人の男にまわされている希美が喘いでいる。もう僕は自分の興味を抑えることが出来なくなっていた。
≪どんな風に抱かれた?≫
僕は我慢が出来ずメールしてしまったが妻からの返信はない。ビールを何杯飲んだのか、わからないが、全く酔いがまわらない。むしろ頭は冴えてきて、興奮してきていた。開店した店の中もだいぶお客さんが入ってきて騒がしくなってくる。
ようやく妻から返信がきた。
≪ごめんなさい、私が出て行きます。≫
(妻がいなくなってしまう・・・僕の妻が・・・)
希美を傷つけてしまった後悔と、妻を失ってしまう恐怖心が同時に押し寄せてきて、僕はたまらず勘定を済ませるとタクシーをつかまえて家に向かう。
2時間近く歩いたのに車なら20分で家に着いた。しかし、僕にとっては死ぬほど長く感じられる20分だった。家に入ると妻の希美は身支度を整えて家を出て行くところだった。
「出て行かないでくれ希美!頼む!」
僕は頭を下げて妻に嘆願した。
『やめて、あなたが頭を下げるなんて・・・。悪いのは・・わたしです。』
妻があわてて僕の肩を抱いた。
『あなた、わたしが・・・。』
「いいんだ・・・と、とにかく、君は何も言わなくて・・・そ、そうだ・・腹減ったな・・ご飯にしよう・・・今日は僕が作るから・・君はそこに座っていればいい・・・えーと、何を作ろうかな?・・おっ、焼きそばがあった・・・よし、焼きそばを作ろう・・・上手いぞ・・・俺の作った焼きそばは・・・。」
僕は涙を流す希美をなんとかリビングのソファーに座らせると、必死になってしゃべり続けた。途中で手伝おうとする妻を制して、何度も失敗し黒くこげた焼きそばを作り、希美と二人で食べる。その後も僕はしゃべり続けた。とにかく沈黙が怖かった。
『あなたは、わたしを許すことが出来るの?』
さすがに2時間もしゃべり続けると、話すこともなくなり、沈黙の時間が長くなり始めた時だった。おもむろに希美が僕へ質問をしてきた。
「許せるかどうかなんてまだわからない。今日はまだ結論を出したくないんだ。それより僕はそれもこれも全部ひっくるめて、希美のことがより一層愛おしくてたまらない。」
そう言うと僕は妻の手を引きベッドルームへ行った。
そして僕は、今までたまっていたものを一気に吐き出すかのように、一心不乱に希美を抱く。妻もそれに応えてくれた。一度目の射精を終えた後、いつもの僕なら妻の身体からすぐに離れてしまうところだが、今日の僕は妻の身体を惜しむように愛撫を続ける。
しばらくすると、妻の希美が思いもしなかった行動に出た。突然僕のペニスを口に含んだのだ。付き合い始めた当初など、僕は希美に無理やりフェラチオを強要したことが何度かあったが、彼女はそれをとても嫌がり受け入れてはくれなかった。それでも結婚当初に何度かしてもらったことがあるが、いずれにしても妻は積極的ではなかった。
その後は僕自身も希美にそれを強要することはなくなった。しかし、今日は明らかに今までの妻の行動ではなかった。しかもその舌わざは今までに感じたことがないくらい絶妙で、男の性感を知り尽くしているように思える。僕のペニスはすぐに元気を取り戻した。それと同時に、妻が他の男に抱かれていたことを実感した瞬間だった。
2015/04/26
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