中14〖恋に恋した妻〗Part7
中14〖恋に恋した妻〗Part7
妻の咲希(さき)との関係ですが、以前より、というか付き合っていた頃に戻った感じがします。要は恋人のようになった感じです。弊害といえば、咲希が過剰なくらい僕に優しくしてくるのが少しむず痒いくらいかなと・・・。
それと咲希が浮気の誤解をしていることは、あくまで僕は知らないことになっているので、遠回りにはなりますが、帰宅時間を早くしたり、携帯を無造作に置いておいてチェックさせたり(当然ながら哲平からのメールは消去です。)して、徐々に誤解を解くようにしています。
僕としては、咲希がまた哲平に抱かれてほしいと思っている訳だけど、僕が浮気しているという誤解をされたままということは、体ばかりか心まで哲平に持って行かれる惧れがあるので、それに対しては少しずつ信頼を得ていくしかなかった。。
哲平には口説きを続行するよう頼んでおいた。その方法はメールにします。哲平と咲希のメールのやり取りは僕の携帯に転送してもらうようにした。そして携帯で確認したらPCに転送&保管しておき、携帯の転送メールは消去という流れ。ちなみにメールのやり取りは平日の勤務中のみとした。
僕は哲平にいくつかの質問メールを咲希に送らせ、咲希の回答を得ました。
〔浮気って初めて?〕
『当たり前でしよ!』
〔正直気持ちよかった?〕
『普通です。』
〔ぼく(哲平)のことどう思ってます?〕
『弟分かな?』
〔先輩は気づいてそう?〕
『それは大丈夫だと思う。だからもう絶対しないよ!』
〔なんでしちゃったの?〕
『気の迷い!はいもう終わり。さっさと仕事戻りなさい!』
〔今でも先輩の浮気を疑ってるの?〕
『わかんない。でも何か知っているなら教えてよね。』
〔本当に浮気していたらどうする?〕
『人のことは言えないからね・・・。どうしたらいいんだろうね・・・。』
〔離婚もある?〕
『無いよ!わたしからは絶対無い!』
〔どうして?〕
『無いったら無いの!』
それと咲希からも哲平に提案があった。
『今後は家に招待されても来ないでほしいの。』とお願いしていた。
《僕自身にはそんなこと要求していない。》
〔それは僕に言われても・・・。〕と哲平は渋ったそうだ。
『上司に誘われたら断りづらいのはわかるけど、夫の前でどんな顔で哲平君と喋ればいいかわからないの・・。』
〔わかりました。善処します。〕
会社で哲平と話し合った。〔ぼく咲希さんの料理結構好きだったので残念です。〕と哲平は心底残念そうだった。「いつか二人きりの時に作ってもらえばいいだろ。」と提案したものの、《他の男のために手料理を作る咲希は心底見たくないなと思った。でも咲希が抱かれている姿は目の前で見たいとすら思うのに・・。》とにかく哲平を家に誘うのはこれ以降止める。
2015/05/08
妻の咲希(さき)との関係ですが、以前より、というか付き合っていた頃に戻った感じがします。要は恋人のようになった感じです。弊害といえば、咲希が過剰なくらい僕に優しくしてくるのが少しむず痒いくらいかなと・・・。
それと咲希が浮気の誤解をしていることは、あくまで僕は知らないことになっているので、遠回りにはなりますが、帰宅時間を早くしたり、携帯を無造作に置いておいてチェックさせたり(当然ながら哲平からのメールは消去です。)して、徐々に誤解を解くようにしています。
僕としては、咲希がまた哲平に抱かれてほしいと思っている訳だけど、僕が浮気しているという誤解をされたままということは、体ばかりか心まで哲平に持って行かれる惧れがあるので、それに対しては少しずつ信頼を得ていくしかなかった。。
哲平には口説きを続行するよう頼んでおいた。その方法はメールにします。哲平と咲希のメールのやり取りは僕の携帯に転送してもらうようにした。そして携帯で確認したらPCに転送&保管しておき、携帯の転送メールは消去という流れ。ちなみにメールのやり取りは平日の勤務中のみとした。
僕は哲平にいくつかの質問メールを咲希に送らせ、咲希の回答を得ました。
〔浮気って初めて?〕
『当たり前でしよ!』
〔正直気持ちよかった?〕
『普通です。』
〔ぼく(哲平)のことどう思ってます?〕
『弟分かな?』
〔先輩は気づいてそう?〕
『それは大丈夫だと思う。だからもう絶対しないよ!』
〔なんでしちゃったの?〕
『気の迷い!はいもう終わり。さっさと仕事戻りなさい!』
〔今でも先輩の浮気を疑ってるの?〕
『わかんない。でも何か知っているなら教えてよね。』
〔本当に浮気していたらどうする?〕
『人のことは言えないからね・・・。どうしたらいいんだろうね・・・。』
〔離婚もある?〕
『無いよ!わたしからは絶対無い!』
〔どうして?〕
『無いったら無いの!』
それと咲希からも哲平に提案があった。
『今後は家に招待されても来ないでほしいの。』とお願いしていた。
《僕自身にはそんなこと要求していない。》
〔それは僕に言われても・・・。〕と哲平は渋ったそうだ。
『上司に誘われたら断りづらいのはわかるけど、夫の前でどんな顔で哲平君と喋ればいいかわからないの・・。』
〔わかりました。善処します。〕
会社で哲平と話し合った。〔ぼく咲希さんの料理結構好きだったので残念です。〕と哲平は心底残念そうだった。「いつか二人きりの時に作ってもらえばいいだろ。」と提案したものの、《他の男のために手料理を作る咲希は心底見たくないなと思った。でも咲希が抱かれている姿は目の前で見たいとすら思うのに・・。》とにかく哲平を家に誘うのはこれ以降止める。
2015/05/08
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