中14〖恋に恋した妻〗Part6
中14〖恋に恋した妻〗Part6
〔挿れた瞬間、上半身をぐって曲げて肩を強く掴んできました。歯も食いしばっていましたよ。〕哲平が激しく動くと、妻の咲希(さき)が『もっと・・・ゆっくりで・・。』と言ってきたそうだ。でも咲希は激しいのが好きなはずで、だから感じたくなかったのかなって思った。
哲平は言葉攻めとかはしなかったらしい。個人的には、ベタだけど〔旦那とどっちが良い?〕的な事とか言ってほしかったけど・・・ただそれはやはりやらなくて正解だったと思う。以前に『Hってそういうもんでしょ?』と咲希は言っていた。H中に喋ったりするのを嫌い、『好きな人と肌を重ねあうことに集中したい。』とも・・・。
次第に咲希も気持ち良くなったみたいで、途中から『・・・もっと。』とすごく小さくぽつりと呟いたらしい。あんまり小さい声だったから、哲平が〔え?〕って聞き返すと、そっぽを向いたまま、『もう少し・・・いいよ・・。』と言って〔動いても大丈夫?〕って聞くと、そっぽ向いたまま頷いたとのこと。
結局のところ咲希が哲平に抱かれた理由は確かなことはわかりません。“僕への憤(いきどお)り”《といっても誤解ですが》で意趣返しのつもりだったのかもしれません。しかし実は単に浮気に興味があったのかもしれません。
その後咲希は、哲平の腰に合わせて『あっあっあっあっ』って喘ぎ声を出し始めて、哲平の腕をきつく握ってきて、でもやっぱりその声は、どこかまだ我慢しているというか、躊躇してる感じだったらしい。
「体位は?」
〔ずっと正常位でした。変えようとすると、無言で首振るんですよ。で、仕方ないからそのままガンガン突いていました。それで、咲希さんがそのうち逝きそうになっちゃったらしくて、『あっ、だめ。もうだめ』って肩を押してきました。〕
〔その時初めてH中に目を合わしました。腰を止めて“逝きそう?”って訊いたら、一瞬『うっ』って感じになって、それでまた無言でそっぽを向いちゃいました。〕
「じゃあ咲希は?逝かなかった?」
僕は今さらそんなことでホッとする。
〔いやすいません・・強引に・・・。〕って河野哲平が頭を下げる。
「そっか。咲希はどうだった?」
〔めっちゃ締りました!・・・。あ!すいません・・。〕ってまた頭を下げた。
「いやだから良いんだって・・。続きを聞かせてくれ。」
哲平曰く〔咲希は『だめ、だめ。』と呟き、哲平を見つめながら、小さく首を振っていたが、そのうち大きく声をあげて、身体を痙攣させる。しばらく断続的に痙攣し、その間咲希はずっと両手で顔を隠していた。〕
〔それが終わると、咲希に『ごめん・・・。抜いて。』ってお願いされました。普段のHなら気にせずやりまくるんですが・・・。〕
夫の僕に哲平は平気でそう言った。
〔しばらく二人は裸で黙って向かい合って座っていた。僕が咲希さんの手を取って、ちんこを握らすと、扱いてくれました。〕
「それから?」
〔それで、“キスしていい?”って訊くと、また無言で首プルプルと拒否をするが、すっと顔近付けると、特に抵抗がなかったのでキスをしました。〕
「それで咲希は?」
〔咲希さんずっと俯きながら扱きつづけてくれる。ただ、一回ぽつりと『おっきいね。』って言ってくれました。哲平は咲希の頭を撫でて“口じゃ駄目?”ってお願いすると、一秒くらい動きが止まって、でも無言で咥えてきました。一回だけ“旦那さんよりおっきい?”って訊いたら、歯を当てられちゃいました。〕
〔咲希はペニスから口を離しましたが、また手コキを始めます。それでも顔は、ぼくの股間に乗せたままで、たまに根元とかをぺろって、舐めてくれました。〕
それから哲平が射精して、咲希はそれを手で受け止めたらしい。
その後は結構気まずくなる。その時に咲希が、『今日の事は絶対内緒ね?ね?』と縋るように哲平にお願いをする。哲平が僕に〔咲希さんもあんな顔するんですね。〕と告げる。それから哲平が帰宅した頃に咲希から≪ごめん。どうかしていたわ。だから、お互い忘れましょう。≫ってメールが届いた。それは僕と咲希がメール交換をしている最中だと思う。
2015/05/04
〔挿れた瞬間、上半身をぐって曲げて肩を強く掴んできました。歯も食いしばっていましたよ。〕哲平が激しく動くと、妻の咲希(さき)が『もっと・・・ゆっくりで・・。』と言ってきたそうだ。でも咲希は激しいのが好きなはずで、だから感じたくなかったのかなって思った。
哲平は言葉攻めとかはしなかったらしい。個人的には、ベタだけど〔旦那とどっちが良い?〕的な事とか言ってほしかったけど・・・ただそれはやはりやらなくて正解だったと思う。以前に『Hってそういうもんでしょ?』と咲希は言っていた。H中に喋ったりするのを嫌い、『好きな人と肌を重ねあうことに集中したい。』とも・・・。
次第に咲希も気持ち良くなったみたいで、途中から『・・・もっと。』とすごく小さくぽつりと呟いたらしい。あんまり小さい声だったから、哲平が〔え?〕って聞き返すと、そっぽを向いたまま、『もう少し・・・いいよ・・。』と言って〔動いても大丈夫?〕って聞くと、そっぽ向いたまま頷いたとのこと。
結局のところ咲希が哲平に抱かれた理由は確かなことはわかりません。“僕への憤(いきどお)り”《といっても誤解ですが》で意趣返しのつもりだったのかもしれません。しかし実は単に浮気に興味があったのかもしれません。
その後咲希は、哲平の腰に合わせて『あっあっあっあっ』って喘ぎ声を出し始めて、哲平の腕をきつく握ってきて、でもやっぱりその声は、どこかまだ我慢しているというか、躊躇してる感じだったらしい。
「体位は?」
〔ずっと正常位でした。変えようとすると、無言で首振るんですよ。で、仕方ないからそのままガンガン突いていました。それで、咲希さんがそのうち逝きそうになっちゃったらしくて、『あっ、だめ。もうだめ』って肩を押してきました。〕
〔その時初めてH中に目を合わしました。腰を止めて“逝きそう?”って訊いたら、一瞬『うっ』って感じになって、それでまた無言でそっぽを向いちゃいました。〕
「じゃあ咲希は?逝かなかった?」
僕は今さらそんなことでホッとする。
〔いやすいません・・強引に・・・。〕って河野哲平が頭を下げる。
「そっか。咲希はどうだった?」
〔めっちゃ締りました!・・・。あ!すいません・・。〕ってまた頭を下げた。
「いやだから良いんだって・・。続きを聞かせてくれ。」
哲平曰く〔咲希は『だめ、だめ。』と呟き、哲平を見つめながら、小さく首を振っていたが、そのうち大きく声をあげて、身体を痙攣させる。しばらく断続的に痙攣し、その間咲希はずっと両手で顔を隠していた。〕
〔それが終わると、咲希に『ごめん・・・。抜いて。』ってお願いされました。普段のHなら気にせずやりまくるんですが・・・。〕
夫の僕に哲平は平気でそう言った。
〔しばらく二人は裸で黙って向かい合って座っていた。僕が咲希さんの手を取って、ちんこを握らすと、扱いてくれました。〕
「それから?」
〔それで、“キスしていい?”って訊くと、また無言で首プルプルと拒否をするが、すっと顔近付けると、特に抵抗がなかったのでキスをしました。〕
「それで咲希は?」
〔咲希さんずっと俯きながら扱きつづけてくれる。ただ、一回ぽつりと『おっきいね。』って言ってくれました。哲平は咲希の頭を撫でて“口じゃ駄目?”ってお願いすると、一秒くらい動きが止まって、でも無言で咥えてきました。一回だけ“旦那さんよりおっきい?”って訊いたら、歯を当てられちゃいました。〕
〔咲希はペニスから口を離しましたが、また手コキを始めます。それでも顔は、ぼくの股間に乗せたままで、たまに根元とかをぺろって、舐めてくれました。〕
それから哲平が射精して、咲希はそれを手で受け止めたらしい。
その後は結構気まずくなる。その時に咲希が、『今日の事は絶対内緒ね?ね?』と縋るように哲平にお願いをする。哲平が僕に〔咲希さんもあんな顔するんですね。〕と告げる。それから哲平が帰宅した頃に咲希から≪ごめん。どうかしていたわ。だから、お互い忘れましょう。≫ってメールが届いた。それは僕と咲希がメール交換をしている最中だと思う。
2015/05/04
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