中17〖救い〗その1回
中17〖救い〗その1回
(原題:私は激しい嫉妬を凌駕する興奮に見舞われました… 投稿者・投稿日:不明)
私(五十嵐俊一)は39歳の公務員です。妻の麻貴(まき)は35歳で、私が言うのもなんですが、美しい妻だと思っています。いや美しいというより、色気のある女です。結婚10年目の今でも、服装から言葉遣い、床の中まで気を使ってくれて、男の私を満足させてくれるいい女です。
『いってらっしゃい、あなた。』
その日も、いつものように、出勤する私を送り出してくれていました。
「ああ、行ってくるよ・・・そう言えば、今日は、健太の学校の先生が来るんだったな。」
『そう、家庭訪問なの。』
「先生からよく話を聞いてくれ。」
『はいわかりました。』
「じゃあ、行ってくるよ。」
『いってらっしゃい。早く帰ってきてね、あなた。』
健太は小学三年生の一人息子です。その息子の学校では家庭訪問が今週から始まっていると言っていました。うちにも今日、担任がやってくると、昨日の晩、麻貴が言っていたのです。《健太はいい子だから、何も問題はないだろう》そう思っていました。
お昼を過ぎ、私は営業周りの途中で、ちょうどここは、車で家まで10分位だ。家によってみようかと思いました。もし、息子の担任教師が来ていたら、挨拶してみるのもいいだろう。《男親も、そういう所も必要かもしれない》。
私は車を家の近くのパーキングに止めました。車はこうよう車で自分のものではないし、家の前は狭いので路駐はできないのです。家の窓はなぜか、カーテンが締め切られていました。不思議に思いました。真昼間から・・・。
ドアは、鍵がかかっていました。これはそうだろう。いつも用心しろと云っているから。でもカーテンは・・・ひょっとして外出しているのか・・・。しかし、昼から担任教師が来るというのに、どこに行っているのだ?・・・。
少し不愉快になりながら、鍵を開け、玄関の中に入りました。そして、土間に腰掛けて靴を脱いでいると、『ああんっ~!』と、女の大声が、玄関まで響いてきたのです。《何だ?何の声だ?妻か?》そして、ガタッと、何かが落ちるような音と、『ああっ!あんっあんっ~ああんっ~!』また女の大声が響いてきたのです。
妻の麻貴だ。間違いない。しかしその声は、苦痛の大声というより・・・歓喜の声に聞こえるのです。『ああん・・うふん・・・くふう・・。』大声がむせび泣きに変わり、私はその声の方角へ、廊下を歩きました。そこは、居間でした。ふすまが少し開いていて、そこから見えた光景に、私は金縛りにあいました。麻貴が、男に組み敷かれていたのです。
2015/04/19
(原題:私は激しい嫉妬を凌駕する興奮に見舞われました… 投稿者・投稿日:不明)
私(五十嵐俊一)は39歳の公務員です。妻の麻貴(まき)は35歳で、私が言うのもなんですが、美しい妻だと思っています。いや美しいというより、色気のある女です。結婚10年目の今でも、服装から言葉遣い、床の中まで気を使ってくれて、男の私を満足させてくれるいい女です。
『いってらっしゃい、あなた。』
その日も、いつものように、出勤する私を送り出してくれていました。
「ああ、行ってくるよ・・・そう言えば、今日は、健太の学校の先生が来るんだったな。」
『そう、家庭訪問なの。』
「先生からよく話を聞いてくれ。」
『はいわかりました。』
「じゃあ、行ってくるよ。」
『いってらっしゃい。早く帰ってきてね、あなた。』
健太は小学三年生の一人息子です。その息子の学校では家庭訪問が今週から始まっていると言っていました。うちにも今日、担任がやってくると、昨日の晩、麻貴が言っていたのです。《健太はいい子だから、何も問題はないだろう》そう思っていました。
お昼を過ぎ、私は営業周りの途中で、ちょうどここは、車で家まで10分位だ。家によってみようかと思いました。もし、息子の担任教師が来ていたら、挨拶してみるのもいいだろう。《男親も、そういう所も必要かもしれない》。
私は車を家の近くのパーキングに止めました。車はこうよう車で自分のものではないし、家の前は狭いので路駐はできないのです。家の窓はなぜか、カーテンが締め切られていました。不思議に思いました。真昼間から・・・。
ドアは、鍵がかかっていました。これはそうだろう。いつも用心しろと云っているから。でもカーテンは・・・ひょっとして外出しているのか・・・。しかし、昼から担任教師が来るというのに、どこに行っているのだ?・・・。
少し不愉快になりながら、鍵を開け、玄関の中に入りました。そして、土間に腰掛けて靴を脱いでいると、『ああんっ~!』と、女の大声が、玄関まで響いてきたのです。《何だ?何の声だ?妻か?》そして、ガタッと、何かが落ちるような音と、『ああっ!あんっあんっ~ああんっ~!』また女の大声が響いてきたのです。
妻の麻貴だ。間違いない。しかしその声は、苦痛の大声というより・・・歓喜の声に聞こえるのです。『ああん・・うふん・・・くふう・・。』大声がむせび泣きに変わり、私はその声の方角へ、廊下を歩きました。そこは、居間でした。ふすまが少し開いていて、そこから見えた光景に、私は金縛りにあいました。麻貴が、男に組み敷かれていたのです。
2015/04/19
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