中16〖これでいいのか?〗第1話
中16〖これでいいのか?〗第1話
(原題:果たして良かったのか 投稿者:苦悩する寝取られ願望夫 投稿日:2010/03/08)
私(吉永和彦)32歳、妻(茉利奈)28歳、結婚5年目セックスレス4年目夫婦です。結婚早々にセックスレスになったのには、特別な理由はありません。元々淡白な私が“寝取られ願望”を持つ為、通常のセックスを、妻とはしたいと思えないだけのことでした。付き合い当初を考えると茉利奈は性に関して積極的な方ですから気の毒なことをしているとは思います。
元々私は“寝取られ願望”を自認してはいましたが、妻の性格を考えると実行出来るなんて思いもしませんでした。私自身願望はあくまで心の願望と自制していた部分もあります。しかし年齢と共に益々その願望は強くなっていくばかり・・・。
最近は冗談めかしてわざと自分の性癖を妻に聞かせたりするようになってきました。ある日取引先と飲んで帰り、酔いも手伝いその話題を茉利奈にしてみました。ただでさえ酔っている夫に、そんな話をされ茉利奈はうんざり顔ですが、酔っぱらっている私はお構いなしです。
「なあ茉利奈、もしもだよ?もしも俺以外の男に抱かれるならどんな人が良い?」と私。
『またそんな馬鹿なこと、どんな人でも嫌です。』と妻は呆れ顔です。
「やっぱり知らない人間の方がまだ良いよな?例えばネットで募集とかさ・・。」私は茉利奈の返事を無視する。
『やだやだ、そんなの絶対気持ち悪いし怖いし無理っ!』本気の拒絶反応を見せる妻
「そうなの?じゃあ知り合いのが良い?植村なんかどう?細田は?」と私が友人の名前を次々と挙げていく。
『無理・・・。無理・・・。絶対嫌・・・。』と茉利奈は断固拒否です。しかしこの時、一人の友人松野の名前には拒絶反応が他に比べるとやや弱い気がしました。酔っていますし、確信出来るほどのものではありません。それでも私には、僅かに希望の光が見えた気がしてしまい一人で勝手に舞い上がっていました。それから妻には秘密で作戦実行です。
私の友人松野文也。彼とは私が小学生からの付き合いで一番の親友です。妻の茉利奈とも親しく、夫の友人として好感を持っていることは分かっています。松野は昨年、亡くなった父親の遺産を元手に起業したばかりです。孝行息子でしたから、〔親父が残してくれたものを台無しには出来ない。〕と必死に毎晩遅くまで働いていました。
そんな彼に私も小さいながらも企業家の先輩としてアドバイスをしたり、相談を受けたりとしょっちゅう会っていました。そこで私は思いついた。それは、彼が大げさではなくモデルの様な美人の彼女はいるものの独身一人暮らしで、私はそんな彼に、「毎晩遅いし飯もろくに食べないんじゃ体を壊す。うちで飯を食えよ。」と声をかけた。
松野は〔帰る時間もばらばらだしそんな迷惑なこと(主に妻に対して)は出来ない。〕と拒否しますが、帰って妻の茉利奈に相談すると賛成してくれる。妻も松野の頑張りは知っていましたし、『早く軌道に乗ると良いね。』といつも話していました。松野も妻から誘われると、〔じゃあ・・・。甘えます。〕と承諾します。
私は妻の茉利奈にも友人松野にも話すことなく、《毎晩の様に会っていれば男と女だから、いつかなにかあるかも知れない》と期待していました。何も無かったら無かったで、親友のことは応援したかったのでそれはそれで良いかといった感じです。
2015/04/13
(原題:果たして良かったのか 投稿者:苦悩する寝取られ願望夫 投稿日:2010/03/08)
私(吉永和彦)32歳、妻(茉利奈)28歳、結婚5年目セックスレス4年目夫婦です。結婚早々にセックスレスになったのには、特別な理由はありません。元々淡白な私が“寝取られ願望”を持つ為、通常のセックスを、妻とはしたいと思えないだけのことでした。付き合い当初を考えると茉利奈は性に関して積極的な方ですから気の毒なことをしているとは思います。
元々私は“寝取られ願望”を自認してはいましたが、妻の性格を考えると実行出来るなんて思いもしませんでした。私自身願望はあくまで心の願望と自制していた部分もあります。しかし年齢と共に益々その願望は強くなっていくばかり・・・。
最近は冗談めかしてわざと自分の性癖を妻に聞かせたりするようになってきました。ある日取引先と飲んで帰り、酔いも手伝いその話題を茉利奈にしてみました。ただでさえ酔っている夫に、そんな話をされ茉利奈はうんざり顔ですが、酔っぱらっている私はお構いなしです。
「なあ茉利奈、もしもだよ?もしも俺以外の男に抱かれるならどんな人が良い?」と私。
『またそんな馬鹿なこと、どんな人でも嫌です。』と妻は呆れ顔です。
「やっぱり知らない人間の方がまだ良いよな?例えばネットで募集とかさ・・。」私は茉利奈の返事を無視する。
『やだやだ、そんなの絶対気持ち悪いし怖いし無理っ!』本気の拒絶反応を見せる妻
「そうなの?じゃあ知り合いのが良い?植村なんかどう?細田は?」と私が友人の名前を次々と挙げていく。
『無理・・・。無理・・・。絶対嫌・・・。』と茉利奈は断固拒否です。しかしこの時、一人の友人松野の名前には拒絶反応が他に比べるとやや弱い気がしました。酔っていますし、確信出来るほどのものではありません。それでも私には、僅かに希望の光が見えた気がしてしまい一人で勝手に舞い上がっていました。それから妻には秘密で作戦実行です。
私の友人松野文也。彼とは私が小学生からの付き合いで一番の親友です。妻の茉利奈とも親しく、夫の友人として好感を持っていることは分かっています。松野は昨年、亡くなった父親の遺産を元手に起業したばかりです。孝行息子でしたから、〔親父が残してくれたものを台無しには出来ない。〕と必死に毎晩遅くまで働いていました。
そんな彼に私も小さいながらも企業家の先輩としてアドバイスをしたり、相談を受けたりとしょっちゅう会っていました。そこで私は思いついた。それは、彼が大げさではなくモデルの様な美人の彼女はいるものの独身一人暮らしで、私はそんな彼に、「毎晩遅いし飯もろくに食べないんじゃ体を壊す。うちで飯を食えよ。」と声をかけた。
松野は〔帰る時間もばらばらだしそんな迷惑なこと(主に妻に対して)は出来ない。〕と拒否しますが、帰って妻の茉利奈に相談すると賛成してくれる。妻も松野の頑張りは知っていましたし、『早く軌道に乗ると良いね。』といつも話していました。松野も妻から誘われると、〔じゃあ・・・。甘えます。〕と承諾します。
私は妻の茉利奈にも友人松野にも話すことなく、《毎晩の様に会っていれば男と女だから、いつかなにかあるかも知れない》と期待していました。何も無かったら無かったで、親友のことは応援したかったのでそれはそれで良いかといった感じです。
2015/04/13
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