短K〔夫以外の愛〕⑤
短K〔夫以外の愛〕⑤
妻の吉田道子(よしだ・みちこ:37才)は私(吉田直行:よしだ・なおゆき:39才)にこんな風に話していました。
『なんかね、好きとかじゃ全然ないんだけど、なんだかわかんないんだけど、あれから、いつも頭に彼(三上真一:みかみ・しんいち:34才)が浮かんでくるの。』
「それが好きってことじゃないの?」
『そうじゃないの。あなた以外の人を好きになることはないわ。ただ、なんだかわからないけど、正直に言うと凄く会いたいって思っている。』
「なんだろう? やっぱり1回抱かれたから?」
『それは・・ないとは言えないと思う。あなたには悪いけど、私もあなたが初めてじゃなかった。でも彼とは今までの人とは違う感じがするの。もしかしたらね、それはあんなことがあったからなのかもしれないけど・・。』
「今までの人とはそんな感じはなかったの?」
『なかったと思う。こんな感覚は初めて・・。』
「それってやっぱり、からだが合うってことなんじゃないかな。」
『う、うん。あなた、そう言うと思っていたわ。もしかしたらそうなのかなぁ。からだが合うってことがどういうことなのかわからないけど・・。』
「あれをするときの色々なタイミングとか、その時々のお互いの思いがぴったり合うんだろ。男女の仲では大事なことだと思うよ。」
『でもね、こんなこと言うといけないと思うけど、あなたとの時でもこんな感覚はなかった・・。でもあなたが一番好きなの。』
「いいじゃないか。そういう男の人と出会うことが出来たって、凄いことじゃない? なかなかそこまで言える相手とは出会えないと思うよ。」
『そうかなぁ?』
「俺は心配ないから、安心してその彼と会ったりしていいから。」
『うん。ありがとう。』
こんな感じだったと思います。そしてスマホについてはこんなことを言ってくれました。
『あなたに隠し事はしたくないから、いつ見てもいいよ。メールとかも・・。ただ恥ずかしいから私がいないときに見てね。』
そう言われてスマホを見せてもらいます。しかし、夫の私には衝撃的な内容でした。
〔道子さん、時間をとってくれてありがとう。凄く楽しかったよ。〕
『こちらこそありがとう。』
〔遅くなってしまったけれど大丈夫だった? 問題なかった?〕
『家は大丈夫よ。少しくらいなら遅くなっても大丈夫だから・・。』
〔そっか。ならいいんだけど・・。ちょっと心配になったから。〕
『真一さんて優しいんだ。』
〔道子さんに迷惑をかけられないから・・。〕
『ありがとう・・。』
〔今度いつ会えるかな?〕
『そうだねぇ・・。』
〔迷惑かけたらいけないってわかっているけど、でも早く会いたいって思ってしまう。〕
『会うってことは、またこの前みたいなところに行くってことよね・・。』
〔だめだった?〕
『真一さん、何もしないって言ってたし、本当に何かのお店だと思っていたんだから。着くまではね。』
〔だますとかそんなつもりじゃなかったんだけど。ごめん。〕
『わかっています。大丈夫よ。楽しかったし。』
〔今度会うときはどうしたらいいのかな?〕
『私は真一さんについていくだけだから・・。』
〔道子さんにそう言ってもらえると俺も嬉しいよ。次、計画していい?〕
『うん。』
〔楽しみにしてる。〕
『私も・・。』 ⑥へ続く
2017/01/10
妻の吉田道子(よしだ・みちこ:37才)は私(吉田直行:よしだ・なおゆき:39才)にこんな風に話していました。
『なんかね、好きとかじゃ全然ないんだけど、なんだかわかんないんだけど、あれから、いつも頭に彼(三上真一:みかみ・しんいち:34才)が浮かんでくるの。』
「それが好きってことじゃないの?」
『そうじゃないの。あなた以外の人を好きになることはないわ。ただ、なんだかわからないけど、正直に言うと凄く会いたいって思っている。』
「なんだろう? やっぱり1回抱かれたから?」
『それは・・ないとは言えないと思う。あなたには悪いけど、私もあなたが初めてじゃなかった。でも彼とは今までの人とは違う感じがするの。もしかしたらね、それはあんなことがあったからなのかもしれないけど・・。』
「今までの人とはそんな感じはなかったの?」
『なかったと思う。こんな感覚は初めて・・。』
「それってやっぱり、からだが合うってことなんじゃないかな。」
『う、うん。あなた、そう言うと思っていたわ。もしかしたらそうなのかなぁ。からだが合うってことがどういうことなのかわからないけど・・。』
「あれをするときの色々なタイミングとか、その時々のお互いの思いがぴったり合うんだろ。男女の仲では大事なことだと思うよ。」
『でもね、こんなこと言うといけないと思うけど、あなたとの時でもこんな感覚はなかった・・。でもあなたが一番好きなの。』
「いいじゃないか。そういう男の人と出会うことが出来たって、凄いことじゃない? なかなかそこまで言える相手とは出会えないと思うよ。」
『そうかなぁ?』
「俺は心配ないから、安心してその彼と会ったりしていいから。」
『うん。ありがとう。』
こんな感じだったと思います。そしてスマホについてはこんなことを言ってくれました。
『あなたに隠し事はしたくないから、いつ見てもいいよ。メールとかも・・。ただ恥ずかしいから私がいないときに見てね。』
そう言われてスマホを見せてもらいます。しかし、夫の私には衝撃的な内容でした。
〔道子さん、時間をとってくれてありがとう。凄く楽しかったよ。〕
『こちらこそありがとう。』
〔遅くなってしまったけれど大丈夫だった? 問題なかった?〕
『家は大丈夫よ。少しくらいなら遅くなっても大丈夫だから・・。』
〔そっか。ならいいんだけど・・。ちょっと心配になったから。〕
『真一さんて優しいんだ。』
〔道子さんに迷惑をかけられないから・・。〕
『ありがとう・・。』
〔今度いつ会えるかな?〕
『そうだねぇ・・。』
〔迷惑かけたらいけないってわかっているけど、でも早く会いたいって思ってしまう。〕
『会うってことは、またこの前みたいなところに行くってことよね・・。』
〔だめだった?〕
『真一さん、何もしないって言ってたし、本当に何かのお店だと思っていたんだから。着くまではね。』
〔だますとかそんなつもりじゃなかったんだけど。ごめん。〕
『わかっています。大丈夫よ。楽しかったし。』
〔今度会うときはどうしたらいいのかな?〕
『私は真一さんについていくだけだから・・。』
〔道子さんにそう言ってもらえると俺も嬉しいよ。次、計画していい?〕
『うん。』
〔楽しみにしてる。〕
『私も・・。』 ⑥へ続く
2017/01/10
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