長Z《期待した妻の変貌が》第6話
長Z《期待した妻の変貌が》第6話
お互いに口に出せぬままベッドに入りました。何だか聞いてはいけない様な、聞くのが不安な気持ち…《私(田澤信宏:40才)が進めた話なのに勝手ですね。》どちらからともなく身体を寄せ…私達は五年?六年?ぶりに抱き合いました。正直、橋本徹(とおる:46才)さんに抱かれたかどうかもわからない位に久しぶりの麻里子(35才)の身体…それは柔らかく、懐かしい反応の麻里子でした。首筋や胸を愛撫すると微かに声を洩らし、遠慮がちに腰が動き、挿入すれば目をつむり私の腕を握る妻の麻里子…。
私の脳裏に、チラチラと奈美さんが浮かび、無意識に比べながら抱きました…一日に二人とセックスするのは初めてでした。当然麻里子も…。お互いに口に出せぬまま抱き合い、射精が近付いた時…自分でも唐突に「麻里子…したのか…?」と口をついた言葉です…。『…うん…ごめんね…。』その答えに当然高ぶり、「良かったのか?イッたのか?」と訊く。『……あ……ん……イッちゃった…。』って…安物のAVみたいですが、その言葉にすぐに射精していまいます…こうして麻里子との久しぶりのセックスは再開しました。
これも後で聞いた話ですが、妻の麻里子は『この夜は純粋にあなた(信宏)に抱かれたかった。』と…橋本さんとしてしまった事で、『もうずっとあなたが抱いてくれなくなるのでは…。』って不安だったと聞きました。『二と三とか、三と四の違いはあんまりないけど、零と一の違いは全然違う…わたし、それならそれでもいいとも思っていた…。』結婚した相手(私)しか知らないのと、そうでないのと…それを麻里子はそう表現しました。
自家発電(オナニー)ならともかく、一日に二回もセックスした私達は眠りそうになりながらも、今しかない、という雰囲気の中で橋本さんとの一時間をようやく聞けました。…年甲斐もなくその日二度目のセックスをした私は気だるかったのですが、何となく今日の事を聞くのは今しかない…明日になればまた聞けなくなってしまう・・そんな気がしました。
隣に横たわる麻里子に少し顔を向けて「今日…どうだったの?」と聞きました。想像?妄想?していた癖に、いざとなると真正面から向き合えなかった私は、やっぱり単なる臆病者なのでしょう。妻の麻里子は私に引っ付くみたいに身を寄せ、私の胸に話す様に、問い掛けに答える形で話してくれます。
『…部屋に入ったらね…橋本さんがサーッとカーテンを開けてテーブルにビールとかおつまみを並べ始めたの。あんまり景色が良くないけどって笑いながら…。』(それでも私達の部屋よりはマシだったみたいです)『外から見えたらイヤだから。』とベッドサイドの明かりだけにしたらしいです。それでも十分な明かりで、変な雰囲気ではなかったと。〔緊張しないで下さいね。飲み直しだけでも十分ですよ。〕と言われる。
妻の麻里子はソファに、橋本さんは椅子に座って乾杯をすると…〔この間は残念でしたね。〕とごく普通に明るく言われたそうです。〔男は女の人が思っているより繊細ですからね。僕も経験ありますよ。他の人の前でどうこう、なんて普通じゃできないですからね。奥さんも気になったでしょう?〕といきなり切り込んだそうです。ただ、余りにもいきなりで普通の話し方だったのでイヤらしさは感じなかったと。私(田澤信宏:40才)はそれを聞きながら、決して前回のことに触れなかった奈美さんとの違いを感じていました。男と女の違いなのか、私を気遣ってくれたのか、今でもよくわかりません。
『〔奥さんも〕・・って言われて、何だかすごく違和感があって…橋本さんも思ったみたい。だって、(二人でいるのに〔奥さん〕って呼ばれると何だか悪いことみたいな変にいやらしいみたいで)…〔名前で呼んでもいいかな?〕って聞かれて、その方がいいかもって。』
四人で会っている時は、私が「奥さん」と言えば橋本奈美(なみ:44才)さんを指し、橋本さんがそう言えば妻の麻里子を指すのは当たり前でしたが、確かにホテルの部屋で面と向かって「奥さん」はいやらしいかも知れないですよね。私は「奥さん」でしたが…ちなみに女性陣はお互いを名前で呼ぶ様になっていて、私達男性陣は〔田澤さん〕、「橋本さん」と呼んでいました。女同士はどうしてすぐ名前で呼べるのか不思議ですが、確かに〔田澤さん〕と呼ばれれば麻里子も私も反応しますから、そういう面倒臭さもあるのかも知れません。
2016/01/28
お互いに口に出せぬままベッドに入りました。何だか聞いてはいけない様な、聞くのが不安な気持ち…《私(田澤信宏:40才)が進めた話なのに勝手ですね。》どちらからともなく身体を寄せ…私達は五年?六年?ぶりに抱き合いました。正直、橋本徹(とおる:46才)さんに抱かれたかどうかもわからない位に久しぶりの麻里子(35才)の身体…それは柔らかく、懐かしい反応の麻里子でした。首筋や胸を愛撫すると微かに声を洩らし、遠慮がちに腰が動き、挿入すれば目をつむり私の腕を握る妻の麻里子…。
私の脳裏に、チラチラと奈美さんが浮かび、無意識に比べながら抱きました…一日に二人とセックスするのは初めてでした。当然麻里子も…。お互いに口に出せぬまま抱き合い、射精が近付いた時…自分でも唐突に「麻里子…したのか…?」と口をついた言葉です…。『…うん…ごめんね…。』その答えに当然高ぶり、「良かったのか?イッたのか?」と訊く。『……あ……ん……イッちゃった…。』って…安物のAVみたいですが、その言葉にすぐに射精していまいます…こうして麻里子との久しぶりのセックスは再開しました。
これも後で聞いた話ですが、妻の麻里子は『この夜は純粋にあなた(信宏)に抱かれたかった。』と…橋本さんとしてしまった事で、『もうずっとあなたが抱いてくれなくなるのでは…。』って不安だったと聞きました。『二と三とか、三と四の違いはあんまりないけど、零と一の違いは全然違う…わたし、それならそれでもいいとも思っていた…。』結婚した相手(私)しか知らないのと、そうでないのと…それを麻里子はそう表現しました。
自家発電(オナニー)ならともかく、一日に二回もセックスした私達は眠りそうになりながらも、今しかない、という雰囲気の中で橋本さんとの一時間をようやく聞けました。…年甲斐もなくその日二度目のセックスをした私は気だるかったのですが、何となく今日の事を聞くのは今しかない…明日になればまた聞けなくなってしまう・・そんな気がしました。
隣に横たわる麻里子に少し顔を向けて「今日…どうだったの?」と聞きました。想像?妄想?していた癖に、いざとなると真正面から向き合えなかった私は、やっぱり単なる臆病者なのでしょう。妻の麻里子は私に引っ付くみたいに身を寄せ、私の胸に話す様に、問い掛けに答える形で話してくれます。
『…部屋に入ったらね…橋本さんがサーッとカーテンを開けてテーブルにビールとかおつまみを並べ始めたの。あんまり景色が良くないけどって笑いながら…。』(それでも私達の部屋よりはマシだったみたいです)『外から見えたらイヤだから。』とベッドサイドの明かりだけにしたらしいです。それでも十分な明かりで、変な雰囲気ではなかったと。〔緊張しないで下さいね。飲み直しだけでも十分ですよ。〕と言われる。
妻の麻里子はソファに、橋本さんは椅子に座って乾杯をすると…〔この間は残念でしたね。〕とごく普通に明るく言われたそうです。〔男は女の人が思っているより繊細ですからね。僕も経験ありますよ。他の人の前でどうこう、なんて普通じゃできないですからね。奥さんも気になったでしょう?〕といきなり切り込んだそうです。ただ、余りにもいきなりで普通の話し方だったのでイヤらしさは感じなかったと。私(田澤信宏:40才)はそれを聞きながら、決して前回のことに触れなかった奈美さんとの違いを感じていました。男と女の違いなのか、私を気遣ってくれたのか、今でもよくわかりません。
『〔奥さんも〕・・って言われて、何だかすごく違和感があって…橋本さんも思ったみたい。だって、(二人でいるのに〔奥さん〕って呼ばれると何だか悪いことみたいな変にいやらしいみたいで)…〔名前で呼んでもいいかな?〕って聞かれて、その方がいいかもって。』
四人で会っている時は、私が「奥さん」と言えば橋本奈美(なみ:44才)さんを指し、橋本さんがそう言えば妻の麻里子を指すのは当たり前でしたが、確かにホテルの部屋で面と向かって「奥さん」はいやらしいかも知れないですよね。私は「奥さん」でしたが…ちなみに女性陣はお互いを名前で呼ぶ様になっていて、私達男性陣は〔田澤さん〕、「橋本さん」と呼んでいました。女同士はどうしてすぐ名前で呼べるのか不思議ですが、確かに〔田澤さん〕と呼ばれれば麻里子も私も反応しますから、そういう面倒臭さもあるのかも知れません。
2016/01/28
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