名P〖彼女の恋(修正版)〗その35
その34 20190529
僕(周防久志:すおう・ひさし:25歳)はお酒のせいで天井がグルグル回っています。それでも、頑張ってスリ硝子の方へ、のそのそ這って行き、テレビのチカチカする光を見ながら、引き戸に近づくと2人の声がいくぶん良く聴こえてきました。
『・・・ンッ・・・やめて下さい。大塚さんが・・・ンッ・・・起きちゃいますよ・・・。』
[・・・大丈夫、大丈夫。コイツ(大塚)酒が入ると全然起きないから・・・・奈々ちゃんの肌は本当に気持ちいいね♪]
『ほんとうに・・・・やめて・・・・。』
[綺麗だなぁ・・・。スベスベだわ。周防としかエッチしてないの? もったいないよ♪ 奈々ちゃん・・・もっと楽しんだらどうかなぁ?]
『・・・・・・・・・・・・・・・』
[あれれ・・・否定しないの・・・脈あり?・・・・オレはいつでも準備OKだからね。]
僕はゆっくり引き戸を開け、2人の見える位置にカラダを動かします。それで今成和巳(いまなり・かずみ:25歳)の背中が見えてきた。その背中の肩辺りに今野奈々(こんの・なな:22歳)の後頭部が・・・。どうやら今成は奈々を後ろから抱え込んでいるようです。
『・・・本当に・・やめましょう・・久志くんも隣に居るし・・・。』
[周防が居なかったらいいの? じゃあ、今度デートしてくれる?]
『・・・しません・・・。』
[じゃあ、今夜エッチしようよ♪・・・奈々ちゃんのブラ、さっきからすこぉし透けていてエロかったんだよ。]
『アアンッ!・・・ダメ・・・ダメ・・・』
それを聞いた僕は怒りの余り、立ち上がって飛び出してやろうとしました・・・。しかし、酔いがひどく、周りがグルグル回るせいで立ち上がるのに失敗したあげく・・・・・・急に喉の奥からこみ上げてきて・・つまり、酔っ払って吐いちゃいます。
その声(音?)に気づいたのか、奈々が今成を弾き飛ばして僕の所へやって来ました。心配そうにすぐ来てくれたことに少しほっとします。吐いてしまった僕に駆け寄る奈々は本当に心配そうな顔でした。僕は嬉しくなって、可笑しくもないのに笑っています。
『久志くん大丈夫!?』
僕を抱き起こして座らせた奈々は、一度キッチンへ戻って、濡れたタオルを二枚持ってきました。そして、テキパキと一枚で僕の顔や胸などを、もう一枚で、床などを片づけて行きます。 その36に続く
20190530
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