長Ⅱ19《三つの誓い》第3回
長Ⅱ19《三つの誓い》第3回
第2回 20190927
私(高嶋道夫:たかしま・みちお:44歳)はその頃収入が増え自分の小遣いにも余裕が出来てきたこともあり、かなり頻繁に通うようになります。それで何人かの馴染みの女の子が出来、妻(高嶋小百合:たかしま・さゆり:39歳)とのセックスは益々疎遠になりました。
夏のある日、長めの海外出張とその後体調を崩したりでしばらくご無沙汰していた店に足を運びます。その日初めて付いた女の子がにこやかに挨拶し、おもむろに私の服を脱がせ、フェラチオを始めようとしたときに妙な顔をしました。
「どうしたの?」
[うーん・・・]
女の子は首をかしげながらしばらく私の陰毛を掻き分けるようにしていましたが、やがて顔を上げます。
[お客さん・・・ケジラミがあるよ]
「えっ?」
女の子は器用に指先を使い、小さな白いものをつまむと私に見せました。
[ほら・・・卵]
想像もしなかった展開に私は動揺しました。
[まだほとんどいないから、すぐに薬を使えば大丈夫だよ]
「そう・・・ごめんな」
故意ではないのですが、もう少しで大事な商売道具(?)をしばらく使い物にならなくするところでした。私は恐縮します。
[前にこの店にきたのはいつ?]
「ここはしばらく来ていないな・・・あ、別の店に一ヶ月半くらい前に行ったけど」
[それは違うわね・・・そこでもらったんなら、もっとひどくなっていると思う。これだと10日か2週間くらいかな?]
女の子はそう言うと私に服を着せていきました。
[良くなったらまた遊びに来てね]
第4回につづく
20191110
長Ⅱ19《三つの誓い》第4回
第3回 20191110
[それは違うわね・・・そこで(ケジラミを)もらったんなら、もっとひどくなっていると思う。これだと10日か2週間くらいかな?]
女の子はそう言うと私に服を着せていきます。
[良くなったらまた遊びに来てね]
部屋を送り出された私(高嶋道夫:たかしま・みちお:44歳)は、入浴料を全額返され、店の車で駅まで送ってもらう途中、店員さんに薬局で薬まで買ってもらいました。私がその間考えていたのは、《どこでケジラミを移されたのだろう?》、ということでした。ちょうど私は2週間前、妻(高嶋小百合:たかしま・さゆり:39歳)と久しぶりにセックスをしていたのです。
家に帰った私は動揺が収まらず、妻の顔をまっすぐ見ることが出来ません。
『今日は遅くなるんじゃなかったの?』
「ちょっと予定が変更になって・・・」
下手な言い訳をすると、食事もそこそこに自室に向かい、インターネットで〚ケジラミ〛について調べます。
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〚ケジラミ〛
原因:ケジラミという寄生虫が性的な接触により感染。まれに衣類、寝具を介して感染する。
潜伏期間:1~30日間
診断と治療:
・ ケジラミの卵を検出する。
・ スミスリンパウダーかスミスリンシャンプーを使い約10日で治る。だが卵には効かないので、孵化にかかる1週間程度の間隔を空けて数回行う必要がある。
・ 陰部を剃毛して軟膏を塗る。また卵の孵化の時期を待って殺虫する。
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スミスリンパウダーもスミスリンシャンプーも店員さんに買ってもらっています。泌尿器科に行く代わりにソープでケジラミの診断と治療をしてもらったようなものです。しかし
私は“性的な接触により感染”という言葉が頭から離れませんでした。
第5回へつづく
20191111
長Ⅱ12〔嫁さん〕その11話
その10話 20180206
しばらくそのまま飲み続けていたら当然の事ながらトイレに行きたくなり席を離れました。俺(西條正巳:さいじょう・まさみ:34歳)は微妙に酔ってオシッコをしながら嫁(西條麗子:さいじょう・れいこ:27歳)の姿を想像してかなり興奮しています。《また古橋(清司:ふるはし・きよし:46歳)さんの事務所に嫁と一緒に行きたいな。でもな嫁が一緒に行くわけがないか。》と考えながらオシッコをしました。
オシッコが出きったところで古橋さんがトイレに入ってきます。古橋さんはオシッコをしながら、〔先日はありがとう。〕と言ってきました。それは《俺が図面をすぐに持っていったことか? それとも嫁エッチがてきたからか?》と考えなら手をあらいます。古橋さんが〔ほんとうに助かりましたよ!〕との言葉に、次の瞬間「古橋さん、この後飲み終わったらうちで飲みませんか?」と、自分でも驚くような事を口走ってしまったのでした。
古橋さんは、〔え? このあとマーくんちで?〕と、「ええ・・・ この前お邪魔して飲ませて頂きましたので・・・。」と答えます。古橋さんが〔奥さんは?〕俺は、「いますよ、寝てるかもしれませんが・・・。」と言いました。
〔こんな時間から行ったら奥さんおこらないかな?〕
「やめときます?」
〔いや、ちょっと酔ってるけど飲み足りないし、また綺麗なマーくんの奥さんに会えるならいこうかな・・・。〕
「では、後程。」
といい終えて俺は席にもどります。
それから30分くらいでした。三杯ほど飲んでおひらきでした。店を出て俺が古橋さんに「行きましょう。」といいつつ駅に向かうと古橋さんは、〔タクシーで行きましょう。そんなに遠くないだろ?〕俺が「そーですね。」と答えながらも、《そんなに早く行きたいのか・・・
このエロおやじは。》と思いつつタクシーに乗ります。
タクシーの中では古橋さんがやたらと嫁の事について俺に話しかけてきました。俺は空返事をしながら、このあと家でどんな事がおきるのか、また先週のような事になってしまうのか、色々妄想を膨らませてしまいます。それで俺の股間はすでにギンギンになっていました。
家に着くと嫁の麗子は普段、玄関にチェーンをかけているため、俺は玄関の前で嫁に電話をします。帰ってきた事を伝え電話を切ると、ガチャガチャと鍵とチェーンを開ける音がして玄関が開きました。
そこにはヨレヨレの寝間着用のTシャツに、下は下着だけの嫁が立って・・・。麗子は風呂あがりにはいつもこの格好です。嫁は俺の横に古橋さんがいるのを見ると、『キャッ!』って、奥に走って行きました。俺が傍らの古橋さんを見るとニヤニヤしながら立っています。
その12話へ
20191228
長Ⅱ12〔嫁さん〕その12話
長Ⅱ12〔嫁さん〕その12話
その11話 20191228
玄関が開くと、そこには上がヨレヨレの寝間着用のTシャツに、下は下着だけの嫁が立っていて・・・、嫁(西條麗子:さいじょう・れいこ:27歳)は風呂あがりにはいつもこの格好だった。麗子は俺の横に古橋さんがいるのを見ると、『キャッ!』って、奥に走って行きます。俺が傍らの古橋さんを見るとニヤニヤしながら立っていました。
俺(西條正巳:さいじょう・まさみ:34歳)は、「どうぞ。」と言い古橋清司(ふるはし・きよし:46歳)さんを招き入れます。俺の家はそんなに大きくないのでリビングにテレビ、テレビの前にはローテーブル、二人掛けのソファー、横に1人掛けのソファーと言う感じでした。
とりあえず古橋さんを二人掛けのソファーに座らせます。俺がキッチンに入ると、嫁は怒った顔をして小声で、『なんで連れてくるのよ? こんな時間に!』って言いました。俺は、「ごめん、ごめん・・・飲み足りないし、この前お邪魔してしまったしさ・・。」と嫁に言うと
『連れてくるなら早く言ってよ!』ってムッとしています。
俺はお酒を持ってリビングに戻り1人掛けのソファーに腰掛け古橋さんと飲み始めました。麗子は渋々おつまみを作っています。嫁が簡単なおつまみを持ってきましたが・・・慌てていたからでしょうか下はズボンを履いて着ましたが上はヨレヨレのTシャツのまま・・・もちろんノーブラでした。
テーブルにおつまみを置くときに前かがりになりヨレヨレのTシャツの首もとから乳首まではっきり見えます、もちろん古橋さんの視線はその胸に釘付けでした・・・嫁の麗子はつまみを置くとそそくさとキッチンに戻りました。
古橋さんが〔奥さんは飲まないのかな?〕と聞いてきます。それで俺は嫁を呼び「お前も一緒に飲もう。」といい古橋さんの横に座らせました。古橋さんはニヤニヤしながら〔また奥さんと飲めるなんて幸せだな。まあまあ飲んでくださいよ。〕と言いながら麗子に酒を進めます。嫁は渋々、『少しだけ。』って言いながら三人でつまらない世間話等をしながら飲んでいましたがその間も古橋さんは麗子の胸元をチラチラ見ていました。
その13話へ
20191229
長Ⅱ12〔嫁さん〕その13話
長Ⅱ12〔嫁さん〕その13話
その12話 20191229
俺(西條正巳:さいじょう・まさみ:34歳)が席を立ちキッチンにお酒を取りに行くと嫁(西條麗子:さいじょう・れいこ:27歳)もついてきました。麗子は、『ちょっと苦手だな古橋(清司:ふるはし・きよし:46歳)さん・・・なんかチラチラ胸元もみてくるし・・・。』って俺に言います。
「古橋さんお前の事を気に入ってるからな・・・この前からお前の事を綺麗だとかそんな事ばっかり言ってるよ。」と俺は、そう言いながら酒を持ってソファーに戻りました。嫁も渋々ソファーに戻ってきます。それから三人とも何杯くらい飲んだでしょうか・・・どんどん俺の中に前回の出来事の真実を知りたいという気持ちとまた嫁が俺以外の男のモノをくわえたり受け入れたりしている姿が見たいという思いが湧いてきました。
俺は自分の欲求が押さえきれず、《自分がいなくなったら古橋さんはどうするのだろう? 麗子はどんな反応をするのだろう。》と思いながらトイレに立ちます。すると嫁も俺の方に来て、『ねー いつまで古橋さんいるの? わたし眠くなってきた。』って言う、「もう少ししたら帰ってもらうから。」と嫁に言い聞かせました。
その時古橋さんの方を見ると麗子のグラスに何かしています。トイレから出てソファーに戻ってまた飲み始めるとさっき見た紙がおいてあります。居酒屋で見た睡眠薬を粉末にしたものを包んでいる紙でした。《まさか古橋さんが嫁の酒にあれを?》と思いながら飲んでいると10分もしないうちに嫁の目がトロンとなります。
『マーくん・・・眠くなってきたから先に寝るよ・・・。』
俺は「さっきの薬のせいか? こんなに早く効くのか?」と思いながら《今寝てしまった
ら古橋さんは何もしないだろうし前回の事が何もわからない。》と思いとっさに、「タバコがなくなったから買ってくるよ。」と言いソファーを立ちました。
麗子はすぐに、『え? わたしが買いに行くよ!』って、目はトロンとしていますが嫁の意識ははっきりしているようです。俺は、「こんな夜中に危ないだろ、自販機はすぐそこだから。」と言い嫁を制止しました。古橋さんも〔そうですよ奥さん、こんな時間に奥さんみたいに綺麗な人が歩いていたら危ないですよ。〕とニヤニヤしながら言っています。
その14話へ
20200104
長Ⅱ12〔嫁さん〕その14話
長Ⅱ12〔嫁さん〕その14話
俺(西條正巳:さいじょう・まさみ:34歳)は、「急いでタバコを買ってくるから。」と言い家をでました。もちろんタバコがなくなったと言うのは嘘でポケットに二箱入っています。しかし玄関を出てから中の様子が気になったしかたありませんでした。5分ほどしてから玄関のすぐ外で嫁(西條麗子:さいじょう・れいこ:27歳)に電話をかけます。
俺が、「タスポ忘れた。古橋(清司:ふるはし・きよし:46歳)さんタスポ持ってるかな? 古橋さんに代わってくれる?」と(古橋さんがタスポを持っていないことは先ほどの居酒屋で知っていました。)嫁が古橋さんと電話を代わり俺は「タスポ持ってますか?」と聞きました。古橋さんは当然ですが〔持ってないよ。〕との返事。
俺は古橋さんに、「コンビニまで買いに行くのでけっこ時間かかっちゃうかも知れません・・・。」と告げ電話を切ります。それからすぐに玄関をそっと開け物音をたてないように中に入りました。二人の声がかすかに聞こえてきます・・・。
〔マーくんコンビニまで買いにいくらしいですよ、遠いんですか?〕
『コンビニまでだと・・・歩いたら20分くらいかかるかな。』
〔けっこうかかりますね・・・。〕
俺は声だけでは我慢できなくなり玄関からそっとリビングに行く廊下を歩きリビングのドアの所から中をうかがいました。普通に横に座り当たり障りのない会話をしています。まだ嫁の意識はしっかりしているように見えました。
すると古橋さんが〔奥さん、先週はうちの事務所でありがとうございました。〕と、俺は、《きた!》と思いドキドキしながら二人の会話を聞き入ります。麗子は、『いえ、突然お邪魔しちゃって・・お酒までご馳走になって申し訳ありませんでした・・・。』って、古橋さんは〔いやいや、綺麗な奥さんと飲めたし、それに・・・〕と視線は嫁の胸元を見ながらニヤニヤして言いました。
麗子が『それにってなんですか?』ってニコニコしながら古橋さんに尋ねています。古橋さんは〔あれですよ、あれ!〕と、嫁は、『あれ?』って、古橋さんは「奥さんの胸とってもきれいでしたよ」と言いました。
麗子の顔が一気に険しくなります。そして、『何言ってるんですか古橋さーん、またまたー。私の胸? 見えちゃいました?』ってひきつった笑いを浮かべ古橋さんに訊いていました。古橋さんは〔マーくんには何も言ってないし言うつもりもないですから。〕とニヤニヤしながら酒を飲んでいます。
その14話へ
20200401