短Z「妻を差し出すことに」第1話
(原題:調教される妻、智花 投稿者・投稿日:不明)
私(堤雄司:つつみ・ゆうじ)が29歳、智花(ともか)が23歳の時に結婚、妻は2年後に娘を出産しました。彼女は身長156センチ、体重46キロで小柄でスリムな体系です。バストは余り大きくはないがお椀を伏せた円錐型の形の良い乳房で、ヒップも身体の割には大きくて形の良い尻でした。
私のサラリーマン時代は、大きな波もなく幸せな日々を過ごします。その生活が一変したのは、私が34歳で独立したことでした。私の独立を支援してくれたのが大学の先輩でもある熊代幸太郎(くましろ・こうたろう:37歳)さんです。先輩は身長188センチ、体重90キロで学生時代柔道部でオリンピック候補選手に選ばれた経緯がありますが現在は、大手銀行の支店長になっていました。
34歳に会社で部長になり、取締役も夢ではないと言われていたときに、取引していた薬品会社が、医薬品のドリンク類を販売する新会社設立に当たり、熊代支店長が私を推薦してくれます。面接の結果、薬品会社から取締役会長を出し、私が取締役社長に就任することになりました。株式は薬品会社が45% 、銀行が30%、会長15%と私が10%を出資。資本金1億円の株式会社が設立されます。私の出資分も熊代さんが出資してくれました。このことが熊代さんに対する恩義になります。
どんな企業にも山があり、谷があります。設立して3年間で年商80億の企業にと急成長していましたが、その成長が常に続くとは限りません。他社との競争で売上が減少しました。しかし一時期のことと楽観をしていましたがこの低迷の期間が2年続くと経営責任の問題が持ち上がります。このとき社外取締役として「代表取締役社長の堤雄司」を擁護してくれ、銀行の融資もしてくれたのが熊代さんで、お陰で3年目からは業績も回復します。
そんなある夜、熊代さんとホテルのバーで飲むことになりました。「先輩にはお世話になるばかりで、何のお返しもできず本当に申し訳ありません。」と言ってしまったのです。すると熊代さんが真剣な顔で〔俺はこの歳まで独身なのだ。彼女は何人もつくったが俺の意図する女ではなかった。堤君の奥さんこそ俺の理想なんだ。美しくて清楚な智花さんを月に2回か3回で良いから泊まりで預けてくれないだろうか。それと夫婦同伴のパーティのときにもお願いしたい。そうしてくれれば俺の永年の夢が適うんだ。但し、出資金の1000万円は堤君名義に変更する。心からお願いしたい。〕と頭を下げます。
熊代さんは8年前の結婚式で妻を見て、智花を理想の人だと感じたようでした。熊代さんは大恩人でもあるので無碍には断れません。それで私は「考える時間を下さい。」ということで別れました。 第2話へつづく
20190622