中N〖クリスマスイブの夜〗 №3須藤絵里②
中N〖クリスマスイブの夜〗 №3須藤絵里②
〖2××5年12月23日〗
合コンが始まるなり、女子全員がそれぞれ狙っている男性の隣に席替えしていく。もちろんわたし(須藤絵里)も移動をする。みんなの為にも、彼の横に座って話かけました。
『ここいいですか?』
〔え!?う、うん。いいけど・・・。〕
緊張している。女の子に免疫ないのかも、顔が一気に赤くなっていく。
リョックが椅子の下に置かれている、この人のかな?・・あ、何だろう隙間から可愛い女の子のイラストが見えていたけど?〔ごめん、どけるよ。邪魔だよね。〕彼はリュックを後ろにどけて、微笑むが緊張しているのが手に取るようにわかる。
『あの。少しお話しません?』
〔ぼ、僕でいいの?〕
『うん、もちろん。』
わたしも彼に微笑みます、するとね。彼は凄く喜んでいた。訊いてみると〔さっきから場違いを感じてドキドキしていた。〕のだって。そうそうやっぱり、彼はオタクの人だったの、彼の名は濱上幾郎(はまうえ・いくお)さん。CG関連の専門学校に通う学生さんでした。わたしよりも歳が4つ上だった、けども話のリードは年下のわたしに分がある。
だから色々と聞き出せて、そういう趣味の人だって事もわかったの。話が合うか心配だったけども、実のとこわたしもマンガとかアニメが好きだから、結構会話は続きます。他の人らとはあきらかに違う空間を作っていたけどね。
それにしても話す漫画の内容って少女漫画物なのに。どうして濱上さんは詳しいのかな?本当に話していて実感するの、恋人の純次君とは全然タイプの違う人だって。純次君とはこんな話はしないもん、全然興味が無いようだから。でも、こういう話できて、ちょっと楽しいかも。だけどこれじゃ女の子にはモテないよね、やっぱり。
〔ごめんな、頼まれたんだろ加瀬に。僕の相手をさ。〕
『そ、それは・・。』
突然にそう言われ、びっくりしました。気付いていたの?
〔本当は他の奴と話したかったんだろ、別に僕はいいよ。須藤さんも楽しみたいだろうから。〕
わたしを気遣ってくれるの、へぇ~優しいんだ。そして知ってるんだね自分が女の子に好かれないのが。
『いえ。わたしは、数合わせだから、ここだけの話だけども彼氏居るの。ごめんね。』
〔そ、そうなんだ。あはは、なら安心したよ。〕
いい人そうだからわたしは正直に告げたの、本当。やっぱし、いい人なんだ、なんだか好感持ちます。だから余り組同士で結構楽しむ事ができたのでした。段々と濱上さんの緊張もほぐれて色々話せるようになって、そしてね彼氏の話もしたの。
〔へぇ~。春から交際しているんだ。〕
『うん。そうなの。』
〔キスはもうしたの?〕
『夏にね。しちゃった。』
こういう話は男女関係なく気になる話題みたいで、もう色々と聞かれちゃいます。少し恥ずかしい話だったけど。何だろう頭がボーっとした感じがしてきて、そのせいか結構恥ずかしい内容まで、わたしスラスラ話をしている。
『まだわたし処女なんだよ。えへ~明日にどうなるかわかんないけど~。』
〔イブだものね。あの、須藤さん?何か顔が赤いよ。〕
『うん。何だか熱いかも?』
さっきから頭がクラクラする。それに、この飲んでいるジュースどこか変な味が!
『ちょっと!お酒じゃないのこれ!?』
「えへへ、気にしない気にしない~。」
どうやら悪戯好きの友達が、みんなの飲んでいるジュースにアルコールを混ぜたらしいの。わたしお酒なんて初めて飲んだわ。まだ未成年だもん。
〔大丈夫ですか?〕と濱上さんが気にしてくれる。
『う、うん。何とか・・・。』
やっぱりクラクラするかも。でもわたしこれくらいなら平気かな?
2015/07/08
〖2××5年12月23日〗
合コンが始まるなり、女子全員がそれぞれ狙っている男性の隣に席替えしていく。もちろんわたし(須藤絵里)も移動をする。みんなの為にも、彼の横に座って話かけました。
『ここいいですか?』
〔え!?う、うん。いいけど・・・。〕
緊張している。女の子に免疫ないのかも、顔が一気に赤くなっていく。
リョックが椅子の下に置かれている、この人のかな?・・あ、何だろう隙間から可愛い女の子のイラストが見えていたけど?〔ごめん、どけるよ。邪魔だよね。〕彼はリュックを後ろにどけて、微笑むが緊張しているのが手に取るようにわかる。
『あの。少しお話しません?』
〔ぼ、僕でいいの?〕
『うん、もちろん。』
わたしも彼に微笑みます、するとね。彼は凄く喜んでいた。訊いてみると〔さっきから場違いを感じてドキドキしていた。〕のだって。そうそうやっぱり、彼はオタクの人だったの、彼の名は濱上幾郎(はまうえ・いくお)さん。CG関連の専門学校に通う学生さんでした。わたしよりも歳が4つ上だった、けども話のリードは年下のわたしに分がある。
だから色々と聞き出せて、そういう趣味の人だって事もわかったの。話が合うか心配だったけども、実のとこわたしもマンガとかアニメが好きだから、結構会話は続きます。他の人らとはあきらかに違う空間を作っていたけどね。
それにしても話す漫画の内容って少女漫画物なのに。どうして濱上さんは詳しいのかな?本当に話していて実感するの、恋人の純次君とは全然タイプの違う人だって。純次君とはこんな話はしないもん、全然興味が無いようだから。でも、こういう話できて、ちょっと楽しいかも。だけどこれじゃ女の子にはモテないよね、やっぱり。
〔ごめんな、頼まれたんだろ加瀬に。僕の相手をさ。〕
『そ、それは・・。』
突然にそう言われ、びっくりしました。気付いていたの?
〔本当は他の奴と話したかったんだろ、別に僕はいいよ。須藤さんも楽しみたいだろうから。〕
わたしを気遣ってくれるの、へぇ~優しいんだ。そして知ってるんだね自分が女の子に好かれないのが。
『いえ。わたしは、数合わせだから、ここだけの話だけども彼氏居るの。ごめんね。』
〔そ、そうなんだ。あはは、なら安心したよ。〕
いい人そうだからわたしは正直に告げたの、本当。やっぱし、いい人なんだ、なんだか好感持ちます。だから余り組同士で結構楽しむ事ができたのでした。段々と濱上さんの緊張もほぐれて色々話せるようになって、そしてね彼氏の話もしたの。
〔へぇ~。春から交際しているんだ。〕
『うん。そうなの。』
〔キスはもうしたの?〕
『夏にね。しちゃった。』
こういう話は男女関係なく気になる話題みたいで、もう色々と聞かれちゃいます。少し恥ずかしい話だったけど。何だろう頭がボーっとした感じがしてきて、そのせいか結構恥ずかしい内容まで、わたしスラスラ話をしている。
『まだわたし処女なんだよ。えへ~明日にどうなるかわかんないけど~。』
〔イブだものね。あの、須藤さん?何か顔が赤いよ。〕
『うん。何だか熱いかも?』
さっきから頭がクラクラする。それに、この飲んでいるジュースどこか変な味が!
『ちょっと!お酒じゃないのこれ!?』
「えへへ、気にしない気にしない~。」
どうやら悪戯好きの友達が、みんなの飲んでいるジュースにアルコールを混ぜたらしいの。わたしお酒なんて初めて飲んだわ。まだ未成年だもん。
〔大丈夫ですか?〕と濱上さんが気にしてくれる。
『う、うん。何とか・・・。』
やっぱりクラクラするかも。でもわたしこれくらいなら平気かな?
2015/07/08
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